パナソニックは7月6日、くるくるドライヤー「ナノケア EH-KN97」を発表した。発売は9月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別17,000円前後だ。くるくるドライヤーとは、ブラシとドライヤーが一体になったタイプのもの。EH-KN97にはアタッチメントとして、ワイドブローブラシ、太ロールブラシ、ボリュームアップブラシ、ノズルの4種類が付属する。従来モデルに比べて「ナノイー」発生量をアップし、さらにまとまりのある髪へ導く。ワイドブローブラシ装着時のサイズは最大径6.9×長さ34cm、重量は375g。ドライ/温風時の消費電力は650W。カラーはビビッドピンク、ピンク。パナソニックは同日、ワイドブローブラシのみ付属する「ナノケア EH-KN77」、ストレートアイロン「ナノケア EH-HS97」も発表した。推定市場価格はいずれも税別13,000円前後。EH-HS97は髪にムラなく熱を伝える「温度均一プレート」を採用するヘアアイロン。アイロン板の温度低下を防ぐためにヒーター温度低下検知機能を持つ。高温のままスタイリングできるため、長時間ストレートヘアをキープできる。
2015年07月07日パナソニックは7月6日、ヘッドスパを行える家庭用エステ機器「頭皮エステ」の新製品として、サロンタッチタイプの「EH-HE97」と皮脂洗浄タイプの「EH-HM77」を発表した。発売は8月21日。価格はオープンで、推定市場価格はEH-HE97が税別15,000円前後、EH-HM77が税別12,000円前後となっている。○頭皮エステ EH-HE97「頭皮エステ」シリーズは、シャンプー時に使用するヘッドスパ用機器。サロンタッチタイプのEH-HE97には、硬めの「かっさブラシ」と「ノーマルブラシ」の2種のアタッチメントが付属する。かっさ専用モードのほか、トータルケア、頭頂部、側頭部の計4モードを備える。かっさブラシ取り付け時のサイズはW8.9×D8.9×H11.6cm。約1時間でフル充電され、約1週間の使用が可能だ(1日1回、約4分使った場合)。カラーはビビッドピンク調。○頭皮エステ EH-HE77皮脂洗浄タイプのEH-HE77には、皮脂洗浄ブラシが付属する。頭皮にやさしく絞り出し洗浄をするという。LOW、HIGH、お好みスピードの3モードから選択可能だ。サイズはW8.9×D8.9×H11.5cm。充電についてはEH-HE97と共通。カラーはシルバー。○音波頭皮ブラシ EH-HM27パナソニックは同日、音波頭皮ブラシ「EH-HM27」も発表した。音波振動と極細毛ブラシで頭皮を洗浄する。弾力ブラシで髪をかき分けるため、長い髪もしっかりクレンジングできるとする。サイズはW6.5×D8×H14.7cm。充電については頭皮エステ2製品と同様。カラーはビビッドピンク調。推定市場価格は税別10,000円前後だ。
2015年07月06日パナソニックは7月6日、ヘアドライヤー「ナノケア EH-NA97」を発表した。発売は8月21日。価格はオープンで、推定市場価格は税別21,000円前後だ。EH-NA97は、「ナノイー」イオンチャージPLUSを搭載するヘアドライヤー。従来の「ナノイー」イオンチャージを強化したもので、髪に帯電しているマイナスの電気をさらに逃がしやすくし、ナノイーとダブルミネラルを髪に付着しやすくする。これによって、髪のまとまり感、指通り、しなやかさが向上した。サイズはW20.7×D8.9×H22.3cm、重量は約575g。風量は毎分1.3立方m。ターボ時の消費電力は1,200W。カラーはビビッドピンクとピンク、白の3色。200/240V電圧対応で海外でも使用可能な「EH-NA57」と、コンパクトタイプの「EH-NA27」も同日に発表された。推定市場価格はEH-NA57が16,000円前後、EH-NA27が13,000円前後(いずれも税別)。サイズと重量はEH-NA57がW19.2×D8×H21cm/約545g、EH-NA27がW15.7×D7.9×H21.7cm/約475g。カラーはEH-NA57が青とピンクゴールド、EH-NA27が白とペールピンク。
2015年07月06日パナソニック系列のパワードスーツ開発ベンチャーであるアクティブリンクは7月2日、物流現場などにおける荷役作業(重量物の上げ下ろし動作)での身体負担を軽減できる補助器具「アシストスーツAWN-03」を2015年9月より発売すると発表した。同製品は、身体に装着するタイプのロボットで、体幹の動きを位置センサで検出し、動作意図に合わせて腰部のモータを回転させることで、荷役作業時の腰への負担を軽減することができる。パナソニック製の小型高出力モータや、炭素繊維素材を用いつつアルミニウムに近い強度を確保した樹脂ギアを採用することで、装着時の重量バランスの最適化とアクチュエータユニットの軽量化を両立したほか、試作機に比べてアルゴリズムの改善による動作のスムーズ化を実現したという。また、腰部の位置センサで検出した姿勢や動きから、荷物の持ち上げを補助するモードや、上体を保持して荷物の搬送を補助するモードなど、自動で3種類の動作モードを切り替えることが可能なため、より効率的に作業を行うことができるとしている。アシスト力は最大15kgfで、稼働時間は約8時間。本体重量は約6kg(バッテリ、ハーネス部を除く)で、本体外寸は80cm×48cm×27cmで、身長160~180cmならびに体重50~80kgの人物を装着の想定者としている。
2015年07月02日パナソニック コンシューマーマーケティングは、同社が運営するパナソニック ストア法人サイトで、スポーツデータクラウドサービスの提供を7月中旬より開始すると発表した。このサービスは、スポーツ中のバイタルデータをクラウドで管理し、トレーニング効果の確認やコンディショニングに向けたプラン作成の分析に活用できるスポーツチーム向けトレーニング支援ツール。選手が行うトレーニングや練習、練習試合時のバイタルデータを取得・蓄積し、練習メニュー別に負荷やトレーニング効果の確認が行え、継続してデータを管理できるスポーツデータクラウドサービスを提供する。サービスは開始当初は、心拍数、ステップ数、3軸加速度センサーを活用したデータ(ジャンプ回数等)、呼吸数、表皮体温のデータ蓄積とグラフによる可視化を行う。これらは、練習メニューと共にグラフ表示が行えるため、どの練習で選手に負荷が掛かっているか、かかっていないのかなどを心拍数、ステップ数などと比較して確認できるという。また、心拍数グラフにおいては選手個別の最大心拍数に応じて閾値を設定することができる。サービス利用料は、10選手利用の場合で年額216,000円~。測定に使用するウェアラブル機器やセンサーモジュール5個パックは178,600円~(いずれも税別)。今後はさらに管理できる項目を追加し、取得したデータの解析や分析をクラウド上で行うサービスを充実させるとともに、チームをまたいだ選手の管理、ジュニアエリートの育成データ記録など、継続的なデータ蓄積により、選手・チームのパフォーマンス向上に活用できるデータサービスへと進化させていくという。
2015年07月02日パナソニックは6月30日、複数の機器で同時に音楽を再生できる規格「AllPlay」に対応したワイヤレススピーカー「SC-ALL2」を発表した。発売は7月24日。価格はオープンで、推定市場価格は30,000円前後(税別)。SC-ALL2は、Qualcommが提唱している新規格「AllPlay」に対応したネットワークスピーカー。AllPlayは、Wi-Fiを利用して複数の機器で同時に音楽を再生できる規格だ。AllPlayでは機器のワイヤレス接続にBluetoothではなく、Wi-Fiを使用するため、音楽信号を伝送する際に圧縮は行われず、高品位な再生が可能だ。また、Bluetoothでは使う度に機器同士を接続し直す必要があるが、AllPlayでは一度Wi-Fiネットワークに組み込めば、次回以降は設定し直すことなく利用できる。AllPlay用のアプリとして、スマートフォンやNASなどに保存された音源用の「Panasonic Music Streaming」、インターネットラジオ用の「Qualcomm AllPlay Radio powered by TuneIn」を用意する。ともに無料で、対応OSはAndroid OS 2.2以上、iOS 7.0以上。SC-ALL2本体にはプリセットボタンが用意されており、Qualcomm AllPlay Radio powered by TuneInで利用できるインターネットラジオ局から、6局までを登録可能だ。ハイレゾ対応ミニコンポ「SC-PMX100」や、コンパクトステレオシステム「SC-ALL5CD」などAllPlay対応機器と接続する機能も持つ。例えば、コンポで再生するCD音源をネットワーク経由で聴くことが可能だ。アンプの実用最大出力は40W(JEITA、4Ω、THD 10%)で、スピーカーユニットはφ8cmフルレンジ×1。SC-ALL2はモノラルスピーカーだが、2台組み合わせることでステレオ再生を行える。AllPlay以外の入力として、φ3.5mmステレオミニのアナログ音声端子を装備する。Bluetooth 2.1+EDRにも対応。対応プロファイルはA2DPだ。本体サイズはW120×D135×H180mmで、質量は約1.5kg。動作時の消費電力は18Wとなっている。
2015年06月30日パナソニックは6月30日、コンパクトステレオシステム「SC-ALL5CD」を発表した。Qualcommが提唱しているスマートメディアプラットホーム「AllPlay」に対応している。発売は7月24日。価格はオープンで、推定市場価格は45,000円前後(税別)。SC-ALL5CDが対応する「AllPlay」は、Wi-Fiを利用して複数の機器で同時に音楽を再生できる規格だ。AllPlayでは機器のワイヤレス接続にBluetoothではなく、Wi-Fiを使用するため、音楽信号を伝送する際に圧縮は行われず、高品位な再生が可能だ。また、Bluetoothでは使う度に機器同士を接続し直す必要があるが、AllPlayでは一度Wi-Fiネットワークに組み込めば、次回以降は設定し直すことなく利用できる。AllPlay用のアプリとして、スマートフォンやNASなどに保存した音楽を再生するための「Panasonic Music Streaming」、インターネットラジオ用の「Qualcomm AllPlay Radio powered by TuneIn」を用意する。ともに無料で、対応OSはAndroid OS 2.2以上、iOS 7.0以上。SC-ALL5CDは、ネットワーク機能のほか、FM/AMチューナーやCDプレーヤー機能を搭載。USBメモリからMP3ファイルを再生することもできる。Wi-Fi規格はIEEE802.11a/b/g/nに対応。Bluetooth 2.1+EDRも備え、プロファイルはA2DPとAVRCP、コーデックはSBCのみの対応となっている。アンプ部には、デジタルアンプの「LincsD-Amp III」を採用。実用最大出力は20W×2だ(JEITA、8Ω、THD 10%)。スピーカーは、φ65mmのフルレンジユニットで、振動板にはナノサイズに微細化した竹繊維が使用されている。本体サイズはW533×D98×H203mmで、質量は約2.7kg。
2015年06月30日パナソニックは6月30日、球状シルエットを採用したLEDランタン「球(たま)ランタン」を発売した。単体の「BF-AL05P」と乾電池エボルタ×3本が付属する「BF-AL05K」を用意する。価格はオープンで、推定市場価格はBF-AL05Pが2,000円前後、BF-AL05Kが2,300円前後(いずれも税別)。球ランタンは、電球のようなデザインのLEDランタン。手に持つと懐中電灯として使え、付属のスタンドに置くとインテリアライトや常夜灯として、2WAYで使用できる。スタンド使用時は丸いライト部分を押すごとに「弱モード→強モード→オフ」と切り替わり、明るさを選択可能だ。また、球状シルエットによって光を均一に拡散できるとする。懐中電灯として使うときは、本体底のスイッチで電源のオン・オフと明るさの強弱を切り替える。電源には単3形乾電池×3本を使用。弱モードで1,000時間(約40日間)、強モードで約55時間の連続使用が可能だ。スタンドセット時のサイズはW70×D70×H135mm、電池含む本体重量は150g、スタンドの重量は30g。防滴仕様なので、キャンプやバーベキューなど水のかかるような場所での使用にも耐えうる。
2015年06月30日パナソニックと富士通は6月25日、パナソニックのクラウド・サービス対応型エアコンと富士通の非接触型生体センサーを融合した高齢者住宅向け見守りサービスの共同実証実験を、パナソニック・グループが運営するサービス付き高齢者向け住宅である「エイジフリーハウス豊中庄内栄町」(大阪府豊中市)において、2015年6月から1年間実施すると発表した。実証実験では、クラウド・サービス対応型エアコンにより部屋の温湿度を始めとする住空間情報を、非接触型生体センサーにより入居者の睡眠状態や在・不在状態などの生活情報を検知。これらの入居者のリアルタイムな住空間情報と生活情報をパナソニックの見守りシステムに集約し、介護職員に提供すると共に、個人ごとの生活パターンに合わせた、在室時の熱中症危険温度や睡眠中の高頻度な覚醒といったアラート通知の実現を目指すという。さらに、介護職員が入居者の生活状態に応じて空調を遠隔制御する仕組みの実証も行う。これにより、遠隔からの状態把握と空調管理を実現し、安否確認業務の負担軽減と、入居者やその家族にとって安心・安全な住空間作りに貢献するとしている。実証実験のシステムではまず、パナソニックのクラウド・サービス対応型エアコンで部屋の温湿度情報を取得し、同社の見守りシステムにデータを収集する。富士通研究所が開発した非接触型生体センシング技術を活用したセンサーは、マイクロ波レーダーの照射により3m範囲の微細な体動量を検知できるという。収集した体動量データを富士通のクラウド上にて生体情報分析を行い、入居者の在・不在や睡眠・覚醒状態のデータを抽出し、パナソニックの見守りシステムに提供する。パナソニックの見守りシステムに集約したデータは入居者の生活情報として、介護職員がモニター上で確認できる。また、入居者ごとにアラートの閾値を設定した上で、例えば、在室時の熱中症危険温度や睡眠中の高頻度な覚醒状態などを検知し、個人の生活パターンに合わせたアラート通知を実現するという。さらに、入居者の生活状態に応じて空調を自動制御する仕組みも提供するとのこと。両社が持つ技術の融合により、介護職員の巡回支援に頼らない入居者も含めて、入居者個人ごとの状態把握と居住空間管理を実現するとしている。両社は今回の実証実験を通じて、パナソニック・グループが運営するサービス付き高齢者向け住宅において受容性・効果検証を行った後、2016年度中にサービス提供を目指すとのことだ。
2015年06月26日パナソニックとJTBは6月22日、訪日外国人観光客が2000万人に達すると見られる2020年に向け、JTBの持つ観光分野での知見やノウハウと、パナソニックの持つICTソリューション技術とを組み合わせることで、観光分野における事業創出と商品開発を目指した包括的協業を開始することに合意したと発表した。両社は、近年、訪日外国人観光客が急増している一方、外国人向けのサービス・インフラ面に改善の余地が多いとして、その整備に乗り出す。今回の協業における第1弾の取り組みとして、パナソニックが情報通信研究機構(NICT)とともに研究開発を進めている多言語翻訳技術を用いた自動翻訳機の実用化に向け、観光分野における実証実験を7月より開始する。自動翻訳機は、和倉温泉 加賀屋(石川県)、京都ホテルオークラ(京都府)、JPタワー・KITTE内観光案内所 東京シティアイ(東京都)の窓口に設置される。接待業務などにおける自動翻訳機の有用性の確認、改善点の抽出などが行われる。
2015年06月22日パナソニックは、親子で参加する工作教室「さぁ、夏休み! 親子でつくろうLEDのあかり」を7月19日から全国各地のパナソニック リビング ショウルームで開催する。親子でLEDの仕組みについて学習しながらオリジナルランプを作るイベントだ。「さぁ、夏休み! 親子でつくろうLEDのあかり」は、消費電力が少なく、長寿命であるLEDの仕組みについて親子で学びながら、実際にオリジナルのLEDランプを作る工作教室。全国各地24カ所のパナソニック リビング ショウルームにて7月19日から順次開催される。事前予約制で、開催日時や申し込み方法は開催地により異なるため、詳しくは同社のイベントページを参照のこと。参加費は無料で、作品は持ち帰り可能だ。先着順で、定員に達し次第、受付を終了する。
2015年06月22日日本電信電話(NTT)とパナソニックは6月17日、2020年とその先に向けた「来るべき未来」の実現に向け、「映像サービスの革新」や「ユーザーエクスペリエンスの進化」を目指した業務提携を行うことで合意したと発表した。2020年には東京オリンピックが開催され、今後ますます増加が見込まれる訪日外国人向けの“おもてなし”を実現するサービスや、障がい者・高齢者が安心して暮らせる社会の実現に向け、2社は相互に技術を提供し、新たなサービスの共同開発を通じて、「映像サービスの革新」や「ユーザーエクスペリエンスの進化」により、「来るべき未来」を実現していくという。NTTは「ブロードバンドソリューション」、パナソニックは「高品質映像ソリューション」という、両社が得意とする技術を組み合わせることで、新たな映像コミュニケーションのスタンダードモデルの提案などを行っていくという。映像エンターテイメント分野では、スタジアムにおいて、観客の好みの映像を楽しむことができるサービスや、臨場感あふれる映像を日本のみならず世界に届けるサービスなどを提案。安心・安全分野では、映像モニタリングシステムとサイバーセキュリティ技術等をベースに、安心・安全な暮らしを支えることに加え、必要な情報を必要な時に手に入れることができるサービスを提供する。今後、両社は本協業を映像分野のみならず、スマートシティなどのまちづくり分野においても連携を図っていくという。
2015年06月18日NTTとパナソニックは6月17日、2020年に向けて映像エンターテイメント分野や安心・安全分野における業務提携を発表した。今回の提携のきっかけは2020年の東京オリンピック・パラリンピックだ。パナソニックはワールドワイドオリンピックパートナー、NTTは東京2020ゴールドパートナーになっており、両者ともオリンピックに向けた意気込みは強い。パナソニックの津賀一宏 代表取締役社長が「2020年の東京オリンピックに向けてさまざまなソリューションを実現する機会が増えている」と語るなど、技術ロードマップにおけるマイルストーンとして位置づけられている。また、両社の発表では提携の背景について「2020年に向けては、現在官民挙げてのさまざまな取り組みが行われています。今後ますます増加が見込まれる訪日外国人の『おもてなし』を実現するサービスや、障碍者・高齢者が安心して暮らせる社会の実現に向けたサービスの高度化は喫緊の課題となっております。こうした状況の中、NTTとパナソニックの2社は、相互に技術を提供し、新たなサービスの共同開発を通じて、『映像サービスの革新』や『ユーザーエクスペリエンスの進化』により、『来るべき未来』を実現していきます」と説明。NTTの「ブロードバンドソリューション」とパナソニックの「高品質映像ソリューション」を組み合わせて、新たな映像コミュニケーションのスタンダードモデルの提案などを行っていくとした。提携分野は映像エンターテインメント分野と安心・安全分野。前者では高品質なAVデバイス/システムとブロードバンドサービスを活用して、スタジアムで観客が好みの映像を楽しむことのできるサービスや、臨場感あふれる映像を国内外に提供するサービスなどを提案していく。安心・安全分野では、映像モニタリングシステムとサイバーセキュリティ技術などをベースとする。また、必要な情報を必要なときに手に入れることができるサービスを提供する事で、訪日外国人や高齢者など、誰にでもやさしい社会の実現を目指すという。想定される取り組みの具体例としてNTTの鵜浦博夫 代表取締役社長はデジタルサイネージを挙げた。「街中にはさまざまな情報があふれているが、その中でデジタル情報は1割にも満たない。IOCからは30以上の言語に対応してほしいという要請もある。そうした中、デジタルサイネージを活用してさまざまな情報をさまざまな形で正しく伝えていくことが大事となる。情報をデジタル化し、デジタルサイネージをプラットフォームとした上で展開していく。」今後の計画について詳しくは明かされなかったが、パナソニックの津賀社長は「2017年までに提携の成果を形にする」と目標を明かしたほか「未来の社会像を世界へ発信していきたい」と今回の提携への期待を語った。
2015年06月17日上海環球金融中心2階にパナソニックは6月10日、東京と大阪に続き、中国の上海においてセルフエステ&パウダールーム CLUXTA〔クリュスタ〕をオープンした。クリュスタは日本で先行展開しているパナソニックのビューティラウンジのコンセプトを採り入れた、中国で唯一の女性向けO2O(オンライン・トゥー・オフライン)体験ルームである。美容とおしゃれに敏感な女性が、ゆったりとした空間で自らの美を高めることをサポートし、先進かつ良質な美容サービスを提供する。最新美容家電やスキンケア体験も「セルフエステ」は、上海だけでなく中国全土において新しい美容体験モデルとして美容に関心の高い多くの女性から注目されている。体験スペースは、商品展示エリア、メイクアップ体験エリア、休憩エリア、ベーキングエリア、VIP体験エリアに分かれており、パナソニックの最新美容家電のほか、資生堂の最新のスキンケア・コスメ製品も数多く取り揃えられ、美容専門スタッフによるスパレベルのスキンケアも体験できる。また、パナソニックのハイエンド調理家電も置かれ、焼きたてのパンをはじめとする様々な料理が用意されており、調理家電により料理体験によってエステを楽しみながら、ふわっと柔らかい焼きたてのお菓子などを楽しむことができる。最新、最先端の日本直輸入のパナソニック家電を一挙に体験でき、大画面インタラクティブ・ディスプレイや、デジタル全身ミラー、nanoe搭載の脱臭機能付きクローゼット、メイクをさらに楽しくするデジタルミラーなど、世界でも最先端のハイテク家電に触れることも可能だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・パナソニックプレスリリース
2015年06月17日「ハイブリッドトレーニング」搭載で効率的に引き締めパナソニックは、ボディの引き締めに関心の高い20~30代女性に向けて、「ハイブリッドトレーニング」と同社独自のセンシング技術を合わせ、効率よくウエストの筋肉を引き締めるEMSエクササイズ機器「ビューティトレーニング」(ラン・ウォーク用ウエスト)を、9月21日より発売する。ランニングやウォーキングといったウエストのひねりを伴う運動とあわせて使用することで、側腹筋(外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋)を効率的に引き締めることができ、美しいボディラインを求める女性のニーズに応える。有酸素運動をしながらウエストの筋トレが可能に「ハイブリッドトレーニング」は、久留米大学医学部の志波直人主任教授を中心とした研究グループが研究を進めてきた、「人間の動作」と「電気刺激による筋肉の収縮」を同時に行い、筋肉を効果的に鍛える運動理論。「ビューティトレーニング」は、同器具を装着後、体側に装着した「ボディモーションセンサー」が、体のひねり動作を検出し、伸びる筋肉に電気刺激をかけることで、おなか周りの筋肉を鍛えウエストを引き締める。「ラン」、「ウォーク」、「ツイスト」の3つの「ハイブリッドトレーニングモード」を搭載。各エクササイズで異なる「腹部(骨盤)の動き」や「筋肉が動く速度」に応じたプログラムにより、各エクササイズに適したタイミングで伸びる筋肉に電気刺激をかけ、手軽で効率的なエクササイズを実現する。サイズは、S・M・Lの3種類。充電式で、1回のフル充電で約3回(1回約30分)連続使用可となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】・パナソニックプレスリリース
2015年06月17日パナソニックは6月15日、効率よくウエストの筋肉を引き締めるEMS(電気的筋肉刺激)エクササイズ機器「ビューティトレーニング(ラン・ウォーク用ウエスト) ES-WB60」(以下、ES-WB60)を発表した。発売は9月21日。価格はオープンで、推定市場価格は税別35,000円前後だ。ES-WB60は、久留米大学医学部 志波直人主任教授を中心とした研究グループが研究を進めてきたハイブリッドトレーニングと、パナソニックのセンシング技術を融合させたエクササイズ機器。ランニングやウォーキング時、ウエスト部分に巻き付けて使用する。独自の「ボディモーションセンサー」を搭載し、身体の側腹筋(外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋)が伸びるタイミングに合わせて電気刺激を与える。伸びる筋肉を電気刺激で収縮させることによって、より大きな負荷がかかり、効果的に筋肉を鍛えることが可能だ。特に、ランニングやウォーキングといったウエストのひねりを伴う運動で使用すると、効率よくウエストを引き締められるという。選択可能なモードは「ラン」「ウォーク」「ツイスト」の3つ。それぞれのエクササイズで腹部・骨盤の動きや筋肉が動く速度は異なるが、あらかじめモードを選択することで、エクササイズに適したタイミングで電気刺激をかけられる。本体はサポーター部とコントローラー部に分離可能で、サポーター部は水洗い可能。バッテリーは約1時間でフル充電され、最大約3回(1回30分の場合)使用できる。サイズはS / M / Lの3種類を用意。サポーターサイズと重量(コントローラー含む)は、SがW133×D750×H10mm / 290g、MがW133×D870×H10mm / 300g、LがW133×D1,010×H10mm / 315g。電極コード、パッド、パッド用保護シート、ACアダプター(充電用)が付属する。
2015年06月15日パナソニックは6月11日、「体幹ほぐしコース」と「肩甲骨キワコース」を搭載したマッサージチェア「リアルプロ EP-MA86M」を発表した。発売は8月1日。価格はオープンで、推定市場価格は500,000円前後(税込)。EP-MA86Mは2014年6月に発表された「EP-MA85M」の後継モデル。パナソニックのマッサージチェアの最上位モデルに当たる。新たに「体幹ほぐしコース」を搭載。体幹ほぐしコースは、前モデルに搭載された「おしり揉ねつ」のほぐし方を活かし、身体を支える「体幹」をほぐすというもの。腰まわりのストレッチとマッサージによって、腰からお腹まわりの筋肉をほぐす。また、疲れがたまりやすいとされる肩甲骨のキワを集中的にほぐす「肩甲骨キワコース」も追加した。新たなストレッチコースとして「体幹ストレッチ」を搭載。お尻を持ち上げ、肩と脚をつかみながら脚部を下げ、太ももから骨盤、お腹まわりを伸ばす。本体サイズはリクライニングしていない時でW90×D122×H115cm、リクライニング時でW90×D202×H72cm、重量は約85kg。消費電力は135W。
2015年06月11日パナソニック ヘルスケアホールディングス(PHCHD)は6月10日、独Bayer Aktiengesellschaft(Bayer AG)の子会社であるBayer HealthCare傘下のバイエルダイアベティスケア事業(BDC)を10億2200万ユーロ(1ユーロ135円で約1380億円)で買収すると発表した。BDCは血糖値測定システムを提供する企業で、Bayer AGとして世界125カ国で事業を展開。2014年の売上高は9億900万ユーロだった。PHCHD傘下のパナソニック ヘルスケア(PHC)は糖尿病患者向け血糖値測定器・センサーの開発製造を手がけており、BDCとは以前から販売面で協力関係にあった。PHCHDは今回の買収について「PHCの『高品質で、コスト競争力を備えた開発製造機能』とBDCの『グローバルな販売網』を統合することにより、変革期にある糖尿病ケア分野において、世界中の消費者へより的確にアプローチが可能になります。」とコメントしている。
2015年06月10日パナソニック コンシューマーマーケティングは6月8日、アンファーとパナソニックが共同開発した頭皮エステ「スカルプD メカノバイオ」の「お試しキャンペーン」を開始した。抽選で合計400名にスカルプD メカノバイオを1週間無料レンタルする。応募期間は6月22日まで。スカルプD メカノバイオとは、4月に発表されたヘッドスパ用機器。発売は8月7日で、パナソニックストアおよびアンファーストアでの直販価格は税別13,800円だ。エステティシャンの指の動きに学んだ「フォーフィンガースパイラル」機構で頭皮を動かし、新開発の「スカルプDブラシ」で皮脂汚れを掃き出す。今回のお試しキャンペーンは、スカルプD メカノバイオを発売に先がけて試用できるというもの。パナソニックストアとアンファーストアにて応募を受け付け、それぞれ抽選で200名ずつ、合計400名にスカルプD メカノバイオを無料で貸し出す。応募期間は6月8日から22日まで。当選結果の連絡は6月26日から。製品のレンタル期間は7月4日から7月10日までだ。
2015年06月08日パナソニックは、厚さ100マイクロメートルの断熱シート「NASBIS」を開発した。同シートを、スマートフォンやウェアラブルデバイスに組み込むことで、熱問題の解決が期待できる。6月中に量産を開始する。これまでの断熱材は、数mmから数cmの厚みのものが主流だったが、電子機器の小型・薄型化、高性能化に伴い、ヒートスポットへの対策や発熱部品からの煽り熱の問題が深刻化しており、薄く高性能な断熱材への要求が高まっていたという。同社は、断熱性能が極めて高いシリカエアロゲルと呼ばれるナノ多孔体を繊維シートを隙間に埋め込み、均質にシート化する独自の製造プロセスを開発。厚さ100マイクロメートルで、非真空断熱材として業界最薄(同社調べ)となる「NASBIS」の量産を実現した。「NASBIS」の特徴は、湿度や温度による劣化が少なく、長期間に渡って高い断熱性能を維持できる点。また、電子機器の筐体内部の狭小空間において押圧がかかるような使用環境でも、断熱性能の低下を大幅に抑制し、安定した熱対策が可能となる。同社は、スマートフォンやウェアラブルデバイス、車載機器、産業機器などへの採用を期待している。今後は、厚さ200/500/1,000マイクロメートルの「NASBIS」も順次ラインナップしていく。
2015年06月03日パナソニックは2日、Webストア「Panasonic Store」において、同社製モバイルノートPC「Let’snote」シリーズの2015年夏モデルの予約を開始した。個人向け新モデル「Let’snote SX4」「Let’snote RZ4」をカスタマイズしたWebモデルを予約購入できる。各シリーズとも発売は6月12日の予定。なお、個人向け「Let’snote」シリーズの2015年夏モデルは、店頭モデルとして「Let’snote SX4」と「Let’snote RZ4」のほか、「Let’snote MX4」と「Let’snote LX4」が発表済みだ。Panasonic Storeでの「カスタマイズレッツノート」では、「Let’snote MX4」と「Let’snote LX4」は2015年春モデルの継続となる。ただし、Let’snote MX4については、オリジナルカラー天板の選択肢として「ウォームゴールド」が加わった。Panasonic Storeの「Let’snote RZ4」と「Let’snote SX4」には、それぞれスタンダードモデルの「カスタマイズレッツノート」と、よりハイスペックな「カスタマイズレッツノート プレミアムエディション」がある。○Let’snote RZ4コンバーチブルタイプの2in1ノートPCとして、世界最軽量の約745gを実現した10.1型のモデル(パナソニック調べ、一部モデルを除く)。2015年春モデルと比較して、メモリ容量が2倍に増えた。スタンダードモデルは8GB、プレミアムエディションは16GBを搭載する。CPUは、スタンダードモデルがIntel Core M-5Y10c(0.80GHz)、プレミアムエディションがIntel Core M-5Y71 vPro(1.20GHz)だ。引き続きLTE対応モデルも用意する。また、Panasonic Storeオリジナルの選べるカラー天板として、新色の「タンジェリンオレンジ」が追加されている。税別価格は、スタンダードモデルが180,800円から、プレミアムエディションが275,228円から。店頭モデルの概要は、別記事『パナソニック「Let’snote RZ4」、世界最軽量コンバーチブルPCがLTEに対応』を参照いただきたい。○Let’snote SX4一般的なクラムシェルスタイルの12.1型ノートPCのLet’snote SX4は、DVDスーパーマルチドライブを搭載している。2015年夏モデルではストレージを強化し、HDD搭載モデルは春モデルの750GBから1TBへ、LTE対応モデルは256GB SSDから512GB SSDへと増強された。CPUは、スタンダードモデルがIntel Core i5-5300U vPro(2.30MHz)、プレミアムエディションがIntel Core i7-5600U vPro(2.60MHz)だ。税別価格は、スタンダードモデルが193,277円から、プレミアムエディションが305,228円から。店頭モデルの概要は、別記事『パナソニック、LTEに対応したDVD搭載12.1型「Let’snote SX4」夏モデル』を参照いただきたい。
2015年06月02日パナソニックは2日、コンバーチブルPCとして世界最軽量(パナソニック調べ)の745gとなる10.1型モバイルPC「Let’snote RZ4」の2015年夏モデルを発表した。発売は6月12日、価格はオープン。店頭向けモデルでは、ストレージ容量やMicrosoft Officeの有無、カラーの違いなどで、計6機種をラインナップする。店頭予想価格は170,000円前後から(以下すべて税別)。「Let’snote RZ4」は、液晶を背面に360度倒すことができるコンバーチブル仕様の10.1型ノートPC。2015年春モデルからの主な強化点は、CPUのグレードアップ、新たにLTE対応モデルを追加、本体カラーにウォームゴールド&カッパーを追加したこと。LTEモデルはSIMロック端末であり、NTTドコモのXiに対応しているが、動作確認されているのはパナソニックのWonderlink LTEのみ。全体のラインナップは、256GB SSDモデルと128GB SSDモデルに大別される。○256GB SSD搭載モデル256GB SSD搭載かつLTE対応モデル「CF-RZ4DFMBR」は、OSがWindows 8.1 Pro Update 64bitで、Microsoft Office Home & Business Premium プラス Office 365サービス(以下、Office)が付属する。本体カラーはウォームゴールド&カッパーだ。店頭予想価格は295,000円前後。CPUはIntel Core M-5Y71 vPro(1.20GHz)、メモリは8GB、通信機能はIEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LANとBluetooth 4.0で、フルHD対応Webカメラを搭載する。光学ドライブは持たない。10.1型の液晶ディスプレイはタッチ対応で、解像度は1,920×1,200ドット(WUXGA)だ。バッテリ駆動時間は約10時間となっている。本体サイズはW250×D180.8×H19.5mm、重量は約770g。同じく256GB SSD搭載のLTE非対応モデル「CF-RZ4DDLBR」は、本体カラーがシルバー、本体重量が約745g、店頭予想価格が260,000円前後となる。○128GB SSD搭載モデル一方、128GB SSD搭載モデルは4機種を用意。の共通仕様は、OSがWindows 8.1 Update 64bit、CPUがIntel Core M-5Y10c(0.80GHz)、メモリが4GB、通信機能がIEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LANとBluetooth 4.0、フルHD対応Webカメラ搭載、バッテリ駆動時間が約10時間、本体サイズがW250×D180.8×H19.5mmだ。10.1型の液晶ディスプレイはタッチ対応で、解像度は1,920×1,200ドット(WUXGA)。Office搭載で本体カラーがブルー&カッパーの「CF-RZ4LDEJR」は店頭予想価格が200,000円前後、Office搭載で本体カラーがシルバーの「CF-RZ4LDFJR」は195,000円前後となる。また、Officeなしで本体カラーがシルバーの「CF-RZ4LDDJR」は170,000円前後だ。LTE対応モデルも用意され、Officeなし、本体カラーがシルバー、本体重量が約770gとなり、店頭予想価格は190,000円前後。
2015年06月02日パナソニックは5月29日、筋力トレーニング機器「ひざトレーナー EU-JLM50S-K」を発表した。人間の動作と電気刺激を融合させた「ハイブリッドトレーニング」を行える。発売は8月21日で、希望小売価格は税別148,000円だ。EU-JLM50S-Kは、久留米大学医学部 志波直人主任教授を中心とした研究グループが研究を進めてきたハイブリッドトレーニングと、パナソニックのセンシング技術を融合させた筋力トレーニング機器。太もも部分に巻き付けて使用する。ウォーキング初心者向けの「いきいき歩くコース」、ウォーキングしながら効率よく筋力アップできる「歩いて筋トレコース」、スクワットとももあげを組み合わせて行う「家で筋トレコース」、運動をしないときの筋力維持を目的とする「座って刺激コース」、ももあげのみを行う「ももあげコース」の6コースを持ち、コンディションに合わせてコースを選択可能だ。「歩いて筋トレコース」では、動作時の脚の動きをボディモーションセンサーが検知し、歩行時に伸びる筋肉(拮抗筋)を電気刺激で収縮させ、筋肉に負荷を与える。これによって、ただ歩くだけでは鍛えるのが難しいひざ周り前後の筋肉を効果的に鍛えられるという。「いきいき歩くコース」では、筋肉を鍛えるだけでなく、着地時にひざ周り前後の筋肉に電気刺激をかける。ひざ関節に負担のかかりやすい着地時に電気刺激を与えることによって、筋肉を安定させながら歩けるとしている。サポーターのサイズは幅565×高さ325mm、操作器のサイズはW60×D30×H125mm。重量はサポーターが左右それぞれで170g、操作器が130g、電極ユニットが145g。約2時間でフル充電される。
2015年05月30日●家電やデバイス以外の分野に事業ブランドをパナソニックは4月から新たなブランド戦略を開始した。住宅および住空間事業における「Panasonic Homes & Living」、車載関連事業の「Panasonic AUTOMOTIVE」のほか、BtoBソリューションにおいては「Panasonic BUSINESS」という事業ブランドをそれぞれ使用する。また、家電事業やデバイス事業では従来通り、「Panasonic」のブランドを使用して事業を展開する。パナソニック 役員 ブランドコミュニケーション本部の竹安聡本部長は、「パナソニックが今後、強化していきたいところに新たに事業ブランドを制定した。それぞれの領域でのイメージづくりを行い、事業領域を見える化するのが狙い」とする。パナソニックが発表した2014年度連結売上高は7兆7,150億円。そのうち、家電やテレビ事業などを担当するアプライアンス社の売上高は1兆7,697億円。つまり、家電事業の構成比は23%に留まる。これに約1兆3000億円規模のデバイス事業を加えても4割弱。ざっくりといえば、残る約6割の事業領域に対して、今回、新たなブランドを用意したことになる。さらに、この事業ブランドに、事業ブランドカラーと事業ブランドエレメントという考え方を導入した点もユニークだ。事業ブランドカラーとは、それぞれの事業ごとにブランドカラーを決め、各事業をイメージさせる色として使用するものだ。パナソニックのコーポレートブランドはブルーだが、住宅および住空間事業はオレンジ、車載関連事業は淡いグリー、BtoBソリューションは薄めのブルーとし、さらに、家電事業は赤、デバイス事業は濃いグリーンとした。また、事業ブランドエレメントは図形を用いて、各事業をイメージさせる狙いがあり、新たに制定した事業ブランドでのみ導入。住宅および住空間事業はH、車載関連事業はA、BtoBソリューションはBと、それぞれの頭文字を使用して、印象づけることになる。「商標登録が文字以外にも広がり、色やエレメントにも注目が集まっている。色やエレメントを活用することで、新たなブランドイメージを作りたい」とする。4月からは、太陽光発電システム「HIT」において、Panasonic Homes & Livingの事業ブランドを使ったテレビCMを開始。5月からはIHクッキングヒーターでも同事業ブランドを利用したテレビCMを開始した。また、4月25日から中国・上海で開催されたモーターショーでは、パナソニックブースにおいて、Panasonic AUTOMOTIVEの事業ブランドを活用した展示を行ってみせた。パナソニックには様々なブランドがある。2008年10月に、松下電器産業からパナソニックに社名を変更したのにあわせて、NationalなどのブランドをPanasonicに統一し、集中路線を歩んできたが、昨年9月には、高級オーディオブランドのTechnicsを復活させるなど、ブランドの考え方にも変化が起こっている。●現在のパナソニックブランドここで、現在のパナソニックブランドの位置づけを一度、整理しておきたい。パナソニックのブランドとして最上位にあるのが、コーポレートブランドである「Panasonic」である。そして、パナソニックのブランドを表現するブランドスローガンが、「A Better Life,A Better World」となる。2013年に、それまでの「ideas for life」から変更した「A Better Life,A Better World」は、創業100周年の2018年に向けたパナソニックグループの目指す姿を示したものだ。A Better Life,A Better Worldの「A」には一人ひとりのお客様と徹底的に向かい合う姿勢を、「Better」には時代の要請にかなった「より良い」価値を常に目指すとともに、「日に新た」という創業者の言葉を込めたという。また、「Life」には住宅空間やパーソナルにおけるBtoCへの取り組みを、「World」では非住宅空間やモビリティというBtoBへの取り組みが表現されている。パナソニックの綱領には、「産業人たる本分に徹し、社会生活の改善と向上を図り、世界文化の進展に寄与せんことを期す」と記されているが、竹安本部長は、「A Better Lifeは、『社会生活の改善と向上を図り』という言葉に合致し、A Better Worldは、『世界文化の進展に寄与せんことを期す』と同じ意味だといえる。ブランドスローガンの策定時には、綱領は意識しなかったが、結果として、同じ意図を持った言葉が新たなブランドスローガンに採用された」と語る。一方、パナソニックには、「Wonders! by Panasonic」というキャンペーンワードがある。これは2014年から使用しているもので、「現場で自ら変わろうとする動きを顧客視点で具体化、見える化し、加速する取り組み」だと位置づける。社外に公表される前の2013年9月に、パナソニックの津賀一宏社長は、社内向けブログを通じて、「Wonders! by Panasonic」を次のように表現した。「今回、変革を牽引するキーワードとして、Wonders! by Panasonicを制定しました。この言葉には社内に漂う閉塞感から社員の皆さんを解き放ち、自ら変わろう、お客様が驚くような新しい発想を生み出そう、といった行動を後押ししたい、との思いを込めています」。竹安本部長は、「驚きや感動を与える商品、ワクワク、ドキドキするような商品を連打していくことで、A Better Life, A Better Worldを実現するのがWonders! by Panasonic」だとする。パナソニックは、2014年1月1日に放映したテレビCMを皮切りに、同社の製品広告には、必ず「Wonders! by Panasonic」のキャンペーンワードを使用してきた。こうした取り組みのひとつとして、社内表彰制度として「Wonder賞」を開始している。これは、新たなチャレンジによって、顧客や驚きや期待が感じられる商品、サービスを表彰するもので、200人の社外一般消費者の評価、約5,300人の社内一般社員の評価、6人の社外有識者評価により選出。第1回受賞製品として、農業プラント、パワーローダー、CO2冷媒採用ノンフロン冷凍機システム、衣類スチーマー、TOUGHBOOK 4K、スマホ連携機能付きデザイン固定電話機シリーズの6製品が選ばれた。「今回選ばれた製品は、経営への貢献はまだ先だが、尖っている、ワクワクするといった製品を選出できた。内部からの選出だけでなく、外から見ても、Wonders!と感じてもらえるものを選出できた」としている。また、同社では、Wonder Japan 2020として、2020年の東京オリンピック/パラリンピックに向けて、パナソニックが提供する技術や製品を紹介する活動を行っており、多言語翻訳ソリューションなどのユニークな技術が公開されている。「Wonder Japan 2020では、まだ製品や技術としては未完成のものもいち早く公開することで、協業にもつなげていきたい。日本の様々な会社が一緒になって、驚き、感動、ドキドキ、ワクワクを発信していくとこが大切である。2020年に向けてのWonderな日本を作り、発信していくことになる」とする。一方、パナソニックには、「CROSS-VALUE INNOVATION」とする経営スローガンがある。これは2015年度最終年度とする中期経営計画「CV2015」のCVの意味を持つ言葉。「これまで家電で培ってきたパナソニックの強みと、それぞれの空間を知り尽くしたビジネスパートナーの強み、それらを掛け合わせる」という意味を持ち、「これらのキーワードに沿うような活動を積み重ね、世界に類のないユニークな会社として、私たちは力強く復活していく」と説明する。●Technicsは個別事業ブランドの代表格パナソニックは今回新たに制定した事業ブランド以外に、2種類の事業ブランドを用意している。ひとつは保証事業ブランドである。これは、一般的に「エンドースブランド」と表現されるもので、そのブランドの親元を表示して、事業を保証するというものだ。だが、パナソニックの場合には、同社グループの一員として展開していることを示す目的の方が強い。具体的には、インドで配線器具事業を展開しているアンカーによる「ANCHOR by Panasonic」、トルコで配線機器事業を展開しているヴィコによる「ViKO by Panasonic」がそれだ。「アンカーとヴィコは、買収した時点で、地域におけるブランドの強みを生かそうと考えていた」とするように、パナソニックの場合、それぞれの国において圧倒的ともいえるブランド価値を生かして、事業を展開するものが、保証事業ブランドということになる。パナソニックは、今後、戦略投資として1兆円を計画しており、その予算を使って、M&Aを加速する考えを示している。今後のM&A案件のなかでは、保証事業ブランドとして展開していくものもあるだろう。ちなみに、パナホームも保証事業ブランドのひとつだ。「by Panasonic」という表記はないが、パナという言葉でパナソニックグループであることを認識できるものとなっている。もうひとつは、個別事業ブランドだ。これは、Panasonicと切り離した形で、ブランドイメージを確立していくものであり、パナソニックの名前は一切使用しないという特別なものだ。その代表的なものが、Technicsである。Technicsは、高級オーディオのブランドで、第一弾となるリファレンスシステムの「R1シリーズ」と、プレミアムシステムの「C700シリーズ」を投入。2015年1月から、ドイツおよび英国で発売。2月中旬には日本での販売を開始した。今後、米国や欧州全域へと販売を拡大する予定である。個別事業ブランドが成立する条件は、Panasonicよりも、独自ブランドの方が、価値が高いという点だ。「音のイメージでは、PanasonicよりもTechnicsの方が、評価が高い。とくに、英国、ドイツではTechnicsブランドは根強い人気があり、認知度も高い。総合家電メーカーとして認知度が高いPanasonicを活用するのではなく、趣味嗜好性が高いオーディオ分野において独自の価値観とブランドイメージを持つTechnicsを活用。限定した事業領域において、圧倒的な価値を持つブランドとして、独立させて展開している」というわけだ。英国におけるTechincsの助成想起率は62%、ドイツでは41%。日本の20%よりも高い認知度がある。ちなみに、今年はTechnicsブランドの誕生から50年目の節目を迎えている。なお、三洋電機の買収によるSANYOブランドも、Panasonicブランドは使用しない個別ブランドの位置づけにあるが、同ブランドは終息する方針であり、Technicsとは意味合いが異なる。一方、パナソニックには、現在、サブブランドというカテゴリーはない。VIERA、LUMIX、DIGAなどは、プロダクトネームと称し、商品単体を示すものと定義。その一方で、ECO NAVIやナノイーなどの技術名称を「テクノロジーネーム」、Panasonic Beautyなどを「カテゴリーネーム」と呼んでいる。パナソニックでは同社の50の製品を並べて、パナソニックブランドとして結びつくもの、想起する製品はなにか、という調査を世界規模で行った。対象としたのは、日本、欧州、そして、アジアである。この結果、薄型テレビや家電製品は、どの地域でも高い認知度を誇るが、一部の製品では認知度において課題となっている地域がある。たとえば、日本では太陽光発電において、42%の認知度があるのに対して、欧州では11%に留まる。またカーナビは日本では69%であるのに対して、欧州では33%、アジアでは38%に留まる。また、日本ではレッツノートやタフブックが人気の業務用ノートPCでは、日本では63%の認知度を持つのに対して、欧州では24%に留まっているこうしてみると、家電事業以外における海外のブランド認知度を高める必要があり、今後は弱い部分への投資を加速していく考えだ。パナソニックは、2015年度の広告宣伝費用として、1,000億円強を見込んでいる。そのうち、家電分野への投資は約700億円。家電事業への広告投資が中心であることに変わりはないが、そうしたなかでも、新たに制定した事業ブランドを活用した家電事業以外への投資比重を高めることになりそうだ。とくにアジア地域への広告投資を増やしていくことになるという。インターブランドの調査によると、Panasonicのブランド価値は経済的利益への換算で、2013年が5,800億円、2014年が6,200億円。世界順位も68位から64位にあがっている。パナソニック 役員 ブランドコミュニケーション本部の竹安聡本部長は「ブランド価値の向上は単年度でできるものではない。創業100周年を迎える2018年度をひとつの節目にして、どれだけの価値をつくれるかがこれからの課題。ブランドの差別性やブランドの明瞭度、経済的利益、ブランド貢献度、ブランドの強さといった点から価値を高めていきたい」とする。パナソニックでは、「ブランドは、将来に渡ってお客様とつながり続ける絆になる」とし、「信頼の象徴、期待の象徴、社員の誇りの象徴が、Panasonicというブランドに集約される。すべての活動をPanasonicの企業価値向上につなげていく」と、ブランド戦略の基本姿勢を示す。新たに事業ブランドを加えたことにより、家電事業以外の領域でも、ブランド価値向上に向けた取り組みが加速するのは確実だ。パナソニックのブランド戦略は、2018年度の売上高10兆円に向けた成長戦略を下支えするものになる。
2015年05月25日パナソニックは5月22日、ハイレゾ音源に対応したCDステレオシステム「SC-PMX100」と「SC-PMX70」の購入者を対象にしたプレゼントキャンペーンを開始した。購入後にユーザー登録をした応募者に、もれなくハイレゾ音源無料ダウンロードクーポンをプレゼントする。キャンペーン期間は7月22日まで。キャンペーンの対象となるのは、5月22日から7月22日までの間にSC-PMX100およびSC-PMX70を購入した人。応募者全員に、ハイレゾ音源配信サイト「e-onkyo music」で使用できる「無料ダウンロードクーポン」を進呈する。プレゼントされる楽曲用クーポンは、SC-PMX100購入者が10曲分(3,000円相当)、SC-PMX70購入者が3曲分(1,000円相当)だ。キャンペーン参加のためには、CLUB Panasonicへの会員登録(無料)と、購入した製品の「ご愛用者登録」、キャンペーン登録を行う。キャンペーン登録には購入を証明するレシートか領収書が必要だ。応募期間は7月31日まで。SC-PMX100はUSB DAC機能を搭載したハイエンドミニコンポで、SC-PMX70はハイレゾ音源に対応したミニコンポ。どちらも192kHz/24bitまでのハイレゾ音源再生に対応する。「e-onkyo music」で購入した楽曲を自動でダウンロードする機能も持つ。
2015年05月22日パナソニックは5月21日、50~60代をメインターゲットとしたブランド「Jコンセプト」から、スチームオーブンレンジ「3つ星ビストロ NE-JBS652」を発表した。発売は7月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別85,000円前後だ。NE-JBS652は、焼く・煮る・蒸す・揚げるの調理工程を1台で行えるスチームオーブンレンジ。2人分の時短調理に適した機能として、「合わせ技セット」と「エリア加熱」を搭載した。合わせ技セットとは、上段で「焼き」、下段で「煮る」など異なる2品を同時に調理できるモード。合わせ技セットのメニューは7種類を用意する。エリア加熱とは、手前半分を優先的に加熱して、効率よく調理する機能のことだ。カロリーや塩分からメニューを検索できる機能を持ち、健康を意識した献立作りをサポートする。自動で50種類の和食メニューを作れる「和食メニュー50選」を搭載。付属のグリル皿を用いれば、ひっくり返さずに裏面にも焼き色が付く。本体のデザインには、揺れる稲穂のイメージを意匠化した「豊穣柄」を施している。ドアはソフトダンパーを採用したもので、手を離してもやさしくスムーズに閉まる。操作部はカラータッチ液晶となっており、ボタンサイズは従来比で約1.2倍に拡大。さらに濃淡をつけて視認性を向上させた。また、次に行う操作がわからなくならないよう、押すタイミングになるとスタートボタンが光って知らせる。サイズはW500×D400×H347mm。庫内容量は26L。カラーは豊穣ブラックと豊穣ホワイト。○少量かつ時短を実現パナソニックが行った調査の結果によると、Jコンセプトのターゲットである「目利き世代」は、2人分の調理時に「量を多く作りすぎる」「食材が余る」「準備や片付けの手間がかかる」「品数を多く作れない」などの問題を抱えている。一方で、理想とする品数は3品~4品、調理時間は30分以内というニーズも明らかになった。次にほしいオーブンレンジとしては「操作がシンプル」「お手入れがラク」「ヘルシー機能」を持ったものと回答した人が多い。そこでパナソニックは、少量かつ時短調理に対応し、使いやすいレンジとして、今回のNE-JBS652を提案していく。
2015年05月21日パナソニックは5月12日、SSDポータブルカーナビゲーション「Gorilla EYE」と「Gorilla」を発表した。Gorilla EYEの「CN-GP757VD」、Gorillaの「CN-GP755VD」「CN-GP750D」「CN-GP550D」を用意。発売は6月5日。価格はオープンで、推定市場価格はCN-GP755VDが75,000円前後、CN-GP755VDが65,000円前後、CN-GP750Dが55,000円前後、CN-GP550Dが40,000円前後(いずれも税込)。「GPS」での測位に加えて、日本の準天頂衛星「みちびき」、ロシアの「GLONASS」にも対応したポータブルカーナビゲーション。GPSの電波を受信できないトンネル内やビル街、高架下などでも、高精度な自車位置測位が可能だ。上下・左右のジャイロセンサーと3軸加速度センサーに対応した「Gジャイロ」を搭載。CN-GP757VDとCN-GP755VD、CN-GP750DでオプションのOBD2(On Board Diagnosis second generation)アダプターを使用すると、車両から取得する速度情報をナビゲーションに活かせる。GジャイロとOBD2アダプターによって、長いトンネル内などでも、より確実に自車位置を測位できる。ストレージとして16GBのSSDメモリを内蔵しており、HDDタイプのカーナビゲーションと同等のデータベースを収録。1,295エリアの詳細地図を含む2015年度版地図データのほか、電話番号約3,070万件、住所約3,700万件、あいまい検索約620万件、ジャンル別検索約360万件など検索用データベースも充実させた。地図には、2015年3月に開通した大井JCT~大橋JCT間など、首都高速中央環状線全線も収録されている。CN-GP757VDは「ドライブカメラ」によって、エンジンスタートと同時に記録を開始。高画質モード(1,280×720ドット/27fps)と標準画質モード(640×368ドット/13.5fps)を用意する。画角は水平131°/垂直81°。記録ファイル形式はAVI(H.264)。microSDHCカード(8GB)が付属する。録画した動画は地図と同時に再生可能だ。ディスプレイは、CN-GP757VDとCN-GP755VD、CN-GP750Dが7V型、CN-GP550Dが5V型。CN-GP757VDとCN-GP755VDは、FM-VICSと道路マップ無料更新に対応。電源はシガーライターコード、内蔵リチウムイオン充電池、オプションのACアダプターのいずれか。内蔵バッテリーがフル充電の場合、CN-GP757VDとCN-GP755VD、CN-GP750Dの3モデルは最大約1時間30分、CN-GP550Dは最大約2時間の連続使用が可能だ。本体サイズはCN-GP757VDとCN-GP755VDがW176×D21.5×H113.8mm、CN-GP750DがW176×D19.5×H113.8mm、CN-GP550DがW128×D17.9×H86mmだ。
2015年05月12日パナソニックは4月27日、薄型テレビ「VIERA(ビエラ)」シリーズのコンパクトモデル「プライベート・ビエラ」として、「T5」シリーズと「E5」シリーズ、「F5」シリーズを発表した。T5シリーズの15V型「UN-15T5」、10V型「UN-10T5」、E5シリーズの15V型「UN-15E5」、10V型「UN-10E5」、F5シリーズの19V型「UN-19F5」を用意。発売は6月12日で、価格はオープン。推定市場価格はUN-15T5が81,000円前後、UN-10T5が61,000円前後、UN-15E5が65,000円前後、UN-10E5が45,000円前後、UN-19F5が50,000円前後(いずれも税別)。プライベート・ビエラは、近年増加している書斎や寝室などパーソナル空間でのテレビ視聴ニーズに応えた小型液晶テレビ。解像度は19V型が1,366×768、15V型が1,354×760、10V型が1,024×600だ。T5シリーズのチューナー部は地上/BS/110度CSデジタルチューナー×2基。1基が視聴用で、もう1基が録画用だ。500GBのHDDを内蔵しており、最大約675時間分の番組を録画できる。外付けHDDも接続可能だ。E5シリーズとF5シリーズのチューナー部は地上/BS/110°CSデジタルチューナー×1基。HDDは内蔵していないが、外付けHDDへの録画に対応している。T5シリーズのハードディスクに録画した番組を、モニター内のmicroSDカードに無線でダビングできる「おでかけ番組」機能を追加。外出先でも録画番組を視聴できる。1時間の番組であれば、約8分でダビングが完了する。T5シリーズとE5シリーズは、IPX6/7の防水仕様となっており、浴室やキッチンでも使える。硫黄や塩分を含んでいない入浴剤にも対応。キッチンでの使用時に、油汚れなどが付いた場合でも、食器用中性洗剤で洗い落とせる。3シリーズとも「お部屋ジャンプリンク」に対応。「お部屋ジャンプリンク」サーバー機能を備えたHDDレコーダー「DIGA(ディーガ)」シリーズで録画した番組を、ホームネットワーク経由で視聴できる。また、「外からどこでもスマホ視聴」機能も持つ。無料の専用アプリ「Panasonic Media Access」を使用することで、録画番組や現在放送中の番組を、外出先からもストリーミング視聴できる。UN-19F5以外のモデルはすべてバッテリーを内蔵しており、電源の取れない場所でも使用できる。バッテリーでの動作時間は約3時間30分。サイズは、UN-15T5がW388×D15.9×H249mm、UN-10T5がW264×D13.9×H184mm、UN-15E5がW391×D35×H260mm、UN-10E5がW267×D30.3×H189mm、UN-19F5がW452×D38.2×H298mmだ。
2015年04月27日パナソニック コンシューマーマーケティングは4月21日、アイウェアブランド「SPY」とコラボレーションしたウェアラブルカメラ「SPY-A500-D」を数量限定で発売した。公式オンラインストア「Panasonic Store」のみで取り扱う。価格は税別37,800円だ。SPY-A500-Dは、既発売のウェアラブルカメラ「HX-A500シリーズ」をベースに、迷彩デザインを施したSPYコラボモデル。SPYコラボのカメラだけでなく、迷彩デザイン入りのゴーグルとサングラスもPanasonic Storeで取り扱いを開始する。2014年6月に発売されたHX-A500シリーズは、最大4K(3,840×2,160ドット)/30pでの記録に対応したウェアラブルカメラだ。カメラ部と本体部が分かれたセパレート式で、カメラ部を装着したまま画角の確認を行えるなどの特徴を持つ。有効約903万画素の1/2.3型「新・大型セル&裏面照射型高感度MOSセンサー」や画像処理エンジン「クリスタルエンジンPRO+」を採用し、高精細、高画質の一人称動画を撮影できる。
2015年04月21日パナソニックは4月14日、重さわずか45gのウェアラブルカメラ「HX-A1H」を発表した。フルHD(1,920×1,080/30p)の動画撮影に対応している。発売は5月21日で、価格はオープン。推定市場価格は税別30,000円前後。パナソニックはこれまで「HX-A100」「HX-A500」と、本体部とカメラ部を分けたスタイルのウェアラブルカメラを展開してきたが、今回の新製品「HX-A1H」では一体型スタイルを採用。φ26×L83.1mmのカメラ部にバッテリーと本体機能を収め、ゴルフボールとほぼ同じ45gの軽さを実現した。ヘッドマウント「VW-HMA1」が標準で付属しており、自分目線での撮影を楽しめる。また、ハウジングなしでIPX8相当の防水(水深1.5m・30分)、IP6X相当の防塵、1.5m高からの落下に対する耐衝撃、-10度の耐寒性能を持つ。「0ルクスナイトモード」用のガラスカバーも同梱しており、別途赤外線ライトを用意すれば、真っ暗闇の状況でも撮影できる。W-Fi機能も標準搭載。スマートフォンからリモート操作を行えるほか、同社のビデオカメラ「HC-WX970M」「HC-W870M」「HC-W570M」と組み合わせて、HX-A1Hをサブカメラとしたワイプ撮りも楽しめる。主な仕様は、撮像素子が有効約287万画素の1/3型MOS、F値がF2.8、画角が最大約150度、最短撮影距離が約30cm。記録メディアにはmicroSD/SDHC/SDXCカードを使用する。記録形式はMPEG-4(.mp4) AVC/H.264。バッテリー性能については、本体のみで約75分の録画が可能。純正オプションの拡張バッテリー「VW-BTA1」を併用すると録画可能時間はさらに約90分延びる。
2015年04月14日