長男とは6歳、次男とは3歳離れて生まれた長女。「とうとうイヤイヤ期がきたな」と感じたのは、長女が1歳半になったころでした。長男のイヤイヤ期がとても激しかったので、次男のイヤイヤ期は「かわいい」と思える余裕があった私。ただこのときは、長男の赤ちゃん返りのほうが大変だったということもありますが……。そして、上の子2人が落ち着いたころにやってきた長女のイヤイヤ期に再びイライラ。そんなとき、私自身が発したまさかの発言がきっかけで、少し気持ちがラクになった出来事をお話しします。「おむつを替えたくない」のは誰!?赤ちゃんのころからご機嫌な時間が長かった長女。しかし1歳半になったころ、今までは何もなく終えることができていた歯磨きを嫌がるようになったり、靴を自分で履きたがった挙句、履けないとひっくり返って泣いたり……が始まったのです。 不機嫌な時間が長くなってきた長女を見て、「とうとうイヤイヤ期がやってきた」と感じた私。上の2人の子どもと夫に、「イヤイヤ期だから長女が不機嫌でも怒鳴らないように」と話していました。ある日、「おむつを替えたくない」とかんしゃくを起こした長女。その様子を見た夫は「泣いているのを見ていても仕方ないでしょ。ママ、早く替えてやりなよ」と、私が手を出すだけで嫌がる長女を前に立ち尽くしているのを見て、他人ごとのように言ってきたのです。 そのとき私の中で何かがプツンと切れてしまい、「ママもおむつ替えるの嫌だ!」と、自分でも想像していなかったことを発言! 私だけではなく、夫も長女もビックリ。すると長女が「ママも嫌なんだね、一緒だね」というようなことを、私の口調をまねしながら言い、私の手を取ってくれました。 3人目でも、イヤイヤ期の子どもの相手をするのはとても疲れますし、イライラします。しかし、ごねる私をなだめようとしてくれた長女の姿を見て、「普段どんなにイライラしても、できる限りやさしく声をかけていたのが長女に届いていてよかった」と、少し気持ちがラクになりました。 イラスト/ミロチ著者:安藤 はるか小2、年中の男の子と1歳の女の子のママ。カラーセラピストとしてお悩み相談のサービスを運用中。
2023年07月29日子どもの自我が芽生えてきた頃に始まるイヤイヤ期。成長は嬉しいけど、パパもママもどう対応したらいいのかわからなくなりますよね。そんなとき親子で【イヤイヤ期がテーマ】の絵本を読んでみるのはいかがでしょうか? ママであり、モデルで絵本ソムリエのアンヌさんにとっておきの8冊を厳選してもらいました。子どもは客観視でき、パパやママは対応の仕方が参考になるのでぜひ読んでみてください。イヤイヤ期がテーマの絵本 01ゾウちゃんが好き嫌いを意思表示『ぞうちゃんの いやいや』『ぞうちゃんの いやいや』 作:三浦 太郎 (講談社) 対象年齢:2歳くらいから「小さい子に大人気のぞうちゃんシリーズ。第二弾は、好きと嫌いをしっかり伝えるぞうちゃんです。『プリンいやいや』。でも好きなおうどんは『もっかい』。帽子や滑り台、ベビーカーやお花。いろいろなものが登場し、『いやいや』と『もっかい』で意思表示してゆくところは、初めての自我の芽生えにぴったりと寄り添ってくれるでしょう。気持ちのコントロールはもっとあとでOK。まずはぞうちゃんと同じだね、と声をかけてあげて」イヤイヤ期がテーマの絵本 02イヤイヤモードに入ったときの気分転換法とは?『ソフィーのイヤイヤき』『ソフィーのイヤイヤき』 著:ローズマリー・ウェルズ 訳:ホール 美紗衣 (フェーズシックス出版) 対象年齢:1歳~年長くらいまで「2歳のお誕生日を迎えたソフィー。待ってましたとばかりのイヤイヤが朝から始まります。いくつになったのと聞かれても答えたくなんてありません。可愛いワンピースを着せようとしても、おいしいパンケーキを出しても、気に入らないことばかり。そこで、気分転換におばあちゃんと出かけることに。するとどうでしょう? 気分を素敵に『変身』させるためのコツは、想定外のところにあるのかもしれません。アメリカで愛されてきたロングセラーをぜひ」イヤイヤ期がテーマの絵本 03幼稚園の行きしぶりに共感『ようちえんいやや』『ようちえんいやや』 作・絵:長谷川 義史 (童心社) 対象年齢:3歳くらいから「幼稚園や保育園に行ってしまえばなんともないのに、お家では『いやや』と泣く子も多いはず。そんな気持ちを代弁してくれるのが本作品。何がいやなのかな? ご挨拶やお歌が苦痛だったり、ときにはお名前につくマークが気に入らなかったり。些細なことに思えても子どもには『大事件』です。自分だけではないとわかると、お子さんも何が嫌なのか打ち明けやすくなり、大人たちも気持ちのサポートをしやすくなるでしょう。でも実は……。最後に明かされる本音にほっこり」イヤイヤ期がテーマの絵本 04くすっと笑える愉快なお話『ピエールとライオン』『ピエールとライオン』 作:モーリス・センダック 訳:じんぐうてるお (冨山房) 対象年齢:3歳くらいから「イヤイヤ期の長短は子どもによってさまざまです。長引くと一体いつ終わるのかしらとため息をついてしまうことも。でも、少し大きい子ならセンダックのこんな作品を一緒に楽しめるご褒美も。ピエールは、誰に何を言われても『ぼく、しらない!』の一点張りです。いよいよお母さんもお父さんもお手上げというところに、大きなライオンがやってきます。それでもピエールは相変わらず。そこでライオンが取った行動は? あっと驚く展開のあとのには『ためになる言葉』。愉快なお話でしっかりと子どもの心に届きそう」イヤイヤ期がテーマの絵本 05パパとママも参考になる!『おでかけのまえに』『おでかけのまえに』 作:筒井 頼子 絵:林 明子 (福音館書店) 対象年齢:2歳くらいから「イヤイヤの理由のひとつは、なんでも自分でやりたいという自立への思い。まだまだ上手く自分でできなくても、その気持ちを尊重して見守ってあげたいところです。ここでは、ちいさなあやこが、ピクニックの準備をする大人の手助けをしようとします。お弁当箱に食べ物を詰めてみたり、バッグを閉めてあげようとしたり。でももちろん上手くいきません。挙げ句の果てには……。次々と大人が困ることが起こりますが、あやこの両親は叱りません。子どもの思いが素直に描かれていて、とても愛らしい一冊。大人の対応のお手本にもなりそう」イヤイヤ期がテーマの絵本 06これを読んでお着替えに挑戦!『はけたよ ずぼんぼん』『はけたよ ずぼんぼん』 作・絵:minchi (PHP研究所) 対象年齢:2歳くらいから「この時期のお着替えには手こずることも多いはず。自分でできたらスムーズかも。小さな女の子は朝起きると、仲間のきのこちゃんたちと一緒に洋服選びをします。可愛いきのこ模様のずぼんを引っ張り出して、さあチャレンジ。どこに足をどう入れるのかな。じっくり、ゆっくり。失敗してもやり直せば上手くいく。口ずさみたくなるようなリズミカルな文に、楽しくてわかりやすい絵で、子どもの『やってみたい』にも繋がりそうです。お洋服も小さい子が選びやすいよう、環境を整えるのも大切ですね」イヤイヤ期がテーマの絵本 07イヤイヤ全盛期をユーモラスに表現『やだやだベティ』『やだやだベティ』 作・絵:スティーブ・アントニー 訳:平田 明子 (鈴木出版) 対象年齢:4歳くらいから「たった一本のバナナで大騒ぎになる。そんな絵に描いたようなイヤイヤ全盛期のちびっ子ゴリラのベティ。お腹が空いてバナナを食べようと思ったのに、うまく皮が剥けないのでわめきます。オオハシくんがやってきて剥いてあげると、自分でやりたかったと大泣き。やっとのことで食べようとした途端に、折れてしまい……。ちょっと厄介な年頃の姿を、あたたかみのあるユーモアでわかりやすく描いています。お子さんと笑って和んで、このハードルを乗り越えましょう!」イヤイヤ期がテーマの絵本 08子ウサギのイヤイヤが治まる瞬間は?『やぁだ!』『やぁだ!』 作:マルリョケ・ヘンリヒス 訳:木坂 涼 (BL出版) 対象年齢:2歳くらいから「子どもの主張にはゆっくりつき合ってあげたいものです。とりあえず『嫌だ』と言ってみたい気持ちもあるでしょう。でも、やらなければいけないこともあると理解させる必要も。親にとってはひと苦労ですよね。どうしたら、気持ちを変えてもらえるか。本作品の子ウサギは、『着替えてねー』と声をかけられても『やぁだ!』。だけど、お気に入りの服が目に入ると……。というように、『ごはんを食べてね』『外で遊んだら』などと言われても拒絶しますが、好きなものが目に入ると、コロッと気持ちが切り替わる様子に思わずクスッ。親子でイヤイヤ解決のヒントに!」PROFILEアンヌさんモデル・絵本ソムリエ・JPIC読書アドバイザー。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動してきた。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。関連記事 PARENTING2022.04.10【戦争・平和がテーマの絵本 8選】今、親子で考えたいことPARENTING2022.05.11【友だちづくりがテーマの絵本 7選】新学期に親子で読みたい!PARENTING2022.07.14【 きょうだいができる前に読みたい絵本8選 】お兄さん、お姉さんになる準備をしようPARENTING2022.08.09【好奇心をかきたてる”実験”がテーマの絵本8選】 自由研究におすすめ!PARENTING2022.09.26【嘘がテーマの絵本 8選】子どもに伝わる嘘がダメな本当の理由PARENTING2022.10.19【食育がテーマの絵本10選】食欲の秋を絵本で堪能しようPARENTING2022.11.25【性教育がテーマの絵本8選】「赤ちゃんってどうやってできるの? 」と聞かれたら読んであげよう!PARENTING2022.12.19【お手伝いがテーマの絵本8選】冬休みに掃除や料理に挑戦してみよう!PARENTING2023.01.18【あいさつがテーマの絵本8選】新年は気持ちよくあいさつしよう!PARENTING2023.02.21【お金がテーマの絵本10選】学校や園では教えてくれないお金のことを絵本で学ぼうPARENTING2023.03.28出会いと別れの季節に読みたい 【引っ越しがテーマの絵本8選】PARENTING2023.05.31父の日に読みたい!【かっこいいパパがテーマの絵本6選】PARENTING2023.06.26雨の日に読みたい!【お家遊びがテーマの絵本8選】
2023年07月24日わが家は3歳の娘がいる3人家族。2歳ごろから始まるイヤイヤ期を覚悟していましたが、娘は3歳からスタート。イヤイヤ期の娘を毎朝保育園に連れて行くのはひと苦労です。ある日、どうしても娘の気が乗らず、保育園に遅刻。体力も気力も使い果たした私に、保育園の先生がかけてくれた言葉とは……? 娘が魔のイヤイヤ期に突入!ママの苦労 娘が3歳を迎えたころ、何を提案しても「イヤ!」と言うように。以前は、代替案を出したり選択肢を与えたりすれば受け入れてくれたのですが、もう聞く耳を持ちません。そんな娘との朝は本当に戦争のよう。やりたいことができなかったら「あたしがやりたかったのに~」と大泣き。保育園に遅刻しない範囲でできる限りやらせてあげます。あの手この手で、準備を済ませてどうにか保育園に行く日々が続きました。 もともと落ち着いた性格だった私も、毎日イライラするように。ある朝、準備を済ませて家を出るだけというときに、娘が「保育園行かない!」と言い出しました。なんとか出発するよう誘導したのですが、すでに遅刻する時間。ため息をつきながら遅刻することを保育園に電話しました。私の疲れ切った声で察してくれたのか、先生から「ママは大丈夫ですか?」と温かい言葉をかけられ、ふいに涙がこぼれます。 保育園に無事到着すると、待っていた先生方から「よく来たね~!」「お母さん、大変でしたね!」などと声をかけてもらいました。先生の明るくてやさしい声掛けに、さっきまでイライラして落ち込んでいた気持ちがスッと晴れたように。おかげで気持ちを切り替えて仕事に取り組めました。まだまだ終わりの見えない娘のイヤイヤ期ですが、保育士の先生のおかげで頑張れそうです。 作画/うめたま堂本舗著者:中川みかん
2023年07月20日娘が2歳のときにやってきた激しいイヤイヤ期。つらい育児は毎日続き、憂うつな日々を過ごします。しかし、そんな日々を変えたのは、ひとつの気づきでした。 「ママだって嫌!」涙した後にわかった娘の本心 2歳過ぎからイヤイヤ期が始まった娘。保育園に行こうと言えば「嫌」、靴を履こうと言えば「嫌」と、提案のほとんどは却下が当たり前の毎日でした。このころ転勤の関係で実家からは離れた県にいたため、頼れるのは夫と保育園のみ。そのため夫が忙しい時期に娘が体調を崩せば、私が在宅ワークに切り替え、終わらない分は深夜に仕事をするといったことも度々あったのです。 しかし、そんな育児と仕事の板挟み状態は3日ほどが限度……。少し回復した娘におかゆを出し「嫌!」と全力拒否されれば耐えられません。「私だって嫌!」と大激怒し、思わず顔をそむけて涙しました。怒った後もしばらくイヤイヤ攻撃は続いたのですが、少しすると「おいしいー」と言い始めた娘。ふと視線を戻すと、ニコニコとおかゆを食べていたのです。不思議に思い見つめていると、おかゆの温度が冷めていることに気がつきました。 このときおそらく娘は「(熱いのが)嫌!」と言いたかったのでしょう。おかゆが嫌なのではなく、おかゆの温度が嫌だということに気づき、初めて娘の「嫌」に種類があることを発見。それ以来「この嫌の理由は?」と考えることで、イヤイヤ期を少しラクに乗り越えられたと思っています。 作画/mosu著者:斎藤アキ
2023年07月14日一般的に1歳半から3歳頃まで続くとされる、幼い子供のイヤイヤ期。なんでもかんでも「イヤだ!」と拒否する時期であるため、手を焼く親は多いでしょう。歌人の佐佐木頼綱(@theotsuma)さんの息子さんは、約1か月前にイヤイヤ期に突入したそうです。2歳3か月の息子さんは普段、嫌がる時にはニコニコしながら「いやや~」と拒否をするとのこと。しかし、ある日の息子さんの『イヤイヤ』はいつもと違う様子でした。一体どんな状況だったのか…。佐佐木さんがTwitterに投稿した1枚をご覧ください。とっても優雅…!なんと両手を枕にしてドラッグストアの前で寝転がっています。その姿に、佐佐木さんは「うちの息子のイヤイヤ期にはなんだか余裕がある」と思ったそうです。『余裕のあるイヤイヤ期』を見た人からは、さまざまなコメントが寄せられていました。・大物の予感!かわいい!・きっと人生3周目なんでしょう。・CDのジャケットになれるくらいポーズがきまっている。寝転がっている息子さんが何を考えていたのかが気になりますね…![文・構成/grape編集部]
2023年07月07日2021年4月に第一子となる娘さんを出産した際、ご夫婦で1年間育休を取得したという、こむぎ(@komugi_baby77)さんの育児マンガです。今回はイヤイヤ期に真っ最中の娘さんのお話です。1度泣き出すとなかなか泣きやまない娘さんを必死にあやすこむぎさん。なんとか気をそらせようと、慌ててテレビをつけるのですが……? 葛藤する娘を見て、ママが思ったことは? イヤイヤ期真っ最中の娘。何か気に入らないことがあると、すぐに泣き喚き、なだめて落ち着かせるのが大変です。 好きなおもちゃや動画で気をひこうとしても、手がつけられないときもしばしば。 しかし、時には興味を持ってくれることも。 それでも、すぐには泣き止まずにちょっと見ては、「ハッ」と思い出したようにまた泣いたり……。 その様子がおかしくて、いつも笑ってしまうのでした。 著者:ライター こむぎ イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モイライ
2023年07月05日2歳の娘はイヤイヤ期の真っ盛り。特に娘が嫌がることの1つが、歯磨きです。娘は前から歯磨きが嫌いでしたが、イヤイヤ期になるとますます歯磨きを嫌がるように。歯磨きの時間になるとおもちゃで遊びだしたり、「絵本読んで」などと言って私の気をそらそうとしたりし、歯磨きから逃れようとする娘。甘いフルーツやジュースが好きな娘の歯の健康が心配な私は、さまざまな手を使って娘の歯磨きをし、虫歯予防に努めています。 お気に入りの歯磨きグッズで楽しく歯磨き娘があまりにも歯磨きを嫌がるので、娘の手を抑え、無理やり歯磨きをさせた時期もありました。しかし、娘はあきらめるどころかますます反発して歯磨きから逃げ回るように。まったくの逆効果でした。そこで、歯磨きの時間が楽しくなるよう、私は2つのことを工夫しています。 1つ目は、娘が好きなキャラクターの歯ブラシを使うこと。娘は自分で選んで買った歯ブラシが気に入ったようで、歯磨きの時間になると「〇〇(キャラクターの名前)の歯ブラシがいい」と言うように。2つ目は、フルーツ味の歯磨き用ジェルを使うこと。3種類の製品を試し、娘が気に入った物を使っています。2つの工夫により、娘は歯ブラシを口に入れさせてくれるように。 遊びの中で歯磨きの大切さを伝える私は歯磨きをテーマにした絵本を毎晩娘に読み聞かせ、歯磨きをしないと虫歯になって痛い思いをしてしまうことを繰り返し娘に伝えています。歯磨きの大切さを遊びの中で楽しく娘に伝えるために、歯医者さんごっこも一緒にしています。 虫歯で苦しむ患者さん役を私が演じ、「甘いお菓子をたくさん食べたのに、毎晩歯を磨かないで寝ていたら、歯が痛くなっちゃったの」と嘆くと、歯医者さん役の娘がブラシの形をしたおもちゃで私の歯を磨くまねをするように。娘は歯磨きの必要性を理解してくれているようで、とても有効だと私は感じています。 歯の検診で専門家に診てもらう私は、娘が1歳7カ月のころから4カ月ごとに歯の定期検診に娘を連れていき、娘の歯にフッ素を塗ってもらっています。自治体が開催する歯科検診にも必ず参加するなど、機会があれば専門家に娘の歯を診てもらうように。家では歯磨きを嫌がる娘も、歯医者さんの前ではおとなしく大きな口を開き、歯を磨かせてくれます。 検診では、歯医者さんから歯磨きの指導やアドバイスを受けることもできます。「歯ブラシだけでは取り除きづらい歯と歯の間の汚れには歯間ブラシを使うと良い」「歯磨きのあとでお菓子を食べたがったときはキシリトールのタブレットを与えるのも手だ」など、検診で歯医者さんからいただいたアドバイスを日常生活で取り入れています。 まだまだ歯磨きを嫌がる娘ですが、30秒~1分くらいは歯磨きをさせてくれるように。歯は一生もの。娘がどんなに歯磨きを嫌がっても、私は娘のためだと思って心を鬼にし、娘の歯磨きをしています。私自身、5年前に虫歯になり、4カ月におよぶ治療に苦労した経験が。娘には同じ経験をしてほしくないと私は思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/山口がたこ著者:武田 ゆうか2歳女児の母。1987年生まれのミレニアル世代。小さいころから本と歌が好き。就職活動に失敗し、それまで無縁だったIT業界で社会人生活をスタート。20代で結婚し、子どもを授かるも、夫のモラハラに苦しんでいる。
2023年06月25日「はぁ……。また始まった」。私は2歳6カ月の娘を目の前に大きなため息をついていました。何を言っても、何をしても泣き続ける娘。イヤイヤ期真っただ中の娘は、毎日すべてを嫌がり、泣き、わめきました。1人目の育児ということもあり、どうしたらいいか、本当に頭を悩ませていた私。そんなときにあるアドバイスをいただき、苦痛でしかなかったイヤイヤ期を乗り越えることができたのです。私の言うことがすべて気に入らない娘娘が特に気に入らなかったのは、おもちゃの置き方と並び順。「こうかな? それともこっちかな?」と聞くと、「ちがううう!! そうじゃないいいい!!」と娘に言われ、「じゃあ、どうやってやるか教えてくれる?」と尋ねても、先ほどの私の置き方とまったく同じ置き方を教えられます。 それでも娘の言う通りにしました。そうすると再び、「ちがううう!!」と堂々巡り。私の発言すべてを否定することで、娘は自己主張しているようにも見えました。 大人の対応ができない自分に落ち込むそんな娘にできるだけ穏やかに対応しようと思っていましたが、「もう! 知らない!!」「なんで! さっきこうだって言ったじゃん!」と、大きな声を出してしまうことも少なくありませんでした。 私がムキになったあと、娘はさらに泣きわめきます。これではいけないとわかっていても、数日すればまたそれを繰り返してしまうのです。私は「まだ何もわからない、こんな小さい娘に怒ってしまう自分が嫌だ」と落ち込む日々が続きました。 アドバイスはママの姿勢と呼吸!?そんなつらい状況を、お世話になっているヨガの先生に何気なく話したとき、意外なアドバイスをいただきました。「心と体はつながっているので、姿勢を正して深呼吸をすると、冷静になれるんです。(ママの)姿勢と呼吸を正すといいよ」と。 聞いたときは「ん? 本当かな?」と思ったのですが、実践するとビックリ! イライラしていた気持ちが落ち着いて、子どもに冷静に話しかけられるようになりました。 私はかんしゃくを起こす娘を変えようとばかり思っていましたが、冷静に対応できる自分になることも大切だと気付きました。私の場合、イヤイヤ期は終わりが見えず大変でしたが、現在4歳になった娘はそんな時期があったことを忘れるほど、たくましく育っています。1歳半の息子が間もなく迎えるイヤイヤ期も、姿勢と深呼吸を意識して、冷静に対応していきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ななぎ著者:下園ひかり4歳の娘、1歳の息子、夫との4人暮らし。バックパッカーとして2年間で25カ国を周遊した経験あり。さまざまな国で生活した経験から、常識に捉われない育児を実践中。自身の育児経験をおもしろ話にして情報発信するブロガー兼ライター。
2023年06月22日保育士の中田馨さんが、実際にやっているイヤイヤ期のかわしワザ【お食事編】を教えてくれました。「苦手な食べ物を食べない」イヤイヤ星人、「椅子に座らない」イヤイヤ星人など4パターンに分けて詳しくマンガで解説!こんにちは、保育士の中田馨です。「実際に保育士がしている、イヤイヤ期のテーマ別の対応方法」のうち、今回は「食事でイヤイヤ星人」をお届けします。 食事でイヤイヤする子への対応方法1日3回やってくる食事。子どものことを考えていろいろな食材を使ったり工夫しながら料理を作るのに、ひと口も食べずに「イヤ!」と言ってプイっと横を向いてしまうなんて経験をしたことがあるのではないでしょうか? ひと口でも多く食べてほしいのが親心ですが、頑なに口を開いてくれないとどうすることもできません。無理やり口に入れるわけにもいきませんので、悩むママも多いことでしょう。 食事でイヤイヤ星人への基本的な対応方法は以下の4つです。1.食べない食材があっても良しとしよう!2.食事には決まりがあると伝える3.十分に甘えさせる4.ある程度子どもの思いを尊重するでは、実際に保育所であった具体例を挙げながら見ていきましょう。 苦手な食べ物をひと口も食べないイヤイヤ星人苦手な食べ物をひと口も食べてくれないイヤイヤ星人はとっても多いものです。私の保育所のイヤイヤ期の子どもたちは全員がそうと言ってもいいくらい。例えば、きのこが苦手な子の場合、きのこ単体ではもちろん食べません。えのきと一緒に数種類の野菜を汁物にしたら、じょうずにえのきだけをよけて食べます。ハンバーグにしいたけを練り込めば、その香りに感づいて食べてくれません。このようなイヤイヤ星人にはどうすればいいのでしょうか? まずは「食べない食材があっても良しとしよう!」と思うことです。苦手な食材の1つや2つ大人もあると思います。なので、苦手な食材が多少あっても問題ありません。まずは、えのきが入っているのに汁物を食べようという意欲がある子どもを認めます。「今は、きのこを食べなくてもいいや」と思いましょう。 とはいえ、将来的に食べてほしいと思うなら、子どもが苦手な食材も定期的に食卓に出して、その存在を見せ続けます。親が「おいしい!」と食べているところを見せることが大切です。 椅子に座らないイヤイヤ星人食事中にすぐに椅子から逃げ出したり立ち歩いたりする子がいます。つい追いかけてしまいたくなるところですが、それはNG。食事のマナーとして、立ち歩いて食べるのはよくありませんが、それよりも立って歩いて食べているときに、食べ物を喉に引っ掛けてしまうことのほうが怖いのです。このようなイヤイヤ星人には「食事には決まりがあるんだよ」ということを伝えます。例えば、食事は座って食べるということもその1つ。座らないと食べさせないという家ルールをつくってしまうのです。 追いかけて食べさせると「歩いて食べてもOKなんだ」という認識になりますので要注意です。また、椅子から逃げ出した子どもに対して「待て待てー!」など大きなリアクションで対応すると、子どもはママに反応してもらって楽しいと思ってしまいますので、座らせるときは「椅子に座るよ」っと淡々と対応しましょう。 自分で食べられるのに食べさせてほしいイヤイヤ星人手づかみ食べもスプーンやフォークなどを使って食べることもできるのに、急に「ママ、食べさせて!」と自分で食べなくなる子がいます。ママとしては、「もう、自分で食べられるでしょ?」と思うことでしょう。このようなイヤイヤ星人には、十分に甘えさせましょう。ママに「食べさせて!」と言ってくるのは今だけの話です。子どもが成長するなかでは、心の充電がたくさん必要な時期があります。充電の方法はその子によって違います。この子の場合は、食事の時間に出てきたのかもしれません。ママが食べさせてあげたとしても、「じゃあ、自分でもひとさじ食べてみよう」と誘うのはもちろんOKです。 スプーンもまだなのにお箸で食べたがるイヤイヤ星人まだ、手づかみ食べがメインでスプーンすらうまく使えないのに、パパやママの様子を見て「お箸が使いたい!」と言ってお箸を持ちたがる子がいます。持たせなかったら大泣きするので、持たせていいものか悩むところです。 このようなイヤイヤ星人には、ある程度子どもの思いを尊重しましょう。ある程度というのは、子ども用の短いお箸を用意して持たせるのはOKです。食具に興味を持つことは頼もしいものです。ただ、お箸は子ども用のものを必ず大人がそばで見守りながら食べてください。 イヤイヤ期全般に言えることですが、子どもがイヤイヤ言い出したらすぐに解決することはできません。いつもの3〜4倍は時間がかかるかなと大らかな気持ちで対応しましょう。 作画/はたこ著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年06月21日イヤイヤ期とは?起こる理由、イヤイヤ期の期間とピーク、年齢別のよくある行動「イヤイヤ期」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?子どもが自分の意思を主張し、言葉や行動で反発する時期を指す言葉です。この期間は、子育ての中でも大変な時期とされていますが、実は子どもの成長にとって重要な時期でもあります。今回のコラムでは、イヤイヤ期の理由、時期や期間、よくある行動、対応方法について、専門家の先生のアドバイスを交えてご紹介します。イヤイヤ期が起こる理由は、子どもの脳の発達と関係しています。脳の前頭前野という部分が、「我慢」や「制御」を司っています。幼児は、この部分の発達が未熟なため、自分の意思を主張したり、感情を爆発させたりすることが多くなるのです。また、言葉の発達もまだ不十分であるため、自分の気持ちをうまく表現できず、イライラしてしまうこともあります。・イヤイヤ期が始まる年齢イヤイヤ期が始まる年齢は、一般的に1歳半から2歳ごろとされています。・イヤイヤ期のピークは何歳ごろ?イヤイヤ期の期間、終わりは何歳ごろ?イヤイヤ期のピークは2歳ごろで、3歳ごろには徐々に落ち着いていきます。ただし、子どもによって個人差があり、イヤイヤ期が始まる時期や期間は異なります。男女でイヤイヤ期の違いはほとんどありません。また、イヤイヤ期がほとんどみられない子どももいますが、これらの違いは性別ではなく子どもの生まれ持った性格などによります。・1歳児1歳児のイヤイヤ期では、自立心が芽生え始め、自分の意思を喃語や身振りなどで伝えようとします。自分の意思や欲求が通らないことに怒ったり、激しく泣いたりすることがあります。・2歳児2歳児のイヤイヤ期では、自分の意見を言葉で主張したがり、思い通りにならないと泣いたり怒ったりすることが増えます。また、自分でできることを大人に手伝ってもらうことを嫌がり、「自分で」、「いや」などと強く主張することも増えてきます。この時期の大変さを表す「魔の2歳児」という言葉も耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。・3歳児3歳児のイヤイヤ期では、運動能力や言葉も発達し、基本的な生活習慣が身につくことで、自分でできることが増えて「何でも自分で考えて行動したい」という欲求が高まるため、大人の手助けを拒否し、指示に従わないことも増えます。イヤイヤ期はいつまで続く?イヤイヤ期が終わる兆候や対応方法とは?激しすぎる場合、発達障害と関連がある?イヤイヤ期はいつまで続くのかや、わが子のイヤイヤ期は激しすぎるのではないかなど、悩んでいる保護者もいらっしゃるでしょう。ここでは、小児科医の藤井明子先生にイヤイヤ期の終わりの兆候、適切な対応法や、やってはいけない対応、発達障害との関係など、イヤイヤ期に関するギモンについてお答えいただきます。(質問)イヤイヤ期がしんどいです。イヤイヤ期はいつごろ終わりますか?目安が知りたいです。(回答)3歳ごろになると、言葉やコミュニケーションの能力が発達し、気持ちを言葉で表現することができることが増えてきます。イヤイヤ期の頻度や激しさが減ってくることが多いです。Upload By 発達障害のキホン(質問)子どものイヤイヤ期にはどのように対応すればよいですか?控えたほうがいいダメな対応も知りたいです。(回答)子どもが感じていることを、代わりに言語化し、共感することが大事ですね。「〇〇だったね」など、肯定して受け止めます。そのあとに、ほかの選択肢を提示し、イヤイヤの気持ちを逸らしたり、軽減するのも良いでしょう。また、子どもの予想と違うことが起きた場合にイヤイヤになる場合もあるので、普段と違うことをする場合には、見通しを持った声かけをし、予測できるようにしてあげるのも良いでしょう。イヤイヤを激しくするため、お子さんの要求を叶えると、イヤイヤを起こすことが、自分の要求を表現する仕方になってしまうので、気持ちの言語化をサポートしながら、落ち着くのを待ちましょう。Upload By 発達障害のキホン(質問)子どものイヤイヤ・癇癪が激しく、2歳を過ぎても落ち着く様子がありません。激しすぎるのには理由があるのでしょうか。また、発達がゆっくりだと、イヤイヤ期も長引きますか?(回答)2歳過ぎてもイヤイヤが激しくなるのは、自分の意思を示したい、自分でできるのではないかという気持ちが芽生えきているためです。激しすぎる場合には、こだわりが強すぎる、気持ちの切り替えが難しい、見通しが立たないことが苦手という特性を持っているお子さんもいます。そのような特性がなくても、2歳から3歳は自己主張が激しくなる時期として、見守っても良いでしょう。発達がゆっくりだと、自己主張の時期もゆっくりになることがあります。お子さんの発達には個人差があるため、お子さんの様子に合わせた対応が必要な場合もあります。長引いたり、対応に苦慮される場合には、かかりつけ医に相談することをお勧めします。Upload By 発達障害のキホン【発達ナビQ&A】イヤイヤ期真っ最中、切り替えが難しい子どもにどう対応すればいい?発達ナビのQ&Aコーナーでは、子育てに関する疑問や知りたいことを質問するとほかの発達ナビ会員の方々が実体験などをもとに答えてくれます。イヤイヤ期に関する質問とその回答をご紹介します。息子は3歳ですが、2歳程度の成長だと言われました。現在はイヤイヤ期の真っ最中です。最近は特に「切り替えが難しいんだな」と言う場面を強く感じます。普段は、子供の要求を少しずつ叶えて共感して、その後お願いをする、と繰り返して、長時間戦ったりしています。でも時間ないときは、お菓子とかおもちゃで気を引くしかないのかなと思い始めました。そこで、発達障害児の切り替えについて調べてみると(略)ポイントは『切り替える』ことなので、切り替える時がきたら切り替えさせる,という経験が必要。テレビを見る時間が終わったらテレビを消してでも終わらせる。切り替えができない場合にダラダラと先延ばしにしていると、どんどん切り替えが難しいこどもになる。このように記載されておりました。確かに要求を聞いて先延ばしにしていたのでドキリとしました。(略)切り替える力を養うためには、癇癪が起きてしまうのは仕方ないことだと受け止めたほうがよろしいのでしょうか?こちらの質問には以下のような回答が寄せられました。切り替えと言っても、本人のスキルや場面に合わせた対応になると思います。例えば、テレビおしまい。とする場合は、見通しを立ててやめさせることは必要ですが、眠いとか、寝起き、空腹、疲れている時間帯に切り替えを…と言っても、難しいということにはりますから、そういう時間帯にはテレビはみせない方が本人は次の作業に切り替えやすくなるでしょう。どうしたら、スムーズに切り替えられるようになるか?という工夫が必要です。そもそも生活のリズムが一定でないと、切り替えを学びにくい子もいるので、まずはこういった環境調整が先になります。見通しを立たせるにしても、単に説明したり示すだけではなくて、理解しやすいように環境からかえていかないと効果は得られないです。このほか、そもそもまだ我慢がムリ。という場合は好き勝手にさせないよう、かつ、うまく切り替えられるようにしてあげないとダメです。(以下略)でABC分析というのがあります。子供の行動を3段階に分けて分析して対処する方法です。A「もっと観たいと駄々をこねる」親が拒否B要求が通らずに癇癪、パニックC結果延長が許された(おやつやおもちゃがもらえた)となると。。。困った行動を強化してしまうことになります。予告しておいても駄々をこねたら再度また遊べるのなら<駄々をこねた方が有利である>と誤学習してしまうのはあるあるだと思います。(予告が意味をなさない)個人的には時間で区切るよりも「あと1話でおしまい」の方が上手くいくと思います。まだ幼児期のお子さんなので、時間が来たからといってお話の良いところで強制終了されたらうまく切り替え出来ないと思うので、親が時間を見ながらあと1話なのか、2話見れるのかを調整してあげると良いと思いますよ。親と子供との真剣勝負になるので親はブレずに<駄目なものは駄目>を徹底した方が良いです。はじめはいつも以上に酷く癇癪を起こす可能性は高いですが、そこで親が根負けしたり、日によって対応が違うと問題行動の強化になりますので親にも覚悟が必要だと思います。そして暴れ終わった時には「切り替え出来たね」と褒めてあげるといいです。(以下略)参考:発達ナビQ&A(解説)発達障害のある子どものイヤイヤの背景には、こだわりが強かったり、気持ちのコントロールが未熟だったり、見通しが立たないことに不安を感じやすいなどの特性が関係していることがあります。家では、リラックスしやすい環境を整えることが大切です。家の中でイヤイヤを起こした場合には、安全な場所に一定の距離をもち離れ、クールダウンする時間を設けるのも良いでしょう。園でも、落ち着く環境に行き、クールダウンできるよう工夫しましょう。教室から離れて、職員室で先生と二人でいく、机の下に潜るなど、落ち着く場所はお子さんによってそれぞれです。園の先生と対応について、相談することをお勧めします。外出先では、イヤイヤが起きた場所から少し離れて、気持ちが落ち着くのを待ちます。短い静かな時間を過ごして、元の活動に戻ります。気持ちの言語化を図り、落ち着かせようとしても、なかなか落ち着かないなどある場合には、療育の先生や、かかりつけ医などに対応について相談するのも良いでしょう。Upload By 発達障害のキホンまとめイヤイヤ期は子どもの成長にとって重要な時期であり、子どもが自分自身を確立するための過程でもあります。親は子どもの気持ちを理解し、尊重しながらも、理性的に対応することが必要です。イヤイヤ期は大変な時期かもしれませんが、わが子にとって大切な成長の段階であるということを理解し、親子で乗り越えていきましょう。イヤイヤ期についての関連コラムはこちらコラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年06月21日現在2歳半になる次女は、長女のときに経験したような「イヤイヤ期」というものがまったくと言っていいほどありません。長女のときもさほどイヤイヤ期に手こずった記憶はないのですが、それにしても次女はまったく駄々をこねるようなこともなければ、泣き叫んで手に負えられない……ということもないのです。なぜこんなにもスムーズに次女の育児ができるのか? 自分なりに考えてみました。 お姉ちゃん(長女)のおかげ長女は現在5歳になるので、もう泣いて駄々をこねるようなこともなければ、ひとりで身支度もできる年ごろです。次女はそんな長女をずっと見続けているので、ある意味それが良い見本となっている気がします。 また、次女も長女も親に構ってもらいたい欲はあるので「どっちが早く着替えをできたか」「どっちが親の言うことを聞けたか」といったことを、親が意識しなくとも姉妹間で自然と競争するようになりました。「イヤイヤ」と駄々をこねて親の気を引くというよりは、親の言っていることを頑張り、認められたいという意識を持ちやすい環境になっていたのかなと感じます。 保育園のおかげ次女は1歳になったころから保育園に通わせていますが、早めに社会生活を経験している点も、次女のケースにおいては良い結果をもたらしました。長女以外で自分(次女)と年の近い子どもたちと常に触れ合っているため、年上の子どもたちの運動や言語などすべての発達において、次女の良い手本となっている気がします。 人間は、手が届きそうで届かない、自分より少し先を行っている人間に対して、一番刺激をもらうのだと、次女を見てそう学びました。 自分の育児スキルも上がっていた?最後は私自身も長女の育児を通して経験値が上がっており、次女のイヤイヤ期もなんなくこなせているのかな?とも感じています。長女のときは関わることすべてにおいて、初めての経験でした。常に「これはどうするのだろう」という疑問があり、また何か困ったことがあって対処したとしても、その行動の結果が出るのは数カ月先で、未来が見通しにくく、特有のしんどさがありました。 しかし、次女の育児は、長女のケースで学んだことを自身の経験を持って「やがて、なんとかなるものだ」と見通しが立ちやすくなりました。これらは私自身の育児ストレスを軽減させたほか、子どもへの対応スキルの向上にもつながっている気がします。 次女のイヤイヤ期がまったくと言っていいほど気にならない理由としては、長女や保育園など外部環境と、私自身が長女の育児経験を通して「今は大変だけど、いずれは困ったこともなくなっていく」と実感しているから、イヤイヤ期がないと感じるのだと思います。自身の捉え方と外部環境でここまで育児の負担が減るのだとわかりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/山口がたこ著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年06月19日毎日、イヤイヤが止まらない息子。登園はもちろん帰宅もひと苦労。ある日、泣き叫ぶ息子を抱えてなんとか登園させようと必死になっていたときがありました。そんな私の姿を見た周りの方や園長先生がとった神対応とは……。 2人目妊娠中にイヤイヤ期!困り果てた私に手を差し伸べてくれたのは… 息子が2歳のときに2人目を妊娠。イヤイヤ期真っ只中の息子は「行きたくない!」「帰りたくない!」と駄々をこね、仕事に遅刻することもありました。そして、お家に帰り着くのは毎日真っ暗。家を出るのも、家に帰るのもひと苦労で、妊娠中のおなかに話しかける余裕はありませんでした。 息子のイヤイヤ行動で一番大変だったのが、徒歩とベビーカーで行く保育園の送迎。イヤイヤ期の息子はベビーカーには乗らず、保育園とは反対方向へ走っていく……の繰り返しです。普通に歩けば20分くらいの道を、毎日1時間以上かけて通っていました。 ある日、泣き叫ぶ息子を抱えながら、ベビーカーを押していたときのこと。すれ違うおじさんから「ぼく、大丈夫だよ!」、自転車に乗ったおばさんからは「頑張れお母さん」と声をかけられ、気づけば涙がポロポロ。保育園に到着すると、登園に苦労していることを知る保育園の園長先生が入り口で待っていてくれました。そして、園長先生は朝の忙しい時間帯であるのにもかかわらず、そのまま息子と手をつなぎ公園へ行ってくれたのです。その姿に感謝をしながら、私は急いで仕事へ行きました。 そしてお迎えのとき、息子は朝公園で摘んだお花を私に渡してくれたのです。園長先生が公園で息子に何を話してくれたかわかりませんでしたが、その日はスムーズにお家に帰ることができました。帰宅後、息子と一緒にお花をコップに飾り息子も笑顔に。それからというもの、不思議と登園・降園時のイヤイヤが少なくなりました。たまにぐずることはありますが、街の人の声かけや、子どもにもママにも寄り添ってくれる保育園の先生のやさしさに支えられているなぁと実感した出来事です。 作画/CHIHIRO著者:井島りほ
2023年06月18日2歳半を過ぎてイヤイヤ期が落ち着いてきたと思った途端「自分でやりたい期」に突入した娘。朝食から、自分でパンにバターを塗りたい、牛乳をコップに注ぎたいなど、忙しい時間帯に失敗の連続……。かんしゃくを起こし大泣きする娘を見かねて私が手を出すと「自分でやりたかった!」とさらに大泣き。ため息の出る毎日が続いていました。 なんでもやりたがる娘にママは限界寸前! 2歳半を過ぎた娘はなんでも自分でやりたい時期。私はこと細かく娘に「自分でやる?」と聞くようにしています。すると徐々に「自分でやる」「ママがやって」など指示を出してくれ、少しずつスムーズに朝の準備が進むようになっていました。ところがある日、朝食を食べるために席まで着いた娘が「自分で起きたかった!」と大泣きを始めたのです。最初は言っていることの意味がわかりませんでしたが、よくよく聞いてみると「ベッドから自分で起き上がりたかった」そう。かんしゃくがヒートアップする娘に、「このままでは仕事に間に合わなくなる!」と焦った私は無理にでも娘を納得させようかと悩みました。しかし逆に時間がかかることを予測し、娘の思いを尊重することを決意。 「ベッドに戻る? パジャマにまた着替える?」とやり直しを提案しました。すると娘は泣き止み、自らパジャマに着替え、起きる場面からすべてやり直し始めたのです。朝食をとる時間がなくなったので「ごはんはお弁当箱に入れて、車で食べる」と自ら提案。そこから出発までは非常にスムーズでした。 急いで娘を車のチャイルドシートへ乗せたとき、娘がふいに「ママありがとう」とひと言。私はビックリしましたが、そこには笑顔の娘がいました。そのとき、大人の都合で娘を動かしていた自分に気づいたのです。「もっと娘の気持ちに寄り添わなきゃ……」と反省するとともに、娘のやりたい期を頑張って乗り越えようと思いました。 作画/mosu著者:藤田わか奈
2023年06月17日2歳前後の子供が、自己主張が激しくなる時期である『イヤイヤ期』。なんでも「イヤ!」と拒否されてしまうため、親にとって大変な時期だといえます。『イヤイヤ期』のイラストにクスッ!2児の父親である、たろう(@OONO_TARO_B)さんは、イヤイヤ期の我が子を目にした1人。『イヤ』という感情を全力で表現する我が子を観察し、イラスト化したところ、さまざまなパターンに分かれていたようです。「共感しかない」の声が上がる、実際のイラストをご覧ください。『悲劇のヒロイン』のように倒れ込むような姿勢で泣いたり、よだれを噴出したりと、さまざまな表現で嫌がる子供。イラストをよく見ると、連続して起こり得る感情表現が矢印でつながれており、「結構厄介」「まんまるお腹が冷えますよ」といった、たろうさんの感想も添えられています。1つならまだしも、あらゆる『イヤイヤ』が組み合わさると、頭を抱えてしまいそうです…!たろうさんがイラストをTwitterに投稿すると、我が子のイヤイヤ期に手を焼いたであろう親たちから、共感の声が相次いで寄せられました。・下の子が今まさに『霧吹き型イヤイヤ』を発動させています…。・コンボの矢印に笑いました。うちの娘は『直立絶叫型』『叩き型』『地面一体型』の3種を使いこなします。・私の子供、フルコンプしてるわ。こうしてみると、全部かわいい。また、たろうさんのイラストで我が子にイヤイヤ期がきていることを察した人や、「あと2年でこうなるのか…」と、今後の『闘い』に覚悟を決める親も。イヤイヤ期に限らず、子育てに奮闘するすべての親たちに、労いの言葉をかけたくなりますね![文・構成/grape編集部]
2023年06月10日皆さんは、子育て中に辛かった思い出はありますか?今回は「娘と旦那の仲が悪くて困っています」を紹介します。イラスト:マミヤ(@mamiyang83)子どもが苦手な夫夫と娘と3人で暮らしている主人公。夫は子どもが苦手でしたが、積極的に娘とかかわろうとしていました。しかし娘はパパイヤイヤ期に入り、2人の間には溝ができてしまいます。夫は世話や娘との遊びを避けるようになりました。夫のそんな気持ちは娘に伝わってしまい…。パパ嫌い出典:Instagram娘は4歳になっても、夫に反抗していました。そして娘の5歳の誕生日に、事件は起きたのです。夫は娘に反抗され、笑顔で誕生日を祝えませんでした。2人がいつも通り喧嘩する姿に、主人公は思わず泣き出します。年に一度の大事な日を仲良く祝えず、主人公は残念に思うのでした…。誕生日は仲良く家族の誕生日は、喧嘩せずに祝いたいですよね。準備を進めていた主人公が、泣き出してしまった気持ちがよくわかるエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年06月07日皆さんは、子どものイヤイヤ期をどのように乗り越えましたか?今回は、イヤイヤ期の娘のエピソードを漫画で紹介します。イヤイヤ期の娘義母の発言に…義母の文句は止まらず…娘が激怒!?嫁に対して怒っている義母を見て、娘が怒ってくれるなんて…。娘の予想外な発言に固まった衝撃エピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています
2023年06月06日皆さんは、子どもの予想もしない行動に苦労した経験はありますか?今回は、実際に募集した「子育てで苦労したエピソード」を漫画化してお届けします!イヤイヤ期の次女オムツ交換に苦労…オムツを離さない…先生も困惑…イヤイヤ期に突入した次女は、何をするにも言うことを聞かず…。次女の行動は、保育園の先生まで困惑させてしまったのでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年06月01日私は3歳半と1歳半の息子がいる2児の母です。現在3歳半の長男のイヤイヤ期が、それはもう強烈でした。毎日試行錯誤しながら、イヤイヤ期の長男を育てるのに必死だったのですが、そんな長男のイヤイヤ期を振り返りたいと思います。今回は長男がお風呂が嫌いで困っていたとき、どのように対応したのかをお話しします。 それは突然やってきたこれは長男が1歳半ごろのお話です。私はちょうど第2子の妊娠が判明したときでした。私はつわりの影響でお風呂に入ると気分が悪くなるので、長男のお風呂は夫に任せていました。長男は夫とお風呂に入るのが大好きで、毎日楽しくお風呂に入っていました。 ある日、夫がいつものように長男とお風呂に入ろうとすると「嫌」と長男が泣くようになりました。お風呂に入ろうと誘うと「嫌」と長男は激しく泣くようになり、家中逃げ回る日もありました。これがお風呂イヤイヤ期の始まりでした。 無理矢理お風呂には入れたくないけれど…私たちは「無理矢理お風呂に入れて、これ以上お風呂を嫌いになってほしくない」と思っていました。そこで私たちは長男がお風呂に入りたくなるまで、待つことに。しかし30分経っても、1時間経っても「お風呂に入ろう」と誘うと返事は「嫌!」のひと言。長男がお風呂に入ることを拒否し続ける日がほとんどでした。待ち続けても寝る時間が遅くなってしまうので、最後は強行突破。結局、長男を無理矢理お風呂に入れていました。 脱衣所でも浴室でも長男は大号泣。私は脱衣所から大音量で長男の好きな音楽をかけて、気を紛らわせようと必死でした。ちなみによくかけた歌は「とんとんトマトちゃん」です。この曲には何回も助けられました。嫌なお風呂を頑張ったあとは、毎日たくさん長男を褒めてぎゅっとしました。 救世主現る!お風呂に楽しく入ってほしいと思い、お風呂用のおもちゃをいろいろ買って試しました。しかし長男はどれもすぐに飽きてしまいました。私はたまたま家にあった入浴剤を発見。長男に入浴剤を渡すと、「これをお風呂に入れると色が変わるから、何色になったか教えてね」と伝えました。 すると長男はすんなりお風呂に入ったのです。お湯の色が変わるのが不思議だったようで、その日は泣かずにお風呂に入っていました。長男のお風呂イヤイヤ期を救ったのは、入浴剤! おもちゃではなく身近にある物でした。 うまくいかないときもあるすっかり入浴剤のとりことなった長男。しばらく長男は楽しくお風呂に入っていました。しかし、そこはイヤイヤ期。長男もその日の気分もあり、私のつわりも落ち着き、私が一緒にお風呂に入るようになってもダメ。入浴剤もダメ。おもちゃもダメ。全部ダメ。そんな日もありました。 それでも入浴剤のおかげでお風呂を嫌がる日が減り、とても助かりました。そうこうするうちに、長男が2歳を過ぎたころにはお風呂を嫌がらなくなりました。 3歳半になった現在では長男のイヤイヤ期はかなり落ち着きました。しかし今度は次男のイヤイヤ期が始まりました。今のところ長男と比べると穏やかなような……。イヤイヤ期にも必ず終わりは来ると信じて、毎日子育てに奮闘したいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/星田つまみ著者:小林加奈
2023年06月01日世の中の親たちを悩ませる、イヤイヤ期の子供の気まぐれな行動。なかなか食事をしてくれないのも、代表的な行動の1つです。これはInstagramに育児漫画を投稿する、まきこんぶ(makikonbu33333333333)さんが描いたエピソード。ある時、2歳の息子あん太くんが途中で夕食を放棄しまいました。無理やり食べさせる気力もなくなってしまったため、諦めてお風呂に入れたのですが…。夕食時はあれほど残していたのに、自分で椅子に座ってうどんを食べていたあん太くん!お風呂に入ったにもかかわらず、服も顔も汁だらけの状態です…。絶望するまきこんぶさんでしたが、彼の笑顔を見るなり「ご飯を食べてくれたからいいか」と自分を納得させる結果に。投稿のコメント欄には、多くの共感の声が寄せられていました。「共感しかない。うちも逆ギレした3分後に笑顔で食べているよ」「分かる!ご飯を出しっぱなしにした自分を恨む」「あるある。みんな一緒なんだと安心した!笑」「これがあるから、あえて片付けない」「食べてくれるだけありがたい…」なかには、「私のイライラを察して、4歳のお姉ちゃんが『服は着替えれば大丈夫』ってフォローしてくれます」という経験談も。こういう時の兄姉のサポートは心強いですね…![文・構成/grape編集部]
2023年05月27日1歳半から3歳頃まで続くといわれている、子供のイヤイヤ期。何をするにも「イヤ!」と拒否をする時期で、多くの親が手を焼くでしょう。ひみつのうつ子ちゃん(@utuko_chan)さんは、息子さんのイヤイヤ期に起こった印象的な出来事を、Twitterに投稿しました。イヤイヤ期の息子に、工事現場で働く男性が?投稿者さんには2歳の息子さんがいます。ある晴れた日、投稿者さんが提案する服装を「イヤ」と拒否する息子さん。どうしても雨がっぱを着て保育園に行きたかったようで、頑なに投稿者さんのいうことを聞きません。仕方がないので息子さんのいう通りにし、晴れているのに雨がっぱを着て保育園まで向かっていると、工事現場の近くを通りました。※写真はイメージショベルカーを見ていた息子さんに、工事現場で働く中年男性が「おはよう。雨がっぱか…」と声を掛けます。その言葉を聞き「『雨が降ってないのになんでや~』といわれてしまう」と、少し不安な気持ちになる投稿者さん。しかし、中年男性の口から出た言葉は投稿者さんの予想を大きく裏切るものでした。「ええなぁ!かっこええやんか!好きなやつを着たらええねん!」中年男性は笑顔で話を続けます。投稿者さんの息子さんは、普段は中年男性全般に対して恐怖心があり、苦手だそうです。そんな息子さんでも、工事現場で出会った中年男性の言葉が嬉しかったようで、「おじちゃん、優しかったねぇ」と喜んでいました。投稿者さんは「息子さんが『雨がっぱを着て行く!』と発言した時、ついつい周りの目を気にしてしまったが、優しい声掛けのおかげで私の心も晴天になりました」と、振り返っています。投稿された中年男性の言葉は多くの人の心に響き、「まるで太陽みたいな人ですね!」「このおじちゃんのような大人になりたい」などのコメントが寄せられていました。投稿者さんが出会った中年男性を見習って、相手に寄り添えることをいえるように心掛けたいですね![文・構成/grape編集部]
2023年05月26日イヤイヤ期の子は外だろうが、お構いなしに騒いでしまうことがしばしば。対応するママやパパは、周囲への申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいます。これはInstagramで育児漫画を投稿する、梅(koumesuke)さんが体験したエピソード。絶賛イヤイヤ期の娘が、道ばたで泣き叫んでしまいました。焦る梅さんが必死になだめていると、見知らぬ男性がすれ違いざまに…。男性がボソッとつぶやいたのは、なんと「子育て母ちゃんがんばれ!」という言葉。一瞬ドキッとした梅さんでしたが、声かけの内容に思わず涙ぐみ、「ちょっとしたひと言が沁みる」と心の中で感謝の気持ちを伝えています。投稿のコメント欄にも、感動の声が寄せられていました。「応援の言葉でよかった」「ひどい言葉かと思っていたら…なんて素敵」「世の中捨てたもんじゃないですね」「こんな言葉をかけられる人は神」「もっと大きい声でいってもいいんだよ!」おそらく恥ずかしさからか、小さい声ではあったものの、言葉にしたことに拍手!心では思っていても、声に出すのは勇気のある行動です。梅さんが出会った男性のように、やさしい声がけをしてくれる人が増えれば、グッと子育てしやすい世の中になりそうですね。[文・構成/grape編集部]
2023年05月22日幼い子供を連れてのお買い物はひと苦労。下手をすれば店内で泣き叫ばれてしまう可能性もあるため、ママやパパは機嫌を損ねないように神経をとがらせています。Instagramに育児漫画を投稿する、佐伯梅(koumesuke)さんもそんな体験をした1人。ある日2歳の娘、小梅ちゃんと一緒にお買い物をしていました。早く終わらせたいものの、イヤイヤ期の娘を気遣って行動しているため、なかなかスムーズに進まずに、ネガティブモードに陥っていたのですが…。あまり時間がないなか、予定していなかったガチャガチャをやる羽目になるなど、紆余曲折はあったものの、なんとかレジまでこぎ着けた梅さん。「早く終わらせよう」と思った最中、小梅ちゃんがガチャガチャでとった商品を店員さんに差し出してしまいました。第三者からすると、小梅ちゃんの行動は微笑ましいものですが、この時の梅さんのメンタルは極限状態。「店員さんを困らせてしまう」と思い、慌ててたしなめましたが、なんと店員さんはレジを通すフリをしてくれました!梅さんは思わずハッとして、「やさしい世界だ」とほっこり。子連れ外出の大変さを痛感すると同時に、人々の親切心を噛みしめる機会となったようです。[文・構成/grape編集部]
2023年05月22日ワンオペお風呂は兄弟2人を抱えて強行!2018年に格闘家のト部弘嵩さんと結婚し、2020年に第一子となる長男・禅清(ぜんせい)くん、2022年に第二子となる次男・倫壽(りんじゅ)くんを出産した高橋ユウさん。自身のYouTubeチャンネルではたびたび育児の様子を公開しています。今回は三度目のワンオペ動画ということで、イヤイヤ期真っ盛りの長男・禅清くんの様子を伝える予定が、なぜかこの日はいつものイヤイヤが嘘のよう。朝からテラスの草木の剪定、家具の組み立て、次男・倫壽くんの健診、長男・禅清くんのお迎えからの電車とバスを乗り継いでの皮膚科、とバタバタ過ぎる1日でしたが、穏やかな夜を迎えられました。とはいえ、夜ごはんを食べる準備ができても、禅清くんはまだ遊びたくてなかなか食卓につきません。その後のお風呂も拒否され、2人を抱えて強制連行する高橋さんですが、それでも「今日余裕なんだけど。昨日とかめっちゃ怒りすぎて私泣いてたんだけど……ウソかのようにめちゃくちゃ楽!」というのです。2人を寝かしつけた後、あらためて最近の育児について語った高橋さん。「本当いつも怒っちゃってて、いつも自己嫌悪に陥って、怒った後に泣いちゃうとか……。寝た禅清の顔見て、あぁ禅清、今日もいっぱい怒っちゃってごめんね……って思ったりすることが、本当に毎日のようにあったんですけど、何か他にいい向き合い方ないかなって」と胸の内を明かします。正しい成長の過程だとわかっていても、親はイライラしてしまいがちなイヤイヤ期。高橋さんはゴールデンウィークを禅清くんとずっと一緒に過ごしたそうですが、そのとき禅清くんは甘えてうれしそうな顔も見せてくれ、イヤイヤ期っぽい行動が見られないことに気付いたそうです。「これは禅清の問題じゃなくて、私自身の問題なんだって気付けることがたくさんあった。禅清の一言一言にのっかってみたりとか、寝る前とかに本当にいっぱい抱きしめたりすると少し聞き分けがよくなったような気がします!」と言い、普段は忙しくて自分に余裕がなさ過ぎたとも感じていることを明かしました。この気づきに共感を覚えるママパパは多いのではないでしょうか。
2023年05月22日「魔の2歳児」とはよく聞く言葉ですが、わが子のイヤイヤ期は1歳半くらいからスタート。特に「今していることをやめて、次の行動に移る」ときに激しく抵抗し、泣いて嫌がることが多々ありました。イライラして口調が厳しくなると、さらに泣きわめいて手に負えなくなるわが子……。しかし、少しの辛抱がそのあとのごきげんにつながるということに、あるとき気がついたのでした。 行動を変えるときにイヤイヤわが子のイヤイヤは、先輩ママの話を聞く限りではそこまで激しくはなかったようです。しかし「今していることをやめて別のことをする」ときの抵抗がとても激しく、苦労しました。 例えば「もう帰る時間だからこのおもちゃを片づけよう」というときはもちろんイヤイヤ。「公園で遊ぼう」というときは靴を履くのがイヤイヤ。やっと靴を履かせたと思ったら、階段の上り下りが楽しくてなかなか公園に行けず……。「行こう」と促すとイヤイヤ、といった様子でした。 急いでいるときは特にイライラ決まった時間に行かなければならない約束があるときなど、急いでいると特にイライラしてしまって大きな声で怒ってしまうこともありました。 するとさらに泣きわめき、泣き声にますますイライラするし大声を出してしまった自分に嫌気が差して自己嫌悪……。そのあとのぐずぐずも長いので、「もう嫌!」と思うことが何度あったことか。説明してわかる年ごろではないので、どうしたらいいのかわからず困りました。 ちょっと我慢すればそのあとがラクにある日、出かけようとすると、また階段の上り下りに夢中になってしまいました。その日は急ぐ用事でもなかったので、まあいいかと遊ばせておくことに。15分くらいそうやって遊んでいたでしょうか。満足したのか飽きたのか、素直に車に乗ってくれ、とてもごきげんで出かけることができました。 実は私は5分くらいで「早く終わらないかな」と、もどかしくなっていたのですが、そこで切り上げさせていたらきっとまた大騒ぎだったでしょう。ちょっとの我慢がよかったのだと思いました。 わかってはいても気持ちに余裕がないとちょっとの我慢もできず、同じ後悔をすることもよくありましたが、わが子のマイペースさにイラっとするたびに「ちょっと我慢」と辛抱することで、イヤイヤが少し減ったように思います。 イラスト/さくら監修/助産師 松田玲子 著者:ライター 銀鏡あゆみ
2023年05月14日多くの人は、誰にも見られたくない一面を持っていることでしょう。みり(quino_kozakura)さんと一緒に暮らすコザクラインコのキノちゃんにも、見られたくない姿があるようです。お腹が空いていても、飼い主さんの前ではご飯を食べないキノちゃん。部屋から誰もいなくなった瞬間に、ご飯を食べ始めるのだそうです。キノちゃんの行動には「反抗期?それもかわいいね」「人前でご飯を食べるのが恥ずかしいだなんて、思春期なのかな?」などの声が寄せられていました。ちなみにですが、飼い主さんによると、基本的にキノちゃんは飼い主さんが目の前にいてもご飯を食べるとのこと。しかし、遊ぶ時間にも関わらずご飯を食べさせようとすると、食べなくなってしまうのだそうです。「まだ遊んでいたい!」という気持ちをアピールするために、食事に興味のないフリをしているのかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2023年05月09日1歳6ヶ月になったわが家の末っ子である、次男。■次男のイヤイヤ期が想像以上のレベル現在、自己主張&イヤイヤ期が炸裂中しております。とにかく、なんでもかんでもイヤイヤイヤイヤ…ダメダメダメダメ…。当初、イヤイヤ期がやってきたときは、「きたな…イヤイヤ期め。かかってこい」と、余裕でいたのですが…。想像以上のレベル!上の二人より激しく、私の今までの育児経験を持ってしても、まったく太刀打ちができません。まだ生まれて1年半しか経っていないのに、その迫力で周囲をビビらせる貫禄…。自分が最強だと思っているであろう、態度…。いつも私たち家族を、振り回してくれます。身体が大きく、力もあるため、上二人が生まれたときより、老いている私は、とにかく体力が続かない!毎日ヘロヘロになりながら、次男のしもべと化してます。そんな次男ですが…。 ■家族全員がメロメロにも~! とにかくかわいい!それぞれがあんなに振り回されているのに、次男のことをとてもかわいがっています。ひどいことをされても、にこっと笑いかけられるだけで、全員メロメロ。一番関わり、被害を多く受けている長男でさえ…。愛情が爆発しています。この、わが家最強の愛され次男…これからどんなふうに成長していくのでしょうか。母としては正直少し不安ですが、日々楽しみながら待ちたいと思います。
2023年05月04日第2子にして初めて経験したイヤイヤ期。話には聞いていたけれど、実際になんでもイヤイヤされ、大声で泣かれたり暴れられてしまうと本当に大変で、こちらも何度も泣きたくなりました。そんな私が日々おこなっている3つの対処法をご紹介します。 上の子にはなかったイヤイヤ期わが家にはおとなしい8歳のお姉ちゃんと3歳のやんちゃな弟がいます。お姉ちゃんのときは、先輩ママや育児サイトで見聞きするイヤイヤ期なるものに戦々恐々としていたのですが、「これがイヤイヤ期だ!」と認識することもなく、気づいたらとっくに対象時期が過ぎていました。 思い返せば、自分でしたいところを親が先回りしてしまうと機嫌が悪くなったり、うまくできないとかんしゃくを起こしやすいという時期があったので、あれが娘のイヤイヤ期だったのかな?と思います。 下の子で初めてのイヤイヤ期を経験弟はお姉ちゃんと違い、元気いっぱいで物怖じしない性格。その分自己主張も強く、1歳6カ月前からわかりやすくイヤイヤが始まりました。おむつ替えや着替えは断固拒否。なんでも自分でやりたい! でもうまくいかないと大声で叫び、物を投げる⋯⋯。スーパーなどでは機嫌を損ねると、寝そべらないまでも頑なに動かなくなり、1時間でも平気で泣き続けることもありました。 晴れの日でも絶対長靴、雨の日だけどサンダルじゃないと出かけないという、まさに王道のイヤイヤ期。2人目なのに初めての経験だらけで、戸惑い、途方に暮れることばかりでした。 とにかく周りに相談する!そこで私がしたことの1つ目は、とにかくたくさんのママ友に相談するということ。お姉ちゃんとは5歳差なので、ありがたいことにすでにママ友はたくさんいました。話を聞いてもらい、共感してもらうことで安心し、元気をもらいました。 またわが家よりも大変そうな体験談を聞いて気持ちがラクになることも。息子のことを知っているからこそ、効果的なアイデアをもらえたり⋯⋯。育児書や育児サイトも参考にしましたが、ママ友の生きたアドバイスは特にありがたかったです。 見ないようにして待つ、気をそらす2つ目に私がしたことは、ひたすら待つということでした。息子の気分が変わるまでひたすら待ちました。また着替えなど、まだあまりうまくできなくて時間がかかる支度は、つい親が手伝ってあげたくなります。ですが急いでいるからと先回りしてしまうと、火がついたように怒り出して収まらず余計に時間がかかってしまうので、息子に任せました。 見守っていると手を出したくなってしまうので、その間はできるだけほかのことをおこなうように。うまくできずかんしゃくを起こし始めたらサポートはしますが、できるだけ自分でやり遂げさせました。それでもできないようなら、できそうなほかのことを提案し、そちらに興味がうつるように仕向けました。 そして、私のしたことの3つめは息子の気をそらすことです。え?と思うくらい、まったく違う話をすると効果的でした。 息子は現在3歳。おしゃべりはじょうずになったものの、まだまだ言いたいことが伝わらず怒って泣き叫ぶことがあります。かんしゃくも多くイヤイヤ期が終わったとはまだ言えないのですが、少し前と比べると聞きわけはよくなったかもしれません。本当に大変ですが、手探りで対応しながら、親子の絆を深めるチャンス!と思って乗り越えていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。夫は別居中のため、完全ワンオペ育児奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年04月23日■前回のあらすじ長女のイヤイヤ期がピークを迎え、何をやってもうまくいかない。そんな中、私は将来のために長女に謝ることを覚えてほしいと思い、さまざまな方法を試しながら、長女に合った伝え方を探すのでした。■天使期がやってきた!夢のような日々!!は、すぐ過ぎ去ったので、ほとんど記憶に残っていないという…。だからマンガも短めです。■「かわいい」の使い方に注意!さぁ皆さま、中間反抗期の入口へようこそ!上の子のヤキモチ問題。私自身が長女なので、めっちゃ気持ちわかるんですよ…。これまで「お姉ちゃんなんだから」という言い方は一切しないようにして、だいぶ寄り添ってきたんですが、爆発は防げませんでした。ふたり並んでいたら、より小さい方をかわいいと思っちゃう本能、恐ろしいです…。何か成果をあげないと褒めてもらえなくなった長女。火のついた不満が、だんだん周りへの攻撃に変わっていきます。次回に続く「中間反抗期の5歳がいます」(全12話)は12時更新!
2023年04月13日■前回のあらすじ長女は絶賛中間反抗期を迎え、私は日々苦悩しながら向き合っている。イヤイヤ期の3歳のときに、次女を出産。とてもやさしいお姉さんになったのだがイヤイヤは別で、特にパパに対する態度がひどくて…。■何をやってもうまくいかず…イヤイヤ期も後半になると、理不尽に当たられることが多かったです。でも私にとっては理不尽だけど、長女にとってはちゃんと理由があるんですよね。それをまだ、上手に言葉にできないだけで。イヤイヤの話は序章なので細かくは描いていないですが、イライラしたことも多々あるし、「ええ加減にせぇ」と大人げなく怒鳴ったこともあります。イヤイヤの渦中にいるときは、終わりが見えなくて毎日しんどかったですが、ちゃんと終わりはありました。その後にもっと大変な「中間反抗期」が来ようとは、このときの私は知る由もありません。■この子に合った道を探すのが正解と信じて大人でも素直にゴメンって言えない場面がよくあるんだから、子どもならなおさら難しいですよね…。この謝る練習は、イヤイヤ期が終わってから功を奏しました。具体的な声かけが出てきますが、育児書的な正解かどうかはわかりません。こうしたらいいよという、おすすめでもないです。その子に合わせたペースや、響く言葉があると思うので、それを遠回りしてでも見つけて行くのが正解だと思って、日々臨んでいます。次話は、ようやくイヤイヤ期が明けた、夢のような日々の話です。次回に続く「中間反抗期の5歳がいます」(全12話)は12時更新!
2023年04月12日こんにちは、とんがりめがねです。今回は長女の中間反抗期のお話です。しばしお付き合いください。■妹は生まれなくてもよかった!?次は、少しさかのぼってイヤイヤ期のお話から描いていきます。この衝撃の一言のエピソードは、シリーズ後半で出てくる予定です。■長女のイヤイヤ期は…イヤイヤ期の前半は、素直さとイヤイヤが半々で、「イヤだ」「やりたくない」という感情だけだったので、かわいいもんでした。むしろイヤイヤ自体より、「パパがイヤ」による負担の方がしんどかったです。次回に続く「中間反抗期の5歳がいます」(全12話)は12時更新!
2023年04月11日