パリにおけるサードウェーブコーヒーの先駆者「クチューム(COUTUME)」が2月11日、玉川高島屋に新たなカフェをオープンする。日本ではベイクルーズが展開。フランス国内の星付きレストランやカフェからオーダーが絶えないという「クチューム」。14年4月には東京・青山に、12月には大阪に2号店がオープンし、日本でも様々なメディアで注目されてきた。特に、二子玉川店では“ワンランク上のクチューム”をテーマに、これまでの店舗にはないメニューやサービスを提供していく。中でも、オープンに合わせて数量限定で販売する最高級コーヒー豆「ゲイシャ」は、04年の国際オークションでは最高価格で落札された、コーヒー界で最も注目を集めている品種の一つ。すっきりとした甘みを伴う酸味が特徴で、その香りはフローラルのアロマや柑橘類を彷彿とさせる。他にも、土づくりから栽培、収穫までにこだわった農場から個性豊かなコーヒー豆を取り寄せ、すべてハンドドリップで1杯ずつ丁寧に抽出。オープンから2月13日までは、フランスバリスタ選手権で上位入賞の経歴を持つバリスタが本店より来日し、コーヒーサーブを行ってくれる。また、15日まではコーヒーを注文すると、お勧めのコーヒー3種をテイスティング出来るチケットを配布。更に、毎日先着で50名には、シングルオリジナルコーヒー豆がプレゼントされる。なお、内装はフランスの国内外で著名な商業施設や店舗を手掛けてきた「カット アーキテクチャー(CUT architectures)」が担当。パリの風を感じるような、スタイリッシュで心地良い空間になるという。
2015年02月02日パリ発のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ(Salon du Chocolat)」が、1月21日から25日まで、新宿NSビルで開催される。本場パリで開催される臨場感を再現したという同祭典で見逃せない2015年話題のショコラを紹介する。世界17ヶ国、約100ブランドのショコラを楽しむことができるこのイベントの2015年のテーマは、「ショコラ、パトリモワンヌユニヴェルセル(Chocolat, Patrimoine Universel)」(次世代にも伝えたいショコラという名の「世界遺産」)。この名の下、注目されるショコラは、複数のショコラティエのショコラが一つのボックスに入る、贅沢なセレクションボックスや、MOF(フランス国家最高職人)を取得しているオリヴェ・ヴィダル(Olivier Vidal)のショコラだ。同祭典テーマ名と同じショコラ名である、「ショコラ、パトリモワンヌユニヴェルセル(Chocolat, Patrimoine Universel)」(9,250円)は、18人のシェフが過去、現在、未来と時空を超えて継承されるショコラへのオマージュ(敬意)を彼らなりの解釈で、ショコラに昇華したセレクションボックス。パッケージは、カラフルな18個の穴が“ショコラティエの顔”“中身のボンボンショコラ”“SALON DU CHOCOLAT 2015”の文字が交互に現れる。ボックスの右のレバーを引けば、各ショコラティエのショコラが現れ、更に下のレバーを引くと、彼らの顔までもが出現するという仕組みだ。同じく、セレクションボックスとしては、「オリジン・カカオ(Origine CACAO)」(5,000円)も見逃せない。ショコラの原点であるカカオへのオマージュをテーマに、ワインにおけるテロワール(土地の性質)と同様、カカオのテロワールを楽しめる。パッケージのイラストは、サロン・デュ・ショコラ主催者のフランソワ・ジャンテによるもの。ショコラの原材料であるカカオの実やカカオ豆のイラストから、ショコラに囲まれた子供の笑顔のイラストへと変わる仕掛けが施されている。日本人シェフ達によるセレクションボックスも登場。「ワールドチョコレートマスターズボックス」(3,000円)は、パリのサロン・デュ・ショコラで2年に1度決勝大会が行われるショコラティエの世界選手権「ワールドチョコレートマスターズ」に、日本代表として参加した日本人シェフたちのショコラが入っている。垣本晃宏(2013年同選手権4位)や植崎義明(2011年同選手権2位)など、合計6人のシェフ達が彼らの才能を余すことなく発揮したボックスに仕上がっている。オリヴィエ・ヴィダルは、18歳の時からショコラティエの修行を始め、2007年MOFを取得、2012年からブルゴーニュ地方オクセールに店を構え、今回サロン・デュ・ショコラに初登場する。エスカルゴの街・ブルゴーニュらしく、その名の通り、エスカルゴ(4,500円)のショコラは、その中に滑らかなムースのようなプラリネが入っている。ヘーゼルナッツをキャラメリゼしてノワールでコーティングしたノワゼット ノワール(2,000円)は、丸型のショコラで、同氏の世界観を気軽に堪能できる逸品。同氏は「若い後輩たちにショコラティエという仕事の基本や、仕事への情熱を伝えたい。基本とは、先ず質の良い原料を選ぶこと。これは未来においても変わらないと思う」と話す。サロン・デュ・ショコラの会場となるNSビルでは、ショコラの販売だけでなく、ショコラティエやパティシエ達がショコラの歴史や日本とフランスの洋菓子などについて語るトークショーやレクチャーなども予定されている。
2015年01月19日東京都新宿区西新宿の新宿NSビル地下イベントホールで、パリで生まれたチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ 2015」が開催される。日時は1月21日~25日、10時~20時。○人気ショコラティエやパティシエも来日同イベントは、世界15カ国から100のチョコレートブランドが集まり、ショコラティエやパティシエたちが「ショコラの未来」に想いを馳せたクリエイションを披露するもの。今年は会場を新宿NSビルへと移し、本場パリのサロン・デュ・ショコラの臨場感を再現するという。テーマは「Chocolat, Patrimoine Universel~未来へのオマージュ~」。期間中は、カカオ豆(Bean)から板チョコ(Bar)になるまでを一環して手がける「BEAN TO BAR」ブランドが出店するほか、フランス最古のチョコレートといわれるバスク地方の「カズナーブ」などが初登場する。会場には、ジャン=ポール・エヴァン氏による各日100食限定の「チュロ ショコラ デギュスタシオン マリアージュ」、ヨシノリ・アサミ氏の「クレーム グラッセ ショコラ」、アンリ・ルルー氏の「クイニーアマン・オ・C.B.S.」、ナオミ・ミズノ氏の「チョコマニア」などのEat in & Take outメニューを用意。また、ジャン=ポール・エヴァン氏、フランク・ケストナー氏などの人気ショコラティエやパティシエを迎え、トークショー&デモンストレーションも行われるとのこと。なお、京都市のジェイアール京都伊勢丹(1月28日~2月14日)、大阪市北区のLUCUA(1月28日~2月3日および2月4日~14日)、福岡市中央区の岩田屋本店(1月29日~2月14日)、名古屋市中区の名古屋栄三越(1月28日~2月3日)、仙台市青葉区の仙台三越(2月3日~15日)、札幌市中央区の丸井今井札幌本店(1月31日~2月14日)でも開催を予定している。
2015年01月16日とらやは2月8日、バレンタインデーに合わせ「とらやパリ店オリジナル『羊羹(ようかん) au ショコラ』」を発売する。14日までの期間限定での提供となる。同商品は、ビターチョコレートとラム酒を加えたようかんに、グラニュー糖をまぶした一口サイズのお菓子。チョコレートとあんの豊かな風味は、コーヒーや洋酒にも合うという。とらやパリ店限定の商品だが、バレンタインデーに合わせて日本でも数量・期間限定で販売する。販売店舗は、一部の直営店・百貨店。価格は1,512円(税込)。
2015年01月08日何かと集まりの多い季節。持ちよりパーティーに何か作っていかなくちゃいけないけれど、前日も当日も作る時間がない! なんてこと、ありませんか? そんなときは作り置きできる、いや、むしろ時間が美味しくしてくれるものを持っていくのがおすすめ。簡単で料理上級者に見える牡蠣のオイル漬けのレシピをご紹介しましょう! バゲットを添えれば、立派なおもてなしのおつまみにもなる牡蠣のオイル漬け。それでは、さっそく作り方です。●牡蠣のオイル漬け(作りやすい分量)<材料>牡蠣(加熱用)…400g塩…小さじ1にんにく…1かけ赤唐辛子…1本ローリエ…1枚タイム…あれば3〜4枝オリーブ油…1カップ<作り方>1)にんにくは薄切りにする。赤唐辛子は半分に割って種をのぞく。2)牡蠣は塩(分量外)を入れた水に2~3個ずつ入れて振り洗いをし、汚れをおとす。ペーパーで水気をふきとる。3)テフロン加工のフライパンに油を敷かずに2の牡蠣を入れ、強火で軽くゆすりながら焼きつける。火が通ってくると水分が出てくるので、塩をふり、水分を飛ばすように3〜4分加熱し、取り出す。4)粗熱が取れたら1とともに清潔な容器に入れ、牡蠣が完全にかぶるようにオリーブ油を注ぐ。密閉して冷蔵庫でひと晩置いたら出来上がり。フライパンに残ったカリカリしたものは、とてもおいしい牡蠣のエキスなので、洗わずにそのまま油を足してチャーハンや炒め物などに使うといいですよ。煮沸消毒した瓶などに入れて冷蔵保存すれば、冬場であれば1週間程度は日もちするので、忙しいときでも前もって用意しておけます。持ちよりパーティーのときなどは、当日食べ切らなかったら、招いてくれたお宅へ瓶ごとプレゼントするのも素敵ですね。牡蠣のうまみがぎっしり詰まったオイルのおかげで、ゆでたパスタとさっとあえるだけでも豪華な一品になりますので、ぜひ、おすすめのおいしい食べ方をひと言添えて。おいしいバゲットと一緒に持っていってください!
2014年12月26日ロジェ ヴィヴィエ(Roger Vivier)は、日本版フェイスブックや公式YouTubeチャンネルで動画「シャトー・ドー通りの多彩なギフト」を公開している。ブランドアンバサダーのイネス・ド・ラ・フレサンジュが、パリのお気に入りスポットを紹介する、公式ホームページ内でも人気のコンテンツ「イネスのリトルダイアリー」。今回公開された動画は、そのクリスマス編にあたるもの。映像ではシャトー・ドー通りにある二つのショップ、「ラ・トレゾルリー(La Tresorerie)」「ジャミニ(Jamini)」が紹介されている。クリスマスギフトを探すなら、この2店舗を押さえておけば間違いないというイネス。雑貨店「ラ・トレゾルリー」では店内を巡り、雑貨からキッチン用品まで、様々なアイテムがチェックされた。因みに、イネスがオススメするには靴磨きキットを収納するためのスツールだが、個人的に欲しいと思ったのはブロンズカラーのカトラリーとのこと。一方、インド製のファブリックを扱う「ジャミニ」でも、iPadカバーやクッション、ファブリックカバーのノートブックなどが紹介されており、ホリデーギフト選びのいいヒントになりそうだ。
2014年12月23日Bonjour! 今日は、パリのオシャレ親子で紹介したマダムがとっても素敵なアクセサリーをしていたので紹介します! 皆さん、見て下さい! とっても品があり素敵なジュエリーなので撮影させていただきました。イヤリングとネックレスと指輪一緒にってポーズもとって頂きましたが、このポーズも素敵に綺麗に見えるのはYukaCocoだけでしょうか? さすがパリマダム、日焼けしてます。ヨーロッパセレブの皆さんはこの様にカッコ良く日焼けしています。マダム曰くこのジュエリーは日焼けしてもしていなくてもシンプルで、カッコよく合わせられるものが良いと。気品高く見えるのは、見ている方も気持ちいいですよね? 皆さんも見習ってみて下さい。1994年、 Alexandre Corrotは、彼のジュエリーライン DJULA (ジュラ)を立ち上げました。彼はパリの有名なカルチェラタン"サンジェルマン"の中心部に、近代的で幾何学的なデザインが特徴の第一号店をオープンさせました。彼のコレクションは、フランスの優雅さに現代女性の魅惑的な繊細さを表現。 白、黄色、ローズや黒いゴールドを背景に、ダイヤモンドや宝石をあしらうのが特徴。広くパリのシーズンに毎年登場し、リング、ブレスレット、ネックレス、イヤリングを含むの200以上の作品を彼のパリのアトリエで作成。DJULAカタログは、リッチな金、そして宝石で溢れています。DJULAはファッショナブルで飽きのこないデザインに重点を置いていて、今日では、ヨーロッパで最も需要の高いジュエリーブランドの1つとして認識されています。マダムはDJULAのアクセサリーしか購入しないほど、洗練されて綺麗でカッコ良いと話し、色々なアクセサリーを見てもDJULAが自分のファッションにぴったりだとも話していました。パリのブティックのお店を紹介致します。素敵ですのでぜひ皆さんも訪れてみて下さいね。 お店でカタログを頂いたので、少し写真を公開! 日本にはまだ入っていませんのであしからず。手の指の爪の所に付けるアクセサリーやイヤリングも個性的で素敵なので見て下さい。シンプルなんですが、どことなく上品さとカッコ良さが引き立ちます。 向かって左の本の表紙も素敵で吸い込まれるようなカタログだと思いません? YukaCocoは凄く気に入っています。向かって右側の男性が、デザイナーのAlexandre Corrotさんです。さすが清潔感が漂っています。メンズのカタログも頂きましたのでご紹介! レディースだけではなくメンズもかなりいけています。 メンズも素敵ですよね? ブレスレット系はデザイナーAlexandreさんもしていますが、スーツでもシャツでもラフな格好でもお似合いだと思います。その時のファッションにあわせていき個性を出してカッコ良くいて欲しいですね。このブランドは、ヨーロッパとアメリカには進出していますがアジア進出はコレからだと話していました。アジア上陸がとても楽しみ! 素晴らしくカッコいいジュエリーブランドだと思います。皆さんも楽しみにしていましょう!皆さん!!もうすぐクリスマスですね。このような素敵なジュエリーやお洋服を大切な方にプレゼントして素敵な思い出を残して下さいね。今年でYukaCocoの記事は今回で最後になりますが、沢山の方からのコメントやメッセージいただき本当に嬉しく思います。ありがとうございます。改めてお礼申しあげます。来年もみなさまに楽しんで読んでいただけるように、みなさまからの質問に答える記事に少しずつしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。良いクリスマスと年末年始をお過ごしください。Joyeux Noel et Je vous souhaite une bonne et heureuse année!
2014年12月22日疲れた体と心にパリの極上アイテムホリディシーズンが到来し、連日のショッピングやパーティで少しお疲れではないだろうか。忙しいときこそ、体も心もリラックスタイムを必要としている。12月17日、ブルーベルジャパン(香水・化粧品事業部)がプレスリリースしたのが、疲れを癒やすアイテム「アニック グタール バス&ボディ オイル」他2商品。日常とは違う、至福のご褒美タイムが約束されるという。オイルとキャンドルで癒やされるリラックスできる場所といえばバスルーム。同オイルの上品なパリの香りに包まれて、いつもよりゆったりと過ごしてみてはいかがだろう。肌のトリートメント効果も抜群で、心地よいバスタイムを過ごせるだけでなく、上質な睡眠へと導いてくれる。また、やわらかな灯りが魅力なのが「アニック グタール キャンドル」だ。キャンドルのゆらめきが穏やかな気持ちにしてくれる。「ラ ローズ」や「プチシェリー」など5種類の香りが用意されており、気分にあわせて使い分けられるのも嬉しい。インテリア性の高いディフューザーもオシャレ感度の高い女子には、「アニック グタール ディフューザー」がおすすめだ。洗練された香りはもちろん、美しいオブジェのようなシェイプが、部屋に置いておくだけで特別感を演出してくれる。この冬はフランスの香りに包まれて、極上のリラックスタイムを体験してみてはいかがだろう。(画像はプレスリリースより)【参考】・ブルーベルジャパン(香水・化粧品事業部) プレスリリース
2014年12月21日世界中からメディアやバイヤーなどファション関係者が集まるパリファッションウィークでは、ショーの他、様々なファッションイベントが開催される。そのうちの一つが合同展示会。「トラノイ」や「パリ・シュール・モード」などパリ各地で合同展示会が開催され、魅力的な商品やブランドを探して、バイヤー達が駆け巡る。ブランドにとっても、新しい取り引き先を見つけるチャンスだ。中でも重要な展示会の一つとされているのが、アクセサリーブランドが集まる「プルミエール・クラス」。1989年に始まったこの展示会は、3月と10月に開催。パリファッションウィークのメイン会場でもあるチュイルリー公園に5,000平方メートルにも及ぶ大きな白いテントが設置され、会期中1万7,000人が訪れる。今シーズンも、出展申し込みから審査を経て、約400のブランドが世界中から集まった。日本のブランドも参加しており、中でも気になった4ブランドを紹介する。靴下ブランド「アヤメ(Ayame)」は、出展して3シーズン目。ブランドスタートと同時にロンドンにも拠点を設けており、取り引き先の3割がロンドンの「セルフリッジズ」「リバティ」、アメリカの「J.クルー」「フリーピープル」など海外のショップ。本展には、パリなどヨーロッパでの販路拡大を目指して出展。既に引き合いも増えているが、ショップを厳選中だという。デザイン性の高さに加え、実際に履いてからクオリティーを理解してリピーターになるケースが国内外問わず増えているとデザイナー・阿賀岡恵さんは話す。「ユキ ミツヤス(YUKI MITSUYASU)」はデザイナーのYUKIによるシンガポール拠点のブランド。出展は3回。トラノイにも出たが、こちらのバイヤーの方がブランドの方向性に合っていると判断して今回の出展を決めたという。ハート型の留め具モチーフが代表的アイテム。今回、カンボジアで撤去された地雷を用いてジュエリーを製作する「Saught」とのコラボレーションによる、地雷をアップサイクルしたリングを発表した。地雷に使われた部品をリングに加工し、その上にうずらの卵の殻がセットされているこのリング。卵はコーティングされておらず、いつかは壊れてしまう。壊れた時に表れるのが地雷の部品、というデザインには、このリングを付けることで、平和な世界への思いを感じてほしいというデザイナーの願いが込められている。日本でもセレクトショップなどを中心に人気の「ハム(Hum)」は、出展して4年目になる。ロンドンのドーバー ストリート マーケットやポールスミスショップで扱われているが、海外での更なる拡大のために出展した。ニューヨークの展示会なども視察したが、プルミエール・クラスが一番ブランドに合っていると判断して出展を決めた。欧米のジュエリーショップで受ける大振りなものや、20号近いサイズも取りそろえた。ジュエリーブランド「シリ シリ(SIRI SIRI)」も4度目の出展。海外では本展にのみ参加している。アクセサリーやシューズに関しては世界一レベルの展示会で、出展基準も厳しいという。出展を重ねるにつれて、リピーターも増えてきた。今回は、大分県の伝統工芸活性化プロジェクトにより誕生した、網代編みのバッグや、京都の銀糸やラタンを使ったアイテムに注目が集まった。
2014年12月10日パリの老舗百貨店ル・ボンマルシェ・リヴ・ゴーシュ( Le Bon Marche Rive Gauche)で8月30日から10月18日まで、日本をテーマにしたイベント「ル・ジャポン・リ ヴ・ゴーシュ」展が開催された。過去最大規模となる2,000平方メートル超の会場には、ファッションから日用品、食品、コスメなど幅広いジャンルの100を越える日本ブランドが参加。ベネッセアートサイト直島と安藤忠雄の作品を紹介するエキシビションや、「サカイ(sacai) 」のポップアップショップも登場。店内は日本をイメージした紺地に赤の水玉のデザインで装飾され、ウインドーもサカイがジャックした。 初日には多くの人が来場し、完売アイテムも続出。メディアからの注目も大きく、同様の企画では過去最高レベルの来場者数を記録。盛況の内に幕を閉じたこのイベントについて、イベントを統括するソフィー・ジョリー(Sophie Joly)さんに話を聞いた。――今回日本をフィーチャーしたきっかけは?ボンマルシェでは、定期的に様々な国や街をテーマにした企画を行っています。ブラジルやニューヨーク、ロンドンといった風に、東京も以前取り上げたことがあります。中でも日本はいつもフランス人にとって憧れの国の一つです。歴史や遺産、洗練されたデザインなど、フランス人が好む要素をたくさん持っているからです。ボンマルシェのチームは、2012年、震災の2ヶ月後に日本を訪れました。そこでファッションからデザイン、食品、日用品に至るまで様々な商品のサプライヤーと出会い、コンセプトストアや百貨店を訪れ、日本のエナジー、クリエーティビティーに触れました。「ベネッセアートサイト直島」もその時に訪れて、景色と建築、アートすべてが素晴らしい融合見せるこの場所こそイベントで紹介すべきと考え、カルチャーについてはベネッセアートサイト直島と安藤忠雄氏をスペシャルゲストとして招くことを決めました。――百貨店の企画として、エキシビションスペースに力を入れているのが印象的でした。ボンマルシェにとってアートは欠かせないものです。商品だけでなく、それを取り巻くカルチャーやアートについて、私達の顧客と共にその背景にあるストーリーを共有することこそが大切だと思っているのです。今回、3階のエキシビジョンスペースでは、安藤氏や福武總一郎氏がベネッセアートサイト直島というプロジェクトの意義について語るムービーを、フォトグラファーのガブリエル・デ・ラ・シャペル(Gabrie de la Chapell)氏とビデオグラファーのクエンティン・ラベイル氏(Quentin Labeil)に特別に製作してもらいました。エコールブール国立工芸学校の学生達が手掛けた模型と共に、福武氏と安藤氏の思いを感じられる空間となっています。――販売する商品はどのようにして決めましたか?アイコニックなもの、パリで初めて取り扱うもの、伝統を感じるもの、一方でコンテンポラリーなものなど、様々です。チームが訪れたのは東京と京都でしたが、沖縄の食品や白鳳堂(広島)の筆などその他の地方のものもたくさんあります。伝統的なものと現代的なものをミックスしながら、私達が表現したい日本を作り上げました。顧客に彼らの知らない日本を紹介することを目指したのです。――ビジュアルプレゼンテーションが秀逸でした。ボン・マルシェにはアーティスティックチームがいて、すべてのデザインを監修しています。フロアの赤い球体のオブジェも特別に製作したものです。ネイビーに赤い水玉模様のビジュアルは、「エルメス」のビジュアルも手掛けたジュリエット・マイ(Juliette Mai)が担当しています。――イベント初日は大盛況だったようですね。初日はクリスマスシーズンの百貨店のようでした。完売も続出しました。ファッションも文房具も化粧品もあらゆるジャンルのものに皆興味を持ってくれました。フランス人だけでなく、日本人や他の国からの観光客など大勢訪れて、大成功でした。ジャーナリストも多く、テレビや雑誌などメディアにも多数掲載されましたし、問い合わせも多かったです。――どんな商品が人気でしたか?「まかないこすめ」の化粧品、「デルフォニクス(DELFONICS)」の文房具、サカイの服、「ニュウニュウ(newneu.)」のバッグ、「こっぷのふちこちゃん」「ビームス(BEAMS)」のアイテム……私も一目で見て大好きになりました。この中には、今後もボンマルシェで扱い続けるものが出てくると思います。――日本ブランドがフランスで成功するには何が必要だと思いますか?伝統を重んじるフランス人は、日本の伝統に特に引かれます。日本の商品のクオリティーはパーフェクト。そこに過去と未来への視点、クリエーティブなコンセプトをミックスすれば、それこそフランス人が求めているものです。
2014年12月10日フランス・パリにて開催された世界最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ・パリ」。兵庫県の菓子店「パティシエ エス コヤマ」のオーナーシェフ・小山進氏は、そこで最高位の評価「ゴールドタブレット+☆」と、外国人ショコラティエとして最も栄誉ある賞といわれる「外国人部門最優秀賞」をフランスで最も権威のあるショコラ愛好会「Club des Croqueurs de Chocolat(クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ、以下C.C.C.)」からW受賞した。同展に出品したショコラアソート「SUSUMU KOYAMA’S CHOCOLOGY 2014」(1,400円)をはじめとして、同氏の作る最上級品質のチョコレートが店舗やオンラインショップで順次発売されている。その奥深い味わいを紹介しよう。○W受賞の珠玉の4粒「SUSUMU KOYAMA’S CHOCOLOGY 2014」は、「2colombie(ドゥ・コロンビー)」「桜の葉&フランボワーズ」「こがし醤油」「抹茶&パッションのプラリネ」の4つのチョコレートの詰め合わせだ。12月1日から販売を開始しており、「C.C.C.」からは「潜在意識にある美食の欲求に訴えるもの。味覚の錬金術師と言える」と絶賛された。「2colombie」は、小山氏が生産地まで直接出向いて入手した2種類のカカオ「シエラネバダ」と「トゥマコ」を使ったチョコレートだ。口に入れると感じるなめらかな甘味の中に、かすかな渋味や酸味が代わる代わる現れ、2種類のカカオの個性を楽しめる。「桜の葉&フランボワーズ」には、ガナッシュに使用する生クリームで桜の葉をアンフュゼして香りが移し取られている。口に入れた瞬間にふわっと広がる桜の香りをフランボワーズガナッシュの酸味が追いかけ、優しく新鮮な味わいだ。「こがし醤油」では、ガナッシュに使う生クリームと、キャラメル化する寸前まで熱した醤油とをあわせることでチョコレートにその香りを閉じ込めた。醤油のうま味と香ばしさがチョコレートの甘味と溶け合い、ゆず皮や一味唐辛子を配合した「粉しょうゆ」もプラスしてスパイシーなアクセントを加える。なお、「粉しょうゆ」には、京都の老舗料亭「下鴨茶寮」の「料亭の粉しょうゆ」を使用している。「抹茶&パッションのプラリネ」は、抹茶にパッションフルーツを組み合わせた斬新な一品。抹茶の豊かな香りとほのかな苦味にパッションフルーツの酸味が絡み、意外な組み合わせながら驚くほど違和感なく調和している。加えてヘーゼルナッツのプラリネがナッツの香ばしさとコクのある甘味を添え、全体を奇跡的なバランスにまとめ上げている。○斬新な組み合わせのチョコも続いては、1月下旬に発売予定の「SUSUMU KOYAMA’S CREATION INTERNATIONAL CHOCOLATE AWARDS 2014 【NEW YORK→LONDON】BONBON CHOCOLAT ASSORT」(1,400円)を。こちらは、チョコレートの国際大会「INTERNATIONAL CHOCOLATE AWARDS 2014」アメリカ大会で金賞を受賞したボンボンショコラの詰め合わせとなる。今回は全4種の中から「Genesis(いちじくの葉&枝スモーク)」「コブミカンの葉」「インドネシアンカフェ&ラズベリー」の3種を試食した。「Genesis(いちじくの葉&枝スモーク)」は、一口食べるだけでスモーキーな香りがいっぱいに広がる。芳(かぐわ)しい薫製の風味の奥にイチジクがしっかりと香る余韻豊かな味わい。「コブミカンの葉」も意外性満載。タイ料理などの香り付けに使われるコブミカンの葉。そのエスニックな芳香は鮮烈だが、チョコレートの風味を損なわず爽やかに香る。「インドネシアンカフェ&ライチラズベリー」では、南国を連想させるライチの香りとラズベリーの酸味が新鮮。後からほのかにコーヒーの苦味を感じる、大人っぽい味わいのチョコレートだ。焦がし醤油や抹茶など、日本人ならではの感性を生かしたチョコレート作りを貫く小山進氏。最高の栄誉をもって世界が認めた最新コレクションで、その豊かな世界を感じてみてはいかがだろうか。他にも「エスコヤマ」では、2012年~2014年の「サロン デュ ショコラ パリ」で発表したコレクションを集めた「THE BEST SUSUMU KOYAMA PREMIUM CREATIONS 2012-2014」(4,800円)や、「INTERNATIONAL CHOCOLATE AWARDS 2014」に出品した板チョコやスプレッドなどさまざまな商品を販売する。販売は店舗とオンラインストア「es koyama On Line Shop」にて。※価格は全て税込
2014年12月09日ベイクルーズは12月12日、同社が経営するカフェ「COUTUME(クチューム)」を大阪・梅田にてオープンする。「COUTUME」は、フランス・パリ発のスペシャリティコーヒーのカフェ。成熟したカフェ文化を持つパリにおいて、「いま一番美味しいコーヒーが飲めるカフェ」と評されているという。同店では、土作りから栽培・収穫まであらゆる要素にこだわったコーヒー農園と直接取引を行い、厳選した「シングルオリジンコーヒー」を仕入れている。豆は独自の製法で焙煎(ばいせん)し抽出。その味わいは「旨味」「酸味」「香り」が繊細に調和し、ワインのようなフルーティーさが感じられるという。現在、同店はパリに3店舗、東京・青山に1店舗をオープンしている。西日本初出店となる大阪店は、最新のコーヒー抽出マシン「スチームパンク」で淹(い)れたコーヒーも味わえる。また、フランス本国の「COUTUME」のレシピを同店のためにアレンジしたスイーツも提供する。内装は、パリをはじめフランス国内外で商業施設や店舗の設計・デザインを行っている「CUT architectures(カット アーキテクチャー)」が手掛けた。なお、12月12日~19日にはオープン記念として、コーヒーを1杯1ユーロ(150円)で楽しめるチケットをプレゼントする。
2014年12月05日五つの蚤の市を回って集めた戦利品を前に、パリ蚤の市のスペシャリストである清水友顕さんに、その魅力や買い物の際のポイントを聞きました。――清水さんにとって、蚤の市の魅力は?様々なアイデアの宝庫であり、発見が尽きないことです。現在まで大切に扱われ、その姿を留めているところに驚きと感動があり、長い時間を経て残ってきた物へのリスペクトと感謝の念が生まれます。保存状態の悪い場合は、オリジナルの姿に最大限近付ける作業も楽しいです。古くても使えるものが沢山存在することを気付かせてくれ、現在の世界的な過剰生産・消費について考えるきっかけを与えてくれるのが蚤の市です。――蚤の市に行く時の必需品は?まず、あまり良い恰好でいかないこと。値段言い値のことがほとんどなので、お金持ちに見えるとふっかけられる可能性がありますからね(笑)。買ったものを梱包する新聞紙やショッパーも用意されていないことが多いので、持参すると安心です。――お店で気を付けることは?まず、お店の人と挨拶すること。それでだいぶ印象が違います。商品には、触っていいいか聞いてから触れると、更に印象がいいですよ。観光の場合写真を撮りたくなりますが、それも許可をもらってからにしましょう。――正直、ガラクタばかりに見えるのですが、どうやったら素敵なものが見つけられるのですか?一番重要なのは、何度も通って、全部の商品を見ること。私の場合、週5日マーケットに行くこともあります。返ってから商品に傷があるのを発見したり、高値で買ってしまったり、失敗することもあります。ですが、そういう経験を繰り返して良い買い物が出来るようになるのだと思います。私の場合、マーケットに来てつい舞い上がって買ってしまうことも今でもあるので、日々勉強中です。――戦利品は、持ち帰って丁寧にケアされるそうですが、その時に活躍するアイテムは?メラミンスポンジと、フランス製の金属用の研磨洗剤各種、ベンジンです。洗剤はベー・アッシュ・ヴェー (BHV)という百貨店でよく購入します。――マーケットの開催情報はどうやって入手する?ネットで発見することが多いです。vide-greniers.orgやbrocabrac.frをよくチェックします。清水さんは、12月5日より代官山のショップ「プピ エ ミミ(pupi et mimi)」で蚤の市イベントを開催予定。パリのビンテージの魅力を感じに出掛けてみたい。【イベント情報】蚤の市イベントin pupi et mimi会期 : 2014年12月5日から12月10日 ※12月8日は定休日住所:東京都渋谷区猿楽町13-5 代官山ステラハウス1-A
2014年12月03日FASHION HEADLINEを始め、雑誌・新聞などでファッションジャーナリストとして活躍する清水友顕さんは、ブログ『友くんのパリ蚤の市散歩』や書籍『パリのヴィンテージファッション散歩 』などの著者としても知られる、パリのビンテージのスペシャリスト。約20年前、ファッションを学ぶ学生だった時にファッションのネタ探しのために蚤の市に通い始め、今では週5日通うこともあるほど。長年の経験から培われた審美眼と独自の感性でセレクトされたビンテージアイテム達は日本にも届けられ、日本各地で開催されるポップアップショップはいつも大盛況。毎回心待ちにしているファンも多い。今回、そんな清水さんの蚤の市散歩(買い付け)に同行。清水さんのビンテージワールドの舞台裏をレポートする。取材当日は 9時半にパリ8 区のモンソー公園に集合。そこから 5分ほど歩いて、清水さんとの待ち合わせ場所であるトレラール通りに到着した。高級住宅街で開催されるこの蚤の市は、プロが少なく、住民による出店が多いのも特徴。「蚤の市というより、地域住民によるバザーといった方が正しいかも」と清水さん。食品以外は何でも売っていいことになっているという。「お金持ちが多い地区だから良いものが出てくる可能性がある」と清水さん。先祖が撮影したのではと推測される古いスナップ写真から、子供が昔遊んだおもちゃ、家具など、様々な商品が並ぶ。魚屋の店先では、昔店で使っていた魚の形の陶器や皿などが売られていた。インテリアを扱う店先では、 1950年代のデザイナーズランプなどを日本のビンテージショップにも卸しているという。清水さんは、コレクターズアイテムであるキノコのキャニスターを発見。ホーローの水差しやレースを購入。次に向かったのは、シャンピニー・シュール・マルヌのマーケット。 2,000件以上が出店する大規模なもので、月1回の開催。地元の人や、古物業者が芝生の上に軒を連ねる。ここでは、18世紀から20世紀初頭に掛けての食器などを中心に物色。洗剤やスニーカーなど、新品の日用雑貨などの店も多く、うっかり通り過ぎてしまいそうだが、そんな店の片隅にも、お宝もののアンティークアイテムがこっそり隠れていたりするから面白い。そして、次はモントルイユ市へ向かう。パリからメトロでも短時間でアクセスできるモントルイユは、最近クリエーター達にも人気の都市。パリの地価高騰を避けて引っ越す人が増え、ニューヨークで言うブルックリンのような立ち位置なのだそう。クロワ・ドゥ・シャヴォーは、そんなモントルイユの駅のそば、下町にある蚤の市。元々泥棒市のようだったとのことで、がらくた市のような雰囲気。が、清水さんはさすがプロ。おもちゃの山から発見したのは、シュタイフ社製のクマのぬいぐるみ。蚤の市散歩は、本当に宝探しのようだ。モントルイユ駅から少し離れ、住宅街で開催されていた蚤の市へ。ここも住民が多く出店するバザーのような雰囲気。取材で到着したのは夕方近くで店仕舞い直前。こんな時は正に残り物に福ありで、値引きのチャンスタイムでもある。最後は、モントルイユ駅前の広場での、エマウスによる特別開催の蚤の市へ。ホームレスの救済のためピエール神父が創設した慈善団体「エマウス」は、古着や日常品を扱うショップをパリ市内で運営している。郊外では家具なども扱うことがあり、今回のような家具の市も開催されている。シャンデリアやソファなどが日本円にして1 万円からそろう。不定期開催とあってか、このチャンスを逃すまいとお客さん達も真剣勝負だ。五つの蚤の市を回って集められたアイテム達を並べてみると、見事に“友くんワールド”が誕生していた。これらは清水さんの自宅で大切にケアされて、日本へ届く。後編では、清水さんに、蚤の市散歩の魅力や、出掛ける前に知っておきたいルールなどをお聞きします。
2014年12月03日ペルノ・リカール・ジャパンが展開するフランス産スパークリングワイン「カフェ・ド・パリ」は、12月中の計5日間、東京・渋谷の「マルイシティ渋谷」正面入り口にてプロジェクションマッピング体感イベントを開催する。同イベント「カンパイから奇跡が起こる。カフェ・ド・パリpresents Girls! Cheers! Fantasy!」は、12月8日・9日・19日・20日・21日に開催される。「乾杯した瞬間、魔法がかかる」というストーリーをプロジェクションマッピングで体感できるという。会場ブース内には、参加者の"乾杯"の瞬間を検知する特製グラスを設置しており、同グラスで乾杯するとブースの4面(壁面、床面)にプロジェクションマッピング映像が投影される。宇宙や花火、パリの雪景色、フルーツなど全5種類の映像を楽しめるという。また、プロジェクションマッピング体感の瞬間を写真と動画で撮影し、参加者へプレゼントするサービスも用意しており、参加者はそのままSNSで情報をシェアできる。撮影を終えた参加者には、先着・女性限定でスパークリングワイン「カフェ・ド・パリ」200mlボトル1本をプレゼントする。なお、同イベントの参加は満20歳以上限定。イベント開催時間は11:00~21:00(マルイシティ渋谷の営業時間に準じて変更となる可能性もあり)となる。
2014年12月03日「ディオール(Dior)」は、ハンドバッグ「レディ ディオール」の新広告キャンペーンをスタートした。キャンペーンビジュアルが写し出したのは夜のパリ。アレクサンドル3世橋を走る車のテールライトを脇目に歩くのは、ディオールのミューズ、マリオン・コティヤール。シンプルで美しいバッグのシルエットが、その世界観を完成させる最後のピースとなっている。撮影はクレイグ・マクディーンが担当した。
2014年11月12日佐藤食品工業はこのほど、「佐賀県から美味しいデコポンプレゼントキャンペーン」「山形県 平田牧場 三元豚みそ漬け プレゼントキャンペーン」を開始した。同キャンペーンは、期間中に対象商品を購入し応募すると、抽選で「サトウのごはん」に使用するお米の産地を代表する名産品をプレゼントするというもの。「佐賀県から美味しいデコポンプレゼントキャンペーン」は、「サトウのごはん 佐賀県産さがびより3食パック」と「サトウの切り餅・まる餅 佐賀県産よかもち1kg」が応募対象商品。賞品として、佐賀県の名産品であるデコポン1箱(6~8個)を用意する。当選者数は300人。「平田牧場 三元豚みそ漬け プレゼントキャンペーン」は、「サトウのごはん 山形県産つや姫3食パック」がキャンペーン応募対象商品。賞品として、山形県の名産品である三元豚みそ漬け(400g)を用意している。当選者数は100名。いずれも商品に貼付しているシールを郵便ハガキに貼り、住所・氏名・性別・年齢・電話番号・購入店舗名を記入してプレゼントキャンペーン事務局まで応募。応募締切は2015年1月31日(当日消印有効)。
2014年10月30日緑書房が発行する犬の雑誌『Wan』11月号では、「柴犬漬け Part1~実用情報編」と題して、柴犬のお手入れやしつけなどにまつわる情報を特集している。全国の書店やAmazonなどを通じて発売中。価格は1,100円(税別)。○子犬の迎え方からシニアのケアまで網羅同誌は毎号ひとつの犬種を取り上げるワンテーマ・マガジン。11月号では柴犬をピックアップし、子犬を迎える前の心構えなどを学べる「柴こいぬの迎え方 A to Z」や、成犬でもチャレンジできる「柴のトイレ・トレーニング」、シニアになったときの注意点やケアなどをまとめた「柴的介護生活のススメ」などの実用情報を紹介している。○愛犬とのエピソードがマンガ化するかも!?なお、次号(1月号・12月13日発売)は柴犬特集の第2弾として、バラエティー編を展開する。柴犬のグラビアをはじめ、ブログで人気の柴犬をとりあげるなど、柴犬を飼っていない人も楽しめる内容になるとのこと。同誌では、柴犬の写真とともに愛犬とのエピソードや柴犬の魅力などのアンケートを募集している。アンケートの一部は次号にてマンガ化する可能性もあるとのこと。詳細は同社ホームページにて。
2014年10月27日「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.)」が2015年1月、パリで15-16AWコレクションをエキシビション形式で発表する予定だ。デザイナーの宮下貴裕が「ナンバーナイン(NUMBER(N)INE)」のデザインから離れ、2010年に同ブランドを立ち上げて以来、初の海外でのコレクション発表となる。来秋冬シーズンに向けてのプレシーズンとなった15SSコレクション(#0011)はテーマを「チューニング(tuNINg.)」として、チェスターコートやフライトジャケット、シャツなどのアイテムの袖がカットされるなど、細部が“チューニング”されている。シルクコットンのロングポンチョや、シルクデニムなどピンストライプのパジャマジャケットやパジャマパンツもシルク素材を中心に構成され、念入りにラフに加工されたディテールをラグジュアリーなコレクションにまとめている。「ショーを行わないので見せる要素が減り、どんどん自分自身が着る服へと絞りこまれている。ルーツに戻っている気がする」と宮下デザイナー。シーズンごとに“固執”するテーマやアイテムで、海外のメンズモードに影響を与えてきた東京を代表するデザイナーが、今一度チューニングを終え、再びパリで奏でるイントロが楽しみだ。
2014年10月23日「ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERME PARIS)」が10月3日、ピエール・エルメ・パリ 青山で今秋冬の新作発表会を開催した。2015年新作コレクションのテーマ「Passages(移行)」は“躍動の場”や“伝達”という意味を含む。テイスト本来の素晴らしさを重視するに留まらず、スイーツにまつわる美的要素に「演出家」の役割を果たさせることで、作品(スイーツ)の魅力を一層奥深いものにするという、ピエール・エルメが掲げるコンセプトがここに根づいている。かくして、4人の優れた演出家たちが独自の視覚からあらゆる解釈をもってピエールエルメの作品を豊かに表現した。造形芸術家のファビアン・ベルサール(Fabien Verschaere)、写真家のセルジオ・コインブラ(Sergio Coinbra)、イラストレーターのニコラ・ヴィアール(Nicolas Vial)。そして注目されるのが、昨年に続き実現された東信とのコラボレーションだ。東はマカロンの「2015年ジャルダンシリーズ」のビジュアルを担当。今年6月に来日したピエール・エルメ立ち会いのもと、3日間に渡り東のアトリエで撮影は行われた。今回のシリーズではエルメでは初の試みとなる、マカロンにクローバーを載せたフレーバーも登場。新しいジャルダンシリーズの醸し出すユニークな印象と、フラワーアーティスト“東信”の芸術的嗜好とを絶妙にマッチングしたキービジュアルが完成した。そして今回の「PIERRE HERME × AZUMA MAKOTO - LES JARDINS」でのコラボレーションを記念し、色鮮やかな花々や草木を使い東が空間演出した“庭園”がピエール・エルメ・パリ 青山に期間限定で出現。これに伴い同店では、2015年発売予定の新作マカロン「ジャルダン ド ノルデスト/ノルデステの園」の先行販売を含むジャルダンシリーズ特別マカロンギフト(10個入り・3,500円)を、東信監修パッケージで10月13日までの期間限定で販売している。会期中には、購入者に庭園に咲く花を一輪プレゼントするサプライズも。発表会に登場した東氏は、「先月パリで作品披露を行ったが、今回はギフトといった形式での発表をさせてもらった。ピエール・エルメの作るマカロンの味や感覚を、花を使ってビジュアルに落とし込んだ作品となるので多くの皆さんにご覧頂ければ」とコメントした。
2014年10月09日英国ジャガー・ランドローバーはこのほど、2014年パリモーターショーでミッドサイズ・セグメントに投入するドライバーズ・カー「XE」の詳細情報を公表した。アルミを多用した軽量ボディに2.0リットルおよび3.0リットルのエンジンを搭載する。「XE」は後輪駆動でアルミニウムを多用したモノコックボディを持つクラスで唯一のモデル。ダブルウィッシュボーン式フロント・サスペンションとインテグラルリンク式リア・アクスルによって新たなベンチマークを打ち立てるモデルと位置づけている。ボディはジャガー・ランドローバーが新たに開発したモジュール車体構造を初めて採用した。2,835mmと長いホイールベースと低いシートポジションによって、流線形のシルエットを実現している。Cd値はわずか0.26という、ジャガー史上最も低い数値を達成した。これは数値流体力学に基づく1,200回ものシミュレーションと、CPU時間で800万時間以上に相当する計算をした成果だという。エンジンは新開発の「INGENIUM(インジニウム)」が初めて搭載される。このエンジンはガソリン・バージョンとディーゼル・バージョンがあり、いずれもまったくの白紙から開発されたという。「XE」に搭載する最初のINGENIUMエンジンは2.0リットル4気筒ディーゼルで、160PSと180PSという最高出力の異なる2つの選択肢が用意される。もちろんガソリンエンジンもあり、「XF」と「XJ」でデビューしている2リットル4気筒直噴ターボチャージド・ユニットと、「Fタイプ」と同じ3.0リットルV6スーパーチャージド・ユニットが搭載される。装備面でもステレオカメラによる自動緊急ブレーキや悪条件下でもトラクションを確保するオール・サーフェス・プログレス・コントロールなど、最先端のテクノロジーを投入。ジャガーは創始者のウィリアム・ライオンズ卿のビジョンである「クルマは人間が創り出したものの中で最も"生き物"に近い」という考えを証明するモデルがこの「XE」だとしている。
2014年10月06日ドイツのアウディ社は、10月4日に開幕した2014年パリモーターショーに、コンセプトカー「TT スポーツバック コンセプト」を出展した。4シーター5ドアのスポーツカーで、400PSの4気筒エンジンを搭載する。同モデルは現行の「TT」よりひと回り大きなボディを持ち、そのサイズは全長4.47m、全幅1.89m、全高1.38mとなっている。これは現行モデルより29cm長く、6cm幅広く、高さは3cm低い。エクステリアデザインは、2ドアクーペと見間違うほど流麗で、とくにリアの造形はハッチバックに見えない。フロントにはシングルフレームグリルを採用し、下端にquattroバッジが備わる。また、2ドアクーペのものよりも平たく幅の広い、ダークアルミルックのハニカムグリルインサートがはめ込まれている。ホイールは21インチという大径サイズに。エンジンは2.0リットルの4気筒ながら、直噴ターボとすることで400PSを達成。そのパワーは7速Sトロニックを介してquattro(フルタイム4WD)に伝えられる。0-100km/h加速はわずか3.9秒。燃料消費量は平均で100kmあたり7.0リットルに抑えられている。インテリアはスポーティさと5ドアセダンの機能性を同時に実現したもので、ダッシュボードやドア上の薄型の操作類や、室内全体を貫く長いセンターコンソールなどが特徴となっている。リアには2名分のスペースがあり、シートは前席同様ヘッドレスト一体型のセパレートシートを採用。バックレストは可倒式で大きな荷物がテールゲート下のラゲッジルームに積めるようになっている。
2014年10月06日スズキは、フランス・パリで10月2日~19日の日程で開催されている『2014年パリモーターショー』(一般公開は10月4日~19日)にて、新型コンパクトSUV「ビターラ(VITARA)」を初公開した。新型ビターラは、同社が培ってきた本格四輪駆動車やクロスオーバーSUVとしての資質を受け継ぎながら、デザイン・走行性能・安全性能・環境性能など、あらゆる面で進化させた全く新しいコンパクトSUV。走行性能を追求しただけでなく、ユーザーのライフスタイルを反映できるクルマとして開発したとのこと。同車は、スズキのハンガリー子会社であるマジャールスズキが2015年初めより生産し、欧州各国への供給を行っていく。ビターラは、同社が1988年に欧州市場に投入したコンパクトSUV。洗練されたデザインに本格的四輪駆動性能を持ちながら、日常の生活でも便利に使えるなど、都市型コンパクトSUVのパイオニアとして高い評価を得ている。1998年には、オンロードでの性能を向上させたクロスオーバーSUV「グランド ビターラ(GRAND VITARA)」を発売。2005年には、グランド ビターラにフルタイム4WDシステムや四輪独立懸架式サスペンションなどを採用し、高いオフロード走行性能とオンロードでのスムーズで快適な走行性能を両立させている。
2014年10月03日日産自動車は、フランス・パリで10月2日~19日の日程で開催されている『2014年パリモーターショー』(一般公開は10月4日~19日)で、新型「パルサー」を公開したと発表した。また、「パルサー DIG-T 190」や「パルサー ニスモコンセプト」の世界初公開、最新型「370Z NISMO」の欧州初公開なども行われている。新型「パルサー」は、日産クロスオーバーモデルのDNAを継承して開発された、5ドアハッチバックのCセグメントカー。後部座席の広い足元スペースといった高い実用性と、セグメント初となるアラウンドビューモニター・移動物検知機能・LEDヘッドランプ・エマージェンシーブレーキ・車線逸脱警報などの先進技術を搭載している。エンジンは3タイプあり、最もパワフルな1.6DIGターボエンジンを搭載する最上級グレード「パルサー DIG-T 190」は、今回が初公開となる。パルサー ニスモコンセプトは、新型パルサーが持つパフォーマンスの可能性を示唆するデザインスタディモデル。ニスモ独自のレーシングカーテクノロジーに裏打ちされた空力性能やパフォーマンスの向上を、斬新的なデザインで表現したモデルとのこと。そのほかには、ニスモのスピリットと開発ノウハウを用いて大幅に改良した新型「370Z NISMO」、12月の発売が予定されている新型「ジュークニスモRS」、『東京モーターショー2013』でも公開されている新たな商品開発手法を取り入れたコンセプトカー「アイディーエックス フリーフロー」と「アイディーエックス ニスモ」などが出展されている。
2014年10月03日本田技術工業(ホンダ)は、10月2~19日の日程で開催する「2014年パリモーターショー」(一般公開は10月4~19日)にて、「シビック TYPE R コンセプト」ならびに欧州市場向け新型車を発表した。パリモーターショーでは、欧州におけるホンダの基幹車種「シビック」シリーズの「シビック 5ドア」「シビック ツアラー」をはじめ、「CR-V」のマイナーチェンジモデル、新型「HR-V」(日本名「ヴェゼル」)と新型「ジャズ」(日本名「フィット」)の欧州仕様プロトタイプも初出展。欧州においてさらに充実した四輪車のラインアップを紹介する。「シビック TYPE R コンセプト」は、2015年に欧州での発売を予定している次期「シビック TYPE R」のデザインの方向性を示すコンセプトモデル。次期「シビック TYPE R」には、最高出力280馬力以上となる新開発の2.0リットル直噴ガソリンターボエンジンと、6速マニュアルトランスミッションを搭載し、より力強くスポーティーな走りを可能にする「+R」モードを採用する。小型SUVである新型「HR-V」のプロトタイプも出展。欧州仕様車には1.5リットル直噴DOHC i-VTECガソリンエンジンと1.6リットルi-DTECディーゼルエンジンを搭載する。新型「ジャズ」のプロトタイプも出展され、欧州仕様車は1.3リットルアトキンソンサイクルDOHC i-VTECエンジンを採用する。ともに発売予定は2015年夏とされている。「CR-V」マイナーチェンジモデルのプロトタイプでは、新デザインのフロントグリル・ヘッドライト・リアコンビネーションランプ・バンパーを採用したほか、欧州で好評の1.6リットルi-DTECディーゼルエンジンに160馬力の高出力仕様を新たに追加。このエンジンには、従来の6速マニュアルトランスミッションに加え、ホンダブランドで初採用となる9速オートマチックトランスミッションを組み合わせ、力強くスムーズな走りと高い環境性能の両立を実現した。「シビック 5ドア」「シビック ツアラー」のマイナーチェンジモデルは、デイタイムランニングライトを内蔵した新デザインのヘッドライトやフロントバンパーの採用により、スポーティーな外観デザインに。追突時や発進時における事故被害の軽減を支援し、安全運転をサポートするシティブレーキアクティブシステムも採用した。「シビック 5ドア」については、専用リアスポイラーや17インチアルミホイール、メッシュタイプのフロントバンパーグリルなどを採用した新タイプ「シビック スポーツ」も設定されている。
2014年10月02日「アンリアレイジ(ANREALAGE)」は、パリファッションウィーク中の9月22日から10月2日まで、パリ3区にあるレクレルール・セヴィニ店で展覧会「ANREALAGE EXHIBITION “A REAL UN REAL AGE”」を開催した。店に入ってすぐのスペースと奥の広いスペースに、アンリアレイジのアーカイブコレクションを展示。森永が自ら服を縫っていた、初期の頃に製作されたパッチワークの作品や、13-14AWに発表され話題になった光で色が変わるドレスが並ぶ。店内の壁に無数に設置されたモニターには、過去のコレクションの映像が映し出され、レクレルールがアンリアレイジの世界観に染まった。24日にはレセプションが開かれ、多くの招待客でにぎわった。その中には、前日のショーの評判を聞きつけてやってきたというイエール国際モード・フェスティバルのプレジデントの姿もあった。レクルールのオーナーであり、数々の才能あるクリエーター達を見出してきたアルモン・アデイダ(Armand Hadida)氏は、「ショーは本当に美しくポエティックでもあり、素晴らしかった。彼のクリエーティビティーやオリジナリティーなど、他に類を見ない才能を高く評価している。パリは彼にとってブランドを成長させるのにベストな場所だと思う。一歩一歩、大きく成長する姿を見守って行くのが楽しみだ。レクレルールはロサンゼルスに来月新店をオープンするが、そこでもアンリアレイジを紹介する予定」と話し、新たな才能の今後に期待を寄せている。
2014年10月02日ドイツのポルシェAGはパリモーターショーのプレスデー初日となる10月2日、「カイエン S-E ハイブリッド」のワールドプレミアを行う。プレミアムSUVクラスで初めてのプラグインハイブリッド車として、ラグジュアリー4WDクラスで新しいベンチマークを確立する。「カイエン S-E ハイブリッド」のデビューにより、「パナメーラ S-E ハイブリッド」「918スパイダー」と合わせ、ポルシェは3つのプラグインハイブリッドモデルを抱えるリーディングカンパニーとなる。3モデルものプラグインハイブリッドをラインアップするメーカーは世界唯一だ。パリモーターショーでは「カイエン S-E ハイブリッド」のほか、新しくなった「カイエン S」「カイエン ターボ」「カイエン ディーゼル」「カイエン S ディーゼル」も発表する。いずれも効率性の向上に加え、走りとデザインに磨きがかけられ、標準装備が充実している。「カイエン S-E ハイブリッド」の燃費は、100kmあたりわずか3.4リットルで、CO2排出量も79g/kmにとどまる。この数値は同セグメントではトップで、とくに4WD車としては他の追随を許さない数字といえる。未来志向の駆動コンセプトはマーケットでも好評を得ており、2014年1~8月にパナメーラの出荷台数は1万6,698台に達したが、うち「パナメーラ S-E ハイブリッド」は1,513台と全体の9%を占めた。カイエンについても、「カイエン S-E ハイブリッド」が非常に高い割合を占めるものと期待されている。ポルシェは10月2日午前9時35分(CEST)から4号ホールで行われるプレスカンファレンスで、「カイエン S-E ハイブリッド」を世界初公開する。記者会見の模様はインターネットで生中継される予定だ。
2014年10月01日甘酒や麹などの発酵食を取り入れた食生活は、単なるブームではなく、もはや定番になってきていますね。発酵食は保存性が増したり、栄養価や美味しさがアップ、乳酸菌によって整腸作用を促すなど、魅力がたくさん。もっとも身近な発酵食といえば、味噌が挙げられます。味噌は、米、麦、豆など原料による分類のほか、甘口、辛口といった味、または赤や白など色による分けかたをされますが、郷土色も強く、なんと千数百種あると言われています。栄養豊富!味噌のここがスゴイその機能性ですが、まず、栄養が豊富なこと。使われる素材によって、多少の違いはありますが、タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランスよく含むほか、ひとつの食品でこれほど多くの栄養を含むものは、他にないそう。さらに、加熱せずに食べれば、生きた酵素が消化を助けます。近年は研究によって、味噌が生活習慣病のリスクを下げたり、老化を防止する、といった研究発表がされています。また、乳がんの発生を下げる可能性も示されるなど、多くの効用が解明されつつあります。植物性乳酸菌のほか、腸内環境を整える酵素や、サポニンやメラノイジンといった抗酸化成分も豊富。メラニン合成を抑制して美肌に導くなど女性に嬉しい効果も期待大。改めて見直してみると、たくさんの魅力のある味噌。身近で手軽な調味料ですが、味噌汁にしか使っていないのでは? モッツアレラチーズ×味噌?!美味しい味噌の食べ方をご紹介! ≫次のページへ 発酵食×発酵食で美味しさアップ!味噌単体で料理に使おうと思うと、味噌汁オンリーになりがち。ですが、クリームチーズに味噌を混ぜれば、簡単に味噌ディップができるし、ヨーグルトに味噌と香味野菜を加えれば味噌ドレッシングに早変わり。発酵食品どうしを組み合わせると、おいしさも効果もアップするというから、ぜひお試しを。さらにひと手間加えるだけで、思いのほか楽しめるのが、「味噌漬け」です。和えもの感覚で、自由な「味噌漬け」を!「味噌床に漬け込む」と考えると、ちょっとめんどうですが、野菜やチーズなど加熱しなくてもいい食材を「味噌和え」感覚で作るのがポイントです。とても簡単なので、思い立った時にパッと作れます。<かんたん「味噌漬け」の作り方>1)ベースの味噌は、使い慣れている味噌でOK。これに水や酒を少し加えて混ぜてのばして味噌床のベースを作る。2)好みの食材に味噌床ベースを塗り、保存袋や容器に密閉。冷蔵庫に入れて寝かせるだけ。★味噌に加える水分を、甘酒やヨーグルトに変えるとまろやかに!私の最近のお気に入りは、麦味噌を甘酒でのばしたものに、半日からひと晩漬け込んだ、モッツアレラチーズという、発酵食品トリプルレシピ。そのまま食べてもいいけれど、味噌床を少し絡めたモッツアレラチーズをオーブントースターで少し温めると、チーズがとろりと溶けて、また違った美味しさに。慣れてきたら味噌を数種ブレンドしてみたり、鰹節や昆布などのだしや好みのハーブや香辛料をプラスするなど、味噌床アレンジは “はまる” 面白さ。漬け込む時間(日数)により、素材の味わいの変化も楽しめます。味噌を上手に食生活に取り入れて、発酵パワーで健康と美肌を目指して!
2014年09月26日食欲の秋到来ですね。しかも新米の季節、もうこの時期にダイエットなど今から東大に入れと言われるくらい難易度が高いですね。ここはおとなしく、白米をむさぼり食っちまいましょう。さてさて、みなさんの考える白米のおかずってなんでしょう。やっぱりここは、小賢しいことはせず直球なあの白米の友! そう、海の宝石・いくらの醤油漬けですね。しかし、いくらはお高いです。でもみなさん、その横に売っている筋子なら手が出せるでしょう。でもいくらのしょうゆづけってチョーメンドイんでしょ~という声が聞こえてきました。たしかに、ぬるま湯の中で地道にほぐ作業は、気が遠くなります。しかし! 今日はそんなめんどっちー事はせず、10分もあればできちゃう簡単な方法のご紹介! <材料>(作りやすい量)・筋子 1腹(約500g)★醤油 75ml★味の母 50ml★酒 大さじ2・生青のり 90g◎醤油 小さじ1◎味の母 小さじ1◎ごま油 小さじ1/21.1cm角くらいの網を用意する(魚を焼くようなもので100均でも売っています)。ボウルに氷水をはり、その上に網をのせる。2.いくらの粒が上面になるように筋子を開く。3.筋子の薄膜が上になるようにざるにのせ、下のボウルにいくらの粒を落とすようにこする。(意外と潰れないので、豪快にやってOK)こんなかんじで、最後に薄膜だけ残れば完了。4.はじめはボウルの水はこんなに濁っていますが、台所の流しで流水をボウルにちょろちょろと入れながらたまった上の方の水を捨て…というのをだんだん水が透き通ってくるまで繰り返す。いくらにまとわりついている細かい白い筋のようなものは、手で取り除きます。5.きれいになったいくらはざるにあけ水気を切っておく。6.容器にいくらを入れ、そこに★を入れてざっと混ぜたら冷蔵庫で1時間以上~1晩置く。7.生青のりは◎を入れてよく混ぜ合わせる。アツアツごはんにのっけてどうぞ! まさに海の宝石というべく美しさ。自分で作れば、無添加でさらにたくさん食べられる! しかも、超簡単。1時間も置けば、味もつきますが、できれば1晩おくとしっかりおいしくなります。 以前も紹介した『味の母』 は万能調味料なのでぜひお手元に1本置いていただきたい。これさえあれば、ばっちり味が決まります。(手に入らない場合は、みりんで代用を)青のりもいくらと好相性。いくらのしょっぱさにだれてきたところに、青のりのしっとりおいしい助け舟。ご飯が止まらないことうけあいです。この秋、ぜひみなさんも自家製いくら醤油漬けにぜひ挑戦してみて。
2014年09月24日神でなく人の手が創造したもので、一番美しいものと言われると何が思い浮かびますか?音楽、美術、文学、映像…、芸術と呼ばれる中にもいろいろありますが、やはりバレエではないでしょうか。素材である肉体を過酷なまでに鍛錬し、緻密に限定された伝統の中で完成度を競う世界は「人間の肉体は美しい!」と認識させてくれる、他に類を見ない美の殿堂だと思うのです。両親ともに著名なバレエ・ダンサーという恵まれた資質を持ち、現在、30歳の若さでオペラ座の顔となったマチュー・ガニオ。世界最高峰のバレエ団パリ・オペラ座で、20歳でエトワールという最高位に昇進し、今年で10年。その美しさの魅力に迫ります。テクニックだけではNG 王子役を踊るため必要なもの「ダンスール・ノーブル」という言葉をご存じですか?これは美しい容姿と高貴な雰囲気を兼ね備えた、いわゆる「王子」役が似合うダンサーのこと。技術的に優れていても、ワイルド過ぎる容姿では王子役は務まりません。最近、2015年末の引退を表明して話題になったシルヴィ・ギエムをかつて取材した時、かなり長身で驚いたのですが、彼女は25歳でオペラ座のエトワールを辞めてしまいました。それもやはり長身を生かしたダイナミックなダンス、つまり「ボレロ」などを踊るためだったのか、と納得したものでした。王子は王子らしく、王女は王女らしく(小柄で)というのは、厳然たるクラシック・バレエの掟です。そして、まさに「ダンスール・ノーブル」を体現しているのがマチューなのです。彼の日々行っているレッスンを紹介している「パリ・オペラ座エトワール マチュー・ガニオのノーブル・バレエ・クラス」というDVDがあるのですが、これがとても感動的です。それは、彼ほどのスターが、あくまで基本に忠実に丁寧にレッスンを課しているのがわかるから。男性舞踊手は、高いジャンプなどの大技以外に、女性の身体を支えるリフトといわれる命にかかわる技も必要です。先日「エトワール・ガラ2014」の舞台で観たマチューは、フィッシュ・ダイブという技で、逆さになったままエビ反るバレリーナの身体をほぼヒザだけで支えながら、顔は役柄のままにシャイで爽やかな笑顔をキープしており、至芸だと思いました。マチューの「清潔なテクニック」のピュアさに癒される映画「ブラック・スワン」の振りつけをして主演であるナタリー・ポートマンと結婚したバンジャマン・ミルピエが、2014/15シーズンから芸術監督に就任したことでも話題となっているオペラ座。このDVDでは、前任者ブリジット・ルフェーブルやオペラ座バレエ学校校長エリザベット・プラテルも、マチューの容姿の美しさを褒めています。同時に、技術の高さ、練習熱心な姿勢、性格の良さ、謙虚さなどを口々に言及しています。まるでバレエ・ダンサーは顔が命!とばかりに、美貌だけを話題にしてはいけないかのようです。とはいえ、以前、英国の2つのロイヤル・バレエ団でプリンシパルを勤めた吉田都さんをインタビューした時、渡欧当初の頃、容姿の違いにものすごく悩んだと伺いました。また、オペラ座初の日本人バレリーナ、藤井美帆さんは「アン・ドゥオール(両脚全体が付け根から足先まで外側に開いている状態)が難しくて苦労しました」とも仰っていました。バレエとはもともと西洋人のための踊りなので、東洋人では肉体の違いを克服するだけでも大変なようです。マチューは、生まれ持った肉体に慢心せず、さらに磨き抜いていると考えると感慨深いものがあります。彼のバレエは、DVDの中で「清潔なテクニック」と評されていました。気負いがなく気品がある王道で正統派な美しさは、壮観ですがとてもピュアなのです。その姿は、リクツでなく生きる力と癒しを与えてくれる気がしています。DVDや写真集で、その一端に触れてみてはいかがでしょうか。・ マチュー・ガニオ DVD ・ マチュー・ガニオ写真集
2014年09月12日