ロックな映画を映画館で堪能する「シネ・ロック・フェスティバル2016」が、7月23日から8月5日まで、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで開催される。昨年に続き2回目の開催となる「シネ・ロック・フェスティバル」。最新のデジタル技術を駆使してリマスターされた映像や音で構成されるスーパースターの幻のライヴの数々が、あたかもライヴ会場最前列にいるかのような臨場感で体感出来るイベントだ。今年は、22本の貴重なロック映画が銀座の真ん中で2週間にわたって一挙上映される。上映作品には、トム・ヒドルストンが“ルーツ・オブ・ロック”と呼ばれた伝説のシンガー、ハンク・ウィリアムズを演じた音楽伝記映画『アイ・ソー・ザ・ライト』をはじめ、プリンスが自ら主演した自伝的青春映画『パープル・レイン』、J・K・シモンズ演じる指導者が、偉大なジャズ・ドラマーを目指す若者に狂気のレッスンをする『セッション』、オアシスのライブ映像を収録した『oasis FUJI ROCK FESTIVAL '09』などがラインアップ。また、エリック・クラプトンの代表曲のライヴシーンを網羅したライブ・ドキュメンタリーや、デヴィッド・ボウイの大回顧展を舞台にしたドキュメンタリー映画『デヴィッド・ボウイ・イズ』、クイーン史上最高のパフォーマンスの一つと称される1981年のカナダ・モントリオール公演を収録した『クイーン・ロック・モントリオール 1981』、トーキング・ヘッズの画期的なコンサート・フィルム『ストップ・メイキング・センス』なども上映される。さらに、今年は国内から忌野清志郎やミッシェル・ガン・エレファントなどの国内のミュージシャンのライブドキュメンタリーが上映されるほか、ライヴ用の音響システムを使い大音量かつ繊細なチューニングで映画を蘇らせる「爆音映画祭」とのコラボイベント「爆音DAY」が、7月29日から31日の3日間にわたって開催され、選ばれた15作品が“爆音上映”される。上映スケジュールや上映時間、料金の詳細については、オフィシャルサイトで確認しよう。【イベント概要】「シネ・ロック・フェスティバル2016」会場:丸の内ピカデリー3住所:東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン新館5F会期:7月23日~8月5日 ※7月29日、30日、31日は爆音DAYとなり、全作品爆音上映料金:各作品によって異なる(詳細は公式サイトにて)Photographer: Brian Duffy (c) The David Bowie Archive and (under license from Chris Duffy) Duffy Archive Limited
2016年07月22日今年6月、不慮の事故で亡くなった若手俳優アントン・イェルチンの主演最新作『グリーンルーム』が、2017年2月より日本公開されることが決定。さらに、今年9回目を迎えた「したまちコメディ映画祭in台東」にて開催される<「映画秘宝」presents映画秘宝まつり>(9月18日)にてジャパンプレミア上映されることになった。本作は、『スター・トレック』シリーズの若き航海士チェコフ役などで知られたアントンが遺した2015年の主演作。享年27歳。そのあまりにも若すぎる死には、J.J.エイブラムスをはじめ、数えきれない映画人たちが彼の類まれなる才能と優しい人柄を惜しんでいる。そんなアントンが演じるのは、売れないパンク・バンドのボーカル、パット。ワゴン車のガソリン代にも事欠く極貧ツアーの末に、ようやく出演することができたライブ会場は、なんと極悪非道なネオナチの根城だった。運悪く殺人現場を目撃してしまったパットとバンドメンバーたちは、全員命を狙われるはめに。圧倒的に不利な状況の中、グリーンルーム(“楽屋”のこと)に閉じこもったバンドメンバーたちは、知恵と反骨精神を武器にネオナチ軍団に立ち向かう――。本作は、恐怖のネオナチ軍団により理不尽に囚われたパンクロッカーたちの楽屋からの決死の脱出劇を描くスリラー。孤独なホームレスの静かなる復讐劇『ブルー・リベンジ』(’13)で注目を集めた新進気鋭の映画作家ジェレミー・ソルニエがメガホンを取った。共演には、『マイ・ファニー・レディ』(ピーター・ボグダノビッチ監督)で魅力的で天然なコールガール、イジーを演じるなど、注目を集める英国女優イモージェン・プーツ。さらに、「新スター・トレック」のピカード艦長や『X-MEN』シリーズのプロフェッサーXなど正義のイメージが強い名優パトリック・スチュワートが、極悪なネオナチのリーダーを怪演していることにも注目だ。トロント映画祭やオースティン・ファンタスティック映画祭ほか各ファンタ系映画祭で大絶賛の嵐を巻き起こし、全米公開時にもスマッシュヒットを記録。映画評論家の町山智浩氏も「オイラの2016年暫定NO.1」と太鼓判を押している本作。自身で音楽活動も行っていたアントンのバンドシーンにも、ぜひ注目してみて。『グリーンルーム』は2017年2月より、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月19日「シネ・ロック・フェスティバル 2016」が東京・丸の内ピカデリーで、2016年7月23日(土)から8月5日(金)まで開催される。※8月13日(土)から26日(金)まで、アンコール上映が行われることが決定。オアシスのライヴ映像『oasis FUJI ROCK FESTIVAL’09』が全14回(予定)にわたって上映される。詳しくは、記事下部の詳細より。「シネ・ロック・フェスティバル」は“ロックの殿堂入り”アーティストによる選りすぐりのライブ映像やドキュメンタリー映画、そしてロックな映画が映画館で上映されるイベントだ。名だたるスーパースターたちの20本以上の超貴重映像を2週間にわたって一挙上映する。上映作品は「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」や「プリンス/パープル・レイン」「セッション」などの映画作品に加え、デヴィッド・ボウイや、国内からは忌野清志郎や矢沢永吉のライブドキュメンタリーが上映される予定。中でも注目は、英国が誇るロックンロール・バンド「オアシス」による、日本で最後となったライブのフル上映。2009年7月に開催された、フジロックフェスティバルのヘッドライナーを務めた、彼らの貴重な姿が映し出される。この日のセット・リストは「ロックンロール・スター」「ライラ」「マスタープラン」「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」など、名曲の数々が盛り込まれている。【詳細】シネ・ロック・フェスティバル2016開催期間:2016年7月23日(土)〜8月5日(金)場所:丸の内ピカデリー3住所:東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン新館5FTEL:03-3201-2881チケット価格:各作品によって異なる■oasis FUJI ROCK FESTIVAL’09上映日:全10回上映・7月24日(日)18:55、25日(月)17:00、26日(火)18:55、27日(水)19:45、28日(木)19:30・8月1日(月)19:25、2日(火)12:00、3日(水)18:50、4日(木)16:40、5日(金)21:25料金:入場券 2,500円(税込) ※全席指定・日時指定チケット:7月20日(水)13:00より先着順にて発売開始ローチケ Lコード:71215※当日券は残席がある場合のみ、丸の内ピカデリー公式サイトまたは劇場窓口にて発売■アンコール上映 上映期間:8月13日(土)~8月26日(金) ※1日1回限定上映上映時間:約100分作品:『oasis FUJI ROCK FESTIVAL’09』公開劇場:丸の内ピカデリー料金:入場券2,500円(税込) ※全席指定・日時指定チケット:丸の内ピカデリー劇場窓口及び、公式サイトにて発売予定【問い合わせ先】丸の内ピカデリーTEL:03-3201-2881
2016年07月07日ロンドンのパンクロックバンド、ザ・ダムド(THE DAMNED)史上初のドキュメンタリー映画『地獄に堕ちた野郎ども』の公開が決定。2016年9月17日(土)より渋谷HUMAXシネマほか全国で順次上映される。ザ・ダムドはセックス・ピストルズ、ザ・クラッシュとともに三大ロンドンパンクのひとつとして70年代のロック史を飾る。他の2バンドと違って唯一、結成から40年を経たいまも現役で活動しているバンドだ。今作品では、バンドの今の姿とともに、その40年間の活動のなかで繰り返されたメンバーチェンジ、そしてその背景にある複雑な人間模様やバンドの内側を映し出す。監督を務めるのはドキュメンタリー映画『極悪レミー』で知られるウェス・オーショスキー。彼は今作品で制作費を全額個人負担し、監督のほか製作、脚本、撮影、編集もすべて一人でこなしている。【作品情報】『地獄に堕ちた野郎ども』原題:THE DAMNED:DON’T YOU WISH THAT WE WERE DEAD公開日:2016年9月17日(土)監督・製作・脚本・撮影・編集:ウェス・オーショスキー出演者:ザ・ダムド提供:キングレコード配給:ビーズインターナショナル© 2015 Damned Documentary LLC
2016年07月01日“ロックの殿堂入り”アーティストの選りすぐりのライブ映像やドキュメンタリー映画などを上映する「シネ・ロック・フェスティバル2016」の開催がこのほど決定。上映作品のラインアップが明らかとなった。名だたるスーパースターたちの貴重映像が収められた20本以上の作品を2週間に渡って一挙上映する同イベント。最新のデジタル技術を駆使してリマスターされた映像や音で構成されるライブ映像の数々を映画館で鑑賞することができる。作品ラインアップには、今年亡くなったデヴィッド・ボウイの大回顧展を追ったドキュメンタリー『デヴィッド・ボウイ・イズ』や、プリンスが主演した自伝的青春映画『パープル・レイン』などをはじめ、注目を集めた『セッション』『ストレイト・アウタ・コンプトン』や、忌野清志郎や「ブランキー・ジェット・シティ」、「ミッシェル・ガン・エレファント」、矢沢永吉といった国内アーティストの映像作品も上映される。また、7月29日(金)~31日(日)は“爆音DAY”として、「爆音映画祭」を運営する「boid」の樋口泰人監修による爆音での上映が楽しめる。“爆音DAY”の上映は、各作品2,500円。7月23日(土)のオープニング作品にはトム・ヒドルストンがカントリーのレジェンド、ハンク・ウィリアムスを演じる『アイ・ソー・ザ・ライト』を上映。記念イベントとして、トークショーにピーター・バラカンと萩原健太が登壇する。シネ・ロック・フェスティバル2016」は、7月23日(土)~8月5日(金)丸の内ピカデリー3にて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年06月30日フェンディ(FENDI)が2016春夏コレクションにて、新作スモールレザーグッズカプセルコレクション「パンカーリト(PUNKARLITO)」を発表した。同コレクションでは、2014-15秋冬コレクションで登場した、デザイナーのカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)をフィーチャーした「カーリト(KARLITO)」シリーズがパンクルックになって登場。キッダシアファーを羽毛飾りにあしらい、ゴールドやシルバーのスタッズで仕上げたファーチャームも展開。サングラス部分にブラックのミンクファーをあしらうことでラグジュアリーなデザインに仕上げられた。アイテムのラインアップは、ポシェット(18万8,000円)、クラッチ(カーフレザー 15万5,000円、パイソン 30万5,000円)、ウォレット(カーフレザー 10万7,000円、パイソン 15万3,000円)、ポーチ(7万1,000円)、iPhoneケース(全2色 7万1,000円)、ファーチャーム(全2色 12万9,000円)。動画引用元: (フェンディオフィシャルYouTube:
2016年04月07日ユウミアリア(YuumiARIA)の2016年秋冬コレクションが発表された。今季のテーマは「CALM」。ベースにパンク要素を忍ばせ、そんな強いスタイルを女性が着こなした際の柔らかさや静けさを表現した。例えば、ライダースデザインのアイテムを柔らかいアンゴラ素材で仕上げたり、メンズらしいツイードジャケットは女性らしいAラインに。襟元にレースやベルベットリボンをあしらったワンピースには、どことなくロックを感じさせるパッチワークが中心に大胆にあしらわれていたり..。「ハードさ」と「柔らかさ」を絶妙に織り交ぜたウェアを提案した。人気のリメイクラインにも注目したい。秋冬らしいフェイクファーを使用したボリューミーなコートや、ストールが登場する。ストールは角度を変えれば、フードにもなる2wayだ。また迷彩コートはスウェット素材を混ぜ込み、重ね着風のウェアにリメイク。落書きのようなデザインが施されたバックスタイルもポイントとなっている。ミリタリージャケットは、様々な柄のファブリックを下部に垂らすことで、ワンピースへと変身させたり、チェックシャツを繋げてロングアウターに仕上げたりと、まるで魔法のように変幻自在に姿を変えていく。またハードなロックTシャツは、繊細なオーガンザやスパンコールを加え、毒のある甘さへと昇華した。
2016年04月07日●BtoCがビジネスにならない理由フォトシンス、ライナフ、Qrioと2015年に国内3社から発売されたスマートロック。個人利用をはじめとして、ホテル、不動産賃貸を始めとする様々な分野に浸透していく可能性があるが、課題は少なくない。スマートロックは日本で普及するのだろうか。○BtoCではなくBtoBでビジネスを進める理由とは現在、スマートロックは不動産賃貸やホテルのフロント業務、貸宿・空きスペース、店舗の防犯・勤怠管理などでの利用が想定されている。しかし、日本のスマートロックはどれも特別な工事をしなくとも設置できる後付け式で、個人利用でも導入しやすいはず。BtoBだけでなく、BtoCとしてもビジネスが成立しそうに見える。だが、スマートロックを販売する3社はBtoCに主眼を置いていない。その理由のひとつとして、購入層の問題が挙げられる。フォトシンスの河瀬航大社長は「『Akerun』単体ではイノベーターしか興味を示してもらえないことが痛いほどよくわかりました」と話す。2015年末現在、自分で買って家に取り付けようとするのは、新しいモノに敏感な一部の人たちに限られている。一般消費者におけるスマートロックの知名度はまだ高いと言い難いのが現状だ。合鍵の発行や入退室管理は個人ユーザーにとっても、便利な機能だが、新たにコストをかける必要があるのか、と考えると悩むところ。まだ製品の存在を把握していない消費者より、スマートロックの機能を必要としている業界を狙うのはビジネスとして現実的な話だ。BtoBに主眼を置く理由には、もうひとつ大きな問題がある。それは、IoT製品はインターネットにつながり続け、サーバーの維持費用が継続して発生するためだ。IoT製品は製品を売ったら終わりではなく、継続して費用を取ることを考えないといけない。ライナフの滝沢潔代表は「利用者2000人につきサポート担当者を1人つけるとして、そこにサーバーの維持費用も加わります。サービスが大きくなったら月額何百万というスケール感です」と説明する。購買層とサーバーの維持費用の問題。一般消費者に月額課金モデルを課すのは現実的ではない。折り合いをつけながら、利益の拡大を狙おうとすると、BtoCではなく、BtoBに注力するのは、自然のことといえるだろう。では、スマートロックを取扱う3社は、どの市場を狙うのか。"普及"という観点から見たときに、市場が大きいホテル・旅館、不動産賃貸分野へのてこ入れが欠かせそうにないが、現状はどうなのか。まずは、ホテル・旅館分野での状況について見ていきたい。●最も有望な市場とは?○はたしてホテル・旅館はスマートロックにとって有望な業界か?スマートロックとの親和性が高く見えるのがホテル・旅館である。スマートロックを使えば、鍵の受け渡しが容易にでき、宿泊受付を行うフロントの人員削減へつながるだろう。しかし、ここには意外な障壁がある。Qrioの西條晋一代表は「ホテルだとカードキーがすでに広く導入されています。フロントを通ってチェックインしないといけない以上、カードキーでもスマートロックでも利便性は変わりません。大きいホテルは自社システムがあるのであえて後付けで鍵をつける必要がないのです」とカードキーの存在を指摘する。技術的な方法で解消できる問題ならまだしも、既存製品ですでに整ったシステムを崩して参入するのは難しい。フォトシンスはビジネスホテルのドーミーインと実証実験を行なっているが、他の2社はホテル・旅館への参入に対して消極的だ。○最も有望なのは不動産賃貸?もう一方の不動産賃貸はどうだろう。実は3社とも狙っているのが、ここである。ライナフは元々不動産管理を行なっており、運用の一環として「NinjaLock」を開発。Qrioも西條代表が不動産の運用からスマートロックの開発を決めたいきさつがあった。フォトシンスは不動産・住宅情報サイト「HOME’S」を運営するネクストと共同で実証実験を実施するなど、各社がそれぞれ不動産賃貸にポジティブな動きを見せている。自分でスマートロックを設置するのはためらう消費者も、居住予定の物件に最初から備わっていたら使ってみようと考えるだろう。もしかしたら、不動産を通じて、スマートロックの認知や普及につながっていくかもしれない。ただし、不動産賃貸においても、スマートロックを活用する上での障壁がある。フォトシンスの河瀬代表は不動産賃貸において思わぬ壁にぶつかったという。「『Akerun』を設置する管理会社は製品をよく理解しているのですが、問題は管理会社と買主の間に立つ仲介会社です。内見の予約にFAXを使って鍵を手配するのが当たり前の仲介会社で、年配の方も多い」と話す。このため「スマホを持っていないのですが」という問い合わせを受けることもあったという。スマートフォンは急速に普及しているとされるが、様々なユーザーに対応しないといけないビジネスにおいては当面は携帯電話やパソコン利用への対応が必須だ。この問題を解消するために、フォトシンスでは、携帯電話やパソコンなどスマートフォン以外の全端末を対応するIoTゲートウェイ「Akerun Remote」を8月に開発。SIMを差し込むことで「Akerun Remote」がネットに接続し、携帯電話やパソコンからでも「Akerun Remote」を中継して「Akerun」の操作を可能とした。また、ライナフでもソラコムのSIMを搭載したタブレットを用意しWebから開閉できるようにしているという。●ビジネスモデルとスマートロックの発展○不動産分野における各社のビジネスモデルこうした課題はありながらも、スマートロック3社はビジネスモデルを確立しつつある。ライナフの滝沢代表は「元々、不動産活用を考えていたので不動産用のサービスを提供し、それと連動するのがスマートロック、というトータルサービスで考えています」と不動産サービスとのパッケージ化というビジネスモデルを明かした。ライナフ同様、不動産サービスと連携したビジネスモデルを考えているのがQrioだ。西條代表は「不動産の法人向けのソフトウェアを作っていて、月額料金もいただけるのでビジネスとしては成り立ちやすいと思っています」と話した。一方、フォトシンスでは製品に月額料金を課す方法を取っている。「Akerun」そのものに利用料金はかからないものの、発売している「Akerun Remote」を使うにはSIMの利用料金の他に、サーバー利用料、システム利用料、サポート費用込みの月額料金が必要だ。また、マンションのオートロック用製品「Akerun Entrance」においても、初期費用に加え月額料金が加わる。他サービスとのパッケージング、製品への月額課金。方法は違えども、各社ともビジネスモデルは定まりつつある。"普及"といった観点から見ても、3社が狙う不動産賃貸から広がっていくことになりそうだ。○スマートロックの未来像とは?最後に、スマートロックの未来について、少し触れておきたい。将来像を探ると、ビジネスの広がりも見えてくる。フォトシンスの河瀬代表は、スマートハウスのハブとしての役割を担うと説明する。同氏は「帰ってきたタイミングで暖かいお湯やエアコンで迎え入れてくれる、家を出たタイミングですべての電気をシャットダウンする。そんなドア一体型のコンシェルジュに発展する可能性があります」と話す。Qrioの西條代表は、カメラ、センサーなどに接続し、ホームセキュリティへの利用が見込めると指摘する。2015年に国産製品が登場し、ビジネスモデルが構築されつつあるスマートロック。2016年は不動産賃貸において、どれだけ活用されるか真価を問われる年になるだろう。そして、機能の発展とともに、スマートロックが一般ユーザーにとってのIoT機器利用の入り口になれるのかも期待されるところである。
2015年12月28日●スマートロックとは2015年は日本のスマートロック元年と言えるだろう。4月にフォトシンスの「Akerun」が、5月にライナフの「NinjaLock」、8月にQrioの「Qrio Smart Lock」、と3社から3製品が続けて発売された。もともと米国ではクイックセット社の「Kevo」やオーガスト社の「August Smart Lock」はじめ様々なスマートロックが登場していたが、国産製品の発売でいよいよ日本でもスマートロックの利用が本格的になりつつある。なぜ、今年になって、日本製のスマートロックが次々と登場したのか? そして未来とは? 3回に分け、日本におけるスマートロックの現状をリポートする。○スマートロックは身近で実用的なIoT製品従来、家やオフィスの鍵というと鍵穴に鍵を差し込んで開け閉めするものだったが、スマートロックではスマートフォンなどからBluetoothやWi-Fi通信を使い、解錠や施錠できるようになった。部屋を出入りするたびにいちいち鍵を出さなくてもいいのに加え、ネットを使った鍵のシェアができるのもメリットである。これまで他の人に鍵を渡すには合鍵の作製や鍵の受け渡しが発生したが、スマートロックではネット経由で鍵が渡せるだけでなく、鍵が使用できる時間や権限を指定することも可能だ。遠隔で鍵が渡せる、鍵の利用がコントロールできる、鍵の利用履歴が残せる、この3点が現在、新たなビジネスにつながるのではと期待されている。スマートロックは、身近に使えるIoT製品であることにも注目したい。離れた場所からモノの情報を把握し、制御できるというIoTの概念と技術は注目を集めているものの、実際の開発では「どんな新しい価値を生み出せるのか」「どう製品やサービスにつなげられるのか」という悩みがボトルネックになっている。そんな中、実用的なIoT製品として形になっているのがスマートロックだろう。注目を浴びるスマートロックだが、日本に登場したのは今年になってから。フォトシンス、ライナフ、Qrioの3社から発売されたが、なぜ今年に集中したのか。これは偶然の一致なのだろうか。各社代表に開発のきっかけを聞くと、キーワードが見えてくる。●開発のきっかけから見えてくるキーワード○3社のスマートロック開発のきっかけとは?居酒屋で仲間と飲んだ際に話が盛り上がったのが開発のきっかけだったというフォトシンスの河瀬航大代表は、「最初は、鍵をスマートフォンで開けたいというワクワク感といいますか、自分たちでやってみて、スマートフォンで鍵が開いたという驚きがありました。技術的にいけるのか、Bluetoothでいけるのか、そういう検証はずっとやってきましたが、実際、Bluetooth Low Energyが出てきたことが大きかった」と話す。Qrioの西條晋一代表は「元々、米国を中心にIoTの動きを追っていて、面白いものがないかなと探していたところでスマートロックがありました。ホームオートメーションの分野であることを知り、自分で買って使ってみたんですが、まだあまりいいものがなかった」と米国のスマートロックを実際に手にした上での不満が開発につながったと語る。Qrioの西條代表同様、自身の不動産を持つライナフの滝沢潔代表も「不動産で新しいことがしたい、空室をうまく使えるサービスをしたいと思っていました。実際の運営を考えたときに鍵が絶対必要で、米国のスマートロックを使おうと思ったのですが、取り付けられなかった」と米国製スマートロックが日本で実用にならなかったと話す。各社代表の言葉を見ていくと、Bluetooth Low Energyの存在と、米国のスマートロックの特性、実はこの2点が国産製品の開発につながっていく。○スマートロック登場の決め手はBluetooth Low Energyフォトシンスの河瀬代表が挙げた「Bluetooth Low Energy」はスマートロックを追う上で技術面において重要なキーワードだ。Bluetooth Low EnergyとはBluetooth 4.0規格の一部で、低電力で通信が可能という特徴を持つ。ライナフの滝沢潔代表は「通信の技術ってどれもすごく消費電力が大きいもので、Bluetooth 2.0も3.0もWi-FiもSIMも、もし電池4本で使おうとすると1日2日で電池がなくなってしまう。Bluetooth 4.0が出てきたのが約3年ぐらい前です。それがスマホに搭載され始めたのが2年ぐらい前です」という。従来のBluetoothではバッテリー消費が激しく、動力源を電池に頼らざるを得ない。そのため、製品を長期間利用するのは不可能だったが、Bluetooth Low Energyが登場し、消費電力を抑えられたことで実用的なスマートロックが可能になったというわけだ。実際、Bluetooth 4.0が出て、なおかつスマホにおいて使えるようになったタイミングで、スマートロックが米国で開発されるようになった。●米国と日本の鍵規格の違い○米国のスマートロックへの不満が国産開発につながった米国のスマートロックが使えない理由。それは、米国製スマートロックの多くが自分で工事して取り付ける埋め込み式だからだ。米国ではDIY文化が盛んであることから、埋め込み式でも受け入れられる余地があったが、日本では手間とイニシャルコストがかかる点で歓迎されない上に、賃貸物件では原状回復の問題もあるだろう。もうひとつ重要なのが鍵の規格の問題だ。米国にもサムターンに取り付ける後付け式はあるものの、日本のサムターンと規格がまったく違うため設置することができないのだ。米国のスマートロックが利用できない以上、「日本ならではのスマートロックを!」という流れは必然だ。ライナフの滝沢代表は「見た感じ、構造はそんな難しくなさそうだから、作ってしまおうと思ったのがみんな同じ時期だったのでしょう」と推察する。かくして、2015年が日本のスマートロック元年になったわけである。そして、日本の鍵の規格に沿いつつも大掛かりな工事がいらない後付け式、と日本の建築・不動産事情に合わせた形のスマートロックとして開発されたのが「Akerun」「Qrio Smart Lock」「NinjaLock」だ。国産スマートロックは現在、販売台数を公表しているQrioの場合で5000台超とまだ普及はこれからだ。そして、発売が3か月~半年経った現在、フォトシンス、Qrio、ライナフの3社はBtoCよりもBtoBビジネスを主眼に置いて普及を図るという。そして、スマートロックはビジネスユースにおいて大きな可能性を秘めている反面、導入において様々な障壁も存在するようだ。果たして、日本においてどういったスマートロックの利用が行なわれていくのだろうか。次回はスマートロックのビジネス展開をみていきたい。
2015年12月22日気になる彼はロック好き。ということは、ロックなファッションを身につけている女の子が好きなのかな・・・・・・?と、気になったことはありませんか?その疑問にお答えします!■「自分の趣味=女性に求める服装」ではない結論から言うと、ロック好きな男子はロックなファッションの女子が好きなわけではありません。中には、「ロックな女の子もアリ」な男子や、「付き合う子はロックな女子が多い」という男子もいます。たとえば、彼自身、髪の色がピンクだったり鼻にピアスをしていたりと、バイト先が限定されるくらいロック度の高い服装をしている場合。要はライフスタイルにロックが染み込んでいる場合です。あとは、一緒にバンドを組んでいる女子と付き合うことになりがちな男子にも、その傾向があるかもしれません。ただ、それはロック好き男子の全体から見たら、ごく一部。ほとんどの男子は、ロックが好きだからといって女性の外見にロックテイストを求めたりしないのが現実です。■ロックミュージシャンの彼女や妻を見よ一番分かりやすい例は、有名なロックミュージシャンたちです。彼らが芸能人と付き合ったり結婚したりするとき、相手の女性がロックテイスト溢れる風貌をしていることは、むしろ少ないですよね?たとえば、ダイアモンド☆ユカイ氏の最初の奥様は元アイドルで今は女優の三浦理恵子。布袋寅泰氏の今の奥様は今井美樹。あと、音楽のジャンルはロックというよりヒップホップですが(でも服装はロック寄りなことも多い)、リップスライムのILMARI氏の奥様はモデルのエビちゃんこと蛯原友里。同じくSU氏の奥様は大塚愛。どの女性も、全くロックテイストなファッションではありません。ポイントは、彼らが音楽で成功してから結婚している点です。つまり、モテモテでたくさんの女性が寄ってくる中で、“一番好みの女性”を選んだ結果が、上述の奥様たちなのです。■イマドキ20代ロック男子の本音もうちょっと身近な例を挙げましょう。都内の広告代理店勤務でロックが大好きな26歳のHくん。彼に「自分が着る服の好みと、女の子に着てほしい服は別?」ときいてみました。すると、「その通りです!」とHくんは即答。「僕はブルックスブラザーズの服が好きですが、ブルックスを着ている女子には全くときめきません!」とのことでした。つまり、自分が着たい服のテイストと、女性に着てほしい服のテイストは別。ロック好きだけどロックな服は着ないHくんのような男子は最近多いので、そうなると、なおのこと、ロックなファッションを女子に求めることはないでしょう。■好みの子が着ていれば、どんな服でも可愛い「じゃあ、どんな服を着ている女子にときめくの?」と、Hくんにきいてみました。すると、「『問題のあるレストラン』の真木よう子の格好とか好きです。というか、真木よう子が好きです!(笑)」とのこと。そのドラマで真木さんが着ていた服は、ベーシックカラーのざっくりしたニットなど、着る人によっては地味になってしまいそうな服。「たぶん、これという好みが実はないんだと思います。良い言い方をすれば、好きな人が着てるものは可愛い!ということなんでしょう・・・・・・」とHくん。これぞ男子の本音。この子いいな、好みだな、と思ったら、どんな服を着ていても(よっぽど突飛な格好じゃない限り)可愛く見えてしまうのです。■とはいえ、努力のしようはある!・・・・・・女子は服装で努力しても意味がないの!?とショックを受けた人もいるかもしれませんが、そんなことはありません!努力はした方がいいし、努力のしようはあります。たとえば、ファッション誌『ViVi』のように、ロックなテイストを感じさせつつも女の子らしいファッション。アリだなと思うロック好き男子は少なくないと思います。ただ、万人受けではないので、気になる彼が「ロックなファッションの子が好き」と言っているわけではないなら、まずはモテの最大公約数を目指した方が成就率は上がります。詳しくは、こちらの記事「モテたいけど個性も出したい・・・・・・そんなときのファッションテクは?」でも解説しているので、参考にしてみてください。中には、「こういうの着てる女子が好き!」という明確な好み(ドリーム?笑)を持っているロック男子もいます。思い込みによる間違った努力を避けるには、本人にきいてみるのがベストですよ!(ヨダエリ/ライター)
2015年09月11日フォトシンスは、IoTゲートウェイ「Akerun Remote」を開発し、23日より提供開始した。同ゲートウェイを利用することで、スマートロックロボット「Akerun」の鍵の開閉がスマートフォンほか、フィーチャーフォン、パソコンからも可能になる。Akerunは、スマートフォンを利用して鍵の開閉を可能にするIoTデバイス。サムターンタイプの鍵に取り付け、専用のスマートフォンアプリを利用して鍵の開閉を行う。鍵の受け渡しもネットワークを通じて行える。同社では、スマートフォン以外の端末への対応をAkerunの課題として捉え、このほどIoTゲートウェイ「Akerun Remote」を開発、対応デバイスを広げるとともに、専用アプリを使わずに鍵の開閉を可能にした。Akerun Remoteを中継することで、Akerunが電話回線につながり、常時インターネットに接続され、パソコンやフィーチャーフォンなどからも鍵の開閉が可能になった。鍵の受け渡し手順も簡略化。Akerun Remoteにより、専用アプリを利用せずとも、ゲストはオーナーから送られてきた専用のURLにアクセスするだけで権限の受け渡しが終了し、これまで5分以上かかっていた開錠までの時間が5秒に短縮されるという。さらに、Akerunオンライン鍵管理システムにより、遠隔操作も可能に。従来はAkrunが設置されたドアに近づくことで鍵の開閉ができたが、遠隔からも施錠ができ、外出先からWebにアクセスするだけで鍵の開閉状況も確認できるようになった。
2015年07月23日“ロックの殿堂入り”アーティストによる選りすぐりのライヴ映像や、ドキュメンタリー映画が一挙上映される「シネ・ロック・フェスティバル2015」が、7月25日(土)~8月21日(金)、丸の内ピカデリーにて開催されることがこのほど決定した。“ロックン・ロール生誕60周年”として開催される本特集上映。名だたるスーパースターたちの貴重映像全10本が、4週間に渡って一挙上映される。上映作品には、「ビートルズ」解散後の1971年、ソロ活動を始めたポール・マッカートニーがに結成した「ポール・マッカートニー&ウイングス」の人気絶頂時のステージを収録した「ポール・マッカートニー&ウイングス/ロックショウ」を始め、「ザ・ローリング・ストーンズ」「クイーン」、「エアロスミス」といったロック・レジェンドのライブ映像を上映。ほかにも、最新ライブ、「U2」が2008年に行った“ヴァーディゴ・ツアー”の公演と、全く聴衆のいない会場で撮影した映像を織り交ぜたデジタル3D・サラウンド・サウンド・テクノロジーを駆使した「U23D」や、幻想的なライブに定評のあるビョーク「バイオフィリア・ライブ」など、音楽ファン垂涎の幅広いラインナップだ。また、上映作品は最新のデジタル技術を駆使してリマスターされた映像や音で構成され、スーパースターの幻のライヴの数々を、あたかもライヴ会場最前列にいるかのような臨場感とともに、映画館でビールを飲みながらゆったりと鑑賞することができる。上映ラインナップには、ライブ映像のほか、アリス・クーパーやジョージ・マーティンなどのドキュメンタリーも上映され、ライブ気分でノリノリで鑑賞できる作品から、じっくりと味わう作品まで、さまざまな楽しみ方ができそう。夏フェスシーズン真っ只中の季節に、“屋内音楽フェス”として本イベントをチェックしてみて。「シネ・ロック・フェスティバル2015」は7月25日(土)~8月21日(金)丸の内ピカデリーにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年07月02日ロックをテーマにしたアメリカンレストラン「ハードロックカフェ」にて、サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」とコラボレーションしたアイテムが販売されている。今コラボ企画の特徴は「ハードロックカフェ」のロックでクールなイメージと「ハローキティ」のキュートなイメージが融合している点。商品のラインナップはTシャツとピンバッジ。Tシャツは「ハローキティ」がプリントされた「Hello Kitty Peace Love Rock Tee」(税抜4,000円)やキッズ用Tシャツ「Hello Kitty Shine Bright Tee」(税抜3,400円)を福岡店以外の国内5店舗(東京店、上野駅東京店、横浜店、大阪店、ユニバーサル・シティウォークTM大阪店)で販売中。また、東京店とユニバーサル・シティウォークTM大阪店では、デザインの異なる「Hello Kitty Bow Guitar Tee」(税抜4,000円)も用意している。さらに、各店舗でデザインの異なる「コラボレーションピンバッジ」(税抜各1,800円)も販売されている。福岡店では100個、それ以外の店舗では200個限定。
2015年06月09日クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)が15-16AWコレクションを発表。グランジ、パンクといった60年代カルチャーをキーワードに提案する、今回の新たなスタイル。ビジュアルでは、ジムを舞台にスポーティーかつ挑発的な“魔性の女”を描いた。しなやかな弧を描いたヒールに危険なほど尖ったカッティングレザーを備えたブーティー「Electroboot」や、シャープなピンヒールの「Vampydolly」、官能的なランジェリーを想起させる、ゴールドのビーズフリンジを施したパンプス「Sweety Charity」や「Oolala」が登場。バッグの新作として、両サイドにフリンジをふんだんにあしらった「Lucky L」、“フランケンルビ”と呼ばれる、フランケンシュタインの傷跡のようなパッチワークを施した「Rougissime」などが展開される。
2015年06月02日日本でもスマートフォンや携帯電話のSIMロック解除が義務化され、2015年5月1日より原則として通信事業者はSIMロック解除に応じなくてはならなくなった。これまではドコモが販売するスマートフォン全機種を手数料を取りロック解除していたが、その動きがauやソフトバンクにも広がる格好だ。だが蓋を開けてみれば各事業者のロック解除は「購入後180日以降」と、現在即時解除に応じるドコモですらサービス内容は後退している。SIMロック解除が実施されると、例えばドコモで買ったスマートフォンをソフトバンクで使うことが可能になる。また海外へ旅行へ行った際も現地のプリペイドSIMを入れて使うことができるなど、様々なメリットがある。とはいえ普段日本でスマートフォンを使っている多くの消費者には、そのメリットはあまり感じられないものだろう。だが日本のSIMロック解除は日本国内だけの話題にはなっていないのだ。日本を囲むアジア周辺国が日本のSIMロック解除の動向に注目しているのだ。なぜならSIMロックを解除した日本のスマートフォンは、海外で現地のSIMを入れて使うことができる。しかも最近はXperiaやGalaxyなど、日本と海外でほぼ同じ製品が販売されているため、日本の製品を海外へ持って行っても海外の消費者は違和感なく受け入れ購入するのである。SIMロック解除された携帯電話はもう10年以上前から日本と韓国を除く世界中で販売されている。この両国は通信方式が独自だったりSIMなし端末が販売されていたため、世界のいわば「裏の世界」とは繋がっていなかったのだ。だがアジアやヨーロッパでは輸入品を扱う携帯電話店が多数存在し、他国販売のSIMロック解除端末を買って使う消費者も多い。もちろん自国で販売される正規販売端末は価格が割高だが、正規のサポートが受けられ修理対応も万全だ。これに対して輸入品だと自国の言語が入っていなかったり、故障しても修理が受けられない。そのためきちんとしたものを買いたい人は正規品、安ければいいと考える人は輸入品、のように消費者側も販売されている製品を理解して購入している。では現状はどうなのだろうか? SIMロック解除可能なドコモのスマートフォンはすでにアジア各国で売られており、日本限定モデルが高値で取引されるなど人気製品になることもある。またXperiaの新機種は日本での販売が早いこともあり、現地での正規販売に先駆けて輸入品が入ってくることもあるのだ。では輸入販売店の仕入れルートはどうなっているのかというと、日本側に輸出を取り扱う業者がいてそこから各国に流通しているケースが多い。その日本の業者の仕入れルートは秋葉原などの買い取り店からの仕入れがメジャーだが、代理店から入手しているという話もある。だがいずれにせよ、日本のスマートフォンのSIMロック解除の義務付けは、今後日本で販売されるスマートフォンのほとんどを海外でそのまま利用できるものにしてしまうのだ。日本で商品価値のなくなったスマートフォンでも、海外へ持っていけば現地で再販できる可能性も生まれるのである。ではなぜ日本が注目されているのだろうか。たとえば香港やシンガポールでは事業者が販売するスマートフォンにSIMロックはない。しかも無料販売もされている。ところがこれらの国では事業者が販売端末の転売被害にあわないような対策を打っているのだ。香港では端末無料購入の際は2年契約が必要で、違約金は端末の定価プラス契約残期間の全基本料金が必要だ。1ヶ月後に解約した場合でも、23か月分の基本料金と端末の定価が請求される。また最近ではスマートフォンは無料だが、最初に定価を払い基本料金の割引で返金する方法もとられている。一方日本では、時たま「一括無料」のような激安販売が行われることもある。しかも違約金は一定額なことが多い。そのため違約金を払っても定価の半額以下で新品スマートフォンを買えるケースもある。それをSIMロック解除し、海外では現地定価の7-8割程度で販売しても十分ペイできるわけだ。さてこのような仕入れ側の事情はさておいても、日本の端末は年々注目度が高まっている。なぜなら最近は日本でしか販売されないスマートフォンが増えているからだ。例えばauが販売するLGのisaiは香港の若い女性に人気だ。また日本ならではのキャラクターとコラボしたスマートフォンも高値で売られることがある。日本のスマートフォンのSIMロック解除が可能になることで、日本販売端末が海外へ流れる動きは今後加速するだろう。そうなれば日本の通信事業者は今の無料販売などを見直し、消費者にとっては今までよりも不利益を感じる状況になってしまうかもしれない。とはいえ今の状況が実は歪みのあるものであることを考えると、まっとうな販売方法へ是正してくれるものになる、と考えるべきかもしれない。一方で日本限定販売のスマートフォンが海外に流出することはメリットも生み出しそうだ。例えば富士通のドコモ向け2015年夏モデル「Arrows NX(F-04G)」は世界初の虹彩認証機能を搭載、この機能を欲しがる海外ユーザーも多いはずだ。SIMロック解除は日本メーカー製品の非正規な海外流出を生み出すが、口コミで人気が広がれば日本メーカーの海外への正規進出を促すものになるかもしれない。
2015年05月25日●SIMロック解除によるメリットとデメリットとは5月よりキャリアによるSIMロック解除が原則義務化された。これに伴って、NTTドコモとKDDI、ソフトバンクの大手キャリアはSIMロック解除に関するルールをそれぞれ公表しており、SIMロック解除ににわかに注目が集まっている。とはいえ、「そもそもSIMロックって何?」「SIMロック解除によって何が変わるの?」などと疑問に思っている人も多いだろう。本稿では、SIMロック解除についてあらためて解説するとともに、そのメリットとデメリットを紹介していく。また、キャリア以外の選択肢として最近人気となっているMVNOサービスとあわせ、SIMロック解除の義務化によって、今後スマートフォン市場で何が起こるのかを考察してみたい。○そもそも"SIMロック"って何?まずは、そもそも"SIMロック"とは何かについて解説していこう。NTTドコモやKDDI、ソフトバンクといった主要キャリアが販売するスマートフォンや携帯電話では、SIMロックという制限がかけられている。スマートフォンなどでは、SIMカードと呼ばれる小型のICカードを装着することでデータ通信や通話を行えるが、一般的にキャリアが販売する端末の場合、そのキャリアのSIMカードしか利用できず、他社のSIMカードは利用不可となる。これがSIMロックだ。たとえば、ドコモのSIMカードをKDDIやソフトバンクのスマートフォンに装着しても認識されず、データ通信や通話はできない。そのため、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)などで他のキャリアに乗り換えた場合、SIMロックがかかっている限り、以前のキャリアで使っていたスマートフォンは利用できず、移行先のキャリアで新たに端末を購入する必要が生じる。実際には、MNPのキャンペーンによって端末代金や月額料金が割引されることも多いが、SIMロックは"2年縛り"などの契約期間の制限とあわせて、キャリア間の柔軟な乗り換えを阻害する要因になっていたと言えるだろう。○SIMロック解除によるメリットSIMロック解除とは、このSIMロックをユーザーが自身の希望に応じて解除できるというものだ。これまでもNTTドコモが同社のAndroidスマートフォンでSIMロック解除に応じていたほか、ソフトバンクでもごく一部のAndroidスマートフォンでSIMロック解除が可能であった。しかし、総務省が昨年12月に発表し、5月より適用されたSIMロック解除に関する新ガイドラインでは、キャリアが販売するすべての端末で原則としてSIMロック解除に応じるように改められた。また、SIMロック解除の手続きについては、ユーザーがインターネットや電話を使って簡単に解除手続きができるようにし、なおかつ無料で解除が行えるものとした。4月22日にNTTドコモとKDDI、ソフトバンクがそれぞれ公表したSIMロック解除に関するルールは、同ガイドラインに沿ったものとなっており、5月1日以降に発売される機種について、購入日から180日経過後にSIMロック解除の手続きを受付けるとしている。また、3社ともWebサイトから申し込むことで無料でSIMロック解除が可能となっている。このように各キャリアでSIMロック解除が可能になるメリットとしては、まず以前のキャリアで使っていたスマートフォンなどを、乗り換え先のキャリアでそのまま利用できることが挙げられる。現在利用中のキャリアのサービスや料金に不満がある場合に、端末を変えることなく、キャリアのみ乗り換えることが可能になるわけだ。ただし、後述するように端末がサポートする通信方式や周波数帯によっては、乗り換え先のキャリアで利用できない可能性があることに注意が必要だ。また、SIMロック解除のもう一つのメリットは、スマートフォンの海外利用が可能になることだ。SIMロックを解除した端末であれば、海外旅行先などで現地の安価なSIMカードを購入し、端末に装着して使うことができる。割高なローミングサービスを利用したり、海外用の端末をレンタルしたりする必要がないため、旅行や出張で海外によく出かける人にとっては、大きなメリットと言えるだろう。○SIMロック解除によるデメリット一方、SIMロック解除が原則義務化されることにはデメリットもある。もっとも懸念されているのは、端末代金が高騰することだ。たとえばiPhoneなどが実質0円から購入可能となっているように、キャリアは端末代金の一部を肩代わりして、ユーザーの端末購入のハードルを下げる代わりに、月々の料金から回収するというビジネスモデルを採用している。このビジネスモデルは長期利用を前提としており、キャリアにとっては、端末代金を肩代わりしたユーザーが、早期に他キャリアへ移行してしまっては端末代金を回収できず損失となる。SIMロック解除によってビジネスモデルが成り立たなくなるのであれば、キャリアによる端末代金の肩代わりがなくなり、ユーザーの端末代金の負担額が増加する可能性があるわけだ。また、SIMロックを解除した端末だからと言って、必ずしも他のキャリアで利用できるわけではなく、それによるトラブルや混乱が起きることも懸念される。各キャリアのネットワークの通信方式や周波数帯は同一ではなく、端末がサポートする周波数帯も各キャリアごとに異なるため、SIMロックを解除して他キャリアに乗り換えても、移行先のキャリアで使えない可能性がある。そのため、SIMロック解除がスタートしても、解除した端末を用いた他キャリアへの乗り換えが増えるかと言えば、実際にはそうはならないかもしれない。●SIMロック解除でMVNOへの移行が加速する?○SIMロック解除でMVNOへの移行が加速する?それでは、いわゆる"格安SIM"と呼ばれるMVNOサービスへの移行についてはどうだろうか。キャリアよりも低料金で利用できるMVNOサービスだが、その大半はドコモのXi・FOMA網に対応した通信サービスとなっている。実は、ドコモのXi・FOMA網に対応したMVNOのSIMカードの場合、ドコモ端末であれば、SIMロックを解除することなく利用することが可能だ。そのため、ドコモのスマートフォンを利用しているユーザーにとっては、SIMロック解除義務化の前後で変わりなく、様々なMVNOサービスから好みのものを選んで、低料金のMVNOサービスへ移行することができる。一方、KDDIやソフトバンクのユーザーの場合、SIMロック解除によって、自身の端末でドコモのXi・FOMA網に対応したMVNOサービスへの移行が可能になるため、低料金でスマートフォンを利用する選択肢がかなり広がると言える。ただし、前述したような通信方式や周波数帯の問題は残るため、端末がサポートする周波数帯などをよく確認する必要があるだろう。これらのことから、SIMロック解除でMVNOサービスへの移行がしやすくなるのは、直接的にはKDDIとソフトバンクのごく一部のユーザーに限られそうだ。しかし、SIMロック解除によって、キャリアのスマートフォンの端末代金が高騰すれば、高額な端末代金を嫌うユーザーのMVNOサービスへの移行を後押しする要因になるかもしれない。MVNO各社では、格安SIMとSIMフリースマートフォンをセットで提供するスマホセットプランを提供しており、安価で魅力的なSIMフリースマートフォンも続々と登場している。SIMフリースマートフォンとは、最初からSIMロックがかかっていないスマートフォンのことで、海外でも利用できるのはもちろん、他のMVNOサービスやキャリアに乗り換えても使い続けることが可能だ。たとえば、U-NEXTのMVNOサービス「U-mobile」では、5機種のSIMフリースマートフォンとのセットプランを提供している。ASUS製の5インチAndroidスマートフォン「ZenFone 5」の場合、高速データ通信が使い放題となる「LTE使い放題2プラン」(1年契約)とのセットプランでは、端末代金の分割支払金を含む24カ月の月額料金は3,830円(以下、金額は税抜)。25カ月以降は、音声SIMカード単体の月額料金2,730円で利用することが可能だ。なお、端末は一括購入も可能で、価格は26,400円となる。キャリアの新料金プランでは、通信容量が月間2GBの最低料金のプランでも、月額6,500円となるため、U-mobileがいかにリーズナブルか分かるだろう。ZenFone 5をはじめとする人気のSIMフリースマートフォンでは、キャリアが販売するハイスペック端末と比較しても、通常利用する上では性能差はさほど感じられない。「@docomo.ne.jp」などのキャリアメールは使えないものの、LINEやTwitter、FacebookなどのSNSはもちろん快適に利用できる。また、U-mobileでは5月16日よりZenFone 5の次世代機にあたる「ZenFone 2」の取り扱いを開始しており、こちらについては4GBメモリ+eMMC 32GBを搭載と、非常に高い性能とコストパフォーマンスを有している。SIMロック解除でキャリアのスマートフォンが高騰すれば、これらのSIMフリースマートフォンがますます注目を集めることになりそうだ。***キャリアによるSIMロック解除の義務化のメリットやデメリットについて見てきた。ハイスペックな端末を実質0円などで提供し、長期契約による月々の料金で回収するというキャリアのビジネスモデルはSIMロック解除によって崩れつつあり、スマートフォン市場は転換点に差し掛かっていると言える。主要キャリアが昨年、相次いで提供した新料金プランは各社横並びとなり、キャリア間の競争は停滞している。しかし、SIMロック解除がスタートしても、キャリアがユーザーにとって魅力的な料金プランを用意できないようであれば、U-mobileをはじめとするMVNOサービスが最良の選択肢となるかもしれない。
2015年05月21日サンコーは13日、指紋で解錠する南京錠「指でロック!指紋認証南京錠」と、ワイヤーロック「指でロック!指紋認証ワイヤーロック」を発売した。直販サイト「サンコーレアモノショップ」での価格は、南京錠が税込14,800円、ワイヤーロックが税込15,800円。両製品とも指紋センサーを搭載。センサー上で指をスライドさせると、登録済みの指紋を認証し、ロックを解除する。指紋は10パターンまで登録可能。本体の登録情報のセットアップとリセットを行うUSBキーを付属する。電源は単4形乾電池×2。○「指でロック!指紋認証南京錠」南京錠の本体サイズはW64×D29×H130mmで、シャックルの直径は8mm。重量は471g。USBキーのほか、ミニドライバーを同梱する。○「指でロック!指紋認証ワイヤーロック」ワイヤーロックの本体サイズはW64×D29×H309mmで、重量は約491g。ワイヤーは直径7.5mmで、全長が510mm。
2015年05月14日NTTドコモは22日、SIMロック解除の手続き方法を変更し、インターネットからの申し込みであれば無料でSIMロック解除を行うと発表した。対象となる機種は5月1日以降に発売される機種。なお、機種購入日から6カ月間は解除できない。SIMロック解除の手続き方法の変更は、2014年12月に総務省が発表した「SIMロック解除に関するガイドライン」が5月1日より適用されることに伴ったもの。同ガイドラインでは、事業者は原則として自らが販売した全ての端末について、SIMロック解除に応じることとしており、また無料で解除することも明記されている。ドコモでは、5月1日以降に発売される機種において、PCの「My docomo」上でSIMロック解除を無料で受付ける。ドコモショップ店頭、電話でも解除を受付けるが、事務手数料として税別3,000円が別途必要となる。4月30日までに発売される機種については、従来通りドコモショップ店頭のみで受付け、事務手数料が3,000円かかる。また、これまでは端末購入後すぐに、SIMロック解除の手続きをすることができたが、5月1日以降に発売される機種については、購入日から6カ月間の解除制限期間が設けられている。なお、「ドコモケータイ」「Xiデータ通信専用端末」などの一部機種は、ドコモショップ店頭のみでの受付となる。これらの機種については、事務手数料が無料となっている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月22日ベイクルーズが経営するカフェ「COUTUME(クチューム)」は4月29日、日本上陸1周年を記念した「スチームパンク1ユーロ」のイベントを青山店にて開催する。同チェーンは、フランス・パリ発のスペシャリティコーヒーのカフェ。青山店は、日本1号店であるだけではなく、フランス国外の1号店でもある。昨年12月には大阪府・梅田、今年2月には東京都・二子玉川にも出店した。同イベントは、日本上陸1周年を記念した企画。イベント当日は、日本ではまだ珍しい抽出機器「スチームパンク」で抽出したコーヒーを、1杯1ユーロ(税込140円)で提供する。スチームパンク抽出ならではの、うま味、酸味、香りが調和したフルーティーな味わいが楽しめるとのこと。また、すべてのメニューの中からいずれかを注文した先着100名に、シングルオリジンのコーヒー豆をプレゼントする。営業時間は7時半~21時半。
2015年04月22日ロックをテーマにしたアメリカンレストラン「ハードロックカフェ」は5月31日まで、春の特別メニュー「SPRING SPECIAL MENU」を販売している。○春にふさわしいメニュー2品と、おすすめのドリンクを販売「SPRING SPECIAL MENU」は、「レモンクリームチキンパスタ」「ドーナツ ロリポップ フォンデュ」の2品を用意。また、おすすめの「SPRING SPECIAL DRINK」として、バーボン・ジムビームをベースに季節のフルーツをふんだんに使用した2種類のフルーツパンチと、ノンアルコールのフルーツパンチを期間限定で販売する。「レモンクリームチキンパスタ」は、帯状パスタのフェットチーネを、レモンクリームソース、ローストしたアスパラガス、ほうれん草、赤ピーマンと一緒に和え、グリルしたチキンをトッピングした。レモンのさわやかな風味が春らしさをイメージさせるパスタだという。価格は1,980円(税・サービス料別)。「ドーナツ ロリポップ フォンデュ」は、クリーミーなニューヨークチーズケーキを詰めたボール状のドーナツをパウダーシュガーで仕上げ、自家製ピーナッツプリッツェルを添えた。温かいチョコレートソースやキャラメルソースにディップするデザート。価格は900円(税・サービス料別)。「SPRING SPECIAL DRINK」は、「パーム スプリングス パンチ」と「ストロベリー フルーツ パンチ(ノンアルコール)」を用意。フレッシュフルーツをリッチに使ったアメリカで人気のフルーツパンチ「パーム スプリングス パンチ」は、パイナップルとラズベリーの2つのフレーバーで登場する。価格は940円(税・サービス料別)。「ストロベリー フルーツ パンチ(ノンアルコール)」は、春の季節にふさわしい、すっきり甘いノンアルコールドリンク。フレッシュストロベリー、ストロベリーピューレ、パッションフルーツシロップ、レモンジュース、アップルジュースをミックスし、ソーダアップでツートンカラーで仕上げた。パイントグラス付きで、1,510円(税・サービス料別)。なお「SPRING SPECIAL DRINK」は、店舗により価格が異なることがある。
2015年04月05日オスカー女優メリル・ストリープが主演を務めて初のロックスター役に挑む『リッキー&ザ・フラッシュ(原題)』が年内に日本公開されることが決定し、エレキギターを手に熱唱するストリープの姿をとらえた場面写真が公開になった。本作は、かつて、家族を捨てて“ロックスターになる”という夢を追った主婦リッキーが、ロックスターになった後に、娘との再会を経て、再び家族とよりを戻そうとする姿を描いた作品。本作は『JUNO/ジュノ』『ヤング≒アダルト』の脚本を手がけたディアブロ・コーディが脚本を、『羊たちの沈黙』『フィラデルフェイア』のアカデミー賞監督ジョナサン・デミが監督を務め、ストリープが主演するもの。彼女は映画のためにエレキギターを猛特訓したそうで、劇中の演奏シーンはすべて俳優たちが演奏している。『リッキー&ザ・フラッシュ(原題)』2015年公開
2015年02月06日フランス出身のハウス/エレクトロ・デュオ「ダフト・パンク」はロボットのヘルメットで素顔を隠す個性的なスタイルで知られ、ダンス音楽シーンの第一線を走るアーティストとして世界的に人気を博している。そんな「ダフト・パンク」および90年代台頭した音楽ジャンル“フレンチ・ハウス”をフィーチャーした映画『EDEN』(原題)の予告編が到着したと「billboard」が報じた。監督は『あの夏の子供たち』でカンヌ国際映画祭のある視点部門で審査員特別賞を受賞したフランス映画界の新鋭ミア・ハンセン=ラヴだ。ポールという名のDJが孤独、借金、依存症に苦しみながらも音楽シーンに貢献した20年を描く。90年代にDJとしてジャンルを先導した監督の兄スヴェン・ハンセン=ラヴの人生を基にしているという。キャストには日本でも公開となった『フランシス・ハ』で自由奔放な主人公を演じた新進気鋭の女優グレタ・ガーウィグや、『愛について、ある土曜日の面会室』のポーリン・エチエンヌなどが出演している。「ダフト・パンク」は映画の重要なシーンで自分たちの音楽が使用されることを早い段階から承諾し、サポートする意を示していたという。監督ミア・ハンセン=ラヴは、「彼らが映画の中に登場するとすれば、ストーリーの中にも登場したがっていた。メディア用に作りあげられたロボットではなく人間としてね。それが実現したとしたら私たちにとっては完ぺきだったわ。私としては、(人間になったからといって)彼らのパワーや謎めいたところが霞むことはないと思うわ」と語っている。「ダフト・パンク」本人が映画に出てくることはないが、度々2人を演じる役が出てくるという。『Eden』は最近トロント国際映画祭で上映されたばかりで、様々な買い手会社からオファーを受けているところだという。(text:cinemacafe.net)
2015年02月03日2013年、山形国際ドキュメンタリー映画祭で日本上陸を果たすや絶賛を浴び、見事「市民賞」を受賞した、フィンランド発の音楽ドキュメンタリー『パンク・シンドローム』が、いよいよ今週末1月17日(土)より公開となる。本作で描かれるのは、フィンランドで人気を博す知的障がい者によるパンクバンド。このほど、本編中の一部映像が到着し、パンク魂が炸裂する熱狂のライブシーンが明らかになった。北欧・フィンランドのパンクシーンを賑わす、とんでもないバンドがいる。ギターのペルッティはとにかく洋服の縫い目が気になって仕方がなく、ヴォーカルのカリは足の爪は自分で切りたい男。美人議員が大好きなのはベースのサミ、できることならおうちから出たくないドラムのトニ。彼ら、知的障がい者のワークショップから結成されたバンドは、練習もひと筋縄ではいかず、泣き出すメンバーがいたり、言い争いもしばしば勃発。しかし、彼らのパワフルなライブパフォーマンスと、「少しばかりの敬意と平等が欲しい」「権力者はペテン師だ」とシャウトするパンク精神にあふれた歌詞が評判となり、バンドは大人気に!カメラは、そんな彼らの日常から練習風景、結婚、レコードデビュー、海外ツアーまで、成功とその裏にある悲喜こもごもの軌跡を丁寧に追っていく。本国フィンランド・アカデミー賞では「最優秀ドキュメンタリー賞」「編集賞」を受賞、米国のサウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)映画祭2013でも「観客賞」を受賞し、14年には座・高円寺ドキュメンタリー映画祭でも上映され、評判を呼んだ。作詞・作曲とギターを担当するペルッティの切ない告白から始まる、この特別動画でも、「こんな社会は大嫌いだ」とシャウトするバンドのライブシーンを堪能できる。その姿はパンクファンのみならず、観る者に笑顔に届け、元気を与えてくれるはずだ。世界一熱くて、クールなパンクバンドを、まずはこちらから覗いてみて。『パンク・シンドローム』は1月17日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月14日スマートフォンのSIMロックを解除するために必要な「SIMロック解除コード」がヤフオクなどで販売されている。キャリアにSIMロック解除を申し込むと税別3,000円の手数料がかかるが、ヤフオクでは498円や、980円など安価な値段設定となっている。こうした、非公式的な「SIMロック解除コード」の利用について、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの各社広報に話を聞いた。そもそも、SIMロック解除コードとは、端末のSIMロック解除する際に発行されるPINコード。解除コード入力画面から入力することで、現在契約しているキャリア以外のSIMカードが使用可能となる。ヤフオクで販売されている「SIMロック解除コード」の説明文を見ると、「機種名と15桁のIMEI番号(製造番号)を教えていただければ発行します」とある。このように非公式的に販売されているSIMロック解除コードについて、2011年4月以降に発売された機種(一部除く)においてSIMロック解除サービスを行っているドコモに問い合せると、「どのような形で販売されているものなのか、実態がわからないため回答は難しい」との回答だった。「301F」、「201HW」、「009Z」、「008Z」の4機種において、SIMロック解除サービスを行っているソフトバンクでも、「事実が把握できていないため、正式な回答は少し待っていただきたい。社内で確認させていただく」とのことだった。SIMロック解除サービスを行っていないKDDI(au)では、「海外ツールのようなものを使用して解除コードを発行している可能性がある。ただし具体的な方法などについてわからないため、コメントできない」との回答だった。実際に、SIMロック解除コードを非公式に購入したユーザーが、「成功した。運用できている」とするブログも散見されるが、ドコモとKDDIは共通して「推奨はしない。自己責任で行って欲しい」とコメントした。また、非正規でSIMロックを解除し、端末に何らかしらの不具合が出た際は各キャリアとも、「改造扱いになり、端末の保証サービスから外れる。キャリアとして端末の不具合に対応できなくなる」という。そうしたリスクを踏まえると、あくまで公式のサービスを利用してSIMロック解除をしたほうが無難と言える。なお以下で、ドコモとソフトバンクのSIMロック解除サービスの詳細を記載するので、SIMロック解除を検討しているユーザーは参考にしてほしい。SIMロック解除について:ドコモの場合ドコモショップの店頭にて手続きが可能。契約者本人であることを氏名/生年月日などから確認する。また、来店者の本人確認書類等が必要となる場合がある。対応端末は、2011年4月以降に発売された機種(一部除く)。対応機種一覧はコチラ。解除に必要な手数料として税別3,000円がかかる。SIMロック解除について:ソフトバンクの場合ソフトバンクショップおよび一部ソフトバンク取店にて申込みが可能。契約者本人であることを氏名/生年月日などから確認する。また、来店者の本人確認書類等が必要となる場合がある。対応端末は、「ARROWS A 301F」(富士通製)、「STREAM 201HW」(ファーウェイ製)、「STAR 7 009Z」(ZTE製)、「シンプルスマートフォン 008Z」(ZTE製)の4機種。解除に必要な手数料として税別3,000円がかかる。なお、両社とも、一度SIMロックを解除した端末に、再びSIMロック機能を設定することはできない。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月14日「プリティーグリーン(Pretty Green)」は、カメラマンのミック・ロック(Mick Rock)とのコラボレーションアイテムを12月6日に販売する。今回発売された作品は、彼が長年に渡り追い続けたデヴィッド・ボウイ(David Bowie)をフィーチャーしたオリジナルTシャツ。特製布バッグとピンバッジの付いた限定セットで提供される。「Heroes」にプリントされたデヴィッドは、73年8月に撮影されたアルバム『ピンナップス』のジャケット写真。手に持ったアルト・サックスは、13歳の時に母親が初めて買い与えた楽器として、デヴィッドのアイコン的な存在となっている。一方、日本限定版の「Low」では、山本寛斎デザインの衣装を着た姿がアートデザインに選ばれた。この衣装にプリントされた日本語は、よく読むとデヴィッド・ボウイと書かれている。その他、「Spiders from Mars」は、アルバム『ジギー・スターダスト』のラストツアー時に撮影したデヴィッドがプリントされたもの。ミックによってセピアラインに加工された写真の中のデヴィッドは、今にも歌いだしそうだ。更に、デヴィッドの初アメリカツアーのワンシーンが納められた「Diamond Dogs」、72年12月のアメリカツアーのラストライブの写真が使用された「Hunky Dory」の全5種類を用意する。価格は1万5,000円。青山本店、札幌、大阪、名古屋パルコ店の他、オンラインショップでも開始。また、発売を記念してプリティーグリーン青山本店では、ミック・ロックの直筆サインが書かれた写真集(3,500円)が限定50冊で発売される予定。
2014年11月28日若手俳優の野村周平が、ときには全裸で(?)“ロック魂”を歌い上げる主人公を演じる青春音楽エンターテイメント『日々ロック』。劇中では、終始ヘタレっぷりをみせているという野村さんだが、実は随所に「カッコイイ」と感じさせる瞬間があることが判明。本日11月14日(金)の野村さん21歳の誕生日に合わせ、アフロ姿でも予想外のカッコよさを見せる“ギャップ”場面写真がシネマカフェに到着した。本作は「週刊ヤングジャンプ」連載中の榎屋克優による人気ロックコミックを、『ジョーカー・ゲーム』『SRサイタマノラッパー』シリーズの入江悠監督が映画化。野村さんが演じるのは、金なし風呂なし彼女なし、ベースの草壁(前野朋哉)、ドラムの依田(岡本啓佑)と組んだバンド“ザ・ロックンロールブラザーズ”のボーカル、日々沼拓郎だ。拓郎たちは高校卒業後にロックスターを共に目指して上京するが、住み込みで働くライヴハウスでは蹴り飛ばされ、踏まれ、罵倒される日々。ある日、ライヴ中に出会った人気トップアイドル・宇田川咲(二階堂ふみ)と出会い、乱闘騒ぎになるものの、男らしさの欠片も見せることができず負け戦で終わってしまう。そんな拓郎の姿は、ダサく、情けなく、とことんヘタレ。だが、ひとつだけ誰にも負けないものがあった。それは、“ザ・ロックンロールブラザーズ”の歌を通して伝える、彼の “信念”(=ロック)。普段はヘタレでも、伝えなければならない想いが積もったとき、その歌を必要としている人がいるときこそ、彼は真のロッカーへと変身!“ロック魂”を込めて歌うその姿は、ヘタレとは無縁の“漢(おとこ)の中の漢”だったのだ。入江監督は、オーディションでいきなり上着を脱いで歌い出した野村さんの姿をみて、“彼なら演じられる”と確信したという。過酷な撮影にも耐え抜き、見事、拓郎を演じ切った野村さんを「努力家」と手放しで絶賛している。また、野村さん本人は「ひとつのものに熱くなれるのは似ているのかもしれないです」と演じた拓郎との共通点について触れながら、「拓郎の音楽で人を変えたいとか、ロックで気持ちを伝える熱い気持ちは、役を演じることによって映画で伝えたいって思うのと重なります」と明かしている。見る人の心に響き、熱い想いを呼び起こさせる拓郎の力強い歌声。そして、予想外のギャップをみせる拓郎の姿に、あなたも思わず“キュン”としてしまうかも!?『日々ロック』は11月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:日々ロック 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014「日々ロック」製作委員会 (C)榎屋克優/集英社
2014年11月14日「スマホにロックをかける人はわずか半数 - GoogleのAndroidセキュリティ戦略」で触れたように、Android 5.0 LollipopからAndroidのセキュリティ機能が大幅に強化された。強化されたポイントは大きくわけると3点。データの暗号化とスマートロック、そしてオープンソースであることだ。詳細な説明は先日の記事で触れているため省略するが、今回はスマートロックのデモを体験できたのでお伝えしたい。現時点でAndroid 5.0を体験できるデバイスは一部に配信が始まったNexusシリーズのみ。今回体験した端末はNexus 6で、12月上旬以降の発売が予定されている(ワイモバイルのほか、SIMフリーモデルも発売される、端末雑感は「AndroidはLollipopで新たなステージへ - Google The Mobile First World」を参照)。スマートロックとはどういうものか。先日の記事からGoogleでAndroidのLead Security Engineerを務めるAdrian Ludwig氏の言葉を引用すると「スマートフォンのロックは依然として古いパスワードが使われているが、新たな"イノベーション"が必要だ」とのことで、ユーザーが意識せずにロックを掛け、ロックを解除できるような仕組みを取り入れたものが「スマートロック」というわけだ。Lollipopでは2種類のスマートロック機能が提供されており、1つはAndroid 4.0から提供されている「フェイスアンロック」、もう1つがNFCやBluetooth連携デバイスを活用したロック機能だ。フェイスアンロックについてはその名の通り、顔をカメラで認識することでセキュリティロックが解除される仕組み。「寝ている時にその顔を撮られたらアンロックできるのでは」と思われるかもしれないが、まばたきや顔の表情の動きなど、複合的な要素でアンロック判定を行うため、100%安全とまでは言えないものの、一定のレベルでセキュリティは高められる。当然ながら写真によるアンロックも行えないので安心だ。実際にこの機能を試したところ、顔がアンロック画面に表示されるわけではなく、ロック画面を見ているほんの数秒で"いつの間にか"ロックが解除されている。解除されたかどうかも一瞬わからず、何度か試していたところ、説明員から「画面下のロックサインが解除されていればOKです」と言われて気づいた。残念ながら写真撮影を忘れていたのだが、顔認識中は顔のようなアイコンに変わり、本人と認識されたあとにロックが解除される仕組みのようだ。認識できないケースもあるため、「全く意識せず解除できる」わけではないものの、確かに「スマートなロック」といえるだろう。続いて2点目のNFCやBluetooth連携デバイスを活用したロック機能では、同時にタッチ&トライの機会が提供されていたAndroid Wearと呼ばれるウェアラブルデバイスとの連携を試すことができた。Android Wearは、現時点で時計型のウェアラブルデバイスが多くのOEMメーカーから発表されており、直近ではLG G Watch Rと呼ばれる円形ディスプレイを搭載した端末が本日より発売された。スマートロックでは、ウェアラブルデバイスに限らず、Bluetoothで連携したデバイスとペアリングした間はロックが解除されるように設定できるほか、NFCタグを用意してNFCにタッチするだけでロックをオン・オフといった使い方もできる。今回、筆者が一番注目していた点は、前回の記事で疑問点として挙げていた以下の内容だ。「ただし、説明を受けていて不安に感じた点があった。Bluetoothのペアリングが行なわれているデバイスが近くにあればそれだけで解除されるというこの話では、ユーザーが就寝していた場合などに勝手に第三者によってスマートフォンを開けられる可能性がある。まだこの機能を実際に利用できていないため、何らかの方策があるのかもしれないが、セキュリティが破られる可能性があることを頭に入れておいた方が良いのかもしれない」これについて、実際に試したところ、うまい解決策が用意されていた。というのも、確かにBluetoothペアリング圏内ではロックがフリーになってしまうのだが、ユーザーが任意でロックをかけられるようになっている。ロック画面でロックアイコンをタッチするだけでロックがかかるため、家族にスマートフォンの中を見られたくないという人でもワンタップでロックをかけられるわけだ。こうして自分の用途に応じたセキュリティロックが実現できているわけだが、実際にはPINやパスワードロックをかけた上で、"スマートに"ロックを解除できるような仕組みを被せているのが実態だ。もちろん、ユーザーが操作する手数は少なくなるのだが、セキュリティの観点からするとパスワードなどが脆弱な文字列であれば元も子もない。「簡単にアンロックできる」というメリットを活かして、より強固なパスワードを設定するよう心がける必要がある。一方、純粋なセキュリティからは少しズレるが、Androidの通知内容も設定で非表示化できる。例えばメールで「○からのメール」という通知がロックをかけていても行われていたが、設定を変更すれば「メールが来ています」と内容が簡素化されて通知が来る。もちろん、全ての通知を表示しないといった設定も可能だ。○Chromebookは法人から個人に販売対象を拡大今回のメディア向けタッチ&トライでは、Android端末以外にもChromebookが展示されていた。Chromebookは、7月より企業や教育機関を対象として販売を開始したが、個人向けは提供されてこなかった。11月11日に個人向けに提供を開始すると発表し、同日よりAmazonなどで販売が開始されている。法人の導入状況などについて担当者に尋ねたものの、各ディストリビューターに任せている部分が多く、発表できる数字は持ち合わせていないとのことだった。Chrome OSはAndroidと異なり、PCベンダーがOSをカスタマイズするわけではない。そのため、常に最新のOS環境が提供できるとのことで、それがセキュリティの向上に繋がっているとしていた。そもそも、Chrome OSデバイスはストレージ領域がPCと比較して極端に少なく(国内モデルでは16GB)、クラウドストレージにファイルを保存することを前提としている。つまり、デバイスにファイルを保存しないため、情報漏えいの可能性がグッと低くなるわけだ。また、クラウドストレージは当然Google Driveで、Chromebook購入者には2年間1TBの保存領域が提供されるため、「ファイルがどこにも保存できない」という心配はないとしていた。
2014年11月12日サイトロックは9月30日、ニフティが提供するクラウドサービス「ニフティクラウド」にサイトロックの統合運用管理サービス「サイトロックマネジメントサービス」が正式対応すると発表した。ニフティクラウドは、仮想化されたサーバリソースを必要なときに必要な分だけオンデマンドで借りられるパブリッククラウドサービス。ユーザーの要望に応じて2タイプ34種類のサーバから自由に構成を選べる。またサービス稼働後の負荷状況に応じてサーバの台数やスペックを即時的に増減が可能なので、ITコストの抑制にも寄与する。サイトロックマネジメントサービスは、24時間365日の運用監視体制で提供するマネジメントサービス。ユーザー企業の要望に応じて、サービス提供内容やサービスレベルを定めている。日々の運用サポートから、障害時の復旧対応まで幅広い領域でサービスを提供するのが特長だ。今回、運用管理対象にニフティクラウド上のシステムも加えることで、より多様な環境へ対応が可能となった。加えて、オンプレミスやパブリッククラウドサービスも含めたハイブリッド環境に対する設計から監視・運用まで一貫したエンタープライズ向け運用管理サービスを強化するとしている。
2014年09月30日“オリエンタルロックミュージカル”という新しいジャンルを確立し、人気を博している上島雪夫演出のオリエンタルロックミュージカルシリーズ第3弾『SONG OF SOULS-慶長幻魔戦記-』の公演が決定した。江戸の街を舞台に、突如現れた魑魅魍魎と人間たちの壮絶な闘いを描いた本作。シリーズ連続出演中の加藤和樹、東山光明、そして初参加となる松田凌に、見どころを聞いた。『SONG OF SOULS-慶長幻魔戦記-』 チケット情報様々なステージで活躍する実力派の俳優たちが、その垣根を越え“ロック”の名の下に融合。2010年『King of the Blue』、2011年『陰陽師~Light and Shadow~』と、芸術性の高いオリジナル・エンターテイメントを打ち出してきた。第1作から出演している加藤は、「ミュージカルというと西洋のイメージが強いですが、このシリーズの舞台は僕らが生きる日本。鬼が出てきたり妖術が飛び交ったり、奇想天外な設定の面白さもさることながら、激動の時代を強い心で生きようとする者たちの姿は、現代を生きる自分たちにも重なるところがある」と作品の本質的な魅力を語った。男性ロックボーカルデュオHoney L Daysのボーカリストとしての顔も持つ東山も、3部作すべてに出演。「今回は、慶長の大地震直後の江戸を舞台に、大地震によって破られた結界から放たれた“摩多羅神”(またらじん)と、人間との戦いを描いていきます。上島さんによる演出と振付、全シリーズの音楽を手掛けてきたKYOHEI(Honey L Days)の音楽が、誰も観たことがない独特の世界観を生み出すはず」と、彼ら自身も公演を楽しみにしていることが伝わってきた。初参加となる松田は、「“ロックと時代劇の融合”と聞き、自分の固定概念を覆す作品だと思いました。まだ自分は舞台経験も少なく、稽古中は“新人マーク”をつけておきたい気分ですが(笑)、舞台上では力強く生きていきたいです」と意気込んだ。個性豊かなキャスト陣にも注目が集まる。3作連続で主演を務める泉見洋平は「真面目で努力家、学ぶところの多い座長です。ステージ上でのキラキラ感はハンパない!貴水博之さんは現場のムードメーカー。今回は悪役・摩多羅神を演じるのですが、ハマり過ぎてヤバい(笑)。妖しい魅力が全面に出るでしょう」と加藤が解説。そんな彼らが演じるのは、江戸の時代に生きたとされる実在の人物たち。猿若勘三郎(初代・中村勘三郎)を演じる東山は、伊藤靖朗の脚本を読み、「まさに“SONG OF SOULS”を体現する役」と、作品のテーマを背負った責任を実感しているという。松田も「初参加の自分だからこそ出せる色もあると思う。和樹さんとミツさんの背中を見て、心で歌います」と目を輝かせた。ふたりの熱意を受け止め、加藤も「みなさんの魂に訴えるような舞台にします」と闘志を燃やした。公演は11月7日(金)から11月16日(日)までKAAT 神奈川芸術劇場 ホール、11月23日(日・祝)・11月24日(月・休)大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。文:瀬尾水穂
2014年07月30日「アニエスベー」は今春、パンクカルチャーをベースに音楽と写真、ファッションを融合させたキャンペーンを開催している。3月12日から31日は青山店にて写真家のシーラ・ロック(Sheila Rock)の写真展を行う。今回行う写真展は、シーラの写真集『PUNK+』をテーマにしたもの。パンク全盛期のロンドンに住んでいた彼女は、ザ・クラッシュ、セックス・ピストルズのシド・ヴィシャスやジョニー・ロットン、スージー・スーやデボラ・ハリーたち多数のミュージシャンのリアルな姿を写し出している。また、写真展開催を記念して3月13日にはファッション&音楽パーティー「PUNK+ special night」を行う。シーラと映画監督・安藤桃子のトークショーやKen Yokoyamaのライブパフォーマンス、パンクロックスタイルにスポットを当てたアニエスベー2014年春夏コレクションのファッションショーをプログラムに予定。パーティーには、125組250名を抽選で招待。2月28日まで公式サイトにて応募受け付け中。
2014年02月14日