オスカー俳優のヒラリー・スワンク(48)が、主演ドラマ「Alaska Daily」(原題)のプロモーションで情報番組「グッド・モーニング・アメリカ」に出演。同作を宣伝後に、現在双子を妊娠中であることを明らかにした。「長い間、とても待ち望んでいたことなのですが、ママになります。1人だけのではなく、2人のママに。信じられません」と笑顔で語り、ホストやスタジオから祝福を受けた。続けて出演した「ライヴ・ウィズ・ケリー・アンド・ライアン」では、さらに詳細を語った。「(『グッド・モーニング・アメリカ』で発表した)1時間前まで本当にだれにも公表していなかったんです」「『Alaska Daily』の撮影現場のスタッフも、いま知ったという状況です」と話し、ホストのケリー・リパとライアン・シークレストを驚かせた。「双子って!どれだけワクワクすることでしょうか!」と興味津々な様子で尋ねるライアンに、「ダブルの喜びです。私の祖母が双子で、夫の祖母も双子。だから私たちも双子を授かりました。DNAですね」と身内に双子が2組もいることを明かした。ヒラリーは1997年に結婚した俳優のチャド・ロウと2006年に離婚後、2018年に企業家のフィリップ・シュナイダー氏と再婚し、いまに至る。(賀来比呂美)
2022年10月06日ヒラリー・スワンクが『Speed Girl』に主演することになった。パイロットからレースカーのドライバーに転向したジャネット・ガスリーの伝記映画で、ジェイソン・ケラー(『フォードVSフェラーリ』)とブライアン・ジョンソンが脚本を執筆する。ガスリーは、1976年、男社会だったカーレースの世界に大胆にも飛び込んでいった女性。スワンクはエグゼクティブ・プロデューサーも兼任する。監督は決まっていない。撮影開始時期は不明。スワンクの最近作はスリラー『Fatale』。現在は『Ordinary Angels』を撮影中。文=猿渡由紀
2022年05月17日ヒラリー・ダフがインスタグラムで、先週水曜日に第3子となる女児を出産したことを報告した。「メイ・ジェイムズ・ベア」と命名したという。今回も第2子バンクスちゃんと同様、自宅で水中出産したことを写真で明らかにしている。水を張ったビニールプールの中で、バンクスちゃんとヒラリーが一緒に生まれたばかりのメイちゃんを抱いている白黒写真で、プールの外からは夫のマシュー・コーマと息子のルカくんがやさしく見守っている。ヒラリーはバンクスちゃんを水中出産した際、「5回いきんだだけ」で、「想像より全然痛くなかった」ことから、「次回も(水中出産に)したい」と「People」誌に話していた。ヒラリーには元夫との間に息子のルカくんがおり、現在の夫マシュー・コーマとの間にはバンクスちゃんとメイちゃんの2人の娘が誕生。第3子を妊娠中であることを昨年10月に動画で発表していた。マシューが後ろからハグしてヒラリーのふくらんだお腹をなでているという動画だった。インスタの投稿には、ヒラリーの一日前に第1子ジュピターちゃんを出産したアシュレイ・ティスデイルや、最近出産したばかりソフィー・ターナー、キアラ・フェラーニ、メーガン・トレイナー、ジェシカ・ゾアらから祝福メッセージが寄せられている。(Hiromi Kaku)
2021年03月29日先日、オバマ元大統領やヒラリー・クリントン元国務長官らに爆発物が入った小包が届いたとの事件が伝えられたが、同じような小包がロバート・デ・ニーロにも届いたことが明らかになった。「Entertainment Weekly」によれば、25日(現地時間)の早朝、ニューヨークにあるデ・ニーロの製作会社「トライベッカ・プロダクションズ」に小包が届いた。宛名はデ・ニーロ。不審に思ったセキュリティースタッフが午前5時にニューヨーク市警察(NYPD)に通報した。駆け付けた爆発物処理班がクリントン氏らに送られ騒ぎとなった小包の写真と比較したところ、酷似していたため小包を撤去し、詳しく調査を進めている。この日はデ・ニーロのほかに、民主党のジョー・バイデン前副大統領にも小包が届いていたことが発表された。ここ数日で見つかった10個の不審な小包は、民主党の政治家たちや“反トランプ派”の人物をターゲットにしていることが指摘されている。デ・ニーロは完全に“反トランプ派”で今年のトニー賞授賞式で「くたばれ、トランプ」とトランプ大統領を罵り、トランプ大統領も「IQが非常に低い男」と応戦した犬猿の仲だ。小包の中身はパイプ爆弾とのことだが、幸いにもこれまでに1つも爆発はしていないという。(Hiromi Kaku)
2018年10月26日ニューヨーク発のカジュアルダイニング、クリントン・ストリート・ベイキング・カンパニーでは、国内の2店舗(南青山・名古屋)にて週替わりで限定パンケーキを提供する「スペシャルパンケーキフェア」を、2月1日から28日まで開催している。「ブルーベリー クラムシュトロイゼル パンケーキ」(1,700円)南青山店では、人気のブルーベリーパンケーキに自家製の焼菓子「クラムシュトロイゼル」を生地の中に入れて焼きあげる、心地よい食感と香ばしさの「ブルーベリー クラムシュトロイゼル パンケーキ」(1,700円)を第1週の2月1日から7日まで提供。「サワーチェリー&ダークチョコレートシェイビング パンケーキ」(1,700円)バレンタインにあわせてサワーチェリーの程よい酸味と、ダークチョコレートの深みある甘さが相性の良い「サワーチェリー&ダークチョコレートシェイビング パンケーキ」(1,700円)を第2週の8日から14日まで提供。「バナナフォスター パンケーキ」(1,700円)ケイジャン料理を代表するデザート「バナナフォスター」をクリントンのパンケーキに合わせた少し大人なパンケーキ「バナナフォスター パンケーキ」(1,700円)を第3週の15日から21日まで提供。「ブラックベリー&レモンカード パンケーキ」(1,700円)濃厚で爽やかなレモンカスタードソースが印象深い「ブラックベリー&レモンカード パンケーキ」(1,700円)を第4週の22日から28日まで提供する。イベントではニューヨーク本店でもなかなか食べることのできない、スペシャルなパンケーキの数々が登場。この機会に、ニューヨークはもとより世界中から来るファンに愛されて15年以上、毎日のように行列が絶えない「クリントン・ストリート・ベイキング・カンパニー」自慢のパンケーキを味わってみては。
2018年02月02日ニューヨーク発のカジュアルダイニング「クリントン・ストリート・ベイキング・カンパニー」では、期間限定で週替わりの限定パンケーキを提供。期間は2018年2月1日(木)から28日(水)まで。NYの“キング・オブ・ブランチ”クリントン・ストリート・ベイキングは、ニール・クレインバーグとディディ・ラーマン夫妻が、NYのローワー・イーストサイドで2001年4月にスタート。ふわふわでボリューミーなパンケーキや、新鮮な素材で作ったシンプルながら極上に美味しいオムレツ、サンドイッチ、エッグベネディクト、マフィン、ビスケットなどが人気で、“キング・オブ・ブランチ”と言われるほど。地元のニューヨーカーはもちろん、世界中の観光客がその味を求めて訪れる人気店だ。スペシャルパンケーキ4種期間中は、南青山と名古屋で、4種類の限定パンケーキを週変わりで提供。第1週は、人気のブルーベリーパンケーキに自家製の焼菓子「クラムシュトロイゼル」を生地の中に入れて焼きあげた「ブルーベリー クラムシュトロイゼル パンケーキ」が登場。心地よい食感と香ばしさが魅力だ。バレンタインウィークは、ダークチョコレートとサワーチェリーを合わせた「サワーチェリー&ダークチョコレートシェイビング パンケーキ」。苦味と酸味のバランスが絶妙な一品となっている。他にもデザート「バナナフォスター」を合わせた「バナナフォスター パンケーキ」や、濃厚で爽やかなレモンカスタードソースを使用した「ブラックベリー&レモンカードパンケーキ」などが展開される。気になったスペシャルパンケーキをぜひ味わってみては。【詳細】クリントン・ストリート・ベイキング・カンパニー パンケーキフェア開催店舗:南青山店、名古屋店期間:2017年2月1日(木)〜28日(水)・第1週 ブルーベリー クラムシュトロイゼル パンケーキ・第2週 サワーチェリー&ダークチョコレートシェイビング パンケーキ・第3週 バナナフォスター パンケーキ・第4週 ブラックベリー&レモンカード パンケーキ価格:各1,700円+税
2018年02月02日日本に先駆け、全米はじめ世界62か国で公開された『ワンダーウーマン』が、全世界興行収入トータル5億7000万ドルを記録、日本円にして約600億円を突破したことが判明。あのヒラリー・クリントンをはじめ、ルピタ・ニョンゴ、ジェシカ・チャスティン、アン・ハサウェイらも絶賛の声を贈っていることが分かった。女性だけの島で育ち、男性を見たことすらない好奇心豊かな“プリンセス”ダイアナが、生まれて初めて外の世界を知り、人々の争いを止めるため“最強の美女戦士”ワンダーウーマンとして立ち上がる姿を描く本作。「アメコミ史上最高傑作」との呼び声も高く、さらに、時折見せるダイアナ/ワンダーウーマンのチャーミングな姿に熱狂する人が続出中だ。全米公開3週目もその勢いはとどまるところを知らず、初登場の『カーズ/クロスロード』に次いで2位を獲得。全米4,018スクリーンで4,077万5,000ドル(約45億円)となり、公開日から合計は2億7,460万1,730ドルに、全世界62か国ではトータル5億7,180万1,730ドルで約629億円を突破。この公開3週目の興行成績はワーナー・ブラザース映画歴代作品で見ても、『ダークナイト』に次ぐ歴代No.2となっている(いずれも1ドル=110円、Box Office Mojo調べ)。いまだ男性優位社会のハリウッドで、スーパーヒーローの主人公は“男性でないと成功しない”という声もあった中、本作で女性監督歴代No.1オープニング記録を獲得したパティ・ジェンキンス監督は、いまやハリウッドの寵児となり、「いまハリウッドを動かしているパワフルな女性映画人」(VOGUE)、「どうやって、パティ・ジェンキンスがハリウッドに勝ったのか」(Vanity Fair)など、連日その偉業を分析するニュースが取り上げられるまでに。また、ヒラリー氏もハリウッドで行われた「クリスタル+ルーシーアワード」にビデオメッセージを寄せ、その中で本作の大成功を讃えながら「パティ・ジェンキンス監督は素晴らしい成功を収めた。世界を救う女性スーパーヒーローなんて、観に行かずにはいられない!」とメッセージを寄せた。注目すべきはその支持層で、この大ヒットを支えているのが、新規のファン層。アメリカでは通常、スーパーヒーロー映画は60%以上が男性客というが、本作では女性の観客が50%を超えている。海外メディアも、ドラマ性とユーモアのバランスが取れたストーリー展開と、ガル・ガドットが演じる「ワンダーウーマン」のキャラクターが幅広い観客の共感を集めていると分析。映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では批評家92%、観客92%が支持するという高評価を獲得している(6月19日時点)。さらに、子どもたちにもその現象が広がっている。「大きくなったらダイアナみたいに何百か国語も話せるようになりたいの」「バースデーパーティーのテーマは『美女と野獣』って決めてたけど、3日前にやっぱり断然『ワンダーウーマン』のテーマにしたいと急遽変更」、「7人くらいの女の子が休み時間に遊んでいて、みんなワンダーウーマン役がいいと言いだした。女性だけの島アマゾン族らしく、みんなで話し合って一緒に悪に立ち向かうことにした」、先生に「制服やめてワンダーウーマンの衣装を着てきていいですか?世界を救うときが来たときに準備万端でいたいから」と言った子どももいたなど、ワンダーウーマン愛をTwitterで伝えることも流行しているという。もはや社会現象へとなっている「ワンダーウーマン」。その歴史は長く、コミックでは76年前にアメコミ誌「ALL STAR Comics」に初登場し、老若男女から愛される国民的人気を誇るキャラクターとなった。しかし、「スーパーマン」「バットマン」「スパイダーマン」などは何度となく実写映画化されたが、女性スーパーヒーローは興行的な成功が見込めないという理由で長らく実写映画化が叶わなかったのだ。ようやく誕生した、女性スーパーヒーローが主人公の実写映画の大ヒットには、ハリウッドスターたちも、マーベル作品の出演者などもスタジオの垣根を越えてSNS上で称賛しており、まさに歴史に名を刻む1本となっている。<女優たちからの絶賛コメント>■ルピタ・ニョンゴ今ちょうど劇場から出てきたところだけど、ワンダーウーマンはまさに神様からの贈り物!(中略)ガル・ガドットが登場すると観客のみんなはスクリーンにくぎ付けになるし、同時に真っ先に近くのコスチュームショップに走ってワンダーウーマンになりたくなる!監督パティ・ジェンキンスは極めて精巧な仕事をしている。完璧な世界観とリアルなストーリーが伝わってくる。(後略)■ジェシカ・チャステイン(ジェシカ自身がワンダーウーマンのポーズをしながら、ワンダーウーマンのTシャツを手にしたスチールを投稿)女子のみなさん、このポーズで決めましょ。この作品にはいま、私が求めているものが全部凝縮されている。ルピタのインスタを読んで是非観に行って!!!!■アン・ハサウェイジェシカの言うとおり!今週末ガル・ガドット、パティ・ジェンキンス、ワンダーウーマンのために映画を観に行こう。そしてハリウッドのみんなが自信もって、女性中心の映画作ってもいいんだって思ってもらいたいわ!■クロエ・グレース・モレッツワンダーウーマンが興行収入の記録を破った? Yes Yes Yes!■ブライス・ダラス・ハワードたったいま、パティ・ジェンキンス監督とガル・ガドットによって世界観が激しく揺さぶられた。映画館で大号泣。いまはワンダーウーマン観終わり後の人生を歩いているの。#人生観がガラリと変わった<『アベンジャーズ』チームも祝福!>■クリス・エヴァンス(キャプテン・アメリカ)ワオ!ホントにおめでとう!■クリス・ヘムズワース(ソー)ワンダーウーマンならマイティー・ソーのことをぶった切れると思う。(上記に対して、ガル・ガドットの返信)前からあなたは賢いひとだと思っていたわ。うん、やってみる価値はあるかもね!■マーク・ラファロ (ハルク)わーい!『ワンダーウーマン』女性監督のオープニング興行成績が史上最高ぶっちぎりトップ!<ガルの出演作『ワイルド・スピード』の仲間たちからも!>■ヴィン・ディーゼルどんなに誇らしいか言葉に表せないほどだよ…週末の記録破りの成績はとてつもない!!■ドウェイン・ジョンソンパチパチパチ♪ ワンダーウーマンの大ヒット。ファンが作品を見て大喜びしてくれている。若い頃から仲良くしているガルのことが俺は心底嬉しいよ! 彼女は素晴らしい!!<監督たちからも>■ジェームズ・ワン監督(『ワイルド・スピード SKY MISSION』/『アクアマン』)なんと素晴らしい作品!ガル・ガドット、パティ・ジェンキンス、あなた方は我々のインスピレーションだ。それと、クリス・パインはチャーミングでカリスマ的。ガルとの相性もばっちりだと思う。■ジョス・ウェドン監督(『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』)すっげーめっちゃ楽しめた!!『ワンダーウーマン』は8月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
2017年06月19日ジュード・ロウの娘アイリスやスピルバーグの娘デストリーらがモデルデビューを果たし、“二世流行り”のハリウッド。今度はついに政界からも有名人の親戚がモデルへと躍進を果たした。ヒラリー&ビル・クリントン夫妻の甥タイラー・クリントンが有名モデル事務所「IMG」と契約を結んだのだ。タイラーはビルの異父弟ロジャーの息子で現在22歳。昨年ロヨラメリーマウント大学を卒業し、モデルへの道へと進むことになったようだ。すでに「IMG」の公式サイトにプロフィールが掲載されており、それによれば身長は181センチ、ウエスト77センチ、股下80センチとのこと。ファッションフォトグラファーのブライアン・ジェイミーによる写真も見ることができる。タイラーが初めて話題になったのは、昨年7月、伯母のヒラリーが民主党から米大統領候補に正式指名された民主党全国大会。伯母を応援するために参加していたタイラーの写真が撮られ、「かっこよすぎる」などSNSなどで評判になっていた。2月末に始めたと見られるインスタグラムには、伯父のビルと一緒に微笑むタイラーや、白い歯がまぶしい笑顔と筋骨隆々の上半身のギャップが激しいモデルショットも掲載している。(Hiromi Kaku)
2017年04月05日先のアメリカ大統領選で、ドナルド・トランプとヒラリー・クリントンの戦いが、色濃く刻んでしまった米社会の“分断”。もともと存在していたものが、選挙をきっかけに露呈したに過ぎないとは思いますが、この映画を観ると、この国が辿ってきた人種にまつわる歴史の一端がよくわかります。映画『ラビング愛という名前のふたり』は、1967年、米国の結婚に関する法律を変えたある夫婦の真実の物語。バージニア州に暮らす勤勉なレンガ職人のリチャードとその妻ミルドレッドは、つつましくも幸せに暮らしていました。ところがある日、逮捕されてしまいます。罪状は、異人種間の結婚。夫は白人、妻は黒人。2人が愛し合い、その末に結ばれたことが罪として告発されたのです。なぜなら1958年当時のバージニアでは、それが理不尽にも認められていなかったから。2人は結婚を認めてくれるワシントンD.C.に赴いて宣誓をしたものの、結婚生活すら故郷で送ることは許されず、罪人となってしまったのです。25年間、一緒に故郷に戻ることを許さないという判決により、家族や友人と離ればなれになってしまう2人。映画では、その2人による静かなる戦いと、1967年にやっと法改正という勝利を勝ち取るまでを描いています。驚くべきは、2人が声高に権利を叫ぶ活動家だったわけではなく、控えめで物静かな一市民だということ。知識も欲もないために、人権を侵害されたり、利用されたりしそうになりながらも、彼らはどんなときでも互いを“愛し抜く”という姿勢だけで、人間として最も基本的な権利のひとつを勝ち取りました。まさに、“Loving”という名にふさわしい2人なのです。控えめで物静かというラビング夫妻の様子はその生活ぶり、特に服装からも見て取れます。メディアのインタビューを受けるときも、記者会見に臨むときも、着飾ったりせず、いつもの自分たちらしさを失いません。それは、簡素だけれど、清潔感に満ちていて誠実な人柄がにじみ出る服装。人間は、どうしても自分をよく見せようと思いがちですが、その姿からは、彼らが望むものが、名声でも周囲からの尊敬でもなく、ただ単に愛する者たちとの穏やかな暮らしであることがよくわかるのです。ラビング夫妻の訴えをきっかけに、1967年6月12日に最高裁判所は、すべての異人種間結婚禁止法が違憲であるとの判決を下しました。いまではこの日が、“Loving Day”という記念日になっているそうですが、夫に先立たれた後も、妻のミルドレッドは英雄視されることを嫌って静かに暮らしていたとか。社会のためでなく、使命感でもなく、ただ愛する人と一緒にいたい、そんな世にも純粋な愛が源だからこそ、戦い抜けたのかもしれませんね。あんなことも、こんなこともある世界ですが、やはり偉大な愛をもってすれば、世の中なんとかなるのではないか、そんな希望を感じさせてくれる作品です。(text:June Makiguchi)■関連作品:マギーズ・プラン-幸せのあとしまつ- 2017年1月21日より全国にて公開(C) 2015 Lily Harding Pictures, LLC All Rights Reserved. (C) on Pack, Hall Monitor Inc.ラビング愛という名前のふたり 2017年3月3日よりTOHOシネマズ、シャンテほか全国にて公開(C) 2016 Big Beach, LLC. All Rights Reserved.
2017年03月11日セレブの大多数がヒラリー・クリントン支持を公言していたため、トランプ派だと宣言するのはなかなか勇気がいることだ。パリス・ヒルトンがそのトランプ派の1人であったことが判明した。オーストラリアのテレビ番組「The Project」に出演したパリスは、司会から「トランプ氏に投票したのですか?」と聞かれると、ぎこちない笑みを浮かべつつ「彼は私が小さい頃からの知り合いなの。だから、イエスね」と肯定した。確かに、ヒルトン家とトランプ家の友好関係は長きに渡って続いている。「People」誌によると、トランプはパリスのことが特別にお気に入りらしく、2003年にハワード・スターンとのインタビューに応じた際にパリスの美しさをべた褒め。初めてパリスと会ったのは彼女が12歳のときだったと語り、「(初対面で)彼女が部屋に入ってきたとき、『あの美しい子は誰だ!』」とパリスの「ホット」ぶりに目を奪われたという。過去流出した上に販売までされたパリスのセックステープについても言及している。「妻のメラニアが見せてきたから、見たよ」と驚きの発言。大統領選前には元ミス・ユニバースのアリシア・マチャドさんに「セックステープの存在がある」として批判していたにも関わらず、パリスに対しては「動画の流出は不幸なことではあったけど、パリスをもっと“ホット”な存在にしてくれた」と持論を述べた。ここまで“崇拝”されていたらパリスがトランプ支持者になるもの納得か?(Hiromi Kaku)
2016年11月18日さて、先日のアメリカ大統領選挙では、事前の予想を覆してドナルド・トランプ氏がヒラリー・クリントン氏を破り、アメリカ合衆国次期大統領に選出されました。そのドナルド・トランプ氏の妻であるメラニア・トランプ氏が、結婚前に性的サービスに従事していたかのような虚偽の報道がされたとして、英国の新聞社等に対し1億5000万ドル(約155億円)の損害賠償を求める訴訟を今年9月に提起していることはご存知でしょうか。*画像はイメージです:日本における名誉毀損訴訟からすると、想像を絶するとんでもない金額ですね。日本では、(データをとった訳ではないので感覚的なものですが)だいたい50万円から100万円くらいとなるケースが多いと思います。著名人が、発行部数の多い週刊誌等で名誉を毀損された場合等には高額となることもありますが、それでも300万円から500万円といったところでしょうか(なお、名誉毀損の裁判例が多数収録され、損害賠償がどの程度認められているかを確認できる書籍として、例えば、西口元・小賀野晶一・眞田範行編著「名誉毀損の慰謝料算定」(学陽書房2015/10)があります)。ところで、アメリカにおいては、(特に「公人」の場合)日本とは違った枠組みで名誉毀損の成否が判断されています。どう違っているかを簡単に言えば、日本の場合は「表現が真実であること」等を、表現を行った者が証明しなければならないのに対して、アメリカの場合は、「表現が虚偽であること」等を被害者(表現の対象とされた者)が証明しなければならないのです。以下、詳しくみてみましょう。■日本の場合、特に公人では「真実か否か」が重視まず日本の場合は、不特定多数が認識し得る状態で「社会的評価を低下させるに足る表現」がなされれば、それで名誉毀損が成立します。ただし、表現内容が「公共の利害に関する事実であること」、「専ら公益を図る目的であったこと」、「真実であること(または真実であると信じたことについて相当の理由があること)」を、表現を行った者が証明できたときは、違法性(または責任)が阻却され、損害賠償責任は生じません。なお、表現の対象が「公務員」や「公選による公務員の候補者」である場合には、上記要件のうち「真実であること(または真実であると信じたことについて相当の理由があること)」を証明すれば、損害賠償責任を免れるとされています。これは、公務員等に関する報道・表現は、民主政治の健全な運営にとって重要な価値を有することから、名誉毀損が成立する場合を狭くすることによって、報道・表現が萎縮したり、その結果、「知る権利」が妨げられたり、といったことを防ぐためです。【参考】刑法230条の21前条第1項の行為が公共の利害に関する事実に係り、かつ、その目的が専ら公益を図ることにあったと認める場合には、事実の真否を判断し、真実であることの証明があったときは、これを罰しない。2前項の規定の適用については、公訴が提起されるに至っていない人の犯罪行為に関する事実は、公共の利害に関する事実とみなす。3前条第1項の行為が公務員又は公選による公務員の候補者に関する事実に係る場合には、事実の真否を判断し、真実であることの証明があったときは、これを罰しない。以上のとおり、日本においては、表現内容が真実であること(または真実であると信じたことに相当の理由があること)を、表現者が主張立証しなければなりません。 ■アメリカの場合は「悪意」を持っているかが重要一方、アメリカの場合です事情が日本とは異なり、過去の判例では以下のように説明されています。「『ニューヨーク・タイムズ社対サリバン事件』で連邦最高裁判所は、公人の場合、報道された情報が虚偽であるという理由だけでは名誉毀損訴訟は成立しない、との判決を下し、米国の名誉毀損法を根本から変えることとなった。最高裁判所はさらに、報道記者や編集者が「現実の悪意」をもって行動し、「それが虚偽かどうか、まったく意に介さずに」情報を報道したということも、原告側が証明しなければならない、と裁定した。」(アメリカンセンターJAPANウェブサイト「米国政府の概要 – 連邦最高裁判所による画期的判決ニューヨーク・タイムズ社対サリバン事件(1964年)」)つまり、アメリカにおいては、表現された内容が虚偽(反真実)であること、それが「現実の悪意」をもってなされたことを、被害者の方が主張立証しなければならないのです。そして、少し専門的になりますが、ある事柄について裁判の当事者(原告・被告)双方が主張立証を尽くしても、「その事柄の存否(真偽)が不明」という状態になったときには、その事柄を証明しなければならない方の不利に判断される、すなわち、「その事柄は存在しない」という結論になります。 ■日本の方が被害者にとって有利にしたがって、日本では表現者が「表現内容が真実であること」(やその他の要件)を証明しなければならず、「真実かどうか分からない」という状態になった場合には、「真実ではない」ということになり、表現者が損害賠償責任を負うことになります。一方、アメリカでは、被害者が「表現内容が虚偽(反真実である)こと」、「「現実の悪意」をもってなされたこと」を証明する必要があり、「表現内容が虚偽(反真実)であるかどうか分からない」、「「現実の悪意」をもってなされたかどうか分からない」という状態になった場合は、被害者の損害賠償請求は認められない、ということになります。どちらの判断枠組みが被害者にとって有利(逆に言えば、表現者にとって不利)かといえば、日本のほうであることは明らかですね。 ■「表現の自由」を推し進めるにはところで、「真実」であることの立証には、ときとして困難が伴うことがあります(例えば、報道の場合は「取材源の秘匿」が要請されますが、その要請を守ることは、一方で、真実性の立証を十分にすることができないという事態を招くことになるでしょう)。そのため、上述のとおり、真実であるとの立証ができなかった場合でも、「真実と信じたことに相当の理由がある」との立証ができれば、名誉毀損は成立しないとすることによって、表現の自由(の保障)とのバランスをとっているといえましょう。また、公務員等に関する表現について一定の配慮(真実性(真実相当性)のみ立証すればよい)がされていることも、表現の自由への配慮にした結果、といえます。そして、アメリカの例に倣ってさらに一歩進め、証明責任を転換する(「虚偽であること」を被害者が証明しなければならないとする)ことも、検討の余地があるのではないかと思います。 *著者:弁護士 櫻町直樹(パロス法律事務所。弁護士として仕事をしていく上でのモットーとしているのは、英国の経済学者アルフレッド・マーシャルが語った、「冷静な思考力(頭脳)を持ち、しかし温かい心を兼ね備えて(cool heads but warm hearts)」です。ブログ「ネットイージス.com」)【参考】産経フォト2016.9.2付「トランプ夫人が英紙を提訴名誉毀損で155億円要求」【画像】イメージです*Debby Wong / Shutterstock
2016年11月16日ひとり芸No.1決定戦『R-1ぐらんぷり2017』の開催発表会見が15日、東京・渋谷のヨシモト∞ホールで行われ、参戦を表明した芸人たちが登場。ヒラリー・クリントン氏のモノマネを披露する石井てる美は「R-1優勝というアメリカンドリームを手にしたいと思います」と意気込みを語った。石井は、東京大学大学院から外資系コンサル会社のマッキンゼーに入社し、そこを辞めて芸人になったという異例の経歴。今回の大統領選には自腹で渡米し、憎たらしい笑顔で相手を指さすヒラリー氏のしぐさを披露すると「アメリカ人めっちゃ笑ってました」と手応えもあったそうだが、そのヒラリー氏は破れてしまった。この話題で、テレビ出演が増えていた石井は「ウワサによると、やっぱり(ヒラリー)当選前提で番組に呼んでいただいてたみたいで…」と、今後の仕事を不安視。これまで『R-1』は2回戦までしか進出できなかったが、今回は時流に乗って「大統領というアメリカンドリームは手に入らなかったので、R-1優勝というアメリカンドリームを手にしたいと思います」と、日本の芸能大会で異国の夢を語っていた。また、優勝のあかつきには「アメリカへ本物に会いに行ってネタを披露したい。大統領にならなかったらから暇だと思うので、コラボしたいと思います」と野望を明かした。ほかにも、アキラ100%、エハラマサヒロ、サンシャイン池崎、天竺鼠・川原、ヒューマン中村、松下笑一、マツモトクラブ、もりやすバンバンビガロ、ゆりやんレトリィバァ、ルシファー吉岡が、参戦を表明。ハイテンションで「イェェーーーイ!!」と絶叫する池崎は、前回決勝進出してから「星の数ほど仕事が増えましたね! つまり無限仕事です!!」と、規模感が分かりにくい表現で報告。そこで、「イェェーーーイ!!」の叫び方で、決勝進出前後の仕事量の変化を表し、さらに、今回優勝した場合の「イェェーーーイ!!」まで、全力で叫びきった。また池崎は、優勝したら賞金500万円を「燃やしまぁす! 人より肌が露出してるので、暖をとろうと思いまぁす!!」と宣言。しかし、先輩芸人たちから「紙幣を燃やすな」と怒られ、「貯金しまぁす!」と即撤回していた。会見では、歴代王者からのビデオメッセージも寄せられ、11回大会優勝の三浦マイルドが参戦を表明。予選~準決勝は、12月27日から来年2月20日まで行われ、決勝は関西テレビ・フジテレビ系で全国ネット生放送。今回は、大道芸人やYouTuber(ネタ披露は舞台上)からの参戦も受け付ける。
2016年11月15日セレブの大多数が支持していたヒラリー・クリントンがまさかの敗北。アメリカ国民が次期大統領に選んだのは、ドナルド・トランプの方であった。大統領選から一夜明け、セレブはこの状況に何を思うのか。アナ・ケンドリックは「悪夢を見たような気分で目が覚めた。そしてまた泣き始めた。私の信念:私は一人じゃない、みんなも一人じゃない」とつぶやき、アリエル・ウィンターは「アメリカ、あなたは失敗したわ。なんてザマなの。ありえない。トランプを私たちの大統領だと認めることなんて一生できない」と憤っている。オリヴィア・ワイルドはヒラリーの闘いぶりを称え、「心から残念に思う」と慰めたうえで、トランプの勝利には「打ちのめされている」と発言。国内のセレブのみならず、イギリス人のエマ・ワトソンもこんな反応を見せ、ファンから称賛を受けている。「今日はニューヨークの地下鉄にマヤ・アンジェロウの本を届けにいくわ。そして、私が信じていることのために、より頑張って闘うつもりよ」とツイート。女性の権利向上を主張するエマは、公民権運動に深く関わったマヤの著書を愛読しており、先週も多くの人に読んでもらうために地下鉄にこっそり本を置いて回る活動を行った。大統領選については触れていないものの、差別主義的な発言で有名なトランプが勝利したことを受け、再びマヤの本を世に広めるべきだと思ったのだろう。(Hiromi Kaku)
2016年11月10日9日(現地時間)、アメリカの第45代大統領に共和党のドナルド・トランプ候補が当選。民主党のヒラリー・クリントン候補を応援してきた多くのセレブたちはツイッターなどSNSで失望と怒りを表明している。未明の午前2時半頃(現地時間)、ニューヨークにあるトランプタワーの前で「愛は憎しみに勝つ(Love trumps hate)」と書かれたボードを無言で掲げたのはレディー・ガガ。その写真に「私は愛が憎しみに勝つ、優しさのある国に住みたい」とツイートした。ガガと同じように、選挙期間中はライブ・パフォーマンスでクリントン候補を応援してきたケイティ・ペリーは「愛は憎しみに勝つ」をハッシュタグにしてツイート、「じっと座っていないで。めそめそしないで。動くのよ。私たちは、憎しみにリードされるような国家じゃないわ」とツイート。クリントン氏への投票を若い世代に呼びかけてきたクロエ・グレース・モレッツは「これが私の言うべきこと。一緒に立ち上がりましょう。力強く」というツイートに「いまこそ共に立ち上げるとき、私たちの声を聞かせるときです。もし私たちが声を上げず、黙らされてしまったら、彼らが勝ってしまう」という一文から始まる長文の画像をアップし、今後も主張し続ける姿勢を示した。『アベンジャーズ』シリーズでキャプテン・アメリカを演じているクリス・エヴァンズは「アメリカにとって恥ずべき夜だ。僕たちは、ヘイトモンガー(マーベル・コミックに登場する、憎悪を煽るキャラクター)に素晴らしい国家のリードを託してしまった。いじめっ子に僕たちの針路を任せてしまった。僕は打ちのめされている」と落胆を隠さない。ジョン・レジェンドは「まるでアメリカが僕たちの授業料をトランプ大学に送ってしまったように感じる」、ジェシカ・チャステインは「私たちはもはや、人種差別や性差別とは無関係なふりはできないということ。問題は、これからどうするのか?」とツイートした。一方、民主党支持者が多いセレブの中でトランプ支持を表明し続けていたスティーヴン・ボールドウィンは「神が動いた…そしてアメリカが声を上げている!!」「こんな素晴らしい歴史を体験できて誇りに思う!!」と大喜びのツイートを連発していた。(text:Yuki Tominaga)
2016年11月10日マーベル映画でキャプテン・アメリカを演じている俳優のクリス・エヴァンスが、米大統領選でドナルド・トランプ氏がヒラリー・クリントン氏を押さえて勝利したことについて「恥」とコメントした。これまで民主党候補のクリントン氏を公に支援してきていたクリスは、「今日はアメリカにとって恥となる夜だよ」とツイート。「僕らは憎悪の念をかきたてる扇動者に素晴らしい我が国を率いることを許し、いじめっ子に僕らの方向性を決めさせるんだ。とてもがっかりしているよ」と失念の意を表した。今回の結果については多くのセレブがすでに落胆の念を明らかにしており、『モダン・ファミリー』のアリエル・ウィンターは、「アメリカのみんな、あなたたちは失敗したわ。本当になんてことなのかしら。すごくがっかりしているわ。私はドナルド・トランプを私たちの大統領だと認めることはないわ」とツイート。『ファミリー・ガイ』のクリエイターなどとして知られるセス・マクファーレンは、「ブッシュを嫌いな人もいた。オバマを嫌いな人もいた。でも今回は話が違う。好きじゃないという表現は忘れてくれ。多くの人は今心の底からおびえているんだ。これは新しいことだよ」と不安を表した。また、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』などで知られるオクタヴィア・スペンサーも「オバマのことが恋しくなるでしょうね。この国は私たちがいかに恵まれていたか、そしてそれを当たり前と思っていたかを実感するためにトランプ政権が必要なのかもしれないわ」とツイート。その一方で、これまでトランプ氏を応援してきていたスティーヴン・ボールドウィンはこの結果を「誇りに思う」とし、「もうすぐ素晴らしいアメリカを取り戻すための本格的な活動が始まるぞ!こんな最高の歴史の一部に慣れたことを誇りに思う!」とツイートしている。(C)BANG Media International
2016年11月10日現在行われている米大統領選の前夜(現地時間)、ノースカロライナ州で開かれたヒラリー・クリントンの集会にレディー・ガガが駆けつけた。これまでもケイティ・ペリーやビヨンセ、クロエ・グレース・モレッツなどさまざまなセレブがヒラリーをサポートしてきたが、トリを務めたのは世界的影響力を持つガガ。ヒラリーにとって心強い助っ人であることは間違いない。しかし、ガガが身に着けていた衣装が思わぬ形で注目を集めてしまったようだ。ガガはマイケル・ジャクソンが1990年にホワイトハウスのジョージ・H・W・ブッシュ大統領を訪ねた際に着用していたジャケットとそっくりなものを着たのだが、これが「ナチスを彷彿させる」とツイッターで非難を浴びる騒ぎとなった。「ET online」によると、ガガは2012年にオークションでマイケルの遺品55アイテムを落札したというが、このジャケットがマイケルの遺品の1つであるのか、レプリカであるのかは明らかになっていない。ガガとしては、敬愛するマイケルが、元大統領と対談した際に着用していたジャケットを着て、験を担ごうとしたのだろう。ガガは現在ツイッターのアカウント名を「#VoteHillary」に変えて、ヒラリーへの投票を積極的に呼びかけている。(Hiromi Kaku)
2016年11月09日米国大統領選挙を控え、共和党のドナルド・トランプ候補と民主党のヒラリー・クリントン候補の激戦が伝えられている中、初の女性大統領が誕生するかもしれない昨今、まさに“女性”が作品のキーワードとなる映画が続々公開を控えている。そこで、強靭な女性がリーダーとなり、活躍を見せるこの秋冬の映画をご紹介!まず、12月23日(金)より公開される『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』は、アメリカ・イギリスの合同軍事作戦で1人の少女を犠牲にしてテロリストを殺害するか否か、ドローン操縦士の迷いと、遠く離れた会議室での閣僚たちの議論を中心に描かれる軍事サスペンス。現実としてドローン攻撃の誤爆による犠牲者が生まれている、現在の戦争への疑問をストレートに描く。本作で、テロリストが潜伏する現場と軍事作戦の会議室の間に立ち、攻撃指示のコントロールを担うキャサリン・パウエル大佐を演じるのが、ヘレン・ミレン。2006年、『クィーン』でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞、全米映画俳優組合賞、英国アカデミー賞など多数受賞した、言わずと知れたイギリスを代表する国際派女優だ。彼女の役柄や起用に関して、『ツォツィ』(’05)でアカデミー賞外国映画賞を獲得し、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』などを手掛けた本作のギャヴィン・フッド監督は、「この役をヘレンにしたのは素晴らしい考えだった。“女性なら引き金を引く前にためらうだろう”と思うが、同時にこれはヘレン・ミレンだ、悪役もこなすと分かっている。彼女がどっちに行くのか、観客はさっぱり分からない。ヘレンはこの人物を完璧なバランスで演じている」と、彼女の演技に絶賛を贈っている。そんなヘレンと共演するのは、大人気テレビドラマ「ブレイキング・バッド」で3度のエミー賞を受賞しオファーが殺到中のアーロン・ポール、日本公開作品としては本作が遺作となった『ハリー・ポッター』シリーズのアラン・リックマンら、豪華な顔ぶれ。さらに、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した、『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』のコリン・ファースが、プロデューサーを務めていることにも注目だ。そして、『クィーン』のスティーヴン・フリアーズ監督が手掛ける、ニューヨーク社交界の実在のソプラノ歌手、フローレンス・フォスター・ジェンキンスをモデルにした笑いと感動ドラマ『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』は、12月1日公開。10月25日から開幕する第29回東京国際映画祭のオープニングを飾る作品としても、話題を呼んでいる。主人公フローレンスを演じるのは、アカデミー賞の常連であるメリル・ストリープ。絶世の音痴であるにもかかわらず、ソプラノ歌手の夢をもつフローレンスと、その夢を守るため奔走する夫(ヒュー・グラント)、雇われたお人好しのピアニストとともに、彼女が夢に見るカーネギーホールでのコンサート開催を目指す。夢をもつことの尊さと、あらゆる手段で彼女に夢を見続けさせる夫の献身な姿が胸を打つ。そんなフローレンスの魅力を全身で体現するメリルの名演に、まさに男たちが振り回され(?)、惹きつけられている。なお、メリルは2017年1月公開『未来を花束にして』では、実在の女性運動家エメリン・パンクハーストにも扮している。また、日本映画では、チームの指揮官という言葉そのままに、映画初主演の杏が演じる女性指揮者が活躍する『オケ老人!』が11月11日公開。荒木源の小説を基に、老人ばかりのアマチュアオーケストラ「梅が丘交響楽団」に入団してしまった主人公の女性を、杏さんが熱演する。始めは戸惑いながらも、彼ら全員をひとりひとり、指揮者としてまとめ上げる力強い存在感を見せている。加えて、年末に公開が控えるハリウッド超大作でも、女性たちが大活躍を見せる。全世代に絶大な人気を誇る『スター・ウォーズ』シリーズのアナザーストーリーを描いた『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(12月16日公開)。昨年末に公開され大ヒットを記録した『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でも新進女優デイジー・リドリーが中心人物となったが、本作の主人公ジンを演じるのは、『インフェルノ』のフェリシティ・ジョーンズ。ジンを筆頭に寄せ集めの極秘部隊“ローグ・ワン”が結成され、デス・スターの設計図を奪う困難かつ無謀なミッションに挑む。また、日本が誇る大人気ゲームを基に、ミラ・ジョヴォヴィッチが主演を務める世界的人気シリーズの最新作『バイオハザード:ザ・ファイナル』(12月23日公開)も控えており、日本から参加したローラ、クレア役でカムバックするアリ・ラーター、モデルで女優のルビー・ローズなどが出演する。まるで、女性が世界の牽引者となる日を待ちわびているかのような、映画界での彼女たちの活躍に目が離せない!(text:cinemacafe.net)■関連作品:オケ老人! 2016年11月11日より全国にて公開(C) 2016荒木源・小学館/「オケ老人!」製作委員会
2016年10月23日11月のアメリカ大統領選に向けて、民主党候補のヒラリー・クリントンの選挙資金集めのパーティを、ジャスティン・ティンバーレイク夫妻が23日(現地時間)にロサンゼルスで開いた。ジャスティンと妻のジェシカ・ビールの自宅で開かれ、「ヒラリーとの会話(Conversation with Hilary)」と題されたこのパーティ参加費は1人につき3万3,400ドル。55人の参加者の中にはジェイミー・フォックスとケイティ・ホームズ、ジェニファー・アニストン、トビー・マグワイア夫妻らがいた。ジャスティンはインスタグラムに、ヒラリー・クリントンとジェシカと3人で撮ったスピード写真に「誰がランチに来たか、見てよ」とコメントを添えてアップした。このパーティはもともとレオナルド・ディカプリオがホストを務める予定だったが、9月開催のトロント国際映画祭に出品する最新作の仕上げを理由に辞退、ジャスティン&ジェシカ夫妻が代役を務めた。(text:Yuki Tominaga)
2016年08月25日ニューヨークでキング・オブ・ブランチと称される行列店「クリントン・ストリート・ベイキング」が目指すのは、最高の素材を使った最高にクラシックな料理。「クリントン ストリート ベイキング 東京」では、創設者ニールの理念を最大限に理解した上で尊重し、小麦や卵、牛肉や鶏肉、旬の野菜、メープルシロップに至るまで、国内外問わず、自らの足を運び仕入れ業者を厳選し、安全で最高の食材を使って調理しています。ニューヨーカー絶賛の"ブルーベリーパンケーキ"看板メニューは、ニューヨークNo.1パンケーキとして評判のブルーベリー・パンケーキ! ブルーベリーが練り込まれたパンケーキ生地と溶かしメープルバターに、たっぷりのブルーベリーが絶品。外はサクッカリッとしているのに中はふんわりで絶妙なバランス。お腹いっぱい食べて幸せな気分に!正式なメニュー名は「パンケーキwithメープルバター」(1,600円)。ブルーベリー/バナナとクルミ/チョコレートの3種類から選べます。シンプルだけど美味しい「クリントンストリートオムレツ」(1,400円)は、酸味のあるパン、ハッシュブラウン付き。オムレツは、スイス・チーズ/チェダー・チーズ/ほうれん草/トマト/マッシュルーム/ベーコン/ハム/炒め玉ねぎ/自家製トマト・ジャムの中から2種類選べます。(+200円で卵の白身または生野菜サラダを追加できます。)また、全世界のトラディショナルな料理が味わえるのも嬉しいかぎり! メキシコの朝ごはんの定番メニュー「ウエボスランチェロ」(1,600円)2個のサニーサイドアップ、メキシカンビーンズ、ワカモレ、ハラペーニョサワー・クリーム、サルサランチェロ、ペッパージャック・チーズ、トルティーヤ。(チョリソーを+250円にて追加できます。)も人気です。ビスケットを使ったエッグベネディクト半熟トロトロ、見た目にもかわいい「エッグベネディクト」(1,700円)。普通のエッグベネディクトはイングリッシュ・マフィンですが、クリントン・ストリート・ベイキングでは、名物のバターミルク・ビスケットを使っているのが特徴。サクサクのビスケットの上にはグリルされた特上のハムと完璧な半熟具合の卵がのっています。クリーミーだけど重すぎないソースも最高! ぜひ味わってみて。取材・文/中島和美店舗情報店名:クリントン・ストリート・ベイキング・カンパニーTEL・予約:03-6450-5944住所:東京都港区南青山5-17-1 YHT 南青山ビルアクセス:東京メトロ表参道駅徒歩6分営業時間:8:00~22:00(ラストオーダー21:30)定休日:不定休
2016年06月28日NYで1時間待ちのパンケーキクリントン・ストリート・ベイキングは、ニール・クレインバーグとディディ・ラーマン夫妻が、NYのローワー・イーストサイドで2001年4月にスタートさせました。新鮮な素材で作った、シンプルながら極上に美味しいオムレツ、サンドイッチ、エッグベネディクト、スープ、マフィン、ビスケット、そしてNY一と呼声の高いふわふわでボリューミーなパンケーキの噂は瞬く間に広がり、地元のニューヨーカーだけではなく世界中の観光客がその味を求めて訪れ、行列1時間待ちは必至と言われる人気店に。創設者のニール・クレインバーグが「僕たちがここで出しているのは、僕自身が小さい頃から食べてきた料理なんだ。」と語るように、クリントン・ストリート・ベイキングは、最高の素材を使ってホームメイドで作ることにこだわってきました。ブルーベリーパンケーキにはメープルバターをNYでしか味わえなかったクリントン・ストリート・ベイキングが、海外初出店先、世界で第2店舗目として選んだのは、東京・表参道。ニューヨークで№1のパンケーキが食べられるとあって、オープンから2年半が経った今でも、開店と同時に満席になってしまうほど。ここのウリはなんといってもブルーベリー・パンケーキ! ふわふわでしっとりとした生地にブルーベリーが練り込まれ、溶かしたメープルバターをたっぷりかけていただきます。外はサクッカリッとしているのに中はふんわりで絶妙なバランス。パンケーキの生地に混ぜ込まれたブルーベリーは火が通ってちょっとしんなり、ソースの甘さとマッチするかすかな酸味もたまりません。一つのオーダーでパンケーキが3枚ドドーンとくるのでかなりのボリュームですが、美味しいのでペロリと食べられちゃいます。ニューヨーカーが絶賛する味を忠実に再現したパンケーキ。並んでも食べる価値はあります。アメリカン・ダイナーのようにアットホームでオシャレな店内は、まるでニューヨークで朝食を食べているような気分になれるはず!取材・文/中島和美店舗情報店名:クリントン・ストリート・ベイキング・カンパニーTEL・予約:03-6450-5944住所:東京都港区南青山5-17-1 YHT 南青山ビルアクセス:東京メトロ表参道駅徒歩6分営業時間:8:00~22:00(ラストオーダー21:30)定休日:不定休
2016年06月27日ヒラリー・ダフ(28)に新しい恋人ができたようだ。6年間の結婚生活の末、今年2月にマイク・コムリーと離婚したヒラリーは、パーソナルトレーナーのジェイソン・ウォルシュとデートを始めたところだという。ある関係者はE!ニュースに対し「ここ数カ月、2人はよく一緒に過ごしていますよ。ジムに行ったり、いろんなレストランにいっておいしい食事を楽しんでいるようです。友達付き合いから関係が発展したようですね」と話す。最近ではロサンゼルスにあるピッツェリア・イル・フィコで2人がピザを食べながらNBAの試合を観戦している姿が目撃されていた。前述の関係者は「試合はとても興奮するものでしたから2人はとても楽しんでいましたよ。いちゃいちゃしているような様子はありませんでしたね。レストランいた他のお客さんたちのように試合を見ながら応援していました」と語る。そんなヒラリーは元夫マイクとの間にもうけた4歳の息子ルカ君を困惑させたくないため、ジェイソンと真剣交際になるまではこの関係を秘密にしておきたいと考えているようだ。ヒラリーは元ホッケー選手のマイクと2014年1月に破局したものの、良好な関係を築いていると以前語っていた。また2人が復縁しようと努力していると噂が流れていたため、2015年2月にヒラリーが離婚申請を行ったニュースは世間に驚きを与えていた。破局を迎えてから2年間の調停を経て2人の離婚は今年2月に成立し、結んでいた婚前契約の内容に沿ってルカ君の親権は共同で保持し、配偶者扶養費はお互いに支払わないことになると報じられていた。(C)BANG Media International
2016年06月22日ヒラリー・スワンクが、スティーブン・ソダーバーグの『Logan Lucky』のキャストに加わった。役柄はわかっていない。その他の情報ノースカロライナ州シャーロットでのNASCARレースの間に犯罪を企てる兄弟の物語で、すでにダニエル・クレイグ、チャニング・テイタム、キャサリン・ハイグル、アダム・ドライバー、セス・マクファーレンらの出演が決まっている。ソダーバーグが劇場用映画を監督するのは、2013年の『サイド・エフェクト』以来(同年の『恋するリベラーチェ』は、アメリカでは劇場公開はされず、HBOチャンネルがテレビ放映している)。スワンクの最近作は、プロデューサーも兼任した『サヨナラの代わりに』。現在は、実話にもとづくドラマ『55 Steps』を撮影している。監督はビリー・オーガスト、共演はヘレナ・ボナム・カーター。文:猿渡由紀
2016年06月10日『ボーイズ・ドント・クライ』『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞主演女優賞に2度輝くヒラリー・スワンク主演作『サヨナラの代わりに』のブルーレイ&DVDが、6月2日(木)に発売されることが決定し、スワンクのコメントが到着した。トニー賞を2度受賞したジョージ・C・ウルフ監督の下、スワンクと演技派エミー・ロッサムが共演した本作は、難病ALSと診断され運命に立ち向かう女性と、夢に挫折した大学生が織りなす人間ドラマ。ふたりが過ごす時間を丁寧に描くことで、人生には失いかけて初めて気づく大切なものがあることをメッセージとして投げかけ、全米のマスコミが絶賛した。本作の気に入っている点についてスワンクは、「まったく違うバックグラウンドの2人が出会いが育む、意外性のある友情がとても好き。人をこうだと決めつけずに、いろんな見方や生き方があるんだ、人はオープンであるべきだ、ということを思い出させる友情だと思う。この2人のプラトニックな友情に一番惹かれました」と作品テーマについてコメントしている。特典映像には、「日本版劇場予告編」「キャストインタビュー(エミー・ロッサム、ジョシュ・デュアメル)」のほか、劇場公開時に来日したヒラリー・スワンクのインタビュー「ヒラリー・スワンク 来日インタビュー」も収録。作品世界を掘り下げる、特典にも注目して。『サヨナラの代わりに』のブルーレイ&DVDは、6月2日(木)発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サヨナラの代わりに 2015年11月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014 Daryl Prince Productions, Ltd. All Rights Reserved.
2016年03月17日ハワイでの手つなぎ旅行、ニューヨークでヒラリー・クリントン氏をサポートするためにケイティが行ったパフォーマンスにオーランドが応援に来ていたりと、アツアツぶりが止まらない2人。オーランドの元妻ミランダ・カーの心境はというと…。「E!News」によると、ミランダにとって常に一番大切なのはオーランドとの子、フリンくん。別れてもオーランドとはしっかりコミュニケーションを取って、フリンくんの幸せを守るよう努力している。そんな両親の間を行ったり来たりしているフリンくんは、オーランドの元から帰ってくるといつもとても嬉しそうで、ミランダも安心しているという。ミランダはケイティと面識がないものの、ケイティのことを「クールで才能にあふれる歌手」と認めており、フリンくんをかわいがってくれる人として好印象を抱いている模様。というわけで、ミランダは2人の交際に「ハッピー」だそうだ。ミランダの方もSnapchatのCEO、エヴァン・スピーゲルとの交際が好調なようで、インスタグラムで彼との2ショットを初公開。ワシントンD.C.のリンカーン記念館を訪れ、リンカーン像の前でキスする2人がモノクロ写真に収められている。また、ワシントン記念塔に向かって腕を組んで歩く2人の後ろ姿の写真も掲載されている。(Hiromi Kaku)
2016年03月07日最新作『サヨナラの代わりに』で、製作、主演を務めるヒラリー・スワンク。今回は、第28回東京国際映画祭へ参加するため、10年ぶりに来日したヒラリーを直撃してきました。ヒラリーといえば、30歳までにアカデミー賞主演女優賞を2度も受賞している演技派中の演技派。オスカー受賞作『ボーイズ・ドント・クライ』と『ミリオンダラー・ベイビー』でそれぞれ、性同一性障害に苦しむ若者、過酷な運命を生きる女性ボクサーを演じ、高い評価を得ています。これまでにも難役に挑んできた彼女ですが、今回は筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発病する女性ケイトを熱演。社会に声が届きにくいマイノリティを演じるということはデリケートな問題もはらんでいますが、どんな役を演じる際にも“人間”を演じることには変わりはないといいます。「誰の中にも、どんな役の中にも人間性を見出すようにしているわ。どんなことに相対していても、どんな言語を話していても、どこから来ていようとも、誰にでも乗り越えなければならない障害がある。その大小は様々だけれど、つらいことは誰の中にもあるはず。だからどの役を演じるときも、より普遍的な要素を通して演じるようにしています」。逆境を乗り越えた経験は?「育ったのがあまり裕福な家庭ではなかったから、階級間の格差を子どもながらに感じていました。ALSのような末期的な病気とは全く違うけれど、子どものときに自分は社会のアウトサイダーだと感じていたし、自分が社会に属していないと感じたこともあった。それが当時の自分を形作っていたの。そのせいか、お金に価値を置かないようになったわね。一番大切なのは、お金じゃないんだと。誰かを、お金やステイタスで決めるようなことは良くないとね。子どもの頃は何が正しいかが分からなくても、大人になればそれは自ずと分かってくるものよね」。アーティストとして、これまでの経験の全てを使っていると言うヒラリー。「だからこそ、人生の瞬間瞬間をめいっぱい生きなきゃいけないと思っているの。様々な体験があるからこそ表現できるのが、ストーリーだと思っています」。素敵な人生訓も多く登場する『サヨナラの代わりに』。特にお気に入のシーンを聞いてみました。「一番好きなのは、自分で呼吸することもままならなくなり、自分の身体の中にいるのすら辛いというケイトと、彼女の世話をするもうひとりのヒロインであるベックが一緒に叫んでくれるシーン。本当の自分を、あるがままの自分を見てくれる人がいることの美しさが綴られているわ」。信頼で結ばれたケイトとベックの関係も、本作の見どころ。「二人合わせて理想の女性と言えるかも。ケイトは控えめで正確無比、ベックは自由奔放で何物にも縛られない。時には控えめに、時には自由に。必要なときは努力し、遊ぶときは思い切り。どちらも大事。月と太陽のような存在の二人は、お互いに補完し合っていると思います」。父親の看病をするため、この10月まで1年間のオフをとっていた彼女にとって、本格再始動ともなった今回の仕事。あらためて、演じる喜びを感じたよう。「どの役を演じることも私にとっては贈り物だし、私の人生観を変えてくれるわ。ものの見方を変えるきっかけになる。ほかのキャラクターの立場に立ち、彼らの目から世界を観ることができるから、それによって成長できるはず。もし、それができないなら、その人に問題があるのね(笑)」。今回あらためて感じたのは、限りある命を生きる覚悟。「誰もに期限がある。それが悲しいことと感じるのではなく、いまこの瞬間を祝福するべき。朝起きて、生きていることをあたりまえのように感じずに、感謝すること大切。毎朝、悲観的になるなんてもったいない。明日、何が起きるか分からない。だから、毎日が大切な誰かに大切なことを言うチャンス、精いっぱい生きるチャンスに溢れていると考えているわ。そしてその時がきたら、自分の生を精一杯いきられて満足だったと思える生き方をしたいと思っているわ」。笑顔とユーモアを絶やさない、気さくなヒラリー。オスカー女優の風格を漂わせながらも、ストレートに自分の考えを話したり、過去を隠さず明かしたりするあたりに、親しみやすさを感じさせる、そんなところも魅力の秘密なのでしょう。メイク:YOSHi.T for MONDO (AVGVST)ヘア:Ken Yoshimura@AVGVST(text:June Makiguchi)■関連作品:サヨナラの代わりに 2015年11月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014 Daryl Prince Productions, Ltd. All Rights Reserved.
2015年11月09日『ボーイズ・ドント・クライ』『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞主演女優賞に2度輝いたオスカー女優ヒラリー・スワンクが23日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演映画『サヨナラの代わりに』(11月7日公開)の来日記念イベントに登場した。10年ぶりに来日を果たしたヒラリーは、新宿ピカデリー1Fに敷かれたレッドカーペットに胸元の開いたミニスカドレスで登場し、待ち構えていた日本のファンが「ヒラリー!」とサインを求めると快く対応。そして、「日本にまた戻って来られてワクワクしています。東京は大好きです!」と笑顔であいさつし、彼女の大ファンという黒木メイサから花束が贈られた。その後、ヒラリーと黒木は劇場内でトークイベントを実施。ヒラリーは、今回の来日でどこかに出掛けたか聞かれると、「歌舞伎を見ました。衣装もお芝居もすごくて、こんな息を呑むようなびっくりするのは初めてでした!」と興奮気味に語り、「渋谷、箱根にも行き、ハイキングや森林浴を楽しみました。また、日本の文化や、温かく迎え入れてくれるみなさんに感動しました。そして日本食がおいしい!」とうれしそうに続けた。また、プロデュースも務めた同作について、「力強い友情と愛情の話。ALS(筋萎縮性側索硬化症)という病気を通して、これまで別の世界にいた2人が友情を育んでいくということを説いていくストーリー」と紹介。黒木から「体が動かなくなっていく役を演じるにあたって意識したことは?」と聞かれると、「一番難しいのは舌が動かなくなるシーン。のど一つで発声しないといけない。観客に自分の言葉をわかってもらいつつも、リアルに演じる…バランスが難しかった」と答えた。また、「役作りをするにあたってALSをわずらっている患者にお会いし、どういった感情の軌跡があったのか、どんな苦しみがあったのか、みなさんパーソナルな話をしてくれました」と明かし、「みなさんのストーリーを代弁しているんだという気持ちで役を演じた」と語った。
2015年10月23日アカデミー賞女優のヒラリー・スワンクが第28回東京国際映画祭の特別招待作品『サヨナラの代わりに』を引っさげ10年ぶりに来日。10月23日(木)、東京・新宿ピカデリーで行われたPRイベントに出席した。前日、六本木ヒルズアリーナで行われたレッドカーペットに続き、この日は午前中にプレス向けの会見も行い、精力的な来日プロモーションをこなすスワンク。それでも「数日オフがあった」そうで、「歌舞伎には息をのんだわ。あの素晴らしさは言葉ではうまく言い表せない。箱根でハイキングや森林浴を楽しんだし、渋谷にも行ったわ」と日本を満喫している様子。「もちろん和食もね」と付け加えて、日本文化への敬意とファンへの感謝を語っていた。映画は華やかなセレブ生活から一転、難病である筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症した女性ケイト(スワンク)と、ミュージシャンを目指す自由気ままな女子大生ベックが織りなす友情を描く感動のヒューマンドラマ。「生きることを祝福する作品。違う世界に生きる二人の力強い絆が描かれている」とアピールするスワンク。役作りのため、ALSを抱える人々と交流したといい「感情の軌跡を分かち合いながら、彼らのストーリーを代弁するつもりで演じた」と難役をふり返った。イベントには、スワンクの大ファンだという女優の黒木メイサが駆けつけ、「今日はファン代表です。お会いできて、とってもハッピー!」と有頂天。「自分らしくいられる幸せが描かれていて、とても心が温まった。ヒラリーさんはタフな女性から、可愛らしい女性まで幅広く演じる女優さん」(黒木さん)、「メイサさんこそ美しい女性。ぜひ、演技している姿も見てみたい」(スワンク)と言葉を交わしていた。第28回東京国際映画祭は10月31日(土)まで、メイン会場となる六本木ヒルズをはじめ、TOHOシネマズ新宿などで開催。『サヨナラの代わりに』は11月7日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開される。(text:cinemacafe.net)
2015年10月23日女優の黒木メイサが23日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画『サヨナラの代わりに』(11月7日公開)の来日記念イベントに登場し、憧れのオスカー女優ヒラリ―・スワンクと初対面を果たした。新宿ピカデリー1Fに敷かれたレッドカーペットに、アカデミー賞主演女優賞を2度獲得し、このたび主演作『サヨナラの代わりに』を引っさげ10年ぶりに来日したヒラリー・スタンクが登場。『ミリオンダラー・ベイビー』に感銘を受けて以来、ヒラリーの大ファンと公言している黒木も駆けつけ、ヒラリーに花束を渡し、「私はただのファンです。ファン代表として来させていただいています」と憧れの人との対面を喜んだ。黒木は「さっきヒラリーに触られました! 触られてから余計に緊張して何しゃべっているかわからなくなってきたんですけど」と舞い上がるも、「すごくすてきな映画。2人の女性の友情のすてきなシーンがいっぱいある」と映画の魅力をしっかりアピール。「2人が叫ぶシーン…泣きながら笑い、笑いながら泣けるシーンがあって、すごく心が温まる作品」と続けると、ヒラリーも「ありがとうございます!」と笑顔をはじけさせた。その後、2人は劇場内に移動し、トークイベントを展開。黒木は「タフな女の人もかわいらしい女の人も演じるヒラリーのことが大好きなので、今日はハッピーです」と喜びを爆発させ、ヒラリーも「私こそ黒木さんにお会いできて光栄です。花束贈呈の時に黒木さんに対するファンの熱狂ぶりを見まして、東京という街で黒木さんとご一緒できてうれしい」と感激していた。
2015年10月23日クリント・イーストウッド監督作『ミリオンダラー・ベイビー』で2度目のアカデミー賞「主演女優賞」を受賞したヒラリー・スワンクが、自らプロデュースも買って出た渾身作『サヨナラの代わりに』。11月7日(土)の日本公開を前に予告編が完成し、さらに本作のプロモーションのため、スワンクが10年ぶりの来日を果たすことが決定した。本作は、かつて周囲の憧れの的でありながら、難病・筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症した女性ケイト(ヒラリー・スワンク)と、自由気ままに生きる大学生ベック(エミー・ロッサム)の、2人の女性のかけがえない絆を描いた感動作。この度、解禁となる予告編では、華やかで誰もが憧れる生活から一転、難病に立ち向かう主人公ケイトと、正反対の性格で気まぐれに生きる大学生のベック、2人の女性の出会いから、生活を共にしていくうちに少しずつ友情が深まっていく様子が描かれている。完璧主義のケイトに対し、料理もまともにできず、おまけにスラングばかり使うベック。だが、夫の浮気を知ったケイトの家出をベックが手伝ったことから、やがてかけがえのない絆で結ばれていくようになる。恋愛、夢、そして自分らしい生き方を、お互いを通じて見つめ直す彼女たち。そんな2人の姿に感涙必至の映像となっている。プロデューサーのアリソン・グリーンスパンと、パートナーのデニーズ・ディ・ノヴィは、主人公ケイトに、困難に立ち向かう女性を数多く演じてきたスワンクが適役だと考え本人に相談。スワンクは「小説を読んですぐに心を奪われた。考えるまでもなく参加を決めたわ」と言う。オスカー女優として渾身の演技を見せることはもちろん、スワンクは本作でプロデューサーも兼任するほど思い入れのある作品となった。スワンクといえば、『ボーイズ・ドント・クライ』(‘99)で主演を務め、25歳の若さにしてアカデミー賞を含む6つの映画賞にて「主演女優賞」に輝いた。その後、映画、テレビなど様々なジャンルで活躍し、2004年にはイーストウッド監督の『ミリオンダラー・ベイビー』でまたしてもアカデミー賞「主演女優賞」を受賞する快挙を果たしている。毎回様々な役に挑戦し続け、圧巻の演技力で深い感動を届けてきた彼女は、本作でキャリア史上“最も難関”となる役に挑んでいる。『ミリオンダラー・ベイビー』以来、10年ぶりに来日する彼女の熱演には注目だ。また、そんなスワンクを真っ向から受け止めたのは、幼いころから音楽を学び、『オペラ座の怪人』で宝石のような歌声を披露しゴールデン・ブローブ賞にノミネートされたエミー・ロッサム。本作では、自由奔放に見えるが、夢に挫折した現代的な若者を好演、観る者を魅了する愛すべき存在感を発揮する。女優として全くタイプの異なる2人の胸躍る共演が実現した本作を、まずはこの予告編から、ご覧あれ。『サヨナラの代わりに』は11月7日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月30日『ボーイズ・ドント・クライ』『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞「主演女優賞」に2度輝くヒラリー・スワンク主演『You’re Not You』の邦題が、『サヨナラの代わりに』に決定。その特報映像が解禁となった。ケイト(ヒラリー・スワンク)が初めて身体に異変を感じたのは、35歳の誕生日パーティーでピアノを弾いたときだった。やがて彼女は、難病のALS(筋委縮側索硬化症)と診断され、1年半後には車椅子生活となる。友人たちの前で明るく振舞うことに疲れたケイトは、弁護士の夫、エヴァン(ジョシュ・デュアメル)の反対を押し切り、自分を“患者”ではなく友人として見てくれそうな、大学生ベック(エミー・ロッサム)を介護人として雇う。だが、言葉遣いも荒く、料理もまともにできないベックと、教養が高く完璧主義のケイトがうまくいくはずがなかった。そんな2人の関係は、夫の浮気を知ったケイトの“家出”をベックが手伝ったことから、本音で語り合える友情へと変わっていく――。新作のたびに圧巻の演技力を見せるオスカー女優のヒラリー・スワンクと、『オペラ座の怪人』のヒロイン役で宝石のような歌声を披露し、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされたエミー・ロッサムによる豪華共演が実現した本作。ヒラリー演じるのは、閑静な住宅街に住み、愛情あふれる夫や友人に囲まれながら、誰もが羨むような日々を送っていたはずが、ある日、ALSを発症してしまう女性ケイト。また、エミーが扮するのは、ミュージシャンになる夢に挫折し、気まぐれに生きるベック。ベックの自由奔放さに、自分を解放していくようになるケイトと、生まれて初めて自分を頼ってくれたケイトに影響され、自身の生き方を見直すベック。残されたわずかな時間の中で彼女たちが見つけた、本当に大切なこととは…?監督は、トニー賞を2度受賞したジョージ・C・ウルフ。残り少なくなっていく2人の時間を丁寧に描き、人生には失いかけて初めて気づく大切なものがあることや、避けられない過酷な状況にあっても、人は生きる強さと喜びを見い出せることを伝えてくれる。出会うはずのなかった、正反対の世界に住む2人の人生が交錯し、かけがえのない絆で結ばれていくヒューマン・ストーリー。新たなる『最強のふたり』ともいえそうな2人の女性の物語に、この秋一番の勇気をもらえそうだ。『サヨナラの代わりに』は11月7日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月29日