各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿・外苑前のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『Dior』Peter Lindberghファッション写真界の巨匠、ピーター・リンドバーグが生前最後に残した出版プロジェクト。本書は、ディオールとのコラボレーションによりNYでシューティングされた165枚の未発表写真と、『VOGUE』など有名雑誌のためのシューティングを100枚以上を収録した2巻セットである。ピーター・リンドバーグは、マリオン・コティヤール(Marion Cotillard)やシャーリーズ・セロン(Charlize Theron)などこれまでディオールの歴代ミューズを撮り、その独特のスタイルで「レディ ディオール」と「ジャドール」のキャンペーンに名を記した。写真家生涯を通じて彼はディオールの最も近しいコラボレーターの一人だった。この最後の本はピーター・リンドバーグにとって、そして我々にとっても大切なオリジナルの共同制作だった。NYのタイムズスクエアの喧騒を対立させたディオールの70年の歴史、これは範囲と規模の両面で並外れたリンドバーグのプロジェクトの背後にある概念であり、ディオールは例外的に前代未聞の数の高価な衣服をパリの保管庫から大西洋を横断して出荷して撮影を許可した。その成果は衝撃的だ。タイムズスクエアの狂乱の中で、1947年に完成した「バー(Bar)」スーツ、「ハウス オブ ディオール」を立ち上げた名高いアンサンブルを着てアレック・ウェックが輝いている。ストリートシーンの断片では、サスキア・デ・ブロウ(Saskia de Brauw)、カレン・エルソン(Karen Elson)、アンバー・ヴァレッタ(Amber Valletta)らモデルが人込みと足場を飛び回り、建物のファサードに映し出され、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)の手縫い作品からマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)の最新デザインまで、オートクチュールをまとっている。リンドバーグのトレードマークであるモノクロとカラーの写真は、各衣服の複雑な作りとシルエット、テクスチャーを巧みに強調している。ピーター・リンドバーグの長年のコラボレーターであり友人であるフアン・ガッティ(Juan Gatti)によってデザインされたこの2巻本のあらゆる側面にリンドバーグ自身が存在する。第1巻には165点の未公開写真作品とーティン・ハリソンによる前書きを収録。第2巻はオートクチュールからプレタポルテ、メンズ、ウィメンズまで、『ヴォーグ』や『ハーパーズ バザー』などの雑誌に掲載されたディオールの100点以上の写真をキュレーションすることで、リンドバーグとディオールの深い関係に敬意を表す。ファッションと写真の2本の柱とその時代を超越したコラボレーションに対する息をのむようなオマージュである。【書籍情報】『Dior』写真:Peter Lindbergh出版社:Taschen言語:英語/ドイツ語/フランス語ハードカバー/520ページ/370×280mm発刊:2019年価格:2万7,600円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『Dior』を購入する
2019年12月01日第44回報知映画賞の受賞作・受賞者が28日に明らかになり、中井貴一が主演男優賞、長澤まさみが主演女優賞に輝いた。『記憶にございません!』の演技が評価された中井は、1994年(第19回)『四十七人の刺客』で助演男優賞を受賞して以来、25年振り2度目の報知映画賞受賞に。また『マスカレード・ホテル』『コンフィデンスマン JP-ロマンス編-』に出演した長澤は、2004年(第29回)に『深呼吸の必要』『世界の中心で、愛をさけぶ』で助演女優賞を受賞して以来、15年振り2度目の報知映画賞受賞となった。全体では『蜜蜂と遠雷』が作品賞・邦画部門、新人賞(=鈴鹿央士)の2冠に。今年社会現象を巻き起こした『翔んで埼玉』が特別賞を受賞した。○第44回報知映画賞 一覧作品賞・邦画部門:『蜜蜂と遠雷』(監督 石川慶)作品賞・海外部門:『ジョーカー』(監督 トッド・フィリップ)アニメ作品賞:『天気の子』 (監督 新海 誠 配給 東宝)主演男優賞:中井 貴一『記憶にございません!』の演技に対して主演女優賞:長澤まさみ 『マスカレード・ホテル』『コンフィデンスマン JP -ロマンス編-』の演技に対して助演男優賞:成田凌 『チワワちゃん』『愛がなんだ』『さよならくちびる』の演技に対して助演女優賞:小松 菜奈 『来る』『閉鎖病棟-それぞれの朝-』の演技に対して監督賞:佐藤信介 『キングダム』の演出に対して新人賞:鈴鹿央士 『蜜蜂と遠雷』の演技に対して新人賞:玉城ティナ 『Diner ダイナー』『惡の華』の演技に対して特別賞:『翔んで埼玉』 社会現象化した稀有な作品。(監督 武内英樹)
2019年11月28日ジャーナルスタンダード(JOURNAL STANDARD)が運営するパンケーキショップ「J.S. パンケーキ カフェ(J.S. PANCAKE CAFE)」は、12月10日(火)より新たなグランドメニューの提供をスタートする。創立10年の「J.S. パンケーキ カフェ」全メニューを一新“オールタイム、パンケーキ”をコンセプトに2009年に誕生した「J.S. パンケーキ カフェ」。今回は創立10周年を機にグランドメニューを全て一新。メニューのリニューアルに当たって、使用する粉の種類から牛乳、卵、ヨーグルトの分量、生地の作り方、焼く温度、時間に至るまで、その工程を再考。特に生地については、パウダー状にしたバターを混ぜるオリジナルの新製法を採用するなど、最後の1口まで重たく感じることなく食せるよう、10年分のノウハウが詰まったこだわりの仕上がりとなっているという。3種の異なる生地が楽しめるスイーツ系パンケーキスイーツ系メニューからは、もっちりとした食感ながら軽い口当たりが特徴の「クラシックパンケーキ」、コクのあるしっとりなめらか食感の「リコッタパンケーキ」、オーブンでじっくり焼き上げたふわふわ食感の「スキレットスフレパンケーキ」の3つの生地がラインナップ。「スキレットスフレパンケーキ」がお試し価格で先行販売特に注目したいのは、オーブンでじっくり火入れした後に焼き立てで提供される「スキレットスフレパンケーキ」。トッピングのハニーコームナッツバターやシロップが“ジュワッ”と溶けだす音と楽しむ、これまでの「J.S. パンケーキ カフェ」にはなかった一品だ。この「スキレットスフレパンケーキ」については、グランドメニューの一新に先駆け、11月22日(金)から12月9日(月)までの期間、通常より300円安いお試し価格で先行販売される。本格的なデリを組み合わせたミール系パンケーキ一方、しっかりと食欲を満たしてくれるミール系パンケーキには、絶妙な火加減で焼き上げたサーロインステーキや、パッションフルーツのソースで爽やかに仕上げたエッグベネディクト、ベトナム風サンドイッチのバインミーをイメージしたものなど、全11種類の個性豊かなメニューが用意されている。詳細「J.S. パンケーキ カフェ」グランドメニュー リニューアル提供開始日:2019年12月10日(火)■「スキレットスフレパンケーキ」期間:11月22日(金)〜12月9日(月)時間:15:00以降展開店舗:J.S. パンケーキ カフェ全店価格:1,000円(通常価格より300円OFF)※1日20食限定<店舗情報>「J.S. パンケーキ カフェ(J.S. PANCAKE CAFE)」・中野セントラルパーク店住所:東京都中野区中野4-10-1中野セントラルパーク東棟1FTEL:03-5345-7360・ルミネ立川店住所:東京都立川市曙町2-1-1ルミネ立川4FTEL:042-528-4622・町田モディ店住所:東京都町田市原町田6-2-6 町田モディ1FTEL:042-812-2886・ららぽーと富士見店住所:埼玉県富士見市山室1-1313ららぽーと富士見2FTEL:049-275-1360・テラスモール湘南店住所:神奈川県藤沢市辻堂神台1-3-1テラスモール湘南2FTEL:0466-38-2147・マークイズみなとみらい店住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5マークイズみなとみらい1FTEL:045-228-2105・酒々井店住所:千葉県印旛郡酒々井町飯積2-4-1 酒々井プレミアム・アウトレットTEL:043-496-5238・くずはモール店住所:大阪府枚方市樟葉花園町15-1 くずはモール本館 ハナノモール1FTEL:072-866-0400・札幌ステラプレイス店住所:北海道札幌市中央区北5条西2-5 札幌ステラプレイスイースト3FTEL:011-209-5121・金沢百番街Rinto店住所:石川県金沢市木ノ新保町1-1金沢百番街Rinto店1FTEL:076-222-2050
2019年11月24日ベビー ディオール(BABY DIOR)から、『ピーターパン』に着想を得た2020年春夏コレクションが登場。『ピーターパン』のワンダーランドをイメージ今季ベビー ディオールが思い描いたのは、『ピーターパン』の世界に広がるワンダーランド。パステルカラーにグラフィックなモチーフを組み合わせたクリエイションで、作品の持つ魅惑的な世界観を表現した。可愛らしさとエレガントさを共存させた、ベビー ディオールならではのキッズウェアが展開される。海賊モチーフのニットやTシャツ印象的なのは、『ピーターパン』に登場するキャラクター達をモチーフにした洋服。ピーターパンの行く手を阻む“海賊”たちは、スカルプリントのTシャツや、海賊に扮したアニマル模様のニットセーターでキュートで再現。“ディオールランド”ロゴ入りプルオーバーインディアン女の子・タイガーリリーを連想させるのは、ホワイトとカーキの繊細な刺繍のジャカードと、タイダイスタイルのチュールドレス。またディオールのワンダーランドを意味する“ディオールランド”を胸元に配した、真っ赤なプルオーバーも登場する。“架空の新聞”グラフィックもそのほか、マリンライクなボーダー柄トップスをはじめ、「デイリーディオール」という架空の新聞のパターンをあしらったスウェットシャツやミニスカートなどが登場。アレンジロゴをアクセントに細部へのこだわりもぬかりなく、Tシャツやドレス、パンツには、ブランドのイニシャルをアレンジした立体的なロゴをオン。ボーイズのシャツには、同系色で色を重ねたトーンオントーンのモチーフが隠されている。詳細ベビー ディオール2020年春夏アイテム例:<ガール>・プルオーバー(100㎝~) 49,000円~・スカート(100㎝~) 65,000円~・Tシャツ(100㎝~) 32,000円~<ボーイ>・Tシャツ(100㎝~) 23,000円~・パンツ(100㎝~) 41,000円~<ベイビー>・ニット(80cm~100cm) 44,000円~【問い合わせ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1976
2019年11月23日シネマトグララフィーのフェスティバル、カメリメージで、『ジョーカー』の撮影監督ローレンス・シャーが、最高賞にあたるゴールデン・フロッグを受賞した。この賞の受賞者は、過去、ほぼ確実にオスカーのシネマトグラフィー部門にノミネートされる。2番目にあたるシルバー・フロッグは『2人のローマ教皇』、その次のブロンズ・フロッグは『The Painted Bird』が受賞した。『ジョーカー』は、この週末、全世界興収が10億ドルの大台を超えるという快挙を達成した。公開から二ヶ月経つ今も、アメリカではトップ10圏内にとどまっている。文=猿渡由紀『ジョーカー』全国公開中
2019年11月18日エレン・デジェネレスが来年1月5日に開催される第77回ゴールデングローブ賞にて、キャロル・バーネット賞を受賞することが明らかになった。月曜日(現地時間)、ゴールデングローブ賞を主催するハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)が発表した。エレンもSNSで「新しい週の始まりに、最高のニュース。ありがとう、ハリウッド外国人映画記者協会」と報告している。HFPAの代表ロレンツォ・ソリアは「彼女の番組はシットコムからスタンダップコメディまで、お茶の間に欠かせないものとなっています。彼女はテレビ界のパイオニアで、その魅力と知性で25年近く視聴者を引き付けてきました。また、テレビ界での成功に加え自分のプラットフォームが持つ影響力を通し、献身的な慈善家として声を上げ、優しさや喜びを広めてきました」とエレンの功績を称え、授賞の理由とした。今年新設されたキャロル・バーネット賞は、テレビ界への貢献者に贈られるもので、今年はキャロル・バーネット本人が受賞した。エレンは二代目の受賞者となる。なお、来年のゴールデングローブ賞で、映画界での貢献者に贈られるセシル・B・デミル賞はトム・ハンクスが受賞者に決定している。(Hiromi Kaku)
2019年11月05日テイラー・スウィフトが、親友セレーナ・ゴメスの新曲「Lose You To Love Me」をインスタグラムで絶賛した。「この歌は癒しを完全に表現したもの&セレーナの曲の中で一番のお気に入り。大成功だね。愛してる」と支持を表明。セレーナと何度か恋のうわさを呼んだナイル・ホーランも、ハートの絵文字を送って応援している。セレーナ自身は、「私が人生の浮き沈みを経験する中、そばに寄り添ってくれたみんなに感謝したい。みんながいなきゃ、できなかった。みんなと一緒に次の冒険を始めるのが待ちきれない」とファンに感謝を綴った。同曲は、「私を愛するためにあなたを失う」という意味深なタイトルや歌詞から、ジャスティン・ビーバーについて書かれたのではないかとネット上で話題を呼んでいる。そんな中、ジャスティンの妻ヘイリー・ビーバーが、インスタグラムのストーリーにサマー・ウォーカーの歌「I‘ll Kill You」の再生画面のスクリーンショットを掲載。セレーナの新曲に対する「返事か」とSNSユーザーたちが騒然となったが、ヘイリーは「バカげたことを言うのは止めて。『返事』なんて何もない」とコメントを書き込んで否定したという。(現在はコメントを削除)。(Hiromi Kaku)
2019年10月24日ジャーナルスタンダード(JOURNAL STANDARD)が提案するハンバーガーショップ「J.S. バーガーズカフェ(J.S. BURGERS CAFE)」の東海エリア初となる店舗が、名古屋mozoワンダーシティに出店。オープン日は、2019年10月18日(金)。「J.S. バーガーズカフェ」は、2000年に1号店をオープンし、現在全国に12店舗を構えるアメリカンスタイルのハンバーガーショップ。13店舗目となる今回の名古屋mozo店は、東海地区初進出店舗となる。店内では、通常のグランドメニューを中心に、名古屋mozoワンダーシティに訪れるファミリー層に向け、サラダバーを拡充し、ドリンクバーも新設。さらにオープン記念としてバンズをカマンベールチーズに置き換えた「スーパーチーズバーガー」を期間限定で販売する。グランドメニューには、クリーミーなアボカドと、とろけるチェダーチーズ、そしてジューシーなお肉を挟んだ定番の「J.S. バーガー」をはじめ、「メープルバターB.L.T.サンドウィッチ」や「キッズバーガーセット」を用意。お口直しにもぴったりのサンデーも取り揃える。【詳細】J.S. バーガーズカフェ 名古屋mozo店オープン日:2019年10月18日(金)住所:愛知県名古屋市西区二方町40 mozoワンダーシティ 1F営業時間:11:00~23:00 L.O. ランチ 16:00、フード 22:00、ドリンク 22:30TEL:052-908-0610定休日:不定休座席:90席■メニュー例J.S. バーガー 1,210円+税メープルバターB.L.T.サンドウィッチ 880円+税キッズバーガーセット 850円+税 ※小学生以下限定メニューサンデー各種 750円+税スーパーチーズバーガー 1,380円+税 ※10/18~22期間限定販売(20食/日)
2019年10月20日BN STUDIOリニューアル後初の開催!ビューティーナビが運営する表参道の『BN STUDIO』。リニューアル後、初の開催となるポップアップが開催されました。約2週間に渡って大勢の方にご来場いただいた、会場の様子をご紹介します。人気アパレルブランド『J.S.B.』の期間限定ショップを開催。LDHの人気アパレルブランド『J.S.B.』が三代目 J SOUL BROTHERSの全国ツアーに合わせて各地でポップアップショップを開催。東京公演中はBN STUDIOにOPENしました。今後のイベントもお楽しみに!BN STUDIOでは今後もファッション・美容など、様々なイベントを展開していくのでお楽しみに。
2019年10月08日国内映画賞のトップバッターとして注目を集める「第11回TAMA映画賞」の受賞作品及び受賞者が決定。『長いお別れ』と『嵐電』が最優秀作品賞に選ばれ、『天気の子』『新聞記者』が特別賞を受賞、『愛がなんだ』で共演した成田凌と岸井ゆきのがそれぞれ最優秀新進男優賞・女優賞に選ばれた。毎年晩秋に開催されている映画ファンの祭典「第29回映画祭TAMA CINEMA FORUM」が今年も開催。併せて、多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰するTAMA映画賞も発表された(2018年10月~2019年9月に劇場公開された作品が対象)。映画ファンを魅了した事象を表彰する特別賞に選ばれた『天気の子』は、「少年・少女が緻密に描かれた東京の街並みから壮大な天空に放たれた開放感は、言葉に表せないほどの映像体験を観客にもたらした」、そして『新聞記者』は「昨今の政治的題材に取り組みながら苦悩する個人に光を当てたドラマを作り、終演で拍手が起こる『新聞記者現象』を引き起こした」との受賞理由。『嵐電』『こはく』などに主演した最優秀男優賞・井浦新には「経験に裏打ちされる思慮深さ、知性と品、色気を自在に調節し作品のカラーに溶け込む、映画界になくてはならない存在」、『長いお別れ』で認知症が進行していく父親を演じた山崎努には「一瞬みせる敬愛される家族の長としてのお父さんの姿は、俳優・山崎努の凄みを感じさせた」との声が寄せられた。最優秀女優賞を受賞した蒼井優には「『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』において、多岐にわたる役柄を演じ分け、観客の脳裏に鮮烈に焼き付けた」、同じく前田敦子には「『旅のおわり世界のはじまり』で演じた女性像は、女優・前田敦子の資質・魅力と鮮やかにシンクロし、稀有な存在感を放った」とのコメント。『愛がなんだ』から『人間失格 太宰治と3人の女』まで多彩な作品で大活躍を見せた成田凌には「身近にいそうな自然な佇まいで役に溶け込む一方、他方では誰もが持つ弱い部分を丁寧に演じ、多彩な表現力で観客を魅了した」、同じく『愛がなんだ』で主演をつとめた岸井ゆきのには「ヒロインを大胆な立ち居振る舞いと繊細な眼差しで体現し、リアルな恋愛群像劇のなかにキュートな魅力をもって立ち上がらせた」との受賞理由が寄せられ、『新聞記者』で松坂桃李とW主演をつとめたシム・ウンギョンも、「真実を追い続ける真剣な表情・確かな演技力は、観るものを強烈に作品に引き込み、初出演の日本映画で鮮烈な印象を残した」と最優秀新進女優賞を受賞した。<第11回TAMA映画賞 受賞作品・受賞者>最優秀作品賞[本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰]『嵐電』 鈴木卓爾監督、及びスタッフ・キャスト一同『長いお別れ』中野量太監督、及びスタッフ・キャスト一同特別賞[映画ファンを魅了した事象に対し表彰]新海誠監督、及びスタッフ・キャスト一同 『天気の子』藤井道人監督、及びスタッフ・キャスト一同 『新聞記者』最優秀男優賞[本年度最も心に残った男優を表彰]山崎努 『長いお別れ』井浦新 『嵐電』『こはく』『赤い雪』『止められるか、俺たちを』『宮本から君へ』ほか最優秀女優賞[本年度最も心に残った女優を表彰]蒼井優 『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』『ある船頭の話』『海獣の子供』前田敦子 『旅のおわり世界のはじまり』『葬式の名人』『町田くんの世界』ほか最優秀新進男優賞[本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰]成田凌 『愛がなんだ』『チワワちゃん』『さよならくちびる』『人間失格 太宰治と3人の女』『翔んで埼玉』ほか清水尋也 『ホットギミック ガールミーツボーイ』『パラレルワールド・ラブストーリー』『貞子』最優秀新進女優賞[本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰]岸井ゆきの 『愛がなんだ』『ここは退屈迎えに来て』『ゲキ×シネ「髑髏城の七人」Season風』シム・ウンギョン 『新聞記者』最優秀新進監督賞[本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰]山戸結希監督『ホットギミック ガールミーツボーイ』『21世紀の女の子』奥山大史監督 『僕はイエス様が嫌い』「第11回TAMA映画賞授賞式」は11月17日(日)、中央大学 多摩キャンパス クレセントホールにて開催。「第29回映画祭TAMA CINEMA FORUM」各種上映プログラムは11月23日(土・祝)~12月1日(日)、東京都多摩市内の3会場にて開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:長いお別れ 2019年5月31日より全国にて公開(C)2019『長いお別れ』製作委員会愛がなんだ 2019年4月19日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2019映画「愛がなんだ」製作委員会新聞記者 2019年6月28日より全国にて公開©2019『新聞記者』フィルムパートナーズ天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2019年10月03日9月22日(現地時間)、ロサンゼルスのマイクロソフトシアターでエミー賞授賞式が開催された。今年のアカデミー賞と同様、エミー賞も司会者を立てずにプレゼンターたちが授賞式を進行するというスタイルを取った。注目されていたのは今年最終章を迎え、最多32ノミネーションを受けていた「ゲーム・オブ・スローンズ」。ノミネートされていたメインキャストたちがリミテッドシリーズ/テレビ映画部門の助演女優賞のプレゼンターとして登壇し、会場を沸かせた。主要部門では作品賞獲得の快挙を果たし、ピーター・ディンクレイジが助演男優賞を受賞した。主要な受賞者は以下のとおりドラマシリーズ部門作品賞「ゲーム・オブ・スローンズ」主演男優賞ビリー・ポーター「Pose/ポーズ」主演女優賞ジョディ・カマー「キリング・イヴ/Killing Eve」助演男優賞ピーター・ディンクレイジ「ゲーム・オブ・スローンズ」助演女優賞ジュリア・ガーナー「オザークへようこそ」監督賞ジェイソン・ベイトマン「オザークへようこそ」脚本賞ジェシー・アームストロング「サクセッション」コメディシリーズ部門作品賞「Fleabag フリーバッグ」主演男優賞ビル・ヘイダー「バリー」主演女優賞フィービー・ウォーラー=ブリッジ「Fleabag フリーバッグ」助演男優賞トニー・シャルーブ「マーベラス・ミセス・メイゼル」助演女優賞アレックス・ボースタイン「マーベラス・ミセス・メイゼル」監督賞ハリー・ブラッドビア「Fleabag フリーバッグ」脚本賞フィービー・ウォーラー=ブリッジ「Fleabag フリーバッグ」リミテッドシリーズ/テレビムービー部門リミテッドシリーズ作品賞「チェルノブイリ」テレビ映画部門作品賞「ブラックミラー:バンダースナッチ」主演男優賞ジャレル・ジェローム「ボクらを見る目」主演女優賞ミシェル・ウィリアムズ「Fosse/Verdon」(原題)助演男優賞ベン・ウィショー「英国スキャンダル~セックスと陰謀のソープ事件」助演女優賞パトリシア・アークエット「The Act」(原題)監督賞ヨハン・レンク「チェルノブイリ」脚本賞クレイグ・メイジン「チェルノブイリ」(Hiromi Kaku)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2019年09月23日『グリーンブック』や『ラ・ラ・ランド』『スリー・ビルボード』などアカデミー賞に直結する作品を多数送りだしてきたトロント国際映画祭の最高賞「観客賞」に、タイカ・ワイティティ監督最新作『ジョジョ・ラビット』が輝いた。『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督が、4度アカデミー賞作品賞に輝き、創立25周年を迎えたFOXサーチライト・ピクチャーズのもと、スカーレット・ヨハンソンやサム・ロックウェルら世界を代表する豪華キャスト陣と共に、第2次世界大戦下のドイツを舞台とした壮大なヒューマン・エンターテインメントを作りあげた。第44回トロント国際映画祭では開幕前からマスコミ陣も映画ファンも注目、ワールドプレミアは熱狂をもって迎えられた。ワイティティ監督自身が、主人公の少年ジョジョの空想に登場するアドルフ・ヒトラーを演じるとともに、オーディションでジョジョ役をつかんだローマン・グリフィン・デイビスがその愛くるしいルックスと確かな演技力を披露し、一躍注目の新星の座に躍り出た。戦争に対する風刺をハートフルなコメディの形をとりながら表現し、戦時下における人々の生きる喜びを正面から描いた本作は、最もアカデミー賞に近い賞といわれるトロントの観客賞を獲得したことで、今季の映画賞レースの目玉となりそう。なお、観客賞次点2位にはノア・バームバック監督の『マリッジ・ストーリー』、3位にはポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』が選ばれている。『ジョジョ・ラビット』は2020年1月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月17日東京国立近代美術館の展覧会「ピーター・ドイグ展」が、2020年6月12日(金)より日時指定制で再開。会期は10月11日(日)まで延長された。ピーター・ドイグ、日本初個展「ピーター・ドイグ展」は、イギリスの現代アーティスト、ピーター・ドイグの初期作から最新作まで、約70点の作品を紹介しながら、その制作手法に迫る展覧会。日本では初の個展となる。ピーター・ドイグは、ロマンティックかつミステリアスな風景を描く画家として知られ、ロンドンのテート、パリ市立近代美術館、エジンバラのスコットランド国立美術館、ウィーンの分離派会館といった世界有数の美術館で個展を開催してきた。同世代、後続世代のアーティストに多大な影響を与えていることから、過去の巨匠になぞらえて、しばしば「画家の中の画家」と評されている。本展にも出品予定の代表作《のまれる》は、オークションにて、2015年当時の約30億円相当で落札された。想像力や記憶を刺激する絵画ピーター・ドイグは、ゴッホやゴーギャンなどの近代画家の作品の構図やモチーフ、映画のワンシーン、写真、自らが暮らしたカナダやトリニダード・トバゴの風景、記憶といったさまざまな要素から作品を構築。多様なイメージから成るピーター・ドイグの作品は見る者の想像力や記憶を刺激し、いつかどこかで見たことがあるように感じられるのが特徴だ。会場には、日本のニセコのスキー場を描いた《スキージャケット》や小津安二郎の映画『東京物語』を念頭に置いて描かれた《ラペイルーズの壁》、幅3メートルを超える大型作品などの、貴重な作品が集結。映画『13日の金曜日』のワンシーンから発想した「カヌー」モチーフの絵画も登場する。一連の作品からは、人々の想像力をかきたてる、豊かな世界観を体感することができる。映画上映会「スタジオフィルムクラブ」の直筆ポスターまた、ピーター・ドイグがトリニダード・トバゴ出身の友人のアーティスト、チェ・ラブレスと2003年から始めた映画の上映会「スタジオフィルムクラブ」も紹介。近隣住人に上映会を周知するために掲出された、ポスターのドローイングが展示される。「スタジオフィルムクラブ」では、名画座やミニシアターから着想を得た、過去の名作映画などを上映。上映が終わると作品について話し合ったり、音楽ライブへと展開したりと、ある種の文化サロンのようなコミュニティが形成されていく。【詳細】展覧会「ピーター・ドイグ展」会期:2020年2月26日(水)~10月11日(日)〈日時指定制〉※2020年2月29日(土)から臨時休館していたが、6月12日(金)より再開※当初は2020年2月26日(水)~6月14日(日)の会期を予定していたが、変更しての開催開館時間:10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)※当面のあいだ、金曜・土曜の夜間開館は実施しない休館日:月曜日(8月10日(月)、9月21日(月)は開館)、8月11日(火)、9月23日(水)会場:東京国立近代美術館 1階 企画展ギャラリー住所:東京都千代田区北の丸公園3-1観覧料:一般 1,700円、大学生 1,100円、高校生 600円※価格はいずれも税込※中学生以下および障がい者手帳持参者とその付添者1名は無料※公式サイトより日時指定チケットを購入(6月10日(水)10:00から)※すでにチケットを購入している場合、あるいは観覧料無料対象の場合、開館時間中に原則いつでも入場可能だが、混雑状況に応じて待つ場合あり※チケットの払い戻しおよび来館に際しての注意事項は、公式サイトを確認のこと※本展の観覧料で入館当日に限り、「MOMATコレクション」(4F~2F、所蔵品ギャラリー)、およびコレクションによる小企画「北脇昇:一粒の種に宇宙を視る」(2F、ギャラリー4)も観覧可※予定は変更となる場合あり【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年08月31日シャネル(CHANEL)の今年リニューアルしたアイコンウォッチ「J12」から、フルブラック、フルホワイトのモデル「J12 ファントム」が8月8日より発売。「J12 ファントム」38mm(65万5,000円)2000年、メゾン初の本格的機械式腕時計として誕生したシャネルのアイコンウォッチ、「J12」。セーリングとレーシングカーの世界にインスパイアされ誕生した黒一色のウォッチは、タイムレスなデザインと、セラミックを素材に採用した斬新さで、時計界にスタイルの革命をもたらした。2003年にはホワイトモデルが登場。マドモアゼルシャネルが愛したブラックと完璧な調和を織りなすピュアなホワイトは、以来、時計の世界において重要なカラーとなった。2019年、誕生から20年目の幕開けとともに、何一つ変わることなく、新しく生まれ変わった「J12」。そのアイデンティティを維持したまま新たな息吹を与えられた「J12」は、一見何も変わっていないようだが、構成要素の7割以上を刷新。ベゼルの幅やリュウズサイズの縮小、ブレスレットのリンクの伸長、時分秒針のサイズやダイヤル上の数字の書体の変更など、デザインは細部まで見直され、より洗練されエレガントになった。さらに、新しい38㎜の「J12」は、サファイアクリスタルのケースバックからCOSC(スイス公認クロノメーター検査協会)の認定を受けたキャリバー12.1の動きを楽しむことができる。「J12 ファントム」33mm(53万5,000円)新しい「J12」から今回登場する「J12 ファントム」は、J12のシグネチャーカラーを全面に纏ったフルブラック、もしくはフルホワイトのタイムピース。ベゼルやダイヤルの数字のカラーはケースと同色で統一され、時分秒針はそれぞれのカラーのロジウム仕上げを施し、ワントーンの世界観を表現している。ブラック、ホワイト共に38mm(65万5,000円)と33mm(53万5,000円)の2サイズを展開し、計4モデルがラインアップする。
2019年08月06日6月16日(日)のTOKYO MX「キネマ麹町」では世界的スペースオペラの金字塔として長らく紡がれてきたストーリーを、J.J.エイブラムスの手によってリブート。2009年に公開された『スター・トレック』をオンエアする。1966年にジーン・ロッデンベリーのプロデュースで誕生した最初のTVドラマから始まった“スタトレ”ワールドは、その後1979年に劇場版第一作が公開。そのヒットを受け91年までの間に初期ドラマキャストをメインとした劇場版シリーズ全6作が公開された。一方1987年からはキャストを一新、旧ドラマより未来を舞台にした「新スタートレック」が放送開始。7シーズンに及ぶ放送の後には4作の劇場版が製作される長大なシリーズとなったのと並行し、この“新”シリーズと同時期の世界を舞台にした「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」「スタートレック:ヴォイジャー」の2つのドラマも展開。その後には1作目の過去を舞台とした「スタートレック:エンタープライズ」が制作されるなど、長大な未来の歴史を描き出す一大シリーズへと成長。現在「スタートレック:ディスカバリー」が放送中である。そんな1作目から続く世界とは別の“歴史”を舞台に、キャストも一新、装いも新たにリブートされたのが本作『スター・トレック』である。自らを犠牲に、800人の乗員の命を救った伝説のキャプテンを父に持つ若者ジェームズ・T・カーク。偉大な父親の道をたどることを決意した彼は、一士官候補生としてU.S.S.エンタープライズ号に乗船する。ところが、宇宙へ出航した連邦艦隊の前に、父を亡き者にしたロミュラン人の巨大宇宙艦が現れ、エンタープライズ号をはじめとする艦隊は莫大な被害を受けてしまう。惑星連邦に異常な憎しみを燃やすロミュラン人の目的とは…という物語。新たなるカーク役には『エージェント:ライアン』『ワンダーウーマン』などのクリス・パイン。印象的なキャラクターであるスポック役にはドラマ「HEROES」や『スノーデン』のザッカリー・クイント。また前シリーズのスポック役で知られるレナード・ニモイも出演。監督は『ミッション:インポッシブル』シリーズや『スター・ウォーズ』シリーズなどで知られるJ.J.エイブラムスがメガホンを取った。キネマ麹町『スター・トレック』は6月16日(日)19時~TOKYO MXでオンエア。(笠緒)■関連作品:スター・トレック (2009) 2009年5月29日より丸の内ルーブルほか全国にて公開Star Trek (2009) Directed by: J.J. Abrams Photo Credit: Industrial Light and MagicTM & Copyright ©2009 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2019年06月16日ジャーナルスタンダード(JOURNAL STANDARD)によるパンケーキショップ「J.S. パンケーキ カフェ(J.S. PANCAKE CAFE)」より、瀬戸内レモンを使用したパンケーキやパフェなど4つの新作メニューが登場。2019年5月10日(金)から6月30日(日)までの期間、J.S. パン ケーキ カフェ 全店で販売される。レモンパブロバのパンケーキは、メレンゲを焼き上げたパブロバを使用したスイーツ。サクサク食感のパプロバを割ると、中から酸味の効いたレモンカードがとろりと溢れ出す。はちみつでマリネをしたレモンと絡めて食べるのもおすすめだ。また、フレンチパンケーキとカラメリゼしたレモンを添えたレモンフレンチパンケーキや、レモンと黄金しょうがを使ったジェラート、レモンのジュレやカスタードなどレモンをふんだんに使用したパフェ、アールグレイの香りづけをした緑茶と炭酸を組み合わせたレモネードなども用意する。【詳細】Lemon State of Mind-レモンの気分-販売期間:2019年5月10日(金)~6月30日(日)販売店舗:J.S. パン ケーキ カフェ 全店メニュー:・レモンパブロバのパンケーキ 1,180円+税・レモンフレンチパンケーキ 1,280円+税・瀬戸内レモンパフェ 1,000円+税・グリーンティーレモネード 580円+税
2019年05月11日身長218センチ、『スター・ウォーズ』シリーズのチューバッカ役で知られるピーター・メイヒューが亡くなったことが明らかになった。74歳だった。ピーターの家族が本人のSNSにて報告。「ピーター・メイヒューの家族です。私たちは深い愛に包まれ、悲しみに暮れています。大変残念なことですが、ピーターが亡くなったことをお知らせしなければなりません。彼は2019年4月30日の夜、ノーステキサスの自宅で私たちに見守られながら旅立ちました」という文章から始まる長文レターが掲載されている。それによればピーターは『スター・ウォーズ』旧三部作と『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』に出演後、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でチューバッカを再演。当時は車椅子生活を送っていたが、自身を奮い立たせチューバッカを演じ切ったという。チューバッカ役としてはこれが最後の出演作となったが、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』では“チューバッカ・コンサルタント”として助言した。まさに、チューバッカに全身全霊を注いだ人生だったそうだ。『スター・ウォーズ』のメンバーと一生ものの友情を築き、世界中を飛び回ってファンと交流したピーター。チューバッカの知名度を活かし、チャリティー活動にも献身的で妻のアンジーさんとNPO団体「ピーター・メイヒュー基金」を設立した。6月29日に家族と友人を集めたお別れ会が開かれる。また、12月の初めにロサンゼルスで開催される『スター・ウォーズ』ファンのためのイベント「エンパイア・コン」でもお別れ会を行い、ピーターの私物やコレクションを展示するとのこと。(Hiromi Kaku)■関連作品:スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2015年12月18日より全国にて公開© 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rightsスター・ウォーズ/最後のジェダイ 2017年12月15日より全国にて公開ⓒ 2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年05月03日ベイクルーズが手掛けるハンバーガーショップJ.S. バーガーズ カフェ(J.S. BURGERS CAFE)は、日本料理に着想を得たメニューを展開するフェアを、2019年4月17日(水)から6月25日(火)まで全店で開催する。「お江戸×AMERICAN」と題された今回のフェアでは、江戸に因んだ日本料理「すき焼き」「寿司」「天ぷら」を、アメリカの定番フード「ハンバーガー」「サンドイッチ」「ポップコーンシュリンプ」でユニークに再現したメニューを展開。中でも注目の一品は、口の中でほどける柔らかさの牛バラ肉で作ったオリジナルのパティに、すき焼きを思わせる甘辛い醤油ダレと特製黄身ソースを合わせた「“スキヤキ”ベーコンチーズバーガー」。また、野菜にはソテーした春菊とグリルしたネギを使用し、ハンバーガーらしくスモークベーコンとゴーダチーズも挟み込んだ、正真正銘の日米コラボレーションバーガーだ。その他のメニューも、肉寿司をイメージして脂の乗ったローストビーフを和素材と合わせた「ローストビーフ“スシ”サンド」、特製の衣で揚げたエビを、梅肉とハチミツの甘酸っぱいマヨソースにディップしていただく「“テンプラ”シュリンプフリッター〜ハニー梅タルタル〜」、隠し味に味噌を加え、ネギと生姜でアクセントを加えた「“ミソ”クラムチャウダー」と、日本料理を独自に解釈したユニークなメニューが揃っている。【商品情報】J.S. バーガーズ カフェ「お江戸×AMERICANフェア」販売期間:2019年4月17日(水)〜6月25日(火)販売店舗:J.S. バーガーズ カフェ全店販売メニュー:・”スキヤキ”ベーコンチーズバーガー 1,380円+税・ローストビーフ“スシ”サンド 1,280円+税・“テンプラ”シュリンプフリッター〜ハニー梅タルタル〜 780円+税・“ミソ”クラムチャウダー 350円+税
2019年04月15日映画『オーヴァーロード』が、2019年5月10日(金)、全国の劇場で公開される。J.J.エイブラムス手掛けるサバイバル・アクション大作映画『オーヴァーロード』は、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』や『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』などを手掛けたJ.J.エイブラムスらが製作するサバイバル・アクション大作。監督にはロンドン映画祭・最優秀作品賞にノミネートされたクライムサスペンス映画『ガンズ&ゴールド』のジュリアス・エイヴァリー、脚本には『ハンガーゲーム』や『キャプテン・フィリップス』のビリー・レイと『レヴェナント:蘇りし者』のマーク・L・スミスを迎えた。ナチスの要塞で遭遇する"未知の敵"『オーヴァーロード』の舞台となるのは、1944年、第二次世界大戦下。ノルマンディー上陸作戦が開始された直後、ナチス占領下のフランスに、落下傘部隊が送り込まれる。決死の激戦の末、生き残った兵士たちはナチスにより要塞化した教会に潜りこむが、地下の謎めいた研究所で彼らが遭遇したのは、誰も見たことのない敵だった…。解禁となった場面写真には、大迫力の爆発シーンが写されており、本格ミリタリーアクションを予感させる。また、J.J.エイブラムスの過去作『クローバーフィールド』や『SUPER8/スーパーエイト』を連想させる不穏な生物も登場するようだ。ジョヴァン・アデポらが出演主人公の米軍二等兵・ボイスを演じるのは、第89回アカデミー賞作品賞にもノミネートされた『フェンス』で長編映画デビューを飾ったジョヴァン・アデポ。世界中で議論を巻き起こしたサイコ・ミステリー『マザー!』などにも出演している。寄せ集めの部隊の指揮を執る伍長・フォード役は、様々な映画やTVドラマで活躍するワイアット・ラッセル、ナチス占領下の村で自らの危険を顧みず、米兵たちを匿う娘・クロエ役は、『オーヴァーロード』がデビュー作となる新人女優マティルド・オリヴィエが担当。また『ゴースト・イン・ザ・シェル』や TVドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」などに出演するピルー・アスベックが、ナチス親衛隊将校・ワフナーを演じ、脇を固める。ストーリー1944年6月、第二次世界大戦下。ノルマンディー上陸作戦が開始された直後、ナチス占領下のフランスに、侵攻作戦の成功を担う重要な使命を帯びた米軍・落下傘部隊が送り込まれる。決死の激戦を経て生き残った兵士たちは、ナチスの要塞となった教会の塔に潜り込むが、地下にある謎めいたナチスの研究所で彼らが遭遇したのは、これまで誰もみたことのない敵だった―。【詳細】映画『オーヴァーロード』公開日:2019年5月10日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー製作:J.J.エイブラムス、リンジー・ウェバー監督:ジュリアス・エイヴァリー脚本:ビリー・レイ、マーク・L・スミス原案:ビリー・レイ製作総指揮:ジョー・バーン、ジョン・コーエン、コリー・ベネット・ルイス出演:ジョヴァン・アデポ、ワイアット・ラッセル、ピルー・アスベック、マティルド・オリヴィエ、ジョン・マガロ、イアン・デ・カーステッカー配給:プレシディオ
2019年03月29日ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)、フランスのアカデミー賞と言われるセザール賞で4冠(監督賞・撮影賞・美術賞・音響賞)を受賞した『THE SISTERS BROTHERS』(原題)が、『ゴールデン・リバー』の邦題で7月、日本公開されることが決定。ポスタービジュアルも到着した。時はゴールドラッシュ。普通を夢見る兄と、裏世界でのし上がりたい弟は、最強と呼ばれる殺し屋。政府の内密な依頼で偵察係と追うことになったのは、黄金を見分ける化学式をみつけた科学者。しかし、黄金に魅せられた4人は手を組むことになり…。本作は、イギリスの文学賞のひとつであるブッカー賞の最終候補作にもなり、様々なミステリ・ベスト10入りも果たすパトリック・デウィットの「シスターズ・ブラザーズ」を基に映画化。『真夜中のピアニスト』『君と歩く世界』などを手掛けるジャック・オーディアール監督の最新作で、オーディアール監督初の英語作品でもある。1851年のゴールドラッシュに沸くアメリカを舞台に、決して手を組むべきでなかった4人の男たちを黄金が狂わせていく、一攫千金ウェスタンサスペンス作品。西部劇のルックながらサスペンスドラマの要素が入り、読めない展開、誰が善で誰が悪なのか、ツイストしていく人間ドラマに目が離せない…。そんな4人を演じるのは、いずれも実力派揃い!最強と呼ばれる凄腕の殺し屋“シスターズ兄弟”の兄イーライを『シカゴ』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ロブスター』のジョン・C・ライリー、弟チャーリーを『グラディエーター』『ザ・マスター』のホアキン・フェニックス。偵察係を『ブロークバック・マウンテン』『プリズナーズ』『ナイトクローラー』『ノクターナル・アニマルズ』などに出演、幅広い役柄を演じ切るカメレオン俳優のジェイク・ギレンホール、科学者を『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『ヴェノム』のリズ・アーメッドが演じている。トラウマ、憧憬、疑心、かすかな友情――。黄金に魅せられた彼らは何を得、何を失うのか?思いがけないラストに注目だ。『ゴールデン・リバー』は7月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ゴールデン・リバー 2019年7月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開予定Ⓒ 2018 Annapurna Productions, LLC. and Why Not Productions. AllRights Reserved.
2019年03月20日話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回はアカデミー賞で、作品賞、助演男優賞、脚本賞を獲得した『グリーンブック』を見てきました!■映画『グリーンブック』(TOHOシネマ日比谷ほか全国公開中)舞台は’62年のアメリカ。無教養でガサツだけど頼りがいのあるトニー(ヴィゴ・モーテンセン)は、天才肌で神経質な黒人ピアニストのドクター(マハーシャラ・アリ)の運転手として、アメリカ南部へ演奏ツアーに出ることに。このときにタイトルにもなった『グリーンブック』が登場。黒人が利用できる飲食店・ホテルなどが記載されているガイドブックで、人種差別が色濃く残る当時のアメリカでは、これを利用することで安全を確保することができたのです。2人の旅は、真逆な性格もあってどこかちぐはぐな始まりでしたが、しだいに友人として距離を縮めていきます。名優、ヴィゴ・モーテンセンもよかったけれど、ドクター役のマハーシャラ・アリの演技にも目がくぎ付けになりました。ただ神経質なだけではなく、戦災で、黒人社会にも居場所がない深い孤独を抱えるドクターを見事に体現していました。人種差別の実態はおそらくもっと根が深く複雑だと思いますが、知らない者に対して知ろうとする意欲を持つことで変われる、というシンプルなメッセージを受け取りました。むしろ距離を縮めたくないから知ろうとしないのかも、と思ったり。実話をもとにした映画というのが感動をさらに呼ぶ作品です。
2019年03月18日第91回アカデミー賞で長編アニメ賞に輝いた『スパイダーマン:スパイダーバース』が本日から公開になる。本作は他にも英国アカデミー賞、アニー賞、ゴールデングローブ賞など多数の映画賞を受賞。単に“スパイダーマン”のアニメ作品ではなく、映画史にその名を刻む傑作映画として高く評価されている。マーベル・コミックの人気キャラクターのひとり“スパイダーマン”はこれまでに幾度となくアニメ化、実写映画化されてきたアイコン的な存在だが、本作は主人公が暮らす世界とは“異なる次元”にも同じようにスパイダーマンが存在し、ある事件をきっかけに複数のスパイダーマンが集結するドラマが描かれる。アメリカのブルックリンで暮らす高校生マイルスはある日、突然変異したクモにかまれたことで驚異的な力を得る。やがて彼は地下鉄で“異次元”との扉を開く装置を発見。さらに街の安全を守っていたスパイダーマン=ピーター・パーカーの死を目撃する。その後、異次元から“別の世界のピーター・パーカー”が出現。さらに別の次元からもスパイダーマンが現れ、マイルスは自身の能力を制御する術を学び、さらに自分は一体、何者なのか? 自分は何をするべきなのかを見出していく。複数の次元から複数のスパイダーマンが集まる設定はこれまでにもコミックで描かれてきたが、本作は『21ジャンプストリート』や『LEGO ムービー』など数々の傑作を手がけてきたフィル・ロードとクリス・ミラーのコンビが製作を担当。ロードは脚本も執筆しており、平凡な主人公がヒーローに成長する定番の物語を主軸に置きながら、ヒーローの継承の物語や家族のドラマを、掟破りのギャグや展開をアクセントにしながら巧みに描き出している。さらに本作はこれまでにないアニメーション表現に挑んでおり、単にデジタル3Dのアニメーションを制作するだけでなく、そこに手描きの線やコミックブックの質感(効果線やドット模様など)、グラフィティの要素をミックスし、観客が“コミックの世界に入り込んだ”ような映像世界を実現。音楽もストリングスを主体とした劇伴だけでなく、HIPHOP、エレクトロミュージックの音源をミックス&スクラッチして、これまでにないトラックが生み出されている。本作はすでに公開されている国と地域で高評価を集めており、日本でも絶賛の声が広がることになりそうだ。
2019年03月08日今月初め、ギレルモ・デル・トロが監督・脚本、J・J・エイブラムスがプロデューサーを担当し、アクション映画『Zanbato』(原題、“斬馬刀”の意とみられる)を企画中であることが報じられた。「Collide」によれば、主役は10歳から15歳くらいで破壊的な攻撃力を持つ、『キック・アス』のヒットガールや『アリータ:バトル・エンジェル』のアリータのような強い少女で忍者だという。デル・トロ監督は、「Collider」のこの記事をリツイートするとともに、「この映画を6年ちょっとかけて企画しているんだ。J・Jの超厳重なセキュリティシステムに感謝だよ。情報が流出しなかったんだから。企画は着実に進んでいるよ。次にどの企画の撮影が始まるかっていうニュースを待っていてね」とファンに伝えた。デル・トロ監督は多くの企画を抱えており、現在はストップモーション・アニメの『Pinocchio』(原題)の製作に入る直前であることも明かしている。また、追加ツイートで『Zanbato』は「忍者モノではない」と忍者映画であることは否定したが、「忍者は出てくるけどね…」と気になるコメントも残した。(Hiromi Kaku)
2019年03月06日第91回アカデミー賞作品賞を受賞した『グリーンブック』(公開中)で初来日したピーター・ファレリー監督が4日、ザ・リッツ・カールトン東京で開催された緊急来日記者会見に登壇。アカデミー賞授賞式前から本作の作品賞とマハーシャラ・アリの助演男優賞受賞を予想していたという俳優の伊藤健太郎も登壇し、ファレリー監督と共に鏡開きを行った。本作の舞台は、まだ差別が色濃く残っていた、1962年のアメリカ南部。ここでコンサートツアーをすることになった黒人の天才ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)と、彼の用心棒兼運転手を務める、粗野で無教養な男、トニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)との旅を描く。作品賞、助演男優賞のほか、脚本賞の計3部門を受賞した本作は、3月1日より公開され、公開4日間で28万人を動員し、興行収入は3.4億円を超えるメガヒットとなった。MCの「作品賞受賞、おめでとうございます」という呼び掛けで拍手に包まれたファレリー監督は「アリガト!」とピースサイン。「昨晩、青山牛彩で鉄板焼きをいただきましたが、人生最高のお食事でした」とご満悦だった。『メリーに首ったけ』(98)や『愛しのローズマリー』(01)など、コメディの名手として知られるファレリー監督だが「本作は、これまで僕が作ってきた作品とは少しタイプが違う。僕はコメディが大好きだから、これからも作っていきたい。本作は、たまたま聞いた話に惚れ込み、心に従って作ったんだ」とコメント。さらに「出会いは偶然で、この実話を初めて聞いた時、これは絶対に映画として作らなければいけないと思った。恐ろしいまでの人種差別が盛り込まれていて、それは我々の今日の世界にも共通するものだったし、我々の心にも響くと思ったから」と本作を手掛けた動機について語った。続いて、本作のオスカー受賞を確信していたという伊藤健太郎が登場し、監督とハグ。伊藤は受賞について「単純に直感です。観ていてすごくすてきな映画だと思いましたし、マハーシャラ・アリさんの演技も良かったから、絶対獲るんだろうなと思って。僕の中では何の不思議もなかったです。めちゃくちゃうれしいです」と喜んだ。また、伊藤が作品についていくつか監督に質問したあと、ファレリー監督からも伊藤に「あっという間にスーパースターになったんですよね。どんな気持ちですか? (日本)アカデミー賞の新人賞を受賞したんですよね」と逆質問が入る。伊藤は「自分でもびっくりしてます。まだ、追いついてないですね」と笑いながらたじろぐ。また、ハリウッドについては「いつか行ってみたい。役者というお仕事をさせていただいている上で、目標でもあったりするので」と言うと、ファレリー監督は「まずは行ってしまえってことで。いつか僕と一緒にお仕事をしてください」とラブコール。さらに監督が伊藤について「映画スターらしさをすごく感じます」と言うと、伊藤は「そうですか!? うれしいな。あまり言われたことがないので」と目を輝かせた。舞台挨拶では、伊藤からファレリー監督へ、グリーンのはっぴが手渡された。ファレリー監督はさっそくはっぴを着用すると「着心地がいい。普段も着たい」と言いながら、伊藤と一緒に笑顔で鏡開きを行った。
2019年03月05日第91回アカデミー賞作品賞を受賞した『グリーンブック』(公開中)を引っさげ、ピーター・ファレリー監督が初来日し、3日に東京・TOHOシネマズ日比谷で開催された舞台あいさつに登壇。女優でピアニストの松下奈緒が、花束を手に駆けつけた。最後にファレリー監督が観客に向かって『グリーンブック』とタイトルコールをするところを、『Shoplifters』という『万引き家族』(公開中)の英題を元気よく叫び、会場を爆笑の渦に包んだ。『メリーに首ったけ』(98)や『愛しのローズマリー』(01)など、コメディの名手で知られるファレリー監督だけに、このおちゃめなジョークには会場も大ウケ。さらに監督は「僕は『万引き家族』が大好きなんだ。まだ、観てない人は観たほうがいい」とプッシュして、会場を沸かせた。『グリーンブック』の舞台は、まだ差別が色濃く残っていた、1962年のアメリカ南部。コンサートツアーをすることになった黒人の天才ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)と、彼の用心棒兼運転手を務める、粗野で無教養な男、トニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)との旅を描く。作品賞のほか、マハーシャラ・アリの助演男優賞、脚本賞の計3部門を受賞した。ファレリー監督はオスカーなどの賞レースを振り返り「いろいろたくさんのことがあって、すごいとしか言いようのない経験だった。僕は、今まで手掛けてきたのがコメディばかりだったから、賞レースに絡んだことなんてなかったから。起きたことすべてが自分にとってもサプライズだった」と感慨深い表情を見せた。今回、初来日となった監督は、日本について「本当にすごくすてきな美しい国。洗練されていて、とてもワクワクする国だ」とリップトーク。以前に来日したことのある、弟のボビー・ファレリー監督からは「食べ物がめちゃくちゃおいしいから、すべて食べつくせ!」と言われたそうで「あと、日本のウィスキーもぜひ試せと言われたよ」と笑顔で語った。梅の花束を手に登場した松下は、監督と笑顔でハグをしたあと、物語を褒め称え「音楽もすばらしく、心に響いてくるものがありました。2時間くぎづけになりました」と絶賛。さらに、劇中のバーで、ジャズのセッションが始まるシーンについて「あのシーンはピアノを弾く者としてすごく楽しいシーンでした。音楽が人と人をつないでくれる感じがしました」と大興奮し、監督にいくつか質問もしていった。ファレリー監督は、松下について「大変美しい方」と称えたあと、「質問もすてきなものばかり。お会いできて光栄です」と喜んだ。
2019年03月04日「第42回日本アカデミー賞授賞式」が3月1日(金)に開催され、『万引き家族』が最優秀作品賞を受賞した。12部門において優秀賞を受賞している『万引き家族』だが、作品賞以外にも、最優秀監督賞、最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞、最優秀脚本賞など、最多計8部門で最優秀賞を受賞した。なお、最優秀主演男優賞は『孤狼の血』の役所広司、最優秀助演男優賞は『孤狼の血』の松坂桃李が受賞した。『万引き家族』は、是枝裕和監督が、貧困と幸せ、血縁と心の絆など社会に抱いたある違和感に、10年間描いてきた家族に関するテーマを投入した渾身作。下町の一軒家で、家主である老女(樹木希林)の年金を目当てに暮らす柴田家。足りない生活費を万引きなどで稼いでいた彼らは、冬の日、親から虐待を受ける少女を拾い一緒に暮らし始める。しかし、ある事件をきっかけに家族の秘密は白日の下にさらされる。日本映画の頂点に立ち、抱き合って喜び合った是枝監督、リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優などの“家族”たち。是枝監督は「撮影からちょうど1年、長い旅をこの作品と続けてきました。本当にいいラストを迎えることができました」と簡潔ながら気持ちのこもったコメント。優秀主演男優賞を受賞したリリーさんは、「すごく小さく始まった映画でしたけど、知らないうちにお祭りが続いて、1年間いろいろなところに行かせていただきました。つらいこと、人のおわかれもいっぱいありましたが、この映画の魔法にかかって楽しく過ごさせていただきました」と、リリーさんらしい詩的な言葉に思いを乗せた。リリーさんの妻役となった安藤さんは「素敵な時間をありがとうございます!本当にたった1年と思えない1年間でした。(城)桧吏、(佐々木)みゆ、やったね!」とステージの向こうにいるであろう子役たちにも笑顔を投げかける。終始涙をこらえられない様子の松岡さんは、「ものが浮かぶタイプですけど、本当に浮かばない…」とマイクを返す仕草をしたものの「ありがとうございます」と伝え、この日何度目かの涙を流していた。(cinamacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2019年03月01日第91回アカデミー賞で作品賞、脚本賞、助演男優賞に輝いた映画『グリーンブック』が公開されている。監督と脚本を務めたピーター・ファレリーは、弟のボビーと『ジム・キャリーはMr.ダマー』や『メリーに首ったけ』など数々の強烈なコメディ映画を手がけてきたが、彼らが過去の作品に込めたメッセージや誠実さ、そして照れ屋な部分は本作にもしっかりと引き継がれている。本作は人種差別の問題を描く感動作なのか? 確かに。でもこの映画は“それだけ”ではない。本作の奥底にあるメッセージについてファレリー監督に話を聞いた。本作は、『ゴッドファーザー』や『レイジング・ブル』でも顔を見せている俳優トニー・“リップ”・バレロンガの実話を基にした作品だ。1960年代、ナイトクラブの用心棒をしていたトニーは店が改装のために閉店し、金に困って黒人ピアニストのドクター・ドナルド・シャーリーの演奏旅行の運転手をすることに。しかし、当時の南部は黒人差別が色濃い地域で、ガサツなトニーと物静かなドクターは正反対の性格だった。彼らは同じ車に乗り込み、黒人が南部を旅行する時のためのガイド“グリーンブック”を片手に旅に出る。トニー・リップの息子ニックと脚本を書くことになったブライアン・ヘイズ・カリーから企画を聞いたファレリー監督は、自らプロジェクトへの参加を願い出たという。「思い返せば、『…Mr.ダマー』も『メリーに首ったけ』もそうだけど僕の映画にはロードムービーが多いんだ。自分でも何度も車でアメリカを横断してるんだよ」。ところが本作は通常のロードムービーのように主人公が訪れる場所でムダに事件が起こったりはしない。「そうだね。この映画は“彼らがどこに行くか?”ではなく“彼らがどこにいるのか?”が大事な物語なんだ。もし、この物語がアパートで展開していたら、どちらかが部屋を出ていってしまうこともあっただろう。でも、トニーとドクターは移動する車の中にいる。彼らは外に出ることはできないし、イヤだろうが話をしたり、一緒にラジオから流れてくる音楽を聴くしかない。だからこそ彼らの気持ちは“動く”わけだ。もし、彼らが車で旅をしなければ、仲良くなることはなかっただろうね」監督が語る通り、トニーとドクターは正反対のキャラクターだ。イタリア系の家庭に生まれ、大家族に囲まれて暮らし、問題が起こったら腕っぷしか口八丁で切り抜けるトニーと、ジャマイカ移民の両親から生まれ、カーネギーホールの上階の高級マンションでひとりで暮らし、いつなんどきも冷徹で毅然とした態度で接するドクターが仲良くなるのは簡単ではなさそうだ。映画の前半、ふたりの間には険悪なムードが漂うが、観客がなぜか笑ってしまうだろう。「この映画の笑いは、ふたりがお互いを理解できなかったり、相手の視点に驚くことから生まれる笑いなんだよ。だから、僕はこれまでの映画みたいなジョークを入れないで脚本を書こうと最初から決めていた。この映画にユーモアがあるとすれば、キャラクターから自然に立ち上がってくるものでなければならないと思ったからね」自動車旅行という“逃げ場のない”状況で、トニーとドクターは過酷な旅を続ける。しかし、ふたりは決して旅を降りようとしない。トニーは旅先で会った友人から運転手よりも高額なギャラの仕事を持ちかけられるがそれをハネのけ、ドクターは都市部に行けば芸術家として扱ってもらえるのにあえて差別が残る南部での演奏旅行を強行する。なぜか? ポイントはふたりが劇中で繰り返し口にする“契約”というフレーズだ。契約があるから運転手を続ける、契約があるから演奏を続ける。しかし、この映画における“契約”は通常使う冷たいフレーズではない。それはキャラクターの行動の指針であり、正反対の性格の男たちが一緒にいる“照れ隠し”のフレーズでもあるのだ。「そうなんだよ! この映画における“契約”は最初、仕事のため、金のためのものだ。でも、僕はこの映画で描かれる契約の究極的な意味は“自分自身との契約”、つまり今よりも良い自分でいるための契約だと思う。だからトニーは友人から高いギャラの仕事を持ちかけられても、ドクターとの契約を守る。それは“ドクターを旅に連れていく”と決めた自分自身との契約だからなんだ。トニーは自分の言葉に忠実に行動するし、裏切らない。そうして、ふたりの友情が深まっていくんだ」『グリーンブック』は、1960年代のアメリカを舞台にしており人種の問題が描かれている。しかし、その奥底にあるのは、どんな立派に生まれようが、激烈におバカに生まれようが同じようにギャグのネタにし、同じように尊くて愛らしい存在として描いてきたファレリー監督の視点だ。運転手もピアニストも、イタリア系もアフリカ系も等しく面倒で、等しくやっかいで、等しく愛すべき人間だ。「この映画は僕の過去の作品と共通する部分が多いと思う。確かに『グリーンブック』にはシリアスな要素があるけど、作品の“ハート”の部分は過去の映画と似ている。だから、作品へのアプローチの仕方もまったく変わらなかった。この映画に関する取材を受けていると繰り返し“タイプの違う映画だから大変だったのでは?”って質問されるんだけど、この映画が他の作品より大変だとか簡単だとかいうことはなかったよ」強烈な下ネタやギャグはないが、本作はファレリー監督の多くの過去作と同様、面倒くさくも愛らしいオッサンたちのドラマが描かれ、そこには“照れ隠し”テンコ盛りの状態で人間の優しさや誠実さが描かれている。「僕は“人間”というものが好きなんだと思う。どんな人であっても僕は好きなんだよ。だから妻と外出しても、そこにいる人にどんどん話しかけて彼らの人生だったり、人柄を聞き出してしまうことがあるんだ(笑)。僕は、どんな人間もその奥深いところで“品格”を持っていると思う。それを映画で描きたい気持ちがあるのかもしれないね。だから、この映画を観て、自分とは少し違う人に会ったり話をしたりすることを怖がらずにオープンな気持ちになってもらえるとうれしいね。この映画のキャラクターたちのように、心を誠実でオープンにすれば、人はわかりあうことができると思うんだ」『グリーンブック』公開中
2019年03月01日世界のカジュアルフードが楽しめるカフェレストラン「J.S. フーディーズ(J.S. FOODIES)」が2019年3月1日(金)、大阪の天王寺MIOにオープンする。「J.S. フーディーズ(J.S. FOODIES)」は、国内をはじめ香港や台湾でも人気の”食のセレクトショップ“として展開。アメリカンテイストのジューシーなハンバーガー、苺などフルーツが愛らしいパンケーキやパフェを専門店の味で楽しめる。その他のメニューとしては、低温で長時間仕立てたメキシカンスタイルのプルドポークや、スパイシーなチキンと一緒に味わうライスプレート、ボリューミーで色鮮やかなサラダボウルなども注目したい。天王寺MIO店のオープンを記念して、2019年3月1日(金)から3月3日(日)までの3日間限定で、「メンチカツバーガー」を注文した各日先着20名に、非売品の限定オリジナルポーチがプレゼントされる。【店舗情報】J.S. フーディーズ(J.S. FOODIES) 天王寺MIO店オープン日:2019年3月1日(金)住所:大阪府大阪市天王寺区悲田院町10-48 天王寺ミオプラザ館2FTEL:06-6773-3016営業時間:10:00〜21:00(L.O. 20:30)定休日:不定休(館に準じる)
2019年02月28日アリアナ・グランデが、これまでインスタグラムのフォロワー数で女性トップに立っていたセレーナ・ゴメスを抜いた。ともに1億4200万人以上のフォロワー数を誇り、アリアナが若干その数を上回る。昨年10月、クリスティアーノ・ロナウドがセレーナの記録を抜いて1位に。ロナウドは現在1億5500万人以上のフォロワーを抱えている。「Billboard」によれば、アリアナのフォロワーがここ4か月で130万人以上増加。ふり返ってみればアリアナはこの期間にピート・デヴィッドソンと破局、そのピートや過去の恋人たちについて歌い大ヒットしたシングル「thank u, next」、今月は同名タイトルのアルバムをリリースした。また、ビートルズ以来となる快挙も達成。アルバム「thank u, next」からの3曲「7 rings」、「break up with your girlfriend, i’m bored」、「thank u, next」が、ビルボードチャートのトップ3を独占したのだ。「7 rings」といえば、日本愛にあふれるアリアナがこの曲にちなんで「七輪」とタトゥーをいれて“焼肉のコンロ”と指摘されたのも記憶に新しい。今月10日に開催されたグラミー賞は、パフォーマンスすることが予定されていたが、主催側との交渉が難航。パフォーマンスどころか会場に足を運ぶこともなかったが、「Sweetener」で最優秀ポップ・アルバム賞を受賞した。新たに130万人以上のフォロワーを増やすほど話題に事欠かないアリアナだった。(Hiromi Kaku)
2019年02月26日第91回アカデミー賞授賞式が2月25日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、作品賞にピーター・ファレリー監督の『グリーンブック』が輝いた。■「トロント国際映画祭の観客賞=アカデミー賞確実」説を立証!第91回アカデミー賞では作品賞をはじめ、主演男優賞(ヴィゴ・モーテンセン)、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、脚本賞、編集賞の5部門にノミネートされ、3部門に輝いた。近年、アカデミー賞を占う上で最も注目されるトロント国際映画祭で、最高賞にあたる観客賞を受賞したのを皮切りに、賞レースを席巻した本作。第76回ゴールデン・グローブ賞で作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、助演男優賞、脚本賞の最多3部門を受賞し、PGA(アメリカ映画製作協会)でも作品賞に輝いていた。ちなみに、この数年だけでも『スリー・ビルボード』(第90回アカデミー賞2冠)、『ラ・ラ・ランド』(第89回アカデミー賞6冠)、『ルーム』(第88回アカデミー賞主演女優賞)、『それでも夜は明ける』(第86回アカデミー賞作品賞含む3冠)などが、トロント国際映画祭で観客賞に輝いている。■『グリーンブック』ってどんな映画?1962年、イタリア系白人運転手トニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は用心棒の仕事を失い、黒人の天才ジャズピアニストであるドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の運転手として雇われることに。あえて黒人差別が根深いアメリカ南部でコンサートツアーを敢行するドクター・シャーリーとともに、衝突しながら旅を続け、不思議な友情を育んでいく。実話をもとに、主人公トニー・リップ(本名はトニー・バレロンガ)の実の息子が製作・脚本を手掛け、『メリーに首ったけ』で知られるファレリー兄弟の兄、ピーター・ファレリー監督がメガホンをとった。タイトルの『グリーンブック』とは、当時の黒人が安全に旅をするために欠かせなかった、黒人向け旅行ガイドブックのこと。■受賞コメント「ありがとう!この物語は、まさに愛を描いています。伝えたいのは、いろいろな違いがあったとしても、お互いに愛し合うことができる。そして、わたしたちがみんな、同じ人間だということです。何より、(主演男優賞候補になった)ヴィゴ・モーテンセンなくして、この映画は存在しませんでした。この映画があること、賞を受賞したことも、彼のおかげなのです。」『グリーンブック』は3月1日(金)から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グリーンブック 2019年3月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.
2019年02月25日