STマイクロエレクトロニクス(ST)は2月29日、車載用32bitマイコンファミリ「SPC57」の最初の製品を発表した。今回発表された製品ファミリは、エントリ・レベルの車載用セーフティ・クリティカル・アプリケーションに向けて設計されたSoCで、ステアリングやブレーキなどISO26262で定められているASIL-Dへの対応といった安全要件への準拠と同時に、コスト低減が求められる車載システムを対象としている。具体的には、スラグ付きQFPパッケージで提供されるSPC570S50E1(Flashメモリ:512K、パッケージ:QFP64)、SPC570S50E3(Flash メモリ:512K、パッケージ:QFP100)、SPC570S40E1(Flashメモリ:256K、パッケージ:QFP64)、およびSPC570S40E3(Flashメモリ:256K、パッケージ:QFP100)の4製品がラインアップされた。QFP64パッケージの2品種は現在入手可能となっており、QFP100パッケージの2品種は、2016年第1四半期末に入手可能になる予定。同社は同製品ファミリについて「安全性は自動車業界の開発における大切な要素で、安全かつ環境に優しい自動車の実現に貢献する半導体技術に関してもこれは同様です。SPC57は、拡張性が高く、将来の変更にも柔軟に対応できるソリューションです。コストと性能の最適なバランス、最も要求の厳しい安全規格への準拠、長期間の製品供給保証、および低コストの開発エコシステムを特徴としています。」と説明している。
2016年02月29日大東建設不動産は2月24日、民泊サポートシステム「民泊Gateway」をスタートすると発表した。サポートは集合住宅、共同住宅、一戸建てのいずれも可能。このサービスは、民泊運営を賃貸経営における「空室対策を兼ねた効果的な資産運用」と捉え、オーナー自ら運営する場合と第三者に許可を出し運営させる場合のそれぞれのメリットとデメリットを説明し、オーナー自ら運営する場合にはそのサポートを、また第三者に運営させる場合には、その第三者の運営能力を審査するサポートを行うもの。運営能力を審査した結果、運営力が乏しいと判断された場合は、その第三者への運営サポートも行う。さらにオーナー所有の物件で既に無断で民泊運営がされていないかの調査も引き受ける。
2016年02月25日米MicrosoftがWindowsのサポートポリシーをアップデートし、最新世代のプロセッサでフルサポートを受けるための要件を最新のWindowsに改めた。Intelの第6世代Core(Skylake)プロセッサから始まり、2017年7月からはSkylakeを搭載したデバイスではWindows 10が必要になる。特に企業ユーザーのWindows 10へのアップグレードを促すのが狙いと見られている。サポートポリシーの変更は、OSとハードウエア、サービスをまとめ合わせて体験を向上させるプラットフォーム戦略に従ったものと言える。最新のプロセッサと、継続的に最新版にアップデートされるWindows 10以降のWindowsの組み合わせによって、プロセッサの能力が存分に引き出され、安全で豊かなユーザー体験が実現する。最新のWindowsは旧世代のプロセッサもサポートするが、Wndows 7やWindows 8.1が今後のプロセッサの機能や能力を十分にサポートできるとは限らない。これからは最新のプロセッサには最新のWindowsが要求されるようになり、「Windows 10 Embracing Silicon Innovation」という公式ブログの記事によると、IntelのKaby Lake、Qualcommの8996、AMDの Bristol Ridgeなど次世代のプロセッサをサポートするWindowsプラットフォームはWindows 10のみになる。既存のWindows 7/8.1ユーザーがSkylake搭載デバイスからスムースにWindows 10へとアップグレードできるように、2017年7月17日までの18カ月間、Microsoftが動作を保証するSkylake搭載デバイスでWindows 7/8.1のサポートを継続する。対象となるSkylake搭載デバイスのリストを間もなく公開する予定で、その後も順次リストをアップデートするという。Windows 7の延長サポートは2020年の1月14日まで、Windows 8.1は2023年の1月10日までであり、Skylakeよりも前のプロセッサではセキュリティ、安定性、互換性のサポートが提供される。Windows 7/8.1サポート対象リストに含まれるSkylake搭載デバイスで引き続きサポートを受けるには、2017年7月17日までにWindows 10にアップグレードしなければならない。それ以降のWindows 7/8.1のサポートは緊急な対策を要するセキュリティアップデートに限られる。
2016年01月18日東北新社と同社が運営する「ファミリー劇場」は、女性声優ユニット育成プロジェクト「キミコエ・プロジェクト」を発足。3月よりそのオーディションとなる「キミコエ・オーディション」をスタートさせる。本オーディションによって結成されたユニットは、東北新社関連事務所に所属の上、テレビやラジオ、各種イベントへの出演や楽曲のリリースを予定。さらに、声優としての魅力を最大限に引き出すオリジナルアニメーション(東北新社製作)への出演も決定している。「キミコエ・オーディション」の募集開始は3月上旬を予定。詳細は、3月上旬オープン予定の公式サイトにて発表される。
2016年01月12日ファミリーマートは26日、「チーズタルト」を、沖縄県を除く全国の「ファミリーマート」店舗で発売する。○年末年始にあわせ、ファミリーサイズのチーズタルトを発売同商品は、ドロキア・オラシイタが展開する「焼きたてチーズタルト専門店 PABLO(パブロ)」監修のチーズタルト。同店の看板メニューをもとに、家族や友人などと集まる機会が増える年末年始に合わせ、ファミリーマートで販売している従来サイズの約1.5倍にあたる直径約12cmとし、ファミリーマート限定商品として発売する。香ばしい自家製タルト生地を焼き上げ、その中にチーズフィリングを入れて丁寧に2度焼きした。クリームチーズをメインに卵などでコクを出し、卵白と合わせることでよりやわらかな食感に仕上げているという。仕上げには表面一面に色鮮やかな杏ソースを絞った、チーズとタルトの食感が楽しめるケーキとのこと。約4号サイズ(直径約12cm)・2~3人向けで、価格は598円(税込)。
2015年12月25日パロアルトネットワークスは10月29日、製品ポートフォリオの拡充にあわせたサポート体制の強化策として、東京の本社ビルで「テクノロジーサポートセンター」を拡張したと発表した。同社は、2009年6月に東京オフィスを開設。今回拡張したテクノロジーサポートセンターでは、サポート専用のサーバールームを増設し、顧客の環境で発生した問題を、より早く再現・確認・対処できる。これにより、パロアルトネットワークスの顧客およびパートナーの環境で発生したサイバーセキュリティに関する問題を、効率的かつ効果的に対処できるようになるとしている。
2015年11月02日ティントリジャパンは10月22日、仮想化専用ストレージ「Tintri VMstore」においてCinder driverによるOpenStackのサポートを開始した。これにより、仮想・物理のインスタンスに対し、ブロックストレージ機能を提供するCinderボリュームにおいて、サーバー/ネットワーク/ストレージの稼働状況を見える化し、ボトルネックを瞬時に特定することが可能となった。なお、同サポートはTintri OSに含まれており、Tintri VMstoreを利用している場合は無償で提供される。Tintri VMstoreは独自のアーキテクチャで仮想マシン(VM)単位でデータレーンを確保し、それぞれのアプリケーションのI/Oを最適化することで常にシステム全体を安定稼働させることができるが、同サポートの開始により既存のハイパーバイザー環境にCinderボリュームを追加し、同じ管理コンソールで複数のハイパーバイザーも合わせて一元的に管理する。また、OpenStack環境で専用ストレージを導入する場合、コスト面で難しい状況があるものの、すでにTintri VMstoreを仮想環境で利用している顧客はストレージ筐体内で未使用の領域をOpenStack向けに利用することができる。そのため、1つのストレージ筐体でVMwareやMicrosoftHyper-V、Red Hat Enterprise Virtualizationに加え、OpenStack Cinderの複雑な混在環境下でもユーザー・インタフェースにてVM単位での稼働状況のリアルタイム解析を行うことが可能だ。OpenStackサポートの環境はTintri OSがTintri4.0以上で、NFSはNova、Cinder、Glanceにおいてドライバをサポートし、見える化の粒度はCinder VMならびにCinderボリューム単位、サポートするディストリビューションがRed Hat Enterprise Linux OpenStack Platform(RHEL-OSP) 6.0/VMware Integrated OpenStack(VIO) 1.0、Tintri Cinder driverの機能はクローニング、スナップショット、プロビジョニングとなる。
2015年10月22日KDDIは8月6日、グローバル・ブレインが運営するコーポレート・ベンチャー・ファンド「KDDI Open Innovation Fund」を通じて、ファミリー向け知能ロボット「Jibo(ジーボ)」を開発する米国拠点の企業Jibo,Inc.に対し出資を行ったと発表した。Jiboは人間とのコミュニケーションを焦点とし、抽象的な型でありながら豊かな動作表現力を持つ、ファミリー向けの知能ロボット。マサチューセッツ工科大学メディアラボで、パーソナルロボット研究グループを率いるシンシア・ブリジール准教授が創業者として開発している。KDDIはこれを、ロボティクス市場における有望なスタートアップ企業であると判断し、資本提携を決定した。KDDIは同出資を通じ、Jiboが日本に進出する際はビジネス開発、マーケティング、ローカライズなどの幅広い支援を行うとともに、Jiboを中心とした、家族とモノの新しいコミュニケーションが生まれる世界を顧客に提案する。Jiboに対しては、電通ベンチャーズも出資している。携帯キャリアによるロボットへの取り組みとしては、ソフトバンクロボティクスが自社開発として「Pepper」の一般販売を開始、2カ月連続で1000台が1分で完売しているほか、NTTドコモも、しゃべってコンシェルの技術を活用した「OHaNAS」をタカラトミーと共同開発している。
2015年08月07日KDDIは6日、グローバル・ブレイン運営のコーポレート・ベンチャー・ファンド「KDDI Open Innovation Fund」を通じて、ファミリー向け知能ロボット"Jibo(ジーボ)"を開発する米国拠点の企業「Jibo」に出資したと発表した。出資額は明らかにされていない。Jiboは「顔認識」「写真撮影」「物語の読み聞かせ」「メッセージやスケジュールの読み上げ」「テレビ電話」の5機能がデフォルトで搭載予定のファミリー向け知能ロボット。開発者はSDKを通じてJiboの機能拡張が行える。Jiboはマサチューセッツ工科大学メディアラボで、パーソナルロボット研究グループを率いるシンシア・ブリジール准教授が創業者として開発。サービス用ロボット市場の拡大が見込まれ、ロボットと同名の企業Jiboはロボティクス市場における有望なスタートアップ企業であると判断され、今回の資本提携に至った。KDDIは今回の出資を通じて、Jiboが日本進出の際に、ビジネス開発、マーケティング、ローカライズなどの支援を行っていく予定。また、Jiboを中心としたサービスを提供していく。
2015年08月06日7月15日(日本時間)、マイクロソフトが提供するサーバOS「Windows Server 2003」のサポートが終了する。同社は、サポート終了後、Windows Server 2003の更新とセキュリティ修正プログラムは提供されず、OSを実行するデータセンターのコンプライアンスは失われるとして、Windows Server 2012 R2へアップグレードすることを推奨している。情報処理推進機構(IPA)が「Windows Server 2003のサポート終了に伴う注意喚起:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構」をすでに発表しているので、そのポイントを紹介しよう。IPAは、脆弱性対策情報データベースJVN iPediaにWindows Server 2003の脆弱性情報が多数報告されていることを挙げ、Windows Server 2003のサポートが終了したあとも脆弱性が発見される可能性があることを指摘。また、組織内部に設置されたサーバであったとしても、「権限昇格による機密情報の閲覧・窃取」「データやシステムの破壊」といった被害を受ける可能性があるとして注意を呼びかけている。Netcraftの発表によれば、2015年4月時点でWindows Server 2003によって運営されていたWebサイトの数は約1億3000万サイトとされており、サポート終了を迎えた現在でも相当数のWindows Server 2003が利用されていることが予想される。マイクロソフトのサポートが継続しているサーバOSは「Windows Server 2008 R2」と「Windows Server 2012 R2」で、2015年4月時点のサポート終了予定日はそれぞれ2020年1月15日(日本時間)まで、2023年1月11日(日本時間)までとなっている。
2015年07月15日Googleは29日、Google Playで子供向けの「ファミリー」カテゴリを追加するとともに、コンテンツ内容を保護者が確認できる仕組みを強化した。今後数週間かけて、世界中のGoogle Playにロールアウトされる。「ファミリー」カテゴリは、子供向けのコンテンツを集めたページ。Google Play内の「アプリ」「ゲーム」「映画&テレビ」のそれぞれのページで追加され、年齢別にコンテンツが探せるようになっている。トップチャート、特集、検索結果などの各ページも子供向けにフィルタリングして表示。また、「レゴ」「しまじろう」など、人気キャラクター別のメニューも設置された。保護者向けには、アプリの詳細ページで、アプリ内広告の有無や年齢別レーティングを簡単に確認できる表示になった。さらに、コンテンツのダウンロードや購入を制限できるペアレンタルコントロール機能を強化した。
2015年05月29日デルには「グローバルコマンドセンター」という部署がある。法人サポートに関連する部署だが、サポートそのものを担当するわけではない。デルカラーであるブルーの照明に照らされた部屋には、技術力を持つエンジニアが並び、普段は静かに画面を監視。デルの法人向けサポートのクオリティを保つことに注力している。「ITのニーズは多様化し、企業のミッションクリティカルな所にもITが入って行く中、人の力だけでは限界があります。そこで、システムで対応しようということで誕生したのが、グローバルコマンドセンターです。全世界に拠点を持ち、日本では川崎で10名程度が対応しています」と語るのは、グローバルサポート&デプロイメント統括本部長である木村大氏だ。グローバルコマンドセンターでは、サポートの依頼連絡を受けた時点から、依頼書の作成、部品の在庫確認や発注、対応人員の確保、現場への到着といった、各フェーズの進行具合を監視している。「規定の何時間以内、当日中といった時間の中でサポートを行うためには、連絡を受けてから何分以内にこれができていなければならない、この時点ではこれが完了していなければ間に合わない、というタイミングがあります。また、人間同士で伝達していると漏れがある可能性もあります。システム的に進捗具合を確認し、対応が遅れているようならばエスカレーションする。それがグローバルコマンドセンターの役割です」と木村氏は語る。海外では自然災害が多いが、日本の場合は交通渋滞等に対応することが多くなるという。すでに日本での活動も10年を迎え、さまざまなデータも蓄積されてきた。トラブル対応では、この蓄積されたデータに価値がある。「遅れなど問題が起こるところには、原因があります。これまでその原因をDB化して改善活動に活かしてきました。実際の対応はパートナー各社が行うことになりますが、そのパートナーをマネジメントする部署とも連動して、現場の対応向上にもつなげています。SLAはかなり改善しています」と、グローバルコマンドセンター マネージャーである三島浩樹氏は語った。○問題発生前に対応するプロアクティブさが魅力の「プロサポートプラス」デルの法人向けサポートにはいくつかの種類がある。まず基本的なハードウェア保守サポートを行うのが「ベーシックサポート」だ。これに、ソフトウェアの使用についてのサポートも加えて、24時間365日の電話対応も行うのが「デル・プロサポート」となる。そして近年、売上を伸ばしているのが、さらに上位サービスとなる「プロサポートプラス」という付加価値サービスだ。インシデントのレポーティングや分析、計画的な評価や効率的なバッチ管理によるプロアクティブなメンテナンスなどを提供する。「デル・プロサポートプラス」は、専任のテクニカル・アカウント・マネージャがサポートするもので、リモート監視を実施する「SupportAssist」が収集した情報をもとに、クリティカルなパッチやアップデートの必要性を特定するほか、月次の保守契約とサポート履歴レポートにより、保守費用の予算策定とプランニングの支援などを行う。さらに、対応時間を短縮したり、オンサイト診断を行ったりするオプションサービスも用意。IT資産保護やデータ保護に特化したサービスも用意している。「サービス開始から2年、グローバルでも日本でも伸びています。特に日本市場では昨年比の倍に伸びているほどで、スピーディで激変するIT環境への対応が求められる中、保守への付加価値が高まっていると感じています」と木村氏。「プロサポートプラス」では、仮想環境等にも対応できる上位エンジニアが直接対応するため、複雑な状況でも関係部署へのたらい回しのようなことにはならない。また、システムの更新状況などをリモートで監視した上で、重要度の高い更新についてはリモートで対応してもらえるなど、トラブル発生時以外にも企業のITに深く入り込んだ活動を行う。「最も大きな価値は、グローバルで横のつながりを持っていることでしょう。国内でまだ発生していないインシデントでも、海外で発生した場合にはその報告を受け、同じ環境のお客様に対応することができます。実際に問題が発生する前に情報を集めて対応する、はっきりと不具合が出る前の兆候を捉えて対応するといったプロアクティブなサポートへのニーズがあります」と木村氏は語る。それだけのサポートを人だけの対応で行おうとすれば大きなコストがかかるが、グローバルコマンドセンターのようにうまくシステム化することでオペレーションコストの低減とサービス品質の向上を両立させ、ユーザーニーズに応えている。○グローバル展開にも対応した高度なサポートを提供近年は、海外展開する企業も多い。そうした中でも、デルの「プロサポートプラス」を利用していれば、グローバルで共通した対応を受けられるというメリットがある。ユーザー企業ごとに担当のエンジニアがつくため、さまざまな事情を理解した上で対応してもらえるというのも安心だ。「新製品や既存製品に対する理解を深めるためのトレーニングを定期的に行なったり、お客様の対応に必要となる資格を取得させたりとエンジニアの教育も行っています」と木村氏。エンジニアは持っている技術に応じてレベル分けされ、必要に応じた人員配置ができるようにも工夫されている。そうした十分な対応環境を整えた上で、さらに対応の精度を向上させているのが、前述のグローバルコマンドセンターだ。グローバルコマンドセンターの活動は「ベーシックサポート」にも対応しているが、そこから集められたデータが最も活用されるのが「プロサポートプラス」だともいえる。「グローバルコマンドセンターではお客様の位置を地図上に表示しての監視も行っています。逐次上がってくるアラートは地図上にも反映され、停電など地域的な問題が発生した際にはそれが視覚的に把握できるようにもなっています。また、グローバルサポートセンターに付属した会議室には複雑な問題が発生した時、各部署から人員が集まってきて早急な対応を行うための拠点ともなります」と三島氏。高度なサポートサービスを実現させる体制と、その実行状況を監視してクオリティの維持と向上に取り組むシステム。この2つが、デルのユーザーを支えている。
2015年05月25日Cypress Semiconductorは、 車載用マイクロコントローラー(マイコン)の「Traveoファミリ」の新シリーズを市場投入し、ラインアップを拡充することを発表した。今回発表した「S6J32BA」および「S6J32DA」は、2014年10月にSpansionが発表した、中型車向けの「Traveo」2D対応グラフィックマイコン「S6J324C」および3D対応グラフィックマイコン「S6J326C」をベースに開発され、コンパクトカー向けに最適化された製品。この新シリーズのマイコンを採用することで、ダッシュボード、ヘッドアップディスプレイ、冷暖房空調(HVAC) システム向けの先進機能や2D/3Dグラフィックを組み込んだコストパフォーマンスの高いプラットフォームをコンパクトカーに実装できる。Traveoファミリは、最適化された最先端の2D/3Dグラフィックを実現し、消費電力やBOMコストを増やすことなく、車載特有のグラフィック機能を自動車に提供する。初の3D対応「ARM Cortex-R5」搭載クラスタ向けマイコンとして、Cypressのグラフィックエンジンは、外付けビデオRAMを利用することなく、メモリ使用量の低減、セーフティ機能の向上、リッチな画像機能を実現する。これにより、システム全体のコストを低減すると共に、これまで高級自動車のみに限定されていた先進的なドライバーエクスペリエンスを、さらに多くの車種に拡大する。S6J32BAおよびS6J32DAの新製品シリーズは、ARM Cortex-R5プロセッサ、1MBの内蔵フラッシュ、1MBの内蔵VRAM、eSHE(enhanced secure hardware extension)、「HyperBus」インタフェースなどによって構成されている。同インタフェースは、「HyperFlash」メモリや「HyperRAM」メモリなどのHyperBusメモリとシームレスな接続が可能。S6J32BAおよびS6J32DAはその前身であるS6J324CおよびS6J326Cとピン互換性を備える。これにより、ユーザーは基板のレイアウトに変更を加えることなく、柔軟かつ容易にアップグレードできる。また、グラフィック機能に加え、16ビットのオーディオDACおよびマルチチャンネルミキサーを装備した高度なサウンドシステムが採用されている。なおS6J32DAは、現在サンプルを出荷中。S6J32BAは、2015年4月にサンプル出荷を開始する予定となっている。
2015年03月30日新シリーズ「ビフィサポート」は健やかな大腸をサポート日清製粉グループの日清ファルマ株式会社は、ビフィズス菌の働きをサポートする栄養補助食品の新シリーズ「ビフィサポート」とし、同シリーズより「ミルクオリゴ糖」と「小麦ファイバー」を発売する。さらに、コエンザイムQ10(以下、CoQ10)を水なしで手軽に補給できる「アクアキューテンパウダー」を加えた計3品目を、2015年4月1日(水)に日清ファルマダイレクトより通信販売で新発売する。この新製品と、従来の「ビフィコロン」とを併用し、さらに健やかな大腸をサポートしていく。ビフィズス菌の力を3倍にアップ善玉菌の代表格であるビフィズス菌は、乳酸以外にも大腸内で酢酸を生み出す。強い殺菌力がある酢酸は、悪玉菌の繁殖を抑制する成分である。ビフィズス菌の酢酸の分泌量は、ミルクオリゴ糖がある場合、約3倍になると確認された。「ビフィサポートミルクオリゴ糖」は、小粒の錠剤タイプで、そのままかんで手軽に摂取でき、1日4粒で牛乳6.6リットル分のミルクオリゴ糖を配合。180ミリリットルの牛乳瓶で約37本分のミルクオリゴ糖を摂ることができる腸内環境を整える栄養補助食品である。【新製品概要】・製品名:ビフィサポートミルクオリゴ糖・内容量:120粒(約30日分)・1日摂取量:4粒目安・税抜価格:1,800円・配合成分:ミルクオリゴ糖(162.5mg/1粒)(プレスリリースより引用)手軽に補給栄養補助食品「ビフィサポート小麦ファイバー」は、食物繊維が豊富に含まれる小麦ふすまを手軽に摂取する栄養補助食品で、ほんのり甘くそのままでも、スープやサラダに加えてもおいしく手軽に食べられる。「アクアキューテンパウダー」は若々しくはつらつとした毎日を応援すべく、エネルギー産生作用と抗酸化作用をもつ、CoQ10を水なしで手軽に摂取できるスティックタイプのリンゴ酸の爽やかな風味の口溶けの良い設計だ。同社は、若々しく健康的な毎日のために、胃酸や胆汁に弱く、大腸に届く前に死滅するビフィズス菌を、独自の特許取得である「ダブルガードカプセル」によりビフィズス菌を生きたまま大腸へ届ける栄養補助食品「ビフィコロン」を販売している。(画像はプレスリリースより)【参考】・日清ファルマ株式会社プレスリリース・日清ファルマ株式会社プレスリリース/日経プレスリリース
2015年03月27日東芝は、IoTに適したソリューション「ApP Lite」ファミリ「TZ5000シリーズ」の新製品として、「TZ5010XBG」、「TZ5011XBG」、「TZ5021XBG」、「TZ5023XBG」の4製品をラインアップに追加したことを発表した。TZ5010XBG、TZ5011XBGは3月下旬から、TZ5021XBG、TZ5023XBGは6月から量産出荷を開始する。同製品は、独自のハードウェアによる自動電力制御技術によって発熱量を低減し、業界トップクラスの高いメモリ制御効率を実現している。さらにTZ5011XBG、TZ5021XBG、TZ5023XBGにはセキュリティ機能を搭載し、品質の高いプラットフォームを提供する。TZ5010XBG、TZ5011XBGは、無線通信規格であるWi-Fi 802.11ac 2x2通信機能に対応し、処理能力の高いデュアルコアCPU、グラフィックエンジン、ビデオエンジンを内蔵している。そのため大容量のデータを扱うOTTチューナー等のIoT機器に適している。従来品「TZ5001MBG」からCPU、メモリ性能および温度環境の範囲を拡張し、産業系を含むより多くのアプリケーションに適用可能。TZ5021XBG、TZ5023XBGは、LP-DDR2/3メモリを搭載し、モバイル用途に特化した省電力モード、省スペースパッケージに適した製品となっている。また、TZ5023XBGには、低電力で信号処理を実行するDSPとして「Cadence Tensilica HiFi mini」を搭載。小型化や省電力が求められるウェアラブルデバイスなどのIoT機器に適した製品となっている。さらにすべての製品において、IoT機器への組み込みを容易にする汎用ボード型のリファレンスデザイン、AndroidやYocto Linux (Yocto Project)に対応したSoftware Development Kit (SDK)、設計ガイドライン等のマニュアルを提供。これにより、機器メーカーはLinuxやAndroidといった高機能OSを搭載したIoT機器の開発期間を短縮できる。
2015年03月09日Rubyコミュニティは2月23日(米国時間)、「Support for Ruby 1.9.3 has ended」において、同日をもってRuby 1.9.3のサポートが終了したと伝えた。アナウンスでは、Ruby 1.9.3系を使用しているユーザに対してRuby 2.0.0系またはそれよりも新しいバージョンへ可能な限り迅速に移行することが推奨されている。1.9.3系ブランチのメンテナンスの継続を求めたい場合、あるいは、何らかの理由によりアップグレードできない場合は連絡してほしいという説明がある。Ruby 1.9.3系のサポート終了に関しては、すでに1年以上前にアナウンスされており、今回のサポート終了は予定通りに実施されたもの。今後、Ruby 1.9.3系にバグや脆弱性が発見されても修正版は公開されないため、早期にRuby 2.0.0系以降のバージョンへ移行することが推奨される。
2015年02月25日カラダの中からキレイをサポートする青汁!ニチモウ株式会社100%の子会社であるニチモウバイオティックス株式会社は、カラダの中からキレイをサポートする『すっきりめぐる青汁』(税込み3,456円/30包)を、2015年1月20日(火)から新たに通信販売にて発売を開始した。同商品は、大豆胚芽をニチモウの特許製法により麹菌発酵することで作られた「発酵大豆胚芽」を使用した初めての健康食品だ。青汁に和漢素材を配合毎朝の“すっきり”で腸の美人をサポートする、ラフィノースをはじめとし、オリゴ糖、寒天などのすっきり成分を7種類、“めぐる”カラダへ導く、金時生姜、西洋人参などの温活をサポートする成分を7種類、野菜不足を“補う”べく、島根県産有機大麦若葉などの緑の力を4種類の成分を配合している。【配合成分】大麦若葉、発酵大豆胚芽、オリゴ糖、ラフィノース、黒糖、イヌリン、寒天、長命草、抹茶、西洋人参、金時生姜、ハトムギ、クコの実、陳皮、黒五粉末(黒米、黒大豆、黒ごま、黒松の実、黒フサスグリ)、ドクダミ、ナツメ抽出物(デキストリン、ナツメエキス)、カンゾウ、霊芝(プレスリリースより引用)野菜不足を補うだけでなく、健康をサポートする青汁を目指し、昔から“食薬”として親しまれてきた和漢素材を配合した。着色料、保存料、香料は無添加で、大人の女性に向け、生姜がピリッときいた味わい深く健康の底上げをサポートする青汁となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】・ニチモウバイオティックス株式会社ニュースリリース・イソフラボン倶楽部の通販
2015年01月26日米Microsoftは1月13日(現地時間)、Windows 7のメインストリームサポートを終了した。これにより、Windows 7について、無償サポート、仕様変更、新機能のリクエスト受け入れが終了された。同社の製品は、発売後、最低5年間のメインストリームサポートと、最低5年間の延長サポート (合計最低10年間) が提供される。メインストリームサポートとしては、「仕様変更、新機能のリクエスト」「セキュリティ更新プログラム サポート」「セキュリティ関連以外の修正プログラム作成の新規リクエスト」「無償サポートライセンス、ライセンス プログラム、その他の無償サポートを含む」「有償サポートインシデント サポート時間制サポート」「サポート対象の製品カテゴリ」が提供される。延長サポートでは、上記のサポートのうち「仕様変更、新機能のリクエスト」「無償サポートライセンス、ライセンス プログラム、その他の無償サポートを含む」が提供されず、「セキュリティ関連以外の修正プログラム作成の新規リクエスト」については、企業向けの一部のみ対象となる。メインストリームサポートに加え、延長サポートも含めたすべてのサポートが終了すると、仕様変更や新機能のリクエスト、無償サポートに加え、セキュリティの更新プログラムや、有償サポートなど、同社が提供する重要な更新を含む、すべてのサポートが受けられなくなる。
2015年01月14日Windows 7のメインストリームサポートが、2015年1月13日(米国時間、以下同)に終了する。メインストリームサポート終了後は、同社で規定されている最低5年間の延長サポート期間に移行。Windows 7の延長サポートは5年後の2020年1月14日に終了する。Windowsなど、日本マイクロソフトのOS製品は、製品発売後、最低5年間のメインストリームサポートと、最低5年間の延長サポートを提供する、独自のサポートライフサイクルを採用する。メインストリームサポートでは、セキュリティ更新プログラムやService Packなどの仕様変更、新機能のリクエストなど、全サポートが提供される。一方、延長サポートでは、仕様変更や新機能のリクエストは終了し、セキュリティ更新プログラムや有償サポートが継続して提供される。なお、2014年4月に延長サポート期間が終了したWindows XPは、メインストリームサポートが2009年4月14日に終了している。現行の主流OSであるWindows 8 / 8.1のメインストリームサポートは2018年1月9日に、延長サポートは2023年1月10日に終了する予定。
2015年01月13日心地よいリズムをサポート快適な休息と爽快な朝に!株式会社ディーエイチシー(以下:DHC)は、2014年12月9日(火)より、質の良い休息をサポートする4つの有用成分を配合したサプリメント「グースカ」を発売した。DHCは不規則な生活や、ダイエットやストレス、加齢などから、現代人の睡眠の時間や睡眠の質が低下していることに着目。心地よい休息や、疲労を遠ざける成分について研究を重ね、「グースカ」を開発した。睡眠中に最も活発になる成長ホルモンの分泌を促すことで知られるオルニチンとアルギニンを配合。休息がもたらす充足感、爽快感をバックアップする。【商品概要】発売日:2014年12月9日(火)商品名:グースカ価格:30日分4,610円(税込4,978円)10日分1,650円(税込1,782円)内容成分及び含有量:1日1包(6粒)目安1日目安量あたりラクティウム:150mgクワンソウエキス末:300mgオルニチン塩酸塩:400mgアルギニン:600mg販路:通販、DHC直営店(プレスリリースより引用)美容と健康に基本の良質な睡眠を多角的アプローチ乳たんぱくを加水分解して得られる『ラクティウム』は、リラックス作用のある生理活性ペプチドを含む成分だ。突発的な緊張から、慢性的な日々のストレスまで幅広く働きかける。また、沖縄で古くから伝わるハーブ『クワンソウ』は、食用というより、不眠やイライラ感などに民間療法として利用され、眠れないとき、ぐっすり眠りたいときなどに食べられていた伝統野菜でもある。休息への心地よいリズムをサポートし、すみずみまで流れをよくする働きにより、深部体温を下げ睡眠へ入りやすい状態へ導き、翌朝のスッキリをサポートする。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社ディーエイチシープレスリリース・DHC公式オンラインショップ
2014年12月13日BMWは、ファミリーのライフスタイルをもっと楽しくする「アクティブ・ファミリー・プロジェクト」の一環として、「The Blue Christmas Café by BMW」を六本木ヒルズ ヒルサイドに、2014年12月5日(金)~25日(火)の期間限定でオープンする。これは「ニュー BMWアクティブ ツアラー」の登場を機に、ファミリーやパートナーとの外出や遊びを、素敵に、豊かに、楽しくするために様々な業種のブランドとコラボレーションしたプロジェクト。店内では「ニュー BMW アクティブ ツアラー」の実際の車両を展示し、BMWのアクティブな世界観を紹介。BMWのコーポレートカラーであるブルーを基調に統一されたクリスマス調のインテリアが魅力的だ。プロジェクトのパートナーとして、ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシングがカフェの衣装を提供しているほか、ル・クルーゼが「The Blue Christmas Café by BMW」のオリジナルメニューへの器を提供、「遊び道具」と、「あそび環境」を提供するボーネルンドがプレイルームを製作。こちらは「家族で出かける直前」の家をコンセプトに作られており、壁の全体が黒板になっていたり、BMWのキッズカーがあったりと子供も一緒にカフェを楽しめる。BMWオリジナルの特別メニューはかなりのこだわりが感じられる。ローストチキンのライ麦ブレッドサンドプレート「アクティブ・ツアラー・プレート」(1,200円)、こちらにはズワイガニのトマトクリームスープや2種類のミニケーキがセットになっていて満足感も十分。味わいもゆたかなプレートに仕上がっており、キッズにはボーネルンドBMWオリジナルステッキーモザイクの付いた「アクティブ・キッズ・プレート」(1,000円)。チキンライスとデミグラスハンバーグプレートがオススメだ。そのほか、アクティブツアラーの形をしたショコラとブルーベリーのムース(680円)やラム酒を使ったオリジナルカクテル「Blue Christmas Cocktail by BMW」などクリスマスの雰囲気をもりあげるメニューも豊富だ。今回発表になった車種はBMW初のファミリーに向けた「ニュー BMWアクティブ ツアラー」。広い室内空間、高い機能性をもちながら一般的な機械駐車場にもおさまるサイズ。開放感があり、長いドライブも楽しめるほか、シートを一番前まで倒せば、おおきくスライドして大きな荷物が詰めるアレンジ自在のリヤ・シートやラゲッジ・ルームを備え、鍵を持った状態で足を近づけると、手を使わずに後ろのテールゲートが開く仕様になっているため子供をだっこしたままでも使える便利な機能が盛りだくさん。さまざまなライフスタイルに合わせての活躍が期待できる。期間中は「ニュー BMWアクティブ ツアラー」の試乗車も用意。試乗した人には先着1,000名に「マックスブレナー」社製チョコレートをプレゼントされるとのこと。平日は「One-way Test Drive」として片道30分圏内の試乗を実施。六本木から表参道、渋谷、広尾、麻布十番駅など、自分で運転して下車できる「片道ドライブ」を楽しんでみてはいかがだろうか。また、ル・クルーゼによる「クッキングスクール」や、ボーネルンドによる「親子で花ビーズ製作」、Canonにより「親子で取れるカメラ教室」などパートナー企業とコラボレーションしたイベントや夜はDJナイトイベントbyBMWなどさまざまなイベントも予定されている。詳しくはオフィシャルHPをチェックしてみよう。クリスマス・シーズンの六本木をBMWで楽しんでみては?■「The Blue Christmas Café by BMW」イベント概要【期間】12月5日(金)~12月25日(火) 11:00~23:00 ((LO フード22:00、ドリンク22:30)【場所】六本木ヒルズ ヒルサイド2F (東京都港区六本木6-10-1)
2014年12月06日IDTは11月27日、電磁誘導ワイヤレス給電トランスミッタ「P923x」ファミリを発表した。同ファミリは、次世代のワイヤレス充電製品向けに設計され、より高い柔軟性と使いやすさを実現すると同時に、統合性によって全体的な開発コストを削減する。また、既存の幅広い製品ポートフォリオを拡大するコンパクトなトランスミッタであるのに加え、電磁干渉(EMI)が低く高効率であり、ウェアラブルデバイス、スマートフォン、家具など幅広い用途に理想的となっている。同ファミリのうち、「P9235/6」の2品種はWPC(Wireless Power Consortium)の最新のQi規格に、「P9234」はPMA(Power Matters Alliance)規格に準拠している。「P9231」はプロプラエタリモードに対応し、最大1MHzの共振周波数で動作するため、より小さなコイルを使用できる。さらに、「P9230」はデュアルモードのトランスミッタで、WPCとPMAの両方の規格に対応している。そして、全品種とも、WPCに準拠したさまざまな低電力コイル構成のすべてに対応している。この他、同ファミリは32ビットARM Cortex-M0プロセッサを搭載し、高水準のプログラマビリティと柔軟性をもたらす一方、エネルギースターの要件を満たすため、スタンバイ時の消費電力が極めて低くなっている。また、入力電圧は4.0V~21Vで、0.5W~10Wの電力を必要とする用途を対象としている。さらに、すべてのデジタルおよびアナログ機能を含めて高水準の統合性をもたらすため、外部コンポーネントの数を最小限に抑えられるとともに、全体的なシステムコストを削減できる。なお、「P9235/6」の2品種は現在発売中。「P9230/3/4」の3品種は近日発売の予定。
2014年11月28日Microchip Technologyは、16ビットデジタルシグナルコントローラ(DSC)「dsPIC33EV」ファミリを発表した。同ファミリは、5V動作によりノイズ耐性と堅牢性を高めており、電化製品や車載製品など、過酷環境で動作する製品への組み込みに理想的であるという。また、信頼性と安全性を高めるための誤り訂正コード(ECC)フラッシュを備えている他、安全性が重要なアプリケーション向けにバックアップシステムオシレータ、認証済みIEC-603730クラスBソフトウェア、CRC、デッドマンタイマ(DMT)、ウィンドウモード対応ウォッチドッグタイマを内蔵している。他にも、最大6個の先進のモータ制御PWM、12ビットA/Dコンバータ(ADC)、オペアンプを内蔵し、モータ制御アプリケーションに理想的である。さらに、レベルセンシング、フローセンシングなど、5V車載センサへのつなぎ込みが容易で、高いノイズ耐性と信頼性を実現できる。そして、高性能を生かしてスマートセンサフィルタアルゴリズムの実行とCAN通信ソフトウェアの統合が可能である。加えて、堅牢さを必要とする車載タッチユーザーインタフェースにおいては、5V動作によってダイナミックレンジの拡大と、大きなスクリーンの駆動を実現している。この他、AEC-Q100グレード0認定済みで最大150での動作を保証しているため、エンジンルーム内でも信頼性の高い動作が可能である。また、先進の周辺モジュールとして車載通信用のCANおよびSENTモジュールを内蔵しているのに加え、70MIPSの性能とDSPアクセラレーションにより高速制御アルゴリズムを実行できる。このような特徴から、乾燥機や冷蔵庫、食器洗浄機、換気扇、操作パネルなどの電化製品用途、電動工具やミシン、アクチュエータ、ビル管理、HVACシステムなどの産業用途、センサやユーザーインタフェース、燃料ポンプ、冷却ファン、ウォーターポンプなどの車載用途に幅広く応用できるとしている。なお、パッケージは、28ピンSOIC、28ピンQFN、28ピンSPDIP、44ピンTQFP、44ピンQFN、64ピンTQFP、64ピンQFN。また、フラッシュメモリ容量は64~256KBで、CAN内蔵品と非内蔵品がある。
2014年11月28日On Semiconductorは、CMOSイメージセンサ「PYTHON」ファミリに有効画素数230万画素の「PYTHON 2000」、同500万画素の「PYTHON 5000」2品種を追加したと発表した。2品種は、性能、使いやすさをコンセプトに設計されており、すでに発売されている「PYTHON 300/500/1300」とともに1つのPCBで対応できるため、さまざまなカメラの設計を大幅に効率化することができる。また、すべてのセンサが同じデータ、制御、および光学インタフェースを備え、ハードウェアに対して拡張可能な同ファミリを利用することにより、VGAから500万画素まで多種多様な解像度を備えた製品を素早く市場に投入し、製品開発業務を最小限に抑えることができるとしている。さらに、独自のイン・ピクセルCDS(ipCDS)技術により、グローバルシャッタのイメージングと相関2重サンプリング(CDS)をコンパクトなピクセルサイズに統合することで、光学形式および解像度を魅力的な形で組み合わせたCCDのような光学的性能を実現している。これにより、「PYTHON」は、9e-の読み取りノイズ、7.7V/luxの感度、および毎秒850フレームレート(VGA)を組み合わせて高速な動きを捉えることができるという。さらに、速度および光学性能、センサ設定の即時更新を含めた高い設定柔軟性、さまざまなトリガーおよび制御オプション、40℃~+85℃の産業用温度での動作が特徴となっている。用途として、マシンビジョン、検査および動作監視、セキュリティ、監視、高度道路交通システム(ITS)などが挙げられるとしている。なお、2品種とも、モノクロ、カラー、および近赤外線対応品がラインナップされている。現在サンプル出荷中であり、2015年第1四半期に量産を開始するとしている。
2014年11月07日オウケイウェイヴとTISは10月29日、Webセルフサポートと電話を連携させ、サポートコストの抑制と手厚い顧客対応を実現する次世代型サポートソリューション「QAPhone」の提供を開始した。QAPhoneは、顧客からの問い合わせ対応において、インターネットと音声通話を同じ端末から利用できるスマートフォンの特性を活かし、よくある質問とその回答といったFAQなどのWebセルフサポートと電話によるサポートをシームレスに連携させ、手厚い顧客対応を実現するソリューション。スマートフォンを利用する顧客は、インターネットを通じてFAQやQ&AコミュニティなどのWebセルフサポートコンテンツを利用中に電話での詳細なサポートが必要な場合、Web画面のボタンからワンタッチで企業の問い合わせ窓口へ繋ぐことが可能となる。また、Web画面上で問い合わせ内容を選択し、適切な窓口に取り次ぐことができるため、問い合わせ窓口で音声による自動応答を行う仕組み「IVR(Interactive Voice Respons)」より、素早い対応を受けることができる。なお、企業側は、顧客が閲覧していたWebページ情報が自動的に問い合わせ窓口の応対者にも共有されるため、顧客のニーズに合わせた解決策の案内や、効率的な問題解決を実現するほか、IP網を通じた通話により、通話料金を削減しサポートコストの抑制も可能。スマートフォンだけでなく、PCやタブレットからでも同様に利用できるため、マルチデバイスでサポートできる。QAPhoneは、OKWaveのFAQシステム「OKBiz for FAQ」やサポートコミュニティ型ソリューション「OKBiz for Community Support」、TISの顧客接点強化ソリューション「Callクレヨン」、「スマホアプリSIP通話ソリューション」との連携も可能だ。
2014年10月30日IDTは10月15日、1.5Vのクロックジェネレータとクロックマルチプレクサを発売し、SoCに最適なPCI Express(PCIe)タイミングファミリを拡充すると発表した。1.5Vクロックジェネレータとクロックマルチプレクサは、すでに発表されている1.5Vバッファと同じクロック製品ファミリに加わるもので、スペースと消費電力が大きく制約される設計においてエンタープライズレベルの性能を提供する。例えば、標準的な3.3V電流モードのHCSLデバイスと比べて、消費電力と基板面積を最大で90%削減するとしている。また、クロックジェネレータ「9FGU」ファミリは、出力数が2、4、6、または8で、内部終端のあるものと無いものがある。これにより、フレキシブル端子を選択するか、または100Ω伝送線向けの内蔵型終端で基板面積を最小限に抑えることができる。いずれのデバイスも、同社のクロックジェネレータ1.8V「9FGV PCIe G123」ファミリとピン互換性がある。一方、クロックマルチプレクサの1.5V「9DMU」、およびピン互換性を持つ1.8V「9DMV」は、出力数1もしくは4、入力数2のデバイスである。外部終端または内蔵型の100Ω終端の他、スイッチオーバモードを選択できる。さらに、非同期スイッチングモードと同期スイッチングモードを選択できる。なお、ファミリの全製品が、PCIe Gen1、Gen2、Gen3(Gen1-2-3)の位相ジッタ要件に対応している。同チップは、デジタル一眼レフカメラ、多機能プリンタ、SSD、車載インフォテインメントシステム、サーバ、マイクロサーバ、セットトップボックス、PCIeベースのディスクアレイ、その他の様々なPCIeベースのアプリケーションでの使用に最適であるとしている。
2014年10月16日鬼才キム・ギドクが製作と脚本を手がけた映画『レッド・ファミリー』の本編映像の一部が公開になった。韓国で暮す仲のいい家族が実は北朝鮮の工作員で構成された“ニセ家族”だったという作品で、公開された映像にはギョッと驚く“ニセ家族”の姿が描かれている。映画『レッド・ファミリー』本編映像本作の主人公は、祖父、夫と妻、その娘の一家。いつも共に行動し、周囲から“仲むつまじくてうらやましい”と言われている家族だが、その正体は韓国を偵察するために派遣された北朝鮮のスパイだ。映画は、資本主義体制をバカにし、任務遂行のためには手段を選ばない“ニセ家族”が、彼らの隣で暮すケンカの絶えない韓国人家族と交流する中で、それぞれのドラマと“真の家族とは何か?”が描かれる。このほど公開された映像は、ニセ家族の面々が語り合う場面。妻を演じているベクは、スパイ班のリーダーで、残りの3人に命令し、祖父や夫のはずの男たちは彼女の命令に即座に従う。彼らの中では祖国の存在やミッションは“絶対”だったが、隣家のダメ家族と交流することで彼らの心は揺らぎはじめ、ベクは酒の勢いにまかせて「あんなに言い争うチャンスの家族が妙にうらやましい」と言い出す。祖国のために結成された“ニセ家族”はこのままいびつな関係を続けるのか? 普遍的な家族ドラマと、南北朝鮮問題を描いた本作は高い評価を集めており、昨年の東京国際映画祭では観客賞を受賞している。『レッド・ファミリー』10月4日(土) 新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
2014年09月29日Microchip Technologyは6月30日、XLP(eXtreme Low Power)テクノロジに対応したPICマイコン「PIC24F GB2」ファミリを発表した。同ファミリは、最大128KBのフラッシュメモリと8KBのRAMを内蔵しており、IoT(Internet of Things)センサノード、入出管理システム、ドアロックなどのバッテリ駆動アプリケーション、携帯型アプリケーションに適している。具体的には、組み込み設計のデータを保護するための各種セキュリティ機能を内蔵。AES、DES、3DES規格をサポートしたハードウェア暗号化エンジンは、ソフトウェアオーバーヘッドの軽減、消費電力の低減、スループットの向上を達成している。また、乱数生成器はデータ暗号化、復号化、認証に使う無作為な鍵を生成し、セキュリティの強度を高めている。さらに、ワンタイムプログラマブル(OTP)メモリに鍵を格納することで暗号鍵の読み出しと上書きを防ぎ、より強固なセキュリティを実現している。これらのセキュリティ機能により、消費電力を犠牲にすることなく、組み込み機器のデータの完全性を向上させている。加えて、XLPテクノロジにより、動作時電流180uA/MHz、スリープ時電流18nAを実現しており、携帯型アプリケーションのバッテリ動作時間が飛躍的に向上する。そして、USBインタフェースを内蔵し、USBデバイスまたはホスト接続が可能な他、ISO7816対応のUARTも備えており、スマートカードアプリケーションにも適している。また、同社はWi-Fi、ZigBee、Bluetooth、Bluetooth Low Energyの各種認証済み無線モジュールを提供しており、同ファミリを使ったアプリケーションに無線機能を容易に追加できる。なお、USBありの「PIC24FJXXXGB2XX」とUSBなしの「PIC24FJXXXGA2XX」の2タイプがある。パッケージは、「PIC24FJ128GB204」、「PIC24FJ64GB204」、「PIC24FJ128GA204」、「PIC24FJ64GA204」が44ピンTQFPおよびQFN。「PIC24FJ128GB202」、「PIC24FJ64GB202」、「PIC24FJ128GA202」、「PIC24FJ64GA202」が28ピンSOIC、SSOP、SPDIP、QFN。すでにサンプル出荷および量産出荷を開始している。
2014年07月01日ブラックコメディー映画のヒット作『アダムス・ファミリー』がミュージカルとなって再誕。ブロードウェイを沸かせた人気舞台の日本版が4月、青山劇場に登場する。“おばけファミリー”の強烈なビジュアルを見事に再現して、アクの強いキャラクターに扮するのは豪華キャストの面々だ。一家の長・ゴメス役の橋本さとし、その妻モーティシア役の真琴つばさ、娘ウェンズデー役の昆夏美、ウェンズデーの恋人ルーカス役の柳下大のほか、菅原永二、澤魁士、友近、鷲尾真知子、今井清隆といった実力派が集結。緻密な視点で舞台空間を操る白井晃演出のもと、変化球の笑いに挑むファミリーの稽古場での奮闘を覗いた。ミュージカル『アダムス・ファミリー』チケット情報目に入ってきたのは漆黒のストレートヘアとドレス姿で毅然と立つ真琴モーティシア、そして苦笑いを浮かべた橋本ゴメス。すでに雰囲気十分の面白夫婦のやりとりが進められていた。魅力の低音ボイスを響かせて一喝する真琴を、眉尻を下げて必死にとりなそうとする橋本。おばけも人間も変わらない普遍的な夫婦の会話が妙におかしく、共演者もスタッフも笑いを噛み殺して見つめている。その夫婦の前をただ通り過ぎていくだけの老婆役の鷲尾の姿がさらに珍妙で、真琴が思わず吹き出す一幕も見られた。アンサンブルを交えた賑やかなダンスシーンでは、白井が表現のイメージや動線などを振付のair:manに細かく指示。シニカルな歌詞を届ける美声、奇っ怪かつ愉快なダンスが展開する不思議楽しいパフォーマンスが徐々に立ち上がっていく。白井を始めとする稽古場中の人々が作品を愛おしく感じ、遊び心いっぱいに舞台作りに向かっている空気を熱く感じ取った。「まだアダムス家じゃなくて、橋本家なんですよ!」。歌やダンスなど課題の多さに悪戦苦闘しているという橋本の稽古後の第一声に、真琴が「さとしさんは間違えてヘンなこと言っても、ゴメスとして消化しているからすごい!」と信頼を寄せる。“ウェンズデーが人間の彼氏を連れてくる”というストーリーの発端を担う若いふたりも、役柄への接近に真摯に取り組んでいるようだ。「男の子を引っぱり回す女の子の役は初めて。優雅な真琴さんが演じるモーティシアの娘なので、余裕のある女の子を演じたい。あらためて家族っていいなと思える作品です」(昆)。「アダムス家の人々と会った時の、人間としての驚きや不思議な感覚を意識して演じたいですね。そのリアクションによってアダムス家を膨らませることができるので大事にやらないと、と考えています」(柳下)、思慮深い柳下の返答に「なかなかいい青年じゃない!?」(真琴)「ちょっと嫉妬する!」(橋本)と、アダムス夫婦が息の合った掛け合いを見せて爆笑を誘った。「おばけの格好じゃなければ(笑)普通の家族の、愛の物語です。極上のエンターテインメントを楽しんでほしいですね」(真琴)、「一生懸命生きようとしている人たちの……ま、死んでる人たちですが(笑)、イキイキとした面白さを味わっていただけたら。劇場全体がファミリーになれたらいいな」(橋本)。公演は4月7日(月)から20日(日)まで。取材・文:上野紀子
2014年04月04日ミュージカル『アダムス・ファミリー』が来春、上演される。原作はアメリカの人気漫画で、1991年に映画化されるや、大ヒットを記録。そして2010年、ブロードウェイ・ミュージカルとなって話題を呼んだ。今回は、白井晃演出による日本版のお目見えだ。ミュージカル『アダムス・ファミリー』チケット情報ゴージャスかつユーモラスなおばけ一家の中でも、妻として母として、ひと際強いインパクトを放つ黒髪の美女モーティシアを演じるのが、真琴つばさ。「私の声は低くて独特で、デュエットをした時に男声とも女声とも合いづらいんです。でも今回は、この声が生かせそうで嬉しいですね。自己主張が強い印象もあるモーティシアですが、実はとてもクールで、しかも家族を深く愛している。共感します」と微笑む。『アダムス・ファミリー』の魅力は、一見ホラーテイスト満載かと思いきや、普遍的な家族の姿を温かく愉快に描くところにある。「他の人には奇妙に見えることも、彼らにとっては普通のこと。国によって慣習が違うのと一緒ですよね。『色々な家族がいるんだな』『家族っていいな』と感じていただけるのではないでしょうか」夫ゴメス役には、ドラマティックな演技で現代劇からミュージカルまで幅広く活躍する橋本さとし。長女ウェンズデー役は、瑞々しい歌声と愛らしさが光る昆夏美。このウェンズデーと恋に落ちる人間の男の子ルーカスに、D-BOYSの選抜音楽ユニットD☆DATEの柳下大。さらに、ルーカスの母親として、お笑い界の美女・友近が登場するとあって、母同士のドラマも見逃せそうにない。長男パグズリーには、オーディションで選ばれた玉沢威穏と菊池銀河。「今回は初めて共演する方ばかり。皆さん個性的なので、新鮮ですね。橋本さんがどんな演技をなさるか楽しみですし、稽古場では私も出たとこ勝負でカードを切っていきたいです。ポスター撮影時、娘役の昆さんとは喋り易かったのですが、息子役のお二人は緊張している様子だったので、娘・息子との仲をどう構築していけるかも課題です」と、早くも妻・母の顔がちらり!?昨年はドラマ「七人の敵がいる」でドラマ初主演を果たし、今年は舞台『DREAM LADIES』を初プロデュースするなど、進境著しい真琴。再来年には、舞台生活30年という節目を迎える。「今、世界がどんどん広がってきていると感じます。映像のお仕事での経験は、映像のイメージが強い今回の舞台にもプラスになるかもしれませんよね。日本版『アダムス・ファミリー』もぜひ、映画と比較したり共感したり、自由に楽しんでいただきたいですね」公演は4月7日(月)から20日(日)まで東京・青山劇場、5月4日(日・祝)・5日(月・祝)にKAAT 神奈川芸術劇場 ホール、4月26日(土)・27(日)に愛知県芸術劇場 大ホールにて。チケットぴあでは東京公演と神奈川公演のインターネット先行・いち早プレリザーブ、インターネット先行・プレリザーブを12月23日(月・祝)午前11時まで受付中。取材・文:高橋彩子
2013年12月20日