アル・パチーノが国民芸術勲章(National Medal of Arts)を受章、13日にホワイトハウスでオバマ大統領から勲章を贈られた。国民芸術勲章は、アメリカ文化に素晴らしい功績を残した芸術家や学者、団体に対して政府から贈られる最高の栄誉と見なされている。『ゴッドファーザー』シリーズや『セルピコ』(’73)、『狼たちの午後』(’75)など数々の傑作に主演し、『セント・オブ・ウーマン夢の香り』(’92)でアカデミー賞主演男優賞に輝いたパチーノの「銀幕での強烈な存在感」が評価されたという。ホワイトハウスのイーストルームで行われた授与式では、パチーノを始めカントリー歌手のメル・ティリスや詩人のリタ・ドーヴら15人と2団体に勲章が贈られた。様々な背景を持つ人々を「結びつける力が芸術にはある」とスピーチした大統領は、受章者たちに「平穏なとき、危機のとき、勝利のとき、そして悲劇のときも、あなたたちは我々が人として成長するよう、導いてくれました」と語りかけた。会場にはサラ・ジェシカ・パーカーやジョン・リスゴーの姿もあり、受章者たちと大統領のスピーチに惜しみない拍手を送っていた。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO
2012年02月15日劇団四季のミュージカル『エビータ』が1月22日、東京・自由劇場にて開幕した。劇団四季『エビータ』チケット情報はこちら『エビータ』はアルゼンチン元大統領ホアン・ペロンの妻、エバ・ペロン(エビータ)の激動の生涯を綴ったミュージカル。作曲はミュージカル界の巨匠、アンドリュー・ロイド=ウェバーで、彼が『キャッツ』『オペラ座の怪人』などを生み出す前の1978年にロンドンで初演された。その完成度の高さから、ロイド=ウェバーの最高傑作と称されることも多い作品だ。1996年にはマドンナ主演で映画化もされている。日本では1982年に劇団四季が初演して以来、コンスタントに上演を繰り返しているが、日本初演から30周年、そしてエビータ没後60年となる節目の年に、2年ぶりに東京の地に帰ってきた。エビータ役は野村玲子。私生児に生まれ、男たちを踏み台に大統領夫人にまで上り詰めるヒロインの姿を、野村は激しいまでの意志と信念の女として力強く演じきる。民衆からは聖母と崇められ絶大な人気を誇る一方で、国の経済を破綻させたと弾劾される、清濁併せ持つ難役だが、この役を長く演じている野村らしい気迫のステージで物語の奥深さを鮮やかに創出した。その野村は、「再びこの作品に携われることを、大変嬉しく感じています。信念を貫き、熱く美しく人生を駆け抜けたエビータの姿をお伝えできるよう、ひとつひとつの公演を大切に演じて生きたいと思います」とコメント。また、ややもすれば泥臭くなってしまうヒロイン像に狂言回しとしてシニカルな視点を投げかけるのは、革命家、チェ。こちらも、同役を長く演じている芝清道が抜群の安定感で演じていて見ごたえがある。公演は2月26日(日)まで。なお、エビータ役は秋夢子とのWキャスト。前回公演よりエビータ役として出演している秋も、歌唱力・ビジュアルともエバの力強さにぴったりだが、もともとは柔らかさを持ち味とする野村とシャープな秋、女優としてはまったく毛色の違うふたり。見比べてみるのも面白い。チケットは発売中。
2012年01月23日24日、来年秋の米大統領選挙の資金調達のためにカリフォルニア州を訪問中のバラク・オバマ大統領を囲む晩餐会がロサンゼルスで行われ、ウィル・スミスを始め、大統領所属の民主党を支持するハリウッドのセレブたちが集まった。晩餐会はウィル・スミスの製作パートナーでもあるプロデューサーのジェームズ・ラシターの自宅で催され、ウィルやヒラリー・ダフ、元NBAのスター選手アーヴィン・“マジック”・ジョンソンら40人が出席した。参加費は1人あたり3万5,800ドルだという。ディナーの後、今度は近所のアントニオ・バンデラス&メラニー・グリフィス夫妻の自宅に場を移し、エヴァ・ロンゴリアが司会を務めるヒスパニック系支持者の資金調達のイベントが開催された。翌25日(現地時間)にはサンフランシスコでシンガーソングライターのジャック・ジョンソンが出演するイベントが予定されている。カリフォルニア州はオバマ大統領の選挙資金で最多額が集まる州であり、ロサンゼルスでは過去2回の訪問で100万ドルを調達したという。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:長ぐつをはいたネコ 2012年、全国にて公開PUSS IN BOOTS (R) and © 2011 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.■関連記事:バンデラス、ネコに囲まれヒットを確信?ハリウッドで“ネコ”限定プレミア開催スペインにウォーク・オブ・フェイム誕生。ペネロペ&ハビエル夫妻らが出席『シュレック』スピンオフ映画で“長靴をはいたネコ”が主役に!カンヌでお披露目
2011年10月26日『華氏911』、『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』などのドキュメンタリー監督、マイケル・ムーアが、2012年に行われるアメリカ合衆国大統領選挙にマット・デイモンに出馬してほしいと考えていると語った。7日、アメリカのニュースサイト「Firedoglake.com」で開催されたオンライン・ディスカッションでムーアは、政治問題に積極的に関わるマットの姿勢を「勇敢だ」と賛え、2012年の大統領選の民主党候補として理想的だと語った。マットは先月、ワシントンD.C.で行われた学校教師たちによる統一学力テスト偏重などへの抗議デモに参加したり、米債務上限引き上げ交渉を長引かせた政治家たちへの嫌悪を露にする発言をしている。ムーアはマットについて「彼はとても勇敢に行動している。誰を敵に回すのかを気にせず、誰かが言わなければならないことを発言しているんだ」と語る。民主党支持者のムーアは「もし(大統領選挙に)勝利したいのなら、共和党が過去に示した通りにすればいい。有名人を担ぎ出せば勝つんだ。俳優とかね」と、かつてのロナルド・レーガン大統領を例に挙げ、「僕らもそろそろ、そういう考え方をすべきだと思って、彼の名前を出したんだ」とマットの出馬を望む気持ちをアピールしていた。(text:Yuki Tominaga)© Fame Pictures/AFLO■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.アジャストメント 2011年5月27日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:マット・デイモン、ブラピ&アンジーは「囚人のような生活を強いられている」エミリー・ブラント インタビュー運命と意思――彼女が切り拓く人生は?運命に立ち向かう男『アジャストメント』iPhoneケースを2名様プレゼントマット・デイモン主演『アジャストメント』試写会に10組20名様ご招待J・デップ声優出演の『ランゴ』9,000万ドル突破全米1位はあのイケメン主演作
2011年08月10日ようやく認めた妊娠!7月15日、フランスのサルコジ大統領夫人で、元モデルのカーラ・ブルーニさんが妊娠していることを仏Nice-Matin 紙のインタビューで公式に認めました。先週、カーラ夫人は、フランスのリゾート地で、ビキニで大きく成長したおなかをあわらにし、くつろぐ姿をパパラッチされており、多数のメディアが、その妊婦姿を報道していました。カーラ夫人は、これまで妊娠を公表してこなかったのは、第一に自分のプライバシーを守るためとして、噂されていた夫との不仲説を否定。今回の妊娠については、まったく予期していなかった。私にとって、本当に幸せなこと。と語っています。史上初!エリゼ宮殿生まれの赤ちゃんカーラ夫人は、子どもの性別や出産予定日については、明言をさけていますが、現在、妊娠5ヵ月半で性別は男の子であるようです。出産予定日は、サルコジ大統領が任期中の今年10月ごろと見られています。任期中の大統領に、子どもが生まれるのは、1958年にフランスで共和制が始まって以来、初めてのこと。史上初、エリゼ宮殿(フランスの大統領官邸)生まれの赤ちゃんとなります。現在、56歳のサルコジ大統領と元スーパーモデルで、歌手や女優として活躍する43歳のカーラ夫人は、2008年に結婚。大統領には、3人の子どもがおり、昨年、孫も誕生。カーラ夫人には、10歳の息子がいます。元の記事を読む
2011年07月18日レオナルド・ディカプリオが9日、エドワード・ノートンらと中米・エクアドルのガラパゴス諸島を訪れ、モレノ副大統領と面会した。2人は、自然環境保護のためにガラパゴス諸島・ヤスニ国立公園内での石油採掘を放棄を提案するプロジェクト「ヤスニITT イニシアティブ(Yasuni-ITT initiative)」を支援する旅行に参加し、同地を訪れた。地球温暖化防止と先住民の居住地区であるアマゾン熱帯雨林の保護を目的としたプロジェクトは国連信託基金方式によって進められる予定だったが、今年に入り、6月にも採掘開始かという情報が流れ始めている。レオたちが参加したのは、環境保護団体「ミッション・ブルー」と「TED(技術、エンターテインメント、デザインといった分野の人々が集まる団体)」が共催、「ナショナル・ジオグラフィック・チャンネル」が協力し、「The Misson Blue Voyage」と名づけたガラパゴス諸島への旅行で、グレン・クローズやダリル・ハンナらも参加した。面会したモレノ副大統領によれば、レオは自然保護キャンペーンへのさらなる協力に意欲を見せていているという。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:シャッター アイランド 2010年4月9日より全国にて公開© 2009 BY PARAMOUNT PICTURES■関連記事:謎が謎を呼ぶ!『シャッター アイランド』オリジナルTシャツを3名様プレゼントレオナルド・ディカプリオ、イーストウッド新作で伝説のFBI長官役に挑戦か?レオナルド・ディカプリオ、“共演者”のネズミたちの演技に感銘を受けた?謎に集中!『シャッター アイランド』“超日本語吹替版”試写会に100組200名様をご招待レオがバー・ラファエリ同伴で連日パーティに出席 彼女の左手薬指には気になる指輪が
2010年04月14日クリント・イーストウッドが、フランスの勲章「レジオン・ドヌール勲章コマンドール」を受勲、パリに赴き、13日にニコラ・サルコジ仏大統領からメダルを受け取った。5階級に分かれるこの勲章は国籍を問わず、フランス文化の推進に貢献した人物に贈られるもので、過去に北野武監督も「レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ」を受賞している。2年前には当時の大統領、ジャック・シラク氏から「レジオン・ドヌール勲章ナイト」を贈られているイーストウッドは、「素晴らしい栄誉で、本当に光栄です。私は本当にフランスが好きです。映画も愛しています。そして、フランスの人々の映画に対する思いも大好きです」と英語でスピーチ。そして、次に渡仏するときは流暢なフランス語を話せるようにする、と約束した。今年4月、日本政府からも旭日中授章を叙勲した御歳79歳のイーストウッドは、『グラン・トリノ』を最後に俳優業からは退くと宣言したが、映画監督としてはいまも意欲的に活動中。マット・デイモン主演で『Invictus』(原題)を撮り終え、さらに現在、続けてマットを主演に迎えた『Hereafter』(原題)にとりかかっている。(text:Yuki Tominaga)© AFLO■関連作品:グラン・トリノ 2009年4月25日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:【G.W.は何を観る?】匠イーストウッドが描く、愛すべき頑固者『グラン・トリノ』クリント・イーストウッド主演・監督作『グラン・トリノ』特別試写会に50組100名様をご招待これで見納め?イーストウッド、78歳にして『グラン・トリノ』で過去最高興収樹立【ハリウッドより愛をこめて】ブランジェリーナ、お揃いのグローブ像を獲得なるか?アンジー、イーストウッド最新作のプレミアに出席。子供たちはクリスマスの準備中
2009年11月16日マット・デイモンが22日、ニューヨーク市内のシェラトン・ホテルで開催されたビル・クリントン元米大統領が主催の「クリントン・グローバル・イニシアチブ」に登壇した。開会式にオバマ米国大統領も出席した、今年で5回目の開催となるこの会議で、マットは自身が共同設立者を務め、発展途上国に安全な飲料水を提供する活動を行う非営利団体「Water.org」を通して今後3年間で少なくともハイチの住民5万人に対して安全な飲料水と下水設備を整えるための支援を申し出た。クリントン元大統領が2005年から始めた同会議は、世界の様々な問題を解決するために支援する側と援助を必要とする側、双方の橋渡し的な役割を果たすもので、政財界のリーダーや学者、宗教関係者など、各界の名士が参加。今年は世界の気候変動や中近東情勢などについてパネル・ディスカッションが行われた。ちなみに同日、ニューヨークの国連本部でも気候変動サミットが開催され、日本の鳩山由紀夫首相が演説を行った開会式では、アフリカ・ベナン出身でハリウッドで活躍中のジャイモン・フンスーもスピーチに立ち、ジョディ・フォスター主演の『コンタクト』の原作者で宇宙飛行士だった故カール・セーガン氏の著書からの一節を朗読した。(text:Yuki Tominaga)© Reuters/AFLO■関連作品:THE INFORMANT! (原題) 2009年12月、恵比寿ガーデンシネマ、梅田ガーデンシネマほかにて公開© 2009 Warner Bros.Ent.All Rights Reserved
2009年09月24日19日、ニューヨークのラジオシティ・ミュージック・ホールで、南アフリカの人種隔離政策(アパルトヘイト)と戦い、同政策を撤廃に導いた後、大統領を務めたネルソン・マンデラ氏の91歳の誕生日を祝うコンサートが開催され、カーラ・ブルーニがニコラ・サルコジ仏大統領夫人となって以来、初めて公の場で歌声を披露した。カーラにとって初のアメリカでのパフォーマンスともなったこの日のステージは、ユーリズミックスのデイヴ・スチュアートとペアを組んでの登場。ギターを抱えた2人はボブ・ディランの「風に吹かれて」など数曲を歌った。ゆったりとリラックスした演奏で、自身のオリジナル・ソングについて「踊れる曲じゃないけれど、夢を見るにはいい曲です」と語ったカーラ。サルコジ大統領は客席から拍手を送っていた。ソウル・ミュージックの大御所のアレサ・フランクリンやアリシア・キーズ、シンディ・ローパー、アフリカのアーティストも多数参加。映画界からは、今年12月に全米公開予定のクリント・イーストウッド監督最新作『Invictus』(原題)でネルソン・マンデラを演じるモーガン・フリーマン、フォレスト・ウィッテカーらが駆けつけた。マンデラ氏は1999年、大統領の任期満了を機に政治家を引退。昨年、ロンドンのハイド・パークで開催されたバースデイ記念コンサートには姿を見せたが、現在は医師から海外渡航を止められているため、この日はビデオレターでの参加となった。(text:Yuki Tominaga)結婚以来、初めて公の場で歌声を披露したカーラ・ブルーニ。© AFLO
2009年07月21日