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《オバマさんが貰うようなすごい賞を小室が貰っていた事になっているのだがw》《小室圭オバマ元米国大統領と並ぶ???》小室圭さんの帰国直前、就職先が発覚すると、ツイッター上でこのような声が上がった。就職先の法律事務所「ローウェンスタイン・サンドラー」のHPに掲載された小室さんの経歴が原因だった。小室さんが「JFK Profile in Courage Award」を受賞したとの記載があったからだ。この賞は、第35代米大統領ジョン・F・ケネディの著書『勇気ある人々』にちなんで、政治的に優れたリーダーシップを発揮した人物を称える賞だ。おもに政治家や公務員から選出され、オバマ元米大統領やアナン元国連事務総長らが歴代の受賞者に名を連ねている。当たり前だが、一人の学生にすぎなかった小室さんが受賞するはずのない賞であり、受賞者リストにも小室さんの名前は見当たらない。小室さんといえば、フォーダム大学入学時にも大学HPで「プリンセス・マコのフィアンセ」と紹介されたことで皇室利用ではないかと指摘を受けたことがあった。今度は偽りの受賞歴を載せてしまったのか――。だが、ネット上で指摘が相次いだこともあってか、小室さんのプロフィールはいつの間にか書き換えられていた。「Fordham’s JFK Profile in Courage and Sweat Equity Award」と、フォーダム大学による賞であることが強調された表現になっていたのだ。■JFKの財団は「そのような賞は出していない」本誌は、本家の「JFK Profile in Courage Award」を主催するJFKライブラリー財団に問い合わせることに。すると、広報部門の部長から次のような回答があった。《JFKライブラリー財団は、JFK Profile in Courage Awardの管理運営者であり、この名称の唯一の著作権保持者です。フォーダム大学とは関係やパートナーシップを取っておりませんし、彼らの賞の運営も行っていません》さらに、同財団のプレス担当からも《われわれの財団では、そのような賞は出しておりません》との回答があった。書き換えられた「Fordham’s JFK Profile in Courage~」という賞に、JFKライブラリー財団はいっさい関与していないという。財団が“非公認”だというこの賞、そもそも本当に存在するのか――。あまりに不可解な受賞歴。その真相について小室さんの代理人を務める上芝直史弁護士に取材すると、小室さん本人に確認のうえで回答があった。まず、プロフィールの作成や表記の変更について。《プロフィールについては、アメリカ国内で通常とられる方法と同じように、フォーダム大学の名称をあげたうえで賞を列挙しており、同大学内部の賞であることは容易に伝わるだろうという発想で表記されたものです。アメリカではごく一般的な表記の仕方だったようですが、日本のマスメディアから多くの問い合わせがあったようで、誤解するマスメディアの方がいるのならと説明を加えて分かるように修正したというのが経緯です。特に問い合わせがなければそのままになっていたでしょう》たしかに書き換え前のプロフィールを見ると、フォーダム大学ロースクールを’21年に卒業したとの記載に続き「JFK in Courage Award」と書かれている。ただ、それだけで「容易に伝わる」とは思えないが……。■「一番目立っていた方に与えられる賞」では、この賞は何を表彰するものなのか。上芝氏によると、《この「JFK Profile in Courage and Sweat Equity Award」は、フォーダム大学のリーガルクリニックが独自に出している賞です。ロースクールでは法曹養成を目的とした教育プログラムが多数用意されているわけですが、リーガルクリニックとは、このうち指導教官のもとで実務体験をし、これを通じて実用的な力を養成するプログラムです。そのプログラム受講者のうち一番目立っていた方に与えられるものだそうです》つまり小室さんは、フォーダム大学のロースクールの、さらにその中の教育プログラム受講者に与えられる賞を受賞したにすぎないというのだ。受賞歴の謎は解けたものの、宮内庁関係者は苦言を呈する。「小室さんはただでさえ、今後ビジネスで“皇室ブランド”を利用するのではないかとの疑念を持たれています。もともとの表記では、JFKの財団が公認する賞を受賞したと誤解する人もいるでしょう。小室さんが“誤解を招く表現もいとわず、自分を大きく見せようとしている人”と見られてしまうのは、小室さん自身にとってもマイナスだと思うのですが……」ちなみに、ケネディの著書『勇気ある人々』は、たとえ有権者に不評であっても信念を貫き、国家と国民のために勇気ある決断をした政治家たちを描いた伝記集だ。ケネディは次のように「勇気」について述べている。《人生のどんな舞台の上で勇気を試されることになっても、自分の良心に従うことによってどんな犠牲を払うことになっても、友人、財産、心の安らぎ、そして仲間の尊敬までも失うことになっても、われわれは一人ひとり自分の進むべき道を決めなければならない》小室さんは10月26日、ついに眞子さまと結婚し、記者会見に臨むことになる。多くの批判を浴びながらも、弁護士事務所への就職を決め、眞子さまが望むニューヨーク生活を実現させようとしている小室さん。その「勇気」を、はたして国民は認めるのか――。
2021年10月12日音楽映画祭「Peter Barakanʼs Music Film Festival」が、角川シネマ有楽町にて2021年7月2日(金)から7月15日(木)まで開催される。ピーター・バラカン監修の音楽映画祭「Peter Barakanʼs Music Film Festival」は、ラジオDJのピーター・バラカンが監修・作品選定を行った音楽映画に特化した映画祭。日本未公開の作品をはじめ、音楽を題材としたドキュメンタリーやコンサート映画など、様々な時代・ジャンルの映画をラインナップしている。ビリー・ホリデイのドキュメンタリーなど日本未公開作品注目の日本未公開作品は、『Billie ビリー』『ジャズ・ロフト』の2作品。ジャズシンガーのビリー・ホリデイのドキュメンタリー映画『Billie ビリー』では、本邦初公開のライブ映像や知られざる逸話が満載となっており、名曲「奇妙な果実」を歌うシーンなどが映し出されている。『ジャズ・ロフト』は、写真家ユージン・スミスが、1950年代後半にニューヨークにあったロフトでセロニアス・モンクなど多くのジャズ・ミュージシャンたちの貴重な写真や音声を記録していたことを紹介する作品だ。ジャズ関連映画やエイミー・ワインハウスのドキュメンタリーもさらに、ミシェル・オバマのドキュメンタリー映画『マイストーリー』の音楽を担当したジャズ・ミュージシャンのカマシ・ワシントンとバンド・メンバー、LAフィルを含めた16人編成のオーケストラによるライブ映像『カマシ・ワシントン「Becoming」ライブ』や、2020年に日本でも公開された、1958年のニューポート・ジャズ・フェスティヴァルを撮影した『真夏の夜のジャズ 4K』といったジャズ関連映画も登場。また、27歳で逝去した歌⼿エイミー・ワインハウスのドキュメンタリー映画『AMY エイミー』、音楽界のトップスターを支えてきたバックシンガーたちにスポットを当てた『バック・コーラスの歌姫(ディーバ)たち』、1970年代後半に音楽で差別に抵抗した「ロック・アゲインスト・レイシズム」によるコンサートを映し出したドキュメンタリー『白い暴動』など、音楽ファン、映画ファンともに楽しめる作品が目白押しとなっている。尚、上映スケジュールやチケット情報などは後日追って発表予定だ。【詳細】Peter Barakanʼs Music Film Festival開催期間:2021年7月2日(金)~7月15日(木)会場:角川シネマ有楽町(ビックカメラ有楽町 8階)住所:東京都千代田区有楽町1-11-1上映作品:全14作品『Billie ビリー』原題:Billie ※日本初公開『ジャズ・ロフト』原題:The Jazz Loft According to W. Eugene Smith ※日本初公開『AMY エイミー』原題:AMY『真夏の夜のジャズ 4K』原題:Jazz On A Summerʼs Day『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』原題:RUMBLE : The Indians Who Rocked the World『バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち』原題:20 Feet From Stardom『Our Latin Thing』原題:Our Latin Thing『⼤海原のソングライン』原題:Small Island, Big Song『スケッチ・オブ・ミャーク』英題:Sketches Of Myahk『サウンド・オブ・レボリューション グリーンランドの夜明け』原題:Sumé : Mumisitsinerup nipaa『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』原題:My Generation『ノーザン・ソウル』原題:Northern Soul『白い暴動』原題:White Riot『カマシ・ワシントン 「Becoming」ライブ』原題:Kamasi Washington’s Becoming for Michelle Obama』
2021年05月24日4月22日は地球環境について考える、世界共通の“アースデイ”。世界規模での気候変動や環境破壊には早急な対応が必要で、近年サステナビリティ(持続可能性)が重視されている。実は、お馴染みのディズニーやピクサーのアニメーションや、ハリウッド大作からでも地球環境について関心を持ったり、意識を高めたりすることができる。例えば、マーベルの『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『アベンジャーズ/エンドゲーム』。サノスの全人類無差別半減計画という凶行によって、ニューヨークのハドソン川にクジラが戻ってくるなど、視点を変えた見方もできる。今回は、こうしたメッセージを再認識しながら、より環境問題への理解を深めることができる「ディズニープラス」配信作品に注目した。大自然の生き物、その厳しさを身近に感じる!まずは、ディズニーが誇るアニメーション映画『ライオン・キング』。ライオンのシンバの冒険を通して、誰もが大自然の生き物たちを身近に感じることができ、そこには食うか食われるかの自然の掟の厳しさも。ドキュメンタリー『ディズニーネイチャー/サバンナを生きる百獣の王』は、ライオンの群れのボス争いから子育てなどを中心に、チーターやハイエナ、ワニとの格闘など、サバンナの生き物たちのありのままの姿をとらえた、まさに『ライオン・キング』の世界を映す。自然の厳しさという点では、ドキュメンタリーシリーズ「ホスタイル・プラネット 非情の惑星」。過酷な環境に適応しながら生き抜く動物たちの物語は、時にあまりにも残酷だが、だからこそ命の尊さが身に沁みる。ドキュメンタリーの両作品ともにダイナミックで美しい映像で観る者を魅了しながら、自然を破壊する行為の重さを体感することができるだろう。守るべき地球の尊さと環境破壊に迫る自然の偉大さに触れることは、環境問題に興味を抱く大きなきっかけになる。『タイタニック』『アバター』のジェームズ・キャメロンが手掛けた壮大な映像に圧倒される最新ドキュメンタリー「クジラと海洋生物たちの社会」(4月22日より日本初で配信開始)は、3年間にわたり5つの異なるクジラに密着。人間と同じような感情が読み取れるクジラたちの生態に、この美しい海を、愛おしい海洋の生き物たちを守らなければいけないという気持ちが自然と芽生えてくる。それは環境問題に熱心に取り組んでいることでも知られるキャメロンの願いでもあるはず。そんなキャメロンによる圧巻の映像世界に魅了される『アバター』は、熱帯雨林にも似た自然豊かで神秘的な惑星パンドラで、地下資源をめぐる争いが展開。美しい惑星が破壊され、先住民族が悲嘆する姿は心が痛む。しかし実際のところ、このような地下資源をめぐる環境破壊は世界各地で行われている事実。それは現在までに、どれほどの深刻な事態を地球にもたらしているのかは、ドキュメンタリー『パリ協定離脱に揺らぐアメリカ』で、アメリカのエネルギーの未来をめぐる国民の議論と各地域で起こる危機の調査によっていかに切迫しているかを分かりやすく伝えている。地球の未来に警鐘を鳴らす秀作たちこのまま無為無策で突き進めば、地球はまさにピクサーのアニメーション映画『ウォーリー』の舞台のように、人間によって汚染されゴミの山となった星になってしまうかもしれない…。ゴミ処理ロボットの主人公ウォーリーのキャラクターが愛らしい映画ではあるものの、そう遠くない地球の未来に警鐘を鳴らす作り手たちのメッセージは、そこかしこに込められている。もし、こうした映画を観て“地球のために自分には何ができるだろう”と思った方には、アカデミー賞俳優で熱心な環境活動家でもあるレオナルド・ディカプリオ製作のドキュメンタリー『地球が壊れる前に』が、最適な入門編となりそう。ディカプリオ自身が出演し、現場に出向き、関係者に話を聞きながら環境問題について掘り下げていく本作には、元合衆国大統領バラク・オバマやローマ法王フランシスコ、電気自動車テスラで知られるアメリカの実業家イーロン・マスクらも登場。環境問題に対する多角的な視点を知ることで問題への理解が深まるだけでなく、地球上の生物や自然の壊滅的な崩壊を防ぐために、私たちが個人として何ができるのか、また社会として取ることのできる行動も紹介されている。「クジラと海洋生物たちの社会」は4月22日(木)よりディズニープラスにて配信開始。紹介作品はディズニープラスにて配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedウォーリー 2008年12月5日より全国にて公開© 2008 WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 2018年4月27日より全国にて公開© 2018 MARVELアベンジャーズ/エンドゲーム 2019年4月26日より全国にて公開©Marvel Studios 2019
2021年04月16日バラク・オバマ元米国大統領とブルース・スプリングスティーンによるポッドキャスト番組「Renegades: Born in the USA」がスタート。2月23日より、スポティファイ(Spotify)にて配信されている。オバマ元米国大統領とスプリングスティーンが初めて顔を合わせたのは2008年のこと。以来、2人はまったく異なる背景や経歴を持ちながらも、深い交友関係を気築いてきた。この度スタートしたポッドキャスト番組「Renegades: Born in the USA」では、気の置けない2人の個人的な会話を楽しもう。「Renegades: Born in the USA」は、オバマ元大統領とミシェル・オバマ夫人が設立したプロダクション「Higher Ground」との提携でスポティファイが配信する2作目のポッドキャスト番組。同番組では、シーズンを通じて、オバマ元大統領とスプリングスティーンが、人種、父親の役割、結婚、アメリカの未来といったトピックについて語り合う。故郷やロールモデルについて意見を交わし、新しい時代に求められる男性の役割を模索。痛ましいまでに分断された今日の米国の状況に向き合い、皆で手を取り合って前進するためのビジョンを提案していく。気になる初回のエピソードどうしてこうなってしまったんだ? どうすれば一致団結したアメリカに戻れるだろう?番組の最初のエピソードで、オバマ元大統領がこのように尋ねる。その後、こう続けた「去年の私の会話は、ほとんどがこのトピックだった。ミシェルとも、娘たちとも、友達ともね。そしてその友達の1人が、たまたまブルース・スプリングスティーンだったというわけだ。表面的にはブルースと私にはあまり共通点はないよね。でも年月を重ねるにつれ、私たちには共有する感性があることが分かったんだ。仕事について、家族について、アメリカについて感じること。やり方は違っていても、ブルースも私も、自分たちにたくさんのものを与えてくれたこの国についてもっと理解しようとしてきた。そこに住む人たちの物語を記録しようとしてきた。そして、己の意義や真実、コミュニティを探すなかで、それをもっと大きなアメリカのストーリーに結び付けられないかと模索してきたんだ–––––––––––」続きは、スポティファイで聴いてみよう。現在、2つのエピソードを全ユーザーに向けて配信中。
2021年02月25日「私は女性としての最初の副大統領かもしれませんが、最後ではありません。なぜなら、今夜、この様子を見ているすべての小さな女の子たちが、この国が可能性の国であることを知るからです」これは、昨年11月7日、アメリカ大統領選挙の結果を受け、ジョー・バイデン氏(78)の勝利が伝えられた直後のカマラ・ハリス氏(56・以下敬称略)のスピーチだ。温かいまなざしで誇らしげに語りかけるカマラに、デラウェア州の会場に集まった聴衆は割れんばかりの拍手喝采を送った。女性初の“次期アメリカ副大統領”誕生の瞬間だった。1月20日、バイデン氏がアメリカの第46代大統領に就任。カマラもこの日から正式に副大統領として、政権を担う。インド系アメリカ人の母と、ジャマイカ系の父との間に生まれた彼女は、いくつもの“初”の冠がつく副大統領だ。「そもそもハリスさんの経歴には“初”がつくことが非常に多い。サンフランシスコ地方検事も、カリフォルニア州司法長官も、黒人、女性、アジア系で初。上院議員も、インド系では初でした」と、話すのは、アメリカ情勢に詳しいジャーナリスト・堤未果さんだ。「今回の副大統領就任で、もっとも顕著なことは、ハリスさんがアジア系であることを堂々と、前面に押し出していることです。アジア系の彼女がアメリカの歴史に初めて台頭したことは、非常に大きな意味があると思っています」カマラと同じルーツを持つタミル人で、ニューヨーク在住のカルバナ・カンサンさんも興奮ぎみにこう言った。「民主党大会で、彼女がタミル語で自分のおばたちのことを『チッティ(おばさん)』と呼んだときは、思わず涙がこぼれました。私自身、母として、2人の子どもたちに『副大統領にはあなたと同じタミルの血が流れているのよ。彼女にできることは、あなたたちもできるのよ』と話しているのです」コンバースのスニーカーを愛用することでも有名なカマラは、これまでにいなかった新しいタイプの女性政治家だ。「周囲のライバルをなぎ倒し、数々の“初”を獲得する強さを持っている一方で、彼女には包み込むような母性も感じられます。中身は強面のヒラリー・クリントン、外側は、母親のような優しさをもったミシェル・オバマという感じです」(堤さん)「カマラ」は、サンスクリット語で「蓮」を意味する。泥の中からきれいな花を咲かせる蓮。水をはじく性質から、どんな動乱のなかにあっても、動じず中心に佇むという意味もあるという。そんな彼女を’20年8月、バイデン氏は副大統領候補に指名した。同年5月、ミネソタ州の黒人男性が白人警官に殺され、ブラック・ライブズ・マター(BLM)運動が一気に高まったことが、カマラの副大統領候補指名につながったともいわれている。カマラはまた、バイデン氏とは古くからのつながりもあった。かつてカマラが豪腕を発揮した住宅危機問題のとき、彼女に協力したのが、当時デラウェア州の司法長官だったバイデン氏の息子、ボー・バイデン氏(’15年に脳腫瘍により死去)だったのだ。「カマラさんはインドの名門の出自ということから、もともとのネットワークが強いうえ、彼女自身、キーパーソンとなる人たちとのつながりを作る政治力がすごくある。女性を前面に出すだけでは支持は限られるし、コネも使いすぎると敬遠されてしまいます。でも、彼女はそのバランスが絶妙なんです」(前出・堤さん)妹のマヤさんは、ヒラリー陣営の選挙参謀を務めたことがあり、ヒラリー・クリントンとも家族ぐるみで近い関係があるようだ。バイデン氏は78歳と高齢で、体調を不安視する声も少なくない。仮に、バイデンが体調を崩し、職務を遂行できないとなれば、大統領権限はカマラに移る。「カマラさんは、間違ったと思ったら柔軟に方向性を変えることができる人。彼女らしい、そのバランス感覚で、弱者の声を吸い上げて、貧困層の視点での政策を推し進めていってほしいです」(堤さん)初の女性アメリカ大統領誕生も夢ではない。とはいえ、女性初という冠は、カマラにとって、もはや何の意味も持たないだろう。「政治家は、出身や肌の色がどうだからこうあらねばならないという『箱』に押し込まれるべきではありません。自分は自分。私はそれで満足です」多様性に富んだ新しいスタイルの副大統領の登場に、アメリカのみならず、世界が注目している。「女性自身」2021年2月2日号 掲載
2021年01月25日シアトル発のチョコレートブランド、フランズ チョコレート(FRAN’S CHOCOLATES)からバレンタインに向けた期間限定ストアが、2021年1月19日(火)よりあべのハルカス近鉄本店などで順次開催。フランズ チョコレートは、厳選された良質なカカオを原料に、上品な美味しさを手作りで引き出したオーガニック・チョコレート専門店。オバマ元大統領がホワイトハウスのゲストへのお土産として愛好したことで知られており、シアトルの定番ギフトとして高い人気を誇っている。そんなフランズ チョコレートの期間限定ストアでは、バレンタインに向けたこだわりのチョコレートを展開。滑らかなキャラメルをダークチョコレートでコーティングし、ブルターニュの塩を使用した「グレイソルトキャラメル」、ミルクチョコレートでコーティングし、ウェールズの樫の木の上で軽く燻された塩で仕上げた「スモークトソルトキャラメル」といったソルトキャラメルは、上質なチョコレートと塩の調和を楽しめる、ブランドのシグネチャーアイテムだ。ほかにも、トリュフアソートメントセットやゴールドバー、デザートソースなども取り揃える予定となっている。【詳細】フランズ チョコレート 期間限定ストア価格例:ソルトキャラメル アソートメント 20 個セット 7,560 円(税込)■開催情報・あべのハルカス近鉄本店期間:2021年1月19日(火)~2月14日(日)場所:ウイング館 9階 催会場住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43※8,640円(税込)以上購入者へオリジナルトートプレゼント(数量限定)・阪急うめだ本店期間:2021年1月20日(水)~2月14日(日)場所:1階シーズン雑貨売場 1月20日(水)~29(金) / 1階コトコトステージ 11 1月30日(土)~2月14日(日)住所:大阪府大阪市北区角田町8−7※同店限定のアソートメントセットあり・日本橋三越本店期間:2021年2月2日(火)~2月14日(日)場所:本館7階 催事会場住所:東京都中央区日本橋室町1丁目4−1・伊勢丹新宿店期間:2021年2月5日(金)~2月14日(日)場所:本館6階 催事場住所:東京都新宿区新宿3丁目14−1※2月4日(木)よりISETANDOOR(定期宅配事業)もスタート予定
2021年01月23日文/RKRK2020年12月7日(月)のオンライン表彰式にて、2020年度『チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞』が発表されました。今年は、コロナ禍で社会変革に奮闘する女性リーダー5名が入賞しました。本賞へ協賛するティファニーから、入賞者にティファニー製ボウルが贈られました。社会問題や課題解決にチャレンジする女性に向けて『チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞』とは、ボストン在住の日本人女性、厚子・東光・フィッシュさんの提案により創設されました。フィッシュさんは、日本人女性に対するリーダーシップ育成活動や、東日本大震災の被災地支援活動が評価され、オバマ元大統領の発案で、2013年から始まった“Champion of Change”賞を受賞。そもそも“Champion of Change”賞とは、地域の社会問題の解決に向けた取り組みや、社会貢献活動を行なっている市民に贈られる賞です。フィッシュさんが“Champion of Change”賞を受賞したことがきっかけとなり、日本人女性の活躍を願い、また女性のロールモデルを示すことに役立ちたいという思いのもと、フィッシュさん自身で2017年に『チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞』を創設しました。ティファニーは、フィッシュさんの思いに賛同するとともに、変化に向けて努力を怠らない女性たちに敬意を表し、本賞に協賛しています。今年度は第4回目で、全国各地から、過去最多の164件の他薦による応募がありました。厳正な審査のもと、コロナ禍でも自らアクションを続け、強い想いで変化に取り組んだ5名の女性リーダーの入賞が決定しました。【大賞】・西 クレオニセさん(愛知県)エスコーラネクター校長『25年にわたって日本で暮らすブラジル人児童の教育を担う』【入賞者】※50音順・岡田 沙織さん(東京都)特定非営利活動法人若者メンタルサポート協会理事長『生きづらさを抱え、居場所のない若者たちに24時間寄り添い続ける』・染矢 明日香さん(東京都)特定非営利活動法人 ピルコン理事長『人生の選択肢を広げ、豊かな人生を送れるように、性について正しい知識を伝えたい』・寺原 真希子さん(東京都)一般社団法人MarriageForAllJapan -結婚の自由をすべての人に 代表理事/「結婚の自由をすべての人に」訴訟東京弁護団訴訟東京弁護団・弁護団長『性のあり方に関わらず、誰もが結婚するかしないかを自由に選択できる社会へ』・渡部 カンコロンゴ 清花さん(東京都)特定非営利活動法人WELgee代表『日本にやってきた難民の若者たちとともに、誰もが活躍できる未来を作る』【選考委員長】・厚子・東光・フィッシュ氏(フィッシュ・ファミリー財団 共同創設者・理事)【選考委員】・鵜尾雅隆氏(認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会 代表理事)・ダニエル・ペレル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク 社長)・山田泰久氏(一般財団法人非営利組織評価センター 業務執行理事)・吉岡マコ氏(認定特定非営利活動法人マドレボニータ代表理事)・龍治玲奈氏(日本マイクロソフト株式会社 政策渉外・法務本部 社会貢献担当部長)男性だけでなく女性も社会の変革を率先して行っていく時代!『チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞』の今後の盛り上がりにも注目です!【参考】2020年度「チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞 」コロナ禍で社会変革に奮闘する女性リーダー5名が入賞、 12月7日(月)に開催されたオンライン表彰式にて大賞を発表 - PR TIMES©︎ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク
2020年12月19日ニューヨークを拠点とするパターンメーカー、大丸製作所2の代表・大丸隆平がデザインするブランド「オーバーコート(OVERCOAT)」のポップアップストアが東京・六本木のギャラリーANB Tokyoで12月2日から13日まで開催されている。ミシェル・オバマ元大統領夫人の就任式のドレスに続いて、黒人女性初の副大統領としての起用が確実視されているカマラ・ハリス上院議員が8月の民主党大会で着たスーツを製作したのが大丸製作所2だったことが話題となり、全米から注目されている大丸隆平氏。今回のポップアップストアは11月にスタートした公式オンラインストア限定で販売されているカプセルコレクションを販売。ブランドのアイコンでもあるオーニング(店舗用テント素材)コートのセミオーダーの受注も行われている。女優の菊地凛子やシュプリームの元ディレクター、アンジェロ・パクなどが着用したことで、一躍有名になったこのコートのモデルと生地のデザインを顧客がセレクトし、オリジナルカスタマイズできるとあって、プレビューから話題を集めた。NYから来日したスタッフがその場で採寸するアンプラグドな昔ながらのテーラースタイル。会場では大丸氏も自ら接客を行った。「今年8月に西麻布で展示会と受注会を行った際に前回の5倍のオーダーが入り、その要望を肌で感じた。お客さんからもどこで手に入るのか分からなかったと言われ、新型コロナの影響でNYやパリに比べ、比較的平常が保たれている東京で今回、過去最大のポップアップを決めた」と大丸氏。オーニングという日本では馴染みの無いNYの街を象徴する店舗用素材をパタンナーならではの視点によって、プロダクトを”展開”したまさに“オーバーコート”。「オートクチュールと違い、僕たちの仕事であるプレタポルテは型紙さえあれば何千枚でもまったく同じモノが作れることが重要。16歳でこの仕事に就いて以来、立体物は頭で展開図にして考える癖がついてしまっている」と大丸氏が言うように会場には、パターンで製作された女神像のアートピースなど、職人ブランドとしてのもの作りのバックグラウンドを提示する展示も行われている。ミシェル・オバマ大統領夫人、カマラ・ハリス上院議員の仕事に関して「高級服のパターンがこれまで白人女性の体型に合わせて作られてきたという背景もあって、身体に添うデザイン、パターンにも社会的変化に応じた進化が求められている時代。人種や性別を問わず、さまざまな体型に合うパターンの技術をずっと仕事のテーマとしてきた日本人の僕にとってはその延長線上にある仕事」と大丸氏は話す。Text by Tatsuya NodaOVERCOAT ポップアップストア詳細会期:2020年12⽉2⽇(⽕)〜12⽉13⽇(⽇)13:00〜19:00場所:ANB Tokyo 4F (東京都港区六本⽊5-2-4 ANB Tokyo 4F)
2020年12月03日元プロ野球選手の上原浩治氏が、20日に自身の公式YouTubeチャンネル「上原浩治の雑談魂」に公開した動画に出演。メジャーリーグ・レッドソックスに在籍していた2013年、ワールドシリーズ制覇後にホワイトハウスへ招かれた際の“事件”を明かした。「【日本シリーズ直前】MLBの優勝賞金は●●●円!?ホワイトハウスでまさかの…優勝したらこんなイイことあります裏話【巨人vsソフトバンク楽しみ】【プロ野球】」と題して公開された動画で、上原氏は「首相官邸に3~4回行ってる。それこそ、田澤(純一)と一緒に安倍(晋三)さんにユニフォーム渡しにも行きました」と述懐。続けて「ホワイトハウスにも行ってますからね。オバマさんと握手をしてますからね」と明かした。さらに上原氏は、「ホワイトハウスには入るまでに3~4回検査があるんですよ。すごいセキュリティです。当たり前なんですけど」と述べ、「『お前の名前が見つからない』ってなって、僕、足止め食らったことがあるんですよ」と振り返った。ホワイトハウスには、「KOJI UEHARA」が「UEHARA KOJI」と名前が登録されていたことが原因だったという。上原氏は「ただ単に名前が逆になってた。それだけでちょっと足止めを食らった」と言い、「後ろから嫁が普通に入っていった。『お先~』みたいな感じで。嫁はちゃんと名前が登録されてた(笑)」と笑っていた。
2020年11月23日2020年11月20日に55歳の誕生日を迎えた、バンド『X-JAPAN』のYOSHIKIさん。年齢を感じさせない美しさと行動力から、祝福の声が寄せられると同時に「55歳ってウソでしょ!?」と驚く声が上がりました。YOSHIKIさんは2020年現在、アメリカを中心に海外でも活躍しています。YOSHIKIの『ツーショット相手』に驚く声誕生日の翌日、YOSHIKIさんがInstagramを更新。投稿された1枚の写真に多くの人から驚く声が上がりました。投稿によるとYOSHIKIさんは、去年の誕生日に起業家であり友人のマーク・ベニオフ氏からある人物を紹介された模様。その相手は、驚くべき人物でした。 この投稿をInstagramで見る Yoshiki(@yoshikiofficial)がシェアした投稿 YOSHIKIさんの隣で微笑んでいるのは、元アメリカ大統領のバラク・オバマ氏!2019年の投稿によると、サンフランシスコで誕生日パーティーを行っていたところ、サプライズでオバマ氏が登場したといいます。昨年を振り返り、YOSHIKIさんはこのように思いをつづりました。今日は僕の誕生日! 去年のこの日はマークがオバマ大統領を紹介してくれた。びっくりした、yoshikiofficialーより引用元大統領が誕生日パーティーにやって来るだなんて、誰もが予想できないでしょう。これには、さすがのYOSHIKIさんも驚いてしまった様子です。昨年も話題になった、大物同士のツーショット。初めて写真を見た人たちは「こんなことがあったなんて!」「本物のオバマさん!?」といった声が寄せられました。2019年には台風15号に襲われた千葉県の被災地で、ボランティア活動として肉体労働に励んだYOSHIKIさん。今後も年齢を感じさせない元気な姿を見せてくれそうです![文・構成/grape編集部]
2020年11月22日アメリカの歴代大統領であるバラク・オバマさんのモノマネで大ブレイクした、お笑いコンビ『デンジャラス』のノッチさんが、2020年11月11日にブログを更新しました。タレントとしてだけでなく、2児の父親としても日々奮闘しているノッチさん。12歳になる長女は、中学受験に向けて勉強中だといいます。ノッチが受験生の娘からもらった手紙高校受験を経験したノッチさんは、陸上部推薦として特待生で入学をしたため、従来の受験を経験したことがないのだとか。受験に関する具体的なサポートはできないと思い、ひたすら娘さんにエールを送っているそうです。そんなある日、ノッチさんは娘さんから手紙をもらいました。それでも、じゅくに通わせてくれて本当にありがとう。感謝でいっぱいです。私が、お父さんに出来る事は、来年の春、受験に合格して、お父さんに喜んでもらう事!!そして、私の夢である化粧品開発の研究員になって、新商品を作り、いっぱいかせげるようになったら、お父さんと、たくさん外国へ旅行へ行きたいです。その夢を叶えるために、勉強がんばります。「何かつらい事はないか?大丈夫か?いつでも聞くからな。」デンジャラス ノッチオフィシャルブログーより引用最後のセリフは、きっと普段からノッチさんが娘さんにかけていた言葉なのでしょう。我が子を想う、ノッチさんの父親としての温かさが伝わってきます。娘さんからの熱意と愛の手紙を受け取り、ノッチさんはこのように想いをつづりました。お受験は、お父さんの為ではなく自分の為にチャレンジするんだよ。そう言ってアドバイスしました。正解か?不正解か?まだ良くわからないですねお父さんになったのは初めてだから。一緒に頑張ります。感謝します。デンジャラス ノッチオフィシャルブログーより引用子供を育てる誰もが『親初心者』であり、子育てに正解はありません。愛する我が子に寄り添い、試行錯誤をしながらともに歩んで行くノッチさんは立派な父親といえるでしょう。親子の二人三脚によって、娘さんが夢をかなえられるといいですね![文・構成/grape編集部]
2020年11月12日唐沢寿明主演で世界的大ヒットシリーズ「24-TWENTY FOUR-」を日本リメイクした「24 JAPAN」が、ついにスタート。豪華なキャスト陣や世界観の再現度に早速注目が集まっているが、「24 JAPAN」はオリジナル版を踏襲しつつも日本ならではのアレンジも加わった物語になると発表されている。2000年代前半、日本の海外ドラマブームの火付け役の1つとなった“本家”「24-TWENTY FOUR-」(以下「24」)にかつてドハマリした人も、今回「24 JAPAN」で初めて触れるという人も必見の3つのポイントを紹介する。1.日本に海外ドラマブームを巻き起こした“本家”「24」1話1時間、全24話で24時間リアルタイムに進行するストーリーを描く革新性と、9・11同時多発テロから2か月後の2001年11月に全米放送がスタートするという同時代性で話題を呼んだ「24」。日本では2003年にリリースされると、いまで言う“イッキ見”でハマる人が続出。配信などなかった当時は、続きが気になるあまりレンタルビデオ店に行列ができるほど人が押し寄せ、睡眠時間を削ってまで観る人が相次いだ。シーズンを追うごとに神経ガスや生物兵器、核弾頭などに拡がったテロの脅威だけでなく、シーズン1~3まではアメリカ合衆国初の黒人大統領がキーパーソンとなっており、2009年のオバマ大統領誕生を予見した面もある。シーズン8(~2010)まで制作された後は映画化の動きもあったが、その後は「24-TWENTY FOUR- リブ・アナザー・デイ」(2014)やスピンオフ「24-TWENTY FOUR- レガシー」(2017)が制作される形となった。「24」は90年代に一大ブームとなった「ツイン・ピークス」や「X-ファイル」などに続く、2000年代における日本での海外ドラマブームの火付け役であり、「24」の大ヒットがあったからこそ「LOST」「プリズン・ブレイク」「デスパレートな妻たち」「HEROES/ヒーローズ」「ゴシップガール」などが続々と日本に浸透していったといえる。また、いまでこそTVシリーズに大物映画俳優が出演したり、大ヒットTVシリーズから映画主演に抜擢されたりすることは珍しくないが、主人公のアメリカ連邦機関CTU(テロ対策ユニット)捜査官ジャック・バウアーを演じたキーファー・サザーランドといえば、『スタンド・バイ・ミー』や『ヤングガン』シリーズなどで80年代に活躍した青春映画スター。一時キャリアは低迷したものの、今作「24」の熱演で第一線に返り咲いた。日本では小山力也による吹き替えも人気の要因となり、岸学(どきどきキャンプ)の吹き替えモノマネでジャック・バウアーを知る人も多いのでは?今回、岸さんはジャックになりきり(!?)、「24 JAPAN」のPR活動も積極的に行っている。2.タイムカウントに着信音、画面の多数分割も…“本家”をオマージュそんな「24」のシーズン1をテレビ朝日、ABEMA、TELASA(テラサ)の三社共同プロジェクトとして日本リメイクしたのが今作。主演として日本版ジャック・バウアー=獅堂現馬を演じるのは、オリジナル版を「何十回も見ていた」という唐沢寿明。キーファーとは3歳違いの同年代、自身の携帯電話の着信音もCTUの着信音にしていたほどの大ファンだそう。そして今作で暗殺計画のターゲットとなるのは、“日本初の女性総理”候補で「民生党」党首の朝倉麗(仲間由紀恵)。女性総理誕生に向けた総選挙当日の模様と、彼女の暗殺計画の阻止、CTU内部の内通者探しという極秘任務、さらに獅堂の娘・美有(桜田ひより)の行方不明などが複雑に絡み合っていく。異なる場所で同時進行する出来事を映し出す画面分割は、今作でも目にすることができる。もちろん“本家”同様、全24話をかけて1日・24時間の出来事を1話ずつ、リアルタイムで描く今作。総選挙当日の「午前0:00~01:00」の出来事が描かれた第1話は、すでにご覧になった本家ファンならお気づきのとおり、シーンの流れや構図、人物の会話内容などがほぼほぼ踏襲されていると分かるはず。物語が進むとともにデジタルの時間表示が効果音付きで刻々とカウントされ、緊迫感をより高めていくのもまさに同じ。その色はイエローから、今作ではロゴカラーと同じ蛍光グリーンとなっている。お馴染みCTUの着信音はアレンジが加わっているものの今後も度々、印象的に登場してくるだろう。主な舞台となる東京本部のセットは獅堂の部屋へと続く階段が配され、区切られたブースに多数のディスプレイが並び、雰囲気たっぷり。また、唐沢さん演じる獅堂の強引で問答無用な手腕や天才的ともいえる判断力、勘の良さもまさにジャックさながら。何より、獅堂が率いる第1支部A班のチーフ・水石伊月(栗山千明)、暗号解析係長の南条巧(池内博之)、暗号解析係の明智菫(朝倉あき)の顔ぶれを見るだけでもドキドキしてしまう。特に池内さんは、本家のトニー・アルメイダ(カルロス・バーナード)にかなり寄せてきていると早くも評判だ。時代は移り変わり、携帯電話はスマートフォンに、ジャックの娘の貝殻型iBookはクラウドへと進化を遂げてはいるものの、家族のひと筋縄でいかない関係や思春期の反抗などは古今東西、変わらぬもの。「何でも話して」「隠し事はしないで」と言いながらも、夫婦/家族間の電話や選対本部、CTU内部では嘘と疑念が飛び交っている。その中で、麗がスピーチ内容について「あまり女性であることを強調したくない」と苦言を呈したり、CTU第1支部長・鬼束(佐野史郎)が麗は「緊縮財政、管理・監視社会に反対の立場」でCTUを目の敵にしていると明言したりする場面は、“いま”を感じさせる。麗の息子・夕太(今井悠貴)や娘・日奈(森マリア)、義母・磯村滋子(水野久美)が1話から登場していることは、夫・朝倉遥平(筒井道隆)と二人三脚で政治活動を行い、クリーンなイメージが強い麗の家族関係や、“母”や“妻”としての苦悩がよりクローズアップされていくのかもしれない。3. ABEMAでは本編を補完するオリジナル・ストーリーを含む「配信スペシャル版」もそれに、2020年だからこそできる楽しみ方もある。ABEMAでは「24」シリーズ史上初、“本家”でも描かれていないオリジナル・サイドストーリーを含めた「配信スペシャル版」を配信中だ。例えば、第1話では総選挙当日の3週間前に遡り、獅堂の娘・美有と函崎寿々(柳美稀)が出会い、とあることをきっかけに心を通わしながら徐々に距離を縮めていく様子が描かれている。自由奔放な寿々に憧れとシンパシーを感じた美有は、ずっと自分の中で押し殺していた“本音”を寿々に打ち明けるのだが…。桜田さん演じる美有は、本家でも人気キャラクターだったキム(エリシャ・カスバート)にあたる役。本家スタート時にはまだ生まれていなかった若き実力派・桜田さんに注目俳優の柳さんと上杉柊平、犬飼貴丈らが関わっていく点は今作でも大きな柱となる。ABEMAでは、配信スペシャル版の第1話から第3話を無料視聴できるほか、放送開始日10月9日(金)以降、毎日24時にその週の最新話を無料リニア放送(※毎週金曜日のみ25時24分から放送)。また、ABEMAプレミアム会員であれば、地上波放送後から全話を見逃し視聴できるほか、オリジナル版「24」のシーズン1~4までが見放題可能となっている(※オリジナル版はHulu、U-NEXTでも配信中)。本家の日本上陸時にはなかった配信という形で、「24 JAPAN」は伏線に目を懲らしつつ、全く新しい物語となるオリジナル・サイドストーリーで補完もしつつ、好きなときに何度でも楽しめるわけだ。第2話「01:00A.M.-02:00A.M.」(10月16日放送) あらすじニューヨーク発東京行きの旅客機が突然、墜落した。第一報を受けたCTU(テロ対策ユニット)第1支部A班の班長・獅堂現馬(唐沢寿明)は、日本初の女性総理候補・朝倉麗(仲間由紀恵)の暗殺計画に関係した“事件”だと直感。CTUの暗号解析係長・南条巧(池内博之)に搭乗者全員の経歴をすぐ調べるよう命じるが、現馬に不信感を抱く南条は素直に命令に従おうとしない。その頃、旅客機爆破後、パラシュートで脱出した謎の女・氷川七々美(片瀬那奈)は、地上で何者かと合流。墜落した飛行機の乗客のひとりで、数時間後には麗を取材する予定だったカメラマン・皆川恒彦(前川泰之)から奪ったIDカードの話になるが…!?一方、CTU東京本部長・郷中兵輔(村上弘明)は、極秘調査を担当するCTU第3支部捜査員・三上徹(石垣佑磨)と落ち合い、所有者ナンバーが消去されたCTUのカードキーを受け取る。なんと、そこには内通者によって麗に関する膨大なデータが記録されていた。しかも、カードキーの受け渡し直後、何者かが郷中と三上を銃撃。郷中から連絡を受けた現馬はすぐさま救助に向かうが、その行く手には文字通り“絶体絶命の事態”が待ち受けていた!さらに同じ頃、麗が滞在先のホテルから姿を消してしまい…。娘・美有(桜田ひより)の行方も依然としてつかめず、公私ともに得体の知れない事件に翻弄されていく現馬。そんな彼に追い打ちをかけるかのような、“耳を疑う新情報”がもたらされる――。「24 JAPAN」は毎週金曜23時15分~テレビ朝日系にて放送(全24話)。※一部地域を除く「ABEMA」「TELASA」にて配信スペシャル版を全話見逃し配信。(text:cinemacafe.net)
2020年10月16日『スリー・ビルボード』で2度目のアカデミー賞主演女優賞を手にしたフランシス・マクドーマンド主演、マーベル・スタジオ最新作『エターナルズ』(原題)に抜擢されたクロエ・ジャオ監督の『ノマドランド』が、第45回トロント国際映画祭の最高賞である観客賞に選ばれた。映画賞レースを席巻する数多くの名作を世に送り出してきたサーチライト・ピクチャーズが、オバマ前・米大統領が絶賛した『ザ・ライダー』やアベンジャーズに続く最強ヒーローチームを描いた『エターナルズ』(原題)を手掛ける最注目のアジア系女性監督クロエ・ジャオと組んだ本作。トロント国際映画祭では過去10年間で観客賞受賞作品の3本、『グリーンブック』『それでも夜は明ける』『英国王のスピーチ』はアカデミー賞の作品賞を受賞していることから、同・観客賞は最もアカデミー賞に近い賞との呼び声高いことでも知られる。昨年はタイカ・ワイティティ監督の『ジョジョ・ラビット』が受賞した。ヴェネチア国際映画祭でもすでに最高賞である金獅子賞を受賞している本作。9月11日(現地時間)に、第77回ヴェネチア国際映画祭、第45回トロント国際映画祭、LAにて開催されるテルライド映画祭主催のドライブ・イン・シアターなどで同時ワールドプレミアが行われ、上映が終了するや否や、世界のジャーナリストから本作の絶賛評が続出。ガーディアン紙は星5つの最高評価を付け、「実在する“ノマド”たちに自然と溶け込んでいくマクドーマンドの演技は、キャリア史上最高のパフォーマンスとも言える素晴らしさだ。また並外れた知性とスタイルで引き出されたプロットにも圧倒された。ジャオが手掛ける作品には偉大さが詰まっている」と絶賛。バラエティ紙は「テレンス・マリックに影響を受けた撮影手法だが、編集は確実にジャオ自身のリズムだ。長くて豪華な夕日を眺めているような気分だった。『イントゥ・ザ・ワイルド』の哲学が染み渡り、それらをより深化させた作品に仕上がっている」と評価。ハリウッドレポーターは「ジャオの初となる著名俳優とのコラボレーションは、マクドーマンドが完全に、スクリーンを共有する現実の“ノマド”たちと一体になる、素晴らしい演技を引き出した。またジャオは全作でコンビを組む撮影監督のジョシュア・ジェームズ・リチャーズとともに、雄大な風景と豪華な水彩画の夕焼けをスクリーンに映し、また孤独な道、険しい山と岩だらけの砂漠といった生活の本質的な部分では、自然の強さと独立性を見事に引き出した」と評している。米批評家による辛口レビューサイト「Rotten Tomatoes」では59ものレビューが全て絶賛、100%Freshの高評価を獲得している(9月18日時点)。『ノマドランド』は2021年1月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ノマドランド 2021年1月より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved.
2020年09月21日アメリカ前大統領、バラク・オバマさんのモノマネで大ブレイクした、お笑いコンビ『デンジャラス』のノッチさん。『救急の日』である2020年9月9日に自身のブログを更新し、かつてトライアスロンのレース中に水中毒を発症していたことを明かしました。ノッチ、レース中のアクシデント水中毒とは、水分の過剰摂取により、血液中のナトリウム濃度が低下して生じる中毒症状のことです。軽症では頭痛やめまい。重症の場合は意識障害や痙攣、呼吸困難などの症状が表れ、最悪の場合は死に至ることもあります。ノッチさんはトライアスロンのレース中、暑かったため氷水を大量に飲んでいたそうです。レース中暑いので、氷水ばかり飲んでしまいました。結果水分補給してるのに脱水状態アクシデントでサポートして頂きほんとに感謝です。なので自分も資格取得しました。デンジャラス ノッチオフィシャルブログーより引用レース中の突然のアクシデントにノッチさんはもちろん、家族も心配だったことでしょう。医療従事者の懸命な処置によって、ノッチさんは無事助かりました。『命をつなぐ』救命の大切さ※画像はイメージこの出来事をきっかけに、『救命の大切さ』を身をもって感じたノッチさん。自分の経験をいかせないかと思い、なんと救命や健康に関する資格を取得したそうです!ノッチさんが取得した資格はこちらの3つ。・救命処置や応急手当、AEDの使い方などを習得する『上級救命技能認定証』・普通救命講習の指導が可能な『応急手当普及員認定証』・健康寿命をのばすためのノウハウを習得する『健康マスター』ノッチさんはブログのラストで、今回の経験を次にいかすための意気込みをつづりました。今日は救急の日いつでもどこでもノーデンジャラスマンになって人様の為になる準備はしておりますデンジャラス ノッチオフィシャルブログーより引用ノッチさんの「これからは自分が誰かの命を救いたい、救命の大切さを多くの人へ伝えていきたい」という思いが伝わってきますね。実際に、ノッチさんはトークイベント『蝶野正洋の命を守る救命救急教室』にゲスト出演するなどの活動を行っています。自分の経験を糧にしたノッチさんの行動は、これから誰かの命を救うことにつながっていくことでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年09月14日映画「ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ」が、10月9日より、新宿シネマカリテ、シネクイントにて全国公開される。本作は、注目の映画会社、「A24」と「プランB」がタッグを組んで制作したことでも話題の一本。「A24」と「プランB」は、今、世界の映画シーンにおいて、その動向が最も注目されている映画会社。ともに芸術性と商業性を兼ね備えた、賞レースをにぎわす上質なヒット作を多数輩出している。この二つの会社が、アカデミー賞作品賞に輝いた「ムーンライト」以来のタッグを組んだのがこの「ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ」。新鋭監督のジョー・タルボットは、2019年サンダンス映画祭で上映された本作で、監督賞と審査員特別賞をW受賞し、華々しい長編映画デビューを果たした。「ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ」の舞台となったのは、タイトルの通り“サンフランシスコ”。ゴールデン・ゲート・ブリッジ、坂道を走る路面電車、優雅に佇むヴィクトリアン様式の家が並んでいる。歴史あるこの街は、急速な発展によって地価が高騰し、富裕層が多く住むようになったことで、代々住んでいた者たちは行き場所を失っていた。本作で主人公を実名で演じた、ジミー・フェイルズもその一人だ。生まれ育った場所が面影も残らないほど変化を遂げることで、大切な記憶が上書きされ、自分のアイデンティティまで否定されてしまうような感覚。それは、一見パーソナルな物語でありながら、今や世界中で起きつつある問題を描いている。フェイルズの幼馴染でもあるタルボット監督は、そんな彼の物語を美しい音楽や優しくも力強い台詞で紡ぎ、愛してやまない街の景観をスクリーンに閉じ込めた。自身初の長編映画となった本作は、世界各国の映画祭で高い評価を受け、オバマ前米大統領が選ぶベストムービーにも選出された。多くの財産をもたず、大都市の片隅に追いやられても、家族の記憶が宿る美しい家や、かけがえのない親友を大切にするジミー。そんな彼の姿は、「人生にとって、本当に必要なものとは何か」を見つめ直したい今だからこそ、私たちに温かい抱擁のような余韻を残し、そっと心に寄り添ってくれる一作品となるはず。■「ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ」のあらすじサンフランシスコで生まれ育ったジミー(ジミー・フェイルズ)は、祖父が建て、かつて家族と暮らした記憶の宿るヴィクトリアン様式の美しい家を愛していた。変わりゆく街の中にあって、観光名所になっていたその家は、ある日現在の家主が手放すことになり売りに出される。この家に再び住みたいと願い奔走するジミーの思いを、親友モント(ジョナサン・メジャース)は、いつも静かに支えていた。今や「最もお金のかかる街」となったサンフランシスコで、彼は自分の心の在り処であるこの家を取り戻すことができるのだろうか。多くの財産をもたなくても、かけがえのない友がいて、心の中には小さいけれど守りたい大切なものをもっている。それだけで、人生はそう悪くないはずだ──。そんなジミーの生き方が、今の時代を生きる私たちに温かい抱擁のような余韻を残す、忘れがたい物語。なお、本作の公開に先立ち、この度予告編とオリジナル・サウンドトラックが解禁。まずはこちらをチェックしておこう。■「The Last Black Man in San Francisco」(Original Motion Picture Soundtrack) 【映画情報】「ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ」10月9日より新宿シネマカリテ、シネクイントほか、全国公開監督・脚本:ジョー・タルボット共同脚本:ロブ・リチャート原案:ジョー・タルボット、ジミー・フェイルズ音楽:エミール・モセリ出演:ジミー・フェイルズ、ジョナサン・メジャース、ロブ・モーガン、ダニー・グローヴァー配給:ファントム・フィルム 提供:ファントム・フィルム / TCエンタテインメントURL:phantom-film.com/lastblackman-movie/原題 The Last Black Man in San Francisco / 2019年 / アメリカ / 英語 / ビスタサイズ / 120分 / PG12 / 字幕翻訳 稲田嵯裕里 ©2019 A24 DISTRIBUTION LLC.ALL RIGHTS RESERVED.
2020年09月14日ヘンリー&メーガン夫妻が負傷した元兵士のための募金イベントを急遽中止していたことがわかった。このイベントは、傷病軍人とその家族をサポートするための国際的なスポーツイベント「インビクタス・ゲーム」を主催する財団への寄付集めを目的としたもの。インビクタス・ゲームはヘンリー王子自身が’14年に創設したイベントで、元兵士たちが車いすバスケットボールやシッティング・バレーボールなどの9種目の競技に参加する。これまでに4回開催されており、’16年にはオバマ米大統領も出席。直近の’18年にはメーガン妃が表彰式のプレゼンターを務めた。今年のインビクタス・ゲームは新型コロナウイルス感染拡大の影響で来年に延期されたため、今年は寄付を募る小規模なチャリティイベントのみを行う予定だった。しかし、突然イベントの中止が発表された。Sunday Timesによると、イベントの様子がAmazonで配信される予定だったことが原因だという。夫妻は過日、Netflixと巨額の契約を結んだばかり。AmazonはNetflixとは競合する関係にあるため、金銭的な問題が生じたと見られている。財団のスポークスパーソンは、「チャリティイベントの中止は新型コロナウイルスのためであり、サセックス公爵夫妻の事業とは何ら関係はない」と説明している。
2020年09月07日先日、現地時間8月28日に突然の訃報が伝えられた『ブラックパンサー』のティ・チャラ/ブラックパンサー役で知られるチャドウィック・ボーズマン。トニー・スターク/アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jrやスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスらマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のキャスト陣らが続々と追悼メッセージを寄せる中、チャドウィックが文字通り命を吹き込んだブラックパンサーのトリビュート映像が公開された。チャドウィックは、ブラックパンサーとして『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(’16)から『ブラックパンサー』(’18)、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(’18)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(’19)まで出演。今回公開された映像には『ブラックパンサー』をはじめとする作品のビハインドシーンや、ライアン・クーグラー監督やキャスト・スタッフたちが彼について語るインタビュー、プレミアの模様などが収められている。ロバート・ダウニー・JrはSNSを通じて、「ボーズマンは命をかけて闘いながら、我々の演技を向上させてくれた...それこそがヒロイズム」と笑顔の動画と共にコメント。また、ピーター・パーカー/スパイダーマン役のトム・ホランドは「撮影現場にいる自分だけでなく、世界中の何百万人にとってもロールモデルだった」とコメントし、病院を慰問中のチャドウィックの写真を投稿。そのほか、ケヴィン・ファイギ、クーグラー監督、ルッソ兄弟監督、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン、ドン・チードル、アンジェラ・バセット、スターリング・K・ブラウン、クリス・プラット、タイカ・ワイティティ監督らMCU仲間ほか、ライアン・レイノルズ、ガル・ガドッド、スパイク・リー監督、前オバマ大統領なども続々と哀悼の意を寄せている。チャドウィックは2016年の診断から病気について公にしておらず、2017年の『マーシャル法廷を変えた男』からスパイク・リー監督のNetflix映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』、遺作となったNetflix映画『マ・レイニーのブラックボトム』まで、約4年にわたりがんと闘っていたことも伝えられた。なお、米Twitterによれば、チャドウィックの死去を伝えた彼の公式Twitterの投稿が過去最高数の「いいね」を獲得したという(8月31日19時現在・737万)。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpanther
2020年08月31日英国の情報番組「Good Morning Britain」で週3日ホストを務めるピアーズ・モーガン(55)は、“反メーガン妃”の急先鋒として知られる。故郷の米国に戻ったメーガン妃(39)は20日、超党派団体「When We All Vote」のオンラインイベントに出演。When We All Voteはミシェル・オバマ共同議長らのもと、11月の大統領選挙への投票を呼びかける活動を行っている。メーガン妃はスピーチで女性の投票を促し、「来たるべき未来のために変革を」と呼びかけた。これにモーガンがTwitterで猛然と噛み付いた。「女王はサセックス公爵夫妻からこの肩書を剥奪すべきだ。外国の選挙にこうまでぬけぬけと口を出すような彼らはもう王族ではいられない」英王室は、伝統的に政治に対しては中立の立場を貫いてきた。女王以下王室メンバーはいかなる選挙においても投票はしない。メーガン妃は、公務を行う高位王族からは退いたものの、未だに「サセックス公爵夫人」という肩書は外れておらず、英国のロイヤルファミリーの一員であることに変わりはない。しかし、世界で最も注目される選挙である米大統領選に関するイベントに、明言はしないまでも民主党支持者として参加。「変革」を促すということは現トランプ政権への批判を意味し、極めて政治色の強い発言をしたことになる。モーガンのツイートにはコメントや引用が殺到。「英国民全員の声を代弁してくれた。彼女の行為は実に不遜だ」と彼に賛同するものと、「メーガンはアメリカ人ですよ。彼女にしてみれば外国の選挙じゃない。なぜ彼女にそこまで執着するんですか?」といったメーガン妃寄りのコメントで意見が分かれた。喧々囂々のツイート合戦に、ベテラン女優で反トランプ派のベット・ミドラー(74)も「oh… f●ck off(あー、くそくらえ)」と汚い言葉で罵りながら参加するなど、メーガン妃周辺は様々なイデオロギーの乱戦状態となっている。
2020年08月24日「終わってほしくない」「この時間がずっと続いてほしい」。そんなふうに思える映画と一生のうちにどれだけ出会えるだろう。その映画のエンドロールを見つめながら、一抹の寂しさとともに充実感や多幸感を噛みしめるひとときは何事にも代えがたい。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は間違いなく、2020年を代表するそんな映画になるはずだ。女優や活動家としても知られるオリヴィア・ワイルドが女性脚本家や女性製作陣、新進気鋭の女優たちと生み出したのは、笑って泣ける青春バディムービーのネクストレベルにして最高峰。しかも、豊潤なまでにキラキラとして色鮮やかな個性たちが映画の中に息づいている。ステレオタイプは不在!最先端のハイスクールバディと多様な登場人物たち6月、大作映画が軒並み公開延期となる中、待望の本作の公開決定が発表されるや、コロナ禍に疲弊した映画クラスタのSNSは大いに沸いた。海外ドラマ「The O.C.」「Dr.House」や映画『トロン:レガシー』『ライフ・イットセルフ未来に続く物語』などで知られる女優オリヴィア・ワイルドの初監督作品の評判は、プレミア上映された「SXSW2019」での熱狂から、各映画祭・映画賞での受賞・ノミネート、米脚本家組合(WGA)や英国アカデミー賞オリジナル脚本賞へのノミネート、アカデミー賞前日のインディペンデント・スピリット賞新人作品賞獲得などから伝わり、期待値はかなり高いものだった。さらに、本作の主人公となる親友2人組モリー&エイミーを演じるのは、期待の女優ビーニー・フェルドスタインとケイトリン・デヴァーという尊いコンビだ。これが面白くないわけがない。『レディ・バード』でシアーシャ・ローナンの親友を演じていたビーニーは、『mid90s ミッドナインティーズ』を初監督した俳優ジョナ・ヒルの実の妹。オリヴィア監督からの誘いで主演の座を射止め、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(コメディ・ミュージカル部門)にもノミネートされた。彼女が演じるモリーはちょっぴり仕切り屋で、知的好奇心も向上心も旺盛、ミシェル・オバマや最高齢の米最高裁判事“RBG”ことルース・ベイダー・ギンズバーグを尊敬するザ・生徒会長だ。また、エイミー役のケイトリンはこれまで『ショート・タイム』や『デトロイト』、「アンビリーバブル たった1つの真実」と壮絶な役柄の印象が強く、その演技力は注目されていたが、本作ではモリーの親友でフェミニスト、レズビアンをカミングアウトしているが意中の彼女には告白できずにいる女子高生役に。オリヴィア監督の発案でビーニーと10週間にわたり共同生活を送ったそうで、本作では弾ける笑顔も怒り顔さえも、楽しんで演じている様子が窺えることが嬉しい。彼女たちが演じる主人公2人は共に勉学にいそしみ、高校生活のほとんどを図書館や社会活動で過ごしてきた、と思われる。学校でもずっと一緒で、おそらく家でもずっとチャット。お互いをほめ合う姿が微笑ましい、仲良しコンビだ。それぞれイェール大とコロンビア大に進学が決まっており、離ればなれになる入学までの夏休みはアフリカのボツワナで現地女性のために生理用品を作るボランティアをすると決めている。そんな彼女たちの高校生活の終業を海外ドラマ「glee」などでも聞き慣れたベルが告げると、学校の人気グループのスケボー少年タナー(実際に有名スケートボーダーでもある日系のニコ・ヒラガ)の合図を皮切りに大騒ぎが始まる。ごくごく当たり前にアフリカ系やヒスパニック系、アジア系が入り交じり、LGBTQ+の生徒たちが存在している、人気Netflixドラマ「セックス・エデュケーション」では見慣れた“インクルージョン”で“ラブ・マイセルフ”な現在の定番がここにはある。また、典型的な“体育会系”のいじめっ子や意地悪なチアリーダーは見当たらないことにもすぐに気づくはず。例えば、俳優キューバ・グッディング・Jr.の息子メイソン・グッディングが演じる学校1番人気の“体育会系”男子ニックは、陽気でピースフルな雰囲気の持ち主。その人気者男子たちと一緒にいるのは、『グッド・ボーイズ』のモリー・ゴードン演じるセクシーなルックスで謎多き“トリプルA”。いわゆる学園のマドンナ…ではないが、登場するだけで場面が一変するエキセントリックなジジは、常にトンでいる状態だがそれは孤独の裏返し。母が故キャリー・フィッシャー、祖母が故デビー・レイノルズという芸能一家のビリー・ロードが好演を見せる。さらに、クールで孤高、群れない主義でもパーティーにはとりあえず顔を出すホープは、演じたダイアナ・シルヴァーズがNetflix「スペース・フォース」や『ミスター・ガラス』とはまるで印象が違うこともあり、本作で開花した彼女の魅力で人気が出そうなキャラ。演劇部のゲイコンビ、アランとジョージは自らも企画性の高い(?)パーティーを主催する。ときに生徒会長のモリーにも一喝する彼らは決して“ウォールフラワー”(壁の花)ではなく、自信にあふれて咲き誇っている。「デイブレイク~世界が終わったその先で~」のオースティン・クルートとコメディドラマ「The Real O’Neals」(原題)にも出演したノア・ガルヴィンの名コンビも必見だ。ところが!勉強もせずに遊んでいると思っていた彼ら同級生たちが実はちゃっかりハーバードやスタンフォードといった難関大への進学やグーグルへの就職を決めていると知ったモリーは愕然とする。「勉強しかしてこなかった」ことを激しく後悔し、呼ばれてもいない卒業前夜のパーティーで思う存分楽しんでやる!と息巻くのだが…。こうした同級生たちは、たとえ全員が同じ卒業式の青いローブを着ていても、それぞれの個性がローブに収まりきれないほど眩しくキラキラと輝いている。そして、その中にいるモリーとエイミーも、“ガリ勉”と日本式に言いまとめてしまうことに抵抗を感じるほど、たった一夜で大きく変わったことに気づくはずだ。タイトルの「Booksmart(ブックスマート)」が「本で賢くなった実践に乏しい人」を意味するように、彼女たちに最も足りなかったのは恋愛の実地体験や身近な友人たちとの本音での交流だった。それでも、彼女たちが(おそらく嫌いな)“一夜漬け”でも劇的に物事の見方が変わる、そんな事件はたった1日しかない高校最後の日だからこそ起こり得る。“俺たち”はもう十分!?“私たち”の青春映画爆誕!オリヴィア監督は「『ビバリーヒルズ・コップ』や『リーサル・ウェポン』などを参考に、性格の異なる2人が、命がけの状況でお互いを補い合う姿を描きたかった。“ガールズ映画を作ろう”という考えはなかった」と語っている。実際にモリーとエイミーを待ち受ける怒涛の一夜の冒険は、爆笑あり、アクションあり、危険すぎる駆け引きあり、セクシーな妄想あり、そしてズキュンと胸に来る10代の痛みありとワイルドに盛り沢山。しかも、その展開はビーニーの兄ジョナ・ヒルの出世作『スーパーバッド童貞ウォーズ』をほぼ踏襲しているところがまたユニークだ。オープニングで相棒エバン(マイケル・セラ)が車で迎えに来るところや、憧れの人(エマ・ストーン)のパーティーに是が非でも行きたいのに、なかなかたどり着けないところ、ぎこちない初体験…といったシーンの数々が本作ではモリー&エイミーVer.で書き換えられている。また、オリヴィア監督は自身が影響を受けた青春映画として、それまで話したこともなかったタイプの違う学生たちの補修授業の1日を描く『ブレックファスト・クラブ』(85)や、性体験を赤裸々に描いた『初体験/リッジモント・ハイ』(82)、70年代の夏休み直前の一夜を描いた『バッド・チューニング』(93)、イケてない同級生を変身させる『クルーレス』(95)といった作品を挙げている。いずれも青春映画の名作、金字塔として語られる作品ばかり。『初体験/リッジモント・ハイ』にはショーン・ペンやジェニファー・ジェイソン・リー、フィービー・ケイツ、『バッド・チューニング』にはマシュー・マコノヒー、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ベン・アフレックといった俳優たちが初々しく登場しており、こうした作品が若手の登竜門になる点はいまも変わらない。とはいえ、いま2020年になってこれらの作品を見返してみると、たとえそれが“あの頃”のリアルであったとしても、「#MeToo」や『ハスラーズ』『レディ・バード』『ミッドサマー』のような映画を経た後では違和感がありまくりだ。あれは“私たち”の青春とはまるで別物、と感じる人たちは少なくないのではないだろうか(もちろん好きな方も多いとは思う)。本作の製作総指揮には、『俺たちフィギュアスケーター』『俺たちニュースキャスター』などの「俺たち」シリーズや『バイス』のウィル・フェレルとアダム・マッケイの名前があるものの、主なプロデューサー陣はそれこそ『ハスラーズ』や『スキャンダル』『20センチュリー・ウーマン』『her/世界でひとつの彼女』「デッド・トゥ・ミー」などを手掛けてきた女性たち。そして、脚本にはミラ・クニス&ケイト・マッキノンによる女性コンビを描いた『バッド・スパイ』監督・脚本のスザンナ・フォーゲル、製作陣のひとりでNetflixのスマッシュヒット映画『ロマンティックじゃない?』『セットアップ:ウソつきは恋のはじまり』のケイティ・シルバーマンら、気鋭の女性クリエイターたちが結集している。いずれも女性主人公がこれまでにない活躍を見せ、既存の価値観に一石を投じていくものだった。本作でオリヴィア監督や女性スタッフ陣が次世代俳優たちと作りあげたのは、まさにその系譜で“私たち”の青春の一夜だ。終盤、ある女性がある事件を機に“英雄”と呼ばれるのも(決して“女神”ではない)、実に本作らしい。この青春映画の新たな金字塔を、リアルタイムに自分事として触れることのできる世代が心底羨ましい。本国から約1年遅れをとってしまったが、日本の劇場がドッカンドッカンと楽しい笑い声で沸く日が本当に楽しみだ。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月20日全米が熱狂した青春コメディ『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』から、本作で初監督をつとめたオリヴィア・ワイルドのインタビュー映像が解禁された。今作が映画監督デビューとなったオリヴィア・ワイルドは、20歳でスクリーンデビューをした後、大ヒットドラマシリーズ「The O.C.」に出演し注目を集めた。その後、『トロン:レガシー』では黒髪おかっぱが印象的だったエキゾチックなヒロイン役に、『her/世界でひとつの彼女』でホアキン・フェニックス演じる主人公が一夜だけデートする女性や、『リチャード・ジュエル』の報道記者など、様々な作品に出演してきた実力派女優。また、バラク・オバマの大統領選では若手俳優による支援団体に参加したり、ハイチの復興支援、フェミニスト活動など、多才な能力を多方面で発揮している。そんな彼女が初監督作品に選んだのは、ラブストーリーや社会派ドラマでもなく、笑いあり涙ありの青春コメディだった。2019年SXSW映画祭で、プレミア上映された本作は、批評家、観客から絶賛され、ハリウッド映画賞ブレイクスルー監督賞など数々の賞を受賞。大人にはなりきれていない、でももう子どもでもない、多感な時期の女子高校生2人が織りなす一夜限りの大冒険の物語に多くの人が心動かされた。この度解禁されたインタビュー映像でオリヴィアは、「女性の友情を描いた映画を見たかった。女性が男性を追いかけたり外見を変えたりしない映画を」と作品に込められた意図を明かす。「思春期の友情というのは人生で最も親密な関係」と断言するオリヴィアは続けて、「大人になってから当時のことを振り返ると、その友情の影響が今の自分の人格や人間関係にあることに気づく。つまり本作は人生の重要な時期を描いてる。大人には高校生の悩みなんてかわいく思えるけど、彼らにとっては戦争」と語る。また、ガールズ映画を作ろうという考えはなかったと話すオリヴィアは、アクション映画や戦争映画のようなイメージで、バディ物の警察映画のようにお互いを支え合う2人を描きたかったと明かす。勉強ばかりしてきた主人公のモリーとエイミーが卒業前夜に誰よりも遊んで弾けてやろうと、はちゃめちゃに奮闘し、何があろうとお互いを褒め合い慰め合う2人は、まさに後世に残るバディ。オリヴィア監督は待機作にアトランタ五輪女子体操選手の実話の映画化『Perfect』(原題)、フローレンス・ピュー主演、シャイア・ラブーフ、クリス・パインら豪華キャストを迎えたサイコ・スリラー『Don’t Worry, Darling 』(原題)などが控えており、すでにハリウッドで注目される監督の1人となっている。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月18日初監督作品としてサンダンス映画祭をはじめ59の賞を総なめし、第91回アカデミー賞&第71回エミー賞にWノミネート、さらにオバマ元大統領が2018年の年間ベストに選んだ傑作ドキュメンタリー『行き止まりの世界に生まれて』。監督をつとめたのは、現在のアメリカの象徴「ラストベルト(錆びついた工業地帯)」育ちの中国系アメリカ人、ビン・リューだ。ビン・リュー監督は8歳になるまでに、中国からアラバマ州、カリフォルニア州と転々とし、働き口を見つけた母と共に移り住んだのが、本作の舞台でもあるイリノイ州ロックフォードだった。ロックフォードは、2013年の米紙「フォーブス」の発表した“全米最も惨めな都市ランキング20”で3位、2019年「ウォール・ストリート」が発表した“全米最も危険な都市ランキング25”で8位になるほどの治安の悪い地域。20世紀初めから70年代にかけて栄えていた鉄鋼や石炭、自動車などの産業がグローバル化が進み、金融やITにとって変わったことで衰退し、アメリカの繁栄から完全に見放された「ラストベルト(錆びついた工業地帯)」に位置する街のひとつでもある。環境の不安定さはそこに住む人たちの心も蝕み、犯罪や暴力、薬物が日常的に横行する場所でもある。この場所で、ビン監督の母は暴力を振るう男と結婚し、彼もまた義父から言われのない暴力を受けることになった。やがてビン監督はスケートを始めたことで、滑る場所、仲間が彼にとっての拠り所で家族となり、そしてスケートでつけた傷の痛みが 彼自身をコントロールする術となっていった。劇中に登場するキアーや、ザックもそれぞれに問題を抱えた家庭で暮らしていたことで、同じように自然と仲間となった。ビン監督はインタビューで「自分には他の人と比べてスケボーの才能がなかった」と語っている。その代わりに、仲間の姿を撮りためた大量のスケートビデオがきっかけで映像に興味を持つようになり、19歳の時にシカゴに引っ越し、フリーランスの撮影助手として活動。23歳で国際映画撮影監督組合に入り、ジョン・トール、マシュー・リバティーク、ウォーリー・フィスターなどの巨匠撮影監督のもとで劇映画やテレビシリーズの撮影部で働くことになった。初監督作の題材として、昔のビデオの中に映るキアーやザックの父親との確執にテーマをおくことにしたビン。さらに、撮った映像を見返し編集する過程で、2人の姿に自身の義父との関係と同じものを見つけた彼は、友人2人に焦点をおきながらも自身も映画の中に登場させることを思いついた。こうしたビン監督の活動に数々の若手ドキュメンタリー作家を輩出するカルテムキン・フィルムが協力し、何度も編集を重ねて本作が完成したのだ。今作は当時28歳の若手ドキュメンタリー作家の初監督作として脚光を浴び、さらに類い稀なポテンシャルで第91回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネートを果たした。アカデミー賞受賞式の日、ビン監督と、キアー、ザックはタキシードに身を包み再会。心が壊れそうな経験をしながらも、自身の過去や仲間の苦しみと向き合い、それを世界が唸る傑作として発表したのが本作、ということになる。『行き止まりの世界に生まれて』は9月4日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:行き止まりの世界に生まれて 2020年9月4日 新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開© 2018 Minding the Gap LLC. All Rights Reserved.
2020年08月16日22日(現地時間)に7歳の誕生日を迎えられるイギリスのジョージ王子。3人きょうだいの長男として、お兄さんらしい頼もしさも増して、すくすく成長中の7年間をプレイバック。2013年7月22日16時24分(現地時間)、ウェストミンスター・パディントンのセント・メアリーズ病院にて誕生したジョージ・アレクサンダー・ルイ・オブ・ケンブリッジ王子。体重8ポンド6オンス(3.8kg)の元気な赤ちゃんは翌日には母のキャサリン妃の腕に抱かれ、父のウィリアム王子と3人で集まった観衆にお披露目された。このとき、お包みから覗く小さな両手の動きがまるでお手ふりのようだったのが印象的。約3か月後の10月23日(現地時間)、ロンドンのセントジェームズ宮殿にあるチャペル・ロイヤルで洗礼式が行われた。従来のバッキンガム宮殿ではなく、ウィリアム王子の母・ダイアナ元皇太子妃が交通事故で亡くなった際、葬儀の前に遺体が安置されていた場所だったことで話題となった。2014年4月には生後8か月で両親と初の公式外遊に。ニュージーランドとオーストラリアを歴訪し、シドニーのタロンガ動物園では珍獣ビルビーに興味津々。現地では同年代の赤ちゃんとも交流。公の場でも物怖じしない元気いっぱいな様子が微笑ましかった。2歳の誕生日を前に妹のシャーロット王女が誕生2015年5月2日(現地時間)、妹のシャーロット王女が誕生した。ウィリアム王子と病院に来たジョージ王子は報道陣の過熱ぶりにちょっと驚きながらも、パパに抱っこされて、一緒にカメラに向かって手を振った。6月には兄妹一緒の初のポートレートが公開になった。ジョージ王子が膝の上にシャーロット王女を抱っこしているショットは自宅のアンマー・ホールでキャサリン妃が撮影した1枚。名カメラマンである妃は、家族の誕生日や記念日などのたびに、飾らない自然体の表情を引き出す写真を公開している。2016年から保育園に1月6日(現地時間)から、アンマー・ホールに近いウェストエーカー・モンテッソーリ幼稚園に通い始めた。この時もキャサリン妃が愛息の晴れ姿を撮影。4月にバラク・オバマ米大統領(当時)がケンジントン宮殿を訪問した際は、すでにおやすみタイム近くだったが、パジャマにガウン姿でご挨拶した。家族での公式外遊で2016年9月にカナダ、2017年7月にポーランドとドイツを訪問した。さすがに時差や長時間移動で疲れてしまうのか、ときどきご機嫌ななめ気味の様子もあったが、妹とともに小さなロイヤル・ファミリーの愛らしさは常に人気の的。飛行機やヘリコプターが大好きで、ハンブルグのヘリコプターメイカーを訪問した時は大喜びで見学、全身で楽しさを表現していた。同年5月にはキャサリン妃の妹、ピッパ・ミドルトンの挙式では、ページボーイという大役を務め、シャーロット王女もフラワーガールで参加した。2017年9月からはプリスクールのトーマス・バタシー・スクールに通い始めた。2018年4月23日(現地時間)に弟のルイ王子が誕生。学校の制服姿でウィリアム王子に連れられてシャーロット王女と3人で病院を訪問。お手ふりなどでギャラリーに大サービスの妹に比べて、ちょっとはにかむ表情を見せていた。5月には叔父のヘンリー王子とメーガン妃の結婚式でページボーイを務めた。パパとお揃いのブルーズ・アンド・ロイヤルズ(近衛騎兵連隊のフロックコート姿が凛々しく、その成長ぶりを印象付けた。家族のプライベートショットでは自然な表情を見せるが、公の場ではちょっと緊張気味のことも増えてきたのがこの頃。少年らしい成長とロイヤル・ファミリーの自覚の芽生えのなせる技と言えそう。昨年8月、ご両親主催のチャリティ・レガッタ観戦でワイト島を訪れた際には冒険家のベア・グリルス氏の指導で昆虫食に挑戦。果敢にお役目を果たしている。サッカーも大好きで、昨年10月にはご両親とシャーロット王女と英プレミアリーグ、アストン・ヴィラ対ノリッジ・シティの試合を観戦。ゴールが決まると、席で軽く飛び跳上がってガッツポーズで大喜びしていた。スポーツだけでなく芸術にも興味を持たれるようになり、最近ギターを習い始めたそう。12月には曽祖母のエリザベス女王、祖父のチャールズ皇太子、そしてウィリアム王子に見守られながら、クリスマス・プディング作りをお手伝い。大きなボウルいっぱいの材料を木べらで熱心に混ぜ合わせる表情が愛らしく、忙しない年の瀬を過ごす世間を和ませた。パンデミックで自主隔離生活中しかしながら、今年に入ってすぐに世界中に新型コロナウイルスが蔓延し、イギリスは3月からロックダウンに。ケンブリッジ公ご一家もアンマー・ホールで自主隔離生活を送ることになった。外に出かけての公務が無理ならば、とご一家はSNSを介して、医療の最前線で治療にあたる医療従事者への感謝を表明。ジョージ王子がシャーロット王女、ルイ王子と3人でカメラに向かって拍手する動画をアップした。4月にはシャーロット王女と一緒にウィリアム王子に伴われて、サンドリンガム・エステイトを訪問。独居の年金受給者に食料を届けるボランティア活動を行っていたことも、6月の「ボランティア・ウィーク」に合わせて公表された。今年の6月21日はウィリアム王子の38歳の誕生日と同時に父の日でもあり、アンマー・ホールの庭で撮ったファミリー・フォトが公開された。撮影はもちろんキャサリン妃。庭のブランコに父子4人で乗っている写真では、主役のパパとわんぱく盛りの弟妹と笑顔を見せている。ロックダウンは解除されたが、ご一家の拠点はいまも郊外のアンマーホール。学業も自宅学習で、夏休み前の7月までオンライン授業中心で取り組まれた。庭にきょうだい個別の菜園を作り、3月に植えたレタスやチェリートマトなどを6月に収穫。ちなみにイチゴは、摘みながらほとんど全部食べてしまわれたそう。誕生日に毎年恒例だった、ウエストミンスター寺院の鐘を鳴らすお祝いは今年は行われないという。これは女王とエディンバラ公(チャールズ皇太子)、ケンブリッジ公爵夫妻(ウィリアム王子とキャサリン妃)とそのお子さまたちが対象なのだが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて寺院の鐘を鳴らすのは8月まで中止されているため。まだまだパンデミックの影響は続き、いつもとは違う夏を過ごされることになりそうだが、ご家族と一緒に健やかな日々を送っていただきたい。(text:Yuki Tominaga)
2020年07月22日これまでになく大胆でパワフルな青春コメディ『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』。プレミア上映されたSXSW映画祭を熱狂させ、数々の映画賞を席巻。また、オリヴィア・ワイルド監督はじめ、脚本、主演の全てが女性主導という作品にテイラー・スウィフト、ナタリー・ポートマンら多くのセレブが絶賛と支持を表明している。そんな本作から、主演の“バディ”の魅力が溢れるキュートな冒頭映像が解禁された。この度、期待高まる本作からお披露目されたのは、主演のケイトリン・デヴァーとビーニー・フェルドスタインの魅力が溢れる冒頭1分半の映像。穏やかな朝、自己啓発オーディオで精神統一をはかるモリー(ビーニー)。「あなたの能力を疑った連中を見下ろすの。奴らは負け犬。アホどもにギャフンと言わせてやりましょ」と強い口調で言う女性の声と共に、モリーは覚醒したかのように目を光らせ、おもむろに歯の矯正器具を取り外すシーンから始まっている。そんなモリーを、愛車のボルボで出迎えるのは大親友のエイミー(ケイトリン)。謎のダンスで登場するモリーに乗っかって、彼女も不気味なダンス攻撃を仕掛け、勝負のつかない世にもぬる~いダンスバトル。「久しぶり。やっと会えたね」と笑顔で言うエイミーに、続けて「1日ぶり」と返すモリー。拍子抜けするが、大親友の仲の良さが愛おしい。そして2人は高校へと出発するのであった――。注目してほしいのが、エイミーの愛車の後ろに貼られているステッカーの数々。「Life Begins at Perception(人生は知覚から始まる)」といった言葉と共にある「STILL A NASTY WOMAN!」というワードは、2016年の米大統領選最中の、ドナルド・トランプ現米大統領がヒラリー・クリントン氏に対して言い放った「なんて嫌な女だ!」という言葉を受けて、クリントン支持者の女性たちが掲げ始めた「私たちはいまだに嫌な女だ!」という皮肉たっぷりのスローガン。エイミーの政治的スタンスはこういった小物からイメージできそうだ。一方、モリーの夢は史上最年少で最高裁判事になることで、冒頭映像からもうかがえるように、部屋には元弁護士のキャリアを持つミシェル・オバマや、「RBG」ことアメリカ最高齢の女性最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグの写真が飾られている。本編にはそんな登場人物のキャラクターが深掘りできる小ネタがまだまだ、たくさん隠れているという。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年07月17日2020年5月25日、アメリカ・ミネソタ州で黒人のジョージ・フロイドさんが白人警官に暴行された後、亡くなりました。この事件の翌日、ある12歳の黒人少年がInstagramに投稿した動画が一気に拡散しました。少年の名前はキードロン・ブライアントくん。キードロンくんは「僕の心の中にある思い」としてInstagramでオリジナル曲『I Just Wanna Live(僕はただ生きたいだけ)』を披露。するとその動画が話題となり、共感や称賛の声が殺到したのです。 この投稿をInstagramで見る Keedron Bryant(@keedronbryant)がシェアした投稿 - 2020年 5月月26日午後2時01分PDT僕は黒人の若者。しっかりと立つためにできることはすべてしている。でも周りを見渡すと、同類の人たちがどんな目に遭っているかが分かる。毎日、僕は獲物のように追われている。僕らはトラブルなんて望んでいないのに。こんな苦しみはもううんざりだ。僕はただ生きたいだけ。神様が僕を守ってくれる。僕はただ生きたいだけ。僕はただ生きたいだけなんだ。keedronbryantーより引用(和訳)まだあどけなさの残る12歳の少年が「僕はただ生きたいだけ」と歌う姿に人々は心を打たれ、「あなたの心の痛みを感じる」「涙が止まらない」などのコメントが寄せられています。またキードロンくんの歌声はアメリカを代表する有名人たちの心も動かしました。バラク・オバマ前大統領や歌手のジャネット・ジャクソン、ケイティ・ペリーら数々の著名人が自身のInstagramにキードロンくんの動画をシェアし、彼を称賛しています。それだけではありません。なんとキードロンくんはこの数週間後、大手レコード会社『ワーナー・レコーズ』と契約を結び、6月19日に『I Just Wanna Live』が正式にリリースされたのです。発売日が『ジューンティーンス(Juneteenth)』というアメリカの奴隷解放を祝う日だということにも、大きな意味があるのでしょう。 この投稿をInstagramで見る Keedron Bryant(@keedronbryant)がシェアした投稿 - 2020年 6月月23日午前11時44分PDT海外メディア『TODAY』によると、この曲を作詞したのはキードロンくんの母親なのだそう。彼の胸の内を代弁したような歌詞は、きっと愛する息子が抱える不安や葛藤を理解している母親だから書けるものなのでしょう。ワーナー・レコーズは『I Just Wanna Live』の収益を全米黒人地位向上協会(NAACP)に寄付すると発表しています。ジョージ・フロイドさんの事件をきっかけにアメリカを始め、世界中で警察の黒人への暴力や人種差別に抗議するデモが行われています。12歳の少年が歌という形で訴えたパワフルなメッセージは、多くの人の心に届いていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年06月26日英国王室から離脱して、間もなく3カ月を迎えようとしているヘンリー王子(35)とメーガン妃(38)。3月末にメーガン妃の出身地であるロサンゼルスで新生活をスタートさせ、着実に“第2のキャリア”を歩み始めているようだ。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて外出自粛をしていた夫妻だが、6月24日(現地時間)には罪を犯した若者たちが社会復帰するための支援施設「Homeboy Industries(ホームボーイ・インダストリーズ)」を訪問。ベーカリーやカフェなどを展開する同施設のインスタグラムでは、スタッフに交じってエプロン姿で手伝う夫妻の姿が公開された。いっぽうロサンゼルスタイムズによると、夫妻は講演活動を幅広く手掛ける「ハリー・ウォーカー・エージェンシー」と契約を結んだという。同社にはオバマ元大統領夫妻やクリントン元大統領夫妻といった、世界的な著名人も多く在籍している。今年2月にも、米大手投資銀行「JPモルガン・チェース」の投資サミットでスピーチを行ったという夫妻。とりわけメーガン妃のスピーチ力は、以前から注目を集めていた。15年、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントを推進する国連機関「UN WOMAN」でスピーチを披露したメーガン妃。そこで語られたのは、11歳のころに見たテレビ番組で食器用洗剤のCMについてだった。「アメリカ全土の女性が、鍋やフライパンのしつこい油汚れと戦っている」と謳ったCMについて、男子生徒が「女性にふさわしい居場所はキッチンだ」と発言。そのことに深く傷ついたというメーガン妃は有力者に聞いてもらおうと考え、当時のファースト・レディだったヒラリー・クリントン(72)に手紙を書いたという。他にもニュース番組の司会者や弁護士といった著名な女性、CM元の洗剤メーカーにも手紙を送った。すると数週間後にはヒラリー夫人たちから励ましの返事をもらい、さらに約1カ月後には洗剤メーカーがCMを変更したというのだ。すでにヒラリー夫人ともコンタクトを取っていたメーガン妃。夫人と同じエージェントに契約したことで、新たな道が拓けるかもしれない――。
2020年06月25日第91回アカデミー賞&第71回エミー賞にWノミネートという快挙を果たし、サンダンス映画祭をはじめ59の賞を総なめ、さらにオバマ元大統領が年間ベスト(2018年)にも選んだ傑作ドキュメンタリー『Minding the Gap』の邦題が『行き止まりの世界に生まれて』に決定、9月4日(金)より公開される。アメリカ、ラストベルト=錆びついた工業地帯の3人の若者たち「全米で最も惨めな町」イリノイ州ロックフォードに暮らすキアー、ザック、ビンの3人は貧しく暴力的な家庭から逃れるようにスケートボードにのめり込んでいた。スケート仲間は彼らにとっての唯一の居場所で、もう1つの家族。そんな彼らも大人になるにつれ、様々な現実に直面し段々と道を違えていく。カメラは、明るく見える彼らの暗い過去、葛藤を抱える彼らの思わぬ一面を露わにしていく――。何度も心が張り裂けそうになる。それでも、彼らの笑顔に未来は変えられると願わずにいられない。痛みと希望を伴ったエモーショナルな傑作ドキュメンタリーが誕生した。本作の舞台ロックフォードはかつて栄えていた鉄鋼や石炭、自動車などの産業が衰退し、いまやアメリカの繁栄から完全に見放された「ラストベルト(錆びついた工業地帯)」に位置する。2016年の大統領選では、“夢を失った”ラストベルトの人々による投票がトランプ大統領誕生に大きな影響を与えた。ビン・リュー監督は、10代の頃から撮りためたスケートビデオと共に、閉塞感のある故郷で必死にもがく若者3人の12年間を通して、親子、男女、貧困、人種...様々な分断を見つめ、“トランプのアメリカ”の知られざる現実をも映し出す。「21世紀アメリカの豊かな考察」(ニューヨーク・タイムズ)、「ドキュメンタリーの新時代」(WIRED)とも評され、初監督作品にして第91回アカデミー賞&第71回エミー賞にWノミネート、サンダンス映画祭をはじめ59の賞を受賞、「ロッテントマト」100%フレッシュと全米の批評家・観客が絶賛。さらにオバマ元大統領が「感動的で、示唆に富む。ただただ惚れ込んだ」と年間ベストにも選出した。この度解禁されたポスタービジュアルには、コンクリートの道路の上をスケートボードで日の光を目指すかのように前へと進む3人の姿。メインコピーは「傷だらけのぼくらが見つけた明日――」と、彼らが未来へ向かって進むことへの微かな希望が託されたものとなっている。現在、反人種差別デモで揺れるアメリカだが、11月に控える大統領選の鍵を握るラストベルトは改めて注目を集め、本作の主人公たちの等身大の物語を通して、未来のアメリカが見えてくるだろう。『行き止まりの世界に生まれて』は9月4日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年06月16日映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』が、2020年10月9日(金)より、新宿シネマカリテ、シネクイント他全国ロードショー。新進気鋭の映画スタジオA24×プランBが、アカデミー賞作品賞受賞作『ムーンライト』以来のタッグを組む。変わりゆく街の中で、“大切な思い出”を守る若者のストーリー映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』は、美しい街並みが魅力的なサンフランシスコが舞台。歴史深いこの街は、近年の急速な発展によって地価が高騰し、代々住んでいた者たちは行き場を失っていた。物語の主人公であるジミー・フェイルズもそのうちのひとり。かつてこの街の“最初の黒人”だったという祖父が建てた、美しいヴィクトリアン様式の家と家族との大切な思い出を守るため、奔走するジミーとその仲間の友情が描かれる。実体験をもとに映像化実は、本作でメガホンを握ったジョー・タルボットと、実名で主演を務めるジミー・フェイルズは幼馴染の仲。『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』は、フェイルズの実体験を映像に落とし込んだ、パーソナルな物語でもあり、タルボットにとって初の長編作品となる。映像美に映し出される、力強いメッセージ美しい街並みを捉えた映像、スローモーションを活用したカメラワーク、そして登場人物たちの優しくも力強い台詞。「多くの財産を持たなくとも、心の中に大切な居場所とかけがえのない友がいる。それだけで人生はそう悪くないはずだー。」というタルボット監督の言葉通り、映画を通して、“人生にとって、本当に必要なモノとは何か”を、今一度問いただしてくれる。世界の有名映画賞を複数受賞!なお本作は、サンダンス映画祭監督賞・審査員特別賞 ダブル受賞をはじめ、世界中の数々の有名賞を受賞。またオバマ前米大統領が選ぶベストムービー(2019)にも選ばれている。人気イラストレーターによるオリジナルアートポスターも映画公開を祝し、イラストレーターの長場雄、RUMINZ、Ryoga Okamoto がそれぞれ描き下ろしたオリジナルアートポスターが、新宿シネマカリテ・渋谷シネクイントほか全国の劇場に登場。三者三様のタッチで、スケートボードでサンフランシスコの街を走る主人公のジミーとその親友・モントの姿や、ジミーがかつて家族と暮らし、心の拠り所にしているヴィクトリアンハウスなどが描かれている。『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』あらすじサンフランシスコで生まれ育ったジミーは、祖父が建て、かつて家族と暮らした記憶の宿るヴィクトリアン様式の美しい家を愛していた。変わりゆく街の中にあって、観光名所になっていたその家は、ある日現在の家主が手放すことになり売りに出される。この家に再び住みたいと願い奔走するジミーの思いを、親友モントは、いつも静かに支えていた。今や”最もお金のかかる街”となったサンフランシスコで、彼は自分の心の在り処であるこの家を取り戻すことができるのだろうか。多くの財産をもたなくても、かけがえのない友がいて、心の中には小さいけれど守りたい大切なものをもっている。それだけで、人生はそう悪くないはずだ──。そんなジミーの生き方が、今の時代を生きる私たちに温かい抱擁 のような余韻を残す、忘れがたい物語。作品詳細映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』公開日:2020年10月9日(金) 新宿シネマカリテ、シネクイント他全国ロードショー監督・脚本:ジョー・タルボット脚本:ロブ・リチャート原案:ジョー・タルボット、ジミー・フェイルズ音楽:エミール・モセリ出演:ジミー・フェイルズ、ジョナサン・メジャース、ロブ・モーガン、ダニー・グローヴァー配給:ファントム・フィルム
2020年06月13日『ムーンライト』を生み出した気鋭スタジオ「A24」と「プランB」が再タッグを組んだ『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』(原題:THE LAST BLACK MAN IN SANFRANCISCO)が10月9日(金)より公開決定。ポスタービジュアルと予告編が解禁となった。舞台となるのは、ゴールデン・ゲート・ブリッジや坂道を走る路面電車、優雅に佇むヴィクトリアン様式の家が並ぶ情緒豊かなサンフランシスコ。歴史あるこの街は、急速な発展によって地価が高騰し、富裕層が多く住むようになったことで、代々住んでいた者たちは行き場所を失っていた。主人公を実名で演じる、サンフランシスコで生まれ育ったジミー・フェイルズもその1人。メガホンを執ったジョー・タルボット監督は、幼なじみであるフェイルズが体験してきた物語を自身初の長編映画として作り上げた。本作は、サンダンス映画祭で監督賞と審査員特別賞をW受賞したほか、世界各国の映画祭で高い評価を受け、オバマ前米大統領の2019年のベストムービーにも選出されている。生まれ育った場所が面影も残らないほど変化することで、大切な記憶が上書きされ、自分のアイデンティティまで否定されてしまうような感覚。それは一見パーソナルな物語でありながら、いまや世界中で起きつつある問題を描いている。多くの財産をもたず、大都市の片隅に追いやられても、家族の記憶が宿る美しい家や、かけがえのない親友を大切にするジミー。そんな彼の姿は、「人生にとって、本当に必要なものとは何か」を見つめ直し、寄り添う。解禁となった予告編では、ベイエリアを象徴する汽笛の音が鳴り響き、主人公のジミーと彼の親友・モントが2人でスケートボードに乗り、街をかけ抜けるシーンから始まる。歴史あるサンフランシスコに住んだ“最初の黒人”だったという祖父が建てた、1軒のヴィクトリアンハウス。都市開発によって変わっていく街で、家族との記憶が宿った大切なその家を取り戻そうと奔走するジミーと、それを支えるモントの友情が描かれる。美しい街並みを捉えた映像、スローモーションを活用したカメラワーク、そして登場人物たちの優しくも力強い台詞が印象的で、長編デビュー作であるにもかかわらず、世界各国で絶賛されたジョー・タルボット監督の作家性が垣間見える。予告編の最後は、「多くの財産を持たなくとも、心の中に大切な居場所とかけがえのない友がいる。それだけで人生はそう悪くないはずだー」というタルボット監督の言葉で締めくくられ、詩的な雰囲気を纏いながらも、そのメッセージはいまの時代を生きる私たちの胸に強く響くものとなっている。『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』は10月9日(金)より新宿シネマカリテ、シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ 2020年10月9日 新宿シネマカリテ、シネクイントほか全国公開©2019 A24 DISTRIBUTION LLC.ALL RIGHTS RESERVED.
2020年06月10日黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警察官に首を押さえつけられて亡くなった事件を発端に、アメリカのみならず世界中で広がりを見せる、黒人に対する暴力や構造的な人種差別への抗議運動「Black Lives Matter(ブラック・ライブズ・マター=黒人の命は大切だ)」。日本でも高い関心が寄せられている中、この度、2018年に日本公開されたドキュメンタリー映画『私はあなたのニグロではない』の緊急再上映が決定した。2017年初頭、オバマ大統領に代わりトランプ政権がスタートしたアメリカで、1本のドキュメンタリー映画が異例のヒットを記録した。アメリカ黒人文学を代表する作家、ジェームズ・ボールドウィン(1924-1987)の原作を映画化した『私はあなたのニグロではない』。本作は、黒人が奴隷として扱われていた20世紀初頭から、ボールドウィンの盟友だった公民権運動のリーダー、キング牧師やマルコムXらが登場する60年代、そして未だ差別が続く現代の「ブラック・ライブズ・マター」に至るまで、連綿と続くアメリカ人種差別と暗殺の歴史に迫ってゆく――。日本でも連日のように、世界各地で人種差別に反対する人々の姿が報道され、アメリカの音楽業界が実施したストライキ「#BlackoutTuesday(ブラックアウト・チューズデー)」に賛同したセレブたちがSNSに黒く塗られた画像を投稿するなど、いま強い関心が寄せられている中、今回の再上映が決定。差別はどうやって作られたのか。誰が差別を必要としたのか監督のラウル・ペックは、映画で語られる言葉のひとつひとつをジェームズ・ボールドウィンの本、エッセイ、インタビュー、講演など、彼が実際に発言した言葉を使って構成した。60年代と現在を交互に映し出す映像に、アメリカの現状を嘆き、鋭く批判するボールドウィンの言葉が重なり、キング牧師の暗殺から50年経ったいまでも人種差別を巡る状況が変わらないことが明るみにされる。テレビCMやハリウッド映画が大衆に刷り込む「正しく美しい」白人の姿と歪められた黒人のイメージ。証言や豊富な記録映像を交え、強制的に作られた黒人への偏見の歴史、無知や先入観が引き起こす"差別の正体"を解き明かす様は衝撃的だ。人々はどのように声を上げ、世界を変えていったのか?映画のラスト、「差別とは何か」を語るボールドウィンの、火のように熱く激しく、知性的で明瞭な名スピーチは、オバマ前大統領やマドンナらが演説で引用するなど、いまなお困難と闘う人々の心を揺るがせ、深い感銘を与えている。不寛容が広がり、分断が危険なまでに深まる時代。本作は、よりよい未来へと歩む道しるべを与えてくれる、こそ必見の映画だ。バラク・オバマ(前アメリカ合衆国大統領)ボールドウィンはこう言ったのです。「向き合っても変わらないこともある。だが向き合わずに変えることはできない」マドンナ(歌手)今すぐこの映画を観に行って!傑作。詩的。痛烈。そして刺激的!この映画に取り組んだ全ての人に感謝します。ボールドウィンに祝福を!「ニューヨーク・タイムズ」『私はあなたのニグロではない』このたった90分ほどの簡潔な映画は、10時間分のドキュメンタリーシリーズや分厚い本に匹敵するほどの知識量と衝撃を与えてくれる。『私はあなたのニグロではない』は6月12日(金)~25日(木)アップリンク吉祥寺、6月19日(金)~25(木)アップリンク京都、6月26日(金)~愛知・刈谷日劇にて再上映。(text:cinemacafe.net)
2020年06月05日17歳の黒人の高校生の知られざる内面に迫り、人間の本質とアメリカがいまも直面する現実をえぐるサスペンスフルなヒューマンドラマ『ルース・エドガー』。この度、主人公ルースを演じたケルヴィン・ハリソン・Jr.を捉えた新場面写真6点が解禁された。本作の最もユニークな特徴は、全編出ずっぱりの主人公ルースが真意不明のミステリアスな存在であること。成績優秀なスポーツマンで、誰とでも分け隔てなく接するオープンな人柄の持ち主。アフリカ系の移民であり、白人の養父母の愛に育まれてトラウマを克服したルースは、若きバラク・オバマの再来とも称され、まさに現代のアメリカン・ドリームそのものだ。だが、J・C・リーの戯曲「Luce」を映画化した本作は、観る者に強烈な問題提起を突きつけてくる。ルースの“完璧な優等生”というイメージは、彼に期待する両親や校長らが一方的に押しつけたものではないのか。それとは真逆の“恐ろしい怪物”という見方も、極端に偏った思い込みなのではないか。人種、容姿、性別、階級、学歴、思想、信仰…いったい人間の“価値”とは、何によって決定されるのか。アメリカという国の歴史や政治をも取り込み、その理想と現実をあぶり出した本作の奥深さに、誰もが感嘆せずにいられないだろう。注目の次世代スター、ケルヴィン・ハリソン・Jr.圧巻の演技力そんなルース役に抜擢されたのは、終末スリラー『イット・カムズ・アット・ナイト』における迫真の演技で注目されたケルヴィン・ハリソン・Jr.。同作品のトレイ・エドワード・シュルツ監督と再び組んだA24配給『WAVES/ウェイブス』でも主演を務めている。奇しくも『ルース・エドガー』と『WAVES/ウェイブス』ではどちらも成績優秀のスポーツマンという高校生を演じているケルヴィンだが、黒髪と金髪の違いもあり、別人のように演じ分けている。本作のルースは陸上部で活躍する一方、討論部の代表として全米大会に出場したこともある、いわゆる“文武両道”の高校生。戦火の国エリトリアで生まれ、7歳の時にアメリカへ渡ってきた彼は、養父母となったエイミー(ナオミ・ワッツ)、ピーター(ティム・ロス)のエドガー夫妻から現在の名前を授かり、幼少期に戦場へ駆り出された悲惨なトラウマを克服。聡明な若者に成長し、将来を嘱望されるルースは、人種のるつぼであるコミュニティの希望の星となっていた。そんなルースがある課題のレポートをきっかけに、同じアフリカ系の女性教師ウィルソン(オクタヴィア・スペンサー)と対立し、彼の順風満帆の日常が大きく揺らぎ出す。優等生のルースが、実は危険な過激思想に染まっているのではないかというウィルソン教師の衝撃的な“告発”は、ルースの養父母である白人夫婦エイミーとピーターの胸にも疑念を生じさせていく。果たして、ルースは本当に“完璧な優等生”なのか、それとも世間を欺く“恐ろしい怪物”なのだろうか。いままさしくブレイク中の新星ケルヴィンが、まだアイデンティティが確立されていない少年の葛藤を生々しく体現する。『ルース・エドガー』は6月5日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ルース・エドガー 2020年6月5日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2018 DFG PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年06月02日