リドリー・スコットが製作総指揮を務め、『メッセージ』でアカデミー賞監督賞にノミネートされた鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴがメガホンをとる『ブレードランナー 2049』。このほど、ライアン・ゴズリングやハリソン・フォードらが集結した日本版ポスターが完成、ストーリーの一端が明らかとなった。このたび、お披露目された日本版ポスターは、新たな“ブレードランナー”K役のライアンと、かつての“ブレードランナー”デッカードのハリソンが背中を合わせて並ぶ、インパクト抜群なビジュアル。科学者ウォレス役のジャレッド・レトに、アナ・デ・アルマス演じる謎の美女の姿も!また、中央に書かれた「知る覚悟はあるか――。」という意味深な言葉も目を引く。前作『ブレードランナー』(’82)では、人類への反乱を目論み、社会に紛れ込んでいる違法なレプリカントを処分する役目の捜査官=“ブレードランナー”であるデッカードをハリソンが演じ、斬新でありながらどこか現実的な世界観はSFの金字塔となった。そして、公開から30年以上経ったいまもなお、ファンの間で物議をかもしているのが、恋人である女性レプリカント(人造人間)と共に姿を消したデッカードの行方や、彼の正体などの謎、人間と見分けのつかない存在である“レプリカントの是非をめぐる”論争だ。長年、決着がつかなかったさまざまな“謎”があるだけに、重大な“真実”が明かされることを示すポスターには期待値は高まるばかり。本作の舞台となるのは、“2019年”を描いた前作から30年後、“2049 年”の世界。空白の30年間、つまりデッカードが姿を消した後の世界では、レプリカントは制約のない寿命を持つように改良されていた。しかし2022年、アメリカ西海岸で原因不明の大規模停電が発生し、財政や市場は世界的に停止、食物の供給は切迫。世論はそれを“レプリカントが原因”と非難したことで、社会ではレプリカントの製造を禁止する法令が出されてしまう。その世界的危機を救ったのが、ポスターでもひと際険悪な表情を見せている理想主義的な科学者ウォレス(ジャレッド)。彼は2025年、遺伝子組み換え食物を開発し、世界的な食糧危機を終焉させた。さらにウォレスは、以前レプリカントを製造していたタイレル社の負債を買い取り、2036年の“レプリカント禁止法”の廃止と共に、新型レプリカントの製造を始める。ロサンゼルス市警の“ブレードランナー”K(ライアン)は、違法レプリカント“処分”の任務にあたる最中、レプリカント開発に力を注ぐウォレスの“巨大な陰謀”を知る。その陰謀を暴く重要な鍵を握るのが、30年間行方不明だったブレードランナー“デッカード”なのだった――。彼が命をかけて守り続けてきた“秘密”とはいったい何なのか?デッカードがこつ然と姿を消してから30年、我々は“封印された真実”を目の当たりにすることになる。『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年09月08日ライアン・ゴズリングとハリソン・フォードが新旧“ブレードランナー”を演じ、リドリー・スコットが製作総指揮、『メッセージ』でアカデミー賞にノミネートされたドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務める『ブレードランナー 2049』。全世界から注目される本作から、新たな映像満載の最新予告編が解禁となった。SF映画史上最高傑作として、いまも語り継がれる『ブレードランナー』の続編となる本作。舞台は前作から30年後、2049年のカリフォルニア。ライアン演じる“ブレードランナー”Kは、ある重大な秘密に辿り着き、その真相を知るためハリソン演じるかつてのブレードランナー、デッカードの行方を追っている。ブレードランナーとは、人間社会に紛れ込んでいる労働用の人造人間、“レプリカント”を処分する役目の捜査官のこと。このほど届いた新予告編では、冒頭である男(デイヴ・バウティスタ)に、Kはデッカードの行方を問いただす。一方、レプリカントを製造するウォレス(ジャレッド・レト)は、「“彼”が鍵を握っている」と言うが、彼とはいったい誰を指すのだろうか?デッカードの居場所をつきとめたKは、過去に何があったのかを彼に問う。前作『ブレードランナー』でレプリカントの恋人レイチェルと逃亡したデッカードが、その後どうなったのか…は、この続編にあたり、ファンが最も知りたいことの1つだろう。その真相が、本作ではついにデッカード本人によって語られることになるらしい。やがて、危険な事実に近づいた2人の新旧ブレードランナーは、“レプリカント”を追う立場から、今度は追われる立場へ――。また今回、重要な役どころと思われるのが、シルヴィア・フークス演じる女性。ウォレスの部下であり、高い戦闘能力を備えているようで、上層部の捜査官(ロビン・ライト)に「彼はどこ!?」と詰め寄るシーンは圧巻だ。そしてもう1人、キーとなる女性となるのが、アナ・デ・アルマス演じるジョイ。Kとは恋愛関係にあるのだろうか、「私も一緒に行くわ」との言葉をかけ、Kと一緒に“秘密”の解明に挑む。これまでの予告編からさらに詳細に、2049年の未来都市の圧倒的な風景が描かれた本映像。もやがかかったビルの谷間、どこまでも続くハイウェイ、荒廃した砂漠の街…。すべてのショットが謎に満ち、いまだ明かされないストーリーには、憶測や期待が止まらない。「35年前に『ブレードランナー』を作り上げたとき、この作品がこんなにも象徴的な作品になるなんて夢にも思わなかった」とスコットが明かし、「リドリーがこの映画を観るのだと思うと…これほどまでに大きなプレッシャーを感じたことはない」とヴィルヌーヴ監督が語る本作。30年後の世界は、その圧倒的な映像美をよりパワフルに引き継ぎながらも、新たな世界観を生み出している。『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年07月18日SF映画史上最高の傑作の1本『ブレードランナー』の続編『ブレードランナー 2049』が、10月27日(金)より公開される。今日7月10日は、なんと1982年にリドリー・スコット監督によるオリジナル作品が日本公開された「ブレードランナー記念日」。それにあわせ、“新旧ブレードランナー”共演シーンの初場面写真が公開された。前作の舞台2019年から30年後、2049年の世界が舞台となる本作。その前作で、人間とは見分けのつかない“レプリカント”の暴挙を阻止する捜査官“ブレードランナー”、リック・デッカードを演じていたハリソン・フォードが再登場し、今回新たに現役ブレードランナー、“K”をライアン・ゴズリングが演じている。30年後の続編では、いまなお埋まることのない“人間”と“レプリカント”の間の深い溝があり、さらに世界に新たな危機が迫るなか、“K”が、30年間行方不明だった“何かを知る”デッカードを探すところから物語が始まる。そんな待望の“新旧ブレードランナー”共演シーンの初場面写真は、未来の飲食店のような場所で2人が向き合い、デッカードが“K”に対し、いまにも殴りかかるかのような凄みを見せる鬼気迫るシーン。この1枚の写真を見るだけでも、ハリソンが35年ぶりに演じるブレードランナー役への本気度を感じることができる。ハリソン自身も、「この世界に戻ってこられて嬉しい。30年後(のデッカード)を演じるのは凄く面白かったし、昔の服がピッタリだったのも嬉しかったよ。時を経て、キャラクターを作り上げていくことはとてもやりがいがある」とコメント。また、「昔の服」という発言からは、ロングコートでキメるお馴染みの“ブレードランナー”の衣装を、今回も披露する可能性を示唆している。そして、いまだ謎の多い本作について、「デッカードとほかのキャラクターの関係性がとても魅力的だ。『2049』では進化したテクノロジーとその社会的影響についても語られている。ストーリー・舞台・キャラクターが興味深く融合しているよ」と語り、詳細までは明らかにしないが、35年ぶりの作品に並々ならぬ自信をのぞかせる。また、本作でブレードランナーを演じる、現在最も輝く人気俳優のライアンは、「ハリソン・フォードがセットに居なくても、常にそこに居るかのような存在感を感じたよ。(ドゥニ・)ヴィルヌーヴ監督がチームに向かって時々言うんだ、『ハリソンがそこに座っているとしよう。彼は満足するかな?』って」と話し、ハリウッドの伝説的俳優ハリソンの圧倒的な存在感とともに、ブレードランナーを演じるプレッシャーについても触れた。当のハリソンは、「彼は生まれながらの感情的知性を持っていて、彼と仕事ができるのは喜びだった。ライアン、そしてヴィルヌーヴ監督と仕事をして、とても満足のいく経験ができたよ」と、2人の才能には絶大な信頼を寄せている様子。公開中の『メッセージ』で独創的な世界観を描いた手腕も話題となっているヴィルヌーヴ監督のもと、ライアンや、謎の男を演じるジャレット・レトらが参戦する本作。30年後の世界は、オリジナルの圧倒的な映像美をよりパワフルに引き継いだ、歴史的映画体験となるのかもしれない。『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年07月10日『ブレードランナー 2049』でも監督を務めるドゥニ・ヴィルヌーヴが贈る、観る者の胸を打つ感動ドラマ『メッセージ』。このほど、セリフすべてがラストへ繋がる冒頭シーンがシネマカフェに到着した。突如出現した巨大な球体型飛行体――。“彼ら”は人類に何を伝えようとしているのか?本年度アカデミー賞作品賞、監督賞など8部門ノミネートをはじめ、映画賞レースを席巻してきた本作。ついに公開となった日本では、注目監督ヴィルヌーヴが描いた、娘を亡くした言語学者ルイーズの“母としての決断”に、号泣しながら劇場を出ていく人が続出。観客からは、「映画史に残るラストに泣けた」「自分の人生の意味について考え込んでしまった」「この映画が人生ベストワン」など、人生そのものを揺るがせる映画だという声も上がり、早くも日本中が感動の涙で包まれている。そんな本作から、“感動のラスト”へと繋がる伏線が詰まった冒頭シーンが到着。主人公ルイーズ(エイミー・アダムス)と娘との楽しそうな記憶から、いきなりの涙を誘いつつ、映像の最後には「時に“流れ”がなかったら?」と、衝撃の展開を予感させるセリフも登場。ルイーズによって語られる言葉のすべてが、実はストーリーの鍵を握っている“一瞬たりとも見逃せない”映像となっている。映像からも分かる通り、「あなたの物語はこの日、始まったと思ってた」というルイーズの意味深な言葉から幕を開ける。本作では、“ルイーズが娘に語りかける”ようにも展開していく。メガホンを取ったヴィルヌーヴ監督は、「ルイーズという人物については、ストーリー全体を通して、彼女の娘とのシーンを経て、だんだんと判明していく。それは僕が一番気に入っている部分だよ」と語り、ルイーズと娘との描写は重要なポイントだと説明する。映像では、次第に成長を見せていく娘と、そんな彼女に惜しみない愛を注ぐ母ルイーズの記憶が映し出される。母の優しさに応えるように娘が「大好き」とささやいたかと思えば、少し成長した娘が「大嫌い!」と反抗するなど、誰もが思わず共感してしまう幼き思い出の1コマが連なって描かれる。そして映像終盤では、「これが最後」というセリフと共に、ルイーズが涙を見せている。病気を患った娘の死を悟り、何度も「戻ってきて」と声をかけ続けるルイーズの“母の姿”には、すべての人の胸を打つ絶望と悲嘆が見てとれる。ヴィルヌーヴ監督は、「エイミー・アダムスが、ルイーズの深みと美しい脆さとあふれるほどの人間性を表現してくれた。そして何より僕が求めていた絶望感を彼女に与えてくれたんだ。ルイーズは娘を亡くし悲しみに暮れ、“もう失うものは何もない母”だからこそ、この冒険に乗り出す覚悟がある」と明かしている。“娘を亡くした母”ルイーズと、ラストでようやくすべての意味が分かるセリフの数々…。この映像を、「私の人生観を変えたのは彼らの出現だ」と締めくくるルイーズのように、本作の“誰も観たことがない感動のラスト”を目撃したとき、あなたの人生観も変わっているかもしれない。『メッセージ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メッセージ 2017年5月19日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開
2017年06月02日まるで人間と見分けのつかない“レプリカント”(人造人間)の誕生の瞬間という衝撃的シーンが収められた『ブレードランナー 2049』の最新予告が解禁され、話題を呼んでいる。怪しげな施設でジャレッド・レト演じる謎の男の監視のもと、袋状のようなものから“生まれ落ちた”1体のレプリカント…。いまだ多くの謎に包まれた本作に大抜擢されたのが、キアヌ・リーブス主演『ノック・ノック』(’15)で一躍注目を集めたキューバ生まれの女優アナ・デ・アルマスだ。リドリー・スコットが生み出した名作『ブレードランナー』の35年ぶりの続編となる本作への出演で、“今年の顔”の1人になること間違いなしの彼女に注目した。■注目せずにはいられない!女優アナ・デ・アルマスとは?1988年4月30日、キューバ・ハバナ生まれ、現在29歳のアナ。14歳でナショナル・シアター・スク-ルに入学して演技を学びながら、16歳のとき『カリブの白い薔薇』(’06)で魅惑の美少女を演じて映画デビュー。19歳でスペインに移住し、映画・TVで若手俳優として活躍した。2009年には、第6回ラテンビート映画祭で主演作『セックスとパーティーと嘘』が上映され、初来日も果たしている。その後、ハリウッドにやってきた彼女が一躍その名を知られるようになったのが、『ノック・ノック』。『ジョン・ウィック』で“完全復活”を果たしたキアヌが製作総指揮・主演を務め、ホラー界のカリスマ監督イーライ・ロスと組んだ、まさかのエロティック・スリラーだ。家庭的で子煩悩なパパが、家族の留守中に訪れたセクシーな美女2人に翻弄され、誘惑に負けて一晩の快楽を得るも、その美女たちから飛んでもない(ホントに笑えない…)仕打ちをくらう、という内容で、日本でもスマッシュヒット。美女たちにデレデレ、骨抜きになるキアヌだけでなく、彼女たちの容赦のない暴力と破壊の標的となり、あんなことやこんなことまでされてしまう姿に、『ジョン・ウィック』で「やっぱりキアヌ、カッコイイ!」と再確認したファンたちをいい意味で(?)裏切った。その2人の美女のうち、金髪美女ベルを演じ、制服姿も披露していたのが、アナなのだ。その美貌は、米サイト「TC Candler」が選ぶ毎年恒例の「世界で最も美しい顔トップ100」に2014年から3年連続でランクインするほど。2016年は、クロエ・グレース・モレッツや2012年第1位のエミリア・クラーク、オスカー女優のルピタ・ニョンゴらを抑え、16位に選ばれている。そんなアナは、キアヌとクライムスリラー『エクスポーズ 暗闇の迷宮』で再タッグが実現。NY市警の刑事スコッティ(キアヌ)は相棒を何者かに殺害され、犯人を追うが、捜査は難航。一方、信仰厚いイザベル(アナ)は信じがたい現象を次々に目撃するようになり、やがて2人の物語が交錯、驚くべき事実にたどり着く。一応、キアヌが主人公となっているが、実質的な物語の牽引者となるのはアナ。スタジオ側と監督ギー・マリク・リントンがもめ、監督名が仮名でクレジットされるというミソがついた同作だが、ラストで判明する衝撃の事実に、複雑な役柄を見事に演じ切った彼女こそ主役だったという思いを強くするはず。さらに2016年は、『セッション』のマイルズ・テラー、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のジョナ・ヒル主演の『ウォー・ドックス』にも出演。米陸軍相手に300万ドルもの大型取引を得た若き武器売買業者の実話を、『ハングオーバー』シリーズのトッド・フィリップス監督がクライム・アクション・コメディとして描き、全米初登場3位を獲得。6月21日にはブルーレイ&DVDでリリースされる。■今後の出演作は?『ブレードランナー 2049』ほか話題作が続々ロバート・デ・ニーロとエドガー・ラミレスで実在の伝説的ボクシング・チャンピオンを描き、R&Bアーティストのアッシャーも出演した『ハンズ・オブ・ストーン』では、カンヌ国際映画祭を肌で体験したアナ。2017年は、『ワイルド・スピード ICE BREAK』のスコット・イーストウッドと共演する『スクランブル』も公開され、その人気・注目度は急上昇中。そして、ライアン・ゴズリングが新人“ブレードランナー” Kを演じ、ハリソン・フォードがリック・デッカードとして帰ってくるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『ブレードランナー 2049』では、Kが唯一心を許す“恋人”ジョイ役に抜擢された。アナが演じるジョイはゴズリング演じるKに接触し、何か重要な事柄を彼に伝える様子だが…。ちなみに、前作でデッカードと恋に落ち、逃亡するレプリカントのレーチェルを演じたショーン・ヤングといえば、バレエダンサー、モデルから女優に転身し、同作で鮮烈な印象を放って一躍、人気女優の仲間入りを果たした。以後、デヴィッド・リンチによる『砂の惑星』(そのリブート版もヴィルヌーヴ監督が手がける)、ケヴィン・コスナー主演『追いつめられて』などに出演したが、マット・ディロン主演『死の接吻』(’91)のころには、相次ぐ作品降板や交際相手へのストーカーなどで、すっかりお騒がせ女優となってしまった…(以下、自粛)。とにかく、前作の舞台2019年から30年後、2049年の世界が描かれるという本作。まだ明らかになっていないことばかりだが、当時、“ネクサス6型”といわれたレプリカントはさらにバージョンアップしているのだろうか?予告映像でも確認できるように、本作でのアナの艶っぽさ、そして垣間見られる感情の豊かさ、理知的な部分は、人間以上に“人間的”であることを予感させているが…。スリラーからコメディまでこなし、全裸や大胆な性描写をもいとわない“体当たり”女優でもあるアナ・デ・アルマス。2017年、この名を覚えておいて損はない。(Reiko Uehara)
2017年05月17日俳優のライアン・ゴズリングは、『ブレードランナー2049』の撮影中、ハリソン・フォードに見られていることをイメージしていたそうだ。1982年のリドリー・スコット監督によるヒット作『ブレードランナー』の続編となる同作で主役を演じている2人だが、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は前作でも主役を演じた大御所ハリソンとの共演に怖じ気づかないよう、ライアンにハリソンが陰に座っていることを想像しながら演技するように提案したという。ワーナー・ブラザースによるフェイスブック上のライブチャットの中でライアンは「撮影を始めたばかりの頃、監督は『ハリソンが角に座って見ているとイメージしてみよう。彼は満足だと思うかな?』と時々言っていたよ」と明かし、実際にハリソンが現場に現れた時にはホッとしたというエピソードを語った。「だからほとんどの時は、角に彼が座っていることをイメージしていたんだ。それでついに本人が現れた時はすごくホッとしたね。だって彼は腕をまくって仕事を始めるぞってだけだったからさ」また、ヴィルヌーヴ監督は、ハリソンとキャスト全員の「交流会」のようなものを企画したそうで、ライアンはハリソンが姿を現した時にこの作品がまさに始まったと実感したそうだ。「ハリソンが到着してすぐにみんなでテーブルを囲んだんだ。それから一緒に仕事を始めたんだよ」「すごくホッとしたし、彼は本当に素晴らしいパートナーだったよ。それに彼は僕達にとても親切でさ。ハリソンが来た時に、僕は本当にこの映画がついに始まったと感じたね」一方で、ハリソンもライアンのことを絶賛しており、「ライアンは独自の知識を持っているんだ。感情の知識をね。彼と一緒に仕事が出来たのは本当に楽しかったね」と語っていた。(C)BANG Media International
2017年05月15日エイミー・アダムスが主演を務め、『ブレードランナー 2049』の監督も務める奇才ドゥニ・ヴィルヌーヴがメガホンをとる『メッセージ』。このほど、日本でもそのビジュアルが話題となっている巨大な“謎の飛行体”の内部に、ついにエイミーたちが初潜入するシーンの本編映像が解禁となった。突如、世界12の都市に降り立った巨大な球体型飛行体。米軍に雇われた言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、謎の知的生命体と意志の疎通をはかるため、“彼ら”が人類に<何>を伝えようとしているのかを物理学者イアン(ジェレミー・レナー)らとともに探っていくが――。“映像化不可能”といわれた傑作SF短編小説を、ヴィルヌーヴ監督が独創的な映像美と世界観で表現した本作。巨大飛行体から受け取った美しくも哀しいメッセージと、“娘を亡くした母”ルイーズの切なすぎる決断に、すでに公開された世界各国で称賛が続出。今回解禁となったのは、そんな“世界絶賛の感動作”とは信じ難いようなビジュアルの飛行体に、ルイーズたちが初潜入する瞬間の本編映像。冒頭は“彼ら”との対面におびえるルイーズの不安な表情が映し出され、飛行体にゆっくりと近づく様子からは静かな緊張感が伝わってくる。そして、ついに“飛行体の内部”へ進んでいくのだが、驚きなのはその潜入の仕方。工事現場で見かけるようなリフトに乗り込み、奇妙な四角いトンネルに向かって上昇していくのだ。飛行体の内部に入ると、その先からは重力がなくなり、人は“側面”に立ちながら天に向かって歩き出すことに。異彩を放つ飛行体の存在感と、摩訶不思議な現象には思わず圧倒されてしまう。このシーンは、実際にセットを制作して撮影されていたという。監督は、「ルイーズたち人類が“彼ら”と接触するためのツールは、現実社会にある技術を使わせたかったんだ」と語り、観客たちに共感を呼ぶ工夫があると明かしている。そんな監督のこだわりに、ジェレミー・レナーは「僕らはリフトに乗り、約10mも昇って巨大なトンネルに入っていった。こんなリアルな環境があったからこそ、その不思議な体験を肌で感じられたんだ」と明かし、役者たちの演技にも影響を与えてくれたと語る。さらに、主演のエイミーは「この映画で起こったことは、もしかすると私たちの世界で明日、起こることかもしれない。世界がどう反応するのかを描いているのよ」と語り、非現実的な題材でありながらリアリティが追求されていることに言及した。こうしてルイーズたちは飛行体の中へ入っていき、先に待ち受ける“彼ら”との初対面を果たす。そして、“彼ら”と対話を繰り返すことで、ルイーズは“美しくも哀しいメッセージ”の真相にたどり着く。監督は、「“彼ら”は心を開いているルイーズに言語を解読する鍵を垣間見せ、彼女は間違いを何度も重ねながらその言語に迫っていく。実はその間違いの1つからドラマが生まれるんだ」とも語り、ラストに繋がるキーワードも明かしている。飛行体の内部で待ち受ける驚きの展開は、まさにこの映像から始まっていくのだ。『メッセージ』は5月19日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メッセージ 2017年5月19日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開
2017年05月12日ハリソン・フォードとライアン・ゴズリングによる“新旧”捜査官の共演で話題の『ブレードランナー 2049』。ついに、よりストーリーに踏み込み、ジャレット・レト演じる謎の男や人間と区別の付かない“レプリカント”の誕生などが描かれる衝撃の最新予告が解禁となった。SF 映画史上最高傑作として、公開後35年にわたり語り継がれる『ブレードランナー』の続編となる本作。前作の監督リドリー・スコットは製作総指揮にまわり、新作『メッセージ』でアカデミー賞監督賞にノミネートされた鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴが、メガホンをとる。新たに解禁となる予告編は、まるで人間と見分けのつかない“レプリカント”の衝撃の誕生シーンから幕を開ける。怪しげな施設で、袋の中から滑り落ちるレプリカント。それを見守るのは、ジャレッド演じる謎の男だ。彼がその驚くべきシステムの秘密を握っていることは間違いない。一方、ロビン・ライト演じる捜査官の女性は「秩序を守ることが我々の仕事」だと語る。「この世界は分断されている。1つにしようとすると、争いが起こる」と言う。レプリカントの暴挙を阻止する捜査官=“ブレードランナー”が描かれた前作の舞台2019年から、30年経ってもなお、世界は“人間”と“レプリカント”の間に深い溝があることがうかがえる。さらに、ライアン演じる新人“ブレードランナー”がハリソン演じるデッカードを探し当てた後も、強烈なインパクトを放つ映像が次々と畳み掛ける。ハリソンは30年後の世界でもアクションを披露しており、ライアンとのタッグを垣間見ることができるが、映像のラストは、ライアン演じる“ブレードランナー”の衝撃に打ち震えた表情が印象的。また、予告編と同時に、新旧2人のキャラクターを表現したポスター2種も到着。対照的な舞台と服装で佇む2人の捜査官:ブレードランナー。冷たいトーンの、霧の中にたたずむライアンの横には近未来型の車、そして橙色の砂漠を歩くハリソンは、ファンにはおなじみの“ブラスター”らしき銃を手に携えている。今回の予告編で描かれる新たな未来の世界は、その圧倒的な映像美をよりパワフルに引き継ぎながら、新たなるSF映画新時代の幕開けを予感させるものだ。「『ブレードランナー』の続編に取り組むなんて自殺行為にも等しく、だからこそ、ものすごくエキサイティングだ」とヴィルヌーヴ監督は自信を覗かせる。未だ詳しいストーリーには戒厳令が敷かれているが、期待感を大いに煽る映像とポスターに仕上がっている。『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年05月09日SF映画の金字塔と言われるリドリー・スコット監督の『ブレードランナー』(1982年)の続編、『ブレードランナー 2049』(2017年11月公開)の最新予告編とポスターが9日、公開された。新作『メッセージ』(16)でアカデミー賞監督賞にノミネートされた鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務め、オリジナル作品の舞台である2019年から30年後の2049年の世界を描く続編。公開された映像は、まるで人間と見分けのつかない"レプリカント"の衝撃の誕生シーンから幕を開ける。怪しげな施設、袋の中から滑り落ちる"レプリカント"。ジャレッド・レトー演じる謎の男がその驚くべきシステムの秘密を握っていることは間違いない。対するロビン・ライト演じる捜査官の女性は「秩序を守ることが我々の仕事」だと言う。「この世界は分断されている。一つにしようとすると、争いが起こる」という言葉から、30年経ってなお、世界は"人間"と"レプリカント"の間に深い溝があることがうかがえる。そして、次々と畳み掛ける強烈なインパクトに、衝撃と更なる疑問が吹き上がる映像となっている。本作では、ライアン・ゴズリングとハリソン・フォードが、対象的な舞台と対象的な服装で佇む2人の捜査官"ブレードランナー"として最強タッグを結成。このたび、予告編と同時に、新旧2人のキャラクターを表現したポスター2種も公開され、霧の中にたたずむライアンの横に近未来型の車、そして、橙色の砂漠を歩くハリソンの手には、ファンにはおなじみの"ブラスター"らしき銃を携えている。対照的だが、2人のブレードランナーが見据えている方向が同じ事が印象的なポスターとなっている。
2017年05月09日エイミー・アダムスを主演に、『ブレードランナー 2049』の監督にも抜擢されたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が独創的な映像美と世界観で作り上げたSF感動作『メッセージ』。このほど、その姿から“ばかうけ”“柿の種”“ハッピーターン”などに例えられ、早くも話題となっている謎の飛行体の不可思議な動きをとらえた本編映像が解禁となった。エイミーをはじめ、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカーら実力派キャストで贈る本作。優れたSF作品に贈られる文学賞“ネビュラ賞”をはじめ、名だたる文学賞を数多く受賞している米作家テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を基にし、アカデミー賞をはじめ世界中の映画賞を席巻している。今回、そんな“世界絶賛の感動作”であるとは信じ難い、独特のビジュアルの球体型飛行体が、奇妙に動く様子が収められた本編映像が到着。言語学者ルイーズら人類がぼう然と立ち尽くす前で、空中へ急浮上する衝撃の様子がとらえられている。まず、映像冒頭では、突如地上に現れた巨大な飛行体に混乱する人類と、“彼ら”がどこから、何のためにやってきたのかを必死で探ろうとする言語学者ルイーズの緊迫感がひしひしと伝わってくる。その謎の飛行体といえば、ビジュアルが解禁となって以来、日本では“ばかうけ”“柿の種”“ハッピーターン”など、なぜかお菓子に例える人が続出。今回の映像で初めて、飛行体の動く様子が明らかになったが、やはりその見た目は、まるで“日本を代表するお菓子”のよう…。だが、“映像化不可能”といわれた原作に挑んだヴィルヌーヴ監督は、「この飛行体にはモデルがある」と衝撃的発言をする。彼は「当初から、小石のような卵型の宇宙船にしようと考えていた。いままでにも見たようなものであり、それほど不吉な感じも奇妙な感じもしないと思ったからね。そして太陽系内の軌道を公転しているエウノミア(別名、第15 番小惑星)という小惑星を参考にして形を決めたんだ」と、驚きの事実を明かしている。本映像のラストでは、速すぎず、遅すぎず、奇妙な動きで上昇していく飛行体の不可思議な滑稽さと、それを真剣なまなざしで見つめるルイーズたちとのギャップが、何とも言えないリアリティを感じさせている。実は、そこにも「観客たちの先入観を超えたい」という制作陣の並々ならぬこだわりが隠されていた。本年度アカデミー賞撮影賞ノミネートを果たした撮影監督ブラッドフォード・ヤングは、「“もし人間がこれまでエイリアンとまったくコンタクトをとったことがなかったら?”と、一歩退いているんだ。地球上の人間の生活、そしてエイリアンの知能、両者が“いかにシンプルで未熟であり得るか”という新鮮な視点を意識したんだ」と、このシーンの秘密を明かしている。常識を覆すような謎の飛行体で地球にやってきた“彼ら”のメッセージを解読したルイーズ。この映像からは想像もつかない、“誰も観たことがない感動のラスト”を、楽しみにしていて。『メッセージ』は5月19日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メッセージ 2017年5月19日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開
2017年04月06日ライアン・ゴズリングが主演する、『ブレードランナー』の続編『ブレードランナー 2049』。この度、本作の日本公開日が全米公開(10月6日)と同じ月の10月27日(金)に決定した。1982年に公開された『ブレードランナー』の続編となる本作。前作は、リドリー・スコット監督、ハリソン・フォード主演で描かれ人気を博したが、本作では第89回アカデミー賞で最多14ノミネートを獲得し、自身も主演男優賞にノミネートされ、“いまオスカーに最も愛されている俳優”ライアンと、2015年に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のハン・ソロ役に華々しく復活を果たした“SFに愛されたハリウッド伝説の俳優”ハリソンの最強タッグで新たな世界を描く。オリジナル作品の舞台である2019年から30年後の2049年の世界が舞台となっている本作。前作では、まるで人間とは見分けのつかない“レプリカント”の暴挙を阻止する捜査官“ブレード ランナー”リック・デッカードを再びハリソンが演じ、今回新たにライアンが演じる男が新人ブレードランナー“K”を演じる。2049年の世界には新たな危機が迫っており、“K”はそのヒントを握る30年間行方不明であったデッカードを探し出すというところから展開していく。本作の監督は、最新作『メッセ ージ』で作品賞・監督賞を始め、第89回アカデミー賞で本年度第2位となる8部門のノミネートを獲得する気鋭の天才監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ。前作で監督を務めたスコット監督は、本作では製作総指揮を担当している。世界中から注目を集めているヴィルヌーヴ監督は、「子どもの頃から数えれば『ブレードランナー』は少なくとも千回は観ている」と語っているほど夢中にさせた『ブレードランナー』。その続編を任された彼は、「私の心は喜びに満たされているよ!だけど体は完全に壊されているよ(苦笑)」とその喜びととてつもないプレッシャーを語っている。『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年01月26日リドリー・スコット監督、ハリソン・フォード主演でSF映画の最高傑作として語り継がれる『ブレードランナー』。その35年ぶりの続編となる『ブレードランナー 2049』から、ハリソンと新キャスト、ライアン・ゴズリングの新旧“ブレードランナー”が並び立つ新画像が解禁となった。本作の舞台は、オリジナル作品の舞台となった2019年から30年後の2049年の世界。まるで人間とは見分けのつかない“レプリカント”の暴挙を阻止する捜査官“ブレードランナー”リック・デッカードを演じていたのがハリソンだ。本作では、先日解禁の初映像にも登場していたライアン演じる男が、新人ブレードランナー“K”であることも判明。30年後の世界では新たな危機が迫っており、“K”が30年間行方不明だったデッカードを探すところから、物語がスタートするという。解禁された2ショット写真では、新旧ブレードランナーとして、ハリソンと肩を並べるライアンの姿がとらえられている。「ハリソン・フォードは自分のヒーローだ」と話すほど大ファンだったというライアン。初めてハリソンの姿を目の当たりにしたときには、相当緊張していたらしい。「ちょうどセットが独特の雰囲気の霧に包まれていたときに、どこからともなくハリソンが現れたんだ。シルエットだけでも間違えようがなかったよ。僕は彼を満足させるものを創り上げられることを心から願ったんだ」と、撮影時を感慨深げに振り返っている。本作で監督を務めるのは、『プリズナーズ』『ボーダーライン』などでその才能が高く評価され、新作『メッセージ』が賞レースでも続々とノミネートを果たしているドゥニ・ヴィルヌーヴ。彼によれば、撮影期間中にハリソン、そしてスコット監督と一緒に食事に出かけた際、往年のファンが気になる“あの論争”の話になったという。「(ハリソン演じる)デッカードがレプリカントであるべきか、人間であるべきかという論争で、ハリソンとリドリーから集中攻撃を受けたんだ。オリジナルの大ファンとしては、この夕食の席は一生の思い出になったよ(笑)」とヴィルヌーヴ監督。実は、オリジナルが公開されてから34 年間、本作では製作総指揮を務めるスコット監督は「デッカードもレプリカントである」と主張し、ハリソンは「デッカードはレプリカントではない」と主張。両者が真っ向から対立しており、ファンの間でも長きに渡り論争を巻き起こしてきたのだ。その答えが本作『ブレードランナー 2049』で明らかになるのだろうか?ハリソンは「これについては自分自身を喜んで検閲するよ。オリジナル版を撮影していたときから興味深い問題だったし、そのときにその答えは得られていないからね。ただ“『2049』は十分に入場料に値する”ということは言えるよ(笑)」と意味深なコメントを残しているが…。多くの謎を残し、詳細はまだベールに包まれたままの本作。当時の『ブレードランナー』を超越する新しい世界観に“戻ってきた”ハリソンと、『ラ・ラ・ランド』でゴールデン・グローブ賞を獲得し、いまノリに乗っているライアンの新旧“ブレードランナー”に、ますます期待が高まる。『ブレードランナー 2049』は11月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月10日SF映画の金字塔と言われるリドリー・スコット監督の『ブレードランナー』(1982年)の続編『ブレードランナー 2049』(2017年11月公開)で、新旧"ブレードランナー"の2ショット写真が10日、公開された。『ブレードランナー 2049』の舞台は、オリジナル作品の舞台である2019年から30年後の2049年の世界。前作では、人間とは見分けのつかない"レプリカント"の暴挙を阻止する捜査官"ブレードランナー"リック・デッカードをハリソン・フォードが演じていたが、今回新たにライアン・ゴズリングが演じる男が新人ブレードランナー"K"ということが判明した。そして、30年後の世界には新たな危機が迫っており、物語は"K"が30年間行方不明だったデッカードを探すところからスタートするという。公開された2ショット写真は、堂々とブレードランナーとしてハリソン・フォードと肩を並べているライアン・ゴズリング。しかし、「ハリソン・フォードは自分のヒーローだ」と話すほど大ファンの彼は、初めてハリソンを目の当たりにした時は相当緊張したそうで、「ちょうどセットが独特の雰囲気の霧に包まれていた時に、どこからともなくハリソンが現れたんだ。シルエットだけでも間違えようがなかったよ。僕は彼を満足させる物を創り上げられることを心から願った」と撮影時を振り返る。本作で監督を務めるのは、『プリズナーズ』『ボーダーライン』などで独特の映像美と世界観が高く評価され、昨年11月に全米で公開された新作『メッセージ』が賞レースでも続々とノミネートを果たしているドゥニ・ヴィルヌーヴ。撮影期間中にハリソン・フォード、リドリー・スコットと一緒に食事に出掛けたという監督は、「デッカードがレプリカントであるべきか、人間であるべきかという論争で、ハリソンとリドリーから集中攻撃を受けたんだ。オリジナルの大ファンとしてはこの夕食の席は一生の思い出になったよ(笑)」とファン胸熱のエピソードを明かした。この論争については、オリジナルが公開されてから34年間、リドリー・スコット監督(本作では製作総指揮)は「デッカードはレプリカントである」、ハリソン・フォードは「レプリカントではない」と主張し、ファンの間でも長きにわたって論争を巻き起こしてきたが、続編でその答えが明らかになるのか。ハリソンは「これについては自分自身を喜んで検閲するよ。オリジナル版を撮影していた時から興味深い問題だったし、その時にその答えは得られていないからね。ただ『2049』は十分に入場料に値するということは言えるよ(笑)」と意味深なコメントをしている。
2017年01月10日SF映画の金字塔と言われるリドリー・スコット監督の『ブレードランナー』の続編『ブレードランナー 2049』。来年11月の日本公開を前に、本作の初映像となる予告編が到着した。1982年に公開された映画『ブレードランナー』は、スコット監督×ハリソン・フォード主演で描かれ人気を博した。今回公開される続編では、前作の舞台である2019年から30年後の2049年の世界が描かれるという。ハリソンが前作の主人公リック・デッカード役を再び演じるほか、監督には『プリズナーズ』『ボーダーライン』のドゥニ・ヴィルヌーヴが務め、リドリー監督は今回は製作総指揮を担っている。また主演には、『ラ・ラ・ランド』での演技が高い評価を得るライアン・ゴズリングがキャスティング。ハリウッドが注目するこのタッグにますます期待が高まる。このほど到着した予告編の冒頭では、オリジナル版に存在するデッカードの台詞から幕を開ける。彼はかつて、まるで人間とは見分けのつかない“レプリカント”の反逆を阻止するために結成された捜査官“ブレードランナー”の一員であったが、あれから30年の時を経た…。そして、ライアン扮する新人捜査官の男に「俺は有能だった」と語りかける、ハリソンの姿も確認できる。果たして、彼はいま何者なのか?今回の映像からは、荒廃した世界も垣間見え、砂漠に横たわる謎の像も映し出される。一体これは何を意味するのだろうか。多くの謎を残し、まだまだ詳細はベールに包まれたままの本作。次なる続報を待ちたい。『ブレードランナー 2049』は2017年11月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年12月20日SF映画の金字塔と言われるリドリー・スコット監督の『ブレードランナー』の続編「Blade Runner 2049」(原題)。この度、本作の邦題が『ブレードランナー 2049』に正式決定したことが分かった。前作『ブレードランナー』は、1982年に公開された映画。スコット監督、ハリソン・フォード主演で描かれ人気を博した。今回公開される続編は、前作の舞台である2019年から数十年後と言われているが、決定したタイトルから推測すると、30年後の2049年の世界を描いているようだ。また、ハリソン・フォードが前作の主人公リック・デッカード役を再び演じるほか、前作で監督を務めたスコットは製作総指揮を担当。そして、今回の監督には『プリズナーズ』『ボーダーライン』などで独特の映像美と世界観が高く評価されているドゥニ・ヴィルヌーヴが務める。併せて公開された写真には、ヴィルヌーヴ監督、スコット、ハリソン、そしてライアン・ゴズリングという超豪華メンバーの姿が。オフショットとして撮影されたこの写真にも、ファンにとって作品への大いなる期待を感じずにはいられない1枚だ。何よりヴィルヌーヴ監督は、前作に引き続きリック・デッカードを演じるハリソンに対し「彼は素晴らしいアドバイスを山ほどしてくれるよ」とコメント。製作総指揮にスコット、そしてその役柄は明らかになっていないが、注目の俳優ライアンを加えたこのチームを「やる気に満ちた最高のチームだよ。僕らに失敗という選択肢はないんだ」と並々ならぬ意気込みを語っている。作品の詳細はまだまだベールに包まれたままの本作。新鋭・ヴィルヌーヴ監督が、『ブレードランナー』の世界をどのように再生させるか、期待は高まるばかりだ。『ブレードランナー 2049』は2017年11月より全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年11月10日来年11月に公開される『ブレードランナー』の続編の日本公開タイトルが『ブレードランナー 2049』(読み:ブレードランナーニーゼロヨンキュウ)に決定した。本作は全世界の熱狂的なファンがその動向を注視している作品で、2017年公開のタイトルの中でも大きな注目を集めることになりそうだ。その他の情報『ブレードランナー』は近未来を舞台に、過酷な労働に従事するために誕生するも、人間に反旗を翻すようになった人造人間“レプリカント”を逮捕・処刑する捜査官“ブレードランナー”のデッカードを主人公にしたSF大作。『…2049』は、前作に続いてハリソン・フォードが出演し、『プリズナーズ』『ボーダーライン』のドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務めるほか、ライアン・ゴズリング、ロビン・ライトが出演。前作を監督したリドリー・スコットが製作総指揮を務める。これまで繰り返し“伝説的”と呼ばれてきた『ブレードランナー』の続編は一体、どんな内容になるのか? いまだにすべてが謎に包まれているが、前作が2019年の物語だったことから、新作はタイトル通り“2049年”が舞台になる可能性が極めて高い。全世界のファンはすでに公開されている数少ない情報や画像から様々な予想や考察を進めており、フォードやヴィルヌーヴ監督ら4人が集まった写真が公開されると、テーブルの上に無造作に置かれた撮影用の拳銃(ブラスター)の分析をはじめるファンが現れるなど、すでに公開が待ちきれない状態だ。製作者たちも観客の期待が極めて高いことを承知しているようで、前作を手がけたスコット監督とフォードを迎え入れた万全な状態で製作をスタートさせており、ヴィルヌーヴ監督は「やる気に満ちた最高のチームだよ。僕らに失敗という選択肢はないんだ」と豪語している。『ブレードランナー 2049』2017年11月 全国ロードショー
2016年11月10日SF映画の金字塔と言われるリドリー・スコット監督による『ブレードランナー』(1982年)の続編『Blade Runner 2049』の邦題が、『ブレードランナー 2049』(数字の読み方:ニー・ゼロ・ヨン・キュウ)に決定したことが9日、明らかになった。また、オフショットとして撮影された写真も公開。左からドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、リドリー・スコット、ハリソン・フォード、そしてライアン・ゴズリングという豪華メンバーが写っている。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は、前作に引き続きリック・デッカードを演じるハリソン・フォードに対し「彼は素晴らしいアドバイスを山ほどしてくれるよ」とコメント。製作総指揮にリドリー・スコット、そしてその役柄は明らかになっていないが注目の俳優ライアン・ゴズリングを加えたこのチームを「やる気に満ちた最高のチームだよ。僕らに失敗という選択肢はないんだ」と並々ならぬ意気込みを語っている。続編は、1982年公開のオリジナル作品の舞台である 2019年から数十年後と言われているが、タイトルから推測すると30年後の2049年の世界を描いているようだ。ハリソン・フォードが前作の主人公リック・デッカード役を再び演じるほか、リドリー・スコットは製作総指揮を担当。監督を務めるのは、『プリズナーズ』『ボーダーライン』などで独特の映像美と世界観が高く評価され、新作『メッセージ』の全米公開も11月11日に控えるドゥニ・ヴィルヌーヴだ。
2016年11月10日『ブレードランナー』(82)の続編でメガホンを取ることが決まったドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の最新作『Arrival』が、『メッセージ』の邦題で2017年に日本公開となることが8日、明らかになった。ヴィルヌーヴは、『プリズナーズ』(13)、『ボーダーライン』(15)などで映像美と世界観が高く評価されてきたカナダ人監督。本作は、優れたSF作品に贈られるネビュラ賞を受け、映像化不可能と言われていたアメリカ人作家テッド・チャンによる短編小説『あなたの人生の物語』を原作にした、新たなSFドラマだ。突如地上に降り立った、巨大な球体型宇宙船。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(16)などのエイミー・アダムス演じる言語学者・ルイーズは、知的生命体と意思の疎通をはかるために、"彼ら"が人類に何を伝えようとしているか探っていく。SFでありながら切なさも込められた本作は、『デイリー・テレグラフ』紙から「美しく挑発的な寓話(ぐうわ)」、『デイリー・メール』紙からは「すばらしく巧妙な演出」と評されており、7日の時点で映画批評サイトのロッテン・トマトでも100%の好評を獲得。10日までの期間でイタリアにて開催されている第73回ヴェネツィア国際映画祭の"コンペティション部門"にも出品され、最終日に発表される同映画祭金獅子賞にも期待が高まっている。
2016年09月09日『ブレードランナー』の続編に、ジャレッド・レトが新たにキャスティングされたと「The Wrap」などのメディアが伝えている。今月アメリカで公開され記録的なヒットを飛ばしてる『スーサイド・スクワッド』にジョーカー役で出演しているジャレッド。2014年に出演した『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー助演男優賞とゴールデングローブ助演男優賞を受賞。絶好調なキャリアを築いている。若い頃はキャメロン・ディアスと婚約、スカーレット・ヨハンソンやパリス・ヒルトンとの交際などイケメンすぎる容姿ゆえ、恋愛関係の話題でメディアをにぎわせたジャレッドだが、当時から役作りに余念がない俳優として注目を浴びていた。『ダラス・バイヤーズクラブ』ではトランスジェンダーを演じるために全身脱毛したり、過酷な減量に成功。『ブレードランナー』の続編でどんな役を演じるのか現時点では不明だが、ジャレッドのどんな役作りが見られるのだろうか?タイトルもストーリーもまだ明かされていない本作ではあるが、キャスティングは順調なようで、一作目でリック・デッカードを演じたハリソン・フォードが続投、オスカーノミネート経験を持つライアン・ゴズリング、ゴールデングローブ賞受賞者のロビン・ライトら実力派俳優の出演が決定している。『ブレードランナー』続編は2017年10月6日にアメリカで公開予定。(Hiromi Kaku)
2016年08月19日SF映画の金字塔と言われる映画『ブレードランナー』の続編の映画化が、34年の歳月を経て遂に実現。日本では、『ブレードランナー 2049 (Blade Runner 2049)』として、2017年10月27日(金)に公開される。続編の舞台は、1982年公開のオリジナル作品から30年後、2049年の荒廃した世界。時が経っても埋まらない”人間”と”レプリカント”の間の深い溝。世界に新たな危機が迫るなか、30年間行方不明で「何かを知る」デッカードを”K”が探す所から物語はスタートする。レストランのような場所で2人のブレードランナーが向き合うシーンでは、デッカードが殴りかかりそうな殺気をだしている。主人公の新人ブレードランナー“K”主人公の新人ブレードランナー“K”を演じるのはライアン・ゴズリング。ゴズリングは最近彼の出演作『ラ・ラ・ランド』『ドライヴ』がヒットして注目を集めている。リック・デッカード役にハリソン・フォード人間とは見分けのつかない“レプリカント”の暴挙を阻止する捜査官”リック・デッカード”この前作の主人公となったデッカード役をハリソン・フォードが再び演じる。「デッカードの30年後を演じるのは凄く面白かったし、昔の服がピッタリだったのも嬉しかった。時を経て、キャラクターを作り上げていく事はとてもやりがいがあります。」とコメントしている。そのほか、謎の男としてジャレット・レトーや、ロビン・ライトが出演する。リドリー・スコット製作総指揮前作『ブレードランナー』で監督を務めたリドリー・スコットは「2049」では製作総指揮を執る。監督は『プリズナーズ』『ボーダーライン』などで独特の映像美と世界観が高く評価されているドゥニ・ヴィルヌーヴが務める。2016年公開の『メッセージ』では、賞レースでも続々とノミネートを果たして注目度はさらに高まった。脚本はハンプトン・ファンチャーとマイケル・グリーンで、前作の脚色を手掛けたコンビ。フィリップ・K・ディックの原作小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』のストーリーを継承しているようだ。当時の『ブレードランナー』を彷彿とさせる、もしくはそれ以上の新しい世界観に驚きと更なる期待感を煽られるに違いない。作品情報映画『ブレードランナー 2049』原題:Blade Runner 2049日本公開:2017年10月27日(金)製作総指揮:リドリー・スコット監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ出演:ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、ロビン・ライト、ジャレッド・レトー、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、カーラ・ジュリ、マッケンジー・デイヴィス、バーカッド・アブディ、デイヴ・バウティスタ配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2016年08月01日主演のハリソン・フォードほか、新たにライアン・ゴズリング、ロビン・ライトの出演が発表されているSF映画の金字塔『ブレードランナー』の続編。本作のプロジェクトがいよいよ始動となり、近未来を想起させるコンセプト・アートの発表とともに、日本公開が2017年11月に決定した。今年2月。34年の歳月を経てついに続編の映画化が決定、というニュースが世界中を掛けめぐり、多くのファンを期待と興奮の渦に巻き込んだ本作。続編は、1982年公開のオリジナル作品から数十年後の世界を舞台にしており、ハリソン・フォードが主人公リック・デッカード役を再び演じるほか、リドリー・スコットは製作総指揮に回り、監督を『ボーダーライン』『プリズナーズ』など、独特の映像美と容赦のないリアルを描く世界観が高く評価されているドゥニ・ヴィルヌーヴが務めている。そして、ついにその世界観を垣間見ることができるコンセプト・アートが解禁。前作の脚色を手掛けたハンプトン・ファンチャーとマイケル・グリーンによる脚本は、フィリップ・K・ディックの原作小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」のストーリーを継承しているというが、今回のコンセプト・アートでそれは実証されたといえる。ヴィルヌーヴ監督は、1982年、ケベック州にある小さな町でスコット監督の『ブレードランナー』を見たという。「あの音楽、2019年のロサンゼルス、スモッグ、ダークな雰囲気。あの映画を見て、映画監督になりたいという思いが芽生えたんだ」と語るこの新鋭監督が、その世界をどのように再生させるのか、今後の続報に注目していて。<ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督コメント>僕は子どものころから、独特な異世界へ連れて行ってくれる個性的な映像スタイルのSF映画に惹かれてきた。その中でも、オリジナル版『ブレードランナー』は、断トツで史上最高の傑作だ。SFとフィルムノワールを融合させたリドリー・スコットは天才だ。新しい『ブレードランナー』は、一作目の延長線上にあり、数十年後の世界の話なんだ。『ブレードランナー』プロジェクト(タイトル未定)は2017年11月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月29日1982年製作の名作『ブレードランナー』の続編が、来年11月に日本で公開されることが決定し、コンセプト・アートが公開になった。前作に続いてハリソン・フォードが出演し、『プリズナーズ』『ボーダーライン』のドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務める。その他の情報『ブレードランナー』は近未来を舞台に、過酷な労働に従事するために誕生するも、人間に反旗を翻すようになった人造人間“レプリカント”を逮捕・処刑する捜査官“ブレードランナー”のデッカードを主人公にしたSF大作。フィリップ・K・ディックの小説を基に製作され、斬新な映像や未来観、単なるアクション映画に終わらない重厚なドラマは後続の作品群に大きな影響を与えた。さらに劇中に登場する描写やセリフは、繰り返し観賞した熱狂的なファンによって検証、研究され、日本での劇場公開時のバージョンとは異なる版(ワーク・プリント版、アメリカ公開版、ディレクターズ・カット、ファイナル・カット)が登場する度に大きな話題になった。現在も熱狂的なファンを世界中にかかえる『ブレードランナー』の続編のウワサはこれまでに繰り返しのぼり、前作の続きの設定の書籍が発行されるなど、注目を集めては実現には至らないまま30余年が過ぎた。しかし、ヴィルヌーヴ監督のメガホンでついに続編の製作が本格的に始動。前作の脚色を手がけたハンプトン・ファンチャーとマイケル・グリーンが、ディックの小説の世界観を踏襲し、前作から数十年後の物語を執筆したという。前作に続いてフォードがリック・デッカードを演じるほか、ライアン・ゴズリング、ロビン・ライトが出演。前作を監督したリドリー・スコットが製作総指揮を務める。公開時にケベック州の映画館で『ブレードランナー』を観たというヴィルヌーヴ監督は「あの音楽、2019年のロサンゼルス、スモッグ、ダークな雰囲気。あの映画を見て、映画監督になりたいという思いが芽生えたんだ」とコメント。“金字塔”や“伝説的”とも称される作品の続編だけに、ファンの期待と不安は大きいが、30余年を経てついに登場する新作は、全世界から最大級の注目を集めることになりそうだ。今後、公開に向けてストーリーの概要や、新たなキャストなど、新情報が明らかになっていくことが予想される。
2016年07月29日ロビン・ライトが、『ブレードランナー』の続編に出演することが決まった。役柄はわかっていない。その他の情報ハリソン・フォードとライアン・ゴズリングの出演は、先に決定している。監督は『プリズナーズ』『ボーダーライン』のドゥニ・ヴィルヌーヴ。撮影監督は、過去2作でヴィルヌーヴと組んだロジャー・ディーキンスが務める。オリジナルを監督したリドリー・スコットは、製作総指揮として関わる。撮影は今年7月スタートの予定。オリジナルの舞台は、2019年のロサンゼルスだった。続編は、オリジナルの結末から数十年たった時代という設定らしい。ストーリーは、リドリー・スコットと、オリジナルを書いたハンプトン・ファンチャーが書いた。フォードは昨年、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で32年ぶりにハン・ソロを演じた。『ブレードランナー』のリック・デッカード役は36年ぶり。次には『インディ・ジョーンズ5』でも、久々に同じ役に復活することが決まっている。文:猿渡由紀
2016年04月01日ライアン・ゴズリングとハリソン・フォードが出演する『ブレードランナー』続編の撮影が、今年7月からスタートするようだ。ハリソンが主役を務めた1982年公開のオリジナル作品は、2019年の暗黒郷と化したロサンゼルスが舞台。宇宙のコロニーで危険な仕事を強いられていたレプリカントと呼ばれる人造人間たちが戻ってきたため、ハリソン演じるリック・デッカードら警察特殊部隊がそれらを捕らえようとする姿を描いた。続編は、それから数十年後の世界に設定されており、ハリソンが引き続きリック役を務め、ライアンは新キャストとして加わることになったとプレスリリースで発表されている。ドゥニ・ヴィルヌーヴがメガホンを取る同作には、オリジナル作品の監督を務めたリドリー・スコットがエグセクティブ・プロデューサーとして参加するほか、脚本はオリジナル作品にも参加したハンプトン・ファンチャーと『グリーン・ランタン』のマイケル・グリーンが手掛ける。スコットは以前、あるインタビューの中で「脚本がとてもいいんだ。もちろんハリソンも出演するよ。今まで生き延びた生存者としてね。続編制作は決定だよ」と語っていた。(C)BANG Media International
2016年01月27日12回のオスカーノミネーションを誇る伝説の撮影監督ロジャー・ディーキンズが、『ブレードランナー』続編プロジェクトに参加することがわかった。監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ。ふたりはヒュー・ジャックマン主演の『プリズナーズ』でコラボレーションをしている。その他の情報『ブレードランナー』続編は、リドリー・スコットと、オリジナル版の脚本家ハンプトン・ファンチャーが考案したストーリーを基盤に、ファンチャーとマイケル・グリーンが脚本を書き下ろした。ハリソン・フォードが再び主演することも決まっている。撮影開始は2016年夏。ディーキンズは『アンブロークン(原題)』で、今年のオスカー撮影部門にノミネートされた。最新作は、現在開催中のカンヌ映画祭にコンペ入りしている『Sicario』。文:猿渡由紀
2015年05月21日ハリソン・フォードが『ブレードランナー』の続編へ出演するようだ。フィリップ・K・ディックの小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を基に1982年に映画化された同SF映画の続編でもメガホンを取ることになったリドリー・スコット監督が、ハリソンにカメオ出演を要請しているという。スコット監督は、オリジナル版で主人公リック・デッカードを演じたハリソンを登場させることで、続編の面白さが増すと考えていると英「The Independent」紙に語った。「ハリソンを主役にするとは考えていない。でもどこかに彼を起用しないといけないんだ。面白くなるよ!」続編では、第1作で脚本を担当したハンプトン・ファンチャーに女性を主人公に据えた脚本の執筆を依頼しているという監督は先日、「『ブレードランナー』続編について最初のミーティングを始めたんだ。とても良い感触を持っているよ。絶対に女性主人公を登場させるつもりだ」と明かしている。同作の製作を手がけるアルコン・エンターテインメント社のアンドリュー・A・コソーヴとブロデリック・ジョンソンの両氏は、今回の新作の舞台が未来になると発表したうえで、「今回の続編は、映画史上の名作になり得る第1作と、リドリーとハンプトンの2人各々の独自なコラボレーションの2つの要素から触発された、2人にとって完璧な再会の機会です」と語っている。いまもなお多くの映画ファンの心を掴み、SF映画の金字塔ともされている傑作『ブレードランナー』。ハリソンの出演が実現すれば、一作目のファンならばなおのこと楽しめる続編になることは間違いないだろう。「ブレードランナー ファイナル・カット」価格:1,500円(税込)発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ発売中© 2007 Warner Bros. Entertainment, Inc. All Rights Reserved.■関連作品:ブレードランナーファイナル・カット 2007年11月17日より新宿バルト9、梅田ブルク7にて公開BLADE RUNNER is a trademark of Blade Runner Partnership. Blade Runner: The Final Cut © 2007 The Blade Runner Partnership.TM & © 2007 Warner Bros. EntertainmentInc. All Rights Reserved.
2012年05月29日