生田絵梨花が出演するブロードウェイミュージカル「MEAN GIRLS」のビジュアルが公開された。動物学者の両親を持ち、アフリカ育ちのケイディ・ヘロン(生田絵梨花)は16歳になって初めてアメリカに引っ越すことに。これまで自宅学習で学校に通ったことがなかったケイディは初めての学校生活に緊張気味で登校する。なかなかみんなに馴染めず、浮いているケイディに話しかけたのはロック好き女子のジャニス(田村芽実)とゲイボーイのダミアン(内藤大希)というはみ出し者の二人組。二人から校内の派閥について教えられ、特に気をつけるべきは「プラスティックス(Plastics)」というレジーナ・ジョージ(石田ニコル)、カレン(松田るか)、グレッチェン(松原凜子)の校内アイドル三人組であると告げられる。ひょんなことからプラスティックスのトップで学園の女王様・レジーナに仲間に入れてあげてもいいと言われるケイディ。戸惑いながらもジャニスに報告をすると、仲間になったふりをしてレジーナの弱みを握ってきてほしいとケイディに言う。二人には過去の因縁があったのだ。一方、ケイディは得意な数学の授業で知り合ったアーロン(小野塚勇人)に一目惚れをする。それを知ったレジーナに、アーロンとの仲を取りもつと言われ、プラスティックスに入ることを決めるケイディだが、次第にグループに染まっていき…。アフリカで生まれ育った主人公ケイディが、16歳で初めて学校に通い、スクールカーストトップの女の子たちと過ごす中で、弱肉強食な女の子の世界に触れ、大切なことは何か学んでいく映画『MEAN GIRLS』(’04)がミュージカル化。主人公ケイディ・ヘロンを生田さん、同級生でロック好きの女子ジャニスを田村芽実、カースト最上位に君臨するアイドル的存在の3人組「プラスティックス」のボスで女王様的存在レジーナ・ジョージを石田ニコル、グレッチェンを松原凜子、カレン・スミスを松田るかが演じるほか、内藤大希、小野塚勇人、中谷優心、黒須洋嗣、壮一帆が出演。そして今回、ケイディが「プラスティックス」のメンバーに変身する、キュートなビジュアルが公開。キャストがスクラップされたピンクの背景は、作中に登場するクラスメイトの悪口を書いたBurn Bookを彷彿とさせる。本作は、来年1月30日(月)より東京公演を皮切りに、2月17日(金)からは福岡、2月23日(木・祝)からは大阪公演が行われる予定だ。ブロードウェイミュージカル「MEAN GIRLS」は2023年1月30日(月)~2月12日(日)東京建物Brillia HALLにて上演。※福岡・大阪公演あり(cinemacafe.net)
2022年10月03日ブロードウェイミュージカル『ピピン』が8月30日に開幕した。1972年にボブ・フォッシー演出・振付でブロードウェイに初演された本作。舞台は神聖ローマ帝国。大学で学問を納めたピピン王子が、父であるチャールズが治める故郷へと戻ってくる。人生を変えるような「特別な何か」を探して旅に出るピピン。しかし、父と共に戦に出ても、恋愛に身を焦がしても、ピピンの心は満たされない。そんなピピンが最後に見つけた幸せとは。2013年にはダイアン・バウルス演出で上演、日本語版『ピピン』は2019年に上演され、その際、ピピン王子は城田優が演じた。今回の上演でピピンを演じるのは、本作が単独初主演となる森崎ウィンだ。新たなピピンの誕生。そのゲネプロの模様をレポートする。少年から大人へ、それは果たして「成長」なのか2019年の上演に続き、今作も多くのキャストが続投する。ピピンの父王・チャールズの今井清隆、ファストラーダ役の霧矢大夢のほか、岡田亮介、中尾ミエ、前田美波里らがキャストに名を連ね、ピピンに大きな影響を与えるシングルマザー・キャサリン役として、新たに愛加あゆが迎えられた。そして、物語のキーパーソンであるリーディングプレイヤー役を演じるのは、2019年読売演劇大賞優秀女優賞を受賞したCrystal Kayだ。そんなリーディングプレイヤーと彼女の劇団の一座による華やかなステージから物語は始まる。『ピピン』はリーディングプレイヤーの一座がピピンの物語を演じているという劇中劇である。一座によるアクロバティックなパフォーマンスは圧巻。シルク・ドゥ・ソレイユ出身アーティストが手がけているというサーカス・アクロバットが取り入れられており、そのパフォーマンスに圧倒され、思わずポカンと口を開けたまま見入ってしまう。Crystal Kay、前田美波里らも大胆なパフォーマンスを見せ、大きな拍手が沸き起こった。また、要所で披露されるマジックも見もの。あまりに自然に披露されるものだから、一瞬、見逃してしまいそうになる。鮮やかな手元に、拍手を忘れ、感嘆の息を漏らす。一座の観ている者の心を奪うパフォーマンス、オーケストラによる生演奏という贅沢な空間。そんな華やかなステージをバックに、ピピンの悩みは深い。「何をしても心が満たされない」。その心を満たすために、さまざまなことにトライしてみる。心が満たされないことがそんなに大仰なことなのか、と思うかもしれない。満たされていない心、空っぽの心で、何に感動し、何に怒り、何に幸せを感じることができるというのだろう。空っぽの心には、何も響かない。父親に認められたくて、戦争に兵士として出陣してみてもむなしいだけ。そんなピピンに祖母のバーサ(前田美波里)は「人生を楽しみなさい」と語り掛ける。ピピンはそんなバーサのアドバイスを受けて、旅に出る。女性との恋愛に没頭してみようとしても、満たされない。何をすれば満たされるのか分からず、ピピンは途方に暮れる。物語の背景が、少しばかり現実世界と通ずる部分があるから苦しい。戦争然り、弱い者が虐げられる、虐げられても誰も助けてくれる人がいない絶望感。根本的なところでは今も神聖ローマ帝国時代と何も変わっていないのではないかと、ピピンと共に絶望してしまいそうになる。力が強い者だけが幸せを得て、その独裁者のもとで生きる人々はどうやって幸せを見つければいいのか。「生きることを楽しもう」というセリフがあるが、心を満たせず、楽しみ方が分からないピピンと、観ている自分と重ね合わせてしまう。苦悩するピピン、人生の進むべき道に迷うピピン。何も知らなかった無邪気なころから、苦しみ、痛み、悲しみを知り、大人になっていく。成長とは少し違う。そんなピピンをリーディングプレイヤーが導いていく。ステージ上のリーディングプレイヤーの存在感は圧倒的だ。時には優しく微笑み、時には強い言葉も口にする。それ以上に、佇まいがただ者ではない、ということが空気で伝わってくる。リーディングプレイヤーに支配されてしまいそうなステージに、柔らかな風を吹き込むピピン。ピピンの複雑な大人へのステップアップのさまを演じる森崎ウィンがとても魅力的だ。故郷に帰ってきたときのピピンはとても無邪気で愛らしい。「戦争ってもっと名誉なことだと思っていた」し、父親の役に立ちたいと思っていた。キラキラと表情を輝かせ、心のまま、自由に行動しているようにも見える。しかし、現実を目の当たりにし、少しずつその表情が曇る。笑顔を見せても、その視線はまっすぐ正面を向いていない。どこか、曲がりくねった道に迷い込み、先が見えず、不安を垣間見せているようにも感じられる。純粋で無邪気だったからころの笑顔を、ピピンに取り戻してあげたい。そんなふうに思うが、こちらの想いをよそに、ピピンは大人になり、知らなくてもよかったことを知り、無邪気なだけでは生きていけないことを知る。その姿がなんとももの悲しく、心を揺さぶられる。同時に、大人にならないで、とも思ってしまう。心を揺さぶるのは、演技だけではない。歌声もまた、観客の心を強く掴む。上手く、美しいだけではない、リアルな感情がメロディと共に心に沁み渡る。歌声さえも、無邪気な少年から、悲しみと苦しみを知った男性のものへと変わっていっているようにも思う。そんなウィンが演じるピピンを見ていて思うのは、きれいなままでは大人になれないということだ。苦しみ、悲しみ、怒りを知って成長していく。当たり前のことなのだけれど、真っ白から別の色に染まってしまうと、もう元には戻れないのだというたまらない寂しさを感じる。夢のようなステージから、大人になっていくピピンと共に、現実のほろ苦さを噛みしめる。それでも、余韻が甘いのは、ピピンが見つけた幸せが、私たちにとってもひとつの幸せの答えだからなのかもしれない。取材・文:ふくだりょうこ撮影:ヒダキトモコミュージカル「ピピン」オフィシャルHP:
2022年08月30日8月30日から開幕するブロードウェイミュージカル『ピピン』にて、アフタートークショーの開催が決定いたしました。森崎ウィン、Crystal Kayのほか、今井清隆、霧矢大夢、愛加あゆ、岡田亮輔、中尾ミエ、前田美波里が参加致します。稽古場秘話やここでしか聞けない裏話、出演者たちの素顔と生の声が聞ける貴重な機会となります。対象公演のチケットをお持ちの方は全員ご参加いただけます。ぜひこの機会をお見逃しなく!<アフタートークショー開催日程>8/31(水) 13:00 (公演終了後) 霧矢大夢 × 愛加あゆ× 岡田亮輔9/5(月) 13:00 (公演終了後) Crystal Kay × 前田美波里9/11(日) 13:00 (公演終了後) 森崎ウィン × 今井清隆 ×中尾ミエ9/16(金) 13:00 (公演終了後) 森崎ウィン× Crystal Kay*登壇者は予告なく変更になる可能性もございます。その場合のチケットの払い戻し等はできませんのでご了承ください。*上記公演回のチケットをお持ちのお客様のみ本公演に引き続き自席にて参加可能です。2019年 舞台写真 ©︎GEKKOブロードウェイミュージカル『ピピン』は若き王子ピピン(森崎ウィン)が人生の目的を求めて旅に出る物語。1972年にボブ・フォッシーの演出で誕生後、長い年月を経て、2013年にはシルク・ドゥ・ソレイユ出身のアーティストが手を加えた息をのむほどのエキサイティングな新演出でブロードウェイに帰還。同年のトニー賞でミュージカル部門・最優秀リバイバル作品賞を含む4部門を受賞した傑作ミュージカル。日本では2019年に城田優を主演に迎え、日本版初演を上演いたしました。2022年公演は主演に森崎ウィン、ヒロインのキャサリン役には元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の愛加あゆを新たに加わり、初演時からの続投となる今井清隆、霧矢大夢、岡田亮輔、中尾ミエ、前田美波里ら実力派俳優が揃い、華やかでアクロバティックなステージをお届けします。2019年 舞台写真 ©︎GEKKO2019年 舞台写真 ©︎GEKKO<公演概要>【公演名】ブロードウェイミュージカル『ピピン』【東京公演】2022年8月30日(火)~9月19日(月・祝)【会場】東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)【大阪公演】2022年9月23日(金・祝)〜9月27日(火)【会場】オリックス劇場【脚本】 ロジャー・O・ハーソン【作詞・作曲 】スティーヴン・シュワルツ【演出】ダイアン・パウルス【振付】チェット・ウォーカー (in the style of Bob Fosse)【サーカス・クリエーション】ジプシー・シュナイダー(Les 7 doigts de la main)【出演】ピピン:森崎ウィンリーディングプレイヤー:Crystal Kay(クリスタル ケイ)チャールズ:今井清隆ファストラーダ:霧矢大夢キャサリン:愛加あゆルイス:岡田亮輔バーサ(Wキャスト) :中尾ミエ / 前田美波里テオ(Wキャスト):高畑遼大 / 生出真太郎加賀谷真聡、神谷直樹、坂元宏旬、茶谷健太、常住富大、石井亜早実、永石千尋、伯鞘麗名、妃白ゆあ、長谷川愛実 、増井紬スペシャルゲスト:ローマン・ハイルディン ジョエル・ハーツフェルド、オライオン・グリフィスモハメド・ブエスタエイミー・ナイチンゲール※やむを得ない事情により、出演者が変更になる可能性がございます。【チケット】好評発売中。*詳細、各地の料金は公式ホームページをご参照ください。【公式HP】 【お問い合わせ】キョードー東京 0570-550-799(平日11:00-18:00/土日祝10:00-18:00 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月23日ブロードウェイミュージカル「シカゴ」が、2022年12月14日(水)から12月31日(土)まで、東京・有楽町の東京国際フォーラムで公演される。主演は米倉涼子。ブロードウェイミュージカル「シカゴ」米倉涼子主演で再びブロードウェイミュージカルの人気作「シカゴ」が帰ってくる。「シカゴ」25周年記念となる今回は、米倉涼子を主演に招き、クリスマスから大晦日までにかけて24公演を実施する。米倉涼子は、日本人初のブロードウェイ・シカゴの舞台に立った女優で、本作は、日本人女優史上初となる4度目、またブロードウェイデビュー10周年を祝うアニバーサリー作品となる。「シカゴ」は、“ジャズ・エイジ”と呼ばれる1920年代禁酒法時代のアメリカ・シカゴを舞台にした作品。ゴージャスなダンスと古き良き時代のジャズを堪能でき、ストーリーの展開も早いため、ブロードウェイミュージカルデビュー作品にもぴったり。ブロードウェイミュージカル「シカゴ」から生まれた、映画『シカゴ』はアカデミー最優秀映画賞を受賞するほど注目を集めた。ブロードウェイミュージカル「シカゴ」あらすじ夜の街にジャズの音色が響き、マフィアが暗躍する1920年代、禁酒法時代のアメリカ・イリノイ州シカゴ。夫と浮気相手の妹を殺害したヴェルマ・ケリーが現れ、ナイトクラブで働く人妻ロキシー・ハートが、浮気相手の常連客フレッド・ケイスリーに銃弾を放つ。お人好しの夫エイモスは、彼女の身代わりとして出頭。愛すべき夫への想いを吐露するロキシーだったが、死んだのは妻の浮気相手だと気付いたエイモスは憤慨し、警察に真実を話し、ロキシーは殺人犯監房へ。そこにはヴェルマをはじめ、自らの犯した罪にそれぞれの“解釈”を加えて無実を高らかに訴える女性殺人囚たちがいた。女看守長ママ・モートンは「見返りをくれればそのお礼をするよ」とロキシーに“ギブ&テイク”の精神を説く。無罪を勝ち取ってショービズ界へのカムバックを目論むヴェルマは、マスコミの注目を奪ったロキシーが気に入らない。ヴェルマの代理人を務める凄腕弁護士ビリー・フリンは、金や名声より「愛こそがすべて」だとうそぶき、ロキシーの弁護を引き受ける。手始めにビリーは、お涙頂戴ドラマに弱いタブロイド紙の記者メアリー・サンシャインを利用しようと画策。記者会見を開き、ロキシーの偽りの過去と正当防衛の作り話を大胆にでっち上げる。ビリーの話を信じたマスコミや世間の注目を浴びて大喜びのロキシーは、スターになった自分の晴れ姿を夢見るのだった。焦ったヴェルマはロキシーに手を組もうと持ち掛けるが、またも衝撃的な事件が起き、二人へのマスコミの関心は薄れてしまう。ロキシーとヴェルマは「頼りになるのは自分だけ」と自らに言い聞かせ、ロキシーは「実は妊娠している」と告白。新ネタに狂喜したマスコミは、再び彼女に無数のフラッシュを浴びせる―。転んでもただでは起きないライバルに呆れながらも感心すら覚えるヴェルマと居もしない赤ん坊を想像して上機嫌のロキシー。一方、周囲から忘れられたエイモスは、自分がセロファンのように透明で目立たない存在だとつぶやく。名声に溺れて強気になったロキシーに対し、ビリーは自分こそがすべてを巧みに操る”スター”なのだと自信たっぷり。彼の筋書き通り、法廷で社会の被害者を演じるロキシーの様子を聞いたヴェルマとママ・モートンは、道徳や品位など地に落ちた今の世のありさまを嘆く。そして判決の時。ロキシーは見事無罪となるが、その瞬間スキャンダラスな殺人事件のニュースが舞い込み、マスコミは彼女に目もくれず飛び出していく。茫然自失するロキシー、そして同じくマスコミに見放されたヴェルマだったが―。【詳細】ブロードウェイミュージカル「シカゴ」日程:2022年12月14日(水)〜31日(土)会場:東京国際フォーラムホールC住所:東京都千代田区丸の内3-5-1料金(全席指定):S席 15,000円、A席11,000円、B席 9,000円<チケット キョードー東京先行 8月13(土)12:00〜>TEL:570-550-799(平日11:00~18:00、土日祝 10:00~18:00)出演:米倉涼子、アメリカ・カンパニー作詞:フレッド・エッブ作曲:ジョン・カンダー脚本:フレッド・エッブ & ボブ・フォッシー
2022年08月17日長野博が主演を務めるブロードウェイ・ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』のメインビジュアルが公開された。エルヴィス・プレスリーの徴兵エピソードからヒントを得て制作された本作は、ブロードウェイでロングランヒットを記録し、1961年にミュージカル作品賞をはじめとするトニー賞を受賞。1963年には映画化、2009年にはブロードウェイ再上陸を果たすなど長らく愛されているコメディ・ミュージカルとなっている。物語は1960年代のアメリカが舞台で、若くして音楽会社を立ち上げた主人公・アルバートを演じる長野をはじめ、アルバートの恋人兼秘書のローズ役で元宝塚歌劇団トップスターの霧矢大夢、そして世界中の女性を虜にしているスーパーロックスター・バーディー役で、アーティストとしてライブのステージにも立つ松下優也が出演。そのほか寺西拓人、日髙麻鈴、内海啓貴、敷村珠夕、田中利花、樹里咲穂、今井清隆といったキャストが名を連ねている。また翻訳・訳詞は高橋亜子、演出・振付は、ダンサー・振付家として活躍するTETSUHARUが務める。ブロードウェイ・ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』は、10月から11月にかけて神奈川・大阪・東京で上演される。<公演情報>ブロードウェイ・ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』原作戯曲:マイケル・スチュワート音楽:チャールズ・ストラウス作詞:リー・アダムス翻訳・訳詞:高橋亜子演出・振付:TETSUHARU音楽監督:岩崎廉【出演】(50音順)長野 博 霧矢大夢 / 松下優也寺西拓人 / 日髙麻鈴 内海啓貴 敷村珠夕 / 田中利花 樹里咲穂 / 今井清隆大澤信児 加藤翔多郎 星川 光 東島 京 本田大河青山瑠里 石井千賀 七理ひなの 中村ひより 水野貴以 山木愛海 山本咲希【神奈川公演】日程:10月18日(火)~30日(日)会場:KAAT神奈川芸術劇場<ホール>チケット料金:S席12,500円 / A席:10,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売日:9月11日(日)お問い合わせ:公演事務局(平日10:00〜18:00)E-mail: information2@pia.co.jp(mailto:information2@pia.co.jp)【大阪公演】日程:11月5日(土)~7日(月)会場:森ノ宮ピロティホールチケット料金:S席12,500円 / A席:11,500円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売日:10月10日(月・祝)お問い合わせ:キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(11:00~18:00 ※日祝休業)【東京公演】日程:11月10日(木)会場:パルテノン多摩 大ホールチケット料金:S席12,500円 / A席:10,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売日:9月11日(日)お問い合わせ:公演事務局(平日10:00〜18:00)E-mail: information2@pia.co.jp(mailto:information2@pia.co.jp)関連リンクHP::
2022年08月05日米倉涼子主演のブロードウェイミュージカル『シカゴ』来日公演のスケジュールが発表された。本公演は、米倉のブロードウェイデビュー10周年と『シカゴ』25周年を記念して開催され、12月14日(水) から31日(土) まで東京国際フォーラム ホールCで上演される。チケットは最速先行が8月2日(火) から米倉涼子公式ファンクラブ「よねさんち」にて、主催者先行が8月13日(土) からスタートする。なお、ブロードウェイ公演の期間も発表され、11月7日(月) から20日(日) まで米ニューヨーク・アンバサダー劇場にて上演。米倉は『シカゴ』26周年の記念日(11月14日)もステージに上がる予定となっている。■米倉涼子 コメント本来であれば、 昨年25周年のブロードウェイ公演の舞台に立てる予定だったCHICAGO、 新型コロナウイルスの影響によって無くなってしまった夢の舞台に、 今年改めて挑戦できる機会を頂けたこと、 素直に嬉しく思います。ただ前回の出演から3年、 私の体力はすっかり落ち込んでしまいました。このまたとない念願の舞台に向けて今はプレッシャーと不安でしかありませんが、 ゼロからしっかりトレーニングに取り組んで、 カンパニーメンバー・スタッフと最高の時間を分かち合いたいと思います。ブロードウェイ公演の後は東京公演が待っています。みなさま、 劇場でお待ちしています。<公演情報>ブロードウェイミュージカル『シカゴ』2022年12月14日(水) ~31日(土) 東京国際フォーラム ホールC作詞:フレッド・エッブ作曲:ジョン・カンダー脚本:フレッド・エッブ / ボブ・フォッシー初演版演出・振付: ボブ・フォッシーオリジナルNYプロダクション演出:ウォルター・ボビーオリジナルNYプロダクション振付: アン・ラインキング出演:米倉涼子 / アメリカ・カンパニー■チケット料金(全席指定・税込)S席:15,000円A席:11,000円B席:9,000円問い合わせ:キョードー東京0570-550-799(平日11:00~18:00 / 土日祝10:00~18:00)※ブロードウェイ公演2022年11月7日(月)~20日(日) アンバサダー劇場(ブロードウェイ、 ニューヨーク)詳細はこちら:
2022年08月02日今年12月、米倉涼子ブロードウェイデビュー10周年と『シカゴ』25周年を記念して開催されるブロードウェイミュージカル『シカゴ』来日公演の公演スケジュールがクリスマス、大晦日を含む24公演に決定しました。チケットの最速先行は8月2日(火)から米倉涼子公式ファンクラブ「よねさんち」にて、8月13日(土)から主催者先行販売が開始します。そして本日8月1日、米倉涼子のお誕生日に嬉しい知らせが届きました。11月のブロードウェイ公演の出演期間が発表され、『シカゴ』26周年の記念日(11/14)もステージに上がる日程。日本人女優史上初となる4度目のブロードウェイ主演、そして自身のブロードウェイデビュー10周年を祝う記念すべき公演になること間違いありません。なお、新型コロナウイルスの影響で、本来『シカゴ』は今年26周年を迎えますが、昨年実施予定だった25周年記念の振替の意味もあり25周年のセレブレーションを引き続き行っています。進化し続ける米倉涼子のロキシーをぜひお見逃しなく!<チケット主催者先行 8/13(土)12:00〜スタート!>キョードー東京: 0570-550-799(平日11:00-18:00/土日祝10:00-18:00)TBSチケット: 米倉涼子からのコメント本来であれば、昨年25周年のブロードウェイ公演の舞台に立てる予定だったCHICAGO、新型コロナウィルスの影響によって無くなってしまった夢の舞台に、今年改めて挑戦できる機会を頂けたこと、素直に嬉しく思います。ただ前回の出演から3年、私の体力はすっかり落ち込んでしまいました。このまたとない念願の舞台に向けて今はプレッシャーと不安でしかありませんが、ゼロからしっかりトレーニングに取り組んで、カンパニーメンバー・スタッフと最高の時間を分かち合いたいと思います。ブロードウェイ公演の後は東京公演が待っています。みなさま、劇場でお待ちしています。<公演概要>ブロードウェイミュージカル『シカゴ』日程:2022年12月14日(水)〜31日(土)会場:東京国際フォーラムホールC(有楽町、東京)料金(全席指定・税込):S席 15,000円 A席11,000円 B席 9,000円出演: 米倉涼子、アメリカ・カンパニー【作詞】フレッド・エッブ【作曲】ジョン・カンダー【脚本】フレッド・エッブ & ボブ・フォッシー【初演版演出•振付】 ボブ・フォッシー【オリジナルNYプロダクション演出】ウォルター・ボビー【オリジナルNYプロダクション振付】 アン・ラインキング*ブロードウェイ公演2022年11月7日(月)~20日(日)会場:アンバサダー劇場(ブロードウェイ、ニューヨーク)詳細は→ ChicagoTheMusical.com.主催:TBS/キョードー東京後援:BS-TBS / J-WAVE企画制作:TBS/キョードー東京招聘:キョードー東京 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月01日ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』が2022年7月23日(土) から東京国際フォーラムホールCで開幕する。2017年から10代目ピーター・パンとして舞台に立ってきた吉柳咲良は、本公演で同役を卒業する。初日を前にした22日(金)、記者会見が行われ、吉柳のほか、フック船長/ダーリング氏役の小西遼生、演出の森新太郎が登壇し、思いを語った。――明日初日を迎えるにあたり、どのように感じていらっしゃいますか。吉柳咲良(以下、吉柳)1年目のときもここ東京国際フォーラムで公演をしたので、久々に戻ってきたな、懐かしいなという感じですが、別に今までと違うことはなくて。今はただ、もう必死に必死に頑張っているだけです。「今年で最後」という気持ちが日に日に強くなって、段々実感も湧いてきたので、改めて頑張ろうと気を引き締めました。森新太郎(以下、森)今、コロナがこんなことになってしまって、本当に明日幕が開くのか、神のみぞ知るそういう状況なんです。それに加えて昨今、暗いニュースであふれかえっています。だけど、そんなご時世だからこそ、この生きる喜びを歌いあげた『ピーター・パン』という作品を、我々は今こそ守りぬかくてはいけないと、スタッフ・キャスト一丸となって、作り上げてまいりました。私は2度目なんですけども、去年から引き続き出ている俳優たちが、今年さらに暑苦しいくらいパワーアップして戻ってまいりました。また、今年から参加してる俳優たちも、この作品に新たな活気をもたらしてくれています。このふたり(吉柳と小西)は言うまでもなく、昨年以上にエネルギッシュでお馬鹿な役をやっておりますので、楽しみにしていただけたらなと思いますね。特に吉柳は、今年がラストフライングということで、彼女自身気合がもう十分ですし、それにラストフライトングという何か寂しさを抱えた者にしか体験できないひらめきというものが今の彼女にあります。どうか多くの人に観てもらいたいなと思っております。私もワクワクしております。――昨年に続きまして2年目のフック船長。ここはぜひ注目してもらいたいポイントなどございましたら教えてください。小西遼生(以下、小西)結構変わりましたよね? 前回を思い返してみたら、細かくいろいろなところが変わっていて、前回観てくださった方は「こんなに違うんだ」というところをたくさん見つけることでができると思います。いろいろ僕らも挑戦しているんですけど、とにかくね、子どもたちの子どもでいることのエネルギーが、前回以上に大きく大きくなっていくと感じますね。これから先も心に留めておきたい存在――ラストフライングとなる吉柳さん。吉柳さんにとって『ピーター・パン』という作品はどういう作品ですか?吉柳私が一番最初にさせてらったお仕事が『ピーター・パン』だったので、ものすごく思い入れがあるし、もう来年違う人がこの場所に立って、こういう風に取材を受けたり、空を飛んでネバーランドの人たちと関わっていったりするんだなという思うと、すごく嫌な気持ち(笑)。結局、私はここがすごく好きなんだなと思います。ピーター・パンを嫌いになったこともあるし、本当にできているのか、届けられているか、いろいろな気持ちを抱えながらやってきて、今回で5回目。早かったなと思うし、今年で最後と言われると、全然卒業したくないな、まだまだ私飛べるのになと思う気持ちもあります。でも、今まで観にきた人にも、今年初めて観にきた人にも「本当にすごい良かった」と思ってもらえるように頑張ったつもりなので、そこをお見せてできたらいいなと思います。私は『ピーター・パン』に助けられた。唯一、ここが私が子どもでいることが許される場所だったので。いつもなら出さなかった部分をいっぱい出して、それを稽古場で笑ってくれる人たちがいたので。いい作品に関わると素敵な人たちに出会えるんだなと思いました。私の中ですごく大きいというか、これから先も心に留めておきたい存在が『ピーター・パン』かなと思います。――吉柳さんの成長を共演者として、演出家として、どう見ていらっしゃいますか?小西僕は去年、今年と見ていますけど、やっぱり1年でも大きく変化する。若いときからやっていて、まだ18歳だから。この1年でまたいろいろなことを経験して、成長して、戻ってきたピーター・パンです。咲良が「最後」というのを意識しているのか、していないのか分からないけど、稽古場での居方(いかた)とかもね、この現場では本当に「子どもだー!」という感じでいるんですよね(笑)。去年よりもっとさらけ出して、みんなとの距離をつめて、ピーター・パンとの境目が本当になくなっていって。そんな姿を見ているのが、嬉しいです。そういうゴールに向かっている咲良を見ることも嬉しいですし、そのピーター・パンと一緒に舞台に立てるという喜びも感じています。森「去年から、ここが出来ていないんだよ!」と怒りながら、本当にネバーエンディングで、いつまでもしつこく吉柳に指導をしていまして(笑)。多分大阪の大千穐楽まで僕は、1ミリでも吉柳の芝居をよくするために言い続けると思います。吉柳は伸びる要素しかありませんし、正直言うと、来年も(ピーター・パンを)やればいいんじゃないと思うんですけど。本当にもったいないなと思うんですけども、それはしょうがないこと。彼女にきらめきを見せてもらいたいなと思います。ひと言で言うと、結構寂しいです。東京公演は8月2日(火) まで。大阪公演は8月13日(土)・14日(日)、梅田芸術劇場メインホール。7月30日(土) 16時公演終了後は、ウェンディ役岡部麟と田野優花によるアフタートークも予定している。取材・文・撮影=五月女菜穂※7月25日(月)~8月2日(火)東京公演は中止となりました(7/25追記)ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』チケット情報
2022年07月23日森崎ウィンが主演を務めるブロードウェイミュージカル『ピピン』にオライオン・グリフィスの出演が決定した。1972年に、鬼才ボブ・フォッシーによる演出と振付でブロードウェイにて誕生した本作。2013年の新演出版ではシルク・ドゥ・ソレイユ出身のアーティストが手がけた斬新なアクロバットパフォーマンスが加えられ、2019年の日本版初公演では、城田優やCrystal Kay、前田美波里、中尾ミエが全身全霊で挑む空中技が大きな話題となった。今回出演が決定したオライオンは、2013年に上演されたブロードウェイ公演のオリジナルキャストであり、アクロバット / サーカス界のスタープレイヤー。サーカス一家に生まれ4歳からパフォーマンスを始めたオライオンは、世界中のサーカスフェスティバルやスポーツイベントに出演し、アメリカ・サンフランシスコでは自身のサーカスショーを制作。ミュージカル『ピピン』のサーカス・クリエーションを担ったジプシー・シュナイダーは、「オライオンのアクロバットは一見に値するほど素晴らしいので、『ピピン』という作品の中で日本の観客の皆さんに見ていただける機会を作れたことをすごく嬉しく思う」と語っている。また、2019年版の未公開舞台映像を使用した「2分でわかるピピン」が公開された。なお本作は8月から9月にかけて東京と大阪で上演される予定だ。2分でわかるピピン<公演情報>ブロードウェイミュージカル『ピピン』【東京公演】8月30日(火)~9月19日(月・祝) 東急シアターオーブ(全25公演)【大阪公演】9月23日(金・祝)~27日(火) オリックス劇場(全6公演)脚本:ロジャー・O・ハーソン作詞・作曲:スティーヴン・シュワルツ演出:ダイアン・パウルス振付:チェット・ウォーカー(in the style of Bob Fosse)サーカス・クリエーション:ジプシー・シュナイダー(Les 7 doigts de la main)【出演】森崎ウィン Crystal Kay 今井清隆 霧矢大夢 愛加あゆ 岡田亮輔中尾ミエ(Wキャスト) 前田美波里(Wキャスト) / 高畑遼大(Wキャスト) 生出真太郎(Wキャスト)加賀谷真聡、神谷直樹、坂元宏旬、茶谷健太、常住富大、石井亜早実、永石千尋、伯鞘麗名、妃白ゆあ、長谷川愛実、増井紬【スペシャルゲスト】ローマン・ハイルディン、ジョエル・ハーツフェルド、オライオン・グリフィス、モハメド・ブエスタエイミー・ナイチンゲール※当初出演予定でしたデミトリアス・ビストレフスキーの来日はなくなりました。お問い合わせ:キョードー東京TEL:0570-550-799(平日11:00-18:00 / 土日祝10:00-18:00)公式HP:
2022年07月13日6月1日、ブロードウェイを目指す宮本亞門演出の新作ミュージカル『カラテ・キッド』が、アメリカ中西部セントルイス郊外のカークウッド・パフォーミング・アーツ・センターで開幕した。日本では『ベスト・キッド』(1984)のタイトルでヒットした映画『カラテ・キッド』は、か弱い少年ダニエルが、沖縄出身の空手の達人ミヤギに出逢い、その技と精神を学んでゆく成長物語。2018年からは登場人物の34年後を描く続編ドラマ・シリーズ『コブラ会』がYouTubeやNetflixで放映され話題となっており、人気が再燃している。構想から十年余というこの初の舞台ミュージカル化には、映画版と同じロバート・マーク・ケーメンによる脚本、ヒップホップ系の注目株ケオネ&マリ・マドリッドの振付といった他ジャンルからの才能と、昨年『ムーラン・ルージュ!』でトニー賞を受賞した舞台美術のデレク・マクレーンら、ブロードウェイ常連のトップ・クリエイティブ・スタッフが集結。演出の宮本亞門とプロデューサーの吉井久美子コンビが、『太平洋序曲』(2004)以来のブロードウェイ入りを念頭に創り上げ、トライアウト(試演)に漕ぎ着けた。宮本亞門会場のカークウッド・パフォーミング・アーツ・センター内のロス・ファミリー劇場で5月25日にプレビュー公演が始まり、一週間を経て正式オープンとなったこの晩には、地元の観客に加え、ニューヨークからも多くの業界関係者がつめかけた。会場となったセントルイス郊外のカークウッド・パフォーミング・アーツ・センター©Ingrid Borecki舞台中央の黒松の盆栽に、スポットライトが当たっている。障子を思わせるスクリーンと桟で仕切られた背景の中央に、その美しい枝振りのシルエットが映り、中から化身のような5人のダンサーが登場すると、たちまちスピリチュアルな空気が舞台を満たした。一転して、塞ぎ気味なダニエル少年と息子に手を焼く母ルシールの会話で、映画版でなじみのある世界が始まり、やがてコブラを描いたアイコンとともに黒い道着の猛者たちが勢揃いするコブラ会道場が現れると、客席からは怒濤の大歓声。空手の型を取り入れた力強くもクールな演武的ダンスシーンではしばらく拍手が鳴り止まず、文字通りショーストッパーとなった。こうした印象的なダンスシーンの数々と可動パネルを駆使したハイスピードの場面転換では、アンサンブルキャストが大活躍。新鋭ドリュー・ガスパリーニの親しみやすくツボを心得た楽曲も、多大な貢献を果たしていた。The Company of THE KARATE KID – The Musical, 2022 by Danny Zofness of DTK Studios.The Company of THE KARATE KID – The Musical, 2022 by Danny Zofness of DTK Studios.大いに盛り上がった初日を終えた宮本は、「今日は開演前に、クリエイティブスタッフで集まり、今後どこを直していくかをしっかり話し合ったんです。これからさまざまな意見が耳に入ってくることになるけど、いちいち迷って流されないようにするために。時間が足りないなかで開幕したので、まだ整理されていない部分もあるんですが、今夜はブロードウェイの劇場主など、トライアウト公演を見馴れているお客さんが多く、彼らはそんな過程の状態であることを承知のうえで、判断していたようです。その結果として『これならいける』という反応の拍手をもらえた気がするので、みんなちょっと自信をつけることができたと思います」と、確かな手応えを感じた様子。昨秋のワークショップに続き、今回のトライアウト公演でも高評価を得たミュージカル『カラテ・キッド』。目標のブロードウェイ公演が、いよいよ射程距離に入ってきた。次なる課題は、「いつブロードウェイ入りできるか」。吉井プロデューサーは、2023年春以降を目論みながら準備を進めている。朗報を待とう。取材・文・=伊達なつめミュージカル『カラテ・キッド』のコブラ会クリース役アラン・H・グリーン(左)と初日を観劇に訪れた映画版および『コブラ会』の同役マーティン・コーヴミュージカル『カラテ・キッド』PLAYBILL(プレイビル)<公演情報>ミュージカル『カラテ・キッド』(The Karate Kid - The Musical)ミュージカル『カラテ・キッド』ロゴ脚本:ロバート・マーク・ケーメン(Robert Mark Kamen)作詞・作曲:ドリュー・ガスパリーニ(Drew Gasparini)演出:宮本亞門(Amon Miyamoto)振付:ケオネ&マリ・マドリッド(Keone & Mari Madrid)セットデザイン:デレク・マクレーン(Derek McLane)衣裳デザイン:前田文子(Ayako Maeda)照明デザイン:ブラッドリー・キング(Bradley King)音響デザイン:原田海(Kai Harada)オーケストレーション:ジョン・クランシー(John Clancy)音楽監督:アンドリュー・レスニック(Andrew Resnick)アソシエイト・プロデューサー兼演出家付きドラマターグ:松堂今日太製作:木下直哉(木下グループ代表取締役社長兼グループCEO)/ 吉井久美子(ゴージャス・エンターテイメント)/ マイケル・ウォーク(Michael Wolk / Wolk Transfer)■セントルイス公演(トライアウト)2022年5月25日(水) ~6月26日(日)会場:カークウッド・パフォーミング・アーツ・センター ロス・ファミリー劇場
2022年06月06日ここが新たなスタートライン!ブロードウェイの歴史を次々と塗り替えた、メガヒットミュージカル2022年夏再来!この夏、東京渋谷のBunkamuraオーチャードホールで上演されるブロードウェイミュージカル「コーラスライン」の公演情報が発表された。実に4年ぶりの来日公演となる。「コーラスライン」は、ブロードウェイでの成功を夢見る名もなきダンサーたちの光と影を真正面から描いた、ブロードウェイミュージカルの金字塔的傑作。1975年に初演され、翌1976年のトニー賞で最優秀ミュージカル賞・演出賞・振付賞・脚本賞・楽曲賞など計9部門を制覇。初演版は約15年の大ロングラン上演し、2006年、初演版の演出・振付を踏襲したリバイバル版が開幕。トニー賞最優秀ミュージカルリバイバル賞にノミネート。同公演のキャスティング模様を綴った2008年のドキュメンタリー映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」も、大きな話題を集めた。「コーラスライン」とは、舞台に引かれた、1本の白いライン。役名もないキャストたちが、このラインより前に出ないようにと引かれたメインキャストとコーラスの境界線。<STORY>ニューヨーク・ブロードウェイ。ある劇場で、新作のためのオーディションが行われている。新進気鋭の演出家ザックの元に大勢のダンサーが集まった。わずか8つの枠を目指し、ニューヨーク中のダンサーたちが成功を求めて。その中には、かつてスポットライトを浴び、ハリウッドに進出したが、挫折しやり直すために、ブロードウェイに戻ったキャシーもいた。彼女は、ザックの元恋人。キャシーとザックの揺れ動く感情をよそに、オーディションは進んでいく。最終選考に残った17人のダンサーたちに、演出家ザックは、「君たち自身を知りたい。君たちはどんな人間なのか?」と問う。ダンサーたちは、戸惑いながらも「自分」について話していく。彼らが背負ってきた辛い過去、歌やダンスへの情熱、悩みや経験、そして人生までも・・・。厳しいオーディションに合格したとしてもなれるのは名も無い「コーラス」。それでもダンサーたちはたった8人の枠に残るため、自分のすべてを賭ける。そして、合格した者たちは、同じ衣装でコーラスの一員として一つの舞台に立つ。公演概要ブロードウェイミュージカル「コーラスライン」※生演奏/英語上演/日本語字幕あり日程:2022年8月11日(木・祝)~28日(日)詳細はホームページをご確認ください。会場:BunkamuraオーチャードホールTICKETSチケット一般発売3月26日(土)AM10:00より発売開始S席:14,000円、A席:12,000円、B席:10,000円(全席指定・税込)U-25席:6,000円(25歳以下当日引換券・税込)※未就学児童入場不可※U-25席は一般発売3/26(土)より発売いたします。(前売り販売のみ・数量限定)<チケットに関するお問合せ>Bunkamuraチケットセンター03-3477-9999(10:00~17:00)<公演に関するお問合せ>Bunkamura03-3477-3244(10:00~18:00)主催:TBS/Bunkamura/ローソンエンタテインメント/VIS A VISION/ディスクガレージ/BS-TBS後援:TBSラジオ企画:TBS/John Gore Organization招聘:TBS/VIS A VISION公式ホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月07日オフ・ブロードウェイ ミュージカル『キッド・ヴィクトリー』が、2021年12月15日(水)から26日(日)まで東京・浅草九劇にて上演される。オフ・ブロードウェイ ミュージカル『キッド・ヴィクトリー』オフ・ブロードウェイ ミュージカル『キッド・ヴィクトリー』は、『シカゴ』や『キャバレー』で知られる作曲家 ジョン・カンダーと脚本家 グレッグ・ピアースがタッグを組み、執筆した作品。1年間行方不明になっていた高校生・ルーカスとその両親、そして彼らを取り巻く人々の物語が描かれている。今回は、2019年の日本初演に続き奥山寛の演出で上演。主人公のルーカス役を和田庵と坂口湧久が務めるなど、全役ダブルキャストで繊細なストーリーを紡ぎ出す。『キッド・ヴィクトリー』あらすじアメリカのカンザス州の小さな町に両親と暮らす、高校生のルーカス。1年間行方不明となっていた彼が家に戻って来て、行方不明中の自身に降りかかった出来事のフラッシュバックに苦しみ、日常生活に戻れずにいた。忘れることのできない体験をし、心に深い傷を負って、彼はどう日常を取り戻していくのか。彼はどう生きていくのか。ルーカスと両親、そして彼をとりまく人々の物語。公演概要オフ・ブロードウェイ ミュージカル『キッド・ヴィクトリー』公演日:2021年12月15日(水)~26(日)会場:浅草九劇住所:東京都台東区浅草2-16-2 浅草九倶楽部 2階作詞・脚本:グレッグ・ピアース作曲・脚本:ジョン・カンダ―演出:奥山寛<EAST>出演:和田庵、森田浩平、木村花代、上野聖太、塚本直、遠藤瑠美子、丹宗立峰、田中なずな、小原汰武<WEST>出演:坂口湧久、ひのあらた、尹嬉淑、港幸樹、吉沢梨絵、真記子、小林タカ鹿、井上花菜、岡施孜■チケット料金:8,000円(全席指定)<一般発売>発売日:2021年10月16日(土)11:00~チケット取扱:チケットぴあ TEL 0570-02-999、Pコード 508-295<先行発売>・浅草九劇先行<抽選>期間:2021年10月2日(土)11:00~10月5日(火)23:59・ぴあプリセール<先行先着>期間:10月9日(土)11:00~10月14日(木)23:59
2021年10月07日10月1日に日本公開される『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』でジェームズ・ボンド役を卒業するダニエル・クレイグが、ブロードウェイに復帰することになった。シェイクスピアの『マクベス』で、『007』のバーバラ・ブロッコリーがプロデュースする。クレイグの役は、主人公マクベス。レディ・マクベス役はルース・ネッガが演じる。演出はトニー賞を受賞したサム・ゴールド。上演は来年3月29日にスタートし、4月28日に正式初演。上演期間は15週間。『ノー・タイム・トゥ・ダイ』の後、クレイグには『ナイヴス・アウト』の続編が控える。ネッガの次回作は、今年のサンダンス映画祭でお披露目された『Passing』。いずれの作品もNetflixが世界配信権を獲得している。文=猿渡由紀
2021年09月30日「トーキングヘッズ」のデイヴィッド・バーンによる伝説のブロードウェイショーをスパイク・リー監督が映画化した『アメリカン・ユートピア』のセルブルーレイ/DVD、レンタルDVDが12月8日(水)にリリースされることが決定した。「トーキング・ヘッズ」のフロントマンでグラミー賞受賞のアーティスト、デイヴィッド・バーンと、『ブラック・クランズマン』でアカ デミー賞を受賞したスパイク・リー。同じ時代にニューヨークで活動を始めたふたりが、初めて手を組み、“最高のコンビ”として時代を映し出す数々の問題(BLM、ダイバーシティ、政治など)を背景に、デイヴィッドの発想とスパイクの視点が融合、その絶賛されたパフォーマンスを余すところなく映像作品として再現、コロナ禍の今でもしっかりと体感できるライヴエンターテイメントとして完成させた。ピーター・バラカン監修の日本語字幕により、デイヴィッドやその楽曲を知らなくても、十二分にパフォーマンスを楽しめる本作。一方、「トーキング・ヘッズ」時代を知る世代にとっては、レイトショーながら1億円を超える興収を上げた最高傑作『ストップ・メイキング・センス』の進化系としての新たな必携盤の登場した。全21曲、ロックスペクタクルな107分となる本作は、デイヴィッドと11人の選りすぐられたプロたちのパフォーマンスをさらに堪能するために音楽作品には欠かせないリニアPCM24bit音源も採用。また、日本盤では楽曲をさらに楽しめる英語歌詞字幕機能やアメリカ公演でのPLAYBILL(作品ごとに、ブロードウェイの劇場で手渡される冊子)複製版を封入、ボックス仕様など、海外盤にはない特典も追加される。『アメリカン・ユートピア』ブルーレイ/DVDは12月8日(水)より発売。『アメリカン・ユートピア』ブルーレイ/DVD【BD】6,600円(税抜6,000円)【DVD】5,500円(税抜5,000円)※DVD同日レンタル開始発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメントアメリカン・ユートピア【Blu-ray】 [ デイヴィッド・バーン ]楽天で購入※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がcinemacafe.netに還元されることがあります。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメリカン・ユートピア 2021年5月28日より全国にて公開©2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED
2021年09月21日Netflixが10月1日に配信を開始する、ブロードウェイ・ミュージカル『ダイアナ:ザ・ミュージカル』の予告編を公開した。実際のミュージカルは2020年3月にブロードウェイのロングエーカー劇場でプレビュー公演が行われていたが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響により中断。11月2日にプレビュー公演を再開する。「People」誌によると、撮影されたミュージカル作品が開幕前に配信されるのは、ブロードウェイ史上初めてだという。今作は、亡きダイアナ妃の人生に焦点を当てたミュージカルで、チャールズ皇太子との結婚式、チャールズ皇太子がカミラ夫人との不倫を公にした日に、のちに伝説となる「リベンジドレス」を着用して出席したガラなど、記憶に残るダイアナ妃のライフイベントが描かれる。ダイアナ妃を演じるのは舞台女優のジーナ・デ・ヴァール。ダイアナ妃が亡くなったとき、まだ小さかったというジーナは、役作りのためにYouTubeに投稿されているダイアナ妃の動画を食い入るように観て研究を重ねたという。「観客は、演じる人を見て2秒以内に受け入れるか受け入れないかを決めます。受け入れないと決めた人にとって、物語を楽しむのは難しくなってしまうし、話の展開にもついていけなくなってしまう」という思いからだ。ダイアナ妃を演じるジーナ・デ・ヴァール Photo by Bruce Glikas/WireImage(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年09月10日トニー賞4冠のブロードウェイ・ミュージカルをフレッシュなキャストで映画化した『イン・ザ・ハイツ』。この度、日本でも大ヒットした「RENT/レント」から影響を受けたという、ラップバトルを繰り広げる本編映像が解禁となった。今回解禁となったのは、劇中の男性陣がラップ合戦を繰り広げる本編映像。皆の居場所である街ワシントン・ハイツがなくなってしまうかもしれない危機を迎え、厳しい現実にあっても夢を語りあう主人公たちが描かれている。それは、主人公ウスナビ(アンソニー・ラモス)が営むコンビニで売った宝くじの中に、9万6,000ドルの当たりくじがあったことが発覚するシーン。慎ましく暮らすワシントンハイツの住民にとってはとんでもない大金だ。このうわさは街中に広まり大騒ぎになるが、ウスナビたちも「もし9万6,000ドルを手にしたら?」と色めき立つ。まずタクシー会社に勤めるベニー(コーリー・ホーキンズ)のラップからスタート。「ハデに使わずクールにビジネス・スクールへ」と堅実な性格を見せたと思いきや「俺はリッチな実業家。タイガー・ウッズが俺のキャディ」と野心むき出しなリリックを次々と披露する。対するウスナビも「やめな。ホラ吹き男。お前のウソはピノキオ」と応酬。そこに割って入るのはペインターのピート(ノア・カターラ)だ。しかし「やめろ。下手なラップ。“よう”しか言えねえ?」とすぐに一蹴され撃沈。3人のラップバトルのような舌戦はさらに白熱していく――。本作はサルサやメレンゲ、R&Bやポップなど様々な音楽で彩られているが、中でもこのシーンに見られるようなラップミュージックは“ミュージカル映画”の従来のイメージとのギャップもあり新鮮に映る。本作の原作ミュージカル初演当時も、クラシックやポップが主流だったブロードウェイに本格的にラップを持ち込んだことが大きなインパクトを与えた。原作者であり、作詞・作曲を務めたリン=マニュエル・ミランダは、この斬新なミュージカルを作った時の心境を、「僕は昔からミュージカルが大好きなのですが、既存のミュージカルには、自分の居場所がないと感じていたんです。だから、大好きな『RENT/レント』のジョナサン・ラーソンが友達の話を作品の題材にしたように、僕も『イン・ザ・ハイツ』を独自に書き始めました。僕が舞台にふさわしいと感じた、大好きなラテン音楽やヒップホップを取り込んだ作品をね」と語る。「RENT/レント」はロックミュージカルと謳われているように、伝統的なブロードウェイミュージカルにロックの融合を試みた作品。「RENT/レント」がロックでブロードウェイを変革したように、「イン・ザ・ハイツ」はラップでブロードウェイの歴史を変えた作品といえるだろう。6月11日(金)に全米3,456スクリーンで公開された本作は、13日(日)までの公開3日間で1,140万5,000ドルのオープニング成績(BOX OFFICE MOJO調べ)を叩き出し、『グレイテスト・ショーマン』(オープニング成績880万5,843ドル)を超える大ヒットを記録。米・映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では驚異の96%フレッシュとなっている(6月14日時点)。『イン・ザ・ハイツ』は7月30日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:イン・ザ・ハイツ 2021年7月30日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年06月25日ブロードウェイミュージカル『ピピン』日本語版が、主演に森崎ウィンを迎え、2022年8月30日(火)から9月19日(月・祝)まで東京・東急シアターオーブで、9月23日(金・祝)から27日(火)まで大阪・オリックス劇場で上演される。ブロードウェイミュージカル『ピピン』日本語版ミュージカル『ピピン』は、ありきたりな人生を送りたくないと悩む王子ピピンが、さまざまな体験をしながら、生きる意味を模索する物語。1972年にブロードウェイで初演され、演出と振り付けはミュージカル『シカゴ』や映画版『キャバレー』を手掛けたボブ・フォッシーが、作詞・作曲は人気ミュージカル『ウィキッド』のスティーヴン・シュワルツが担当した。2013年には、演出家ダイアン・パウルスによる斬新な新演出によって上演。シルク・ドゥ・ソレイユ出身アーティストのサーカスアクロバットなどスリリングな演出で多くの人を魅了し、同年のトニー賞ではミュージカル部門・最優秀リバイバル作品賞を含む4部門を受賞した。また、日本でも2019年に『ピピン』日本語版が上演され、主人公・ピピン役は城田優が務めた。主演に森崎ウィン、リーディングプレイヤー役にCrystal Kayそんな傑作ミュージカル『ピピン』が主演に森崎ウィン、ピピンの人生に大きな影響を与えるシングルマザー・キャサリン役に愛加あゆを迎え、2022年夏に再演される。他キャストは、日本語版オリジナルキャストとしてリーディングプレイヤー役を演じ、2019年読売演劇大賞優秀女優賞を受賞したクリスタル ケイ(Crystal Kay)をはじめ、今井清隆、霧矢大夢、岡田亮介、中尾ミエ、前田美波里ら実力派俳優が続投。世界を熱狂させた新しいミュージカルエンターテインメントを再び届ける。さらに、2013年の『ピピン』ブロードウェイ公演に参加した、アクロバット / サーカス界のスタープレイヤー、オライオン・グリフィスが出演。世界中のサーカスフェスティバルやスポーツイベントで活躍し、アメリカ・サンフランシスコでは自らサーカスショーを手掛ける彼が、ダイナミックなアクロバットパフォーマンスを披露する。作品詳細ブロードウェイミュージカル『ピピン』脚本:ロジャー・O・ハーソン作詞・作曲:スティーヴン・シュワルツ演出:ダイアン・パウルス振付:チェット・ウォーカー(in the style of Bob Fosse)サーカス・クリエーション:ジプシー・シュナイダー(Les 7 doigts de la main)出演:森崎ウィン、Crystal Kay、今井清隆、霧矢大夢、愛加あゆ、岡田亮輔、中尾ミエ/前田美波里(Wキャスト)、高畑遼大 / 生出真太郎(Wキャスト)、神谷直樹、坂元宏旬、田極翼、茶谷健太、常住富太、石井亜早実、永石千尋、伯鞘麗名、妃白ゆあ、長谷川愛実、増井紬 他スペシャルゲスト:ローマン・ハイルディン 、ジョエル・ハーツフェルド、オライオン・グリフィス、モハメド・ブエスタエイミー・ナイチンゲールチケット:2022年3月31日(木)~プレイガイド最速先行販売スタート。※詳細は公式サイトを要確認。※やむを得ない事情により、出演者が変更になる可能性がある。※当初出演予定だったデミトリアス・ビストレフスキーの来日はなくなった。■東京公演上演期間:2022年8月30日(火)~9月19日(月・祝)会場: 東急シアターオーブ■大阪公演上演期間:2022年9月23日(金・祝)~27日(火)会場: オリックス劇場【問い合わせ先】キョードー東京TEL:0570-550-799(平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)
2021年06月21日ブロードウェイミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』〜あの頃の僕たち〜が東京・新国立劇場 中劇場で上演中だ。ブロードウェイのショービジネス界が舞台。フランク(平方元基)、メアリー(笹本玲奈)、チャーリー(ウエンツ瑛士)の3人の人生を中心に、現在から過去へと約20年間を“逆再生”で描いていく。『スウィーニー・トッド』などで知られるスティーブン・ソンドハイムが作詞・作曲を手掛け、本作のメアリー役を演じた女優のマリア・フリードマンが演出を担う。日本では8年ぶりの上演だが、今回は「新演出版」という位置づけ。平方、ウエンツ、笹本のほか、昆夏美、今井清隆、朝夏まなとら実力派キャストが顔をそろえている。初日前のゲネプロ(総舞台通し稽古)を見た。恋愛関係にしても、友情にしても、仕事にしても、どうしてこうなったのか、なぜあのときあの道を選んだのかと考えることはきっと誰にでもあるだろう。人生に「正解」も「不正解」もないだろうし、振り返ったとて過去は変えられないのだが、確かにその後を決定づける分岐点はある。そんな人生の切なさと、人間の不器用さやたくましさ、そして人々の絆を思わせる、ちょっぴり大人なミュージカル。ソンドハイムの珠玉の楽曲とともに、存分に味わってほしい。上演時間は2時間50分(休憩20分)。ただし、18時半公演の回は休憩15分。東京公演は31日(月)まで。愛知公演、大阪公演も予定されている。キャストのコメントは以下の通り。■平方元基今までのどの作品よりも大変でした。あまりの大変さに先輩に弱音を吐いたら、「大変な分、いい作品になるさ」。心がスッと明るくなりました。このカンパニーとだから、今日までこれました。どうか皆様、作中、沢山の沢山の小さな大きな発見をしてみてください。それはどれも間違いでなく正解でもなく、あなただけに送られたギフトになると思います。■ウエンツ瑛士まずは、この様な状況下で舞台の幕を開けられる事に心から感謝しています。そしてなによりも足を運んで下さるお客様へ、我々はその気持ちに応えられる作品をご用意しました。お互いの顔もハッキリと認識できずに、リモートでの稽古でどこまで行けるか不安でしたが、胸を張ってお客様をお出迎え出来ます。万全の感染対策をしてお待ちしてます。■笹本玲奈この作品をお客様のいらっしゃる前で生でお届けできる事を信じて、キャストスタッフ一同、厳しい感染対策の中、心を一つにお稽古してまいりました。家族や友人と会えなかったり、お互いの表情を見て会話する事も、お互いに触れる事も許されない今、舞台が大好きなお客様が明日からまた元気に生きていこう!と思って下さる様、最高の舞台をお届けしてまいります。取材・文:五月女菜穂
2021年05月18日ワタナベエンターテインメントDiverse Theater『物理学者たち』が9月19日(日)より本多劇場で上演される。本作はミュージカル『ブロードウェイと銃弾』、A New Musical『ゆびさきと恋々』に続き、ワタナベエンターテインメントが2021年に贈る演劇公演の3作目。「ワタナベエンターテインメントDiverse Theater」と銘打ち、クリエーターやプロデューサーとのコラボレーションにより、演劇の可能性を拡げる実験的な企画となるもようだ。この新プロジェクトの第1弾ともなる本作は、質の高い作品創りを目指し、骨太な作品を創り続けるオフィスコットーネの綿貫凜とコラボレーション。スイスの劇作家・小説家フリードリヒ・デュレンマットの代表作である『物理学者たち』を取り上げる。『物理学者たち』は、自らをアインシュタインだと信じ込む精神病棟の患者を中心に、核兵器や科学技術を巡って渦巻く人間の倫理、欲望を描いた作品。上演台本・演出には、卓越した発想力とユーモアを併せ持つノゾエ征爾を起用。世界情勢が緊迫した1961年に執筆された本作が現代に蘇った。出演には草刈民代、温水洋一、入江雅人、中山祐一朗、坪倉由幸(我が家)ら、唯一無二の存在感と実力を兼ね備えた俳優が名を連ねている。公演の詳細は6月発表予定。続報に期待したい。■公演情報ワタナベエンターテインメントDiverse Theater『物理学者たち』9月19日(日)~26日(日)会場:本多劇場
2021年05月13日ミュージカル『ブロードウェイと銃弾』の公開ゲネプロが5月11日、東京・日生劇場で行われ、ダブル主演を務める城田優とHey! Say! JUMPの高木雄也が「いろいろと不安要素はありますが、観に来てくださったお客様に少しでも勇気や笑顔、希望をお届けできるように精いっぱい努めたいと思います」(城田)、「公演期間中、自分にできる限りの100%でぶつかっていきたいです」(高木)と意気込みを明かした。1994年に全米公開され、アカデミー賞7部門にノミネートされたウディ・アレン監督の代表作で、2014年にアレン本人がミュージカル化もした『ブロードウェイと銃弾』。1920年代、禁酒法時代のニューヨークを舞台に、理想に燃える無名の劇作家デビッド(高木)と、舞台に出資するギャングのボディガードを務めるチーチ(城田)が衝突しながら、新作舞台の成功を目指す。城田は2018年の日本版初演からの続投で、「僕にとっては再演になりますが、早い段階で通し稽古ができていたので、役はかなり自分に入っています」と準備万端。「これから初日が開いて、お客様の新鮮なリアクションを受けてどうなっていくか、今は非常に緊張していますが、とても楽しみであります」と期待に胸を膨らませる。一方、高木は「まずは初日を開けられること、久しぶりにお客様の前でお芝居ができることをとてもありがたく感じています」としみじみ。本作でブロードウェイミュージカル初挑戦を果たし、「このような状況下なので、いろいろと考えながら稽古をしている部分がありましたが、初のミュージカルの稽古は楽しかったです。僕は僕なりのデビッドを作り上げてきました」と手応えを示した。初演に続き、福田雄一が演出を手がけており、城田は「アドリブっぽく見せているシーンもありますが、演出家の指示で決まっている部分ですので、決してアドリブではないです(笑)。これは声を大にして言っておきます!」。歌よりも笑いのシーンが「緊張する」といい、「自分のやるべきことは変えずに、真剣に挑んでいきたいです」と話していた。高木も「福田さんの演出ですので、純粋に笑えるところもたくさんあります。そういうところは心の中で思いきり笑っていただけるとうれしいです」とコミカルな福田演出をアピール。「僕自身これからもミュージカルに挑戦していきたい気持ちでいますので、今は無理だけはしないでください。会場にいらっしゃった方は、ぜひ楽しんでいってください!」とファンにメッセージを送った。新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が31日まで延長されたことを受け、日生劇場での同公演は、すでに入場券を持っている観客に限定し実施することが発表されている。取材・文:内田涼【公演概要】『ブロードウェイと銃弾』原作:ウディ・アレン/ダグラス・マクグラス(映画『ブロードウェイと銃弾』より)脚本:ウディ・アレンオリジナル振付:スーザン・ストローマン演出:福田雄一演出:福田雄一出演:城田優、高木雄也橋本さとし、鈴木壮麻、平野綾、愛加あゆ、保坂知寿、瀬奈じゅん<公演日程・会場>【東京】2021年5月12日(水)~5月30日(日)日生劇場【兵庫】2021年6月4日(金)~6月6日(日)兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール【富山】2021年6月12日(土)~6月13日(日)オーバード・ホール【群馬】2021年6月19日(土)~6月20日(日)高崎芸術劇場 大劇場
2021年05月12日松竹ブロードウェイシネマ「キンキーブーツ」が、2021年3月5日(金)より順次、全国の映画館で上映される。トニー賞受賞ミュージカル「キンキーブーツ」を映画館で上映松竹ブロードウェイシネマは、ニューヨーク・ブロードウェイの傑作舞台を、日本にいながら映画館で楽しむことができるもの。今回は、トニー賞受賞ミュージカル「キンキーブーツ」を上映。実話をもとにした同名映画を、ハーヴェイ・ファイアスタイン脚本、シンディ・ローパー作詞・作曲で舞台化した名作ミュージカルだ。ミュージカル「キンキーブーツ」といえば、2019年に日本で上演した際にも、東京・大阪の全45公演が全席満員になったほど、人気の高い作品。本家本元、ニューヨーク・ブロードウェイの「キンキーブーツ」が、ついに日本上陸を果たす。誰もが主役級の輝きを放つ個性豊かな役者たちの熱演や、力強い重唱はもちろん、華やかな舞台セット、色彩豊かな衣装にも注目だ。ストーリー「みんなと同じより、自分の個性で生きてみる。」舞台はイギリスの倒産しそうな靴工場。自分の意思に反して、跡継ぎのチャーリーは経営困難に苦しむ。そんな中、チャーリーはドラァグクィーンのローラと仲間たちに出会う。外見も振舞いも違うチャーリーとローラ。しかし思いがけない2人の共通点から、物語は意外な新展開を見せるー。【詳細】松竹ブロードウェイシネマ「キンキーブーツ」■2021年3月5日(金)から公開東劇、シネ・リーブル池袋、109シネマズ二子玉川、MOVIXさいたま、札幌シネマフロンティア、ミッドランドスクエア シネマ、なんばパークスシネマ、神戸国際松竹、T・ジョイ博多■3月19日(金)から公開立川シネマシティ 、MOVIX柏の葉、MOVIX 伊勢崎、MOVIX 宇都宮、MOVIX つくば、MOVIX 京都、MOVIX 倉敷、フォーラム山形、フォーラム八戸、長野アイシティシネマ■4月2日(金)から公開フォーラム盛岡、鹿児島ミッテ10■4月9日(金)から公開フォーラム福島、イオンシネマ新潟南、佐世保シネマボックス太陽キャストローラ役:マット・ヘンリーチャーリー・プライス役:キリアン・ドネリーローレン役:ナタリー・マックイーンドン役:ショーン・ニーダムニコラ役:コーデリア・ファーンワースジョージ役:アントニー・リードスタッフ脚本:ハーヴェイ・ファイアスタイン音楽/作詞:シンディ・ローパー演出/振付:ジェリー・ミッチェルセットデザイン:デイヴィッド・ロックウェル衣装デザイン:グレッグ・バーンズ照明デザイン:ケネス・ポズナー音響デザイン:ジョン・シヴァースヘアデザイン:ジョシュ・マルケットプロデューサー(舞台版):ダリル・ロスハル・ルフティグ監督(シネマ版):ブレット・サリヴァンプロデューサー(シネマ版):ダリル・ロスハル・ルフティグオースティン・ショウエグゼクティブ・プロデューサー:(BroadwayHD) スチュアート・レーン&ボニー・カムリー配給:松竹〈英国/2018/ビスタサイズ/122分/5.1ch〉日本語字幕スーパー版
2021年03月06日ブロードウェイミュージカル『The PROM』は、2018年にブロードウェイで開幕し、19年のトニー賞7部門にノミネート、20年12月にはメリル・ストリープやニコール・キッドマンらが出演してNetflixにて映像化された話題作だ。その『The PROM』の日本版初演は、岸谷五朗と寺脇康文率いる演劇ユニット「地球ゴージャス」が手掛け、葵わかな、三吉彩花、大黒摩季、草刈民代、保坂知寿といった豪華な顔ぶれでお届けする。地球ゴージャスにとっても、初めてのブロードウェイ作品。どんな思いでいるのか。日本版脚本・訳詞・演出、そしてバリー・グリックマン役として出演もする岸谷五朗に話を聞いた。最初に観たときに、挑戦したいと思ったんです――お稽古は順調ですか。順調ですよ! でも、なかなか手強い作品です。全体的にコメディタッチで描かれているけれど、内容は芯のある作品で。楽曲は難曲が多く、激しいダンスシーンもあって、いい意味で苦戦しています。――2019年のトニー賞をご覧になって、『The PROM』をやろうと思われたとのことですが、理由を教えてください。コロナの前のトニー賞をニューヨークで見ることができたんです。10作品ぐらい観たのですが、劇場を去るときに、お客さんが一番幸せそうな顔をしている作品が、この『The PROM』でした。なかなかない作品だと思うんです。ハイスクールのレズビアンの女の子たちが、いろいろな葛藤をしながら、必死にプロム(※アメリカの高校で卒業生たちのために開かれるダンスパーティーのこと)を作っていくというお話なのだけど、そのストーリーを運んでいるのが、ブロードウェイスターの大人たちなんだよね。その構造がすごくおもしろい。普通の学園ものになるかと思いきや、大人たちが自分たちの誇りや名誉のために、無理に割り込んでいく。それでどんどん心が変わっていって、純粋になっていく……。作品を最初に観たときに、地球ゴージャスに合いそうだなと思って。挑戦したいと思ったんです。人を受け入れて生きていく、アクセプト(受容)していくということ――ご自身、バリー・グリックマン役だなと。あの中では俺がバリーでしょうね。寺脇さんがトレント。そこはぴったりだなと思って。なかなかそういうミュージカルに出会うことが少ないんです。例えば『キンキーブーツ』のときも、絶対日本でやりたいと思って、日本版の脚本と演出を担当させてもらったけれど、あの作品を地球ゴージャスでやろうと思わないし、別のプロジェクトでやるべきだなと思っていた。でも、この『The PROM』は地球ゴージャスでやりたいと思ったんです。――地球ゴージャスとしては初めてのブロードウェイミュージカルですが、運命というか、縁のようなものは感じられたわけですね。そうですね。『Hadestown(ハデスタウン)』や『Ain’t Too Proud(エイント・トゥー・プライド)』といった、良い作品もラインナップされていたんだけど、地球ゴージャスは当てはまらなかったんですよね。――『The PROM』は、明るいテイストですが、メッセージ性がある作品ですよね。本当に。自分らしく生きることとはどういうことだろうというテーマがありますよね。そして、同時に考えさせられるのが、人を受け入れて生きていく、アクセプト(受容)していくということ。世の中がそうだったら本当に素敵だなと思うんだけど、主人公のエマはレズビアンで、自分らしく生きるために、カミングアウトをするんですが、そこには大きな勇気があって。偏見もある田舎町で。でも、それを乗り越えた先に自分らしさを切り開いていく。ブロードウェイの大人たちも、自分たちを見直して、素直になっていく。――製作発表会見で、「The PROM」を日本で上演することが「ブロードウェイへの恩返し」だと仰っていました。あのブロードウェイが閉まっていることが、今でも信じられないんですよね。あの演劇の巣窟、演劇の溜まり場が、今動いていないって。ブロードウェイからオフオフからいろいろな作品を見てきたし、レッスンやボイトレもしてきた場所。あのマンハッタンが非常事態宣言下であることがとても寂しいです。早く復活してほしいですね。――日本で上演することで、ブロードウェイの関係者や観客への励ましにもなるのでしょうか。本当に。少しでも動き出さないとね。動けば、もちろん権利使用料という形でお金も向こうに入れられる。それは、演劇の活動としてすごく大事なことだなと思うんです。なんとか回していかないとね。オリジナルにはないタップも披露――今回はどのようなキャストがそろったとお考えですか?今回はコロナ禍でオーディションができなかったんですね。だから、アンサンブルや準メインメンバーは、今まで地球ゴージャスに出てくれたメンバーを中心に集まってくれて。本当にみんなエネルギッシュです。一方、ハイレベルな作品なので、これをやっつけるためには、相当稽古をしなくてはならない。今までの作品の中でも、一番の体力勝負かな。僕が演じるバリー役は、オリジナルではちょっとファットで、それをネタにしている。普通の映画やドラマだったら、僕の性格上体重を増やすと思うんだけどね、とてもじゃないけど、動きが多くて、太ったら演じきれないです。今の自分が太ったら骨折すると思う(笑)。その代わり、ブロードウェイのバリー・グリックマンより動こうと思っています。寺脇さん演じるトレントも、オリジナルのトレントより全然動いている。そういう意味では、ブロードウェイを「超える」ことも恩返しだと思っています。ひとつだけね、オリジナルの『The PROM』にはないんですが、実はタップを取り入れました。ちょっと久々に、真剣に踏もうかなと思っています。どのシーンかはお楽しみに。――ところで、岸谷さんの高校生活についても少し伺いたいです。もしプロムがあったら、行かれていますか?ああいうプロムがあったら、絶対行くだろうなぁ。日本の学校行事には全く参加しなかったんですけど(笑)、プロムだったらいくかな。いろいろ楽しいことを企めそうだなと思うので。アメリカだと16歳で車に乗れるしね、楽しいでしょう。――裏を返せば、ご自身の高校生活はそんなに楽しくなかった……?いやいや、めちゃめちゃ楽しかったですよ。学校も好きだったし、毎日全力で楽しかったな。友達も部活動も外で遊ぶのも好きだった。毎日刺激物と接触している感じ。高校生もう一回やりたいぐらいです。エンタテインメントの力でみんなを励ましたい――岸谷さんがトニー賞をご覧になったのは2019年。その当時はコロナ禍になるとは想像もしていなかったと思うのですが、いまこの『The PROM』を上演する意味はどんなところにあると思いますか。今こそ本当にエンタテインメントが必要だと思っています。つらい時に、ひとりでも心を豊かにするのが、演劇やエンタテインメントの役割だと。地球ゴージャスも、地球の人々の心をゴージャスにするという意味を込めた名前なんですよ。つらい時、劇場に来てください。その心を僕たちが温めるから。そう言ってきたけれど、劇場に来ないでくださいというのはね、本当に苦しめられるんです。僕らも言えなかったです。「劇場に集まれ! 幸せにするぜ!」って。これは本当につらかった。その先に待っているのは、公演中止にするしかないわけで。前作は、10万人のお客様が待っていてくださったし、全部セッティングもできていたけれど。だから今こそ、エンタテインメントの力で、みんなを励ましたい。手放しに劇場に来てくれとは言えないのですが、緊急事態宣言で終息に向かってほしいし、僕らも万全の対策をして、安心して観劇できる環境を整えるので、来てください。そうお願いするしかないです。来ていただいたら、やっぱり行って良かったと思ってもらえるものをつくろうと思っています。――最後に、お客様にメッセージをお願いします!観に来てくださることは勇気のいることだと思うのですが、エンタテインメントの力というか、明日への勇気や生きることの元気のようなものを絶対渡せると思うので、ぜひ勇気を振り絞って、観に来てください。感染対策ちゃんとしています。ぜひ劇場でお会いしましょう。取材・文:五月女菜穂撮影:渡邊明音ヘアメイク:菅野綾香スタイリング:中川原寛(CaNN)公演情報Daiwa House Special Broadway Musical『The PROM』Produced by 地球ゴージャス脚本:ボブ・マーティン、チャド・ベゲリン音楽:マシュー・スクラー作詞:チャド・ベゲリン日本版脚本・訳詞・演出:岸谷五朗出演:葵わかな 三吉彩花/大黒摩季・草刈民代・保坂知寿/霧矢大夢/佐賀龍彦(LE VELVETS) / TAKE(Skoop On Somebody) /岸谷五朗 / 寺脇康文他【東京公演】2021年3月10日(水)~2021年4月13日(火)会場:TBS赤坂ACTシアター【大阪公演】2021年5月9日(日)~2021年5月16日(日)会場:フェスティバルホールチケット情報:
2021年03月06日昨年、結成25周年を迎えた地球ゴージャスが初の海外作品に挑戦するブロードウェイミュージカル『The PROM』の製作発表会見が2月16日、都内で行われ、主人公エマを演じる葵わかな、エマの恋人アリッサ役の三吉彩花、共演する岸谷五朗と寺脇康文ら豪華キャストが顔をそろえ、意気込みを語った。アメリカの高校で、卒業生のために開かれるダンスパーティ“プロム”を題材に、レズビアンのカップルが多様な人々との関わりを通して、自分らしい生き方を貫こうと奮闘する姿を描いたミュージカル。2018年にブロードウェイで開幕、2019年にはトニー賞7部門にノミネートされ、昨年12月にはNetflixでメリル・ストリープ、ニコール・キッドマンという豪華な顔合わせで映像化されている。日本版脚本・訳詞・演出、そしてブロードウェイの俳優バリー・グリックマン役を務める岸谷は2019年、本作をニューヨークのブロードウェイで観劇したといい「トニー賞のすばらしいラインナップをたくさん観たが、この作品が、劇場を去るお客さんの表情が一番幸せそうだった」と振り返った。その上で「この作品なら、日本の皆さんに元気を与えられると思ったし、数多くのブロードウェイ作品を勉強させてもらい、刺激を受けてきたので、日本で成功させることがブロードウェイへの恩返しだと思う」と強い意気込み、そしてコロナ禍で劇場が閉鎖となっている“本場”に対する切なる思いを熱弁。「正直すごく大変なミュージカルに手を出してしまったが(笑)、すばらしい作品に違いはないので、勇気を出して劇場に来ていただくお客様に『エンタテインメントがあって良かった』と思ってもらいたい」と語った。鳴かず飛ばずのミュージカル役者トレント・オリバーを演じる寺脇は「岸谷さんとも銀婚式を終えまして(笑)、その次の年に、ゴージャスにとっても新しい道が開けるんじゃないかと。この作品で日本中を元気にしたい」と劇団が踏み入る新境地に心躍らせていた。主演を務める葵は「複雑な環境に身を置いていて、自分では当たり前だと思っていることを周りに理解してもらうのに苦労している」と役どころを分析。「キラキラした2人のかわいらしい恋の形にも注目してほしい」とエマ&アリッサの恋愛模様に瞳を輝かせる。アリッサ役の三吉も「わかなちゃんとは初めての共演ですが、皆さんから『2人は違うけど、似ているよね』って言われるので、カップルぽさが出てきたかなって。あとは女子高生らしいフレッシュさを頑張って出していきたい。失いつつある部分なので(笑)」と声を弾ませ、役作りに意欲を見せた。そんなふたりのキャスティングについて、岸谷は「エマとアリッサは、絶妙なバランスが必要だった」と明かし、「エマはかわいらしいけど、実は芯が強い女の子。こんなお饅頭のようにかわいいのに、すごく芯の強い芝居ができて、稽古場でもグイグイ成長している」「彩花は(所属する)アミューズの愛すべき後輩。ドラマに映画、モデルもやっているけど、いつかドロドロの演劇界に引きずり込もうと思っていた。舞台は初めてだけど、水をもらって育つ木のように成長している」とそれぞれの起用理由を語っていた。会見にはエマの元に現れるブロードウェイスターのD.D.アレンをトリプルキャストで演じる大黒摩季、草刈民代、保坂知寿、夢をあきらめたミュージカル女優のアンジー・ディクソン役を務める霧矢大夢、舞台となる高校のホーキンス校長をダブルキャストで演じる佐賀龍彦(LE VELVETS)、TAKE(Skoop on Somebody)が駆けつけた。取材・文:内田涼【公演情報】Broadway Musical『The PROM』Produced by 地球ゴージャス◆東京公演開催日:2021年3月10日(水)~4月13日(火) 36ステージ会場:TBS赤坂ACTシアターチケット料金:S席 13,500円 / A席 9,000円 / PROMシート5,000円(20歳以下対象当日引換券・要証明書)※全席指定・税込<チケット一般発売日>・2021年3月10日(水)~3月31日(水)公演分 / 2021年1月23日(土)10:00~・2021年4月1日(木)~4月13日(火)公演分 / 2021年2月20日(土)10:00~◆大阪公演開催日:2021年5月9日(日)~5月16日(日)会場:フェスティバルホール
2021年02月16日2021年1月13日、アメリカ・ワシントン州サーストン郡警察の警察官が容疑者を追跡中、武器を持っていた容疑者と銃撃戦になりました。警察官にケガ人は出ませんでしたが、現場にいた警察犬のアーロが2発の銃弾を受けてしまったのです。大ケガを負ったアーロはすぐに動物病院に運ばれ、手当てを受けます。医師たちはアーロに鎮痛剤を投与し、彼の痛みをできる限り和らげるための処理をしました。その時、医師たちはアーロのハンドラーである警察官のタイラー・ターピンさんに「アーロが生き延びられる可能性は60%」と告げたのです。NEW UPDATE BELOW: Arlo update: Arlo had a pretty rough night, in that he was in quite a bit of pain. They had him...Posted by Thurston County Sheriff's Office K9 Unit on Thursday, January 14, 2021NEW UPDATE BELOW: Arlo update: Arlo had a pretty rough night, in that he was in quite a bit of pain. They had him...Posted by Thurston County Sheriff's Office K9 Unit on Thursday, January 14, 2021翌日からアーロの体に残った弾丸を取り除くために数回の手術が行われました。弾丸が脊柱の近くにとどまっていたため、数か所の骨を取り除いたり、骨をネジとセメントで接着したりなど、複雑で難しい手術だったといいます。負傷した警察犬が退院する日タイラーさんや仲間の警察官たちは、アーロの回復を信じて見守りました。また、アーロのSNSには、人々から彼が元気になることを祈る声が寄せられます。その祈りが届いたのか、アーロはすべての手術に耐え、奇跡的に回復。1月18日、アーロはタイラーさんと一緒に自分の足で歩いて退院したのです。サーストン郡警察のFacebookでは、退院の前日に、「明日午前9時にアーロが退院できそうです」と報告。そして翌日、晴れて退院して家に帰れることになったアーロを待ち受けていたのは…。 この投稿をInstagramで見る K9 Arlo(@officialk9arlo)がシェアした投稿 病院の出口にずらりと並んでいるのはサーストン郡警察の警察官たち。彼らはアーロを出迎えるために集まったのです。それだけではありません。パトカーに先導されて自宅に向かう途中でも、何人もの警察官が橋の上でアーロに手を振ったり、敬礼をしたりと出迎える姿が。さらに自宅に到着すると、仲間の警察官たちと警察犬、消防隊員、地域の人たちが集まってアーロの退院を祝福してくれたのです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る K9 Arlo(@officialk9arlo)がシェアした投稿 タイラーさんはアーロの退院の日、人々の優しさに感激して大泣きしてしまったのだとか。彼は動画の中で、アーロを支えてくれた人たちへ感謝の言葉をつづっています。この回復までの道のりで、アーロと僕を助けてくれたみんなへの感謝の大きさは表現できません。僕のTikTokの視聴者、ファーストレスポンダー、地域のみなさんがいたから、アーロは生きるために闘い、そして勝ちました。ありがとう。officialk9arloーより引用(和訳) この投稿をInstagramで見る K9 Arlo(@officialk9arlo)がシェアした投稿 負傷してからわずか3日後、アーロはタイラーさんを見たとたんに自力で立ち上がろうとしたのだそう。その精神力の強さが、彼の奇跡的な回復の原動力になったのでしょう。現在アーロはタイラーさんの家でゆっくりと過ごしています。アーロのSNSには自力で歩いておもちゃで遊ぶなど、順調に回復している様子が投稿されています。アーロが全快して、またタイラーさんと一緒に走り回れる日が早くやってくるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年02月05日映画『銀魂』『新解釈・三國志』やドラマ『今日から俺は!!』『親バカ青春白書』などのヒット作で知られる映画監督にして、『ブロードウェイと銃弾』『プロデューサーズ』など数々の名作ミュージカルの日本版を手がけてきた演出家でもあるコメディ作家、福田雄一。それぞれに別のファンを持つ、彼のふたつの顔を結び付けることになるであろう舞台が、本日1月18日(月)に東京建物Brillia HALLで開幕。ミュージカル演出家としてのデビュー作(2012年初演)に、監督としての出世作「勇者ヨシヒコ」シリーズ(2011~16年放送)でヨシヒコを演じた山田孝之が主演する、『モンティ・パイソンのSPAMALOT』再々演だ。イギリスの伝説的コメディ集団モンティ・パイソンの大ヒット映画、『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』を原作に、メンバーのひとりであるエリック・アイドルが自ら脚本と音楽を手がけてミュージカル化し、2005年にトニー賞を受賞した『SPAMALOT』。福田にとっては、この映画を元ネタとして「ヨシヒコ」を作り、そしてこの舞台版をブロードウェイで観たことがきっかけでミュージカル演出家となった、まさに因縁の作品だ。従来の翻訳作品にはなかった革新的な笑いで日本ミュージカル界に衝撃を与えた福田版『SPAMALOT』は、ユースケ・サンタマリア、池田成志、ムロツヨシら初演組を多く残したキャストにより2015年に再演。6年の時を経て、今回キャストを一新しての上演となる。山田が演じるのは、“元ネタ”であるが故に、ヨシヒコと似たところのあるアーサー王。池田の怪演が伝説と化しているランスロット役には、初演には別の役で出演していた賀来賢人が挑む。また、ミュージカル界のディーヴァ、新妻聖子が福田作品に初参戦することも大きな話題。そのほか、“福田組”常連の矢本悠馬とシソンヌ(じろう、長谷川忍)、ミュージカル界での活躍目覚ましい小関裕太と三浦宏規と、福田が「このミュージカルの笑いを作り出すのにこの上ないメンバー」と自信を見せる顔ぶれが揃った。最高の歌とダンスと笑いが一度に味わえる、コメディ好きもミュージカル好きも必見の舞台となりそうだ。文:町田麻子ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』featuring SPAM(R)劇作・脚本・作詞:エリック・アイドル演出:福田雄一(上演台本)出演:山田孝之 / 賀来賢人 / 小関裕太 / 三浦宏規 / 矢本悠馬 / じろう / 長谷川忍 / 新妻聖子坂元宏旬 / 高橋卓士 / 常住富大 / 広瀬斗史輝 / 横山敬 / 横山達夫 / 井上花菜 / 植村理乃 / 小山侑紀 / 竹内真里 / 永石千尋 / 森加織【東京公演】2021年1月18日(月)~2月14日(日)東京建物ブリリアホール【大阪公演】2021年2月18日(木)~2月23日(火・祝)会場:オリックス劇場【福岡公演】2021年2月26日(金)~2月28日(日)会場:福岡市民会館 大ホール
2021年01月18日先日上演決定が発表された地球ゴージャスプロデュースによるブロードウェイミュージカル『The PROM』の公演ビジュアルが公開された。本作はアメリカの高校を舞台に、レズビアンのカップルが様々な人たちとの関わりの中で、自分らしい生き方を貫こうと奮闘する姿を描いたミュージカル。2018年にブロードウェイで開幕、2019年にはトニー賞7部門にノミネートされ、2020年12月にはNetflixでメリル・ストリープ、ニコール・キッドマンという豪華な顔合わせで映像化されることが決定している話題作だ。そんな『The PROM』が早くも日本版として初上演。主人公エマを葵わかな、エマの恋人・アリエッサを三吉彩花が演じる。さらに、エマの元に現れる落ちぶれたブロードウェイスター4人やその他の配役にも豪華なキャストが集結。ブロードウェイスターのD.D.アレンを、大黒摩季、草刈民代、保坂知寿がトリプルキャストで、夢をあきらめたばかりのミュージカル女優アンジー・ディクソンを霧矢大夢が担当。また、エマとアリッサの通う高校のホーキンス校長をLE VELVETSの佐賀龍彦、Skoop on SomebodyのTAKEがダブルキャストで、自身もプロムに行けなかった過去をもつブロードウェイの俳優バリー・グリックマンを岸谷五朗が、鳴かず飛ばずのミュージカル役者トレント・オリバーを寺脇康文が演じる。今回公開されたビジュアルは、アメリカの高校で卒業生のために開かれるダンスパーティ“プロム”を意識した、本場ブロードウェイの空気感も感じる賑やかで華やかな仕上がりとなっている。今年結成25周年を迎えた地球ゴージャスが初の海外作品に挑戦した『The PROM』。ステージで繰り広げられるきらびやかな音楽とダンスシーンに合わせて、手拍子をしたくなるようなハッピーなミュージカルに注目してほしい。【公演情報】Broadway Musical『The PROM』Produced by 地球ゴージャス◆東京公演開催日:2021年3月10日(水)~4月13日(火) 36ステージ会場:TBS赤坂ACTシアターチケット料金:S席 13,500円 / A席 9,000円 / PROMシート5,000円(20歳以下対象当日引換券・要証明書)※全席指定・税込<チケット一般発売日>・2021年3月10日(水)~3月31日(水)公演分 / 2021年1月23日(土)10:00~・2021年4月1日(木)~4月13日(火)公演分 / 2021年2月20日(土)10:00~<東京公演・チケット取扱いプレイガイド(両発売日共通)>・チケットぴあ(Pコード:504-064): セブンイレブン店内マルチコピー機で直接販売・イープラス: ファミリーマート店内Famiポートで直接販売・ローソンチケット(Lコード:35213): ローソン・ミニストップ店頭Loppiで直接販売・LINEチケット: ・ACTオンラインチケット: ・チケットスペース:03-3234-9999(オペレーター対応)/ ◆大阪公演開催日:2021年5月9日(日)~5月16日(日)会場:フェスティバルホール
2020年11月27日「おうちブロードウェイ」特集と題して、WOWOWでは7月からブロードウェイミュージカル4作品を放送することが決定した。7月に放送されるのは、映画『ユー・ガット・メール』(’98)の原点ともなった、第70回トニー賞受賞ミュージカル「シー・ラヴズ・ミー」の劇場上映版を放送。『マイティ・ソー』シリーズや『シャザム!』のザッカリー・リーヴァイや、ローラ・ベナンティ、ジェーン・クラコウスキーらが出演している。また8月には、「松竹ブロードウェイシネマ」の第2弾として昨年夏に劇場公開もされた、オーランド・ブルームがブロードウェイデビューにして主演を務めた「ロミオとジュリエット」を放送。ほかにも、名曲「ホワイト・クリスマス」がオリジナル曲として登場した1942年のミュージカル映画を舞台化した「ホリデイ・イン」(9月放送予定)。そして、名作ミュージカル映画『四十二番街』(’33)を舞台化した「42ndストリート」の劇場上映版(10月放送予定)という、4作品がラインアップされている。(cinemacafe.net)
2020年05月25日ブロードウェイミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード」が、NEWSの増田貴久主演で上演される。東京公演は、2020年9月4日(金)から20日(日)まで東急シアターオーブで、大阪公演は、2020年10月3日(土)から9日(金)までオリックス劇場で開催される。出世街道をひた走る若者を描くコメディミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード」は、1961年にブロードウェイで初演されて以来、1417回のロングランヒットという記録を打ち立てたウェルメイド・コメディのミュージカル。出世街道をひた走る若者の物語を、ポップで力強い楽曲と、洗練された笑いがふんだんに盛り込まれたテンポ良いセリフ回しとともに描く。スタイリッシュなダンスにも注目だ。過去にはダニエル・ラドクリフも出演初演の翌年である1962年には、トニー賞最優秀ミュージカル作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、製作者賞、演出賞、指揮・音楽監督賞の7冠を達成。さらに、2011年には映画『ハリー・ポッター』シリーズで活躍したダニエル・ラドクリフが主演を務めてリバイバル上演し、トニー賞8部門にノミネートされた。NEWS増田貴久が海外ミュージカル初挑戦2020年、新演出で蘇る「ハウ・トゥー・サクシード」の主人公・フィンチを演じるのは、アイドルグループ・NEWSのメンバーの増田貴久。音楽活動に加え、舞台、バラエティ番組などに出演し、2020年4月にはドラマ「レンタルなんもしない人」で初主演を務めるなど、幅広い活動をこなす増田が、海外ミュージカルに初挑戦する。増田は主演を務めるにあたり、「ミュージカルをやりたいという想いは以前からずっと心にあり、夢の一つでもあったので、このお話を聞いた時は飛び上がって喜びました。夢に一歩近づいたようで、嬉しく思います。ダンスも素晴らしいですし、面白いシーンがテンポ良くどんどん出てくるので、一瞬も目の離せない作品になると思います」と語った。ヒロイン・ローズマリー役には、「ピーターパン」で主演デビューを果たした笹本玲奈を起用。また、歌手、ドラマ、舞台と幅広く活躍する松下優也、抜群の歌唱力を持つ鈴木壮麻、注目のミュージカル女優・林愛夏など、実力派キャストが脇を固める。さらに、ミュージカル初挑戦の雛形あきこ、音楽デュオ「バブルガム・ブラザーズ」のブラザートムも揃い、作品に華やかな彩りを添える。演出・振付はクリス・ベイリー今回の公演の演出・振付を手がけるのは、2011年上演時に振付補として参加していたクリス・ベイリー。「これまでに演じてきたロバート・モースやマシュー・ブロデリック、最近ではダニエル・ラドクリフなどの名だたる役者に続きこの役を演じる増田くんには、自分なりのユニークな役作りをしてもらえると期待しています」とコメントしている。「ハウ・トゥー・サクシード」あらすじビルの窓ふき清掃員フィンチは、ある日「努力しないで出世する方法」という本を読んで感化され、出世を強く意識するようになる。“入るべきは大きい会社”という本の教えに沿って、ワールドワイド・ウィケット社に首尾よく入社したフィンチは、郵便係に配属され、懸命に働くうちに郵便室長に昇進するチャンスがやってきた。しかし、フィンチはあっさり辞退する。実はこれも、“郵便室は長くいる場所ではない”という本の教えに沿った行動だったのだが、思慮深さゆえ、と捉えた人事部は、なんとフィンチを若手幹部に登用。持ち前の明るさと話術で人脈を築き、出世はトントン拍子、恋も上手く運んで全てが順調…だったある日、重大なアクシデントが発生。フィンチの責任が問われてしまい、クビを覚悟しなければいけない事態に!果たして、フィンチの幸運もこれまでなのか…!?【詳細】ブロードウェイミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード」出演:増田貴久、笹本玲奈、松下優也、雛形あきこ、鈴木壮麻、林愛夏、ブラザートム、春野寿美礼、今井清隆ほか脚本:エイブ・バローズ、ジャック・ウェインストック、ウィリー・ギルバート作詞・作曲:フランク・レッサー原作:シェパード・ミード演出・振付:クリス・ベイリー翻訳・訳詞:高橋亜子音楽監督:荻野清子<日程・会場・チケット料金>チケット発売日:2020年7月19日(日)■東京公演会期:2020年9月4日(金)~20日(日)会場:東急シアターオーブ(東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ11階)チケット料金: S席 14,000円(税込)、A 席 10,000円(税込)※全席指定問い合わせ先:ぴあ公演事務局 TEL:0570-550-252 (平日 12:00~17:00)■大阪公演会期:2020年10月3日(土)~10月9日(金)会場:オリックス劇場(大阪府大阪市西区新町1-14-15)チケット料金: S席 14,000円(税込)、A 席 10,000円(税込)、B席 5,000円(税込)※全席指定問い合わせ先:キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888(10:00~18:00)
2020年03月19日3月12日(木)~29日(日) 東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)のこけら落としシリーズとして上演されるオリジナル演出版ブロードウェイミュージカル「レント」来日公演。このたび、20周年記念ツアーとしての本作の来日公演は、今年が最後になることが発表された。【チケット情報はこちら】2016年に「レント」生誕20周年を記念して立ち上げられた20周年記念ツアー(以下本ツアー)は、アメリカ国内各地をはじめ、カナダや中国などで上演。日本での本ツアーの来日公演は、2016年、2018年に行われ、今年3月の公演で3度目となる。2016年以前には2009年を最後に来日公演が実現しなかったため、2016年時は7年ぶりの来日公演となり多くの反響を呼んだ。本ツアーのアメリカ国内ツアーは2021年まで行われる予定(開催地などの詳細はツアー公式HPで随時発表される)だが、日本での上演は2020年3月に行われる来日公演が最後となる。また、2021年以降のツアー公演の立ち上げは現状発表されていない。「レント」のブロードウェイでの上演は12年に及ぶロングランを経て2008年に閉幕しているため、ニューヨークへ渡航しても観劇することはできない。「レント」を観ることができる貴重な今回の来日公演。ラストチャンスをお見逃しなく。チケットはぴあで販売中。<ブロードウェイミュージカル「レント」来日公演の歴史>2000年「レント」初来日公演が実現(会場:文京シビックホール)2004年「レント」来日公演(会場:東京厚生年金会館/フェスティバルホール)2006年「レント」来日公演(会場:東京厚生年金会館/愛知県勤労会館/大阪厚生年金会館大ホール)2007年「レント」来日公演(会場:東京国際フォーラムホールC/大阪厚生年金会館 芸術ホール)2009年「レント」来日公演(会場:赤坂ACTシアター)2016年「レント」来日公演(会場:東京国際フォーラムホールC)※20周年記念ツアー2018年「レント」来日公演(会場:東急シアターオーブ)※20周年記念ツアー2020年3月「レント」来日公演(会場:東京建物BRILLIA HALL)※20周年記念ツアー※ブロードウェイでは2008年9月に12年のロングラン公演を経て閉幕
2020年01月31日『美女と野獣』『ライオンキング』『アイーダ』『ターザン』『メリー・ポピンズ』『リトルマーメイド』『アラジン』『アナと雪の女王』……。ディズニーがブロードウェイに送り込んできたヒットミュージカルの名曲たちを、豪華キャストの歌声とオーケストラの生演奏で届けるコンサートが、1月30日(木)と31日(金)に東京国際フォーラム ホールAで開催される。ブロードウェイ進出第1弾となった『美女と野獣』の初演から25周年を迎えることを記念し、2019年に開催された『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ』の、好評を受けての再演だ。出演は、『ライオンキング』ブロードウェイ公演にムファサ役としてたびたび出演しているアルトン・フィッツジェラルト・ホワイト、同じくナラ役を長らく務めた経験を持つキシー・シモンズ、『メリー・ポピンズ』メリー役オリジナルキャストにして『美女と野獣』ベル役も当たり役とするアシュリー・ブラウン、そして『ターザン』ターザン役オリジナルキャストのジョシュ・ストリックランド。またゲストシンガーとして、子役時代に『美女と野獣』と『ライオンキング』、大人になってから『アラジン』『ライオンキング』『ノートルダムの鐘』の日本公演に出演し、2018年にはウエストエンドデビューも果たした日本が誇るミュージカルスター、海宝直人も参加する。それまではどこか猥雑なイメージも付きまとっていたブロードウェイを、ファミリーで楽しめる健全な劇場街へと変えた功績も持つディズニーミュージカル。日本を含む、世界のミュージカルシーンに与えた影響も計り知れない。敬意と感謝を込めて、ぜひ家族連れで足を運びたいコンサートだ。文:町田麻子
2020年01月29日