生田絵梨花が主演を務めるブロードウェイミュージカル『MEAN GIRLS』の全キャストが発表された。『MEAN GIRLS』は、2004年にアメリカで制作された同名映画のミュージカル作品。アフリカで生まれ育った主人公ケイディ・ヘロンが、16歳で初めて学校に通いスクールカーストトップの女の子たちと過ごす中で、キラキラした笑顔の裏に隠された弱肉強食な女の子の世界に触れ、大切なことは何かを学んでいく姿が描かれる。ケイディの同級生でロック好きの女子ジャニス役は田村芽実、高校のカースト最上位に君臨するアイドル的存在の3人組「プラスティックス」のボスで女王様的存在レジーナ・ジョージ役は石田ニコル、ケイディの同級生でゲイの男子ダミアン役は内藤大希、「プラスティックス」の1人で学園の情報通グレッチェン役は松原凜子、「プラスティックス」の1人で学園随一のおとぼけキャラカレン・スミス役は松田るか、ケイディと同じ数学のクラスのイケメン、アーロン役は小野塚勇人(劇団EXILE)、数学クラブに所属している数学オタクのケヴィン役は中谷優心、ノースショア高校のデュバル校長役は黒須洋嗣が務める。またノーバリー先生、ミセスジョージは壮一帆が一人2役で演じる。ブロードウェイミュージカル『MEAN GIRLS』は、2023年1月から2月にかけて東京・福岡・大阪で上演される。■ジャニス役:田村芽実 コメント「ミーンガールズ」は大好きな映画で、以前から拝見していました。作品への出演の話をいただいた時は、面白い楽しいキラキラミュージカルに出れる!嬉しい!と、舞い上がっていたのですが、役名を聞いた時は耳を疑いました。まさか、私がジャニス?頭の中がはてなでいっぱいになってから、私につとまるかという気持ち。しかし、まだ見ぬ自分を想像すると胸がドキドキしてきて、新しい自分に出会えるチャンスだ!と、気づいたら勝手に心が躍っていました。今からワクワクが止まりません。日本初演の「ミーンガールズ」お楽しみに!■レジーナ・ジョージ役:石田ニコル コメントレジーナを演じさせてもらえると聞いた時はわくわくしました!「ミーンガールズ」は映画版を何度も観たことがあり、大好きな作品です。そして私のような作品のファンの方もたくさんいらっしゃると思います!そんな皆様にもミュージカル「ミーンガールズ」のレジーナを愛していただけるように、『ピンク』で『プラスティック』な世界におもいっきり浸って、楽しみながら頑張りたいと思います!■ダミアン役:内藤大希 コメント「MEAN GIRLS」日本初演に出演できる事、とても嬉しく思っております。演出の小林香さん、主役の生田絵梨花さんたちと、また作品を一緒に作れると思うと、今からワクワクしています。学生生活を終えて15年経って、また学校で歌って踊れるなんて、ミュージカル俳優って最高です!僕自身楽しんで演じたいと思いますので、公演を楽しみにしていて下さい。■グレッチェン役:松原凜子 コメント小林香さんと生田絵梨花さんとは「グレートコメット(略)」ぶりにご一緒出来ることとなり、様々な思い出が蘇ります。今作とは主人公の引越し、新しい環境で人々に翻弄されて変化していく様など…共通点も多い気がしています。私が演じるグレッチェンは人の顔色を伺い、女王様に仕えて、自己肯定感を高めたくて…情けないと思われがちな人物かもしれませんが、とても共感出来ます。個性的に、でも親近感の湧くような女性を演じたいと思っています。■カレン・スミス役:松田るか コメント今作でミュージカルに初挑戦させて頂くので、実はとても緊張しています。ですが、「ミーンガールズ」は公開から15年以上経った今もなお愛され続けている作品であり、私にとっても好きな作品の1つなので、不安よりはワクワクと嬉しさで胸がいっぱいです。明るくポップで元気になれる世界をお届け出来るよう、私も水曜日はピンクの服を着て、そしてポニーテールは週に1回と言うプラスティックスの掟を守りながら、精一杯カレンを演じますので宜しくお願いします。■アーロン役:小野塚勇人(劇団EXILE) コメントこの度アーロン役を演じさせて頂きます小野塚勇人です。「MEAN GIRLS」という大作に出演させて頂けて光栄なのと同時に、主人公ケイディに一目惚れされるほどのイケメンの役と聞いて正直不安な部分もありますが、見た目だけではなく中身からアーロンの良さが滲み出るような人物を演じられたらと思っております。精一杯食らいついて行きたいと思いますので、是非劇場でお待ちしております!■ケヴィン役:中谷優心 コメント素敵なキャストの皆さん、スタッフの皆さんと一緒にお芝居させて頂ける事が本当に嬉しいです。僕自身、高校時代はスポーツクラスで男子だけしかいない3年間を過ごしたので、今作の華やかな学校の世界観にワクワクしました。演じさせて頂くケヴィンですが、部活と音楽を愛しているところ、たまに抜けているところが僕自身と共通点を感じ、今からケヴィンを演じられることがとても楽しみです。■デュバル校長役:黒須洋嗣 コメント「ミーンガールズ」、題名は知っていましたが観たことはなくDVDを買ってやっと鑑賞しました。ハイスクールが舞台の他作品は割と沢山観てきましたが、なかなか人間の深い部分、良いところも嫌で汚い部分もコミカルに映し出されていて、これがミュージカルで舞台の上でどんな表現になって行くのか、今から楽しみでなりません。どんなデュバル校長を自分が演じられるか未知ですが、精一杯役を生きたいと思います!■ノーバリー先生 / ミセスジョージ役:壮一帆 コメントピンクでキュートでキラッキラなミュージカルこのステージで私自身が何色に染まるのか、今からとてもワクワクしています!共演する皆様に負けない様、私もパワー全開で舞台に立ちたいと思います。どうぞお楽しみに!<公演情報>ブロードウェイミュージカル『MEAN GIRLS』ブロードウェイミュージカル『MEAN GIRLS』ビジュアル演出・上演台本・訳詞:小林香脚本:ティナ・フェイ音楽:ジェフ・リッチモンド作詞:ニール・ベンジャミン【出演】生田絵梨花田村芽実石田ニコル内藤大希松原凜子松田るか小野塚勇人(劇団EXILE)中谷優心/黒須洋嗣/壮一帆伊藤かの子工藤彩黒田陸篠本りのシュート・チェン鈴木満梨奈鈴木里菜中嶋紗希増山航平松村桜李村上貴亮山﨑感音東京公演:2023年1月・2月 東京建物Brillia Hall福岡公演:2023年2月 キャナルシティ劇場大阪公演:2023年2月 大阪・森ノ宮ピロティホール関連リンクオフィシャルサイト::
2022年09月09日ブロードウェイミュージカル『ピピン』が8月30日に開幕した。1972年にボブ・フォッシー演出・振付でブロードウェイに初演された本作。舞台は神聖ローマ帝国。大学で学問を納めたピピン王子が、父であるチャールズが治める故郷へと戻ってくる。人生を変えるような「特別な何か」を探して旅に出るピピン。しかし、父と共に戦に出ても、恋愛に身を焦がしても、ピピンの心は満たされない。そんなピピンが最後に見つけた幸せとは。2013年にはダイアン・バウルス演出で上演、日本語版『ピピン』は2019年に上演され、その際、ピピン王子は城田優が演じた。今回の上演でピピンを演じるのは、本作が単独初主演となる森崎ウィンだ。新たなピピンの誕生。そのゲネプロの模様をレポートする。少年から大人へ、それは果たして「成長」なのか2019年の上演に続き、今作も多くのキャストが続投する。ピピンの父王・チャールズの今井清隆、ファストラーダ役の霧矢大夢のほか、岡田亮介、中尾ミエ、前田美波里らがキャストに名を連ね、ピピンに大きな影響を与えるシングルマザー・キャサリン役として、新たに愛加あゆが迎えられた。そして、物語のキーパーソンであるリーディングプレイヤー役を演じるのは、2019年読売演劇大賞優秀女優賞を受賞したCrystal Kayだ。そんなリーディングプレイヤーと彼女の劇団の一座による華やかなステージから物語は始まる。『ピピン』はリーディングプレイヤーの一座がピピンの物語を演じているという劇中劇である。一座によるアクロバティックなパフォーマンスは圧巻。シルク・ドゥ・ソレイユ出身アーティストが手がけているというサーカス・アクロバットが取り入れられており、そのパフォーマンスに圧倒され、思わずポカンと口を開けたまま見入ってしまう。Crystal Kay、前田美波里らも大胆なパフォーマンスを見せ、大きな拍手が沸き起こった。また、要所で披露されるマジックも見もの。あまりに自然に披露されるものだから、一瞬、見逃してしまいそうになる。鮮やかな手元に、拍手を忘れ、感嘆の息を漏らす。一座の観ている者の心を奪うパフォーマンス、オーケストラによる生演奏という贅沢な空間。そんな華やかなステージをバックに、ピピンの悩みは深い。「何をしても心が満たされない」。その心を満たすために、さまざまなことにトライしてみる。心が満たされないことがそんなに大仰なことなのか、と思うかもしれない。満たされていない心、空っぽの心で、何に感動し、何に怒り、何に幸せを感じることができるというのだろう。空っぽの心には、何も響かない。父親に認められたくて、戦争に兵士として出陣してみてもむなしいだけ。そんなピピンに祖母のバーサ(前田美波里)は「人生を楽しみなさい」と語り掛ける。ピピンはそんなバーサのアドバイスを受けて、旅に出る。女性との恋愛に没頭してみようとしても、満たされない。何をすれば満たされるのか分からず、ピピンは途方に暮れる。物語の背景が、少しばかり現実世界と通ずる部分があるから苦しい。戦争然り、弱い者が虐げられる、虐げられても誰も助けてくれる人がいない絶望感。根本的なところでは今も神聖ローマ帝国時代と何も変わっていないのではないかと、ピピンと共に絶望してしまいそうになる。力が強い者だけが幸せを得て、その独裁者のもとで生きる人々はどうやって幸せを見つければいいのか。「生きることを楽しもう」というセリフがあるが、心を満たせず、楽しみ方が分からないピピンと、観ている自分と重ね合わせてしまう。苦悩するピピン、人生の進むべき道に迷うピピン。何も知らなかった無邪気なころから、苦しみ、痛み、悲しみを知り、大人になっていく。成長とは少し違う。そんなピピンをリーディングプレイヤーが導いていく。ステージ上のリーディングプレイヤーの存在感は圧倒的だ。時には優しく微笑み、時には強い言葉も口にする。それ以上に、佇まいがただ者ではない、ということが空気で伝わってくる。リーディングプレイヤーに支配されてしまいそうなステージに、柔らかな風を吹き込むピピン。ピピンの複雑な大人へのステップアップのさまを演じる森崎ウィンがとても魅力的だ。故郷に帰ってきたときのピピンはとても無邪気で愛らしい。「戦争ってもっと名誉なことだと思っていた」し、父親の役に立ちたいと思っていた。キラキラと表情を輝かせ、心のまま、自由に行動しているようにも見える。しかし、現実を目の当たりにし、少しずつその表情が曇る。笑顔を見せても、その視線はまっすぐ正面を向いていない。どこか、曲がりくねった道に迷い込み、先が見えず、不安を垣間見せているようにも感じられる。純粋で無邪気だったからころの笑顔を、ピピンに取り戻してあげたい。そんなふうに思うが、こちらの想いをよそに、ピピンは大人になり、知らなくてもよかったことを知り、無邪気なだけでは生きていけないことを知る。その姿がなんとももの悲しく、心を揺さぶられる。同時に、大人にならないで、とも思ってしまう。心を揺さぶるのは、演技だけではない。歌声もまた、観客の心を強く掴む。上手く、美しいだけではない、リアルな感情がメロディと共に心に沁み渡る。歌声さえも、無邪気な少年から、悲しみと苦しみを知った男性のものへと変わっていっているようにも思う。そんなウィンが演じるピピンを見ていて思うのは、きれいなままでは大人になれないということだ。苦しみ、悲しみ、怒りを知って成長していく。当たり前のことなのだけれど、真っ白から別の色に染まってしまうと、もう元には戻れないのだというたまらない寂しさを感じる。夢のようなステージから、大人になっていくピピンと共に、現実のほろ苦さを噛みしめる。それでも、余韻が甘いのは、ピピンが見つけた幸せが、私たちにとってもひとつの幸せの答えだからなのかもしれない。取材・文:ふくだりょうこ撮影:ヒダキトモコミュージカル「ピピン」オフィシャルHP:
2022年08月30日2013年、とあるミュージカルが新演出でリバイバル上演され、ブロードウェイの話題を席巻した。そのミュージカル『ピピン』は、もともと1972年に初演された作品で、セクシーでクールな演出で一世を風靡したボブ・フォッシーの手により当時大ヒットしたもの。新演出版は、そのエッセンスを残しつつ、なんとミュージカルに本格的なサーカスのアクロバットを取り入れるという大胆な発想で観客を魅了した。「マジックやアクロバットもあって、考えさせる美しい作品です」「初めて観たとき、いろんな要素が盛り込まれていて純粋に感動しました。華やかなセットもですし、マジックがあってアクロバットがあって、宙吊りで歌っていたり…。ストーリー的にも、考えさせるラストが作品の美しさに感じられたんですよね」今回、本作でタイトルロールを演じる森崎ウィンさんがそう語るのは、’19年に日本で初上演された新演出版のこと。当時はまさか自分が出演するとは思っていなかったそう。「だから驚きましたし、純粋に嬉しかったです。ただ、前回の(城田)優くんがすごかったんですよね。僕も歌と芝居をやっている身として感じるのは、軽々と見えるけれど絶対にそんなわけはなく、高いポテンシャルが求められるなと思います」本格ミュージカルへの出演は今回が3作目。もともと透明感のある歌声で歌手として高い評価を得ていたが、ミュージカルでは、楽曲に役の心情を織り込んだエモーショナルな演技で、早くもミュージカル界の新星として注目されている。「ミュージカルの歌はセリフの延長のように感じさせたいと思っています。でも、歌の前後のお芝居で、役の気持ちでセリフを言っていると、意識しなくても自然と感情が高まって、今ここで歌で表現したいって気持ちになる。それだけ台本が緻密に計算されて作られている、ということだと思うんですけれど」若き王子・ピピンが、人生の大いなる目的を模索し、自分の本当の居場所を探して旅を続ける物語。「今回の出演のご縁は、森崎ウィンが『ピピンに近いんじゃない?』と思われたからな気がしているんです。僕自身もずっと自分探しの旅に出ていますから。彼が探している“特別な何か”にすごく共感するんですよ。うまく言葉にはできないけれど、それを求めているから、僕はこうして芸能界にいるんだと思うんです。だから、今の時点では特別な役作りは必要ない気がしています。もちろん時代背景とか、勉強しなきゃいけないことはたくさんありますが、ピピンとしては、僕が真っすぐにいることが求められているというのかな。もしかしたら稽古してみて、予想外の感情が出てくるかもしれないですけど」旅先でさまざまな経験をし、やがて彼は本当の幸せを見つけていく。「この作品では、ピピンに美しい部分と真逆な部分の両極端を見せて、最後に“自分はどう思う?”と問いかける。その誘い方が、まさにこの作品の魅力そのものな気がします」ブロードウェイミュージカル『ピピン』リーディングプレイヤー(Crystal Kay)率いるサーカス一座に誘われ、若き王子・ピピン(森崎)の自分探しの物語の幕が開く。自分の居場所を求める彼は、戦争に志願するが…。8月30日(火)~9月19日(月)渋谷・東急シアターオーブ脚本/ロジャー・O・ハーソン作詞・作曲/スティーヴン・シュワルツ演出/ダイアン・パウルス出演/森崎ウィン、Crystal Kay、今井清隆、霧矢大夢、愛加あゆ、岡田亮輔、中尾ミエ(Wキャスト)、前田美波里(Wキャスト)ほかS席1万4000円A席1万1000円B席6000円キョードー東京 TEL:0570・550・799大阪公演あり。もりさき・うぃん1990年8月20日生まれ、ミャンマー出身。2008年にデビューし、‘18年に映画『レディ・プレイヤー1』でハリウッドに進出。‘20年に歌手としてメジャーデビューも果たした。シャツジャケット¥41,800(セブン バイ セブン)カットソー¥17,600(アポクリファ)パンツ¥39,600(バラード) 以上サカス ピーアール TEL:03・6447・2762※『anan』2022年8月31日号より。写真・的場 亮スタイリスト・森田晃嘉ヘア&メイク・KEIKOインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2022年08月29日この秋、ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』日本版の三度目の上演が決定。ほとんどのキャストが初演から続投のチームに新加入し、全身全霊で独自のローラを息づかせようとしているのが城田優だ。多くの人に愛された役を引き継ぐことへの思い、チャーリ役を演じる親友・小池徹平への信頼、初体験のナレーションの仕事からつかんだもの、そして今後の展望など、話が進めば進むほど“ありのままの城田優”を感じることが出来る、爽快なロング・インタビューをどうぞ。歌もダンスも芝居も全部、素晴らしいと思ってもらえるように――まず、『キンキーブーツ』との最初の出会い、印象などを教えていただけますか。日本初演(2016年)は、僕は同時期に『エリザベート』に出演していたので観られなかったんです。最初に観たのは2017年かな、ニューヨークに行った時にブロードウェイで、ちょうどビリー・ポーターさんがローラを再び演じていた舞台を観たんですけど、もうこれ絶対、本当に歌っているわけない!って思ったくらい(笑)、ピッチ(音程)が完璧で。それでヒール履いて踊ってるし……、どうやってるんだろう、この人!? と、そこが一番衝撃的でした。音楽もシンディ・ローパーさんが作っているだけあって、すごくポップで。視覚的にも聴覚的にも美しい舞台で、感動しましたね。観劇後、すぐにCDを買いました。――その時に、ご自身もローラ役をやってみたいと思われましたか?思いましたね。すごいな、やれたらいいなって。それから2019年の日本版再演で、三浦春馬のローラを観たんですよね。これだけ踊れて、歌えて、芝居が出来て、雰囲気を出せる人は日本にはなかなかいない。観劇後、「素晴らしかった!」って興奮して本人に伝えました。その後も、ふたりで食事をしながら『キンキーブーツ』の話をたくさんしました。そんなこともあって、今回、「オーディションを受けてみませんか?」と声をかけていただいた時に、春馬とはいろんな話をしていたから、俺が立候補してもきっと喜んでくれるだろう、そう心から思えたんです。それで、やろうと。――オーディションはどのような形で?ブロードウェイチームからのオーディション課題である『Land of Lola』と『Hold Me in Your Heart』の2曲を歌ったビデオを送りました。正直いいビデオが撮れたとは思ってなくて、課題をいっぱい感じたし、これはやらせていただくことになっても茨の道だな、と思いました。なので、ブーツを履いて動く練習は去年から始めているし、ボイストレーニングもやっています。作品に入る前からこんなふうに準備するのは、僕にとっては初めてのことですね。今までは作品ごとに歌唱指導の方に教わったりはしていましたが、根本的に自分の発声をちゃんと見たことがなかった。でも今回は、やるからには全力でやる。歌もダンスも芝居も含めて全部、素晴らしい! と思ってもらえるように。そういう意味では今までで一番気合いというか……うまく言えないんですけど、これまで出演して来た作品に対する意気込みや思いとは、また違うものがあるので。今回は初演、再演とやって来たキャストがほぼ揃っていて、その中に僕が入っていくので、積み上げて来たものを壊しちゃいけないという思いと、いい意味でぶっ壊してやろうという気持ちがあります。いつも通り、僕は自分を奮い立たせるためにビッグマウスになって(笑)、一番輝きますよ! と言っています。(小池)徹平も含め、初演、再演とやって来たメンバーは皆きっと3回目もメチャクチャ頑張ると思うけど、そこもぶっち切って、「やっぱり城田すげえな!」と絶対に思わせるしかない。だってローラはそういう役だから。出て来た瞬間、圧倒的な華を見せつけて、皆を巻き込む突風になる、そこを目指してやっていきます。いろんな思いを持ちながら3回目の舞台に臨むキャストの皆さん、それを支えるスタッフの皆さん、このメンバーでやれる最高の作品をお届けするのが一番の目標ですね。背中を押してくれた盟友ふたりへの思い――初演時の取材で三浦春馬さんが、シンディ・ローパーさんからいろんなアドバイスをいただいたことなど、お話ししてくださったことを覚えています。城田さんも、ブロードウェイのクリエイターの方々とすでに何かディスカッションをされたのでしょうか。今回はそういったことはできていなくて、僕もコロナ禍じゃなかったらもちろんニューヨークまで行って、皆さんに会ったりしていたと思うけど。僕も春馬からオーディションの話とか、そのあとのレッスンとか、怒られたり何されたとか(笑)って話は聞いていました。そうやって認められて、選ばれて、積み上げて来たんですよね。自分でも「ライフワークみたいな役にしたい」と語っていたし。その中で「いつか優君にもローラをやってほしい」って言ってくれて、ふたりでいろんなことを構想して盛り上がって……。だからこそ、僕は今回、胸を張ってやるしかないなって思うんです。最初に話したように、「優君がやってくれるなら安心、嬉しいな」って言ってくれるだろうと、99%言い切れるから。とにかく、すべての方が笑顔で劇場から帰る、そんな作品にしなきゃいけないと思っていますね。作品の持つポジティブなエネルギーをしっかり出せるようにしたいなと思います。――チャーリー役の小池徹平さんについて、共演への思いをお話しいただけますか?僕にとっては本当に、ただの高校の同級生なんですよ(笑)。お互いに音楽が好きで、高校3年の時に一緒にギター弾いたり、コブクロのデュエットをしたり。僕が書いて彼に提供した歌詞があるんですけど、今でもそれを歌ってくれていたりするらしいです。意外にこれまで、俳優としてほとんど共演したことがなくて。高校卒業して20年が経とうとしているなかで、ほぼ初めての共演です。だから信頼という意味においては、一番古い友達ですよね。徹平ともふたりで食事をしながらキンキーの話をして、「優にやってほしいと思ってる」と言ってもらいました。腹を割って話せる20年来の友人から「優だったら絶対に出来るよ、優しかおらん!」って言ってもらえて、やっぱりすごく安心したし、そんな彼にちゃんと応えていきたいと思います。――運命的なつながりも感じますね。そうですよね。このタイミングで、徹平と一緒に舞台に立つことになるなんて。春馬が最も愛していた役であることは、僕が彼から話を聞いた限りでは間違いないし、それを自分が演じさせてもらうのは本当に感慨深いものがあります。正直なところ、毎日、やりたい、いや、やりたくない、絶対成功させてやる、いや出来ない……って気持ちが揺れ動いていて(笑)。それはどの作品でも、僕の場合ミュージカルをやる時は必ずそうなるんです。でも今回ほどプレッシャーや、いろんな感情が渦巻いていることはないですね。毎回「大変です! ヤバいです!」って言うけど、今回はそれとは違う、言葉にもできないし、言葉にしようとすると安っぽくなるというか……ニュアンスがおそらく伝わらない。伝わらないだろうからあまり言葉にしないようにしよう、って思うぐらいの気持ちでいます。――作品のビジュアル写真がとても素敵です。ローラへの変身は大変だっただろうと推察しますが……。ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』2022年版キービジュアルメチャクチャ大変でしたし、本当はもっとキレイな感じのメイクだったんですよ(笑)。2時間くらいかけてメイクしてすごくキレイに仕上がったのに、「キレイ過ぎて少しドラァグクイーンとは違うかな」ってことになって、もう1回やり直しているんです。僕は正直、最初のほうがキレイだったのに……と思って(笑)。キラキラの衣装を身につけると、やっぱりテンションが上がりますね。キンキーブーツを履いたら2メートルを超えます。僕も大変だけど、徹平も見上げるのに首が疲れて大変だと思う(笑)。ヒールに慣れるのも必死ですね。歩いてみて痛くない、そのスタートに立つまでに何ヶ月もかかって。去年から準備して練習しているので、今は履いたまま1,2時間踊り続けることが可能になって、だいぶ成長しているなと。まだこれからさらに磨きをかけていきますよ。心も体も髪も……、もう坊主にしても眉毛を剃ってもいいし、なんでもやります!って感じです(笑)。多くを学び野望が広がった『カムカムエヴリバディ』――あらためて、この作品において城田さんの心に一番響いたものとは?先ほども言ったように、圧倒的にポジティブ・エネルギーが大放出されていること。マイノリティーとして生きるローラが、ありのままの自分でいいんだと自らを受け入れて、周囲に対しても「皆ひとり一人、ありのままでいいんだよ!」とポジティブ・パワーを振りまく。そして最後に皆のマインドがひとつになる、その感覚が好きなんです。よし、やってやろう! という気持ちになるんですよね。――ぜひ劇場で、同じ感覚を味わいたいと思います。ここで『キンキーブーツ』のお話から離れて、昨年11月から今春にかけて放送されたNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』でのナレーション&出演について伺いたいのですが……。城田さんにとってどのような経験でしたか?そもそも、ナレーションだけでずっと物語を語り紡いでいくこと自体、経験がなかったんです。最後に出演することは分かっていたんですけど、自分が何者かってことも最初は分かっていなかったので。物語が進むごとに定まっていって、どうやら俺はひなたの初恋の人らしいと(笑)。とにかく、この物語を客観的に伝えるという役目、そして英語と日本語で、というところが一番考えましたね。主観的になり過ぎても、引き過ぎてもいけないし、その絶妙なラインを目指さないといけない。寄り添いすぎると感情移入しちゃうし、そこらへんは難しかったですね。とくに序盤はどんどん人が亡くなったりして、その映像を見ながら、こっちも苦しくなって涙がこみ上げて来たりするんですよ。可哀想!って思っちゃうと、それが声に出ちゃうんですね。そうすると監督から「城田さん、もうちょっと……寄り添うけど、感じ過ぎないで」って。本当に、バランスがすごく大変でしたけど、とてもいい経験をさせてもらったと思います。語学という、自分の武器のひとつでもあると思っているものを活かせる場所、機会をいただけたことがありがたいですし。『カムカム〜』のほか、映画『コンフィデンスマンJP-英雄編-』でも僕、英語とスペイン語しか喋ってないんですよ。あ、俺、海外の作品も出られるなって、今はそういうマインドになっていますね。自分のポテンシャルを感じて、試しに外に出てみようと思わせてくれる、『カムカム〜』はそんな経験をさせてくれた現場のひとつでした。作品を生み出すことが好き。日本のエンタメの底上げをしたい――さまざまなジャンルでの経験を糧として、やはり今後、舞台における欲、野望といったものをお聞きしたいです。何にせよ、僕は作品を生み出すことが好きだし、周りの仲間とも、新しいことをやっていこうよ、作っていこうよって話しています。やっぱりオリジナルで勝負できないとダメだと思うんですよ。クリエイターとして、エンターテイナーとして、もっともっと漫画やアニメみたいに「日本すげえ」って思われてもいいんじゃないかと。作り手、演者、そして観客、全体的に底上げをしなくちゃいけない……ということを、僕は10年程前から感じています。お客さんも、もっと作品の良し悪しを自分たちで考えていいんだよ、高いチケットを買って舞台を観に来たけれど、これはつまらないな、酷いな、もう帰りたいな、とか、そういう自分の評価をちゃんと見つけてほしい。よく分からないけど皆がやるからスタンディングオベーション……って、そういう人が多いような気がしているから。協調性や謙遜の心もある意味日本人の美徳だったりして大事だけど、エンターテイナーやクリエイターはそれじゃダメだと思う。どんどん挑戦していって、その結果演劇やミュージカルが盛り上がっていけばいいと思う。日本のオリジナルの演劇やミュージカル面白い! と思ってもらえる作品を作りたい。これはあくまで今の僕のビジョンですが(笑) “こういうふうにしていきたいんだ”っていう意思表明ですね。取材・文:上野紀子撮影:荒川潤ヘアメイク:花村枝美スタイリスト:橘昌吾ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★城田優さんのサイン入りチェキを2名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<公演情報>ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』【東京公演】2022年10月1日(土)~2022年11月3日(木・祝)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】2022年11月10日(木)~11月20日(日)会場:オリックス劇場
2022年08月29日8月30日から開幕するブロードウェイミュージカル『ピピン』にて、アフタートークショーの開催が決定いたしました。森崎ウィン、Crystal Kayのほか、今井清隆、霧矢大夢、愛加あゆ、岡田亮輔、中尾ミエ、前田美波里が参加致します。稽古場秘話やここでしか聞けない裏話、出演者たちの素顔と生の声が聞ける貴重な機会となります。対象公演のチケットをお持ちの方は全員ご参加いただけます。ぜひこの機会をお見逃しなく!<アフタートークショー開催日程>8/31(水) 13:00 (公演終了後) 霧矢大夢 × 愛加あゆ× 岡田亮輔9/5(月) 13:00 (公演終了後) Crystal Kay × 前田美波里9/11(日) 13:00 (公演終了後) 森崎ウィン × 今井清隆 ×中尾ミエ9/16(金) 13:00 (公演終了後) 森崎ウィン× Crystal Kay*登壇者は予告なく変更になる可能性もございます。その場合のチケットの払い戻し等はできませんのでご了承ください。*上記公演回のチケットをお持ちのお客様のみ本公演に引き続き自席にて参加可能です。2019年 舞台写真 ©︎GEKKOブロードウェイミュージカル『ピピン』は若き王子ピピン(森崎ウィン)が人生の目的を求めて旅に出る物語。1972年にボブ・フォッシーの演出で誕生後、長い年月を経て、2013年にはシルク・ドゥ・ソレイユ出身のアーティストが手を加えた息をのむほどのエキサイティングな新演出でブロードウェイに帰還。同年のトニー賞でミュージカル部門・最優秀リバイバル作品賞を含む4部門を受賞した傑作ミュージカル。日本では2019年に城田優を主演に迎え、日本版初演を上演いたしました。2022年公演は主演に森崎ウィン、ヒロインのキャサリン役には元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の愛加あゆを新たに加わり、初演時からの続投となる今井清隆、霧矢大夢、岡田亮輔、中尾ミエ、前田美波里ら実力派俳優が揃い、華やかでアクロバティックなステージをお届けします。2019年 舞台写真 ©︎GEKKO2019年 舞台写真 ©︎GEKKO<公演概要>【公演名】ブロードウェイミュージカル『ピピン』【東京公演】2022年8月30日(火)~9月19日(月・祝)【会場】東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)【大阪公演】2022年9月23日(金・祝)〜9月27日(火)【会場】オリックス劇場【脚本】 ロジャー・O・ハーソン【作詞・作曲 】スティーヴン・シュワルツ【演出】ダイアン・パウルス【振付】チェット・ウォーカー (in the style of Bob Fosse)【サーカス・クリエーション】ジプシー・シュナイダー(Les 7 doigts de la main)【出演】ピピン:森崎ウィンリーディングプレイヤー:Crystal Kay(クリスタル ケイ)チャールズ:今井清隆ファストラーダ:霧矢大夢キャサリン:愛加あゆルイス:岡田亮輔バーサ(Wキャスト) :中尾ミエ / 前田美波里テオ(Wキャスト):高畑遼大 / 生出真太郎加賀谷真聡、神谷直樹、坂元宏旬、茶谷健太、常住富大、石井亜早実、永石千尋、伯鞘麗名、妃白ゆあ、長谷川愛実 、増井紬スペシャルゲスト:ローマン・ハイルディン ジョエル・ハーツフェルド、オライオン・グリフィスモハメド・ブエスタエイミー・ナイチンゲール※やむを得ない事情により、出演者が変更になる可能性がございます。【チケット】好評発売中。*詳細、各地の料金は公式ホームページをご参照ください。【公式HP】 【お問い合わせ】キョードー東京 0570-550-799(平日11:00-18:00/土日祝10:00-18:00 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月23日ブロードウェイミュージカル「シカゴ」が、2022年12月14日(水)から12月31日(土)まで、東京・有楽町の東京国際フォーラムで公演される。主演は米倉涼子。ブロードウェイミュージカル「シカゴ」米倉涼子主演で再びブロードウェイミュージカルの人気作「シカゴ」が帰ってくる。「シカゴ」25周年記念となる今回は、米倉涼子を主演に招き、クリスマスから大晦日までにかけて24公演を実施する。米倉涼子は、日本人初のブロードウェイ・シカゴの舞台に立った女優で、本作は、日本人女優史上初となる4度目、またブロードウェイデビュー10周年を祝うアニバーサリー作品となる。「シカゴ」は、“ジャズ・エイジ”と呼ばれる1920年代禁酒法時代のアメリカ・シカゴを舞台にした作品。ゴージャスなダンスと古き良き時代のジャズを堪能でき、ストーリーの展開も早いため、ブロードウェイミュージカルデビュー作品にもぴったり。ブロードウェイミュージカル「シカゴ」から生まれた、映画『シカゴ』はアカデミー最優秀映画賞を受賞するほど注目を集めた。ブロードウェイミュージカル「シカゴ」あらすじ夜の街にジャズの音色が響き、マフィアが暗躍する1920年代、禁酒法時代のアメリカ・イリノイ州シカゴ。夫と浮気相手の妹を殺害したヴェルマ・ケリーが現れ、ナイトクラブで働く人妻ロキシー・ハートが、浮気相手の常連客フレッド・ケイスリーに銃弾を放つ。お人好しの夫エイモスは、彼女の身代わりとして出頭。愛すべき夫への想いを吐露するロキシーだったが、死んだのは妻の浮気相手だと気付いたエイモスは憤慨し、警察に真実を話し、ロキシーは殺人犯監房へ。そこにはヴェルマをはじめ、自らの犯した罪にそれぞれの“解釈”を加えて無実を高らかに訴える女性殺人囚たちがいた。女看守長ママ・モートンは「見返りをくれればそのお礼をするよ」とロキシーに“ギブ&テイク”の精神を説く。無罪を勝ち取ってショービズ界へのカムバックを目論むヴェルマは、マスコミの注目を奪ったロキシーが気に入らない。ヴェルマの代理人を務める凄腕弁護士ビリー・フリンは、金や名声より「愛こそがすべて」だとうそぶき、ロキシーの弁護を引き受ける。手始めにビリーは、お涙頂戴ドラマに弱いタブロイド紙の記者メアリー・サンシャインを利用しようと画策。記者会見を開き、ロキシーの偽りの過去と正当防衛の作り話を大胆にでっち上げる。ビリーの話を信じたマスコミや世間の注目を浴びて大喜びのロキシーは、スターになった自分の晴れ姿を夢見るのだった。焦ったヴェルマはロキシーに手を組もうと持ち掛けるが、またも衝撃的な事件が起き、二人へのマスコミの関心は薄れてしまう。ロキシーとヴェルマは「頼りになるのは自分だけ」と自らに言い聞かせ、ロキシーは「実は妊娠している」と告白。新ネタに狂喜したマスコミは、再び彼女に無数のフラッシュを浴びせる―。転んでもただでは起きないライバルに呆れながらも感心すら覚えるヴェルマと居もしない赤ん坊を想像して上機嫌のロキシー。一方、周囲から忘れられたエイモスは、自分がセロファンのように透明で目立たない存在だとつぶやく。名声に溺れて強気になったロキシーに対し、ビリーは自分こそがすべてを巧みに操る”スター”なのだと自信たっぷり。彼の筋書き通り、法廷で社会の被害者を演じるロキシーの様子を聞いたヴェルマとママ・モートンは、道徳や品位など地に落ちた今の世のありさまを嘆く。そして判決の時。ロキシーは見事無罪となるが、その瞬間スキャンダラスな殺人事件のニュースが舞い込み、マスコミは彼女に目もくれず飛び出していく。茫然自失するロキシー、そして同じくマスコミに見放されたヴェルマだったが―。【詳細】ブロードウェイミュージカル「シカゴ」日程:2022年12月14日(水)〜31日(土)会場:東京国際フォーラムホールC住所:東京都千代田区丸の内3-5-1料金(全席指定):S席 15,000円、A席11,000円、B席 9,000円<チケット キョードー東京先行 8月13(土)12:00〜>TEL:570-550-799(平日11:00~18:00、土日祝 10:00~18:00)出演:米倉涼子、アメリカ・カンパニー作詞:フレッド・エッブ作曲:ジョン・カンダー脚本:フレッド・エッブ & ボブ・フォッシー
2022年08月17日森崎ウィンが主演を務めるブロードウェイミュージカル『ピピン』に出演する前田美波里のコメント映像が公開された。1972年に鬼才ボブ・フォッシーによる演出と振付でブロードウェイにて誕生した本作。2013年の新演出版ではシルク・ドゥ・ソレイユ出身のアーティストが手がけた斬新なアクロバットパフォーマンスが加えられ、2019年の日本版初公演では城田優やCrystal Kay、中尾ミエらが全身全霊で挑む空中技が大きな話題となった。今回の再演でも前田は約3メートル程の高さで宙吊りにされるなど、年齢を感じさせないパフォーマンスを披露する。ブロードウェイミュージカル『ピピン』2019年公演より人生に悩む若き王子ピピンを導く祖母、バーサを演じる前田は3年ぶりの出演に「再演が決まって嬉しいという気持ちと、3年経った今の私にできるかな?という気持ち」とコメントし、「この作品ほど身体を張っている作品はない」と明かした。そのほか映像内では本作の魅力や再演に向けての意気込みを語っている。なお前田は8月8日に74歳の誕生日を迎え、「年齢を重ねることは未知との遭遇。身体が言うことを聞かなくなったりもします。」とも話しており、この3年間も再演を心待ちにしつつ、トレーニングを欠かさず続けていたという。ブロードウェイミュージカル『ピピン』は、8月30日から9月19日にかけて東京・東急シアターオーブ、9月23日から27日にかけて大阪・オリックス劇場で上演される。ブロードウェイミュージカル『ピピン』前田美波里 コメント映像<公演情報>ブロードウェイミュージカル『ピピン』ブロードウェイミュージカル『ピピン』メインビジュアル【東京公演】8月30日(火)~9月19日(月・祝) 東急シアターオーブ(全25公演)【大阪公演】9月23日(金・祝)~27日(火) オリックス劇場(全6公演)脚本:ロジャー・O・ハーソン作詞・作曲:スティーヴン・シュワルツ演出:ダイアン・パウルス振付:チェット・ウォーカー(in the style of Bob Fosse)サーカス・クリエーション:ジプシー・シュナイダー(Les 7 doigts de la main)【出演】森崎ウィン Crystal Kay 今井清隆 霧矢大夢 愛加あゆ 岡田亮輔中尾ミエ(Wキャスト) 前田美波里(Wキャスト) / 高畑遼大(Wキャスト) 生出真太郎(Wキャスト)加賀谷真聡、神谷直樹、坂元宏旬、茶谷健太、常住富大、石井亜早実、永石千尋、伯鞘麗名、妃白ゆあ、長谷川愛実、増井紬【スペシャルゲスト】ローマン・ハイルディン、ジョエル・ハーツフェルド、オライオン・グリフィス、モハメド・ブエスタエイミー・ナイチンゲールチケット購入リンク:お問い合わせ:キョードー東京TEL:0570-550-799(平日11:00-18:00 / 土日祝10:00-18:00)公式HP:
2022年08月09日トライアウト公演が行われる「シュレック・ザ・ミュージカル」のライブ配信が決定した。映画『シュレック』をもとに、2008年にブロードウェイにてミュージカル化され大好評を博した本作が、この夏、日本初上陸。子どもから大人まで夢中になる、魅力を凝縮した笑いっぱなしの90分間となっている。今回ライブ配信されるのは、8月15日(月)18時に上演されるプレビュー公演。アーカイブ配信は予定していないという。さらに、アフタートークショーの開催も決定。15日(月)、21日(日)、26日(金)にプレビュー公演後の感想や、秘蔵トークなどをテーマに繰り広げられる。「シュレック・ザ・ミュージカル」トライアウト公演配信・アフタートーク概要■ライブ配信【配信公演】8/15(月)18:00配信プラットフォーム:ZAIKO販売期間:8/10(水)AM10:00~8/15(月)PM8:00まで視聴チケット料金:3500円(税込)※アーカイブ配信(見逃し配信)は権利の都合上ございません■アフタートーク・8/15(月)18:00テーマ:演出・音楽監督と主演による見どころ/聴きどころ、プレビュー公演後の感想出演:spi、岸本功喜、小島良太(司会:吉田純也)・8/21(日)16:30テーマ:特殊衣装の裏話出演:岡村さやか、須藤香菜、新里宏太、岸本功喜、小島良太(司会:吉田純也)・8/26(金)13:00テーマ:メインキャストによる秘蔵トーク出演:spi、福田えり、泉見洋平(司会:吉田純也)アフタートークのみ参加できるアフタートークチケットも販売発売日:8/10(水)AM10:00~発売所:チケットぴあ料金:500円(税込)「シュレック・ザ・ミュージカル」トライアウト公演は8月15日(月)~28日(日)東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)にて上演。※15日はプレビュー公演(cinemacafe.net)
2022年08月08日長野博が主演を務めるブロードウェイ・ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』のメインビジュアルが公開された。エルヴィス・プレスリーの徴兵エピソードからヒントを得て制作された本作は、ブロードウェイでロングランヒットを記録し、1961年にミュージカル作品賞をはじめとするトニー賞を受賞。1963年には映画化、2009年にはブロードウェイ再上陸を果たすなど長らく愛されているコメディ・ミュージカルとなっている。物語は1960年代のアメリカが舞台で、若くして音楽会社を立ち上げた主人公・アルバートを演じる長野をはじめ、アルバートの恋人兼秘書のローズ役で元宝塚歌劇団トップスターの霧矢大夢、そして世界中の女性を虜にしているスーパーロックスター・バーディー役で、アーティストとしてライブのステージにも立つ松下優也が出演。そのほか寺西拓人、日髙麻鈴、内海啓貴、敷村珠夕、田中利花、樹里咲穂、今井清隆といったキャストが名を連ねている。また翻訳・訳詞は高橋亜子、演出・振付は、ダンサー・振付家として活躍するTETSUHARUが務める。ブロードウェイ・ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』は、10月から11月にかけて神奈川・大阪・東京で上演される。<公演情報>ブロードウェイ・ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』原作戯曲:マイケル・スチュワート音楽:チャールズ・ストラウス作詞:リー・アダムス翻訳・訳詞:高橋亜子演出・振付:TETSUHARU音楽監督:岩崎廉【出演】(50音順)長野 博 霧矢大夢 / 松下優也寺西拓人 / 日髙麻鈴 内海啓貴 敷村珠夕 / 田中利花 樹里咲穂 / 今井清隆大澤信児 加藤翔多郎 星川 光 東島 京 本田大河青山瑠里 石井千賀 七理ひなの 中村ひより 水野貴以 山木愛海 山本咲希【神奈川公演】日程:10月18日(火)~30日(日)会場:KAAT神奈川芸術劇場<ホール>チケット料金:S席12,500円 / A席:10,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売日:9月11日(日)お問い合わせ:公演事務局(平日10:00〜18:00)E-mail: information2@pia.co.jp(mailto:information2@pia.co.jp)【大阪公演】日程:11月5日(土)~7日(月)会場:森ノ宮ピロティホールチケット料金:S席12,500円 / A席:11,500円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売日:10月10日(月・祝)お問い合わせ:キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(11:00~18:00 ※日祝休業)【東京公演】日程:11月10日(木)会場:パルテノン多摩 大ホールチケット料金:S席12,500円 / A席:10,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売日:9月11日(日)お問い合わせ:公演事務局(平日10:00〜18:00)E-mail: information2@pia.co.jp(mailto:information2@pia.co.jp)関連リンクHP::
2022年08月05日米倉涼子主演のブロードウェイミュージカル『シカゴ』来日公演のスケジュールが発表された。本公演は、米倉のブロードウェイデビュー10周年と『シカゴ』25周年を記念して開催され、12月14日(水) から31日(土) まで東京国際フォーラム ホールCで上演される。チケットは最速先行が8月2日(火) から米倉涼子公式ファンクラブ「よねさんち」にて、主催者先行が8月13日(土) からスタートする。なお、ブロードウェイ公演の期間も発表され、11月7日(月) から20日(日) まで米ニューヨーク・アンバサダー劇場にて上演。米倉は『シカゴ』26周年の記念日(11月14日)もステージに上がる予定となっている。■米倉涼子 コメント本来であれば、 昨年25周年のブロードウェイ公演の舞台に立てる予定だったCHICAGO、 新型コロナウイルスの影響によって無くなってしまった夢の舞台に、 今年改めて挑戦できる機会を頂けたこと、 素直に嬉しく思います。ただ前回の出演から3年、 私の体力はすっかり落ち込んでしまいました。このまたとない念願の舞台に向けて今はプレッシャーと不安でしかありませんが、 ゼロからしっかりトレーニングに取り組んで、 カンパニーメンバー・スタッフと最高の時間を分かち合いたいと思います。ブロードウェイ公演の後は東京公演が待っています。みなさま、 劇場でお待ちしています。<公演情報>ブロードウェイミュージカル『シカゴ』2022年12月14日(水) ~31日(土) 東京国際フォーラム ホールC作詞:フレッド・エッブ作曲:ジョン・カンダー脚本:フレッド・エッブ / ボブ・フォッシー初演版演出・振付: ボブ・フォッシーオリジナルNYプロダクション演出:ウォルター・ボビーオリジナルNYプロダクション振付: アン・ラインキング出演:米倉涼子 / アメリカ・カンパニー■チケット料金(全席指定・税込)S席:15,000円A席:11,000円B席:9,000円問い合わせ:キョードー東京0570-550-799(平日11:00~18:00 / 土日祝10:00~18:00)※ブロードウェイ公演2022年11月7日(月)~20日(日) アンバサダー劇場(ブロードウェイ、 ニューヨーク)詳細はこちら:
2022年08月02日今年12月、米倉涼子ブロードウェイデビュー10周年と『シカゴ』25周年を記念して開催されるブロードウェイミュージカル『シカゴ』来日公演の公演スケジュールがクリスマス、大晦日を含む24公演に決定しました。チケットの最速先行は8月2日(火)から米倉涼子公式ファンクラブ「よねさんち」にて、8月13日(土)から主催者先行販売が開始します。そして本日8月1日、米倉涼子のお誕生日に嬉しい知らせが届きました。11月のブロードウェイ公演の出演期間が発表され、『シカゴ』26周年の記念日(11/14)もステージに上がる日程。日本人女優史上初となる4度目のブロードウェイ主演、そして自身のブロードウェイデビュー10周年を祝う記念すべき公演になること間違いありません。なお、新型コロナウイルスの影響で、本来『シカゴ』は今年26周年を迎えますが、昨年実施予定だった25周年記念の振替の意味もあり25周年のセレブレーションを引き続き行っています。進化し続ける米倉涼子のロキシーをぜひお見逃しなく!<チケット主催者先行 8/13(土)12:00〜スタート!>キョードー東京: 0570-550-799(平日11:00-18:00/土日祝10:00-18:00)TBSチケット: 米倉涼子からのコメント本来であれば、昨年25周年のブロードウェイ公演の舞台に立てる予定だったCHICAGO、新型コロナウィルスの影響によって無くなってしまった夢の舞台に、今年改めて挑戦できる機会を頂けたこと、素直に嬉しく思います。ただ前回の出演から3年、私の体力はすっかり落ち込んでしまいました。このまたとない念願の舞台に向けて今はプレッシャーと不安でしかありませんが、ゼロからしっかりトレーニングに取り組んで、カンパニーメンバー・スタッフと最高の時間を分かち合いたいと思います。ブロードウェイ公演の後は東京公演が待っています。みなさま、劇場でお待ちしています。<公演概要>ブロードウェイミュージカル『シカゴ』日程:2022年12月14日(水)〜31日(土)会場:東京国際フォーラムホールC(有楽町、東京)料金(全席指定・税込):S席 15,000円 A席11,000円 B席 9,000円出演: 米倉涼子、アメリカ・カンパニー【作詞】フレッド・エッブ【作曲】ジョン・カンダー【脚本】フレッド・エッブ & ボブ・フォッシー【初演版演出•振付】 ボブ・フォッシー【オリジナルNYプロダクション演出】ウォルター・ボビー【オリジナルNYプロダクション振付】 アン・ラインキング*ブロードウェイ公演2022年11月7日(月)~20日(日)会場:アンバサダー劇場(ブロードウェイ、ニューヨーク)詳細は→ ChicagoTheMusical.com.主催:TBS/キョードー東京後援:BS-TBS / J-WAVE企画制作:TBS/キョードー東京招聘:キョードー東京 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月01日ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』が2022年7月23日(土) から東京国際フォーラムホールCで開幕する。2017年から10代目ピーター・パンとして舞台に立ってきた吉柳咲良は、本公演で同役を卒業する。初日を前にした22日(金)、記者会見が行われ、吉柳のほか、フック船長/ダーリング氏役の小西遼生、演出の森新太郎が登壇し、思いを語った。――明日初日を迎えるにあたり、どのように感じていらっしゃいますか。吉柳咲良(以下、吉柳)1年目のときもここ東京国際フォーラムで公演をしたので、久々に戻ってきたな、懐かしいなという感じですが、別に今までと違うことはなくて。今はただ、もう必死に必死に頑張っているだけです。「今年で最後」という気持ちが日に日に強くなって、段々実感も湧いてきたので、改めて頑張ろうと気を引き締めました。森新太郎(以下、森)今、コロナがこんなことになってしまって、本当に明日幕が開くのか、神のみぞ知るそういう状況なんです。それに加えて昨今、暗いニュースであふれかえっています。だけど、そんなご時世だからこそ、この生きる喜びを歌いあげた『ピーター・パン』という作品を、我々は今こそ守りぬかくてはいけないと、スタッフ・キャスト一丸となって、作り上げてまいりました。私は2度目なんですけども、去年から引き続き出ている俳優たちが、今年さらに暑苦しいくらいパワーアップして戻ってまいりました。また、今年から参加してる俳優たちも、この作品に新たな活気をもたらしてくれています。このふたり(吉柳と小西)は言うまでもなく、昨年以上にエネルギッシュでお馬鹿な役をやっておりますので、楽しみにしていただけたらなと思いますね。特に吉柳は、今年がラストフライングということで、彼女自身気合がもう十分ですし、それにラストフライトングという何か寂しさを抱えた者にしか体験できないひらめきというものが今の彼女にあります。どうか多くの人に観てもらいたいなと思っております。私もワクワクしております。――昨年に続きまして2年目のフック船長。ここはぜひ注目してもらいたいポイントなどございましたら教えてください。小西遼生(以下、小西)結構変わりましたよね? 前回を思い返してみたら、細かくいろいろなところが変わっていて、前回観てくださった方は「こんなに違うんだ」というところをたくさん見つけることでができると思います。いろいろ僕らも挑戦しているんですけど、とにかくね、子どもたちの子どもでいることのエネルギーが、前回以上に大きく大きくなっていくと感じますね。これから先も心に留めておきたい存在――ラストフライングとなる吉柳さん。吉柳さんにとって『ピーター・パン』という作品はどういう作品ですか?吉柳私が一番最初にさせてらったお仕事が『ピーター・パン』だったので、ものすごく思い入れがあるし、もう来年違う人がこの場所に立って、こういう風に取材を受けたり、空を飛んでネバーランドの人たちと関わっていったりするんだなという思うと、すごく嫌な気持ち(笑)。結局、私はここがすごく好きなんだなと思います。ピーター・パンを嫌いになったこともあるし、本当にできているのか、届けられているか、いろいろな気持ちを抱えながらやってきて、今回で5回目。早かったなと思うし、今年で最後と言われると、全然卒業したくないな、まだまだ私飛べるのになと思う気持ちもあります。でも、今まで観にきた人にも、今年初めて観にきた人にも「本当にすごい良かった」と思ってもらえるように頑張ったつもりなので、そこをお見せてできたらいいなと思います。私は『ピーター・パン』に助けられた。唯一、ここが私が子どもでいることが許される場所だったので。いつもなら出さなかった部分をいっぱい出して、それを稽古場で笑ってくれる人たちがいたので。いい作品に関わると素敵な人たちに出会えるんだなと思いました。私の中ですごく大きいというか、これから先も心に留めておきたい存在が『ピーター・パン』かなと思います。――吉柳さんの成長を共演者として、演出家として、どう見ていらっしゃいますか?小西僕は去年、今年と見ていますけど、やっぱり1年でも大きく変化する。若いときからやっていて、まだ18歳だから。この1年でまたいろいろなことを経験して、成長して、戻ってきたピーター・パンです。咲良が「最後」というのを意識しているのか、していないのか分からないけど、稽古場での居方(いかた)とかもね、この現場では本当に「子どもだー!」という感じでいるんですよね(笑)。去年よりもっとさらけ出して、みんなとの距離をつめて、ピーター・パンとの境目が本当になくなっていって。そんな姿を見ているのが、嬉しいです。そういうゴールに向かっている咲良を見ることも嬉しいですし、そのピーター・パンと一緒に舞台に立てるという喜びも感じています。森「去年から、ここが出来ていないんだよ!」と怒りながら、本当にネバーエンディングで、いつまでもしつこく吉柳に指導をしていまして(笑)。多分大阪の大千穐楽まで僕は、1ミリでも吉柳の芝居をよくするために言い続けると思います。吉柳は伸びる要素しかありませんし、正直言うと、来年も(ピーター・パンを)やればいいんじゃないと思うんですけど。本当にもったいないなと思うんですけども、それはしょうがないこと。彼女にきらめきを見せてもらいたいなと思います。ひと言で言うと、結構寂しいです。東京公演は8月2日(火) まで。大阪公演は8月13日(土)・14日(日)、梅田芸術劇場メインホール。7月30日(土) 16時公演終了後は、ウェンディ役岡部麟と田野優花によるアフタートークも予定している。取材・文・撮影=五月女菜穂※7月25日(月)~8月2日(火)東京公演は中止となりました(7/25追記)ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』チケット情報
2022年07月23日ブロードウェイ・ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』が、10月から11月にかけて神奈川・大阪・東京で上演されることが決定した。エルヴィス・プレスリーの徴兵エピソードからヒントを得て制作された本作は、ブロードウェイでロングランヒットを記録し、1961年にミュージカル作品賞をはじめとするトニー賞を受賞。1963年には映画化、2009年にはブロードウェイ再上陸を果たすなど長らく愛されているミュージカルとなっている。物語は1960年代のアメリカが舞台にした物語が描かれる。音楽会社でマネジメントをしている主人公・アルバートを演じるのは、本作がミュージカル単独初主演となる長野博。アルバートの恋人兼秘書のローズは、元宝塚歌劇団トップスターの霧矢大夢、そして世界中の女性を虜にしているスーパーロックスター・バーディーは、アーティストとしてライブのステージにも立つ松下優也が演じる。そのほか寺西拓人、日髙麻鈴、内海啓貴、敷村珠夕、田中利花、樹里咲穂、今井清隆といった実力派キャストが名を連ねた。また翻訳・訳詞は高橋亜子、演出・振付は、ダンサー・振付家として活躍するTETSUHARUが務める。■長野博 コメントこの度、主人公アルバート・ピーターソン役を演じることになりました長野博です。役柄としては、優しくて、どこか優柔不断なところもある人物ですが、仕事やプライベートでまき起こる問題を、ポップな音楽とダンスにのせながら駆け抜けるようにお届けするコメディ・ミュージカルです。“60年代のアメリカ”という印象の、華やかで派手でわかりやすいギャグなどもふんだんに使われていてどこかばかばかしく、それでいて心が豊かになるようなところもありながら、とても面白い作品です。以前、ミュージカル『MASK』に出演した際に劇中で使用されていた「Put on a Happy Face」という歌が、一回聞いたら耳に残るとてもいい曲だなと、記憶に残っていました。この作品に使用されていた曲だと知って、あ!あの曲だ!と、とても嬉しくなりました。その曲をこうして歌えることになり、とても楽しみです。まだまだ、大変な状況下ではありますが、この作品を観てミュージカルは楽しい、心を豊かにしてくれるものだ、と改めて感じて頂けたらと思います。劇場に足をお運びいただけたら嬉しいです。<公演情報>ブロードウェイ・ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』ブロードウェイ・ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』ロゴ原作戯曲:マイケル・スチュワート音楽:チャールズ・ストラウス作詞:リー・アダムス翻訳・訳詞:高橋亜子演出・振付:TETSUHARU音楽監督:岩崎廉【出演】(50音順)長野 博 霧矢大夢 / 松下優也寺西拓人 / 日髙麻鈴 内海啓貴 敷村珠夕 / 田中利花 樹里咲穂 / 今井清隆大澤信児 加藤翔多郎 星川 光 東島 京 本田大河青山瑠里 石井千賀 七理ひなの 中村ひより 水野貴以 山木愛海 山本咲希【神奈川公演】日程:10月18日(火)~30日(日)会場:KAAT神奈川芸術劇場<ホール>チケット料金:S席12,500円 / A席:10,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売日:9月11日(日)お問い合わせ:公演事務局(平日10:00〜18:00)E-mail: information2@pia.co.jp(mailto:information2@pia.co.jp)【大阪公演】日程:11月5日(土)~7日(月)会場:森ノ宮ピロティホールチケット料金:S席12,500円 / A席:11,500円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売日:10月10日(月・祝)お問い合わせ:キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(11:00~18:00 ※日祝休業)【東京公演】日程:11月10日(木)会場:パルテノン多摩 大ホールチケット料金:S席12,500円 / A席:10,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可一般発売日:9月11日(日)お問い合わせ:公演事務局(平日10:00〜18:00)E-mail: information2@pia.co.jp(mailto:information2@pia.co.jp)関連リンクHP::
2022年07月22日20th Centuryの長野博が、ブロードウェイ・ミュージカル「バイ・バイ・バーディー」の主演を務めることが22日、明らかになった。同作はエルヴィス・プレスリーの徴兵エピソードからヒントを得て作られたミュージカル。音楽会社マネジメントのアルバートは、クライアントのスーパーロックスター・バーディーが、召集令状を受けたことから、入隊前最後の楽曲を売り出すべく、”バーディーのラストキスプレゼント“という目玉企画の実現に奔走する。1961年にミュージカル作品賞をはじめとするトニー賞を受賞するなど観客を沸かせ、その後、1963年には映画化、2009年にはブロードウェイ再上陸を果たすなど、長らく愛されている同作。今回は翻訳・訳詞高橋亜子が手がけ、演出・振付をTETSUHARUが務めるなど、スタイリッシュで躍動感あふれるステージングに彩られた、新たな『バイ・バイ・バーディー』となる。長野はミュージカル単独初主演で、音楽会社でマネジメントをしているアルバートを演じる。その恋人兼秘書のローズは、元宝塚歌劇団トップスターでミュージカルを中心に活躍している霧矢大夢が演じる。世界中の女性を虜にしているスーパーロックスター・バーディーに松下優也、キス企画に選ばれた少女・キムのステディであるヒューゴ・ピーボディに寺西拓人が決定。キム・マカフィーを日髙麻鈴、その弟であるランドルフ・マカフィ―を内海啓貴、近所の友達のアーシュラ・マークルを敷村珠夕、さらにアルバートの愛情深い母親 メイ・ピーターソンを田中利花、キムとランドルフの両親役としてドリス・マカフィ―を樹里咲穂、ハリー・マカフィ―を今井清隆が演じる。神奈川公演はKAAT 神奈川芸術劇場 ホールにて10月18日〜30日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて11月5日〜7日、東京ファイナル公演はパルテノン多摩大ホールにて11月10日。○長野博 コメントこの度、主人公アルバート・ピーターソン役を演じることになりました長野博です。役柄としては、優しくて、どこか優柔不断なところもある人物ですが、仕事やプライベートでまき起こる問題を、ポップな音楽とダンスにのせながら駆け抜けるようにお届けするコメディ・ミュージカルです。“60年代のアメリカ“という印象の、華やかで派手でわかりやすいギャグなどもふんだんに使われていてどこかばかばかしく、それでいて心が豊かになるようなところもありながら、とても面白い作品です。以前、ミュージカル『MASK』に出演した際に劇中で使用されていた「Put on a Happy Face」という歌が、一回聞いたら耳に残るとてもいい曲だなと、記憶に残っていました。この作品に使用されていた曲だと知って、あ! あの曲だ! と、とても嬉しくなりました。その曲をこうして歌えることになり、とても楽しみです。まだまだ、大変な状況下ではありますが、この作品を観てミュージカルは楽しい、心を豊かにしてくれるものだ、と改めて感じて頂けたらと思います。劇場に足をお運びいただけたら嬉しいです。
2022年07月22日世界的な一大ブームを巻き起こした「ハイスクール・ミュージカル」のドラマシリーズ「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」のシーズン3が、7月27日(水)より「Disney+(ディズニープラス)」にて独占配信開始。その予告編が解禁となった。本作は、オリジナル作品の「ハイスクール・ミュージカル」が撮影されたイースト高校を舞台に、演劇部のメンバーがあの「ハイスクール・ミュージカル」を新作ミュージカルとして企画したところから始まった本シリーズ。シーズン3となる今回の舞台はサマーキャンプ。この夏、「ワイルドキャッツ」が挑むのは、大ヒットディズニー映画『アナと雪の女王』。お馴染みのメンバーが、学校を飛び出して、カリフォルニアのキャンプ場で音楽やダンス、演技でさらなる高みを目指すために練習に励む。大自然の中で、門限もなく、心も体も開放された彼らは、とっておきの“忘れられない夏”を過ごすことに。実力派キャスト陣による、さらにパワーアップした圧巻のパフォーマンスも披露される。オリジナルの「ハイスクール・ミュージカル」をはじめ、『アナと雪の女王』や『キャンプ・ロック』などの楽曲パフォーマンスは必見!今回解禁となった予告編映像では、「ワイルドキャッツ」のメンバーが歌やダンス、そして全米でも大人気のカープール・カラオケを披露する、キュートでエネルギッシュな姿が映されている。友情や恋愛、新たな出会いなど、盛りだくさんの夏休みを過ごす様子はまさに青春そのもの。キャストには、シーズン1、2に引き続き、グラミー受賞シンガーでもあるオリヴィア・ロドリゴ(ニニ役)ほか、ジョシュア・バセット(リッキー役)、ソフィア・ワイリー(ジーナ役)、マット・コーネット(EJ役)などが続投。そして、今シーズンでは、キャンプのゲストコーチ役として、オリジナルの「ハイスクール・ミュージカル」でチャド役を演じていたコービン・ブルーが本人役で登場する。さらに、「ゾンビーズ」シリーズに出演し、一気にディズニーの次世代スターの仲間入りを果たしたメグ・ドネリーや、「モダン・ファミリー」ミッチェル役でもお馴染みで、トニー賞受賞歴もあるジェシー・タイラー・ファーガソン、アメリカのティーンに絶大な人気を誇るインフルエンサー兼ダンサーで歌手のジョジョ・シワ、「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」で主人公の兄役を演じていたジェイソン・アールズなど、豪華ゲストが続々登場する。また、ディズニープラスでは、オリジナル作品からキャストを一新し、現代の高校生たちが「ハイスクール・ミュージカル」の舞台を上演するまでの物語を描いたシーズン1と、春のミュージカル公演で披露する『美女と野獣』や最も優れた演劇部に贈られる“アラン・メンケン賞”を目指すまでの熱いドラマや成長していく登場人物たちの姿を描いたシーズン2も配信中。なお、シーズン3本編配信に先駆けて、ディズニー・チャンネル オリジナル・ムービー『キャンプ・ロック2 ファイナル・ジャム』の「It’s On」を本作キャストがカバーした先行トラックも配信中となっている。「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」シーズン3は7月27日(水)よりディズニープラスにて独占配信。(text:cinemacafe.net)
2022年07月20日日本テレビ『行列のできる相談所』で「ミュージカルSP」が放送されることが決定した。番組では東宝ミュージカルメンバーがゲストとして集結。帝劇7・8月公演『ミス・サイゴン』からは市村正親と昆夏美、帝劇6・7月公演『ガイズ&ドールズ』からは浦井健治、シアタークリエ10・11月公演『ファンタスティックス』からは斎藤司が参加する。MCの井上芳雄、10・11月の東急シアターオーブ『キンキー・ブーツ』に出演するソニンも含め、スタジオの過半数をミュージカル勢が占め、バラエティ番組とは思えないムードに包まれた。市村の『ミス・サイゴン』初演での伝説的なエピソードや、同じ『ミス・サイゴン』2008年公演に出演していたソニンを楽屋待ちしていた昆のエピソード、また『レ・ミゼラブル』の厳格なオーディションを見事に勝ち抜いた斎藤の秘話など、ミュージカルスターの苦労話・失敗談が繰り広げられる。またミュージカルを目指す若者たちへ井上がサプライズ激励をする場面や、井上が好きな3曲「ミス・サイゴン」「レ・ミゼラブル」「アラジン」のスペシャルメドレーも披露されるなど、全編がミュージカルの魅力で彩られた回となっている。番組は7月17日21時よりオンエアされる。■市村正親 コメント普通バラエティに出るとすごく緊張するんだけど、芳雄がMCということと、話がミュージカルということでどこをどう押されたってびくともしないね。(井上「いつも僕たちアウェイですもんね。今日は半ばホーム感がありました」)どこを押されても全然平気という感じでした。すごく楽しいものになったと思います!■昆夏美 コメントすごく楽しかったです。地上波でミュージカルやミュージカル俳優の「あるあるネタ」とかが取り上げられています。ミュージカルに特化した時間になっているので楽しみにしていてください!■浦井健治 コメント芳雄さんがMCで、これだけミュージカルのメンバーが集まりました。ミュージカルがどんどん広がっていくきっかけになれば幸せだと思いました!■斎藤司 コメント(ミュージカルスターとして)やっぱりバラエティは緊張しますね!(ボケ)今日は芳雄さんの皆さんへのムチャぶりというか、芳雄さんを褒めさせられて、有難かったし、楽しかったです!(「初共演なのにすみません!」と井上さん)■ソニン コメント『行列のできる相談所』でミュージカルのSPが出来るなんて・・・!芳雄くんがMCをやるという話で、ミュージカル界は沸きましたからね!(ミュージカルSPは)芳雄君のお陰だし、市村さんとミュージカルSPが出来るということも貴重な回だったんじゃないでしょうか。(スタジオで)歌ってもいますのでお楽しみに!■井上芳雄 コメント今回『ミュージカルSP』ということで知っている人がこんなに来てくれて、マジ嬉しかった!やりやすかったです(笑)ミュージカルをあまりご存じのない方もこれを見たら興味を持っていただけるのではないかと思います!<番組情報>日本テレビ『行列のできる相談所』7月17日(日) 21:00~21:54番組公式サイト:
2022年07月14日2019年版の未公開舞台映像を使用した「2分でわかるピピン」の映像も公開!8月30日より開幕するブロードウェイミュージカル『ピピン』の本稽古に先駆け、アクロバットに特化した稽古がスタートいたしました。1972年、鬼才ボブ・フォッシーによる演出と振付でブロードウェイにて誕生した本作は、2013年の新演出版ではシルク・ドゥ・ソレイユ出身のアーティストが手掛けた斬新なアクロバットパフォーマンスが加えられ、他に類を見ない新しいエンターテインメントとして蘇りました。2019年の日本版初公演では、城田優、Crystal Kay、そして前田美波里や中尾ミエが全身全霊で挑む空中技が大きな話題となりました。ブロードウェイ版オリジナルキャストの出演が決定!そして2022年、森崎ウィンを主演に迎える 新生『ピピン』に最強メンバー、オライオン・グリフィスの出演が決定いたしました。オライオンは『ピピン』ブロードウェイ公演(2013年)のオリジナルキャストであり、アクロバット/サーカス界のスタープレイヤー。サーカス一家に生まれ4歳からパフォーマンスを始めたオライオンは、世界中のサーカスフェスティバル、スポーツイベントへの出演やアメリカ・サンフランシスコでは自分のサーカスショーを制作。ミュージカル『ピピン』のサーカス・クリエーションを担ったジプシー・シュナイダーは、「オライオンのアクロバットは一見に値するほど素晴らしいので、『ピピン』という作品の中で日本の観客の皆さんに見ていただける機会を作れたことをすごく嬉しく思う」と話す。オライオン・グリフィス(Orion Griffiths)初演に出演した城田優やCrystal Kayが「なにもかもが本当に大変だった」と話すほどの『ピピン』。極上のパフォーマンスを皆様にお届けできるようカンパニー一同、一致団結して進みます。洗練された極上のエンターテインメントをぜひ劇場でご堪能ください!主演の森崎ウィン、Crystal Kayもアクロバットの稽古をスタート!未公開舞台映像も!2分でわかる『ピピン』映像公開!2019年舞台写真 ©︎GEKKO2019年舞台写真 ©︎GEKKOブロードウェイミュージカル『ピピン』【東京公演】2022年8月30日(火)~9月19日(月・祝)全25公演【会場】東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)【大阪公演】2022年9月23日(金・祝)〜9月27日(火)全6公演【会場】オリックス劇場【脚本】 ロジャー・O・ハーソン 【作詞・作曲 】スティーヴン・シュワルツ【演出】ダイアン・パウルス 【振付】チェット・ウォーカー (in the style of Bob Fosse)【サーカス・クリエーション】ジプシー・シュナイダー(Les 7 doigts de la main)【出演】森崎ウィンCrystal Kay(クリスタル ケイ)今井清隆霧矢大夢愛加あゆ岡田亮輔中尾ミエ(Wキャスト) 前田美波里(Wキャスト)高畑遼大(Wキャスト) 生出真太郎 (Wキャスト)加賀谷真聡、神谷直樹、坂元宏旬、茶谷健太、常住富大、石井亜早実、永石千尋、伯鞘麗名、妃白ゆあ、長谷川愛実、増井紬<スペシャルゲスト>ローマン・ハイルディン 、ジョエル・ハーツフェルド、オライオン・グリフィス、モハメド・ブエスタエイミー・ナイチンゲール※やむを得ない事情により、出演者が変更になる可能性がございます。*当初出演予定でしたデミトリアス・ビストレフスキーの来日はなくなりました。【公式HP】 【お問い合わせ】キョードー東京 0570-550-799(平日11:00-18:00/土日祝10:00-18:00)ミュージカル「ピピン」 <オフィシャルHP> : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月13日森崎ウィンが主演を務めるブロードウェイミュージカル『ピピン』にオライオン・グリフィスの出演が決定した。1972年に、鬼才ボブ・フォッシーによる演出と振付でブロードウェイにて誕生した本作。2013年の新演出版ではシルク・ドゥ・ソレイユ出身のアーティストが手がけた斬新なアクロバットパフォーマンスが加えられ、2019年の日本版初公演では、城田優やCrystal Kay、前田美波里、中尾ミエが全身全霊で挑む空中技が大きな話題となった。今回出演が決定したオライオンは、2013年に上演されたブロードウェイ公演のオリジナルキャストであり、アクロバット / サーカス界のスタープレイヤー。サーカス一家に生まれ4歳からパフォーマンスを始めたオライオンは、世界中のサーカスフェスティバルやスポーツイベントに出演し、アメリカ・サンフランシスコでは自身のサーカスショーを制作。ミュージカル『ピピン』のサーカス・クリエーションを担ったジプシー・シュナイダーは、「オライオンのアクロバットは一見に値するほど素晴らしいので、『ピピン』という作品の中で日本の観客の皆さんに見ていただける機会を作れたことをすごく嬉しく思う」と語っている。また、2019年版の未公開舞台映像を使用した「2分でわかるピピン」が公開された。なお本作は8月から9月にかけて東京と大阪で上演される予定だ。2分でわかるピピン<公演情報>ブロードウェイミュージカル『ピピン』【東京公演】8月30日(火)~9月19日(月・祝) 東急シアターオーブ(全25公演)【大阪公演】9月23日(金・祝)~27日(火) オリックス劇場(全6公演)脚本:ロジャー・O・ハーソン作詞・作曲:スティーヴン・シュワルツ演出:ダイアン・パウルス振付:チェット・ウォーカー(in the style of Bob Fosse)サーカス・クリエーション:ジプシー・シュナイダー(Les 7 doigts de la main)【出演】森崎ウィン Crystal Kay 今井清隆 霧矢大夢 愛加あゆ 岡田亮輔中尾ミエ(Wキャスト) 前田美波里(Wキャスト) / 高畑遼大(Wキャスト) 生出真太郎(Wキャスト)加賀谷真聡、神谷直樹、坂元宏旬、茶谷健太、常住富大、石井亜早実、永石千尋、伯鞘麗名、妃白ゆあ、長谷川愛実、増井紬【スペシャルゲスト】ローマン・ハイルディン、ジョエル・ハーツフェルド、オライオン・グリフィス、モハメド・ブエスタエイミー・ナイチンゲール※当初出演予定でしたデミトリアス・ビストレフスキーの来日はなくなりました。お問い合わせ:キョードー東京TEL:0570-550-799(平日11:00-18:00 / 土日祝10:00-18:00)公式HP:
2022年07月13日アイナ・ジ・エンドがアメリカの音楽史を塗り替えた伝説の女性ロック・スター、ジャニス・ジョプリン役でミュージカル初主演を果たすブロードウェイミュージカル「ジャニス」。この度、レスリー・キーが撮影した主要キャストのビジュアルが解禁となった。ジャニス・ジョプリンが“亡くなる1週間前の、一夜のコンサート”をコンセプトに、その音楽人生を舞台化した本作。ジャニス・ジョプリン役アイナ・ジ・エンド「BiSH」のメンバーとしても活躍するアイナ・ジ・エンドがジャニス役に挑み、“ジャニスに影響を与えたシンガー”のキャストとして、アレサ・フランクリン役にUA、ニーナ・シモン役に浦嶋りんこ、オデッタ&ベッシー・スミス役に藤原さくら、エタ・ジェイムス役に「緑黄色社会」のボーカルを担当している長屋晴子が出演。UAさん、藤原さん、長屋さんはミュージカル初出演となる。アレサ・フランクリン役UA初主演であり、さらには伝説的なロックシンガーを演じる意気込みについてアイナ・ジ・エンドさんは「ジャニスに“あなたのやることがあなたのすべて”みたいに言われてる気がするので、精一杯やりきりたいと思います」と語る。自身のアイドル的存在であるアレサ・フランクリンを演じることについてUAさんは、「なんだか信じられない気持ちです。でも、運命の不思議というのか、自分の中ですごく当然のことのようにも思える部分もあります。両方の気持ちが存在してる感じで、ちょっと不思議な感覚です」とコメント。ニーナ・シモンを演じる浦嶋さんは共演者とのパフォーマンスについて「このキャスティングでこういう作品を2022年に日本でやるっていうのは、最初で最後なんじゃないかなっていう気がしてます、実は」と、貴重な公演であることを強調した。ニーナ・シモン役浦嶋りんこベッシー・スミスとオデッタ2役を務める藤原さんは「ずっとその当時の音楽を聴いて育ってきたので、すごく幸運な機会だなぁというか、出演させていただけるのがすごくうれしかったです」とオファー時の心境を語る。デッタ/ベッシー・スミス役藤原さくら初ミュージカルでの出演にてエタ・ジェイムス役を務める長屋さんは「挑戦だなって思っています。これから起こることや経験することがすべて自分にとってプラスになってくれる気がしています。きっとこれからのバンドにも影響していくような気がしますし、新しい自分の扉を開く感じで、楽しみです」と新たなジャンルへ飛び込む期待を語っている。エタ・ジェイムス役長屋晴子ブロードウェイミュージカル「ジャニス」は8月23日(火)、8月25日(木)、8月26日(金)OPEN18時~/START19時~(各日共通)、東京国際フォーラム ホールAにて上演。(text:cinemacafe.net)
2022年07月12日8月23日・25日・26日に東京・東京国際フォーラム ホールAで上演されるブロードウェイミュージカル『ジャニス』より、レスリー・キーが撮影した主要キャストのビジュアルが公開された。“亡くなる1週間前の、一夜のコンサート”をコンセプトに、伝説の女性ロック・スター、ジャニス・ジョプリンの音楽人生を舞台化した本作。唯一無二の歌声でアメリカの音楽史を塗り替えた伝説の女性ロック・スター、ジャニス・ジョプリン役には、ミュージカル初主演となり、BiSHのメンバーとしても活躍するアイナ・ジ・エンドが挑む。そのほか“ジャニスに影響を与えたシンガー”のキャストとして、アレサ・フランクリン役にUA、ニーナ・シモン役に浦嶋りんこ、オデッタ&ベッシー・スミス役に藤原さくら、エタ・ジェイムス役に緑黄色社会のボーカル・長屋晴子が出演。UA、藤原さくら、長屋晴子はミュージカル初出演となる。総合プロデューサーは亀田誠治が務め、バンドメンバーのベースとしても出演する。初主演、さらには伝説的なロックシンガーを演じる意気込みについて、アイナ・ジ・エンドは「ジャニスに“あなたのやることがあなたのすべて”みたいに言われてる気がするので、精一杯やりきりたいと思います。」と語り、自身のアイドル的存在であるアレサ・フランクリンを演じることについてUAは「なんだか信じられない気持ちです。でも、運命の不思議というのか、自分の中ですごく当然のことのようにも思える部分もあります。両方の気持ちが存在してる感じで、ちょっと不思議な感覚です。」とコメント。ニーナ・シモンを演じる浦嶋りんこは共演者とのパフォーマンスについて「このキャスティングでこういう作品を2022年に日本でやるっていうのは、最初で最後なんじゃないかなっていう気がしてます、実は。」と貴重な公演であることを強調した。ベッシー・スミスとオデッタの2役を務める藤原さくらは「ずっとその当時の音楽を聴いて育ってきたので、すごく幸運な機会だなぁというか、出演させていただけるのがすごくうれしかったです。」とオファー時の心境をコメント。初のミュージカル出演でエタ・ジェイムスを演じる長屋晴子は「挑戦だなって思っています。これから起こることや経験することがすべて自分にとってプラスになってくれる気がしています。きっとこれからのバンドにも影響していくような気がしますし、新しい自分の扉を開く感じで、楽しみです。」と新たなジャンルへ飛び込む期待を語った。チケットは本日7月12日より一般発売がスタートしている。ミュージカル『ジャニス』主要キャストインタビュー■アイナ・ジ・エンド インタビュー(抜粋)ーージャニス・ジョプリンのイメージは如何でしょう?27歳で亡くなったという割に名言がすごく多くて、 自分もはっとするような言葉が多いです。生き方がかっこいいなーみたいなのを、めちゃくちゃ思います。「あなたはあなたの妥協したものになる」って、よくわからないけどいろんな意味に捉えられるじゃないですか。“自分を安売りするな”っていう意味にも聞こえるし、“あなたはあなたがしたことがすべてだから、すべてをあなたの思うようにしなさい”みたいな意味にも聞こえる。だから、まだジャニスの言葉の本心はわかってないんですけど、私は“自分を安売りするな”って受け取っています。ーージャニスとの共通点はありますか?知れば知るほどあるんですが、さみしがりやだったのかなって思っています。ドキュメンタリーとか、友達と電車で移動してツアー回っている映画を見たりすると、すごく楽しそうですけど、どっか空っぽな目をしていて……。その時間があるからこそ、歌で発散する、だからあのソウルフルな歌が歌えているのかなって思ったりして。そこはちょっと似ているのかなって。人に言葉で伝えるのでなく、そのエネルギーを歌に持っていくみたいなところはちょっと共通点なのかなって思ったりしていますね。生きがいが歌、みたいな。ーー今回の共演者とパフォーマンスする意気込みは?自分一人で夜にジャニスのことを考えていると、ぼんやりしてきちゃうんですよね。ぼんやりして体だけが熱くなっていっちゃって。不思議な感覚になっちゃうんですよね、今。たぶんそれって、自分で気づいていないだけで、もしかしたら、これをプレッシャーっていうのかなとか、思ったりしてて。でもその時にぱっと思いつくのがそのキャストの方々で。“大丈夫だ、UAさんがいる”とか。“大丈夫だ、晴ちゃんがいる”とか。なんかこう自分1人で踏ん張らなくても、すばらしいキャストの方々がいるから、気負わずみなさんで作り上げていこうって自分に言い聞かせてて。きっとジャニスってそんなに気負った性格してなさそうな気もするんで。楽しみにしておこうと思っています。ジャニスに“あなたのやることがあなたのすべて”みたいに言われてる気がするので、精一杯やりきりたいと思います。■UA インタビュー(抜粋)ーー今回「ジャニス」のオファーがきた時の感想を教えていただけますか?アレサは私のルーツと呼んでまったくおかしくない存在で、“アレサ”というワード自体にはすごく親近感があったんです。ただそれを自分が演じるっていうことは、ちょっとショック状態というか、「え?ほんとに?」って耳を疑うような感じでした。アレサもジャニスも、自分にとってはルーツの女性ですが、あくまで伝説上の存在でした。アレサは飛行機が嫌いなので日本に来なかったし、アメリカで見る機会もなかったので、生身の彼女を見たことがなくて……。ほとんどレジェンドみたいな形で存在する方なんで、ちょっとまぁ、衝撃でした。でも自分の記憶の中でなんだか運命のように思えてくる節もあって。なんともひと言で言いにくい感覚だったんですけれども。ーーUAさんとアレサ・フランクリンの出会いと、その衝撃について振り返って教えてもらえますか?学生時代を京都で過ごしたんですけれども、その当時のボーイフレンドがレコードのコレクターで、おうちに1000枚くらいあるようなところに住んでいたんです。で、お誕生日だったかな。もらったレコードが『アレサズ・ゴールド』という、とってもすてきなジャケットのアレサのベスト盤でした。で、私はそれをずーっとレコードプレイヤーで聴いていて、歌詞カードもなかったので、耳で聞き取った音をカタカナで書いて、歌ってたんですよ。それが10代の後半、学生時代の話です。ーーアレサ役を演じることについてアレサを演じるってことはまったく……想像どころか思いつくことがまるでなかったですね。だから、なんだか信じられない気持ちです。でも、運命の不思議というのか、自分の中ですごく当然のことのようにも思える部分もあります。両方の気持ちが存在してる感じで、ちょっと不思議な感覚です。ーー今回出演する意気込みを聞かせてください。今日改めて衣装とヘアメイクでアレサをオマージュしましたが、今の私のことも皆さん本当によく見つめてくださいました。ずっとお話もきいてくださって、ぎりぎりまで粘って、良くなるようにって撮らせていただきました。ああ、本当に始まるんだなあっていうか、ちょっと武者ぶるいっていうか、そんな感じです。いよいよ近づいてくるので、自分もそのことを念頭に置いて、日々の暮らしからしっかりと過ごしたいと思います。ここからあっという間にくると思うので、できる限りのイメージを持って日々取り組めたらいいなと思います。■浦嶋りんこ インタビュー(抜粋)ーーニーナ・シモンを演じる実感みたいなものがより高まった感じですか?高まりました、とっても。数年前に公開されたNetflixのニーナ・シモンのドキュメンタリーフィルムをちょうど見たところなんです。歌っているニーナだけではなくて、彼女の生い立ちとか、そういったものも含めて細かく見ることができました。ちょっと想像していたニーナ像と違ってきましたね。彼女の人としての苦悩だったりとか、歌わざるをえない感情だったりとか、そういうことがフィルムで見られたことがとてもよかったです。よりハードルは上がったんですけれども。ーー今回「ジャニス」の話が来たときの感想を教えていただけますか?なんて贅沢なステージなんだろう、と思いました。すごいキャスティングをしているっていうのも伝わってきていましたしね。オムニバスみたいなコンサートではなくて、舞台としてやるんだっていうのを聞いて、“すごいことをしようとしているのね”って思いました(笑)。アメリカだったらそれこそジャニスの浸透度も高いでしょうし、ブロードウェイで公演をずっと打てるくらい客層も幅広いと思うんですよね。何度も劇場に足を運ぶ人も多いでしょうし。それを日本で舞台化することのハードルってたぶんアメリカとは違うものがありますよね。それを思った時に、“なるほど、だからこそこのキャスティングなのか”って思いました。ーー今回のキャスティングについて?いやあ、新鮮です。ミュージカルって、本数たくさん打つのがミュージカルだとすると、これはもう規格外のお話じゃないですか。だって、本数打てないキャストでやってるわけですから。だから私は今回限りだと思い込んでいるんですよ。このキャスティングでこういう作品を2022年に日本でやるっていうのは、最初で最後なんじゃないかなっていう気がしてます、実は。ーー今回の出演する意気込みを聞かせてください。感慨深いですね。ジャンル的に言うと、たぶん自分はヒップホップとかソウルが好きなシンガーとして生きてきたつもりでいるんです。それがロックのジャニスとどうコラボするんだろうって思ってたんです。こんな形だったらあり得るんだって今回気づかせてもらいましたね。何十年も歌ってきましたが、ジャニスの曲をカバーすれば、ジャニスを歌ったみたいな気持ちになれるってことではないんです。だから今回こんな形で「ジャニス」という舞台を作り上げ外に見せていく、そのエネルギーのひとかたまりに自分がなれるんだと思ったらとってもうれしいです。■藤原さくら インタビュー(抜粋)ーー今回「ジャニス」のお話が来た時の感想を教えてください。舞台には1度出演させていただいたことがあるんですけど、それはミュージカルではなかったんです。ミュージカルってどんな感じなんだろう、出演してみたいなと思っていたところに来たお話が今回の「ジャニス」でした。自分もすごく音楽が大好きで、ずっとその当時の音楽を聴いて育ってきたので、すごく幸運な機会だなあというか、出演させていただけるのがすごくうれしかったです。ーー出演に向けて今の気持ちを教えてください。やはりこれをやるのかって思うと緊張しますね。実在するアーティストをまねする、アーティストがアーティストの役を演じるってなると、すごく難しいじゃないですか。自分の個性もあったりとか自分の歌もあったりする中で。ブロードウェイ版はその辺がうまく融合されていて感動しました。私もベッシー・スミスとオデッタと藤原さくらをうまく融合させられるといいなと思っています。ーーどんな方に見てもらいたいですか?私はすごくルーツミュージックが好きで、いろんな音楽を聴いてきたんです。昔はCDとかいっぱい買ってたんですけど、今はサブスクだったりで音楽を手軽に聴けるようになりました。サブスクにはいい面もあると思います。ジャニスやベッシー・スミスやオデッタを知った人が、すぐに聴けますからね。今回この舞台を見て、あんなすてきな音楽があるんだって知ってもらえる機会になるんじゃないかなって思ってます。私と同い年の子とかでも、私が聴いてるフォークとか知らない子が多いんです。ジャニス・ジョプリンも、私の同世代だったら知らない子は知らなかったりとか。50~60年代の音楽は聴かなくなってるのかなって。今の音楽の根底のものだと思うので、自分が好きだからみんなにも知ってもらいたいなと思っています。ーー今回出演する意気込みを聞かせてくださいジャニス・ジョプリンという、熱い気持ちを持って音楽を楽しんでいた女性がいます。この作品では、ジャニスと周りにいた人たちとの相関図が描かれます。ジャニスが憧れていた人だったり、ジャニスと一緒にライブをした人だったり、音楽を通じてジャニスと繋がったそういう仲間たちをたくさん見られる舞台になっていると思います。私も心を込めて2役演じます。がんばります!■長屋晴子(緑黄色社会)インタビュー(抜粋)ーー今回のオファーが来た時の感想を教えてください。ミュージカルとか舞台は、もともと見るのは好きで興味はあったんですけど、自分は普段バンドをしているので別の世界だと思っていたんですよ。興味はあるけど、それを言葉にするのも申し訳ないくらい違う世界なんじゃないかなって。そんな感じのところにお話をいただいたので、うれしい反面、自分につとまるのかなっていう不安がすごくありましたね。悩んだんですけど、うちのメンバーとかスタッフがすごく後押ししてくれたので、それもあって頑張ろうと思えました。ーー今回の共演者とのエピソードがあったら教えてください。主演のアイナちゃんは結構何度か顔を合わせていたんですよ。イベントとか番組とかで同じ日になることが多くて。あいさつをする程度だったんですが、実はこのお話が決まってから共演する機会があったんです。その時に、よろしくねっていう感じで深くお話をさせてもらいました。もともとテレビで見ていたりして、なんとなくこういう子なんだろうなっていうのは思っていたんですけど、それ以上に愛嬌がある感じでした。アイナちゃんからすごい話かけてきてくれたんですけれども、それがとてもうれしかったです。今はこの舞台の話をしてて、なんか今度一緒に作品見ようよとか、勉強会しようよとか、そういう話をしています。藤原さくらちゃんは、うちのメンバーがすごく仲よくて、その話をメンバーづてに聞いたりしていました。音楽のイベントで同じ日になって、お話ししたことはありますが、深いお話まではまだできてなかったんです。同世代なので今回の共演はすごくうれしいです。そもそもバンドをやっていると、女性ボーカルが数的に少なくてあまり共演する機会がなかったりするんです。でも今回はすばらしい女性ボーカルの方が1度に集まりますよね。刺激的でしかないなと思っています。いろんなものを吸収して自分の中に取り込んでいきたいなと思います。ーーどんな方に見てもらいたいですか?ブロードウェイ版を見て、どんな人が見てもきっと楽しめる作品だと思ったんです。私のようなミュージシャンや音楽好きな人、音楽をやってる人からすればもちろん勉強になることも多いし、刺激を受ける作品です。でも、全然音楽の知識がない人でも楽しめるシーンがすごくたくさんあるんですよ。なので、むしろ私は、まだジャニスや音楽の歴史を知らない人に見てほしいかもしれないですね、発見がすごくあるんじゃないかと思うんです。すばらしいアーティストがたくさん出てくるので、それを知るきっかけにもなるし、そうじゃなくても単純にすごく楽しめる作品だと思います。音楽って時代によって変わるじゃないですか。今回出てくるのはR&Bとかブルースとか、今の音楽を聴いてる人からしたら、もしかしたらちょっと耳馴染みのないような音楽かもしれない。でも逆に古いものが新しいものと思えると思うんですよね。その感覚をぜひ味わってほしいなと思います。ーー今回出演する意気込みを聞かせてください。挑戦だなって思っています。これから起こることとか経験することがすべて自分にとってプラスになってくれる気がしていています。きっとこれからのバンドにも影響していくような気がしますし、新しい自分の扉を開く感じで、楽しみです。<公演情報>ブロードウェイミュージカル『ジャニス』8月23日(火)・25日(木)・26日(金) 東京・東京国際フォーラム ホールAOPEN18:00 / START19:00【出演】ジャニス・ジョプリン:アイナ・ジ・エンドアレサ・フランクリン:UAニーナ・シモン / ブルース・シンガー / ジョプリナーズ:浦嶋りんこオデッタ/ベッシー・スミス:藤原さくらエタ・ジェイムス:長屋晴子(緑黄色社会)ブルース・ウーマン / ジョプリナーズ / ザ・シャンテルズ:MARUジョプリナーズ / ザ・シャンテルズ:多和田えみジョプリナーズ / ザ・シャンテルズ:菅谷真理恵バンド:亀田誠治(Ba)、河村"カースケ"智康(Ds)、小倉博和(Gt)、名越由貴夫(Gt)、斎藤有太(Key)、山本拓夫(Sax)、西村浩二(Tp)、半田信英(Tb)【STAFF】総合プロデューサー:亀田誠治演出:藤倉梓訳詞:森雪之丞翻訳:丸山京子振付:菅谷真理恵歌唱指導:森大輔ビジュアル撮影:レスリー・キー脚本 / オリジナル演出:ランディ・ジョンソンオリジナル振付:パトリシア・ウィルコックス【チケット料金】※全席税込価格SS席:16,000 円(前方席保証)S席:11,000円U-25席:5,000円チケット購入リンク:お問い合わせ:DISK GARAGETEL:050-5533-0888(平日12:00~15:00)公式サイト:
2022年07月12日それは、舞台に引かれた、1本の白いラインそれは、メインキャストとコーラスの境界線・・・ブロードウェイでの成功を夢見る名もなきダンサーたちの光と影を真正面から描いた名作「コーラスライン」。トニー賞で9部門を制覇しハリウッドでミュージカル映画化もされた歴史的な作品。なぜ「コーラスライン」は、こんなにも人々を感動させるのか?そんな疑問にお答えするように、特別番組の放送が決定しました!8月の来日公演、ブロードウェイミュージカル「コーラスライン」のスペシャルサポーターに就任した、泉ピン子とウエンツ瑛士が、感動の秘密に迫ります。今回が自身、初めての来日公演のサポーターとなる泉ピン子。長きに渡り忙しいテレビの仕事の最中、欠かすことがなかったのが海外でのミュージカル観劇。ウエストエンドやブロードウェイで、あらゆる作品を観てきた彼女ならではの視点で「コーラスライン」を解説します。人間の心理を洞察してきた女優の言葉は必聴!的確な言葉で情報を伝えるウエンツは、英国での演技留学の経験で確実に俳優としての幅を広げている唯一無二の存在。そんな、世代も視点も異なる二人が、来日公演に心ときめかせています。舞台のダイジェスト映像や、厳しいオーディションを勝ち抜いてきた魅力あふれる新キャストの紹介もあり、初めて「コーラスライン」を観る方と同じ目線で解説していく特別番組。Bunkamuraオーチャードホールでの観劇前におさえておきたい感動ポイント、あなたが劇場で観るべき理由が、きっとわかります。お見逃しなく!<特別番組放送・BS-TBS>あなたの人生にこの名作を!ブロードウェイミュージカル「コーラスライン」7月3日(日) 11:00~11:30BS-TBS(全国)<来日公演情報>ブロードウェイミュージカル「コーラスライン」※生演奏/英語上演/日本語字幕あり日程:2022年8月11日(木・祝)~28日(日)会場:Bunkamuraオーチャードホール(東京・渋谷)お問い合わせ:Bunkamura 03-3477-9999(10:00~17:00)公演公式ホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月01日世界中で愛され、日本では42年目となるブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』がこの夏も上演される。演出は、昨年に引き続き森新太郎。同じく潤色・訳詞もフジノサツコが引き続き手掛ける。ピーター・パンは、これが5度目となる吉柳咲良が演じ、フック船長/ダーリング氏役は昨年から2度目の出演となる小西遼生が務める本作。そこに新キャストとして参加する、ウェンディ役・岡部麟(AKB48)に話を聞いた。登場人物の中で最も「成長」が見られるのがウェンディ――ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』に出演が決まって、どのように感じられましたか?「ピーター・パン」は、ディズニー作品などで触れる機会も多いので、たくさんの子供が通る物語だと思いますし、私自身もそうです。なのでその「ピーター・パン」の、みんなに愛されるウェンディちゃんというキャラクターを自分が演じられる、ということがすごく嬉しかったです。このブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』は歴史ある作品ですが、自分があの世界に入り、ピーターと一緒にネバーランドを体験できるんだと思うと、ワクワクがすごくて、不思議とプレッシャーというより、楽しみな気持ちが大きかったです。――いつもはプレッシャーを感じるタイプですか?はい。普段はもうちょっとプレッシャーを感じて「○○しなきゃ」とか「できるかな?」とか、そんな不安のほうが勝っちゃいます。だけどこれはピーター・パンの魔法なのかな(笑)。そういう不安が、実は全くないんです。歌稽古が始まっていますが、そこでもいつも夢を見ているような、後ろ向きの気持ちになる瞬間が全くない。不思議だし、『ピーター・パン』ってすごい!という気持ちになっています。――このブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』のことは、どんな作品だと思われていますか?舞台は映像でしか拝見したことがないのですが、台本を読んでみると、なんにも難しいことを考えず、ただ目の前で起きていることを素直に楽しめる作品だと感じました。考察もしなくていいし、子供の気持ちに戻ってスッと世界に入って楽しめると思います。――ご自身の役にはどんな印象がありますか?ウェンディちゃんに対してはきっと、「私もウェンディちゃんになりたいな」というような憧れを抱く子もいると思うし、「こんなお姉ちゃんがいたらいいな」と思う子もいると思うし、ちょっと恋心を抱く子もいると思います。そういう、みんなに「いいな」と思ってもらえる子だという印象です。――演じるうえで大事になりそうな部分は?この作品にはたくさんの登場人物がいますが、その中で最も「成長」が見られるのがウェンディちゃんなんじゃないかと思うんです。だからそういう部分はお芝居でしっかりと見せたいです。最後には、大人になった姿も出てきますが、「◎年後」とナレーションが入るわけではないので、私のお芝居で「あ、ウェンディが大人になっている」と感じさせなければいけない。そこで、流れた時も感じられるようにしなければと思います。そういう「成長の過程」をどう見せられるかは大切だと思っています。――たしかにウェンディの変化って大きいですよね。はい。そしてそこには切なさもあると思っていて。ネバーランドに行って、いろんな経験をして、ウェンディちゃんは大人になる。だけどピーターは変わらない。いつしかウェンディちゃんは本当に「お母さん」になって、その子供はまたピーターに連れられてネバーランドに行く。そこにある切なさもしっかり演じきらないと、この作品の面白さも伝えられないと思っているので、がんばります!台詞に音色が乗っている歌稽古での手応え――ちなみに岡部さんのSNSでは「空を飛べるのが楽しみ」と書かれていましたが。(笑)。そうです、すっごく楽しみです!フライング、初めてなんですよ。だから今回で「もう無理!」となるか、「もっとやりたい!」となるかが決まります(笑)。でも身体を動かすのが好きだし、自信もありますので、大丈夫だと思います!――ミュージカルに出演する、ということについてはどう思われていますか?私はこれまで一度だけミュージカルを経験しているのですが、当然そのときと今回でも全然違っています。『ピーター・パン』の歌稽古をしていて感じるのは、台詞に音色が乗っていると言いますか……「歌」と「台詞」に分かれず、混じり合ったものを届けるようなイメージです。だから「歌に入った」じゃなくて、「気付いたら音色がついていた」というふうに、自然とストーリーが流れていくんだと思いました。楽曲が本当に素敵ですよね。普段もよく聴いています。――演出を手掛ける森新太郎さんとはなにかお話しされましたか?いえ、まだご挨拶をさせていただいた程度です。お稽古が厳しいという噂も聞くのですが、たくさんの俳優さんが「森さんとご一緒したい」とおっしゃっているのを見て、そんな森さんに演出をつけていただけることがすごく楽しみだなという気持ちです。――ピーター・パン役の吉柳咲良さんとも初共演ですよね。そうです。まだお会いしていないのですが、これから取材でご一緒する機会があるので楽しみです。今回は私、咲良ちゃん以外のみなさんとも初めましてなんです。これまでの出演作にはいつも共演者にAKB48のメンバーがいたので、イチから人間関係をつくっていくことも私にとっては初めてに等しい。でもこの作品なら自然と仲良くなれるのかなと思っています。AKB48のメンバーにも嫉妬してもらいたい――この作品のパワーが、プレッシャーを消してくれたり、仲良くなれると信じさせてくれるというのがとても素敵ですね私自身、こんなに“夢”がテーマになった作品に携わるのが初めてなんですよ。だからより楽しみが大きくなっているのだと思います。それに、出演するにあたって「自分がこの作品でどう成長したいか」より、「観た方がいい気持ちになって帰ってくれたらいいな」と思う。そんなふうに思ったのは初めてかもしれなくて。――そうなんですか!はい。これまでは「演技で評価されたらいいな」とかそういう自分勝手な目標がありました。でもこの作品で初めて「観た人がこうなってほしい」という気持ちになれました。歌稽古しか始まっていない段階でこんなふうに思わせてもらっているので、既に感謝しています。――すごい作品ですね。だからこそ、これまでの『ピーター・パン』を観てくださった方には「いままでで一番よかった」と思ってもらえるくらい、いいものにしたいです。それはひとつの目標として自分の中にあります。それともしAKB48のメンバーが観てくれたら「麟ちゃん、いいな。こんな舞台に立てて」と嫉妬してもらいたいです(笑)。メンバーも今までで一番「観に行きたい!」と言ってくれていますし。――楽しみですね。私はこの1年でいくつもの舞台に立たせていただいて、お芝居が好きになりました。今回の『ピーター・パン』への出演はきっと、突然抜擢されたわけではなく、そんないろいろな作品への出演が繋がって、繋がって、決まったものだと思っています。巡り合わせのいまだと思うので、自分の中では既に大事な作品です。この思い入れ………まだ歌稽古の段階なんですけどね(笑)。取材・文:中川實穗撮影:藤田亜弓ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★岡部麟さんのサイン入りチェキを抽選で2名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<公演情報>青山メインランドファンタジースペシャルブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』2022年7月23日(土) ~2022年8月2日(火) 東京国際フォーラム ホールCチケット情報はコチラ
2022年06月23日ブロードウェイミュージカル『ミーンガールズ(MEAN GIRLS)』が2023年1月30日(月)から2月12日(日)まで東京建物ブリリアホールにて上演され、その後、福岡、大阪公演が実施される。主演は生田絵梨花、演出・上演台本・訳詞は小林香が務める。東京公演のチケット一般発売日は2022年11月26日(土)。アメリカンガールズコメディ『ミーンガールズ』日本初上陸2004年にアメリカで製作された映画『ミーンガールズ』。女の子のリアルな学園生活やファッショナブルな世界観が大きな反響を呼んだ、ハイスクールコメディ映画の金字塔ともいえる作品だ。2018年には、ミュージカル『ミーンガールズ』として舞台化され、ブロードウェイにて開幕。映画の脚本も務めたティナ・フェイによる<現代のSNS文化>と<映画のアイコニックなシーン>を織り交ぜた脚本と、ティナ・フェイの夫 ジェフ・リッチモンドによる音楽、『 キューティーブロンド 』で有名な ニール・ベンジャミンによる作詞、そしてキャストの大半が20代という若く 勢いのあるカンパニーとして注目され、同年のトニー賞では作品賞、主演女優賞、脚本賞など、最多の12部門でノミネートされた。また、ウエストエンドでの公演や、ミュージカル版での再映画化も予定されている。そんな人気ミュージカル『ミーンガールズ』が、遂に日本に初上陸を果たす。『ミーンガールズ』ストーリー『ミーンガールズ』の主人公は、アフリカの大自然に囲まれて生まれ育った女の子・ケイディ。これまで自宅学習を行っており学校に通ったことがなかったが、16歳になってアメリカに引っ越し、初めて学校に通うことになる。最初は馴染めずに浮いているケイディだったが、ひょんなことからスクールカーストトップの女の子たちと過ごすことに。個性豊かな女の子たちが繰り広げるバトルにに巻き込まれながらも、大切なことは何かを学んでいく。登場人物■ケイディ・ヘロン(生田絵梨花)…アフリカで生まれ育った主人公。動物学者の両親を持つ。最初は学校生活に馴染めずにいたが、ひょんなことから校内アイドル3人組「プラスティックス(Plastics)」のボス、レジーナに仲間にいれてあげてもいいと言われる。彼女たちと一緒に行動する中で、キラキラした笑顔の裏に隠された “弱肉強食な女の子の世界”に触れながら、成長していく。■レジーナ・ジョージ(石田ニコル)…「プラスティックス(Plastics)」のボスで学園の女王様。■ジャニス(田村芽実)…ロック好きの女の子。浮いているケイディに、ダミアンと一緒に最初に話し掛ける。後に、“仲間になったふりをして、レジーナの弱みを握ってきてほしい”とケイディにお願いする。■ダミアン(内藤大希)…ゲイボーイ。ジャニスと共に、校内の派閥についてケイディに教える。また、その中で、特に気を付けるべきは「プラスティックス」であると告げる。■グレッチェン(松原凜子)…「プラスティックス」の1人で学園の情報通。■カレン・スミス(松田るか)…「プラスティックス」の1人で学園随一の天然なおとぼけ。■アーロン(小野塚勇人)…ケイディと数学の授業で一緒のイケメン。ケイディが一目惚れする相手。■ケヴィン(中谷優心)…数学クラブに所属している数学オタク。■デュバル校長(黒須洋嗣)…ノースショア高校の校長。■ノーバリー先生/ミセス・ジョージ(壮一帆)生田絵梨花が単独主演主演は、『レ・ミゼラブル』や『モーツァルト!』、『ロミオ&ジュリエット』、『四月は君の嘘』など、数々のミュージカルに出演してきた生田絵梨花。歌唱力と演技力の高さから第44回菊田一夫演劇賞の演劇賞を受賞した生田が、ティーンエイジャーたちのバトルに巻き込まれ、自身もその空気に染まってゆく主人公・ケイディを演じる。演出・上演台本・訳詞は小林香また、演出・上演台本・訳詞は、『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』やオフ・ブロードウェイミュージカル『The Last 5 Years』、2022年9月上演予定の『モダン・ミリー』など、数々の海外ミュージカルを手掛ける小林香が担当。ガールズパワー溢れる今作をどのようにして日本版舞台として昇華するのか、期待が高まる。作品詳細ブロードウェイミュージカル『ミーンガールズ』演出・上演台本・訳詞:小林香脚本:ティナ・フェイ音楽:ジェフ・リッチモンド作詞:ニール・ベンジャミン出演:生田絵梨花、田村芽実、石田ニコル、内藤大希、松原凜子、松田るか、小野塚勇人(劇団EXILE)、中谷優心、 黒須洋嗣、壮一帆、伊藤かの子、工藤彩、黒田陸、篠本りの、シュート・チェン、鈴木満梨奈、鈴木里菜、中嶋紗希、増山航平、松村桜李、村上貴亮、山﨑感音■東京公演上演期間:2023年1月30日(月)~2月12日(日)会場:東京建物ブリリアホール住所:東京都豊島区東池袋1-19-1チケット料金:S席 13,500円、A席 9,500円、B席 5,000円(全席指定)※未就学児の入場不可。車イスでの来場予定者は、予め購入席番をチケットスペース(TEL:03-3234-9999)まで要連絡。チケット一般発売日:2022年11月26日(土)10:00~チケット取り扱い:チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、チケットスペース、としまチケットセンターチケットに関する問い合わせ先:チケットスペースTEL:03-3234-9999(平日 10:00~12:00/13:00~15:00)※電話対応時間は変更になる可能性がある。■福岡公演上演期間:2023年2月17日(金)~2月19日(日)会場:キャナルシティ劇場住所:福岡県福岡市博多区住吉1-2-1■大阪公演上演期間:2023年2月23日(木・祝)~2月27日(月)会場:森ノ宮ピロティホール住所:大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1-17-5
2022年06月09日音楽、才能、愛、裏切り、そして夢――。今、新たなオリジナルミュージカルが誕生しようとしている。都内スタジオで行われたミュージカル『スワンキング』の通し稽古。初日まで約2週間となったこの日、稽古場を見学する機会を得た。キャスト、スタッフともに全員不織布マスクを着用しての稽古だったが、そんな状況を軽々と飛び越えるカンパニーの熱量と劇世界の広がりに、胸の高まりが収まらない時間となった。舞台は19世紀のバイエルン王国。“狂王”とも呼ばれたルートヴィヒ二世と“天才”作曲家・ワーグナーとの関係を軸に、激動の時代を生きた人々の物語が紡がれる。白鳥王ことルートヴィヒ二世を演じる橋本良亮。立ち姿の美しさと全身からにじみ出る気品、その凛々しい佇まいで場をけん引する姿が頼もしい。音楽を愛し、芸術で諸国を平和に導こうとするも国民には理解されず、次第に孤独に苛まれる姿が胸に迫った。天才的な音楽家・ワーグナー役の別所哲也。天賦の才を宿す芸術家でありながら、プライベートでは欠落の多い人物を人間臭く、チャーミングに演じる。クセの強さと輝く才能とを手品のように切り替え見せるさまは流石のひとこと。この2人を取り巻くキャラクターも非常に魅力的だ。偉大な作曲家・リストの娘で夫を持つ身でありながら、ワーグナーのもとへ走って彼を支え、次第にプロデュースすらしていくコージマ(梅田彩佳)、敬愛するワーグナーに妻を奪われ苦悩する指揮者のビューロー(渡辺大輔)、その優しさゆえに心がむしばまれていくルートヴィヒ二世の弟・オットー(今江大地)、宰相として冷静な視点を持ち国王を支えるルッツ(牧田哲也)。さらに『スワンキング』にはミュージカルラバーに馴染み深い人物も登場する。その筆頭が夢咲ねね演じるエリザベート(シシィ)だ。じつはシシィ、史実でもルートヴィヒ二世にとっては姉のような存在で、この作品では特に冒頭とラストで重要な役割を果たす。シシィの妹・ソフィや母・ルドヴィカも作中に存在するので、ミュージカル『エリザベート』と同時代の物語という視点でも楽しめそうである。日本のオリジナルミュージカルのアキレス腱が音楽ともいわれるが、本作『スワンキング』においてそのロジックは通用しない。これまでおもに三谷幸喜と組み『ショーガール』や『日本の歴史』といった作品を成功させてきた荻野清子の楽曲は壮大かつ繊細で、一瞬のうちに私たちを19世紀のバイエルンへと連れ去ってくれる。歌詞は脚本と演出を手掛けるG2が担っており、非常に自然で面映ゆさを感じさせない。この日の稽古場ではピアノ演奏のみだったオリジナル楽曲が生のオーケストラで奏でられ、手練れの俳優たちが歌うさまを想像するだけで心が劇場へと飛んで行くようだ。通し稽古を取材して、本作のテーマのひとつが“夢”だと感じた。ワーグナーは荘厳なオペラを自身が願った劇場で上演する“夢”を叶えるが、彼の1番の理解者、信奉者と自負するルートヴィヒ二世の“夢”は潰える。芸術を愛し、音楽の力を信じたスワンキングの“夢”が白い衣とともに湖の奥へと消える姿はとても美しく、そしてせつない。彼は最後にどんな“夢”を見たのだろう。『スワンキング』は史実を基に脚本や楽曲が書き下ろされた完全オリジナルミュージカルだ。日本のオリジナルミュージカルに先入観がある人や、どこか気恥ずかしさを感じる人にこそ、この作品の世界観を体感してほしい。初演の客席にいたことを、後できっと自慢できるはずだから。美しき白鳥王と不完全な天才が織りなす物語の幕がもうじき上がる。新たなオリジナルミュージカルの扉が開くその時が楽しみでならない。取材・文=上村由紀子(演劇ライター)
2022年06月08日ブロードウェイミュージカル『ピピン』が2022年8月30日(火)から東急シアターオーブで開幕する。もともとミュージカル『シカゴ』や映画版『キャバレー』で知られる鬼才ボブ・フォッシーによる演出と振付で1972年に初演された本作は、2013年に新演出版がブロードウェイで上演され、同年のトニー賞でミュージカル部門・最優秀リバイバル作品賞を含む4部門を受賞。日本では2019年に城田優主演で新演出版が上演されているが、今回は主演のピピン役に森崎ウィン、キャサリン役に愛加あゆを迎えての上演となる。19年に引き続き、ピピン の祖母・バーサ役を演じる前田美波里に話を聞いた(※中尾ミエとのWキャスト)。「(再演を)待ちに待っていました」と語る前田。前回の公演をご覧になった方は鮮明に覚えていらっしゃる方も多いだろう。前田は作品の中で、空中ブランコのアクロバットに挑戦したり、美脚を大胆に露出したりと、観客にとにかく強烈なインパクトと感動を与える役を熱演。「見せ場はたった1つ。『No Time At All』という曲だけ。でもそれがこの作品のテーマの中でどれだけ大切か。良い仕事をさせていただけて、本当に幸せです」と振り返る。前田は1948年8月生まれ、現在73歳。「人間、年齢が来ると身体が言うことを聞かなくなったりしますが、なるべくそうならないように自分を鍛えて鍛えて、きょうまでやってきました」とプロの意地を見せるが、実際、前回は初めてのアクロバット経験で、稽古はなかなかに苦労した様子。「最後の3、4回ぐらいですけど、ようやく本番中のパフォーマンスで、相手に自然と身体を委ねることができたんです。すごく気持ちよかった。今回の公演では開幕からそういう風になれるように努力したいです。年齢も年齢だから怖いけれど、頑張ります」と意気込む。コロナ禍で公演中止も経験。「舞台がないと、何のために生きているか分からない。それぐらい舞台が好きなんだと再認識しました。舞台というまな板の上に立って、演出家にお料理されて、それをおいしそうにお客様が食べてくださる、観てくださる。それが何より幸せですね」。幼少の頃から励んでいたクラシックバレエや、ひょんなことで数年間習っていたという日舞、出演していたレビューといった経験が、回り回って今の俳優人生に活きていると感じている。「人間って、結局、損することはないの。この作品のテーマでもありますが、人生、待っていても仕方がないんです。こんな落ち込む時代だからこそ、明るくなれる『ピピン』を観て、ぜひピピンのように自分の人生を切り開いていってほしいですね」と話していた。今回はどんな驚きと感動を見せてくれるのか。心待ちにしていたい。公演は9月19日(月)まで。取材・文:五月女菜穂ヘア&メイク/矢野トシコ〈SASHU〉スタイリング/松田綾子〈オフィス・ドゥーエ〉赤ワンピース/DUEdeux ピアス、リング/ともにウノアエレ(ウノアエレ ジャパン)
2022年06月06日6月1日、ブロードウェイを目指す宮本亞門演出の新作ミュージカル『カラテ・キッド』が、アメリカ中西部セントルイス郊外のカークウッド・パフォーミング・アーツ・センターで開幕した。日本では『ベスト・キッド』(1984)のタイトルでヒットした映画『カラテ・キッド』は、か弱い少年ダニエルが、沖縄出身の空手の達人ミヤギに出逢い、その技と精神を学んでゆく成長物語。2018年からは登場人物の34年後を描く続編ドラマ・シリーズ『コブラ会』がYouTubeやNetflixで放映され話題となっており、人気が再燃している。構想から十年余というこの初の舞台ミュージカル化には、映画版と同じロバート・マーク・ケーメンによる脚本、ヒップホップ系の注目株ケオネ&マリ・マドリッドの振付といった他ジャンルからの才能と、昨年『ムーラン・ルージュ!』でトニー賞を受賞した舞台美術のデレク・マクレーンら、ブロードウェイ常連のトップ・クリエイティブ・スタッフが集結。演出の宮本亞門とプロデューサーの吉井久美子コンビが、『太平洋序曲』(2004)以来のブロードウェイ入りを念頭に創り上げ、トライアウト(試演)に漕ぎ着けた。宮本亞門会場のカークウッド・パフォーミング・アーツ・センター内のロス・ファミリー劇場で5月25日にプレビュー公演が始まり、一週間を経て正式オープンとなったこの晩には、地元の観客に加え、ニューヨークからも多くの業界関係者がつめかけた。会場となったセントルイス郊外のカークウッド・パフォーミング・アーツ・センター©Ingrid Borecki舞台中央の黒松の盆栽に、スポットライトが当たっている。障子を思わせるスクリーンと桟で仕切られた背景の中央に、その美しい枝振りのシルエットが映り、中から化身のような5人のダンサーが登場すると、たちまちスピリチュアルな空気が舞台を満たした。一転して、塞ぎ気味なダニエル少年と息子に手を焼く母ルシールの会話で、映画版でなじみのある世界が始まり、やがてコブラを描いたアイコンとともに黒い道着の猛者たちが勢揃いするコブラ会道場が現れると、客席からは怒濤の大歓声。空手の型を取り入れた力強くもクールな演武的ダンスシーンではしばらく拍手が鳴り止まず、文字通りショーストッパーとなった。こうした印象的なダンスシーンの数々と可動パネルを駆使したハイスピードの場面転換では、アンサンブルキャストが大活躍。新鋭ドリュー・ガスパリーニの親しみやすくツボを心得た楽曲も、多大な貢献を果たしていた。The Company of THE KARATE KID – The Musical, 2022 by Danny Zofness of DTK Studios.The Company of THE KARATE KID – The Musical, 2022 by Danny Zofness of DTK Studios.大いに盛り上がった初日を終えた宮本は、「今日は開演前に、クリエイティブスタッフで集まり、今後どこを直していくかをしっかり話し合ったんです。これからさまざまな意見が耳に入ってくることになるけど、いちいち迷って流されないようにするために。時間が足りないなかで開幕したので、まだ整理されていない部分もあるんですが、今夜はブロードウェイの劇場主など、トライアウト公演を見馴れているお客さんが多く、彼らはそんな過程の状態であることを承知のうえで、判断していたようです。その結果として『これならいける』という反応の拍手をもらえた気がするので、みんなちょっと自信をつけることができたと思います」と、確かな手応えを感じた様子。昨秋のワークショップに続き、今回のトライアウト公演でも高評価を得たミュージカル『カラテ・キッド』。目標のブロードウェイ公演が、いよいよ射程距離に入ってきた。次なる課題は、「いつブロードウェイ入りできるか」。吉井プロデューサーは、2023年春以降を目論みながら準備を進めている。朗報を待とう。取材・文・=伊達なつめミュージカル『カラテ・キッド』のコブラ会クリース役アラン・H・グリーン(左)と初日を観劇に訪れた映画版および『コブラ会』の同役マーティン・コーヴミュージカル『カラテ・キッド』PLAYBILL(プレイビル)<公演情報>ミュージカル『カラテ・キッド』(The Karate Kid - The Musical)ミュージカル『カラテ・キッド』ロゴ脚本:ロバート・マーク・ケーメン(Robert Mark Kamen)作詞・作曲:ドリュー・ガスパリーニ(Drew Gasparini)演出:宮本亞門(Amon Miyamoto)振付:ケオネ&マリ・マドリッド(Keone & Mari Madrid)セットデザイン:デレク・マクレーン(Derek McLane)衣裳デザイン:前田文子(Ayako Maeda)照明デザイン:ブラッドリー・キング(Bradley King)音響デザイン:原田海(Kai Harada)オーケストレーション:ジョン・クランシー(John Clancy)音楽監督:アンドリュー・レスニック(Andrew Resnick)アソシエイト・プロデューサー兼演出家付きドラマターグ:松堂今日太製作:木下直哉(木下グループ代表取締役社長兼グループCEO)/ 吉井久美子(ゴージャス・エンターテイメント)/ マイケル・ウォーク(Michael Wolk / Wolk Transfer)■セントルイス公演(トライアウト)2022年5月25日(水) ~6月26日(日)会場:カークウッド・パフォーミング・アーツ・センター ロス・ファミリー劇場
2022年06月06日2023年1月より東京建物Brillia Hallにてブロードウェイミュージカル『MEAN GIRLS』が上演されることが決定した。主演を生田絵梨花が務める。本作の原作は、2004年にアメリカで制作された映画『MEAN GIRLS』。アフリカで生まれ育った主人公ケイディが16歳で初めて、学校に通いスクールカーストトップの女の子たちと過ごす中で、キラキラした笑顔の裏に隠された弱肉強食な女の子の世界に触れ、大切なことは何か学んでいくリアルな女の子のハイスクールコメディだ。2018年にミュージカル化され、ブロードウェイで開幕した本作はキャストの大半が20代という、若く、パワフルで勢いのあるカンパニーとして注目を集めた。同年のトニー賞では作品賞、主演女優賞、脚本賞など、最多の12部門でノミネートされ、大きな話題となった。映画の脚本を手がけたコメディアンのティナ・フェイが本作の脚本も手がけ、映画のアイコニックなシーンを残しながら、現代のSNS文化なども取り入れ、懐かしさと新鮮さを巧みに織り交ぜた構成となっている。音楽はフェイの夫、ジェフ・リッチモンドが作曲、『キューティーブロンド』のニール・ベンジャミンが作詞を務めた。このたび、本作の初となる英語圏以外のインターナショナル・プロダクションとして、日本版が2023年1月より東京建物Brillia Hallにて上演されることが決定。演出は、『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』やオフ・ブロードウェイミュージカル『The Last 5 Years』、今年9月上演予定の『モダン・ミリー』など数々の海外ミュージカルを手掛ける小林香が務める。主人公ケイディ・ヘロンには『レ・ミゼラブル』『モーツァルト!』『ロミオ&ジュリエット』など数々の作品に出演し、歌唱力と演技力の高さから第44回菊田一夫演劇賞の演劇賞を受賞するなど、確かな実力を持つ生田絵梨花が抜擢された。生田はこの作品が、2018年にトニー賞にノミネートされたことに触れ、「授賞式の番組中継のナビゲーターをさせていただいていた私は「いつか『ミーンガールズ』やりたい!」と発言していました。まさか叶う日が来るとは…。4年前の自分に報告してあげたいです。」と喜び溢れるコメントを寄せた。<コメント全文>演出・上演台本・訳詞 小林香アフリカ育ちの女の子がアメリカのスクールカーストを闊歩する…生田絵梨花さんの広い間口をさらに広げて振り幅の大きなユニークなキャラクターを作って頂こうと今からとっても楽しみにしています。生田さんがもともと持っている太陽のような生命力で、愛しくもアクの強い面々に囲まれて青春を生き抜いていただきたい。原作では、リンジー・ローハン、レイチェル・マクアダムス、アマンダ・サイフリッド、未来の大スターたちが溢れんばかりのエネルギーを輝かせ、ブロードウェイ版は笑いとパワーに満ちていました。私たちも抱腹絶倒のノリとカッコ良さで日本版『ミーンガールズ』をお届けいたします。皆様、劇場でお待ちしております…So Fetch!!主演ケイディ・ヘロン役 生田絵梨花2018年のトニー賞でノミネートされたこの作品。当時、授賞式の番組中継のナビゲーターをさせていただいていた私は「いつか『ミーンガールズ』やりたい!」と発言していました。まさか叶う日が来るとは…。4年前の自分に報告してあげたいです。実際ブロードウェイに観に行き、これまで自分が関わってきた作品とはまた違うポップさやキュートさに心がときめきました。日本版『ミーンガールズ』、皆さまとどのように作っていけるのか、今から楽しみです!【公演情報】ブロードウェイミュージカル『MEAN GIRLS』演出・上演台本・訳詞:小林香出演:生田絵梨花ほか脚本:ティナ・フェイ音楽:ジェフ・リッチモンド作詞:ニール・ベンジャミン企画・製作:アミューズ主催:アミューズ / フジテレビジョン【東京公演】2023年1月、2月@東京建物Brillia Hall※地方公演あり
2022年06月04日女優の生田絵梨花が、ブロードウェイミュージカル『MEAN GIRLS』の主演を務めることが4日、明らかになった。同作は2004年にアメリカで制作された同名映画のミュージカル化作。アフリカで生まれ育った主人公・ケイディ(生田)が、16歳で初めて学校に通いスクールカーストトップの女の子たちと過ごす中で、キラキラした笑顔の裏に隠された弱肉強食な女の子の世界に触れ、大切なことは何か学んでいく。リンジー・ローハン主演、レイチェル・マクアダムスやアマンダ・サイフリッドも共演する映画版はリアルな女の子の学園生活がティーンに刺さり、大ヒットを記録した。映画の脚本を手がけたコメディアンのティナ・フェイが本作の脚本も手がけ、映画のアイコニックなシーンを残しながら、現代のSNS文化なども取り入れ、懐かしさと新鮮さが織り交ざった作品となっている。音楽はティナ・フェイの夫、ジェフ・リッチモンドが作曲し、『キューティーブロンド」のニール・ベンジャミンが作詞を務めた。2018年にブロードウェイで開幕すると、キャストの大半が20代という若くパワフルで勢いのあるカンパニーとして注目され、同年のトニー賞では作品賞、主演女優賞、脚本賞など、最多の12部門でノミネートされた。ウエストエンドでの公演も決定し、ミュージカル版での再映画化も予定されている本作の、初となる英語圏以外のインターナショナル・プロダクションとして日本版初演が上演される。今回演出を務めるのは、『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』やオフ・ブロードウェイミュージカル『TheLast5Years』、今年9月上演予定の『モダン・ミリー』など数々の海外ミュージカルを手掛ける小林香。主人公ケイディ・ヘロンには『レ・ミゼラブル』『モーツァルト!』『ロミオ&ジュリエット』など数々の作品に出演し、第44回菊田一夫演劇賞の演劇賞を受賞するなど、確かな実力を持つ生田絵梨花が抜擢された。東京公演は東京建物 Brillia Hallにて2023年1月、2月上演。地方公演も予定している。○演出・上演台本・訳詞小林香 コメントアフリカ育ちの女の子がアメリカのスクールカーストを闊歩する...生田絵梨花さんの広い間口をさらに広げて振り幅の大きなユニークなキャラクターを作って頂こうと今からとっても楽しみにしています。生田さんがもともと持っている太陽のような生命力で、愛しくもアクの強い面々に囲まれて青春を生き抜いていただきたい。原作では、リンジー・ローハン、レイチェル・マクアダムス、アマンダ・サイフリッド、未来の大スターたちが溢れんばかりのエネルギーを輝かせ、ブロードウェイ版は笑いとパワーに満ちていました。私たちも抱腹絶倒のノリとカッコ良さで日本版『ミーンガールズ』をお届けいたします。皆様、劇場でお待ちしております...SoFetch!!○生田絵梨花 コメント2018年のトニー賞でノミネートされたこの作品。当時、授賞式の番組中継のナビゲーターをさせていただいていた私は「いつか『ミーンガールズ』やりたい!」と発言していました。まさか叶う日が来るとは...。4年前の自分に報告してあげたいです。実際ブロードウェイに観に行き、これまで自分が関わってきた作品とはまた違うポップさやキュートさに心がときめきました。日本版『ミーンガールズ』、皆さまとどのように作っていけるのか、今から楽しみです!
2022年06月04日伝説の女性ロック・スター、ジャニス・ジョプリンを描くブロードウェイミュージカル「ジャニス」が、日本人キャストにより初上演されることが決定。「BiSH」メンバーのアイナ・ジ・エンドがジャニス・ジョプリン役でミュージカル初主演する。1967年に音楽シーンに登場し、唯一無二の歌声でアメリカの音楽史を塗り替えたロックンロールの女王ジャニス・ジョプリン。生涯孤独と闘い27歳で急逝、50年以上経ついまもなお、後進のアーティストたちにインスピレーションを与え、若いファンを増やし続けている。レスリーキー撮影アイナ・ジ・エンドPhotographed by Leslie Kee本作では、“亡くなる1週間前の、一夜のコンサート”をコンセプトにジャニスの半生を舞台化。ジャニスが自らの物語を語り、それに紐付く数々の名曲を熱唱していくだけでなく、彼女に大きな影響を与えたアレサ・フランクリン、エタ・ジェイムス、オデッタ、ニーナ・シモン、ベッシー・スミスらが演者として登場し、共に圧巻のステージを披露する。ジャニスの魂を称える音楽の旅でありながら、同時にルーツとなるシンガーたちを祝福するトリビュートとなっており、アメリカ音楽史やアメリカ現代史の一端を肌で感じることができる。UAそんな本作で、“楽器を持たないパンクバンド”として知られる「BiSH」のアイナ・ジ・エンドが本人初のミュージカル作品に出演、初主演でジャニス・ジョプリン役に大抜擢。そしてアレサ・フランクリン役にUA、ニーナ・シモン役に浦嶋りんこ、オデッタ&ベッシー・スミス役に藤原さくら、「緑黄色社会」のボーカル・長屋晴子がエタ・ジェイムス役にて出演。藤原さくらUAさん、藤原さん、長屋さんはアイナ・ジ・エンド同様にミュージカル初出演。総合プロデューサーには、亀田誠治を迎え最強の布陣が揃った。長屋晴子(緑黄色社会)オリジナルのブロードウェイ版は2013年から2014年、ニューヨークのライシーアム・シアターで上演され、その後の北米ツアーも長きにわたって好評を博した。ジャニスが表舞台で活動した期間はわずか4年、一度も来日は果たしていないが、日本人豪華キャストが全編日本語で紡ぎ出す“ジャニス・ジョプリンとの一夜”となる。総合プロデューサーの亀田さん推薦のもと、ミュージカル初主演となったアイナ・ジ・エンドは「言葉にするのが難しいくらいうれしい」と語り、ミュージカルは「小さい時の夢なので、うれしい、やってみたいって思いました」とコメント。亀田誠治ジャニスに対しては、「名言がすごく多くて、自分もはっとするような言葉が多い」と言う。「『あなたはあなたの妥協したものになる』って、よくわからないけどいろんな意味に捉えられるじゃないですか。“自分を安売りするな”っていう意味にも聞こえるし、“あなたはあなたがしたことがすべてだから、すべてをあなたの思うようにしなさい”みたいな意味にも聞こえる。だから、まだジャニスの言葉の本心はわかってないんですけど、私は“自分を安売りするな”って受け取っています」と語る。また、豪華な共演陣についても思いがある様子。「自分一人で夜にジャニスのことを考えていると、ぼんやりしてきちゃうんですよね。ぼんやりして体だけが熱くなっていっちゃって。不思議な感覚になっちゃう」と言い、「もしかしたら、これをプレッシャーっていうのかなとか、思ったりしてて。でもその時にぱっと思いつくのがそのキャストの方々で。“大丈夫だ、UAさんがいる”とか。“大丈夫だ、晴ちゃん(長屋さん)がいる”とか。なんかこう自分1人で踏ん張らなくても、すばらしいキャストの方々がいるから、気負わずみなさんで作り上げていこうって自分に言い聞かせてて」と信頼を寄せる。「ジャニスに“あなたのやることがあなたのすべて”みたいに言われてる気がするので、精一杯やりきりたいと思います」と意気込みを語っている。ブロードウェイミュージカル「ジャニス」は8月23日(火)、8月25日(木)、8月26日(金)OPEN18時~/START19時~(各日共通)、東京国際フォーラム ホールAにて上演。(text:cinemacafe.net)
2022年05月26日10月1日(土)から東急シアターオーブにて上演されるブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』より、チャーリー役・小池徹平、ローラ役・城田優のビジュアルが公開された。また、東京公演、大阪公演の詳細も明らかとなった。本作は、経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子・チャーリーがドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程が描かれた同名イギリス映画(2005年公開)をミュージカル化したもの。シンディ・ローパーのパワフルで最高に魅力的な書き下ろしの楽曲の数々が大きな話題を集め、この夏にオフブロードウェイでの上演も決定している、今なお人気を集める大ヒット作品だ。2013年には、トニー賞で最多となる13部門にノミネートされ、作品賞、主演男優賞、オリジナル楽曲賞、振付賞、編曲賞、衣裳デザイン賞の6部門を受賞した。日本では、2016年に初演、2019年に再演され、チケットは全公演即日完売。連日の大盛況で、日本中を熱狂の渦へと巻き込んだ。そして2022年秋、いよいよ待望の2度目の再演となる。経営不振に陥る靴工場の跡取り息子・チャーリー役に小池徹平、ドラァグクイーンのローラ役には新たに城田優を迎え、初演、再演に引き続き靴工場で働く従業員のローレン役をソニン、チャーリーのフィアンセのニコラ役を玉置成実、靴工場の現場主任・ドン役を勝矢、工場長ジョージ役をひのあらたが演じる。3年ぶりに主人公チャーリーに変身した小池徹平と、ドラァグクイーン・ローラへ変身した城田優のツーショット、そしてメインキャストが勢揃いしたハッピーでパワフルなビジュアルが公開。さらに東京公演が東急シアターオーブにて、2022年10月1日(土)~11月3日(木・祝)まで、大阪公演がオリックス劇場にて、2022年11月10日(木)~11月20日(日)まで上演されることが決定した。圧巻の歌唱力とダンス、そして、大きな愛で観客の世界を輝かせ、気分を引き上げてくれる『キンキーブーツ』が、再び日本を幸せと感動の渦に巻き込んでいくことだろう。【公演情報】ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』東京公演:2022年10月1日(土)~11月3日(木・祝) 東急シアターオーブ大阪公演:2022年11月10日(木)~11月20日(日) オリックス劇場脚本:ハーヴェイ・ファイアスタイン音楽・作詞:シンディ・ローパー演出・振付:ジェリー・ミッチェル日本版演出協力 / 上演台本:岸谷五朗訳詞:森 雪之丞出演:小池徹平、城田優、ソニン、玉置成実、勝矢、ひのあらた他オフィシャルサイト: チケット情報東京公演<チケット一般発売日>2022年9月3日(土)AM10:00~<チケット料金>S席 14,000円 / A席 12,000円/B席 8,000円(全席指定・税込、プレビュー公演&本公演ともに同金額)<チケット取扱い>◆チケットぴあ (パソコン・スマホ)セブンイレブン店舗(P コード:512-508)大阪公演<チケット一般発売日>2022年10月1日(土)AM10:00~<チケット料金>S席 14,000円 / A席 12,000円 / B席10,000円 / C席 8,000円 / D席6,000円(全席指定・税込)<チケット取扱い>◆チケットぴあ (パソコン・スマホ)セブンイレブン店舗(P コード:512-963)
2022年05月24日