ペルーのドキュメンタリー史上最大ヒットとなった『革命する大地』より予告編が解禁された。本作はベラスコ将軍(後に大統領)率いるいわゆる軍部革命政権によって公布された農地改革法(1969年)の失われた記憶と影響を、インタビュー、アーカイブ映像、数多くのペルー映画の映像を用いて再構築し、ペルーで起こった革命の是非をふり返るドキュメンタリー。この度解禁された予告編では、スペイン植民地時代からの半封建主義的なペルーの社会構造、そしてペルーの歴史を変えた激動の“革命”とその影響、さらには民衆の熱狂を映し出す。現代ペルーの知識人や政治家、文化人へのインタビュー、アーカイブ映像、映画などの数々の映像から、革命の歴史が紐解かれていく様子が切り取られている。『革命する大地』は4月27日(土)より新宿K’s cinemaほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:革命する大地 2024年4月27日より新宿K’s cinemaほか全国順次公開©2019 Autocinema
2024年03月27日ペルーのドキュメンタリー史上最大のヒットを記録したゴンサロ・ベナべンテ・セコ監督の『革命する大地』が4月27日(土)より公開されることが決定。ポスタービジュアルが解禁された。本作はベラスコ将軍(後に大統領)率いるいわゆる軍部革命政権によって公布された農地改革法(1969年)の失われた記憶と影響を、インタビュー、アーカイブ映像、数多くのペルー映画の映像を用いて再構築し、ペルーで起こった革命の是非をふり返るドキュメンタリー。1969年にベラスコ大統領率いるいわゆる軍部革命政権によって公布された農地改革法は、それまでのペルーの土地と市民権をめぐる闘争に大きな変革をもたらした。ベラスコ大統領は先住民を半奴隷状態から解放した英雄と見る人と、彼が解体した地主寡頭制に不満を持ち独裁者と見る人とで、ペルー国内を二分する存在である。ペルー革命前夜として、スペインからの独立を宣言してもなお続くスペイン植民地時代からの半封建主義的なペルーの社会構造が、アーカイブ映像と多数のインタビューや引用作品によって丁寧に語られていく。ペルーの国民的作家あるマリア・ホセ・アルゲダスや農民リーダーらが当時をふり返り告白。そして舞台は徐々に運命の1968年へと加速する。ペルー革命からベラスコ政権の瓦解まで、社会の変化を映画は鮮明に映し取った。ペルー革命から約50年、いまも政治的混迷が続くペルー。この先、ペルーはどこへ向かうのか?暴力や銃以上に記憶された映像や物語が私たちの味方であることを問い直す本作は、革命によって社会に、民衆に何をもたらすのかを突き付ける…。2019年にペルー本国で公開され、9万人以上を動員し、ペルードキュメンタリー史上最大のヒット作となった本作は、2021年の総選挙前にテレビ放映も予定されていた。しかし、この映画が大衆に及ぼす影響を恐れた保守派が放送の延期を求めたとも言われている。本作に引用されている、2023年に生誕100年を迎えたアルマンド・ロブレス・ゴドイ監督(1923-2010)の『みどりの壁』(1970)は、ゴドイ監督の自伝的作品でもあると共に、ペルー革命を出発点として社会の問題と矛盾を描いた。フェデリコ・ガルシア監督は、ペルー革命後、それまで記録された映像や資料が破棄されていく中、ネガフィルムを盗み出し、アルゼンチンのブエノスアイレスにて『コンドルがうまれたところ』(1977)を完成させている。知識人たちは「農地改革は全員が市民になれる手段だった」と証言する一方で、農地改革後にペルーを待っていたのは暴力の時代だったのも確かだ。そして、「民主的であるなら多様性への寛容さが必要だ」と警鐘をならす。本作では、現代ペルーの知識人や政治家、文化人へのインタビューによって“ペルー革命”が再構築されている。また公開情報と併せてポスタービジュアルも解禁。歴史上の様々な革命家を想起させるベラスコ大統領のアップと、デモを行う市民とそれに対峙する警察、さらに農業に従事する人々を印象的に対比させている。『革命する大地』は4月27日(土)より新宿K’s cinemaほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月14日ペルー貿易観光促進庁(PROMPERÚ)は、日本とペルーの外交関係樹立150周年を記念して、観光地としてのペルーの魅力を伝えるPRイベントを8月30日(水)と31日(木)の2日間、東京都内で実施いたしました。日本に初来航したBAPウニオン号30日(水)は、東京原宿のペルー料理店で主要なメディア(報道陣)を対象としたプレゼンテーションと懇親昼食会を開き、昼食会後は東京国際クルーズターミナル(江東区青海)に移動して、日本に初来航した南米最大級の威容を誇るペルー海軍の練習船「BAPウニオン号」の艦内施設を公開。31日(木)は、旅行代理店に向けたセミナーを「BAPウニオン号」で開催し、艦内食堂でのプレゼンテーションと艦内ガイドツアーを実施いたしました。8/30(水)大使館商務部担当者による報道陣へのプレゼンテーション両日のプレゼンテーションは、第1部と第2部の2部構成で実施され、ペルーの美食・文化・自然、そして独立行政法人国際協力機構(JICA)とアマゾン地域で取り組んでいるプロジェクトを紹介しました。先ず第1部でマチュピチュやナスカの地上絵だけではないペルー各地の文化や観光名所をご案内し、『2023ワールド・トラベル・アワード南米版』で4つの賞※を受賞した“観光地としての魅力”と、『2023世界のベストレストラン50』では第1位に輝いた首都リマの「セントラル」をはじめ数店が入賞したことをご紹介して“美食の国としての魅力”をPR。甲板で説明を受ける報道陣続く第2部では、JICAがアマゾナス州南部で取り組んでいるプロジェクト『アッパーウトクバンババレーの文化的景観の持続可能な開発』についてご紹介し、地元の自然や歴史・文化を保全・維持しながら観光素材として活用すると言う、持続可能型の観光開発を推進していることをPRしました。8/31(木)のセミナーで挨拶するアルバレダ商務参事官1873年、ペルーは日本が中南米で最初に外交関係を樹立した国であり、ペルーにとっては日本がアジアで最初に外交関係を樹立した国となります。そしてペルー政府は1989年に「日ペルー友好の日」を定め毎年記念行事も行うなど、両国は長年に亘り太平洋を挟んで価値を共有する「隣国」として深い絆で結ばれてまいりました。特に観光面で見ると、コロナ禍前までは日本からペルーの観光客数は年間4万人を超え、ペルー各地の名所観光や、地元で採れる食材を活かしたペルー料理を楽しんでいただいておりました。そして各種の規制が緩和されました今年からは、その数も急速に回復傾向を示しております。こうしてこれまでの150年、両国は多くの交流を続けてまいりましたが、今回のPRイベントや記念切手の発行など様々な日本×ペルー外交関係樹立150周年記念事業を通じてペルー観光の最新情報を発信することでより多くの日本の方々にペルーへの理解を深めていただき、私たちの国に来訪いただけることを期待しています。※1. ベスト・ツーリスト・アトラクション賞2. ベスト・カルチャー・デスティネーション賞3. ベスト・リーディング・デスティネーション賞4. ベスト・キュリナリー・デスティネーション賞 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月13日みなさんはペルー料理を食べたことがありますか。日本人の口に合うといわれる『セビーチェ』という魚介類のマリネは、食べたことがある人もいるかもしれません。先日、世界各国のおいしい食材を扱う『カルディコーヒーファーム』(以下、カルディ)で、面白そうな調味料を発見しました!試してみるのは、カルディの新商品『アヒ ペルー風チリソース』。価格は税込み428円です。アヒソースとは唐辛子をベースに、ニンニクとパプリカを加えて作る調味料で、南米料理には欠かせないのだとか。鮮やかな赤色のソースはとっても辛そうですが、辛さの中に旨味とコクを足していて、チキンやポテトなどにぴったりだそうです。今回は鶏モモ肉を焼いて、『アヒ ペルー風チリソース』をのせて食べてみたいと思います。カリッと焼いた鶏もも肉に、アヒソースをたっぷりとのせてみました!ソースの色が映え、食欲をそそりますね。ペルー料理にはジャガイモが欠かせないとの情報を得たので、ポテトも添えてみました。ネットで調べたイメージ画像を参考にたっぷり塗ってみましたが、見た目からしてとっても辛そう…。ひと口目は少し勇気が必要かもしれません。しかし、食べてみるとニンニクの香りがして、辛いというよりは旨味が強く感じられます。「ソースが多かったかな」と思いましたが、もっとのせてもいいくらいおいしかったです。個人的には白身魚にも合いそうと感じました。再現が難しそうな食べたことのない海外のソースを、カルディで手軽に購入できるのは嬉しいですよね。ペルー料理やアヒソースが気になった人は、ぜひお試しくださいね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2023年06月29日2023年6月20日、大阪府吹田市にあるパナソニックスタジアム吹田で、サッカー日本代表が、アウェイのペルー代表と対戦しました。3万5千1人の観客が見守った一戦は、日本代表が4対1で勝利を収めましたが、『試合以外にも注目されていたこと』があるのを知っていますか。地球の反対側から1万5千kmペルー代表サポーターの数は…サッカーの試合では、各チームを応援するサポーターがスタジアムに駆けつけ、大きな声を出して応援する光景が見られます。ですが、代表戦のような国際試合となると、アウェイチームのサポーターが足を運ぶのは困難な場合も。日本からおよそ1万5千km離れたペルーの代表チームとなると、サポーターの数は少なくなるのでは…と、思いきや!提供:在日ペルー大使館ゴール裏スタンド1階のおよそ半分を、ギッシリと埋め尽くすペルー代表サポーターの姿が!同じスタジアムで開催されている、Jリーグ『ガンバ大阪』の主催試合でも、この規模のアウェイチームサポーターはなかなか見られません。代表戦を訪れたペルー人の中には、先住民族のようなコスチュームを着て、交流を楽しむ人の姿も見られました。提供:在日ペルー大使館在日ペルー大使館によると、日本には約5万人のペルー人が在住しているといいます。スタジアムがある大阪府を含めた関西地方、および近隣の中部地方には、合わせて2万人近くのペルー人が住んでいるのだとか。代表戦には、およそ5千人のペルー代表サポーターが来場したとのこと。つまり、日本にいるペルー人の10分の1が、スタジアムに来たということに…!2023年は日本とペルーの国交樹立150周年実は、ペルーは日本にとって、中南米で初めて国交を結んだ国なのです。1873年8月21日に『日秘和親貿易航海仮条約』が結ばれて以来、さまざまな分野で協力し、深い友好関係を築いてきたといいます。試合が行われた2023年は、国交樹立から150周年となる節目の年で、試合前には在日ペルー大使館による映像も放映されました。出典:提供ペルー大使館ペルー代表は、サッカーの世界大会『FIFAワールドカップ』に5回出場した実績があり、サッカーはペルー国内でもっとも人気のスポーツだといわれています。スタジアムにやってきたペルーの人たちにとっては、母国の代表チームを日本で応援することができ、思い出の1日となったことでしょう…![文・構成/grape編集部]
2023年06月23日ペルー映画『アンデス、ふたりぼっち』が、2022年7月30日(土)より新宿 K’s cinemaほか全国で順次公開される。監督はオスカル・カタコラ。ペルー本国でヒット、史上初の全編アイマラ語長編映画オスカル・カタコラが手がけた映画『アンデス、ふたりぼっち』は、ペルー映画史上初の全編アイマラ語長編作品。ペルー本国で異例のヒットを飛ばし、2018年のアカデミー賞国際映画賞のペルー代表にも選出された。南米・アンデス山脈に暮らす老夫婦の姿を描く映画の舞台となるのは、南米・アンデス山脈。標高5,000mを越える社会から遠く離れた場所に暮らす老夫婦、パクシとウィルカの厳しくもたくましく生きる愛の物語を描く。〈映画『アンデス、ふたりぼっち』あらすじ〉伝統的なアイマラ文化の生活の中で、リャマや羊と暮らすパクシ、ウィルカ。都会に出た息子の帰りを待ちながら、コカの葉を噛み、日々の糧を母なる大地のパチャママに祈る。ところがある日、飼っていた羊が狐に襲われる。さらに、マッチを買いにいった夫・ウィルカはその途中で倒れてしまう。老夫婦にやがて訪れる、心震わせる衝撃のラストシーンに注目だ。監督はオスカル・カタコラ映画『アンデス、ふたりぼっち』の監督を務めるのは、ペルー南部プーノ県出身のオスカル・カタコラ。小津安二郎や黒澤明などが手がけた日本映画から大きな影響を受けたという。『アンデス、ふたりぼっち』では、アイマラの文化・風習を通して、皆が存在を知りながらも目を背けていた現実を、悠大なアンデスの自然とともに痛烈に描いた。ペルーの首都・リマ以外の地域で制作され、地域固有の文化や習慣を織り込んだ地域映画「シネ・レヒオナル」の旗手として今後の活躍を期待されていたオスカル・カタコラだったが、2021年11月、2作目の撮影中に34歳にしてこの世を去り、『アンデス、ふたりぼっち』が監督初長編作品にして遺作となった。尚、ウィルカ役を演じているのは監督、オスカル・カタコラの実の祖父、ビセンテ・カタコラ。パクシ役は映画を観たことのない素人であった、ローサ・ニーナが演じている。【詳細】映画『アンデス、ふたりぼっち』公開日:2022年7月30日(土) 新宿 K’s cinema ほか全国順次公開監督:オスカル・カタコラ脚本:オスカル・カタコラ撮影:オスカル・カタコラ編集:イレーネ・カヒアス出演:ローサ・ニーナ、ビセンテ・カタコラペルー/2017年/アイマラ語/86分/原題:WIÑAYPACHA 英題:ETERNITY
2022年05月27日株式会社蒔いて(東京都港区)は、ペルーから生まれた新感覚ファッションブランド「PAKA」をローンチしました。「PAKA」は、これまでにない手触りを売りとしたファッションであり、バーチャルセレクトショップとして新しい体験を提供いたします。2021年10月7日には、ローンチを記念して在日ペルー大使館にて、イベントも開催いたしました。PAKAブランドローンチイベント南米に位置するペルーは、スペインから独立して今年が200周年。最近では多くの人にとって、連想するのは「ペルー料理」のようです。確かにペルー料理は、ワールドトラベルアワードの「世界で最も美食を楽しめる国」で四年連続最優秀賞を受賞するなど、ガストロノミー業界でも大注目。そんなペルーですが、食以外の新たな側面もあります。新バーチャルセレクトショップ「PAKA」では、ペルーのアルパカ素材やコットン素材を通して、日本とペルーの「ファッション」でのつながりも深めていきます。落ち着いたテイストのファッションは、カラフルな「南米」のイメージとは異なった、新しいイメージを与えます。「PAKA」は、ペルー貿易観光促進庁と、プロモーション活動を行うPromperuと一緒に生まれたブランドです。「日常をもっと快適&サステナブルに」をコンセプトに、リラックスしたムードの中で見つけられる、温かい気持ちやワクワク感を届けます。10月のローンチ記念イベントでも、肩の力の抜けた新しいライフスタイルを発信しているフォトグラファーやインスタグラマーなどさまざまな方と、「PAKA」の製品の展示やアルパカ素材との触れ合い、トークセッション、もちろんペルーフードとドリンクなども楽しみながら、意外なペルーの文化に触れました。【アルパカ製品・素材に触れる】会場では、ニットやカーディガンといった衣服からクッションカバー等インテリア雑貨など、アルパカ素材の商品を展示し、その触り心地を体感しました。アルパカは環境負荷の低いサステナブルな素材として最近注目度が高く、手触りが柔らかいという特長があります。PAKAブランドローンチイベントアートヤーンアーティストREIKOMONOさんの、“HUGTREE”というアートの展示も。沢山の手紡ぎ糸が合わさっていて抱き心地柔らかく、ふわふわな触感を楽しめます。【アルパカの素材の違いを体験】イベントではペルーのプロモーション活動を行っているPromperuより、サステナブルでインクルーシブなペルーのアルパカ産業やアルパカ素材についてご紹介いただき、参加者には実際に2種類の異なるアルパカの毛や、等級別に分けられた毛を触って違いを体験してもらいました。同じアルパカでも、種類やランクによって触り心地が全く違います。糸になる前のアルパカ素材【日本とペルーの繋がり~食とお祭り】イベント中のトークセッション(ゲスト:Mayumiさん[フードトラベラー]・高橋彩水さん[ニットブランドL'ANITデザイナー])は、日本とペルーのつながりについて深く知る機会となりました。ペルーとのつながりを紹介するトークセッション・Mayumiさん(写真中央)ペルー料理は様々な国のカルチャーと融合されて、今や世界のグルメランキングでトップ10にペルーのレストランが二つ入るほど大きな存在。ペルーにおける日系コミュニティの食文化の魅力について、現地を感じることができる情報を語っていただきました。・高橋彩水さん(写真左)福島県川俣町ではなんと30年以上、中南米フォルクローレの音楽祭が開催されているとのこと。その輪をより広げようと、ご自身も中南米をテーマにしたお祭り「ペーニャ」を始められました。川俣町でどのようにお祭り文化が楽しまれているのか、お話いただきました。【実際にペルーの「食」を楽しむ】ペルーの食べ物やドリンクを体験イベントでは、ペルーならではのフードとドリンクもご提供。ペルーのお酒「ピスコ」を使ったドリンク「チルカノ」や、「インカコーラ」で乾杯し、軽食にはお肉などの具材をパン生地で包んだ「ミニエンパナーダ」を。デザートには、スーパーフードとも呼ばれる果物「ルクマ」のクリームを挟んだロールケーキとマカロン、そして練乳を煮詰めたクリームを挟んだクッキー「アルファフォーレス」。すべてペルーに所縁のある食です。今回のイベントでは食文化だけではなく、ファッションやインテリア製品、アルパカ素材そのものの触わり心地も体験し、現地に密接した情報も得ながら、ペルーの新しい側面を体感するものとなりました。まだまだ新しいワクワクが発見できそうなペルー。現地から新しさをお届けする新しいブランド「PAKA」に、今後も注目です。PAKAバーチャルショップサイト: Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月09日特定非営利活動法人コンフロントワールドは、日本販売を行っているペルー刑務所発ファッションブランドPieta(ピエタ)※について、ブランドHPにて、お知らせを更新いたしました。※「Pieta」の正式な表記は「a」にアクセント記号のついた表記となります。▼Pieta 販売ページ▼ 更生を誓う囚人が一から刑務所内で作った、想いのこもった商品です。Pieta 販売ページ■「Pieta」特徴(1) ペルーの刑務所で作られた、唯一無二のファッション・商品1つ1つ、そのすべての工程がペルーの刑務所内にある工房で完結されます・各刑務所、各工程にリーダーがおり、彼らを中心に囚人たちの手によって1つ1つ作られます(2) 洗練された、かっこいい&かわいいオリジナルデザイン・デザイナーでもあるThomasとスタッフが1つ1つのデザインを考案・ペルーならではのデザインもあり、世界にここにしかないデザインになっています(3) ペルー国産のオーガニックコットンを使用・「囚人の人の助けになるから」その想いだけで買ってほしくない、と生地にも一切妥協していません・他の商品と同等かそれ以上の着心地の良さを実現していますロゴは、“刑務所”をモチーフにした縦線から、商品の“バーコード”に繋げる思いで決めました。生産者に対し「更生の後押し」と「社会と繋がる機会の創出」を継続的に創り上げたいと考えております。このプロジェクト、Pietaを販売するということに関して、私たちの力だけでなく、皆様の力が必要です。皆様と共に、「更生の後押し」と「社会と繋がる機会の創出」をしていければと考えております。■Pieta 販売ページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月17日2019カンヌ国際映画祭・監督週間で注目を集め、2020年のアカデミー賞では国際長編映画賞・ペルー代表に選ばれた新鋭女性監督メリーナ・レオンの『名もなき歌』が公開決定。ポスタービジュアルと予告編が公開された。1988年ペルー、実際に起きた事件を基にした衝撃のドラマ1988年、政情不安に揺れる南米ペルー。貧しい生活を送る先住民族の女性ヘオルヒナは、妊婦に無償医療を提供する財団の存在を知り、首都リマの小さなクリニックを受診する。数日後、陣痛が始まり、再度クリニックを訪れたへオルヒナは、無事女児を出産。しかし、その手に一度も我が子を抱くこともなく院外へ閉め出され、赤ん坊は何者かに奪い去られてしまう。夫と共に警察や裁判所に訴え出るが、有権者番号を持たない夫婦は取り合ってもらえない。新聞社に押しかけ、泣きながら窮状を訴えるヘオルヒナから事情を聞いた記者ペドロは、事件を追って、権力の背後に見え隠れする国際的な乳児売買組織の闇へと足を踏み入れる――。現代社会の様々な問題を浮き彫りにした野心作ペルー出身の女性監督、メリーナ・レオンの長編デビュー作となったこの作品は、かつて新聞記者だったメリーナの父が追った、実際に起きた事件に基づいて作られた。2019年カンヌ映画祭・監督週間以来、世界10数か国の映画祭において作品賞ほか32部門で受賞。昨年のアカデミー賞・国際長編映画部門ではペルー代表作品に選ばれ、本賞ノミネートは逸したものの、その抑制を利かせた演出スタイル、モノクロ×スタンダードの画面に際立つビジュアル・センスは、新たな才能の誕生を実感させた。赤ん坊を奪われた母親の悲哀と絶望、そして、孤独な新聞記者が内に秘めた苦悩と使命感を描いた本作は、貧困と格差、人身売買、民族差別とジェンダー差別、全体主義とテロリズムといった社会問題を浮き彫りにし、現在と地続きであることを静かに提示してみせた野心作。『名もなき歌』は7月31日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:名もなき歌 2021年7月31日より東京:ユーロスペースほか全国にて公開©Luxbox-Cancion Sin Nombre
2021年06月14日ケンゾー(KENZO) 2019年 秋冬ウィメンズコレクションが、2019年1月20日(日)にフランス・パリで開催された。中華系ペルー人のルーツを着想源に今季ブランドが焦点を当てたのは、19世紀に中国・広東省からペルーへと移住したウンベルトのルーツ。見知らぬ南米の土地で暮らし始めた彼らは、異国人と交流によって、カラフルでありながら、どこかオリエンタルなムードが漂う異独自の文化を築き上げていったという。そんな彼らが生み出す色彩を落とし込んだ、コレクションが展開される。エコファーを主役にメンズとの合同ショーとなった今季。ウィメンズで最も象徴的だったのは、カラフルに彩られたシャギーなフェイクファーである。ロングコートをはじめ、ヘッドウェア、グローブ、シューズと、幅広く使用され、立体感溢れるボリューミーなシルエットを演出する。エメラルドグリーンに彩られたエコファーのジャケットには、女性の肌を透かせるブルーのドレスを差し込んで。寒色で纏めたスタイリングの中で、相反する素材がコントラストを描くことによって、アウターの存在をより強調させている。グラフィック×グラフィックで躍動感をカラフルな色彩が溢れる中で、一段と存在感を放っていたのは、複数の絵具を混ぜたかのようなグラフィック。レッド、ブルー、パープル、ホワイト…と重なるようにして出来上がるグラフィックのセットアップには、その上に、渦をまくようなピンクのグラフィックのトップスを重ねて。躍動感溢れるグラフィックが入り混じる、アイキャッチなスタイリングを作り出している。“米袋”ベストも“ペルーの米”にインスピレーションを得た、ユニークなアイテムも登場。ミリタリー風のジャケットに重ねられたのは、ケンゾーが生み出した架空のブランド米「黄金の竹」のパッケージをデザインしたベスト。色がすすけた裾や、袖から飛び出す切りっぱなしの繊維から、“米袋”のリアルな表現が伺える。エスニックなテイストのニットセーター明るいイエローのニットウェアは、大ぶりのフリンジをたっぷりとあしらったエスニックなムード。けれど女性らしさも忘れてはいけないから、ウエストラインを強調するぴったりとしたシルエットや、裾に大きく入れたスリットなど、フェミニンな要素もプラスしていた。
2019年01月24日“ニッケイ”料理にマカオの要素をプラス日系2世の若きシェフ、ミツハル・ツムラ氏がシェフを務める【MAIDO(まいど)】は、『世界のベストレストラン50』にも選出されるほどの人気店であり、今やその知名度は世界レベル。わざわざペルーの首都・リマにまでこの店を目的に、各国グルマンが南アメリカを目指すほどの過熱ぶりなのです。しかしアジアを拠点に活動するグルマン諸君に朗報です。なんと2018年2月、マカオの「MGM COTAI」にミツハル・ツムラ氏が監修を務める2号店【雅吉Aji】がオープンしたというのです。商業スペース内にあり天井高く開放的さらに【MAIDO】をベースにしながらも、マカオという土地を意識したメニュー構成で、本店を知っているファンもこの店に注目していると言います。和+ペルー+マカオ、その化学反応は、もはや未知なる味覚体験。食べて味わい、驚き、気がつけば笑顔に、注目の料理の全貌はいかに!予想だにしない組み合わせで食の新体験をレッド・チリを利かせたニッケイスタイルのバーガーはカツオの代わりに広東料理でおなじみの魚・ガルーパを使い提供してみたり、ペルーの郷土料理・タマル(ペルー風ちまき)は、ラーメンスープを煮詰めて味付けしてみたり、デザートでは豆腐を使ったチーズケーキまで、日本人であればどこか懐かしい感覚を呼び覚ますマカオ版ニッケイ料理。『SANGUCHITO(NIKKEI STYLE BAO SANDWICH)』『CATACAOS-RICE TAMALE』味わう度に予想だにしない味わいが顔を出し、それを皆で予想し、答え合わせしながら食べ進めるのが実に楽しいお店なのです。さらにはカクテルペアリングもおすすめ。こちらのお店、実はそれぞれの料理に合わせたオリジナルカクテルが用意されており、ワインペアリングならぬカクテルペアリングも好評。コースの場合はアルコールの調整までしてくれるので、酔い過ぎの心配もなし。食べて飲んで、マカオ版“ニッケイ”料理を存分に味わっていただきたい。ミツハル・ツムラ シェフ プロフィールアメリカの大学で料理を学び、大阪の日本料理店で腕を磨いてきた日系ペルー人。南米ペルーの首都・リマの高級料理店【MAIDO】のオーナーであり、2018年2月にはアジア初進出店となる日系フュージョン料理店【雅吉Aji】をオープンさせた。【雅吉Aji】☎+853 8806 2308住所:MGM COTAI ,Avenida da Nave Desportiva,Cotai, Macau営業:11:00015:00、18:00023:00休日:月曜日
2018年04月01日ヒルトン東京1階のマーブルラウンジでは11月3日から11月13日まで、「美食の国ペルー・グルメフェア」が開催される。様々なルーツをもつ多彩な食文化と、多様性のある気候風土によって生み出される食材の豊富さで、特にここ数年世界的に注目を集めているペルー料理。このフェアでは、ペルーより2人のゲストシェフを招き、世界五大料理のひとつとも称される本格ペルー料理をランチで約40種類(4,100円~)、ディナーで約50種類(5,000円~)、ブッフェ形式で提供する。魚介にたっぷりのライムとオニオン、塩、チリを加え、手早くマリネしたペルーの代表料理「セビッチェ」の他、茹でたジャガイモに唐辛子入りのチーズソースを合わせた「パパ・ ア・ラ・ワンカイーナ」、栄養価が高い黒キヌアとソラマメのサラダ「ソルテリート」、醤油を使用し日本人にも馴染み深い味付けとなっている牛肉とトマトの炒め物「ロモ サルタード」など、バリエーション豊かに料理をラインアップ。デザートには「紫トウモロコシのシャーベット」などを用意した。別料金となるドリンクには、ペルーのワインの他、ピスコ・ブランデーを用いた人気のカクテル「ピスコサワー」や紫とうもろこしのジュース「チチャ・モラーダ」などがそろう。なお、期間中の11月10日にはホテル2階のメトロポリタングリルにて、ペルー人シェフとヒルトン東京総料理長フィリップ・ルイ・エガロンのコラボレーションによるワイン&ダイン「ペルーの夕べ」も開催される。同コースでは、ペルー料理に合わせて近年注目度の高い南米のワインを提供。チリのプレミアムワイン「クロ アパルタ」を含む赤白2種類ずつのワインと共にペルー料理をコースで楽しむことができる。価格は1人1万5,000円(税サ込)。
2016年10月02日マスプロダクツと一線を画し、エシカルなもの作りで知られるザ・イノウエブラザーズが、アルパカ繊維の品質向上の開発を行うペルーのパコマルカ・アルパカ研究所とパートナーシップを結び、世界高品質の「シュプリームロイヤルアルパカ」(R)を開発。そのプロジェクトの背景を伝えるショートフィルムが公開された。パコマルカ研究所は海抜4000mを超えるアンデス山脈の高地で、アルパカの放牧を行う地域先住民であるアルパカ農家の経済的安定と、生活様式の保護を目的に設立された。ペルーで飼育されている300万頭以上のアルパカが、血統、生産量、品質などのデータが存在せず、それは政府及び教育期間からの支援がなかったことに起因していることから、専門の獣医医療と最新の科学技術による飼育、毛刈りなどの指導を実施。それにより繊維の質を高め、飼育農家が高価な設備を導入することなく、彼らの収益性を上げることを目的としている。イノウエブラザーズは現地に赴き、現地の生産者と糸から開発したニットやスカーフなどのプロダクトを発表しており、今後、このアンデス地域の良質なアルパカ繊維を使用したプロジェクトを拡大することで、先住民地域の発展と活性化を担う。イノウエブラザーズはデンマーク・コペンハーゲンで生まれ育った井上聡と清史の兄弟が2004年にブランド設立。ペルーのピクーニャを使用したニットやブランケット、東日本大震災後に被災工場の支援プロジェクトをはじめ、コム デ ギャルソン、ラコステ、スワロフスキー、モノクルマガジンなどとのコラボなどでも知られている。Text:野田達哉
2015年12月19日●社員の給料を下げることができない年間30日の有給休暇をとるペルー。労働法が手厚すぎて正社員を増やすことが難しいと言われているが、解雇についてももちろん労働者に手厚い状況が用意されている。○給料は下がらず、70歳までクビにならない!?意外に思われるかもしれないが、ペルーの企業は終身雇用が基本だ。試用期間は3か月。この期間の解雇は自由で、問題がなければ4か月目から本採用となる。懲戒解雇や自主退職がない限り、法定定年の70歳まで働き続けることができる。企業が安定成長を続けているならともかく、企業側にとって相当な負担であることは否めない。加えて、ペルーでは社員の給料を下げることができない。賞与は本人の能力に関わらず年間2か月分の支給が義務付けられているし、有給休暇も確実に消化させる必要がある。また、20人以上の社員を抱える企業では、決算毎に税引前利益を従業員に配分する義務もある。配分率は業種ごとに決められており、製造業や漁業、電気通信業は10%、鉱業、商業、飲食業は8%、その他の業種は5%。「年収と同じくらいの配当金をもらったことがある」という人もいるから、羨ましさを通り越して開いた口がふさがらない。もちろん、企業ごとに定年を設定することもできる。しかしその場合、解雇は会社都合扱いとなり、企業は勤続1年につき給与1.5カ月分、最大で12カ月分の解雇手当を退職金とは別に支払わなければならない。定年を法定より早くし、社員の平均年齢を若く保つことで社内の活力を高めている企業もあるが、この場合定年を迎えた社員全員が解雇手当の支給対象となってしまう。その分人件費が利益を圧迫するため、利益率の低い企業では対応が難しい。●会社にコカインでもクビにならない○魔法の言葉「不当解雇!」日本では残念ながらお馴染みとなってしまったリストラも、ペルーではそれほど簡単ではない。会社側に「業績が思わしくないので」と退職を勧められても、その申し出を受け入れるかどうかの判断は労働者の手に委ねられているのだ。会社から解雇を告げられた社員には、「1. 解雇手当を受け取って辞める」「2. 不当解雇として労働雇用促進省に訴える」のどちらかを選ぶ権利がある。ただし、2を選択すればほとんどの場合労働者側が勝訴すると言われているため、事実上解雇は不可能と嘆く人事担当者は多い。もちろん、労働者側が1を選択すれば解雇は可能となるが、会社都合のため前述の解雇手当を支払う必要が生じる。「経営が厳しいから解雇手当はなし」などという会社側のエゴは許されず、不当解雇として訴えられ、賠償額を上乗せするハメになる。懲戒解雇はどうだろう。オフィスのトイレに私物を忘れた顧客がいて、すぐ探しに戻ったが忘れ物が無くなっていたという例。防犯カメラには、顧客が去った後トイレに入った社員Bがはっきりと映っており、顧客が戻るまでの間はB以外に誰も出入りしていなかった。それでもBは犯行を否定。このケースでは、現行犯ではないため、もしくは状況証拠しかなく犯人と断定できないために、懲戒解雇はできない。社員Cのコカイン所持が発覚した。しかし、ペルーでは成人であればコカインやマリファナの個人使用目的による所持が合法とされ、1度や2度では解雇することができない。「もちろん何度注意しても会社に持ってくるような常習犯は、さすがに懲戒解雇できますよ。正気を失って周囲に危害を加えたり、機密情報を外部に流してしまう可能性もありますからね」今回取材に応じてくれた現地企業の人事担当者は、ため息交じりにこう答えた。○転職は当たり前、流動的な労働市場一方、ペルーでも正社員を有期契約で採用することはできる。有期契約が適用可能な職種は限定されているが、試用期間は終身雇用の場合と同じく3か月で、1年契約のケースが多い。しかし、有期契約を毎年更新していくと、勤続6年目以降は自動的に生涯雇用に移行する。これを防ぐため、5年目までに雇用契約を打ち切る企業は少なくない。また、契約期間満了以前に解雇した場合、企業は残りの期間の給与を補償しなければならない。こうしてみると、有期契約社員は終身雇用の社員より損だと思うかもしれない。しかし、たとえ有期契約でも有給や病欠を始め、ほとんどの待遇は終身雇用と変わらない。労働者にとって転職に対するマイナスイメージはなく、好条件やスキルアップの機会があれば誰もがすぐに転職を考える。ペルーの労働市場は日本より遥かに流動的で、転職の数を見て人柄を疑われることはないのだ。労働者寄りといっても、ペルーの労働法だけが突出している訳ではない。フランスやスペインでも有給休暇は30日ある。とはいえ、懲戒解雇はさておき、労働者が不当解雇の声を上げればほぼ勝訴する現状では、厚遇の謗りを免れないだろう。現行法は投資や雇用促進を妨げるとして、外資系企業を中心にさまざまな意見や改善要請が出されているものの、今後も労働者の権利を守るという労働雇用促進省の姿勢は変わっていない。2015年4月、社員10人以上の企業における正社員増加率は、前年同月比でわずか1.1%だった。ペルーの正社員数はこれからもなかなか増えそうにない。
2015年12月07日地上400m、崖に面した部分と床以外は透明という驚異のホテルがペルーにある。遠くの山脈から昇る朝日や星空まで、アンデスの自然を寸分逃さずに感じられるようなシースルーのカプセルホテルだ。ペルーの旅というと、代表的な訪問先は世界遺産のマチュピチュやナスカの地上絵だろう。しかしこれからは、それらに加えて「断崖での一夜」が外せなくなるかもしれない。そんな、スリルと感動をつめこんだ驚きのホテルを米国サイト「Bored Panda」より紹介しよう。○地上400m・300度が眺望の断崖ホテルマチュピチュのある街クスコにほど近い、セイクリッド・バレーの断崖に作られたこの宿泊施設の名前は「スカイロッジ・アドベンチャー・スイート」。下には小さな村と谷を流れる川、あたりには険しい山々が果てしなく続く。部屋が岩肌にくっついている様子はまるでアンデスを舞うコンドルが作った巣のよう。しかし、室内は意外と快適に作られている。高級ホテルの設備とまではいかないものの、その眺めは何にも換えがたいものがあるだろう。カプセルは全部で3つ。一室につき4名まで利用可能。コンパクトで狭いかと思えば、こう見えてなかなか広いようだ。○断崖らしからぬ充実した設備カプセルにはベッドが4つ、ダイニング、トイレ、屋外デッキがある。中を見るのは鳥くらいしかいないが、目隠しのカーテンも完備。ダイニングには天井から吊り下げられたテーブルも設置されている。電力はソーラーパワーを蓄電して供給されるという。トイレタイムも景色を楽しむ時間。空を飛んでいるような気分で用を足すことができる。宿泊には朝食とディナー、そしてボトルワインも含まれている。つまりはすばらしい眺望のホテルな上に、ルームサービスで食事ができるというわけだ。○ホテルまでの険しい道のりこんな断崖にくっついているホテルであるからには、それなりの努力をしてたどり着かなければならない。自らの手足を使い、安全を確保しつつ登っていく。しかしご安心を。ワイヤーやはしごなどの設備が整った初心者でも登りやすい登山コース「ヴィア・フェラータ」を通っていけば登山経験がなくても楽しんで登れるだろう。ヴィア・フェラータは9歳以上の健康な人であればOKというゆるいくくり。まずはインストラクションを受けてから登ろう。いくらコンドルの巣のようなホテルだからといって、鳥のように飛んでしまうわけにはいかない。しかし、同様の気分を味わうことができる。それが「ジップライン」。ジップラインは崖と崖の間に張られたケーブルを滑っていくもので、ホテルから下山する時に乗っていく。実は登る時にもジップラインを使えるそうだが、詳しい構造は不明。ジップラインは7本。単体でアトラクションとしても楽しめる。それぞれ150mから700mの長さで、全長2,800mもあるという。はるかかなたの山を望みながら崖の間をすり抜け、南米の空を舞ってみよう。この断崖のシースルー・カプセルホテルは、その眺望だけでなく設備や優雅さを見ても意表を付いているものだろう。それがヨーロッパではなく、ペルーにあるところも面白い。南米の旅がさらに楽しくなりそうだ。このほかの「ペルーで話題の超シースルーホテル」はオリジナルサイトを参照。※写真/記事提供: Bored Panda※naturavive.com○筆者プロフィール: 木口 マリ執筆、編集、翻訳も手がけるフォトグラファー。旅に出る度になぜかいろいろな国の友人が増え、街を歩けばお年寄りが寄ってくる体質を持つ。現在は旅・街・いきものを中心として活動。自身のがん治療体験を時にマジメに、時にユーモラスに綴ったブログ「ハッピーな療養生活のススメ」も絶賛公開中。
2015年11月03日ドワンゴは、ナスカの地上絵を模したお香制作キット"「ナスカの夏、ペルーの夏」vol.1:ナスカの地上絵~HACHIDORI~"を発売した。販売は同社の通販サイト「ドワンゴジェイピーストア」にて行われる。価格は4,200円(税別)。完全受注生産。同商品は、2015年夏、SNSでのリツイートやまとめ系サイトのシェアが合計6万回を越えたことをキッカケにニュースサイトにも取り上げられた、ナスカの地上絵を模した蚊取り線香風アート「ナスカの夏、ペルーの夏」が、お香制作キットとして販売されたもの。蚊取り線香風アート「ナスカの夏、ペルーの夏」は、アートユニット「現代美術二等兵」の籠谷シェーンが「夏と言えば蚊の季節なので、ひと筆書きの『ナスカの地上絵』が蚊取り線香になったら面白いかな」と思い制作。ハチドリの形をした蚊取り線香の写真をSNSへ投稿したところ瞬く間に拡散されたという。大手メーカーで商品化の構想もあったものの、複雑な形状に加えて崩れやすい素材のため量産化が難しく、「商品化は不可能」と断られ続けたため、完成品ではなく制作キットを販売することとなった。商品化までの道のりは険しく、厚みや太さを微調整しながらハチドリの型を作り続けること1カ月半。そしてお香のもとになる粉の配分や、乾燥させる工程で歪曲して割れてしまうことへの対処法など、試行錯誤しながら試作すること30回以上。ベストな材料配分・制作方法を導き出すまでに7ヶ月が経ち、季節もすでに秋を迎えていたため「お香キット」として販売することになったとのこと。製作手順は、粉を練り合わせてお香のもとを作り、型に詰めてから押し出し、約1日乾燥させると完成する。十分に乾燥したら、不燃布の上で燃焼させることができるということだ。制作キット内容物は、アクリル型3種、お香のもと4つ、不燃布1枚、木栓6つ、ヘラ1本、ヘラ立て1つ。
2015年10月26日“食で国を変えた”と言われるペルーの国民的シェフ、ガストン・アクリオの素顔や情熱に迫るドキュメンタリー『料理人ガストン・アクリオ美食を超えたおいしい革命』が、11月14日(土)より公開されることが決定。併せて本作の予告編が解禁された。カリスマシェフ、ガストンは、自国の文化を愛し、国民から愛され、さらには世界のトップ・シェフから期待と尊敬を一身に集める料理人。彼の“食”への情熱は、ただの料理人というだけでなく、歴史ある大切な食物とその生産者への感謝と救済、貧しい子どもたちでも学ぶことができる料理学校の設立など、美食というカテゴリーをはるかに超え、国家と人々に誇りと希望を与えている。また、1994年、25歳で妻と2人で母国にレストラン「アストリッド&ガストン」をオープンして以来、類稀なる料理の才能をペルーの国と人々を救う道具として、惜しげもなく提供し続けている。今回解禁された予告編は、おいしそうな料理の映像から始まる。ブラジルのアレックス・アタラを始め、デンマークのレネ・レッゼピ、イタリアのマッシモ・ボットゥーラらが世界の有名シェフたちが次々と登場し、たくさんの人が”ガストン”と叫ぶ姿、食材の生産者たち、さらには学校で料理を学ぶ人たちが大勢映し出される。登場する人々は皆笑顔!ガストンは「フライパンで肉を焼くだけが料理ではない」「料理が人生のすべてだ」と語り、彼の人生を彩るペルーの大地と人々そしておいしい料理の数々が余すところなく詰め込まれた予告編となっている。なお本作は、10月31日(土)から11月13日(金)まで行われる「第6回東京ごはん映画祭」で先行プレミア上映が決定している。身近な“食”で国を変えた彼のドキュメント。観れば価値観が変わること間違いなし。まずは予告編から覗いてみて。『料理人ガストン・アクリオ美食を超えたおいしい革命』は11月14日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年10月02日ペルーの国民的ヒーローである料理人のガストン・アクリオの素顔と、食で国を変えたその情熱に迫るドキュメンタリー映画『料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命』が、11月14日より公開されることが決定。ポスタービジュアルもこのほどお披露目となった。国のアイデンティティーの最も重要な要素のひとつであり、人々の生活を向上させ、国をまとめる力を持つ“食”。同作では、政治家でも革命家でもないにも関わらず、“母国の素晴らしい文化を世界へ発信する”という揺るぎない夢と情熱を持った結果国自体に大きな革命をもたらしたひとりの料理人・ガストン・アクリオの素顔が描かれている。ガストン・アクリオは1994年に25歳で妻と2人で母国にレストラン「アストリッド&ガストン」をオープンし、その類まれなる料理を多くの人に提供することで国と人を救ってきた。また、ただ料理人というだけでなく、食物とその生産者への感謝と救済を忘れず、また、貧しい子どもたちでも学ぶことが出来る料理学校を設立するなど、“美食”というカテゴリーを超え、国家と人々に誇りと希望を与え続けてきた。同作には、世界中のレストランの中からベスト50を選ぶ「The World’s 50 Best Restaurants」でトップ10に名を連ねる料理人レネ・レゼッピ、マッシモ・ボットゥーラ、アレックス・アタラなども出演する他、ペルーで食材の生産に関わる人々や、学校で料理を学ぶ子どもたちなど、ガストン・アクリオを取り巻く人々が登場する。なお、同作は10月31日から11月13日にかけて開催される「第6回東京ごはん映画祭」での先行プレミア上映が決定している。映画『料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命』は、11月14日よりシアター・イメージフォーラム他、全国にて順次公開。
2015年08月28日ペルー国内に拠点を持つ日本進出企業と現地企業間の投資や貿易、交流をサポートする日秘商工会議所(CCIPJ)。そこで働くディアナ・デル・カルメン・ぺレス・オオシロさん(28歳)は、ここでの仕事は自分に合っていると話してくれました。さてその理由とは?■これまでのキャリアの経緯は?情報処理系の専門学校を卒業後、2007年から3年間、日本の埼玉県にある某大手企業の工場で働きました。その後ペルーに戻り、改めて大学に進学。昨年6月に企業管理コースを卒業したばかりです。在学中も仕事を探しましたが、時間的な面で学業との両立が難しく、なかなか見つかりませんでした。CCIPJは比較的融通が利いたので勉強を続けることができ、とても助かりました。■現在のお給料は以前のお給料と比べてどうですか?現在のお給料は1700~2000ソレス(約63,000~74,000円)。私の年齢からすると正直安い方だと思います。ただ私はペルーでの就労経験がなかったし、大学も去年卒業したばかりなので、これからもっと経験を積んでお給料を上げていきたいですね。■今の仕事で気に入っているところ、満足を感じる瞬間は?私はCCIPJのオフィスに存在する秩序や相手への敬意、そして規律正しさがとても好きです。そういうのは日本人の性格の基本的な部分でもありますよね。それを維持し続けるのは大変だけど、自分自身も成長できると思うんです。今は事務局長以下3人という小さな所帯ですが、みんな互いを尊重していて、とても働きやすいですよ。友人にはもっと稼いでいる人もいますが、社内や上司とのトラブルに悩んでいたりしますしね。ここはそういう問題がありません。■逆に今の仕事で大変なこと、嫌な点は?難しいのは言葉の問題でしょうか。私は平仮名やカタカナは読めますが、話すのは無理。なので、日本人の会員さんとのコミュニケーションが難しい時があります。■ちなみに、今日のお昼ごはんは?普段はお弁当を持ってくることが多いのですが、時間のない時や仕事の状況によっては、このビルの1階にあるレストランを利用します。今日のメニュー(昼定食)は、前菜が大麦入りのスープと野菜のキッシュ、メインがアサードと呼ばれる牛肉の煮込みとジャガイモのピューレでした。ここは日系人が経営しているので、和食メニューも豊富。それにしても洋風スープのカップが味噌汁椀だなんて、ちょっと面白いでしょう?これに飲み物がついて9ソレス(約330円)。ペルーには、ランチメニューを安く提供してくれるこうした店がたくさんあります。■日本人のイメージは? あるいは、理解し難いところなどありますか?日本の文化はとても興味深く、いつも何か新しいことを教えてくれますね。何かを達成するための努力、規律をもっているところが特に素晴らしいと思います。あと、日本食がヘルシーでとても好きです。特に好きなのはマキ(巻き)や春雨を使った料理ですね。ペルーのマキはカリフォルニアロール的なもので、クリームチーズやアボカドが入っていたり、トウガラシ味のピリッとしたソースがかかっていたり。甘いマンゴーを使ったマキもあるんですよ。どれもとっても美味しいです。■最近TVやラジオ、新聞などで見た・聞いた日本のニュースは何ですか?日本の消費税が5%から8%に上がったことでしょうか。経済を再活性化させるための措置だと思うけど、また日本が不況にならないかと気になります。物価も上がるだろうし、消費が減るか、そのコストに見合う代替品を探すようになりますよね。個人的には消費税を上げる必要はなかったんじゃないかって思うんですけれど。■休日の過ごし方を教えてください。長期の休みは旅行に行くことが多いですね。週末や短い休みなら、リマで家族や友達とよく一緒に過ごします。■将来の仕事や生活の展望は?経験を積んで、大手企業のロジスティック部門で働いてみたいですね。企業管理は私の専門なので、その関連部署でもっと学んでみたいです。
2015年02月03日