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元気とキレイのための毎日のケアを、効率よく、ミニマムにする知恵「ムーンサイクルセラピー」。今回は「満月期」、そして次の新月までの「下弦期」の、2週間のケアと過ごし方のポイントをご紹介します。満月は1ヶ月でいちばんのリラックスデー上弦期の間、徐々に高まった心身の高揚は満月から鎮静へと切り替わり、自律神経は副交感神経優位に傾きます。ですから、満月期は静かに過ごしつつ食事の量を控える、いつもよりゆっくりとお風呂につかる、瞑想をするなど心身に歩調を合わせていきましょう。無理をすると睡眠に影響が出やすくなるので、ご注意ください。月を見上げ、視覚でその光をキャッチするのも効果的です。生理が自然のリズムに沿い、新月前後に始まる方にとって「満月期」の前半は排卵を終え、女性ホルモンが入れ替わるタイミングなので、心身がゆらぎやすい時期でもあります。気になるときは、ホルモンバランスを整えてくれるゼラニウム、気持ちを穏やかに安定させてくれるユズなどアロマの力を借りてみて。その一方で、ゆらぎを“気にしすぎない”ことも大切です。「満月期」のもうひとつの特徴は、「新月期」と「上弦期」をどう過ごし、ケアをしたかで好不調が分かれるということ。例えば、「新月期」にデトックスケアが不十分だとむくみや便秘がより強く現れ体が重くなりますし、「上弦期」の栄養摂取が不十分だと免疫力の低下や倦怠感が現れやすくなる、というように。反対に、それぞれの期間に適したケアが十分にできていれば比較的体調は安定し、代謝が低下するぶん空腹感を感じにくくなるので、断食に向くともいわれます。アロママッサージでむくみと便秘を予防代謝が低下し、溜めこみやすくなる満月期のケアは、熱めのお風呂(42.3℃)で体をしっかり温めてあげることが肝心。そして冷えや生理痛につながるむくみ、免疫力の低下と肌あれの要因になる便秘をアロママッサージで予防しましょう。むくみのケアには、リンパの流れをサポートする専用のハーバルオイルを。お風呂に入ったあと適量を手にとり、足の内側を足首から腿の付け根まで、ゆっくりとした呼吸に合わせ、やさしく丁寧にさすり上げます。便秘のケアは、胃腸の働きを促すマジョラムとオレンジスイート(プチグレンでも)のエッセンシャルで。500円玉大のキャリアオイルに一滴ずつ垂らし、両手のひらで温めてからおへそのまわりを時計回りに、軽く圧をかけながらゆっくりとさすります。ハンドマッサージのほか、腹式呼吸で腸を刺激するのも効果的です。心身はゆったり静かに過ごすことを求めていても、仕事や育児は待ったなし。そんな時期だからこそ、乱れやすい自律神経のケアはより大切に。夕方以降は強い光を避け、ひと息つけるタイミングや1日の終わりに「ディアーナ ムーンサイクル セラム」を頭頂部や首の付け根、下腹部などに2プッシュずつつけ、深呼吸しながらやさしく揉み込んであげましょう。「下弦期」は新月のデトックス力を高める準備期間4つの周期の最後で、次の新月に向かう「下弦期」。後半は引力の強まりとともに交感神経が活性傾向になり、体はデトックスの準備を始めます。ですから、この時期のケアは“排出しやすい体”に整えることが一番のポイントです。自然の力を借りてデトックスすると体力を温存でき、日ごろの疲れにくさに差が出ると言われていますから、このチャンスを逃さないよう。デトックスの一環である生理を新月前後に合わせると体が楽になる、というのもそういう理由です。食事はスープなど消化吸収しやすい食材と調理法を心がけつつ、食物繊維やスパイスを積極的に取り入れて。お風呂は半身浴や足浴にして、デトックスの要となる肝臓と腎臓の働きを高めましょう。ゆっくり楽しみながら取り組んで、一生ものの知恵に月の満ち欠けを手がかりに、自然のリズムに同調することで毎日のケアと体を楽にする「ムーンサイクルセラピー」。元気ときれいのための一生ものの知恵ですから、一度にぜんぶ取り組むよりも、「満月期」や「新月期」など意識しやすいタイミングから始めてみて。体の変化に耳を澄ませながら、ケアのポイントが生活になじんだらほかの時期も…とゆっくりじっくり取り組む方が着実ですし、ケアを楽しむ余裕も生まれます。月を意識する習慣づけには、月例周期が記された手帳やカレンダーが頼りになります。「スパ&カフェ クレセーラ」のホームページ、「月のカレン」「スケッチダイアリー」がシンプルで美しく、おすすめです。問い合わせ:・ポール・シェリー ・モンサンミッシェル ・ディアーナ/スパ&カフェ クレセーラ ・ムーンカレンダー ・月のカレン ・スケッチダイアリー
2016年06月20日毎日のスキンケアにインナーケア、ボディケアにメンタルケア…元気とキレイのためにしているのに、時々それを負担に感じることはないでしょうか?決して手抜きをするのではなく、ミニマムにしたい。そのためにとても役立つのが「ムーンサイクルセラピー」です。■月の満ち欠けは、心身の変化を知るための手がかり美容とヘルスについて関心をおもちの方なら、「ムーンサイクルセラピー」について知っている、耳にしたことがある、という方は少なくないでしょう。かんたんに説明すると、月齢周期と私たちのバイオリズムは連動していて、だから月の満ち欠けを指針にその時々の体の状態にあったケアをすると、より効果が得られ、元気とキレイが高められる、というものです。正確にいえば、月の満ち欠けそのものが私たちの心身に働きかけているわけではなくて、月が地球の周りを一周する間に生じる引力と光の変動がその要因。そして月の満ち欠けは、「月と地球の位置関係」「引力と光の強弱」「心身への影響」を読み取り、ケアや過ごし方を考えるための重要な手がかりなんです。「ムーンサイクルセラピー」は諸説あり、内容も本来多岐に渡るのですが、いろいろ試した結果、腑に落ちて自然に根づき、よい変化を感じられた方法とアイテムを一部、前編と後編に分けてご紹介していきます。■新たに実践するなら「新月期」のケアから私が実践する「ムーンサイクルセラピー」では、新月から次の新月まで、28〜29日間の月齢周期を約4等分します。それぞれだいたい7日間ずつで、順に「新月期(new moon)」「上弦期(first quarter)」「満月期(full moon)」「下弦期(last quarter)」と呼びます(月ごとに日数が微妙に変わりますので、興味のある方は月の満ち欠けを記したカレンダーやインターネットで調べてみてくださいね)。前編となる今回は、「新月期」と「上弦期」にフォーカスします。▼新月から3日間はデトックスの集中ケアをまず「新月期」、それも新月当日から3日目くらいまでは、月の引力に太陽の引力も加わって最大に強まり、その作用は体内の老廃物や有毒物質を排出しやすくする方向へ働くといわれます。だからこの期間は浄化、デトックスの集中ケアを。デトックス力の高い入浴剤と半身浴でしっかりと汗をかき、古い角質がはがれやすくなるので、ゴマージュやクレイパックで全身をつるつるに磨きましょう。理想はこの時期に生理が重なるようにすることで、そうすると自然の力で経血をしっかり出し切ることができ、体のエネルギーを温存できるのだそう。今はそうでなくても、月の満ち欠けに寄り添って過ごしていると徐々にそうなっていくともいわれますから、体の変化にアンテナを立ててみてください。ちなみに、私は新月の2日前に生理が始まるという、理想的なサイクルをキープしています。▼上弦期は元気な細胞を作るための栄養補給そして「上弦期」、いったん弱まった引力が、満月に向かって再び強まっていくことで体が活性、細胞の再生が盛んになるといわれます。だからこの時期必要なのは、何より良質な栄養補給。アミノ酸に適量の糖質、オメガ3とオメガ6、種々のビタミン、微量ミネラルなど、細胞の材料となる栄養素をできるだけバランスよく、そしてなるべく食べ物から摂取するよう心がけます。こんなときこそ、スーパーフードを活用するのも手。良質な栄養は良質な細胞を育み、元気とキレイの基礎力を高めます。▼自律神経のケアで、ゆらぎの波を小さくするそして「ムーンサイクルセラピー」最大の要は、呼吸や血流、ホルモンバランスを司る自律神経のケア。自律神経は1日の中での朝晩のリズムのほか、月齢周期と連動したリズムもあるといわれています。新月の3、4日前から徐々に交感神経優位になり、満月前夜に高揚のピークを迎え、満月当日から下弦期の前半までは副交感神経が優位になる、という具合。このリズムに寄り添って、新月期と上弦期は活動的に、満月期と下弦期は静かにゆったり過ごすよう心がけると無理がなく、自律神経のバランスも乱れにくくなると感じています。もちろん、仕事や家族の都合でコントロールが難しいこともあります。例えば「新月期」と「上弦期」は交感神経が優位に傾き、自然と活動的になる時期だけど、あまりに忙しいとそれが過剰になり、ベッドに入る時間になっても頭の中は考えごとでいっぱい。そんなときは意識して深呼吸やストレッチをしたり、ぬるめのお風呂、首の後ろや下腹部を温めるなどで副交感神経にスイッチ。こんなふうに、自律神経の本来のリズムを知っていれば、乱さないために何をすべきかがわかりやすくなるんです。■月のリズムに同調すると、体もケアも楽になる「ムーンサイクルセラピー」は、地球上で私たちが健やかに生きて行くため、長い時間をかけて紡がれてきた知恵の結晶。自然のリズムに同調すると、ケアが整理され、明確になるだけでなく、自分の中の自然も目覚め、五感が増していくのを感じられます。まずは月を見上げ、その姿と光の移ろうさまを眺めることから始めてみて。そしてできるとき、できることを取り入れてみてくださいね。次回は「満月期」と「下弦期」のケアについてお伝えします。問い合わせ:・ニホンドウ漢方ブティック ・アムリターラフーズ/アムリターラ ・スパ&カフェ クレセーラ 参考:ムーンカレンダー
2016年06月07日