ドイツのポルシェAGは、今年のロサンゼルスモーターショーでニューモデル3車種のワールドプレミアを行う。「911 カレラ GTS」「カイエン GTS」と、「パナメーラ ターボ S エグゼクティブ」の限定モデル「パナメーラ エクスクルーシブ」シリーズの3車種となる。「911 カレラ GTS」は、「911 カレラ S」と「911 GT3」の間に位置するモデル。最高出力430PSを発揮するエンジンを搭載する。クーペとカブリオレが用意され、それぞれRRと4WDを選ぶことができる。装備面では、スポーツクロノパッケージを含むスポーティなオプション装備が標準装備となる。「カイエン GTS」は、最高出力440PSを発揮するエンジンを搭載し、車高を24mm低くしてスポーティに設定したPASMシャシーを採用する。「パナメーラ エクスクルーシブ」シリーズは、100台のみ販売される限定モデルとなる。ポルシェは米国市場で安定した成長を続けており、1月から10月末までの販売台数は3万9,000台。これは前年同期比11%の伸びとなっている。このうち「911」の販売台数は8,700台を超え、大幅な増加を記録した。また、約6分の1を「ボクスター」「ケイマン」が、約3分の1を「カイエン」が占めている。「パナメーラ」の販売台数は11%増加した。
2014年11月12日いまや世界一の自動車メーカーとなったトヨタ自動車。そんな同社を牽引するのがエンジンとモータを組み合わせたハイブリッド車(HV)だ。自動車の開発は大きく分けて「車両開発」「車両評価」「車両生産」「販売/サービス」に分けられる。中でも車両開発・評価はいわゆる「Vプロセス」と呼ばれる設計と試作・検証の組み合わせで成り立っており、近年では仮想環境による開発/評価、すなわちモデルベース開発(MBD)が用いられるようになってきた。その一方で、自動車に多くのECU(Electronic Control Unit)やセンサなどが搭載される、いわゆるエレクトロニクス化が進んできており、そうしたさまざまな機能の性能評価や検証をスムーズに行っていくことが求められるようになってきた。そんな多様なニーズに応えることを目指した様々なソリューションを提供するのが「トヨタテクニカルディベロップメント株式会社(TTDC)」だ。○モータ用HILSのFPGA実装にHDL Coder(Simulink)を適用自動車業界では、かなり以前からMATLAB/Simulinkを用いて開発を行ってきた。それは同社も例外ではなく、ECUの評価/検証を行うために用いられるシミュレータ(HILS:Hardware In the Loop Simulation)での応用を皮切りに、近年ではSILS(Software In the Loop Simulation)としてECUへの実装前に検証を行ったり、仕様検討時の車両性能予測、ECU実装前の検証、システムの性能評価などにも用いるようになってきたという。そんな同社が2014年春に提供を開始した最新のモータ用HILSが「次世代MotorBox」だ。いわゆるHVのモータの代わりに仕事をするHILSで、FPGAへHVモータのモデルを実装することにより、ECUのさまざまなテストが実モータを使用することなく実現できるシステムとなっている。ちなみに、MotorBoxシリーズとして第3世代品という位置づけになる。さまざまなモータ用HILSが存在するが、同製品の最大の特徴は高速化を実現するために用いられるFPGAへ実装するモデル開発環境にある。第2世代品までは、FPGAへ実装するモデル開発環境にFPGAベンダが提供する専用ツールボックス(ブロックライブラリ)を用いていたが、次世代MotorBoxではMATLAB/Simulink/StateflowよりダイレクトにFPGA向けHDLコードを生成することが可能な「HDL Coder」を用いることで、モデル開発が容易となり開発期間の短縮を実現したという。同社 第1計測制御開発部 シミュレーション要素開発室グループリーダーの鈴木紀康氏は、HDL Coderの採用について、「車両開発におけるMBDにおいて、次世代MotorBoxが主に担当するECUの『単体検証』という工程までの、『企画/仕様』、『設計/製作』、『実装』という一連の工程では一貫してSimulinkモデルが主流として用いられている。しかし、第2世代品まではSimulinkをベースにしていたとはいえ、FPGA専用ツールボックスでモデルを作り直す必要があり、開発工程を流れるSimulinkモデルをそのままでは活用しきれていなかった。当社は車両開発とそのプロセスを支える開発環境をパッケージ化して提供することを目的としているが、従来のままでは『検証』を行うために手作業によるモデルの変更作業が必要で、一貫したツールフローを実現することが難しかった」とし、Simulinkで作られたモデルという資産の流用度を引き上げること、ならびに前工程に次世代MotorBoxで得られたシミュレーション結果をフィードバックし、なおかつその結果が正しいものであることを担保することを目指して開発を行ったとする。○動作クロック10nsの実現で、次世代モータ制御の評価/検証が可能にカーエレクトロニクス分野の性能向上が著しいことから、将来のニーズに対応するべく、この次世代MotorBoxでは、FPGAの動作クロックも従来の100ns(10MHz)から10ns(100MHz)に引き上げることにも成功しており、モータ制御の高速化/精密化といった近年のトレンドにも対応できるようになっている。また、モータモデルは連続系の物理モデルになるので、HDL Coderとしては苦手な部類のモデルにあたる。HDL Coderの性能や使い勝手に関する課題は、マスワークスと連携しながら解決することで、10nsという超高速に動作する次世代MotorBoxでも適用できたという。「チャレンジした甲斐はあった。次世代MotorBoxの製品化で、FPGAを用いたシミュレータベンダのトップであるという自負と、今後もそうありたいという想いが強くなった」(鈴木氏)とのこと。今後もMBDのツール開発として、世の中にないものを生み出すための取り組みをマスワークスと連携して強化していきたいとするほか、さらなるシミュレータとMATLAB/Simulinkの組み合わせとして、FPGAでできる部分、汎用PCでできる部分の連携強化を図ることで、開発効率の向上を図れればとしている。マスワークスとしても、HDL CoderやEmbedded Coderなどを組み合わせることで、そうしたニーズへの対応を図って行きたいとしているほか、顧客の要求に真摯に応えていくことで、変化を続け、より良い開発環境の実現に協力できればとしている。既報のとおり、トヨタ自動車の自動車開発はSiCパワー半導体といった次世代の半導体デバイスの採用や、自動運転技術の実用化といった最先端の技術をカバーしていく必要があり、そうした先端技術を誰よりも先んじて実用化していくところに世界一たる所以があるのだろう。トヨタ自動車が世界一の自動車メーカーであり、そのHVも世界一であり続けるために、TTDCは世界一のシミュレータをMATLAB/Simulinkを活用することで今後も実現していくことだろう。
2014年11月11日本田技研工業(ホンダ)は、ブラジル・サンパウロで11月9日まで開催される「サンパウロ国際モーターショー2014」にて、新型「ヴェゼル(HR-V)」と、「CR-V」マイナーチェンジモデルのブラジル仕様市販予定車を初公開した。新型「ヴェゼル(HR-V)」は2015年第1四半期にブラジルで発売予定。SUVの力強さ、クーペの艶やかさ、ミニバンの使いやすさを融合し、ブラジル仕様車では1.8リットルSOHC i-VTECフレックスフューエルエンジンとCVTを組み合わせて搭載している。ブラジル仕様の「CR-V」マイナーチェンジモデルは、新デザインのフロントグリル・ヘッドライト・バンパーに加え、室内の質感や装備を充実させ、2015年前半にブラジルで発売する予定だという。同モーターショーではその他、参考出展として「NSX CONCEPT」「Honda FCEV CONCEPT」、量産車として「アコード」「シビック」「シビックSiクーペ」「フィット」「シティ」を出展。充実した四輪車のラインアップとなっている。
2014年10月30日日産自動車は、ブラジル・サンパウロ市で28日から(一般公開は10月30日~11月9日)開催されたラテンアメリカ最大のモーターショー『サンパウロモーターショー2014』で、都市型コンパクトクロスオーバーの新コンセプトカー「Kicks Concept(キックス コンセプト)」を世界初公開したと発表した。同車は、2年前に同モーターショーに出展した都市型スポーツカーコンセプト「EXTREM(エクストレム)」に続く、ブラジル市場向けにデザインしたコンセプトカーの第2弾。将来市場へ投入する可能性を想定したモデルであり、今日のアクティブなブラジルの若い層が求めるタフネスや安全性も取り入れている。デザインは、ブラジルの路面状況に対応できるように、どっしりとした接地感と機敏な印象を兼ね備え、ダイナミックなボディ形状やコーナーに突き出したホイールなどが、安心感と安全性を表現。またボディ部分には、「Vモーション」モチーフを施したグリルやブーメラン型ヘッドライト、ユニークなフローティングルーフ、力強いボディ形状といった、ニッサンデザインの特徴が多く取り入れられた。開発は、日本に拠点を持つグローバルデザインセンターのリーダシップの下に、カリフォルニア州サンディエゴにある日産デザインアメリカ(NDA)と、ブラジルのリオデジャネイロにあるサテライトデザインスタジオ、日産デザインアメリカ・リオ(NDA-R)が共同で行っている。
2014年10月29日アウディ ジャパンは11月19日から開催されるロサンゼルス(LA)モーターショーにて、次世代デザインを初披露する。デザイン部門トップのマーク・リヒテ氏が初めて手がけるモデルを、コンセプトカーとして出展するという。リヒテ氏は今年2月にアウディのデザイン部門トップに任命をされたばかり。その初のモデルは、技術の高さと妥協のないアウディ品質を表現し、コンセプトカーのデザインはいままでよりもさらに強い革新的なテクノロジーを示しているという。このモデルはアウディのエクステリア・インテリア両方の次世代デザインの方向性も示す。リヒテ氏は1969年生まれの45歳で、1996年からフォルクスワーゲンでキャリアをスタートさせた。2006年にエクステリアデザイン部門のトップに就任し、「ゴルフ」の5~7代目モデルや「パサート」「トゥアレグ」などのモデルを手がけている。
2014年10月21日Microchip Technologyは10月8日、電源モジュール、LINトランシーバ、スリープモードを内蔵した3相ブラシレスDC(BLDC)モータゲートドライバ「MCP8025/6」2品種を発表した。同製品は、MOSFETの駆動、電流検出、短絡防止、ゼロクロス出力、デッドタイム、ブランキング時間の制御、フォルト条件(過電圧/低電圧、過熱、その他の温度警告など)の監視といった機能を備え、同社のdsPICデジタルシグナルコントローラ(DSC)、またはPICマイコンと組み合わせることで、制御アルゴリズムを補完する。同社は、この組み合わせを広範な車載および産業用アプリケーションに向けた完全なモータ制御および駆動ソリューションとして提供するとしている。また、これらのドライバは150に対応し、スリープ電流は5μA(typ.)であり、LINトランシーバも内蔵しているため、車載に適している。特に、エンジンルーム内のポンプ、およびエアコン用ブロワや、キーOFF時の省電力化が必要な装備に最適であるという。さらに、内蔵のLINトランシーバは、LIN Bus 2.1およびSAE J2602規格の他、旧世代のLIN 1.X規格にも準拠している。なお、パッケージは5mm角の40ピンQFN、および7mm角の48ピンTQFP。すでにサンプル出荷と5000個単位の量産出荷を開始している。また、「MCP8025」を使った開発向けに評価用ボード「ADM00600」の供給も開始されている。
2014年10月08日英国ジャガー・ランドローバーはこのほど、2014年パリモーターショーでミッドサイズ・セグメントに投入するドライバーズ・カー「XE」の詳細情報を公表した。アルミを多用した軽量ボディに2.0リットルおよび3.0リットルのエンジンを搭載する。「XE」は後輪駆動でアルミニウムを多用したモノコックボディを持つクラスで唯一のモデル。ダブルウィッシュボーン式フロント・サスペンションとインテグラルリンク式リア・アクスルによって新たなベンチマークを打ち立てるモデルと位置づけている。ボディはジャガー・ランドローバーが新たに開発したモジュール車体構造を初めて採用した。2,835mmと長いホイールベースと低いシートポジションによって、流線形のシルエットを実現している。Cd値はわずか0.26という、ジャガー史上最も低い数値を達成した。これは数値流体力学に基づく1,200回ものシミュレーションと、CPU時間で800万時間以上に相当する計算をした成果だという。エンジンは新開発の「INGENIUM(インジニウム)」が初めて搭載される。このエンジンはガソリン・バージョンとディーゼル・バージョンがあり、いずれもまったくの白紙から開発されたという。「XE」に搭載する最初のINGENIUMエンジンは2.0リットル4気筒ディーゼルで、160PSと180PSという最高出力の異なる2つの選択肢が用意される。もちろんガソリンエンジンもあり、「XF」と「XJ」でデビューしている2リットル4気筒直噴ターボチャージド・ユニットと、「Fタイプ」と同じ3.0リットルV6スーパーチャージド・ユニットが搭載される。装備面でもステレオカメラによる自動緊急ブレーキや悪条件下でもトラクションを確保するオール・サーフェス・プログレス・コントロールなど、最先端のテクノロジーを投入。ジャガーは創始者のウィリアム・ライオンズ卿のビジョンである「クルマは人間が創り出したものの中で最も"生き物"に近い」という考えを証明するモデルがこの「XE」だとしている。
2014年10月06日ドイツのアウディ社は、10月4日に開幕した2014年パリモーターショーに、コンセプトカー「TT スポーツバック コンセプト」を出展した。4シーター5ドアのスポーツカーで、400PSの4気筒エンジンを搭載する。同モデルは現行の「TT」よりひと回り大きなボディを持ち、そのサイズは全長4.47m、全幅1.89m、全高1.38mとなっている。これは現行モデルより29cm長く、6cm幅広く、高さは3cm低い。エクステリアデザインは、2ドアクーペと見間違うほど流麗で、とくにリアの造形はハッチバックに見えない。フロントにはシングルフレームグリルを採用し、下端にquattroバッジが備わる。また、2ドアクーペのものよりも平たく幅の広い、ダークアルミルックのハニカムグリルインサートがはめ込まれている。ホイールは21インチという大径サイズに。エンジンは2.0リットルの4気筒ながら、直噴ターボとすることで400PSを達成。そのパワーは7速Sトロニックを介してquattro(フルタイム4WD)に伝えられる。0-100km/h加速はわずか3.9秒。燃料消費量は平均で100kmあたり7.0リットルに抑えられている。インテリアはスポーティさと5ドアセダンの機能性を同時に実現したもので、ダッシュボードやドア上の薄型の操作類や、室内全体を貫く長いセンターコンソールなどが特徴となっている。リアには2名分のスペースがあり、シートは前席同様ヘッドレスト一体型のセパレートシートを採用。バックレストは可倒式で大きな荷物がテールゲート下のラゲッジルームに積めるようになっている。
2014年10月06日スズキは、フランス・パリで10月2日~19日の日程で開催されている『2014年パリモーターショー』(一般公開は10月4日~19日)にて、新型コンパクトSUV「ビターラ(VITARA)」を初公開した。新型ビターラは、同社が培ってきた本格四輪駆動車やクロスオーバーSUVとしての資質を受け継ぎながら、デザイン・走行性能・安全性能・環境性能など、あらゆる面で進化させた全く新しいコンパクトSUV。走行性能を追求しただけでなく、ユーザーのライフスタイルを反映できるクルマとして開発したとのこと。同車は、スズキのハンガリー子会社であるマジャールスズキが2015年初めより生産し、欧州各国への供給を行っていく。ビターラは、同社が1988年に欧州市場に投入したコンパクトSUV。洗練されたデザインに本格的四輪駆動性能を持ちながら、日常の生活でも便利に使えるなど、都市型コンパクトSUVのパイオニアとして高い評価を得ている。1998年には、オンロードでの性能を向上させたクロスオーバーSUV「グランド ビターラ(GRAND VITARA)」を発売。2005年には、グランド ビターラにフルタイム4WDシステムや四輪独立懸架式サスペンションなどを採用し、高いオフロード走行性能とオンロードでのスムーズで快適な走行性能を両立させている。
2014年10月03日日産自動車は、フランス・パリで10月2日~19日の日程で開催されている『2014年パリモーターショー』(一般公開は10月4日~19日)で、新型「パルサー」を公開したと発表した。また、「パルサー DIG-T 190」や「パルサー ニスモコンセプト」の世界初公開、最新型「370Z NISMO」の欧州初公開なども行われている。新型「パルサー」は、日産クロスオーバーモデルのDNAを継承して開発された、5ドアハッチバックのCセグメントカー。後部座席の広い足元スペースといった高い実用性と、セグメント初となるアラウンドビューモニター・移動物検知機能・LEDヘッドランプ・エマージェンシーブレーキ・車線逸脱警報などの先進技術を搭載している。エンジンは3タイプあり、最もパワフルな1.6DIGターボエンジンを搭載する最上級グレード「パルサー DIG-T 190」は、今回が初公開となる。パルサー ニスモコンセプトは、新型パルサーが持つパフォーマンスの可能性を示唆するデザインスタディモデル。ニスモ独自のレーシングカーテクノロジーに裏打ちされた空力性能やパフォーマンスの向上を、斬新的なデザインで表現したモデルとのこと。そのほかには、ニスモのスピリットと開発ノウハウを用いて大幅に改良した新型「370Z NISMO」、12月の発売が予定されている新型「ジュークニスモRS」、『東京モーターショー2013』でも公開されている新たな商品開発手法を取り入れたコンセプトカー「アイディーエックス フリーフロー」と「アイディーエックス ニスモ」などが出展されている。
2014年10月03日本田技術工業(ホンダ)は、10月2~19日の日程で開催する「2014年パリモーターショー」(一般公開は10月4~19日)にて、「シビック TYPE R コンセプト」ならびに欧州市場向け新型車を発表した。パリモーターショーでは、欧州におけるホンダの基幹車種「シビック」シリーズの「シビック 5ドア」「シビック ツアラー」をはじめ、「CR-V」のマイナーチェンジモデル、新型「HR-V」(日本名「ヴェゼル」)と新型「ジャズ」(日本名「フィット」)の欧州仕様プロトタイプも初出展。欧州においてさらに充実した四輪車のラインアップを紹介する。「シビック TYPE R コンセプト」は、2015年に欧州での発売を予定している次期「シビック TYPE R」のデザインの方向性を示すコンセプトモデル。次期「シビック TYPE R」には、最高出力280馬力以上となる新開発の2.0リットル直噴ガソリンターボエンジンと、6速マニュアルトランスミッションを搭載し、より力強くスポーティーな走りを可能にする「+R」モードを採用する。小型SUVである新型「HR-V」のプロトタイプも出展。欧州仕様車には1.5リットル直噴DOHC i-VTECガソリンエンジンと1.6リットルi-DTECディーゼルエンジンを搭載する。新型「ジャズ」のプロトタイプも出展され、欧州仕様車は1.3リットルアトキンソンサイクルDOHC i-VTECエンジンを採用する。ともに発売予定は2015年夏とされている。「CR-V」マイナーチェンジモデルのプロトタイプでは、新デザインのフロントグリル・ヘッドライト・リアコンビネーションランプ・バンパーを採用したほか、欧州で好評の1.6リットルi-DTECディーゼルエンジンに160馬力の高出力仕様を新たに追加。このエンジンには、従来の6速マニュアルトランスミッションに加え、ホンダブランドで初採用となる9速オートマチックトランスミッションを組み合わせ、力強くスムーズな走りと高い環境性能の両立を実現した。「シビック 5ドア」「シビック ツアラー」のマイナーチェンジモデルは、デイタイムランニングライトを内蔵した新デザインのヘッドライトやフロントバンパーの採用により、スポーティーな外観デザインに。追突時や発進時における事故被害の軽減を支援し、安全運転をサポートするシティブレーキアクティブシステムも採用した。「シビック 5ドア」については、専用リアスポイラーや17インチアルミホイール、メッシュタイプのフロントバンパーグリルなどを採用した新タイプ「シビック スポーツ」も設定されている。
2014年10月02日日本自動車工業会は2日、東京ビッグサイトにて2015年10月29日~11月8日(一般公開は10月30日から)の期間に開催する『第44回東京モーターショー2015』のショーテーマとポスターデザインが決定したと発表した。第44回目の開催となる今回のショーテーマは、『「きっと、あなたのココロが走り出す。」"Your heart will race."』。コンセプトを「TECHNOLOGY×FANTASY」とし、来場者に最新テクノロジーとの出会いによる、心躍るような体験を届ける場にしたいという思いが表現されている。ポスターデザインは、ファッションブランドや音楽業界の広告を数多く手がけているドイツの写真アーティストであるヤン・レオナルド氏とのコラボレーションにより制作。 車輪に見立てた光の軌跡が新たな未来へとつながっていくイメージが表現されている。
2014年10月02日ドイツのポルシェAGはパリモーターショーのプレスデー初日となる10月2日、「カイエン S-E ハイブリッド」のワールドプレミアを行う。プレミアムSUVクラスで初めてのプラグインハイブリッド車として、ラグジュアリー4WDクラスで新しいベンチマークを確立する。「カイエン S-E ハイブリッド」のデビューにより、「パナメーラ S-E ハイブリッド」「918スパイダー」と合わせ、ポルシェは3つのプラグインハイブリッドモデルを抱えるリーディングカンパニーとなる。3モデルものプラグインハイブリッドをラインアップするメーカーは世界唯一だ。パリモーターショーでは「カイエン S-E ハイブリッド」のほか、新しくなった「カイエン S」「カイエン ターボ」「カイエン ディーゼル」「カイエン S ディーゼル」も発表する。いずれも効率性の向上に加え、走りとデザインに磨きがかけられ、標準装備が充実している。「カイエン S-E ハイブリッド」の燃費は、100kmあたりわずか3.4リットルで、CO2排出量も79g/kmにとどまる。この数値は同セグメントではトップで、とくに4WD車としては他の追随を許さない数字といえる。未来志向の駆動コンセプトはマーケットでも好評を得ており、2014年1~8月にパナメーラの出荷台数は1万6,698台に達したが、うち「パナメーラ S-E ハイブリッド」は1,513台と全体の9%を占めた。カイエンについても、「カイエン S-E ハイブリッド」が非常に高い割合を占めるものと期待されている。ポルシェは10月2日午前9時35分(CEST)から4号ホールで行われるプレスカンファレンスで、「カイエン S-E ハイブリッド」を世界初公開する。記者会見の模様はインターネットで生中継される予定だ。
2014年10月01日ドイツのフォルクスワーゲンAGはジュネーブ国際モーターショー(3月6日から一般公開)にて、まったく新しいコンパクトSUVモデル「T-ROC」を世界初公開した。SUVでありながら、ルーフを取り外してオープンスタイルにすることもできる。「T-ROC」は、「ゴルフ」をベースにしたコンパクトSUVで、同じ「ゴルフ」ベースの「ティグアン」よりもひと回り小さく、2ドアボディとなっている。エンジンは184PSの直噴ターボディーゼルを搭載し、7速DSGと組み合わせる。4輪駆動システム「4MOTION」を採用しており、「ストリート」「オフロード」「スノー」に走行モードを切り替えられる。全長4,179mmのボディは、MQBプラットフォームをベースに開発されており、車両重量はわずか1,420kg。コンパクトなボディながら、前後のトレッドは広く取られており、前後オーバーハングも短く、ダイナミックな印象を与えるプロポーションだ。マルチピースの19インチホイールも、この印象をさらに際立たせる。エクステリアデザインはフォルクスワーゲンの新しい方向性を示すもので、曲面を多用した躍動感のあるものに。ルーフは2分割して取り外し、荷室に収納することができ、気軽にオープンエアモータリングを楽しめる。インテリアデザインも革新的で、エクステリアとは対照的に直線を多用した未来的な雰囲気だ。センターコンソールのタッチスクリーンや、リアビューミラーの位置にあるHDカメラは取り外して車外で使えるなど、装備面でも新たな提案を行っている。
2014年03月06日モーターマガジン社が運営するネット通販サイト「モーターマガジンWebショップ」はこのほど、京商ブランドのレアなミニカーの販売を開始した。第1弾は、「ミニチャンプス(MINICHAMPS)」のポルシェとオートバイ。レース仕様を中心とした、コレクターにはうれしいラインアップとなっている。「ミニチャンプス ポルシェ デザイン ドライバーズ セレクション 4台セット」は、1/43スケールミニカー4台入り。セット内容は、「ポルシェ 911 GT3カップ (ポルシェ デザイン VIPカー)」「ポルシェ 911 GT3 RS (シルバー)」「ポルシェ 911 GT3 (レッド)」「ポルシェ 911 GT3 RSR(ホワイト)」。ポルシェ デザインのパッケージ入りで、 価格は1万7,640円。その他には、「ポルシェ 356B クーペ 1961 (ブラック)」(6,090円)、「ポルシェ 936 76 マルティニ ICKX/LENNEP 24H ルマン 1976ウィナー」(6,090円)などを用意。オートバイでは「ドゥカティ DESMOSEDICI GP09 No.27 C.ストナー モトGP2009オーストラリア フィギュア付」(2万4,150円)、「ホンダ RC211V チームレプソルホンダ V.ロッシ2002 モトGP初優勝 フィギュア付(1万6,800円)などがラインアップされている。同商品は、モーターマガジンWeb Shop3店舗、「本店」「楽天市場店」「Yahoo!店」で販売。なお、在庫僅少につき売り切れの場合もあるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月28日日産自動車は、2012年『ロサンゼルスモーターショー』(会期 : 11月30日~12月9日)に、2014年型「GT-R」や、デザインコンセプトモデルの「ハイクロス・コンセプト」、西海岸デビューとなるレーシングカー「デルタウィング」などを出展した。また、新型「アルティマ」、新型「パスファインダー」、新型「セントラ」等を含む同社フルラインナップの展示も行われてる。2014年型GT-Rは、545馬力のツインターボ3.8LV6エンジンを搭載し、圧倒的で存在感のある外観を維持しながら、プレミアムインテリアを含む多くのアイテムの商品力を向上させたとのこと。2013年1月に北米で発売予定。北米初公開となる「ハイクロスコンセプト」は、日常生活での実用性と斬新なスタイルの両方を兼ね備えたコンセプトカー。パワートレインは、1モーター2クラッチ方式のハイブリッド方式を採用し、3列シートで7人乗りの室内空間を確保している。「デルタウィング」は、西海岸での初デビューとなるレーシングカー。刺激的なエクステリアデザインと軽量かつ低燃費な性能が注目されている。2012年6月のルマン24時間レースでは、他のレースカーからの接触により途中リタイアしたが、その後アトランタで行われたプチ・ル・マンでは総合5位で完走している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日本田技研工業の中国現地法人である本田技研工業(中国)投資有限公司は現地時間22日に、『2012年広州モーターショー』(一般公開は11月23日~12月2日)において、ハイブリッド車やコンセプトモデルのほか、ヒューマノイドロボット「新型ASIMO」などを出展したと発表した。同社ブースでは、中国で新しい動きを起こし、新しい未来を切り開いていきたいという意味を込めた出展内容を展開。今年7月に発表した「CR-Z」に加えて、「インサイト」や「フィット ハイブリッド」を展示し、今後もハイブリッド車のラインアップを拡大していくことを発表した。2014年に予定されている、中国でのハイブリッド車生産に向けた準備を開始したことも発表している。また、アキュラブランドの次世代フラッグシップセダンの方向性を示すコンセプトモデル「RLX Concept」を出展し、同ブランドで初めてハイブリッドシステムを搭載した高級コンパクトセダン「ILX」を発表。ほかにも、中国人デザイナーによる中国専用モデル開発強化のため、2012年中に仮デザインスタジオの開設予定も発表された。なお、世界初の自律行動制御技術を新たに搭載したヒューマノイドロボット「新型ASIMO」は、海外では初めての出展となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月22日日産自動車は、10月22日から11月4日(一般公開は24日から)の期間にブラジル・サンパウロ市で開催される『第27回サンパウロ国際モーターショー』で、アーバンコンパクトスポーツカーの「エクストレム」(EXTREM)コンセプトを世界に先駆けて披露した。同車は、カリフォルニア州サンディエゴにある日産デザインアメリカ(NDA)が、ブラジルのデザイナーたちと共にデザインし、ブラジルで製作したブラジル市場のためのコンセプトカー。汎用性とタフさをコンパクト2+2の機敏さと組み合わせた、新しいジャンルのアーバンコンパクトスポーツカーとのこと。量産化計画のない純粋なコンセプトカーだが、同車のデザインには、将来のブラジルや他市場向けの日産車デザインの方向性を垣間見ることができるとしている。そのほか、サンパウロ国際モーターショーでは、同市場で2013年発売予定の「アルティマ」、ブラジルでの現地生産開始10周年を記念した「Frontier 10 Years」、同社の2016年リオデジャネイロオリンピック及びパラリンピックの公式スポンサーと関連した限定特別仕様車「March Rio 2016」を出品し、ブラジル市場の全ラインアップを展示。サンパウロ市のEV普及に向けたパイロットプログラムに参加している「日産リーフ」EVタクシーや、新世代エクストロニックCVT技術も紹介されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月23日スズキは、27日から開催された『パリモーターショー』(一般公開は9月29日から10月14日)において、同社初となるCセグメントクロスオーバー車のコンセプトモデル「S-Cross」(Sクロス)を発表した。同車をベースとした車は、2013年末までに欧州で発売する計画となっている。S-Crossのデザインは、フロントバンパーからリヤに流れる抑揚のあるキャラクターライン、フロントバンパーのLEDフォグランプ部からボディに入り込むクロームメッキ、有機的なデザインを採用した前後のLEDライトで”躍動感”を表現。また、ダーククロームとシルバークロームを組み合わせたメッシュフロントグリル、ルーフラインと一体化したルーフレールで”上質感”を、後傾したルーフライン、フロントバンパー、ドア下端、リヤバンパーに平滑な面処理を採用することで”空力性能”を表現し、燃費改善に寄与する形にしたとのこと。さらに、フロントのスキッドプレート、大きく張り出したフェンダーアーチとアンダーモール、20インチ大径タイヤやクロームホイールなどでクロスオーバー車の持つ”力強さ”を表現したという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月28日ビー・エム・ダブリューはこのほど、9月27日に開幕するパリ・モーターショーへの出展内容を発表した。プラグインハイブリッドの試作車「Concept Active Tourer」や電動スクーター「C evolution」など、環境技術を中心とした意欲的な展示内容となる。今回の目玉となるのは、なんといってもBMW初のプラグインハイブリッド「Concept Active Tourer」だ。前輪を3気筒のガソリンエンジンで、後輪を電気モーターで駆動するシステムで、電気モーターを自社で開発するなど徹底した低燃費、ハイパフォーマンスを追求している。スイッチひとつで黒から透明に切り替わるガラス製のルーフなど、数々の最新技術が搭載されている点も見逃せない。もうひとつの目玉といえるのが、同社のフラッグシップである「7シリーズ」のニューモデル。ヨーロッパ・プレミアとなる新しい「7シリーズ」は、エクステリア、インテリア、パワートレーンともに大幅な変更を受け、燃費は最大で25%も向上している。二輪メーカーの顔も持つ同社が、未来のアーバン・モビリティとして開発を進めている電動スクーター「C evolution」にも注目が集まるだろう。内燃機関と同等の走行性能と、100kmを超える航続距離を持ち、すでに公道での実証試験が始まっている。プロトタイプとしての出展だが、市販は近いとみられる。その他、ディーゼルエンジン仕様がワールド・プレミアとなる「1シリーズ」、エンジンラインナップを強化した「3シリーズ」などを出展。電気自動車の「i3コンセプト」も新バージョンが初めて公開される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月22日トヨタ自動車はこのほど、フランス・パリで開催される『2012年パリモーターショー』(開催期間は9月27日から10月14日、一般公開は9月29日から)に、ミッドサイズクーペのコンセプトカー「レクサス LF-CC」を出展すると発表した。同車は、空力・冷却性能に配慮した外形デザインを実現した、将来のレクサスラインナップに加わるスポーティエントリーモデルを示唆するコンセプトカー。インテリアは上質かつ走りを予感させるというデザインを採用したほか、メーター・ナビゲーションなどのディスプレイゾーンとシフトレバー・リモートタッチなどのオペレーションゾーンを明確に分離し、視認性・操作性に配慮している。パワートレーンには新開発直噴2.5Lエンジンと2つのモーターを組み合わせた「レクサス・ハイブリッド・ドライブ」を採用し、レクサスのミッドサイズFRクーペにふさわしい走行性能と環境性能(CO2排出量目標値100g/km)を両立させたとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月18日日産自動車は12日、『2012年パリモーターショー』(一般公開日 : 9月29日~10月14日)でSUVコンセプト「TeRRA(テラ)」を公開すると発表した。同車は、都市部向けのSUV / クロスオーバーをベースに作られたコンセプトモデルであり、同社のゼロ・エミッションの知見が燃料電池車にまで及ぶことを示したというゼロ・エミッションSUV。オフロード走行と都市部での走りを両立させ、4×4の燃料電池パワートレインと堂々とした外観により、ゼロ・エミッションSUVという新たな領域における持続可能性を提案する。フラットでコンパクトな燃料電池は、世界トップレベルの出力密度2.5kW/Lを実現するとともに、必要な貴金属の量が2005年の前型と比べて4分の1に減っており、コストは6分の1となっている。同車は純粋なコンセプトカーだが、水素が広く普及すれば、すぐに燃料電池自動車を量産する準備が整っているという同社の姿勢を示すものだとしている。前輪は電気自動車「リーフ」に採用されているシステムで駆動し、後輪は実用レベルのインホイールモーター(IWM)を搭載することで4輪駆動となっている。後輪の駆動にドライブシャフトを必要としないため、室内やアンダーボディに突起がなく、フラットな室内デッキを実現したとのこと。そのほか、ブナ材とアクリル、メタルフレーム等を取り入れた室内、視認性の良い中央寄りに配置されたフロントシート、インテリジェントキーの役割も果たす電子タブレットをドライバーが差し込むことで起動するシステムなどを採用。なお、タブレットは速度や主要な性能を表示するほか、エンターテインメント、通信、ナビゲーションなどの画面に切り替えることができ、取り外した際はタブレット端末として利用できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月13日マルトコ板金自動車シヨウ実行委員会はこのほど、「クルマ王」所ジョージさん秘蔵の名車、珍車、手造り車を展示したモーターショーを開催すると発表した。8月11~19日に東京・渋谷ヒカリエ9階「Hikarie Hall A」にて行われる。同イベントの正式名称は、「所ジョージ presents 世田谷ベース公認 スネークモータース協賛、等々力ターバンズ絶賛 第44回全日本マルトコ板金自動車ショウ2012 お盆ダヨ!全員集合!!」。主催者発表によれば、「あの『クルマ王』所ジョージさんが勝手に『モーターショー』を開催!!」「無類のクルマ好きとして有名な『クルマ王』所さんによる、カーライフの楽しみ方を伝えるイベント。エコとか効率とかというモノサシとはまた違った、”クルマって楽しい”を感じることができる、日本で唯一の自動車ショー」とのこと。今回の発表は開催決定を告知するもので、詳細については改めて発表予定。ただし、会場内には子供向けのスペースやカフェも開店するとのことで、家族連れで楽しめるイベントとなる模様だ。8月11~19日の9日間開催され、営業時間は初日と最終日を除き10:00~21:00(初日は12:00から、最終日は18:00まで)。入場料は一般1,300円、学生(中学生以上)と60歳以上は1,000円、小学生は700円となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月09日上海フォルクスワーゲンは北京モーターショーにて、新型ラヴィーダを世界初公開した。ラヴィーダは中国国内で開発が進められた中国向けのモデルで、新型はその方向性を引き継ぎ、中国市場でもっとも売れたクルマとしての地位をさらに揺るぎないものにすることが期待されている。ラヴィーダは極めてオーソドックスな4ドアセダンで、サイズや基本的なハードウエア構成は欧州向けのジェッタに酷似する。ただし、開発は中国で行われ、デザインから開発までのすべてをドイツ以外のフォルクスワーゲンが担当した初のモデルとなっている。中国市場に合わせたエクステリアは奇をてらわず風格を感じさせるものとなっている。フロントマスクはフォルクスワーゲンの最新のデザイン基準に則り、ヘッドライトにつながったアッパーグリルが力強さを演出する。リアはL字型のコンビネーションランプがハイテクなイメージを演出する高級感あるデザインを採用している。エンジンは直列4気筒ガソリンで、6速ATと組み合わせたFFレイアウトを採用する。同車には3種類のエンジンと4種類の装備ラインが用意され、ベースグレードでもABS、ESP、フロントエアバッグといった安全装備が採用されている。先代のラヴィータは2008年に登場し、3年で60万台を超える累計販売を記録した人気モデル。フォルクスワーゲンでは「高い評価と最新のテクノロジーを兼ね備えた新型ラヴィータは新しいベンチマークを打ち立てる」と自信を見せている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月30日ランボルギーニは中国で開催中の北京モーターショーにおいて、かねてから注目されていた同社の20年ぶりのSUV「ウルス(Urus)」を発表した。600馬力のモンスターながら、多用途性と日常用途での実用性も兼ね備えるという。ボディは全長4.99m、全幅1.99mで、同社によれば、「スポーティなSUVクラス」に属する。だが全高は1.66mと、ライバルより圧倒的に低い。エクステリアもSUVの枠を超えたダイナミックな造形だ。乗車定員は4名で、フル乗車でもラゲッジスペースを十分に確保している。インテリアはほぼすべてがカーボンファイバーと補強ポリマーで仕上げられ、シートは4座とも特許を取得したフォージド・コンポジット製のバケットタイプで、その着座位置は同じセグメントのどのクルマよりも低いという。エンジンは600馬力とだけ公表されており、デュアルクラッチ・トランスミッションおよびトラクションコントロール付きのフルタイム4WDシステムと組み合わされる。ランボルギーニ得意の軽量化技術により車重が極めて軽量となっているため、加速性能やハンドリングに優れるだけでなく、CO2排出量や燃料消費量も高いレベルにあるという。また、ハイトコントロールと高さ調整機能付きフロントスポイラーを装備。最も高くすれば大きなアプローチアングルとロードクリアランスが確保され、最も低くすれば高い安定性を発揮する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月25日本田技研工業の中国現地法人である本田技研工業(中国)投資有限公司は、中国で23日から5月2日の期間に開催される『北京モーターショー』において、来年発売予定の量産車のコンセプトモデル「Concept C」と「Concept S」を世界初披露した。Concept Cは、中国市場向けに開発したミドルクラスセダンのコンセプトカーで、龍をイメージした個性的かつスポーティーなデザインを採用したとのこと。商品企画は中国人が主体となって行い、開発では中国と日本のチームが協力。同車をベースとした量産車は、2013年に広汽本田汽車有限公司より発売予定となっている。Concept Sは、中国市場をメインターゲットに開発し、中国から発売開始される新価値乗用ムーバーのグローバルコンセプトカー。同車はハイブリッドシステムを採用し、走りの楽しさと環境対応を両立するとともに、同社独自のパッケージング技術によって広い室内空間を実現したという。同車をベースとした量産車は、2013年に東風本田汽車有限公司より発売予定。そのほかにも、アキュラブランドから今秋より中国で発売予定の小型セダン「ILX」と小型SUV「RDX」を中国で初めて披露。また、次世代スーパースポーツ「NSX コンセプト」も初出展し、3年以内に米国へ投入した後に中国においても順次投入する計画を発表した。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月23日スズキは、中国で23日から5月2日の期間に開催される『北京モーターショー』に同社の合弁企業である「重慶長安鈴木汽車有限責任公司」(以下 : 長安鈴木)と共同で、コンセプトカー2台と長安鈴木で生産する四輪車などの市販車10台を出品すると発表した。出品するコンセプトカーは、軽量化と空力性能の追求により超低燃費を実現するという次世代グローバル・コンパクトカー「G70」と、満充電で約30km(航続距離JC08モード走行)走る生活密着型EV「スイフト・レンジ・エクステンダー」の2台。市販車では、長安鈴木から「アルト」「スイフト」「SX4」「SX4セダン」、昌河鈴木から「ワゴンRワイド」「リアナ」「ランディ」、鈴木中国から「キザシ」「ジムニー」「グランドビターラ」の計10台を出品する予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月23日日産自動車は、中国で23日から5月2日の期間に開催される『北京モーターショー』において新型グローバルセダンを公表したほか、電気自動車(EV)のコンセプトカー3台を出展したと発表した。今回公表された新型グローバルセダンは、中国における「シルフィ」(中国名 : 軒逸)の次期型モデル。従来型車が持つ高い機能を継承しながら、デザイン、感性品質、室内の広さ、優れた燃費性能など、1クラス上の車格感を持つ新しいセダンとのこと。ロングピストンストロークとツインCVTC(吸排気可変バルブタイミングコントロール機構)により燃焼を最適化した新型1.8リッターエンジン、遊星ギヤを用いた副変速機と小型プーリーを組み合わせて効率を高めて変速比幅を拡大した副変速機付エクストロニックCVT(無段変速機)を搭載する。同車は、東風日産乗用車公司の花都工場で生産予定となっており、2012年半ばに中国で発売、その後約120カ国で順次発売していく予定とのこと。そのほかに出展される電気自動車は、近未来の都会派スマートEVという「PIVO3」、後輪駆動のゼロ・エミッションスポーツカー「エスフロー」、ゼロ・エミッションの多目的小型商用バン「e-NV200」となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月23日トヨタ自動車は、中国で23日から5月2日の期間に開催される『北京モーターショー』にワールドプレミア3台を含む、38台の市販車・参考出品車を出展したと発表した。今回の北京モーターショーでは、中国常熟市の研究開発センターが開発を進めているハイブリッドコンポーネント搭載車のコンセプトモデル「雲動双擎(ユンドンショワンチン)」を初披露。また、新しいユーザーを獲得するために開発されたという、スモールクラスのグローバル戦略車のコンセプトモデル「TOYOTA Dear~亲(チン)~」のセダンとハッチバックを世界に先駆け披露している。そのほかにも、「86」や福祉車両、各種環境車などを多数出展。プレスカンファレンスにて同社社長の豊田氏は、「ハイブリッドの魅力を、中国で生まれたハイブリッドカーで皆様にお届けしていく」と述べている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月23日2年に1度のビッグイベント、東京モーターショーの次回の開催スケジュールが早くも決定した。2013年、つまり来年の11月22日~12月1日の期間で開催される。場所は前回と同じ東京ビッグサイトだ。世界の5大モーターショーのひとつに数えられる東京モーターショーは、次回もアクセスのよい東京ビッグサイトで開催されることに。日程は前回より10日早い11月22日から。これまでと同様、初日は特別招待日で、一般公開は23日からとなる。内容は、これまで通り乗用車、商用車、二輪車、カロッツェリア、部品、機械器具関連製品、自動車関連サービスを一同に紹介する総合ショーに。前回のショーでは24年ぶりに会場を東京に戻したことが奏功し、2009年開催時と比べて37%増の84万2,600人が来場した。2009年は海外メーカーの多くが撤退したことがいまだ記憶に新しいが、わずか1回で完全に回復したといっていいだろう。主催の日本自動車工業会では、「第43回東京モーターショーでは、前回ショー同様、技術立国・日本を象徴する展示会として、世界一のテクノロジー・モーターショーのイメージ定着を目指してまいります」としている。また、出展募集は今年10月中旬から受付を開始する予定。ここ数年の東京モーターショーは環境が大きなテーマになっているが、エコ技術とともに自動本来の魅力を発信するショーを期待したい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月16日