ヤフーは27日、事業者向けプラットフォームサービス「myThingsプラットフォーム」と、スマートフォン向けアプリ「myThings」を公開した。同アプリでは、ユーザーが使用しているIoT製品やWebサービスを組み合わせて使用することができるという。App Store、Google Playよりダウンロードでき、価格は無料。「myThingsプラットフォーム」は、IoT製品やWebサービスのAPIを集めた事業者向けプラットフォームサービス。事業者は公開されているAPIを使って、新製品・サービスの開発や、既存製品・サービスの新たな価値の創出が可能となる。また、自社製品・サービスのAPIを公開し、他事業者が活用することで、本来想定していなかった付加価値が創出されるとしている。同社は、「myThingsプラットフォーム」をIoT分野での取り組みの基盤とし、多くの事業者と連携しながらプラットフォームを拡充していく。将来的には、大手・中小企業から、個人までの事業者や開発者が、あらゆるAPIを利用できるようオープン化していく予定だという。「myThings」は、モノとサービス、サービスとサービス、モノとモノなど、ユーザーが使用しているIoT製品やWebサービスを組み合わせて、新しい使い方を生み出せるスマートフォン向けアプリ。インターネット接続されている室内温度計が一定の温度を超えたらメールで知らせるなどの使い方が可能となっている。アプリ内には、同社が推奨するIoT製品とWebサービスの組み合わせが複数用意されており、ユーザーは任意の組み合わせを選択するだけで利用できる。公開時に、組み合わせられるIoT製品やサービスは約30種類で、今後、随時追加されていく。
2015年07月27日ヤフー(以下Yahoo!JAPAN)と子会社のワイジェイカードは24日、両社が共同展開している「Yahoo!JAPANカード」利用者に対して手数料率を優遇する新たな学資クレジットの取扱いを8月中旬より開始すると発表した。○一定の条件を満たすと学資クレジットの手数料率を通常3.9%から"1.5%"に優遇Yahoo!JAPANとワイジェイカードは、4月に共同で「Yahoo!JAPANカード」の発行を開始した。協業第2弾としてリリースする手数料率を優遇する新たな学資クレジットは、「Yahoo!JAPANカード」ユーザーであり、同カードでの請求金額合計が月額2万円以上の場合、翌月の学資クレジット手数料率を通常3.9%から"1.5%"に優遇するというもの。「Yahoo!JAPANカード」利用者に、クレジットカードの利用による付加価値にとどまらず、さらなる特典を提供するサービスとしている。学資クレジットは、まずワイジェイカード本社所在地である福岡市の一部の専門学校で取扱いを開始する。将来的には全国の大学、専門学校等への展開を予定しているという。Yahoo!JAPANとワイジェイカードは、このたびの商品を通じ、学生および保護者の人々へ学資面でのサポートをすることで、充実した学校生活を送ってもらうための環境づくりに貢献していくとしている。○学資クレジットの取扱い予定校(7月24日時点。随時、追加予定)学校法人麻生塾(麻生専門学校グループ)麻生情報ビジネス専門学校福岡校、麻生外語観光&製菓専門学校、麻生医療福祉専門学校福岡校、麻生建築&デザイン専門学校、麻生公務員専門学校福岡校、専修学校麻生ビューティーカレッジ、専門学校麻生工科自動車大学校、専門学校麻生リハビリテーション大学校、麻生情報ビジネス専門学校北九州校、専門学校麻生医療福祉&観光カレッジ、麻生公務員専門学校北九州校、専門学校麻生看護大学校学校法人九州安達学園九州観光専門学校、専門学校九州スクール・オブ・ビジネス、専門学校九州デザイナー学院、専門学校九州ビジュアルアーツ○学資クレジットの特徴「Yahoo!JAPANカード」ユーザーにおトクな変動手数料率ワイジェイカードが発行する「Yahoo!JAPANカード」の請求金額合計が月額2万円以上の場合は、翌月の学資クレジット手数料率を実質年率1.5%に優遇。請求額合計が月額2万円未満の場合、翌月の学資クレジット手数料率は実質年率3.9%となる柔軟な支払いプランを用意ステップアップ返済(在学中は元金据置とし手数料のみを支払う方式)での支払いが選択可能リレー返済も可能学生の卒業を機に、保護者から学生へ債務引受の手続きを行うことで、支払い者の変更が可能
2015年07月27日●違和感ばかりのプレスリリースもしかしたら世界一長い社名を持つ会社かもしれない。137文字の長い正式社名を持つ、略称「株式会社あなたの幸せが私の幸せ」が、26日からauのMVNOサービス「ハピネスモバイル」を開始すると発表したが、このニュースよりもニュースと思えるのが長い社名のほうかもしれない。「ハピネスモバイル」運営元の社名の謎に迫った。○違和感のあるプレスリリース事の発端はある1枚のプレスリリースからだった。資料を見ると、何かとてつもない違和感がある。プレスリリース作成者が狂ったか? と思うほどで、違和感を理解するまでには若干時間の時間を要した。資料はこう始まっていた。「株式会社あなたの幸せが私の幸せ世の為人の為人類幸福繋がり創造即ち我らの使命なり今まさに変革の時ここに熱き魂と愛と情鉄の勇気と利他の精神を持つ者が 結集せり日々感謝喜び笑顔繋がりを確かな一歩とし地球の永続を約束する公益の志溢れる我らの足跡に歴史の花が咲くいざゆかん浪漫輝く航海へ(本社:埼玉県……」これは、主語である。そして社名である。プレスリリースの内容を噛み砕けば、この携帯ショップを展開する会社がauのMVNOサービスに参入し、「ハピネスモバイル」を始めるという。それだけに過ぎないが、ものすごいインパクトのあるリリースだ。社名をカウントすると、「株式会社」を含め、137文字もあった。○ありのままの姿見せたらなぜ、こんな長い社名にしたのだろうか。その答えは、同社の代表を務める栗原志功氏のFacebookの投稿に記載されていた。同氏の投稿によると、なぜ会社を作ったのかをゼロから考え、その結果として長い社名になったとしている。「そうだ、俺達は金の為でも、規模や形にこだわってるわけでもなく、純粋にみんなの幸せを創りたかったんだ! この気持ちをず~とみんなで共有したいなぁ。あ、じゃあ、社名にしちゃえばいいんだ!」とコメントを残している。デメリットも考慮しようとしたようだが、それでは行動に移せなくなる(深夜に書いたラブレターが翌朝、目もあてられないのとと同様に)ので、そうなる前に実行したらしい。社名変更を。現在の社名にしたのは、昨年10月で、それまでは「株式会社もしもん」であったことも、同氏の投稿から判明。以前は限りなくシンプルだったのだ。そして、社名の長さをギネス世界記録に申請しているという。何なのだ、この会社は……。8文字から137文字の社名へ。由来はわかった。思いの丈もわかった。しかし、困りそうなのは現場だ。実際の運用は? そして、気になるギネス世界記録は? という点を広報担当者に聞くことにした。●長すぎて電話が切られる……○ギネス世界記録と現場での応対についてまずは、ギネス世界記録について。広報担当者によると、ギネス世界記録に申請したのは事実とのこと。ただし、前例がなく協議中という状態が長らく続いているという。次に現場での応対について。名刺や電話の応対、社印などはどうなっているのか。広報担当者によると、名刺には正式社名を記載しており、電話は「株式会社あなたの幸せが私の幸せ○です」といったように略称で応対しているという。ただし、電話応対については「以前は正式社名で応対していたんです。でも、社名を名乗っている途中で、電話を切られてしまうことがありまして……」(広報担当者)。確かに長い。そして、電話越しから、あなたの幸せ、幸福、創造、使命などといった言葉が並んだら、あなたならどう思うだろうか。宗教団体ぽさを感じないだろうか。人を選ぶ、このあたりは、損な社名なような気もするが、「うちは宗教団体ではありません」とキッパリと否定された。このほかに、業務上で困ったことはないのか、との問いに「領収書ですかね。社名が長すぎるので、宛名は自分で書いてください! とか怒られたりしたこともありました」(広報担当者)。社印ついては、Facebook上の投稿に栗原代表が回答していた。当初は「略称で作ることにしたっす。『株式会社あなたの幸せがわたしの幸せ』」としていたが、後日、本気で実印を制作したようで、社名がすべておさまった印影がFacebook上で公開されている。○ショップ名にもフリーダム感ギネス級の長さを持つ社名。この尋常じゃない感は、社名だけではない。運営する20店舗の携帯ショップの名称も、ハンパないフリーダム感を漂わせる。いくつか例を挙げておこう。埼玉県さいたま市の「もしもしモンキー ルー大宮!トゥギャザーしようぜ!店」茨城県守谷市の「もしもしモンキー 茨城守谷がって行こうぜ店」茨城県結城市の「もしもしモンキー 結城があれば何でもできる店」千葉県千葉市稲毛区山王町の「もしもしモンキー 1・2の山王町店」といった具合だ。これについては「店舗をオープンする都度、店舗名称を社内から募って、決めています。お客さんに少しでも笑ってもらえたら……」(広報担当者)というのが、動機らしい。最後に、社名をつぶさに読んでみよう。その上で、内容を端的にまとめると、「みんなの幸せために熱い気持ちを持って俺たち頑張るよ」というところだろうか。その心意気と、サービス精神の表れが、ユニークな店舗名にもにつながっているようだ。
2015年07月24日旅行検索サイト Skyscanner Ltd(スカイスキャナー)とヤフー(Yahoo! JAPAN)は7月15日、7月8日に合弁事業会社「Skyscanner Japan(スカイスキャナージャパン)」を設立し、「Yahoo!検索」上での「航空券検索」機能の提供を開始したと発表した。「Yahoo!検索」にて旅行の出発地と目的地を検索すると、検索結果上にすでに「出発地」と「目的地」が入力された「航空券検索」機能が表示される。「出発日」と「復路」「旅行者情報」などの条件を指定することで、スカイスキャナーが提携している航空券の閲覧・比較が可能となる。今回の取り組みにより、Yahoo! JAPANでは「Yahoo!検索」の回答力の強化、スカイスキャナーにおいては「Yahoo!検索」上でサービスを展開することによる日本市場へのさらなる認知強化を見込んでいる。スカイスキャナーは30言語で事業展開をする旅行検索サイト。グローバルで1300社以上の航空会社・旅行代理店と提携する広い網羅性と、各企業との直接契約の強みを生かしたリアルタイム性を軸としており、Webサイトへの訪問者数は月間3500万超、スマートフォンアプリは総計3500万ダウンロードの実績がある。
2015年07月17日ヤフーとソニー不動産は7月7日、日本国内の中古住宅流通市場とリフォーム・リノベーション市場の活性化に向けた業務提携契約を2日に締結したと発表した。今回の業務提携契約の締結に伴い、ヤフーとソニーは、ソニー不動産の第三者割当増資を引き受けた。また、ヤフーは資本参加、ソニーは追加出資を行うことを決定した。ソニー不動産は、第三者割当増資によりヤフーを割当先としてソニー不動産の普通株式を発行。ヤフーから18億円の出資を受ける予定だ。また、ソニーも当該第三者割当増資と同時に、ソニー不動産に対して約10億円の追加出資を行う。なお、ソニーによる追加出資とヤフーからの出資により、ソニー不動産への出資比率は、ソニー約56.3%、ヤフー約43.7%になる。この提携の背景には、日本の中古住宅の流通シェアが全住宅流通量(中古流通+新築着工)に対し約13.5%にとどまっている現状がある。これは、欧米諸国と比較して6分の1程度の低い水準だ。なお、この課題に対し日本政府は、新成長戦略の一環として「2020年までに、中古住宅流通市場や、リフォーム市場の規模を倍増させる」という目標を掲げている。今回の業務提携契約により、ヤフーとソニー不動産は、「Yahoo!不動産」における売買仲介、リフォーム・リノベーション、賃貸管理の各分野で包括的な業務提携を行い、新たなサービスを提供していく考えだ。その最初の取組みとして、不動産所有者が主体となって自身のマンションを自由に売り出すための新しい不動産売買プラットフォームを共同で開発し、2015年中に公開する予定だ。この新規不動産売買プラットフォームを通じて、不動産所有者は「自分のマンションを、自分が決めた価格で、自分で売り出す」ことが可能になる。その結果として、不動産売却方法の選択肢が新たに広がる見込みだ。また、この不動産売買プラットフォームの活用で中古住宅流通市場が活性化し、リフォーム・リノベーション市場への波及効果も期待される。7月7日には新規不動産売買プラットフォーム 事前告知サイトがオープンし、7月中にはソニーとヤフーによる出資は完了する。また、2015年中に、新規不動産売買プラットフォームがオープンする予定だ。
2015年07月08日ヤフーは、マルチデバイスの新しい使い方を提案した作品(アプリ、新しい発想・手段を用いた作品、広告を想定した作品、サービスやコンテンツなど)を募る「Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード2015」を開催する。作品の募集期間は7月17日~8月24日。一般の部のグランプリには賞金100万円とトロフィーが贈呈されるほか、部門ごとに3つの賞が用意される。同アワードは、才能あるクリエイターたちを発掘・支援し、インターネットクリエイティブ市場の発展に貢献していくことを目的として行われるもの。2006年の初開催から数えて10回目となる今年は、パソコンやスマートフォンだけではなく、タブレットやTV、ウェアラブル端末などの「マルチデバイス」に対応した部門構成で募集が行われる。募集部門は、個人またはユニット(プロ・アマチュア不問)が制作したプライベートな活動で制作した作品を募る「一般の部」(アドクリエイション部門、アプリ部門、イノベーション部門)、と、企業・各種団体のブランディングや商品・サービスの訴求を目的に活用された作品(2014年8月19日~2015年8月24日の間に公開されたもの)を募る「企業の部」(アド・キャンペーン部門、アド・キャンペーン部門サービス・コンテンツ部門、イノベーション部門)で構成される。また、応募作品は、審査員によるノミネート作品選考、公式サイト上でのノミネート作品発表(10月中旬予定)を経て、最終審査が行われる。審査員はマルチデバイスに造詣の深い日本を代表する10名のクリエイターが務め、最終審査結果の発表と贈賞式は12月15日に予定されている。応募期間は7月17日~8月24日。部門ごとの応募要項や審査基準、過去の受賞作品は、公式Webサイトを参照して欲しい。なお、募集部門ごとの賞として、「一般の部」のグランプリ(一般の部に応募されたすべての作品から1作品)には賞金100万円+トロフィーが贈呈されるほか、アドクリエイション部門、アプリ部門、イノベーション部門にそれぞれGold:賞金30万円、Silver:賞金20万円、Bronze:賞金10万円(+各賞トロフィー)が用意される。一方、「企業の部」には、グランプリ受賞舎、アド・キャンペーン部門、サービス・コンテンツ部門、イノベーション部門の各Gold、Silver、Bronze受賞者(クライアントと制作者)にそれぞれトロフィーが進呈される。ちなみに、今回は10回目を迎えることを記念し、Web業界の9年を振り返るスペシャルコンテンツを7月17日より公開されるということだ。スペシャルコンテンツについては同アワード公式サイトで確認できる。
2015年07月03日ソフトバンクモバイルが7月1日から「ソフトバンク株式会社」に商号変更した。これまでもソフトバンク株式会社は存在していたため、混乱する人もいるはず。現ソフトバンク株式会社について改めて整理しておこう。事をシンプルに理解するために、今回の商号変更では、2社の名称が変わったことに注目したい。ソフトバンク株式会社は「ソフトバンクグループ株式会社」に、ソフトバンクモバイル株式会社は「ソフトバンク株式会社」に変わった。ややこしいのは「ソフトバンク株式会社」がこれまでも存在していたからだが、社名変更の狙いを理解すると納得がいく。5月に開催された2015年3月期の決算説明会での孫正義氏の説明によると、ソフトバンク株式会社から「ソフトバンクグループ株式会社」への変更については、ソフトバンクモバイル、ヤフー、アリババなどの企業を抱え、純粋持ち株会社としての位置づけを明確にするためとしている。一方、ソフトバンクモバイル株式会社が「ソフトバンク株式会社」に変更となったのは、モバイル事業を主体にモバイル以外の通信事業もカバーする意味合いを含むためとしている。グループ企業を統括するのがソフトバンクグループ株式会社、モバイル以外の事業も手がけるから「モバイル」の文字を抜いて、ソフトバンク株式会社というわけだ。ちなみに、現ソフトバンク株式会社は4月1日付けで、ソフトバンクBB株式会社、ソフトバンクテレコム株式会社、ワイモバイル株式会社を吸収している。モバイルのブランドとしてY!mobile(ワイモバイル)は残っているが、会社組織としてはすでに解散している。短期間のうちに、大きな組織変更を行い、商号変更も行った現ソフトバンク株式会社。メディアを初め、今後、旧ソフトバンクモバイル株式会社は「ソフトバンク株式会社」の名称で取扱われることになるが、それが意味することを読み違えないようにしたいところだ。
2015年07月01日ヤフーは6月23日、戦争の記録や当時を知る人々の持つ記憶を100年後の世代に伝えるプロジェクト「未来に残す、戦争の記憶~100年後に伝える、あなたの思い~」を開始した。終戦から70年の節目を迎え、当時を知る人々の情報(一次情報)が、徐々に風化しつつある現状を踏まえ、同プロジェクトでは、新聞社や通信社などの報道機関が所有している戦争当時の記録や、戦争体験者のまだ記録されていない生の声、戦争体験者から聞いたエピソードなどの記憶をデータとして残すことを目的としている。これにより、100年後の未来を生きる人たちに戦争について知るきっかけを提供することを目指す。企画の1つでは、「100年後の未来へ。みんなで思いを伝えよう」と題し、当時を知る人から聞いた戦争の記憶などをユーザーから投稿してもらう。投稿されたデータは100年間保有し、100年後にYahoo! JAPANが運営するサービス上で公開する。また、「未来への手紙」と題された企画では、海老名 香葉子さんや北乃 きいさん、高田 延彦さん、田原 総一朗さんなど約20名の著名人が参加。戦争体験者と戦争当時を知らない人のそれぞれの立場から100年後に伝えていきたいメッセージを掲載している。ほかに、報道機関と連携した企画として、報道機関の協力の下、各社が実施する戦後70年の特集企画のリンク集を掲載。また、報道機関所有の写真や記事などを生かした企画も展開していくという。
2015年06月24日ヤフーは6月17日、スマートフォンに保存された写真や動画をかんたんに整理できるAndroid向けスマートフォンアプリ「Yahoo!かんたん写真整理」を公開した。同アプリは、スマートフォンに撮りためた写真や動画をアルバム作成後に指先ひとつで格納・整理できる。これにより、過去の写真や動画を探したい時に、整理されたアルバムから素早く写真を探し出すことが可能となる。さらに、Yahoo! JAPAN IDでログインするとYahoo! JAPANが提供するオンラインストレージサービス「Yahoo!ボックス」にデータが自動保存されるため、万が一スマートフォンの写真や動画データを消失しても、復元が可能となる。また、他人に見られたくない写真を隠すことが可能な「ひみつ」機能(7月導入予定)があり、ひみつフォルダに入れると、フォルダ内のすべての写真が非表示になる。個別に設定したパスワードを入力してロックを解除すると、ひみつにした写真が表示され、ひみつフォルダへの追加や解除などの操作ができるようになる。「Yahoo!かんたん写真整理」はモルフォが提供する高速画像ビューアー(Morpho Show)を搭載しており、写真の閲覧・整理時の操作性向上を実現。これにより、初心者でも直感的に操作しやすいドラッグ&ドロップで、アルバムに格納することが可能となる。
2015年06月18日リックソフトは6月16日、同社がアトラシアン製品の技術支援を提供しているヤフーの全社約7,000人が利用する情報共有システム「Confluence」の事例を公開した。Confluenceは、アトラシアンが開発する企業向けの情報共有フレームワークで、チームがコンテンツを作成、共有、議論するためのナレッジ共有・管理ツール。プロジェクト、ドキュメンテーション、ファイル、アイディア、議事録、仕様、図、モックアップなどをチームで効率的に共有できる。ヤフーでは、数年前より全社の約7,000人がConfluenceを利用し、1日あたり1万5,000ページの情報が追加・更新され、共有・活用されている。また、ヤフー独自開発の標準アカウント管理システムとConfluenceのアクセス制御(ACL)機能を連携することで、人事異動があった場合でも Confluence側に自動的に反映できるという。ヤフーは今後、Confluenceの「社内FAQ」機能や、プロジェクト管理ツール「JIRA」との連携も視野に入れ、活用範囲を広げていく予定だ。
2015年06月16日ヤフーとアリババグループは5月29日、連携を発表し、日本の有力メーカー・有力小売業者向けに、日中双方でのeコマース事業を支援するサービスの提供について検討を開始した。第一弾として、中国でEC事業の展開を検討する日本企業に対し、アリババグループが運営する中国のBtoC ECモール「天猫(ティーモール)」と「天猫国際(ティーモールグローバル)」への出店において、料金やトラフィック(誘導)面での特別な優遇プログラムを提供し、日本企業の中国市場進出をサポートしていく予定だ。両社によると、昨今、中国における日本製品の人気はますます沸騰し、需要も拡大を続けているという。この動きは今後も加速することが予想され、日本国内でも中国向けのビジネス施策に注目が集まる見通しだ。中でも、インターネット通販を活用した越境ECは、中国のユーザーが自国にいながら日本製品の購入が可能なため、さらに大きな成長の可能性が見込まれているようだ。これに対しヤフーは、日本企業にとっての絶好の商機と捉え、同じソフトバンクグループとなるアリババグループと連携し、日本企業の海外事業展開を全面的にサポートしたい考えだ。
2015年05月29日ヤフーは5月21日、ニケシュ・アローラ氏を取締役会長とする役員人事を発表した。現在、同職を務める孫正義氏は取締役として引き続きヤフーに携わる。ニケシュ・アローラ氏は、米Googleで最高事業責任者を務め、昨年7月にソフトバンクのバイスチェアマンと米SoftBank Internet and Media(SIMI)のCEOに就任することを発表。その後、ゴジラなど制作の米レジェンダリー・エンターテインメントへの出資や東南アジア諸国のスタートアップ企業への出資・買収を手がけるなど、ソフトバンクでの実績を積み重ねてきた。そして5月11日に行われた2014年度の決算会見で、ソフトバンク創業者 孫正義氏がニケシュ・アローラ氏を後継者に指名した。決算会見では、ネット事業の海外投資を進める"第2のソフトバンク"の牽引役としても、元Googleの人脈や知見から大きな期待を孫氏が語っていた。なお、一時ヤフー株の売却が報道されていたYahoo! Inc.からは新たにロナルド・ベル氏を社外取締役として招へい。「Yahoo! Inc.とはネット上のサービスや技術など、今後さらに連携を高めていきたい」としている。なお、この人事は6月の株主総会で正式決定となる。
2015年05月22日ヤフーは21日、ソフトバンクのバイスチェアマンを務めるニケシュ・アローラ氏を新取締役会長とする役員人事を発表した。現取締役会長の孫正義氏は取締役に退く。ニケシュ・アローラ氏はソフトバンクの孫正義代表の後継者として、孫代表に指名された人物。もともとは米Googleの経営陣の一人として活躍し、2014年にソフトバンクに参画、ソフトバンクのバイスチェアマン、米国で設立されたSoftBank Internet and Media,Inc(以下、SIMI)のCEOとして活動してきた。ソフトバンクでは7月11日に、グローバル企業への変革を進めるために「ソフトバンクグループ株式会社」に称号変更し、新会社のなかで同氏は孫氏につぐナンバー2の位置につく。そして、ヤフーのなかでも要職を務めることになる。今回の新人事の狙いについて、同社では、「ニケシュ・アローラはグローバルな広い知見とともに、インターネット事業への深い知識を有しております。インターネット企業としての企業価値最大化のために招聘いたします」としている。なお、今回発表の人事は、6月18日開催予定の定時株主総会で承認されることを前提としたものとなる。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月21日ヤフーは5月19日、人工知能技術「ディープラーニング」を同社で開発した音声認識エンジン「YJVOICE(ワイジェイボイス)」に実装し、認識精度を大幅に改善させたと発表した。「ディープラーニング」のサービスへの実装は初めてのことで、同日より18のスマートフォン・タブレットアプリとウィジェットで、精度が向上した音声認識機能が利用できるようになった。この人工知能技術は脳神経細胞の働きを工学的にモデル化した手法。通常、こうした技術では様々な事例を学習させるための膨大なデータが必要だが、同社では、「Yahoo!検索」や「音声検索」などで蓄積したビッグデータを生かし、2013年より研究を開始していた。また、東京工業大学の篠田研究室の篠田 浩一教授との共同研究なども進めている。今回の実装によって特に向上したのは、騒音下における認識精度。従来は騒音などの影響で一定の場面で誤認識があったもののうち、約1/3で精度が改善された。例えば、駅ホームでの「Yahoo!乗換案内」、街頭での「音声検索」などが、従来より快適に利用できるようになったという。「YJVOICE」を搭載するスマートフォン・タブレットアプリ、ウィジェットは、iOS、Android用が、Yahoo! JAPAN、Yahoo!音声アシスト、Yahoo!カーナビ、Yahoo!地図、Yahoo!乗換案内の10種。その他、iOS用は、音声検索など3種。Android用は、Yahoo!ブラウザーなど3アプリ、2ウィジェットとなる。
2015年05月20日河北新報社とヤフーは5月19日、「ツール・ド・東北 2015」の全5つのコースおよび「ツール・ド・東北チャリティーライダー」プログラム、「ツール・ド・東北 クルー」への参加エントリー受付を開始したと発表した。「ツール・ド・東北」は、東日本大震災の復興支援および、震災の記憶を未来に残していくことを目的に、宮城県三陸沿岸の2市2町(石巻市、女川町、南三陸町、気仙沼市)を舞台に開催するサイクリングイベントで、今年で3回目。昨年の申し込み状況をふまえ、募集人員を3,000名から3,500名に増員し、また、昨年より広い地域の現状と東北の美しい風景を感じられるよう、気仙沼市をスタート地点とするコース「気仙沼ワンウェイフォンド(95km)」を新設した。今大会より、東北の魅力の1つである「食」をテーマにした新企画「ツール・ド・東北 応"縁"飯」も実施し、コース上の休憩箇所であるエイドステーションや、スタート・ゴール地点の石巻専修大学で展開するフードイベントで、9月12日、13日に東北の旬の食材を使用したメニューを提供する。また、会場内での受付などを行う大会運営ボランティア「ツール・ド・東北 クルー」も募集。昨年同様、「ツール・ド・東北 クルー」参加者は、翌年の大会でライダーとして参加できる優先出走権を得られるなど、一度きりの参加ではなく、長期的に大会に関わってもらう参加形式となり、ほかに、参加ライダーやクルー(ボランティア)を現地の協力者の自宅に泊める「民泊」も用意している。大会当日には、各コース上とエイドステーションを巡る「応援ツアー」があり、ライダー以外も、ライダーと同じコースを巡り被災地の様子を見ることができる。気仙沼大島へのサイクルフェリーも運航されるので、サイクルフェリーに自転車を搭載して、気仙沼大島までアクセスが可能だ。
2015年05月20日ソフトバンクモバイルとヤフーは5月19日、SoftBankのスマートフォンを対象に、Yahoo! JAPANが提供する各種サービスにおいて、会員情報やID・決済情報などの入力を省略し、簡単・便利に利用開始できる「モバイルeコマースサービス」を発表した。まずは2015年10月以降、「Yahoo!ショッピング」からサービスを開始し、順次対象となるサービスを拡大していく。同サービスは、「スマートログイン」により、会員情報やID・パスワードを入力することなく、Yahoo! JAPANの各サービスに自動ログインできるほか、「スマート決済」により、購入金額を携帯電話料金とまとめて支払える決済方法を選択することが可能で、クレジットカード番号や口座番号などの決済情報を入力することなく決済することができる。また、携帯電話料金の支払いに「ソフトバンクカード」か「Yahoo!カード」を利用している場合、Yahoo!ショッピングでお買い物する際に通常付与されるポイントに加え、両カードによる決済ポイントとしてTポイントを受け取ることも可能だという。同社は、「モバイルeコマースサービス」を10月より提供開始する予定としているが、詳細が決まり次第、公式Webサイトなどで発表する見込みだ。
2015年05月19日ヤフーは5月13日、ヤフオクの大幅リニューアルを実施し、iPhoneアプリの画面デザインを刷新したと発表した。Android版は、準備ができしだい公開するとしている。今回の刷新では、主にスマートフォンの小さな画面でも閲覧・操作しやすいように改良が図られた。トップ画面をタイムライン化し、最近チェックした商品やおすすめ商品が、これまでより大きく表示されるようになった。また、横スワイプで人気カテゴリの新着商品を表示でき、「★」マークをタップして素早くウォッチリストへの登録が可能となった。さらに「保存された検索条件」の検索結果をタイムラインに加えるカスタマイズ機能も追加され、検索条件を切り替えながらの商品探しを簡略化した。画面構成の変更以外では、2014年9月よりPC版で開始している「かんたん取引」機能をアプリでも実装した。かんたん取引は、出品者があらかじめ出品者情報や口座情報を登録しておくことで、落札者との取引を大幅に簡略化できるサービス。従来の取引の仕組みでは、オークション終了後、出品者と落札者とが掲示板形式のツールで都度入力して連絡を取り合う必要があった。かんたん取引では、かんたん取引では、出品者・落札者ともに、落札後はメッセージを入力しなくても、ボタンをタップするだけで取引が完了。最短で、出品者は発送連絡の1回、落札者はお届け先情報連絡、支払い完了連絡、受取連絡の3回で取引が完了する。
2015年05月18日ヤフーは5月12日、病気や薬、健康にかかわる情報を提供する「Yahoo!ヘルスケア」が取り組むプロジェクト「HealthDataLab(HDL)」において、新たにデータの母集団としては国内最大規模となる日本人1万人分の遺伝子情報の反映を開始したと発表した。その一環として、HDLで提供している、病気発症リスクや体質が調べられる一般向けゲノム解析サービスにおいて、同日より分析結果の精度が向上した。HDLは、2014年11月から実施しているゲノム解析サービス提供に先立ち、同年6月より、ゲノム解析サービスを体験し研究活用への協力を行う無料モニターを募集。その応募者の中から、日本国内の人口分布に比例した地域に偏りがない1万人をモニターとして抽出し、全員の遺伝子解析を完了。ゲノム解析サービスユーザー全員に対して、それら1万人分のデータを反映することでより精度が高くなった最新の遺伝子分析結果を、ユーザー毎のページ上で提供できるようになった。同サービスでは、専用のキットを使用した唾液採取により、22種のがんの病気発症リスク、2型糖尿病・心筋梗塞・肥満・片頭痛などの病気発症リスク、尿酸値・飲酒量・筋力・血圧などの体質などの約290項目を解析する。専用のゲノム解析キットHealthData Labは、Yahoo!ショッピング内「Yahoo!ヘルスケア HealthData Lab」ストアで、2015年5月末日までの期間限定で(税込)2万9800円で提供中で、通常価格は4万9800円だ。
2015年05月13日ヤフー(Yahoo! JAPAN)は5月11日、2015年9月までに、アプリ版サービス7種類、携帯電話(iモード、EZweb、Yahoo!ケータイ)版サービス1種類の提供終了予定を発表した。なお、記載した提供形態以外の当該アプリやサービスは引き続き提供する。Yahoo!コミュニケーションメールは、LINEのようなチャットUIを採用した新感覚のメールアプリとして2013年8月に提供を開始したが、わずか2年足らずでサービスを終了する。
2015年05月12日ヤフーは11日、Windows 8.1対応アプリ「Yahoo! JAPANアプリ for Windows 8」のサービスを2015年5月末に終了すると発表した。iOS版とAndroid版のYahoo! JAPANアプリは引き続き提供される。「Yahoo! JAPANアプリ for Windows 8」を終了するにあたって同社は、市場の状況とサービスの環境を鑑みて決定したという。同社はそのほか、2015年9月までに7種類のアプリ・サービスを終了することも発表した。終了予定のアプリ・サービスは下記の通り。「Yahoo! JAPANアプリ for Windows 8」(Windows 8.1)2015年5月末終了予定「memora」(Android要件2.3以上)2015年6月15日終了予定「ウィジェリー」(Android要件2.3以上)2015年6月25日終了予定。「LocoClip」(iOS7.1以降)2015年6月末終了予定「Yahoo!コミュニケーションメール」(Android要件2.2以上)2015年8月3日終了予定「Yahoo! JAPANウィジェット for WILLCOM」(Android要件3.0以上)2015年9月末終了予定「ClooShe」(iOS,Android)2015年4月末終了「Yahoo!ボックス」(携帯電話向けサービス)2015年7月末終了予定
2015年05月11日AIGジャパン・ホールディングスとその100%子会社であるAIU損害保険(以下AIU)と富士火災海上保険(以下富士火災)は、2013年7月16日に公表した内容に基づき、AIUと富士火災の合併による経営統合の準備を進めてきたが、このたび統合後の新会社の社名を「AIG損害保険株式会社」とする予定だと発表した。世界各国で保険事業を展開しているAIGグループにおいて、国内での対面販売による損害保険事業の基幹会社となる新会社が「AIG」を冠する社名となることで、保険のグローバル・ブランド「AIG」ならではの価値を国内の顧客に提供していくとしている。また、統合予定時期について、統合方針の発表時の資料などにおいては2015年下半期以降(7月以降)と伝えていたが、この間統合プロジェクトを様々な角度から精査した結果、現在の見通しとして、関係当局の認可などを前提に2016年下半期以降(7月以降)の統合予定であることを告知するとしている。その他の新会社の概要については、今後適宜案内する予定としている。同経営統合による両社の顧客の既存の契約には影響はないとしている。
2015年05月09日ヤフーは5月1日、2014年度通期の決算説明会を行った。これによると、売上高は前年度比4.9%増の4284億円、営業利益は同0.4%増の1972億円となり、18期連続で増収増益を記録した。なお、2014年度の期末配当は1株あたり8.86円となり、前年の倍になった。説明会で、代表取締役社長の宮坂 学氏は、「(広告やオークションなどの)基幹事業が収益をしっかりと牽引している強みを持っており、将来に向けた成長として、投資事業も行っている。投資事業は、ショッピングやクレジットカードで、コストが先行しているものの、中長期的に見れば花開く、次の時代に柱になる事業だ」と話し、収益性と将来性の両輪が上手く回っている点を強調する。投資事業以外にも、同社が得意とするビッグデータ解析のためのシステム基盤強化として31億円を投下。投資事業の68億円と合わせ、基幹事業などの利益107億円の多くを費やしてまで、将来の礎としての先行投資を行った。「ヤフーの強みはユニークなマルチビッグデータ。広告とeコマース、決済・金融とそれぞれの事業に可能性がある。これらを掛け算することでシナジーを出したい」(宮坂氏)同社が指すマルチビッグデータは、広告やeコマースなど、それぞれ単体のデータとして解析するのではなく、豊富なデータ量、そしてそれぞれを組み合わせることで得られる"質の高いデータ"から、更に多角的な分析ができることとなる。これは、スマートフォン時代ならではの掘り起こしにも繋がるし、「ヤフーはスマホ時代に使われないのではないか」(宮坂氏)と言われてきた同社にとって、大きな強みとなる。ただ、この使われないと言われていた懸念も払拭し、スマートフォン広告の売上構成比率が33.4%まで向上している。通期累計では、834億円となり、前年度比64.6%の伸長だ。しかし、これはどのメディアでも共通する悩みだが、スマートフォン広告は単価が低い。ディスプレイ面積が限られ、リッチコンテンツによるユーザーへの"魅せ方"が打ち出しづらいスマートフォンでは、売上の伸びは限定的となる。実際に、同社のDUB(Daly Unique Browser)でスマートフォン比率は57.6%まで高まっているにも関わらず、売上構成比率が3割強ということを考えると現状でよしとは言えないだろう。そこで同社が打ち出した対策は、5月中に正式スタートを予定しているスマートフォン向けのヤフートップのリニューアルだ。TwitterやFacebookなどのSNSでユーザーが慣れ親しんでいるUIに変更することでユーザーの回遊率向上を目指す。この変更では、それだけでなく、インフィード広告やビデオ広告といった収益性の高い広告メニューを効率的に配信できるメリットがある。広告単価が向上することで、PC時代と変わらぬ売上の伸びを目指す。もちろん、UI変更は、これまでのUIと大きく変わるため、少なからず戸惑うユーザーもいるはずだ。その上で宮坂氏は「ヤフー祖業の広告だが、これまでも新たなプロダクトを作ってきた」と話すように、次のステップという位置付けで今回のトップデザインの変更に臨むようだ。かつて「爆速で1位を目指す」と語ったアプリのパブリッシャーとしての地位も1位になった。だが、ユーザーが爆発的に利用するようなアプリを生み出せていない現状がある。個々のカテゴリでトップになるのではなく、圧倒的なトップになれるよう「アプリでも使われる次の3年にしたい」と話す宮坂氏。投資事業のショッピングやクレジットカード、決済と合わせ、更に伸長できるか注目だろう。
2015年05月06日ヤフーは、「ヤフオク!」、「Yahoo!ニュース」、「Yahoo!乗換案内」、「Yahoo!地図」アプリがApple Watchに対応したと発表した。全てApp Storeよりダウンロードでき、価格は無料。○ヤフオク!「ヤフオク!」アプリでは、入札した商品の状況をApple Watch上で確認することができる。また、ほかのユーザーが高値で入札し、最高額入札者でなくなった場合には「高値更新通知」がApple Watchに届き、再入札することが可能となっている。○Yahoo!ニュース「Yahoo!ニュース」アプリでは、号外ニュースや防災情報などの情報を、Apple Watchにプッシュ通知で配信する。アプリを開くと「Yahoo!ニュース トピックス」の13文字の見出しと画像が表示され、スワイプ操作をすると設定しているカテゴリのニュース8本がすぐに確認できる。また、Handoff機能に対応しており、気になったニュースの続きをiPhone上で読むことができる。○Yahoo!乗換案内「Yahoo!乗換案内」アプリでは、「自宅」と「通学・通勤先」の最寄駅をiPhoneで登録すると、次の電車の発車時刻までの時間をカウントダウン形式で確認できる。現在の時刻から1時間後以内に発車する電車が「普通」「快速」「特別快速」などの列車種別に色分けして表示される。同社は、歩きながらでも乗りたい電車の発車時刻を確認できるとしている。○Yahoo!地図「Yahoo!地図」アプリでは、現在地に雨雲が近づくとApple Watchに通知が届き「予測降水量」、「雨雲の位置」を確認できる。また、Handoff機能に対応しており、「端末で見る」ボタンをタップするとiPhone上でより詳細な雨雲情報の確認が可能となっている。Apple Watchのホーム画面からアプリを起動すると、近隣の飲食店やコンビニが表示される。
2015年04月27日ヤフーは4月16日、ふるさと納税を通じた地域活性化事業を、さとふると共同で推進すると発表した。その一環として、ふるさと納税のお礼品が「Yahoo!ショッピング」で購入可能となるほか、「Yahoo!公金支払い」と「さとふる」のサービスが連携する。共同推進の一環として、ふるさと納税のお礼品がYahoo!ショッピングで購入でき、夏頃には「Yahoo!ショッピング」内に特設ページを開設する。これに関連して、9月以降はふるさと納税に関するニュースや、自治体、お礼品といった情報を掲載するサイトを「Yahoo!公金支払い」内にも開設する。この「Yahoo!公金支払い」は"さとふる"が自治体向けに提供するサービスとも連携する。この連携により、ふるさと納税の決済手段に「Yahoo!公金支払い」を利用している自治体は、決済事業者を変更せず、さとふるのサービスを利用できるようになる。さとふるは、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」で、寄付先の自治体やお礼品の選定、寄付の申し込みや寄付金の支払いなどのサービスを提供している。また、自治体向けには、ふるさと納税に必要な業務を一括代行するサービスも行っている。
2015年04月17日河北新報社とヤフーは4月14日、9月13日(日)、石巻市、女川町、南三陸町、気仙沼市の2市2町を舞台として開催する自転車イベント「ツール・ド・東北 2015」の開催概要を発表した。「ツール・ド・東北」は、東北の復興を長期にわたって支えるため、10年の継続開催をひとつの目標として2013年に開始された。3年目を迎える今大会では、より多くの人に、被災地の現状や変化を感じてもらい、食をはじめとする「東北の魅力」に触れてもらうことを目指す。今年度の大会は、昨年の申し込み状況をふまえ、募集人数を前大会の3000名から3500名に増枠。また「長距離を走るのは難しいけれど、より広い地域を走りたい」という要望に応え、気仙沼市をスタート地点とする「気仙沼ワンウェイフォンド(95km)」を創設した。さらに、石巻市に加え気仙沼市をスタート地点とすることにより、大会当日だけでなく前日の滞在も含めて、より広い被災地の現状を見たり、地元の魅力を味わうことが可能となった。コース各所に設ける休憩箇所「エイドステーション」では、昨年同様に地元の旬の食材を活かしたさまざまなフードを提供する。今年は「女川・雄勝フォンド(60km)」で立ち寄れるエイドステーションを昨年の2か所から3か所に増設。初心者が参加しやすいショートコースでも、地元の食を楽しめるようにしている。なお、石巻専修大学会場では大会前日・当日ともに、サイクリングイベントに参加しない人向けのイベントや、ご当地グルメを楽しめる店舗の出店などを予定している。エントリー料は、気仙沼ワンウェイフォンド(95km)が1万1000円、気仙沼フォンド(211km)が1万5000円、南三陸フォンド(170km)が1万1000円、北上フォンド(100km)が9000円、女川・雄勝フォンド(60km)が8000円だ。応募は公式サイトから行う。一般出走エントリーは2015年5月中旬予定で、応募者多数の場合は抽選となる。ただし、「ツール・ド・東北 2013」「ツール・ド・東北 2014」に大会クルー(大会運営ボランティア)参加者は、2015年4月下旬予定の優先出走エントリー期間に申し込むと、抽選なしで出走できる。
2015年04月15日ヤフーは4月9日、「Yahoo!地図」の「ルート探索」機能を活用し、日本全国のルートと到達所要時間の可視化に取り組んだ「Yahoo! JAPANビッグデータレポート‐リニアは日本をどれだけ狭くするのか? 到達所要時間ビジュアライゼーションマップに挑戦」を公開した。Yahoo!地図のルート探索機能は、出発地点と目的地点を指定すると、最適なルートや所要時間、運賃などを案内してくれる機能。「徒歩」「車」「鉄道」「バス」「飛行機」などの複数の交通機関を組み合わせて最適ルートを提示する。今回のレポートは「会社から通勤1時間以内ってどこだろう?」「家から車で2時間ドライブするとどこまでいけるのだろう?」といった疑問を解消するための取り組み。その方法は、出発地点から日本全国のあらゆる地点までの時間を総当りで計算した「到達所要時間マップ」で可視化するというもの。到達所要時間マップ、(1)任意の出発地点から日本全国のルートを調べるために、日本全国をなるべく細かい単位で分割してそれぞれに目的地を設定した。市町村レベルでの分割は単位が大きすぎるため、日本全国の住所を「○町○丁目」まで細分化して、それぞれを到達エリアとした。実際に抽出すると約19万エリアだったという。出発地点を定めたら、(2)出発地点からすべての到達エリアの目的地点に到達するまでの所要時間を計算する。最後に、(3)これまでの工程で得られたデータを地図上で可視化。これで到達所要時間マップが完成する。○12時間あれば東京駅から国内のどこへも行ける到達時間マップを活用して、出発地点を「東京駅」に設定して調査を実施した。条件は以下の通り。「東京駅」を出発地とする出発時間を「平日午前7時」として計算する交通手段は「徒歩」「車」「電車」「新幹線」「バス」「フェリー」「飛行機」とする到達地点は、日本全国の町丁目エリア約19万件の代表点を設定する(例:○町○丁目)到着時間の最大値は出発から12時間後までとするこの条件をもとに、「東京駅」から日本全国約19万到達エリアに対してすべての所要時間を計算し、画像と動画にてデータビジュアル化した。結果を見ると、北は北海道から南は沖縄まですべての都道府県に到達している。例えば、日本最北端の宗谷岬までが4時間56分、最西端の納沙布岬までは6時間56分となった。つまり、都内在住者であれば、半日もあれば国内のどこへでも行ける。続いて、北陸新幹線の開業前と開業後で、東京駅から北陸地方の各地点まで5時間でどこまで行けるか計測した。条件は次の2つ。基本的な条件は「到達所用時間マップ」全国版に準ずる「ルート」探索」の利用交通手段に飛行機を含めない結果は開通後のほうが到達地点が多いのが一目瞭然。開通前は、石川県はほとんど入っていなかったが、開通後は和倉温泉の近辺まで到達している。日本有数の旅館と謳われる加賀屋まで、北陸新幹線に乗れば東京から約5時間で到着できる。○リニア開通後は関西へのアクセスが大幅に向上最後に、「もしもリニア中央新幹線が開通した場合」の計測を実施した。リニア中央新幹線は、東京都から大阪府まで結ぶ新幹線の整備計画で、2027年に開業を予定している。多くが山間部を走る直線のルートのため、新幹線の最大速度は時速505kmに到達すると言われている。条件は以下の通り。リニア中央新幹線は、品川駅を出発して名古屋駅に到達するまでの所要時間を40分とするリニア中央新幹線の途中駅は、駅建設予定地となっている地点の主要最寄駅とする「ルート探索」の利用交通手段に飛行機を含めないリニア中央新幹線以外の交通網は、2015年3月時点のものを使用する到着時間の最大値は出発から3時間後までとする開通後は、大阪駅まで1時間51分で到着できることもあり、従来の東海道新幹線を使った場合よりも、近畿地方の到達地点が大幅に広がっている。関西へのアクセスが大幅に楽になることがよくわかる。○今後はさまざまなシュミレーションに活用今回ヤフーは、出発地からの到達地点を計測したが、処理方法を変更したりさまざまなオープンデータ、公共交通機関などのデータと組み合わせてさまざまな調査に活用できるとしている。事故や工事による不通区間の影響調査地震や台風などの自然災害時における交通変化シミュレーション公共交通のダイヤ変更や車線量変更による影響シミュレーション観光ルートの最適化やアシスト条件にあった不動産、商圏、新規商業施設の開拓や候補場所などの抽出今回の大きな目的として、これら大規模な抽出データをどう視覚的にわかりやすく把握できるようにするか、という「データビジュアライゼーション」の取り組みもあわせて行っている。「大量の到達時間情報を時間推移や到達点情報などと組み合わせつつ、伝えたいことの意図を失うことなくどのように表現する」というデータビジュアライゼーションにも引き続き取り組むとしている。
2015年04月10日ヤフーは4月7日、iOS版のキーボードアプリ「Yahoo!キーボード」をアップデートし、インライン入力に対応したと発表した。これまでのYahoo!キーボードは、入力欄に文字を打ち込んでから確定することで、入力内容がカーソルの位置に反映された。今回のアップデートにより、カーソル位置に直接文字を入力することが可能となり、反映されるまでの工程を短縮した。インライン入力を使うには、「Yahoo!キーボード」を開き、「設定」から「直接入力」の項目を「ON」にすることで有効になる。テーマが豊富にあることも特徴で、季節の背景やキャラクターとのコラボなどで、現時点で220種類以上が公開されているという。利用者は好みのデザインにカスタマイズ可能だ。なお、4月1日より、これまでAndroid向けに提供されてきた同社のキーボードアプリ「KeyPalet」も、名称が「Yahoo!キーボード」に統一される。
2015年04月08日ヤフーは4月6日、アニメやゲームのような世界観のなかで2Dのアバターを通してコミュニケーションができるiOS用アプリ「なりきろいど」を公開した。このアプリは、SFなどで描かれてきた、表情に合わせて動くアバターで会話するという未来のコミュニケーション像を形にしたアプリ。顔認識機能を搭載しており、ユーザーの表情に合わせてころころと変化していく2Dアバターの表情や動きと音声・テキストチャットを組み合わせた新しい感覚のコミュニケーションを提供する。2DアバターはLive2Dと協業し、アニメの質感を生かしたままの立体的な動きを実現した。ユーザーは10億通り以上の組み合わせができるさまざまなパターンが用意されたアバター用パーツを使って自由にオリジナルの2Dアバターを作成し、「ニックネーム」や「興味タグ」などのプロフィール情報を登録する。「興味タグ」が一致する相手とランダムでマッチングする「ランダムワープ」機能を使って相手を探し、ランダムワープを繰り返しながら、気のあった話し相手を見つけていく。そのほか、アバターを使ってしゃべった映像や音声を記録する動画録画機能もあり、動画はWEB上にアップロードしてSNSを使ってシェアができ、ユーザーの代わりであるアバターの活躍の場がアプリ外にも広がっていく仕組みを設定している。同アプリのAndroid版は今夏公開予定で、プロモーションサイトで事前登録中。iOSアプリはApp Storeで提供している。
2015年04月08日ヤフーは6日、2Dアバターを使ったiOS向けのコミュニケーションアプリ「なりきろいど」の提供を開始した。ダウンロードは無料。Android版は今夏提供予定。「なりきろいど」は、アバターで会話するコミュニケーションアプリ。全10億とおり以上の組み合わせの中から、自分の好みに合わせて作成したアバターで、通話をしたり、テキストチャットでコミュニケーションがとれる。通話時には、ユーザーの表情にあわせてアバターの顔が変化し、アバターを通じて感情を伝えることができる。通話・チャットはアプリ内の「ランダムワープ」機能を使うことで、アプリ使用時に設定した興味タグにもとづき、ランダムな相手と行うことができる。また、IDを設定することで、自分が知っている特定の相手と通話・チャットをすることが可能。そのほかの機能として、アバターを使ってしゃべった映像や音声を記録する動画録画も用意されている。また、動画はウェブ上にアップロードし、SNSを使ってシェアすることもできる。
2015年04月07日共同通信デジタルとヤフー(Yahoo! JAPAN)は4月1日、合弁事業会社「ノアドット」を設立したと発表した。新会社は、事業内容をウェブにおけるニュースコンテンツ流通を最適化するプラットホームの開発およびサービスを提供する。資本金は1億9950万円で、株式の保有割合は共同通信デジタルが51%、ヤフーが49%。共同通信デジタルは、インターネット関連事業を主とする、一般社団法人共同通信社の100%の子会社で、各種ウェブサイトの運営、デジタルサイネージ向けコンテンツ、業界向けニュース速報サービス、スポーツデータの販売を行っている。
2015年04月02日