ヤフーは12月2日、iOS版キーボードアプリ「Yahoo!キーボード」を公開した。Yahoo!キーボードはiOS 8よりサードパーティー製キーボードが解禁されたことに合わせて開発。独自のカスタマイズ機能や入力の利便性を高める機能を備えている。例えば「スワイプ切り替え機能」では、「日本語」や「英字」「数字」といった文字種類に合わせた入力モードの切替が左右のスワイプ操作で行えるようになる。英字入力モードでは、大文字・小文字を上下スワイプで切り替えられるようになる。また、iOS のキーボードでは面倒な操作を強いられていたカーソル移動が専用のキーにより操作できる。修正箇所をタップするのではなく、左右のボタンで修正箇所までカーソル移動ができるようになる。「カスタマイズ機能」については、約100種類の背景テーマを用意。キーボードの背景をあらゆる画像に変えられるほか、自分で撮影した写真なども背景に設定できる。キーボードの変換エンジンには、オムロンソフトウェアの変換エンジン「iWnn(あいうんぬ)」を採用。Androidスマートフォン市場でトップシェアを誇っており、多彩かつ高精度な予測・変換が可能だとしている。今後は、「Yahoo!検索」のデータより流行語をピックアップして辞書データベースを更新するなどの新たな機能も提供していく予定だという。なお、Android版については「KeyPalet」と呼ばれるキーボードアプリがすでに提供されている。○有名キャラクターの着せ替えテーマも提供したいリリースにあたって、開発を担当するヤフー R&D統括本部 企画の菊地 裕信氏に話を伺った。ヤフーとしてキーボードアプリをリリースする意義は「従来のYahoo! JAPANトップページやアプリとは違ったネットの起点を作り出すこと」と菊地氏。ヤフーとの接点をスマートフォン時代でも持ち続けるために、「欠かせない存在である文字入力に目をつけた」という。しかし、キーボードで重要な要素はブランドではなく使い勝手。そこで菊地氏らは、ユーザーが求めるキーボードとは何かを調査。すると、意外にも「背景画像のカスタマイズ」が上位にランクインしたという。「当初は20代女性などをメインターゲットに据えているのですが、背景画像に対する要望が多くありました。これまでのiOSキーボードはデザインの変更ができませんでしたし、iOS8にあわせて出てきたキーボードアプリも、多彩なデザインテンプレートは用意されていません」(菊地氏)SimejiなどはYahoo!キーボード同様に自分の撮影画像を背景に設定できる機能があるものの、テンプレートの絶対数で言えばそれほど多くない。そこで、多くのデザイナーも抱えるヤフーとしてのリソースを活かし、リリース時から100種類の背景テーマの用意した。「Yahoo!検索やAndroidのきせかえアプリ『buzzHOME』などで提供している、有名キャラクターの着せ替え機能も今後は提供していきたいと思っています」背景画像については当初、動画も流せるようにしようと考えていたという。「動画をアニメーションGIFにしてやろうと思ったんですが、ユーザーレビューで背景が見づらいといった声などあまり反応が良くなく……。ネット上からおもしろ動画を引っ張ってといった考えもあったんですが。ご要望が多ければ検討したいのですが(笑)」○安心・安全が第一なキーボードアプリという考え方もちろん、デザインだけではなく、ユーザーインタフェースにも力を入れている。「変換エンジンは実績のあるiWnnさんを使っているため、実績は十分なものがあります。語彙数についてですが、現時点でどれほどとは言えません。ただ、ヤフーならではの膨大なデータの蓄積があることが私達の魅力。よく使われる単語や新語はどんどん追加していこうと考えています」ユーザー目標は、リリース半年で毎日10万人のアクティブユーザーを獲得すること。そのために菊地氏ら開発者4名が大事にしたかったことは安全・安心だ。「キーボードは普通に動いて当たり前。品質を担保した上でリリースすることを心がけました。そのため、音声や手書き入力はユーザーインタビューで優先順位が低かったこともあり、機能を実装せずにリリースしています。また、いわゆる『クラウド変換機能』というユーザーの変換データを他ユーザーにも反映させる変換機能が多くのアプリで実装されていますが、一方でユーザーにとって『自分の変換情報が外部に送られる』という不信感を招くことも事実です。ヤフーのアプリですが、現時点ではYahoo! JAPAN IDとの連携もあわせて、ユーザーが入力したデータをヤフーに送るということはやっていません。可能性を"ゼロ"にすることが重要だと思っているからです。ただ、ユーザーの要望などがあれば、いつかはやるという可能性も否定しませんが」Android版は別チームの開発で「KeyPalet」という別名称で運営しているものの、iOSアプリのリリースに合わせて、名称の統一も検討されているという。ヤフーの「サービス」ではないツールアプリがどこまでユーザーに受け入れられるか未知数だが、GoogleなきiOSキーボードアプリで台風の目になる可能性は十分にあるだろう。
2014年12月02日IDCフロンティアは12月1日、ヤフーのコンテンツ配信技術を活かした「IDCフロンティア コンテンツキャッシュサービス(コンテンツキャッシュ)」の提供を開始した。これは、10月に刷新したIDCFクラウドに続くラインアップ拡充の第二弾となる。同サービスは、IDCフロンティアのクラウドやストレージ、データセンターを対象に、顧客のWebサイトコンテンツにおけるダウンロードやレスポンスの高速化を行うもの。月間平均624億PVを誇るYahoo!JAPANを支えるコンテンツ配信技術とネットワーク設備を基に、インターネットの出入り口となる東日本・西日本のYahoo!JAPAN配信拠点内にキャッシュサーバー群を配置し実現したという。最低利用期間や転送量コミットはなく、1GB当たり9円の従量課金で提供されるほか、IDCFクラウド・オブジェクトストレージとコンテンツキャッシュ間のデータ転送量は無料。コントロールパネルも提供し、キャッシュの削減やログレポート・トラフィックサマリーの閲覧も可能だ。同社は今後、リレーショナルデータベースなど、クラウドサービスの更なるラインアップの拡充・強化を行い、顧客のITインフラ利用に革新をもたらすサービスの提供に取り組んでいく。
2014年12月02日ヤフーは12月1日、有識者や専門家が書き手になり記事を寄稿する「Yahoo!ニュース 個人」でオーサーの活動を支援する「オーサーコメント」「オーサーアワード」を開始すると発表した。Yahoo!ニュース 個人は、2012年9月に55名のオーサーでサービスを開始。書き手が発信する有益な情報を集約して発信できるプラットフォームとして現在は465名が執筆している。利用者数もサービス開始時と比較して約6倍まで増加しているという。オーサー支援プログラムのうち「オーサーコメント」では、Yahoo!ニュースで配信される通常の記事にオーサー専用のコメント枠を設置。専門性に基づくコメントをコンテンツパートナーから配信される記事とともにユーザーに届けることで利用者の理解促進やオーサーの知名度向上を目指す。一方のオーサーアワードでは、Yahoo!ニュース 個人が目指す「オーサーによる社会課題を発見し伝え、議論を喚起し、より多くの解決を促す」ことを年間で最も体現したオーサーを表彰する。受賞オーサーの選定はオーサーによる投票や外部の有識者と「Yahoo!ニュース」が審査を行い、アワード受賞者1名を表彰して賞金100万円を贈呈する予定だという。また、各月に投稿された記事を対象とした月間MVA(Most Valuable Article)も用意。オーサーアワード同様に社会課題の解決につながるような記事を表彰するという。該当する記事のオーサーには副賞として10万円を贈呈する。年間オーサーアワードは2015年から、月間MVAは2015年1月から表彰する予定。○宮坂氏「多くの書き手が原稿に触れる機会を」ヤフーはYahoo!ニュース 個人で執筆活動を行っているオーサーを対象としたカンファレンスを都内で開催。ヤフー 代表取締役社長の宮坂 学氏と同社 メディアサービスカンパニー ニュース本部長 片岡 裕氏が登壇した。宮坂氏はYahoo!ニュース 個人を開始して2年が経ったことに触れ、当初の55名から465名まで「オーサー(書き手)」が増えたことを強調。「ただの465名ではない、有識者や専門家が465名も集まっていただいた。Yahoo! JAPANとしては、日本で一番書き手をサポートできる企業となりたい」(宮坂氏)宮坂氏が繰り返し語ったことは、まさに「書き手のサポート」という点。先日、長野県の白馬村で地震があったことに触れ、家族が現地に住む宮坂氏は久々に足を運んだと語る。「こういう職業柄、10年前はただの人だったので、白馬村に行っても何もなかったが、今回は白馬村の村長さんなど、地元の方と話す機会があった。震災が起きて、その後にどのようなことを行えば良いのか、伝えたくても私にはニュースを書く力がない。そういった課題解決の方法を、書き手の方を通して伝えられれば良い。白馬村の方にも紹介したいと思う」(宮坂氏)また、課題解決を図るためには書き手が抱える課題である「接触機会」や「活動費」といったものも解決したいと話し、プラットフォーム側の理論だけではなく、書き手の意見も交えてニュースのあり方を考えていきたいと話した。「多くの書き手の方の原稿に読者が触れる機会を作りたい。いつの日かYahoo!ニュース 個人から、ピューリッツァー賞のような国際的な権威のある賞が生まれることを夢見て頑張って行きたい」(宮坂氏)○Yahoo!ニュース 個人は共感を得やすい一方で、片岡氏は今回のオーサー支援プログラムの詳細を説明。Yahoo!ニュースの中でもYahoo!ニュース 個人は、書き手の顔が見えるため、記事がより共感を得やすいという。1記事あたりの外部流入数は通常のニュースと比較して22倍にも達し、最も拡散された記事ではFacebookシェア数が48万件、Twitterツイート数が4.4万件、PVは632万件にのぼった。こうした個人の執筆活動がヤフーに対しても好影響を及ぼすことから、同社は社内の他サービスとの連携も強化をはかり、エコシステムを強化していく予定だという。「継続的なコンテンツ創出を支援し、オーサー独自のコミュニティで記事を拡げていただくことが社会の課題解決にも繋がると思う」(片岡氏)個人のオーサーに継続的に執筆してもらうための施策としては、12月よりレベニューシェアの料率を見直し、30%から50%に引き上げる。また、オーサーアワードや月間MVA制度については、副賞として賞金が付くものの、あくまでコンテンツ価値を見定めるものであり、PVありきの評価にはならないという。また、掲載ガイドラインについてはこれまでオーサーに対して公開されていなかったものの、「より良いプラットフォームとすべく、明文化してオーサーの方に知らせた方が良いと判断した」(片岡氏)ことから、今後オーサーに公開していくとしている。
2014年12月01日サイバーエージェントとスマートニュース、Twitter Japan、ドワンゴ、ヤフー、Ustream Asia、LINEの7社は11月26日、ネット選挙応援プロジェクト「わっしょい!ネット選挙」で、衆院選2014「ネット党首討論」の開催を発表した。11月29日20時よりニコファーレ(東京・六本木)で行う。「わっしょい!ネット選挙」に取り組むネット事業者7社は、この討論について、各社で展開するサービス(Ameba、SmartNews、Twitter、niconico、Yahoo!みんなの政治、Ustream、BLOGOS)の強みを活かし、生放送配信やニュース記事配信、ユーザーへの告知などを連携して行う。衆院選2014 ネット党首討論 概要は次のとおり。同様の取り組みは2013年7月の参議院選挙でも行われており、今回で2回目。ネット事業者のサービス連携を通じて政治の情報収集機会を増やし、「若年層など、より多くの有権者に有益な情報を届けて投票に役立てていただきたい」としている。
2014年11月27日ヤフーは11月19日、スマートフォンに最適化した検索アプリ「SmartSearch」をリニューアルしたVer2.0を公開した。同アプリはこれまでiPhone専用となっていたが、iPad版を新たに提供する。SmartSearchは、3月に提供を開始。当初はユーザー数限定で利用できるようにしていたため、実際に利用できるまで待つ人が多く「行列のできる検索アプリ」とネット上で話題になっていたこともあったという。2.0では大幅にインタフェースを改良。これまでは検索急上昇ワードのみを情報ソースとしていたが、新たにSNS上で盛り上がっているキーワードとYahoo! ニュースを情報ソースに加えて、アプリのトップ画面に画像+キーワードの形で表示するようになった。これまでは、1つの画像+ワードを画面全体に表示していたが、複数のキーワードをタイル状に並べるデザインへと変更し、一覧性を高めている。また、SmartSearchの売りの一つとして検索結果のサムネイルが大きく表示されていたが、その機能を残しつつも関連ニュースや画像、動画、知恵袋、NAVERまとめなどの情報を優先的に表示するようにした。また、検索キーワードに最適と思われるサイトを「ピックアップ」サイトとして最上部に大きく表示。大まかな情報が視覚的にひと目で把握できる構成に変更している。なお、トップ画面に表示される情報は、自分自身がアプリ内で検索したワードを元にして構成されるようになった。この「パーソナライズ機能」は、ユーザーが興味を持ちそうな情報をレコメンドするため、ユーザーが欲しい情報をアプリトップに移るだけで確認できるようになる。追加された情報が不必要と感じた場合は、スマートフォンを"シェイク"するだけで非表示にできる。Android版については現在開発中とのことだが、提供時期は未定だ。○リニューアルはユーザーの意見を反映全面リニューアルにあたって、ヤフー 検索サービスカンパニーでSmartSearchのサービスマネージャーを務める佐野 岳人氏と同カンパニー 開発本部 制作部 制作2でデザイナーの中井 基氏に話を伺った。佐野氏によると今回のリニューアルはユーザーの声を大きく取り入れたものだという。「検索を変えようというコンセプトはポジティブに受け入れられたと感じました。ただ、日常でこのアプリを常用するには、もう少し足りなかったと思っています」(佐野氏)「私は、このリニューアルからチームに参加しましたが、いちユーザーとして使っていた時に、興味のない情報が画面全体に大きく出ていたところが気になっていました。そういう意味では自分の意見も今回のリニューアルに反映されていて嬉しいです(笑)」(中井氏)ユーザーが検索行動を取るとき、関連する情報が出てくることで次第に興味は移り変わる。そのため、今、検索したワードに関連する様々な情報をトップ画面にタイル状の表示をするようにした。「見やすさ」「使いやすさ」「気が利く」を重点的に改良することで、「検索の楽しさ」を感じてもらおうとしたわけだ。気が利くという点では、パーソナライズ機能は更に強化していきたいと佐野氏は話す。「スマートフォン時代には、位置情報が重要な要素となっています。検索を行う際に現在の周辺スポットをさっと検索できるように位置情報から地名をすぐに入力できるようサジェストしていますが、できれば関連ワードを入れなくても検索結果を出せるようにしたい。また、時間帯に沿った検索結果も出せるようにしたいですね。あと、特定のキーワードを検索しているユーザーに対して、ほかのユーザーがどういった関連キーワードで検索しているかわかるような仕組みも面白いと思います。別の人にレコメンドできたりといった方法で」(佐野氏)○よりスマホ時代に合わせたUIへVer1.0世代とVer2.0世代では、スマートフォン時代の検索アプリの在り方を変えるという意気込みはそのままに、表層的なユーザーインタフェースは大きく変わった。「トップ画面をタイル形式にしたのは、情報が縦に並んでいる方が効率的に見えるから。中にはユーザーの興味が湧かないものもあるため、タイルの大きさも変えて縦にバンバン出したほうが、見やすいとの判断です。アイコンのデザインについても、前回は男性的なアイコンでしたが、良かった点は残しつつも、改めて考え直して決めました。ユーザーインタビューで若い女性にアイコンについて質問をしたところ、『可愛くないアイコンは使いたくない』と言われました(笑)ネット世代に親しまれるニュートラルなデザイン、だれにでも受け入れられるようなアイコンを考えました」(佐野氏)「検索がもっと楽しくなるというイメージをアイコンに取り入れています。社内レビューも取り入れており、ヤフーの『赤』を残しているのもポイントです。そこをアピールしつつも、よりポップにしてみました」(中井氏)また、Ver1.0世代では特徴的だった画面下部の検索ボックスも、位置は同じながらも検索アイコンにシュリンク。リリース当時、取材を行った際に「検索ボックスが下にあることで検索しやすくなる」と話していただけに、なぜボックスをなくしてしまったのか気になった。「検索ボックスという形がPC時代の考え方だったんです。親指で操作するのに、検索行動を行う際に指でタップする場所はボックスじゃなくても良いと中井さんから指摘を受けました。文字入力を行う際に結局文字入力キーボードが下から上がってくるわけですからね。この変更で、より『スマホ的に進化した』と思っています」(佐野氏)リニューアルで自分の興味にフォーカスした情報がより収集しやすくなった。ポータルサイト的な万人向けのアプリではなく、より個人に、パーソナルに特化したアプリだが、それでも興味の範囲外の情報を取得できるように意識して作りこんでいるという。「(以前アップデートでカテゴリ分けを提供するとしていたが、提供されなかったとの問いに)カテゴリ分けは見送りました。例えばニュースアプリはカテゴライズがしっかりしていますが、興味のあるカテゴリしか情報を収集できなくなるデメリットがあります。そこでSmartSearchではUI上でカテゴリ分けをするという制限をなくしつつ、カテゴリ分けのあいまいな情報を多く流せるようにしています」○検索はなくならない?スマートフォン時代に入り、Web上だけで調べ物をする時代から、専門のアプリを利用して情報収集を行う時代に移り変わりつつある。これはSNSというプラットフォームの躍進も関係しているが、10年前の「とりあえず検索」というユーザー行動が少しずつ変わりつつあることは確かといえるだろう。「確かにスマートフォン時代では色々なアプリをダウンロードして、それぞれで情報収集を行っています。でも、スマートフォンがアプリだらけになってしまい、それぞれのアプリで検索するのが面倒になってきているユーザーも出てきています。専門領域にフォーカスしたものが増え過ぎているので、属性的には近いけれど、新たな情報に出会える機会が減っていると思うんです。SmartSearchでは、そういう部分に注目して気持ち良い領域の検索の仕方を提案できればと思っています。SmartSearchから、ほかのサービスに出会うということがある。自分で関連情報を想起しなきゃいけない負担を減らし、さらにほかのところに感心を持ってもらえるようにしたいです」(佐野氏)時代の移り変わりといえば、グノシーがプラットフォーム構想を発表し、KDDIもSyn.を発表するなど、PC時代のポータルの存在意義や検索行動そのものを別軸へと移そうという動きが活発化している。上記でも触れたが、SNSの台頭も無関係とはいえない。検索が今後も生き続ける未来はあるのか、最後に尋ねてみた。「検索なくなる論は、2通りの答えがあると思います。例えば、インプットの方法。これまでのキーボードによる入力から音声入力、いつになるかわかりませんが、将来的には脳波を感知して検索できる時代になるかもしれません。もう1点はユーザーが受け身でいるだけで情報が落ちてくる時代。でも、人間が能動的に情報を求めるということはなくならないと思うんです。ただ、確実に『能動的に調べる』ことと『受動的に情報を受け取る』という境目は曖昧になってくるはず。TwitterなどのSNSが好例で『○近くで食事したいけどどこかいいところないかな』と投稿するだけで、返事をもらう緩い検索の在り方が実際に起こっている。だからこそ、その部分を検索アプリで実現したいんです。強い関心が存在するところに検索サービスは強い。興味を持った人に対して、その興味に関連する情報が"ぼんやり"と出てくる。そのレコメンドが今回の新たなトップページであり、能動的な検索と受動的な検索の融け合ってくるところだと思っています」(佐野氏)
2014年11月20日ヤフーは19日、iPhone向け検索アプリ「SmartSearch」の最新版「2.0.0」を公開した。最新版では、検索結果のデザインや操作性が改良されているほか、ユーザーの好みを反映させるパーソナライズ機能が追加されている。また、同日iPad版も公開された。App Storeよりダウンロードでき、価格は無料。対応OSはiOS 7/8。「SmartSearch」は、2014年3月に公開されたiPhone向けの検索アプリ。検索キーワードの要点がまとまった情報を優先的に表示する独自の検索結果画面、画像を中心としたデザインなどが特徴となっている。最新版となる「2.0.0」に追加された新機能は以下の通り。トップ画面に話題のキーワードと画像をタイル状に表示アプリのトップ画面には、「検索急上昇ワード」、「SNSで話題の言葉」、「Yahoo!ニュースの情報」といった3つの情報ソースをもとに、関連する画像やキーワードが表示される。これまでは、「検索急上昇ワード」のみを情報ソースとしてきたが、新たに2つの情報ソースが加わった。またデザインも、キーワードと画像を縦にタイル状に並べるデザインへ変更されている。検索結果画面の変更これまでの検索結果画面では、ピックアップサイト、関連ニュース、画像、動画、知恵袋、「NAVERまとめ」などの情報と、通常のYahoo!検索の結果が別ページに表示されていたが、同じページに表示されるようになった。また、これまで通常のYahoo!検索の結果は、サイトのプレビュー画像のみの表示だったが、文字情報も加わっている。パーソナライズ機能の追加アプリ内で検索したキーワードをもとに、ユーザーが興味を持ちそうな情報がアプリのトップ画面に追加されるようになった。また、トップ画面に表示されている情報は、端末をシェイクすることで非表示にもできるようになっている。
2014年11月19日ブロケード コミュニケーションズ システムズは11月18日、ヤフーがブロケード製品(Brocade VDX 8770スイッチ、Brocade VDX 6740スイッチ、Brocade ADXシリーズ・ロードバランサ、およびBrocade MLXeルータ)を採用したと発表した。このOpenStackプライベート・クラウド・インフラは、Yahoo! JAPANの国内データセンターおよび同社の米国子会社であるYJ Americaの新規データセンターにおいて2015年4月の正式稼働を予定しており、2014年12月よりテスト稼働を開始する。ヤフーは採用のポイントとして、採用・運用実績があり、オープンなシステム環境の構築に最も協力的で、かつ必要な先進技術・製品を提供できる点を上げている。また、OpenStack基盤を構成するネットワーク機器をブロケード製品にしたことで、シンプルさを維持しながら高い通信性能と安定性を確保。ソフトウェア・ベースのGRE(Generic Routing Encapsulation)トンネリングと比較して、8倍のスループット、2分の1のレイテンシを達成したことを挙げている。そのほか、ブロケード製品を直接制御するNeutronプラグインの共同開発により、OpenStackに最適化されたネットワークを構築し、FWaaSとLBaaSを実現する。2014年10月時点で作成済みの仮想サーバは合計6万台に達しており、今後も1ヶ月あたり平均5000台程度の仮想サーバを追加。年内にはそのうち5万台以上がOpenStack基盤で提供される予定となっている。
2014年11月18日ヤフーは11月13日、インターネット広告の掲載面を評価し、ブランドを保護するアドベリフィケーション機能を、Yahoo!プレミアムDSPに導入すると発表した。これは、Yahoo!プレミアムDSPの広告配信先拡大に伴うもので、導入は来春を予定している。同社は、広告検証・メディア評価事業を展開する米Integral Ad Science(インテグラル)と2014年9月に業務提携し、ブランド保護においての取り組みを開始。今回導入する機能は、インテグラルが提供するアドベリフィケーションツールの1つとなるブランド保護ツール「Brand Safety」を、両社共同で日本市場向けに開発したものとなる。同ツールは、入札するサイトを画像などの文脈からリアルタイムで理解・検証し、サイトリスクを判定することで、優良なサイトへの広告配信を実現する。なお、検証は、単語だけでなく文章で判断なほか、日本語の学習を通し性能がブラッシュアップされるという。
2014年11月14日ヤフーは11月12日、ソーシャルメディア上の投稿を検索できる「リアルタイム検索」において、「つぶやき感情分析」の正式版を公開した。「リアルタイム検索」では、ソーシャルメディア上の情報を楽しく有効に活用できるよう、投稿内容の検索だけでなく、件数グラフやランキングの表示など、さまざまなコンテンツを提供してきた。「つぶやき感情分析」もその1つで、日常の利用に加えて、ソーシャルメディア分析などのビジネスシーンにおける活用も見込んでいる。β版は2013年9月に公開され、Twitter上の投稿を分析し、検索したキーワードに対してどのような感情を持っているのかを「ポジティブ・ネガティブ」にて判定し、結果を表示してきた。またβ版では、分析できる言葉が1万1000語、分析対象となる投稿は新着のものと限定していたが、正式版では過去30日間のすべての投稿を対象に、あらゆる言葉で分析が可能になった。期間の絞り込みにも対応し、最長30日から最短15分まで任意の期間を指定して分析できる。そのほか、ポジティブ・ネガティブの割合を示す円グラフに加えて、ポジティブ・ネガティブの推移を時系列で表示するグラフを追加。これにより、ある出来事に対して、どのような感情の変化があったかということが把握できる。なお、正式版では分析システムを辞書方式から機械学習方式に変更したため、今後、学習を重ねていくことで分析精度を高められるという。
2014年11月13日ヤフーは12日、ソーシャルメディア上の投稿を検索できる検索サービス「リアルタイム検索」で提供してきた「つぶやき感情分析」の正式版を公開した。スマートフォンで同機能は、iOS向けに「リアルタイム検索」アプリとして、Android向けに「Yahoo!リアルタイム検索」アプリとして提供されている。「つぶやき感情分析」はTwitter上の投稿を分析し、検索キーワードに抱く感情をポジティブ・ネガティブで判定して結果を表示する機能。ベータ版として、2013年9月に公開されたが、本日正式版が公開された。正式版では、分析可能な言葉、分析対象となる投稿の範囲を拡大。ベータ版では、分析対象用語が11,000語、分析対象となる投稿は新着のものに限定されていたが、正式版では過去30日間の全ての投稿を対象に、あらゆる言葉で分析可能となった。期間の絞り込みにも対応し、最長30日から最短15分まで任意の期間を指定した分析も行える。正式版ではさらに、ベータ版で提供してきたポジティブ・ネガティブの割合を示す円グラフのほか、ポジティブ・ネガティブの推移を時系列で表示するグラフを追加した。これにより、特定の事象に対して、時系列的な感情の変化を把握することができる。また、正式版では、学習を重ねることで分析精度を高められるという。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月12日ヤフーは11月11日、2015年4月までに終了するサービスとアプリを公表した。今年の上半期にも同様の発表を行っており、今回で2回目。主だったところでは、芸能ニュースや恋愛コラムなどを掲載している「ネタりか」のアプリや子供向け「Yahoo!きっず」のアプリが提供を終了する。なお、どちらもPCやスマートフォン向けWeb版はサービスを継続する。一方で、1月に提供を開始した「Pict Garage」や、3月に提供を開始したばかりの「コミュカメラ」もアプリの提供を終了する。その他の終了するアプリやサービスは以下の通り。○アプリ版ヱヴァンゲリヲン検索ウィジェット(Android) : 12月3日終了予定『進撃の巨人』公式アプリ‐検索の巨人‐(Android) : 12月5日終了予定Yahoo!きっず(iOS) : 12月17日終了予定 ※LocoClip(Android) : 12月26日終了予定Yahoo!コミュカメラ(iOS/Android) : 12月上旬終了予定Rent RoomS(iOS/Android) : 12月末終了予定HouseeS(iOS/Android) : 12月末終了予定Yahoo!英語(iOS/Android) : 12月末終了予定ネタりか(iOS/Android) : 2015年1月29日終了予定 ※Pict Garage(iOS) : 2015年3月31日終了予定わたし応援ワーク(Android) : 2015年4月15日終了予定お薬手帳(iOS) : 2015年4月15日終了予定○パソコン・スマートフォンWeb版サービスYahoo!懸賞 : 11月末終了予定Yahoo!英語 : 11月終了予定Yahoo!プロフィール : 2015年3月終了予定○携帯電話(iモード、EZweb、Yahoo!ケータイ)版サービスcarview! : 12月18日終了予定 ※Yahoo!占い : 2015年3月31日終了予定 ※※付きのものは、パソコン・スマートフォンWeb版でサービス提供を続ける予定。
2014年11月11日ヤフーは11日、2014年11月から2015年4月に終了するアプリやサービスを公表した。同期間内に12のアプリ版サービス、3つのパソコン・スマートフォンウェブ版サービス、2つの携帯電話版サービスが終了する。公表されたサービスには、「ネタりか」のように、アプリ版は終了するものの、パソコンやスマートフォンウェブでは引き続きサービス提供されるものもある。なお、ダウンロード済みのアプリはサービス終了後も継続利用が可能だが、アップデートやサポートは実施されない。一部機能が停止される場合もある。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月11日ヤフーの米国現地法人「YJ America,Inc(YJ America)」は11月10日、米国ワシントン州において保有するデータセンターについて、来春(2015年4月予定)の正式稼働に向け、2014年12月よりテスト稼動を開始すると発表した。ヤフーでは、これまでに自社サービスの開発やコンテンツ格納において、連結子会社であるIDCフロンティアが運営するデータセンターや自社で保有するサーバーなど、国内に設置している基盤を利用していた。来春からは従来の環境に加え、米国データセンターの利用も開始する予定だという。なお、同データセンターの利用により、Yahoo! JAPANグループで保有するデータセンターは国内での分散(東日本エリアと西日本エリア)のみならず国外への分散となるため、BCP(自然災害や大規模停電などに対応した事業継続計画)のさらなる強化が実現するとしている。また、米国データセンターが設置されている地域の電気料金が非常に廉価であることから、Yahoo! JAPANグループ全体のサーバー運用費の削減もはかれる見通しだ。データセンターへは、Yahoo! JAPANから3名がYJ Americaに出向し、現地に常駐の上、当該データセンターのネットワーク構築および保守運用にあたる。
2014年11月11日ヤフーは11月7日、「Yahoo! JAPANビッグデータレポート」で大相撲に関する分析を発表した。ヤフーのビッグデータレポートチームは、若手力士の活躍や満員御礼の日の増加などから最近の大相撲の人気に着目。その人気が本物なのかをYahoo!検索での検索回数などで調査・分析した。○2014年は大相撲の注目度が急伸調査結果によると、大相撲に関連するキーワード検索回数は2014年は2013年に比べて大幅に増えていることがわかった。プロ野球やJリーグと比べると回数こそ少ないが、昨年からの伸び率は大相撲のほうが上回った。2014年になって大相撲の注目度が高まっていることがわかる。特に注目が集まるのは、大相撲の開催中の期間。その中でも優勝が決定する千秋楽が最も高く、次いで初日だ。どちらも力士たちの命運を占う重要な取り組みがある日なので、自ずとファン以外の多くの人からも視線が向けられる。支持層の男女比は、男性が65%、女性が35%という構成。プロ野球やJリーグと比べると女性の割合がやや高めだった。年齢層は50代~60代以上で、ほかのスポーツ比べてると一回り以上高い(プロ野球は10代以下~20代、Jリーグは20代~30代が主要な支持層)。2014年になってからの大躍進を支えているのも50代~60代以上の関心度が高まっているためだ。都道府県別では、島根県と石川県で大相撲への関心が高い。石川県は人気力士「遠藤」の出身地であること、島根県は「隠岐の海」の出身地であることや相撲発祥の地ということで県民の関心が高いと推測できる。○イケメン力士の遠藤は10代以下~30代に特に人気力士ごとの注目度についても分析している。男女別の人気は、白鵬、勢、遠藤、豊真将が女性からの注目度が比較的高く、一方の男性からは関脇に昇進した逸ノ城への関心が高い。年代別では、遠藤は10代以下~30代、白鵬は30代~40代、勢は50代、豊真将と逸ノ城は50代~60代以上からの注目が高かった。遠藤は、敢闘賞を受賞した1月場所、3月場所、金星を挙げた5月場所に注目度が伸びている。鶴竜は幕内優勝した3月に注目度を伸ばした。白鵬は1月、5月、7月、9月と幕内優勝したそれぞれの場所で千秋楽に向けて注目度が上昇。それ以上に5月場所の優勝会見のキャンセル理由が公になった際に注目度が急伸した。豊真将は、日馬富士との取り組みの際に負傷が響き、途中休場となってしまった7月場所前半に注目が高まった。高安と豪栄道は、7月場所でそれぞれ敢闘賞、殊勲賞を受賞する活躍を見せ、注目度が大きく伸びた。勢は、敢闘賞を受賞した5月にも注目度を上げたが、9月場所7日目に、それまで白星続きだった逸ノ城に勝利した日はそれ以上に注目度が伸びた。逸ノ城は、9月場所で殊勲賞と敢闘賞を受賞し、14日目の幕内優勝がかかった白鵬との取り組みに大きく注目度を伸びた。なお、常に高い注目度を維持しているジャニーズに対して、大相撲は2012年頃まで大き差が付けられていたが、2014年に入っては場所ごとに肉薄し、9月場所では瞬間的に逆転した。
2014年11月10日ヤフーは11月7日、病気や薬、健康にかかわる情報を提供する「Yahoo!ヘルスケア」が取り組むプロジェクト「HealthData Lab」において、病気発症リスクや体質が調べられる一般向けゲノム解析サービスの提供を開始すると発表した。同サービスでは、肺がん・大腸がん・前立腺がんなど、がん(22種)をはじめ、2型糖尿病・脳卒中・心筋梗塞・肥満などの病気発症リスクや、血中尿酸値・飲酒量・筋力・血圧などの体質を含めた約290項目を解析。また、母親から受け継ぐミトコンドリアDNAから、自分と同じ遺伝子を持つグループがどこで生まれてどう移動してきたのかをたどることができる祖先解析も行える。利用するには、まずYahoo!ショッピング内「Yahoo!ヘルスケア HealthData Lab」ストアより解析キットを購入。解析キット到着後、マイページの利用登録や唾液試料の返送、マイページでの生活習慣調査への回答を行うと、後日解析終了後にマイページで解析結果を閲覧できるようになる。価格は4万9800円(税込)だ。なお、6月と8月に募集した無料先行モニターに対しては、当選通知(解析キットの郵送)が完了しており、11月中旬より、6月募集モニター分から順次解析結果を閲覧できる。また、解析結果について公式サイト上の情報だけではわからないことを専門家に問い合わせたい場合に備え、臨床遺伝専門医などの遺伝カウンセリングを受けられるサービス(有料)の提供を今後予定。そのほか、自分で取り入れられる生活改善についてアドバイスを受けたい方には、医師や栄養士などにウェブ上で相談できる有料サービス「Doctors Me」(運営:サイバーバズ)を公式サイト上で紹介していく。
2014年11月10日ヤフーは11月11日に「検索結果とプライバシーに関する有識者会議」を開催する。これは、検索サービスにおけるプライバシーのあり方をヤフーとしてまとめるもので、2014年度内を目標に複数回に渡って会議を開催し、考え方を整理した上で、公表する予定だ。7日朝に一部報道で「忘れられる権利」をヤフーが適用基準を検討するとのニュースが流れたが、同社広報部によると「忘れられる権利を含む、検索とプライバシーのあり方全体を検討する会議」になるという。10月にはGoogleに個人の検索結果を削除するよう東京地裁が命令を行い、EU域内でも同様の判決からGoogleに個人情報の削除申請フォームが用意されるなど、プライバシーと検索に関する議論が広がっている。ヤフーによると、これまでもプライバシーと表現の自由、知る権利のバランスに配慮しながら裁判所が削除の適否を判断しており、同社もそれに協力してきたが「削除を求める方々への対応が不十分だと受け止められないように対応していく必要がある」と考え、今回の有識者会議設置に至ったという。具体的な検討事項としては、検索サービスの「社会的意義」「中立性と信頼性、表現の自由、知る権利への貢献」「提供者の社会的責務」が挙げられる。有識者会議の委員長には、東京大学名誉教授で弁護士の内田 貴氏が就任。委員には元最高裁判所判事で弁護士の泉 徳治氏、東京大学大学院法学政治学研究科教授の宍戸 常寿氏、早稲田大学大学院法務研究科教授の長谷部 恭男氏、元東京高等裁判所判事で中央大学大学院法務研究科 教授の升田 純氏で構成される。
2014年11月07日ヤフーは11月5日、Anroid搭載のスマートフォン/タブレット端末向けの無料フィルタリングアプリ「Yahoo!あんしんねっと」および「アプリ機能制限」機能の提供を開始したと発表した。アプリはGoogle Playで配信している。Yahoo!あんしんねっとは、子どもの年齢に合わせて、有害または不適切なサイトの閲覧規制をするフィルタリングアプリ。「Yahoo!きっずモード」「小学生モード」「中学生モード」「高校生モード」「高校生モード+EMA」の5つのモードがあり、それぞれフィルタリングの設定内容が異なる。これまで「Yahoo!あんしんねっと for SoftBank」として、ソフトバンクのスマートフォンのみにアプリを提供してきたが、今後はすべてのキャリアのAndroid搭載スマートフォン/タブレット端末向けに提供する。今回、保護者が子どもに使わせたくないアプリを制限できる「アプリ機能制限」を新たに追加した。これは、フィルタリングの対象外であるブラウザーアプリにも適用される。
2014年11月06日ヤフーは11月5日、Twitterの提供するTwitterプロモ商品の提供を11月19日より開始すると発表した。Twitterプロモ商品は、Twitterのタイムラインや検索結果に広告を掲載するサービスで、サービスの成約につながる可能性が高い見込み顧客の獲得につながるほか、既存のフォロワーだけでなく、ターゲットしたいユーザーにツイートをリアルタイムで届けることができる。プロモツイートやプロモアカウントなど、プロモーション広告とは異なる「詳細なターゲティング」も可能で、指定したカテゴリーに興味関心のあるユーザーや、指定したTwitterアカウントのフォロワーに共通する興味関心をもつユーザーへのリーチを実現する。また、プロモツイートでは、指定したキーワードを検索したユーザーや、指定したキーワードを含むツイートを投稿、またはその投稿に反応したユーザー、地域ターゲティングなどの設定もできる。今回の連携で、広告主は、スポンサードサーチやYDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)をオンラインで出稿・管理すると同様に、Twitterプロモ商品の「プロモアカウント」と「プロモツイート」を利用可能となる。同社は、Twitterプロモ商品を利用する広告主に、電話サポート窓口を提供するなどサポート体制を構築。Twitterプロモ商品の基本的な使い方から活用方法までを支援することで、中小企業の広告主のソーシャルメディアマーケティング導入を推進したい考えだ。
2014年11月06日ヤフーは10月29日、2014年度第2四半期の決算説明会を開催した。同四半期の売上高は前年同期(1007億円)に比べ2.5%増の1033億円であったものの、eコマース新戦略やセキュリティ強化、ビッグデータ関連の減価償却費の増加により、営業利益は460億円と、前年同期(498億円)の7.6%減にとどまった。なお、2014年度通期見通しは増収増益を想定している。今期業績についてヤフー 代表取締役社長 宮坂 学氏は「2013年7月-9月期(前年同期)からのeコマース新戦略が一巡するまでは成長率が落ち着くが、今回で1年回った。広告売上高の成長率は、プレミアム広告の成長率が鈍化しているものの、YDNが引き続き好調だ」と語り、成長率についてはヤフオク!やYahoo!ショッピングの手数料無料化による減収効果が今期で終わることを強調した。広告関連売上では、ディスプレイ広告がYDNの好調ぶりから18.2%の伸びを示す一方、検索連動型広告は1.7%増と小幅な増加にとどまった。これは、スマートフォン経由の売上が大きく伸びたものの、PCが減少し、全体として小幅増にとどまったのだという。スマートフォンの伸長ぶりはデバイス別広告売上高増減にも表われており、スマートフォン広告売上高が14年度上半期で前期比174億円の大幅な増収を記録する一方で、その他広告売上高が87億円のマイナスとなっている。四半期でのスマートフォン広告売上高は、大台の200億円を突破(203億円)し、前年同期比で86億円増、73.9%の成長率を記録した。これにより、スマートフォン広告の売上比率は全体の33.7%まで上昇している。一方で四半期のeコマース流通総額は、前年同期比11.9%増、298億円プラスの2811億円となった。ショッピング、オークション共に2桁成長を記録しており、スマートフォン経由比率も32.5%と高まっている。○スマートフォン対応は順調に続いて現在のYahoo! JAPANについて。PC時代にはポータルの王者として君臨したが、スマートフォン時代ではどうなのか問われることが多いと宮坂氏は切り出した上で、スマートフォンとPC(タブレット、フィーチャーフォン含む)の各種ユニークブラウザ比率を明かした。上位20サービスで、すでにスマートフォン利用者が過半数となっており、全サービス累計でも過半数になっているという。月次でも大きくスマートフォン比率の上昇、全体のブラウザ数が増加の一途をたどっており、PV数も半数弱にまで迫っているという。ヤフーの要である検索クエリについては半数弱とその他数字に比べてやや軟調といえるが、ヤフーへの利用回数、滞在時間も増加しており、結果としてスマートフォン利用者の73%がヤフーに訪問しているため「及第点ではないか」(宮坂氏)としていた。同時に、スマートフォン時代に最適化したUIも発表(「ヤフー、スマートデバイス向けトップページにタイムライン表示を導入へ」)しており、今後もスマートフォンへの最適化を図っていくという。タイムライン型のUIは同時に、ヤフーの今後の広告事業成長の柱としても期待されており、データソリューション広告やビデオ広告、コマース広告、アプリ広告と並び立てて展開を図っていく。質疑応答では、第3四半期も引き続き増収減益予想ながら、通期で増収増益となる予想について同社 取締役最高財務責任者である大矢 俊樹氏が「2013年度第4四半期は減損処理などで数十億マイナスだった。今年度についてはKCカードの買収もあり、ワンタイムで利益が数十億出るため、あわせてプラスになる」と話す。また、9月末に起きたYahoo!メールの障害問題について宮坂氏は「あってはならないことだった」とユーザーへのお詫びを口にした上で「システムの多重化をこれまで以上に進めていく」と障害への備えを更に強化していく考えを示した。
2014年10月30日ヤフーの代表取締役社長 宮坂 学氏は10月29日、同日に行なわれた2014年度第2四半期の決算説明会の中で、スマートフォンとタブレット向けにYahoo! JAPANトップページのリニューアルを計画していることを明らかにした。これまでもスマートフォンやタブレット端末向けに最適化サイトを提供してきたが、「進化したポータルの実現」に向けて、数%のユーザーを対象にタイムライン型のUIを試験提供しているという。これまでの最適化サイトは「PCスタイル」であったとのことで、「スマートフォン時代に成功している会社は、タイムライン型のUIを採用しているケースが多く見られる。広告による収益化など、マネタイズに適しているタイムライン型のUIを導入し、タイムラインの会社にならなくては」と宮坂氏は語る。現状、テスト経過は順調とのことだが、いつ完全に移行するかについてはテスト導入の結果次第とのことで「慎重に移行していく必要があると思う。もちろん、タイムライン型のUIは広告配信のしやすさという点では一つの型になると思う」(同社 取締役最高財務責任者 大矢 俊樹氏)としていた。
2014年10月29日ヤフーは10月28日、「Yahoo! JAPAN アド・クリエイティブ・ハッカソン2014」を11月1日に開催する。同イベントは、広告主・クリエイター・メディアが一堂に会し、広告クリエイティブの表現の可能性を議論することで、新しいアイデアや表現を創造し、広告テンプレートの魅力を最大限に引き出すことを目的とする。今回は、サントリービジネスエキスパート(サントリー)と、インタラクティブ領域のインターネットコンテンツ制作に関わるプロダクション団体となるインタラクティブ・コミュニケーション・エキスパーツ(I.C.E)との共催。イベントにおいて、ヤフーは新たな広告テンプレートを提供し、サントリーは同社商品のブランドメッセージを提供する。それを受け、I.C.Eのクリエイターや、サントリーと取引のある広告会社から選出されたクリエイターが、広告クリエイティブを制作・発表し、厳正な審査のうえ優秀な作品を表彰するほか、表彰作品の中から1作品を選出し、実際にYahoo! JAPANのトップページにおいて掲載する。ヤフーは今年度、広告領域において「アート&テクノロジー」をテーマに掲げており、今後もこれまでにない広告表現と商品化を目指していく考えだ。
2014年10月29日●2010年からiPadを導入していた旭テック「日本の製造業界でどこよりもiPadを使いこなしているのではないか。そんな自信すらあります」と、旭テックのグローバル業務本部 AWI推進部 部長の安東恭二氏は胸を張る。旭テックは、独自のアルミ鋳造技術・鋳鉄技術を基盤とする素形材部品メーカーだ。グループ全体で国内に5工場、タイに4工場、中国に2工場の製造拠点を持ち、高い品質を誇る鋳造・ダイカスト製品をグローバルに展開している。○ワークスタイルの変革にiPadを活用旭テックは、2010年というかなり早い段階から、iPadを各工場と管理業務に導入している。そのきっかけとなったのが、2010年にスタートした同社のワークスタイル変革施策「AWI(Asahi Work Style Innovation)」の活動だ。最新のITを業務に取り入れることで、3年後の働き方を設計するというAWIのミッションが、当時の社長からトップダウンで指示されたことを安東氏は振り返る。「AWIのテーマは、経験や勘に頼った業務から脱却し、事実とデータによる管理を実現することでした。これにより、安定的に、歩留まり良く製品を納め続けることを目標として、まずはアルミニウムやマグネシウムなどの軽合金を取り扱う横地工場から、製造現場の風土の変革を行いました」(安東氏)旭テックがまず取りかかったのが、紙の設備点検表や作業手順書の見直しだった。同社の工場では膨大な数の資料を紙ベースで管理していた。しかしアナログでの管理ゆえに、実際に手順書がどれだけ閲覧されているかが不明で、点検表の「○」や「×」の理由は、それを見るだけではわからなかった。こうした紙ベースの点検表、手順書の課題を克服し、経験や勤続年数に関係なく、誰もが間違うことなく正しい作業ができるツールとして、旭テックはiPadを導入した。さらに業務アプリケーションを使うことで、工場のすべての点検表をデジタル化し、「○」や「×」でのチェックをやめ、数値による点検に変更した。これにより、日々の工場における業務の状態が"見える化"できたと、横地工場の副工場長 兼 製造課長、平原秀勝氏は語る。「数値ベースでの点検に変更したことで、工場でのさまざまな業務が"見える化"できました。データの推移をチェックすることで、設備の異常といった変化をすぐに把握できるようになり、予防のための行動を起こすことも可能になりました。iPadを活用した点検表の電子化は、設備異常率を従来の4分の1まで減少させました」(平原氏)iPadやアプリの活用状況について話し合う、定例ミーティングを毎週行う、といった導入後のフォローも功を奏し、横地工場での点検表のデジタル化は、およそ3カ月で完全に定着した。生産設備の稼働効率を示す指標であるOEE(Overall Equipment Effectiveness)も、iPad導入を契機に着実に改善されていったという。しかし、それでも不良品の発生をゼロにすることは難しい。そこで、できてしまった不良品を社外に流出させない仕組みを作るため、旭テックは作業手順書のデジタル化を決定。電子ブック・デジタルカタログ作成ソフトを使って、約750品点分の電子マニュアルの作成を行った。そして、製品現品票のバーコードをスキャンすることで、製品の概要から検査手順書、製品照合表、限度基準や過去トラブルのマップが、iPadで表示できる仕組みを構築した。「電子マニュアルによって、従来はモノクロだった作業手順書がカラー表示になりました。また、iPadのピンチアウト・ピンチインといった操作でマニュアルを拡大・縮小して表示でき、手順確認の効率を高めることに役立っています。常に最新版が閲覧できる点も、電子マニュアルの大きな効果だと感じています」(安東氏)●すべての要望を達成してくれるi-Reporterに白羽の矢が!!○管理部門と現場の相反する意向をi-Reporterで実現iPadを活用した設備点検表と作業手順書のデジタル化が実現できた。しかし、これだけでは「事実とデータによる管理」の実現というAWI活動が目指すところには及ばない。管理部門の意向は、さらに新しい仕組みを導入し、これまで以上に事実の把握、データの分析を行うことだった。その一方で、慣れた仕組みを使い続けたいというのが現場の偽らざる心情だ。この相反する要望を両立する切り札として、旭テックが今年4月に導入したのが、電子帳票ソリューション「ConMas i-Reporter」(以下、i-Reporter)だった。「現場にある帳票のデータやそのほかの重要なデータを、いかに管理しやすく、入力可能な仕組みを作るかという視点で、iPadだけではなくパソコンやAndroidデバイス向けアプリケーションなど、さまざまなソリューションを検討しました。i-Reporterは直感的な操作が可能で業務に馴染みやすく、さらに管理者の欲しいデータを拾いやすいという点が魅力でした。また、製造業での導入実績も評価し、横地工場での導入を決定しました」(安東氏)i-Reporterを使って、旭テックはこれまで手書きで記入していた紙の日報やチェックシートのフォーマットに、すべてiPadから入力できる仕組みを、横地工場の金型および鋳造部門に構築した。i-Reporterによって、使い慣れた用紙のビジュアルがそのまま使え、入力規則や項目も変えずに、日報やチェックシートのデジタル化を実現。もともと現場はiPadの操作に慣れていたこともあり、i-Reporterの定着には、ほとんど時間がかからなかったという。「現場にしてみたら、もともと使っていた用紙へ、手書きではなくiPadで入力できるようになっただけの変化です。しかし私たち管理者からすると、管理の面においては180度といっていいほど大きく変わりました。これまでは現場の手書きデータをExcelで入力し、毎週5~6時間をかけて現状把握と分析を行っていました。そして前月の実績と分析をもとに、翌月の指示を出していたのです。これがi-Reporterにより入力が自動化し、ボタン1つでグラフ化することができるようになりました。分析した翌週には、現場へのフィードバックも行えるようになり、現場に対して的確な指示を出すスピードが、圧倒的に早くなっています」(平原氏)例えば金型を作る部門では、i-Reporterで金型整備チェックシートを回覧板のように整備係と鋳造係の伝達に利用している。それぞれの項目を作業者がi-Reporterで入力し、場合によってはその場でiPadのカメラで撮影した写真を添付するなどして、次の業務にうまく引き継げるよう情報共有を行う。i-Reporter上の金型整備チェックシートで、品点別の不良対策会議をその都度行うような仕組みが実現できたと安東氏は語る。「これまでのチェックシートは、こういう処置をしたという結果があとから報告される、いわば"死亡診断書"のようなものでした。i-Reporterを使うことで、結果の伝達・共有を目的とした"健康診断書"へと質を高めることができました。病院で使われるカルテのように、「トラブルにつながるこういう傾向があるので、こういう対策を行った」という、内容に深みを持たせた情報共有が可能になります」(安東氏)さらにi-Reporterによって、工場の作業者が毎日作成する鋳造日報の作成時間も、従来は毎朝45分かかっていたのが5分で終わるようになるなど、大幅な作業時間の短縮にもつながっている。しかし、現場の作業の効率化、管理部門のデータ分析のスピード化という、目に見えるi-Reporterの導入成果以上に、無形の効果が大きいと平原氏は強調する。「分析結果のフィードバックを受け取る、現場の理解度を高めることにも、i-Reporterが貢献していると思います。単に指示されたことを作業するのではなく、本当に理解したうえで問題解決のために作業する。こうすることで結果は大きく変わります。さらに定期的に行っている不良対策会議も、i-Reporterによるデータを見ながらミーティングを行えるため、会議や作業の"質"の向上にもつながっていると感じています」(平原氏)また、寸法検査全数チェックシートのデータを、そのまま生産現場の品質管理に使われるX-R管理図へ展開できるなど、i-Reporterが集計したデータのスピーディな横展開も効果が大きいという。AWI推進部の森岡亜依氏は、こうしたデータをExcelやPDFのフォーマットで出力できる点も高く評価している。「現場で入力されたデータを、管理者画面から写真付きでそのままPDFに出力し、それを見ながら現場で判断することができます。さらに、データを保存しておくことで、過去にこういうケースがあったということを記録として残すことも可能です。i-Reporterで継続して記録していくことで、日々の業務の改善だけでなく、長期的なメリットも出てくるのではないかと期待しています」(森岡氏)●i-Reporterを活用して業務改善活動がよりスムーズに○国内外の工場にもi-Reporterを標準ツールとして導入まだiPadが物珍しかった2010年から、製造業の現場で積極的にiPadを活用してきた旭テック。同社が業務の改善ツールとして選んだi-Reporterは、製造業にとって大きな可能性があるのではないかと、AWI推進部の鈴木恭晃氏は指摘する。「これまでは勘や経験から判断していた部分を、i-Reporterによってデータ活用がなされるようになったことで、アイデアしだいでさまざまな業務の改善に結びつけやすくなるのではないでしょうか。私たちも管理部門や現場の声を反映しながら、これまでの紙の帳票だとi-Reporterに馴染まなかった部分を、i-Reporterに合わせてデータの取り方を変えるといった改善を日々行っています。製造業は業務をどんどん改善していこうという気質が、他業種の企業より強いと思いますが、i-Reporterは製造業の現場での改善活動においても、とても活用しやすいツールであると感じています」(鈴木氏)旭テックでは現在、i-Reporterを横地工場にのみ導入しているが、今後は国内外の製造拠点にも標準ツールとして展開していきたいと考えている。「愛知県にある豊川工場、そしてタイのバンパコン工場にも、i-Reporterを順次展開しています。iPadは国籍や言語にかかわらず、世界のどの国や地域でも使われているグローバルなツールです。我々のようなグローバル製造業は、こうしたツールを活用し、自分たちの"標準"によって、世界中で良い製品を作っていくことが重要です。こうした我々の"標準"のスピーディな横展開を、i-Reporterといっしょに行っていきたいと考えています」(安東氏)なお、今回の取材の模様を以下の動画にまとめてあるので、合わせて確認いただきたい。
2014年10月29日「Yahoo!ショッピング」を運営するヤフー株式会社では、年々社会現象化し、秋の風物詩ともなっているハロウィンについての最新トレンドに関する調査を実施。その調査によれば、ハロウィンへの関心度は高く、クリスマスやバレンタインを上回る検索数があり、今年、ハロウィンに仮装を楽しむ人の多くは「美少女戦士セーラームーン」や、大ヒットした『アナと雪の女王』のアナ、エルサを始め、白雪姫、ラプンツェルといったディズニーキャラクターに“変身”していることが分かった。いまや、クリスマスやバレンタインにつぐ定番イベントとなった10月末日のハロウィン。いつもとは違う自分になれる仮装の衣装や、子どもたちが「トリック・オア・トリート!」との合い言葉でゲットするお菓子、“ジャック・ランタン”などのデコレーションといったハロウィン・グッズ商戦も、取扱高は年々130%の成長傾向にあるというほどで、すっかり日本人の生活にも定着してきているようだ。今回の調査結果を分析する「みんなのお買い物ナビ@DIME(アット・ダイム)」編集部によると、「家族やカップル、世代を問わずハロウィンで盛り上がるようになってきているため、仮装やコスプレを楽しみたいと思う人も増えており、早めにパーティーなどイベントの予定を立てて準備する人が多いのでは」と、昨今のハロウィン事情を語る。現在、東京ディズニーシーと東京ディズニーランドを始めとする東京ディズニーリゾートでは、10月31日(金)まで「ディズニー・ハロウィーン」を大々的に開催しているが、東京国際映画祭を開催中の六本木ヒルズや、毎年恒例の川崎の「ハロウィン・パレード」など、各地でもさまざまなイベントが実施されている。そのパレードに参加するにしても、やはり欠かせないのが仮装やコスプレ。今年9月の1か月間に「Yahoo!検索」で“買い物意向のあるユーザー”(検索後「Yahoo!ショッピング」などショッピングサイトにアクセスしたユーザー)から算出した「ハロウィン仮装グッズ」のキャラクターランキングでは、1位に今年20周年を迎えた「美少女戦士セーラームーン」がランクイン。続く2位以下には、今年、歴史的大ヒットを記録した『アナと雪の女王』のアナ、エルサ、オラフを始め、「ふしぎの国のアリス」のアリスや白雪姫、ラプンツェル、ミッキーマウス&ミニーマウスなどディズニープリンセスやディズニーキャラクターたちが席巻。特に「美少女戦士セーラームーン」と比較すると、『アナと雪の女王』が約80%、「ふしぎの国のアリス」が約70%に迫る検索数となっており、ディズニーキャラクター全体での検索合算は「美少女戦士セーラームーン」を上回るほどとなっている。「@DIME」編集部では、「“ジャック・ランタン”や“魔法使い”、“ゴースト”のような定番の仮装グッズの人気は根強いものがありますが、やはり今年は大ヒットした映画『アナと雪の女王』の人気が老若男女を問わず、際立っている結果が現われたのだと思います。『アナと雪の女王』以外にも、特にディズニーのキャラクターのコスチュームは、ディズニーランドでイベントを開催していることもあるせいか、ファミリーやキッズたちの間で人気が高いようです」と分析。また、一方では、「ハロウィンの楽しみ方を覚えたパーティー好きの若年層の間では、“コスプレ”そのものに力を入れて仲間同士で楽しむ傾向が強いため、“ポリス”“ナース”といった職業をテーマにしたものや、男性のカッコよさや女性のセクシーさをアピールできるコスチュームを好む人が多い」とのこと。年々人気の高まるハロウィン。まだ仮装をしたことがないという人も、今年の仮装がなかなか決まらないという人も、ぜひ参考にしてみては?<キャラクター検索ランキング>1位 美少女戦士セーラームーン2位 アナと雪の女王 (アナ、エルサ、オラフ、作品名)3位 ふしぎの国のアリス (アリス、チェシャ猫、ハートの女王、 マッドハッター、作品名)4位 白雪姫5位 ラプンツェル6位 ミッキーマウス&ミニーマウス7位 ピーターパン (ピーターパン、ティンカーベル)8位 アラジン(アラジン、ジャスミン)9位 ハリー・ポッター10位 ドナルド(ヤフー調べ)(text:cinemacafe.net)■関連作品:アナと雪の女王 2014年3月14日より2D/3Dで同時公開(C) Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2014年10月28日9月に公開されたヤフーのSNS連動型バーチャルジェットコースター「ヤフー トレンドコースター」。東京レジャーランドやアドテック東京での展示を経て、現在はヤフー社内にコースターが設置されている。今回、試遊体験をさせてもらったので、その感想をお伝えしたい。まずは筆者が試遊した映像を見てもらうと一番わかりやすいだろう。トレンドコースターの試遊映像は、サービス紹介サイトで一般公開されており、多くのユーザーが楽しんでいる様子を確認できる。この映像は、ヤフーが提供するショートムービーサービス「Yahoo! Chocotle(チョコトル)」を利用して配信されており、ヤフーのサービスを随所に生かして"トレンドコースター"の魅力を打ち出している。このコースターを体験すると「無条件に晒されるの?」と心配するかもしれないが、バーチャル体験の"キモ"である、ヘッドマウントディスプレイの「Oculus Rift」を頭に被るため、誰であるかは特定しづらく、心配はない。現在は社内に設置されているコースターだが、今後一般にも公開される予定があるとのことで、サービス紹介サイトで日程を確認できる。直近ではアドテック関西(11月26、27日)で公開される予定だ。なお、ヤフーと取引のある企業の社員であれば社内設置時に体験申込みができるほか、イベントの運営者が希望することで「運搬費を負担していただける場合」には、イベントへの出展を行うという。もし、「コースターを我が町に!!」という気概がある方は、同社までお問い合わせを。話は脱線してしまったが、コースターの感想に戻ろう。詳しいコースターの仕様は9月の記事をお読みいただきたい。一つ言えるのは、筆者が初体験となる「Oculus Rift」自体の製品完成度の高さだ。頭の向きを変えた時の映像の傾き具合に違和感がなく、左右に激しく動かしても、遅延なく映像が付いてきた。一つ難点があるとすれば、コースターの激しい動きで頭がシェイクされると、「Oculus Rift」がズレてしまうこと。こればかりは、装着感など個人差があるので試す時は「バンドをキツくお締めください」と言うほかない。コースター全体の造りについても、上手く作り込まれており、サーキュレーターから来る風の向きや風量とコースター実機の角度が見事にマッチし、なおかつ視界が完全に遮られているため、本物にかなり近い感覚でコースターを体験できる。コースをすべて回った後の"脱力感"も筆者は味わったため、からだ自体が「コースターに乗ったんだ」と騙されていることを実感した。なお、検索したワードは「巨人」。筆者が大の読売ジャイアンツファンであり、体験した前週にクライマックスシリーズで阪神タイガースに惨敗するなど、直近で散々な思いをしたため、敢えて検索ワードに選んだ。だが、コースに現れた画像やニュースは30日前まで遡って取得するため、巨人がペナントレースを優勝した際の原監督胴上げ写真が多く見られて幸せであった。ちなみに"巨人"に関連するキーワードと言えば、読売ジャイアンツ以外にも「進撃の巨人」が存在する。そのため、原監督や坂本選手の画像以外にも、エレンやアルミンの写真が多く表示されていたことを付け加えておきたい。こうした影響か、かなり高所まで上るコース設定がなされており、東京スカイツリーの634mを超える地点までバーチャルで上り詰めていた。○ヤフーが面白いと思ってもらえるようになお、コースターの体験と同時に、機材の開発にあたったヤフー MSC マーケティングイノベーション室 コミュニケーションプランニング部 マネージャーを務める那須 岳志氏と同部の峯浦 望氏にも開発の裏側を伺った。那須氏をリーダーとして6月から製作に取りかかり、発表までわずか3カ月半で乗り切った。時間的な制約がかなりキツかったとのことで「さまざまなAPIをうまく連携させましたが、ハードウェアとの連携も難しかったです」と那須氏は振り返る。「リアルタイム検索やニューストピックス、チョコトルなどの社内APIを持ってきてデータ連係を行い、筐体を動かす加速度の計算や、(サーキュレーターによる)風の送り込み方など、複雑な連携が大変でした」(那須氏)前回の記事でも触れているが、この取り組みは広告が主眼に置かれている。「オフィシャルスポンサーとして日産さまとアディダスさま、カップヌードル(日清)さまが付いています。トップブランド3社と組むことで、未来の広告の形とはなんぞや、ブランドの形とはなんぞやという視点で考え、それをしっかりセールスできたと思います」(那須氏)ただ、消費者に対しての視点もなくしては広告は成り立たない。「その視点では、ヤフーが面白い、ワクワクする会社だと思ってもらえるように、ファンになっていただけるように考えました。コースターによって、ネットは使い方が定まっているものではないということを伝えたく、また、新しいネットの使い方だよということを見せられたと思っています」(那須氏)「私の一番印象に残っていることは、試乗した方々から『想像以上にリアルだ』という反応をもらったことです。遊び心溢れるものを、好意的に受けてもらえたこと、それが良かったなと思います」(峯原氏)今後、この取り組みはどのように発展していくのだろうか?「このプロジェクトはプロトタイプです。中短期的な視点で、ビジネスにしたいというのは少し違いますが、ネットサービス、ウェブというものは閉じこもるのものではなく、今や普段の生活の一部として存在するものになりました。必要であれば、ほかのサービスとも連動させていきたいですし、こうした取り組みを通してファンになってもらえるよう、『ヤフーって楽しいよね』と思ってもらえるようにしていくことが大事だと考えています」(那須氏)
2014年10月27日ヤフーとソフトバンクテレコムは、ヤフーが提供する金融情報の総合サイト「Yahoo!ファイナンス」に銘柄ページがある上場企業向けのIR(投資家向け広報)を支援する「Yahoo!ファイナンス IRコーナー」を共同開発し、11月1日からソフトバンクテレコムが独占販売すると発表した。「Yahoo!ファイナンス」は、ヤフーが運営するポータルサイト「Yahoo! JAPAN」内で提供する金融情報の総合サイトで、投資に関心がある方をメーンターゲットとし、株式や為替(FX)、投資信託、J-REIT(不動産投資信託)などの金融商品情報を幅広く提供し、来訪者数、ページビューとも日本最大級の規模を誇る。今回開発した「Yahoo!ファイナンス IRコーナー」は、「Yahoo!ファイナンス」内にある各上場企業の株価をはじめとする投資関連情報をまとめた銘柄ページ上で、各上場企業が独自にIR関連情報を発信することを支援する。同コーナーに掲載するバナーやテキストにリンクを設定することで、自社のIR情報サイトへの導線を作ることができ、個人投資家の利便性の向上が実現。このほか決算発表日や決算説明会のインターネット中継実施、IR関連プレスリリースなど、最新情報を発信することもできる。料金は、初期費用は無料で、年契約(自動更新あり)が300万円。月契約(自動更新なし)が50万円(消費税別)。ソフトバンクテレコムでは「スタートアップキャンペーン」を実施し、2015年3月末までの期間限定で、月契約通常価格50万円を特別価格30万円(いずれも消費税別)で販売する。
2014年10月23日ヤフーは10月22日、同社の連結子会社で自動車情報サイトを運営する「カービュー」対して株式公開買い付け(TOB)を実施し、完全子会社化を目指すと発表した。ヤフーは、オークションサイト「ヤフオク」とカービューを連携させるなど、同社が目標に掲げているEコマースの拡充を図る方針だ。カービューが発行する普通株式の52%を現時点で取得しており、残りのすべての買い付けを目指す。買い付け価格は1株当たり863円で、買い付け代金の合計は50億2200万円になる見通し。期間は10月23日~12月8日までの31営業日。
2014年10月23日ステュディオス(STUDIOUS)は、ビームス創造研究所、ヤフー復興支援室と組み、被災地の復興支援をビジネスにするプロジェクトを実施する。本プロジェクトでは、東京デザイナーのクリエーションと東北のものづくりのコラボレーションによるスペシャルアイテムの製作、展示、販売を行う。東京ブランドのデザイナーが、被災地特産の素材や工場を使ったアイテムを作成。「アンリアレイジ(ANREALAGE)」は、盛岡のさんさ裂き織工房・幸呼来ジャパンとブランドの残反を用いたメンズジャケットや小物を製作。「ファセッタズム(FACETASM)」と「サスクワァッチファブリックス(SASQUATCHfabrix.)」が日本で唯一刺し子織り職人を擁する福島の三和織物、「ジーヴィージーヴィー(G.V.G.V.)」が石巻でウェットスーツ製作販売を行うモビーディックとそれぞれコラボ。デザイナーの選定及び展示内容等はビームス創造研究所とステュディオスが共同で行った。11月16日までステュディオス神南店にて展示販売、ECではヤフー復興セレクトショップで販売する。ビームス創造研究所とヤフー復興支援室は、14年5月に実施した「KENDAMA TOHOKU」プロジェクトでも東北の復興支援に尽力。スケートボードやBMXを好む海外の若者に人気のけん玉を「ミナ ペルホネン(mina perhonen)」等によるデザインと掛け合わせ、各地でワークショップも行った。
2014年10月20日ヤフーは10月16日、「Yahoo!検索」の検索結果にリアル店舗で使用できるクーポンを表示する機能「けんさくーぽん」に、すかいらーくグループの4ブランドで利用できるクーポンを追加したと発表した。この機能は、特定のブランド名などで検索すると(例:「ロッテリア」「TOHOシネマズ」)、検索結果にキーワードに合わせたクーポンが表示される「Yahoo検索」の機能で、クーポンをリアル店舗で提示することで割引などの特典を受けることができる。2013年7月に全国のファミリーマート店舗で利用できるクーポンの提供から取り組みをスタート。1月にロッテリア、8月にはTOHOシネマズとの取り組みを実施。その後も多数の企業が参画し、今回のすかいらーくグループの4ブランドの追加により、計15ブランドのクーポンが利用できるようになった。また、近日中には「ABCマート」「吉野家」「フレッシュネスバーガー」のクーポンが追加される予定。消費に直接的な価値を持つクーポン情報を検索結果上で提供することで、特にリアル店舗との親和性が高いスマートフォンからの「Yahoo!検索」の利用促進・利用者拡大を目的とし、あわせて参画ブランドの店舗内では、ポスターやPOPなどを活用した本機能のプロモーションを展開し、リアル店舗における本機能および「Yahoo!検索」の認知拡大を図っていく。同社によると、この機能による「Yahoo!検索」の利用促進効果は着実に現れており、実施前と実施後の1日の平均検索数を比較すると、「ロッテリア」というキーワードでは検索数が352%に、「TOHOシネマズ」というキーワードでは検索数が229%の増加率を記録。参画ブランドの店舗集客にも結びつき、各企業から好評を得ている。今後、クーポン利用を開始する企業は次のとおり。ヤフーでは今後も、「けんさくーぽん」への参画ブランドを拡大するほか、「Yahoo!検索」にしかない独自の価値を持った検索結果を開発し、ユーザーへの回答力(課題解決力)の向上や生活を豊かにする情報の提供を目指す。
2014年10月17日ヤフーは10月9日、全国約1万店が加盟するインターネットグルメ予約サービス「Yahoo!予約飲食店」において、10月31日の"ハロウィン"にあわせた特別企画「ハロウィンを飲んで!食べて!820円で楽しむ方法」を公開したと発表した。「Yahoo!予約 飲食店」は今年8月20日に、同日を"ヤフーの日"と称して、東京都内のビアガーデン飲み放題プランを"820円"で提供する企画を開催。この企画は予約受付開始後、約2分で完売になるほどの好評を博し、参加いただいたユーザーより満足度の高い反響を得られた。今回は、国内でも年々浸透度を上げている"ハロウィン"当日に、日常から離れた空間が楽しめる「監獄レストランザ・ロックアップ」、仮装での来店で特典が得られる「メイドカフェ&バーめいどりーみん」といった、全国の個性的なカフェ、レストランの協力を得て、ハロウィン限定の目玉コースを "820円"で提供。目玉コースに関しては席数限定となり、すべて先着順での提供となるが、当コースが予約できなかった方のためにヤフー限定コースとして、お得なプランも用意した。対象店舗や予約受付日は、以下のとおり。また、このたび「Yahoo!予約 飲食店」では、ハロウィン特集にあわせ新機能である「コース予約」を実装。コース料理を設定している飲食店では、予約画面においてコース料理を手軽に選択できるようになった。今後は、コース対応店舗を増加させていくとともに、「Yahoo!予約 飲食店」のみで楽しめるヤフー限定コースの拡充にも力を入れていく。
2014年10月10日ヤフーは2日、多数のユーザーがYahoo!メールにアクセスできない問題について、明日3日中をメドに再開すると発表した。2日午前10時30分発表段階で、379万4777IDにサービスが提供できない状況が続いているという。Yahoo!メールのアクセス障害は9月30日午前9時20分頃に発生。原因は特定できていないものの、同システムにおいて、システムの冗長性やデータの保全性を維持できないレベルのハードウェア障害が発生したとしている。これにより、約400万ID、全ユーザー5000万IDのうち最大で約8%のユーザーがアクセスできない状況に陥った。同社では、サービスの復旧に向けて、システムの安定化やデータ保全を優先的に進め、システムが安定した後に、機材の再点検や新機材を投入し、明日3日の再開に向けて準備を進めているという。
2014年10月02日