京都駅ビル(京都府京都市下京区)で毎年恒例の「第18回 京都駅ビル 大階段駈け上がり大会」が行われる。日時は2月14日11時~16時の予定。○171段を駆け上がる「心臓破りのレース」同イベントは、京都駅ビルの大階段171段を女性ひとりと45歳以上を含む全員18歳以上の4人が1チームとなって駆け上がってタイムを競うもの。今回は「一般部門」「パフォーマンス部門」で競われ、80チーム合計320人が自慢の脚力を披露する。なお、団体優勝チーム名・個人総合優勝者名はゴール地点の銘板に刻み半永久的に保存するとのこと。
2015年02月12日京都を舞台に世界の第一線で活躍する作家36組が参加するPARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015が、来月7日より開催する。京都市美術館と京都府京都文化博物館と市内の複数の会場が連携し、1万平方メートル以上の展示スペースが確保される。参加作家と、主な作品のラインナップが発表となった。『PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015』チケット情報メイン会場となる京都市美術館入り口にはやなぎみわが手がけた巨大な移動舞台車が出現。1階の大陳列室には、蔡國強が制作した高さ15メートルに及ぶ竹製の塔作品に京都の子どもたちが作った大量のオブジェが飾られるという大型作品が展開されるほか、桜の時期には花見を楽しめるカフェや大垣書店の手がける期間限定のブックショップが登場し、作品以外にも芸術祭を楽しめる要素も。また、1950年代に建てられた店舗併存集合住宅のモデル堀川団地には、ピピロッティ・リストらによる作品が出現、鴨川デルタにはドイツで活躍する美術家スーザン・フィリップスによる音の芸術作品が展開されるなど、京都のランドスケープを最大限活用し、馴染みある風景をアート空間に変貌させる。アーティスティックディレクターの河本信治は「準備期間の2年間を通し、参加作家のほとんどを京都に招聘しました。作家達は京都の歴史や文化遺産からだけでなく、人々の暮らし方を感じたり人々と対話する中で新しいビジョンを得たようです」と紹介。京都の景色とアートを楽しめる、他に類を見ない芸術祭となりそうだ。「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」は、2015年3月7日(土)から5月10日(日)まで、京都市美術館、京都府京都文化博物館ほかで開催される。チケットは発売中。
2015年02月10日京都の歴史的建造物や近現代建築を会場とする「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2015」が開催される。期間は4月18日から5月10日まで。今年の写真祭では全15ヶ所の会場に、9ヶ国14組の作家が作品を出展。「TRIBE:あなたはどこにいるのか?」をテーマに、様々な“TRIBE(部族)=集団”の発見を目的とした写真が展開される。そこには、先住民文化や歴史のみならず、現代ポップカルチャーなどの思想や文化などあらゆる視点が用いられ、写真を通して自分の立ち位置を再認識しようという試みだ。期間中には20世紀を代表する写真家マルク・リブーの未発表作品をフィーチャーした「Alaska展」が、老舗帯問屋「誉田屋源兵衛 黒蔵」を巡回。更に、幕末の武士を写した肖像写真などフランス国立ギメ東洋美術館のアーカイブが、「虎屋」の京都ギャラリーで一般向けでは初めて公開される。また、日本初となる展示では、ジャズの名門ブルーノート・レコードの撮影を手掛けた、フランシス・ウルフのプリントがニューヨークから初上陸。文化財にも登録された伝統的町屋「嶋臺ギャラリー」に展示される。また、人種差別や貧困テーマとする南アフリカのロジャー・バレンも、代表作「OUTLAND」シリーズの最新映像を、コム デ ギャルソン京都店で放映。更に、新作45点を加えた写真集が世界で初めて披露される。一方、日本人ではパリを拠点に活動するヨシダキミコが、グッチ(GUCCI)の支援によって今回日本では初となる作品展を開催。重要文化財に指定された杉本家住宅に、彼女のセルフポートレートが並べられる。ドライブ感溢れるスナップを撮る山谷佑介も、作品を出品する予定だ。なお、写真祭の期間中には京都府内にある35ヶ所の画廊やカフェなどで、サテライトイベント「ケージープラス(KG+)」を開催。若手を中心とした50人のアーティストによる作品が公開される。その他、ニューヨークの写真専門施設「ICP」による連続講座や、写真界の専門家による一般参加者のポートフォリオレビュー、ブルーノートレコードによる音楽イベントなどの催しも行われ、23日間にかけて京都をアーティスティックな街へと変貌させる。
2015年02月06日俳優として活躍し、『アイアンマン』の監督としても知られているジョン・ファヴローが主演、脚本、監督、製作を務めた映画『シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~』の劇中映像が公開になった。ファヴロー演じるレストランのシェフ、キャスパーとスカーレット・ヨハンソン演じるフロアマネージャーのモリーの登場シーンと、キャスパーが次々と美味しそうな料理をつくりだす場面だ。『シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~』動画このほど公開された映像で主人公キャスパーは人気フード・ブロガーに挑戦状を叩きつけ、自分が腕と心をこめた料理で勝負しようと決意。キャスパーはモリーに自分のおすすめ料理を予約客に振舞うと宣言する。続いて登場するのはキャスパーが腕によりをかけて料理を作り上げる場面。食材を丁寧に調理し、じっくりと仕込んだソースで味をつけていく。このほど公開された映像はここまでだが、この後、キャスパーは定番料理を出すことを強要するオーナーと衝突し、レストランを辞めてしまう。そこで登場するのがタイトルにもなっている“フードトラック”だ。キャスパーはここで美味しいキューバサンドイッチを提供しながら、長い旅に出て、様々な人々と出会い、心をこめた料理で人々を笑顔にしていく。本作にはファブロー、ヨハンソンをはじめ、ロバート・ダウニーJr.やダスティン・ホフマンら豪華キャストが登場。ファヴローが仲間たちと協力しながら、腕をふるってつくった作品になっている。『シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~』2月28日(土)公開
2015年02月05日京都府京都市下京区のホテル日航プリンセス京都3F宴会場で、京都の名酒を味わえる「第4回京の名酒フェスティバル」が行われる。開催日時は2月6日、17時30分~20時30分まで(受け付けは17時から)。料金は前売券3,000円/当日券3,500円(税込)。○14蔵元の日本酒を飲み放題で楽しめる同イベントでは、京都の14蔵元が出品する日本酒が飲み放題で試せるとともに、北京ダックと大根餅、鶏の唐揚げ、海老のフリッター、お造り、さつま揚げ、ちらしずしなど、日本酒に合わせたフードメニューを味わうことができる。参加する蔵元は、北川本家、黄桜、キンシ正宗、月桂冠、齊藤酒造、佐々木酒造、城陽酒造、宝酒造、玉乃光酒造、豊澤本店、羽田酒造、増田徳兵衛商店、松井酒造、山本本家。フードはチケット制で、500円4枚綴り(2,000円/税込)が当日会場にて販売される。また、酒の即売会や商品があたる抽選会も行われるとのこと。
2015年02月05日京都タワーは2月1日~28日、京都タワー・地上100メートルの展望室にて「真冬の七夕大作戦」と題したバレンタインイベントを開催する。○地上100mの神社で、バレンタインイベント開催同イベントは、京都タワー展望室の「たわわちゃん神社」にて開催される期間限定のバレンタイン企画で、同神社に"オリジナル七夕スポット"としてゴールドの笹が設置され、来場者は「たわわちゃん絵馬」に願いを託し、恋愛成就を祈願するというもの。願いを託された絵馬は下鴨神社(賀茂御祖神社)へ奉納され、ご利益を高めてもらえるとのことだ。また、期間中2月11日(14時05分~15時20分)には、毎年恒例となっている、京都タワーのマスコットキャラクター「たわわちゃん」から、東京タワーマスコットキャラクター「ノッポンブラザーズ」へのバレンタインプレゼントのお披露目会も開催される。開催日時は2月1日~28日の9時~21時(最終入場20時40分)。展望料金は大人700円、高校生620円、小・中学生520円、幼児150円、障がい者350円で、絵馬購入料金は300円(全て税込)。
2015年01月29日ザ・リッツ・カールトン京都は2月6日、館内のイタリアンレストラン「ラ・ロカンダ」にてスペシャルディナープラン「ピエール・エルメ・パリ」(1万2,000円)を提供する。このイベントは同ホテルの開業1周年を記念したもの。当日は「ピエール・エルメ・パリ」のパティシエ、ピエール・エルメが来日。こだわりのイタリア料理とともに、この日のために彼が特別に考案したデザート4皿が提供される。会場ではエルメ自ら客をもてなし、テーブルを回りながらデザートに込めた思いを話してくれるとのこと。まるでホームパーティーのような、くつろいだ雰囲気の中でディナーが楽しめる。食後には「ピエール・エルメ・パリ」からのお土産も用意され、ファンには見逃せない1夜になりそうだ。また、翌7日の午前中には館内のロビーラウンジで、ピエール・エルメによるホットチョコレートデモンストレーション(1万円)が行われる予定。“アンフィニマン ショコラ”をテーマとしたチョコレートビュッフェと共に、サンドイッチやカナッペなどをつまみながら、スイーツ尽くしのステイを締めくくれる。なお、7日の16時には館内のピエール・エルメ・パリで、エルメによるサイン会を開催。カメラを持参した人には記念撮影にも対応する他、ザ・リッツ・カールトン京都限定のマカロンボックスが販売される。
2015年01月26日ジュリア・ロバーツが、ドキュメンタリー映画『Batkid Begins: The Wish Heard Around the World(原題)』にもとづく映画『Batkid(原題)』に主演することになった。プロデューサーも兼任する。その他の情報オリジナルのドキュメンタリー映画は、「1日だけバットマンになりたい」という夢をもつ5歳の男の子マイルス・スコット君をめぐって起こった一大現象を描くもの。白血病を患っているマイルス君を応援するためにサンフランシスコで行われたイベントには2万5000人が集まったばかりか、ソーシャルメディアを通じて、世界中の人が参加することになった。ドキュメンタリー版を監督したデイナ・ナックマンは、「ジュリア・ロバーツと彼女のチームが私の映画を観て、感動してくれたことを光栄に思います。彼女たちは、マイルスのためのイベントが国境を超えた動きになっていった様子を、できるかぎり多くの観客に観てもらうため、大きな貢献をしてくれる」とコメントを発表している。ロバーツの次回作は、ニコール・キッドマンと共演する犯罪ドラマ『The Secret in Their Eyes(原題)』。文:猿渡由紀
2015年01月26日ダッソー・システムズは1月23日、SOLIDWORKSブランドのCEOにジャン・パオロ・バッシ氏が就任したと発表した。バッシ氏は2011年に入社して以来、SOLIDWORKSのリサーチ&開発担当バイス・プレジデントとして、SOLIDWORKS Mechanical ConceptualおよびSOLIDWORKS Industrial Conceptualの開発を指揮した。なお、前CEOのベルトラン・シコ氏は同社のバリューソリューション・チャネル担当バイス・プレジデント(セールス)に就任した。
2015年01月23日京都の老舗帯問屋「誉田屋源兵衛」で、現代アート展「温故知新 -On Kawara & Donald Judd-」が開催される。期間は2月21日から24日まで。この展覧会がテーマとするのは“コンセプチュアル及びミニマルアートと和の空間の融合”。会場では14年7月に逝去した河原温に加え、ミニマルアートの巨匠として知られるドナルド・ジャッド(Donald Judd)の作品が展示される。河原温は“時間”や“存在”をテーマとする作品を得意としており、今回は「日付絵画/デイトペインティング」シリーズから数点の作品を出展。製作の日付や場所が、現地の言葉で単一色のキャンバスに描かれている。2月6日から5月3日にかけて、ニューヨークのグッゲンハイム美術館でも回顧展が行われる予定だ。なお主催者の現代芸術振興財団は、ゾゾタウンを運営するスタートトゥデイ代表取締役の前澤友作が会長を務める団体。今回の展覧会では自身の保有するアートコレクションによって、両氏の作品と和の空間の調和を模索した。【イベント情報】温故知新 -On Kawara & Donald Judd-会場:誉田屋源兵衛住所:京都府京都市中京区室町通三条下る会期:2月21日から24日時間:11:00から18:00料金:無料
2015年01月22日セレクトリサイクルショップ「パスザバトン(PASS THE BATON)」が、京都・祇園に新店舗を今年の夏にオープンする。住所は京都市東山区末吉町77-6,103-2。パスザバトンはかつての持ち主のプロフィールやエピソードなど、それぞれのアイテムに秘められたストーリーを大切にしたリサイクルを行うセレクトショップ。世界中で買い付けたアンティークやヴィンテージに加え、企業やブランドが持て余した品物に新たな価値を加えたコラボレートアイテムを取り扱う。更に京都の伝統工芸とコラボした、新たな仕掛けも取り入れていく計画だ。ブランドでは3店舗目となる京都祇園店は、町屋が建ち並ぶ新橋の伝統的建造物群保存地区の一角にオープンする。内装を担当するのは丸の内店、表参道店を手掛けたインテリアデザイナーの片山正通。伝統的な建築様式を活かして、過去から未来へとモノの価値を繋げるに相応しい空間を構築していく。
2015年01月22日京都府宇治市の「伊藤久右衛門」は1月17日、「KIRA KARACHO(雲母唐長)」とコラボレーションした「3種の抹茶チョコとカレ・ド・パピエのセット」「3種の抹茶チョコと豆皿のセット」の2商品を先行発売した。「伊藤久右衛門」は江戸後期の天保3年(1832)に創業した京都宇治茶の老舗で、「雲母唐長」は寛永元年(1624)の創業時より続いてきた日本唯一の唐紙屋「唐長」を継承するブランド。今回発売されたコラボレーション商品は、「お濃茶」「上薄茶」「お薄茶」の味わいの違う3種類の抹茶で作ったひと口サイズのチョコレート。抹茶の種類以外の条件はすべて同じで、それぞれの抹茶の香りや苦味の違いを楽しむために作られたぜいたくなチョコレートとのこと。ベルギーに拠点を置く「ピュラトス社」のチョコレートと国産チョコレートを組み合わせることで、上質な宇治抹茶のおいしさを生かした絶妙なバランスに仕上がったという。「3種の抹茶チョコとカレ・ド・パピエのセット」(2,808円)には、「雲母唐長」が手がけた正方形の紙「カレ・ド・パピエ」20枚がセットとなっている。メモや一筆箋のほか、客を招いた際のコースターやお菓子置きとして、さまざまな用途に使用できるという。紙の大きさは縦11cm×横11cm。それぞれ異なる4種の縁起文様の紙が5枚ずつ入っている。「3種の抹茶チョコと豆皿のセット」(3,990円)には、「雲母唐長」の「豆皿」1枚がセットとなる。豆皿には運気上昇を願う文様「天平大雲(てんぴょうおおぐも)」が描かれており、プレゼントにも普段使いにも活用できる。「豆皿」の大きさは直径11cm×高さ2.2cm。なお、チョコレートは両商品とも各種3枚ずつ、合計9枚となる。「伊藤久右衛門」本店と京都駅前店にて先行販売しており、後日インターネット店と「雲母唐長」直営店にて販売予定。※価格は全て税込
2015年01月21日ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは1月20日、4月1日より同社のパートナーホテルとして新たに3つのホテルが加入すると発表した。今回加入するホテルは、大阪府大阪市の「ザ・リッツ・カールトン大阪」(292室)および「三井ガーデンホテル大阪プレミア」(271室)、兵庫県神戸市の「ホテルオークラ神戸」(475室)の3ホテル。「ザ・リッツ・カールトン大阪」はアライアンスホテル、「三井ガーデンホテル大阪プレミア」「ホテルオークラ神戸」はアソシエイトホテルとしての加入となる。今回の加入ホテルを含め、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのパートナーホテルは計23ホテルとなる。アミューズメントパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」は2014年7月の「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」のオープン以降、各月最高入場者記録を更新し続けているという。今後も新イベント「ユニバーサル・クールジャパン」やリニューアルオープンする「ユニバーサル・ワンダーランド」などが控えており、国内遠方や海外からのゲストのホテル需要がより一層高まることから、新たに3つのホテルがパートナーホテルに加入することとなったとのこと。同社の事業会社であるユー・エス・ジェイ マーケティング本部営業部ゼネラルマネジャーの村山 卓氏は「ぜひパートナーホテルならではの快適性と便利さ、おもてなしによってお寛ぎいただくとともに、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでの世界最高の思い出をお持ち帰りいただきたい」とコメントしている。
2015年01月20日京都センチュリーホテルは1月10日~16日、メインダイニング「カサネ」にて「スイーツオーダービュッフェ」を開催する。「スイーツオーダービュッフェ」は、同ホテルにて毎月10日から7日間限定で行われる。はじめに小さなスイーツと重箱に入ったアフタヌーンティーを味わった後、シェフパティシエが仕上げる月替わりフレンチスイーツ5種の中から、好きなものを何度でもオーダーできるサービスとなっている。重箱に入ったアフタヌーンティーは、同ホテルを代表するレストランのメインダイニング「カサネ」・京料理「嵐亭」・スイーツブティック「ジョアジュー」の料理長が考案したもの。フレンチと和食の和洋折衷となっている。フリードリンクも充実しており、ブレンドティーやハーブティー、オリジナルノンアルコールカクテルなど10種類以上から選べるとのこと。また、今回からはナイトタイムでも開催する。ナイトタイムでは重箱に加え月替わりの料理も提供。1月の料理はチーズフォンデュとなる。別料金で100種類以上のボトルワインも楽しめるという。ティータイムは14:00~16:30(ラストオーダー16:00)の実施で、料金は1人3,300円。ナイトタイムは18:00~20:30(ラストオーダー20:00)の実施で、料金は1人3,800円。なお、利用は2人以上からで、予約制となる。※価格は全て税・サービス料込
2015年01月09日伊勢丹新宿店本館6階催物場で「京都展」が始まった。1月12日までの6日間、京都の味覚や伝統の技を楽しめる。今年はテーマに「伝統とモダンの競演」を掲げ、京都の老舗の若主人達によるコラボレーション企画「若主人茶寮」で京のごちそう(4,500円)などのイートインや実演販売も展開。会場限定品も多数用意する。醤油味の中華そばの名店「新福菜館」は真っ黒な麺がインパクト大の「竹炭塩そば」(900円・各日100食限り)を同店限定で用意。さっぱりとした塩ベースのスープには、モモ肉と胸肉の食感の異なる京赤地鶏のチャーシューが添えられる。水菜とネギが加わり、シンプルながらも深みのある1杯はスープまで存分に味わえる。ちりめん山椒で知られる「やよい」の本店にあるカフェメニューの一部が期間中同催事のイートインで食べられる。京野菜にちりめん山椒とあつあつの生姜餡をかけたおじゃこ丼(1,500円)は同店の限定メニュー。1口ごとに身体が温まるようなやさしい味に仕上がっている。明治18年創業の湯葉の老舗「ゆば庄」の湯葉を、ホテル「ハイアットリージェンシー」のペストリーシェフがアレンジした「ゆばスティック」(315円)は、アーモンドの香ばしさとゆばのしっかりとした歯触りが新感覚のスイーツだ。こちらも同店限定品。京の味覚の他、伝統工芸をモダンな感性で進化させる若旦那たちの技が光るコーナーもある。「公長齋小菅(こうちょうさいこすが)」は、暮らしを豊かにする竹製品をそろえる。ワインクーラー、靴べら、箸など竹を使った生活用品や竹素材にレザーを合わせたバッグなどを並べる。手作り茶筒の「開化堂」は、会期中同ブランドの茶筒を購入した顧客に、茶さじに名入れをするサービスを行っている。漢字でもアルファベットでも、数分で名入れを仕上げるという。また、会場入り口付近には「金網つじ」の手編みバスケットや手編み焼き網なども並び、京都の技を体感することができる。人気催事の一つとあって、初日は開店直後から各ブースに列が出来、宇治に店を構える中村藤吉本店の「生茶ゼリイ」(360円)をはじめ、お昼頃には早々に品切れとなるアイテムも見受けられた。
2015年01月07日1898年創業の老舗竹工芸メーカー「公長齋小菅」が京都のロイヤルパークホテル1階に構える店舗は、伝統工芸を取り扱う店とは想像出来ないほどモダンな店構えである。「外からは店舗の奥が見えないような作りにしてあります」と常務取締役の小菅達之氏は話す。入り口付近には、日々使うことで愛でる箸、弁当箱、茶筅など日用品が主に並ぶ。店舗奥には細やかな職人技が生みだす花籠、葛篭、竹籠バッグなどが置かれている。いずれも壁面には、籠底に使われる技法を活かした壁飾りが飾られる。店内を見渡すと、実に多様なアイテムに竹が使われていることを実感する。その色も、無垢な竹に加え、朱色、黒と多彩だ。小菅氏が家業を継いだのは10年前。当時は会社も苦境に立たされ、跡を継ぐことにしたのも使命感と100年余り受け継いできた家業をここで終わりにしてはいけないという責任感から。ただ、同時にもっと竹の魅力を活かしながら、時代にあったアプローチができるのではないかという確信もあったという。家具デザイナー・小泉誠とのコラボレーションで、minotakeシリーズを約5年前から展開する。その頃から、先代達が受け継いできた教えを振り返り、職人達が共通の思いを抱けるようなブランドコンセプトづくりを重ねたという。自分達のブランドがどんな感度の顧客に受け入れられたいのかを、マトリックスを作り整理し、そのイメージにあった商品企画を進めていったという。また、イタリアの革職人の手仕事と竹編みを融合させた財布や携帯ケースは、同ブランドを物語るアイテムの一つ。イタリアのアルチザンを小菅氏が訪ねた際、日本から持参した竹編みを見た職人から「この竹素材を是非使わせて欲しい」と言われたのだという。竹も革と同じように経年変化をする素材。故に、それぞれの素材の変化を楽しめる逸品に仕上がっている。最近取引が始まった台湾セレクトショップではハンス・J・ウェグナー(Hans J.Wegner)デザインの北欧家具の横に、小菅の竹籠が並べられ、その竹籠には色鮮やかな花が生けられている。和の領域を越えたモダンな解釈だ。この感覚を共有できる人が、日本でも海外でも同ブランドの顧客層なのだろう。「私達が変わらずやっていることは、竹の可能性を追求し、その価値を高めることだ」と小菅氏は断言する。縄文時代から使われているとされる竹は日本人にとって非常に身近な素材の一つ。その価値を高めていくことが彼らの使命なのだ。小菅氏は、コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)を率いる川久保玲の「インターナショナルになるには、ナショナルでなくてはならない」という言葉に強く感銘を受けたという。これからも、竹素材の魅力を熟知した職人技で生み出された竹工芸を、世界を舞台に披露していくのだろう。3/5に戻る。5/5に続く。
2015年01月02日「開化堂」は手作りの茶筒を作り続けて今年で140周年を迎える京都の老舗。文明開化がうたわれた明治時代に、初代がイギリスから輸入されたブリキを使って茶筒を作り始めたのが起源だ。鴨川近くの開化堂店舗には、ブリキ、銅、真鍮の大きさも様々な茶筒が静かに佇む。取材当日も、国内外の顧客が店舗を訪れていた。お店の裏手にある工房で、6代目・八木隆裕氏と話した。2年前から京都の老舗「GO ON」プロジェクトに参画するにあたり、デンマークのデザインユニット「OeO」のデザイナートーマス・リッケ(Thomas Lykke)からこんな言葉を掛けられたという。「開化堂は茶筒の蓋部分のシリンダー形状が得意だ。この部分を活かしたピッチャーやトレイを作ってはどうか」という提案だ。その時、自分の代で茶筒以外の物づくりを始めてもよいのだろうかと八木氏の心は揺れたという。その悩みを晴らしてくれたのはシャンパーニュメゾン「クリュッグ(KRUG)」の6代目オリヴィエ・クリュッグだった。互いに6代目という立場のオリヴィエからの「悩んだ時は初代に聞け」という言葉で、その悩みは晴れた。かつて、英国から輸入されたブリキを使って茶筒を作り始めた初代。その素材に新しい解釈を加えた挑戦を見習い、茶筒の蓋部分を縦に伸ばしたデザインが元となるウォーターピッチャーや、横に広げたデザインが元のトレイの製作に取り掛かったという。八木氏は「どんな時も、開化堂のスタンダードである茶筒に戻ってこられるアイテムかを考える。今は茶筒の技法を活かしたテーブルトップのアイテムを展開しています」という。そこで八木さんが取り出したのは2本の金槌。一つは、あまりにも長く使われたため、金属部分が半分くらいの大きさにまですり減っている。「これは祖父から譲り受けたものです。自分でどんな金槌が手になじむのか分かるようになるまでは、この祖父の金槌で修行しました」と笑う。親子で同じ職に就くことが少なくなった現代だが、「どの職人が作ったとしても、その茶筒は開化堂の茶筒でなければならない。だから、親父の言う『ちょっと、固い』の“ちょっと”のニュアンスで、どのくらいの固さなのかを考えながら試行錯誤を繰り返しました。もしかすると、長年一緒に生活してきた家族だからこそ、その言葉のトーンを汲むことができたのかもしれませんね」と、茶筒を作り始めた頃のことを振り返った。2015年は開化堂にとって創業140年の節目となる。創業以来、全く同じ大きさの茶筒を作りつづけてきた開化堂だが、八木氏には思うところがある。「本当にこの茶筒が、今の人にとってのスタンダードなのかを考えたい。とことん飛んだことに挑戦すると、その反動で基本に揺り戻される振り子のようなものだと思う」と新たな試みに挑む心意気のようだ。東京オリンピックが開催される2020年のことも気に留めている。「東の都、東京に相反するものとして、西の都京都を訪れる人も多いかと思います。その時に、京都という街がどのようなおもてなしが出来るのか。根っこの部分を伝えながらWelcomeと迎え入れたいですね」2014年、開化堂の茶筒が英国「ヴィクトリア&アルバート博物館」のパーマメントコレクションとして収蔵された。お茶文化を持つ英国でも、その機能美が讃えられている。ミニマムな美しさに、国境は無い。2/5に戻る。4/5に続く。
2015年01月02日京都市動物園は12月25日、デンマークより来園した、ヤブイヌの公開を行う。○準絶滅危惧種の希少動物・ヤブイヌが来園ヤブイヌは平成23年9月18日生まれのオスで、平成26年12月11日に「イェスパーフス・ジャングルズー」(デンマーク)から来園した。ヤブイヌは、パナマ・コロンビア・ガイアナおよびブラジルなどの森林や林緑の沼地に生息。体長は58~75cm,体重5~7kgでずんぐりとした体型をしており、外見はあまりイヌらしくない。胴長、短足の体型は藪の中をくぐり抜けるのに最適。また泳いだり潜ったりすることも得意で、指の間には水かきが付いている。現在、国内で飼育されているすべてのヤブイヌは1家系に由来しており、国内での遺伝的多様性の保持のためには、海外から別血統の個体を導入することが必須となっている。そこで繁殖を目的としたペアリングを行うため、同園とヨーロッパ絶滅危惧種繁殖計画(European Endangered Species Programme)種別調整者、「イェスパーフス・ジャングルズー」の三者間で共同保護計画書を策定し、今回、「イェスパーフス・ジャングルズー」から本個体が寄付され、来園した。国際自然保護連盟のレッドリストで「準絶滅危惧種(Near Threatened)」とされている本種は、国内では5施設で30頭が飼育されている(平成26年11月末現在)。現在、同園では本個体を含め計6頭のヤブイヌを飼育。同園におけるヤブイヌの飼育は平成10年から始まり、現在までに22頭を飼育し、18頭の繁殖に成功した実績がある。今後は、新たに来園したオスを中心とした、ヤブイヌの繁殖に取り組む予定となっている。公開日は、12月25日。展示場所は、ヤブイヌ舎。なお、動物の体調により観覧できない場合がある。また、愛称の募集については、後日改めて告知される。同園の所在地は、京都府京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内。
2014年12月25日ファッション広告初出演となるジュリア・ロバーツのキャンペーンビジュアルを公開した「ジバンシィ(GIVENCHY)」だが、定番のジバンシィギャングを採用したビジュアルも新たに発表した。モデルのイマン・ハマム、ミカエラ・アルカニャラズ、ステラ・ルチア、アレッシオ・ポッツィがアメリカンバイカーのようにロサンゼルスの森林でバイクと佇む。リカルド・ティッシクリエーティブディレクションの下、パワフル、センシュアルで自信に溢れた男女のジバンシィビジュアルが生み出された。撮影はマート&マーカス(Mert and Marcus)が担当した。
2014年12月24日ライカギャラリー京都は、小山薫堂とアレックス・ムートン(Alex Mouton)による写真展「KYOTO KOTOKOTO TOKOTOKO」を開催する。期間は2015年1月10日から3月29日まで。小山薫堂は「料理の達人」などを手掛けた放送作家で、人気キャラクター「くまモン」の作者としても有名。現在は料亭「下鴨茶寮」の主人や、アンテナショップ「京都館」の館長を務めている。一方、アレックス・ムートンは写真を愛する旅人で、先日にはパリを訪問したくまモンを撮影したことで話題となった。なお、今回の展覧会は京都市が提唱する“歩くまち・京都”憲章に則り、京都市内を散策中に2人が見つけた魅力的な景色を展示。それぞれの生まれ年に製造されたアンティークレンズを用いて、古都京都の雰囲気が伝わるような作品が撮影された。【イベント情報】KYOTO KOTOKOTO TOKOTOKO会場:ライカギャラリー京都住所:京都市東山区祇園町南側570-120ライカ京都店2階期間: 2015年1月10日から3月29日時間:11:00から19:00休廊日:月曜日入場無料
2014年12月19日京都府は2015年1月24日~2月8日、京都府文化博物館にて「琳派400年記念 新鋭選抜展」を開催する。琳派(りんぱ)は、美術史における桃山時代後期の元和元年(1615)に誕生した美術家・工芸家およびその作品の傾向。華やかな意匠性と、作家同士に血縁関係などの強い結び付きが少なく、生まれた時代も隔たっていることが特徴となっている。京都府は2000年度より、将来性豊かな新進作家の創作活動を紹介する選抜展「京都府美術工芸新鋭展」を行ってきた。今回行う展示では、琳派が誕生した1615年から今年で400年となることを記念して、琳派の生んだ美意識や精神、革新性を現代の感性で昇華し、新しい表現として創造した斬新な作品を紹介するという。また、特別展示として京都府を本拠地に活躍する現代美術作家・椿昇氏の作品も出品されるとのこと。開催時間は各日10時~18時で、金曜日は19時30分まで、月曜日は休館となる。なお、入場はそれぞれ30分前まで。入場料は一般500円、大学生400円、高校生以下無料となる。
2014年12月19日京都府舞鶴市は12月25日まで、同市の「舞鶴赤れんがパーク」の5号棟にて「舞鶴赤れんがステンドグラス 2014」を開催している。「舞鶴赤れんがパーク」の5号棟は1918年に建てられた高さ15mの倉庫で、赤れんが倉庫群の中でも最も大きい。同イベントでは、5号棟にある約100の窓に彩色を施して建物内部から光を当てることで、窓からもれる光がステンドグラスのように色とりどりの明かりとなる空間を演出するという。また、3号棟と4号棟の間の壁面に映し出される自分の動きを楽しめる「影絵演出」や、「舞鶴赤れんがパーク」に隣接する海側芝生広場に設置されている「ブリックハウス」に電飾を施す「ブリックハウスのイルミネーション」も行う。同イベントの開催時間は17:00~24:00で、雨天決行。入場無料となる。
2014年12月18日京都府文化博物館は「琳派400年記念 新鋭選抜展」を開催する。期間は1月24日から2月8日まで。琳派とは桃山時代後期に、芸術家の本阿弥光悦によって生み出された流派のこと。華やかな意匠性を特徴とする作風は絵画にとどまらず、衣装、漆芸、陶芸、屏風、扇などの伝統工芸にも広まり、時代を超えて多くのクリエーターを世に送り出してきた。今回の展示会では琳派の美意識、精神、革新性を受け継ぎながら、そこに現代の感性を取り入れたアーティストにフォーカス。彼らの斬新な作風を紹介する他、京都府美術工芸新鋭展の受賞者による作品が展示される。更に特別展示として、京都を拠点に活躍する現代アーティスト椿昇の作品も出品される予定だ。【イベント情報】琳派400年記念 新鋭選抜展会場:京都文化博物館 4階特別展示室住所:京都府京都市 中京区高倉通三条上る東片町623-1会期:1月24日から2月8日時間:10:00から18:00(金曜日は19:30まで。入館は閉館の30分前まで)入場料:一般500円大学生400円休館日:月曜日
2014年12月16日今秋で36回目を迎えた映画祭“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”が現在、京都で開催されており、18日(土)からは名古屋で、20日(土)からは神戸で開催される。世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”はこれまで数多くの映画監督を輩出しており、今年も活躍が期待される監督たちの作品がそろっている。その他の写真“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”は、世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”をメインプログラムに据えている映画祭。今年も全国から集まった528作品の中から21作品が入選作として上映され、各会場で入場者の投票により、京都賞、名古屋賞、神戸賞が決定する。また映画祭ではアワードの入選監督から企画を募り、PFFが製作から公開までをプロデュースするPFFスカラシップを実施。内田けんじ監督の『運命じゃない人』、石井裕也監督の『川の底からこんにちは』など人気作を数多く手がけており、先ごろ鶴岡慧子監督の最新作『過ぐる日のやまねこ』が完成した。映画界もこれらの作品を高く評価しており、先ごろ、スカラシップ作品のプロデューサーを務めてきた天野真弓プロデューサーが、優秀な作品の完成に大きな貢献を果たしたプロデューサーにおくられるSARVH賞を受賞。講評では「これまでの長きに渡る天野真弓氏の業績に対して、SARVH賞を授与できることは、この賞が創設されて十年という節目の年に最もふさわしい」というコメントが出された。ちなみに今年のPFFアワードの入選監督もスカラシップの権利をかけて各監督の企画提出が予定されており、映画祭で“明日の映画界を担う才能”を発見することができそうだ。第36回PFFぴあフィルムフェスティバル12月19日(金)まで京都シネマ12月18日(木)から21日(日)まで愛知県芸術文化センター12月20日(土)から23日(火・祝日)まで神戸アートビレッジセンター2015年1月3日(土)から9日(金)まで京都シネマで開催
2014年12月16日「ジバンシィ(GIVENCHY)」は、15SSキャンペーンビジュアルを公開した。撮影はマート&マーカス(Mert and Marcus)。今シーズンは、ジュリア・ロバーツがミューズに起用された。彼女がファッション広告に登場するのは初となる。ボクシージャケット、クラシックレースシャツ、そしてタキシードドレスといったジバンシィのシグネチャーピースをエレガントに着こなし、ブランドのモダニティー、強さや永遠の美を体現する。
2014年12月15日森トラストグループは2015年春、スターウッド ホテル&リゾート ワールドワイド Inc.と協働で京都・嵐山に「翠嵐(すいらん) ラグジュアリーコレクションホテル 京都」を開業する。スターウッド ホテル&リゾート ワールドワイドInc.は「ウェスティンホテル」や「シェラトンホテル」など世界約100カ国で1,200のホテルを所有・運営しており、「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」は同社の最高級ブランド「The Luxury Collection(ラグジュアリーコレクション)」として日本初の開業となる。京都・嵐山は景勝地として知られている。中でも同ホテルは、作家の司馬遼太郎氏が『街道をゆく』の中で「目の前に、嵐山の翠巒(すいらん)が盛り上がっている。丘としては日本でもっとも美しい。」と称賛した嵐山の稜線(りょうせん)を保津川越しに望む立地に誕生する。その自然美を最大限に生かして実現する世界観を「翠嵐」という言葉に込めたとのこと。客室には「月」をテーマとした空間デザインが施されており、「翡翠」「菫」「藍」など日本の伝統色をキーカラーとしたインテリアとなっている。1枚のびょうぶ絵のように窓一面に嵐山の景色が広がる部屋や、保津川と渡月橋を一望できる部屋、月見台を有する部屋などさまざまな種類をそろえる。部屋数は全39室で、うち露天風呂付スイートルームが4室、露天風呂付特別室が2室、露天風呂付和客室が12室、標準客室が21室となる。敷地内には、会席料理や個室での鉄板焼きを楽しめるレストランの他、築100年超の和風建築をリニューアルし、保津川を望むテラスを備えた甘味所・カフェもそなえる。また、ホテルレセプションには離宮の装飾である御簾(みす)や格子をオマージュした装飾を施し、中庭を眺めながらチェックインのひとときを過ごせるという。このほど行われた同ホテルの発表記者会見では、スターウッド ホテル&リゾート上席副社長のロタ・ペール氏と森トラスト・ホテルズ&リゾーツ代表取締役社長の伊達 美和子氏が登壇した。ロタ・ペール氏は「またとない体験ができる場所になる。このホテルが日本で初めての『ラグジュアリーコレクション』となったことは、私たちにとってとても喜ばしいニュースだ」とコメント。伊達氏は「由緒正しい京都・嵐山の歴史と品位を損なわず、かつこの土地にもう一度光を当て再生することがデベロッパーである私たちの使命と感じています」と嵐山という土地への思いを語った。なお、客室の宿泊料金は標準客室で4万円~10万円以上となる見込みとのこと。
2014年12月15日「京都水族館」は、12月12日から21日まで開催される「京都・嵐山花灯路2014」にて、13日・14日の2日間「京都水族館クラゲSTUDIO」を出展する。「京都水族館クラゲSTUDIO」は、京都の海に生息するさまざまな「クラゲ」を、普段の京都水族館を、スタッフの仕事風景もそのままに展示する「移動水族館」。クラゲは5種約200点で展示され、色とりどりに彩られた水槽の中をゆったりと漂う姿を観察できる。場所は、京福電気鉄道嵐山本線「嵐山」駅構内で、「京都・嵐山花灯路2014」嵯峨・嵐山地域のライトアップの行われる17時より20時30分にかけて展示が行われる。京都水族館では、今後、展示とワークショップが融合した新しいスタイルの移動水族館として、飼育スタッフによる解説や体験しながら学べるワークショップなどを予定している。
2014年12月12日クロネコキューブは12月6日、京都・洛北(らくほく)の寺社で行う参加型謎解きゲーム「京都洛北龍神伝説」を開始した。同イベントは、参加者自身が主人公となって暗号やパズルを解き、物語のクリアを目指す参加型ゲーム。参加者は下鴨神社をスタート地点とし、京都洛北の寺社を巡って謎を解いていく。全ての謎を解き、京都洛北に伝わる「龍の一族秘宝」のありかを突き止めればクリアとなる。実施期間は12月6日~12月31日および2015年1月6日~2月1日。所要時間は、寺社間の移動時間を除き約2時間となる。また、下鴨神社のえんむすびお守り授与所は10:00~16:00のみ対応する。なお、1日で謎がすべて解けなくても、開催期間中であれば謎解きが可能とのこと。参加費は前売り2,300円、当日2,500円で、申し込みは公式サイトにて受け付ける。※価格はすべて税込
2014年12月11日住友商事と住商アーバン開発はこのほど、京都府京都市の商業施設「MOMO」のリニューアル1期先行オープンとして、2015年2月に施設内の12店が営業を開始することを発表した。「MOMO」は現在、大規模なリージョナル・ショッピングセンター「MOMOテラス」として開業するためにリニューアルを実施している。「MOMOテラス」は、両社が駅前型商業施設および「テラスモール湘南」などの大規模リージョナル・ショッピングセンターの開発・運営を通じて培ったノウハウを最大限に活かす再生事業となるという。「MOMO」という名称を継承しつつ、住友商事グループによる新たな「テラスの思想」を加えることで、地域ナンバーワン商業施設への発展とエリア全体の活性化を目指すとのこと。第1期先行オープンとして営業を開始するのは、スーパーマーケット「フレンドマート」、ドラッグストア「マツモトキヨシ」、コンタクトレンズ「アイシティ」など12店。2015年初夏のグランドオープン時には、「無印良品」「エディオン」「ユニクロ」「GU」などが新規オープン、またはリニューアルオープンする。
2014年12月10日NTTドコモは12月8日、訪日外国人旅行者向けに外国語を使った接客ができるソリューションの実証実験を12月8日~2015年1月16日まで実施すると発表した。 京都錦市場商店街にある京漬物店「桝ゴ」と共同で行う。ドコモは2012年11月から通訳電話サービス「はなして翻訳」を提供。2014年11月から海外向けサービスとして「Jspeak」も提供するなど、外国語を使ったコミュニケーションをスムーズに行える翻訳サービスの提供および拡充に努めている。今回の取り組みは、ドコモが翻訳サービスを提供するうえで培ってきたノウハウを活用。店舗で店員が訪日外国人の接客をする際によく使う単語や文章を日本語から英語・中国語に訳したものを「文例集」としてまとめている。これを、スマートフォンやタブレットの画面上でカテゴリごとに選択できるようにし、「文例集」で対応できない場合には「はなして翻訳」の翻訳機能と連携できるソフトウェアを開発した。実証実験では、開発したソフトウェアをインストールしたスマートフォンやタブレットを応対支援端末として貸し出し、店舗でこの端末を接客時に活用する。これにより、販売効率の向上やきめ細やかな接客にどの程度寄与できるかを検証し、「京都におけるおもてなしの接客の一助としたい」としている。また、商店街の商店など、比較的規模の小さい店舗に導入するために必要なソフトウェアの拡張性や使用する端末の条件等に関する検証を行い、今後の商用化に向けて検討を進めていく。
2014年12月09日