Spansionは、最新のシリアルNORフラッシュメモリ「Spansion FS-S」ファミリの新製品として、512Mビットのメモリ容量を持った「S25FS512S」を発表した。FS-Sファミリは、モバイルおよび組込みアプリケーションに不可欠な柔軟性と性能を兼ね備える。動作周波数80MHzのQuad DDR(ダブルデーターレート)の採用により、動作電圧1.8VのSPI(シリアルペリフェラルインタフェース)で80MB/sの読み取り性能を実現する。クロックスピード133MHzのシングル、ダブルおよびQuad IOモードでの読み取り、およびスループット1.08MB/sでの高速プログラミングをサポートする。また、産業用(-40Cから+85C)および産業用プラス(-40℃から+105℃)の動作温度範囲に対応。4から6本の信号ラインですべての制御信号、アドレス、データをシリアルに転送する。これにより、メモリパッケージのコストと信号のスイッチング電力消費を削減させると共に、ホストシステム側のピンカウントにおいて、メモリに接続する信号ラインの数を減らし、他の機能に利用する信号ラインに割り当てる。今回発表したS25FS512Sは、同ファミリの特徴を生かしつつ512Mビットの大容量を実現。16ピンSOIC(300mil)、6mm×8mm 8ピンWSONおよび6mm×8mm 24ピンBGAパッケージを採用している。現在サンプル出荷中で、2015年4月に量産提供が可能となっている。
2015年03月10日Kingston Technologyは4日、「HyperX」部門の新製品として、Intel X99とHaswell-Eに対応したDDR4メモリモジュール「HyperX FURY DDR4」と「HyperX Predator DDR4」を発表した。○HyperX FURY DDR4「HyperX FURY DDR4」は、Intel X99チップセットとHaswell-Eに対応するDDR4メモリモジュール。自動オーバークロッキングに対応し、実装するだけで最適な状態で利用できるなどBIOSの調整が不要となっている。基板とマッチするデザインのヒートスプレッダを装備し、全11モデルを用意。周波数は2,133MHz / 2,400MHz / 2,666MHzに分かれており、CASレイテンシはCL14とCL15のモデルが存在する。本体サイズはW133.35×H34.24mm。○HyperX Predator DDR4「HyperX Predator DDR4」は、Intel X99チップセットとHaswell-Eに対応するDDR4メモリモジュール。1.2Vの低電圧設定で動作し、非対称デザインのヒートスプレッダを装備する。全11モデルを用意。周波数は2,133MHz / 2,400MHz / 2,666MHz / 2,800MHz / 3,000MHzに分かれており、CASレイテンシはCL12~CL15。本体サイズはW133.35×H55mm。
2015年03月05日アイ・オー・データ機器は4日、LightningコネクタとUSBコネクタの両方を備えるUSBメモリ「iSafeFile(FSA005シリーズ)」の64GBモデルを発表した。3月中旬より発売する。価格はオープン。直販サイト「アイオープラザ」での価格は税込19,980円。LightningコネクタとUSBコネクタを備えるUSBメモリ。容量は64GBで、Appleの正規認証「Made for iPhone/iPad」を取得している。データはiPhoneやiPadなどとPC間で共有可能。コネクタはスライドさせることでどちらかが飛び出る仕組みになっており、中央に合わせることでコネクタ部分を完全に収納しておける。転送速度はリード最大8.35MB/s、ライト最大5.86MB/s。無料ダウンロード提供されるアプリ「iSafeFile」を使用することで、本体に保存されているデータを閲覧可能。音楽ファイルや動画ファイルの視聴にも対応し、連絡先のバックアップも行える。ファイルセキュリティ機能も搭載しており、任意のファイルの暗号化にも対応。暗号化方式はハードウェアAES 256bit。本体はアルミ製。本体サイズはW66×D33×H12.9mm、重量は約28.2g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.4~10.10、iOS 7~8。
2015年03月04日リンクスインターナショナルは25日、CORSAIR製のメモリモジュールとして、特殊ヒートスプレッダを搭載したDDR3メモリ「CORSAIR Vengeance Pro Series」7製品を発表した。3月7日より発売する。価格はオープン。○CMY64GX3M8A2400C11R「CMY64GX3M8A2400C11R」は、Intel 第4世代Coreシリーズに対応するPC3-19200(DDR3-2,400MHz)規格のDDR3メモリモジュール。容量は64GB(8GB×8枚)で、自社工場で選別したICチップを使って製造されている。8層基板設計を採用することで外部からの電磁ノイズの影響を受けにくい。アルマイト処理を施した特殊ヒートスプレッダを搭載し、ICチップの熱を効果的に放熱する。拡張オーバークロック機能「Intel XMP 2.0」に準拠。転送クロックは2,400MHzの240Pin Unbuffered DIMMで、定格電圧は1.65V、レイテンシが11-13-13-31。クアッドチャンネルに対応し、本体サイズはW135×D6×H44mm。発表時点での店頭予想価格は税込100,340円前後。○CMY32GX3M4A2800C12R「CMY32GX3M4A2800C12R」は、PC3-22400(DDR3-2,800MHz)規格に対応するDDR3メモリモジュール。容量は32GB(8GB×4枚)で、レイテンシが12-14-14-36。そのほかの仕様は「CMY64GX3M8A2400C11R」とほぼ共通。発表時点での店頭予想価格は税込180,360円前後。○CMY16GX3M4A2133C8R「CMY16GX3M4A2133C8R」は、PC3-17066(DDR3-2,133MHz)規格に対応するDDR3メモリモジュール。容量は16GB(4GB×4枚)で、レイテンシが8-10-10-27。そのほかの仕様は「CMY64GX3M8A2400C11R」とほぼ共通。発表時点での店頭予想価格は税込44,720円前後。○CMY16GX3M4A2133C9R「CMY16GX3M4A2133C9R」は、PC3-17066(DDR3-2,133MHz)規格に対応するDDR3メモリモジュール。容量は16GB(4GB×4枚)で、定格電圧は1.5V、レイテンシが9-11-10-30。そのほかの仕様は「CMY64GX3M8A2400C11R」とほぼ共通。発表時点での店頭予想価格は税込42,990円前後。○CMY16GX3M2A2133C9R「CMY16GX3M2A2133C9R」は、PC3-17066(DDR3-2,133MHz)規格に対応するDDR3メモリモジュール。容量は16GB(8GB×2枚)で、定格電圧は1.5V、デュアルチャンネルに対応、レイテンシが9-11-10-30。そのほかの仕様は「CMY64GX3M8A2400C11R」とほぼ共通。発表時点での店頭予想価格は税込37,800円前後。○CMY8GX3M2A2133C8R「CMY8GX3M2A2133C8R」は、PC3-17066(DDR3-2,133MHz)規格に対応するDDR3メモリモジュール。容量は8GB(4GB×2枚)で、定格電圧は1.65V、デュアルチャンネルに対応、レイテンシが9-11-10-30。そのほかの仕様は「CMY64GX3M8A2400C11R」とほぼ共通。発表時点での店頭予想価格は税込22,360円前後。○CMY8GX3M2A2133C9R「CMY8GX3M2A2133C9R」は、PC3-17066(DDR3-2,133MHz)規格に対応するDDR3メモリモジュール。容量は8GB(4GB×2枚)で、定格電圧は1.5V、デュアルチャンネルに対応、レイテンシが9-11-10-30。そのほかの仕様は「CMY64GX3M8A2400C11R」とほぼ共通。発表時点での店頭予想価格は税込21,500円前後。
2015年03月03日Spansionは、「HyperBus」インタフェースを備えた初のRAMデバイスを発表した。同メモリは、「HyperFlash」メモリのコンパニオンデバイスとして、フラッシュとRAMの両方を12ピンのHyperBusインタフェース上で接続し、SoCやマイクロコントローラ(MCU)開発に向けたシンプルかつコスト効率の高いソリューションを提供すると同社では説明しているほか、最大333MB/sの読み取りスループットを実現するHyperBusデバイスは、高速ブート、グラフィックディスプレイ、リアルタイムXIPアプリケーションを可能にするという。HyperRAMメモリは、DDRモードで周波数166MHz、初期ランダムアクセスタイム36nsでの動作が可能。低圧縮率の高解像度グラフィックを読み取ることが可能で、より鮮明なグラフィックス表示を実現する。HyperFlashとHyperRAMの組み合わせにより、シンプルなボード設計とソフトウェア開発が可能となり、市場投入までの開発期間を短縮する。これらの利点を生かせるアプリケーションとしては、車載用クラスタディスプレイ、インフォテインメント、ナビゲーションシステム、ADAS(Advanced Driver Assistance System)、デジタルカメラ、プロジェクタ、ファクトリオートメーション、医療機器、ホームオートメーションや家電、パッド機器、その他のIoTデバイスなどがある。なお64MビットHyperRAM は、2015年第2四半期にサンプル出荷を開始する。3Vおよび1.8Vの両バージョンとも、5×5配列の既存製品と互換のBGAパッケージで出荷される。
2015年03月02日リンクスインターナショナルは25日、Intel X99 Expressに対応したDDR4メモリ5製品を発表した。2月28日より発売する。価格はオープン。○CMD16GX4M4B3333C16「CMD16GX4M4B3333C16」は、Intel X99 Expressチップセット対応するPC4-26600(DDR4-3,333MHz)規格のフラッグシップDDR4メモリモジュール。容量は16GB(4GB×4枚)で、最高水準のICチップを選別して製造されている。基板とICチップの双方から放熱することで高い冷却性能を発揮する独自の冷却技術「DHX Cooling Technology」を採用し、メモリクーラー「Dominator Airflow Platinum」も同梱。1.35Vの低定格電圧駆動に対応するなど、省電力性が高く発熱も抑えている。拡張オーバークロック機能「Intel XMP 2.0」に準拠するほか、カスタマイズ可能なLED light barを装備。転送クロックは3,333MHzの288Pin Unbuffered DIMMで、レイテンシが16-18-18-36。クアッドチャンネルに対応し、本体サイズは、W135×D8×H55mm。○CMD16GX4M4B3300C16「CMD16GX4M4B3300C16」は、PC4-26400(DDR4-3,300MHz)規格に対応するDDR4メモリモジュール。容量は16GB(4GB×4枚)で、レイテンシが16-18-18-36。そのほかの仕様は「CMD16GX4M4B3333C16」とほぼ共通。○CMD16GX4M4B3200C16「CMD16GX4M4B3200C16」は、PC4-25600(DDR4-3,200MHz)規格に対応するDDR4メモリモジュール。容量は16GB(4GB×4枚)で、レイテンシが16-18-18-36。そのほかの仕様は「CMD16GX4M4B3333C16」とほぼ共通。○CMD16GX4M4B3200C15「CMD16GX4M4B3200C15」は、PC4-25600(DDR4-3,200MHz)規格に対応するDDR4メモリモジュール。容量は16GB(4GB×4枚)で、レイテンシが15-17-17-35。そのほかの仕様は「CMD16GX4M4B3333C16」とほぼ共通。○CMD16GX4M4B3000C14「CMD16GX4M4B3000C14」は、PC4-24000(DDR4-3,000MHz)規格に対応するDDR4メモリモジュール。容量は16GB(4GB×4枚)で、レイテンシが14-16-16-35。メモリクーラー「Dominator Airflow Platinum」は同梱しない。そのほかの仕様は「CMD16GX4M4B3333C16」とほぼ共通。
2015年02月25日アスクは20日、米Apricorn製のUSBメモリ「Aegis Secure Key 3.0」シリーズを発表した。30GB / 60GB / 120GB / 240GBのモデルを用意。3月中旬より発売する。税別価格は30GBが30,000円台後半、60GBが40,000円台前半、120GBが50,000円前後、240GBが70,000円台前半。情報漏洩を防ぐ暗号化をハードウェア単体で行えるなエンクリプションUSBメモリ。本体にキーパッドを装備しており、パスワードを入力しないとデータへのアクセスが行えなくなっている。PCから取り外した場合は自動でロックがかかり使用不能に。万一のために、ランダムデータを書き込んでデータを復旧できなくするリセット機能も搭載する。暗号化はAES256bit XTSハードウェア暗号化、SHA-256ハッシュ。インタフェースはUSB 3.0で、リード最大195MB/s、ライト最大162MB/sでの転送をサポート。本体と保護キャップはアルミ製。本体サイズはW95.5×D24.5×H12.6mm、重量は約46g。対応OSはWindows、Mac OS X、Linux、Android、Symbian。
2015年02月20日フリーコム・テクノロジーズは17日、Androidスマートフォンなどで使用できるデュアルインタフェース採用のUSBメモリ「OTG Drive "Tiny"」を発売した。容量が32GBと64GBのモデルを用意。価格は32GBが税込2,980円、64GBが税込4,480円。microUSB端子とUSB A端子の2つのインタフェースを備えるUSBメモリ。PCだけでなく、Android対応スマートフォン / タブレットなどで使用できる。USB機器間の接続規格OTGに対応しており、互換性のあるスマートフォン / タブレット / PC間で直接データのやり取りが可能。インタフェースはUSB 3.0。本体サイズはW12.36×D37.35×H4.56mm、重量は3g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.4以降、Android 4.0以降、Linux 2.4.0以降。ストラップタイプの保護キャップが付属する。
2015年02月19日○はじめにテレダイン・レクロイは、DDRメモリのコンプライアンス試験ソリューションに加えて、DDRデバック・ツールキット(DDR Debug Toolkits)を提供し、豊富なデバッグ機能によりDDRを用いたシステムの設計/開発を強力にサポートします。パソコンのメインメモリとして知られるDDRメモリですが、DDR、DDR2、DDR3と進化し、現在最新の規格はDDR4となっています。また、パソコンだけでなく組み込み系の機器にも広く採用されています。DDRに関する規格はJEDEC(半導体技術協会)が制定していて、各計測器メーカーからこの規格に準拠したコンプライアンス試験ソリューションが提供されています。しかしながら、JEDECの規格は半導体そのものの仕様を規定しているだけで、途中の伝送線などについては考慮されていません。従って、基板の実装状態などにより通信エラーが起きる可能性が指摘されています。特に、データレートが高速化するにつれてこうした影響が大きくなります。従来のコンプライアンス試験ソリューションでは、適合/不適合の判定が行われるのみで、デバッグにつながる不良解析情報は得られませんでした。DDRデバック・ツールキットは、こうした現場の声に応えるために、評価、不良解析を目的としたパッケージとなっています。○強力なアイパターン解析アイパターンは高速シリアル・インタフェースの信号品質試験で用いられる最も一般的で強力なツールですがJEDECでは、DDR4になるまで仕様に記載されていませんでした。しかしながら、アイパターンは、DDR信号評価の事実上の標準ツールとなっていました。DDRデバッグ・ツールキットではアイパターンが描けるだけでなく、DDR2やDDR3の信号に対してもDDR4同様の考え方でマスクを作成し表示することで、信号マージンの確認ができます。ただし、メモリの信号は書き込み(Write)も読み取り(Read) も同一バス上を流れますが、それぞれ経由してくる線路長が異なるため信号品質が異なるので別々に分離して評価しなければなりません。データ信号DQのWrite信号とRead信号は、ストローブ信号DQSに対して位相が90度異なっています。図2では、DQ信号とDQS信号のペアを5組、10個のアイパターンを同時に表示解析している様子を示しています。左上はReadのDQ(緑)とDQS(オレンジ)、真ん中上にはWriteのDQ(緑)とDQS(オレンジ)、右上はReadのDQS(緑)とClock(オレンジ)、左下はWriteのDQS(緑)とClock(オレンジ)、真ん中下には別の条件のReadのDQ(緑)とDQS(オレンジ)のアイが描かれています。このように条件や信号の種類、タイミングを変えた多様なアイパターンを同時に描くことでシステムの動きを把握することが容易になります。○DDRのジッタ解析高速伝送の信号品質評価のもうひとつの鍵となるのがジッタの評価ですが、DDRにおいてはやはりDDR4で高速シリアル伝送で一般的なジッタ成分分離評価が導入され、より詳細なジッタの評価が求められています。注意しなければならないのは、DDRにおいては、Clock信号は連続していますが、DQやDQS信号はバースト状の信号で、上記のようにReadとWriteが混在しているので、必要な部分で選択的にジッタの計測を行わなければならないので工夫が必要です。DDRデバッグツールでは、こうしたDDR特有のジッタ計測に対応し、かつ上記のアイパターン解析で説明したように最大5種類の条件でジッタの解析を行うことができます。図3は、2種類のジッタの様子を示していますが、左側は隣接レーンにデータが流れてクロストークが発生している状態、右側は隣接レーンのデータを止めてクロストークの発生を抑えた状態をしめしています。クロストークによってRj、Dj共に増加しています。○DDR専用パラメータ解析DDRデバッグ・ツールキットでは、もちろんJEDEC規格に準拠したパラメータ計測が行えます。パラメータは任意のものを選択でき、同時に12個まで同時に表示することができます。DDRデバッグ・ツールキットでは、非常に多くのデータを基に統計情報が表示されるので、規格に対するマージンが確認できます。もちろんReadとWriteをそれぞれ別個に計測することができます。図3では、ジッタのパラメータの下にDDR専用のパラメータが表示され、クロストークの有無でこれらのパラメータがどう変化するかを確認することができます。○解析ビットの選択DDRのDQ、DQS信号がバースト状の信号なのでバーストの始まりにはプリアンブルがあり、それ以降の信号と振る舞いが異なります。DDRデバッグツールにおいては、アイパターンの描画を行う対象のビットを特定することができます。図4の左にはReadの第一ビットのみでアイパターンを描いているので、プリアンブルの動きが見てとれます。右側にはWriteのやはり第一ビットのみでアイパターンを描いています。逆に、第二ビット以降のビットだけでアイパターンを描くこともできます。○まとめこれまで見てきたように、DDRデバッグ・ツールキットでは、アイパターン、ジッタ、DDRパラメータを使った解析をReadとWriteを分離して解析することができるだけでなく、様々に条件を変えた結果を同時に表示、比較検証することができるので、不良解析作業を大幅に効率化することができます。著者プロフィール辻嘉樹テレダイン・レクロイ・ジャパン技術部1990年の会社設立時から、オシロスコープを用いたアプリケーションに関する記事の執筆、セミナーの講師を続けている。○パワエレ効率化を支援するモータ・ドライブ解析テクニカル・セミナーテレダイン・レクロイ・ジャパンでは、モータ・ドライブ解析用オシロスコープ「MDA800シリーズ」の機能などを紹介するセミナーを3月6日に以下の概要にて開催します。日時:2015年 3月 6日(金) 14:00~16:00(受付開始 13:30~)会場:パレスサイドビル 東コア2F マイナビルーム X(東京都千代田区一ツ橋1-1-1)定員:28名参加費:無料(事前登録制)主催:テレダイン・レクロイ・ジャパン申込み:テレダイン・レクロイ・ジャパンWebサイトより
2015年02月19日シリコンパワーは10日、ひつじ型のUSBメモリ「Unique U550」を発表した。容量は8GBと16GB。価格はオープンで、店頭予想価格は8GBが1,280円、16GBが1,680円(いずれも税込)。発売時期は2月下旬の予定。見た目も可愛いひつじの形をしたUSBメモリ。本体は手触りの良いシリコンラバー素材でできている。パッケージは牧場を模したデザイン。対応OSはWindows 8/7/Vista/XP、Mac OS X 10.3以上、Linux 2.6.x以上。インタフェースはUSB 2.0。本体サイズは約W41×D41×H25mm、重さは約19g。
2015年02月17日●サンディスクのフラッシュメモリはメイド・イン・ジャパン神奈川県・パシフィコ横浜で開催のCP+2015、サンディスクのブースは昨年(2014年)のCP+2014より規模が大きくなっていた。展示の多くはメモリカード製品で、グレードが異なる複数のメモリカードと実際のデジタルカメラで連写性を体験できるコーナーが人気。この体験コーナーは昨年もあったが、用意されたデジタルカメラがUHS-II対応の富士フイルム「X-T1」のみだった。今年は複数のデジタルカメラで試せるようになっており、より多くの環境でメモリカード性能をチェックできた。また、様々なジャンルで活躍するプロカメラマンたちによるセミナーも多数開催されている。○CP+2015初日のトークセッションを2つ紹介今回ブースが大きくなったのはトークセッションのためのスペースを取っているためで、有名カメラマンによるトークも多く行われた。初日はまず、サンディスクのプロダクトマーケティングマネージャー、長谷川史子氏によるコンシューマー向け製品の概要紹介。サンディスクは最初のSDメモリーカード製品を2003年に発売し、この時は最大512MBだったが、10年間で容量が1,000倍へと拡大したことや、その背景となるデジタルカメラの高性能化、ビデオフォーマットの変化を挙げ、現在の製品ラインナップとともに動画記録に適している製品をピックアップしていた。さらにモバイル向けの新製品として、microSDスロットのないiOS製品向けのiXpandを紹介。差すだけでカメラロールを自動バックアップできることや、iOSがサポートしていない動画/音楽フォーマットでもそのまま再生できる特徴を挙げていた。●鉄道写真家・長根広和氏のトークセッション初日はそのほか、3回のトークセッションが行われた。ここでは、鉄道写真家・長根広和氏のセッションを紹介しよう。長根氏は、フィルムカメラからデジタルカメラへの移行が比較的遅かったものの、当初からサンディスクの記録メディア(フラッシュメモリー製品)を使用しているそうだ。そして現在まで、記録メディアの故障やデータ消失といったトラブルがまったくなく、信頼性の高さをサンディスク製品の強みとして挙げていた。さらに最新の製品は転送能力が高く、デジタルカメラで高速連写を行っても転送待ちになることが少ない点も強調。現場で大量に連写してもストレスを感じず、最高の1枚を選べると語る。また、トークセッションに集まったファンにとって嬉しかったのは、鉄道写真に関するアドバイスだろう。あとから伺った話では、メモリカードは新しいカメラと一緒に「その時の最大容量製品」を選んでいるとのこと。特に「○年で交換」ということは行っていないそうだ。カメラの交換サイクルまで同じ記録メディアを利用できるなら、信頼性と高速書き込みというポイントでサンディスク製品を選ぶ意義は高そうだ。また、サンディスク 代表取締役マネージング・ディレクターの青柳マテウ氏がいらっしゃったので、簡単にお話を伺った。青柳氏によると、サンディスクは1988年の創業以来、イノベーションを追求。外部からの評価の一例として「トムソン・ロイター Top100グローバルイノベーター」を4年連続で受賞している(この賞は知財分野の革新企業を選出するもので、4年連続は賞の開始から受賞を続けていることを意味する)。サンディスクはフラッシュメモリ関連の特許を5,000以上も取得しており、これがフラッシュメモリ業界でリーダーポジションを確立、継続する源になっているという。一方、単に技術を追求するだけでなく、時代のニーズを的確にくみとった製品化を進めてきたとする。「最近はエンタープライズ領域(主にデータセンター向けSSD)や、組み込み市場(主にスマートフォン内蔵のフラッシュメモリ)が伸びていますが、一般消費者向けのビジネスも同様に重要なセグメントです。イメージング分野はサンディスクのブランド力を生かせるところなので、今後もメモリカード製品には継続して力を入れていきます」(青柳氏)。具体的には、4K映像の撮影においては、高速書き込みと信頼性がより重要になってくるので、サンディスク製品に優位性があるとした(これは先述の鉄道写真家・長根氏の言とも共通する)。メモリカードはデジタルカメラの中で使われてこそ力を発揮する製品なので、カメラメーカー各社とも協力して製品開発を進め、メーカーにもユーザーにも満足してもらえる製品を提供していくと述べた。
2015年02月17日東芝は、NFC機能を搭載したSDHCメモリカードを21日より発売する。専用アプリをダウンロードしたスマートフォンやタブレット端末で本体をかざすと、保存されている写真などを閲覧できる。8GB/16GB/32GBの3モデルが用意されており、価格はオープン。税込みの店頭予想価格は、8GBが2,000円代半ば、16GBが3,000円代半ば、32GBが6,000円台後半から7,000円前後となっている。同製品は、NFC機能を搭載したSDHCメモリカード。NFCを搭載したSDHCメモリカードを商品化したのは世界で初めて(2015年1月6日現在、同社調べ)だという。無料の専用アプリ「Memory Card Preview」をダウンロードしたスマートフォンやタブレット端末をかざすことで、保存されているデータなどを閲覧できる「プレビュー」機能を搭載している。保存されている写真は最大16枚までのサムネイルで表示されるほか、メモリカードの空き容量なども確認できる。主な仕様は次の通り。インターフェースは、SDインターフェース規格 UHS-I。NFCは、NFC Forum Type 3 Tagに準拠。周波数は13.56MHz。サイズ/重量は、高さ約32.0mm×幅約24.0mm×厚さ約2.1mm/約2g。対応するスマートフォンは、NFC対応のAndroid(4.0から4.4)スマートフォン。専用アプリ「Memory Card Preview」は、Google Playからダウンロードでき価格は無料。対応OSはAndroid 4.0以上。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月12日●新製品を発表することになった背景サンディスクは1月28日、スマートフォン向けのUSBメモリー製品を日本市場に投入すると発表した。小誌では、来日した米SanDiskのリテール製品マーケティング担当バイスプレジデント ディネッシュ・バハール氏に話を伺う機会を得た。―― 新製品を発表することになった背景を教えてください。コンシューマー市場では写真や動画をモバイル機器(スマートデバイス)で記録するという動きがあります。実際に71%の写真がモバイル機器で撮影されている(※1)状況であり、2013年には、1日あたり14億枚もの写真がSNSにアップロードされているという調査結果(※2)もあります。スマートフォンやタブレット端末など、ユーザーが所有するモバイルデバイスの中には大量の写真データが保管されています。これをバックアップする、あるいは家族や仲間と共有する場合、「コンテンツの転送」という要素が重要になってきます。当社の調査結果では、82%のユーザーがコンテンツの転送を「とても重要」と考えており、主な理由として「安全または適切にバックアップしたい」「モバイル機器のメモリー不足を解消したい」ということを挙げています。その一方で、67%のユーザーがコンテンツの転送にストレスを感じているということがわかっています。つまり、モバイル機器を利用するユーザーの多くは、このようなデータを素早く、そして簡単に転送できるデバイスを望んでいるというわけです。※1: 出典 Worldwide Digital Image 2014-2018 Forecast: The Image Capture and Share Bible (IDC #246469, February 2014)。※2: 出典 Tony Daytona, Business Insider Oct 2013; Cooper Smith, Business Insider, Nov 2013; Sandisk。―― 今回発表された製品は、具体的にはどのようなものなのでしょうか?1つはiPhoneやiPadなど、iOS端末ユーザー向けの「サンディスクiXpand (アイ・エクスパンド) フラッシュドライブ」(以下、iXpand)です。一部小売店にて2月より先行販売を開始し、春頃には販売チャンネルをさらに拡大する予定です。この製品には2つのコネクタが装備されていることが大きな特徴となっています。1つは通常のPCでよく使われているUSBコネクタですが、これに加え、現在のiOS機器で使われているLightningコネクタが付いており、iOS 7.1以降が搭載されたiPhone/iPadに対応しています。主な機能はユーザーが撮影した写真や動画をiXpandにバックアップするといったシンプルなものです。ファイル単位でのコピーだけではなく、一括バックアップも可能です。また、自動バックアップ機能も備わっているので、この機能を有効にしておくと、iXpandを接続して通信許可をタップするだけで、撮影された写真がiXpandに保存されるため、簡単で確実、そして素早いバックアップ作業を実現することができます。また、他のデバイスやPCからコンテンツを受け取り、自身の端末で再生するといったケースがあると思いますが、iOSでは再生できるファイルの種類に制限があります。iXpand付属のアプリを使えば、標準的なAVI/WMV/MKVなど、一般的に普及しているフォーマットでありながらも、iOSでは再生できない動画ファイルをそのまま再生できます。iXpandは暗号化機能も備えていますので、バックアップしたファイルは、パスワードがなければ閲覧できないため、紛失リスクを考慮する必要があるビジネスユースでのニーズにも対応できるでしょう。なお、iXpandの暗号化ツールはWindows(XP以降)/Macintosh(MacOS 10.5以降)にも対応しています。もう1つは、Android端末向けの製品「サンディスク ウルトラ デュアル USB ドライブ 3.0」(以下、ウルトラ デュアル USB ドライブ 3.0)で、こちらは今年の4月から発売開始予定です。OTG(On the Go)対応のAndroidに本製品を接続すると、記憶領域として認識されるようになります。ウルトラ デュアル USB ドライブ 3.0には、通常のUSBコネクタに加えてMicro USBコネクタが用意されているので、変換ケーブルなどを使わずに、そのままAndroid端末への接続が可能です。また、ファイル管理を効率化する「サンディスク メモリーゾーン」アプリをGoogle Playマーケットで無償提供しています。従来製品からの強化点として、PC側がUSB 3.0に対応しより高速の転送が可能となったこと、Micro USB側が通常のコネクタよりも長くなったことで、厚いケースの上からでも取り付けが容易になっているということがあります。容量のラインアップとしては、iXpandもウルトラ デュアル USB ドライブ 3.0も、それぞれ16/32/64GBが用意されています。●ユーザーからの意見を製品開発に反映―― Micro USBコネクタを長くしたのは、ユーザーからのフィードバックによるものでしょうか?そうです。サンディスクは、常にユーザーからの建設的な意見を取り入れています。先述のように、「ケースの上からmicroUSBコネクタを挿入するのは難しい」というユーザーからの意見が製品開発に反映された結果です。日本では薄いエレガントなケースが好まれる傾向にあるようなので、あまり実感できないかもしれませんが、海外では好評です。―― モバイル機器について、日本市場の特異性があれば教えてください。日本市場のモバイルユーザーにとって、ストレージの容量不足は他国のユーザーよりも深刻なようです。世界のAndroid/iOSユーザーは、平均すると630枚の写真と24本の動画をモバイル機器に保存しているという調査結果(※3)があるのですが、日本のユーザーに限れば、写真と動画を合わせて平均1500本ものデータファイルが1台のモバイル機器に保存されているという状況です。つまり日本市場では、このようなファイルのバックアップに対する潜在ニーズと重要性が大きいと言えるでしょう。また、Android市場を見ると、世界では平均20%程度がOTG対応機器ですが、日本は4倍弱の76%がOTG対応となっており(※4)、ウルトラ デュアル USB ドライブ 3.0のような製品が活躍できる環境がすでに整っています。※3: 出典: Magisto Survey of 66,000 Android/iOS users. Jan 2015※4: 出典: サンディスク調べ(2015年1月23日現在)。―― iCloudやDropboxなど、クラウドストレージの存在をどのように捉えていますか?クラウドストレージは優れた対応策です。しかし、現時点ではいくつかの問題があると考えています。コンシューマー向けのクラウドストレージは、ある程度の容量を無料で利用できますが、無料の範囲を超えると月額利用料が必要となります。多くのユーザーにとって、これはやや割高に感じられることでしょう。それ以上に問題になるのは「ネットワークを使わなければならない」ということです。例えば、5人にサイズが400MBにもなる動画をシェアするシーンを考えてください。もし5人が同時に500MBのファイルにアクセスすれば、ネットワークの帯域圧迫となりますし、速度低下や、モバイル端末の場合は月間のデータ通信量制約といった問題が生じます。このような現状を踏まえると、物理的デバイスによるオフラインでのファイル共有は、速度と価格、そして「データが手元にある」という安心感など、まだまだユーザーメリットが大きいと思います。―― 最後に、これらの製品をリリースするサンディスクの強みを教えてください。当社はストレージの可能性を広げることを追求しています。そのために研究開発の投資を継続して行い、結果として5000以上の特許取得と数多くのアワードの受賞実績を有しています。また、15nmのフラッシュメモリを世界に先駆けて出荷しました。昨年は個人向け製品としては珍しい、10年保証の1TBのSSDや512GBのUSH-I対応SDXCカード、128GBのmicroSDXCを発表しました。このように、当社は常に高速・大容量の製品をタイムリーに提供し、一般ユーザーのみならず、カメラマンなどのプロフェッショナルからも信頼される業界のリーダーであり続けたいと考えています。―― 今後もユーザーの声を反映した製品開発に期待しています。今回はありがとうございました。
2015年02月06日○GPUのメモリ階層GDDR5 DRAMやHBMを使うGPUのメインメモリ(以下ではCPUのメインメモリと区別するためデバイスメモリと呼ぶ)は高いメモリバンド幅を持っているが、アクセスに掛かる時間は、DDR3/4 DRAMと大差ない。GPUのクロックはCPUよりも遅いと言っても、直接、デバイスメモリをアクセスしたのでは、GPUの処理はメモリネックになってしまう。このため、CPUの場合と同様に、GPUコアの近くに高速の小容量のメモリを置き、多くの処理ではこのメモリを使用することにより、平均的なアクセス時間を短縮して性能を上げるという方法が取られる。CPUの場合は、ハードウェアが管理して自動的に使用頻度の高いデータを入れてくれるキャッシュが使われるのが一般的であるが、GPUではシェアードメモリなどと呼ばれるローカルなメモリや、ソフトウェアによる管理が必要なキャッシュが用いられることが多い。マルチコアで複数のキャッシュがあるCPUでは、複数のキャッシュの間で、同じアドレスに異なるデータが書かれてしまうという矛盾が生じないようにするコヒーレンシ制御が必要になる。しかし、そのためには、書き込みに際して、他のすべてのキャッシュに同じアドレスのデータが入っていないことを確認することが必要になる。例えば「K40 GPU」の場合、15個のSM(Streaming Multiprocessor。CPUのプロセサコアに相当。なお、NVIDIAはKepler GPUのSMは規模が大きいのでSMXと呼んでいる)があり、それぞれのSMがL1キャッシュを持ち、32×15スレッドが並列にメモリアクセスを行うので、コヒーレンシを維持するためのトラフィックが7200個と膨大になり、CPUのようなハードウェア制御のキャッシュを実現しようとするとオーバヘッドが非常に大きくなってしまう。このため、NVIDIAのKepler GPU(Tesla Kxxという名前が付けられている)のメモリ階層は図3.8のようになっている。32スレッドを並列に実行するSMXのロードストアユニットからは、Shared Memory、L1キャッシュとRead Only Data Cacheがアクセスできる。物理的にはShared MemoryとL1キャッシュは1つのメモリアレイで、両者の合計で64kBの容量となっており、Shared Memory/L1キャッシュの容量を16KB/48KB、32KB/32KB、48KB/16KBと3通りに分割して使うことができるようになっている。48KBのRead Only Data Cacheはグラフィック処理の場合にはテクスチャを格納したりするメモリで、読み出しオンリーで通常のストア命令ではデータを書き込むことはできない。L1キャッシュは読み書き可能なキャッシュであるが、K40 GPUの場合は15個あるSMのL1キャッシュ間のコヒーレンシはハードウェア的には維持されておらず、L1キャッシュに書き込まれたデータは、それをL2キャッシュに吐き出す命令を実行しないとL2キャッシュには書き込まれない。そして、L2キャッシュに書かれたデータは自動的には他のSMのL1キャッシュには反映されず、同じアドレスのデータがL1キャッシュに残っていると、古いデータを読んでしまう。AMDのGCN(Graphics Core Next)アーキテクチャのGPUでは、L1キャッシュに書き込まれたデータはWavefront(NVIDIAのWarp相当)の64スレッド全部でそのストア命令が終了した時点で、自動的にL2キャッシュにも書き込まれる。しかし、自動的には他のCompute Unit(NVIDIAのSM相当)のL1キャッシュには反映されず、そのアドレスのデータがL1キャッシュに残っていると、古いデータを読んでしまうという点はNVIDIAのFermi/KeplerアーキテクチャのGPUと同じである。Kepler GPUでは、1次データキャッシュは、レジスタがあふれた時にレジスタの内容を追い出してレジスタを空け、必要になった時に読み込むというコンパイラが挿入するSpill/Fill処理に限定して使うという方法に変更された。Spill/Fill処理であれば、溢れたレジスタのデータを他のSMXが使うことは有り得ないので、SM間のL1キャッシュのコヒーレンシを維持する必要がない。また、Read Only Data Cacheはリードオンリーであるので、SM間で同じアドレスのデータが異なることは有り得ないので、これもキャッシュコヒーレンシを維持するメカニズムは必要ない。L2キャッシュとRead Only Data Cacheは、同じアドレス空間の同じアドレスを指定すれば、異なるSMで動いているスレッドでも、同じデータを読むことができる。L1キャッシュはコヒーレンシが維持されていれば、他のSMで動いているスレッドも同じアドレスで同じデータをアクセスすることができるのであるが、コヒーレンシが維持されていない状態では、これは保証されていない。一方、Shared MemoryはSMにローカルなメモリであり、デバイスメモリのアドレス空間とは独立なアドレスでアクセスされる。そして、同じSMで動いているスレッド間では同じアドレスは同じ32bitデータをアクセスするが、異なるSMの間では、アドレスが同じであったとしても、まったく異なるデータをアクセスすることになる。Shared MemoryはSMローカルなメモリであり、他のSMのローカルメモリとのコヒーレンシは、本質的に不要である。そして、L1キャッシュとRead Only Data Cacheをミスすると、L2キャッシュがアクセスされる。CPUのL2キャッシュ(あるいは、IntelのいうLast Level Cache)はどのメモリアドレスのデータでもキャッシュの格納位置に制限はないが、GPUのL2キャッシュはCPUのL2キャッシュと異なり、図3.9に示すように、黄色のGDDR5メモリの内容は黄色のL2キャッシュスライスにしか入らないというように、対応が決まっている。それぞれの512KBのL2キャッシュスライスは同色のGDDR5メモリのアドレス範囲のデータしかキャッシュしないので、原理的に、同じアドレスのデータが2つのL2キャッシュスライスに存在することは起こらない。従って、この構造のL2キャッシュでは自動的にコヒーレンシは保たれる。通常のCPUのように、DRAMチップとキャッシュの格納位置に制約のないキャッシュの方が、格納の自由度が高く、ヒット率を高くすることができると思うのであるが、実測データを見たことが無く、どの程度の差があるのかは分からない。
2015年02月06日Kingston Technologyは5日、企業向けとしてセキュリティ性能に優れたUSBメモリ「DataTraveler Vault 4000 Gen. 2」と「DataTraveler Vault 4000M-R Gen. 2(Management Ready)」の2モデルを発表した。それぞれ4GB / 8GB / 16GB / 32GB / 64GBの5モデルを用意する。○DataTraveler Vault 4000 Gen. 2「DataTraveler Vault 4000 Gen. 2」は、FIPSが認定したハイエンドセキュリティ「FIPS 140-2 Level 3」を取得しているUSB NANDフラッシュメモリ。格納データの全てが、XTSモードのハードウェアベース256ビットAES暗号化によって保護されている。本体はチタンコートされたステンレスケースを採用。「不正開封防止シール」により、メモリに直接物理的なアクセスが行われていないかを確認できる。「読み取り専用アクセス・モード」を選択すると、ファイルへのアクセスが読み取り専用となり、マルウェアなどのリスクを回避可能。「強制的パスワード保護」では、ユーザーがパスワードを設定することで未認証アクセスを防止する。パスワードは10回試行して失敗するとロックして再フォーマットを行う。インタフェースはUSB 3.0。転送速度は、4GBがリード最大80MB/s、ライト最大12MB/s、8GB / 16GBがリード最大165MB/s、ライト最大22MB/s、32GBがリード最大250MB/s、ライト最大40MB/s、64GBがリード最大250MB/s、ライト最大85MB/s。本体サイズはW77.9×D22×H12.05mm。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.6~10.9、Linux 2.6以降。○DataTraveler Vault 4000M-R Gen. 2(Management Ready)「DataTraveler Vault 4000M-R Gen. 2(Management Ready)」は、オプションの「BlockMaster SafeConsole管理機能」を搭載するモデル。パスワードおよびデバイスポリシーの設定、コンプライアンスのための監査の有効化などが可能となっている。セキュリティを含めたそのほかの機能はほぼ共通だが、Linuxには対応しない。
2015年02月05日グリーンハウスは3日、工業用途のUSBメモリ「GH-UFI-XSB」シリーズを発表した。128MBから16GBまで全8モデルを用意。2月上旬より発売する。価格はオープン。組み込み機器で幅広く使えるSLCチップ採用の工業用USBメモリ。128MB / 256MB / 512MB / 1GB / 2GB / 4GB / 8GB / 16GBの8モデルを用意する。データのエラーを発見して修復するECC機能を搭載。書き込みエラーを未然に防止する。スタティックウェアレベリング機能により書き込みの分散を平均化し、不良ブロックに対して予備ブロックを割り当てるなど、長期にわたって安定した動作を確保する。転送速度はリード最大27MB/s、ライト最大23.9MB/s。動作温度は-40度~85度と過酷な環境下でも動作する。対衝撃性能は1,500G、耐振動性能は20Gとなっている。本体サイズはW47.2×D17.2×H7.8mm、重量は約15g。
2015年02月03日台湾PhotoFastは、microUSB/USB 3.0/Lightningの3種類のコネクタを備えたUSBメモリ「i-FlashDrive evo Plus」を今春より家電量販店にて発売する。容量8GB/16GB/32GB/64GBの4モデルを用意し、店頭予想価格は8GBモデルが9,800円前後、16GBモデルが11,800円前後、32GBモデルが13,800円前後、64GBモデルが17,800円前後。「i-FlashDrive evo Plus」は、microUSB/USB 3.0/Lightningの3種類のコネクタを備えたUSBメモリ。USB 3.0コネクタ内からmicroUSBコネクタをスライドさせ使用することができる。USB 3.0コネクタの対面にはLightningコネクタを装備する。専用アプリ「i-FlashDrive one」を利用することで、各端末のデータを保存して他の機種へ移行したり、音楽・映像などを異機種で共有できる。「i-FlashDrive evo Plus」の主な仕様は次の通り。対応OSは、iOS 7/8、Mac OS X 10.6以降、Windows XP/Vista/7/8、OTG(On The Go)に対応したAndroid。サイズ/重量は、幅約25.9mm×奥行き約52.46mm×高さ約9mm/約17g。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月01日サンディスクは、iPhone、iPad向けのUSBフラッシュメモリ「サンディスク iXpand フラッシュドライブ」の出荷を開始した。容量16GB/32GB/64GBの3モデルが用意され、2月よりヨドバシカメラとビックカメラにて先行販売される。他の量販店では春頃より順次発売される。価格はオープン。「サンディスク iXpand フラッシュドライブ」は、LightningコネクタとUSBコネクタを備えたiPhone、iPad向けのUSBフラッシュメモリ。専用アプリ「iXpand syncアプリ」を利用することで、写真や動画の転送が可能となる。「サンディスク iXpand フラッシュドライブ」をiPhone、iPadに接続するとアプリが自動的に起動し、写真や動画を自動的にカメラロールから同期するよう設定できる。「iXpand syncアプリ」は、プラットフォーム間での暗号化にも対応しており、iPhone、iPadから「サンディスク iXpand フラッシュドライブ」上のファイルに直接パスワード保護をかけることが可能だ。App Storeよりダウンロードでき価格は無料。「サンディスク iXpand フラッシュドライブ」の対応端末は、iOS 7/8搭載のiPhone 6/6 Plus/5s/5c/5、iPad Air、iPad Air 2、iPad mini、iPad mini 2 iPad mini 3。
2015年02月01日サンディスクは、Androidスマートフォン、タブレット端末向けのUSBフラッシュメモリ「サンディスク ウルトラ デュアル USB ドライブ 3.0」を4月より発売する。容量16GB/32GB/64GBの3モデルが用意され、価格はオープン。「サンディスク ウルトラ デュアル USB ドライブ 3.0」は、microUSBとUSB 3.0コネクタを搭載したOTG(On The Go)対応Androidスマートフォン、タブレット端末向けUSBフラッシュメモリ。専用のAndroidアプリを利用することで、Android端末とPCとの間で高速なファイル転送が可能となるほか、Android端末のストレージ領域を最大64GB追加することができる。コネクタは格納式になっており使用しない際は、格納できる。また、microUSBコネクタは長めに設計されており、端末にケースやカバーを装着している場合でも使用可能だ。専用アプリ「サンディスク メモリーゾーン」は、Google Playよりダウンロードでき価格は無料。対応OSはAndroid 2.2以降。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月01日SDメモリーカードには書き込みを禁止するロックタブがあるが、より使用頻度が高いUSBメモリーは、書き込み禁止スイッチを備えるメディアが少ない。そこでWindows 8.1の設定によって、USBメモリーを書き込み禁止にする方法を紹介しよう。PC側でリムーバブルディスクを書き込み禁止にするレジストリ設定はそこそこ有名だが、別の方法もあることをご存じだろうか。今回は「diskpart」というコマンドを使って、USBメモリーやUSB HDDへの書き込みを禁止するTipsを紹介しよう。「Windows 8.1ミニTips 第17回」より、2014年4月9日にリリースされたWindows 8.1 Updateを適用した環境を対象としています。○「diskpart」で書き込みを抑止する前回は「ローカルグループポリシーエディター」を使ったが、これはWindows 8.1 ProやEnterpriseエディションでのみ用意された機能だ。今回の「diskpart」コマンドは、無印のWindows 8.1でも利用できる。diskpartコマンドは、Windows 2000時代から使われてきた、ディスクパーティションを操作するコマンドラインベースのユーティリティだ。Windows 8.1でストレージを増設する場合、「ディスクの管理(diskmgmt.msc)」を使用する機会が多いため、diskpartの使用場面は多くない。だが、パーティションの作成やフォーマット、ドライブ文字の割り当てなど、diskpartの能力は、ディスクの管理に引けを取らない。今回使用するのは、ストレージに対する属性の確認や設定を行う「attributes」だ。早速使い方を紹介しよう。管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、diskpartを起動するとプロンプトが現れる。diskpartは内部コマンドを入力して対話的にストレージ操作を行うタイプのユーティリティツールだ(スクリプトによる自動化も可能)。diskpartでは、最初に操作するパーティションやディスクを確認し、選択する必要がある。まずは、PCが認識しているストレージの一覧を確認する「list disk」を実行しよう。下図で示した例では、ディスク0がHDD、ディスク1がUSBメモリーだ。分かりにくい場合は空き容量を参考に判断するとよい。続けてディスクを選択するため、「select disk 1」を実行する。これでUSBメモリーが操作対象となった。後は「attributes disk set readonly」を実行して、選択したディスクに対するリードオンリー属性(書き込み禁止)を割り当てるだけだ。diskpartを終了するには「exit」コマンドを実行する。では、動作を確認してみよう。下図は順番にフォーマット、新規作成、ファイルコピーを試したものだが、その結果はポリシー設定と大きく異なった。例えばフォーマット操作はダイアログから実行した時点で注意メッセージが現れる。ファイルの新規作成は完全なエラーとなった。そしてファイルコピーはアクセス権限ではなく、禁止であることを示すメッセージが現れる。前回の結果と見比べてみると面白いだろう。書き込み禁止を解除するには、diskpartの「select disk」でディスク(USBメモリー)を操作対象にしてから、「attributes disk clear readonly」と実行してほしい。ちなみに、前回のポリシー設定(ローカルグループポリシーエディター)はOSレベルで書き込みを抑止し、diskpartはマウントしたストレージに対して書き込みを抑止する。場面に応じて使い分けると便利だ。前述のとおり、diskpartはスクリプトによる自動実行機能をサポートしている。例えば今回の書き込み禁止設定は下記の内容をスクリプトファイルとして作成し、「diskpart /s {スクリプトファイル}」と実行すればよい。select disk ●attributes disk set readonlyだが問題は、リムーバブルディスクに割り当てられるディスク番号が固定されない点だ。そのため、誤ったディスク番号を指定すると意図しないディスクがリードオンリーとなり、Windows 8.1の動作に悪影響を及ぼすため、詳細は見合わせることにした。ご了承頂きたい。阿久津良和(Cactus)
2015年01月31日マイクロンジャパンは30日、Crucialブランドから、デスクトップPC用とノートPC用のDDR4メモリモジュールを3シリーズ発表した。同日から順次出荷を開始する。価格は9,500円前後より。○Ballistix EliteIntel X99プラットフォーム向けに最適化されているPC4-21300対応DDR4メモリ。2月中旬から発売し、容量とモジュール枚数によって全6モデルを用意。店頭予想価格は、4GB×1が12,000円前後、8GB×1枚が22,200円前後、4GB×2枚が24,000円前後、8GB×2枚が44,400円前後、4GB×4枚が47,900円前後、8GB×4枚が88,800円前後。転送クロックは2,666MHzで1.2Vで動作。レイテンシは16-17-17。転送速度は2,666MT/sと高速で、メモリの帯域幅は21.3GB/s。カスタム設計による黒色PCBと、陽極酸アルミニウム製ヒートスプレッダの搭載で放熱性を高めた。XMP 2.0プロファイルに対応するほか、ユーティリティツール「Ballistix Memory Overview Display」により、内蔵の温度センサーによる温度情報や電圧などをリアルタイムで確認できる。○Ballistix Sport LT転送速度2,400MT/sのPC4-19200対応DDR4メモリ。すでに出荷が開始されている。容量とモジュール枚数によって全6モデルを用意。店頭予想価格は、4GB×1が9,500円前後、8GB×1が18,400円前後、4GB×2が18,900円前後、8GB×2が36,800円前後、4GB×4が36,800円前後、8GB×4が73,600円前後。Intel X99プラットフォーム向けに最適化されており、XMP 2.0プロファイルに対応。デジタル迷彩のヒートスプレッダと黒色PCBを採用する。転送クロックは2,666MHzで、1.2Vで動作。レイテンシは16-16-16。○Ballistix Sport Tactical転送速度2,666MT/sのPC4-21300対応DDR4メモリ。発売時期、価格は未定。4GB×1 / 8GB×1 / 4GB×2 / 8GB×2 / 4GB×4 / 8GB×4という全6モデルを用意する。 Intel X99プラットフォーム向けに最適化されており、XMP 2.0プロファイルに対応。ガンメタルのヒートスプレッダと黒色PCBを採用する。転送クロックは2,666MHzで、1.2Vで動作。レイテンシは16-17-17。○SODIMM転送速度2,133MT/sのPC4-17000対応ノートPC用DDR4 SODIM。発売時期、価格は未定。4GB×1 / 8GB×1 / 4GB×2 / 8GB×2という全4モデルを用意する。消費電力を最大40%削減しており、ノートPCのバッテリ動作時間の延長に貢献。メモリ帯域幅は30%以上拡大している。転送クロックは2,133MHzで1.2Vで動作。レイテンシは15。
2015年01月30日グリーンハウスは29日、最新規格のPC4-17000(DDR4-2133MHz)に対応したデスクトップ用メモリモジュール「GH-DRF2133」シリーズを発表した。ラインナップは容量が4GBの「GH-DRF2133-4GB」と8GBの「GH-DRF2133-8GB」。2月上旬の発売を予定し、価格はオープン。DDR4は従来のDDR3と比べて、クロックあたりのデータ転送速度が高速化し、消費電力が低下した最新規格。端子の形状はDDR3では直線だったが、DDR4ではわずかに傾斜がついた形状となっている。転送クロックが2,133MHzで、キャッシュレイテンシはCL=15。
2015年01月29日シリコンパワーは28日、最大転送速度が17GB/sのDDR4メモリ「DDR4-2133」シリーズを発表した。4GBと8GBの2モデルを用意。2月中旬より発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は4GBが9,800円、8GBが18,800円。今回のモデルは、288Pin Unbuffered DIMMが1枚のシングルパッケージとなる。DDR3と比較して約20%減の1.2Vの低電圧で動作。4GBは512MBのチップを8基、8GBは16基を搭載する。キャッシュレイテンシは「15」だ。また、デュアルチャネルキット(4GB×4、8GB×2)とクアッドチャネルセット(4GB×4、8GB×4)も、順次発売される予定となっている。
2015年01月29日サンディスクは29日、microUSBコネクタとUSB Aコネクタの両方を備えたUSB 3.0メモリ「サンディスク ウルトラ デュアル USB ドライブ 3.0」を発表した。16GB / 32GB / 64GBの3モデルを用意。4月の発売を予定しており、価格はオープン。On The Go(OTG)対応のAndroidデバイスと、PCとの間で、高速なデータのやりとりが可能なUSB 3.0メモリ。最大リード速度は130MB/秒だ。USBコネクタは格納式で、やや長めのmicroUSBコネクタを採用している。これにより、ケースやカバーを付けた状態の端末でも、本製品のmicroUSBコネクタを挿しやすい(端末やケース、カバー構造によって装着できない場合もある)。Android 2.2以降に対応した無料アプリ「サンディスク メモリゾーン」を、Google Playにて提供。Androidデバイスに「サンディスク ウルトラ デュアル USB ドライブ 3.0」を接続すると、メモリゾーンアプリが自動的に起動し、データの検索、整理、転送、バックアップなどを行える。本体サイズはW36.6×D19.8×H11mm。対応環境は、OTG対応のAndroidスマートフォン・タブレット、Windows Vista / 7 / 8のPC、OS X 10.6以降のMac。
2015年01月29日サンディスクは29日、Lightningコネクタと一般的なUSBコネクタの両方を備えたUSB 2.0メモリ「サンディスク iXpand フラッシュドライブ」(以下、iXpand)を発表した。ヨドバシカメラとビックカメラにて2月から先行販売を開始し、その他の店舗では2015年春ごろから販売する予定だ。容量は16GB / 32GB / 64GBの3モデルで、価格はオープン。1月29日時点におけるヨドバシカメラでの価格は、16GBモデルが10,580円、32GBモデルが14,900円、64GBモデルが21,380円。ビックカメラでの価格は、16GBモデルが10,584円、32GBモデルが14,904円、64GBモデルが21,384円。いずれも税込みで、ポイント還元分は除く。対応機種は、iOS 8またはiOS 7搭載のiPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5、iPad Air 2、iPad Air、iPad mini 3、iPad mini 2、iPad miniだ。また、Windows Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.6以降にも対応している。iOSデバイス向けに、App Storeにて無料アプリ「iXpand sync」を提供。iXpandをiPhoneやiPadに接続するとiXpand syncが自動的に起動し、iOS端末内の写真や動画をiXpandと自動同期するように設定できる。また、iXpandに保存した動画をiOS端末から直接再生することも可能だ。サポートする動画形式は、WMV、AVI、MKV、MP4、MOVとなっている。本体サイズはW64.1×D36.78×H11.80mm。
2015年01月29日エレコムは20日、端子部分がスライド収納式のキャップレスで、高速なデータ転送を可能にするUSB 3.0に対応したUSBメモリ、「MF-KCU3」シリーズを発表した。容量は8/16/32GBを揃え、価格はオープンプライス。発売は2月上旬から。本体内に収納された端子部分を、ストラップホールも兼ねたスライダーで露出させる構造のUSBメモリ。ポップなカラーバリエーションも特長で、ブラック、ブルー、ピンク、ホワイトをラインナップし、ホワイトは簡易パッケージ版となる。購入すると、未登録PCにパスワードロックをかけるタイプ、データをAES256bitで暗号化するタイプの2種類のWindows用セキュリティソフトを、同社Webサイトからダウンロード可能。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista(SP1・SP2) / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.6 / 10.7 / 10.8 / 10.9 / 10.10。本体サイズはW63×D20×H8mmで、重量は約10g。
2015年01月20日アイ・オー・データ機器は14日、自動的かつ強制的にパスワードロックをかけるUSB 3.0メモリ「EU3-PW」シリーズを発表した。容量が4GBと8GBの2モデルを用意し、1月下旬から発売する。価格はオープン、店頭予想価格(税別)は4GBモデルが2,280円、8GBモデルが3,480円。本体内のデータ保存領域を、ユーザーが設定したパスワードを使って強制的にロックするUSB 3.0メモリ。パスワードロック機能を無効化すれば、一般的なUSBメモリとして利用できる。パスワードロックが機能している場合、「自動接続ツール」を有効にすると、本製品をPCに接続したときに自動でパスワード入力画面を表示。パスワード入力を100回連続で間違えると、本製品の初期化が必要となる。ただし「自動ログイン」として登録したPCは、パスワード入力なしで本製品にアクセス可能だ。本体サイズは約23.5×D58.6×H8mm、重量は約10g。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1で、ファイル暗号化ソフトウェア「QuickSecureAES」を無償でダウンロード可能。また、ノベルティグッズ向けとして、USBメモリのボディに名入れをしたり、指定のデータを格納したうえでまとめて生産するといったサービスも提供している。
2015年01月14日東京大学は1月9日、ビスマスフェライトにおいて磁場で制御できる新たな電気分極成分を発見し、この成分が室温で示す不揮発性メモリ効果を観測したと発表した。同成果は、同大 物性研究所の徳永将史准教授らによるもの。産業技術総合研究所(産総研)、福岡大学、上智大学、青山学院大学と共同で行われた。詳細は、「Nature Communications」に掲載された。コンピュータメモリの高密度化は、これまでメモリをより狭い領域に作り込む微細加工技術の進展に支えられてきたが、その延長による高密度化はほぼ限界を迎えている。そこで、原子レベルでメモリとして機能する物質を開発することへの期待が高まっている。その有力な候補物質として磁性体であり強誘電体でもあるビスマスフェライトという物質が注目されてきた。今回、研究グループは、瞬間的に大きな磁場を発生できるパルスマグネットを用いた精密な実験の結果、ビスマスフェライトでこれまで知られていなかった新たな方向の電気分極を発見し、その電気分極が磁場によって制御できることを示した。この電気分極は一度磁場を加えると元と異なる状態に変化し、磁場を除いた後でも変化後の状態を保持し続ける。電気分極の向きで情報を記録するメモリとしての使用を考えると、今回観測された効果は特定の状態を保持するのにエネルギーを必要としない不揮発性メモリ効果であり、その効果は室温でも観測されているという。そして、今回の成果から期待される、電場による磁気状態の制御を使うと、消費電力が少なく、磁石を近づけても情報が乱されない磁気メモリ材料への応用が期待できるとコメントしている。
2015年01月14日東芝は6日、世界初となる(東芝調べ)、NFC通信機能を搭載したSDHCメモリーカードを発表した。8GB/16GB/32GBの3タイプを用意し、2月から順次発売する。価格はオープン。本製品は、米国ラスベガスで開催の「2015 International CES」にて出展されている。NFC機能を利用して、本SDHCメモリーカードをPC(メモリカードリーダー)やデジタルカメラに装着しなくても、NFC対応のAndroidスマートフォン+無料専用アプリ「Memory Card Preview」を使って、本SDHCメモリーカードに記録された内容を確認可能だ。Memory Card Previewアプリの対応OSは、Android 4.0~4.4となっている。NFC対応Androidスマートフォンを本SDHCメモリーカードにかざすと、スマートフォン上のアプリ画面に本SDHCメモリーカードの内容を表示。本SDHCメモリーカードの空き容量や、記録された写真を最大16枚のサムネイルで確認できる。SDHCメモリーカードとしての主な仕様は、インタフェースがUHS-I対応、UHDスピードクラスは「1」、SDスピードクラスは「10」だ。NFCは「NFC Forum Type 3 Tag」準拠。本体サイズはW24×D32×H2.1mm、重量は約2g。
2015年01月07日初恋と聞いて、あなたはどんな感情を抱きますか。甘酸っぱくも素敵な思い出、それとも、心に深く刻まれた忘れられない記憶?初めて人を好きになった時間は、きっと特別なものですよね。そこで、20代~30代の男女100人に、「あなたは今まで初恋の人のことを何回思い出しましたか?」というアンケートを行いました。100人の平均回数は、1,016回!意外と多いですよね~。「そんなにみんな思い出すの?私、薄情かしら?」と思ったみなさん、ご安心ください。個人差がとても大きいため、平均値が高くなっているのです。じつは、0回と答えた人がいちばん多く、46%。逆に、数えられないと答えた人が2番目に多く、22%。みんながどんな初恋を体験しているのか、明らかにしていきましょう。■2人に1人は初恋に特別な思いはなかった初恋の人を思い出したことのない、0回の人たちのうち65%は、「思い出せない」「記憶にない」というつれない回答でした。続いて多かったのが、「どれが最初の恋なのかわからない」。飲み会の席など、人が集まれば盛り上がる初恋話ですが、だいたい2人に1人は、初恋に特別な思いはないってことが判明しましたね。なかには、「初恋より最後の恋のほうを思い出す」という回答も。既婚者ならではの意見に、うなずく人も多いのでは。それでは、数えきれないと回答した人は、どんな初恋を経験しているのでしょうか?「すごく好きだったので」「数字では出せないほど。初恋の人は永遠」「小学校から高校までずっと好きだった。振られたが、いちばん好きな人だった」という期待を裏切らない熱い回答もちらほら。「幼稚園のときですが、思い出の先生を思い出すときに初恋も時折思い出す」「高校生のときに亡くなってしまったので、初恋の話が出るたびに。今でもきれいな思い出として残っています」「引っ越したので、もし引っ越さなかったら……と考えます」など、初恋以外の思い出がセットになっている場合、初恋の印象も強烈なようです。■10回以上も思い出す初恋はかなり貴重!それでは、1回以上の具体的な数字で答えてくれた人を見ていきましょう。思い出した回数が5回以下の人は、15%。「一緒に過ごした思い出があまりない」「同窓会のハガキを見て」など、当然ですが、淡泊な回答が目につきます。初恋へのそれなりの想いを感じる回数のボーダーラインは、10回以上。「幼稚園のときでしたが、たびたび思い出してしまう」「ひとり寂しいときに考えてしまいます」「実家が近所なので、いつも思います」「今でも夢に出てきたり、ばったり出くわしたり、縁があるから」20年以上経った今でも夢に出てくるほど好きになった人がいるなんて、ある意味うらやましいですよね。「地元に帰るたびに思い出します」「同級生や同窓会、地元の話をするときに思い出してしまいます」やっぱり、初恋はかけがえのない青春の一コマなんですね。とはいえ、初恋の人って意外と心に残っていないものなんですね。ドラマチックなものとして、映画や歌などに取り上げられることの多い初恋ですが、現実はそんなものなんですね。人に話せるようなロマンチックな初恋話がなくても全然OK。むしろ、普通なことなんですね。なんだか、ちょっと安心しました。みなさんはどうですか?ぜひ思い出してみてください。(文/山本裕美)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』調査期間:2014年11月27日(木)調査対象:全国20代~30代の男女100名
2014年12月29日