おいしいおにぎりを作るためには、お米の炊き方からこだわるのがおすすめです。ほんの少しのコツを意識するだけで、お米の炊き上がりは大きく変わるもの。もちろんおにぎりの味にも影響を与えます。お米の粒感を際立たせるためのポイントを、クレハおにぎりプロジェクト(@krewrap_onigiri)のX(旧Twitter)公式アカウントより紹介。ぜひ参考にしてみてください。「粒感」を引き立たせるポイントは全部で3つクレハおにぎりプロジェクトは、『NEWクレラップ』でおなじみの株式会社クレハが運営する公式アカウントです。おにぎりをにぎる時にも便利に使える『NEWクレラップ』。よりおいしいおにぎりを作るための情報を、多数発信しています。クレハおにぎりプロジェクトによると、おにぎりをおいしくするためのポイントの1つはお米の『粒感』とのこと。しっかりと引き立たせるためのコツとして、以下の3つを挙げています。・お米は軽めに研ぐ・水加減は少なめにして、しっかり吸収させる・塩をひとつまみ入れてから炊くどれも簡単なポイントなので、今日からすぐに実践できます。お米を軽めに研ぐのは、粒を傷付けないためです。精米技術が向上した今、力を入れてしっかりとお米を研ぐ必要はありません。傷や割れを防ぐためにも、ていねいかつ優しく作業してください。お米を炊くタイミングでひとつまみの塩を入れると、ごはんの甘さが引き立つ仕上がりに。よりふっくらとした食感も楽しめるでしょう。味が劇的に変化するわけではないため、おにぎりの具材の味を邪魔する恐れもありません。※X上で投稿を確認できます。おにぎりのお米の”粒感”を引き立たせる3箇条!!!!~其の壱~お米は軽めに研ぐべし~其の弐~水加減は少なめに、かつしっかり吸収させるべし~其の参~塩をひとつまみ入れてから炊くべし勉強になった!という方はリプライで挙手「✋」— クレハおにぎりプロジェクト (@krewrap_onigiri) February 23, 2024 おにぎり以外にも粒感引き立つごはんはおすすめクレハおにぎりプロジェクトが紹介しているコツは、おにぎり用のごはん以外にもおすすめです。しっかりとした粒感を楽しめるごはんは、かめばかむほど味わいが増します。塩の効果でふっくら柔らかく、適度な甘さを感じられるでしょう。さまざまなおかずと組み合わせるのはもちろん、ごはんだけでシンプルに味わうにもぴったりです。「家でお米を炊くと、なんとなくベチャッとしてしまう…」という人は、ぜひ実践してみてください。日々の食事の満足度も向上させられるのではないでしょうか。おにぎりの主役はごはんです。お米の炊き方にこだわるだけで、ワンランク上の仕上がりにできます。シンプルな具材のおにぎりほど、お米の違いが際立つはず。ぜひクレハおにぎりプロジェクトの投稿も参考にして、粒感にもこだわってみてください。[文・構成/grape編集部]
2024年03月18日全12席の映画館とレストランが融合した新しいエンタメを提案する「モンキーシネマレストラン」が、今年4月、大阪・大国町にオープンした。いつでもどこでも映画を観られる時代だからこそ、独自にセレクトしたここでしか出会えない映画をスクリーンで鑑賞してもらいたい、そして、厳選された松阪牛を中心にした無国籍料理やお酒を、映画の余韻に包まれながらゆっくり楽しんでもらいたい、というコンセプトでスタートしたお店だ。店内には海外の映画スターや映画監督の肖像画が飾られ、隠し扉を開けると映画館へとつながる通路が現れる仕掛けになっている。レストランのメニューは、タコスやフライドチキンライスをはじめ、この店の一番人気メニューであるA5松阪牛を使ったモンキーステーキなど、アメリカンダイナーを思わせるメニューが並ぶ。このお店のシェフが、『ニワトリ★スター』などを手掛けた映画監督でもある、かなた狼だ。ここ5年ぐらいの間の映画館を取り巻く状況の変化やミニシアターの苦境を間近に見たことで、映画作りの一環として、新しい映画の在り方を模索する中で、ここでしか観られない作品を上映するとともに、上映機会の少ないインディーズ作品のサポートなどをする、映画館を併設したレストランを思いついたそう。レストランには、映画を観ることは、その映画について語り合う時間も含まれているという、かなたの思いが込められ、「映画を観た後には、安くて美味しいものを食べて飲んで語り合ってほしい」と語った。それも、『ニワトリ☆フェニックス』を撮影した三重県での地元の方との交流が縁で、松阪牛を直接安く仕入れることができたと言うから驚きだ。かなたも元料理人という経歴から、レストランで腕を振るう機会もあり、その際には映画を観たお客さんと映画について話すことを楽しみにしているそう。また、レストランの上階が民泊になっていることから外国人のお客さんも多く、英語字幕版の上映が喜ばれているそうだ。今後は、『ニワトリ☆フェニックス』撮影時の裏側を映した新作ドキュメンタリー『GLIMPSE(グリンプス)』や日本で上映されていない短編作品などの上映も手掛けていきたいとのこと。現在、映画は週末に『神在月のこども』と『ニワトリ☆フェニックス(MCR Ver.)』を上映。平日も、要相談で上映可能とのこと。予約は公式サイトから。「モンキーシネマレストラン」大阪府大阪市浪速区大国3-1-15 Wolf Pack Apartment1階取材・文・撮影:華崎陽子
2023年11月12日寿司やうどん、天ぷらなどの和食は海外でも人気があり、各国に日本食レストランがあります。海外に長らく住んでいると、やはり恋しくなるのは、故郷の味。おいしい日本食に出会えると、そこでの暮らしがより充実したものになるのかもしれません。マレーシアの日本食レストランマレーシア在住の、ぴんこ(pinkocolor)さんも、日本食を提供する店によく行くそうです。現地の人が日本食の店を経営している場合、メニューの日本語表記にクスッとしてしまうことがあり…。『ポテトサラダ』が『ポタトサラダ』になっていたり、『バラちらし』が『バラバラちらし』になっていたり…日本語のちょっとした間違いを探すのが、楽しみでもあるという、ぴんこさん。とある店では、木札にカタカナでメニュー名が記されていましたが、長音を表す『ー』が縦書きになっておらず、とても読みにくい状態だったのです!暗号を解読する気分になれる、メニューが見られるのは、海外の日本食レストランならではでしょう。現地の人が、難しい日本語を一生懸命調べて、メニューを書いている姿を想像すると、なんともほほ笑ましい気持ちになりますね![文・構成/grape編集部]
2023年05月04日烏丸【わかしろ】烏丸御池【割烹市川】祇園四条【あお樹】清水五条【六条河原院讃】烏丸【LafamilleMorinaga】烏丸【わかしろ】天然鯛の旨みを余すことなく。うどやスナップえんどうなどの春野菜と共に料理人との会話も楽しい広めのカウンター席烏丸駅にほど近い場所にある本格小料理店【わかしろ】。「今しか食べられない味を大切にしたい」と考える親子二代の料理人が、京都らしい季節の素材を使用。春は山菜、夏は鱧、秋は土瓶蒸し、冬はかぶら蒸しなど、鰹と昆布から丁寧に抽出するだしで味わう料理を提供しています。鯛の身・皮・肝・鯛の子まで丸ごと使った『天然鯛』季節の野菜と共にいただく新鮮なお造りは、自慢の逸品。鯛の身、皮、鯛の子の塩辛まで丸ごと使った『天然鯛』には、醤油漬けをしたワサビの茎や、うるい・こごみ・うど・スナップエンドウなど春の味覚もたっぷりと盛り込まれています。鯛肝を裏ごしした肝醤油が味わいを深めます。わかしろ【エリア】四条烏丸/烏丸御池【ジャンル】和食【ランチ平均予算】1500円【ディナー平均予算】5500円【アクセス】烏丸駅 徒歩5分烏丸御池【割烹市川】採れたての新鮮な筍を、黒毛和牛と共に「しゃぶしゃぶ」で旬を味わえる割烹料理店京都烏丸に佇む【割烹市川】。カウンター席で臨場感あふれる調理風景を目で楽しみ、その味わいに舌鼓を打つ、そんな割烹ならではの醍醐味を存分に満喫することができます。そしてメインとなる旬の食材はもちろん、「だし」にもこだわる同店。厳選された真昆布から抽出した旨みが食材の個性を引き出し、料理の味わいを深めます。『筍と黒毛和牛のしゃぶしゃぶ』京都と言えば筍の名産地です。採れたての新鮮な筍は柔らかくて、えぐみも少ない上に、香りも非常に豊かです。こちらではだしで炊いたのち、上質な黒毛和牛と共に「しゃぶしゃぶ」で味わうことができます。柔らかな筍と上質な肉の旨みが、ふんわりと口いっぱいに広がる贅沢な時間をどうぞ。割烹市川【エリア】京都御所/西陣【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】9000円【アクセス】烏丸御池駅 徒歩5分祇園四条【あお樹】特製のだしで炊き上げる、ほたるいかの釜めしを味わうカウンター席でゆったりと京都ならではのお茶屋が立ち並ぶ京都随一の花街・宮川町の路地裏に佇む日本料理店【あお樹】。数ある漁港より厳選した新鮮な魚介類と、京野菜が融合した極上の逸品を堪能することができます。店内は古民家をリノベーションした、木の温もりを感じる空間。都会の喧騒から離れてゆっくりと過ごすことができます。『ほたるいかの炊き込みご飯』同店の名物の一つとも言えるのが季節の食材を使用した釜めし。春には、春の味覚の代表格とも言えるほたるいかの釜めしがスタンバイしています。旨みの強い新鮮なほたるいかとご飯をこだわりのだしでふっくらと炊きあげた滋味深い味わいです。京都の春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。あお樹【エリア】祇園【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】祇園四条駅 徒歩10分清水五条【六条河原院讃】心和む、蛤と利尻昆布の出汁が織りなすハーモニー洗練された和の空間住宅地の中に佇む隠れ家的な懐石料理店【六条河原院讃】。「源氏物語」のモデルとも言われる「源融(みなもとのとおる)」が造り上げた庭「六条河原院」を、店名に冠しています。京都の四季の移ろいを、走り、旬、そして名残を感じていただけるよう、骨董から現代の器にのせて、物語性のある料理を提供しています。五感で楽しめる一皿『蛤の椀』旬の食材が主役となる椀物では、春は『蛤の椀』が楽しめます。利尻昆布でとっただしが蛤の味わいを引き出した上品な味わい。木の芽をアクセントに効かせた見た目にも美しい、五感で楽しめる逸品です。料理を引き立たせるお酒にもこだわり、絶品料理とのマリアージュを堪能できる、とっておの一軒です。六条河原院讃【エリア】七条/丹波口【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】11000円【ディナー平均予算】22000円【アクセス】清水五条駅 徒歩3分烏丸【LafamilleMorinaga】ふっくらしたサワラと、ふわりと立ちのぼる野菜の香りが、春の訪れを告げる季節の移ろいを表現した日々のフレンチコースを提供築80年の京町家を使用したフレンチレストラン【LafamilleMorinaga】。フランス語で「森永さんの家族」という店名通り、店主の心づかいを随所に感じるあたたかなレストランです。新鮮な旬の素材を用いて、それぞれの持ち味を活かしきるよう、絶妙な火入れに昆布だしや醤油、京野菜など和のものも取り入れた調理で、その日だけしか味わえないコース料理を提供しています。『サワラの腹身ミキュイ炙り焼き、塩レモンと冷燻オイル』同店の春のオススメ『サワラの腹身ミキュイ炙り焼き、塩レモンと冷燻オイル』は、腹身を炙りオリーブ油を塗りつつオーブンで火入れした一皿。ガラスドームで香りを閉じ込め、大原の野菜を添えています。特別感がありながらどこかホッとする味わいも森永流フレンチの魅力です。LafamilleMorinaga【エリア】四条烏丸/烏丸御池【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】6500円【ディナー平均予算】12000円【アクセス】烏丸駅 徒歩10分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2023年03月18日「一緒に食事をしないか?」同僚が仕事終わりに、奇妙な提案をしてきた。この辺境の職場には変わり者が多いが、この同僚は格別だ。「それはどういう意味か?私の栄養摂取のタイミング、構成、摂取量も、あなたとは大きく違うはずだが」「地球人の食事、特に“レストラン”での食事という文化を再現、体験してみようと考えた。二人一緒だと、より多くの発見に富んだ体験ができると推測する」私たち調査団は、恒星標準時間で数万年前のいっとき、この辺境惑星を支配した生物を“地球人”と呼んでいる。“地球”は彼らの言語でこの惑星の名前で、絶滅生命体の社会・文化研究を専門とするこの同僚が最初に使い始めた。地球人が彼らの文明について多くの情報を残そうとした痕跡はあるが、ほとんどは失われ、彼ら自身の遺伝情報すら、すべては解明されていない。しかし先ごろ食事にまつわる多くの情報の断片が見つかり、復元された。地球人は家族のほかに“友人”、“恋人”といった独特の関係性を築く上で、栄養摂取の時間を利用したらしい。時には自宅ではなく“レストラン”――栄養を様々な形にして供し、その対価として通貨を得る、商業の一形態と推測――を利用したようで、同僚はこの発見に多大な関心を寄せている。「“レストラン”での食事は同空間での摂取と認識する。健康への影響は大丈夫なのか」「食事の前後に精密検査を行う。栄養の内容も一部復元情報から生成した素材を使用するが、私たちの体への影響を事前に検査してある。二人ずつで問題が生じなければ、ゆくゆくは複数人での実験も視野に入れている」私たちの星系では未知の病原菌が頻繁に蔓延するため、栄養摂取、激しい運動、排泄といった体液が多く飛散する行為を同空間で行うことは忌避されている。免疫遺伝子を近しくする者とも、一定の介助が必要な幼少期以降は滅多にそのような行為を共にしない。躊躇いはあったが、私は同僚の提案に応じることにした。実験への警戒心より、科学者としての好奇心が優った。復元された“レストラン”には予め同僚から教示された通り、地球の食事道具が並んでいた。空間いっぱいに不思議な“音楽”なるものが響き、同じ装飾をつけて “給仕”となった整備マシンによって、私たちの前に最初の“グラス”と“皿”が運ばれてきた。「ワインでございます」「海の幸のカルパッチョでございます」“ワイン”は一口舐めると私たちが使用する薬品と似たような味がした。しかし口の奥で嗅いだことのない、だが決して不快ではない香りが膨らみ、舌を包む感覚がある。「地球人は数種の果物や花の香りが混ざったものと形容していたようだ」「原料自体は単種の果物と認識しているが」「そうだ。たった一種類の果物を、他の生物の手を借りながら、驚くべき手間と時間をかけてこの液体に変容させていた」もう一つの皿の中身は非加熱の肉をとりどりの植物と一緒に無秩序に並べた上に、液体状の何かをかけたもののようだった。半信半疑で口に入れると冷たく奇妙な食感と香り、続いて形容し難い味の層が口中に広がった。「植物由来の調味料を、複数使っているのか」「切る以上の調理をしていない水生動物と、手間をかけて抽出した濃度の高い陸生植物由来の調味料を組み合わせている。面白いと思わないか」「なぜこんな余計な手間をかける?食材の無駄も多すぎるのでは?」私は感心するより呆れた。地球とはそんな無駄が許されるほど食べ物が溢れかえる星だったのだろうか。私たちの星では同盟星の全生命体の健康を保つべく、栄養分の生産から摂取までの工程すべてに無駄がないよう管理している。同僚はまるで本物の地球人のように、“レストラン”を楽しんでいるように見えた。地球の奇妙な道具の扱いも堂に入っている。次に“給仕”が運んできたのは「かぼちゃのポタージュ」と「牛フィレステーキの赤ワインソース」だった。同僚によれば、“牛”なる陸生動物の復元は叶わなかったので、私たちが普段摂取するXXXという動物の遺伝操作をして作り上げた肉を使ったらしい。立ち上る香りもXXXに似ているが、焼き方のせいか、ソースのせいか、いつもより強く食欲が刺激される。「地球の味がどこまで再現できているのかは不明だが、私たちの好みに近くないか?」「XXXより柔らかいのは調理法にもよるのか……このソースは最初に飲んだ“ワイン”とはまったく味が違うようだが」「肉の柔らかさは特定の部位だけを切り出しているから。ソースのワインは、素材は同じ果物でも形種と製法が違う。こちらは果物を丸ごと使うが、最初に飲んだものは皮や種を取り除く。さらにこのソースは香りの強い植物と、“牛”の骨のエキスや乳から生成した調味料を使っている」ほんのりと甘みのあるスープにも“牛”の乳は活用されているのだという。素材の無駄が多いと思ったが、必ずしもそうではないらしい。最後には「チョコレートムースとシトラスソルベ」という色鮮やかで小さな一皿と、熱い「コーヒー」が供された。遺伝操作をして復元した数種の植物の種、豆、実が、甘み、酸味、苦味となって私の中で混ざり合う。栄養の温度や味の違いは素材と製法の違いによりたまたま生じたものと考えていたが、この最後の皿で、すべて計算されたものなのだと気付いた。「一つ一つの皿の見た目、味、香り、温度や食感、咀嚼音の違いまでも楽しむ……彼らは“レストラン”の手間隙かけた食事で体の内外の感覚器官を動員させ、それを同席した者同士で共有することを目指した、というのが私の仮説だ」「感覚を共有することで関係性を築くのは、私たちの祖先と同じだな」「地球人は私たちのような同調能力を持っていなかったが故に、意思疎通の手段が原始的な言語や所作に限られていた。性別や生育環境から生じる個体差もあった。そこに相手を知りたい、近付きたいという強烈な欲求が生じ、同空間での食事によって各種感覚を共有できたとき、喜びを感じた――とは想像できないだろうか」「あなたは本当に想像力が豊かだ」「この“レストラン”実験で、あなたにも地球人の面白さが伝わるといいのだが」かつてこの星の“レストラン”で、手間隙かけて加工された栄養を通じて、より互いへ近付こうとした生物がいた。彼らにとってその行為は、多少の健康上のリスクを冒してでも行う価値があった。本当に関係性を築けたのかは不明だが、そのようにして、彼らは確かに食べ、共に生きていた。はるか遠い過去に滅んでしまった生命のひたむきさを、私はこの奇妙な同僚を前にして突如、痛切に感じた。「私はあなたに少し同調しかけているようだ。これも“レストラン”のせいか」著者プロフィール白尾悠しらお・はるか2017年「アクロス・ザ・ユニバース」で第16回「女による女のためのR-18文学賞」大賞・読者賞をダブル受賞。同作を収録した『いまは、空しか見えない』でデビュー。他の著書にNHK-Eテレ『理想的本箱』で紹介され話題を呼んだ『サード・キッチン』、実在の高齢者劇団をモチーフにした『ゴールドサンセット』がある。白尾さんオススメのお店CAFE&MORE MIYANO-YU【エリア】日暮里【ジャンル】カフェ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】根津駅
2023年02月21日老舗青果仲卸が「青果を楽しむためのレストラン」をオープン1階「DEK KITCHEN」は旬の青果物を楽しむカジュアルキッキン2階「DEK DINING」は昼夜コースを提供(今春オープン予定)老舗青果仲卸が始めた、青果を楽しむためのレストラン表参道駅から徒歩4分、グラッセリア青山にオープン2024年に創業100周年を迎える老舗仲卸の「船昌」。次の100年に向け、新たなプロジェクトとしてスタートしたのが、レストラン事業でした。「2~3週間で旬の青果は変わる。そんな旬の青果が身近にある暮らしを提供したい」との思いから【DEK 青山】が誕生しました。入口には果物や野菜のショーケースここには旬の果物や野菜が並ぶブランド1号店となる【DEK 青山】では、東洋一の青果物取扱量を誇る大田市場から船昌の腕利きバイヤーが食材を厳選。それらを使い、LABの専属シェフやパティシエ、ソムリエ達が日夜メニューを研究し、提供します。1階「DEK KITCHEN」旬な青果を楽しむカジュアルキッキンフルオープンで一体感のあるテラス席や、清潔感のあるタイルが印象的なアイランドキッチンが明るく開放的な空間を演出お店は2フロア構成で、1階は友人や家族連れ、お一人でも気軽に楽しめるカジュアルキッチン「DEK KITCHEN」。青果そのものを楽しむメニューを展開します。提供する料理は、新鮮な食材ならではの素材の味を活かした『DEK サラダ』やスイーツ、パスタなど、カジュアルに楽しめるメニューをラインナップ。また、入り口には目からも旬を感じられるようにと青果のディスプレイを設置するなど、“魅せる”工夫もちらほら。では、さっそく「DEK KITCHEN」で提供されるメニューをご紹介します!『DEKサラダ 生ハム添え』1,700円/【DEK 青山】のシグニチャーメニュー。レタスや3種の旬野菜のマリネ、自家製ピクルス、季節の果物など、一皿で様々な味が楽しめるサラダ『DEKキッシュプレート』1,500 円/季節野菜をふんだんに使用した、具だくさんの自家製キッシュ。野菜たっぷりのミネストローネ付き『DEK オリジナルピクルス』600円/季節の野菜を使用してつくる、DEKオリジナルの和風ピクルス。旬な食材を楽しめ、彩も鮮やか『静岡県産クラウンメロンと生ハム』1,800円/静岡県産クラウンメロンと切り立ての生ハムを。ジューシーで甘いクラウンメロンとフレッシュな塩気の生ハムがマッチ『アボカドトースト 生ハム添え』1,600円/もっちりとした食感のパンの上にはアボカドを、その横には切りたての生ハムを添えたアボカドトースト『アサイーグラノーラ』1,400円(フルサイズ)/アサイーに沖縄県産バナナと季節の果物、自家製メープルグラノーラをトッピング『スパイシービーフカレー 焼き野菜添え』1,800円/季節野菜のグリルを添えた、徳島県産阿波牛入りのスパイシーなビーフカレー※十五穀米を使用『季節野菜のグリル』1,700円/旬の季節野菜を使用した炭火焼グリル。好みでホットソースとあわせてもOK『阿波牛のグリル』3,200円/徳島県産阿波牛の希少部位・いちぼ(元)を使った炭火焼グリル。自家製醤油オニオンソースをかけていただきます『苺“とちあいか”のパフェ』1,900円/栃木県産「とちあいか」を使用したパフェ。香りはまろやかで実はしまっており、甘味と酸味のバランスがよい苺です『沖縄県産ティダパインのパンケーキ』1,600円/沖縄県産パイナップルを使用した、自家製ソースとパイナップルをトッピングした DEK 特製パンケーキ『苺“とちあいか”とブラータチーズ』1,800円/栃木県産「とちあいか」をたっぷりと使用。新鮮なブラータチーズとの相性も抜群です2階「DEK DINING」素材を活かした調理法で、昼夜コースを提供(今春オープン予定)船のデッキをイメージしたという店内。まるで船旅に出ているような気分になります2階の「DEK DINING」は、クルーズダイニング=船卓をイメージした落ち着いた空間。中央にはシェフズキッチンがあり、目でも楽しみつつ、料理を味わうことができます。提供する料理は、「ジャンルにはこだわらず、料理から四季が感じられることを大切にしたい」とのこと。日本の青果の魅力を最大限に活かした料理をランチ・ディナーともにフルコースで味わえます。ウッディなデッキや丸窓が目を引く店内個室も完備しているので大切な食事会にも利用可能1階の「DEK KITCHEN」は2月10日にオープンしており、2階の「DEK KITCHEN」は2023年春にオープン予定なので、まずは1階でカジュアルに旬の青果を楽しんでみてください。▽営業時間1階「DEK KITCHEN」営業時間:8時~22時(フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)モーニング・ランチ・カフェ・ディナーを提供2階「DEK DINING」営業時間:未定ランチコース・ディナーコースを提供(価格:ランチコース 5,000円~、ディナーコース 1万円~を予定、8品程度を予定)※2階「DEK DINING」のみ、今春オープン予定DEK 青山【エリア】六本木【ジャンル】創作料理【ランチ平均予算】2,000~3,000【ディナー平均予算】-【アクセス】表参道駅
2023年02月16日広尾【ケンゾーエステイトワイナリー広尾店】中目黒【リストランテシンティッラ】銀座【チーズ&ワインレストラン村瀬】原宿【ハンガリーワインダイニングAZFinom】六本木【重慶飯店麻布賓館】広尾【ケンゾーエステイトワイナリー広尾店】ワインと料理のマリアージュが楽しめるワイナリー直営店茨城県土浦市【久松農園】で採れた野菜を使った『久松農園野菜 バーニャカウダ』広尾駅から徒歩6分の場所にある【ケンゾーエステイトワイナリー広尾店】。ここは、実業家の辻本憲三氏が、アメリカのカリフォルニア州、ナパ・ヴァレーで立ち上げたワイナリー【ケンゾーエステイトワイナリー】の第1号直営店。それだけに、世界的評価の高いワインと上質な料理が味わえます。広々としたテーブル席のほかにカウンター席もワインの味わいを引き立てることをテーマに、素材にもこだわった料理を提供。色とりどりの野菜が味わえる『久松農園野菜 バーニャカウダ』など、露地栽培された有機野菜をはじめ、旬の食材を取り入れてシンプルな味付けで仕上げた料理はどれも、ワインとの相性抜群です。ケンゾーエステイトワイナリー広尾店【エリア】広尾【ジャンル】ワインバー【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】15000円【アクセス】広尾駅 徒歩6分中目黒【リストランテシンティッラ】伝統と革新が調和した料理をワインとともに客の目の前でトリュフを削って仕上げる『香りを包み込んだラビオリ トルテリーニ』中目黒駅から徒歩7分。複合施設“the GARDEN”の地下にある【リストランテシンティッラ】。お店の雰囲気は、まさに隠れ家といったよう。名だたる名店で経験を積んだ武笠 裕一シェフが生み出す料理は、イタリア料理の伝統をベースに、独創的なアレンジや華やかな表現を取り入れたものばかりです。店内は、ブルーグレーで統一されたシックな空間使用する食材は、岩手県北上市で採れた野菜や、群馬県の赤城牛など武笠シェフ自らが味を運んで厳選した食材ばかり。季節の素材を取り入れた料理は、どれもワインとよく合います。ワインのストックも1000本を超えており、料理とのワインペアリングが楽しめます。リストランテシンティッラ【エリア】中目黒【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】14000円【アクセス】中目黒駅 徒歩7分銀座【チーズ&ワインレストラン村瀬】こだわりのチーズとワインが心ゆくまで楽しめる特注のラクレットオーブンを使用したパリパリ&トロ~リチーズが味わえる『ラクレット』銀座駅から徒歩3分という都会にありながらも、隠れ家的な落ち着いた雰囲気のお店【チーズ&ワインレストラン村瀬】。自慢のワインは、ニュージーランド、オーストラリアを中心に、現地へ足を運ぶなど選りすぐりの230種類前後をそろえており、中には他では味わえない貴重なワインも。落ち着いた雰囲気でくつろぎながら食事ができる人気の『ラクレット』や『チーズフォンデュ』をはじめ、チーズ料理が多数並んでおり、使用しているチーズも農家製チーズを中心に約30種をそろえています。そのほかにも、厳選素材を使用したワインに合う料理も取りそろえているので、おしゃれな空間でおもてなしが楽しめます。チーズ&ワインレストラン村瀬【エリア】銀座【ジャンル】ダイニングバー【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】10000円【アクセス】銀座駅 徒歩3分原宿【ハンガリーワインダイニングAZFinom】ハンガリー料理とワインで上質な時間が過ごせるハンガリー産の新鮮なフォアグラを冷製で味わう『2種類の冷製フォアグラ胡桃とシナモンの自家製パン付』原宿駅から徒歩10分。賑やかな街並みを抜けたところにある【ハンガリーワインダイニングAZFinom】。美しい調度品が並び、優雅な雰囲気を醸し出す店内で味わえるのは、ハンガリー人シェフがつくりだすハンガリー料理。提供される食器もハンガリーで愛されているものを使用しています。ハンガリーから輸入した調度品などが飾られており、エレガントな雰囲気お店では、ハンガリーで食べられる国宝と言われる「マンガリッツァ豚」を使用した『マンガリッツァ豚のソテー』や、名産地として知られる「フォアグラ」を使ったものなど、料理はどれも本格的な味わい。直輸入ワインも50種程度を厳選してそろえており、ハンガリーの雰囲気を感じながらくつろぎのひとときが過ごせます。ハンガリーワインダイニングAZFinom【エリア】原宿/明治神宮前【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】3500円【ディナー平均予算】9000円【アクセス】原宿駅 徒歩10分六本木【重慶飯店麻布賓館】フレンチスタイルの四川料理とワインとのマリアージュ150gと大きいサイズのフカヒレを使用する『干し貝柱入りフカヒレの姿煮』六本木駅から徒歩8分の場所にある【重慶飯店麻布賓館】は、“医食同源”をテーマにした四川料理をフレンチスタイルで堪能できるレストラン。香港の五ツ星レストランなどで腕を磨いた朱 衛雄シェフ独自のアレンジを加えた料理は、食材のおいしさを最大限に引き出していて、どれも絶品です。洗練された雰囲気の中で食事が堪能できるなかでも、『干し貝柱入りフカヒレの姿煮』は、刻んだ干し貝柱を入れてコクと甘味を引き出していて、滋味深い味わいで多くの人から愛される一品。フランスやカリフォルニアを中心に常時80銘柄程度のワインやシャンパンをそろえており、中華料理とのマリアージュが堪能できます。重慶飯店麻布賓館【エリア】西麻布【ジャンル】四川料理【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】15000円【アクセス】六本木駅 徒歩8分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2023年01月23日塾で一緒だった、おんちゃんが、とうとう三代目「ふくや」を継いだ。本人からそうLINEで届いたので、紗江子は金曜日、勤め先の文具メーカーから久しぶりにそのまま実家に帰った。玄関に土日分の着替えやコンタクト類の入った紙袋を置くなり、母との会話もそこそこに、最寄り駅の反対側から始まる商店街を目指した。十数年前、個人学習塾が終わった帰り、この時間帯は夕食の買い出しをする女性で溢れ、醤油やみりん、揚げ油のにおいが立ち込めていた。その中でも和菓子屋「ふくや」から漂う、今川焼きの香ばしさは、腹ぺこの十代の胃袋を直撃した。店の前におんちゃんと並んで立ったまま、両手に収まらないほど大きなおいなりさんにかぶりつくこともあった。今はもう、通りに音も香りもなく、駅から吐き出されたらしき人はまっしぐらに家を目指しているし、商店街の向こうからやってくる地元民は皆無だった。コロナ禍を経て、多くの店のシャッターは降りた状態で、それ以外はチェーン店かコンビニに切り替わっていた。「ふくや」だけはあの頃のままだった。緊急事態宣言の直後「ふくや」二代目のお父さんが糖尿病で倒れ、一時期はお店を閉めていた。おんちゃんは新卒からずっと続けていたアパレルをやめて調理師免許を取得、おばあさんとおかあさんといとこの大学生・マキちゃんと四人で店を開けた、と母から聞いた時は、正直、かなり厳しいのではないかと思った。紗江子自身、開発部の前は営業部が長かったせいで、商店街の個人店がなにか画期的アイデアを出しても軌道に乗るのは稀だと身をもって経験している。コラボ企画を一緒に立ち上げた地方の老舗文具店をいくつも思い出した。がらんとした店の奥から、うぐいす色の甚平姿のおんちゃんは紗江子を見とめるなり、声を張り上げた。「ごめん、シャーコ!ちょうどよかった。カウンター出すの、手伝って」 もう四年ぶりなのに、おんちゃんはこちらの顔をろくろく見もせず、売れ残ったお団子やおいなりさんや羊羹が並ぶショーケースの反対側から、細長い木のテーブルや丸椅子をいくつもひっぱりだしてきた。なにがなんだかよくわからないまま、紗江子はおんちゃんと協力してテーブルを連ね、椅子を並べた。ショーケースの向こう側には、重たく光る今川焼き用の大判焼機がひっそりと調理スペースの片隅に寄せられていた。二人が通っていた塾も今はもうなくなったせいもあって、この辺りを中高生がうろつかなくなった、と母から聞いている。「ごめん、外の暖簾、ひっくり返してきて!」おんちゃんに命じられ、紗江子は店の入り口に下がっている、「ふくや」の古びた暖簾が揺れるつっぱり棒に、爪先立ちになって手をかけた。布の後ろ側を見ると「居酒屋ふくちゃん」と真新しい発色で染め抜かれていた。おんちゃんはショーケース内のみたらし団子をすごい勢いで銀のバッドに回収しながら、早口になった。「おばあちゃんは夕方には帰ってもらって、6時からはうち、居酒屋に切り替えてるの。もうすぐお母さんとマキちゃんがインする。あ、いらっしゃいませ」振り向くと、その夜最初の客らしい、スーツ姿の中年男性がのれんをくぐっている。店は突然、形態を変えた。常連らしき会社帰り風の女性や老夫婦が次々に入ってきて、あっという間に、即席カウンターは満員となった。おんちゃんにせっつかれ、紗江子は片隅の椅子の一つに腰を降ろさせられた。じゅうじゅうと何か焼ける音と食欲をそそるにおいが立ち昇る。「はい!名物抹茶ハイと豚みたらし!」そう言って、おんちゃんは、水滴の浮かぶ翡翠色のグラスをカウンターに置き、続いて、こんがり焼けた串刺しの肉巻きのようなものが載った皿を並べた。「抹茶ハイはお菓子に使う上等な抹茶をたっぷり使っているよ。豚バラだんごは、昼間売れ残ったみたらし団子を豚バラで巻いて油で焼いたもの。チーズ挟んだやつもおすすめ」串を取り上げ、焦げ目のついた豚バラをかじると、弾力のある白玉もちと甘辛いたれがとろりと流れ出す。熱くなった口の中をなだめるために流し込んだ抹茶ハイは、澄んだ苦味で、体中に冷えた青い風が行き渡るようだった。「よくこんなこと思いついたね」思わずそう言うと、おんちゃんが「おいなりさんと抹茶ハイも合うんだよ」と得意そうだ。そのやりとりを耳にした、常連たちが誰からともなく語り出した。「私、昔からここにおいなりさんや和菓子を買いに来てるの。お酒はこれまで得意ではなかったんだけど、ここの抹茶ハイは、甘いものにもよく合って、飲みやすいのよね」「俺は逆に、酒飲みで辛党だったんだけど、ここの抹茶ハイで『ふくや』のファンになってね。昼間、きんつばを買うようになったんだよな」紗江子は目を見開いた。年々需要が減っていくボールペンの企画開発をしていると、既存の人気商品をアップデートするかもう道がないと思いがちだが、 こんな方法で新規開拓できるのか。それだけではなく、肉と餅にからみつく濃厚なたれは、初代のおじいさんと同じ味がした。「この豚みたらし、常連さんにみたらし団子が翌日硬くなったら、そうやって食べるって教えてもらったんだよね」おんちゃんは大ジョッキに自分用にビールを注ぎ、かんぱいといってこちらのグラスにぶつけてきた。紗江子の隣に座っていた同世代の女性がつぶやいた。「この辺、人通りがないから、帰り道、毎日灯りがともっているのはありがたい」暖簾越しに通りを振り返ると、確かに寂しげだったが、「ふくちゃん」の照明がアスファルトを浮かび上がらせている。何故か、塾帰りのおんちゃんと紗江子がすぐそこに立ったまま、今川焼きとお稲荷さんを頬ばっているのが見えるような気がした。「大判焼機で作るアヒージョ絶品なんだけど、どう?」と、おんちゃんが声をかけてきた。著者プロフィール@イナガキジュンヤ柚木麻子ゆずき・あさこ▼1981年・東京都のお生まれ。▼2008年、女子校での人間関係を描いた『フォゲットミー、ノットブルー』でオール讀物新人賞を受賞し、この作品を含めた単行本『終点のあの子』でデビュー。▼2015年『ナイルパーチの女子会』で、第28回・山本周五郎賞を受賞。その他、『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』『らんたん』『ついでにジェントルメン』など▼先月・10月19日には、初のエッセイ集『とりあえずお湯わかせ』が、「NHK出版」より発売されました。柚木さんオススメのお店ザ・カフェ(The CAFE)【エリア】横浜元町/山下公園【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】3,000円 ~ 3,999円【ディナー平均予算】3,000円 ~ 3,999円【アクセス】元町・中華街駅
2022年12月16日焼肉、それは祈り。どっぷりとタレに漬けられた肉の塊を網の上にそっと乗せ、わが子が如くじっくりじっくり育てた末に、ここぞというタイミングで食らいつく。食欲のままに、本能のままに。とって、やいて、くう。太古の昔から人類が生きるために踏んできたであろう工程をなぞれば、自分が人間という名の動物であることを、生きているってことを、実感できる。食べることは生きること。だから、私はまだ生きている。「仕事、辞めたんだあ」焼肉屋の個室に響いた園子の声は意図した通りののん気さで、そのがらんどうな明るさは我ながら耳障りでしかない。頭が空っぽな人間のフリをするのは特技の一つだったはずなのに、その嘘っぽさが情けなくて鼻の奥がギュっと切なくなった。え?、と真剣な眼差しで肉をつつきまわしていた藍が、撃たれたような勢いで顔をあげる。ふわりとはねた髪が耳周りのみにいれた明るいアッシュベージュの髪束を隠す。彼女がぱちくりと大きく瞬きすると、まぶたの上で濡れたように光る偏光パールが眩しくて、この子は綺麗になったな、と改めて思った。大学の新入生ガイダンスで隣同士だった藍とは、もう十年以上の付き合いになる。彼氏ができた時、その彼氏にフラれた時、ゼミに受かった時、就活で祈られ続けた時……学生の頃、事あるごとに通っていた食べ放題の焼肉屋は、社会人になる頃には肉寿司を出してくるようなこじゃれたチェーン店に、三十近くなるとドライアイスの煙の中から肉が登場するようなしゃらくさい店へと変化した後に、実家みたいな雰囲気のこじんまりした店に落ち着いた。この店に来るのは三度目だ。私が希望する部署に配属が決まった時と、藍に彼氏ができた時、そして今日。牛脂を塗り足らなかったのか、少し前に乗せたばかりの肉が網にぴったり張り付いてなかなか離れない。「海外にでも行こっかな?ほら、カナダとか。」めりめりと引きはがそうとした途端に端からぺりりと裂けた。ああもう、肉一つ上手に焼くことができない。沈黙は私の落ち度のようにしか思えなくて、どんどんと口が回る。「まあ、私ぐらいビッグになるとさー会社員には収らないよねー。」回し車の中でどこかを目指して必死に駆けるハムスターの見る景色って、こんな感じなのかもしれない。盛り合わせで頼んだホルモンを言い訳するように次から次へと網へ乗せる。マルチョウ、ハツ、テッチャン、上ミノ、ツラミ。網に乗ったそばからじゅうじゅうと音をたて、あっという間に小さな網は肉でいっぱいになった。私はこれからレールを外れる、それを知られるのが怖い。ふつうじゃなくなるのが怖い。あんなに応援してもらったのに、あんなに頑張って入った会社だったのに。ツラミ、が牛の顔の肉なのだと教えてくれたのは直属の上司だった。入社当初から面倒を見てもらい、育て可愛がってもらっていたその人を尊敬していた。なのに、園子がちょっとした賞を獲ったことは、彼の中で裏切り行為に当たったようだった。矢継ぎ早に飛んでくる怒鳴り声に委縮し、何をしても否定されることに疲弊し、丁寧なほど細かな嫌味に自尊心を削られた。ある朝、どうしても布団が重くて起き上がれなくて、もう全部やめることにした。「まあこれも全部ネタになると思えばさー」ははは、と笑おうとしたのに、浮き輪をつぶすときのような音が漏れる。全然思った通りの場所に口が動かない。さぞ情けない顔をしていることだろう。脂の爆ぜる音ばかりが響く。壁の奥から聞こえる若い男女の笑い声が、頭の中まで入ってきて柔らかな脳みそをめちゃくちゃに削り取る。逃げるんだ、ウケルー。「もう笑わんでええんちゃうんかなあ」そう口を開くと猛然とトングを構え、親の仇みたいに肉を網に押し付けてからひっくり返し、またひっくり返しする藍の目は燃えていた。穏やかな口調とは裏腹にぼろぼろと溢れ出す涙の粒に炭火が爆ぜる。「全部笑って冗談みたいにコメディにして」テッチャンの皮は少し焦げて油がぶくぶくと泡を立てている。「それで楽になるんかなって思ってたから黙って笑ってきた。」ミノやツラミから垂れたタレが焦げ広がり網を黒く浸食する。「実際まあ笑えばなんとかなってたみたいやし」ハツに入った格子模様の焼き目が美しい。「でもそんなん全部まちがってたんやわ」突如網から火柱が上がり、熱波が肌をさらう。藍はレモンサワーの中から氷を取り出し、ぽんと網の上に放った。「怒るべきやってん」ぐりぐりと網の上を踊らされ、炎を殺して瞬時に溶けていく氷から立ち上る、まっしろなけむり。「何があんたから仕事を奪ったん?ゆるせへん」全部笑って、笑ってもらって、どうにかネタにしてきたのに。それが大人のやり方だと思っていたのに。生き残るために薄ら笑いでごまかして見ないふりしていたそれは、心のどこかで腐り落ち、大きな穴を開けていた。「もう!ホルモンっていつまで焼けばええん?」泣きながら癇癪を起す藍の目元はアイラインが溶けだして、目の下に黒くに広がっている。はたと目の下に触れれば、私の目元もぐちゃぐちゃで、指先にマスカラとアイシャドウの残骸がべったり付いた。きったね。どんな顔してるんだ今?なんだか全部がおかしくなって、気づけば二人でケラケラと笑いだしていた。私が道半ばで転んだことを知ってくれている人がいる。傷ついて嫌になって逃げだした私の情けないその横顔を記憶していてくれる、そんな人さえいたら、それは独りじゃないってことだ。「今日は私のおごりや、いっぱいたべや」乱暴に目元をこすったせいで広がったラメをギラギラ光らせながら、藍が肉を皿に盛った。タレのしっかり絡んだマルチョウは噛めば噛むほど肉の旨味がにじみ出る。ついで鼻を抜けるのは幸せが具現化した匂い。コリコリとしっかり弾力のある歯ごたえを堪能すれば、口いっぱいに広がった甘い脂がじんわりと体に染み込んで、どこかの細胞がふいに生き返るのを感じた。口の中に残った脂が勿体なくて、慌てて白飯をかっくらう。沁みる。肉は、やっぱり人を救う。そういえば件の上司に中学生男子みたいな食い方だなと鼻で笑われたことを思い出した。それの何が悪いのだろう。凹まれ損なわれた心のどこかはまだ少し痛むけど、傷つけられた記憶は何度も自分を苛むけれど、補うように肉を口に運ぶ。その度に、藍がせっせと新しい肉を焼き、私の皿へ放り込む。育てるように、慈しむように。私に優しいひとと食べるごはんは、美味しい。ひとまずは、それでいいと思えた。著者プロフィール宇垣美里うがき・みさと1991年4月16日生まれ兵庫県出身。2019年3月にTBSを退社、4月よりオスカープロモーションに所属。現在はフリーアナウンサーとして、テレビ、ラジオ、雑誌、CM出演のほか、女優業や執筆活動も行うなど幅広く活躍中。宇垣さんオススメのお店石頭楼アネックス【エリア】六本木【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】8,000円 ~ 9,999円
2022年10月05日そのレストランのことを、山中野乃実は心のなかで「いわく」と呼んでいる。勤めている広告代理店から最寄り駅の途中にある、古びた洋食屋で、昼はランチ、夜は酒も出すので食事というよりつまみとして、ロールキャベツやビーフシチュウやオムレツを頼む人が多い。もちろん店名は「いわく」なんかではない。洋食アポロというのがその店の名前だ。この店のランチしか食べたことがなかった野乃実が、勇気を出してはじめてひとりで夜に訪れ、デカンタのワインと何品かの料理を食べたのは入社二年目で、これからはどんな店でもひとりで飲食できるはずだと自信をつけたのだが、翌日、仕事で大ぽかをして上司に叱責された。そのときはまだ、洋食アポロと自身の大ぽかに関連性を感じなかった野乃実だが、半年後、ふたたびひとりで夕食を食べたその翌日、当時交際していた恋人にふられた。たまたまの偶然だろうけれど、なんとなく験が悪い気がしはじめた矢先、先輩社員が転職することになって、送別会を洋食アポロでやることになった。その二次会から帰る途中のどこかで野乃実は財布を落とした。そんなことはめったにないのに財布には八万円が入っていた。翌日の土曜日に冷蔵庫を買う予定だったのだ。財布は見つからなかった。八万円もたいへんな痛手だが、クレジットカードや定期券を再発行する手続きが地獄めぐりのようだった。それからだ、野乃実が洋食アポロではなく「いわく」とその店を勝手に呼ぶようになったのは。とうぜんながら店自体に罪はなく、事情も秘密もないが、自分にとっていわくつきの店にしか思えなくなったのである。地方で暮らす父親が余命宣告を受けて入院したと、母から電話で聞いたとき、野乃実はあえて「いわく」でひとりワインを飲み、蟹クリームコロッケとグリーンサラダとナポリタンを食べた。悪いことはもう起きた、もう「いわく」は終わった、だから「いわく」落としだ、これ以上悪いことは起きないはずだと、論理がまちがっている気もしたが、捨てばちのようにそう思い、料理をひとりで食べてワインを飲んだ。気分は最悪なのに料理はどれもおいしかった。父は、余命三ヶ月と言われたのに、一年後に亡くなった。七か月長く生きてくれたことと、「いわく」落としが効いたのかどうか、野乃実には判断できなかった。それからもうすでに、五年が経過している。その日は、同僚の理歩に誘われて、「いわく」にいくことになった。ほかの店にしないかと提案してみたが、「あの店のポテトサラダがどうしても食べたい」と理歩はゆずらない。そう言われてみれば、たしかに野乃実にも「いわく」のおいしい一品一品が恋しく思い出される。赤いタータンチェックのテーブルクロスに、カトラリーと、たたまれたナプキンののった皿がセットされている。座ってメニュウを広げ、好き好きに注文してから、テーブルの隅にスマートフォンがあることに野乃実は気づいた。こちらに向けてある画面が、ぴかりと光ったからだ。LINEで何か受信したらしい。反射的にのぞきこむと、「今どこ?もう着く?」と吹き出しが告げている。「これ、忘れものみたい」と野乃実は理歩に言い、「お店の人に渡す?」と理歩はスマホをのぞきこむ。「私はもう着いたからカルディでなんか見てる」とまた吹き出しが告げ、漫画のキャラクターがきょろきょろしているスタンプが送られてくる。「本人がすぐに取りにくるんじゃない?」と野乃実が言い、「それもそうだね」と理歩はうなずき、ワインが運ばれてきて、二人は乾杯をする。ポテトサラダや茸ソースのオムレツや小海老のフリットなどが次々と運ばれてきて、とりわけて食べながら、理歩は「毎日が単調すぎてうんざりしていて、転職を考えている」という、けっこうシリアスな話をはじめたものの、テーブルの隅のスマートフォンが気になって、野乃実は話に集中できない。ワインをボトル半分ほど飲んだあたりで、またスマートフォンの画面が光り、つい野乃実は見てしまう。「なんかあった?」「だいじょうぶ?」と続けて送られてくる。ああもう、何やってんの持ち主。野乃実はいらいらと背後のドアを振り向き、だれか入ってこないか見てしまう。それからしばらく眠っていたようなスマートフォンはまた目を覚まし、「なんで無視?」と文字を浮かび上がらせる。野乃実は思わずそれに手をのばし、つい返信しそうになるが、「ちょっと何やってるの、他人のスマホだよ」理歩に言われて我に返り、「だってなんか……」と、ひとりごとのようにつぶやく。スマホの持ち主とLINEの送り主の関係もわからないのに、彼らのあいだにひびが入ってしまうと、泣きたいような気持ちになる。この店が、持ち主の「いわく」になってしまったらどうしよう。あたらしいワインと湯気を上げるグラタンが運ばれてきたとき、野乃実の背後でドアが開く音がする。「あのー、すみません、さっきここでスマホを……」という声が聞こえるやいなや、野乃実はスマートフォンを握って勢いよく立ち上がっている。「これ、これですよね、すぐ確認してください、光ってたから、すぐ連絡してください」と、ドアから半身を出している若い男性にスマートフォンを押しつける。礼を言って彼がドアの向こうに消えると、安堵のため息が漏れる。席に戻ると、野乃実のグラスにワインをつぎながら、「ぜんぜん私の話聞いてなかったでしょ」と、理歩がにらむ。「ごめんごめん、マジごめん」野乃実はすなおにあやまる。「なんかさ」ワインに口をつけて一口飲む。渋みがあって風味もあって、おいしかった。「ふつうに毎日がドラマチックだね」つい、思ったことを口に出す。「転職を考えてること自体、すでにもうドラマチックだよ」この店で夕食を食べたから何かが起きたんじゃない、とはじめて野乃実は思う。私たちの日々は、何か起きることになっている。顔を上げられないくらいかなしいこと、飛び上がるくらいうれしいこと、何をしてもしなくても、そういうことは向こうからやってくる。今までもそうだったし、きっとこれかもそうに違いない。私たちにできることは、何かが起こらないようにすることではなくて、何か起きても、向こうから何がやってきても、へこたれないこと。ぺしゃんこにならないこと。なったとしても、またいつか、起き上がること。そう思っている自分に野乃実はびっくりする。はじめてひとりでここで食事をしてから、考えてみればもう十二年もたっている。「もし仕事変わっても、ときどきこうしてごはんいっしょに食べてね」野乃実が言うと、「なーんて、ずっと先まであんたと机並べてるかもだけど」理歩は笑って、グラスのワインを飲み干す。あの人、名前も知らないあの若い人、LINEの相手に会えたかな。今日の失敗のことを、もう笑ってるかな。LINEの相手といつかここにごはんを食べにくるかな。そうしたら、この店はあの人にとって、いわくではなくてえにしだな。野乃実は酔いのまわりはじめた頭でふわふわと考えて、口元をほころばせる。著者プロフィール(撮影:垂見健吾)角田光代かくた・みつよ作家1967年生まれ1990年「幸福な遊戯」でデビュー。2005年「対岸の彼女」で直木賞受賞。近著に「タラント」など。角田さんオススメのお店ゴブリン NISHIAZABU【エリア】西麻布【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】乃木坂駅 徒歩9分
2022年09月20日世界中のあらゆる場所に生息しているといわれるネズミは、多くの国で迷惑な害獣として扱われています。理由は穀物を食害したり、病原菌を媒介したりするためで、衛生的にも駆除の対象となっている場合が多いようです。家に住みついたネズミがあのキャラにそっくり?アメリカに住むモニカ・カノーヴァさんは、自宅のキッチンで小さなネズミを発見しました。ウェブメディア『The Dodo』によると、彼女はそのネズミを見た瞬間、「うわ、気持ち悪い」と思ったそう。ところが、近付いて見てみると、そのネズミはとてもかわいい耳をしていて、まるで「こんにちは!」というように彼女のほうを見上げていたのだとか。自宅にネズミが出た場合、ネズミ捕りを仕掛けたり、業者に依頼して駆除してもらったりする人もいるでしょう。しかし、モニカさんはそのネズミに『マウシー』と名前を付けて、放っておくことにします。マウシーは時々キッチンに現れるようになり、モニカさんは気付いたらマウシーとの再会が楽しみになっていました。彼女はある日のマウシーの様子を撮影して、TikTokに投稿。その動画に大きな反響が上がったのです。@moncanova Disney got it right #ratatouille #cookingathometiktoktv #fyp ♬ Le Festin (From "Ratatouille") - Movie Sounds Unlimitedコンロの上に置かれたスキレットの端から、ぴょこんと顔を出したマウシー。その姿はまるで、フランス料理のシェフになることを夢見るネズミが主役のディズニー映画『レミーのおいしいレストラン』のワンシーンのよう!動画を見た人たちも、興奮が抑えきれなかったようです。・レミーがやる気になっているぞ!・レミーにエプロンとシェフの帽子をあげて!・それで、このネズミはあなたに何を作ってくれたの?『レミーのおいしいレストラン』は、パリにあるレストランが舞台の映画。モニカさんの家のキッチンのレンガ風の壁やガスコンロが映画の世界観にマッチして、マウシーをよりかわいく見せている気がします。ネズミと一緒に暮らすと衛生面が気になるところですが、モニカさんはそれも考慮した上で、今のところはマウシーを追い出すつもりはないそう。「もしかしたら、そのうち本当にマウシーが料理をし始めるかも…」なんて、楽しい妄想が膨らんでしまいますね…![文・構成/grape編集部]
2022年08月02日「俺、最近、ロシア料理にはまってるんだよ」店員が水と一緒に運んできたメニューを浮かない顔で開くなり、兄は笑顔でそう言った。三十五歳なのに未だに就職もせず、海外放浪を繰り返していた男からのランチの誘い。指定されたロシア料理の専門店であるこのレストランは、兄のお気に入りの店なのだそうだ。店内は薄暗く、主な照明は各テーブルに吊られているランタンの形をしたペンダントライトだけだった。壁の棚にはキリル文字で書かれた本が並び、テーブルの上には赤と白のチェック柄のテーブルクロスが敷かれている。正直なことを言えば、ロシア料理の店でランチをしないかと誘われたときから、あまり気乗りはしなかった。異国の料理がそこまで好きなわけではなかったし、ずっと現実から逃げて好きなことばかりしている兄に対して、あまりいい感情を持っていなかったからだ。それにラインの文面を見て気づいたのだが、その国の名前を聞くと、今は別のことが頭にちらついてしまう。でも、給料日前でお金がないし、兄がおごってくれると言うから、今回は付き合うことにした。注文を済ませ、最初の料理が運ばれてくるまでのあいだに、兄は戦争の話をした。やっぱりその話題を出すのかと内心うんざりしたが、戦況を伝えるニュースを目にしない日はないから、ある程度は仕方がないのかもしれない。兄は歴史的な背景や、今後予想される展開についてひとしきり持論を述べたあとで、「やるせないよな」とかぶりを振った。自分はこの国の料理が心から好きだからこそ、痛ましい報道を目にするたびに、その気持ちまで否定されているような感じがすると言う。「コロナで海外に行けなくなったのもそうだけどさ、なんかここのところ、しんどいことばっかりで。ほんと嫌になっちゃうよ」気落ちしている兄に引っ張られたのか、私も近頃の自分の人生の停滞ぶりに思いを馳せざるを得なかった。一緒にしたら怒られるかもしれないが、もう一年近く婚活を続けてきて、さすがに疲れ果てていたからだ。どれだけアポを重ねてもいい結果につながらないし、ついこのあいだは、これまでで一番いいなと思っていた人に三回目のデートをドタキャンされて、そのまま音信不通になった。だから今日のテンションも恐ろしく低い。兄のおごりだと言うから来たけれど、もしここに来るまでのあいだに何かひとつでも落ち込むようなことがあったら、私はおそらくこの椅子に座っていなかっただろう。嫌なことを思い出したせいで、まったく会話を楽しめないまま、時間だけが過ぎていく。まずまずだった前菜に続いて運ばれてきたのはピロシキだった。カレーパンに見た目が似ている、油で揚げた惣菜パンが、ケチャップと一緒に皿の上に載っている。「あ、熱いから、気をつけてな」取り上げようとした手を思わず離す。指で触れて確かめると、たしかに揚げたてで熱そうだった。紙ナプキンに包んだものを取り上げて、火傷しないように気をつけながらかぶりつく。口の中で熱さを慣らさなくてはならなかったが、表面がかりかりしている熱々のパンと、たっぷり入った具材の肉々しさの組み合わせが絶妙で、思わず「んー」と声が出た。「うまいだろ?」私は手で口を押さえながらうなずいた。共感してもらえたのが嬉しかったらしく、「俺もここのピロシキ大好きなんだよ」と笑っている。「前は単に好きだったんだけどさ、最近はこれを食べるたびに、負けちゃダメだって思うんだよな」どういう理屈でそう思うようになったのかが、まるでわからなくて理由を尋ねた。説明不足だったことに気づいた兄が、あぁ、と苦笑いをしながら手についたかすを払っている。「この店のシェフがロシアの人なんだよ。この前、ちょっとだけ話したんだけど、今の状況にかなり心を痛めてるみたいでさ。でも、そんな中でも、こんなおいしいものを日々お客さんに作り続けてるわけだろ?」カウンターの向こう側にいる年配のシェフに目を向ける。小さな鍋で作ったソースか何かを味見している白人の男性は、決して広くはないその厨房の中で手際良く動いて、自分の仕事に徹しているようだった。「実は俺、今就活中でさ。全然雇ってもらえなくてメンタルがやられ気味なんだよ。海外放浪を始めたのも、新卒のときに就活でつまずいたからだっただろ?当時のことをいろいろ思い出しちゃうんだよなぁ。なんでこんな、自分を無理やりプレゼンするようなことをしなくちゃいけないんだろうって」兄が就活をしているのが驚きだったが、それ以上に、今彼が言ったのは、ここ最近の私が一番思っていたことだった。ある程度は仕方のないことだとわかっているが、本音を言えば、もっと無理せず自分のままで、相手との時間を積み重ねていくようなことがしたかったのだ。何よりも本来なら遠いのが当たり前なはずの「結婚」が、達成すべき目標になってしまうがゆえに、そこにちっとも辿り着けない自分がみじめに思えてしまうのがどうしようもなく嫌だった。「でも、ここで食事をするたびに思うんだよ。つらくても、とにかく前を向いて、自分にできることをしようって」目の前にある食べかけのピロシキが、シェフの想いを体現しているように思える。戦争の話にうんざりしたことや、ロシア料理と聞いただけで別のことがちらついてしまうなどと不満を持っていたことを反省した。今感じている申し訳なさを自分が変わるためのきっかけにしてもいいのなら、やるせなさに苦しみながらもできることをしようと頑張っている人たちを、私も少しは見習いたい。「ごちそうさまでした。すっごくおいしかったです」お勘定の際に厨房にいたシェフに声をかけると、彼は嬉しそうにはにかんで、片言の日本語でお礼を言った。きれいな青い瞳をした、笑顔のかわいい人だった。余計なお世話かもしれないけれど、心の中でエールを送る。祖国から離れたこの国で、複雑な想いを抱えながら頑張るあなたが、どうか少しでも穏やかな気持ちでいられますように。「ありがとう。なんかちょっと元気出た」店を出たあとで、私は兄にお礼を言った。ここに連れてきてもらわなかったら、きっと今でも狭い世界の中で自分に同情しているだけだっただろう。真昼の陽気の中に立っている兄は、どうして私が元気が出たのかわからなくて困惑しているようだった。「あのさ、来月、またここで食事しない?今度は私がおごるから」兄との食事がすごく楽しかったわけではないけれど、思い切って誘ってみる。「マジで?」と目を丸くしている兄にうなずきながら、私も自分にできることをしようと思った。素朴で温かい料理を食べた余韻が、まだお腹に残っていた。著者プロフィール(撮影:小嶋淑子)白岩玄しらいわ・げん作家。1983年京都府生まれ。2004年「野ブタ。をプロデュース」で第41回文藝賞を受賞しデビュー。同作は第132回芥川賞候補作となり、テレビドラマ化される。他の著書に『ヒーロー!』『たてがみを捨てたライオンたち』など。白岩さんオススメのお店カドワラ【エリア】豊橋【ジャンル】ラーメン【ランチ平均予算】~ 999円【ディナー平均予算】-
2022年07月13日父と二人だけで食事なんて、いつ以来なんだろう……?すぐに思いだしたのは、小学生の頃のことだ。あの頃、日曜日になると毎週のように、二人で近所の喫茶店に行った。その他にはなかっただろうか、と記憶を探るのだが、何も思いだせない。本当に、それ以来なのかもしれないな、と思った。あの頃、兄と姉はもう中学生で、父のことをすっかり相手にしなかった。父が四十のときに生まれた一人だけ小さなわたしは、随分かわいがられていたのかもしれない。職場近くのレストラン、貧乏ゆすりをする父の向かいで、わたしは遠い記憶を見つめていた。◇名古屋の喫茶店にはモーニングという文化がある。休日の朝は喫茶店でモーニングを食べる、というのが、名古屋で生まれ育った父の習慣だったようだ。日曜の朝、父はわたしの布団をはぎとり、喫茶店へと連れて行った。だからわたしは、日曜朝の人気アニメをちゃんと見たことがない。父はいつもブレンドコーヒーを頼み、わたしはミックスジュースを注文した。ミックスジュースのグラスは丸いだるまのような形をしており、なぜだか赤い蓋がついていた。赤い蓋を開けるとき、父はコーヒーを飲む手を止めて、わたしをじっと見ていた。こぼすんじゃないぞ、と念を送っていたんだと、今にしてみればわかる。モーニングにはゆで卵とトーストが付いていたが、わたしたちは小倉あんをトッピングして小倉トーストにして食べた。ミックスジュースも小倉トーストも大好きだったが、わたしの一番の楽しみは他にあった。いつだったか、テーブルの下におしぼりを落としてしまったときのことだ。おしぼりを拾うためにテーブルの下にもぐると、足元に百円玉が落ちていた。「百円落ちてた」拾ったおしぼりと百円玉をわたしはテーブルの上に置いた。「おう。もらっとけ」え、いいの?と思いながら、百円玉を赤いスカートのポケットに入れた。向かいの父は「中日は弱えなあ、今年もドベゴンズだなあ」などと言いながら、スポーツ新聞の文字を、目を細めて追いかけていた。家に帰って百円玉のことを姉に話したが、漫画を読みながらふーん、という感じで、相手にしてもらえなかった。わたしはひとりで駄菓子屋に行き、ベビーカステラと、つまようじで刺して食べるさくらんぼ味のゼリーを買って食べた。その翌週、父とわたしは同じ喫茶店の、同じ席についた。小倉トーストを食べ終わり、もしかして、と思ってテーブルの下を覗くと、また百円玉が落ちていた。「お父さん、また落ちてた」「気前のいい喫茶店だな。もらっとけ」嬉しくて、心が跳ねた。今度は兄にも姉にも言わず、黙ってベビースターとフエラムネを買いに行った。でも三回目になると、さすがに怪しく思えた。最初は偶然だったかもしれないが、百円玉は父が仕込んでいるのだろうか。「お父さん、また落ちてた」「そんなことあるのか。もらっとけ」広げたスポーツ新聞の向こうから、父が平然と言った。わたしはポケットに百円玉を押し込み、もう一度テーブルの下を覗いた。茶色いサンダルを片方だけ脱いだ父が、貧乏ゆすりしてるのが見えた。それ以降も、日曜になるたび、百円をゲットした。わたしの日曜のお楽しみは、人気のアニメでもなく、ミックスジュースでもなく、テーブルの下の百円玉だった。あるときなんて、五百円玉が落ちていた。「お父さん、五百円だった」「あ!まあいいや。もらっとけ」父とのモーニングの儀式は、その後いつまで続いたのかまるで覚えていない。でも、どこかのタイミングで終わりを迎えたのだろう。わたしが大きくなって、もう行きたくないと言ったのかもしれないし、どちらかの都合で、日曜の朝に行けなくなってしまったのかもしれない。終わりの記憶は何故だか、わたしの脳裏からきれいに消えてしまっている。◇父の貧乏ゆすりはどんどん激しくなり、テーブルの上のグラスを揺らした。テーブルには、だるま形のグラスでも小倉トーストでもなく、こじゃれた季節のオードブルが並んでいる。二人だけの食事はきっと、あの頃の日曜の朝以来なのだろう。「お父さん、この人なんだけど」無関心を装った父が、宙に漂わせていた視線を写真に向けた。「お、いい人そうだな。もらっとけ」わたしはなんとなく、テーブルの下を覗いた。父の貧乏ゆすりが激しいだけで、そこには何も落ちていなかった。著者プロフィール中村航小説家。2002年『リレキショ』にて第39回文藝賞を受賞しデビュー。ベストセラーとなった『100回泣くこと』、『デビクロくんの恋と魔法』、『トリガール!』など、映像化作品多数。ユーザー数全世界2000万人を突破した『BanG Dream!』のストーリー原案・作詞等幅広く手掛けており、若者への影響力も大きい。中村さんオススメのお店意気な寿し処阿部 広尾別館【エリア】広尾【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】1,000円 ~ 1,999円【ディナー平均予算】8,000円 ~ 9,999円
2022年06月01日ピザとかハンバーガーがよかったのに、と思いながら、運ばれてきた生姜焼き定食の生姜焼きを食べてみて、あたしはちょっとビックリした。おいしい。すごくおいしい。うちでお母さんが作る生姜焼きもおいしいと思ってたけど、それとは違う料理みたいだ。お肉を口に入れた瞬間に、甘さとかしょっぱさとか、いろんなものがぶつかってくる感じ。ごはんにすごく合う。「おいしい」「だろ?」なぜか作ってもいないお父さんが得意げに言う。あたしは少し悔しくなってしまい、お母さんのもおいしいけど、と付け足した。お父さんは魚の煮つけを食べるより先に、瓶のビールを、小さなコップにうつして、飲んだ。「あー、うまい」お酒を飲むお父さんは好きじゃない。普段とそんなに変わるわけじゃないんだけど、お父さんは酔っぱらうと、話したことを忘れてしまうみたいだ。楽しみにしていた約束が、お父さんの中では存在しないものになっていて、ガッカリしたことが何度もある。でも多分、あたし以上に、お酒を飲むお父さんを嫌っている人がいる。お母さんだ。いい気なもんよね、毎晩毎晩お酒は欠かさずに。そんないやみを、しょっちゅう言う。お父さんは聞こえないふりをする。たいていは、お母さんがまた何かを言って、お父さんが聞こえないふりをしておしまいになるけど、お父さんが何かを言い返したり、お母さんの言葉が止まらなくなったりすることもある。「久しぶりだよなあ、こんなふうに美月とごはん食べるの」「うん」あたしは答える。本当に久しぶりだ。初めてではないと思うけど、前がいつだったのか思い出せない。今日、お母さんと海斗は、アニメ映画を観に行っている。おねえちゃんもくればいいじゃん、と海斗は言ってたけど、海斗が好きなアニメは好きじゃない。二人は映画が終わってから、あたしたちと同じように、お店でお昼ごはんを食べているはずだ。多分ファミレスかうどん屋さんかハンバーガー屋さん。お母さんと外食するときは、三つのうちのどこかが多い。だから今日、どっか食べに行くか、と言ったお父さんが、車に乗らずに歩き出したときはびっくりした。いつも行くお店はどこも、車でしか行けない。すぐ近くだから、とお父さんは言って、なんのお店か聞いても、秘密、としか答えてくれなかった。そしてこの、「呑み処あき」にたどり着いた。来るのも見るのも、初めてのお店だった。十分くらいしか歩いてないと思うけど、細い道をたくさん曲がったりしたし、ここから一人では帰れない。「はい、これ、昨日の余りだからオマケ。生姜焼き、どう?」お店の女の人(お母さんよりはきっと年上で、おばあちゃんよりはきっと年下)が、先にお父さんに、そのあとにあたしに向かって言う。おいしいです、とあたしは答えた。あらー、よかったー、と女の人が言う。「おお、ありがとう。これはビール追加になっちゃうかもなあ」「昼間っから、ほんとに、ねえ。ゆっくりしていってね」女の人はそう言って、あたしたちのテーブルを離れて、またカウンターのほうに戻っていく。お客さんはあたしたち以外は今は二人だけだし、お店も広くはないけど、女の人が全部一人で料理を作ったり、運んだりしているのがすごいと思う。「ラッキーだなあ」嬉しそうにお父さんは言い、持ってきてもらった、青い線の入った、小さなお皿の中のものを食べて、うん、うまい、と言う。ピンクみたいな、オレンジみたいな色。ハム?でもなんか、違う気もする。「美月も食べるか?あん肝」あたしがそれを見ているのに気づいてか、お父さんが言う。「アンキモ……?」「知らないのか、あん肝。あんこうの肝だよ。あん肝」「食べられるの?」アンコウは図鑑やテレビで見たことがある。あの気持ち悪い深海魚と、目の前のものが、結びつかない。キモっていうのはどこなんだろう。「そりゃあ食べられるよ。うまいんだから。ほら」おかしそうに笑って、お父さんは、お皿をあたしのほうに近づけた。あたしは少しだけ、それを箸でとってみる。ほろりと崩れる。口に入れてみた。変。最初に、そう思った。なんか変。でも、すぐに、おいしい、と思った。温泉卵の黄身みたいな、チーズみたいな、ねっとりとした感じ。「おいしいね」初めて食べる「アンキモ」だった。だろ、とお父さんは言う。あたしがさっき、生姜焼きをおいしいと言ったときみたいな感じで。そのまま少し、黙って生姜焼き定食を食べた。ついていたポテトサラダもおいしかった。お父さんがどこかを見ているのに気づいて、見てみると、お店の高いところにテレビがあって、タワーが映っていた。スカイツリーが綺麗に見えるんですよー、とテレビの中で誰かが言う。スカイツリー。東京にあるやつだ。「お父さんの新しい家、スカイツリー、近いの?」質問した瞬間に、よくなかった気がした。新しい家のことは、言っちゃダメな気がする。でもお父さんは、全然よくない感じではなく、普通に言った。「いや、近くないな。ナカノだから」ナカノ、がどこにあるのか、あたしにはわからない。あたしも一歳のときに東京に行ったことがあるらしい。でももう、十年近く前だし、赤ちゃんのときだからおぼえてない。ただ、「カミナリモン」の前で、お母さんに抱っこされたあたしが写っている写真は、何回も見たからおぼえている。あれはきっと、お父さんが撮ったのだ。海斗もまだ生まれていなかった頃の、三人の旅行。「お父さん」「どした?」柔らかい声で、お父さんは答える。リコンなんてしないで。東京なんて行かないで。あたしも一ヶ月のうち、一週間くらいは、東京でお父さんと暮らしたい。浮かぶことはいっぱいあったけど、どれを言っても、お父さんを困らせてしまいそうな気がした。だから言えない。言うことなんてできない。「アンキモって、おいしいんだね」あたしは言った。浮かんだことたちとはまるで違う。でも、おいしいと思ったのは本当だから、嘘じゃない。「美月は酒好きになるかもなあ。いつか一緒に飲もうな。ほら、まだあるの食べな」お父さんはそう言って笑った。約束だよ、と言いたくなったけど、お酒を飲んだお父さんは、すぐに話したことを忘れてしまう。あたしはちゃんとおぼえていようと思った。おぼえていて、きちんとかなえてもらわなくちゃいけないと、そう思った。アンキモを箸でとって、口に入れる。やっぱりおいしかった。初めてアンキモを食べたことは、お母さんにも海斗にも、内緒にしようと心に決める。著者プロフィール加藤千恵歌人・小説家。1983年北海道旭川市生。立教大学文学部日本文学科出身。短歌集『ハッピーアイスクリーム』でデビュー。短歌以外にも、小説、エッセイ、作詞提供等幅広く執筆する他、ラジオ等のメディアにも出演。近刊に、NICU(新生児特定集中治療室)を舞台とした『この場所であなたの名前を呼んだ』など。加藤さんオススメのお店アッピア【エリア】麻布十番【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】15,000円 ~ 19,999円【アクセス】広尾駅
2022年05月11日『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン』のブラッド・バードが、次の映画をスカイダンス・アニメーションで製作することがわかった。タイトルは『Ray Gunn』。ストーリーを考案したのはバードで、脚本はバードとマシュー・ロビンスが共同執筆した。新興のスカイダンス・アニメーションのプレジデントは、「#MeToo」でディズニー/ピクサーを追放されたジョン・ラセター。また、バードが監督した『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』はスカイダンス・メディアが製作しており、プロデューサーのデビッド・エリソンともすでに知り合いだ。ラセターを早々と受け入れたことに対して社内外から批判を受けたこの会社に、ピクサーですばらしい実績を持つバードが新作を持ち込んだことは、大いに注目される。文=猿渡由紀
2022年02月18日東京・御茶ノ水にある日本茶レストラン「レストラン 1899 お茶の水」で、イチゴのスイーツフェアが開催。2021年12月1日(水)から2月28日(月)までの期間で、2種類のスイーツと3種類の新作ドリンクを提供する。日本茶レストラン「レストラン 1899 お茶の水」イチゴのスイーツフェア8種のメニューを一度に楽しむアフタヌーンティープレート中でも特に注目したいのは、イチゴと日本茶を使った和洋のスイーツ&セイボリーを一皿に盛り付けた「1899 アフタヌーンティープレート」。イチゴを散りばめたゼリーとあずき入りの抹茶レアチーズを重ねた2層ケーキ「いちごと抹茶のテリーヌ風」、白あんでほんのりとした甘みを加えた「いちごの甘酒」、「いちごとほうじ茶のミニパフェ」など、全8種類のメニューを一度に味わえるプレートメニューだ。贅沢な大人の和パフェ一方の「いちごと抹茶の冬色パフェ」は、イチゴと抹茶をふんだんに使ったパフェ。イチゴのコンポートや「自家製 和紅茶と柚子ピールのジュレ」、ローストした「酒茶ケーキ 抹茶」、濃茶のアイス、白あん・抹茶・生クリームを合わせた抹茶クリームなど、イチゴや抹茶をはじめとする和素材16種を17層に重ねた、贅沢な大人の味わいが楽しめる。イチゴを合わせた新作ドリンクは全3種ドリンク類は、「レストラン 1899 お茶の水」の人気ドリンク「濃茶ラテ」に自家製のイチゴソースを加えた「いちご濃茶ラテ」、淹れたてのほうじ茶と和紅茶を使った「いちごほうじ茶ラテ」「いちご和紅茶ラテ」の3種類が用意されている。詳細「レストラン 1899 お茶の水」イチゴのスイーツフェア■スイーツ販売期間:2021年12月1日(水)〜2022年2月28日(月)提供時間:カフェタイム(14:00〜18:00)価格:・「1899 アフタヌーンティープレート」1,800円・「いちごと抹茶の冬色パフェ」1,700円■ドリンク販売期間:2021年12月1日(水)〜2022年2月28日(月)提供店舗・時間:・「レストラン 1899 お茶の水」[平日]11:00〜21:00、[土日祝]11:00〜18:00 ※カフェタイムの席の利用は90分まで。・「チャヤ 1899 東京」11:00〜17:00 ※日祝は休業。価格:・「いちご濃茶ラテ」(温・冷) 単品700円・「いちごほうじ茶ラテ」(温・冷) 単品700円・「いちご和紅茶ラテ」(温・冷) 単品700円
2021年11月07日普段はなかなか予約が取れない人気店や、星付きレストランの味が、テイクアウトやお取り寄せでも楽しめる時代に。グルメ通も思わず唸る、とっておきの“おいしい”手みやげを、フードライター・小石原はるかさんがピックアップ!1、焼肉ジャンボ白金「おうちで焼肉ジャンボ白金おすすめ」2人前¥13,998最高級の黒毛和牛のみを扱う白金の人気焼き肉店の味を。厳選された和牛のタン、ハラミ、ミスジ、ザブトンのほか、おすすめの部位3種がセットに。「美しく盛り込まれたお肉に気分が高まります。お店自慢のタレやキムチ、ナムルに加えて、紙エプロンや親切な手引き書まで付いて、とにかく至れり尽くせり。上質な黒毛和牛を扱うことで知られる『ヤザワミート』のお肉だけに、その味わいにももちろん太鼓判です。ご飯党なら、炊きたてご飯の用意をお忘れなく」。ヤザワミートオンラインショップ追加1人前につき¥6,999。2、ロッツォシチリア「シチリア屋台フリット盛り合わせ」2~3人前¥3,000ビールやスプマンテとつまみたい。スターターにぴったりの盛り合わせ。2011年のオープン時から愛され続ける、海の幸と山の幸に恵まれた南イタリア・シチリアの味を楽しめる名店。「種類豊富なテイクアウトメニューの中でも人気上昇中なのがこちら。イートインでも人気が高いパレルモ名物のパネッレ(ひよこ豆のフリット)や、旬の魚介類や野菜、チーズなど6品をカラッと揚げてもりもりと盛り合わせにした楽しいボックスです」。東京都港区白金1‐1‐12‐1FTEL:03・5447・1955テイクアウトの電話受付/12:30~20:00、受け渡し時間/17:30~20:00日・月曜休3、はしづめ「ごぼう・山椒 温麺セット」5食入り¥3,2401949年創業の老舗製麺店が作るプロ仕様の本格麺を家庭で再現。日本で初めてほうれん草を練り込んだ“翡翠麺”を作ったことで知られる、橋爪製麺の直営店『はしづめ』で使われている練り込み麺をお取り寄せ。「花椒独特の痺れ感が存在感ある味わいの山椒麺と、ごぼうの香りがしっかりと感じられるごぼう麺。細い中にもコシがあってなめらかな食感は、さすが中華料理店御用達のクオリティ。付属の和だしベースのクリアなスープとともに温麺としてはもちろん、胡麻だれなどと合わせるのもおすすめ」。はしづめネットショップ4、ノウラ「魯肉(魯肉のみの真空パック)」「タスマニアサーモンの自家製スモーク」「ホセ・ルー アンチョビ入り グリーンオリーブのマリネ」「魯肉(魯肉のみの真空パック)」2人前¥1,620、「タスマニアサーモンの自家製スモーク」¥1,296、「ホセ・ルー アンチョビ入り グリーンオリーブのマリネ」¥540浅草のビストロが手がける、魯肉飯が大人気!荒井昇シェフが台湾を旅した際にハマり、店内メニューの〆としてもおなじみの魯肉飯がテイクアウトでも。「豚の肩肉と豚足を大きめにカットし、五香粉などの香辛料や台湾醤油を効かせて煮込んだ魯肉は実に本格的な味わい。他にもビストロらしい自家製スモークサーモン、お店で使われているスペイン産オリーブなど、おうちでビストロ気分を味わえるラインアップも」。東京都台東区浅草4‐10‐6TEL:03・6458・1255テイクアウトの電話受付/10:00~18:00、受け渡し時間/11:30~18:00月・火曜休5、レストラン カンテサンス「ガトー オー コンテ」¥5,400三ツ星フレンチレストランから、待望のお取り寄せスイーツが登場!希少で高価な36か月熟成のコンテチーズなどを使用した至極のチーズケーキ。「岸田周三シェフが長い時間をかけて完成させたこのチーズケーキは、豊かな香り、香ばしい食感、濃厚さと爽やかさのバランスの良さが、さすがの一言。ベイクドチーズケーキとレアチーズケーキ、タルトの3層が織りなす正統派の味わいは、レストランでいただくデセールのクオリティ。いつもより丁寧にお茶を入れて一緒にいただきたい」。予約は抽選。毎月5日と15日に応募開始。6、LATURE(ラチュレ)「レーズンバターサンド」6個入り¥3,110何度も試作を繰り返して作り上げたシェフ渾身の大人のためのスイーツ。ジビエが美味しいフレンチレストラン。「室田拓人シェフが、自身が大好物だというレーズンバターサンドをアップデートしたのがこちら。お店の料理同様に素材を厳選。オーガニックの発酵バター、マルティニーク島の高級ラムに大粒のレーズンを漬け込んで熟成させた自家製ラムレーズンを使い、贅沢仕様で仕上げています。この濃厚な味わいはお酒にもぴったり」。東京都渋谷区渋谷2‐2‐2‐B1TEL:03・6450・529711:30~15:30、17:30~23:00日曜休Webで購入可。1日10箱限定。小石原はるかさん偏愛系フードライター。最新のレストラン事情に精通。雑誌ほかで活躍。毎年刊行される『東京最高のレストラン』(ぴあ)では採点者を務める。※『anan』2021年10月27日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・岡井美絹子撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2021年10月23日東京・御茶ノ水の日本茶レストラン「レストラン1899お茶の水」は、秋スイーツ「栗とほうじ茶の秋色パフェ」と秋の新作「1899 アフタヌーンティープレート」を2021年9月1日(水)から11月30日(火)まで期間限定発売する。"日本茶テーマ"レストラン「秋のほうじ茶スイーツ」日本茶カフェ「チャヤ1899東京」の姉妹店「レストラン1899お茶の水」は、東京・御茶ノ水にある“日本茶”レストランだ。2021年秋は、新作として「ほうじ茶」にフォーカスして2種類のスイーツを限定展開する。目玉となるのは、秋の味覚を贅沢に詰め込んだ「栗とほうじ茶の秋色パフェ」。パフェのトップには、ほうじ茶を使った濃厚なモンブランクリームがデコレーションされているので、1口目から栗の甘みとほうじ茶のビターさのマリアージュを体感できる。グラスの中には、栗の甘露煮、マロンアイス、イチジク、巨峰など、秋に旬を迎える食材を重ねて、ほうじ茶プリンやほうじ茶ケーキ、ほうじ茶アイスで和テイストに仕上げた。おこしやあられ、クルミの飴煮なども加えられており、食べ進めるほどに食感の変化も楽しむことができる。一方、秋の新作「1899 アフタヌーンティープレート」は、8品を盛り付けた豪華なスイーツプレートだ。栗やカボチャ、さらにほうじ茶や抹茶を使い、和洋折衷のユニークな味わいに仕上げている。栗と日本茶のペアリングを楽しめる「ほうじ茶モンブラン」には、日本酒を使ったほうじ茶リキュールを忍ばせることで大人な味わいに。ザクザク食感のほうじ茶メレンゲにマスカルポーネを合わせた生クリームを重ねた「ほうじ茶ケーキ」、ほうじ茶プリンをベースにした「ほうじ茶ミニパフェ」などもラインナップする。スイーツだけでなく、抹茶ポテトサラダをそうめんで包み揚げた「抹茶ポテトのいがぐり」や、抹茶味噌と出汁巻き玉子を“抹茶パン”でサンドした「抹茶玉子サンド」など、和テイストのセイボリーも同時に味わうことができる。【詳細】レストラン 1899 お茶の水 秋の新作「お茶スイーツ」発売期間:2021年9月1日(水)~11月30日(火)場所:レストラン 1899 お茶の水住所:東京都千代田区神田駿河台3-4 ホテル龍名館お茶の水本店 1F提供時間:平日 14:00~16:30、土日祝日 14:00~18:00・栗とほうじ茶の秋色パフェ 1,700円・1899 アフタヌーンティープレート 1,800円セット内容:ほうじ茶モンブラン、ほうじ茶ミニパフェ、ほうじ茶アイス、抹茶タルト、栗入りかぼちゃきんとん、抹茶ポテトのいがぐり、季節の果物、抹茶玉子サンド
2021年08月29日博多【ザ マーケットエフ (THE MARKET F)グランドハイアット福岡】天神【グリル&ラウンジレッドフランマ】小倉【松柏園ホテルヴィラルーチェ】八幡【フランス料理ミル・エルブ/千草ホテル】博多【Crowne Café】博多【ザ マーケットエフ (THE MARKET F)グランドハイアット福岡】おどろきや感動が散りばめられた、大人の好奇心をくすぐるオールデイダイニングホテルならではのホスピタリティ溢れる接客で、心からの寛ぎを高級感のある優雅な雰囲気の中、ホテルならではの心地いいおもてなしと共に、新しいスタイルで食事を愉しめる【ザ マーケット エフ】。レストランの顔となるライブキッチンがダイニングの中央にあり、その臨場感溢れる雰囲気に、味わいもさらに高まります。テラス席はホテル中央のダイナミックな吹き抜けに面していて開放感もたっぷり。お好みのメインを選べるランチコース肉・魚・野菜と、九州ならではの食材をふんだんに取り入れたランチは、お好きなメインをお選びいただける『THE MARKETランチコース』のほか、肉と魚のダブルメインに前菜・スープ・デザートが付いたフルコースランチ、ホテルメイドのハンバーガーをお楽しみいただけるバーガーセットなど、お好みのメニューをお選びください。日常使いからデートや接待、お祝い等、大切な人と素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。ザ マーケットエフ (THE MARKET F)グランドハイアット福岡【エリア】住吉【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】博多駅 徒歩10分天神【グリル&ラウンジレッドフランマ】天神の景色を一望!ソラリア西鉄ホテル福岡最上階のNYスタイルグリル&ラウンジ天神の街並みを一望できるダイニング天神駅直結のソラリア西鉄ホテル福岡17階に位置するグリル&ラウンジ。ダイニングでは臨場感あるオープンキッチンから肉や魚、野菜を使ったこだわりのグリル料理を提供。コースまたはアラカルトでお楽しみください。またソファ席のラウンジでは、暖炉やランタンの炎に癒されながら、女子会やパーティを。シーンに合わせて利用できるレストランです。素材の個性をダイレクトに味わえるグリル料理が自慢九州・福岡は新鮮な魚介類も魅力!レッドフランマのお魚料理は、鮮魚の旨みをそのままにグリルや香草蒸し、パンシアードなどの調理法でご用意します。季節の逸品をお愉しみください。グリル&ラウンジレッドフランマ【エリア】天神【ジャンル】ステーキ【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】7000円【アクセス】西鉄福岡駅小倉【松柏園ホテルヴィラルーチェ】老舗ホテルの心地良いおもてなしと、評判の料理に癒やされる時間をリゾート感あるロマンティックなデートを楽しめます北九州で「料理が美味しいホテル」と評判の【松柏園ホテル】。創業71年の老舗ならではの、上質な味わいを堪能できます。2017年にオープンした新館【ヴィラルーチェ】は、リゾート感あふれる雰囲気が素敵。プールとテラスを望むレストランで、非日常の癒やしの時を過ごせます。じっくり煮込んだ和牛の『特製和牛のビーフシチュー』エスコフィエの称号を最年少で授与されたグランシェフ・戸川健氏が織りなす、彩り豊かな旬のフレンチは絶品。ホテルグレードのサービスはそのままに、リーズナブルに味わえるランチも大人気。肉バル系ディナーや贅沢なフルコースなど、普段使いも記念日にも利用しやすいレストランです。松柏園ホテルヴィラルーチェ【エリア】小倉【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】1500円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】小倉駅 徒歩30分八幡【フランス料理ミル・エルブ/千草ホテル】ホテルの中の「大人の隠れ家」、洗練された空間で味わう至高のフレンチゆっくり食事が楽しめる落ち着いた空間1985年創業の【フランス料理 ミル・エルブ】は、北九州のフランス料理店としては老舗。こだわりのデザイナーズファーニチャーと、世界的に有名な作家の現代アートも配された洗練された大人の空間で料理を味わうことができます。『佐賀・伊萬里牛ランイチ肉のロースト』素材は北九州近郊の安心・安全な野菜類、魚介類や海藻の宝庫として知られる玄界灘、周防灘や近海で水揚げされた新鮮な海産物、九州各地で特別な飼育方法で育てられた牛肉や豚、鶏など生産者直送にこだわる同店。クラシックなフレンチの伝統の技をベースに、現代の革新的な調理技術も取り入れて旬の食材の旨みを引き出します。ソースの一滴一滴まで手間を惜しまず作り上げる、こだわりのフランス料理をどうぞ。フランス料理ミル・エルブ/千草ホテル【エリア】八幡東区【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】3500円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】八幡駅 徒歩8分博多【Crowne Café】洗練された寛ぎの空間で、料理長こだわりの逸品の数々を堪能できるホテルレストランライブ感を満喫。昼夜で表情が変わる洗練された空間店内は高級感が漂いつつも、木を基調とした寛ぎの空間になっています。昼は自然光が差し込み開放感に溢れ、夜はアンバーな光に包まれた温かな雰囲気。オープンキッチンではシェフのパフォーマンスを見ることができ、家族や友人、恋人と楽しい時間を満喫できます。女子会や記念日、大切な方との会食に重宝するはずです。ジューシーな味わいが口いっぱいに広がる『和牛ステーキ』料理長が試行錯誤の末に完成させたこだわりのピザ、旬の野菜や厳選素材が使用されたバリエーション豊富な洋食メニューを、アラカルトやビュッフェスタイルで気軽に味わえます。また、カクテルやワインなどのドリンクも充実。クオリティの高い料理と、ホテルならではのおもてなしで、身も心も満たしてくれることうけあいです。Crowne Café【エリア】博多駅周辺【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】2700円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】博多駅 徒歩5分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年08月19日神戸駅【鉄板焼然荘】元町駅【DININGBAR神戸倶楽部】三宮駅【神戸北野ホテルダイニングイグレック】みなと元町駅【鉄板焼心】アイランドセンター駅【鉄板焼潮路】神戸駅【鉄板焼然荘】上層階のホテルレストランで楽しむ、神戸の景色と鉄板焼き夜景が楽しめる至福の空間、時の流れを忘れてくつろげます神戸駅からすぐの「ホテルクラウンパレス神戸」最上階にある【鉄板焼然荘】。17階から神戸の街の美しい景色を眺めながら、旬にこだわった厳選食材を使用した鉄板焼を楽しめます。大切な方との時間を邪魔されない個室と、豪快な調理風景やシェフとの会話が楽しめるカウンター、どちらもデートにオススメです。乾杯スパークリング付き、国産A3和牛、魚介鉄板焼など全9品のコース厳選された旬の野菜や海鮮・最高級和牛を使ったコース料理のメニューは、毎月季節に合わせてテーマを変えてつくられているので、いつ行っても新鮮な感動があります。メニューに合わせたワインも豊富にそろっていて料理とのマリアージュが楽しめるのも魅力です。鉄板焼然荘【エリア】ハーバーランド【ジャンル】鉄板焼き【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】神戸駅 徒歩3分元町駅【DININGBAR神戸倶楽部】ロマンチックな夜景に包まれるホテルレストランで、本格派フレンチ神戸の夜景をひとりじめできるような大きな窓が印象的な店内元町駅からほど近い「神戸ポートタワーホテル」13階にある【DININGBAR神戸倶楽部】。夜景が一望できる絶好のロケーションが魅力のフレンチレストランです。厳選素材を使ったコース料理は、大切な人とのひとときを彩るにふさわしい逸品が勢ぞろい。誰かを喜ばせたいという想いに応えてくれるレストランです。ジューシーな味わいの『牛フィレ肉グリル』(コース料理より)コース料理は、前菜からメイン、最後のデザートまで、どの料理にも心ときめく工夫がされていて、はずむ会話に花を添えてくれます。なかでも『牛フィレ肉グリル』や『鮮魚のポワレ』は、素材の持つ旨みを堪能できる逸品。大切なパートナーや恋人との記念日から、気軽な女子会まで、シーンに合わせて選べるコースがそろっています。DININGBAR神戸倶楽部【エリア】メリケンパーク【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】8000円【アクセス】元町駅 徒歩8分三宮駅【神戸北野ホテルダイニングイグレック】世界一の朝食と称されたホテルレストランで、豪華なディナーを満喫ブラウンを基調とした落ち着いた店内、降りそそぐ太陽の光が特別な時間を演出します三宮駅から徒歩15分、「神戸北野ホテル」1階のダイニングレストラン【神戸北野ホテルダイニングイグレック】。世界一と称された朝食が有名ですが、ディナーも同じくレベルの高さを実感する料理が楽しめます。明るい太陽の光が降りそそぐ華やかな雰囲気が、訪れる人を非日常の世界に誘います。素材の旨みと食感が堪能できる『海老料理』料理は厳選食材を使った逸品が勢ぞろい。彩り豊かな前菜から、肉や魚介の新鮮さが際立つメイン料理、繊細なアレンジのデザートまで、どの料理もフレンチの奥深さが満喫できます。人気の『海老料理』は自家製のソースも魅力。兵庫県産の漬物入りのタルタルソースとマイルドなトマトソースが海老の旨みを引き立てています。神戸北野ホテルダイニングイグレック【エリア】新神戸/北野【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】4500円【ディナー平均予算】7000円【アクセス】三宮駅 徒歩15分みなと元町駅【鉄板焼心】オーシャンビューのホテルレストランで、贅沢な鉄板焼クルーズ客船や遊覧船が行き交う神戸港のオーシャンビューが楽しめるカウンター席神戸ハーバーランド内の「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」2階にある鉄板焼レストラン。神戸牛をはじめ、但馬牛、淡路牛など厳選されたブランド牛を堪能できます。ソムリエによるお酒の提案など、洗練されたもてなしも高級ホテルならでは。ハーバーランドの雄大な景色を眺めながら贅沢なひとときが過ごせます。世界中のグルメを魅了する牛肉の芸術品『神戸ビーフ』神戸牛や四季折々の味覚を心ゆくまで楽しんでいただきたいという想いから「心」という店名に。その名の通り、すべての料理におもてなしの心が感じられます。ワインも200アイテム以上あり、ソムリエが料理に合うものを選んでくれるのも楽しみのひとつ。ゆっくりくつろぎながら料理とワインのマリアージュも満喫できます。鉄板焼心【エリア】メリケンパーク【ジャンル】鉄板焼き【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】15000円【アクセス】みなと元町駅 徒歩4分アイランドセンター駅【鉄板焼潮路】最上階のホテルレストランで楽しむ、雄大な景色と和風鉄板焼夜はきらめく神戸の夜景が目の前に広がるカウンター席。ゆったり上質な時間を過ごせますアイランドセンター駅からすぐの「ホテルプラザ神戸」の最上階にある【鉄板焼潮路】。厳選した食材を鉄板焼で堪能できるお店です。絶妙な焼き加減の牛肉や魚介、旬を感じる野菜は素材の魅力を最大限に活かした逸品ばかり。大阪湾を一望できる美しい眺望も人気で記念日など特別な日のディナーにもオススメです。神戸牛フィレ・サーロイン食べ比べコース!『~大海-Wadatumi-~』27,500円神戸ビーフや海の幸、地産地消の野菜など、厳選素材の持ち味を活かし、シンプルかつ丁寧に仕上げることにこだわった鉄板焼が特長です。特にコースは前菜からメイン、デザートまでシェフのオリジナリティが光る料理が勢ぞろい。シェフとの会話を楽しみながら目の前で焼き上げられる臨場感を味わえるのも鉄板焼の醍醐味です。鉄板焼潮路【エリア】六甲アイランド【ジャンル】鉄板焼き【ランチ平均予算】3500円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】アイランドセンター駅 徒歩3分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2021年08月07日イタリアン【RISTORANTE DA FIORE】ダイニングバー【GENTLE Dining】フレンチ【AIX:S】ダイニングバー【TWO ROOMS GRILL BAR】ヨーロピアン・フュージョン【ARBOR】イタリアン【RISTORANTE DA FIORE】表参道に佇む大人の隠れ家。旬の野菜が美味しいリストランテ淡い照明が大人の雰囲気を演出するエレガントな店内日本の食文化・伝統美を取り入れた独自のイタリア料理を作り続ける眞中秀幸シェフの名店【RISTORANTE DA FIORE】。素材主義にこだわった四季を彩る料理を堪能できます。調度品や照明にいたるまですべてが洗練された空間になっているので、大人カジュアルなデートに最適です。ランチコース『Ramo ラーモ:枝』パスタ料理の一例コース料理は、季節感・彩りを添える旬の野菜を中心にバランスよく組み立てられた内容になっています。ランチは、『Radice ラディーチェ:根』3,700円(税込)、『Ramo ラーモ:枝』5,400円(税込)、『Foglia フォーリア:葉』6,500円(税込)の3種類のコースから選べます(別途サービス料が5%かかります)。RISTORANTEDAFIORE【エリア】原宿/明治神宮前【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】4500円【ディナー平均予算】12000円【アクセス】表参道駅 徒歩8分ダイニングバー【GENTLE Dining】表参道の隠れ家Dining&プライベートルームテラス席に面した開放感のある空間青山通りから一本入った先にある、緑に囲まれたお店【GENTLE Dining】は、イタリア・スペイン・ギリシャなどの地中海料理を愉しめるダイニング。天井高のメインフロアのほか、開放感溢れるガーデンテラスや庭を望むソファー席など、デートの雰囲気に合わせて様々な席が選べます。甘いスイーツたっぷりのデザートは、週末だけのお楽しみランチコースは、スープ+肉+デザート+カフェの『EXPRESS』2,530円(税込)と、前菜+メイン+デザート+カフェの『STANDARD』3,850円(税込)の2種(別途サービス料10%がかかります)。ほかにも、土日祝限定のティータイムでは、専属パティシエが店内でつくったスイーツがいただけます。GENTLE Dining【エリア】原宿/明治神宮前【ジャンル】スペイン料理・地中海料理【ランチ平均予算】2500円【ディナー平均予算】7000円【アクセス】表参道駅 徒歩7分フレンチ【AIX:S】フランスの三ツ星レストランで腕を磨いたシェフの創作コース優雅な時間を過ごせる、洗練された広々スペース「料理」「ワイン」「店舗内装」すべてにこだわったフレンチレストラン【AIX:S】。【ル・コルドン・ブルー】で6年半に渡り料理講座の教授を務め、半蔵門【ARGO】では総料理長を務めた山下敦司シェフがオープンしたお店です。店内は、デザイナーが手掛けたサロンのようなおしゃれ空間になっています。スペシャリテの『サーモンの燻製モンブラン風』※こちらはランチコースでは提供されませんフランスで研鑽を積んだシェフが、本場で培った技術で調理した繊細で色鮮やかな料理の数々を楽しめます。ランチコースは魚料理または肉料理から選べるメインとデザートなど全8品がついて4,070円 (税込)。本格フレンチをお手頃価格でいただけるのは嬉しいですよね。AIX:S【エリア】外苑前/青山一丁目【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】4070円【ディナー平均予算】8954円【アクセス】外苑前駅 徒歩1分ダイニングバー【TWO ROOMS GRILL BAR】テラスから望む都会の絶景。食と空間が織りなす優雅なひとときウォーターテラスの眺望の良さは都内随一。昼は水面に雲が映し出されます落ち着いたダイニングルーム、開放的なテラス席、プライベートな時間を過ごせる個室、お酒を愉しみたい方はバーカウンターなど、各々のシチュエーションに合わせて利用できる【TWO ROOMS GRILL BAR】。ランチデートの際にテラスから望むパノラマビューは圧巻です。オランデーズソースがたっぷりかかった『エッグベネディクト』自然光があふれるリラックスした雰囲気の中でいただくランチコースのおすすめは、土日祝限定の『ブランチセット』3400円(税込、別途サービス料10%)。前菜+主菜+コーヒーor紅茶がついています。選べる主菜は特製のエッグベネディクトが人気。プラス600円で季節のスープもつけられます。TWOROOMSGRILLBAR【エリア】表参道/青山【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】表参道駅 徒歩1分ヨーロピアン・フュージョン【ARBOR】極上の空間で味わう、素材を生かしたヨーロピアン・フュージョンクラシックな雰囲気漂うバーカウンター「Farm to Table」をコンセプトに、生産地から届く極上の食材をオリジナルにアレンジして、驚きと発見を提供する【ARBOR】。ニューヨークの人気デザイナーが手がけたモダンで豪華なダイニングスペースのほか、開放感あふれるテラス席、クラシックな雰囲気漂うバーなどがあり様々なデートシーンで利用できます。コースの一例。メインの『国産牛サーロインの炭火焼 エシャロットソース』シェフ自ら全国を旅して常に新鮮な食材を探し求めている同店。ランチのおすすめは『LUNCH CHEF’S COURSE』(6,600円・税込/別途サービス料10%)。こだわりの国産食材を使用した『帆立貝と瀬戸内産塩レモンのリゾット』や『国産牛サーロインの炭火焼 エシャロットソース』などが味わえます。ARBOR【エリア】外苑前/青山一丁目【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】6500円【アクセス】青山一丁目駅 徒歩1分
2021年04月07日フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのエプコットに新アトラクションの「レミーのおいしいレストラン・アドベンチャー」と、新レストラン「ラ・クレープリー・ドゥ・パリ」が、10月1日オープンする。同リゾートの50周年を祝う。「レミーのおいしいレストラン・アドベンチャー」は、アカデミー賞受賞歴のあるディズニー&ピクサー映画『レミーのおいしいレストラン』の風味豊かな世界へとゲストを誘うアトラクション。ゲストはシェフ・レミーのサイズに小さくなり、あのグストーのレストランを駆け回ることになる。アトラクションはフランス館(パビリオン)の、映画に登場するパリの街を再現したかのような新エリアにオープンする。このファミリー向けアトラクションは、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの50周年記念イベント「世界で一番マジカルなセレブレーション」の一環としてデビューを飾る予定だ。また、フランス館では同じく10月1日、レストラン「ラ・クレープリー・ドゥ・パリ」(テーブルサービスおよびクイックサービス)もオープンを予定している。スイーツクレープやハーブの効いたそば粉のガレット(グルテンフリー)、フレンチハードサイダーなどのメニューを提供する。「世界で一番マジカルなセレブレーション」は10月1日、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートが50周年を迎えるその日にスタート。18か月に渡るこのイベントでは、まるで魔法にかけられたかのように魅惑的な輝きを放つデコレーションや、4つのテーマパークでの新たな体験を提供。記念セレブレーションの詳細は今後随時発表となる。※取材時の状況に基づいて記事化しています。ショー内容など異なる場合もあります。また紹介したイベント、メニューなどすべての情報は予告なく変更になる場合があります。詳細は公式サイトを参照ください。As to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney/Pixar(text:cinemacafe.net)
2021年03月11日ヒトサラ「ベストシェフ&レストラン」とは2013年からはじまり今年で8年目を迎えた、“プロがプロ”を選ぶ唯一のアワード。プロの料理人が選ぶ本当においしいお店とシェフが、100軒・100人選出されました。“三つ帽子”のお店は全国で6軒その中の3軒をピックアップ三つ帽子…20名以上の料理人からおすすめされたお店杉田 孝明氏東京【日本橋蛎殻町すぎた】寿司各シェフの投票コメント日本橋蛎殻町すぎた店舗詳細【エリア】人形町/小伝馬町【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】28000円【アクセス】水天宮前駅 徒歩3分山本 征治氏東京【日本料理 龍吟】日本料理各シェフの投票コメント日本料理 龍吟店舗詳細【エリア】有楽町/日比谷【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】40000円【アクセス】日比谷駅 徒歩1分米田 肇氏大阪【HAJIME】イノベーティブ各シェフの投票コメントHAJIME店舗詳細【エリア】肥後橋【ジャンル】創作料理【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】50000円【アクセス】肥後橋駅 徒歩2分そのほかの3つ帽子のお店などをはじめ、"シェフが選んだシェフ”が知りたい方はこちらをチェックしてみてください!
2021年02月06日カジュアルレストラン「レストラン ソルフェージュ(Restaurant Solfège)」が、2020年9月21日(月)、東京・自由が丘にオープンします。「レストラン トヨ トウキョウ」が手掛けるカジュアルレストラン「レストラン ソルフェージュ」は、東京ミッドタウン日比谷の高級レストラン「レストラン トヨ トウキョウ(Restaurant TOYO Tokyo)」を運営する「トヨ ジャパン」が、住宅地に初めてオープンするカジュアルレストラン。「レストラン トヨ トウキョウ」は、パリに本店を持ち、フランスの革新派美食ガイド「ゴ・エ・ミヨ2020」にも掲載されたことがある人気店です。フレンチをベースに厳選食材を使用したメニュー店名に冠した“ソルフェージュ”は、音楽の基本となる“レッスン”を意味する言葉。この言葉が示す通り“レストランの原点”を問い直すような店舗を目指し、フランス料理をベースにしながらそれに捉われすぎず、身体と心が喜ぶ美味しいものにフォーカスしたランチ&ディナーメニューを提案しています。また、オーガニックでエシカルなものこそレストランの原点であるという考えのもと、食材を厳選。美しい彩りと自然の力が宿る新鮮な旬の食材を、生産者や農家と共に選定し、メニューに落とし込んでいます。ランチは、ガレットに新鮮な野菜を彩り豊かに飾り付けた「そば粉のガレット ソルフェージュ風」や「ポーチドエッグと生ハムの米粉パンケーキ」、日替わりランチメニュー等を提供。ディナーは5,000円+税、7,000円+税のコースメニューに加え、「アボカドと柑橘のサラダ 海老のグリエ」といった前菜や、メインとなる魚料理「季節野菜 サーモンのポワレ・ビーツのソース」、肉料理「五穀とデュカ コリアンダーのサラダラムチョップのグリエ」といったアラカルトメニューも展開。ミシュラン店で出会ったシェフ・ソムリエがプロデュースシェフ、ソムリエはガストロノミーの最前線で研鑽した人物たち。麻布十番のミシュラン一つ星レストラン「リベルテ・ア・ターブル・ド・タケダ(Liberté a table de TAKEDA)」で出会ったソムリエ・成澤亨太と、シェフ・滝本亘が、プロデュースをしています。成澤氏は、支配人・ソムリエとして銀座「ロドラント(l’Odorante)」、「リベルテ・ア・ターブル・ド・タケダ」を経て、「レストラン トヨ トウキョウ」の総支配人兼シェフソムリエを務めており、TBSドラマ「グランメゾン東京」のワイン選定や、様々な飲食店・バーのドリンク監修等も手掛ける人物です。フレンチの枠に留まらないイノベーティブな料理に合わせて、世界中の飲料からのペアリングを提案しています。滝本氏は、大阪レストランミチノ・ル・トゥールビヨンでフランス料理の基礎を学び、約20年に渡り南仏でミシュランの星に輝き続けるモダン・キュイジーヌの先駆者、プルセル兄弟の繊細で軽やかな世界を東京で発信し続けている「丸の内 サンス・エ・サヴール(Sens & Saveurs)」を経て、広尾・レストランひらまつ本店の副料理長に。その後「リベルテ・ア・ターブル・ド・タケダ」で腕を振るい、海外のイベントにも数多く同行しています。スポット情報スポット名:レストラン ソルフェージュ住所:東京都目黒区八雲3-26-6 リバティヒルクラブ1F電話番号:03-5726-8320メニュー例:■ランチ・日替わり パンプレートランチ(メイン+スープ+サラダ+パン+ミニデザート+コーヒー) 1,800円+税・日替わり ライスプレートランチ(メイン+スープ+サラダ+ライス+ミニデザート+コーヒー) 1,800円+税・そば粉のガレット ソルフェージュ風 1,600円+税・ポーチドエッグと生ハムの米粉パンケーキ 1,600円+税■ディナー<コース>・5,000円+税コース(アミューズ+前菜+魚料理+肉料理+デザート+食後のお飲み物)・7,000円+税コース ※要予約<アラカルト>・季節野菜 サーモンのポワレ・ビーツのソース 1,800円+税・五穀とデュカ コリアンダーのサラダ ラムチョップのグリエ 2,200円+税・アボカドと柑橘のサラダ 海老のグリエ 1,200円+税【予約・問い合わせ先】TEL:03-5726-8320
2020年09月27日カジュアルレストラン「レストラン ソルフェージュ(Restaurant Solfège)」が、2020年9月21日(月)、東京・自由が丘にオープンする。「レストラン トヨ トウキョウ」が手掛けるカジュアルレストラン「レストラン ソルフェージュ」は、東京ミッドタウン日比谷の高級レストラン「レストラン トヨ トウキョウ(Restaurant TOYO Tokyo)」を運営する「トヨ ジャパン」が、住宅地に初めてオープンするカジュアルレストラン。「レストラン トヨ トウキョウ」は、パリに本店を持ち、フランスの革新派美食ガイド「ゴ・エ・ミヨ2020」にも掲載されたことがある人気店だ。フレンチをベースに厳選食材を使用したメニュー店名に冠した“ソルフェージュ”は、音楽の基本となる“レッスン”を意味する言葉。この言葉が示す通り“レストランの原点”を問い直すような店舗を目指し、フランス料理をベースにしながらそれに捉われすぎず、身体と心が喜ぶ美味しいものにフォーカスしたランチ&ディナーメニューを提案していく。また、オーガニックでエシカルなものこそレストランの原点であるという考えのもと、食材を厳選。美しい彩りと自然の力が宿る新鮮な旬の食材を、生産者や農家と共に選定し、メニューに落とし込んでいる。ランチは、ガレットに新鮮な野菜を彩り豊かに飾り付けた「そば粉のガレット ソルフェージュ風」や「ポーチドエッグと生ハムの米粉パンケーキ」、日替わりランチメニュー等を提供。ディナーは5,000円+税、7,000円+税のコースメニューに加え、「アボカドと柑橘のサラダ 海老のグリエ」といった前菜や、メインとなる魚料理「季節野菜 サーモンのポワレ・ビーツのソース」、肉料理「五穀とデュカ コリアンダーのサラダラムチョップのグリエ」といったアラカルトメニューも展開する。ミシュラン店で出会ったシェフ・ソムリエがプロデュースシェフ、ソムリエはガストロノミーの最前線で研鑽した人物たち。麻布十番のミシュラン一つ星レストラン「リベルテ・ア・ターブル・ド・タケダ(Liberté a table de TAKEDA)」で出会ったソムリエ・成澤亨太と、シェフ・滝本亘が、プロデュースを行う。成澤は、支配人・ソムリエとして銀座「ロドラント(l’Odorante)」、「リベルテ・ア・ターブル・ド・タケダ」を経て、「レストラン トヨ トウキョウ」の総支配人兼シェフソムリエを務めており、TBSドラマ「グランメゾン東京」のワイン選定や、様々な飲食店・バーのドリンク監修等も手掛ける人物だ。フレンチの枠に留まらないイノベーティブな料理に合わせて、世界中の飲料からのペアリングを提案している。滝本は、大阪レストランミチノ・ル・トゥールビヨンでフランス料理の基礎を学ぶ。約20年に渡り南仏でミシュランの星に輝き続けるモダン・キュイジーヌの先駆者、プルセル兄弟の繊細で軽やかな世界を東京で発信し続けている「丸の内 サンス・エ・サヴール(Sens & Saveurs)」を経て、広尾・レストランひらまつ本店の副料理長に。その後「リベルテ・ア・ターブル・ド・タケダ」で腕を振るい、海外のイベントにも数多く同行している。【詳細】レストラン ソルフェージュオープン日:2020年9月21日(月)住所:東京都目黒区八雲3-26-6 リバティヒルクラブ1F席数:50席(個室1室あり)営業時間:月~土 11:30~15:00/17:30~22:30日・祝 11:30~15:00/17:30~22:00※料理ラストオーダーは1時間前、ドリンクラストオーダーは30分前定休日:毎月末休館日及び年末年始等はリバティヒルクラブの休業日に準ずる。メニュー例:■ランチ・日替わり パンプレートランチ(メイン+スープ+サラダ+パン+ミニデザート+コーヒー) 1,800円+税・日替わり ライスプレートランチ(メイン+スープ+サラダ+ライス+ミニデザート+コーヒー) 1,800円+税・そば粉のガレット ソルフェージュ風 1,600円+税・ポーチドエッグと生ハムの米粉パンケーキ 1,600円+税■ディナー<コース>・5,000円+税コース(アミューズ+前菜+魚料理+肉料理+デザート+食後のお飲み物)・7,000円+税コース ※要予約<アラカルト>・季節野菜 サーモンのポワレ・ビーツのソース 1,800円+税・五穀とデュカ コリアンダーのサラダ ラムチョップのグリエ 2,200円+税・アボカドと柑橘のサラダ 海老のグリエ 1,200円+税【予約・問い合わせ先】TEL:03-5726-8320
2020年09月18日【銀座 美しょう】フレンチ【炭割烹 北野】和食【鉄板焼 銀明翠 GINZA】和食【Ar’s italian cuisine】イタリアン【銀座 美しょう】フレンチクラシカルで洗練された、最高級山形牛ステーキを堪能コースの選べるメイン料理『A5山形牛サーロインのロースト赤ワインソース』 11,000円銀座で50年愛されている名店の【銀座 美しょう】。伝統的なフランス料理や特選山形牛ステーキコースが楽しめます。コースのメイン『A5山形牛サーロインのロースト赤ワインソース』は、A5ランクの最高級山形牛をさっぱりとした赤ワインソースでいただく一品。噛みしめる度に、芳醇な香りが鼻孔をくすぐり思わず笑みがこぼれます。ラグジュアリーでお洒落な空間で、ワンランク上の時間を楽しめます50年続く素敵な洋館のような雰囲気の店内は、2019年3月に全館リニューアルし清潔感に溢れています。こだわりのワインは、フランス産をメインにテイスティングし、選りすぐりの美酒がラインナップ。スタッフのもてなしも心地よく、大切な食事にもぴったりです。コックアジル【エリア】銀座【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】3500円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】銀座駅 徒歩6分【炭割烹 北野】和食国産黒毛和牛の炭火焼をいただく、大人の隠れ家割烹栃木県鹿沼市のブランド黒毛和牛を生産者から直接仕入れ『とちぎ和牛』5,000円銀座に佇む隠れ家的名店の【炭割烹 北野】。ここで味わえる漁港直送の旬魚介や和牛、国産野菜など多彩な炭火焼料理は、単品でもコースでも楽しめます。『とちぎ和牛』は、熟練の技で絶妙な炭火焼に仕上げることで、絹のように柔らかな肉質と濃厚な旨みを引き出した一品。炭火焼専門店ならではの絶妙な火入れは、さすがの一言です。特別感を高める個室も完備。大人の空間で上質なくつろぎの時を店内は、大人のための和モダンな空間です。檜のカウンター席と完全個室があり、プライベートでもビジネスでも、気を張らずに和やかで幸せな時間が過ごせます。こだわりの料理に合わせて厳選した日本酒をはじめ、ワインや焼酎など様々なドリンクも用意しています。炭割烹北野【エリア】銀座【ジャンル】和食【ランチ平均予算】1200円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】銀座駅 徒歩5分【鉄板焼 銀明翠 GINZA】和食A5黒毛和牛や高級海鮮を、臨場感あふれる鉄板焼で満喫赤身と脂のバランスが絶妙で、濃厚な旨みと柔らかな食感を堪能。『特選黒毛和牛 フィレステーキ』五感で料理を味わう、鉄板焼ならではの贅沢が楽しめるお店【鉄板焼 銀明翠 GINZA】。美しく磨かれた鉄板に鮑や伊勢海老、黒毛和牛が登場し、芳ばしい音や香りとともに絶品の一品に。『特選黒毛和牛 フィレステーキ』は、最高級の厳選黒毛和牛を目の前の鉄板で鮮やかに焼き上げます。料理人のパフォーマンスを見られるカウンターの他、個室も完備。GINZA GREENの8階にある店内には和モダンのラグジュアリーな雰囲気が漂い、個室と半個室は大人がくつろげる落ち着いた空間です。鉄板焼とのペアリングを楽しめる日本酒は、純米酒を中心に利酒師セレクトのものをワイングラスで提供しています。鉄板焼銀明翠GINZA【エリア】銀座【ジャンル】和食【ランチ平均予算】7000円【ディナー平均予算】15000円【アクセス】銀座駅 徒歩5分【Ar’s italian cuisine】イタリアン和の食材とフランス料理の技法を取り入れた、イタリアン・キュイジーヌ極上の柔らかさを堪能『黒毛和牛ヒレ肉のソテー 100g~ 本日のソース』12,000円~和食店での修行を経てイタリアンへと転向した経歴を持つシェフが手掛ける、イタリアンレストラン。『黒毛和牛ヒレ肉のソテー 100g~ 本日のソース』は、黒毛和牛の最高級のヒレ肉のみを買い付けています。絶妙な火入れ加減で焼き上げているため、柔らかさはそのままに旨みが凝縮。非日常のひとときへと導く、地上41階の素晴らしい眺望駅直結というアクセスの良さで、銀座の町並みを一望できる、まさに“天空レストラン”です。地上41階からの絶景は遠方から訪れるゲストにも好評です。マリアージュを奏でるワインは、5人のソムリエがセレクトした約2000本をストックしています。Ar’sitaliancuisine【エリア】新橋/汐留【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】15000円【アクセス】新橋駅 徒歩3分最高級のお肉料理と、洗練されたおもてなしが堪能できる銀座の隠れ家的レストランで、格別なひとときを過ごしてみてください。
2020年08月07日しっとり落ち着いた空間に流れる“大人な時間”身体にすーっと染みわたる“薬膳中華”料理とワインで、大切なゲストのおもてなししっとり落ち着いた空間に流れる“大人な時間”店内に入って右の、4席のカウンター席表参道駅から徒歩5分、外苑前の方に歩いて小道を曲がったすぐのところにある【南青山 Essence(エッセンス)】。ここでは、“心と身体を癒す中国料理”をテーマに、化学調味料を一切使わず、厳選された肉や魚、そして足利市にある自家農園で丁寧に育てた旬野菜を中心とした料理が楽しめます。南青山の路地裏に広がる、おしゃれな大人の空間清潔感のある、落ち着いた配色の店内は、静かに食事を楽しめる、大人な時間が流れる空間です。洗練されたお洒落な雰囲気で、デートや接待にもぴったり。大切な人とおいしい食事を共にする、特別な時間を過ごすことができます。身体にすーっと染みわたる“薬膳中華”前菜の盛り合わせ6種ここで味わえるのは、疲れた身体に染みわたる薬膳中華。化学調味料を一切使っていないので、あまり食欲がないときなどでもすーっと身体に入ってきて、食材本来のおいしさを引き出した料理が味わえます。ランチはカジュアルに楽しめる1,500円からのランチセットと、4,500円からのコースも選べます。ディナーコースは以下のとおり。ディナーコース(7品)5,000円+税Essenceディナーコース(8品) 8,000円+税特選ESSENCEディナーコース(8品) 13,000円+税ここからは、コース料理の一例をご紹介します。五感で味わいたい『烏骨鶏入り薬膳スープ』薬膳の理論にそって五蓄(鶏・羊・牛・馬・豚)を8時間蒸したスープに、烏骨鶏や薬膳食材を加えさらに3時間ほど蒸し、手間暇をかけて丁寧につくられる薬膳スープ。シンプルな素材のおいしさの奥に深みを感じられる、優しく癒されるような味わいです。季節の魚で織りなす一皿『ハタの広東風ネギ生姜蒸し』こちらは広東料理の定番といえる代表的な料理。豊洲より直送される上質な季節の魚を、本場の味わいに勝るとも劣らない至福の逸品に仕上げています。旨味調味料を使わずに、素材本来のおいしさが引き出された一皿です。マールを食べて育った『足利マール牛の低温ロースト』ワインを作るときに出る葡萄の果皮や種(マール)などを食べ、足利の豊かな自然の中でのびのびと育った「足利マール牛」のロースト。赤身肉の旨みをたっぷりと閉じ込めていて、ジューシーな味わいです。料理とワインで、大切なゲストのおもてなし2名から利用できる個室で、落ち着いたプライベートな時間を過ごせます個室は2名~4名まで利用できるので、記念日など特別な日のデートや、接待などの大切なシーンを落ち着いた個室で過ごしたいという方にぴったりです。おいしい料理とワインでゲストをもてなす、素敵な時間が過ごせます。豊富なワインが取り揃えられています1本2,000円の持込料で好きなワインを持ち込むこともできます。もてなすゲストの好みのワインや思い出のワインを持ち込んで記念日に開ければ、店で過ごす時間が特別なものになることでしょう。また、シェフ、店長、副店長と、ソムリエの資格保有者が多く在籍しているので、料理にあわせたおすすめのワインを聞いてみるのもオススメです。料理人プロフィール:薮崎友宏さん1973年、静岡県生まれ。食堂を経営する父より料理を教わり、高校も食物科を卒業。横浜中華街の【菜香新館】で修業し、深夜には割烹料理店、居酒屋、バー、中華料理店など複数の店舗で腕を磨く。26歳で【菜香 グランデュオ立川店】の料理長にグループ史上最年少で就任。2007年に退職し【南青山エッセンス】を立上げ、2008年オーナーシェフに就任。「NPO法人全日本薬膳食医情報協会」副理事長も務める。南青山Essence【エリア】表参道/青山【ジャンル】広東・香港料理【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】表参道駅 徒歩5分
2020年07月26日そもそもヴィーガンとは?ヴィーガンとは、「完全採食主義者」のこと。ベジタリアンとは違い、卵や牛乳、はちみつ、ゼラチンなど動物の体を通った食べ物は一切口にしない。徹底したヴィーガンは、衣服も植物繊維のものしか身につけない。最近は、牛肉の消費による二酸化炭素問題など地球環境を考えてヴィーガンになるケースも。*完全ヴィーガンではなく、たまにヴィーガン食を実践している人は「フレキシタリアン」と呼ぶ。今、ヴィーガン料理を楽しむならここ!東京・北青山【The burn】京都・四条烏丸【京料理木乃婦】東京・銀座【ファロ】東京・丸の内【サンス・エ・サヴール】東京・有楽町【礼華四君子草】東京・北青山【The Burn (ザバーン)】誰もが食べたくなる〝おいしい〟ヴィーガン料理に出合える”ご馳走ヴィーガン”に出合える店として筆頭にあげたいのがこちら。シェフ・米澤文雄さんが2019年末に出版した『ヴィーガン・レシピ 』 は1カ月で重版となり、この度3刷りが決定したという人気ぶり。この反響には本人も驚いたそう 。「料理人でなく、一般の人が多く購入してくれています。思想的なヴィーガンでない人も気軽にヴィーガンを選ぶという流れは来ていますよ」と話す。『車麩のビンダルー』車麩は煮ても味が出ないので、味を含ませて揚げることでコクを出す。米澤さんは1年8カ月前、【The Burn】シェフ就任時には、すでにヴィーガン料理をオンメニュー。そこには、すべての人が食卓を分け隔てなく囲める店にしたいという思いがあった。「ヴィーガンを用意するのは最大公約数でどんなお客さまにも対応できるから。ヴィーガン対応のものであっても、誰もが〝食べたい0と思う魅力的な料理にするのは大前提です。そうすればアラカルトでも注文が入り、ロスにならない。無意識に注文した料理がすべてヴィーガンだったお客さまもいらっしゃいました。」米澤さんのヴィーガン料理は、見た目も美しく、また食べたくなる魅力がある。その発想はどこまでも自由だ。例えば、『車麩のビンダルー』は、「車麩の見た目って豚バラ肉に似ているな」と思って生まれた料理だという。『焼きなすのカルパッチョ』発想は和食の焼きなす。素材それぞれがバランスよく一体化する。「僕が N.Y. で働いていた【ジャン・ジョルジュ】はお客さまのリクエストにその場で対応することが多かった。鍛えられましたね」と語る米澤さん。ジャンルを超えた食材を駆使し、アイデアと技術でおいしい料理をつくる【ジャン・ジョルジュ】で学んだスタイルは、食材の制限があるヴーガンでさえも軽々とその壁を乗り越えてゆく。「現代人の胃は確実に疲れている。そうしたニーズにもヴィーガン料理はフィットします。別メニューとして考えるのではなく、コースの前菜になるものを用意すれば、オペレーション的にも無理がないですよ」The Burn【エリア】外苑前/青山一丁目【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】2500円【ディナー平均予算】7000円【アクセス】青山一丁目駅撮影/佐藤顕子取材・文/山路美佐京都・四条烏丸【京料理木乃婦】淡麗な旨みと食材の滋味を余さず料理に盛り込むことさらにヴィーガンとは謳っていないが、ベジタリアンにもヴィーガンにも対応できるのが精進料理だ。ただし、ここ【京料理 木乃婦】 の精進料理は、鎌倉時代に渡来した仏教由来のものとは手法や食材わせが随分違うと、三代目主人高橋拓児さんは言う。「仏教の精進料理は殺生をしないことや食を余さず食すことなど心の部分が重要。料理屋はそこにおいしさを加味しなければなりません」そこで肝心なのが、料理ごとに使い分ける昆布や乾物のだしなのだとか。『精進八寸』赤飯は小豆を5時間煮詰めただしで炊いた。【木乃婦】では、吸い地には上品な利尻昆布を、焚き物には真昆布と、抽出温度や時間も含め使い分ける。「和食にもテクノロジーの進化は必須です。手法や食材の合わせ方を考え抜くことに、料理屋が精進料理をつくる意味があります。」と高橋さん。『ホワイトアスパラガスのすり流し椀』初夏のホワイトアスパラガスをすり流しに。たとえば、今回お椀に使ったホワイトアスパラはアスパラギン酸が豊富な旨みのある食材だから、そのフレーバーを残すために淡麗な利尻昆布を使う。さらに昆布の香ばしさに同調食材させるためアスパラを少し焼いて添え、胡麻でコクを加える。「美味探しに疲れる時代です。高級食材を重ねるだけが美食ではないと考えるとき、知恵や工夫つまり教養で旨みをつくる精進料理は新たな味を発見できるものになるでしょう」【木乃婦】の精進料理は、単に宗教や嗜好に添ったものではなく、食べることで食への考え方が変わるものなのかもしれない。その真偽は食べてみることで実感できるのだろう。京料理木乃婦【エリア】四条烏丸/烏丸御池【ジャンル】和食【ランチ平均予算】6500円【ディナー平均予算】20000円【アクセス】四条駅 徒歩5分撮影/伊藤 信取材・文/中井シノブ東京・銀座【ファロ】ヴィーガン= 食事制限ではない 料理のひとつのジャンルである「ヴィーガン」とは動物性食品を口にしないことであり、一般的にはとかく〝制限0の側面が注目されがちだが、それに対してレストラン【ファロ】の能田耕太郎シェフは自らの食体験から持論を展開する。「あるときローマでローヴィーガンを食べる機会を得ましてね。僕自身は肉も魚も食べる人間なので、普通の料理の方が美味しいに決まっているとなめてかかったんです。 でも、それが驚くほどおいしかった。そこで目覚めました。ヴィーガンとガストロノミーは単にジャンルが違うだけ。おいしさを追求することにおいてはなんら変わりがないのだと」『しろいし蓮根のラビオリ』ラビオリの生地にはタピオカ粉を練り込んでもっちりした食感を出した。能田シェフは食材の乏しいデンマークでの修業経験を生かしつつ、メニューにヴィーガンのコースを掲げた。料理を仕立てるうえで配慮するのは「お客さまの満足感をいかにして高めるか」。そのキーワードは「旨み」と「油」。食材の使い方や調理の仕方を工夫することで淡泊になりがちなヴィーガン料理に旨みをもたらし、油分を補うために上質な植物性オイルを活用する。そうして完成した料理は驚きと楽しさに満ちた〝ヴィーガン・ガストロノミー0と呼べるもの。「制限」ではなく「可能性」を感じさせる食の新機軸なのだ。『グリーンアスパラガスアーモンドソースと文旦』アスパラガスのもともとの甘味を感じさせる仕上がりに。【ファロ】住所:東京都中央区銀座8-3-3東京銀座資生堂ビル10F電話:0120-862-150撮影/久間昌史取材・文/甘利美緒東京・丸の内【サンス・エ・サヴール】旬の野菜を主役に味や温度にメリハリをつけて構成数年前からメニューにガストロノミーのヴィーガンを登場させているのが、南仏・モンペリエにある名店【ル・ジャルダン・デ・サンス】の日本店シェフの鴨田猛さん。「ヴィーガン料理でもラグジュアリーなものを提供したい」と話す。『王リンギ茸のグリエ、豆乳とセップ茸のブイヨンと根セロリのパイユ』黒米料理はヴィーガンメニューのスペシャリテ。旬のおいしい野菜をふんだんに五味、食感、温度、香りのコントラストを使い、構成するのが鴨田流。「ボリューム感やコクが欲しいときは油と穀物の力を借ります。油分は苦味のある野菜をマイルドにする効果もあります。柑橘やハーブは料理に奥行きを与えてくれます。」『ひよこ豆と落花生のフムス、アボカドとスティックセニョールのテンプラフリット』アプリコットのクーリのフレッシュな酸味もポイント。ジャンルを超えた食材を試し、経験上ピタリとハマれば切り干し大根なども使う。「旨味を加えようと昆布のだしも試したのですが、昆布のだしはフレンチにはしっくりこない。色々と試してみて、切り干し大根のだしは色々な料理にすっと馴染み、深みも出るので気に入っています。」ガストロノミーのこだわりは盛り付けにも。細部まで神経をとがらせ、ご馳走感を出し、訪れるゲストを魅了している。サンス・エ・サヴール【エリア】丸の内【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】7500円【ディナー平均予算】15000円【アクセス】東京駅 徒歩2分取材・文/山路美佐東京・有楽町【礼華四君子草(しくんしそう)】野菜やきのこの力を生かし調味料でコクを出す〝インカのめざめ0でつくられたフカヒレに、本物そっくりなきのこの饅頭などなど。見た目もさることながら深みのある味わいはヴィーガンならずとも食指が動く。「通常なら動物性の旨みから取るコクを補うために、きのこ類や黒糖をもちいて味に奥行きを出しています」とは「営養薬膳師」の資格を持つ料理長木村旭さん。『ヴィーガンフカヒレ』フカヒレの質感が出るよう、タピオカ粉をまぶす工夫を。チャイニーズを掲げる同店だけに、地味になりがちなヴィーガン料理も実に彩り豊かにかつ、味わい深く楽しませてくれる。先のフカヒレにしてもソースに精進オイスターソースと黒糖をつかいコクを。きのこ饅頭も干し椎茸を加え春キャベツやたけのこなど野菜のみで仕上げたとは思えぬ味わいの豊かさ。新鮮な無農薬野菜も旨みに一役買っている。『きのことたけのこのお饅頭』中にたけのこが入ったきのこを模した饅頭。いずれもヴィーガンコース9,000円~。【礼華四君子草(しくんしそう)】住所:〒100-0006東京都千代田区有楽町1-1-2東京ミッドタウン日比谷 3FTEL: 03-6273-3327撮影/佐藤顕子取材・文/森脇慶子
2020年07月10日人形町 【イル プロフーモ】イタリアン乃木坂【かさね】日本料理外苑前【元吉】天ぷら恵比寿【MANSALVA】フレンチ北千住【GREENGRILL】ダイニング人形町 【イル プロフーモ】イタリアン柔らかくてクリーミーなホワイトアスパラが楽しめる『季節のリゾット』旬や鮮度にこだわった厳選食材を使用イタリアの3つ星リストランテでソムリエを務めたオーナーが営む、イタリア郷土料理のお店。店内はスタイリッシュながらも落ち着いた雰囲気が漂う、居心地の良い空間です。今回ご紹介するのは、ホワイトアスパラを使用した『季節のリゾット』。香り高く、クリーミーな味わいが魅力です。そんなおいしさをさらに引き立たせてくれるのは、オーナーソムリエおすすめのワイン。料理と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。モノトーン調の店内は落ち着いた空間イルプロフーモ【エリア】人形町/浜町【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】人形町駅 徒歩5分乃木坂【かさね】日本料理新鮮な甘みを堪能できる『新玉ねぎのたけのこと蒸した白魚と菜花のスープ』シャキッとした新鮮な歯ごたえとたけのこの香りに春を感じる赤坂で24年続く隠れ家風の店。伝統的な日本料理の中にも、食材の組み合わせ方や盛り付けで“ひとひねり”加えられているのが【かさね】らしさ。春しか楽しめない『新玉ねぎのたけのこと蒸した白魚と菜花のスープ』は、玉ねぎ本来の旨味と甘みが溶け込んだやさしい味わい。和を重んじたこちらのお料理は、福岡の純米酒「若波」や純米吟醸の「大那」など、店主選りすぐりの日本酒とともに楽しめます。いたる所に日本の風情が息づく店構えかさね【エリア】赤坂【ジャンル】日本料理・懐石【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】17000円【アクセス】乃木坂駅 徒歩7分外苑前【元吉】天ぷら新鮮なたけのこの風味と味わいをそのまま楽しめる『筍の天ぷら』素材の旨味がしっかりと味わえる『筍の天ぷら』は絶品四季折々の味が楽しめる江戸前天ぷらのお店。春になると店内には山桜、ソメイヨシノ、八重桜といったさまざまな桜があしらわれます。そんな店内でいただく『筍の天ぷら』は瑞々しく、衣が軽やか。たけのこを蒸したのち、水分を飛ばしながら香ばしく揚げることで、ほっくりとした食感と優しい甘さを引き出します。店主セレクトの日本酒と合わせれば、より一層旨さが際立ちます。満開の桜を鑑賞しながら、料理が楽しめる特別な空間天ぷら元吉【エリア】青山/信濃町【ジャンル】和食全般【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】18000円【アクセス】外苑前駅 徒歩3分恵比寿【MANSALVA】フレンチ菜の花のほろ苦さが魅力『菜の花のピュレで和えた セモリナ粉のキタッラと生唐辛子』味わいはもちろん、見た目にもこだわった料理が勢揃いイタリア、イギリス、スペインで研鑽を積んだシェフがつくる、オリジナリティ溢れる創作イタリアンのお店。月替わりのおまかせコースが自慢で、毎月訪れても新しい味に出会えます。この時期は、“春色のソース”を使った自家製パスタが人気。菜の花のほのかな風味と生唐辛子の辛みがよく合う『菜の花のピュレで和えた セモリナ粉のキタッラと生唐辛子』は、自家製パスタを菜の花のピュレで和えた、春らしい逸品です。モダンな店内は大人の装い。家族や友人と行くのにぴったりマンサルヴァMANSALVA【エリア】恵比寿/代官山【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】3900円【ディナー平均予算】7000円【アクセス】恵比寿駅 徒歩6分北千住【GREENGRILL】ダイニング春のルッコラは爽やかな香りと苦みが魅力新鮮なルッコラは味が濃く、旨味がたっぷり彩り豊かな新鮮野菜とグラスワインが楽しめるダイニングレストラン。明るく開放感のある店内にはソファー席が用意され、ゆったりとくつろぎながら食事が楽しめます。契約農家から直送される新鮮野菜にこだわっていて、春野菜ではルッコラを使った料理がおすすめです。独特の香りや苦みがあっておいしいうえ、カルシウムやビタミンもしっかり摂れます。料理を引き立てるお酒は、高級ワインからフレッシュフルーツを使ったカクテルまで幅広くラインナップ。好みや料理との相性をふまえてセレクトできます。ナチュラルカラーの店内は、心地良い空間で思わず長居してしまうGREENGRILL 北千住マルイ店【エリア】北千住【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】1200円【ディナー平均予算】3500円【アクセス】北千住駅 徒歩1分いかがだったでしょうか。どのお店も厳選された身体にやさしい新鮮野菜を使用しています。ぜひ、「春野菜」の魅力を楽しんでみてください。
2019年04月11日今年もいちごがおいしい季節がやってきました!そこで今回は、毎年大人気のいちごビュッフェレストランを関西から厳選。とっても甘くてフォトジェニックなスイーツたちに、思わず魅了されますよ♡いちご好きは必見です☆【大阪】ル ドール/セント レジス ホテル 大阪はじめにご紹介するのは、〔セントレジスホテル大阪〕で開催中の「ストロベリー・マルシェ」。まるでマルシェ(市場)のようなビュッフェ台に、約30種類のかわいらしいスイーツとセイボリーが並びます♪こちらのオススメポイントは、なんと言っても約10種類のブランドや産地のいちごが楽しめること!食べ比べをしてみれば、お話もはずみ、なんだかイチゴ博士になった気分を味わえそう♡お気に入りのいちごを見つけられること間違いなしです!また赤やピンクの任意のドレスコードがあるので、いちご気分をさらに盛り上げてみてはいかが?2019年5月31日まで開催しているので、ぜひ気になった方は足を運んでみてくださいね♪▼ご予約はコチラ!ストロベリーデザートブッフェ「ストロベリー・マルシェ」【大阪】フォルク キッチン オールデイダイニング/ヒルトン大阪続いてご紹介するのは、〔ヒルトン大阪〕で開催中の「ストロベリーデザートビュッフェ~お花の世界に囲まれて~」。お花とイチゴがコラボレーションしたとびっきりかわいくて妖艶な世界観が広がります♡お花いっぱいのビュッフェテーブルに、ローズや花束をモチーフにしたロマンチックなイチゴスイーツがずらり!さらに、きんもくせいや桜などのお花の香りのスイーツもあり、味覚、資格、嗅覚を使って楽しむことができちゃうのだとか。まるでおどぎの国に訪れたかのような非日常を味わえそう。2019年5月26日まで開催中なので、ぜひチェックしてみてくださいね。▼ご予約はコチラ!ストロベリーデザートビュッフェ~お花の世界にかこまれて~【京都】All Day Dining La Jyho/京都センチュリーホテル続いてご紹介するのは、〔京都センチュリーホテル〕で開催中のストロベリービュッフェ。なんとこちら、大人気なあまおうを使ったいちごスイーツが食べ放題なんです!さらに、あまおうをそのまま食べることもできるのだとか。なんてぜいたくなんでしょう♡スイーツ約30種をはじめ、オードブル、フルーツやアイスクリームなど合計約60種が並び、まるで宝探しの気分でお食事を楽しめます♪こちらは2019年4月21日まで開催中☆ただし、金土日限定なので注意してくださいね。▼ご予約はコチラ!金土日限定!“あまおう”いちごスイーツ食べ放題!【兵庫】スカイグリルブッフェGOCOCU/神戸ポートピアホテル続いてご紹介するのは、〔神戸ポートピアホテル〕で開催中のビュッフェ。み~んな大好きな絶品肉料理といちごスイーツを一緒に楽しむことができちゃう驚きのメニュー展開で、「とにかくおいしいものをたらふく食べたい!」という方にぴったりなんです♪がっつりメニューもたくさんあるので女子会だけでなく、ご家族みんなでぜいたくしてみてもいいですね♡さらに、レストランからは神戸の絶景を眺望できるので、特別な日に訪れてみたいですね。リッチな気分を楽しめること間違いなしです!こちらのビュッフェはなんと2019年2月28日まで!気になった方は、お早めにチェックしてみてくださいね。▼ご予約はコチラ!平日限定!神戸の眺望と愉しむ’’絶品肉料理×苺スイーツ’’ランチブッフェ【愛知】アトリウムラウンジ グリンデルワルド/名古屋東急ホテル最後にご紹介するのは、〔名古屋東急ホテル〕で開催中のナイトスイーツビュッフェ。ホテル自慢のおいしくてフォトジェニックな自家製いちごスイーツが並びます♡お食事代プラス1,100円(税込)でアルコール飲み放題プランもあるので、ちょっぴり大人なナイトビュッフェを楽しんでみてはいかが?また、バレンタインとホワイトデー限定で、パティシエスペシャル「マカロンサンド」が登場予定!気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。こちらは毎週木曜日、2019年4月11日まで開催中♪▼ご予約はコチラ!可愛いデザートが盛沢山!大人気期間限定ナイトスイーツブッフェお友達と、家族とイチゴビュッフェに行こう♡今回は、関西のオススメいちごビュッフェをご紹介しました♪こんなにいちごをぜいたくに楽しめちゃうなんて、めったにない機会!お友達やご家族と訪れて、すてきな思い出を作ってみてはいかがですか?関東にお住まいの方は、ぜひ【関東編】もチェックしてみてくださいね!【関東編】いちごスイーツを好きなだけ♡人気のホテルビュッフェ5選!
2019年02月14日