渡辺えりが脚本・演出、出演する「私の恋人」。8月7日に東京・東大和市民会館ハミングホールでのプレビュー公演からスタートし、兵庫、鹿児島、山口、福岡にて上演。 8月22日(木)岩手・久慈市文化会館 アンバーホール 大ホールにて、8月25日(日) 山形・やまぎんホールにて、そして8月28日(水)~9月8日(日)東京・本多劇場と、渡辺えり、小日向文世、のんが、新作を携えて全国を周る。【チケット情報はこちら】本作は、今年、第160回芥川賞を受賞するなど注目を集める作家・上田岳弘が2015年に発表し、三島由紀夫賞を受賞した同名小説を原作にした音楽劇。恐るべき正確さで世界の未来図を洞窟の壁に刻んだクロマニョン人、第二次大戦中に収容所で絶命したユダヤ人、そしてそのふたりの生まれ変わりとして平成日本を生きる「私」井上由祐が、理想の女性を胸に10万年の時空を超えてつづる恋物語を、渡辺ならではの時空を自在に行き来する、まるでパッチワークのようなファンタジーに包み込んだ。そして原作とともに舞台が、衣装の早替えやコミカルな展開の影に浮き彫りにするのは今も昔も変わらぬ戦争という愚行であり、強者が弱者を苦しめるといった構造に対する心の痛みだ。今作ではかねてより渡辺作品への出演を熱望していた小日向文世、のんを迎え、3人の役者が時空や30もの役を演じるという趣向で上演される。小日向の硬軟自在な演技、初舞台にも関わらず伸び伸びと立っているのん、そしてユーモラスな演技と深みのある歌で惹きつける渡辺、それぞれが魅力的に舞台を作り上げている。初日を終え、今回が初舞台となるのんは「すごく緊張しましたし、早替えも初めての事でセリフが飛んだらどうしようと不安もありましたが、その大変さも含めて、緊張を楽しむことができたと思います」とコメント。「稽古と違って実際に観客の皆さんの前に出るのは緊張するしアドレナリンが出る。その中で、NG出たらもう1回ができない緊張感を味わえるのは役者としてかなり重要な事ですよね。そして、小日向さんとえりさんの舞台上での演技を間近で体感できるのはしびれます。こんな最高の初舞台は他になかったと思う。その分、私自身ももっともっと深めていかないとつまんない演技で終わっちゃうという危機感はありますが、本当に役者として嬉しい時間をかけている。そういう充実感がすごいです。ワンステージごとにブラッシュアップして、舞台の上で自由に生きられるように頑張ります」と意気込んだ。またこのたび、本多劇場9月4日(水)19時が追加公演として決定。8月20日(火)10時よりチケットぴあにて販売。この機会をぜひお見逃しなく。
2019年08月19日女優の渡辺えりが、脚本・演出を務める新作舞台『私の恋人』を上演する。今年芥川賞を受賞した上田岳弘の三島由紀夫賞受賞作『私の恋人』を下敷きに、独自の恋物語を描き出す。共演に小日向文世、本作が初舞台となるのんを迎え、3人で30もの役を演じ分ける。約15曲の楽曲で綴るユニークな音楽劇だ。オフィス3○○「私の恋人」チケット情報主人公の“私”は、博愛の精神に満ちた「理想の恋人」に出会うまで、輪廻転生を繰り返し、10万年もの時空を生き続ける。クロマニヨン人からユダヤ人、そしてフリーターとして現世に生きる井上由祐に至るまで。恋人探しの一方で、浮き彫りになるのは無くならない戦争の歴史だ。SF的世界観から本質を炙り出す手法は、渡辺戯曲とも共通する。渡辺は、上田が描くテーマにも共感するという。「大きく言えば人類愛ですよね。なぜ人間は同じ過ちを繰り返すのか。いま断捨離が流行っていますが、忘れてはいけないような過去まで全部捨てるような時代になっている。合理化や分業化が進み、誰もが自分の保身に走ったり、日本人の良さである思いやりや情の部分が消えつつあるなと。そこを今回はお節介おばさんのように問い直したい。原作からは一部だけをお借りして、残りの9割は私の創作です(笑)」。原作通りにやれば「5時間は必要」な10万年の恋物語も歌やダンス、ユーモアを盛り込み、約1時間40分に凝縮する。情報量満載の展開だが「わけの分からなさを楽しんで」と渡辺。「だって、のんちゃんが主人公や彼が飼っている猫になったり、今お母さん役だった小日向さんが、次はお父さん役で出てくるわけですから。そこは笑って楽しんで。ピカソやマグリットも、パッと見は何の絵かは分からないけど、惹かれるから見るでしょ。それの演劇版です(笑)」。30年来の付き合いになる小日向は「段取りで芝居をしない信頼のおける役者」。一方、のんは天才肌の女優として一目置く。「一緒に映画や舞台を見に行っても視点が面白く、表現する言葉の選び方も天才的。センスだと思うんですけど。シュールでグロテスク、少しはみ出したものに惹かれる嗜好も似ていて、年齢差を感じさせない魅力がある」。のんは初舞台を目標に、以前から歌や踊り、英会話の特訓に勤しんでいるという。「猫背気味だった姿勢も直しましたから、努力家です。今は映像で流した方が楽だし儲かる時代だけど、一回しかない公演に命懸けてやる人もいる。色々と選択肢がないとつまらない。役者が目の前で汗を流しながら演じる、こんな贅沢は演劇だけですから。面白いと思いますよ」。公演は8月9日(金)、10日(土)兵庫県立芸術文化センター、8月28日(水)から9月8日(日)まで本多劇場にて上演。その他、地方公演あり。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2019年07月29日渡辺えりが主宰するオフィス3○○の新作『私の恋人』で、女優・のんが初舞台を踏む。かねてより渡辺作品への出演を熱望していたという小日向文世とともに、のん、渡辺のたった3人で30役を演じきるという異色の音楽劇。渡辺とのんに話を聞いた。チケット情報はこちらのんの魅力を「あざとさがない。でも演技に狂気がある、奥底に何か闇みたいなものが見えるところが『あまちゃん』で共演したときから好きなんですよ」と語り、今回の出演は「やっと」だと喜ぶ渡辺。のんの方も同じ気持ちのようで「ドラマで共演した後も、お食事に誘っていただいたり、お話させていただいたりしていて。そのたびに「出てよ!」と言ってくださっていました。私も「出たいです」と答えていたのですが、今回本当に声をかけていただけました!」と嬉しそうに話す。そのやってみたい、という前向きな気持ちは、初舞台の不安を大きく上回ったようで「えりさんの舞台は本当に素敵なんですよ。哲学的な言葉遊びと、ぐねぐねっと時空を飛び越えていくあの感じに、胸が高鳴ります。人を混乱させる、悪夢のようなファンタジーを作る方。えりさんご本人は、乙女の心があって、一方で破天荒でもある。“乙女と破天荒がせめぎあっている”ところが素敵です。もちろんえりさんと小日向さんとご一緒するというのは、重ねてきたものの差が大きすぎて、こりゃ大変だぞ!と思いました。でも勉強になるし、なによりも楽しそう!と思ってしまったんです。これはもう、やるしかないなと」と力強く話す。原作は芥川賞作家、上田岳弘の同名小説。渡辺は昨年、同じく上田作品『塔と重力』をベースにした『肉の海』を上演した。「もともと『私の恋人』が、私の戯曲『ガーデン』とテーマと構成が似ているなということがきっかけで交流が始まりました。『肉の海』では30人の出演者で上田さんの小説をベースにした物語をやったのですが、今度は3人で上田作品の登場人物全役をやったら面白いのではとパっとひらめいちゃったんですよ(笑)」と渡辺。物語はクロマニョン人、大戦中のユダヤ人、平成日本を生きる青年……と、10万年の時を超え3つの人生を生きた“私”を中心に描かれる壮大なドラマ。「悲惨な戦争が繰り返され、人類の滅亡が繰り返されていく。それをなんとか止められないか……という、深い人類愛の話だと思っていますし、そこを目指していきたいです」。渡辺に見どころを尋ねると「とにかく今まで見たことがないような、面白くて破天荒で、だけど心がキュッとなるようなものになります。あと、のんちゃんの歌も見どころ。5曲くらい歌ってもらいますし、ギターも弾いてもらいます!」とのこと。のんも「演技の中で歌ったり踊ったりするのは初めて。でも実はミュージカルに出たいなとずっと憧れていて、数年前からバレエも始めたんです。……あと、えりさんには「男の子をやってもらうよ、低い声出してね!」とも言われています。男装するの、大好きなのでそれも楽しみ」と期待を話した。国民的朝ドラ女優と、小劇場界の重鎮のタッグは一体どうなるのか。公演は8月28日(水)から9月8日(日)に東京・本多劇場にて。ほか各地公演あり。
2019年06月18日「今年から初めて本気で」終活を始めた渡辺えり(64)。地元・山形で暮らす認知症の両親の影響だという。今後の人生設計を語る――。「今、64歳なのですが、今年から初めて本気で終活を考え始めました。きっかけは、やはり両親です。父が93歳、母が89歳で体は健康なのですが、2人とも認知症を患っています。症状は父が軽く、母が重いため、今、地元・山形で別々の老人ホームに入っています。山形新幹線で片道3時間で往復できるようになりましたから、毎月、日帰りでも時間をつくって帰るようにしています」そう話す渡辺。昨年創立40周年を迎えたオフィス3○○(さんじゅうまる)を主宰、日本劇作家協会会長も務める彼女は『ぴったんこカンカン』(TBS系)などテレビ出演に加え、現在も大阪松竹座の『三婆』に出演するなど精力的に活動。私生活では4月に23年間連れ添った俳優・土屋良太(52)と離婚したばかりだ。「心機一転、引っ越しをしたばかりなんです。広いところから狭いところに移ったので、荷物が入り切らなくて。本や資料だけでも手元に置いておくものと大学に寄付するもの、田舎に送るものと、選別できていない段ボールがまだ50箱もあって。新居では開くところもないありさまなんです。元劇団員たちが土日に来てくれますが、この分では1年以上かかりそうです」「私は太ってるからため込むタイプなんです(笑)」と語る渡辺。「今回の引っ越しで、ずいぶんスリムになりました。服とかいらないものは手伝いに来てくれた人にあげました。姪っ子にもずいぶん送りました。だけど、やっぱり舞台衣装などはまた使うと思うから、それは山形に送ろうと思ってます。実は60歳を過ぎたら地元で演劇塾を開こうと以前から思っていて、故郷に稽古場にできる古家を買ってあったんです。父の入居しているホームはそこから歩いて30分ぐらいのところにあります。まだ実際に始めていないのは、60歳になっても自分がまだまだ元気だったから。今は仕事があるから東京に住んでいますが、70歳過ぎたら山形に移り住もうと。月謝2,000円で10人ぐらい、子どもたちに芝居を教えようかなと思って……」いったん劇団を解散したとき、早稲田大学の演劇博物館に衣装や小道具は全部寄付したという。「今回もあげるところは決まっているのですが、全部送ったら地元の演劇塾はどうなるんだと思って。だから一部は山形に持ってきます。主宰するオフィス3○○公演も、来年までは東京・本多劇場でやりますが、再来年からは小劇場に戻って、自主制作でコツコツやろうと思っています」数年後に向け、今はさまざまなものの整理と今後のお金の算段を考えていて心身ともにフル回転で、慌ただしい日々を送っている。「でも、私は恵まれているんです。田舎で少女のころから思い描いていた夢は、みんなかなっています。大ファンのジュリー(沢田研二)とは舞台『フィガロの結婚』で共演しました。劇作家の唐十郎さんとも舞台『少女仮面』でご一緒できました。美輪明宏さんとも、縁があって改名するきっかけまでいただきました」唯一かなっていないのが『世界平和』。今夏、渡辺が主宰するオフィス3○○の舞台『私の恋人』は、渡辺自身も足を運び、ガス室や焼却炉などを見てきた、ドイツのミュンヘンにナチスがユダヤ人を隔離するため造ったダッハウ収容所がモチーフだ。「簡単ではないことはもちろんわかっていますけどね。私は5歳のとき山形市内に引っ越して小学校に入った途端、いじめに遭っています。あまりのショックに2年間もひきこもり状態になりました。夢と現実のギャップを知り、不平等な世界や矛盾を知り、だからこそ、演劇の夢を追うようになりました。世間にはすごく貧しくていじめられてる人と、金持ちがいることが許せませんでした」演劇を志し、18歳で上京したとき、是が非でもこの“格差”をなくしたいと思ったそう。「両親は私が山形大学に進学し、音楽教師になってほしかったそうです。母は合格発表を一緒に上野まで見に来てくれたのですが、帰りの列車の中で『娘を手放さなければならないのはバチが当たったからだ』と号泣したことを後で打ち明けられました。私が演劇をやめられないのは、まだ『世界平和』の夢を達成できていないから。これからもやり続けて、ジワジワ効く漢方薬のように、若い人たちにも“平和”への思いを感じてほしいと強く願っています」
2019年06月09日映画『月極オトコトモダチ』初日舞台挨拶が8日に都内で行われ、徳永えり、野崎智子、山田佳奈、穐山茉由監督が登場した。同作は、「男女の友情ってレンタルできるの?」をテーマに、夢と現実の間で悩む男女が織りなす不思議な「関係性」を描いた物語。初の映画単独主演となる徳永えりが、男の“レンタル友達”を利用するWEBマガジン編集者の望月那沙を演じている。作品にちなみ、「男女の友情は存在すると思うか」と聞かれると、徳永は「私は思います」ときっぱり。山田も「あると思います」と同意し、その場の女性全員が「男女の友情」アリ派だったために、穐山監督は「けっこう女性は、存在すると思う人は多いですよね」と納得する。監督は「私はあるよりで、ちょっと『ないかな』と思うことももちろんあるんですけど、グレーなところがすごく好きで、ボーダーラインを行き来する感じは、ずっとテーマとして持っている」と明かした。徳永は「男女とか、友情愛情という境界線は、本人たちが決めればいいと思うんです。自分がどう生きていきたいかというのも選択肢のひとつ」と同意。「本人たちの中で友情があって、しっかり絆があると思ってる以上は、他人がとやかくいうことではないと思うので、穐山さんの描かれた世界観は共感できますし、新しい提示な気がします」と作品への共感を表した。また、この日は「レンタル男友達」役の橋本淳が舞台中で欠席だったものの、「レンタル男友達を利用したいか」が話題に。徳永が「レンタルしてまで友達が欲しい派ですか?」と尋ねると、野崎は「1回やってみたいなと思いました」と答える。徳永は作品ポスターを見ながら、「ずるいですよね。これが来るんですよ? あっちゃんが来るならねえ」と納得していた。
2019年06月08日演技派女優、渡辺えり(63)&キムラ緑子(57)コンビによる舞台「有頂天」シリーズの新作『喜劇有頂天団地』(新橋演舞場にて12月1~22日まで、京都四條南座にて’19年1月12~27日まで)公演が決定!今回のテーマは「隣人戦争」。私生活でも仲よしな2人の、爆笑“井戸端会議”をどうぞ!■舞台で、現場で、ドラマで……あのイケメンに胸キュン!キムラ「昨日、朝ドラ『半分、青い。』で知り合った俳優さんが所属する『劇団男魂(メンソウル)』の舞台を見てきたの。すごくよかった!」渡辺「イケメンなの?」キムラ「個性的な役者さんがそろってて、座長さんが色っぽかった。すごくオススメ!」渡辺「ドリちゃん、前に西島秀俊さんとも共演してたでしょ。一緒にお風呂入るシーン撮ったとかで」キムラ「10年も前のことですよ」渡辺「かっこいい!とか言ってたじゃない」キムラ「ずいぶん前だから忘れちゃった(笑)。私、最近のこともよく覚えてないの」渡辺「私が今オススメなのは伊藤健太郎くん。かっこいいわよね。去年、大阪公演のとき、彼の出演してたドラマ『アシガール』(NHK)が放送されてたの。ドラマ見たさに、舞台が終わったらみんなと飲まずにすぐホテルに帰ってた。健太郎くんに恋しちゃったら、(相手役の)黒島結菜さんが私に見えてきちゃって。キュンキュンしてたわ~(笑)」キムラ「21歳の黒島さんに(笑)」渡辺「彼にぜひ、お会いしたい。でも、共演できても恋人役はこないわよね」キムラ「あら、私はドラマ『僕のヤバイ妻』(フジテレビ系)で高橋一生さんと夫婦役やりましたよ。偽装でしたけど。でも、最後は愛されちゃうの。いい役だったわ」渡辺「一生さんて何歳くらい?」キムラ「37歳。一生さんて、いい意味で、ちゃんとハッキリ自分の意見を言う人。私たちがずっと困っているけど言いにくかったことを『それってダメですよね?』ってサラッと代弁してくれて」渡辺「かっこいい~!」キムラ「それも嫌な感じではなくてね。若いのにステキなの。ブレークするのは当然だと思う」渡辺「彼がまだ若手のときに、私が演出した舞台『瞼の母』に出演してくれて、おとなしくて真面目な人だな、って印象だった。私のこと『怖い人』って勘違いしてたけど、ちゃんと訂正してくれた?」キムラ「ちゃんと話してますよ。えりさんの話をすると盛り上がるから、つい、いろいろ話しちゃう」■前澤社長みたいな、お金持ちと知り合いたい渡辺「ZOZOTOWNの人とか話題になってるじゃない。前澤社長」キムラ「今すごく気になる人。アーティストを月に連れていくとか言ってた。不思議な人ですよね」渡辺「何人か連れていくって?」キムラ「1人100億円で8人」渡辺「え~?どうやってそんなに稼いでるの?」キムラ「ITで、洋服を売ったりしてますよね」渡辺「うちの劇団に寄付してくれないかしら。1億、2億だけでもいいから」キムラ「月よりも先にお願い、って感じですよね」渡辺「そんなお金持ち知り合いにいないからね。周りは貧乏人ばっかり(笑)」キムラ「おかしい~~(爆笑)」渡辺「お金持ちの友達がいたらこんなに苦労してないし。前澤さん、よろしくお願いします!」
2018年11月26日女優の徳永えりが25日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた第31回東京国際映画祭(TIFF)のレッドカーペットイベントに登場した。「日本映画スプラッシュ」部門に選出された『月極オトコトモダチ』で主演を務めた徳永は、穐山茉由監督、芦那すみれらとレッドカーペットに登場。ジョルジオ アルマーニのブラックロングドレスで大人の色気を放った。同作は、「男女の友情ってレンタルできるの?」をテーマに、夢と現実の間で悩む男女が織りなす不思議な「関係性」を描いた物語。初の映画単独主演となる徳永えりが、男の“レンタル友達”を利用するWEBマガジン編集者の望月那沙を演じている。31回目となる今年の東京国際映画祭は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷などで開催。映画祭の顔となる「コンペティション部門」では、国内外から集まった1,829本の中から16作品を選出し、日本からは阪本順治監督×稲垣吾郎主演『半世界』と今泉力哉監督×岸井ゆきの主演『愛がなんだ』の2作品が選ばれた。撮影:蔦野裕
2018年10月26日2010年の『チェブラーシカ』を手掛けた中村誠による、日本初の人形を用いたストップモーション・アニメのオリジナル長編作品『ちえりとチェリー』。この度、さらなる多くの人々への認知と、現在実施中の上映活動を継続・拡大していくことを目指した2回目のクラウドファンディングプロジェクトが始動した。◆2年半前から地道に上映活動!リピーターも続出2015年5月、第1回目のクラウドファンディングを「Makuake」にて実施し、568名の方々から熱い支援を得て、591万1,000円を集めることに成功した本作。2016年2月20日より、“スローシネマ” という上映スタイルにて、各地方自治体や企業等と協力し、公民館などの公共施設を中心に上映活動をスタート。現在(9月10日時点)までに、国内では19都道府県72都市86会場での上映を実現、地道に上映活動を継続し、これまでに約3万5千人が鑑賞している。上映開始から2年半以上経ったいまも、ほぼ途切れることなく全国の至る所で毎月複数回の上映会が開催されており、チケット完売の会場も続発。鑑賞者からは「感動した」「涙が止まらなかった」という絶賛の声が多く、中には10回以上観たという人もいるほどで、リピーターの数も多いのが特徴だ。声の出演には、主人公ちえり役に声優として豊富なキャリアを持つ高森奈津美、ちえりが蔵で見つけたぬいぐるみで、ちえりの空想中で助言者として彼女に寄り添うチェリー役に星野源、母親役に尾野真千子、そのほか栗田貫一や田中敦子、「サンドウィッチマン」伊達みきお、富澤たけしといった錚々たるメンバーが顔を揃える。今回は異例ともいえる形で、そんな本作をまだ見たことがない方にも知ってもらうために第2回目のクラウドファンディングプロジェクトを実施。目標は、この作品を10万人、さらには100万人の人々に届けること。そのための上映活動費(宣伝費や上映会実施に必要な経費)を募る試みとなる。リターンは支援金額に応じ、鑑賞者からの要望が多かったチェリーのLサイズのぬいぐるみや、ボールチェーン付きぬいぐるみ、新たに絵本やサウンドトラックCDなどが用意。特に絵本は、若手女優であり映画監督でもある小川紗良と絵描き・末吉陽子という新たなクリエイター2人を迎えての制作となり、映画とは少し趣の違う新たな創作物となっているという。中村誠監督からのコメント「ちえりとチェリー」は僕にとって、大切な作品です。初めてのオリジナル作品でしたし、たくさんのかけがえのない人たちの力を借りて、作り上げた大切な映画です。応援の声をいただくことも多く、手ごたえを確かな形で得られた作品でもあります。それでも、この作品をもっとたくさんの人に観ていただきたいという気持ちはもちろんあります。そこで、今回2回目のクラウドファンディングをすることになりました。出来れば多くの応援を得られればと思います。『ちえりとチェリー』クラウドファンディングは「Makuake」にて11月20日(火)まで実施中。(text:cinemacafe.net)
2018年09月14日渡辺えりが作・演出を務め、80年代から小劇場界を牽引してきたオフィス3○○が、前身の「劇団3〇〇」の創立から数えて40周年を迎えている。その40周年を記念する公演『肉の海』が6月7日(木)に東京・本多劇場で開幕する。チケット情報はこちら作品は、2015年に第28回三島由紀夫賞を受賞した純文学の新鋭・上田岳弘の最新作『塔と重力』を原作に、渡辺が上田の全作品群を読み解き、ほかの上田作品の要素も盛り込んでオリジナルの世界を再構築した物語。人はなぜ生まれ死んでいくのか、なぜ残虐な殺戮を繰り返し、膨大な犠牲を払いながら今を生きざるを得ないのか。そこに歯止めを掛けることはできないのか。格差が広がり、ナショナリズムやポピュリズムが台頭してきた現代社会に警鐘を鳴らす内容を、“超音楽劇”として上演する。キャストも40周年の記念公演に相応しく、豪華な顔ぶれが集結。ベテランの三田和代、ベンガル、尾美としのり、久世星佳が名を連ねる一方で、喜劇性豊かな青木さやか、ダイノジの大地洋輔から、小劇場で大活躍の土屋佑壱、藤田紀子、原扶貴子、宮下今日子といった面々、さらに歌唱力抜群の土居裕子、ディズニ-・アニメーション映画『モアナと伝説の海』の日本版でヒロイン・モアナ役の吹き替えを務めた屋比久知奈という、年齢も、普段の活躍する場も異なるバラエティ豊かなキャストが揃う。さらに、オフィス3○○の元メンバー樋口浩二、友寄有司らが華を添え、もちろん渡辺えり自身も出演する。公演に際し、渡辺は「世代もジャンルも違う魅力あふれる役者陣が40周年の舞台で炸裂して、まるで旗揚げの頃のような過激でシュールな作品になりました。皆様どうぞお楽しみください」とコメントを寄せた。注目の公演は6月7日(木)から17日(日) まで、東京・本多劇場にて。チケットは発売中。なお、チケットぴあでは6月9日(土)より当日引換券の販売も開始する。
2018年06月07日6月7日に初日を迎える舞台『肉の海』(17日まで、下北沢・本多劇場)は、渡辺えり(63)が主宰するオフィス「3〇〇」40周年記念公演。優しいお母さん役からコミカルな役柄まで、幅広い演技で舞台、ドラマ、映画に活躍中のえりさんだが、その演劇人生には、数えきれないほどの豪快で華やかなエピソードが――。 「酔っぱらって、劇団員みんなにキスをしちゃったこともありますね(笑)。若いころは飲んで失敗したり、ケンカしちゃったりといろいろと。飲み仲間の(笑福亭)鶴瓶さんや(十八代目)中村勘三郎さんたちは“キャンディ・キャンディ”の格好をして笑わせてくれたり、椅子の影から急に出て驚かせたりする楽しいお酒でした。小泉今日子さんはアネゴ肌で、気前がよくて、カラオケも得意。『あまちゃん』の撮影のときは、次の日5時起きでも朝の4時まで飲んでいたの。私たちが『明日早いからもう帰ろうよ』って言っても、『何言ってるの、私は小泉今日子よ!』ってカッコよく啖呵切ってましたね(笑)。 『あまちゃん』のロケ地である、久慈の飲み屋さんは全部網羅した、と懐かしむ。 「佐藤浩市さんと映画『忠臣蔵外伝 四谷怪談』を撮っていたときも、石橋蓮司さんと3人で毎日一緒に朝まで飲んでました。私は白塗りの役だったので、翌朝、顔が赤くても大丈夫だったから(笑)」 放送中の朝ドラ『半分、青い。』で存在感を放っている人気俳優も、えりさんの舞台で演技力を養った一人。 「当時うちの劇団員だった豊川悦司さんも、お酒が強かった。彼は私のアシスタントもやってくれていて、私が忙しいときは代理で取材を受けてくれたりもしました」 日本を代表する俳優たちと飲み歩くなんて、うらやましいかぎりだけれど――。 「でもね、私は男女の関係にはいっさいならなかったです。損なタイプなの(苦笑)」
2018年06月06日6月7日に初日を迎える舞台『肉の海』(17日まで、下北沢・本多劇場)は、渡辺えり(63)が主宰するオフィス「3〇〇」40周年記念公演。本誌がその稽古場に密着すると、演出を手がけながら出演者として精力的に稽古に励むえりさんの姿が。多忙を極めつつも充実した表情をみせていた。 「新聞社さんの取材も何社か受けていますが、それぞれ全部違う話をしています。睡眠時間も削って脚本を書いていますね。寝てないせいか7kgも痩せたのに、誰も気づいてくれないの(笑)」 今回は、初めて原作ありきで脚本を書いている。 「原作は私の大好きな小説『塔と重力』(上田岳弘)の中の一節。阪神大震災の時にガレキに埋まり、初恋の人を亡くしてしまった中年の男の話をその男の友人が、その男を主人公にした小説を書いている設定なのですが、その小説の中に人間の寿命が長くなって、もう個々ではなくなってしまい、大きな一人になって拡散して肉の海になってしまう……、というショッキングな話が出てきます。命の大切さを教えてくれる物語です。私は土居裕子さん、久世星佳さんと3人姉妹の役。3人で歌いますので、お楽しみに」 今年で劇団旗揚げから40周年を迎えたが、多数の脚本を手がけるなかでは忘れられない思い出も。 「昔、大失恋したときに、本当に落ち込んで、温泉場に行って遺書を書いたんです。でも、その遺書がすごく上手に書けちゃって。『これは劇団の人に読んでもらいたい』って思って、東京に帰って来ちゃった。その後、その遺書は『瞼の女』という舞台になりました(笑)。そのとき私を振った人ともいまだに仲よくしていて、よく舞台を観にきてくれますね」 何ともえりさんらしい豪快なエピソード。今後も、生きていくことをテーマにした舞台制作に取り組んで行く考えかと思いきや――。 「まずは、65歳で一区切りしようかな、と思っているんです。脚本を書いて演出するのはやりがいもあるけど、体力・精神力・お金の面で大変です。その後は今までできなかった映画作りや海外での勉強などを、できる範囲でコツコツやっていきたい。プライベートでは(十八代目)中村勘三郎さんや親友の女性が亡くなって、同世代で何でも話せる人がいなくなってしまいました。これから新しい友達を作るのも難しいし、距離感のあるお付き合いは寂しい。一方で仕事関係の人だと、利害関係が絡んできちゃうしね。行きつけのおでん屋さんで、なじみのママの顔を見るのがいちばんホッとしますね」
2018年06月06日(写真:東京の母と慕うおでん屋さんのママと。) 優しいお母さん役からコミカルな役柄まで、幅広い演技で舞台、ドラマ、映画に活躍中の渡辺えり(63)。23歳のとき旗揚げした劇団「3〇〇」が今年40年を迎えて絶好調のえりさんに、かつてアルバイトとして働き、45年通い続けているというおでん屋さんのカウンターで、演劇人生を振り返ってもらった。 「2歳のとき、こたつの上で『荒城の月』を歌うと周りの大人たちから『えりちゃん上手ね』って煽てられて、歌手になろうと思いました。でも、バレリーナにも憧れましたね。森下洋子さんみたいなプリマに。でも、私の生まれたところはバレエ教室までバスで40分。車酔いが酷くて諦めました。その後、オペラ歌手に憧れて高校の声楽クラブに入って……と、やりたいことがたくさんあったんです。それを全部叶えられるのが演劇でした」 その後さまざまな経験を経て、劇団を旗揚げするという夢を抱くようになる。 「あこがれのジュリー(沢田研二)と結婚、貧富の差をなくして社会改革、という2つの野望を胸に、18歳で山形から上京しました。トイレは共同で家賃9,500円の池袋のアパートに住みながら、舞台芸術学院で演劇を学びました。ここでのバイトは当時、平均時給が400円のところ600円もらっていました。家にテレビがなかったので、ジュリーのドラマや『紅白歌合戦』はママのマンションに行って見せてもらって、日曜日にはカレーライスと餃子を食べさせてもらい、洋服もいただいたりね。ママは私にとって東京の母。山形の実の母とも仲よくしてもらっています」 23歳のとき、念願の劇団「2○○」を旗揚げ。数々の名作を生みだしてきた。同時に、お酒の場での豪快なエピソードを重ねていくことに。 「演劇をやってると、先輩の誘いは断れないし、お酒は飲まざるをえないんですよね。演出助手をやってたころは、舞台監督と朝の4時まで飲みに行ってました。映画を撮っているとき、カメラマンがお酒大好きな人だったんです。そのカメラマンと朝の8時まで飲みに行って、先にカメラマンが潰れて私は平気だった。それで信用を得ることができて、仕事もスムーズにできました。いま、あの時の量を飲んだら……、3日は調子が悪くなっちゃうでしょうね(笑)」 当時、女性の劇作家はまだまだ少数。女性が演劇界で活躍することも多くはなかった。そんななか、えりさんは’83年、舞台『ゲゲゲのげ』で第27回岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。同年、朝ドラ『おしん』にも出演し、戯曲家、演出家、女優として大きく羽ばたき始めた。 最新の舞台『肉の海』(6月7~17日、下北沢・本多劇場)では土居裕子、久世星佳と3姉妹の役を演じる。節目の舞台でも、伸びのある歌声を響かせる!
2018年06月05日“天職”に出会ったのはどんなとき?YouTuber、メイクアップアーティストのかじえりさん(25)が教えてくれました。「メイクは人生を変えることができるんです」そう力強く話すかじえりさん。彼女自身、メイクの力で人生を変えてきたひとりだ。憧れの芸能人のいいところを取り入れた、“真似メイク”というジャンルを19歳で確立し、専門学生時代からメイクアップアーティストとしてメディアで活躍。順風満帆に見えた彼女の人生だけれど、待ち受けていたのは、長く辛い挫折期だった。「21歳の頃、ざわちんさんの“モノマネメイク”が話題になり、メディアで比較されるように。本当はそれぞれのコンセプトは全く違って、私は“キレイになる”ことを目標にしたメイクなのに、インパクトが求められました。信念が違う形で伝えられてしまったり比較されたりすることに疲れて、自分を追い詰めてしまい、大好きだったメイクから離れたくなりました」3年もの間、方向性を見失うも、あるYouTuberが、メイクの楽しさを取り戻させてくれた。「韓国のメイクアップアーティストのPONYちゃんの動画を見て、“私のやりたいことはこれだ!”と、初心に戻れたんです」その初心とは、彼女が19歳の時に感動した体験。「私がメディアで真似メイクを紹介することで、メイクに興味を持ってくれる方が増えたんです。それがすごく嬉しくて。ひとりをキレイにするよりも、大勢にキレイを提供できる、発信型のメイクアップアーティストになろうとしていた目標を取り戻しました」好きなメイクを発信するため、試行錯誤しながらYouTubeへの動画投稿を始める。すると、プロダクション会社から声がかかり、昨年、本格的にYouTuberとして始動。「実は、最初はこの職業に不信感を持っていたんです。でも、いざ自分でやってみると立派な職業だと気づけました。最初はもっと簡単にできると思ったのですが(笑)、想像以上に大変で。企画から構成、撮影、編集と、すべて自分でやらないといけない。視聴者さんのコメントが私の原動力になっています。挫折期は、求められることと、自分のやりたいことが矛盾していたけれど、今は100%自分がやりたいメイクの発信ができるようになった。YouTubeという新しい表現方法に出会えたおかげですね」かじえりさんの人生年表2001年(9歳):初めてコスメに興味を持つ。小学3年生の冬、ある化粧品メーカーのルージュのCMに心を奪われてコスメに興味を持つ。恥ずかしくて欲しいとは言えなかったものの、その年のクリスマスプレゼントに口紅をリクエスト。それ以来、コスメへの興味は隠さず、おこづかいでコスメを買い始める。2006年(14歳):初めて人にメイクをして、喜んでもらえたことに感動。中学2年生から本格的にメイクを始める。「プリクラでキレイに写りたい」と、友人が自分のメイクに興味を持ってくれたことをきっかけに、初めて人にメイクする。喜んでもらえたことに感動し、メイクアップアーティストになると決意。メイクが学べる高校に進学。2011年(19歳):事務所に所属し、真似メイクでテレビ出演。意中の彼を振り向かせたくて、彼が好きな芸能人のメイクを研究。これが“真似メイク”の原点。そして見事その恋を実らせることができ、それ以来、タレントの真似メイクをブログで紹介。専門学校に進学後、芸能事務所に所属して、真似メイクをテレビで披露する。2013年(21歳):自分の方向性を見失い、メイクに対する愛が減退。専門学校を卒業後、“モノマネメイク”と“真似メイク”をテレビやネットなどで比較されることが気になり、メイクへの愛情がダウン。ここから3年間は挫折期が続く。時々入る仕事以外は遊んで暮らす日々を送り、メイクが楽しいと思えない辛い時期。2016年(24歳):“天職”タイミング。自分のやりたかったことを実践している人を発見!韓国人YouTuberのPONYさんの動画に感銘を受け、自分の将来像が明確になる。メイクの楽しさを発信したいと再び奮起する。2017年(25歳):YouTuberとして活動をスタート。何もわからないまま動画の世界に。8月にプロダクション会社UUUMから声がかかり、YouTuberとして本格始動。企画構成、撮影、編集を全て担当したメイク動画を配信、再び注目を集める。メイク講師としても活動し、美容業界を盛り上げることが今の目標。かじえりYouTube「KAJIERI MAKEUP」やInstagram(@kajierimakeup)で発信するメイクテクニックが人気で、YouTubeのチャンネル登録数は9万人を超える。SNSでの発信と並行し、現在は美容学校などでメイク講師も務める。※『anan』2018年5月30日号より。写真・土佐麻理子イラスト・長谷川まき文・野村紀沙枝(by anan編集部)
2018年05月27日テレビ東京系新ドラマ『ヘッドハンター』(4月スタート 毎週月曜22:00~)の追加出演者が23日、明らかになった。平山浩行、徳永えり、山賀琴子、岡田龍太郎が出演する。同作は同局の新ビジネスドラマ枠「ドラマbiz」の第1弾。働くことをテーマにしたドラマ枠で、第1弾では「転職」をテーマに、ヘッドハンター界の異端児でサーチ会社「SAGASU」のヘッドハンター兼社長・黒澤(江口洋介)が、人のため、企業のため、自分のために奮闘する姿を描く。平山は「SAGASU」と協力関係のあるフリーの経済記者・眞城昭役、テレビ東京のドラマ初出演となる徳永は「SAGASU」のリサーチャー・舘林美憂役で出演。さらに山賀は黒澤行きつけの洋食店の店員・及川百合を、岡田は小池栄子演じる響子が務める転職斡旋会社の老舗「ブリッジ」で響子の直属の部下・武井恭平を演じる。また、各話には豪華ゲストの出演を予定している。○平山浩行コメント私はフリーの記者、眞城昭を演じることになりました。今の現代社会において、人間の価値観や評価といった、とてもリアルで生々しい物語に参加することを演じる前から楽しみに思っております。つかみどころの無い様々な表現でこのヘッドハンターにぶつかっていきたいと思います。○徳永えりコメント今回、ドラマBiz記念すべき第一弾『ヘッドハンター』で舘林美憂役を演じさせていただきます。大人の方に向けたビジネスドラマに参加させていただけるということで、身の引き締まる思いです。また、素敵な先輩方とお芝居ができると思うとウズウズしてたまらないです!舘林美憂は、一見明るくお調子者に見えますが、人の本質や心理を見抜く洞察力に優れた人間です。一つの色に染まらず、カラフルに演じられたらなと思っております。
2018年03月23日ウーマンエキサイトのスペシャルサポーター「ママリーダーズ」のメンバー、料理レシピブロガーのさとえりさんを紹介します。■さとえりさんさとえり Satoeri プロフィール美大卒業後、老舗和菓子会社で企画開発。退社後は、大手料理教室へ通い同教室のパン講師を務める。出産後、自宅で小さなパン教室を時々開催。2010年、笠倉出版より「ワンプレートごはん わたしカフェへようこそ」を出版。料理は口から食べる愛情! をモットーに、3人の子ども達の好き嫌いが少しでもなくなるようにと、悪戦苦闘しながら小さな努力を重ねる日々。生年月日 : 1982年1月7日子ども : 長男(2010.8)、次男(2014.5)、長女(2016.1)居住地 : 愛知県Blog: お家カフェごっこ nico@cafe Instagram: @nico__cafe 座右の銘 :いいことはおかげさま 悪いことは身から出たさび【参加企画】
2017年09月08日『メイズ・ランナー』『レヴェナント: 蘇えりし者』のウィル・ポールターを主演に迎える『キッズ・イン・ラブ』。ロンドンを舞台にまばゆいほどのひと夏の恋、一生に一度きりのゴールデン・タイムをスタイリッシュ映像で切り取った青春ストーリーを描く本作から、この度、ポスタービジュアルと予告編が公開された。大学入学を控えた夏休み。ジャックの予定といえば、親が勝手に決めたインターンシップがあるくらい。いつも「人生にはもっと“何か”があってもいいはず!」と口にしながらも自ら行動はせず、冴えない日々を過ごしていた。しかし、そんなある日、美しいイブリンと出会ったことで、ジャックの人生は一変して輝き出す――。自由奔放なイブリンと、ハイクラスな仲間と過ごす刺激的で充実した日々。この華やかな世界が、ずっと続くと思っていた…。本作は冴えない日々が続く夏休み、ミステリアスな美少女との出会いから始まる物語。誰しもが経験したことのある恋の甘酸っぱさや、迷いながらも未来を選んでいく青年の成長を、淡く瑞々しく描いていく。主演を務めるのは、『メイズ・ランナー』で主人公トーマスと対立するギャリ―役や、『ナルニア国物語/第3章』『なんちゃって家族』『レヴェナント: 蘇えりし者』に出演するウィル。ヒロインには、鬼才アレハンドロ・ホドロフスキーの孫娘で、女優・ミュージシャン・モデルとマルチな活躍を見せるアルマ・ホドロフスキー。またスーパーモデルでありながら、『スーサイド・スクワッド』で人間と魔女の間で揺れる多重人格者の“エンチャントレス”を演じているカーラ・デルヴィーニュなど、世界をリードする若きアイコンが集結している。このほど公開された予告編では、トムとジャックが美少女イブリンに声を掛けるシーンからスタート。仲間たちと過ごす楽しそうな日々が映し出される中、予告編ラストは「僕は君の何?」というジャックの問いで終了してしまう。気になるこの続きは…?ぜひ劇場で確かめてみて。『キッズ・イン・ラブ』は7月29日(土)よりカリテ・ファンタスティック!シネマコレクションにて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月05日RIZAPはこのほど、RIZAP に挑戦して見事に美しい身体を手に入れた女優・石田えりさんが出演する、RIZAP新CMの放映を開始した。石田さんは現在56歳。かつては抜群のプロポーションでファンを魅了していたこともあり、「もう一度グラビアに挑戦したい」と、50歳を迎えてからサーフィンを始めるなど積極的に身体づくりに励んできたという。しかし、年齢とともに代謝が落ち、自己流のダイエットではなかなか成果が出なかったとのこと。体重が減っても、以前のような体形を取り戻せないことに悩みを抱えていたという。そこで石田さんは、理想の体形を手に入れるために、RIZAPでのトレーニングに挑戦。RIZAPではトレーニングのほか、適切な食事管理も行い、目標体重を管理した。その結果、約3カ月のトレーニングで、ウエストは-14.5cm、体脂肪17.8%を達成したとのこと。体重自体は4.9kg減だが、これは脂肪を減らし、筋肉をつけたためであるという。これにより、見事におばさん体形からグラビア体形へと変わることができたとのこと。新CMでは、水着姿の石田さんがサーフィンを楽しみながら、今回の挑戦で手に入れた美しく健康的な身体を披露。50・60代になっても美しい身体づくりに挑戦できることを証明した内容になっている。石田さんは今回の体験について、「生まれ変わったような気持ちになれて、新しい何かが待ち構えていると思うと、これから年齢を重ねていくことが楽しみになりました」とコメントした。さらに「今後身体も心も自分でコントロールできるようになって、まるで活き活きと一生青春みたいです」とも語っている。
2017年05月26日女優の石田えりが24日、都内で行われたトレーニングジム「ライザップ」の新CM発表会に出席した。トレーニングジムのライザップは、同ジムでのトレーニングに挑戦して美しいボディを手に入れた石田えりが出演する新CMを、26日より全国で放映スタート。かねてより「もう一度グラビアに挑戦したい!」という目標のために、ライザップに約3カ月挑戦した石田は、ウエストはマイナス約15cm、体脂肪率17.8%を達成。この日は"グラビア体型"へと変身させたボディーをひっさげ、水着姿で披露した。石田は「3カ月で15cmぐらい小さくなったみたいです。体脂肪率も最初は30近くあったんですが、今は16%台になり、アスリート指数もマックス状態でビックリしました」と驚いた表情で、ライザップに挑戦した過程を「実は60歳になったらグラビアをやろうと思っていて、60歳になってライザップで鍛えようと思ったんです。今56歳なんですが、偶然ライザップさんからお話をいただき、60歳まで待たずに今やりなさいと天から言われている気がしたのでやらせていただきました」と説明。3カ月間のトレーニングを「ライザップのシステムは意外と簡単で体重は減っていったんですが、重力に逆らってグッと上げていくのは大変でした。トレーナーと二人三脚で頑張りました」と充実感をにじませながら「一回でも体験すれば、違う世界が見えると思います。自分の気持ち次第だし、皆さん50代からもう一回青春しましょう!」とアピールした。3カ月前と比べて見違えるほどのボディを手に入れた石田は、週刊誌でグラビアの掲載も決定。この日はその一部の写真がお披露目されて「恥ずかしい…」と赤面するも「この歳でグラビアをやらせてもらうなんて夢のようです。生きていると何が起こるか分からないものですね」と信じられない様子。そんな石田に恋愛の話題を振ると「恋の予感はないんですけど、これからあるかもしれないから、その時は身体ごとイエイ(笑)」と意欲を見せていた。
2017年05月24日常に強いインパクトを残す名女優として、またバラエティ番組のコメンテーターなども務め、テレビの世界でも広く知られる渡辺えり。だが彼女の本質は、日本では非常に数少ない、作・演出・出演の全てをこなす“女性舞台人”というところにあるだろう。オフィス3○○『鯨よ!私の手に乗れ』チケット情報そんな渡辺の作劇の拠点・オフィス3○○(さんじゅうまる)の新作『鯨よ!私の手に乗れ』は、老人向けシェアハウスが舞台。そこに暮らす、かつて地方劇団の仲間だった老女たちが、劇団主宰者の失踪により上演されなかった幻の芝居「鯨よ!私の手に乗れ」を上演しようと試みる。介護士らも巻き込んでのドタバタが巻き起こり、加えて70代の“元女優”たちには、当然ながら老いの兆候が。やや切なくもユーモラスな試練を乗り越え、作品は無事上演されるのか!?歌あり、ダンスあり、劇中ミュージカルあり、ハープ演奏(!)あり。ダンスの振付は渡辺自身が手掛け、また新たな肩書きが加わることになる。劇中で象徴的に使われるモチーフで、タイトルにもある“鯨”。渡辺はそこに、様々な思いを託す。「やはり3.11以降の東北に対してですね。東北はもともとクジラ漁が盛んだったところが多かったんですけど、世の中の流れで今は採れなくなってしまいました。山形が故郷の私も鯨を食べて育った人間で、鯨と出会うのが子供の頃の夢でもあったし、何かすごいもの、理想の象徴というか。この作品では“演劇”を表しているともいえると思います」そして個性的な登場人物に息を吹き込むのは。渡辺はもちろん、NHKの朝ドラ「あまちゃん」でも息の合ったところを見せた渡辺の盟友・木野花、日本を代表するミュージカル女優のひとり・久野綾希子、渡辺が期待を寄せる若手で劇団「KAKUTA」主宰の桑原裕子、東京乾電池出身の個性派・広岡由里子、経験豊富で“名バイプレイヤー”の名がふさわしい鷲尾真知子、そして急遽参戦が決まった銀粉蝶ら。舞台を主戦場としてきた気高き女性たちが大半のカンパニーだ。「劇団出身の人ばかりになったのは偶然。でも相変わらず男性社会の日本の演劇界で、今も芝居を続けている人を集めたのは確かです。1言えば10返って来るメンバーなので(笑)楽しくなると思いますし、笑いの絶えない舞台にするつもり。でもお客さんはどうしても今の日本の現実と重ね合わせて、いろいろ感じざるを得ないんじゃないでしょうか」だが、その明るくない現実の先に希望を見出すことができるものこそが“演劇”だと、永遠の演劇少女・渡辺えりは信じている。公演は1月18日(水)から2月5日(日)まで東京・シアタートラムにて。取材・文武田吏都
2017年01月17日『レヴェナント:蘇えりし者』でアカデミー賞を受賞し、環境活動家、国連ピース・メッセンジャーとしても知られるレオナルド・ディカプリオが手がけるドキュメンタリー番組「地球が壊れる前に」が、「ナショナル ジオグラフィック チャンネル」にて日本初放送されることが決定。そのほか「hulu」や「dTV」などでも配信されることが決まった。125年以上の歴史を誇る、世界最大級のNPO団体「ナショナル ジオグラフィック」が贈るドキュメンタリー専門チャンネル「ナショナル ジオグラフィック チャンネル」にて放送される本番組。『レヴェナント』撮影中にも気候変動が及ぼす地球への影響や危機を改めて目の当たりにしていたレオナルドが、マーティン・スコセッシを製作総指揮に迎え、2年間に渡り世界各地を巡ったドキュメンタリー。絶滅の危機にある野生動物の実態や、北極で氷山が崩壊する瞬間など、地球が直面している環境破壊の現実をリアルに届けると共に、レオナルド自らがオバマ大統領やローマ教皇フランシスコ、ビル・クリントン元大統領らと環境問題について対話する様子も収められている。なお、より多くの視聴者に見てもらえるよう、放送翌日から番組公式ホームページでの配信に加え、ナショジオワイルド、FOXスポーツ&エンターテインメントなど各放送や各配信サービスなどでもお届けする予定。ドキュメンタリー番組「地球が壊れる前に」はナショナル ジオグラフィック チャンネルにて10月30日(日)22時~放送。公式番組ページにて10月31日(月)正午12時~11月8日(火)午後2時まで配信。<放送>■ナショジオワイルド■FOXスポーツ&エンターテイメント■ひかりTVテレビサービス「ひかりTVチャンネル1」■ケイ・オプティコム「eo光チャンネル」■近鉄ケーブルネットワーク「KCNスポーツ&カルチャー(12ch)」<配信>■J:COMオンデマンド■ひかりTV ビデオサービス■hulu■dTV■UULA■ゲオチャンネル■avex Movie Gift※順不同。放送、配信のサービスやスケジュールは都合により変更になる場合があります。(text:cinemacafe.net)
2016年10月24日アイドルグループ、仮面女子の神谷えりなが19日、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『I◆えりにゃん』(発売中 4,104円税込 発売元:イーネット・フロンティア)の発売記念イベントを行った。"史上最強の地下アイドルグループ"と呼ばれて大人気を博している仮面女子の神谷えりな。グラビア活動にも積極的で、「ミスFLASH2012」にエントリーした2011年以降、「神乳Gカップアイドル」と呼ばれてグラドルファンからも高い注目を集めている。そんな彼女の通算3枚目となる同DVDは、今年3月に海外ロケとなるサイパンで撮影。視聴者を恋人に見立てドラマ仕立てながら、豊満なGカップバストをたっぷりと披露している。「初心を忘れないために、純白のビキニにしてみました」と水着解説した神谷は「設定的に私がツンデレな彼女になったり、いきなりデレな彼女になったりと、見ている方を彼氏に見立てて恋愛を繰り広げていきます。回想シーンでは初々しさもありますが、仲良くなっていくと大人っぽい雰囲気の映像もあります」と最新作を説明。セクシーなシーンを「ピンクのワンピースから水着へと展開していくシーンでは、お酒を飲んで酔っ払っちゃうシーンなので、かなりセクシーなシーンになっていると思います」とアピールした。神谷えりな(かみや えりな)1991年10月15日生まれ。静岡県出身。A型。身長152㎝。スリーサイズはB86・W58・H84。2012年に仮面女子候補生グループ、OZのメンバーとなってアイドルデビュー。以降は仮面女子などを運営するアリスプロジェクトの中心的メンバーとして人気を博す。グラビアは2011年にエントリーした「ミスFLASH2012」で初めてグラビアを披露。翌年に掲載された「週刊ヤングジャンプ」で一気にグラドルファンの注目を集め、2015年には「ZAK THE QUEEN 2015」のグランプリに輝いた。
2016年07月02日レオナルド・ディカプリオにアカデミー賞をもたらしたアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督作『レヴェナント:蘇えりし者』の音楽を担当したことも記憶に新しい、世界的音楽家・坂本龍一。このほど、坂本氏が芥川賞作家・吉田修一と鬼才・李相日監督、そして渡辺謙をはじめとする超豪華キャストが競演を果たす映画『怒り』の音楽を担当、その旋律が第2弾予告編映像の中で解禁となった。各映画賞を総なめにした『悪人』から6年。吉田修一と李監督が新たに挑むのは、SNSやモバイル機器の発達により、家族や友人、ときに愛する人でさえ、簡単に疑ってしまう不信の時代に、人を“信じる”という根源的な問いかけを一つの殺人事件をきっかけに投げかける群像ミステリー。主演を務めるのは、ハリウッドでの活躍はもちろん、昨年は「王様と私」でブロードウェイ・ミュージカルにも初挑戦した、渡辺さん。さらに森山未來、松山ケンイチ、綾野剛が殺人事件の“犯人かもしれない”謎の男に、また、彼らを“信じよう”とする者たちには広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡と、人気・実力ともにトップクラスの7名が集結。迫真の演技で重厚な人間ドラマを紡ぎ出す。そんな本作に、日本が世界に誇る音楽家・坂本氏も引き寄せられた。『戦場のメリークリスマス』(’83)で英国アカデミー賞、『ラストエンペラー』(’87)ではアカデミー賞作曲賞、グラミー賞などを受賞、療養から復帰後も山田洋次監督の『母と暮せば』に『レヴェナント』と大作を手がけた坂本氏。今回は、李監督の熱烈なオファーにより実現したもので、本作の川村元気プロデューサーは「たぎるような怒りと、すべてを諦め冷めてしまった怒り、人を信じる気持ちと、信じられないと思う気持ち。揺れる登場人物たちの感情を、冷静な世界からエモーショナルに音楽を描けるのは、世界においても坂本龍一しかいなかった」とその理由を明かしている。坂本氏は、原作と李監督による脚本をすぐさま読んで快諾。李監督と度重なるディスカッションを重ね、音楽制作が行われた。昨年8月には、坂本氏は『怒り』撮影現場を見学し、撮影された映像を観ながら、より期待が高まっていったという。李監督と坂本氏は何度も意見交換を行ったそうで、「常に妥協を許さない李監督の姿勢に、何度も何度も直しを要求されたけれど、音は直す度に確実に良くなっていった」と、坂本氏はふり返って言う。音楽収録は、今年3月6日(現地時間)、米ワシントン州ケンモア市にあるバスティア大学内にあるチャペルにて行われた。メジャーな録音スタジオ(ロスではソニー・ピクチャーズ、20世紀FOX、パラマウント・ピクチャーズ。ロンドンではアビーロードなど)の録音ステージと同じ質を提供することで知られているこのチャペルでは、数多くの作品の音楽収録が行われており、『レヴェナント』をはじめ、『キャロル』『しあわせの隠れ場所』『ワルキューレ』『ブロークバック・マウンテン』などの収録が行われている。坂本氏と収録に臨んだのは、シアトルを中心に活動するノースウェスト交響楽団。坂本氏とは『レヴェナント』でもタッグを組んでいる。オーケストラの楽員は、「坂本さんは特別な方です。存在感が圧倒的で、部屋に入ってきたことを見て確認しなくても(存在感を)感じるそんな方です。彼の音楽を言葉で表現することなど到底無理ですね。ただ曲に引き入れ包み込み、巧みに設計された音によって、聴いた人間に考える力をもたらし、音楽の世界での旅に連れ出してくれるということは言えます。それは最初の音譜から最後の音譜まで。彼の音楽によって映像作品がより魅力的になるのはそういうことで、まさに魔法にかけられた感じ」と、坂本氏の音楽を表現する。李監督も、「音ひとつひとつの響き、厚み、深みが想像以上に音が感情表現している。聴かせていただいた音楽の力で何ステップにも映画が上がっていく瞬間をじかに見せていただいた。責任がさらに増している感じがあります。嬉しい責任ですけどね」と語る。さらに、坂本氏が作り上げた主題曲を奏でるのは、2本のチェロによる圧倒的パフォーマンスで世界を魅了する、クロアチア出身チェロ・デュオ「2CELLOS」今年7月に開催されるFUJIROCK FESTIVAL’16への出演も決定しており、彼らの繰り出す音色にも期待が高まる。<以下、各人コメント>■坂本龍一李相日さんと初めて仕事をした。事前の噂では大変に難しい人だという。実際に仕事をしてみると、なるほどしつこく、粘り強くこちらに様々な要求をしてくる。しかし、それは「もっとよい方法があるのではないか」「もっとよくなるのではないか」という李さんの作品へのこだわりからくるものであり、モノを作る人間ならば当然の欲求であって、逆にそれがないのがおかしいと言わざるを得ない。『怒り』は日本映画としては珍しくエンターテインメントに流されず、骨太でパワフルな映画になったと思います。■李相日監督「怒り」…これは誰の目にも見えるわけではない。けど、間違いなく誰の側にもあるもの。そんな雲をも掴み取ってしまうような鋭い感性が坂本さんには存在する。映像から受けた刺激と、僕のゴタクに忍耐強く耳を傾け、ミリ単位に及ぶ緻密で壮大なサウンドが生み出される。登場人物たちは多様な顔を見せ始め、シーンは様々な解釈を生じさせていく。もっと深く、もっと濃密に…。思えば、“坂本龍一”という名の大きさに呑まれぬよう自分を叱咤していた。気付けば、呑まれたのは、『怒り』に臨む坂本さんの姿勢。剥き出しの、その情熱に。■「2CELLOS」このような日本映画の大作に、そして日本を代表する偉大な作曲家、坂本龍一氏とご一緒できて大変光栄です。僕たちは2人とも映画やアニメなど、日本の文化が大好きなので、このプロジェクトに参加できてとてもワクワクしています。『怒り』は9月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月16日アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督のもと、主演を務めたレオナルド・ディカプリオが本年度アカデミー賞をはじめ、賞レースを席巻した『レヴェナント:蘇えりし者』。今回は、念願のオスカー獲得につながったディカプリオの俳優魂を明らかにする、7つの“過酷すぎるチャレンジ”に注目した。本作の舞台は、19世紀、アメリカの広大な未開拓の荒野。狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(ディカプリオ)は、狩猟チームメンバー、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)の裏切りで置き去りにされてしまうばかりか、目の前で愛する息子を殺されてしまう。フィッツジェラルドに復讐を果たすため、“生きる”という意志だけを武器に、グラスは厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、約120キロの容赦ない旅を生き延びようとする――。本作で何より注目を集めるのは、まさに文字どおり“渾身”で挑んだディカプリオの熱演だ。その中の7つの過酷なチャレンジについて迫った。■チャレンジ1:手付かずの大自然を相手に挑んだ撮影!本作の撮影でロケ地として選ばれた場所は、手つかずの自然が残るリアルな未開の土地で、あらゆる場所に点在した撮影ポイントは100か所近くに及んだという。しかも、アカデミー賞史上初、3年連続の撮影賞受賞を果たしたエマニュエル・ルベツキによる撮影は、自然光のみを使うというこだわりのため、1日の内、実際に撮影に使用できた時間は1時間半程度。そのために8~9時間に及ぶリハーサルを行い、ミスの許されない状況の中で毎日撮影が行われた。まるで鑑賞者がその場に居合わせたかのように感じる臨場感は、こうして作り上げられたのだ。■チャレンジ2:バナナで釘が打てる!気温がマイナス27度まで低下することも!手つかずの大自然が広がる土地はとにかく寒く、時にはマイナス27度まで気温が下がったことも。クルーたちは、お互いに凍傷の兆候がないか確認し合ったほどだったという。ディカプリオも「低体温症になりかけたし、何度も風邪を引いたよ」と語っている。しかし、そんな過酷な冬の寒さを相手に、ディカプリオは裸になり、雪にも埋まり、さらには極寒の川にダイブするという荒業をやってのけ、グラスの経験にリアリティを生み出している。■チャレンジ3:本物そっくりのゼリーがあるのに、バイソンの生レバーを食す!劇中で、グラスは木の根を食べ、川で手づかみした魚をそのまま食し、飢えを回避する。それらのシーンも非常に印象的だが、最も衝撃的なのは、ベジタリアンといわれるディカプリオがバイソンの生肉を食らうシーンだろう。このシーンの撮影にあたり、撮影班は本物そっくりのゼリーで作ったレバーを用意したが、ディカプリオはそれを使うことを拒否。リアルさを追求するため、本物の生レバーを食した。思わず咳き込んで吐き出すも、演技を超えた本気のそのリアクションは、そのまま本編に使用されている。■チャレンジ4:鼻の骨を折るほどの格闘シーン!劇中で、重傷のグラスを置き去りにするばかりか、彼の最愛の息子を殺害してしまう非情な男ジョン・フィッツジェラルド。アクションシーンにもリアルさを求めた監督は、終盤、グラスを演じるディカプリオと、フィッツジェラルドを演じるトム・ハーディを実際に殴り合わせた。その過程でディカプリオは鼻を骨折。それでも撮影は続行され、並のアクション映画を超えるほどの迫真のアクションシーンが完成することとなった。■チャレンジ5:世界で話せる人はほとんどいない!?先住民族の言語をマスター!当時の人々の様子もリアルに描くことにこだわった本作。実在する部族も描かれており、歴史研究家も作品に多くのアドバイスを送っている。グラスは部族の女性と結婚しているため、矛盾を生まないよう、ディカプリオは本物の部族の中でも現在では話せる人が10人未満と言われる2種類のネイティブ・アメリカンの言語を習得した。劇中では、息子とのやり取りや回想シーンで、ディカプリオがこれらの言葉を使いこなすところが目撃できる。■チャレンジ6:役作りに1年半! ヒゲを伸ばし続けたのは映画のためだった!リアリティにこだわり抜いた撮影は、なんとあごヒゲにまでも及んでいた。ディカプリオは2014年の冬ごろ、かなり伸びたあごヒゲが端正な顔立ちを台無しにしていると話題になり、世界中を悲しみに暮れさせたが、これは本作に向けた準備だったのだ。当時のハンター、グラス役として求められる量のあごヒゲを蓄えるのにかかった期間は1年半。それだけの間、プライベートでの見てくれには脇目もふらず、ヒゲを伸ばし続けたディカプリオの役者魂には感服だ。■チャレンジ7:まさかのノースタント! 熊に襲われるシーンでは実際に地面にたたきつけられた!劇中で、グラスは灰色熊に襲われて重傷を負う。このシーンばかりはCGも使用されたが、その撮影は過酷を極めた。熊に襲われるグラスの姿を再現するため、ワイヤーで吊るされたディカプリオを何度も地面にたたきつけるという撮影は、スタントマンなしで、1週間に渡って続いたという。劇中で熊に襲われながらグラスが見せる苦悶の表情は、実際にディカプリオが見せたリアルな反応そのものなのだ。ちなみに、熊はどう見ても実物にしか見えないリアルさで、思わず手に汗握る迫真のシーンとなっている。こうした過酷過ぎる撮影は、すべて映画の“リアルさ”のために行われている。CG、スタントといった手法があふれる現代にありながら、ハリウッドの大作映画にもかかわらず、それらの手段をあまり使用せずに撮影された本作の映像からは、大自然の過酷さや登場人物の動きを、まるでその場に居合わせたかのようなリアルさで体験できる。その中で描かれる親子の深い愛と、そこから紡ぎだされる奇跡のサバイバル。まさに唯一無二の映像体験といえそうだ。『レヴェナント:蘇えりし者』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月11日1997年の『タイタニック』で日本中の女性を虜にしたレオナルド・ディカプリオ。『ロミオ+ジュリエット』『太陽と月に背いて』『仮面の男』…あの頃のレオ様って本当に美しかったですよね?当時は線の細い美少年だった彼も気づけばアラフォー。セクシーなブルーの瞳はそのままに、ダンディーさとワイルドさを併せ持つ大人の男性へと変貌を遂げました。そんなレオ様の最新作『レヴェナント:蘇えりし者』はもうご覧になりましたか?◆ワイルドすぎるレオ様に注目俳優として5度目のノミネートで、本作にて悲願のアカデミー賞主演男優賞を獲得したディカプリオ。今回、彼が演じたのは愛のために復讐の鬼と化した男です。狩猟中にクマに襲われ瀕死の重症を負った上に、仲間の裏切りで目の前で愛息子を殺害された主人公は、復讐を果たすために約120kmの過酷な旅を続け…。2013年の『華麗なるギャッツビー』で魅せたミステリアスな大富豪とは打って変わったワイルドすぎる姿には、度胆を抜かれること間違いないでしょう。◆レオ様のコメントを入手!このたび、作品の大ヒットを記念してディカプリオが明かした映画の見所&撮影秘話を特別に入手!ということで、そのコメントをご紹介します。特製グッズのプレゼントもあるので、ぜひ最後まで見てみてくださいね。――「撮影がとても過酷だったと伺いました。思い出や裏話を教えていただけますか?」ディカプリオ:「ものすごく大変だったよ!誰もが身を粉にして撮影に挑んだ。撮影中はマイナス27度まで冷え込んだこともあったんだ。氷点下の中で裸にもなったし、極寒の川にも飛び込んだ。低体温症にもなりかけたし、数えきれないくらい風邪をひいたよ。でもその甲斐あって、その場に居合わせたような臨場感を表現することができたんだ」確かにこの作品の臨場感はすごいんです。作り物ではない、本当に厳しい環境下で演じられたお芝居ゆえの熱量が感じられるので、まるでレオ様と一緒に19世紀のアメリカを旅しているような気持ちに!――「セリフがあまり多くない役でしたが、言葉無しで自分の考えを伝えるのは難しかったですか?」ディカプリオ:「今まで、言葉によって考えを伝える役を演じることが多かったから、ほとんどセリフが無い今回の役は非常にチャレンジングだったね。監督とよく話し合い、脚本を検討し、特別の瞬間や、グラスが経験したことについて考えて撮影に臨んだんだ」瀕死の重傷を負っている役なので、話すシーンはほとんどありません。その分、表情とボディランゲージで全ての感情を表現している彼に圧倒されちゃいます。特に目の演技には要注目!――「最後に、映画の見所を教えてください!」ディカプリオ:「この作品で描かれるのは、単なるサバイバルじゃない。親子の深い愛情と、それを奪われた男が復讐のために挑む壮絶な旅が描かれているんだ。そして、大自然の中で生き抜こうとする一人の人間のストーリーでもある。日常ではまず味わえない、壮大なスケールの旅に連れて行ってくれる作品だ。ぜひ劇場の大きなスクリーンで鑑賞してほしいな」殺された息子はもちろん、その母である原住民への女性への深い愛も描かれているので、男性としてのディカプリオの魅力も存分に感じられます。ですから、常々、「ひ弱な男じゃ物足りない!私が求めてるのはタフな男なのよ!」と考えている女性が観たら、愛ゆえに強く、時に残忍にもなれる彼の姿に、改めて「ディカプリオってかっこいい」と思うかもしれません。そう、レオ様は『タイタニック』の時から頼れる男だったけれど、今はそこに渋みと野性味が加わって、たとえて言うなら熟成したワインのような深い味わいを醸し出しているんです。ディカプリオの鬼気迫る演技で描かれる、深い愛とそこから紡がれる奇跡のサバイバル。復讐の先には、いったい何が待ち受けているのか…?魂を揺さぶる映画体験を、ぜひ劇場で堪能してください!【STORY】舞台はアメリカ西部の広大な未開拓の荒野。狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に置き去りにされてしまう。さらに反抗したグラスの息子までも、フィッツジェラルドは容赦なく殺してしまった。グラスは、大自然の脅威なか、厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、愛する息子を殺されたことへの復讐の執念のみを武器に、約120キロの容赦ないサバイバルの旅を生き延びなければならない。果たして彼は、激しい怒りを力に変え、奇跡的に死の淵から蘇ることはできるのか!?4月22日TOHOシネマズ 日劇他全国で大ヒット公開中監督:アレハンドロ・G.・イニャリトゥ出演:レオナルド・ディカプリオほか配給:20世紀フォックス映画配給『レヴェナント:蘇えりし者』(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.★オリジナルグッズプレゼント★映画『レヴェナント:蘇えりし者』より、作品の世界観をイメージした「特製レザーノート」を2名様にプレゼントします!ご応募期限:2016年5月23日(月)
2016年05月07日公開中のレオナルド・ディカプリオ主演映画『レヴェナント:蘇えりし者』のメイキング映像が公開になった。本作で、3年連続でアカデミー撮影賞に輝いた名撮影監督エマニュエル・ルベツキの描き出す映像の魅力に迫った内容だ。『レヴェナント:蘇えりし者』メイキング映像ルベツキは、1964年にメキシコシティで生まれ、朋友アルフォンソ・キュアロン監督の作品を数多く手がけて、好評を博した。彼の名が世界に轟くようになった大きなきっかけは鬼才テレンス・マリック監督の作品を手がけるようになったことだ。これまでネストール・アルメンドロス、ジョン・トールら名だたる撮影監督と仕事をしてきたマリックは、新たにルベツキとタッグを組み『ニュー・ワールド』『ツリー・オブ・ライフ』『トゥ・ザ・ワンダー』を発表。その精緻な映像は多くの観客を驚かせた。その後、ルベツキは2013年の『ゼロ・グラビティ』、2014年の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、2015年の『レヴェナント: 蘇えりし者』で3年連続アカデミー撮影賞を受賞。このほど公開になった映像で、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督は「ルベツキは私の友人であり、兄弟であり、相棒、教師でもある」と言い、ディカプリオは「誰にでも撮影できるような単純な物語ではない」とコメント。映像にはルベツキのインタビューや、リハーサル風景も収録されている。監督が語る通り、ルベツキの最大の魅力は「光を巧みに利用する」ことだ。本作では自然の姿を繊細にとらえるため、本作の物語の時代にはまだ電灯が普及していなかったことを考慮して、撮影はすべて自然光のみで行われた。一方で、ルベツキの映像はいつも“レンズ”の存在を重視し、自然を“単に美しく”切り取ることを良しとしない。映画では、主人公グラスが瀕死の状態で大自然の中を旅する過程が描かれるが、彼が地面を這いながら荒々しく呼吸すればレンズは曇り、太陽の強い光が差し込めば映像に虹色の模様のようなレンズフレアが発生し、誰かが負傷すると飛び散った血がレンズに付着し、しばらく画面に残る。大自然の姿を繊細にとらえながら、“肉眼”で見たものとは違った景色を徹底的に追求し、映画でしか描けない映像がそこに現れる。映像の最後でディカプリオは「息をのむような体験ができる」と作品に自信を見せている。『レヴェナント:蘇えりし者』公開中
2016年04月28日「アカデミー賞」を獲得したレオナルド・ディカプリオの鬼気迫る演技、坂本龍一の自然と人間の葛藤を描いた音楽でも話題の『レヴェナント:蘇えりし者』。このほど、本作で「アカデミー賞」監督賞を2年連続受賞したアレハンドロ・G・イニャリトゥとタッグを組み、同賞史上初の3年連続撮影賞受賞を果たした撮影監督エマニュエル・ルベツキの手法に迫る特別映像が到着した。19世紀の未開拓の荒野を舞台に、ディカプリオが熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負った上に、目の前で息子を殺され復讐心をその胸に宿す主人公を熱演、約300kmの壮絶なサバイバルを繰り広げる本作。今回、到着した映像は、『ゼロ・グラビティ』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に引き続いて、本作で「アカデミー賞」撮影賞を受賞、ディカプリオやイニャリトゥ監督から親しみを込めて“チーヴォ”との愛称で呼ばれるルベツキの仕事ぶりについてフォーカスしたもの。監督とルベツキは、ディカプリオ演じるグラスの旅の自然な流れを維持するため、時系列に沿って撮影を進めること、自然光をクリエイティブな方法で使うこと、長回しのなめらかで継続的な撮影法を『バードマン』とは全く違う効果を狙って利用することの3つのルールを決めたという。なかでも、自然光撮影については、「当然の選択だったと思う」と監督は言う。「第一に、森に照明を当てる方法はない。太陽があれば、光は十分だ。自然光が持っている複雑ですばらしいところに匹敵するような人工照明は存在しない」と、本作独自の撮影スタイルを明かしている。さらに、撮影は冬だったために、午後2時半ともなれば、樹木の下はもう光がない状態だったという。「何度もリハーサルを重ねて準備を万全にして臨んだ。長いテイクを2、3回撮り直しするのに1時間か、1時間半ぐらいしかなかったからだ」と失敗の許されない撮影だったことを監督はふり返る。このような撮影ができたのは、『バードマン』に引き続いて監督とタッグを組んだルベツキの功績だといえるだろう。その証拠に「ルベツキは照明の名人だ」と監督は絶賛。ディカプリオも「息をのむような体験ができる」と明かすように、自然が持つ美しさや優雅さ、そして荘厳さをも堪能することができるはずだ。『レヴェナント:蘇えりし者』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月28日5月の爽やかな陽気に誘われて、景色の良い場所へ出かけてみたくなるこれからの季節。都内での開放的な気分を感じられるお台場で湾岸デートなどいかが?エンターテインメント施設あり、グルメあり、オーシャンビュー&夜景スポットあり、そして映画館ありのお台場で、GWにおすすめの情報をピックアップ!今月のデートにおすすめしたい映画は、今年第88回アカデミー賞主演男優賞の栄光を手にしたレオナルド・ディカプリオ主演の映画『レヴェナント:蘇えりし者』。本作は、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が「監督賞」を受賞するなど、アカデミー賞3冠に輝き大きな注目を集めている。息子を奪われた男の鬼気迫る復讐劇と、生死にまつわる奥深いテーマを扱った作品。音楽を坂本龍一が担当するなど、いろんな意味で見どころ満載。物語は、未開拓の荒野を舞台に、瀕死の重傷を負った上に仲間に見捨てられ、最愛の息子まで奪われたディカプリオ扮する孤高のハンターが、“生きる”という純然たる意志と“復讐”という憎しみだけを武器に、約300キロの壮絶なサバイバルを繰り広げる、という内容。お台場で映画を観るなら、お台場シネマメディアージュだ。連休中は混雑が予想されるので、事前にカップルシートの予約を忘れずに。映画鑑賞の前後は、近くのショッピングモールでデートが楽しめる。お台場シネマメディア―ジュから徒歩約15分、大観覧車がアイキャッチのパレットタウン内にあるショッピングモール「ヴィーナスフォート」と「MEGA WEB」では、毎年恒例の「お台場ハワイ・フェスティバル2016」が、4月29日(金・祝)~5月8日(日)まで開催される。昨年は8日間で約40万人の動員を記録したGW最大級のハワイアンイベントだ。今年のテーマは「OHANA(家族)」。国内外のアーティストたちによるハワイアン・ミュージックパフォーマンスやフラ&タヒチアンダンスショーを毎日開催するほか、ブラザートムや「DefTech」のSHEN BROWNによるハワイにちなんだスペシャルステージも予定されており、お台場はハワイアンムード一色に染まる。パレットプラザでは、コンボプレートやガーリックシュリンプなど、ハワイらしい王道グルメから、アサイーボウルや自家製のナチュラル・レモネードなどのヘルシーメニューがラインアップ。また、ワイキキ本店のスタイルで日本初登場の「プレミアム・ロコモコ」など注目メニューが目白押し。デート中もハワイアンフードで小腹を満たして。また期間中、南国の空や海をイメージしたリゾート感あふれるプロジェクションマッピング演出も展開され、館内では5月20日(金)までリゾートフェアを開催する。対象のレストラン&カフェでは、ハワイにいるようなリラックスムード漂うとっておきのリゾートメニューを用意しているので、ぜひチェックしてみて。テイクアウトのお土産にもおすすめなのが、ハワイアンスイーツカンパニーで毎年人気の「マラサダ パフ」と、今年はハワイの伝統食ポイを使用した「ポイブレッド」や「ポイ食パン」も登場。ハワイならではの味をお持ち帰りして!レオナルド・ディカプリオ主演の話題作を観て、ショッピングモールでハワイを体感。夜はお台場海浜公園で夜景を眺めながら、思い出深い1日を締めくくってみては。『レヴェナント:蘇えりし者』はTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開中。(text:Miwa Ogata)
2016年04月23日これまで“無冠の帝王”といわれていたレオナルド・ディカプリオに、初の「アカデミー賞」主演男優賞をもたらした『レヴェナント:蘇えりし者』。このほど、5分強に及ぶ彼のインタビュー映像が到着、オスカー獲得へ導いた本作への熱い思いや、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督との信頼関係が明らかになった。本作の舞台は、19世紀、広大な未開拓の荒野。狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(ディカプリオ)は、狩猟チームメンバー、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に愛する息子を殺され、さらに森に1人置き去りにされてしまう。グラスはフィッツジェラルドに復讐を果たすため、極寒の大自然の脅威の中、交戦中の部族の熾烈な襲撃をも交わし、約120キロの容赦ない旅を生き延びなければならなかった――。ディカプリオが、目の前で息子を殺され復讐心をその胸に宿す主人公を文字通りに体を張って熱演、悲願の「アカデミー賞」を手にした本作。到着した映像では、まず、65年ぶり史上3人目の快挙となる“2年連続の「アカデミー賞」”を獲得したイニャリトゥ監督について絶賛している。「(イニャリトゥ監督作品は)“ハリウッド映画”の型にはまらない作品ばかりだ。今回は壮大な作品で彼の個性が生きているよ」。イニャリトゥ監督と、史上初となる3年連続の同撮影賞を受賞したエマニュエル・ルベツキの仕事ぶりについても、「何度もリハーサルを重ね、複雑な動きのショットを練り上げるんだ」、「バーチャル・リアリティの世界に入ったように主人公たちの体験を味わえる」と語る。映像の後半で、自身の演じたグラスの役どころに話が及ぶと、力強い言葉が次々と彼の口からあふれてくる様子が伺える。さらに父と子の絆の話になると、心なしか、優しい眼差しで“父親・グラス”そのもののようなディカプリオの姿を、目にすることができる。以前、別のインタビューでは本作を「ドキュメンタリーに近い作品だ」と語り、「熊のシークエンスは、映画史上、見たことがないものになっている。観客としてもう一つ別の感覚を手にしたかのような気になるだろう。アレハンドロとルベツキが一緒に成し遂げたことは、それほどパワフルだ」と懐述していたディカプリオ。物語の発端となる臨場感たっぷりのこのシーンに代表されるように、人間が“生き抜く”かつてないほど壮大で、本質的な映画体験を、ディカプリオ自身も肌身で感じていたに違いない。『レヴェナント:蘇えりし者』はTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月22日本日22日に公開を迎えた映画『レヴェナント:蘇えりし者』で、アカデミー賞主演男優賞を獲得した主演のレオナルド・ディカプリオが、同作への思いを語るインタビュー映像が同日、公開された。本作では、ディカプリオが復讐心をその胸に宿す主人公ヒュー・グラスを熱演。65年ぶりの快挙となる2年連続のアカデミー賞監督賞を受賞したアレハンドロ・G・イニャリトゥが監督、脚本、制作を務め、国際的なアーティスト・坂本龍一が音楽を担当している。舞台は19世紀アメリカの広大な未開拓の荒野。狩猟中に熊に喉を裂かれ致命的な重傷を負ったグラスは、狩猟チームの一人による裏切りで極寒の地に置き去りになるばかりか、愛する息子を殺されてしまう。彼は復讐のため、生の意志だけを武器に大自然の驚異の中、冬の寒さに耐え、交戦中の部族の襲撃を交わし、約120キロの容赦ない旅を生き延びなければならない。ディカプリオは映像冒頭で、本作のオファーを受けたきっかけを「イニャリトゥの作品だからだ」と断言。脚本段階から製作に携わり、本作の壮大なストーリーを作り上げたイニャリトゥ監督から構想を聞かされただけで、「夢中になったよ」とも続ける。また、イニャリトゥ監督が撮る作品を「"ハリウッド映画"の型にはまらない作品ばかり」と絶賛。「今回は壮大な作品で彼の個性が生きている」と語る。そんなイニャリトゥ監督と史上初となる3年連続アカデミー賞撮影監督賞を受賞した撮影監督のエマニュエル・ルベツキの仕事ぶりについても「バーチャル・リアリティの世界に入ったように主人公たちの体験を味わえる」と力強い評価を送っている。本作については、「ドキュメンタリーに近い作品」と表現。CGを用いたのも、「動物を使ってやれない部分があったからだ」と明かす。中でも「熊のシークエンスは、映画史上、見たことがないものになっている。観客としてもう一つ別の感覚を手にしたかのような気になるだろう」とし、「アレハンドロとルベツキが一緒に成し遂げたことは、それほどパワフルだ」と述懐する。自身の演じたグラスの役どころに話が及ぶと、そのキャラクター性を説明しながら、「彼は実在した人物でありこの事件も本当に起きた」と背景を話し、「グラスは人間の可能性を証明してみせた」とコメント。父と子の絆のテーマになると、劇中で描かれている当時の人種問題などに触れながら、グラスが息子に教えた大切なことをまっすぐな視線で語っている。(C)2016 Twentieth Century Fox
2016年04月22日レオナルド・ディカプリオが第88回アカデミー賞でアカデミー主演男優賞に輝いた『レヴェナント:蘇えりし者』が4月22日、公開を迎える。アカデミー賞(特に会員)に嫌われ、ノミネートで持ち上げられては栄誉を逃すという屈辱プレイを何度も味わった後の、"悲願"の受賞。そもそもアカデミー賞ってナンボのもんじゃ?という意見や、ディカプリオ本人も受賞後のパーティーでオスカー像を飲食店に忘れるなど、その価値は人によって違いそうだが、どういうわけかレオ様の受賞は特別。SNSが盛り上がった現象も、うなずけるというものだ。主演男優賞だけでなく、監督賞と撮影賞も受賞した『レヴェナント:蘇えりし者』。(1)アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督と撮影監督エマニュエル・ルベツキのコンビ、(2)レオ様とトム・ハーディの激突――もはや多くを語らずとも、この2要素だけで傑作臭が漂う作品だ。実際ストーリーそのものは、シンプルの極み。19世紀アメリカの広大すぎる未開拓の荒野を舞台に、レオ様演じるハンターのヒュー・グラスが瀕死の重傷を負いながらも、愛する息子を殺した同じくハンターのジョン・フィッツジェラルド(トム)に復讐を果たすため、約300キロという過酷な旅に身を投じていくという物語。しかし、これがまるで初めて観るような種類の映画で、圧倒的な映画的興奮に満ち、われわれの心を捕らえて離さない。この点、3月に行われたレオナルド・ディカプリオ来日記者会見で、「アカデミー賞の受賞理由の分析は……難しいけれど、これだけの世界観に入り込める作品は例がなかった。全員が約一年半、作品の世界にどっぷりと浸かったよ。イニャリトゥ監督はどのようにしてあの世界を作り上げたか僕自身にも説明できないけれど、永遠に映画史に残るような芸術作品に仕上がったと思う」とレオ本人もコメント。そして一人の男のサバイバルであると同時に、レオ様本人の関心が高い環境についてのテーマも含まれ、単なる復讐劇でもないと、レオ様は補足した。「この映画はヒュー・グラスの物語であると同時に、アメリカの大自然が侵されていく物語でもあって、それは今も世界中で起きていること。現代では自然や土地、そこに生きている動物たちに対して敬意が欠如している。僕は地球を守りたくて気候変動を問題にしているけれど、そういったものも映画の中には入っているんだ」。おそらく、レオナルド・ディカプリオがオスカー像をゲットした理由のひとつでもあるだろう、生きるという強い意志を持った主人公のグラスが、大自然の脅威に負けることなくサバイブしていく本能的な姿に、観る者は惹かれていると思う。それまでのレオ様は心に闇を抱えた実在の人物や身勝手で自己中心的な犯罪者などを比較的よく話すキャラクターを演じてアカデミー賞界隈をザワザワ言わしてきたが、この点、「ヒュー・グラスは寡黙な男。だから、どの言語、どの国の方々にも伝わりやすかったと思う。そして一人の男のサバイバルストーリーであると同時に、大自然の中での物語でもあるんだ」と、レオ様自身も決定的な違いを語っていた。グラスはほぼ言葉を使わないため、生々しいリアルな演技が必要で、肉体的にも過酷な撮影ではあったが、イニャリトゥ監督と撮影監督が仕掛ける実験的な映像の効果とあいまって、人間の本質や人間と自然との関係などが浮き彫りに。予想以上に"返り"が多い『レヴェナント:蘇えりし者』は、スルー厳禁の傑作ドラマだ。(C)2016 Twentieth Century Fox
2016年04月21日