ロエベ(LOEWE)が4月17日まで開催中の、ミラノ サローネ国際家具見本市にて新作バッグとともに家具を発表する。クリエイティブ ディレクター、ジョナサン・アンダーソンが考案した新プロジェクト「マルケトリー イン レザー」として発表された同新作は、伝統工芸「マルケトリー」を再解釈し、ロエベが得意とするレザーを用いて20世紀初頭のヴィンテージ家具を現代らしくアップデートしたものだ。家具の木材表面に切り抜いたレザーをはめ込み、何百年も前に日本で作られた木製屏風のデザインをアレンジしたモチーフや、ロエベのアーカイブのシルクプリントなどが描き出された。元になるモチーフはすべて、拡大や抽象化することによりコンテンポラリーなデザインに仕上げられ、また多彩な質感とパーツごとのコントラストを持った絵画のような効果を生み出すために様々な種類のレザーが使用された。なお、この技術は、ランプやシガーケースとともに、今後店頭に並ぶ予定のノートやレザーポーチにも用いられている。また、精巧なカッティング技術で薄く細かくカットアウトされたレザーピースを隙間なく段差なくはめ込むことで一見プリントのように見せる「象嵌」テクニックで仕上げられたバッグも発表。大胆な色使いのチューリップと家具と同様の木製屏風のデザインをアレンジした鯉のモチーフがレザーによって描き出された。
2016年04月14日ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)によるロエベ(LOEWE)が、 3月4日、パリのユネスコ本部を会場にショーを開催した。当初からの近未来的な視点を残しつつも、より一層エレガントな仕上がりを見せ、今シーズンも新しい方向性を示して新鮮な驚きを与えた。リングチェーンや輪ゴムなどのインダストリアルなパーツと、ネコやマスクのネックレスやチャームなどのユーモアを感じさせるディテール、それらは一見して整合しないが、アンダーソンの手によると一つのコレクションの中で見事に融合するのが不思議だ。相反するものを組み合わせるアイデアは、素材面でも見られ、バンブージャージーとナイロンを組み合わせたり、ビスコースにシルクをボンディングするなど、新しい試みにも挑戦。ボリュームを持たせたハンカチヘムのスカートを合わせてフェミニンにまとめているのも今シーズンの特徴。ミリタリー風の無骨なユーティリティーウエアを、リュクスに仕上げているのも興味深い。皮革製品の老舗であるロエベらしいレザーの襟無しコートは、ドロップショルダーにしてモダンな味付けに。またレザーのビスチェもキーアクセサリーとなっていた。終盤に登場した、糸を抜いてフリンジ状にしたツイードのスーツは、独特な素材感とシルエットを描いて強い印象を残した。
2016年03月22日ロエベ(LOEWE)が16SSウィメンズコレクションのルックを公開した。同コレクションは、パリユネスコ本部にて発表された。
2015年10月16日色とりどりのベルトでウエストマークしたルックがランウェイに多く登場した15-16AWのロエベ(LOEWE)。新作のレザースカート(31万4,000円)もハイウエストかつミニ丈でトレンドを強く感じるアイテムだ。今季のテーマは“サイエンス”。現実的に未来を志向する思いを込め、ミニスカートはサイボーグをイメージした幾何学模様で前面が彩られた。素材はブルーのスウェードと、ブラックのラインはナパレザーを使い表現された。柔らかく上質な手触りに、ロエベらしいレザーへの愛着を感じることができる。幾何学モチーフのサークルレザーピースを連ねたベルト(7万9,000円)は、ペイントが施されたリボン状の末端をループに通して使用する。太めのスラックスやブーツカットジーンズなど、フレアシルエットのボトムスに合わせれば、より今季らしさを生み出せる。もちろんドレスに巻いてもいい。ベルトは全3色を揃え、既に店頭を彩っている。ちなみにスカートは2色展開、9月中旬発売予定だ。<問い合わせ先>ロエベジャパン カスタマーサービスTEL:03-6215-6116
2015年09月05日ジョナサン・アンダーソンが手がけるようになって2シーズン目となるロエベ(LOEWE)の15-16AWコレクションでは、時代を行き来するようなレトロでフューチャリスティックな世界観が描かれた。そのコレクションのランウェイにも登場したレトロモダンな「コラム リング アンクル ブーツ」(13万円)は、ミニマルなフォルムに遊び心を加えたアイコニックな一足。カーフスキンを使用したハイアンクルタイプのブーツのつま先に、グラフィカルなマルチカラーのストライプがあしらわれている。カラーは、ネイビーブルーとブラウンの2色展開で、ネイビーブルーにはイエロー・グリーン・ブルー、ブラウンにはブラック・ホワイト・レッドと、それぞれゴートスキンナパのスリーラインが走る。安定感のある10.5cmの円柱型ヒールにも、アッパーと同素材のナパレザーが巻き付けられ贅沢なフィニッシュに。ランウェイルックでは、ネイビーブルーの「コラム リング アンクル ブーツ」をメタリックなプリーツドレスとワイドなセンタープリーツパンツに合わせ、近未来的で力強い女性像を作り上げた。<問い合わせ先>ロエベジャパン カスタマーサービスTEL:03-6215-6116
2015年08月05日15SSパリウィメンズコレクションで発表され、瞬く間にロエベ(LOEWE)の新しいアイコンバッグとなった「パズル バッグ」から15-16AWの新色(H19.5×W29×D14cm 26万1,000円)がお目見え。ロエベのクラフトマンシップを継承しながら、ジョナサン・アンダーソンのモダンな感性を融合させた「パズル バッグ」は、精密なパターンでカッティングされた革パーツをパズルのように組み合わせた、立体的でボリュームのあるフォルムが特徴。折り紙から着想を得ており、縫い目に沿って畳むとフラットに変形するというユニークな構造だ。ハンドバッグやクラッチとしてはもちろん、ストラップの長さ調整すればショルダーやクロスボディとしても持ち替えられる。更にロゴ入りDリングにストラップを付け替えればボディバッグにも早変わり。フラットに折り畳めるのでスーツケースなどに簡単に収納でき、デイリー、フォーマル、旅などシーンを選ばない、実用性にも優れた万能バッグだ。中身を出し入れしやすい横長型、内ポケット付きと抜かりない。今回、カーフスエードを使用したモデルからは、写真のピンク同様、パーツによって色トーンのグラデーションカラーが新しくデビュー。他に、ブルーとグリーンもラインアップしており、9月の発売を予定している。<問い合わせ先>ロエベジャパン カスタマーサービスTEL:03-6215-6116
2015年08月04日ロエベ(LOEWE)がテキスタイルデザイナー、ジョン・アレンとのコラボレーションコレクションを15SSコレクションの一部として4月15日から限定店舗で発売する。同コレクションでは、ジョン・アレンの作品「落葉」「コーニッシュハーバー」「カンブリアのピンクハウス」にフォーカスし、トートバッグ、ダッフルバッグ、スカーフ、ラージビーチタオルのプリントに採用した。サンドやザクロ、ブルー、ピンクと鮮やかな色彩が織り成す牧歌的な作品が、カーフレザーやエキゾチックレザーのウオレットやパース、またエスパドリーユ、ポーチに落とし込まれている。またこれを記念し、ロンドンのウッドフォードにあるアレンの自宅を撮影した写真とロングインタビューを収めた書籍を出版し、限定1,200部をロエベブティックで販売する。因みにロエベクリエーティブディレクターのジョナサン・アンダーソンは自身のシグニチャーブランドでもジョンとコラボしている。カルチャーを意識した現代のメゾンとしてロエベを主張しつつ、モダンで真摯なクラフツマンシップを通して、様々な専門的技術を、過去、現在、未来へと受け継いだ新たなコレクションが完成した。
2015年04月14日ジョナサン・アンダーソン2シーズン目となるロエベ(LOEWE)2015-16秋冬コレクションは、時間を行き来できる、そんな女性像だった。フィット感、色の合わせに目が引かれる。パネルカットされたナッパレザーのトップスやバッファローのボンバージャケット、ラボコートからインスパイアされたというパステルレザーのロングプルオーバーなどボリューム感がポイント。袖は太く、バットスリーブのようで、裾がキュッとすぼまっている。そして首元にボリュームが置かれる。Vが深いカーディガンも同様だ。そこにヘリンボーンのワイドパンツやプリーツスカートなどが合わせられる。ウエストをマークするベルトは丸、三角、四角とジョナサンらしい幾何学パターン。しかも鮮やかなグリーンやイエローだ。エアブラシで抽象的に描かれたジオメトリックプリントのワンピース、セーターにもスタイリングされている。その他、バックが黒のシフォンで切り替えられたゴールド、シルバーのプリーツワンピース、パテントレザーのパンツやコートなどが登場。インナーはイエローラメのスキニーなタートルネックトップスで統一。これら全体が相俟ってフューチャリスティックでありながらもどこか懐かしさを覚える時間間隔を喪失するモダンスタイルが作られた。パズルバッグと共にモデル達が携えるのは新バッグ「バルセロナ」。三角形のクロージャーがポイントだ。
2015年03月15日ロエベ(LOEWE)が3月6日にパリのユネスコ本部で行われる15-16AWウィメンズコレクションショーに先駆け、キャンペーンビジュアルを公開した。フォトグラファーにスティーヴン・マイゼル(Steven Meisel)、モデルにレキシー・ボーリング(Lexi Boling)、スタイリストにベンジャミン・ブルーノ(Benjamin Bruno)という豪華な顔ぶれが撮影を手掛ける同キャンペーン。ロエベが目指す“過去に登場したものを解釈し直すことで、今、モダンとは何かを明確にする”という大胆なオリジナリティーを打ち出している。センターピースには、マイゼルの「セルフポートレート」シリーズから新たな1枚の写真が選ばれた。これは、マイゼルのパーソナルコレクションの中から、彼自身が選んだ写真を複写撮影したもの。そこには少年時代のマイゼルが、5羽のオウムを腕に乗せてポーズをとった姿が写されている。その他、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)がデザインした「パズル バッグ」をフィーチャーしたビジュアルも公開。ブランドのコアアイテムをダイレクトに表現した。なお、アンダーソンはブランドのモダナイズを託された際に、その極めて重要な基準点がマイゼルの作品であったと語っている。
2015年03月03日ロエベ(LOEWE)が、パリのサン・シュルピス教会に面するショールームで、2015-16秋冬メンズコレクションをプレゼンテーション形式で発表した。デザイナーのジョナサン・アンダーソンは、次なるトレンドとなりそうなジェンダーレスでフェミニンタッチな作風を更に推し進め、老舗レザー製品メゾンであるロエベに独自の方向性とモダニティーを与えていた。ムートンを襟に配したウールのピーコートや細身の1枚仕立てのジャケットには、引きずるほど長いワイドパンツを合わせ、丸みを帯びたスリーブの構築的なコートやレッドラインがアクセントになっているトレンチには細身のパンツをコーディネートし、パンツの太さでシルエットにアクセントを加えている。今シーズンは特にカンガルーレザー製のアイテムが目を引き、ラムレザー以外にも存在する機能性とクオリティーの高いレザー製品の提案を試みたという。また、アーティストであるラモン・プィ・クヤスとジョナサンのコラボレーションによるオブジェのようなブローチが、コレクションをより一層モダンに仕上げた。
2015年02月03日「ロエベ(LOEWE)」は、10月8日から14日まで伊勢丹新宿店本館1階のザ・ステージで開催されるイベントで、新作「メカノ カプセル コレクション」を先行発売する。手掛けたのは、新クリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソン。洗練されたフォルムと多彩なパーツで世界中に多くのファンを持つ組み立てオモチャ「メカノ(MECCANO)(R)」にインスパイアされた、多彩なカラーパレットがラインアップ。7月に発売され好評を博している「フラメンコ ノット」「アマソナ75」そして「ショッパーバッグ」の新色が登場する。1975年に発表されたオリジナルの「アマソナ」の台形シルエットがベースとなった「アマソナ75 ラージ」(36万円)は、少し丸みを帯びた柔らかいフォルムながらも高い収納力と機能性を兼備。カーフ製でカラーは鮮やかなイエロー。アマソナ75にはコンパクトで機能的なスモールサイズも登場する。オーバーサイズのノットが特徴の「フラメンコ ノット」にはカーフ製レッドの「フラメンコ ノット スモール」(24万4,000円)が登場。ドローストリングスを絞れば巾着風、緩めるとスクエアのフォルムに。ショルダーストラップの長さは調節可能で斜め掛けにも対応する。
2014年10月02日「ロエベ(ROEWE)」の新クリエイティブ ディレクター、ジョナサン・アンダーソンによる新作『メカノ カプセル コレクション』を2014年10月8日(水)より伊勢丹新宿店本館1階にてどこよりも早く先行発売。アマソナ75ラージ360,000円(税抜)ジョナサン・アンダーソンのディレクションのもと誕生し2014年7月の発売以来、好評を博している「フラメンコ ノット」「アマソナ75」そして「ショッパーバッグ」。これらのアイテムに待望の新色が登場し、伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージにて先行発売が決定。「アマソナ75」にはコンパクトで使いやすいスモールサイズも加わり、バリエーション豊かに展開。「メカノ カプセル コレクション」は、洗練されたフォルムと多彩なパーツで世界中に多くのファンをもつ組み立てオモチャの“MECCANO®”のカラーパレットにインスパイアされた、レッド、スモークグレイ、イエローなどリアルなカラートーン。遊び心溢れる、コンテンポラリーなスタイルを楽しむことができる。フラメンコノットスモール244,000円(税抜)【イベント概要】開催期間:2014年10月8日(水)~10月14日(火)会場:伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージ問い合わせ先:ロエベカスタマーサービス電話番号:03-6215-6116【商品概要】■アマソナ75 ラージ」1975年に発表されたオリジナルの「アマソナ」の台形シルエットをベースにデザインされた「アマソナ75」。少し丸みを帯びた優しいフォルムでありながら、収納力&機能性が高く、新しい“Must Have Bag” に仲間入り。価格:360,000円(税抜)サイズ:W37×H28×D19cm素材:カーフカラー:イエロー■フラメンコ ノット スモール オーバーサイズのノットがアクセントの「フラメンコ ノット」は、ドローストリングスを絞れば巾着風に、ゆるめるとスクエアのフォルムを楽しめます。ショルダーストラップの長さは調節可能で、斜め掛けにも。価格:244,000円(税抜)サイズ:W32xH28.5×D15cm素材:カーフカラー:レッド元の記事を読む
2014年09月30日「ロエベ(LOEWE)」は9月26日、ウィメンズコレクションを発表した。ジョナサン・アンダーソンによるファーストウィメンズの発表の場となったのはイサム・ノグチが作庭したパリ ユネスコ庭園。アンフィニッシュなレザーパーツをボディに数ポイントで留めたレザードレスからスタート。このテクニックがコレクションを象徴する。このデザインはバッグにも応用され、歩くたびに揺れる。動くことで完成するとの意図だ。レザーだけでなく布帛にも登場し、ブラックボディにカラフルな布の端切れが刺繍されたドレスも。このランダム感は途中で規則性を失う編み込みレザーのシリーズにも拡大。一見普通だが、一部に施されたデザインアクセントがそのルックに大きなインパクトをもたらす。スカートは右ウエストに袋状の造形が作られ、ベルト付きのパンツはフロントのベルトループが排除され、わざとベルトが下がるようにデザイン。どこまでもウィットが利いていて見ていて面白い。その感覚がとてもアンダーソンらしい。レザー以外ではローシルク、コットン、リネンといった質感のあるプリミティブな素材を用い、エアリーな雰囲気をプラス。アンダーソンらしいシルエットにお腹の開きやフロントのみのトップスなどシュールなデイテールは健在。太いシューズのヒールは先日発表された「JW.アンダーソン」にもつながる。若干30歳のデザイナーらしく、プロモーションも現代的だ。15SSキャンペンビジュアルはパリファッションウィーク中に街頭に掲げられ、コレクションの一部のアイテムはECで販売がスタートしている。
2014年09月29日「ロエベ(LOEWE)」は、新クリエーティブディレクター、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)の初コレクション「プレローンチ カプセルコレクション」を伊勢丹新宿店本館1階=ハンドバッグ/プロモーションで販売している。29日まで。フロントにロエベの新ロゴが配されたスムースカーフ製ショッパーバッグ(16万円)は、ストライプやタータンなど5柄が並ぶ。1枚革なので軽く、ファスナーや内ポケットも付け機能性を重視した。艶のあるカーフを用いた「トライアングルバッグ」(19万9,000円)は、赤、黄、ネイビー、黒の4色がそろう。ストラップを蓋の内側から通しているため、金具は未使用。同色で展開する「サークルバッグ」(19万9,000円)は、ボディの一部を切り抜いてハンドルとしてデザイン。ジョナサンらしい、無駄のないウィットに富んだアイテムだ。ブランドアイコンの「アマソナ」(36万円)は、丸みのある台形にリデザインされ、取り外し可能なストラップも付属。同じくアイコンの「フラメンコ」(31万4,000円)は、サイドに付いた“ノット(結び目)”がアクセントに。ノットのみのキーリング(4万1,000円)も販売中。バッグの他にも、1901年にフランク・ホーンビーが創業したイギリスの玩具メーカー「メカノ(Meccano)」のデザインにインスパイアされたアクセサリー「メカノ ピン」(4万1,000円)や、立体的なコインケース(2万9,000円から12万3,000円)なども展開している。伊勢丹メンズ館2階でも8月25日まで、同コレクションのメンズアイテムを販売するポップアップストアがオープンしている。バッグはウィメンズと同型のラージサイズを取りそろえており、ウエアはライダースジャケットやニットなど4型を販売中。カーフレザーを使用した「アントン バックパック」はワンショルダーで、タッセルの引き手が付いたジップ開閉式。ロエベのアナグラムが全面にエンボスされた「コイン&カードホルダー」(2万円)は、機能性と手頃な価格帯で人気のアイテムという。「客層はガラリと変わりました。“ジョナサンのファンだから見に来ました”という若い方がほとんど。長年のロエベファンの方も興味を示しており、みなさん次のコレクションにも期待されているようです」と担当バイヤー。
2014年07月24日「ロエベ(LOEWE)」は7月17日、新ストアコンセプト“CASA LOEWE”を取り入れた世界初のショップ「カサ ロエベ 表参道(CASA LOEWE Omotesando)」(東京都港区北青山3-5-29 ONE表参道)をグランドオープンした。このコンセプトは建築家ハビエル・カルバハルが手掛けた1960年頃のロエベショップにインスパイアされたもの。新クリエーティブディレクター、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)は当時のテイストを好んでおり、今店では個人宅のような空間を創出。過去・現在・未来をクリエーションのポリシーに据えるアンダーソンらしいショップとなった。ファサードは内・外の仕切りを無くすかのように開口を大きく取り、表参道という地になじむことを企図。ウインドーディスプレイを廃し、むしろ店内空間がディスプレイのような役割を果たす。上部から突き出す庇はカルバハルが設計したスペイン・マドリードの「ロエベ セラーノ店」(1959年)へのオマージュだ。当時のエメラルドグリーンの庇をメノウで再現。シックなブロンズの梁と黒大理石の外装も踏襲している。外から眺めたときに一際アイキャッチとなるのが2階に下がる大きな三つのガラスペンダント。夜にはぼうっと柔らかい光を外界へと投げ掛ける。脇に掛かる1階床までつながるリネンカーテンと共に陰翳を織りなし、一層の温かみを生む。店内は地下1階・地上2階の3フロア構成。各階に先日発表された15SSメンズコレクションのウエアやプレローンチ カプセルコレクションのバッグが並ぶ。随所に新たなクリエーティブディレクションのもと新生ロエベのカルチャーを反映する要素を盛り込んだ。宙に浮いたような石の階段やラフィアやセラミックのディスプレイが付いた大型木製テーブル、ウィリアム・モリス(William Morris)がデザインしたイスなどイギリスのアーツ・アンド・クラフツ時代のアンティーク家具を設えた。これらが作り出すシックな空間に、意外性のある和の要素が採り入れられている。オープンを記念して、20世紀を代表する日本人陶芸家の1人であり、イギリス人陶芸家のバーナード・リーチ(Bernald Leach)と共に作陶活動を行った、初代濱田庄司から3代にわたり名匠を擁する濱田窯(栃木県・益子)の陶器作品をディスプレイ。1階階段室壁面には彼らの作品が展示され、中央には、3代目友緒がロエベに着想を得て特別に制作した作品2点「タイ(TIE)」と「キューブ(CUBE)」が並ぶ。TIEのテーマは「動」。絆を表現した。生まれ変わったロエベのアナグラムの曲線や革の柔らかさ、ブランドのエレメントの一つであるノットにつながる意匠だ。CUBEのテーマは「静」。アイコンバッグ・アマソナに着想を得たもの。益子の石を砕いて作る赤茶色の釉薬「柿釉(かきゆう)」を塗り、上に鮮やかな赤絵を施している。これら2点は同店にて受注販売している。7月16日にはオープニングパーティーが催され、モデルプレゼンテーションが行われた。また、道端ジェシカや森泉、ヨンアなどの有名人が姿を見せた。
2014年07月19日ロエベ(LOEWE)は7月17日、リニューアルした旗艦店・カサ ロエベ表参道にて新クリエーティブディレクター、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)の初コレクション「プレローンチ カプセルコレクション」を発売する。バッグから小物、アクセサリーなど幅広く展開する。ブランドアイコンの「アマソナ」(36万円)はオリジナルモデルである台形にリデザイン。同じくアイコンの「フラメンコ」(31万4,000円)はアーカイブから着想したという“ノット(結び目)”がサイドに付属。このノットのみのキーリング(4万1,000円)も用意する。新バッグとして、ストライプ柄スムースカーフ製ショッパーバッグ(16万円)が登場。フロントにロエベの新ロゴが大胆に配されたアイコニックなデザインだ。アンダーソンらしいウイットに富んだアイテムも。1901年にフランク・ホーンビーが創業したイギリスの玩具メーカー「メカノ(Meccano)」のデザインにインスパイアされたアクセサリー「メカノ ピン」(4万1,000円)とシューズ「メカノ オックスフォード」(11万5,000円)は、おもちゃの部品のようなパーツが用いられたポップなデザインで仕上げられている。その他、ショッパーバッグと同ストライプの小物(2万9,000円から7万9,000円)、立体的なコインケース(2万9,000円から12万3,000円)などが発売される。またバッグやアクセサリーに加え、アーカイブコレクションに着想を得たレザークッション(受注)、ラムウールブランケット、ウッドとレザーを組み合わせたチェアなどのホームプロダクトも登場する。カサ ロエベ表参道で発売後、23日よりロエベ銀座店、伊勢丹新宿店メンズ館と阪急メンズ大阪店、26日より心斎橋大丸店にて順次発売する。
2014年07月14日(LOEWEより)スペインを代表する「ペネロペ クルス」を広告キャンペーンに登場させた、高級バッグで有名な「ロエベ」スペインの有名ブランド「ロエベ」(LOEWE)は、スペインの女優「ペネロペ クルス」を2014年の春夏の広告キャンペーンに起用する。ペネロペ クルスは、名誉ある数々の賞を受賞した、世界的に有名な実力派のスペインを代表する女優だ。今回、制作された、高級バッグで世界に名高い「ロエベ」のキャンペーンのモチーフは、ペネロペ クルスが持つ、優しさや、ナチュラルさを強調することだ。また7シーズンのロエベの広告キャンペーンを任されたマーカス・ビゴーと、マート・アトラスが写真を担当している。ペネロペ クルスとともに、純粋でかろやかな感じを与える広告に仕上げられている。ロエベについてエンリケ・ロエベ・ロスバーグによって、工房がマドリードに開業された。また1872年ブランドとして創立された。貴族による、革製の宝石の箱など、状況に応じてすばやく対応できる箱の作りが支持され、認知度が広まった。その後、トランクや革製のバッグの分野を拡大させた。最高級レベルの革製品を用いていて、品質に対してのこだわりを持つ。LVMHの所属になってからは、上流階級だけでなく、中級階級の人々にも支持されるブランドに変化している。1980年プレタポルテが始まる。1985年にルイ ヴィトン社と協力する。これからも上質なバッグを誕生させてくれるだろう。【参考リンク】▼LOEWE
2014年01月25日(LOEWEより)ロエベのプロの職人によって染められた、鮮やかなカラーのバッグ「ロエベ」(LOEWE)は、新作バッグ「アシッド」を2014年1月から発売する。パワーを感じさせるブルー系やレッド系などのインパクトのあるニュー コレクションのアイテムだ。色鮮やかな孔雀(くじゃく)が、コレクションの多彩なカラーの、インスピレーションの源となっている。そしてロエベのショーウィンドウに、孔雀の彫像が飾られる。華麗にデザインされたウィンドウ ディスプレイのなかで孔雀の彫像は、色鮮やかで個性豊かなバッグの、引き立て役になってくれるだろう。プロの最高の技術が使われている、バッグ「アシッド」の特徴バッグ「アシッド」は、ロエベのプロの技術で、レザーを鮮明に染めあげている。ロエベによって長年伝承され続けてきた、なめらかでやわらかいレザーを、上質の染料を用いて、鮮やかで明るいカラーに染める、プロの最高のテクニックを感じることができるアイテムに仕上げられている。インパクトのあるヴィヴィッドなレッドやグリーン、イエローやブルーなどパワーあふれた若々しいカラーがそろっている。またロエベのアイコンバッグ「アマソナ」は、アンティーク的なクリップや、パドロック、リングなどのメタルパーツで飾られた、洗練さを感じさせるアイテムだ。【参考リンク】▼LOEWE
2013年12月21日ペネロペ・クルスがスペインのブランド「ロエベ」の新たな顔に抜擢された。ペネロペは今回、同ブランドと3年契約を結び、来春の新作コレクションから初登場するという。ペネロペが出演する新広告は、マート・アトラスとマーカス・ピゴーの写真家コンビによって撮影される予定だ。同ブランドのクリエイティブ・ディレクター、スチュアート・ヴィヴァースはペネロペの起用について「ペネロペは最も有名なスペイン人女性です。我々にとっては、今回のペネロペの起用は自然の成り行きで、正しい選択だったと思います」とペネロペへの期待感を語った。ペネロペの前には、ジゼル・ブンチェンやケイト・モス、ステファニー・シーモアらが同ブランドの顔を務めている。最近、妹のモニカ・クルスと共に英ランジェリーブランドの「エージェント・プロヴォケイター」と提携し、同ブランドのディフュージョンラインとなる「ラジャン」を手がけたペネロペ。「私とモニカにとって、今回の挑戦はとってもエキサイティングなことだわ。私達ずっとエージェント・プロヴォケイターの大ファンだったから、今回の長期に渡るコラボをとっても楽しみにしているの。彼らとチームを組めるなんて信じられないくらいハッピーよ」と語っている。
2012年11月13日