マリー・ローランサンはパリに生まれ、生涯のほとんどをパリで暮らした生粋のパリジェンヌ。1920年代、世界各地から芸術家が集まり、多彩な才能がひしめくパリで独自の画風を極め、人気画家に。上流階級の女性たちはこぞって肖像画を描いてもらうことを切望し、かのココ・シャネルもその一人だったとか。自由に美しく女性を描き続けた画家が手にしたものは?本展「マリー・ローランサン―時代をうつす眼」は日本でも広く愛されるローランサンの作品を同時期にパリで活躍したブラック、ピカソ、藤田嗣治らの作品とともに紹介。自作詩の発表や、当時一世を風靡したバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)の舞台美術や衣装を手がけるなど、絵画にとどまらない活動にも迫る。ローランサンが描くのはアーモンド形の瞳に白い肌、パステルカラーのドレスをまとう女性たち。まるで水彩画のような透明感が印象的だ。「初期の作品では伝統的な手法で暗い色彩を厚く塗っていますが、時代を経るに従って薄く絵の具を溶き、下の色が透けて見えるように塗り重ね、軽やかで透明感のある色彩が生み出されています。明るいイメージもありますが、灰色がかった落ち着いた色彩を使い、絵の具の質感もきちんと残っています」とアーティゾン美術館学芸員の賀川恭子さん。“灰色がかった落ち着いた色彩”は、同じ年齢でパリ生まれの画家ユトリロの描くパリの街角や曇り空のアンニュイな雰囲気にも通じるものが。重厚な石造りの街で、花のような衣装をまとう女性たちの姿はいっそう優しく美しい。「それまで女性画家に求められていたのは花、女性、子どもたちの絵。その点でローランサンは伝統に則ったといえます。詩的ではかなげな妖精のような女性像は男性たちからも好意的に受け止められていました」順風満帆に見える人生だが、私生活ではドイツ人男爵と結婚した直後に第一次世界大戦が勃発、国外亡命を余儀なくされる。戦後まもなく離婚、パリに戻った翌年に開いた個展が大成功を収め、第二の人生が始まった。晩年の大作《三人の若い女》に描かれている女性たちはくつろぎ、心から満たされているよう。我が道を貫いたローランサンの心境もまさにこうだったのかも。「女性の活躍が今よりも難しかった時代に、画家だけではなく小説家や詩人とも交流することで活躍の幅を広げ、ある意味したたかに生きて公的な評価を得ることができました。芸術家として生き抜くこと。それがローランサンの追求したことなのかもしれません」マリー・ローランサン《椿姫 第3図》1936年、マリー・ローランサン美術館マリー・ローランサン《プリンセス達》1928年、大阪中之島美術館マリー・ローランサン《椿姫 第9図》1936年、マリー・ローランサン美術館マリー・ローランサン《花を生けた花瓶》1939年、マリー・ローランサン美術館マリー・ローランサン《帽子をかぶった自画像》1927年頃、マリー・ローランサン美術館マリー・ローランサン―時代をうつす眼アーティゾン美術館 6階展示室東京都中央区京橋1‐7‐2開催中~2024年3月3日(日)10時~18時(2/23を除く金曜は~20時。入館は閉館の30分前まで)月曜(1/8、2/12は開館)、12/28~1/3、1/9、2/13休ウェブ予約チケット1800円、窓口販売チケット2000円ほか※日時指定予約制TEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)マリー・ローランサン1883年、パリ生まれ。アカデミー・アンベールで学び、キュビスムの画家として活動をスタート。独自の画風を確立し、2度の大戦を経て亡くなるまで制作を続ける。1956年没。《三人の若い女》を制作中のマリー・ローランサンの1953年頃の写真、マリー・ローランサン美術館※『anan』2023年12月27日号より。取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2023年12月22日2023年12月9日(土)より、アーティゾン美術館では、『マリー・ローランサン-時代をうつす眼』展が開催される。20世紀前半、フランス、パリで活躍した彼女の作品約40点を、石橋財団コレクションや国内外の美術館から紹介し、さらに挿絵本などの資料約25点に加えて、ローランサンと同時代に活躍した画家達の作品約25点、合計約90点を展示する展覧会だ。独得なパステルカラーを駆使して、甘く儚い女性美を描き続けたマリー・ローランサン(1883-1956)は、とくに日本での人気が高い画家である。初期にはピカソ、ブラックらと共に、キュビスムの画家として活動をはじめ、ドイツ人男爵と結婚。ドイツ国籍となったため、第一次世界大戦中はフランス国外への亡命を余儀なくされたが、1920年に離婚を決意して帰国すると、翌年には個展を開いて成功を収め、好景気湧く「狂騒の時代」のパリでカリスマ的な人気を博した。同展では、キュビスムの画家として活動していた初期から、最晩年の大作《三人の若い女》にいたるまで、ローランサンの作品を紹介。さらに文芸にも興味があった彼女の自作の詩や、バレエの舞台芸術など、絵画以外の仕事も展示する。またローランサンが画業を始めた初期に親しく交流したピカソやブラック、1920年代、彼女と同様、モンパルナスの寵児として名を馳せた藤田嗣治など、同時代の画家たちの作品も紹介。それぞれの作品を比べて見ることで、ローランサンの芸術の特徴をより深く知ることができるだろう。この他同館では、石橋財団の約3000点のコレクションから選りすぐりの作品を紹介する『石橋財団コレクション選』を同時開催。さらに特集コーナー展示では、今年6月に亡くなった洋画家・野見山暁治(1920-2023)を取りあげる。<開催概要>『マリー・ローランサン ―時代をうつす眼』会期:2023年12月9日(土)〜2024年3月3日(日)会場:アーティゾン美術館6階 展示室時間:10:00〜18:00、金曜(2月23日を除く)は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜(1月8日、2月12日は開館)、12月28日(木)~1月3日(水)、1月9日(火)、2月13日(火)料金:ウェブ予約チケット1,800円、窓口販売チケット2,000円※日時指定予約制(高校以上は予約が必要)、予約枠に空きがあれば、美術館窓口でも購入可同時開催:『石橋財団コレクション選』『特集コーナー展示野見山暁治』公式サイト:
2023年11月28日展覧会「マリー・ローランサンとモード」が、名古屋市美術館にて、2023年6月24日(土)から9月3日(日)まで開催される。東京のBunkamura ザ・ミュージアムや京都の京都市京セラ美術館でも開催された巡回展だ。両大戦間パリにおける美術とファッションふたつの世界大戦に挟まれた1920年代のパリは、様々な才能がジャンルを超えて交流し、豊かな文化が生まれ「レ・ザネ・フォル(狂乱の時代)」とも呼ばれる奇跡のような空間であった。そんな時代に活躍した代表的な女性が、マリー・ローランサンとココ・シャネルである。共に1883年生まれのふたりは、芸術とファッションという別々の道に進むことに。ローランサンは、初期にはキュビスムの影響を強く受けた作品を手がけていたものの、徐々にパステル調の淡い色調を用いた優美な女性像で人気を博す。一方、シャネルはエレガントなファッションデザインを提案し、そのドレスやスーツなどには男性服の素材やスポーツウェアを取り入れた。20年代パリの芸術界を俯瞰する約90点を展示展覧会「マリー・ローランサンとモード」では、ローランサンとシャネルの活躍を軸に、1920年代のパリの芸術界を展観。とりわけ、スペインからパブロ・ピカソ、アメリカからはマン・レイなど、国境を越えて集まった多くの若者たちにより活性化されたパリ芸術界における「越境性」に着目し、当時の美術やファッションを約90点の作品と共に解説する。また、1983年から30年以上にわたり、メゾン・シャネルのアーティスティック・ディレクターを務めたカール・ラガーフェルドにも光を当てる。ローランサンの絵画から着想を得て発表したコレクションにフォーカスし、ローランサンとシャネルのふたりが100年近い時を経て見事“コラボレーション”を果たしたことを、ローランサンの《ニコル・グルーと二人の娘、ブノワットとマリオン》の展示を交えつつ紹介する。展覧会概要「マリー・ローランサンとモード」会期:2023年6月24日(土)~9月3日(日)会場:名古屋市美術館住所:愛知県名古屋市中区栄2-17-25 芸術と科学の社・白川公園内開館時間:9:30~17:00(8月11日(金)を除く金曜日は20:00まで)※いずれも入館は閉館30分前まで休館日:月曜日(7月17日、8月14日は開館)、7月18日(火)観覧料:一般 1,800円(1,600円)、高大生 1,000円(800円)※( )内は前売り・団体料金※中学生以下は入場無料※団体割引料金は20名以上に適用※障がい者、難病患者は、手帳または受給者証(ミライロID可)の提示により本人と付添者2名まで、当日料金の半額で観覧可※高大生チケットあるいは障がい者チケット購入者と中学生は、当日美術館の受付にて証明となるもの(学生証、障がい者手帳など)を提示すること※名古屋市交通局発行の「ドニチエコきっぷ」「一日乗車券」を当日利用して来館した者は当日料金から100円割引※「名古屋市美術館常設展定期観覧券」の提示で当日料金から200円割引※いずれも他の割引との併用不可※会期中、本展の観覧券で名古屋市美術館の常設展も観覧可【問い合わせ先】名古屋市美術館TEL:052-212-0001
2023年06月25日中京テレビ放送は、名古屋市美術館とともに主催する「マリー・ローランサンとモード」を2023年6月24日(土)より名古屋市美術館で開催いたします。【マリー・ローランサンを再発見する――1920年代パリ、アートとファッションの交差】ふたつの世界大戦に挟まれた1920年代のパリ。それは様々な才能がジャンルを超えて交錯し、類まれな果実を生み出した、奇跡のような空間でした。ともに1883年に生まれたマリー・ローランサンとココ・シャネルの二人は、その自由な時代を生きる女性たちの代表ともいえる存在です。パステルカラーの優美な女性像で人気を博したローランサンと、男性服の素材やスポーツウェアを女性服に取り入れたシャネル。本展では二人の活躍を軸に、ポール・ポワレ、ジャン・コクトー、マン・レイ、ジャンヌ・ランバンなど、時代を彩った人々との関係にも触れながら、美術とファッションがそれぞれの境界を越えてダイナミックに展開していく様子を辿ります。オランジュリー美術館やポンピドゥー・センター、マリー・ローランサン美術館など国内外のコレクションから、約90点の出品作品でご紹介します。「マリー・ローランサンとモード」6月24日(土)開幕!マリー・ローランサンパリ生まれ。ピカソやブラックとの交流から、初期にはキュビスムの影響が色濃い作風であったが、後にパステル調の淡い色調と優美なフォルムが特徴の作風に。絵画制作のみならず、舞台美術や室内装飾、本の挿絵も手がけた。セシル・ビートン 《お気に入りのドレスでポーズをとるローランサン》 1928年頃 マリー・ローランサン美術館 (C) Musee Marie Laurencinマリー・ローランサン《わたしの肖像》 1924年 油彩/キャンヴァス マリー・ローランサン美術館 (C) Musee Marie Laurencin【展覧会のみどころ】●マリー・ローランサンを再発見する画家としてのみならず舞台美術家や室内装飾家としても活躍し、時代を切り拓いた女性、マリー・ローランサンの魅力を、生誕140年を機にご紹介します。●1910~1930年代のファッションを紐解くローランサンと同じ年に生まれたココ・シャネルの軌跡を中心に、「モダンガール」の登場とパリ社交界のファッションの展開をたどります。●ローランサンの色彩を蘇らせたシャネルのコレクションデザイナー、カール・ラガーフェルドがローランサンの色彩から着想を得て発表したコレクションのなかから、シャネルのスーツが来日します。【展示構成】第1章 レザネ・フォルのパリ奇しくも1883年という同じ年に生まれたマリー・ローランサンとココ・シャネル。美術とファッションという異なる分野に身を置きながら、互いに独自のスタイルを貫いた二人は、「レザネ・フォル(狂騒の時代)」と呼ばれた1920年代のパリを象徴する存在でした。女性的な美をひたすら追求し、社交界の女性たちを繊細優美に描いた肖像画で、瞬く間に人気画家に駆け上がったローランサン。一方、シャネルの服を身にまとうことは、ひとつのステータス・シンボルとなっていきました。ローランサンが1923年に描いた《マドモアゼル・シャネルの肖像》は、似ていないからとモデルに受け取りを拒否された作品として知られています。シャネルは男性ファッションの考えを取り入れ、シンプルな形態を特徴とした機能的なファッションを提案しました。ローランサンらしい甘美な女性像は、彼女のイメージにふさわしくないと感じられたのかもしれません。マリー・ローランサン 《ヴァランティーヌ・テシエの肖像》 1933年 油彩/キャンヴァス ポーラ美術館第2章 越境するアート1920年代のパリは、スペインからパブロ・ピカソ、アメリカからはマン・レイなど、国境を超えて集まった多くの若者たちがパリで才能を開花させた時代でした。そして美術、音楽、文学、ファッションなど、別々の発展を遂げてきた表現が垣根を超えて手を取り合い、「バレエ・リュス」などに代表される新たな総合芸術が活発になります。ローランサンとシャネルも、その活動に参加することで表現の幅を広げ、新たな人脈を形成する糸口をつかみました。ジャン・コクトーなど、前衛と社交界を繋ぐ人物の存在もカギとなります。工芸や染色、ファッションなどの装飾美術が芸術的地位を高めたのもこの頃のこと。ローランサンもまたこの分野におけるキーパーソンでした。マリー・ローランサン 《牝鹿と二人の女》 1923年 油彩/キャンヴァス ひろしま美術館マリー・ローランサン 《鳩と花》 1935年頃 油彩/キャンヴァス(タペストリーの下絵) マリー・ローランサン美術館 (C) Musee Marie Laurencin第3章 モダンガールの登場第一次世界大戦を契機とした女性の社会進出、都市に花開いた大衆文化、消費文化を背景に、短髪のヘアスタイルにストレートなシルエットのドレスをまとった女性が街を闊歩しました。彼女たちは“モダンガール”と呼ばれ、世界的な現象となります。ポール・ポワレによるコルセットからの解放、ココ・シャネルのリトル・ブラック・ドレスの発表を経て、さらにジャンヌ・ランバンを始め多くのデザイナーたちが競ってモダン・ファッションに取り組み、女性服は大きく変化を遂げたのです。ガブリエル・シャネル 《帽子》 1910年代 神戸ファッション美術館ガブリエル・シャネル 《デイ・ドレス》 1927年頃 神戸ファッション美術館ポール・ポワレ 《カフタン・コート「イスファハン」》 1908年 島根県立石見美術館ジャンヌ・ランバン 《ドレス》 1936年 島根県立石見美術館マリー・ローランサン《ばらの女》 1930年 油彩/キャンヴァス マリー・ローランサン美術館 (C) Musee Marie Laurencinマリー・ローランサン《羽根飾りの帽子の女、あるいはティリア、あるいはタニア》 1924年 油彩/キャンヴァス マリー・ローランサン美術館 (C) Musee Marie Laurencinエピローグ 蘇るモード1983年から30年以上にわたり、メゾン・シャネルのアーティスティック・ディレクターを務めたカール・ラガーフェルド(1933-2019)。ローランサンの色彩から着想を得て、コレクションを発表しました。ローランサンとシャネルの二人が、百年近い時を経て新たなモードの中で見事に融合したのです。マリー・ローランサン 《ニコル・グルーと二人の娘、ブノワットとマリオン》 1922年 油彩/キャンヴァス マリー・ローランサン美術館 (C) Musee Marie Laurencin【開催概要】展覧会名 : マリー・ローランサンとモード会期 : 2023年6月24日(土)~9月3日(日)開館時間 : 午前9時30分~午後5時、8月11日を除く金曜日は午後8時まで(いずれも入場は閉館の30分前まで)休館日 : 月曜日(7月17日、8月14日は開館)7月18日(火)会場 : 名古屋市美術館〒460-0008 名古屋市中区栄2-17-25〔芸術と科学の杜・白川公園内〕TEL : 052-212-0001FAX : 052-212-0005主催 : 名古屋市教育委員会・名古屋市美術館、中京テレビ放送協力 : ヤマト運輸、名古屋市交通局後援 : 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、名古屋市立小中学校PTA協議会企画協力 : 美術デザイン研究所公式サイト: Twitter : Instagram : 観覧料 : 一般1,800円(1,600円)、高大生1,000円(800円)( )内は、前売・団体料金※中学生以下は入場無料。※団体割引料金は20名以上に適用。※障害のある方、難病患者の方は、手帳または受給者証(ミライロID可)の提示により本人と付添者2名まで、当日料金の半額でご覧いただけます。※高大生チケットあるいは障害者チケットを購入された方と中学生は、当日美術館の受付で証明となるもの(学生証、障害者手帳など)をご提示ください。※名古屋市交通局発行の「ドニチエコきっぷ」「一日乗車券」を当日利用して来館された方は当日料金から100円割引。※「名古屋市美術館常設展定期観覧券」の提示で当日料金から200円割引。※いずれも他の割引との併用はできません。※会期中、本展の観覧券で名古屋市美術館の常設展もご覧いただけます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月22日7月、草刈民代芸術監督によるローラン・プティHOMAGE『INFINITY - PREMIUM BALLET GALA 2023-』公演の開催が決定した。(7月29日富山・オーバードホール中ホール[開館記念杮落し公演]、7月31日新宿文化センター大ホール)©︎Satoshi Kuronuma(aosora)来年2024年、生誕100周年を迎える20世紀最大の振付家・ローラン・プティへのオマージュを込めた本公演は、プティからの信頼を得て多くの作品を踊ってきた草刈民代がダンサーを選出。世界のトップバレエ団で活躍するダンサーたちが古典から現代のバレエの変遷を物語る作品群を上演する。プティ作品からは『モレルとサン=ルー侯爵パ・ド・ドゥ』(「プルースト失われた時を求めて」より)、『レダと白鳥』(「マ・パブロワ」より)、『アルルの女』他を選出。同時に現代に至るバレエの軌跡を表現する多彩なプログラム(ジョセ・マルティネス、ジョージ・バランシン、セルジュ・リファール作品他)が披露される。プティ作品指導にルイジ・ボニーノを迎え、中村恩恵は作品を提供、さらに世界的ファッションデザイナー丸山敬太が4作品の衣裳を担当するなど現代を代表する芸術家たちが集結。「1996年以来、プティ作品を上演する度に指導をしてくださり、時には一緒に踊ってきたルイジ・ボニーノ氏と共にプティ作品を伝えることができるのは、私にとってこの上ない喜びです。2部では全員が新たな作品に挑戦します。意識の高い、才能豊かなダンサーたちの様々な発見を、ぜひ目の当たりにしていただきたい」と草刈民代。真夏の輝きのなかで、都市芸術の新しい可能性を示すステージが誕生する。4月29日より東京公演の一般チケット販売がスタート。※東京公演公式HP: ※富山公演公式HP: (チケット一般発売5月28日)[東京公演概要]L‘ART GROUP presentsローラン・プティHOMAGE『INFINITY - PREMIUM BALLET GALA 2023-』◆主催:INFINITY BALLETGALA2023実行委員会◆特別協賛:L‘ART GROUP◆企画制作:RENAISSANCE CLASSICS◆開催会場:新宿文化センター大ホール◆開催日時:2023年7月31日(月)19時開演(18時開場)◆芸術監督:草刈民代◆振付指導:ルイジ・ボニーノ、振付:中村恩恵◆衣裳:丸山敬太◆上演作品:ローラン・プティ作品他第一部『ゼンツァーの花祭り』出演:秋山瑛、玉川貴博衣裳:丸山敬太『ドリーブ組曲』ジョセ・マルティネス出演:大谷遥陽・太田倫功『ドン・キ・ホーテ』ヌレエフ版出演:佐々晴香、三森健太朗『チャイコフスキー・パドドゥ』ジョージ・バランシン出演:石原古都・ハリソン・ジェイムス『ジュエルズ』より『ダイヤモンド』ジョージ・バランシン出演:加治屋百合子、木本全優第二部『エチュード』中村恩恵出演:加治屋百合子、江部直哉衣裳:丸山敬太『ミラージュ』セルジュ・リファール出演:佐々晴香『枯葉』ソロローラン・プティ出演:三森健太朗衣裳:丸山敬太『ザ・フォーシーズンズ』より『春』ローラン・プティ出演:秋山瑛、玉川貴博衣裳:丸山敬太『レダと白鳥』(「マ・パブロワ」より)ローラン・プティ出演:石原古都、ハリソン・ジェイムス『アルルの女』よりローラン・プティ出演:大谷遥陽、太田倫功『モレルとサン=ルー侯爵パ・ド・ドゥ』(「プルースト失われた時を求めて」より)ローラン・プティ出演:木本全優・江部直哉※上記プログラム及び出演ダンサーは現在の予定内容です。変更の場合がございます。※音楽は特別録音による音源を使用します。◆一般チケット発売:4月29日(土)10時~◆チケット情報SS11,000円、S9,000円、A7,000円(税込・全席指定)※特製プログラム付き◆お問い合わせDISK GARAGE 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月29日2023年2月14日(火)より、Bunkamura ザ・ミュージアムでは、『マリー・ローランサンとモード』を開催する。日本でも人気の高いフランスの女性画家マリー・ローランサン(1883-1956)の活動を、同時代にパリで活躍していたファッション・デザイナーの作品と並行して紹介する展覧会だ。パステル調の色彩に彩られた儚げな女性像などが知られるマリー・ローランサンは、20世紀初頭、ピカソがアトリエを構えた「洗濯船」の前衛芸術家たちと活動を共にしていたが、恋人だった詩人アポリネールとの破局後にドイツ人と結婚する。しかしその新婚旅行中に第一次世界大戦が勃発。敵国人同士になりながらも7年間亡命生活を送ったふたりだったが、結局、ローランサンだけがひとりフランスに戻ることとなった。しかし、そんな彼女を待っていたのが、戦後の好景気に沸く「狂騒の時代(レザネ・フォル)」のパリだった。当時の社交界の中心人物グールゴー男爵夫人の肖像画を描いたことをきっかけに売れっ子画家となった彼女は、舞台美術や室内装飾の分野にも活躍の場を広げ、「狂騒の時代」を代表する芸術家へとなっていった。実はもうひとり、この時代のパリを舞台に飛躍した女性がいる。それがファッション・デザイナーのココ・シャネル(1883-1971)だ。ローランサンと同じ年に生まれた彼女は、帽子のデザイナーから本格的なオートクチュール・デザイナーとしてデビュー。1926年にはシンプルで実用的な「リトル・ブラック・ドレス」をヒットさせ、確実に「シャネル」というブランドの地歩を築いていく。当時の裕福な女性たちの憧れは、シャネルのドレスを身にまとい、マリー・リーランサンに肖像画を描いてもらうことだったという。同展では、彼女たちのアートとファッションを軸に、同時期「バイアスカット」で一世を風靡した女性デザイナー、マドレーヌ・ヴィオネの仕事なども紹介。1920年代のパリを彩った、才能ある女性たちの華やかな競演を、時代の雰囲気とともに楽しめる。<開催情報>『マリー・ローランサンとモード』会場:Bunkamura ザ・ミュージアム会期:2023年2月14日(⽕)~4月9日(日)時間:10:00~18:00、金土は21:00 (入館は閉館30分前まで)休館日:3月7日(⽕)料金:一般1,900円、大高1,000円、中小700円公式サイト:()
2023年01月31日ジェイエムウエストン(J.M. WESTON)から、全仏オープンテニスブランド「ローラン・ギャロス」とコラボレーションしたシューズが、ジェイエムウエストン 青山店に数量限定登場。ジェイエムウエストンが「ローラン・ギャロス」とコラボレーションするのは2018年に次ぐ3度目。今回は、軽く柔らかな履き心地のメンズ・ウィメンズローファー「ル・モック」と、アッパーのダブルバックルが印象的な新作メンズスニーカー「ダブルバックルスニーカー」をベースとしたシューズを展開する。2つのシューズにはいずれも、コラボレーションモデルならではのカラーを採用。空をイメージした「ブルー」のアッパーや、「ローラン・ギャロス」の赤土を表現した「オレンジ」の中敷き、テニスコートの白線を彷彿とさせる「ホワイト」のステッチやソールを取り入れている。【詳細】ジェイエムウエストン「ローラン・ギャロス」コラボレーションシューズ<数量限定販売>発売時期:2019年5月下旬販売店舗:ジェイエムウエストン 青山店住所:東京都港区南青山5-11-5 住友南青山ビル 1階・ル・モック 90,000円+税 ※メンズ・ウィメンズ展開・ダブルバックルスニーカー 80,000円+税 ※メンズ展開【問い合わせ先】ジェイエムウエストン 青山店TEL:03-6805-1691
2019年06月08日実際にショーが行われた空間。 昨年の10月にリニューアルオープンしたMusée Yves Saint Laurent(イヴ・サンローラン美術館)へ。 メトロ9番線、アルマ・マルソー駅から徒歩5分。超高級住宅地の一画にあるこの美術館の建物は、ナポレオン三世様式の華麗な佇まいで、1974年から2002年までサンローランの元メゾンだった場所です。 最初の展示室に入ると、燦々と光り輝く優美なシャンデリアが目に飛び込んできます。ここは元々、コレクションの招待客が、プレゼンテーションの後に服を試着し、オーダーも一緒にしていた試着室でした。 同様に、1976年までは、この場でファッション・ショーも開催されていました。映画《SAINT LAURENT/サンローラン》でその再現を観ていたので、(改装前にも私はこの美術館へ来たことがあるのですが) やはり何度訪れても、サンローランが初めてショーを行った時のシーンを思い出してしまい、勝手に胸が高鳴ってしまうのであります。 サンローラン、青年期のデッサン ここでは、サンローランの青年期に描かれたイラストが複数展示されていました。 彼が13、14歳の頃に描いたと言われる、フローベール作ボヴァリー夫人の書き写しに独自のデッサンを付けたものや、L’Amourと題したオリジナルの作品が、彼の本名、Yves Mathieu-Saint-Laurent またはYMSLのサイン入りで飾られていました。 1950年、彼が14歳の時、ルイ・ジュヴェが演出したモリエールのL’Ecole des femmesを観劇。 その演劇体験が、彼のアーティストとしての情熱を掻き立てました。特に、その時、舞台美術と衣装を手掛けたクリスチャン・ベラールに多大な影響を受けたようです。その演劇の登場人物をデッサンした作品も。 《Paper dolls》は 、多感な10代の頃から既にモードに対して情熱があったことを明示。彼は、11の紙人形に対し、500点ものアクセサリーと洋服を作ったようです。 まだティーンである時代に、デッサンの才能と素晴らしい色彩感覚を持ち、さらに、女性の美とエレガンスを表現できる類まれな才能に恵まれていたなんて、、こうして作品を見ながらただ驚き、感心するばかりでした。 代表的なコレクション作品を、飽くまで至近距離で。 他の展示スペースでは、サンローランの代表的なコレクションの数々を間近で堪能することができます。 また、洋服だけでなく、ドレスの素材に関する制作過程のアーカイブなども展示されていました。 《Exotismes》と題した展示スペース。 彼の創作の源は旅でした。 それは、カウチに座って本を読みながら行うイマジネーションの旅と、実際の旅。後者では、モロッコやアフリカ、ロシアやアジアなどを訪れ、それを自身のクリエーションへと落とし込み、発展させていきました。 《Hommage à la mode》サンローランは、彼自身の作品を通して、モードの歴史を振り返ることにチャレンジしました。 古代や中世の時代からインスパイアされた作品たちは、月並みですが、ため息しか出てこない。美しさってやっぱりショック(衝撃)なのだなと実感するのであります。 黒のベルベットに刺繍が入った中央のロングドレスは、パリのクリュニー中世美術館に所蔵されているLa dame à la licorne(貴婦人と一角獣)からインスピレーションを受けて制作されたもの。シルクのベルベットは大変美しく、同様に絹で施された刺繍も見事な職人技でした。私はベルベットが大好きなので、しばらく固まったように眺め、言葉に例えるのが無意味なほど、深い感動を覚えました。そこには、たくさんの才能が結晶となって遺っていたからです。 それから、サンローランのシンボル的存在であり、珠玉作品の一つでもあるCoeur (ハート)。 宝石そのものの存在感や輝かしさだけではない魅力が、そこには在りました。血の滴るハートは、どこか痛々しく生身のようで、サンローラン自身の生涯と重なりました。 彼の創作に対する熱意も、こうして心血を注いでいったからこそ、後世に残る素晴らしい作品が作られていった、というのは言うまでもありませんが、それを一つの作品の中に凝縮して物語っている様に思えたのです。 彼の遺した空気を感じる《Le studio》 そして、美術館2階の一番奥には、《Le studio》というサンローランのデザインスタジオがそのまま再現されています。 このスタジオを見て最初に感じたのは、意外にもナチュラルな雰囲気であったこと。そこに彼は居ませんが、とても穏やかな空気が流れている気がしました。 大量の資料が本棚に並べられ、彼のデスクの上には、彼の愛した小物類がきちんと並び、壁には交流のあったアーティストや女優、愛犬の写真が飾られていました。それは、モードの帝王と呼ばれた偉大な人物に対して、どこか親しみを感じてしまう雰囲気でもありました。創造する為に一番多くの時間を過ごしたであろう書斎机やその周辺スペースに、自分が美しいと思うもの・好きなもので埋めるという行為は、私が思うに、愛するもの一つ一つに対する尊敬の表れであり、心の支えであったように感じるのです。また、彼の心を奪うインスピレーションの源が、彼の才能のフィルターを通すことで、また新たな美となって生まれ変わり、時を越え、繋がっていったのだなあと思ったのであります。 ピエール・ベルジェ=イヴ・サンローラン財団に保管する為、サンローラン自らが選んだ膨大なコレクションの数々は、その時々で展示内容が変わっていきます。小さい美術館故に、間近で圧倒的な美しさを堪能できる醍醐味が、この美術館にはありますので、また別の機会にも足を運んでみたいと思います。 そして、マラケシュにもできたサンローラン美術館へいつか訪れてみたいです! Musée Yves Saint Laurent5 avenue Marceau75116 Paris開館時間:火曜日〜日曜日、11時~18時まで
2018年07月03日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)がテニスの4大国際大会の一つである全仏オープン「ローラン・ギャロス 2018」の優勝トロフィーを収めるトランクを制作。2017年に続いて2大会連続でトロフィーケースの制作を担当したルイ・ヴィトン。1854年の創業以来、ペインティングによるパーソナライゼーションがメゾンのDNAと伝統的なノウハウにおいて不可欠な要素となっており、2018年のトランクにはフランス出身のアーティスト、ファビエンヌ・ヴェルディエ(Fabienne Verdier)のデザインによる「ローラン・ギャロス 2018」のポスターが描かれた。歴史あるメゾンのアトリエで制作された二つのトランクは、ルイ・ヴィトンのシグネチャーであるモノグラムキャンバスや真鍮の留め具を用いたトラディショナルなデザインとなっている。現地時間の6月9日に開催された女子シングルス決勝では、女優のイザベル・ユペール(Isabelle Huppert)がトロフィーとトランクを伴いVIP観客席から登場。同じく、6月10日の男子シングルス決勝では、女優のレア・セドゥ(Léa Seydoux)がトロフィーを収めたトランクと共に登場し、会場に華を添えた。イザベル・ユペールレア・セドゥ仏テニス連盟のベルナール・ジウディセリ会長(Bernard Giudicelli)は大会開催前、「今年もまた、ルイ・ヴィトンとのコラボレーションを展開できることは、当連盟にとって非常に喜ばしいことです。スタジアムの新施設が完成し、最高の舞台が披露されるとき、トロフィーもまた、この美しいトランクによってさらにその輝きを増すことでしょう。このトロフィー贈呈セレモニーは、トーナメントの進化と見事なハーモニーを奏でてくれるでしょう」とコメント。また、ルイ・ヴィトンのマイケル・バーク(Michael Burke)CEOも、「昨年に引き続き仏テニス連盟と再びチームを組み、同大会において重要な役割を果たすことができることを、大変嬉しく思います。トロフィーケースをデザインし、トランクに2018年大会ポスターのペインティングを施し、今年もこうしてプロジェクトに参加できることは、メゾンにとって大変名誉なことです。ルイ・ヴィトンとトーナメントは、それぞれの歴史やノウハウを通して、今後ますます深い絆で結ばれることでしょう」と述べた。両氏の言葉通り、「ローラン・ギャロス 2018」は世界最高位のスポーツイベントとして成功を収め、栄光に輝いたシモナ・ハレプ(Simona Halep)選手とラファエル・ナダル(Rafael Nadal)選手が手にした優勝トロフィーと共に、ルイ・ヴィトンのトランクが圧倒的な存在感でセレモニーを華麗に彩っていた。
2018年06月11日ラコステ(LACOSTE)から、テニスの4大国際大会のひとつ全仏オープン「ローラン・ギャロス」とのコラボレーションコレクションが登場。2018年5月24日(木)から、ラコステの限定店舗および公式オンラインショップにて販売される。「ローラン・ギャロス コレクション」では、ポロシャツ、Tシャツ、スウェットシャツ、キャップなどのアイテムを用意。テニスからインスピレーションを受けた、エレガントでリラックスしたムードが漂うピースを展開していく。"Elegance,game,set,match"というスローガンは、テニスボール型のロゴに姿を変えて、清潔感のあるポロシャツの胸元やキャップにあしらわれた。超速乾で伸縮性のあるピケ素材を用いたポロシャツには、テニスコート上のネットをイメージしたチェック柄を全面にプリント。袖口にはオレンジのラインを配し、アクセントを効かせている。【詳細】ラコステ「ローラン・ギャロス コレクション」展開時期:2018年5月24日(木)展開店舗:下記の25店舗、公式オンラインショップ日比谷店、渋谷店、京都店、小田急百貨店新宿店ハルク、新宿タカシマヤ店、吉祥寺店、東武百貨店池袋店、西武百貨店池袋本店、ダイバーシティー東京プラザ店、松屋銀座店、横浜元町店、ららぽーと横浜店、そごう千葉店、大丸札幌店、小倉店、イオンモール ナゴヤドーム前店、ジェイアール名古屋タカシマヤ店、流山おおたかの森S・C店、大丸梅田店、あべのハルカス近鉄本店、三宮店、いよてつ高島屋店、福岡天神店、福岡三越店、名取店価格例:ポロシャツ 16,000円+税【問い合わせ先】ラコステお客様センターTEL:0120-37-0202
2018年05月27日画家マリー・ローランサンの没後60年記念展が10月28日から11月27日まで、美術館「えき」KYOTOで開催される。20世紀前半の激動の時代を生きたフランス人女性画家、マリー・ローランサン。彼女はその変わりゆく時代の中で、常に自分自身と向き合い、新たな造形表現を探求し続けてきた。同展では、マリー・ローランサン美術館が所蔵する彼女の初期から晩年に至るまでの作品を、油彩を中心に約80点紹介する。展示は「最初期1904-1906」、「アポリネールとの出会い1907-1910年前半」、「フォン・ヴェッチェン男爵との結婚1910年後半-1920」、「成熟~晩年1921-1956」という4部構成となっており、「最初期1904-1906」ではフェルナン・アンベールの画塾に入り、本格的に絵画の勉強を始めた時期の作品を展示する。「アポリネールとの出会い1907-1910年前半」では、画塾をやめたローランサンがパブロ・ピカソらの住む「洗濯船」というアパートに集う画家たちと交流を深め、その交流を通して出会った詩人のギヨーム・アポリネールと恋に落ちた時期の作品を展示。「フォン・ヴェッチェン男爵との結婚1910年後半-1920」では、アポリネールと別れドイツ人オットー・フォン・ヴェッチェン男爵と結婚し、国外へ亡命していた時期の作品を展示する。「成熟~晩年1921-1956」では世界恐慌や第二次世界大戦を背景に、フォン・ヴェッチェン男爵と離婚し、パリで画業に励む時期の作品を展示する。同時期に淡く愛らしいパステルカラーを基調とし、輪郭線の無い蔭や濃淡によって表現された“ローランサン・スタイル”が誕生した。なお、展覧会期間中の10月28日には、マリー・ローランサン美術館から講師を招いてのギャラリー・レクチャーが、11月7日、21日にはギャラリー・トークが催される。【イベント情報】没後 60年 マリー・ローランサン展会場:美術館「えき」KYOTO(京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)会期:10月28日~11月27日時間:10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,000円、高・大学生800円、小・中学生600円
2016年10月11日サンローラン(Saint Laurent)から新バッグ「モノグラム サンローラン ダウンタウン」が登場。チューブハンドルのバッグは、サイドについた広げることのできるガセットパネルが特徴。パネル部分には、クロコダイルやスウェード、レオパードなどがあしらわれており、シンプルなデザインのアクセントになっている。また、レザーに収められたキーリングやYSLのロゴをかみ合わせた開閉式のバックルもポイント。なお、すべてのバッグには、取り外しが可能なショルダーストラップが付いている。【詳細】モノグラム サンローラン ダウンタウン価格:253,800円サイズ:W44、H22、D15(cm)取り扱い店舗:全国サンローラン直営店 ウィメンズ取り扱い店舗※現在店頭にて発売中。【問い合わせ先】TEL:057-001-6655
2016年07月23日フランスに在住する最も革新的なアーティストに与えられるマルセル・デュシャン賞を2008年に受賞したアーティスト ローラン・グラッソの日本初の本格的個展が銀座メゾンエルメス フォーラムで開催されている。近年大きな注目を集めるローラン・グラッソの作品の多くは、歴史的資料や化学文献のリサーチに基づき、神秘的な出来事や伝説、超常現象などを様々な手法で描き出したもの。本展では、そのスタイルを踏襲しながら日本で起きた超常的、超自然的な現象を描く新作が多数展示されている。ローラン・グラッソが表現する1914年の桜島の噴火や、縄文時代の仮面、1803年に常陸地方で発見された未確認物体をテーマにした作品は、歴史資料館や博物館から借用されたのか、と思うような不思議な存在感とリアリティを放つとともに、時を経た現実が時に幻想的でフィクションのように奇妙であることを感じさせる。また、15~16世紀のフランドル絵画やルネサンス以前のイタリア絵画の様式と技法を用いて、当時ほぼ描かれることのなかった日食、オーロラー、隕石などを描いた絵画作品は、その制作手法、その中に描かれる当時の世界、そして作品が誕生した現在という複数の時間を孕みながら、我々の前に現れ、奇妙で不思議、そして神秘的な感動を引き起こす。「アーティストの役割は、鑑賞する人に考える基盤を提供すること。私は歴史書物や、文化人類学や社会学に興味が有る。現代の科学技術は、時にSFより強烈だったりするが、実際に起きた事実を踏まえ、完全な想像から生まれたものではない作品から、フィクションより奇妙な現実を感じて欲しい」と語ったローラン・グラッソ。本展のタイトル、Soleil Noir(黒い太陽)は、日食のことであり、まさに古代から繰り返し人々が経験してきた神秘的、宇宙的、幻想的な時間の体験の象徴と言えるだろう。階層的に分断されたフィクションのような事実が、複数の時間をまとい、同時に現れることで生まれる、ファンタジックで奇妙な体験を是非この展覧会で感じて欲しい。【イベント情報】ローラン・グラッソ展「Soleil Noir(黒い太陽)」会期:11月11日~2016年1月31日時間:月-土曜 11:00~20:00(最終入場19:30)、日曜 11:00~19:00(最終入場18:30)休館日:不定休11月18日休館年末年始はエルメス銀座店の営業時間に準ずる。会場:銀座メゾンエルメス フォーラム住所:東京都中央区銀座5-4-1 8階入場料:無料
2015年11月19日フランス人アーティスト、ローラン・グラッソの展覧会「Soleil Noir(黒い太陽)」が東京・銀座の銀座メゾンエルメス フォーラムにて開催。会期は16年1月31日まで。ローラン・グラッソは、フランスに在住する最も革新的なアーティストに与えられるマルセル・デュシャン賞を受賞した、近年大きな注目を集めるアーティスト。歴史的資料や科学文献でリサーチをし、神秘的な出来事や伝説、超常現象などを描き出している。過去には、15世紀から16世紀のフランドル絵画やルネサンス以前のイタリア絵画の様式と技法を用いて、当時ほとんど描かれなかった日食やオーロラ、隕石などの天体現象を描いた絵画作品を発表するなどした。日本での初の本格的な個展となる同展では、中世ヨーロッパの僧侶像と日本の土偶を組み合わせた立体像など、いくつもの文献を参照しながら日本における超常的な出来事や江戸時代の伝説をモチーフにした作品の数々を展示。また、日本の建築的な要素を独自の解釈で取り入れた会場構成も作品の重要な一部となっている。【イベント情報】会場:Soleil Noir住所:東京都中央区銀座5-4-1 8階会期:11月11日~16年1月31日時間:11:00~20:00(日曜は11:00~19:00、最終入場は閉館の30分前)入場無料
2015年10月16日フランス人アーティスト・ローラン・グラッソの展覧会「Soleil Noir(黒い太陽)」が、11月11日から16年1月31日まで、東京・銀座の銀座メゾンエルメス フォーラムにて開催される。ローラン・グラッソは、フランスに在住する最も革新的なアーティストに与えられるマルセル・デュシャン賞を受賞した、近年大きな注目を集めるアーティスト。歴史的資料や科学文献でリサーチをし、神秘的な出来事や伝説、超常現象などを描き出している。過去には、15世紀から16世紀のフランドル絵画やルネサンス以前のイタリア絵画の様式と技法を用いて、当時ほとんど描かれなかった日食やオーロラ、隕石などの天体現象を描いた絵画作品を発表するなどした。日本での初の本格的な個展となる同展では、中世ヨーロッパの僧侶像と日本の土偶を組み合わせた立体像など、いくつもの文献を参照しながら日本における超常的な出来事や江戸時代の伝説をモチーフにした作品の数々を展示。また、日本の建築的な要素を独自の解釈で取り入れた会場構成も作品の重要な一部となっている。【イベント情報】会場:Soleil Noir住所:東京都中央区銀座5-4-1 8階会期:11月11日~16年1月31日時間:11:00~20:00(日曜は11:00~19:00、最終入場は閉館の30分前)入場無料
2015年10月08日伊勢丹新宿で開催されるシャンパンの祭典「ノエル・ア・ラ・モード」で11月25日から30日まで、特別な化粧箱入り「ローラン・ペリエ ロゼ エクラン」(1万5,000円)が先行発売される。「ローラン・ペリエ ロゼ」は、フレッシュさと豊かなワインの味わいと長い余韻が特徴で、どんな料理ともマッチするシャンパン。日本初登場となる「ローラン・ペリエ ロゼ エクラン」は、ピンクゴールドのレース調仕上げのまるで宝石箱のような化粧ケースに、摘みたてのレッドベリーのアロマが芳醇な「ローラン・ペリエ ロゼ」が収められたものだ。なおボトルには、「ローラン・ペリエ」のイニシャルである“LP”のモノグラムと、ロゼと同じ楕円ラベルが施された。シャンパンを楽しんだ後もインテリアとしても使えるデザインとなっている。
2015年09月23日シャンパーニュメゾン「ローラン・ペリエ」から、ロゼのケージ入りモデル(1万5,390円)が2月中旬に発売される。「ローラン・ペリエ ロゼ」はフレッシュなベリーをイメージさせる、芳醇なアロマが特徴のロゼシャンパン。厳選されたピノ・ノワールのみを醸造することで、ワインらしい力強さに溢れた味わいを生み出している。ロゼはベリー系やチョコレートとも相性がよく、大人の男性へのバレンタインのギフトとしても魅力的。今回登場する「ローラン・ペリエ ロゼ」は、鳥籠を象った化粧箱でボトルを梱包したもの。そのデザインはラグジュアリーパッケージの見本市「LUXE PACK MONACO」で「Formes de Luxe」賞を受賞している。持ち運びにも優れているため、ギフトとしてだけでなく、パーティーやお花見などへの持ち込み用としても買い求めたくなる1本だ。
2015年02月05日東京国際フォーラムで照明、立体映像を駆使し、音楽とダンスパフォーマンスを織り交ぜた新しいスタイルのイベント「TOKYO stylish Night “REFLECTION 2014/2015”」を12月19日から28日の期間に開催される。東京国際フォーラムが初めて自主企画として行う同イベントでは、東京国際フォーラムの屋外地上広場一帯をステージに、イルミネーション、パフォーマンス、プロジェクションマッピングを用いた全4部構成のインスタレーションを行う。18日に行われたプレス内覧でイベントプロデューサーを務める東京国際フォーラムの企画事業部ジェネラルマネージャー・和田裕次氏は、「従来のイルミネーションとは違ったアートに近い体感が出来るエンターテインメントを目指した。観客にはドラマティックに変貌する会場に身を置くことで、外的刺激のみならず内面でも捉えてもらい、リフレクション(内省・黙想)して欲しい」と話す。19時より第1部「PART I Classic NIGHT―“夜の調べ”」がスタート。ドミトリー・ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番第2楽章の美しい旋律をBGMに、訪れた観客をも風景要素の一つとし、照明が呼応する風景のインスタレーションで幕を開ける。続いて、第2部「PART II Dancing NIGHT―“ダンシングナイト”」では、ダンスカンパニー「ダズル(DAZZLE)」主宰の長谷川達也が監修したダンスパフォーマンスが繰り広げられる。出演は、ダズルを始め、タップダンサーの當間里美、ストリートダンサーのTATSUO、ハウスダンサーのNAO CHA CHA CHA、また23日から28日の限定出演で、ダンス×男子新体操チームのBLUE TOKYOが登場。第3部の「PART III Lonely NIGHT―“夜との対話”」では、自分との対話という意味合いを込め、場内に流れるローラン・プティガン「アメール アメリカより PREMIER JOUR・RONDE LANTINALE・PARFUMS・CLOAQUE・HYMNE AMER AMERICAIN・E DURU DURUR」をじっくりと堪能することが出来る。第4部「PART IV Holy NIGHT―“聖夜の映像万華鏡”」は、プロジェクションマッピングと音楽のコラボレーション。広場の天井、柱、床にまでもダイナミックに投影されたモノクロ映像により、非現実的な空間が生み出される。光の雪や羽が舞い落ち、ラストはヨハネス・ブラームスの「ハンガリー舞曲第4番(ポール・ジュオン編)」で幕を閉じる。使用される音楽は、2005年より毎年東京国際フォーラムを会場に開催されている音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(LFJ)」の公式アルバムより全25曲を選曲(23日以降はアントニオ・ヴィヴァルディの「四季」より「冬」の第3楽章、第1楽章が追加される)。プロジェクションマッピングを手掛けたのは、ベルリン国際映画祭など海外の映画祭で活躍する映像作家の奥秀太郎。長谷川達也率いるダズルは、ダンスエンターテインメントの日本一を決める「Legend Tokyo」で優勝経験を持ち、国内外で自主公演「花ト囮」を始め、様々な舞台でパフォーマンスを披露。演劇界から高い評価を得ている。【イベント情報】会場:東京国際フォーラム 地上広場住所:東京都千代田区丸の内3-5-1会期:12月19日から28日時間:19:00から22:00公演プログラム:19:00から20:15「PART I Classic NIGHT―“夜の調べ”」20:15から20:45「PART II Dancing NIGHT―“ダンシングナイト”」20:45から21:15「PART III Lonely NIGHT―“夜との対話”」21:15から22:00「PART IV Holy NIGHT―“聖夜の映像万華鏡”」入場無料
2014年12月19日家族経営のシャンパーニュメゾンとしてナンバーワンの地位を誇る、ローラン・ペリエ(Laurent-Perrier)をご存知だろうか。1812年に創業し、醸造責任者は3代目のミシェル・フォコネ氏が務めている。その長い伝統と歴史により築かれた技術と信念を貫いてきた世界屈指のシャンパーニュメゾン。「フレッシュさ」「エレガントさ」「バランスの良さ」を追い求めたスタイルを長年引き継いでいる。ローラン・ペリエ社の名前を、ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚披露宴でサーブされたとして聞き覚えのある人もいるのでは。同社はイギリスと関係が深いことでも有名だ。チャールズ殿下と前社長ベルナールド・ドゥ・ロナンクールが、戦争時代からよい関係を築いてきたことが背景にあり、イギリス王室が催す大きなイベントの夜の晩餐会では必ずと言って良いほど、マグナムのブリュットもしくはロゼが振る舞われるのが慣習となっている。ボトルの表ラベルに貼られた「英国王室御用達」の印がその証だ。そういったローラン・ペリエにまつわるエピソードを、軽快で親しみやすいトークで話すのは同メゾンの特別アドバイザーであるフィリップ・ソーゼット氏。ソーゼット氏は40年もの間、日本に滞在し、フランス食文化の普及をめざし活動を続けている彼は、ホテル椿山荘東京「カメリア」の料理長、ダニエル・パケ氏が旧知の仲ということもあり、このフランス料理「カメリア」では定期的に、季節の食材を贅沢に取り入れた1日限りの特別メニューをふるまうディナーイベントを定期的に開催している。この日のディナーは「ウルトラ ブリュット」と前菜「アミューズ・ブーシュ(パテ・ド・シャンプノア)」から始まった。特に2種のうち、フォアグラのパテは口に運ぶとふわっと豊かな香りが広がっていく。その風味を爽やかに引き立てるのが「ウルトラ ブリュット」。「樽の木の香りがなく、飽きがこない。重みもなく、酸化した感じも少ないのが他のシャンパンとの違いです」と話す、ソーゼット氏。続いて魚介類の華やかなプレートがテーブルを飾る。オマール海老のテリーヌ、蟹、海老、モン・サン・ミッシェルのムール貝といった贅沢な海の幸が贅沢に盛り合わせられた。最も辛口という「ウルトラ ブリュット」は懐石との相性もよく、飲みやすい。ソーゼット氏は生牡蠣との相性も抜群だと説明する。「ウルトラ ブリュット」は料理の味を邪魔することなく、そっと脇役に徹することができるのが特徴だ。「爽やかさの中にもクリーミーさがあって、『ブリュットL-P』はカルボナーラや豚肉の料理、フレンチでよく使われるシャポン料理とも相性がよいです」とフィリップ・ソーゼット氏。シャンパンをクリームソースに使った、ノルウェー・サーモンのプレゼと共にいただく。そして「キュヴェ ロゼ ブリュット」をシャーベットにしたお口直しをはさみ、お肉料理へ。白手袋をはめた給仕によって、ルイ14世の時代のスタイルのレギエール(水差し)で注がれたのは、ブランド自らが“ブレンドの芸術作品”と誇る「グラン シエクル」。フランス宮廷の晩餐会の趣を楽しめる。力強さと繊細さ、そしてアロマティックな凝縮感と際立つフレッシュさの完璧なバランスを叶えるために、2002年、1997年など若い複数のヴィンテージがアサンブラージュされている。ディナーのクライマックスにふさわしい味わいだ。ベルドー(山鶉)のローストと同じベルドーのレバーのカナッペが本日のメイン。「グラン シエクル」はこういったジビエとの相性もよいそう。それぞれのシャンパーニュに合うよう考えられたこだわりの特別メニューは、ロゼと共に楽しむ、カシスのガトーとミルティーユのタルトのデザートで幕を閉じた。ホテル椿山荘東京では、このようなローラン・ペリエとの取り組みを多く行っており、11月13日にはホテル棟5階の「シェフズルーム」で、ローラン・ペリエとのコラボレーションでやはり1日限りのイタリアンディナーイベントを開催する。ローラン・ペリエ本社とスカイプで繋ぎ、現地のワイン作りの様子も覗くことができるいう、また違ったユニークな試みも。シャンパーニュとイタリア料理の絶妙なペアリングを楽しめる特別なディナーが楽しめる。
2014年10月29日『ハンニバル・ライジング』でフランスからハリウッド進出を果たしたギャスパー・ウリエルが、イヴ・サン=ローランの伝記映画でサン=ローラン役に抜擢された。ギャスパーは現在、「シャネル」のメンズフレグランス「ブルー ドゥ シャネル」の顔を務めており、過去には「ロンシャン」の2008-2009年秋/冬キャンペーンでケイト・モスとイメージ・キャラクターを務めた経験もあり、ファッション界にも広く精通している。本作を担当する仏映画会社のフィルムズ・ディストリビューションのニコラ・ブリゴー=ロベールはギャスパーの起用について「カンヌ映画祭後とあって、ギャスパーには多くの観客のファンがついたこともあり、彼が今回この役柄を獲得することに至ったのです」と語っている。ベルトラン・ボネロが監督を務め全編フランス語となる本作は、1960年代から70年代にかけてのサン=ローランの活躍にスポットライトを当てるという。本作は来年の春にもクランクインを予定しているが、一方で、サン=ローランの長年の恋人であるピエール・ベルジェから製作許可が降りたジャリル・レスペール監督が手がける別のサン=ローランの伝記映画も現在プロダクションが進行中だ。■関連作品:ハンニバル・ライジング 2007年4月21日より日劇PLEXほか全国にて公開
2012年11月07日