三菱電機は2月13日、次世代の住環境を提案する「三菱電機スマートホーム」コンセプトを発表した。家電や住宅設備を最適に制御するだけでなく、家族全員の"ココロとカラダ"の状態を把握して生活をサポートする。具体的な製品化については未定だが、家電製品群への展開を目指して今後も研究開発を進めていく。○家族の体調を考えて献立を提案してくれる冷蔵庫今回発表されたのは、家電・IT業界で昨今のトレンドになっている"IoT"(Internet of Things、モノのインターネット化)の概念を、住宅を基盤に展開していく指針だ。住宅メーカーが中心となって進めているスマートハウスの概念は、家電や住宅設備をネットワークで接続し、"HEMS(Home Energey Management System)"と呼ばれる機器をハブにして、「エネルギーの見える化」を目指したものが主流となる。しかし、三菱電機の提案するコンセプトはエネルギーの見える化を実現するだけではない。発表会でコンセプトを説明した三菱電機 デザイン研究所 ホームシステムデザイン部の河村玲永子氏は「三菱電機では"心理的なストレスを感じない、快適で気持ちのいい生活"をキーワードにした新たな価値を提供していきたい」と話し、新コンセプトの立案に至る経緯を解説。家族の"ココロとカラダ"の状態変化に着目した家電製品の開発を目指すという。今回の説明会では3つの事例が参考展示とともに紹介された。1つめが玄関ドア。人が玄関のドアに近づくと、カメラが家族を認証して解錠を行う。その後、ドアのハンドルから体温や脈拍などの生体情報を取得し、体調のセンシングを実行する。さらにその結果や家族の予定などを玄関内部の壁面に表示する、というものだ。2つめが冷蔵庫。冷蔵庫に入っている食材の情報と、他の機器を通じて集積された家族の体調などの生体情報を参照し、オススメの献立メニューを冷蔵庫の扉に表示する。そして3つめがシステムキッチン。先述の冷蔵庫が選んだメニューの調理手順やポイント、進行に合わせた時間の調整などを調理台に投影して、最適な調理フローをアシストする。また、キッチンカウンターの一部に設けた非接触給電エリアでは、フードプロセッサーや炊飯器など調理家電をケーブルレスで使える。そのほか、調味料用のミニ冷蔵庫を備えるなど、これまでにはない新しい発想のシステムキッチンを提案した。○気になる製品化について記者説明会には、三菱電機 デザイン研究所長の杉浦博明氏も出席。社内における同研究所の立ち位置や理念、製品開発のプロセス、取り組みなどを紹介した。記者からの質疑応答において、杉浦氏は今回の発表はあくまで"コンセプト"であることを強調。具体的な実用化のめどやロードマップについては「例えば無線給電についても、技術仕様の標準化や電波法などの法整備の問題があって、これからクリアしていかなければならない課題が多い」とし、現段階では製品化について明言できないと説明。しかしその一方で「今後は住宅メーカーやキッチンメーカーなどとの提携も視野に入れている」と、他業界と協力して横軸で展開していく考えも明らかにした。
2015年02月13日三菱電機と立命館大学は2月5日、あらゆる機器がつながるIoT時代に向け、製造段階で生じるLSIの個体差を利用して、機器の秘匿と認証を行うセキュリティ技術を開発したと発表した。ネットワークに接続される組み込み機器が増加する一方で、プログラムの解析・改ざんやデータの奪取、機器のなりすましなどの不正行為に対する対策がますます重要になっている。特に、安全性が重要視される組み込み機器において、プログラムやデータの保護について抜けのない対策が必要とされている。一般的な対策として、機器に内蔵するメモリに暗号処理を行ったID情報を格納しているが、機器の電源を切ってもID情報がメモリ上に残留するため、チップを開封して内部を調べることで、IDの解析が可能になるという課題があった。そこで今回、同じ機能を持つLSIの個体差を活用して指紋のような固有IDを作り、復号時に鍵として用いる新たなセキュリティ技術を開発した。一般的に、LSIは内部の回路で定められた計算を行うため、同じ回路が入ったLSIに同じ入力の計算をさせると同じ計算結果を出力する。しかし、計算結果に至る過程が個体ごとに異なるため、今回、この個体差をLSIの指紋に見立て、同じ回路を実装したLSIごとに固有IDを作り出すことに成功した。この固有IDは、回路を動かした時にしか現れないため、チップを開封して内部を調べても解析することができない。また、指定のLSIの固有ID情報でしか復号できないように暗号化されたプログラムやデータは、そのLSIを持つ機器でしか使えなくなるため、機器の安全性を確保できる。加えて、特定の固有IDを持つ機器同士をつなげるように設定することも可能になるとしている。さらに、固有IDの生成、秘匿と認証に必要な回路を一部共有化することで、それぞれを個別に実装したときと比べ、回路の大きさを約1/3に削減した。この他、立命館大学と共同で、複数の製造プロセスで同技術を適用したLSIを試作し、安定して固有IDの生成が可能であることを確認した。また、同方式はモジュール化することで、組み込むことが容易になり、一般的なLSIの設計フローに適用可能となっている。なお、同技術は2015年度以降を目標に、三菱電機の製品に適用される予定。
2015年02月05日米IBMと三菱東京UFJ銀行は2月2日、コグニティブ・システム「IBMWatson」を活用した銀行・金融サービス業務の変革を検討することについて、新たに合意したと発表した。Watsonは、第三者のアプリケーションやシステムと人がより自然に交流し、大量のデータを分析し、自然言語による複雑な質問を理解し、根拠に基づく回答を提案し、意思決定を支援するシステム。同行は、Watsonの活用により、コールセンター、支店、Webサイト・バンキング・サービス、顧客向けコンサルティング・サービスなど、オムニ・チャネルにおける顧客のエンゲージメントの向上を目指す。将来的には、「顧客の資産管理や財務アドバイス」、「コンプライアンスなどの内部管理」などの分野においても、Watsonの活用が検討されている。昨年11月には、三井住友銀行がWatsonを活用してコールセンター業務における品質向上に取り組むこと、みずほ銀行がWatsonを用いてコールセンターや銀行窓口での顧客対応などでタイムリーに有益な情報を提示するシステムを構築することを発表している。
2015年02月03日三菱東京UFJ銀行は2月2日付で、IBM Corporation(以下米国IBM)が提供するWatson(複雑な質問や会話等を理解・学習し、予測することができるコグニティブ・システム)と関連技術の活用について合意したと発表した。三菱東京UFJ銀行では、従来から人工知能を活用した要素技術の研究(音声テキスト化、マイニング分析、画像解析、自動応答等)を進めるとともに、米国IBMとWatsonの金融業務への適用方法について検討を重ねてきたという。このたびの取り組みを通じて、三菱東京UFJ銀行は、オムニチャネルの実現に向け、Webサイト、コールセンター、店舗などにおける「お客さまからのお問合せへの対応」や「行員の業務支援」等にICT(Information and Communication Technology)を活用し、顧客へのサービス向上を図っていくとしている。また、将来的には、米国IBMとWatsonの更なる活用領域として、「顧客の資産管理や財務アドバイス」、「コンプライアンス等の内部管理」等の分野でも検討を深め、様々な分野で金融サービスの革新を目指していくという。三菱東京UFJ銀行では、最先端のICTを活用し、今後も更なるサービスの向上に努めていくとしている。
2015年02月03日三菱自動車は、3月3日~15日の期間にスイスで開催される『第85回ジュネーブ国際自動車ショー』において、同社独自の次世代先進技術「@earth TECHNOLOGY(アット・アース・テクノロジー)」を搭載したコンパクトSUVのコンセプトカーを世界初披露すると発表した。同コンセプトカーは、プラグインハイブリッドでトップクラスの低CO2排出量を実現する、軽量・小型・高効率のPHEVシステムを採用したコンパクトSUV。エクステリアは、ハイパワーモーターによるパワフルな走りがもたらすアーバンクロスオーバーの躍動感を、洗練されたアスリートフォルムのシルエットやエッジを効かせたボディサイドのキャラクターラインで表現しているとのこと。また、同社はジュネーブモーターショーに関する様々な情報を発信していくスペシャルサイトも開設している。
2015年01月28日三菱電機は28日、特定家庭用機器再商品化法(以下、家電リサイクル法)に基づく特定家庭用機器廃棄物の再商品化などに必要な行為に関する料金(以下、リサイクル料金)のうち、家庭用ルームエアコン、冷蔵庫・冷凍庫および洗濯機・衣類乾燥機のリサイクル料金を2015年4月1日から引き下げると発表した。家庭用ルームエアコンのリサイクル料金(1台当たり・税抜、以下同)は、現行の1,500円を1,300円に、冷蔵庫・冷凍庫については、内容積170リットル以下の場合は3,600円を3,400円に、同171リットル以上の場合は4,600円を4,300円に、洗濯機・衣類乾燥機は2,400円を2,300円にそれぞれ引き下げる。同社は、家電リサイクル法が施行された2001年4月より、使用済み家電製品に含まれる資源の有効な利用拡大に取り組んでいる。中でも同社製の家庭用ルームエアコン、冷蔵庫・冷凍庫および洗濯機・衣類乾燥機は、処理工程の改善などが進み、再商品化率は家庭用ルームエアコンで95%、冷蔵庫・冷凍庫で82%、洗濯機・衣類乾燥機で94%を達成。今回は将来のさらなるコスト削減の可能性も考慮し、家電リサイクル法の第20条に基づき、リサイクル料金を改定したとしている。
2015年01月28日三菱化学は1月27日、マツダと共同で、自動車の外装意匠部品にも無塗装で使用可能なバイオエンプラ「DURABIO」の新グレードを開発したと発表した。「DURABIO」は、再生可能な植物由来のイソソルバイドが原料のバイオエンプラで、耐衝撃性、耐熱性、耐候性などにおいて、一般的なエンプラより優れた性能を有している。また、発色性が良く、透明度も高いので、顔料を配合するだけで、つややかな光沢のある表面を作ることができる。さらに、表面が堅くて丈夫なので、擦り傷が付きにくい。このため、塗装工程が不要になり、塗料から出るVOC(揮発性有機化合物)排出をなくすことも可能という。今回、マツダが自動車内外装意匠部品への適用に向けた加工技術の最適化を主導して実施し、三菱化学が「DURABIO」の材料特性の最適化を主導して実施することで、自動車の内装意匠部品に加え、外装意匠部品にも使用できるグレードの開発に成功した。これにより、従来の塗装にはなかった新たな質感を実現したとしている。なお、新グレードは、2015年にマツダから発売予定の新型「マツダロードスター」の内装意匠部品として採用され、その後順次、量産車の外装意匠部品にも展開される予定。
2015年01月28日三菱UFJニコスはこのたび、スクールアイドルプロジェクト「ラブライブ!」の題材を券面デザインにしたクレジットカード「VIASOカード(ラブライブ!デザイン)」の発行を決め、22日に会員募集を開始した。「ラブライブ!」は、ある伝統校の統廃合の危機に女子生徒9人が立ち上がり、アイドルグループを結成、仲間やファンとの絆を深めながら、学校の存続を成し遂げていく青春学園ドラマ。2013年1月から3月にかけてTVアニメ1期、2014年4月から6月に2期が放送され、好評を博し、アニメーションPV(プロモーションビデオ)付音楽CDリリースの他、インターネットラジオやライブイベント、雑誌、トレーディングカードゲームなど、様々なメディアを巻き込んだ展開も行っているという。このたび発行するカードの券面デザインは、TVアニメ2期のオープニングの衣装を着たメンバー9人が華やかに麗しく寄り添う、同カード限定の"描き下ろし"イラストとなっている。また、新規入会特典(新カード会員対象)として、券面とは別デザインのステッカーをもれなくプレゼントするという、ファンには嬉しい一枚となっている。なお、「VIASOカード」は、専用のネット通販ポータルサイト(約420店が出店)での支払いで、ポイント還元が最大で10%上乗せになり、また、所定の携帯電話やPHSの通信・通話料金、プロバイダー料金などの支払いでポイントが2倍になる独自のポイント制度が特長。なお、貯まったポイントでキャッシュバックが受けられ、年会費無料というお得感もあり、ネットユーザーから定評があるという。同社は昨年から既に、「浦和レッズVIASOカード」「マイメロディVIASOカード」「VIASOカード(くまモンデザイン)」「VIASOカード(ふなっしーデザイン)」「VIASOカード(けいおん!デザイン)」「VIASOカード(トランスフォーマーデザイン)」の6種類の新デザイン「VIASOカード」(提携カード含む)を発行。このラインアップを拡充しており、このたびの新カードもその一環となるもの。今後も成長著しいネット決済市場を見据え、「VIASOカード」会員を拡充し、様々なネットユーザーの期待に応えていきたいと考えているとしている。なお、同社では同カードの会員獲得目標を初年度1万名としている。
2015年01月27日フィッシング対策協議会(運営・事務局 JPCERT/CC)は23日、三菱東京UFJ銀行をかたるフィッシングメールが出回っているとして、緊急情報を公開するとともに注意を喚起した。該当のフィッシングメールに掲載されている偽サイトは11時現在稼動しているうえ、今後類似サイトが公開される可能性もあり、同協議会はフィッシングサイトに契約番号やパスワードなどのアカウント情報を入力しないよう注意を喚起している。また、誤ってログイン情報を入力した場合は、三菱東京UFJ銀行のインターネットバンキング不正利用相談ダイヤルに問い合わせるよう呼びかけている。同協議会が公開した緊急情報によると、フィッシングサイトのURLには、下記のようなものが報告されている。■フィッシングサイトのURL●●●●.com/puls/i/index.htm●●●●.cn/js/●●●●.com/ibg/dfw/APLIN/loginib/login.htm?_TRANID=AA000_001
2015年01月23日三菱電機は1月15日、兵庫県尼崎市の先端技術総合研究所敷地内に「新実験棟」を建設すると発表した。同研究所は、三菱電機グループ全体の事業に関わる最先端技術の開発拠点で、基礎基盤研究から新製品開発、さらには将来の新事業に向けた技術まで、幅広い分野の研究開発が行われている。今回、新たに「新実験棟」を建設し、老朽化した実験設備の更新に合わせて点在している実験施設を統合することで、研究開発力の強化を図る。2015年2月に着工し、2016年2月から順次稼動する予定で、投資総額は約18億円になるという。
2015年01月15日東京ビックサイトで開催(1月14日~16日)のイベント「ウェアラブルEXPO」。実際の製品以外にも、ウェアラブルにまつわる様々な技術の展示も行われている。ここでは、将来の機器で使われるであろう技術や部品を紹介したい。○脈拍チェック程度の装置で血圧をチェック日本大学工学部の尾股定夫教授は、近赤外線LEDを用いたセンサーを開発。照射した近赤外線LEDの反射から血液量(ヘモグロビン)の変化を検知し、その変化を解析して血圧を測定する。血圧といえば、腕に巻き付けるカフ(圧迫帯)と脈拍の音を使った測定が一般的だが、そのような手間と時間をかけず、高精度(誤差5%程度)に血圧を測定できるという。今回は試作チップとBluetoothでスマートフォンと接続する試作機を展示していた。将来的には、スマートフォンや健康器具への利用を想定する。実際に試作機を見たところ、「こんなに手軽に血圧が測定できる」と驚いた。ウェアラブルの用途のひとつとして健康管理があるので、商品化を期待したい。○指の動きも検知できる、伸びを測定するセンサーヤマハは、ゴムのように伸縮して、その伸びを抵抗値の変化として確認できる「薄型ストレッチャブル変位センサー」と、それを利用した手袋型デバイスを展示していた。このセンサーは伸ばすと抵抗値が上がり、直線性と高速応答性に優れているという。試作した手袋センサーを付けたまま、電子ピアノの演奏を行うデモを行っており、演奏の妨げにならずに入力が行えることをアピールしていた。○エナジーハーベストにもなる発電ウェア拓殖大学前山研究室、ムネカタ、コーンズテクノロジーは共同で、圧電素子を使った無線モジュールのバッテリレス化を検討する発電ウェアを試作、展示していた。トレーニング時など、連続したデータ収集を行うにはバッテリレスが望ましいが、現在はバッテリ寿命を延ばすための試みだ。可動部に圧電素子を設置し、エナジーハーベスターを通じてバイタルセンサーなどへ電力を供給する。なお、エナジーハーベストとは、環境中の何らかのエネルギーを電力に変換する技術や概念をいう。「バッテリレス」を実現する技術として注目されている。○尿や植物からもエナジーハーベスト立命館大学の道関研究室とセイコーインスツルの共同による、エナジーハーベスト活用の例。おむつに仕込んだ尿発電電池(60μw)で尿漏れ検知を行い、得られた電力を使ってワイヤレス通信を行うというものだ。同様に、植物の導管を通る水分から発電する(0.6μw)電池を使ったワイヤレス通信もデモしていた。○「ウェアラブル」を支える導電繊維服にセンサー類を入れる場合、高い柔軟性と強度、導電性が求められ、配線が重要となる。三ツ富士繊維工業は、ナイロンやポリエステルの糸に銀メッキを施したAGpossを展示していた。表面がすべて銀で分量が多いため、導電性の高い配線材料としての利用も可能だという。
2015年01月15日三菱航空機は1月13日に初めて行った、「MRJ」(三菱リージョナルジェット)飛行試験機初号機右舷エンジンの試験運転の写真を公開した。MRJは今年第2四半期に予定しているYS-11以来約50年ぶりの国産旅客機かつ初の国産ジェットで、13日より初飛行に向けた本格的な各種試験が始まった。エンジンの初運転によって、機体に搭載されたエンジンなどの動力系統、各種システム(油圧・燃料・空調・電気系統など)が機体として総合的に作動したことが証明されたという。今回の全機静強度試験は、設計・製造された機体の強度が航空機を安全に飛行させるために必要な基準を満たしていることを検証する機体構造試験のひとつ。あらゆる飛行条件の中で想定される最大の力を負荷するもので、予測通りの試験結果が得られたという。
2015年01月14日三菱東京UFJ銀行は5日、三菱東京UFJダイレクト限定で、外貨定期の金利を優遇する「外貨定期金利優遇キャンペーン」を開始した。○三菱東京UFJダイレクト限定 外貨定期金利優遇キャンペーンの概要キャンペーン期間/1月5日(月)0:00~3月31日(火)23:59受付完了分利用できる人/個人の顧客対象取引/円貨による預入れに限定申込方法/三菱東京UFJダイレクトインターネットバンキング対象商品/外貨定期預金「ホット定期」・インターネット外貨定期対象通貨/米ドル・オーストラリアドル預入期間/3カ月、1年申込み金額/ 10万円相当額以上。1回あたりの利用限度額は円で1,000万円・外貨で10万米ドル相当額以下。また、1日あたりの利用限度額はインターネットバンキング・モバイルバンキング・テレフォンバンキング(自動音声応答)での円貨から外貨預金への入金取引のすべてを合わせ1,000万円以下となる。
2015年01月08日三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下MUFG)の子会社である三菱東京UFJ銀行は5日、関係当局の承認を得て、連結子会社であるBank of Ayudhya Public Company Limited(以下アユタヤ銀行)との間で締結した2013年9月18日付支店統合契約(Conditional Branch Purchase Agreement)に基づき、三菱東京UFJ銀行バンコック支店(以下旧バンコック支店)とアユタヤ銀行を統合したと発表した。三菱東京UFJ銀行は、2013年9月18日付でアユタヤ銀行との支店統合契約を締結後、タイ中央銀行による規制(One Presence Policy)への対応、ならびにアユタヤ銀行との広範な戦略的協業関係の最大化を企図し、このたび、旧バンコック支店とアユタヤ銀行を統合するに至ったという。統合後はアユタヤ銀行のタイにおけるリテール・中小企業の顧客基盤とMUFGおよび三菱東京UFJ銀行のグローバルコーポレートバンキング業務における金融商品・サービスのノウハウを融合し、幅広い顧客に対し高付加価値の金融サービスをワンストップで提供できる体制を構築するとしている。○三菱東京UFJ銀行バンコック支店とアユタヤ銀行の統合の概要統合の方法三菱東京UFJ銀行が旧バンコック支店の事業をアユタヤ銀行に対して現物出資し、旧バンコック支店とアユタヤ銀行を統合。三菱東京UFJ 銀行はその対価として、アユタヤ銀行の普通株式1,281,618,026株を取得価格1株につき40.49バーツで受領した。統合後の三菱東京UFJ銀行のアユタヤ銀行の普通株式所有株式数は5,655,332,146株となり、株式所有割合は76.88%となる。旧バンコック支店機能のアユタヤ銀行への継承及び統合後の組織について(1)旧バンコック支店の窓口業務および預金、タイ国内決済業務旧バンコック支店所在地に新設されるアユタヤ銀行バンコックサトーン支店(BangkokSathorn Branch)が引き継ぎ担当する。なお、既存の顧客の口座店呼称は同支店名に変更となる(2) 旧バンコック支店の法人営業業務日系企業取引、グローバル企業取引および大手グローバル金融機関取引は、同バンコックサトーン支店所在地に新設されるJapanese Corporate / Multinational Corporate BankingGroup に継承され、原則、引き続き現営業担当者が業務を担当する体制をとる。また、タイ系企業取引も、一部を除き同バンコックサトーン支店所在地に新設されるCorporate Banking Group に継承され、引き続き現営業担当者が業務を担当する。なお、旧バンコック支店の派遣行員は、5日よりアユタヤ銀行への出向となり、また現地採用スタッフは同行に転籍し、業務に従事する統合後のポジショニング統合後のアユタヤ銀行はMUFGおよび三菱東京UFJ銀行のタイにおける唯一の商業銀行プラットフォームとなる。アユタヤ銀行のタイ国内における営業基盤・ローカルネットワークと、MUFGおよび三菱東京UFJ銀行が有するグローバルネットワークを併せ持つ新たな銀行として、付加価値を提供していく。具体的には、日系の顧客に対し、タイ国内ネットワークの拡充による決済事業およびビジネスマッチングの拡充、タイ地場の顧客に対しては、MUFGおよび三菱東京UFJ銀行のネットワークを活用したトレードファイナンスや海外進出支援等を提供する。旧バンコック支店は、1962年の開設以来50年以上に亘り、主に法人の顧客の支援に従事しており、2014年3月末時点でタイにおける外国銀行の中で最大の資産規模を有しているという。アユタヤ銀行はタイにおいて 69年の歴史を有し、同国第5位の資産規模を誇る商業銀行。タイ全国における600を超える支店を通して、個人の顧客から中小・大企業の顧客に対して、法人金融、消費者金融、投資、資産運用等の包括的な金融サービスを展開している。また、子会社を通じ、620万口座を有するタイ国内最大のクレジットカード発行体であり、その傘下には、近年急成長を遂げている資産運用会社Krungsri Asset Management Co., Ltd.およびマイクロファイナンスを営むCFG Services Co., Ltd.などを有しているという。旧バンコック支店の事業のアユタヤ銀行に対する現物出資を含む同統合が、MUFGおよび三菱東京UFJ銀行の業績に与える影響は軽微としている。
2015年01月07日三菱航空機は1月5日より、YS-11以来約50年ぶりの国産旅客機かつ初の国産ジェット旅客機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)に対して、今後本格化する飛行試験や量産準備を見据え、現社屋(名古屋市港区)から県営名古屋空港(愛知県西春日井郡)ターミナルビルに本社の全機能を移転し、業務を開始した。MRJの最終組み立て、地上試験、飛行試験のいずれも、県営名古屋空港とそこに隣接する三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場で行われる。そのため、県営名古屋空港ターミナルビルに本社機能を移転することで、効率的な業務遂行ができる体制を整える。同社は今回の本社機能の移転を機に、さらなる受注・開発に向け、全社一丸となって取り組んでいくという。MRJは三菱航空機が開発する70~90席クラスの次世代民間旅客機。世界最先端の空力設計技術、騒音解析技術などの適用と、最新鋭エンジンの採用により、大幅な燃費低減と騒音・排出ガスの削減を実現する。また、優れた運航経済性と環境適合性により、エアラインの競争力と収益力の向上に寄与する機体となっている。機内は1列4席の配置、大型のオーバーヘッド・ビンの装備などの採用により、これまでのリージョナルジェット機にはない快適な客室空間を実現する。移転先概要愛知県西春日井郡豊山町 名古屋空港内
2015年01月05日三菱自動車は、ミニバン「デリカD:5」に、ナビゲーションを標準装備し上質感ある内外観としながら、購入しやすい価格とした特別仕様車「シャモニー(CHAMONIX)」を設定し、2015年2月16日に発売すると発表した。シャモニーは、クリーンディーゼルエンジン搭載グレード「D-Power package(8人乗り)」をベースとした特別仕様車。7インチWVGAディスプレイメモリーナビゲーションMMCSを標準装備したほか、運転席パワーシート(スライド、リクライニング、ハイト、チルト)を採用して利便性を高めている。ボディカラーは、2トーンが「ウォームホワイトパール / クールシルバーメタリック」「クールシルバーメタリック / アイガーグレーメタリック」の2色、モノトーンが「ウォームホワイトパール」「ダイヤモンドブラックマイカ」の2色を設定した4色展開となる。内装は、人気の高いブラック内装、本木目&本革巻ステアリングホイール、各種木目調パネル、リラックスルームイルミネーション(ホワイト天井照明)を採用し、上質感あるインテリアとした。デリカD:5 シャモニーの価格は、378万円(税込)。
2014年12月26日港町・横浜の新しい顔「みなとみらい」横浜といえば思い浮かべるのが「中華街」や、氷川丸が停泊する「港」、異国の文化を感じさせる「外国人居留地跡」ではないでしょうか。見どころも多く、観光地としてもデートスポットとしても人気のエリアですね。近年、この横浜はランドマークタワーのある周辺一帯の再開発が進んでいます。最新ショップのある複合高層ビルがあるベイエリア、ウォーターフロントエリアにはオフィスビルやホテルなどが建ち並びます。まさに「みなとみらい」は、港町・横浜の新しい顔として商業や観光施設、企業施設の集積地になっているのです。そして、意外と知られていないのが「みなとみらい」は居住エリアも存在しているということ。買い物にも通勤にも便利な立地にありながら、美しい港町の風景を眺めて暮らせるとあれば、誰しも暮らしてみたくなりますよね。ただし、都市計画で居住できる人口は1万人に規定されているのです。つまり、横浜の近代都市「みなとみらい」で暮らしたいのなら、1万人に達する前に家を買う必要があるということでもあります。アンケート調査でわかった、知られていない人口制限東急不動産は、東京都心部に住む既婚男女300人に「みなとみらいに関する意識調査」を行いました。その結果、居住人口が約1万人に制限されていることを「全く知らなかった」と答えた人は全体の88.0%にも及んだのです。この調査結果から「みなとみらい」は、ショッピングや観光、オフィス街があるという認知はされていても、居住エリアであるという認識がまだされていないことがわかったのです。この調査では「みなとみらい」に住んでいると聞いたときに抱くイメージもヒアリングしています。上位には、「おしゃれ」(44.7%)、「セレブ感」(27.7%)、「お金持ちそう」(26.7%)という声が並び、「みなとみらい在住=都会的・富裕感」との印象が強い傾向がわかりました。一方で、「生活利便性が悪そう」(23.0%)、「人が多くて落ち着かなさそう」(17.3%)という居住エリアとしての不安視する声も垣間見えました。現在、横浜市では「みなとみらい」を居住空間として安心・安全・快適・便利な場所にすることを目指しています。災施設の充実や、安全な交通環境のために道路幅を規制するなど、さまざまな工夫をしています。みなとみらい駅徒歩2分!免振タワーレジデンス登場そこで、いま注目されているのが、みなとみらい駅徒歩2分に建設予定の東急不動産の免震タワーレジデンス「ブランズタワーみなとみらい」です。みなとみらい駅やパシフィコ横浜に近接する32街区に、新しく生まれる全228邸。圧巻のベイサイドビューで、何よりも開放感にこだわりつつ、新しい街にふさわしい革新的なデザインとクオリティで、これまでにないライフスタイルが期待できます。すでに、横浜に住んでいる人は約7,600人であることから「みなとみらい」に居住を考える人は、一度検討されてみてはいかがでしょうか?<参考>ブランズタワーみなとみらい 公式ページ
2014年12月19日三菱UFJニコスはこのたび、タカラトミーの人気玩具「トランスフォーマー」の映画に登場するメーンキャラクターを券面デザインにしたクレジットカード「VIASOカード(トランスフォーマーデザイン)」の発行を決め、15日に会員募集を開始した。「トランスフォーマー」は、タカラトミー(当時:タカラ)が作り出した"日本の玩具発"コンテンツで、自由自在に変形できるロボットが宇宙を舞台に戦う、壮大なストーリーで展開されているという。1984年に米国で玩具発売後、現在では世界130以上の国と地域で販売個数5億を超える実績を持つ、世界中で大人気のキャラクターとなっているという。2007年、スティーブン・スピルバーグ氏の製作総指揮のもとハリウッドで実写映画化され世界中で大ヒット、誕生30周年を迎える2014には、第4作目「トランスフォーマー/ロストエイジ」が公開された。新カードは、「トランスフォーマー」ファンには嬉しいデザインを券面に施している。具体的には、宇宙をイメージした黒基調の背景に、同映画シリーズの人気キャラクターである「オプティマスプライム」(赤・青)と「バンブルビー」(黄)を配し、同作品の壮大な世界観を醸しているという。なお、「VIASOカード」は、専用のネット通販ポータルサイト(約420店が出店)での支払いで、ポイント還元が最大で10%上乗せになり、また、所定の携帯電話やPHSの通信・通話料金、プロバイダー料金などの支払いでポイントが2倍になる独自のポイント制度が特長だという。なお、貯まったポイントでキャッシュバックが受けられ、年会費無料というお得感もあり、ネットユーザーから定評があるという。同社は今年になって既に5種類の新デザイン「VIASOカード」(提携カード含む)(「浦和レッズVIASOカード」「マイメロディVIASOカード」「VIASOカード(くまモンデザイン)」「VIASOカード(ふなっしーデザイン)」「VIASOカード(けいおん!デザイン)」)を発行し、このラインアップを拡充しており、このたびの新カードもその一環となるもの。今後も成長著しいネット決済市場を見据え、「VIASOカード」会員を拡充し、様々なネットユーザーの期待に応えていきたいと考えているという。なお、同社では同カードの会員獲得目標を初年度5000名としている。
2014年12月17日NECは12月9日、道路橋などの構造物の内部劣化状態をカメラで撮影した表面映像から、計測・推定できる技術を開発したと発表した。同技術は、独自の超解像技術、映像・画像鮮明化技術、および4K超高精細映像高圧縮技術の開発などで培った映像・画像処理のノウハウを応用して実現したものである。具体的には、映像中の物体の微小な動き(振動)を高速かつ高精度に検出できる被写体振動計測アルゴリズムを開発した。同技術は、微小な振動の解析に必要な"カメラ画素数の100倍の解像度での動き解析"において、データ量が多く、従来時間がかかっていた解析処理を、映像圧縮などで培ったノウハウを用いて高速化した。これにより、高いフレームレートで撮影された映像の高速解析を可能とし、構造物表面の多数点の微小振動の同時計測を実現した。さらに、亀裂、剥離、空洞など、内部劣化が生じている箇所の振動パターンの違いを発見・検出できる独自の振動相関解析アルゴリズムを開発した。これにより、目視で発見できない構造物内部の劣化状態を高精度に推定できるようになったとしている。これらの技術により、カメラ映像から物体内部の劣化状態を推定できるため、点検による設備の一時停止など事業機会損失の低減が望まれる工場・プラント内の大型設備や、道路橋などの構造物インフラに加え、他の分野への応用も期待しているという。今後、同技術の実証を進め2015年度中の実用化を目指すとコメントしている。
2014年12月10日エプソンは、同社が保有する独創的なコア技術と、その技術開発に挑む姿を紹介するアニメーションシリーズをYouTubeの公式チャンネルや同社の特設Webサイト上で公開した。同アニメーションシリーズは、同社の長期ビジョン「SE15」で掲げる4つの領域(「生活の質向上-センシング技術」、「プリンティング-マイクロピエゾ技術」、「ビジュアルコミュニケーション-マイクロディスプレイ技術」、「ものづくり革新-ロボティクス」)におけるコア技術に向けた同社の取り組みを、実際の社員をモデルにした人物たちのやり取りを通して紹介していくシリーズ作品で、ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダースのナレーションなどで知られる大川透氏やONE PIECEのナミ役などで知られる岡村明美氏、SLAM DUNKの安西先生役や魔神英雄伝ワタルの剣部シバラク役などで知られる西村知道氏といった人気声優陣を起用したことでも話題になっている。第1弾となるコアテクノロジー・アニメーション「センシング三本の矢」篇(2分39秒)は、同社が保有するセンシング技術を、センシングシステム事業部長 森山佳行と若手技術者が、その核となる"三本の矢"と、そうした技術を活用することで見えてくる未来の姿を思い描くという作品で、11月18日に公開されて以降、公開2週間で再生回数は約22万回を記録している。ちなみに同社が今回、センシング技術の"三本の矢"としているのが、わずかな傾きや振動を察知することを可能とする「モーションセンシング」、GPSなどの測位衛星を用いて目標の居場所を高精度かつ低消費電力で特定する「ポジションセンシング」、そして腕の血流にLEDの光を照射し、脈拍を高精度に計測する「バイタルセンシング」だ。いずれも高性能かつ長寿命な腕時計を実現するために活用されてきた水晶デバイスや半導体デバイス技術を発展させたもので、今後、本格的な普及期を迎えるIoT社会の実現に必要不可欠なものとなっており、特にタイミング分野などでシリコン以上の性能を実現できる素材である水晶とMEMS技術を組み合わせた独自技術「QMEMS」は、高精度・高性能センサとして様々な分野に採用されている。エプソンでは、今回のシリーズの開始にあたり、「世の中・お客様の要望に耳を傾けて、必要となる事業領域を見"究め"、その事業の核となる技術を"極め"続けるという、エプソンの基本行動を貫くことで、より良い未来を描いていきたい」という意思を込めた「究め極めた技術の先に、未来が見える」というコミュニケーションワードを設定したという。また、今回、アニメーション中に登場する森山氏は、「エプソンと言えばプリンタを思い描く方が大半かと思いますが、プロジェクターやスマートグラス、ロボット、そして先日発売した脈拍計測活動量計など様々な商品・サービスを世界中にお届けしています。私が担当しているセンシングシステム事業は、エプソンが長年培ってきた各種センサー技術をとことん研ぎ澄ませ、人々の暮らしをもっと便利に快適にする"なくてはならない製品・サービス"を実現するために日々挑戦しています。実際に担当している技術者は今回登場しているような熱い思いを持つ者ばかりです。この動画については個人的にもどう仕上がるのか興味津々でした。私を表現しているキャラクターは実際より大分美化されていますし、こんなに良い声ではない(CVは西村氏が担当)ので少し恥ずかしい気もしますが、エプソンの新しい一面を表現できているので、みなさまにもぜひご覧いただきたいと思います」とコメントしている。なお、同アニメシリーズは2015年3月までに新たに3編が公開される予定となっており、YouTubeや特設Webサイト、公式Facebookなどで視聴することが可能。同社では、自社で保有するコア技術の詳細や、技術開発にかける想いなどを様々な視点から紹介するコンテンツを掲載した技術情報Webサイトも有しているので、今回のアニメーションを見て、同社の技術が気になった人は一度、訪問してみると良いだろう。特設Webサイト技術情報WebサイトYouTubeエプソン公式チャンネルFacebookエプソン公式ページ
2014年12月05日三菱自動車は4日、軽自動車「eKワゴン」「eKカスタム」「eKスペース」に、低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム「FCM-City」および「誤発進抑制機能」と「アクティブスタビリティコントロール(ASC)」という2つの先進予防安全技術を採用した「e-Assist」搭載車を全グレードを設定して発売した。低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム「FCM-City」は、約5km/h~約30km/hの低速走行時にレーザーレーダーが前方車両を検知し、衝突の危険があるときはブザー音とメーター内の警告灯で注意喚起するとともに、自動ブレーキで衝突の回避または衝突被害の軽減を図るシステム。誤発進抑制機能は、停車時~約10㎞/h以下の走行時にレーザーレーダーが約4m以内の前方に車両や障害物を検知している状態で、アクセルペダルを素早く、強く踏み込んだ場合に、ブザー音とメーター内の警告灯で注意喚起するとともに、エンジン出力を抑制して発進をゆるやかにし、衝突被害の軽減を図る。アクティブスタビリティコントロール(ASC)は、滑りやすい路面での走行や急なハンドル操作などにより、車両の不安定な動きや車輪のスリップを感知すると、車輪にブレーキをかけるとともにエンジン出力を自動的にコントロールすることで、安定した走行をサポートする。「e-Assist」搭載車の価格は、eKワゴンが112万1,040円~141万4,800円、eKカスタムが134万6,760円~163万1,880円、eKスペースが130万320円~185万6,520円(いずれも税込)。
2014年12月04日三菱東京UFJ銀行は26日、ネットバンキングの不正送金被害を防ぐセキュリティ対策の一環として、クラウドサービス「クラウドダイレクト」の提供を開始した。申し込みなどは不要で、無料で利用できる。「クラウドダイレクト」は、同行が提供するサーバを介して、インターネットバンキング「三菱東京UFJダイレクト」にログインできるサービス。通常個人ユーザーは自分のPCから「三菱東京UFJダイレクト」に接続するため、PCがウイルスに感染していた場合、詐欺サイトへの意図しないリダイレクトや、ID・パスワードなどの入力情報を悪意ある第三者に盗み取られる危険がある。「クラウドダイレクト」では、「三菱東京UFJダイレクト」の取引および、取引に必要なサイト以外は利用できない仕組みとなっているほか、ウイルスによる個人PCの画面改ざんリスクが低減するため、より安全な取引環境が提供される。サービスは公式サイト上の「クラウドダイレクトを利用する」ボタンから利用可能。ログイン時は一部ソフトウェアキーボードによる入力が必要になる。なお、同サービスを利用した場合、「住宅ローン(住宅金融支援機構)」「保険」「じぶん銀行口座開設」「ウィルス対策ソフト(Rapport)のダウンロード」は行えない。対応OSは、Windowsの場合でInternet Explorer 10 / 11、Macの場合でSafari 6。警察庁が9月に発表した「インターネットバンキングに関する不正送金事犯の発生状況」によると、2014年上半期の被害金額は約18億5,200万円に上っている。同行では「クラウドダイレクト」を利用した場合でも、「全ての不正送金リスクがなくなるわけではない」と引き続き注意を促しており、ブラウザやウイルス対策ソフトウェアなどを最新版に保つこと、フィッシングメールに注意することなどを推奨している。
2014年11月27日三菱東京UFJ銀行は26日、インターネットバンキングのセキュリティ対策の一環として、インターネットバンキングをより安全に利用する「クラウドダイレクト」の提供を開始した。クラウドダイレクトは、同行がインターネット上に用意した仮想環境(クラウド)を利用して、三菱東京UFJダイレクトにログインする仕組み。○クラウドダイレクトとはPoint1ウィルス対策として有効ウィルスの中には、パソコンの画面を改ざんして、顧客の入力した情報を詐取するものがある。クラウドダイレクトから三菱東京UFJダイレクトを利用すると、ウィルスによる画面の改ざんが困難となり、より安全に利用できるPoint2インターネットバンキングをより安全な環境で利用できるクラウドダイレクトを利用すると、通常のパソコンよりも安全な同行インターネットバンキング専用環境で取引できるPoint3申し込み不要、無料で利用できる申し込みは不要、年会費もかからない○利用方法Step1同行ホームページの三菱東京UFJダイレクトトップにある【クラウドダイレクトを利用する】ボタンをクリックし、注意事項等を確認のうえ、【注意事項に同意のうえ、クラウドダイレクトを利用する】ボタンをクリック。「従来の三菱東京UFJダイレクト」、「クラウドダイレクト」のどちらを利用するかは、ログインの都度、選択するStep2クラウドダイレクト用のログイン画面に「ご契約番号」、「IBログインパスワード」(ソフトウェアキーボードでの入力が必要)を入力し、「ログイン」ボタンをクリック
2014年11月27日三菱自動車は26日、電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」の「MYアイ・ミーブ デザインラッピング」に、29日から新デザインを追加すると発表した。新しいデザインは新車購入時に選択できるほか、すでに購入済みのユーザーや中古車購入時にも利用することができる。「MYアイ・ミーブ デザインラッピング」は、スタイリッシュなi-MiEVをより個性的にするための「スペシャルデザイン・ラッピング」。今回は、レーシングカーをイメージした新作デザイン「スポーティー」を追加したほか、一番人気の「チェッカー」に赤色を加え、全11種類の車体ラッピングデザインとした。なお、同社の「MYアイ・ミーブ デザインラッピング」Webサイト上で、ボディカラーとラッピングデザインの組み合わせをシミュレーションが可能となっており、新作デザインのカラーバリエーションも確認することができる。ラッピング価格は各販売会社にて設定。
2014年11月26日三菱電機は、米Vornado Realty Trustから受注を受け、ニューヨークのタイムズスクエア地区に建つMarriott Marquis Hotel(マリオットマーキーズホテル)の外壁に設置する広告用大型映像装置(オーロラビジョン)を納入、11月18日より運営を開始すると発表した。納入したオーロラビジョン(高輝度LED10mmピクセルピッチ)は高さ23.68mで、面積はシングルテニスコートの12面分に相当する。同社によると、ブロードウェーに面した1区画すべてに加え、ブロードウェーに交わる45th Streetと46th Streetにも及ぶ総幅延長100mを超える4Kフルハイビジョン対応ビデオスクリーンとして、世界最大の商業施設用大型表示装置だという。4K解像度(フルハイビジョンの4倍の解像度)表示が可能で、同社独自の黒パッケージLED採用により、高コントラスト化を図り、企業広告用映像などを屋外でもより鮮明に表示できる。
2014年11月21日トヨタ自動車は11月20日、駐車場での安全・支援技術として2つの新技術を開発したと発表した。今回、事故全体の約30%が発生している駐車場での安全性向上のため、ペダル踏み間違い・踏み過ぎによる事故被害を軽減する「インテリジェントクリアランスソナー(ICS)」に、アクセル・ブレーキペダル操作に関係なく低速取り回し時における衝突回避・被害軽減を支援する新たな機能を追加した。さらに、車体周囲の安全確認をサポートする「パノラミックビューモニター」に障害物の確認をより容易にした新たな画面モード「シースルービュー」機能を追加した。「ICS」では、機能を拡張し、踏み間違いなどによる急発進時に、クリアランスソナーで障害物を認識して衝突被害の軽減を図る。具体的には、センサの増設と検出距離の延伸により、検出範囲を拡大するとともに、制御ソフトを改良し、従来のペダル踏み間違いによる衝突被害の軽減だけでなく、駐車場内の低速での移動や、車庫入れなど、ペダルの誤操作がない場合にも隣接車両や障害物との衝突回避や被害軽減を支援できるようにした。また、駐車支援機能「インテリジェントパーキングアシスト2(IPA2)」では、従来のIPAにICSと連携した自動ブレーキによる「衝突回避/被害軽減支援機能」の他、複数回の前後移動が必要な狭い駐車環境において、自動でステアリング操作を行う「切り返し支援機能」、前後が狭い縦列駐車空間からの出庫を半自動で行う「縦列駐車時の出庫支援機能」を追加した。これらにより、駐車場での使用性を大幅に向上させている。そして、ナビ画面に表示する機能として、従来の車両を上から見下ろしたような映像の「パノラミックビューモニター」に、「シースルービュー」を新たに追加した。スイッチ操作で車両の外側から見下ろしたような映像を表示する従来の「ムービングビュー」と、ドライバーの視線で車両を透かしたような映像を表示する「シースルービュー」が選択できる。シースルービューでは、ムービングビューと比較して、障害物を大きく見やすい映像として表示できる。なお、これらの新技術は2015年に発売する新型車に採用される予定。
2014年11月21日三菱自動車は20日、小型商用車「デリカバン」を一部改良して発売した。デリカバンは、コンパクトなボディに大容量の荷室空間と、エコカー減税にも適合する経済性を実現した、1.6Lエンジン搭載の小型商用車。快適装備「GX」(2WD 4AT)と基本装備「DX」(2WD 4AT / 2WD 5MT)の2グレードを設定している。今回の一部改良では、「GX」グレードのシートをブラック生地に変更するとともに、セカンドシートをバン専用シートに変更したことで、セカンドシート収納時の荷室長を230mm延長させ、積載容量を拡大している。デリカバンの価格は、174万4,200円~199万5,840円(いずれも税込)。
2014年11月20日三菱電機は、太陽光発電(PV)システム用パワーコンディショナー向けのパワー半導体モジュールの新製品として、ダイオード部にSiC(炭化ケイ素)を用いた「PV用大型ハイブリッドSiC DIPIPM」を11月28日より発売すると発表した。同製品はダイオード部に半導体と金属の接合部に生じるショットキー障壁を利用したダイオード「SiC-SBD」、トランジスタ部にCSTBT構造の第7世代IGBTを搭載したハイブリッド構造を採用。従来製品に比べ、電力損失を約25%低減し、インバーターシステムの低消費電力化を実現した。これらによりパワーコンディショナーの電力変換効率の向上が期待できる。また、IGBTからコレクタ電流の数千分の1程度の電流を取り出し、その微小な電流を検出する方式を短絡保護機能に採用。定格電力が大きなシャント抵抗の外付けが不要となり、パワーコンディショナーのインバーターシステムの小型化を実現した。サンプル価格は2万円(税抜)。
2014年11月20日新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は11月7日、バイオ3Dプリンタや細胞シート積層技術などの立体造形技術を用いて、iPS細胞などから骨、血管、心臓などの立体組織・臓器を製造する技術の開発に着手すると発表した。事業期間は2014年から5年間、総事業費は約25億円を予定している。プロジェクト期間中にはステージゲート審査を設け、実現性が見込まれるテーマを絞り込み、iPS細胞を用いた骨、軟骨、人工血管、心臓組織などの作製技術の実用化を目指す。再生医療の技術開発では、これまで、iPS細胞などの培養や分化誘導など再生医療に用いる細胞をいかに効率良く調製するかについての技術開発が行われてきた。同プロジェクトは、再生医療製品の実用化に向けて、細胞を用いて機能的な立体組織・臓器を作製する新たな技術開発段階へ進むための第一歩となる。
2014年11月10日10月に行われたDEENの武道館ライブを映画館で上映するスペシャルイベント『DEEN at 武道館 2014 ~LIVE JOY SPECIAL~』が12月23日(火・祝)にユナイテッド・シネマ豊洲で開催される。当日はライヴ映像の上映のほか、メンバーによるスペシャルトークなども行われる。本イベントは、10月12日に行われた武道館公演の映像を上映するもの。当日演奏された全楽曲を上映するほか、池森秀一、山根公路、田川伸治によるトークショーや、クリスマス・プレゼント抽選会が実施される。なお、武道館公演の模様を収めたブルーレイ&DVDは12月24日(水)に発売される。『DEEN at 武道館 2014 ~LIVE JOY SPECIAL~』のチケットは、プレリザーブ(先行抽選)が11月7日(金)より受付が開始される。『DEEN at 武道館 2014 ~LIVE JOY SPECIAL~』12月23日(火・祝)会場:ユナイテッド・シネマ豊洲開映:16:30登壇者(予定):池森秀一、山根公路、田川伸治料金:2900円(税込)プレリザーブ:11月7日(金)11:00AM~21日(金)11:00AM
2014年10月30日