デザイナー・芦田多恵は、宮城県南三陸町の復興支援の一環として、南三陸の仮設住宅に入居する縫製技術者とコラボレーションし、マスコット付きキーホルダー「ミナ・タン チャーム(MINA-TAN CHARM)」を12月10日から、伊勢丹新宿店と日本橋三越本店で販売する。今回で2度目の販売となるミナ・タン チャームは、ウマのキーラ(1万5,000円)、ペガサスのリア(1万8,000円)、ネコのミナ(1万5,000円)、キリンのサン(1万3,000円)、イヌのリック(1万4,000円)に加え、初登場のヒツジのエリザベス(1万5,000円)、ジョージ(マフラー付き/1万4,000円)、セーラ(1万2,000円)の合計6種類が全てハンドメイドで販売される。伊勢丹新宿では、伊勢丹のタータン柄(マクミランイセタン)のオリジナルのパッケージに入り販売される。このチャーム販売を通じた復興プロジェクトは、2013年7月、南三陸町の長期的な復興支援を目的として、株式会社ジュン アシダが“Support Tohoku Eternal Project(S.T.E.P)”を発足。同社は芦田多恵によるデザイン及び技術指導、商品を制作する工程で生まれる高級輸入生地の残布や半端なパーツを提供し、プロジェクトをサポートする。チャームの売上金額から販売経費を除く金額が、工賃として縫製技術者に支払われるという。ミナ・タン チャーム(MINA-TAN CHARM)の“MINA”は南三陸、“TAN”は「タエ アシダ(TAE ASHIDA)」ブランドの「TA」に由来するほか、千利休の孫である「宗旦(そうたん)」の“TAN”でもあるという。この宗旦には逸話が残されている。ある寺の住職が庭に咲いた一輪の白玉椿を宗旦に見せようと思い小僧に届けさせるが、小僧は途中で転び、せっかくの花びらは飛び散ってしまった。しかし、宗旦は花を失った枝や花びらを生かし、花のない枝を茶室の床の間に生け、花びらを巻き散らすことで、茶室には宗旦特有の風情が生み出されたという。このように、同復興プロジェクトには、「いっときは美しく栄えていたものが価値を失ってしまっても、人のまごころを吹き込むことでふたたび輝きを取り戻させ、かかわるすべてのものを生かすことができる」という想いがある。洋服の生地やパーツとして価値のあったものが、洋服を制作した結果として残布や半端なパーツになってしまっても、今ふたたび“ミナ・タン チャーム”として生まれ変わってほしいという願いが込められているという。このミナ・タン チャームは、伊勢丹新宿店では本館4階「タエ アシダ(TAE ASHIDA)」ショップ横(12月25日まで)、日本橋三越では本館3階ライトウェル(12月16日まで)で販売される。
2014年12月09日グーグルは10月20日、6月より開始した「海からのストリートビュープロジェクト」において、夏から秋にかけて撮影した三陸海岸の景観をとらえたストリートビューを公開した。今回公開された「海からのストリートビュー」のパノラマ画像は、6月~9月にかけて撮影した大槌、釜石、大船渡、陸前高田、気仙沼、南三陸、雄勝、塩竈の8エリアのもの。Googleマップ、Google Earth、Googleマップビュー上で見られる。撮影機材は、専用のマウントを使って漁船に取付けた「トレッカー」を使用。復興に取り組んでいるコミュニティの参加者、漁師や地元の人などの協力を得て、養殖場や岩礁を避け、可能な限り陸に近付きながら船を操縦し、約400kmを撮影した。プロジェクトは、2011 年の東日本大震災で地震・津波の大きな被害を受けた地域をストリートビューで撮影、その被災の様子をパノラマ画像で記録する「東日本大震災デジタルアーカイブプロジェクト」の一環として行ったもの。これまでの陸からのストリートビューに海からの視点を加え、三陸の景観を記録することを目的としている。
2014年10月20日Googleは20日、2014年6月に開始した「海からのストリートビュープロジェクト」において、夏から秋にかけて三陸海岸の景観をとらえたストリートビューを公開した。このプロジェクトは、2011年の東日本大震災で地震や津波の大きな被害を受けた地域を撮影し、その様子をパノラマ画像で記録する「東日本大震災デジタルアーカイブプロジェクト」の一環として行うもの。陸からのストリートビューに海からの視点を追加し、三陸の景観を記録することを目的としている。公開するのは6月~9月にかけて撮影した画像。地域は、大槌、釜石、大船渡、陸前高田、気仙沼、南三陸、雄勝、塩竈の8エリアだ。「海からのストリートビュー」のパノラマ画像は、Googleマップ、Google Earth、Googleマップのビューで閲覧できる。撮影は、漁船に「トレッカー」を設置して行われた。経験豊富な漁師の方々が、養殖場や岩礁を避けつつ、可能な限り陸地に近づきながら操舵。総撮影距離は400kmにおよぶという。提供:Google
2014年10月20日ソントンホールディングスのグループ会社・やくらいフーズは10月10日、「宮城三陸 牡蠣カレー」(税別550円)を全国で発売した。同商品は、水揚げされた新鮮な牡蠣を直火焼きし、手作業で一つ一つ加えた。牡蠣のエキスを余すことなくたっぷりと加え、じっくりと煮込むことで牡蠣の旨みをしっかり閉じ込めたとのこと。さらに生クリームを加えることで、スパイシーな味わいの中にもまろやかでコクの深いカレーに仕上がっているという。
2014年10月10日三陸鉄道は、桜柄のラッピング車両「キット、ずっと2号」の運行を22日に終了する。ラストランの後、一般参加によるラッピングはがし作業を行うとのことだ。「キット、ずっと2号」は、三陸鉄道とネスレ日本の復興支援プロジェクト「キット、ずっとプロジェクト」による桜アートラッピング車両の2代目。2012年3月から2013年6月まで運行した初代「キット、ずっと号」(36-101号車)に続き、昨年4月に南リアス線に登場した。東日本大震災発生時に南リアス線で唯一被害を逃れた36-105号車を使用している。22日のラストランでは、臨時列車として盛~釜石間を往復し、盛駅到着後、車両基地にて11時30分頃からラッピングはがし作業を行う。終了・解散は12時の予定。はがしたラッピング片は、記念として持ち帰ることができる。参加者全員に、「キット、ずっと2号」ラストラン記念乗車証と、トミーテック三陸鉄道36形「キット、ずっと2号」がプレゼントされる。ラストラン乗車とラッピングはがし作業は事前申込制。参加費は1名3,000円で、定員30名。小学生以下の参加は不可。定員に達し次第締め切る。
2014年06月18日三陸鉄道はこのほど、お座敷列車「北三陸号」の夏から秋にかけての運転予定を発表した。運転日は7月26日から8月7日までの毎日と、8月23日から10月13日までの土休日(9月6日を除く)。久慈駅12時15分発・宮古駅13時54分着、宮古駅15時05分発・久慈駅16時45分着の1日1往復の運行となる。列車編成は春の運転時(お座敷車両+レトロ調車両)から変更となり、お座敷車両「36-Z1」(指定席)と36-700形一般形車両(自由席)の連結となる。お座敷車両の指定席料金は310円で、1カ月前から予約可。車内では、「北限の海女」の衣装を着用したアテンダントが車窓案内を行うほか、乗客全員へお座敷列車記念乗車証明書のプレゼントも。グッズや飲物、おつまみなどの車内販売もある。前日13時までに予約することで、うに丼、うにあわび弁当、ほたて弁当も車内で購入できるとのこと。
2014年06月05日東日本大震災から間もなく2年。今、東北の海はたくましく再生を始めている。それに合わせて、牡蠣(かき)の養殖施設の復旧・整備も進められている。牡蠣と言えば三陸の冬の味覚!食べるなら今がベストのシーズンだ。しかも、現地の「牡蠣小屋」で食せば、よりおいしくいただけるに違いない……。「松島や ああ松島や 松島や」で有名な日本三景のひとつで、三陸海岸で最も名高い観光スポットである宮城県の松島。豊かな松島湾の海で育まれた松島牡蠣は、海のエキスが凝縮されたぷりぷりの味覚として知られているが、この地の牡蠣養殖施設も、震災に寄る津波で大きな損害を受けた。以来、松島の牡蠣はどうなったのだろうか?と思っていたのだが、先だって、松島観光協会が直営する牡蠣小屋が、今年も無事オープンしたとのグッドニュースが入ってきた。例年より約2カ月遅れの12月1日に、牡蠣小屋はオープンしたそうだ。松島観光協会によれば、松島の牡蠣養殖棚は急ピッチで復旧が進められていたが、この夏の異常高温で牡蠣の多くが死滅してしまったらしい。このショックで一時は営業を断念したが、近隣の石巻から養殖牡蠣の提供を受けることが可能になったため、再開に踏み切ったという。牡蠣小屋復活に、松島を訪れた観光客は大喜び。熱した鉄板にスコップでどさりと乗せられた大量の殻つき牡蠣。じゅーじゅーと湯気をたてる牡蠣を豪快にほおばる。口の中にじゅわりと広がるうまみがたまらない!料金は焼き牡蠣50分食べ放題コース(牡蠣飯、吸い物付き)で大人ひとり3,000円。オープン期間は2013年3月3日まで。平日も年末年始(12月25日~1月4日)までを除き営業される。また、松島ではこの冬、市内の料理店で名物の「牡蠣丼」キャンペーンが展開中だ。牡蠣丼とは、松島の家庭で昔から親しまれているもので、名前の通り牡蠣がのっている。市内18の料理店やレストランなどが参加し、フライや卵とじ、中華風などそのお店ならではの牡蠣丼を味わってもらおうという試みだ。2013年の3月まで行われているので、松島にお出掛けなら、牡蠣小屋の焼き牡蠣だけでなく、市内のお店の牡蠣丼まで、牡蠣づくしを堪能していただきたい。松島からリアス式の三陸海岸をさらに北にのぼって岩手県へ。ここでも復興のシンボルとして牡蠣小屋が復活を遂げており、観光客を喜ばせている。まずは大船渡(おおふなと)の「漁師の牡蠣小屋」。この漁業の町も震災による津波によって甚大な被害を受け、牡蠣小屋こそ被害を免れたが、養殖棚は壊滅的なダメージを受けた。このため震災後は、牡蠣の食べ放題を中止し、小屋では焼きそばなどを提供してきた。現在も大船渡産の牡蠣は震災前の10分の1以下にまで減少し、元の状態まで回復するにはこれから2、3年が必要とのことだが、それまで待ってはいられない。復興への強い思いを表すためにもと、地元の養殖業者は力を合わせて漁師の牡蠣小屋を復活させ、食べ放題を再開したのである。食べ放題が復活したのは松島と同じ2012年12月1日。食べ放題は平日限定で、料金は40分で中学生以上3,000円。予約が必要、同牡蠣小屋事務局で予約を受け付けている。さらに三陸海岸を北へと進んだ岩手県山田町。震災により大津波と猛火に包まれ、JR陸中山田(りくちゅうやまだ)駅まで焼失という壊滅的な被害を受けたこの町でも、漁師の心意気が地元の人たちを勇気づけている。2012年10月28日には「三陸山田復興牡蠣小屋」をオープンさせて、東北の牡蠣小屋再開の先陣を切った。山田の復興牡蠣小屋でも、殻付きの牡蠣をスコップで豪快に鉄板に乗せて蒸し焼きにする。「驚くほどの弾力と濃厚なうまみがつまっているのが山田湾の牡蠣」と山田町観光協会の沼崎さん。初夏の5月まで牡蠣が食べられるので、ぜひ一度訪ねてほしい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月29日三陸鉄道は12月15日から、全国でも珍しい「こたつ列車」を運行する。2011年は東日本大震災の影響で運行することができなかったため、今回は2シーズンぶりの運行となる。こたつ列車は、12月15日~2013年3月31日までの土日祝日を対象に(元日から1月6日までは毎日運行)、久慈(くじ)駅~田野畑駅までの区間を1日1往復する。4人向かい合わせの席にひとつのこたつが設けられ、みかん(12~1月)やせんべい(2~3月)を食べながら列車の旅を楽しめる。また、乗車した人には「こたつ列車乗車記念証明書」がプレゼントされる。こたつ列車のもうひとつのポイントは、岩手県沿岸北部に伝わる小正月の「なもみ」が登場すること。なもみは、鬼面をかぶって家々を回り無病息災を祈願する行事で、秋田県のなまはげと同じような風習。車内で「なもみ」が練り歩く姿は迫力満点で、列車内はどよめきと歓声に包まれるという。運賃は、乗車区間の乗車券(久慈~田野畑片道960円)と指定席券(片道300円)。久慈~田野畑1日フリー乗車券(1,500円)の購入がおすすめとのこと。また、久慈発12時30分のこたつ列車の予約をされた人には、こたつ列車限定の特製お弁当の予約販売を行う。予約は乗車日の前日13時まで受付。価格は1,050円~。こたつ列車は全て指定席。予約は三陸鉄道で電話にて受け付ける。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月14日10月5日(金)~7日(日)の3日間、東日本大震災で被災した宮城県三陸で、第1回「三陸映画祭in気仙沼」を開催。約40作品が無料で上映される。その他の写真会場は、気仙沼から南気仙沼にいたる中心部や、米軍によるトモダチ作戦の拠点となった大島の大小12の建物。震災後、避難所にもなっていた気仙沼市民会館をメイン会場に、気仙沼市最古のお茶屋さん・齋藤茶舗や、もともと鼎座というシアターでもあったリアスシャークミュージアムなど、大小さまざまな既存の建物が映画館として利用される。上映作品は、気仙沼市民を対象に実施されたアンケートなどからも作品が選考され、親子でも楽しめるように、アニメなどの子ども向けの映画の上映も計画されている。さらに、映画祭開催期間中は堤監督をはじめとする映画関係者によるトークショーなどのイベントや、地元の漁師や商工会議所などの協力で、カツオやマグロなどの名産物を楽しめる屋台も展開される予定。なお、映画祭の実行委員会はソーシャルファンディング・WESYM(ウィシム)で映画祭運営資金の支援を求めており、支援参加者にはTシャツやトークショー招待などのプレゼントが用意されているという。被災地で大規模な映画祭が実施されるのは、今回が初の試み。いまだ前例がない本イベントに、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。三陸映画祭in気仙沼10月5日(金)~7日(日)
2012年08月31日三陸鉄道はこのほど行われた第31回定時株主総会・平成24年度第2回取締役会にて、新車両購入計画について発表した。2013年2月より、3両が南リアス線(盛~釜石間、現在は全区間不通)に配車される予定だ。新車両については、クウェート国の支援(三陸鉄道復興地域活性化支援事業補助金)を受けて購入が可能に。東日本大震災で被災し、使用できなくなった南リアス線運行本部所属の車両を入れ替える。このほど公開された新車両イメージは、会津鉄道やのと鉄道、伊勢鉄道、錦川鉄道、平成筑豊鉄道、肥薩おれんじ鉄道などを走る新潟トランシス製の車両と共通の外観に。カラーリングは三陸鉄道の既存車両と同様、白地に赤と青の帯を配したが、これまでよりソフトなライン構成となり、やわらかさと親しみやすさを持つデザインとなった。既存車両よりも窓のサイズが拡張され、座席の間隔も広がり、座り心地の良い座席になるという。車内に和の雰囲気を取り入れ、ゆったりと車内での時間を過ごせるよう配慮した。新車両の車体長は18mで、定員は110名(座席定員49名、立席定員61名)、ドア幅を拡大し、客室床面を低くして乗降用ステップを廃止するなど、バリアフリー対策も施される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月27日三陸鉄道は7月1日、北リアス線久慈~田野畑間用のフリー乗車券を発売する。夏の繁忙期を迎え、「リゾートうみねこ」の北リアス線への乗り入れが増えるのにともない、途中下車しての観光の利便性を向上させるのがねらい。JR東日本のリゾート列車「リゾートうみねこ」は、4月28日より週末と祝日を中心に三陸鉄道へ直通運転を行っている。フリー乗車券は発売日から1カ月以内の1日に限り有効で、北リアス線久慈~田野畑間が1日乗降り自由に。発売期間は2013年3月31日まで。利用期間は7月1日以降の土日祝日のほか、7月28日~8月19日ならびに12月29日~2013年1月6日の毎日。利用する際、駅窓口にて有効日を押印してもらう必要がある。価格は大人1,500円で、田野畑駅、普代駅、陸中野田駅、久慈駅および「リゾートうみねこ」北リアス線内の車内で購入できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月18日鉄道をコンセプトにした中高生によるアイドルユニット「ステーション」がこのほど、岩手県宮古市の三陸鉄道本社を訪れ、復興のための義援金を手渡した。彼女たちは東日本大震災を経て、「鉄道アイドルである自分たちにできること」として、大きな被害を受けた三陸鉄道への支援活動を企画。活動拠点としている秋葉原での募金活動やチャリティーライブを行い、義援金を集めてきた。メンバーを代表し、三江彩花さんが同社を訪問。義援金7万円余りと、チャリティーライブで集めた応援メッセージが書かれたフラッグを三陸鉄道代表取締役社長、望月正彦氏に手渡した。「恐る恐る始めた活動でしたが、街頭募金では思っていたより多くの方が立ち止まって温かく募金をしてくださいました。私は兵庫県出身で、幼い頃に阪神淡路大震災を経験したため、被災された方の苦労や思いが身にしみます。これからも復興に向けて小さいことからでも協力をしていきたいです」と三江さん。一方の望月氏は、「ぜひ今度、三陸鉄道の列車の中でのライブをお願いしたい」とラブコールを送り、感謝の気持ちを表現した。三陸鉄道は東日本大震災で一部の駅や線路を流され、一時は全線運休となるなど大きな打撃を受けた。4月1日に北リアス線陸中野田~田野畑間で営業運転を再開したが、北リアス線田野畑~小本間と南リアス線全線が現在も運休。2014年4月の全線復旧をめざし、作業が続いている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月05日クラブツーリズムは4月より、旅行代金の一部を岩手県田野畑村に寄付する東北復興応援ツアーを実施している。三陸鉄道北リアス線に乗車しての三陸の絶景見学や、被災地の視察などを行う2日間または3日間のツアーで、代金のうち1人あたり1,000円を寄付に充てる。2014年3月までの2年間で2,000万円の寄付をめざすとのこと。北リアス線は東日本大震災にともなう津波によって甚大な被害を受け、現在は2014年4月の全線復旧をめざして部分営業を行っている。クラブツーリズムの東北復興応援ツアーでは、震災で全壊しながらも2014年3月までの再建をめざす島越駅(田野畑村)の再建を支援。集まった寄付金を、再建時に建立される記念モニュメントに関わる費用の一部に充てる予定だ。なお、モニュメントには同ツアーの参加者全員の名前が支援者として刻印されるという。ツアーでは、クラブツーリズムオリジナルヘッドマーク付きの北リアス線の列車を利用し、今年4月1日に運転再開した田野畑~陸中野田間を含む区間に乗車。現地の「語り部ガイド」の説明を聞きながら被災地を歩き、震災当日の様子や、復旧を続ける被災地の現状に触れることができるという。実施期間は2014年4月まで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月29日郵趣サービス社は5月26日、三陸鉄道の車両や列車が走る風景などをデザインしたオリジナルフレーム切手を発売する。三陸鉄道は東日本大震災で一部の駅や線路を流され、一時は全線運休となるなど大きな打撃を受けた。懸命の復旧努力により、北リアス線は全線再開まであと一歩に近づいているが、南リアス線は現在も全線で運転見合わせが続き、南北全線復旧は2014年頃になるとみられている。今回発売されるフレーム切手は、三陸鉄道復興支援の一助とするべく企画されたもので、同じ思いを抱く鉄道写真家の櫻井寛氏が無償で写真を提供。三陸鉄道の協力と監修を得て完成に至った。50円切手10枚がつづられ、価格は2,940円。これに路線図などを描いた保存用ホルダーが付く。現在、同社通販サイトにて予約を受け付けており、売り上げの一部は三陸鉄道の復興支援に充てられる。なお、郵便局での販売は行われないとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月27日三陸鉄道北リアス線陸中野田~田野畑間が1日に運行再開したのを記念し、「キット、ずっとプロジェクト」実行委員会による「キット、ずっと号」が運転され、田野畑駅も「キット、ずっとカンパネルラ田野畑駅」として公開されている。「キット、ずっと号」は、三陸鉄道の車両を美術作家の三田村光土里氏の原案、デザインで装飾したもの。サクラ柄の車両に、Facebookを通じて世界中から集まった応援メッセージが描かれている。田野畑駅の駅舎も”サクラアート”が施され、三田村氏のワークショップにて地元の人々から生み出された「ことば」もアートとして表現されているという。田野畑駅で1日に行われた運行再開記念式典では、「キット、ずっと号」「キット、ずっとカンパネルラ田野畑駅」のお披露目式も開催。「キット、ずっとプロジェクト」の紹介や、ネスレ日本から三陸鉄道へのメッセージはがき贈呈式などが行われた。「キット、ずっとプロジェクト」で”三陸案内人”として活躍する阿藤快さんも登場し、「三陸鉄道は生活線でもあるが、観光客に来ていただいてこそ成り立つ。三陸鉄道のすばらしい景色をみんな見に来て」とアピールした。イベントの模様はUstreamで生中継され、合計視聴回数は2万回に達したという。”サクラアート”を施した「キット、ずっとカンパネルラ田野畑駅」公開期間と「キット、ずっと号」運行期間は、ともに6月30日までとなっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月06日三陸鉄道とネスレ日本はこのほど、三陸鉄道の車両をイメージした乗車券付きキットカット「キット、ずっと号」を発売した。4月1日の陸中野田~田野畑間運転再開を記念し、桜アート車両「キット、ずっと号」を模した電車型のパッケージ。商品内部は観光向けお座敷列車「さんりく・しおかぜ号」を細部まで再現し、掘りごたつ式テーブルやたたみ敷のフラットシート、木製ドアなどを精細に描いた。さらに、運転席やストーブなどの備品を模した組立式の紙製小物や、三陸案内人の阿藤快さん、三陸鉄道のキャラクター「さんてつくん」、久慈駅の橋上駅長などの人形を同梱。三陸鉄道の久慈~陸中宇部間で使用できる硬券タイプの乗車券300円分も入っている。有効期限は全線復旧(2014年4月の予定)から1年後の2015年3月31日。オリジナルデザインのキットカットミニ10枚入りで、990円。三陸鉄道オンラインショップとネスレオンラインショップにて、1000個限定で販売する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月02日東日本大震災で被害を受けた三陸鉄道の復旧を応援し、三陸地方の復興を支援する「キット、ずっとプロジェクト」が5日に発足した。JR新橋駅前SL広場が「さんてつ広場」となり、11日に物産展とギャラリーを展開するほか、三陸鉄道北リアス線に桜をラッピングした列車と駅舎も登場する。同プロジェクトは三陸鉄道とネスレ日本が共同で立ち上げた。三陸鉄道は東日本大震災で大きな被害を受けたが、地元高校生にとって大切な通学の足であり、新入学の時期である毎年4月に順次復旧開通させつつ、2014年の完全運行再開をめざしている。一方、ネスレ日本は、「キット、願いかなう。」がコンセプトの「キットカット」を発売し、学生など夢や目標に向かってがんばる人を応援してきた。両者の思いが一致したことから、今回のプロジェクトが発足することに。プロジェクトの一環で、「キットカット」ホームページや各国の「キットカット」Facebookページ、YouTubeなど、三陸鉄道と三陸地方の魅力を伝えるメッセージムービーを配信開始。三陸鉄道への応援メッセージも募集している。震災から1年となる3月11日には、JR新橋駅前SL広場で東日本大震災復興支援「さんてつ広場 復興市」を開催。2分の1サイズの三陸鉄道の列車模型も展示される。4月1日の三陸鉄道北リアス線陸中野田~田野畑間運転再開に合わせ、列車と田野畑駅駅舎が”願いのサクラ メッセージアート”(原案・デザインは美術作家の三田村光土里氏)で装飾されることに。田野畑駅は「キット、ずっとカンパネルラ田野畑駅」となり、4月1日~8月31日公開。ラッピングされた車両は「キット、ずっと号」として、4月1日~6月30日の期間で運転される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月05日多くの人の生活を一変させた、東日本大震災発生からもうすぐで1年。3月3日(土)、宮城県・南三陸町にある南三陸ホテル観洋にて「がんばれ東北!東北応援企画」と題し、『しあわせのパン』の無料上映会が行われた。上映前には三島有紀子監督が舞台挨拶に登壇したほか、主演の大泉洋からのメッセージ・ムービーも届いた。被災地の方々に、映画を通して少しでも心を温めてもらいたいという思いから実現した本イベント。17年前の阪神・淡路大震災の経験者でもある三島監督は「基本的に大事なことは食べること、寝ること。もう一つは自分が感じる喜びや悲しみを誰かと分け合えることが本当に大事だなと感じています。その思いをいつか映画に出来ないかと考えていて、17年たったいま、こうして『しあわせのパン』という映画に思いを込めることができ、ここにこの映画を届けることができて本当に嬉しく思ってます」と自身の体験をふり返り、感慨深げな様子で思いを口にした。残念ながら会場に駆けつけることのできなかった大泉さんは、メッセージムービーで地元の方々に挨拶。「この映画は全国48館という少ない規模での上映にも関わらず大ヒットしているということで、その作品を今日こうしてみなさんに観ていただけることを本当に嬉しく思っています」とコメントし、「今回、原田知世さんと出演させていただき、夫役を寡黙に演じております。どうぞ普段のうるさい大泉洋を忘れて観てください(笑)」と、相変わらずの“大泉節”を炸裂させた。上映後には、サプライズプレゼントとして道産小麦と北海道の豆で作られた「金時豆とごまのパン(どんぐり)」が三島監督から一人ひとりに手渡しされ、作品同様のほのぼとした温かい空気の中、イベントは幕を閉じた。『しあわせのパン』は全国にて公開中。■関連作品:しあわせのパン 2012年1月21日より北海道にて先行公開、1月28日より渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011『しあわせのパン』製作委員会■関連記事:大泉洋、主演作『しあわせのパン』大ヒットなのに…「申し訳ない」と全面謝罪!?大泉洋、“晴れ女”原田知世と共演し、まさかの体質改善?大泉洋、監督から「毎日飲むの止めて」の忠告『しあわせのパン』北海道で先行公開!『しあわせのパン』原田知世「自分を見つめなおす、そのためにこの映画に出会った」“優秀主演男優”大泉洋も11歳の少女の感動的なコメントに脱帽!
2012年03月05日三陸鉄道北リアス線陸中野田~田野畑間が4月1日、運転を再開する。同日に北リアス線久慈~田野畑間で時刻改正が行われ、4月28日より「リゾートうみねこ」もJR八戸線から乗り入れる。三陸鉄道は東日本大震災で被災し、南リアス線(釜石~盛間)は現在も全線で運転見合わせに。北リアス線は久慈~陸中野田間と小本~宮古間で、臨時ダイヤで運転が行われている。昨年11月3日から始まった本格的な復旧工事により、陸中野田~田野畑間が4月1日から復旧することに。久慈~田野畑間で行われる時刻改正では、列車のスピードアップも図られ、最高速度も現行の時速45kmから、震災前と同じ時速90km(陸中野田~野田玉川間は除く)での運転となる。小本~宮古間も4月1日に自動信号設備が復旧し、列車の増発とスピードアップが行われる。土休日には久慈~田野畑間にて、レトロ調車両「さんりくしおさい」による定期列車も運転。久慈駅を10時20分に、田野畑駅を11時25分に発車する。また、「いわてデスティネーションキャンペーン」実施に合わせ、ゴールデンウィーク期間より「リゾートうみねこ」がJR八戸線から北リアス線へ直通運転を行う。運転日は4月28~30日、5月3~6日、5月12日から6月30日までの土休日となる予定で、八戸~田野畑間で1日1往復運転。八戸線内では3両編成のうち1両が指定席となり、北リアス線内は全車自由席となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月24日ネスレ日本は3月5日、東日本大震災で被災した三陸鉄道への復興支援として、同社に寄付できるチョコレート菓子「ネスレ キットカット ミニ ワールドバラエティ」を発売する。三陸鉄道は岩手県の三陸海岸沿いを走る第3セクター方式の鉄道で、北リアス線と南リアス線の2路線を運営し、「三鉄」の通称で親しまれる。通常車両のほかにお座敷車両やレトロ調車両も運行していたが、2011年3月の東日本大震災で被災し、現在も南リアス線全線と北リアス線陸中野田~小本間が運休となっている。「ネスレ キットカット ミニ ワールドバラエティ」には1個あたり20円の寄付金が価格に含まれており、購入すると自動的に三陸鉄道に寄付できる。集まった寄付金は、ネスレ日本が責任を持って三陸鉄道に届けるという。1袋13枚(イギリス風5枚、オーストラリア風5枚、日本3枚)入りで、価格は525円。発売にあわせて、世界20カ国以上で展開するFacebook上の「キットカット」オフィシャルページにて、東北地方および三陸鉄道に対する応援メッセージを日本だけでなく海外からも募集する。「キットカット ニッポン」では、応援メッセージの投稿・閲覧コーナーを開設。「キットカット グローバル」および各国の「キットカット」Facebookページでは、英語や各言語での投稿を募集するという。寄せられたメッセージは、三陸鉄道の車両や駅舎に掲示する予定だ。募集期間は3月5日~31日。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月21日明治創業以来100年以上も三重県の地であんこの製造一筋に歩んできた、内藤製餡株式会社では、三重県津市南家城地区で減農薬栽培された丹波種黒大豆(丹波黒)を素材に、蜜漬しぼり豆「笑みしぼり」を商品化、11月11日(金)より店頭およびインターネット通販にて販売を開始した。日本人の心の味「あんこ」は、お手軽な庶民の味として古くから親しまれてきた。甘味として人々の生活の中に取り入れられてきた、豆を素材にした和のスウィーツは、昨今の食に対する健康志向から、カラダに優しく、健康を気遣う人々の間で再び注目を浴びている。同時に、食の安全性にも関心が寄せられる中、内藤製餡では、地元三重県の自然深い肥沃な土地で減農薬栽培された丹波種黒大豆を素材に、新たな健康的な和のお菓子「笑みしぼり」を開発。ふっくら炊き上げた大粒の黒豆を、蜜に漬けてから乾燥させた、優しい甘さのしぼり豆は、お茶請けに、行楽のお供に、贈答にと、年齢を問わず好まれ、食べた人の顔が思わずほころぶ素朴なおいしさだ。商品誕生のきっかけは、地元栽培農家が良質の丹波種黒大豆を栽培するも、その販売に苦慮している現状を知ったこと。長きにわたり、あんこ作りを極めてきた内藤製餡では、黒豆を商品化するのは初めての挑戦だったが、独自の製餡技術を応用して、多くの人々に喜ばれる地元産黒大豆を使った商品をつくり、世に送り出したいと、熱い想いを込めて取り組んだという。生産者と消費者を笑顔でつなげる「笑みしぼり」は、みえ地域コミュニティ応援ファンド助成認定を受け開発された商品でもある。【商品の特長】・丹波種の黒大豆を、自然豊かな三重県で減農薬栽培し、その豆を素材に蜜漬しぼり豆に仕上げました。・豆の表面はドライなのに中がもっちりソフトな食感、手にしてもべとつかず、つまみやすい和のスウィーツです。・全ての工程で軟水を使っているため、豆の中まで蜜がしっかり浸透し、ふっくらおいしいしぼり豆に仕上がっています。■ 商品名 : 笑みしぼり (えみしぼり) ■ 内容量 : 110g■ 価 格 : 350円 (税込)■ 発売日 : 2011 年11月11日(金)■ 販売方法 : 内藤製餡店頭販売ならびにインターネット通販あんこの内藤 オフィシャルサイト あんこの内藤 楽天市場店 プレスリリース提供元: PR TIMES
2011年11月15日インターネットショッピングサイト「ファミマ.com」では、「東日本大震災」にて大きな被害に遭いながらも、販売を再開された生産者の商品を集めた「がんばろう東北!! 復興応援特集」を開催している。 がんばろう東北!! 復興応援特集 メディアにも多く取り上げられている宮城県・気仙沼市の斉吉商店は、工場から販売店まで全てが津波に飲み込まれた。しかし「また一緒に商品を作りたい」という社員の強い願いにより、短い期間で営業を再開することができたのだ。看板商品は、全国水産加工品総合品質審査会で『大日本水産会会長賞』を受賞した【金のさんま】。創業から継ぎ足して使っている、味の決め手となる「返したれ」は、震災時、社員が工場から必死に持ち出した。その秘伝のタレと根しょうがで、骨が柔らかくなるまでコトコト時間をかけて煮込んださんまは、脂が乗って絶品だ。 宮城県石巻市にある、「島金商店」においても工場が全壊したなか、市民の熱い応援と多くの協力のもと生産をスタート。「少しでも石巻の復興の支えに!!」という思いを抱き、仮設工場で名物・「石巻やきそば」を復活させた。三陸海鮮料理「中村家」の料理長・島村隆氏が考案した「三陸海宝漬」「海宝丸」は、いくら、あわびなど三陸の新鮮な海の幸を使った贅沢な逸品。「商品を作り続けることが三陸の漁師の仕事を作る」。震災後、1ヶ月で製造再開を決めたという、島村さんの言葉は力強い。このほかにも、被災を受けながらも販売を再開した生産者たちの声とともに、東北の逸品をファミマ.comで多数紹介。おいしく食べて、復興に向けて立ち上がっている東北を応援しよう。取材/おうちスタイル編集部
2011年09月20日