映画『繕い裁つ人』が1月31日(土)に公開を迎え、主演の中谷美紀をはじめ、三浦貴大、黒木華、三島有紀子監督が舞台挨拶に登壇。撮影現場での中谷さんの大活躍ぶりが明らかになった。池辺葵の人気漫画を『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』など繊細な描写で女性の指示の高い三島監督が映画化。「南洋裁店」の2代目の頑固一徹の店主・市江と彼女の作る服を求めて店に集う人々のドラマを綴る。前日の大雪とは打って変わって快晴の中で公開初日を迎え中谷さんは晴れ晴れとした表情。「三浦さんが雨男で、彼が来ると撮影は必ず雨だったんです。今日も『来なくていい』と思ってたんですが(笑)、晴れて良かったです」と冗談交じりに語り笑いを誘う。三浦さんは「今日降ったら、中谷さんに何を言われるかとビクビクしてました…。昨日のうちに雪を降らせといたので(笑)、快晴で初日を迎えられて嬉しい」とホッとした様子。黒木さんも「本当に本当に晴れて良かったです。中谷さんと監督は晴れ女なので、『勝った!』という感じです(笑)」と嬉しそうに語っていた。中谷さんは本作について「個人的には監督と相思相愛だったと思います。プロデューサーや映画会社による“お見合い結婚”ではなく、“恋愛結婚”できたと思います」と独特の表現で監督とぴったりと寄り添っての作品づくりを述懐する。原作と出会う以前の8年前から仕立て屋を題材に映画を作りたいと企画を温め続けてきて「中谷さんが『やらない』と言ったら(企画の続行は)ないかもという気持ちで口説きに行った」という三島監督。初日を迎えて「本当に嬉しく感慨深いです。(作品が)この世にこうして生まれてきてくれて信じられないくらい嬉しい」と最後は少し声を詰まらせた。黒木さんは劇中でウエディングドレスをまとうが、自身にとっても初の体験。衣裳デザインを担当した伊藤佐智子氏の名を挙げ「素晴らしいドレスで、車椅子でどう見えるかまで計算して丁寧に作られていて、着てるだけで気持ちがわいてくる素敵なドレスでした!」とふり返る。また、いつか自分が着ることになるウェディングドレスのデザインも伊藤さんにお願いしたそうだが「まだまだまだまだ先なので…」と苦笑を浮かべていた。三浦さんは、服に人一倍の思い入れを持つデパートに勤める男を演じたが、自身はファッションへの興味が全くなかったそうで、今回の役には苦戦させられたよう。それでも母親で元女優の山口百恵さんがパッチワークやキルティングを趣味とし、手縫いをしている姿を小さい頃から見てきたそうで「(母が)観て、どういう感想持つのか聞いてみたい」と語った。中谷さんは、本作のために1か月にわたって裁縫やミシンを踏む練習をしたそうで「練習用の布で真っ直ぐ縫うのに飽きた(笑)」ということで、自身の手でケープを作り、三島監督にクランクアップの夜にプレゼントしたという。監督はこの日もそのケープを持参したが「“南洋裁店”の箱に包んで市江としてくださったんです」と感激を口にする。また、中谷さんはそれ以外でも予算の厳しい現場で、冬の撮影でも温かいものが食べられるようにと、自ら鶏団子のスープや中華スープを作ってふるまったそうで、いち女優、主演という立場を超えて、スタッフや現場を気遣う中谷さんの姿勢がうかがえる。改めて、最後にマイクを握った中谷さんは「こんなにささやかで、こんなに贅沢な映画に携われたことを幸せに思います」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。『繕い裁つ人』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:繕い裁つ人 2015年1月31日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
2015年02月01日女優の中谷美紀が31日、都内で行われた映画『繕い裁つ人』の初日舞台あいさつに、出演者の三浦貴大、黒木華、監督の三島有紀子とともに登壇した。本作は、池辺葵の大人気コミックを映画化したもので、神戸で祖母が始めた仕立て屋「南洋裁店」を受け継いだ2代目店主・市江(中谷)のかたくなな服作りの姿勢を通じ、彼女を取り巻く人々の心の変化を描く。洋裁店の店主を演じる上で中谷は「まずは何よりも私が不得手とするお裁縫をマスターするところから始めました。市江が20年近くミシンを踏んできた姿を滑らかに完璧に演じてほしいと、監督からのご依頼がありましたので、そこはこだわって1ヶ月ほど練習させていただきました」と役作りの苦労を明かした。また、その練習の間にケープを作って監督にプレゼントしたそうで、中谷は「練習用の布をただ真っ直ぐに縫うことに飽きてしまって、何か完成形が見たいなと思いました」とキッカケを話し、「本番に向けてボルテージを上げていくには、監督のために何かを差し上げるのがいいのではないかと思い、監督のお人柄や普段お召しになっているお洋服、あとはこちらの都合ですが、どれだけ簡単に縫えるか(笑)などを考慮に入れて、ケープが一番ふさわしいのではないかと思いました」と説明。三島監督は「監督冥利に尽きる」と感激し、「虫に食われないように気を付けます」とコメントすると会場が沸いた。さらに、中谷が現場で「豚汁、鴨汁、中華スープ」などの料理をふるまっていたことが明かされると、中谷は「予算的にも厳しい映画でもありましたので、豊かな映像を映画の中で生かすためには、一番削られるのは食費なんですよね」と明かし、「真冬だったので温かいものをいただきたいと思い、スタッフさんもキャストも一緒だろうと思いまして、そのようなことをしました」と語ると、監督は「お腹が減ってスタッフの士気が落ちていく中で、中谷さんが座長としてみんなの士気を高めてくれた」と感謝しきりだった。映画『繕い裁つ人』は、1月31日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次公開。
2015年02月01日中谷美紀主演の舞台『メアリー・ステュアート』の上演が決定。6月、東京・PARCO劇場ほかで公演を行う。舞台『メアリー・ステュアート』チケット情報16世紀に生きた悲劇のスコットランド女王メアリー・ステュアートと、同時代のイングランド女王エリザベス1世を描くイタリア人女性作家ダーチャ・マライーニの作品。中谷が共演を熱望していた実力派女優・神野三鈴とのふたり芝居だ。中谷は舞台2作目(2013年上演の三谷幸喜演出『ロスト・イン・ヨンカーズ』)にして読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞。今回2年ぶり3作目の舞台に挑む。舞台の登場人物は4人。中谷がタイトルロールのメアリーとエリザベスの侍女を、神野がエリザベスとメアリーの乳母を演じる。ふたりは上演決定にあたり、それぞれ次のようなコメントを寄せている。■メアリー・ステュアート/中谷美紀今回はステージの上にはたった二人だけですから、掛け合いの妙をお客様に楽しんでいただくためには、寸分の隙も許されません。大変な作品と出会ってしまったというのが今の正直な気持ちです。メアリーは、人の上に立つ者であるにもかかわらず、感情に流されやすく愚かな部分もあって、そこが魅力的でもある人物です。エリザベスのように冷静で、自制心をもって国を治める人間と異なり、彼女はその場の感情に流されている。その二人の対比を楽しんでいただきたいですし、対照的でありながら、ともに気高い女王たちの物語を全身全霊で演じたいと思っています。■エリザベス一世/神野三鈴中谷さんと一緒に二人芝居を、という話をいただき、しかもそれが『メアリー・ステュアート』。演劇史に残るような作品を、大好きな女優さんとご一緒できるなんて奇跡のようです。エリザベスの人生を演じることで、彼女が抱くものを昇華させてあげられたら、それが、私たちすべての女性の中にあるなにかを昇華させることに繋がったらうれしい。そして、女性ならではの苦しみや幸福、葛藤を一緒に感じていただければ。舞台という生身の人間が立つ場で、中谷さんと私が魂でぶつかり合う姿を見届けていただけたら幸せです。■『メアリー・ステュアート』[東京公演]6月13日(土)~7月5日(日)PARCO劇場[大阪公演]7月11日(土)~7月12日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ[広島公演]7月15日(水)広島アステールプラザ・大ホール[名古屋公演]7月18日(土)~19日(日)愛知県産業労働センター[新潟公演]7月24日(金)新潟市民芸術文化会館 劇場
2015年01月27日女優の中谷美紀が、23日にTBS系で放送されたバラエティ番組『A-Studio』(毎週金曜23:00~23:30)に出演し、2006年に公開された主演映画『嫌われ松子の一生』の現場で精神的に追い込まれて撮影を投げ出してしまった日のことを語った。31日に公開される主演映画『繕い裁つ人』の宣伝を兼ねて出演した中谷。司会の笑福亭鶴瓶から、映画『嫌われ松子の一生』でメガホンをとった中島哲也監督について「あの時の監督ってどうやったの? きついよなあの人」と聞かれると、笑顔で「はい」と答え、「本当は優しい方なんですけど、どちらかというと言ってさっぱりしちゃう方なので。ただし、言う時はものすごく厳しい」と当時の監督を振り返った。中谷は同作で第30回日本アカデミー賞をはじめ、数々の映画賞で主演女優賞を受賞するなど、同作は主演映画の中でも代表作となった。その撮影現場では、ほかのスタッフと同じように中谷も中島監督から怒鳴られていたことから、最初は「はい!」「分かりました!」と受け入れていたが、撮影開始から1カ月ほど経った頃に睡眠時間が1日1時間の日が続き、気持ちにゆとりが無くなってきた時に「『辞めろ』とか『殺してやる』とか毎日言われていたので途中で本当に嫌になってしまって、涙が止まらなくなって」と撮影を放棄して帰ったことがあったという。それまで、先輩の役者が監督ともめて帰ろうとする場面を何度も目の当たりにし、内心では「プロなんだから」とその行動を認めていなかったが、撮影を投げ出してしまった時の自分は「本当にもういい」「これで仕事が無くなってもいい」。中谷は「途中で帰ったんです。生まれてはじめて。本当に涙が止まらなくて、演技どころじゃなくなってしまったので」と当時の心境を吐露しつつ、「でも、私もやはり大人げなかったですし、監督の思いを汲み取れていなかった私が悪かったなと今は思います」と自身の行動も反省していた。
2015年01月24日中谷美紀が主演する映画『繕い裁つ人』のキャストと監督による初日舞台あいさつが、1月31日(土)に新宿、横浜で開催される。その他の写真本作は、池辺葵のコミックを『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』などを手がけてきた三島有紀子監督が映画化するヒューマンドラマ。祖母が始めた洋裁店を受け継いだ2代目の店主・市江と、彼女の服に魅せられたデパート勤務の藤井ら市江を取り巻く人々の生活が繊細に描かれる。中谷のほか三浦貴大、片桐はいり、黒木華、中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子らが出演する。初日舞台あいさつは、新宿ピカデリー、横浜ブルク13で行われ、中谷、三浦、黒木、三島監督が登壇する。チケットは、プレリザーブ(先行抽選)が、1月17日(土)より受付開始。一般発売は、24日(土)午前10時より開始される。『繕い裁つ人』初日舞台あいさつ1月31日(土)■会場:新宿ピカデリー11:50の回上映後/舞台あいさつ■会場:横浜ブルク1314:50の回上映後/舞台あいさつ登壇者(予定):中谷美紀、三浦貴大、黒木華、三島有紀子監督料金:2000円(税込)プレリザーブ:1月17日(土)11:00AMより~23日(金)11:00AMまでチケット発売:1月24日(土)10:00AMより
2015年01月16日日本アカデミー賞を受賞した『嫌われ松子の一生』や、『ゼロの焦点』『阪急電車片道15分の奇跡』など、その唯一無二の存在感と高い演技力に定評のある女優、中谷美紀。本日、1月12日(月)に39歳の誕生日を迎えた中谷さんは、今年、13年ぶりの連続ドラマ主演となる「ゴーストライター」では“ゴーストライター”を雇う天才女流作家に、1月31日(土)公開の映画『繕い裁つ人』では職人気質の究極“こじらせ女子”にと、早くも大活躍。映画、ドラマだけでなく、舞台、さらには歌手としても才能を発揮し、美しく年齢を重ねていく姿には、男性だけでなく、多くの女性からも憧れの的として高い支持を受けている。そんな“美しすぎるアラフォー”中谷美紀のいまを、3つの数字から探ってみた。◆女優デビューから13年後に日本アカデミー賞受賞!1993年、TVドラマ 「ひとつ屋根の下」で女優デビューした中谷さん。毎年活躍の場を広げ、13年後の2006年、中島哲也監督の『嫌われ松子の一生』にて教師からソープ嬢、果ては殺人まで犯してしまう壮絶な人生を送った松子を熱演し、第30回日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」を受賞。かねてから高く評価されていた演技力を、改めて世に知らしめた。◆タイムリーなテーマで13年ぶりに連続ドラマ主演!1月13日(火)スタートのドラマ「ゴーストライター」(フジテレビ系)では、「恋するトップレディ」(’02年1月期)以来、13年ぶりに連続ドラマの主演を務めることでも話題の中谷さん。“天才小説家”と謳われながらもその肩書きに疲れ、自らの才能に悩み、小説家を夢見て東京にやってきた女性(水川あさみ)をゴーストライターとして雇ってしまう難しい役どころに挑戦する。ひとりの女性としての幸せの在り方や、生きがい、仕事と恋愛のライフワークバランスなどをテーマに、悩める現代女性を演じていく。◆映画出演33作目!『繕い裁つ人』では新境地“頑固じじい”を熱演!?一方、池辺葵・原作の人気コミックの映画化『繕い裁つ人』で映画出演作33本目を迎える中谷さんは、神戸で祖母が築いた「南洋裁店」を受け継ぐ2代目の仕立て屋、市江を演じる。「“夢を見るための洋服”を大切に真摯に繕う市江の姿に惹かれました」と語る中谷さんは、市江の凛としたプロフェッショナルの顔と、まるで“頑固じじい”のごとく、ぶっきらぼうで口は悪いが、まっすぐな心を丁寧に演じきる。役づくりにあたり、普段、ミシンや裁縫などしたことがなかったという中谷さんは、約1か月間、足踏みミシンの練習に励み、見事習得。最終的には裁縫指導にあたった先生から「実際の職人よりも巧いかもしれない」と太鼓判を押されるほどの腕前になったそう。撮影期間16日間のわずかな合間をぬって、本作の三島有紀子監督に手作りのポンチョをプレゼントしていたという中谷さん。多忙な中でも、決して周囲への思いやりを忘れないその姿は、ひとりひとりの心に寄り添う洋服を繕い続ける市江と、どこか共通している。そんな中谷さんの美しさの秘訣を“3つの文字”で表すとすれば、それは「行動力」。実力派女優としての地位を確立してもなお、常に新しいことに前向きにチャレンジし続けられる意思の強さと内なる努力が、常に第一線で輝き続ける理由なのかもしれない。『繕い裁つ人』は1月31日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。ドラマ「ゴーストライター」は1月13日(火)より21:00~フジテレビにて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年01月12日中谷美紀&水川あさみ主演によるフジテレビのドラマ「ゴーストライター」の試写会が、働く女性50人を招待し都内で開催。中谷さん、水川さんに共演の三浦翔平、菜々緒、キムラ緑子、江波杏子、石橋凌、田中哲司らが、働く女性の悩みに答えた。天才女流作家だが才能の枯渇に怯えるリサ(中谷美紀)と、作家をめざし彼女の下でアシスタントを務めるが、やがてリサのゴーストライターとなる由樹(水川あさみ)という2人の女性のうごめく情念を描く本作。劇中、女性の生きがいや幸せの在り方、仕事と恋愛のバランスといったテーマが描かれていることもあり、この日は働く女性50名が招待された。中谷さんらは女性誌の読者代表のブロガーであり、キャリアウーマンとして第一線で働く女性たちの悩みに耳を傾ける。男性ばかりの職場で仕事をする中で、円滑に進めようと男性に合わせる“柔軟性”を否応なしに身に着けてしまっているが“女性らしさ”をどのように出していけばと悩んでいるという女性の言葉に、中谷さん自身も思い当たることがあるよう。「私は女性らしさは徹底的に意識しています」と深くうなずき言葉を続ける。「若い頃はどちらかというと、女性らしさをないがしろにして演技に打ち込んで来て、男性との差異を疎ましく、もどかしくも感じてました。でも経験を重ねる中でやはり(女性らしさも)大切と感じるようになり、自分の中でも模索中です。私自身、男性が多い現場で女性スタッフがいるとホッとすることもあります。女性がいる意味というのはないかしらあるのではないかと思ってます。『男性と対等に張り合いたい』という気持ちも私の中にくすぶってはいますが、女性らしさも大切にしたい。リサも悩んでいるんですよね」としみじみと語った。また、キャリアアップと結婚という選択肢を前に、前者を選んだ経験があるという女性の仕事とプライベートのバランスに関する問いかけには水川さんが回答。自身が演じる由樹は迷わずに恋よりも作家になるとう夢を選んでいることに触れつつ「すごくワガママではあるんですが、自分らしくもあると思う」と肯定。「いい面と悪い面と両方あるかもしれませんが、自分の人生ですし、その時の選択が全てだと思います」と前向きな言葉を送り勇気づけていた。3人目の女性は、中間管理職として保守的な上司を時に説得し、部下をなだめ…と様々な立場や意見を調整しなくてはならない難しさを吐露。これに対し菜々緒さんは「ご自分が上(の立場)に行くことでより良い状況にしていけるようになると思います」とエール。キムラさんはそういうポジションを任されるということは「見込まれていること」と語り、さらにかつて自身が出会ったある女優の先輩を例に「言うことは言うし、ちゃんと自分をもっているんですが、でも感じが良いので誰も困らないんです。私はそれに感動して、こうやって人に伝えないといけないと思ったんです」というエピソードを披露し、葛藤や苦悩を抱えつつも働き続ける女性たちにエールを送った。ドラマ「ゴーストライター」は1月13日(火)より21:00~フジテレビにて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年01月11日映画『繕い裁つ人』(2015年1月31日公開)の完成披露試写会が11日、東京・新宿ピカデリーで開催され、女優の中谷美紀、片桐はいり、三島有紀子監督らが舞台あいさつを行った。本作は、漫画家・池辺葵が漫画雑誌『ハツキス』(講談社)で連載中の『繕い裁つ人』を原作に、『しあわせのパン』(2012年)や『ぶどうのなみだ』(2014年)などで知られる三島有紀子監督がメガホンを取った作品。祖母が始めたこだわりの洋裁店を受け継いだ2代目の店主・市江を中谷美紀が演じ、彼女の「世界で1着だけの一生もの」というこだわりが、ブランド化を勧める営業マン・藤井との出会いによって揺れ動いていく。「愚直なまでにまっすぐに演じることを心がけました」と語る中谷。劇中では見事な裁縫技術を披露しているが、「ミシンはおろかボタン付けも自分でしないんですよね。裾上げやボタン付けはまずしない」というのが実際の姿。プライベートでボタンがとれた時は仕事場まで持ち込み、スタイリストの前で直前にとれたことをアピールして直してもらっているという。そんな苦手な分野でも、役作りのためにクランクインの1カ月前から足踏みミシンの操作を練習。撮影を通してボタン付けや裾上げのまつり縫いをマスターするまで成長し、ミシンを購入するほど目覚めたものの、「撮影が終わったら1回も(ミシンを)触っていません」と恥ずかしそうに語った。約15年ぶりに共演した片桐は、そんな中谷を「ストイックさは、やっぱりすごいなと。主演女優たるもの」「現場のことやミシンの練習。本当にすごかったです。見直しました」と絶賛し、三島監督も中谷が現場で手料理を振る舞っていたことを「まるで料理長のように指示を出されていました」と回顧。中谷は「人前で(話を)披露するほどのことでは…」と恐縮しながら、鴨汁を作ったことを明かした。この日は中谷、片桐、三島監督のほか、三浦貴大、黒木華、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀が出席した。
2014年12月11日女優の中谷美紀が12月11日(木)、都内で行われた主演作『繕い裁つ人』の完成披露試写会に、友人がデザインしたと言うドレスを身にまとい出席。「10数年来の大切な友だち。今日はここ(劇場)に来てくれている。ありがとう」と感謝の涙を流した。池谷葵の同名人気コミックを実写映画化した本作。神戸の街を見渡す坂の上にある仕立て屋「南洋裁店」を舞台に、頑なな服作りを貫く2代目店主・市江(中谷さん)と常連客たちが織りなす日々を描いた。中谷さんにとっては約4年ぶりの主演作で、「撮影はわずか16日間でしたが、その分、現場の愛情とエッセンスが凝縮された」と満足げ。自身が演じた市江は“頑固じじい”と揶揄されてしまうほど、強いこだわりをもった役柄で「愚直なまでに、まっすぐ演じることを心がけた」と言う。役づくりのために、約1か月間、足踏みミシンの練習に励んだそうで「ミシンを前にすると、あまりに楽しくて、まるで瞑想のようにのめり込んでしまった。撮影後に、とってもいいミシンを買ったんですが、それ以来触っていなくて…」と無邪気に笑う中谷さん。普段はボタン付けもせず、「家で取れたボタンをポケットに忍ばせて、現場で『今取れてしまった』とスタイリストさんや衣装さんに縫ってもらう」とこぼれ話を披露した。完成披露試写会には中谷さんをはじめ、共演する三浦貴大、片桐はいり、黒木華、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀、三島有紀子監督(『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』)が出席。三島監督は「こだわりが強くて、誇り高い職人さんを凛と演じられる女優さんを考えたら、中谷さんがパッと浮かんだ」と起用の理由を語った。また、本作は伊武さんにとって映画出演100本目となる記念作!「100本目がいい作品で、最高の気持ち」と喜ぶ伊武さんだが、「足踏みミシンを練習したのに、完成した映画ではカットされた」と恨み節も。三島監督は「そのシーンが絶対必要だとお願いしたのに、結果的にカットすることになってしまい、ごめんなさい!」と平謝りだった。『繕い裁つ人』は2015年1月31日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月11日女優の中谷美紀らが11日、東京・新宿ピカデリーで開催された映画『繕い裁つ人』(2015年1月31日公開)の完成披露試写会に出席し、舞台あいさつを行った。本作は、漫画家・池辺葵が漫画雑誌『ハツキス』(講談社)で連載中の『繕い裁つ人』を原作に、『しあわせのパン』(2012年)や『ぶどうのなみだ』(2014年)などで知られる三島有紀子監督がメガホンを取った作品。祖母が始めたこだわりの洋裁店を受け継いだ2代目の店主・市江を中谷美紀が演じ、彼女の「世界で1着だけの一生もの」というこだわりが、ブランド化を勧める営業マン・藤井との出会いによって揺れ動いていく。登壇者はこの日、作品のテーマに合わせて「今日のための特別な1着」で登場。紺色のトップスに黒のスカートを合わせたシックなスタイルで出席した中谷は、服の説明を求められると「実は今日のこのお洋服は…」と沈黙。「あの…ごめんなさい」と目に涙を浮かべ、「22のときから友情を育んできた大切な友達」が作品や役柄をイメージし、三島有紀子監督への尊敬の念を込めて、この日のために作った衣装であることを明かした。中谷いわく、その友人は「市江そっくり」。「『もっと大きくビジネスを広げたら』とか、『こんなにいいお洋服なんだから、より多くの方々に着ていただいた方がいい』という思いでこの十数年間、彼女と接してきた」と作品と互いの関係を重ね合わせ、会場にも足を運んだその友人に向けて「ありがとうございます」と感謝した。直線縫いの部分は、中谷も一緒に塗ったという。中谷が、その貴重な一着を観客にプレゼントすると発表すると、会場からは拍手。応募方法などの詳細は映画のオフィシャルサイトで通知される。この日は中谷のほか、三浦貴大、片桐はいり、黒木華、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀、三島有紀子監督が出席した。
2014年12月11日女優の中谷美紀が12月11日に東京・新宿ピカデリーで行われた4年ぶりの主演作『繕い裁つ人』(三島有紀子監督)の完成披露試写会に出席。この日は、10数年来の親交があるという友人がデザインした衣装に身を包み「作品を観たイメージと、三島監督への尊敬の念を鑑みてデザインしてくれた。私にとっては、とても大切な友だち。今日はこの客席に来ている。どうもありがとう」と女性の名を呼び、感激の涙を流した。その他の写真池辺葵のコミックを原作に、祖母が始めた洋裁店を受け継いだ2代目の店主・市江(中谷)と、店の常連客、さらに彼女の服に魅せられ、ブランド展開を持ちかけるデパートの営業マンら市江を取り巻く人々の生活を繊細に描く。「愚直なまでにまっすぐ演じることを心がけた」と中谷。役作りのために、約1カ月間足踏みミシンの練習をしたそうで、「ミシンを前にすると、まるで瞑想のように楽しくなり、撮影後にプライベートでとてもいいミシンを買った。それ以来触っていませんけど」と笑いを誘った。完成披露試写会には中谷と三島監督をはじめ、三浦貴大、片桐はいり、黒木華、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀が出席した。共演陣は「共演は15年ぶり。役に向き合うストイックさに、主演女優たるものこうあるべきと教えられた」(片桐)、「すごく優しくしていただいたおかげで、フラットな気持ちで撮影に臨めた」(杉咲)と中谷の人柄を絶賛。三島監督が「こだわりが強く、誇り高い職人を演じることができ、なおかつ凛とした空気感で現場を包み込める女優さんを考えたら、中谷さんがパッと思い浮かんだ」と語ると、当の中谷は恐縮しきりだった。『繕い裁つ人』1月31日(土) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2014年12月11日講談社ハツキスで連載中の人気漫画を中谷美紀の主演で映画化する『繕い裁つ人』の予告映像が解禁された。職人気質な町の仕立て屋を演じる中谷の凛とした美しさと、神戸でオールロケを慣行したという異国情緒漂う街並み、そしてクラシカルな雰囲気の漂う“南洋裁店”のシーンが印象的な内容となっている。『繕い裁つ人』本予告映像本作は、祖母の洋裁店“南洋裁店”を引き継いだ2代目の店主・市江(中谷)を主人公に、職人スタイルを貫き、古びたミシンで作るオーダーメイド服に魅せられたなじみの客たちと、市江の才能に惚れ込み、ブランド化を依頼するデパートの営業マン・藤井(三浦貴大)ら、彼女を取り巻く人間模様を描いた作品。本予告映像は、“先代の服の仕立て直しとサイズ直しが仕事のすべて”という市江のもとに、営業マンの藤井が訪ねてくるところから始まる。「着る人の顔が見えない洋服は作れない」とブランド化を頑なに断り続ける市江と、そんな彼女を「頑固ジジイ」と呼ぶ藤井だが、ふたりは南洋裁店で互いの別の一面に気付き、関係にも変化が出てくる。予告映像には、市江が仕事服として着ている深く鮮やかな青色の服など、印象的な衣装が次々と登場する。これらはデザイナーとして舞台、映画など多岐に渡って活躍する伊藤佐智子が手がけたもので、市江の仕事服は、伊藤自身が布を染め、祖母が遺した洋裁店にとらわれて生きている市江のキャラクター性を反映させるため、丈の長さにも意味を持たせているという。本作にはほかにもキャラクターひとりひとりの生き方や、心情を反映させた色彩豊かな衣装の数々が登場する。『繕い裁つ人』1月31日(土) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
2014年11月19日第27回東京国際映画祭が23日、開幕し、東京・六本木ヒルズアリーナに敷かれたレッドカーペットに、上映作品の監督・出演者をはじめ、アイドルグループの嵐、女優の中谷美紀、安倍晋三内閣総理大臣など多彩なゲストが登場した。先頭を切って現れたのは、同映画祭のスペシャルアンバサダーを務める嵐の5人。サプライズ登場に大歓声が響く中、手を振りながら笑顔でレッドカーペットを歩き、ステージに登壇した。そして、松本潤が「映画が好きな方はもちろん、ふだん映画をあまり見ないという方にも、すてきな出会いを用意してお待ちしてます」と呼びかけ、櫻井翔はそれを英語に訳してアピール。続いて、大野智が「本日より開幕します!」と宣言し、華やかに幕を開けた。その後、フェスティバル・ミューズの中谷美紀が黒いロングドレスで登場。ステージでは「多くのお客さまがいらしていただいて。本当に映画が好きでいてくださっているんだなと思い、うれしい」と感激を示した。また、ドラえもんや、くるみ割りキティ、ウルトラマンなどキャラクターたちも会場を盛り上げ、『花宵道中』主演の安達祐実はおいらん姿、『紙の月』主演の宮沢りえはセクシードレスで、カーペットに華を添えた。クロージング作品の『寄生獣』からは、山崎貴監督、染谷将太、深津絵里、橋本愛、そして、ミギーが登場。オープニング作品の『ベイマックス』からは、日本語吹き替え声優を務めた菅野美穂、小泉孝太郎、製作総指揮のジョン・ラセター氏、ドン・ホール&クリス・ウィリアムズ監督らが、ベイマックスと共に登場した。ラストを飾ったのは、安倍晋三内閣総理大臣。『寄生獣』『ベイマックス』の出演者・監督らと共にステージに上がり、「すごい熱気ですね。この熱気を感じると今年もスタートしたなと思います」と開幕を喜んだ。また、敵に立ち向かうというストーリーの『ベイマックス』にちなみ、「孝太郎さんのお父さん(小泉純一郎氏)は、そういうタイプでございました。どう行動するか予測しにくい方だった」と昔を思い返し、小泉(孝太郎)と握手を交わした。第27回東京国際映画祭は、10月23日~31日の9日間にわたって、六本木ヒルズをメイン会場に開催。「コンペティション部門」をはじめ、国内外の作品約300本が上映され、出演者による舞台あいさつなどイベントも連日行われる。撮影:蔦野裕
2014年10月23日歌手の平井堅が、中谷美紀主演の映画『繕い裁つ人』(2015年1月31日公開)の主題歌を担当することが10日、明らかになった。合わせて、映画の予告編とポスターも公開された。同映画は、漫画家・池辺葵が漫画雑誌『ハツキス』(講談社)で連載中の『繕い裁つ人』が原作。祖母が始めたこだわりの洋裁店を受け継いだ2代目の店主・市江を、女優の中谷美紀が演じる。2015年にデビュー20周年を迎える平井堅。主題歌に決まった「切手のないおくりもの」は、コンセプトカバーアルバム『Ken’s Bar III』に収録されており、70年代に発表された財津和夫の名曲を平井がジャズのテイストでカバーしたもの。歌詞に登場する様々な"あなた"に歌を届ける「私」と、依頼主の心に寄り添う洋服を作り続ける「市江」の生き様がリンクし、作品の世界観を広げる。同曲が主題歌に決まったことを受け、平井は「驚きと共にとても嬉しく思っています」と喜び、「大切な気持ちを伝え送るこの歌が、最後に映画をふんわり包み込んでくれる事を願っております。一針一針心を込めて仕立てる誰かの為の一生の一着。歌手として、僕もそんな歌を一曲でも多く作れたら最高に幸せだなと思いました」とコメントを寄せた。また、今回公開された予告編では、中谷美紀演じる市江が見事な手つきでミシンを使いこなし、色鮮やかな洋服を仕立てる姿が映し出されている。"人生で一番似合う服"を作り続ける市江と、周囲の人間とのかけあいにも注目。三浦貴大、片桐はいり、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子らキャスト陣がどのように物語に関わってくるのかにも期待が高まる内容となっている。ポスターにも"こだわり"があり、縫い針のイラストがあしらわれたタイトルロゴは手編みの刺しゅうで制作。水色の生地のデザインも、劇中で市江が仕立てる洋服のテキスタイルで、市江の洋服さながらの温かみを持ったポスターとなっている。(C)2015池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
2014年10月10日中谷美紀主演の映画『繕い裁つ人』のポスター画像と予告編映像が公開になった。今年でデビュー20周年を迎える平井堅が主題歌を手がけており、予告編にも主題歌『切手のないおくりもの』が使用されている。『繕い裁つ人』予告編映像本作は、池辺葵の人気コミックを『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』の三島有紀子監督が映画化したもの。このほど公開された予告編は中谷演じる本作の主人公、市江が営む町の仕立て屋“南洋裁店”が映し出される場面から始まる。祖母がはじめた洋裁店を引き継いだ市江は、着る人の顔が見える服作りにこだわっており、彼女のもとを訪れた百貨店の営業員・藤井は市江を「ガンコジジイって感じです」と評する。しかし、丁寧に布を裁断し、足踏みミシンでひと針、ひと針を丁寧に仕上げていく市江の姿はとても凛々しく、美しい。映画は、市江と彼女の周囲の人々のドラマを繊細に描き出した作品だが、ポスター画像も、タイトルロゴを手編みの刺繍で作成し、劇中に出てくる市絵が仕立てる洋服のテキスタイルを使用するなど、彼女の“洋服へのこだわり”が伝わってくるデザインになっている。主題歌『切手のないおくりもの』は、財津和夫の名曲を平井がカバーしたもので、先ごろリリースされたアルバム『Ken’s Bar III』にも収録されている。平井は「大切な気持ちを伝え送るこの歌が、最後に映画をふんわり包み込んでくれる事を願っております。一針一針心を込めて仕立てる誰かの為の一生の一着。歌手として、僕もそんな歌を一曲でも多く作れたら最高に幸せだなと思いました」とコメント。平井の歌声が、中谷をはじめ、三浦貴大、杉咲花、片桐はいり、黒木華、余貴美子らが出演する予告編映像に見事にマッチしている。『繕い裁つ人』1月31日(土) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
2014年10月10日女優・中谷美紀を主演に迎え、「ハツキス」(講談社刊)にて連載中の人気コミックを実写映画化する『繕い裁つ人』。このほど、本作の童話の挿絵ような可愛らしいポスター・ビジュアルと予告編が公開された。さらに、主題歌を平井堅が務めることが明らかとなった。本作の舞台は、頑固でこだわり深い仕立て屋によって“人生で一番自分に似合った服”に出会える、町の仕立て屋・南洋裁店。祖母が始めたこだわりの洋裁店を受け継いだ2代目の店主・市江(中谷美紀)が、古びたミシンで作るオーダーメイド服は大人気。しかし職人スタイルを貫くため量産は出来ず、百貨店の営業マン・藤井(三浦貴大)からのブランド化の依頼も断り続けている。市江はその人だけの服を繕う日々で十分だったのが――。今回届いた予告編では、中谷さん演じる市江が、見事な手つきでミシンを使いこなし、色鮮やかな洋服を仕立てる姿が映し出される。世界に1着しかない“人生で一番似合う服”を作り続ける市江と、そんな彼女を「頑固じじい」と評する藤井役の三浦貴大を始め、黒木華、片桐はいり、杉咲花ら豪華キャスト陣扮する彼女に魅せられた周囲の人々の掛け合いにも注目だ。また、平井さんが歌う本作の主題歌となるは、70年代に発表された財津和夫の超名曲をジャズ・テイストにアレンジした楽曲「切手のないおくりもの」(コンセプトカバーアルバム「Ken’s Bar III」に収録)。平井さんからは、「今回、僕がカバーした『切手のないおくりもの』が、この映画の主題歌に起用して頂けると聞いて、驚きと共にとても嬉しく思っています。大切な気持ちを伝え送るこの歌が、最後に映画をふんわり包み込んでくれる事を願っております。一針一針心を込めて仕立てる誰かの為の一生の一着。歌手として、僕もそんな歌を一曲でも多く作れたら最高に幸せだなと思いました」とコメントが寄せられている。『繕い裁つ人』は2015年1月31日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月10日女優の中谷美紀が30日、都内で行われた第27回東京国際映画祭のラインナップ発表会に登壇し、映画に対する思いや、同映画祭の思い出などを語った。東京国際映画祭の顔として、主要イベントなどで盛り上げるフェスティバル・ミューズに就任した中谷美紀は、「私自身、一人の映画人である前に、ただの映画のファンです。人生において、苦しい時もいつも映画が私を救ってくれたように思います」と語り、「日常を少しでも彩るような、何か大変なことからエスケープできたり、夢を抱いたり、豊かにするようなツールであってほしいと願っています」と映画に対する思いを伝えた。中谷は、過去に5回、東京国際映画祭に参加。一番の思い出について「19歳の時に初主演させていただいた『BeRLiN』の時に、特別招待作品として呼んでいただいたことが、本当にうれしくて」と振り返った。そして、「いまだにコンペ作品に出演したことがない」と言い、「コンペ作品を持ってレッドカーペットを歩くというのが夢です」と今後の目標を掲げた。また、「映画を愛する者として、日本、東京を愛する者として、何か貢献できれば」とフェスティバル・ミューズとしての意気込みを述べ、「映画人と一般のお客様の交流の場でもあるので、その交流をさらに深めていきたいと思いますし、映画人同士も、国、宗教、人種を越えて、交流の場となったらいいなと心から願っています」と期待。さらに、「公開規模が小さかったり、日本では公開されないような小さな作品にも注目していきたい」と語った。
2014年10月01日第27回東京国際映画祭のラインナップ発表会見が9月30日(火)、東京・港区の虎ノ門ヒルズで行われ、今年のフェスティバル・ミューズに中谷美紀が就任。また、コンペティション部門の審査委員に映画監督としても活動する芸人・品川ヒロシが選ばれたと発表された。『ゼロの焦点』など過去に出演した数作品が特別招待された中谷さんは、「19歳のときに初めて主演した『BeRLiN』を、(当時、同映画祭のメイン会場だった)渋谷Bunkamuraのオーチャードホールで上映していただき、とても嬉しかった思い出がある。いつかはコンペティション作品をもって、レッドカーペットを歩くのが夢ですね」と東京国際映画祭という舞台に、強い思い入れ。自身も熱心な映画ファンとして知られるだけに、「映画祭を通して、映画人とお客様、さらに国境を超えた映画人同士の交流が深まることを心から祈っている」と映画祭を彩るフェスティバル・ミューズとしての抱負を熱く語っていた。会見ではコンペティション部門に出品される15タイトルも発表され、 邦画で唯一のコンペ部門出品を果たした『紙の月』を手がけた吉田大八監督が出席。前作『桐島、部活やめるってよ』で映画賞を席巻しており、「勝負ごとは嫌いじゃない。存分に楽しめそう」と“日本代表”として武者震いが止まらない様子だ。女優の宮沢りえが、平凡な主婦から横領犯へと転落するヒロインを熱演し、約7年ぶりの映画主演を果たした『紙の月』。吉田監督は「女優として内面にもっているものを、この映画のためにすべて出し切ってくれた」と宮沢さんに感謝の意を表し、「女性とお金という切り口から、社会に切り込んでいけたらと思った。予想不可能な原作を読み、これは他人には映画化されたくないと思った」と自信を示した。今年のコンペティション部門は92の国と地域から、計1373作品がエントリー!その中から厳正な予備審査を経た15本が上映され、最高賞・東京グランプリ(東京サクラグランプリから名称変更)を争う。最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が世界的大ヒットを記録中のジェームズ・ガン監督が、史上3番目の若さでコンペティション国際審査委員長に就任したほか、審査委員はイ・ジェハン(映画監督)、ロバート・ルケティック(映画監督)、エリック・クー(映画監督)、デビー・マクウィリアムズ(キャスティング・ディレクター)、品川ヒロシ(映画監督/芸人)とバラエティ豊かな面々が勢ぞろい。また、比類なき感性を武器に“サムライ”のごとく、革新的な映画を世界に発信し続ける映画人の功績をたたえる「SAMURAI(サムライ)」賞が新設され、第1回受賞者として、北野武(映画監督)、ティム・バートン(映画監督)に同賞が贈られることが決定した。第27回東京国際映画祭は10月23日(木)~31日(金)、六本木ヒルズ、TOHOシネマズ日本橋ほかで開催。【コンペティション】・『1001グラム』(監督ベント・ハーメル)ノルウェー=ドイツ=フランス合作・『来るべき日々』(監督ロマン・グーピル)フランス・『マルセイユ・コネクション』(監督セドリック・ジメネス)フランス=ベルギー合作・『神様なんかくそくらえ』(監督ジョシュア・サフディ、ベニー・サフディ)アメリカ=フランス合作・『アイス・フォレスト』(監督クラウディオ・ノーチェ)イタリア・『メルボルン』(監督ニマ・ジャウィディ)イラン・『ザ・レッスン 授業の代償』(監督クリスティナ・グロゼヴァ、ペタル・ヴァルチャノフ)ブルガリア=ギリシャ合作・『マイティ・エンジェル』(監督ヴォイテク・スマルゾフスキ)ポーランド・『ロス・ホンゴス』(監督オスカル・ルイス・ナビア)コロンビア=フランス=ドイツ=アルゼンチン・『ナバット』(監督エルチン・ムサオグル)アゼルバイジャン・『紙の月』(監督吉田大八)日本・『壊れた心』(監督ケビン・デ・ラ・クルス)フィリピン=ドイツ・『破裂するドリアンの河の記憶』(監督エドモンド・ヨウ)マレーシア・『草原の実験』(監督アレクサンドル・コット)ロシア・『遥かなる家』(監督リー・ルイジン)中国【特別招待作品】・『ベイマックス』(監督ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ)アメリカ*オープニング・『寄生獣』(監督山崎貴)日本*クロージング・『THE NEXT GENERATIONパトレイバー エピソード 10:暴走!赤いレイバー』(監督田口清隆)日本・『天才スピヴェット』(監督ジャン=ピエール・ジュネ)フランス・カナダ合作・『サンバ』(監督エリック・トレダノ)フランス・『デビルズ・ノット』(監督アトム・エゴヤン)アメリカ・『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』(監督犬童一心)日本・『くるみ割り人形』(監督増田セバスチャン)日本・『シェフ三ツ星フードトラック始めました』(監督ジョン・ファブロー)アメリカ・『GARM WARS The Last Druid』(監督押井守)日本・カナダ合作・『ザ・レイド GOKUDO』(監督ギャレス・エバンス)インドネシア・『救いたい』(監督神山征二郎)日本・『花宵道中』(監督豊島圭介)日本・『チェイス!』(監督ビジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ)インド・『アップルシード アルファ』(監督荒牧伸志)日本・アメリカ合作・『劇場版「進撃の巨人」前編紅蓮の弓矢』(監督荒木哲郎)日本・『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(監督パトリック・ヒューズ)アメリカ・『もしも建物が話せたら』(監督ビム・ベンダース、ミハエル・グラウガー、マイケル・マドセン、ロバート・レッドフォード、マルグレート・オリン)ドイツ・デンマーク・ノルウェー・オーストリア・フランス・アメリカ・日本合作・『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス 50年の挑戦』(監督マーティン・スコセッシ、デビッド・テデスキ)アメリカ・イギリス・日本合作・『「ティム・バートンの世界」×第 27 回東京国際映画祭 提携企画「ビッグ・アイズ」スペシャル・プレゼンテーション』(監督ティム・バートン)アメリカ・『「百日紅(仮題)」スペシャル・プレゼンテーション』(監督原恵一)日本(text:cinemacafe.net)
2014年09月30日文芸誌「パピルス」にて2005年12月号から連載している中谷美紀氏のエッセイが、この度、一冊の本としてより幻冬舎から刊行される。およそ6年振りになる、待望の単行本発売だ。「自宅のベランダにひと粒だけなった南高梅」「厄落としと体質改善を兼ねての断食チャレンジ」「旅先で出会った忘れられない味と人々」など。何気ない毎日が、愛おしく思えてくる、珠玉のエッセイ集。自身による写真も多数掲載している。今回、著者・中谷に刊行にあたってのインタビューを行った。●中谷さんにとってエッセイを綴ることとは?様々な場面での素晴らしい出逢いについて、口から発する言葉では伝えきれないことを、文字にしています。●作品を書くことと、女優として演じること。その共通点と相違点は?他人の価値観を演じるストレスを自著で発散するのが初期の目的でしたが、いつしか演技と同様、私個人の気持ち云々よりも、優れた先人の話に耳を傾け、媒介に徹して書くことが心地よくなって来ました。●自分のエッセイを映像化するとしたらどう演出したい?今回のエッセイに書かせていただいた方々は皆さん魅力的なので、ドキュメンタリーで長期にわたって追いかけたいです。●今回の作品のオススメ点は?7年の間に、成長と後退を繰り返しながらずいぶんと変化を遂げましたが、「女心と秋の空」のタイトルのごとく、不確かな人生の変遷を見守っていただけたら嬉しいです。●最近他にハマっていることは?糖質制限で、強靱な肉体と精神を培っています。●今後チャレンジしたいことは?質問力を磨いて、人間の本質に迫りたいです。お問い合わせ:幻冬舎 tel. 03-5411-6211
2012年07月19日堺雅人と中谷美紀が出演する映画『ひまわりと子犬の7日間』の特報動画とポスターが公開された。『ひまわりと子犬の7日間』特報動画『ひまわりと子犬の7日間』は、2007年に宮崎県で実際に起きた出来事をもとに、管理所に収容され、命の期限が決められた母子犬と、職員たちの姿を描いた物語。山田洋次監督のもとで20年にわたって脚本家、助監督として経験を積んだ平松恵美子監督がメガホンをとり、堺、中谷の他に、でんでん、若林正恭 (オードリー)、吉行和子、夏八木勲らが出演する。このほど公開された動画では、宮崎県の農家で夫婦の愛を受けてすくすくと育った子犬が、ある事情からひとりぼっちになり、管理所に収容されるシーンが描かれている。本作の原作は、宮崎県中央動物保護管理所に収容された母子犬をめぐる実話を記録した山下由美の著作『奇跡の母子犬』(PHP研究所刊)。ポスターには、「首輪を失った母犬“ひまわり”。もういちど、きみに、愛を伝えたい」とあり、“ひまわり”という名前は、太陽の下を堂々と歩いてほしい、そんな思いを込めてつけられた名前だという。本作で堺は管理所職員の彰司を、中谷は彰司を見守る幼なじみの獣医・五十嵐美久を演じる。これまで、『武士の一分』、『母べえ』、『おとうと』などで“家族”と“生と死”をテーマに人間ドラマを深く描いてきた平松監督が、初監督作品となる本作で、どのような物語を描くのか注目したい。本作は、2013年3 月16日(土)新宿ピカデリーほか全国で公開される。『ひまわりと子犬の7日間』2013年3月16日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2012年06月22日堺雅人が故郷の宮崎を舞台にした、実話に基づいて作られる映画『ひまわりと子犬の7日間』に主演することが決定。『壬生義士伝』以来となる中谷美紀との共演を果たしていることも明らかになった。映画の原案となったのは山下由美の手による「奇跡の母子犬」(PHP研究所刊)。宮崎県のとある農家でのちに“ひまわり”と名付けられる子犬が飼い主の老夫婦の元ですくすくと成長するが、悲しい事情でひまわりは一人ぼっちに…。やがて、彼女は愛くるしい子犬たちを授かるが、近所からの通報がきっかけで管理所に収容されることになる。飼い主が見つからなければ、7日後には母子ともども“処分”されてしまうことになるが、管理所の職員やその家族、仲間たちは必死に子犬を守ろうとするひまわりの姿に心打たれ…。全国で殺処分されてしまう犬と猫は毎年約23万匹。管理所に収容されて生きて出られるのはわずか10%ほどで、7日間の「命の期限日」を過ぎるとその命は消されてしまうという現状がある。映画の冒頭では、犬の目線で世界を描くことで母犬の想いや子犬たちの“生命”を深く訴えると共に、こうした悲惨な現状に対し、少しでも多くの小さな命を救うべく一石を投じる。家族や管理所に関わる人間たちの衝突や葛藤をも描くことで、単なる動物愛護にとどまらず幅広い層に訴えかけていく。管理所の職員・神崎を演じる堺さん。過去に、故郷の宮崎に凱旋し舞台「宮城野」に出演したことはあるが、映画で宮崎の人間を演じるのは初めて。「『宮崎が舞台の作品』ということで、一も二もなく飛びつきました。18歳で上京しましたが、故郷の人間を演じるのは初めてのことです。幼い頃からなじんだアクセントで芝居をすることは、長年の夢でした。中年にさしかかったいま、こうしたお仕事をいただいたことは、俳優としても何か意味があるような気がしています」と喜びを語る。さらに「宮崎県では去年、口蹄疫が発生しました。自らの手で、大切に育ててきた命を終わらせなければならない日々は、本当につらかったことと思います。また、今年は東日本大震災もありました。そうしたこともあり、この仕事は僕にとって、『命と向き合う』作業になるのではないかとも思っています」と作品への強い思いを明かしてくれた。撮影も宮崎で行われるが、中谷さんとの久々の共演に触れ「なんだか生まれ育った土地にお迎えするような照れ臭さも感じますが、彼女の、精魂こめた、力強い演技を間近で見られることを、本当に楽しみにしています」とも。現在放送中のTVドラマ「南極大陸」に続いて犬と縁の深い作品が続くが、犬たちとの触れ合いも楽しみなところ。中谷さんが演じるのは、獣医・五十嵐美久。映画について「動物を飼うことの幸福な面だけではなく、その影に隠れた悲しい現実に目を向けた上で、それでも動物とふれあうことの喜びを伝える作品であることに共感を覚えました」と語ると共に、役柄について「動物と子供と向き合うことになるので、虚飾のない素直な心で演じたいと思います」と意気込みを語る。さらに、堺さんとの共演については「市井の人を魅力的に演じるという一見簡単そうでとても難しいことをサラリとなさる方という印象があるので、今回の作品での共演を楽しみにしています」と期待を口にする。『壬生義士伝』公開からおよそ9年。その間、数々の映画やドラマ、舞台に出演してきた2人が再共演で起こす“化学変化”に注目したい。監督を務めるのは山田洋次監督の下で映画を学び『十五才学校IV』、『武士の一分(いちぶん)』、『母べえ』、『おとうと』では共同脚本、『たそがれ清兵衛』、『隠し剣 鬼の爪』で助監督を務めた平松恵美子。「“憎しみの連鎖”ではなく、“愛情の連鎖”というものが本来あるべきことではないか。それがこの作品のテーマ」と語り、宮崎ロケについても「抜群のロケーションを最大限に生かして、ひまわりが巡り会う大切なシーンを丁寧に撮影したいと思います」と抱負を語った。これまで『クイール』、『犬と私の10の約束』、『きな子〜見習い警察犬の物語〜』など動物を扱った数々の感動作を世に送り出してきた松竹だが、ここに山田洋次監督が育んできたエッセンスを注入!そして地元・宮崎で堺さんがどのような輝きを見せるのか?撮影は12月まで行われる予定だが、完成が楽しみだ。『ひまわりと子犬の7日間』は2013年春、全国にて公開の予定。■関連作品:ひまわりと子犬の7日間 2013年春、全国にて公開
2011年11月17日堺雅人と中谷美紀が2013年春に公開される映画『ひまわりと子犬の7日間』で共演することが発表され、新作への想いを語った。その他の情報映画は、宮崎県中央動物保護管理所に収容された母子犬をめぐる実話を記録した山下由美の書籍『奇跡の母子犬』を原作に、山田洋次監督のもとで脚本家、助監督として経験を積んだ平松恵美子監督がメガホンをとる。タイトルにある“ひまわり”とは、太陽の下を堂々と歩いてほしい、そんな思いを込めて母犬につけられる名前。堺は、“命の期限日”が付けられる母子犬と対面する管理所職員を演じ、中谷は獣医役だという。平松監督は「“憎しみの連鎖”ではなく、“愛情の連鎖”というものが本来あるべきことではないか。それがこの作品のテーマです」と語る。宮崎県出身の堺は、「“宮崎が舞台の作品”ということで、一も二もなく飛びついた。幼い頃から馴染んだアクセントで芝居をすることは、長年の夢だった」と喜び、「宮崎県では去年、口蹄疫が発生し、今年は東日本大震災もあった。この仕事は僕にとって、“命とむきあう”作業になるのではないかと思っている」と意欲的。獣医役を「虚飾のない素直な心で演じたい」と話す中谷は、「動物を飼うことの幸福な面だけではなく、その影に隠れた哀しい現実にも目を向け、その上で動物とふれあうことの喜びを伝える作品で、共感を覚えた」と語っている。ふたりが映画で共演するのは『壬生義士伝』(滝田洋二郎監督)以来、約9年ぶり。本作は今年の11月から宮崎で撮影を開始し、2012年3月の完成を目指す。『ひまわりと子犬の7日間』2013年春全国ロードショー
2011年11月17日中谷美紀の初舞台『猟銃』の日本公演が10月3日、東京・PARCO劇場で開幕した。本公演は、文豪井上靖の同名恋愛小説をカナダ人演出家のフランソワ・ジラールが舞台作品として創作したもの。ひとりの男の13年間にわたる不倫の恋を、妻、愛人、愛人の娘による3通の手紙によって浮き彫りにするストーリー。中谷は登場する女性3役をひとりで演じ分ける。「猟銃」チケット情報9月7日にカナダ・モントリオールで開幕し、全公演ソールド・アウトを記録した日本での凱旋公演となる。中谷は初日前の舞台稽古で「フランソワとの出逢いがなかったら、恐らく舞台に立ち、身体と魂を使って台詞を述べ、感情を露わにするなどということは、この先もなかっただろうと思います。そもそも演じるということを職業にしているにもかかわらず、人前に出ることは決して得意な方ではありませんし、何かしらの結果を出さなければならないと思うと、カナダ公演を終えた今でも、未だに身がすくむ思いです。しかしながら、舞台で繰り広げられる芝居と観客は一期一会。一服のお茶を点てるかのごとく、お客様をもてなすつもりで公演一つひとつを誠心誠意演じることが私に与えられた役割だと信じて、フランソワ、(共演の)ロドリーグ、そして私を支えてくれている全ての方々と共に、明日から日本での新たな旅に出てまいります」とコメントした。東京公演は、10月23日(日)まで同劇場にて上演。その後、10月29日(土)・10月30日(日)兵庫県立芸術文化センター、11月18日(金)・11月19日(土)に福岡・キャナルシティ劇場、11月23日(水・祝)・11月24日(木)愛知・名鉄ホール、11月27日(日)京都芸術劇場春秋座にて上演する。チケットは一部を除き発売中。
2011年10月06日中谷美紀の舞台「猟銃」・カナダでの全公演がソールドアウト中谷美紀が、初舞台にして1人3役に挑戦し、カナダ・モントリオールでの全公演をソールドアウトにした。上演後は、スタンディングオベーションで迎えられ、大成功に収めた。また、日本でのチケットの売り上げも好評で東京での追加公演も決定している。2日に、舞台「猟銃」の舞台稽古が、渋谷・パルコ劇場で公開され、主演の中谷美紀が翌日の公演初日に向け、迫真の演技を披露し「公演一つ一つを誠心誠意演じることが、わたしに与えられた役割」と、凱旋公演への意気込みを語ったという。(シネマトゥデイによる)カナダ、メディアが「光り輝く女が女王の如く」と絶賛中谷は以前、年齢や考え方、立場の違う3人の女性を1人で演じることについて「日本女性の強さ、しなやかさに魅力を感じた」と語っていたが、舞台では、その言葉通りに、躍動感あふれる動きの中にも、鬼気迫る表情ばかりでなく、可憐さ、美しさが存分に表現されており、カナダの現地メディアから「光り輝く女が女王の如く優雅に舞台に佇んでいる」と絶賛された存在感は、稽古からでも十分に伝わってくる。舞台「猟銃」は、文豪・井上靖の名作小説「猟銃」を、アカデミー賞受賞歴を持つ映画監督/演出家・フランソワ・ジラール氏が、中谷を起用して完全舞台化した作品だ。13年に渡る不倫によって翻弄(ほんろ)された妻、愛人、そして愛人の娘からの3通の手紙を通して愛憎劇が展開されていく。PARCO劇場にて10月3日~23日まで上演。東京公演後、兵庫、新潟、福岡、名古屋、京都にて公演予定だ。元の記事を読む
2011年10月04日中谷美紀が初舞台にして1人3役を務める、舞台『猟銃』がカナダ・モントリオールのUSINE Cで、9月7日(カナダ時間)に開幕した。舞台『猟銃』のチケット情報9月8日には舞台上演後、中谷と、共演者のロドリーグ・プロトー、演出のフランソワ・ジラール、翻案のセルジュ・ラモットによるトークショーが行われた。中谷は通訳を介することなく全てフランス語で受け答えする堂々とした姿をみせた。中谷は「未知なるものへの恐れの気持ちもありましたが、飛び込んでみると、そこにはあたたかく輝かしく、深い世界が待っていました。そして終演後、舞台袖にて『ようこそ、この素晴らしい舞台の世界へ』とフランソワ・ジラール監督が抱きしめてくださった時、思わず涙が溢れました」と初舞台への感想を語った。そして、「3人の女性を通して、心の奥深くに眠っている本当のご自身がみえてくるかもしれません。あなたは愛することを望みますか?それとも、愛されることを望みますか?」とこれから開幕する日本公演の観客に向けてメッセージを送った。本作は、ひとりの男の13年間にわたる不倫の恋を、妻、愛人、愛人の娘による3通の手紙によって浮き彫りにするラブストーリー。原作は文豪・井上靖が雑誌「文学界」発表第2作目となる恋愛小説。1961年には五所平之助監督により映画化されている。カナダ公演は9月10日まで行われ、その後、日本凱旋公演として10月3日(月)から東京・パルコ劇場を皮切りに兵庫、新潟、福岡、名古屋、京都にて上演される。なお、東京公演は10月6日(木)、13日(木)、20日(木)の追加公演が決定し、先行販売実施中。その他公演のチケットは現在発売中。
2011年09月13日第3回プラチナ・ミューズアワード受賞!いつの時代も光り輝くワーキングウーマンを選出する「プラチナ・ミューズアワード」。その第3回受賞者に女優中谷美紀が選ばれた。14日、東京都内で授与式が行われ。中谷も出席。その美しさを輝かせていた。この日のスタイルは、デコルテ部分が大きく開いたセクシーかつ上品で格のある黒のジャンプスーツにアップヘア。授与されたオリジナルデザインのプラチナ・ネックレスが非常に映えるスタイルで、彼女ならではの魅力とプラチナの輝きが見事に融合していた。プラチナのような自分磨きを!この賞は、「プラチナ・ギルド・インターナショナル」が「Domani」(小学館)とコラボレーションし、選出される賞で、過去には女優米倉涼子とフリーアナウンサーの滝川クリステルが受賞した賞だ。中谷はこれに続く3人目の受賞者となる。受賞した中谷は「とても素敵な賞をいただきうれしいです、このプラチナのようにいつまでも光り輝く女性でいられるよう、自分磨きに努めていきたい」と喜びのコメントを発表。また「プラチナはそれ自治が主役とならずに、つけている人を輝かせ、引き立たせてくれる。自分の理想とする女性像にとても近いものがあると思う」とし、「“年齢”をあきらめる理由にするのではなく、いつまでも新鮮な気持ちで挑戦し続けたい」と力強いコメントを残した。挑戦を続け、自分磨きを怠らない。プラチナのような女性像を、真の美を、追い求めたいものである。元の記事を読む
2011年07月18日「第3回 プラチナ・ミューズ アワード」が7月14日、都内にて行われ、中谷美紀が授与式に登壇した。舞台『猟銃』のチケット情報「プラチナ・ミューズ」はプラチナ・ギルド・インターナショナルと雑誌『Domani』(小学館)のコラボレーションで設立され、プラチナのようにいつの時代にも光り輝くワーキング・ウーマンを選出する。受賞した中谷は、大人の魅力を際立たせるシンプルな黒のパンツドレスで登場。「大変、有り難い栄誉ある賞をいただいて、本当に嬉しく思っています。プラチナのように輝き続けることができるように、自分磨きに努めていきたいと思います」と笑顔でコメント。プラチナのみで制作されたジュエリー、プラチナ・アラベスクを贈られると「プラチナって、こんなに輝きが美しかったということを、改めて実感しました。年齢とともに肌の輝きは減っていくのかもしれませんが、美しいジュエリーをつけることで自分自身の輝きを増すことができたらいいなと思います」と語った。時を超えても高純度に輝くプラチナ・ジュエリーにちなんで、時を超えても変わらないことについて聞かれると「年齢を諦める理由にするのではなく、挑戦し続けていきたいし、新鮮で純粋な気持ちで役を演じていくことができたらいいなと、常々思っています」と話した。トークショーでは、9月にカナダ・モントリオールで初挑戦する舞台『猟銃』について質問され「心の奥深くで秘めている本質というか、ただ、慎ましいだけではない日本女性を表現できるのではないかと思って、今まで挑戦したことのなかった舞台に挑むことになりました。もしかしたら、今は自分自身に試練を与えるべきときなのかもしれないです」と意気込みを語った。中谷の初舞台『猟銃』日本公演は、10月3日(月)から23日(日)までの東京・PARCO劇場を皮切りに、兵庫、新潟、福岡、愛知、京都にて上演する。なお、チケットぴあでは東京・兵庫・京都公演の先行抽選販売(プレリザーブ)を7月19日(火)11:00まで受付中。愛知公演は7月16日(土)11:00から20日(水)11:00、福岡公演は7月22日(金)11:00から31日(日)11:00まで、受け付ける。
2011年07月15日女優の中谷美紀が「第3回 プラチナ・ミューズ アワード」を受賞。その受賞式が7月14日(木)に都内で開催され、トロフィーとプラチナのネックレスが贈呈された。プラチナ・ジュエリーの国際的広報機関である「プラチナ・ギルド・インターナショナル」が雑誌「Domani」(小学館刊)とのコラボレーションで、プラチナのように光り輝く“ワーキング・ウーマン”を表彰するというもので、過去には米倉涼子、滝川クリステルが受賞している。映画やドラマなど女優としての活躍に加え、エッセイや紀行文など多彩な活躍で広い年代に支持されているということで今回、中谷さんが選ばれた。プラチナ・ギルドのハンキンソン尚子代表は「知性あふれる凛とした佇まいがプラチナ・ミューズにふさわしい」と中谷さんを絶賛。トロフィーを手渡し、“プラチナ・アラベスク”と呼ばれる、宝石を使わずにプラチナだけで制作されたネックレスを中谷さんの首に掛けた。中谷さんは「プラチナってこんなに輝く美しいものだったのか、と改めて実感しています。年齢と共に肌の輝きは減っていくものかもしれませんが、プラチナを身につけて輝きを増すことができたら。プラチナのように輝き続けられるように自分磨きに努めたい」と喜びを語った。この日は、大胆に肩を露出しつつも、下は黒のパンツスタイル。「シンプルな服が大好きなんですが、プラチナもシンプルで控え目な輝きを持っていて気に入っています」と微笑んだ。いわば、働く女性の理想として今回の受賞に至ったわけだが、中谷さん自身が憧れる女性像を聞かれると「日本の女性は空気を敏感に読み取り、和を保つことができてすごく素敵だと思います。女優として、亡くなられた高峰秀子さんを素敵だなと思いますが、憧れの女性に近づくのにあと何十年かかるのかな、とも思っています」と明かした。映画にドラマと活躍する中谷さんだが、今年は舞台に初挑戦。井上靖原作の「猟銃」がまずカナダのモントリオールで上演され、その後、10月に日本で凱旋公演が行われる。中谷さんは初舞台で一人三役をこなす。一人の男性の不倫の愛が、妻、愛人、愛人の娘の手紙で浮かび上がってくるという物語で「日本の女性の心のマグマのようなものが表現できるのでは?と思いました」と語り、初舞台で三役、しかも初演がモントリオールという点についても「自分に試練を与えるときなのかも、と思っています」と不敵な笑みを浮かべていた。さらに「演じるときに、年齢を(役を)あきらめる理由にするのではなく挑戦し続けたい。つい惰性で日々を過ごしがちですが、常に新鮮、純粋な気持ちで演じていきたい」とさらなる飛躍に向けた決意を口にした。■関連作品:源氏物語 千年の謎 2011年12月10日より全国東宝系にて公開© 2011 「源氏物語」製作委員会■関連記事:生田斗真の恋の相手は…?『源氏物語』に真木よう子、多部未華子、田中麗奈ら出演生田斗真主演『源氏物語』に中谷美紀、窪塚洋介、東山紀之が出演!
2011年07月14日中谷美紀の初舞台作品『猟銃』の製作発表が7月8日、都内で行われ、中谷のほか、映画監督、脚本家としても知られるカナダ人演出家フランソワ・ジラールが登壇した。『猟銃』のチケット情報この作品は井上靖による1949年発表の恋愛小説『猟銃』が原作。三杉譲介というひとりの男に宛てられた3人の女性の手紙で構成された書簡体小説で、彼の13年に及ぶ不倫が妻・みどり、愛人の彩子、愛人の娘・薔子の3通の手紙により浮かび上がる。中谷が演じるのは妻、愛人、愛人の娘の3役。セリフのない三杉役は俳優でダンサーのロドリーグ・プロトーが象徴的に演じる。シルク・ドゥ・ソレイユ『ZED』やNYメトロポリタンオペラの演出も手掛けたフランソワ・ジラールが、自身で監督を務めた映画『シルク』での中谷の演技に魅了され、彼女に白羽の矢を立てた。中谷に本作の舞台のオファーがあったのは2006年。それまでも舞台の出演依頼はあったが「舞台の上に立つ俳優というのは身体能力に優れ、声のトレーニングも鍛錬された方でないといけない」と思い、断り続けていたそう。しかし全幅の信頼を置くジラールよりこの作品の女性3役のうちどれか好きな役をひとつ選んでと依頼を受け、思わず「NOと言うはずが、3役すべて演じたい」と答えてしまったとか。またオファーから5年経ったが「むしろ5年前にこの作品を舞台で演じるのではなく、今の年齢で世界中が日本という国に注目をしているなか、日本人がカナダの舞台に立ち、日本人がたくましく生きているということをお伝えできたらいい」と決意のほどを語った。また日本公演に先がけ9月7日(水)から10日(土)までカナダ・モントリオール、USINECで公演を行うことについて中谷は、「『旅の恥は掻き捨て』と言いますか、カナダのお客様は日本語がわからないからセリフを間違ってもお気づきにならないかな?と思っていました。ただ、欧米のお客様は大変正直でいらっしゃるので、自分の意に介さない公演では平気で席を立ちお帰りになる。それも実はトラウマになっていまして」と、自らの気を引き締めていた。日本公演は10月3日(月)から23日(日)までの東京・PARCO劇場を皮切りに、兵庫、新潟、福岡、愛知、京都と各地を回る。なおチケットぴあでは、東京公演が7月12日(火) 11:00より19日(火) 11:00まで、兵庫・京都公演は7月14日(木) 11:00より19日(火) 11:00まで先行抽選販売「プレリザーブ」を実施。
2011年07月12日中谷美紀の初舞台となる『猟銃』。本作の演出をシルク・ドゥ・ソレイユ『ZED』の作・演出を手掛けたフランソワ・ジラールが担当する。舞台『猟銃』のチケット情報『猟銃』は、ひとりの男の13年間にわたる不倫の恋を、妻、愛人、愛人の娘の3通の手紙によって浮き彫りにするラブストーリー。原作は文豪・井上靖が雑誌「文学界」発表第2作目となる恋愛小説。1961年には五所平之助監督により映画化されている。フランソワ・ジラールは、『ZED』のほかにも、アカデミー賞を受賞した、映画『レッド・バイオリン』や中谷も出演した『シルク』など映画監督としても、世界からも注目を集めている。2008年に公開された映画『シルク』の日本での撮影中に『猟銃』と出会ったフランソワ・ジラールは、この小説にインスパイアされ、舞台化に着手。主演を務める、中谷にひとりで妻、愛人、愛人の娘を演じさせ、立場の違う3人の女性の中に秘められた“男性”への想いの共通項を浮かび上がらせる。舞台『猟銃』は、カナダ・モントリオールにて9月7日(水)から10日(土)まで公演が行われる。日本では10月3日(月)から23日(日)まで東京・PARCO劇場を皮切りに、兵庫、新潟、福岡、名古屋、京都にて上演。チケットは東京、兵庫、京都公演が7月30日(土)より発売。なお、チケットぴあでは、6月28日(火)11:00から30日(木)11:00まで先行抽選プレリザーブを受付。
2011年06月28日