京王電鉄バスはこのほど、新規路線「新宿 - 土気線」を8月5日より運行させる計画であることを発表した。新宿から東京スカイツリータウン前を経由し、JR外房線の土気駅(千葉市緑区)までの区間を、1日上下12便運行する予定。うち6便が東京スカイツリータウン前に停車する。なお、発表時点では国交省の認可申請中とのこと。運賃は、新宿高速バスターミナルから東京スカイツリータウン前まで500円、土気駅まで1,400円の予定。松ヶ丘~土気駅間をPASMOまたはSuicaで支払うと、通常運賃から100円割引になる。予約不要の先着座席定員制で、満員になると乗車できない場合がある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月28日京王電鉄は8月19日、「調布駅付近連続立体交差事業」における地下線への切替え完了に合わせ、京王線のダイヤ改定を行う。これにともない、東京都交通局も都営新宿線でダイヤの一部変更を実施する。同事業で地下化されるのは京王線柴崎~西調布間(約2.8km)と相模原線調布~京王多摩川間(約0.9km)。地下線への切替えは8月18日終電後から翌19日午前10時頃に行われる。これにより、事業区間内の国領駅、布田駅、調布駅が地下ホームとなり、3駅ともホームドアが設置されることに。調布駅は下り線・上り線の2層構造となり、京王線下り線と相模原線上り線の平面交差が解消される。その結果、平面交差に起因する電車の遅れが解消され、相模原線上り電車の調布駅手前での信号待ちも大幅に減少する見込み。これを受けてダイヤが改定される。各駅の発車・到着時刻と電車の所要時間だけでなく、行先や途中駅での接続、通過待ち駅などにも変更が生じる予定。また、京王線と相互直通運転を行う都営新宿線でも、一部列車の時刻、種別、行先、両数が変更になるとのこと。京王線の新しいダイヤについては、京王ホームページおよび携帯電話サイト「京王ナビ」に掲載されるほか、8月1日からは京王電鉄の各駅で時刻表も配布される。なお、新たに使用開始する調布駅の地下ホームでは、列車接近メロディーに「ありがとう」(いきものがかり)を採用する。調布市が舞台となった朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』にちなんだもので、下り線と上り線で異なるメロディーが使われるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日京王バスと西東京バスはこのほど、両社のバス時刻表検索サイト「バスナビ・ドット・コム」をリニューアルした。従来の時刻表検索や運行状況検索に加え、出発時刻や到着時刻などの利用日時を指定してバスの乗り継ぎルートが検索できる機能を新たに追加した。また、ルート検索結果には新たに予定所要時間を表示するようにした。サイトリニューアルにあわせて、これまでのPCサイトと携帯電話サイトに加えてスマートフォンサイトも開設。スマートフォン端末に最適化されたデザインと画面サイズになっており、現在地から最寄りのバス停を探す「周辺検索」も可能。スマートフォンサイトおよび携帯電話サイトはいずれも情報料無料。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月05日京王電鉄は28日、同社の機構改革を実施したことを発表した。この中で、笹塚以西連続立体交差事業に向けた体制整備についても言及している。京王線笹塚~つつじヶ丘間では、東京都を事業主体に、「京王電鉄京王線(笹塚駅~つつじヶ丘駅間)連続立体交差化及び複々線化事業」が進められている。概要図によれば、すでに高架化された八幡山駅付近も含む笹塚~仙川間(約7.1km)が立体交差化され、さらに笹塚~つつじヶ丘間(約8.3km)の複々線化も進める計画となっている。京王電鉄は東京都とともに、事業化に向けた都市計画手続きや環境影響評価などを進めている。今回の同社の機構改革では、工務部において、これまで調布駅付近連続立体交差事業の用地取得などを行ってきた「調布用地事務所」を、「連続立体交差用地事務所」に名称変更。笹塚以西連続立体交差事業の用地取得推進体制が強化されることに。「2013年度の事業認可に備え、約10年に及ぶ大規模工事である笹塚以西連続立体交差事業の早期実現に向けた体制整備を行う」(京王電鉄)としている。機構改革ではその他、「住んでもらえる、選んでもらえる路線」をめざして沿線の生活関連サービスの深耕に向けた体制を整備するほか、新興国への進出検討など新たな成長分野への挑戦を実行する体制も整える。開発企画部に置かれた「拠点整備担当」を「新宿エリア整備担当」に名称変更し、新宿エリアにおける整備計画の深化と推進を図る。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月29日京王電鉄は8月18日の終電後より、調布駅付近の地下線への切替え工事を実施する。翌19日午前10時頃まで行われる予定で、同日朝は京王線八幡山~府中間、相模原線調布~京王稲田堤間などで電車の運転をとりやめる。調布駅付近では連続立体交差事業が進められており、今回の工事で京王線柴崎~西調布間(約2.8km)と相模原線調布~京王多摩川間(約0.9km)が地下化される。これにより、調布駅、布田駅、国領駅が地下ホームとなり、各駅ともホームドアを設置して安全性の向上を図る。調布駅ホームに関しては下り線と上り線の2層構造となるため、京王線下り線と相模原線上り線の平面交差が解消され、両路線の乗り継ぎも便利になるという。また、地下化により踏切18カ所がなくなるため、交通渋滞や踏切事故も解消される。8月18日の終電後から行われる切替え工事にともない、翌19日の初電より朝7時頃まで、京王線八幡山~府中間、相模原線調布~京王稲田堤間、競馬場線東府中~府中競馬正門前間の運転をとりやめ、競馬場線以外でバス代行輸送を行う。それ以外の区間も、井の頭線と動物園線を除いて特別ダイヤでの運転に。相模原線は京王稲田堤~若葉台間で単線運転による折返し運転、若葉台~橋本間も折返し運転となる。その後は工事の進捗に合わせ、八幡山~つつじヶ丘間は朝6時頃から、飛田給~府中間は朝7時頃から、競馬場線は朝8時頃から運転再開予定。残る区間(京王線つつじヶ丘~飛田給間、相模原線調布~京王稲田堤間)は午前10時頃までバス代行輸送を行う。ただし、「(バス代行輸送は)混雑や大幅な所要時間増が予想されることから、ご利用はお控えいただき、他社線への振替輸送をご利用ください」と京王電鉄。特別ダイヤや振替輸送については、今後配布・掲出予定の京王ニュース、ポスター、チラシ、同社ホームページなどで順次案内するとのこと。なお、調布駅付近では地下線へ切り替えた後も、駅舎の建設や地上線の鉄道施設の撤去などが進められ、事業完了は2014年度末を予定している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月25日京王電鉄は11日、大地震を想定した全列車の一斉停止訓練を実施する。対象路線は京王線・井の頭線全線で、同日の午後2時46分から約30秒間、全列車が停止する。今回の訓練は、昨年3月11日の東日本大震災の経験を踏まえて実施されるもの。この日、京王線でダイヤ改正が行われたが、地震発生により、深夜まで運転見合わせが続くことに。その後も減便を余儀なくされ、計画停電により完全運休する区間も出るなど、大きな影響を受けた。現在、京王では沿線11カ所に地震計を設置し、気象庁の「緊急地震速報」を活用した早期地震警報システムも導入。高架橋柱やトンネルなどの耐震性を向上させるための工事も進められている。また、防災訓練だけでなく、今年2月には東京都や新宿区と協力し、新宿駅で帰宅困難者対策訓練も実施。大規模災害時の初動対応への意識向上に努めている。震災から1年を経て行われる今回の訓練に、「地震災害の風化を防止するとともに、地震発生時の被害を最小限にとどめるため実施します」と同社。地震発生時刻の午後2時46分、全列車が停止することに、「ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月07日