●GPSなしで位置情報がわかる仕組み先日発売された第6世代iPod touchや、歴代iPadのWi-FiモデルはGPSを搭載していない。Windows、Macを問わず、パソコン本体もほとんどがGPSを搭載していない。しかし、さまざまな位置情報サービスはGPSを搭載していない端末の位置情報を、かなり正確な形で把握している。これはどのような仕組みによるものだろうか?○Wi-Fiアクセスポイントから解析iPod touchなど、GPSのない端末が位置情報を知る仕組み、それはズバリWi-Fi(無線LAN)を利用している。Wi-Fiは個々の機器(クライアント)と、基本的に位置が動くことのないアクセスポイントで構成されているが、アクセスポイントの正確な位置がわかれば、そのアクセスポイントに接続している機器は、電波が届く範囲にいると絞り込める。また、今は同じエリア内に複数のアクセスポイントがあることも珍しくないが、複数のアクセスポイントの電波がつかめるところでは、それぞれのアクセスポイントからの反応速度を見れば、さらに高い精度でクライアントの位置情報を把握できる。アップルはこれにより、屋内で正確な位置情報を提供できる仕組みの特許を取得しており、駅やデパートといった公共施設内での案内サービスなどに利用しようとしているようだ。●肝心の精度は?○Wi-Fiの精度はどうなのか肝心の精度だが、大雑把なところで誤差は最大直径100m以内、アクセスポイントが集中しているような場所では数メートル程度の誤差が期待できる。GPSの数センチ単位にはかなわないが、それでもかなりの精度が見込めることがわかるだろう。例えば「iPhoneを探す」機能で落としてしまったiPod touchを探しに来た場合、ある程度正確な位置がわかれば、サウンドを鳴らすことで気づく可能性が高まる。また、建物の中で隣の店と見分けるのも、10m程度の差がわかれば十分だろう。正確に狙撃するわけではないので、位置情報は数メートルまで絞り込めれば十分ともいえるわけだ。アクセスポイントの位置情報の取得は、スマートフォンの登場初期にはすでに始められており、Googleやアップル、その他ソニーなど、いくつかの位置情報を提供するサービスは、自前でアクセスポイントの位置情報データベースを持っている。こうした情報はスマートフォンで位置情報を利用するたびに蓄積されていたのだが、中には別の手段でごっそりと獲得しようというケースもある。以前、Googleが同社のストリートビュー撮影車にWi-Fi電波を拾う仕掛けを付けて、無断でアクセスポイント名などを収集していたことが発覚し、非難されたという事件がまだ記憶に新しい人は多いのではないだろうか。また、逆にサービス側が正確な位置情報を提供したいと考える場合もあるだろう。例えばIngressのポータルのように、動かないランドマークをマークするなら、システム側があらかじめ極めて正確な数値を割り当てられる。●位置情報を取得されないために○位置情報を取得されたくない場合は?Wi-Fiアクセスポイントの情報が勝手に登録されていたということは、自分が知らないうちにアクセスポイント名と実際の住所につながる位置情報がひも付けられているということになる。機械的に集められた結果とはいえ、勝手にそのような情報に使われたくないという人もいるだろう。位置情報を取得する側の言い分としては、無線LANアクセスポイント名(SSID)はオープンでパブリックな情報であり、自分たちはその情報を取得しているだけだ、ということになる。その情報を取得されたくなければ、「うちは構わないでください!」という意思表示をしてくれ、ということだ。ずいぶん勝手な言い草なようにも思えるが、いずれにしても位置情報を集められないためには「オプトアウト」という手法で情報収集をやめさせることができる。Googleはアクセスポイント名の最後に「_nomap」を追加することで、この名前のSSIDの収集をやめてくれる。アップルなどほかのサービスもこの名前でいいようだ。余談だが、マイクロソフトはWindows Phoneを使ったWi-Fi位置情報収集をやめるためのオプトアウトの仕組みに、SSIDの最後に「_optout」と書け、としている。何もこんなところで個性を出さなくてもいいと思うのだが、GoogleとMSの両方に手を引かせたい場合に、「_optout_nomap」と書くのか、「_nomap_optout」が正解なのか、ほかの手段があるのかないのか、はっきりしてもらいたいところだ。
2015年07月22日屋内のどの位置に人がいるのかを知りたい、特定のエリアにいる人にだけ情報を配信したい、というような需要がある。しかし、その需要を十分に満たすソリューションは長らく存在しなかった。その理由の1つは、実際の位置計測が技術的に難しく、十分な結果を出そうとすると大きなコストがかかるということ。もう1つは、そうして収集したデータを実際に活用できる形にするためにも高い技術が必要で、現場での活用が難しいという課題だ。この2つを解決するものとして、エンプライズが提供するソリューションが、BLE(Bluetooth Low Energy) Beaconと、そこから収集されるログを活用する人流解析サービス「Beacon Analytics」である。「弊社の製品群では現在、そこまでの技術が必要とされるかどうかは分かりませんが、隣の椅子に座っている2人の位置を識別できる精度の実現を目指しています。技術的には十分可能です。そして、Beacon Analyticsは、Google AnalyticsのようなWeb解析のツールを扱える人ならば、中見を理解できる程度の分かりやすさを備えています」と語るのは、エンプライズ 代表取締役 COOの清卓也氏だ。○アプリ不要でスムーズに位置情報を取得できる「Bluetooth Beacon」「屋内測位といえば、以前はWi-Fiが主流でしたが、これは強電波であるため、遠くのポイントを拾ってしまい、いきなり人の位置が遠くなるようなデータが混在しやすいという問題がありました。また現在は、スマートフォンでテザリングをしている人も多く、登録した以外のWi-Fi波を受信されてしまうと、複数点からの計測が行えなくなるなど、非常に難しい状況です。加えて、アップルがWi-FiのAPIを閉じてしまったため、iOS端末が対象にできなくなりました」と清氏は語る。スマートフォンを活用しようと考えた時、使えるセンサーはそれほど多くない。GPSやLTE、Wi-Fi、Bluetooth、赤外線、カメラといったところだ。この中で、主に流通している端末に必ず搭載されており、実用的なのがBluetoothだという。BLE Beaconを制作するメーカーはいくつもあるが、エンプライズの大きな特徴は、実用的なデータを取得するための設置ノウハウやアプリの提供を行なっている点だ。「どの程度の精度が出るかという質問がよくありますが、それは、設置方法とアプリの処理で大きく変わります。Bluetoothの電波強度から単純に考え、数メートルおきにBeaconを設置すれば面でカバーできると考える人もいますが、それでは不十分です」(清氏)建物の構造等を配慮し、情報を取得したい場所をしっかりとカバーできるようにBeaconを配置することで、ムダがなく目的に合わせたデータ取得ができることを同氏は主張する。また、データ取得には、Bluetooth送信機さえあれば事前に来訪者がアプリをインストールするなどの手間をかけず、回遊情報を取得することが可能だ。(同氏によると、現在、Bluetoothをオンにする人が増えつつあるという。)「BLEがiPhoneに搭載されたことが大きな要因でしょう。消費電力が小さく、周辺機器との接続以外にも利用できるようになったことで、常時オンにしている人が徐々に増えています。今後はさらに増えるのではないでしょうか」(清氏)○ブラウザベースで滞留や導線を見える化する「Beacon Analytics」細かなデータ取得をした後にその解析を担うのは「Beacon Analytics」だ。これは、ブラウザベースで利用できる分析ツールで、Beaconから取得した情報を分かりやすくビジュアル化する。名古屋パルコにて活用する「館内回遊導線分析システム」を共同開発したことがきっかけで誕生したソリューションだけに、非常に実用的なツールだ。「館内の動きを追ってみると、予想していたのとは違う動きが見えてきたりもします。上下移動はエレベーターだろうと思っていたら、特定部分のみ階段がよく使われていたことや、複数塔の行き来は地上階がメインだろうと予測していたのに中層階の連絡通路が活用されていたことなど、新たな発見があります。そうなると、テナントの賃料や広告の掲示位置なども変化してくるわけです」(清氏)従来は、ログデータからこうした情報へつなげるまでに、データをクレンジングして整理する手間があった。しかし「Beacon Analytics」は、フロアマップに人の滞留数を重ねて表示したり、階層をまたいだ移動導線を追ったりといったことが簡単に行える。標準の分析では、どの端末を持つ人がどう移動したかという動きを追うことになるが、クーポンシステムや会員制度などと紐づけて個人情報を取得すれば、それを反映することも可能。「ある通路を使っているのは20代の女性が多い」というようなことも分析可能になる。さらにCRMをあわせて利用すれば、どの種類の端末を持つ人が多いのか、クーポンの取得率や利用率はどうなのかといった人流データ以外のものも見えてくる。ターゲットを絞った展開をしたい時や、アプリの開発を行ないたい時などの準備に活躍するデータだ。「エンドユーザーの企業でも、どの店舗に人が多いかという程度ならば簡単に把握できます。実際には、コンサルタントの方やパートナーが分析し、提案を行なうという形になるでしょう。Beacon Analyticsは、具体的に何をすればよいのかまでは提案しません。その部分を考えるために必要な材料となる分析をどれだけオートメーション化できるかがポイントだと考えています」(清氏)○幅広い業界の需要に応える「BLE Beacon × Beacon Analytics」パルコという大型商業施設での導入事例があるわけだが、活用の範囲はかなり広そうだ。たとえば、美術館や博物館といった施設では、特定の展示物の前にいる人に対して情報を提供したいという需要が以前からあったが、これにも対応できる。「中古車店で、ある車の前に5分間立ち止まっている人にはプッシュで情報配信を行なう、というようなことも可能です。営業担当者を呼びますか、というようなメッセージを出してコミュニケーションにつなげることができますよね。また、自治体では観光客への対応や介護分野での需要が高いですね。M2M分野でも需要があります。たとえば、駐車場の位置をスマートフォンから認識させて、駐車場に戻る時に停めた場所にナビゲーションするような使い方です」(清氏)リアルタイムな導線把握が可能になることで、お客様の目の前にあるショップや物に対応する広告の掲示やクーポンの提供といったさまざまな取り組みへの可能性が開けていくだろう。
2015年06月18日コロプラは6月8日、位置情報ビッグデータ分析レポート「Location Trends」を活用し、スマートフォンの位置情報ビッグデータを活用した高梁川流域圏域の観光動態、商業動態・診療圏の調査レポートを岡山県倉敷市に提供したと発表した。同社が自治体に対し商業動態・診療圏動態調査レポートを提供するのは、今回が初めての取り組みだという。Location Trendsは、KDDIがauスマートフォンユーザーから同意の上取得し、誰の情報であるかわからない形式へ加工した位置情報データおよび属性情報(性別・年齢層)などのデータを用いて、コロプラへ分析を委託し作成した「位置情報ビッグデータ分析レポート」サービスの総称。今回、倉敷市に提供した位置情報ビッグデータ分析レポートは、江戸時代の街並みが残る美観地区などの観光地や広域において、拠点の役割を果たす主要医療機関、主要商業施設エリア周辺に訪れた人々の移動傾向を調査・分析したもので、倉敷市が高梁川流域圏域の経済成長を目的として総務省から受託した平成26年度「新たな広域連携モデル事業」の一部を構成する。倉敷市は同調査結果を受けて、今後「高梁川流域経済成長戦略会議」を設立し、高梁川流域7市3町における経済分野(商工、観光、農林分野)の成長戦略を策定、推進する考えだ。
2015年06月08日チェックポイントシステムズ(CKP)は5月21日、無線ネットワークを活用し、リアルタイムで店内の商品位置を特定できるシステム「S3i」の発売を発表した。同システムは、今後日本国内でも発売を予定している。S3iは、アルファ・ソリューションの「S3iデバイス」と呼ばれる専用のタグを高額商品に装着して運用。商品に関する様々なイベント、例えば不正なタグの取り外し、設定したエリア外への持ち出し、解除キーによる取り外しなどが記録されるので、万引きや内部不正を防止できる。また、不正行為の可能性がある場合、タグ自体がアラームを発するとともに、スマートフォンや無線ヘッドセットなどを通じて店員に通知するため、迅速かつ適切な対応を取ることができる。タグの取り外しは認証済みの解除キーで行うが、そのログも記録されるので、内部不正に対しても効果的となる。さらに、商品の位置や在庫数量をリアルタイムで可視化できるため、店舗業務を効率化し、商品陳列の改善や接客支援による売上向上にも活用可能。店員はグラフィカルで使いやすいユーザーインタフェースで商品位置を確認できるため、目的の商品をすぐに見つけ顧客に提供するできる。
2015年05月22日ディレクタスは4月30日、屋内位置情報サービスを提供するタグキャストと共同で、Salesforce Marketing CloudにBeacon取得データを連係させ、パーソナライズしたモバイルアプリのプッシュ通知等を通じて店舗内の顧客体験を向上する新サービスの提供を開始した。同サービスは、コミュニケーションシナリオの設計からモバイルプッシュ・Eメールの設定や運用、TAGCASTビーコンの提供・保守、モバイルアプリ用設定モジュールの提供まで一括して実現するもの。Beaconによる位置情報と購買履歴やWeb閲覧履歴、会員ランク、保持ポイント、会員登録情報などのCRMデータを掛けあわせることで、よりパーソナライズしたコミュニケーションが可能だという。同連携は、店舗に設置したBeaconが発する位置情報をモバイルアプリで受信し、APIを介してその情報をSalesforce Marketing Cloudへ送信。オートメーション機能を使用し、事前に設定した組み合わせ条件に合致するユーザーに対しモバイルプッシュを発信する仕組みだ。例えば、Beaconの情報で特定顧客の来店を確認した際、最近の来店状況や興味関心に応じて異なるメッセージを送信することができるほか、会員システムと連係して実際に特定の売り場に訪問した人だけに便利なお知らせを届けることも可能となる。
2015年04月30日NTTデータは2月4日、同社が提供する学校連絡網サービス「FairCast」とNTTドコモの法人向け位置情報サービス「かんたん位置情報サービス」を活用し、2015年4月1日より全国の教育機関に向けた位置情報サービス「FairCast GPS+(プラス)」を提供開始すると発表した。「FairCast」は全国約36万人(2015年1月末現在)が利用している、学校と保護者をつなぐ一斉連絡網サービス、「かんたん位置情報サービス」は専用のGPS端末を人や物に装着して現在位置を検索すること、GPS端末のボタンを押したりヒモを引っ張たりすることで簡単に位置情報を通知することが可能。「FairCast GPS+」は、小型のGPS専用端末を持った子どもの位置情報を取得し、保護や学校管理者に提供する。保護者や学校は、同サービスにより、PCやスマートフォンからインターネットを通じて子どもの位置情報を把握することができる。従来の位置情報サービスは検索回数に応じて料金が上がること(従量制)が一般的だったが、同サービスは検索回数に制限がなく、定額料金で何度でも位置情報を検索できる。「かんたん位置情報サービス」が搭載する「エリアセンシング機能」により、GPS端末を持つ子どもが学校などの特定エリア(最小で半径50mの円型で設定可能)に出入りした際の情報を、保護者にメールで通知することが可能。特定エリアは、学校のほかに2カ所まで追加設定できる。
2015年02月05日KDDIは2月4日、小型の位置情報端末「TLI300A」の開発・製造を発表した。この製品は、位置情報端末を活用した法人の顧客向けサービスを提供するロケーションよりKDDIが開発を受託し、製品化している。TLI300Aは、通信モジュールの評価キットなどを手がけるワイヤレスデザインとKDDIが共同開発を行っている。これまでの同等製品と比較して小型化しており、かつ約4週間の長時間利用を実現した。定形郵便物や小物入れにも収納することができるため、郵送物の位置追跡や子どもの居場所確認にも活用できる。防犯・セキュリティ業界や介護・福祉業界など、位置情報を必要とする分野に広く訴求していくという。KDDIは今回、ワイヤレスデザインとB2Bサービスを提供するロケーションを商社のようなポジションでマッチングさせている。今後もこうした技術力を持つ中小企業と、通信を用いたサービスを手がける企業との連携を進めていくとしている。
2015年02月05日スマートフォンの飛躍的な普及により、GPSによる位置情報や地図データを活用して、地域活性化や観光集客に結びつけようとする機運が高まりつつある。しかしその一方で、急速に進歩する技術を具体的にどのように活かすべきかについては、試行錯誤の段階であり、まだまだ課題も多いのが実情である。2015年2月10日に開催される「スマートデバイス活用セミナー」では、地図や位置情報を用いた観光集客と地域活性化に関する講演が行われる予定である。今回は、当日に登壇予定である株式会社近畿日本ツ-リスト沖縄 代表取締役社長 福岡 卓氏に観光事業において位置情報を活用するための具体的なポイントについて解説いただいた。○単なる観光案内情報だけでは集客には結びつかない地図や位置情報を観光事業に活用する具体的な方法を考えた場合、まず真っ先に挙げられるものは「現地の観光案内」だろう。だがこれは「観光」という観点からみた場合、ひとつのシーンにおけるデータ活用例に過ぎない。人が観光においてデータを利用するシーンは大きく分けて以下の3つがある。「旅行前」(旅行地や宿泊地、レジャーなどを選択するための情報収集)「旅行中」(現地で必要になる交通情報や天気、観光案内等)「旅行後」(撮影した写真をSNSで公開して思い出をシェアする等)これからのデータ活用では、「これら3つのシーンを網羅したサービスを考える必要がある」と福岡氏は語る。「最近、沖縄では台湾からの旅行者が増えてきました。特に海外から の旅行者は、事前にしっかりとした情報収集がしづらい観光地を敬遠しがちです。また、しっかりとしたガイドサービスが提供され、それが良い評判として拡散されれば、新たな集客にもつながります。これからの観光業界は、旅行中だけではなく、旅行前と旅行後も利用してもらえる、そんなサービスが求められてくることでしょう」(福岡氏)○データを切り分け、適切なタイミングで適切な情報を提供することが重要一般的に、沖縄と聞いてイメージする季節は夏だろう。事実、沖縄の観光ガイドなどに目を通すと、夏に行うレジャーについての情報が多く目につく。だが、沖縄の見所は夏しかないのかと言えば、勿論そうではない。例えば、年中楽しめる料理があり、歴史的に重要な建築物があり、冬にはプロ野球のキャンプが行われ、春には日本一早い桜の開花なども楽しめる。しかし、当然の点ではあるが、盛夏シーズンに向けて、その他の季節でないと楽しめないプロ野球のキャンプ情報や桜の情報を伝えることや、冬に訪れる観光客に対し、海水浴の魅力を伝えても、効果はもたらされない。「現在の観光案内では、情報を区分なく表示してしまっているケースがほとんどです。その時期に行っても何もない場所を案内されても、観光客は戸惑ってしまいます。そこで情報を切り分けてレイヤー化し、夏であれば夏のレイヤーを、冬であれば冬のレイヤーを表示するようにできれば、旅行の意欲が高まるタイミングに応じて、役に立つ情報をきめ細やかに提供することができるようになります」(福岡氏)現在、近畿日本ツーリスト沖縄では、インクリメントP社と協力の上、地図データとスマートフォンの位置情報に観光関連情報などを付加しながら一元管理するための実証実験を行う準備を進めている。その取り組みの方向性などが紹介される予定となっている。「情報のレイヤー化は観光分野だけではなく、例えば官公庁や市民からのデータをまとめた防災レイヤーや交通情報をまとめた交通レイヤーなど、地域貢献につながる活用にも応用ができる考え方です。是非、多くの皆さんと協力し実現していきたいと考えています」(福岡氏)同セミナーの詳細は以下の通りとなっている。タイトル:スマートデバイス活用セミナー ~最新事例から"地図活用"の新しい在り方を解説! 位置情報を用いた次世代の集客施策とは?~開催日程:2015年2月10日(火)13:30(開場 13:00)~16:30定員:50名申し込み締切日:2015年2月9日(月) 18:00まで参加費:無料開催会場:パレスサイドビル 東コア2F マイナビルームU〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1主催:株式会社マイナビ マイナビニュースセミナー運営事務局協賛:株インクリメントP株式会社
2015年02月04日着衣の状態でもわかる「低いバストの位置」あなたのブラジャーは大丈夫だろうか。1月29日、ワコールは、ブラジャーについてのアンケート調査を実施したと発表した。同調査の結果を見ると、6割以上の人が着衣の状態で「低いバストの位置」の女性を見たことがあると回答し、女性のバストは服の上からでも他人にしっかりと見られていることが判明した。また、「背中のハミ肉」については、8割以上の人が目撃をしたことがあり、前からだけでなく全方位的にバストチェックされていることがわかった。“見られている”意識は低い多くの人が「低いバスト位置」、「背中のハミ肉」に「残念・がっかり」といったネガティブなイメージを持っている一方で、“見られている”意識は低い。バスト位置が低い自覚がある人は2割弱しかおらず、今回の調査をうけて初めて自分のバストの状態に気がついたという人もいたという。ブラジャー購入時は試着がおすすめがっかりバストの原因のひとつとして考えられるのはブラジャーの違和感だ。同調査では、87%の人が自分のブラジャーサイズを知っており、76.9%の人がサイズが合っていると回答している。しかし、同時に約9割の人が、ブラジャーの肩ひもが落ちてきてしまう(1位)、カップが浮いたりパカパカする(2位)、動いている最中にずれる(3位)など、ブラジャーに違和感・不快感をおぼえていることが判明した。多くの女性が自己判断でサイズを選び、実は「からだに合っていないブラジャー」を着用している可能性があり、同調査ではブラジャー購入時には試着をするようすすめている。(画像はプレスリリースより)【参考】・ワコール プレスリリース(PR TIMES)
2015年01月30日ピツニーボウズ・ソフトウェアは1月15日、BI上に位置情報機能を統合するソリューション「Spectrum Spatial for BI」の提供を開始した。Spectrum Spatial for BIは、顧客・施設の分布や、人口の地域的濃淡などを効率的に取り扱う「Spectrum Spatial」をベースに、BI上での高度な位置情報活用を行うためのコネクターを提供するもの。位置情報のビジュアライズだけでなく、レポートからマップ、マップからレポートといった2者間でのデータ受け渡しや、BIシステム単体では利用しない人口統計や災害リスク情報などの地理的な外部データの統合的活用などを可能とする。同サービスと連携できるBIシステムは、「SAP Business Objects XI 2.5~4」や「IBM Cognos : 8.4~10.2.1」「Oracle Hyperion 11」「Oracle Business Intelligence Enterprise Edition 11」「Microstrategy ~9.4.1」「Microsoft Excel 2003~2013(32/64ビットバージョン)」「QlikTech Qlikview 10~11.2 SR5」となる。価格は、サーバーのプロセッサ数やユーザー数に応じたプランを用意。5ユーザー/別途保守費用が必要な「ユーザーベース」では220万円(税別)~で、1CPU/別途保守費用が必要な「プロセッサベース」では680万円(税別)~だ。
2015年01月15日あなたの大好きな彼との距離は、いま、どのくらいですか?もしも自然に距離を縮めたいと思ったら、お茶や食事のときなど、座る位置や姿勢などをちょっと工夫してみてはいかがでしょうか。彼の心に訴えかける位置関係や姿勢を把握しておくだけで、心の距離まで近くなること間違いなしです。今回は、彼との距離を縮めてパーソナルスペースを心地よく侵略しちゃう奥の手を、素敵な恋愛進行中の女性たちに聞いてみました。■1.真正面の位置はNG!「カフェなどで真正面に座ると、『なんだか面接みたいだね』と言って緊張してしまう彼。だから、席の構造上どうしても真正面になってしまうときは、ちょっとだけ体をずらして彼のナナメ前に位置するように工夫したりします。」(25歳/会社員)心理学的に、視線と視線がばっちりと向き合う正面というのは、「緊張感のある位置」なのだとか。ビジネスシーンにおいても、「ちょっとだけナナメ前に座る」ということはとても重要なポイントで、これはプロの秘書なども心がけていることなのだそうです。NGなことを避けるだけでも、ケンカなどのイヤなリスクは避けられますね。■2.カウンター席に座る「好きな人なら、一番近い場所に座りたいじゃないですか。だからもう最初からわざとカウンターだけのお店とかを選んじゃう。近い距離ならお気に入りの香水をつけてさりげなく香りアピールすることもできるし、勇気を出して隣に座ることってすごく大事だと思います。」(26歳/塾講師)自然に彼の隣に座れるように計算するのは、とても有効な作戦です。できるだけあなたの近くで会話を楽しみたい、あなたと同じ意見を持っています・・・など、さりげない好意を伝えられるので、ごく自然に相手のパーソナルスペースに入ることができます。■3.カラダは彼のほうに「あなたと話せてとても楽しい!っていう意思を伝えたいから、つねにカラダの向きは彼のほうに向けています。明るいリアクションをしながらたまには身を乗り出したり。分かりやすすぎるくらいかもしれないけど、効き目はバツグンなんじゃないかな?」(20歳/大学生)彼の隣に座ったら、あとはこの方法しかありません。近い距離で彼のほうを向いている。これ以上の愛情表現はありませんよね。自然な流れを意識すれば、すんなりと彼のパーソナルスペースおよび気持ちの中に入ることができる。これは必見技です。■4.左側の顔で魅せる「モデルさんが、顔は左側からのほうがキレイに見える、と言っていたのを聞いて実践しています。彼の右側に座って、とっておきの笑顔は左側で。ちょっとしたことだけど、なんだか自分の心がアガるので、彼との会話もとても弾みます。」(23歳/医療事務)人間は、右側よりも左側のほうがより豊かに表現すると言われています。「彼が好き!」という心からの素直な感情を目一杯表すことができる左顔は、じつはどんなメイクやヘアアレンジよりも有効。よりキレイに見えるという理由でモデルさんや女優さんも実践している左顔見せ術は、恋活にも活用できる上級テクなのです。■おわりにいかがでしたでしょうか?ランチやお茶デートなど、あらゆるシーンですぐにでも実践できる座り位置や姿勢のテクニック。身を置く位置や姿勢をちょっと変えるだけで、きっとあなたが望む恋を近づけてくれることでしょう。さあ、さっそく今日から実践しましょう!(松本ゆずか/ハウコレ)
2014年11月14日マグネスケールは、スケールの絶対位置を検出し自己校正ができるレーザスケールを開発したと発表した。同製品は、独自の露光技術により、ホログラフィックに作られた高精度スケールを高分解能で検出する光学ヘッド、および絶対位置情報を求めるアルゴリズムと補正機能を搭載したインターポレータのシステムから構成されている。これにより、超高精度な計測が可能になり、0.2μm/500mmの精度と0.5nm/mmのリニアリティを実現した。具体的には、あらかじめ決められた格子波長分布を持つ超高精度スケールと、2つの検出ヘッド、および各検出ヘッドの相対的な位相情報から絶対位置を求めるインターポレータで構成されている。短区間移動での2つのヘッドが検出する変位量の差は、スケールの格子波長分布により、位置が異なると同じ値にならない。そのアルゴリズムを利用し、インターポレータは、2つのヘッドからの信号を高精度に内挿し、変位量の差を求めた後、変換式を用いて絶対位置情報を算出する。得られた絶対位置情報と、あらかじめ計測されメモリに書きこまれているスケールの理想の波長分布からの誤差を用いて、一方の検出ヘッドのインクリメンタル信号を補正することにより、600×500mmの大画角において0.2μmの累積精度を実現できるという。このスケールは、絶対位置情報を取得するため、電源投入時にスケールと検出ヘッドをわずかに相対移動させることが必要だが、従来のように原点位置まで移動させる必要がなくなるとしている。これにより、半導体製造装置や半導体検査装置の高精度化、および高速化への貢献が期待されるのに加え、工作機械においては、高い分解能と精度を持つ、校正用2次元スケールを提案できるとしている。なお、価格は100×100mm~600×500mmサイズで、約150万円~1000万円。2015年4月からサンプル出荷を開始する予定。
2014年10月23日マイボイスコムは10月6日、「携帯電話・スマートフォンの位置情報サービス」に関するインターネット調査の結果を発表した。同調査の回答者は1万2062名。調査の結果、携帯電話・スマートフォンの所有者のうち、位置情報サービスの利用経験は6割弱であることがわかった。利用しているサービスは、「地図情報、目的地までのナビゲーション」「天気予報」「現在地からの乗り換え案内、路線情報」が各2~3割と見られる。帯電話・スマートフォンにおける位置情報サービス利用者に、直近1年間に利用した位置情報サービスを聞いたところ、「モバイルGoogleマップ」(39.7%)が最も多かった。これに、「NAVITIME」「Mapion」「Yahoo!ロコ」が各1割強で続く。携帯電話・スマートフォンで位置情報サービスを利用する場面は、「目的地の場所を地図上で確認する」(78.4%)、「目的地までの最適ルート検索」(53.1%)が上位2位となった。以下、「電車・バスの路線情報、乗り換え案内の検索」「現在地や目的地の周辺地図を表示」「車での目的地までの経路検索」が各3~4割で続く。
2014年10月07日これまでの合コンでことごとく失敗している人は、もしかしたら座る位置で失敗していたのかも。合コンでは、服装やメイクなどを重視しがちですが、実は座る位置で勝ち組かどうかが変わってくる率は高いようです。次の合コンでは勝ち組になれるように、まずはこれから紹介する座る位置とその心理についてチェックしておきましょう。■いつも合コンでどの場所をキープしている? 合コンでの座る位置は特別意識していない人も少なくないと思います。まず、これから挙げる席のどこに座っているかを考えてみてください。1 → 気になる男性の向かい側2 → 気になる男性の右隣3 → 気になる男性の左隣4 → テーブルの一番端5 → 気になる男性の斜めの席どの席でも同じなイメージがありますが、実はそれぞれの席で男性のゲット率が変わってくるのです。(1)の席から順に解説していきましょう。■1. 気になる男性の向かい側は非モテ席「この男性素敵!」と思った人の目の前をゲットして、相手にいろいろと質問したい! 顔を覚えてもらいたい! と思うところですが、実は男性の正面になる席は合コンでは避けておきたい“非モテ席”です。正面に座ることは、相手に敵対心を持たせること、緊張感を与えてしまうと心理学的にも証明されています。これをスティンザー効果というのだそうですが、この効果は合コンでも当てはまっているのです! 目線を合わせる確率が高くなるため、お互いが緊張してしまい、上手くコミュニケーションを取れなくなってしまうのです。■2. 気になる男性の右隣はゲット率高しスティンザー効果のない隣の席は、合コンでは必勝席だと言えます。目線が合いにくいので初対面でも緊張せずに話すことができ、共通の話題を持っていたり、相手を持ち上げたりすることができれば好印象を与えられる確率がグンとアップします。また、右隣に座る意味は、相手の右耳からあなたの声が右脳に入っていくから。右脳に伝わった声は、相手の情動に直接的に働きかけてくれるので、好印象を与えることができるようです。正面に座るよりも声が聞き取りやすく、話易い雰囲気に持っていけるはず。気になる男性の右隣の席をゲットできたら、まずは話を膨らませやすいネタから話してみてください。きっと男性もノリ気になって話してくれるので、楽しい時間を過ごせ、今後にも繋げられるはずです。1番と2番までの合コンでの席について紹介しました。次回も座り方によって合コンの必勝率が変わる極意を紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
2013年11月19日前編 は、調査結果について詳しく話ました。後編はなぜ男女はその立ち位置で手をつなぐかをひも解きます。■心臓の配置説大体の人は心臓が自分の左側にあります。心臓と言えば体の中で1、2を争う大事な部分、そんな心臓がある体の左側は守らなければいけない場所、という風に本能的に認識しているそうなのです。なので、「大事なもの・守らなければいけないものは左」という認識が無意識のうちに関わっているのだとか。知らぬ間に信頼をかけられていたということ。心臓とはなかなか荷が重いですね。■心理学説神経言語プログラミングという心理的な位置から見ると、人体の左側というのはその人の自信を象徴している、と考えられるそうです。左側は心臓に近い部分であり本能的な人間の強さを象徴しているためだとのこと。ですので、手をつなぐとき相手の左手をにぎるのは、相手の自信のある部分や長所が好きだという意識の表明になるそうです。逆に、右手を握るのなら相手の弱い部分や駄目な部分が可愛く思えるのだそうです。 恐ろしい、手をつないだだけで心理的に丸裸にされるなんて…。■脳機能説体の左は右脳が、右は左脳が支配しているという話は有名ですよね。右脳は感情をつかさどり、左脳は理論的に働きやすい。さらに、人間の脳は左側の目で女性ということを判断し、右側の目で男性ということを判断しているなんて説もあるのです。なので、感情表現豊かな傾向のある女性が男性の左側に位置するのは脳科学的にも理にかなっているということになります。右側には感情が表れやすい、ということは、彼の浮気を疑うなんて場合は、相手の右側から質問を投げかければズバリ解決できるかもしれませんね! ■車の席配置説ドライブデートの運転は彼担当、というカップルは多いですよね。日本車の運転席、助手席の配置がそのままデートの位置関係になっているという説があります。わかりやすい! ■車道は男が歩く説日本は左側通行なので、道の左側を歩けば車はその右側を通り過ぎます。そのため、レディーファースト精神もしくは大和魂あふれる男性は、女性を守るべく車道側を歩くように意識しているのだとか。以上、手をつなぐカップルからおもしろい結果が解明できました。世のカップルを習うべく、僕も右手を空けてその時を待ちたいと思います。(中井 一)
2012年01月30日