心から納得したときの「腹に落ちる」感覚。(一般的には「腑に落ちる」とも言われているけれど、正しい日本語では「腹に落ちる」「腑に落ちない」の二通りの使い方に限定され、「腑に落ちる」「腹に落ちない」はないのだそうです)ストレスがふわっと消えて、とっても気持ちがいいですよね。これって、脳にも身体的にもいい状況にあるのだと、人工知能(IA)開発の第一人者であり、脳科学者の黒川伊保子さん。私たちの脳は、「そうか、なるほど」と腹に落ちたとき、つかみや直観に関わる小脳という場所が活性化します(つかみがよくなければ、腹に落とせないですからね)。小脳がポジティブに何かを掴んで活性化すると、免疫を司る小腸が刺激されると言われています。これがまさに「腹に落ちる」の正体なのです。脳は、ものごとを認知してジャッジする器官。小腸の内壁は「自らものを考えている」とも言われているのです。ものごとが明確になり、腹に落ちれば、その機能を全うした気持ちよさがあるはずです。逆に言えば、腑に落ちないことを無理やりやらされることほど辛いことはありませんよね。腹に落ちれば、免疫力が上がるわけですから、風邪も引きにくくなります。また、多少無理をしても、疲れを感じにくく、健康で頑張れることになります。逆に言えば、腑に落ちないことで無理をさせられたら、疲労感が抜けず、メンタルダウンにつながることも。仕事のみならず、腹に落とすことは、命としての強さを維持していくためにも大切なことです。ただ、最近は他人の目を気にして、いい子ちゃんでいたいがために、腑に落ちないことでも頑張っている女子が多いのが気になりますね。そうすると、どんどんストレスが溜まっていき、脳にも腸にも良くない。自分が「これだ!」とつかんだことを大切にしてほしいと思います。■つかみをよくするためには身体性を高める「腹に落ちる」ことの決め手になる、つかみを良くするために必要なのが、小脳を活性化させること。そのためには、脳のイメージの領域と身体制御の領域を連帯して使う趣味を行うことがおすすめです。例えば、「次はどんなふうに身体を動かそう」とイメージしながら身体を動かすワルツやフラメンコなどのダンス。また、背筋をまっすぐにして小脳と小腸のラインをつくる茶道や書道、華道もいいですね。さらに、「こう作りたい」と思って作り、結果が出てイメージとの差を反省したりできるお料理や、歌い方を想像しながら歌うカラオケやコーラスなどもいいですね。ポイントは、単に座学で勉強をするのではなく、身体を使うこと。小脳が元気になるだけでなく、身体に覚え込ませた経験が「腹に落ちる」感覚をつかみやすくしてくれます。「自分がここにいる」「自分がこう育ちたい」ということも腹に落ちれば、自分探しの必要性もなくなります。つまり、人が生きて行く為には「腹に落ちる」ことがとても重要で、その感覚をつかめるようになれば日々のイライラも不安感も大幅に減るはずです。 特集:黒川伊保子が教える、幸せを呼ぶ脳のつかい方 毎週金曜更新
2014年04月25日森ビルは2012年8月に完工した「アークヒルズ 仙石山森タワー」に、港区の認可保育園「まちの保育園 六本木」を12月1日に開園する。施設内への認可保育園の設置は同社が初となる。同園はナチュラルスマイルジャパンが運営。以前には、園併設の地域に開かれたカフェや近隣の大学・商店街などと連携した都認証保育園、「まちの保育園 小竹向原」を手掛けている。「まちの保育園 六本木」は同社初の認可保育園であり、近隣住民の方々との交流に加え、どもたちを育むことを目指すという。また、文化的で国際的な地域の特性を生かし、森ビルや大使館、近隣文化施設・商業施設との連携、オフィスワーカーとの取り組みなどを視野に入れていくという。同園の対象年齢は生後57日~未就学児。保育定員は0歳児6名、1歳児8名、2~5歳児各9名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月28日