ヤフーは5月19日、人工知能技術「ディープラーニング」を同社で開発した音声認識エンジン「YJVOICE(ワイジェイボイス)」に実装し、認識精度を大幅に改善させたと発表した。「ディープラーニング」のサービスへの実装は初めてのことで、同日より18のスマートフォン・タブレットアプリとウィジェットで、精度が向上した音声認識機能が利用できるようになった。この人工知能技術は脳神経細胞の働きを工学的にモデル化した手法。通常、こうした技術では様々な事例を学習させるための膨大なデータが必要だが、同社では、「Yahoo!検索」や「音声検索」などで蓄積したビッグデータを生かし、2013年より研究を開始していた。また、東京工業大学の篠田研究室の篠田 浩一教授との共同研究なども進めている。今回の実装によって特に向上したのは、騒音下における認識精度。従来は騒音などの影響で一定の場面で誤認識があったもののうち、約1/3で精度が改善された。例えば、駅ホームでの「Yahoo!乗換案内」、街頭での「音声検索」などが、従来より快適に利用できるようになったという。「YJVOICE」を搭載するスマートフォン・タブレットアプリ、ウィジェットは、iOS、Android用が、Yahoo! JAPAN、Yahoo!音声アシスト、Yahoo!カーナビ、Yahoo!地図、Yahoo!乗換案内の10種。その他、iOS用は、音声検索など3種。Android用は、Yahoo!ブラウザーなど3アプリ、2ウィジェットとなる。
2015年05月20日Alteraは5月11日(米国時間)、同社の開発ソフトウェア「Qurtus II」向けに、階層型データベース(DB)生成エンジン「Spectra-Q」を発表した。同エンジンは、Stratix 10やArria 10といった大規模ロジックエレメント(LE)を有する次世代製品の開発短期化を目指して開発されたもので、同日より提供を開始した「Qurtus II」の最新バージョン「v15.0」以降で対応するサブスクリプションとして提供される。同エンジンを用いると、「Periphery Placer」、「Core Placer」、「Router」といった各コンパイルステージにおいて開始/停止が可能となり、より高精度な制御ができるようになるほか、各ステージでの再エントリとインクリメンタルな最適化が可能となる。また、階層型デザインフローの採用により、IPの再利用はもちろんのこと、再コンパイルする必要があるIPのみを選択してコンパイルを実行することも可能となったほか、異なる実装レベルのIPブロックを搭載することも可能となったという。さらに、複数サーバにまたがる分散コンパイルが将来的に実施できるようになる予定で、ほかの高速化技術などと組み合わせることで、従来ソリューション比でコンパイル時間を1/8に短縮できるようになるとする。同エンジンは複数の機能を順次実装していく予定で、Qurtus II v15.0の提供と併せてアーリーアクセス向けに提供される主な機能としては「BluePrintプラットフォーム・デザイナ」が挙げられる。同機能は設計時にリーガルな場所にピンをドラッグ&ドロップで配置することで、個別のピン設定を不要かできるようにするというもの。物理的インタフェースの配置を簡素化することで、デザインイタレーション数を最終的には1/10に削減できるようになるとする。もちろん、100%のリーガルチェックが実行され、完成時にピンが正しい配置となっているかどうかを判断することも可能だという。このほか、最新世代のHDL言語のほか、ソフトウェアエンジニアなどでも開発を容易に行うことを可能とする「A++コンパイラ for HLS」もサポート。これにより、OpenCLのほか、C/C++でのIP開発が可能となったとする。なお、同社にてsenior director of Software and IP Marketingを務めるAlex Grbic氏は、「次のQurtus IIのバージョンであるv15.1の提供タイミングでさまざまな機能が追加されることになるほか、2016年には分散コンパイル機能など、より開発を簡素化し、開発コストを抑制できるようになる見通しだ。Alteraとしては、カスタマが投資を抑えつつ生産性を高めることができることは喜ばしいことだと思っている」とコメントしている。
2015年05月14日iOS 8の「Safari」は、4つの検索エンジンに対応している。1つはおなじみの「Google」で、Safariデフォルトの検索エンジンだ。日本ではポータルサイトとしても大きな存在感を持つ「Yahoo!」、Microsoftが運営する「Bing」についても説明は不要だろう。しかし、iOS 8からサポートされた最後の1つ「DuckDuckGo」については説明をくわえたほうがよさそうだ。DuckDuckGoは、プライバシー保護と利用者を追跡しないことをポリシーに据えた検索エンジン。2008年の設立からしばらくは知る人ぞ知る存在だったが、2013年に米国家安全保障局(NSA)の個人情報収集活動が発覚して以降、急速に利用者を増やしている。Safariで使う検索エンジンを変更するには、「設定」→「Safari」→「検索エンジン」の順に画面を開き、表示された検索エンジンのうち「DuckDuckGo」をタップしてチェックマークを付ければOK。以降、Safariで行う検索はDuckDuckGoで行われるようになる。追跡を受ける不安なく、存分にWEB検索すればいいだろう。しかし、ふだんの検索結果と比べると、ある種の偏りがあることに気付くはず。そう、「iPhone」や「Apple」などのキーワードで検索すると、英語圏で検索したかのような結果が返ってくるのだ。これでは、日本語環境で使うには実用的といえない。日本語環境で使うには、DuckDuckGoのサイトでの設定が必要だ。なにか適当なキーワードで検索したあと、検索フィールド右横の「≡」ボタンをタップ、現れたメニューで「拡張設定」をタップする。すると設定画面が現れるので、地域欄に「Japan」、言語欄に「日本の日本語」を選択しよう。画面を下方へスクロールして「保存して終了」ボタンをタップすれば、日本語環境に最適化された検索結果が表示されるようになるはずだ。
2015年05月11日エミレーツ航空(本社: アラブ首長国連邦・ドバイ)は4月23日、英ロールス・ロイスとトレント900エンジンおよび長期保守・管理サービス「トータルケア(TotalCare)」の契約を締結したことを発表した。今回の契約はエミレーツが展開する英国および欧州に対する投資戦略の一環として締結したもので、契約金額はロールス・ロイスにとって過去最大規模となる92億ドル(87億ユーロ)となる。契約したエンジンは、エミレーツが2013年のドバイエアショーで発注し、2016年に就航予定のエアバスA380型機50機に搭載される。今回の契約は、英国企業が受注した輸出案件としても史上最大級の取引となる。契約は、英国西部ブリストルからスコットランドにかけてロールス・ロイスが構築しているサプライチェーン全体の雇用安定にもつながる。2013年の英国とアラブ首長国連邦間の貿易金額は推定134億ドル(127億ユーロ)だったが、今回の契約は両国の関係を一層強化するものとなるという。エミレーツ社長のティム・クラーク氏は、「ロールス・ロイスはエミレーツにとって欠かせないパートナーです。トレント900の経済性と性能の継続的な向上に真摯(しんし)に取り組む同社の姿勢には、いつも大きな刺激を受けています。その性能向上の成果が、今回のエアバスA380型機50機の搭載エンジン選定における決定的要因となりました」とコメントしている。欧州指折りの経済コンサルタント会社であるフロンティア・エコノミクスの調査によると、2013~2014年のエミレーツによるエアバスA380型機の購入は、英国で7,000の雇用を創出し、GDP換算で6億3,000万ドル(5億9,500万ユーロ)に相当するという。EU全体では、エミレーツによるA380機140機の発注が4万1,000の雇用に貢献したと試算しており、これはGDP換算で36億ドル(34億ユーロ)に相当する。エミレーツはエアバスA380型機を最も多く購入している航空会社で、同型機はエミレーツの成長戦略の中核を担っている。これまで発注した140機のうち、現在60機が運航中で80機が受領待ちとなっている。2008年の導入以来、エミレーツのエアバスA380型機を利用した乗客は3,600万人を超えている。エミレーツは現在、英国からドバイに1日16便を運航しており、そのうちロンドン・ヒースロー空港発の5便、ロンドン・ガトウィック空港発の2便、そしてマンチェスター発の2便の計9便が、エアバスA380型機によるフライトとなっている。ロールス・ロイスのジョン・リシュトン最高経営責任者(CEO)は、「この30年間のエミレーツの躍進には、目を見張るものがあります。弊社は1996年からエミレーツにエンジンを供給しておりますが、この間、同社の成功に微力ながらでも貢献でき大変光栄に感じております。今回も弊社の技術を信頼いただき、このような過去最大規模の契約を締結できたことを誠にうれしく思います」とコメントしている。エアバスのファブリス・ブレジエ社長兼最高経営責任者(CEO)は、「今年はエアバスA380型機の初就航から10周年を迎えますが、この間、同型機をエミレーツの成長戦略の中核機材としてご使用いただいたことに深く感謝申し上げます。弊社は、すでに定評のあるエアバスA380型機の経済性をさらに向上させる革新的ソリューションの開発に取り組んでおりますが、同型機は航空輸送量の増加を実現する最善のソリューションとして、これからもますます利用されていくものと確信しています」とコメントしている。
2015年04月24日大日本印刷(DNP)は13日、法人向けに、色味の再現性にこだわった「IROMIエンジン」搭載オリジナルタブレットの10.1型モデル「FGAD」と、8型モデル「UY8A」の販売開始を発表した。4月13日より販売する。価格はオープン。「UY8A」は受注生産となる。○FGAD「FGAD」は、色味の再現性にこだわった「IROMIエンジン」搭載の10型タブレット。OSにAndroid 4.4を採用する。「IROMIエンジン」により、表示する画像を実物に近い色調に補正。色調のばらつきを最小限に抑える。コントラスト補正機能では、バックライトの輝度を下げても元の輝度と同等の視認性を確保し、消費エネルギーも低減。ブルーライト調整機能も搭載しており、。眼精疲労などの影響も少なくする。主な仕様は、CPUがCortex-A7TM(1.30GHz)、ディスプレイがマルチタッチ対応10.1型IPS液晶(静電容量方式)。解像度は1,280×800ドット。OSはAndroid 4.4。主なインタフェースは、無線LAN、Bluetooth(NFCペアリング対応)、120万画素フロントカメラ、500万画素リアカメラ。バッテリ駆動時間は約11.5時間。本体サイズはW263×D183.5×H9.85mm、重量は約595g。○UY8A「UY8A」は画面サイズが8型のモデル。基本仕様は「FGAD」とほぼ共通で、相違点は解像度が1,024×768ドットである点、NFCには非対応である点など。バッテリ駆動時間は約8時間。本体サイズはW140.6×D200×H8.2mm、重量は約350g。
2015年04月14日トヨタ自動車(トヨタ)は4月6日、新型1.2L直噴ターボエンジン「8NR-FTS」を開発したと発表した。同エンジンはマイナーチェンジしたオーリスに搭載される。「8NR-FTS」は、排気ガス温度を最適にする水冷シリンダーヘッド一体型エキゾーストマニホールドとシングルスクロールターボチャージャーの組み合わせにより、ターボチャージャーの優れた過給効率を実現した。コンパクトな水冷式インタークーラーを採用したことで、エンジンの熱負荷に左右されず、運転状況に応じた吸気冷却効果を得ることができる。これにより、アクセル操作に対する瞬時のレスポンスと、幅広い回転域での最大トルクの発生を実現したという。また、シリンダー内の強いダンブル流と、直噴技術「D-4T」により高効率の高速燃焼を実現。さらに、負荷に応じバルブ開閉タイミングを制御する連続可変バルブタイミング機構「VVT-iW」が可能としたアトキンソンサイクルなど、燃焼改善と損失改善を追求することで、量産過給ガソリンエンジンとしては世界トップレベルの最大熱効率36%を達成した。
2015年04月07日トヨタ自動車は6日、高いエンジン熱効率と、力強い加速をもたらす動力性能を両立した1.2L直噴ターボエンジン「8NR-FTS」を新たに開発し、マイナーチェンジした「オーリス」に搭載すると発表した。「8NR-FTS」は、排気ガス温度を最適にする水冷シリンダーヘッド一体型エキゾーストマニホールドとシングルスクロールターボチャージャーの組み合わせにより、ターボチャージャーの優れた過給効率を実現。コンパクトな水冷式インタークーラーの採用によって、エンジンの熱負荷に左右されず、運転状況に応じた吸気冷却効果を発揮する。これにより、アクセル操作に対する瞬時のレスポンスと、幅広い回転域での最大トルクの発生を実現した。また、シリンダー内の強いタンブル流(縦回転の渦)と、直噴技術D-4Tが理想的な混合気を形成し、高効率の高速燃焼を実現。負荷に応じバルブ開閉タイミングを制御する連続可変バルブタイミング機構VVT-iW(吸気側)が可能としたアトキンソンサイクルなど、燃焼改善と損失改善を追求することで、量産過給ガソリンエンジンとしては、世界トップレベルという最大熱効率36%を達成した。同社は、化石燃料の消費抑制のため、販売車両の多数を占める従来型エンジン車の燃費向上に取り組んでいる。今回、高熱効率の低燃費エンジン群に、動力性能も両立した過給エンジンを追加することで、ユーザーにとって最適なエコカーが選べる選択肢を提供。引き続き、すべてのクルマの環境性能をこれまで以上に高めていくとしている。
2015年04月06日サンコーは3月18日、車のエンジンを切っている時もドライブレコーダーなどへ常時給電できる「ドライブレコーダー用バッテリー給電システム」を販売開始した。「サンコーレアモノショップ」での直販価格は税込3,980円となっている。ドライブレコーダー用バッテリー給電システムは、車のエンジンを切ってもドライブレコーダーなどへ電源を供給できるシステム。車のバッテリーやヒューズボックスなど常時電源に接続して使用する。長時間の連続撮影が可能なドライブレコーダーを用いれば、駐車中の撮影ができ、車へのイタズラなどの証拠も残せるとしている。別売のカーチャージャーなどを使えばスマートフォンの充電も可能だ。そのほか、12V車の場合は電圧が11.6V以下になった時、24V車の場合は電圧が23.2V以下になった時に給電を停止する「バッテリー上がり防止給電制御機能」を持つ。出力はシガーソケット。出力電流は1A。本体サイズはW910×D30×H35mm、重量は48g。
2015年03月20日サンコーは3月18日、車のエンジンを切ってもドライブレコーダーなどへ給電できる「ドライブレコーダー用バッテリー給電システム」を販売開始した。サンコーレアモノショップでの直販価格は税込3,980円だ。ドライブレコーダー用バッテリー給電システムは、車のエンジンを切ってもドライブレコーダーに電源を供給できるシステム。車のバッテリやヒューズボックスなど常時電源に接続して使用する。長時間の連続撮影が可能なドライブレコーダーと併用すれば、駐車時の撮影ができ、車へのイタズラなどの決定的瞬間を記録可能だ。別途カーチャージャーなどを用いればスマートフォンの充電も行える。「バッテリー上がり防止給電制御機能」を持ち、12V車の場合は電圧が11.6V以下になった時、24V車の場合は電圧が23.2V以下になった時に給電を停止する。出力はシガーソケット。出力電流は1A。本体サイズはW910×D30×H35mm、重量は48g。
2015年03月19日Hondaの航空エンジン事業子会社であるホンダ エアロ インク(以下HAI)は米国時間の3月17日に、米国ノースカロライナ州バーリントンの自社工場が米国連邦航空局(Federal Aviation Administration、以下FAA)による連邦航空規則のPart 21が定める製造認定(Production Certificate、PC)を取得したことを発表した。HAIはターボファンエンジン「HF120」の生産を担当。「HF120」そのものは、Hondaとゼネラル・エレクトリック社(以下GE)の合弁会社であるGE Honda エアロ エンジンズ(GE Honda Aero Engines, LLC、以下GE Honda)が2013年12月にFAA型式認定(Type Certificate、TC)を取得したターボファンエンジンとなっている。「HF120」は、初期の生産をマサチューセッツ州リンにあるGEの工場で開始し、2014年11月からGE Hondaの型式認定に基づいて、HAIバーリントン工場においてFAAの監督下で生産を行ってきた。今回の製造認定取得により、HAIバーリントン工場がエンジンを継続的に製造する能力を持つことが承認され、HAIの製造認定に基づき「HF120」の生産を行うようになる。なお、FAAがジェットエンジン用に製造認定を授与するのは23年ぶりとなる。HAIの泉征彦社長は、「今回のFAA製造認定取得は、HF120におけるお客様のニーズにお応えするために、我々が取り組んできたことの大きな成果です。我々はこれからもGE Hondaをサポートし続け、お客様の満足を高めるために努力していきます」とコメントした。HF120について2013年12月13日に米国連邦航空局(FAA)より連邦航空規則のPart 33が定める型式認定を取得。クラストップの低燃費と耐久性、世界最高レベルの環境性を兼ね備え、新たなスタンダードとなるべく開発された定格推力2,095ポンドのエンジン。先進空力設計技術を盛り込んだ一体型ファンローターとカーボンコンポジット製の軽量ガイドベーン、世界最高レベルの効率・圧力比と操作性を両立する耐熱チタン製の遠心圧縮機ローター、コンパクトで低エミッションの燃焼器とシンプルな単段エアブラスト式燃料噴射ノズル、そして、最先端耐熱材料を使用した高圧・低圧タービンと空力性能を向上させるカウンターローテーティング2軸システムを備えている。
2015年03月18日ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは3月4日、ゲームエンジンUnityの最新バージョンであるUnity 5の正式版を公開した。ゲームビジネスを支援するサービスや機能が付属する有料の「Unity 5 Professional Edition」と、無料バージョンの「Unity 5 Personal Edition」の2つのライセンスモデルによって展開される。Unity 5は、物理ベースシェーダー、EnlightenによるリアルタイムGI、リフレクションプローブ等の最新機能を備えたグラフィックエンジンに、さまざまな機能を備えた高性能64ビットUnityエディタを搭載。スマートフォン、パソコン、コンシューマ機、WebブラウザやOculus Riftなどのプラットフォーム向けにUnity 5上で作られたゲームを展開できる。また、Webブラウザ向けにWebGLへ対応、iOS向けに新しいグラフィックスAPI「Metal」へ完全対応する。無償バージョンの「Unity 5 Personal Edition」は、これまで「Unity Free」として提供されてきたバージョンに従来のPro向け専用機能の大部分が加えられたもの。有料の「Unity 5 Professional Edition」は、Unity 5の全機能に加え、大規模開発に必要となるUnity Cloud Build Pro、Team Licenseなど、さまざまな開発支援のための機能やサービスが追加されたバージョンとなる。通常ライセンスは税込162,000円(2015年5月1日より税込194,400円)、もしくは月額75ドルのサブスクリプションでの提供となる。企業向けサブスクリプションプランは要問い合わせ。
2015年03月04日作家・夢枕獏の人気小説を映画化する『エヴェレスト 神々の山嶺』。日本映画史上初となるエヴェレストでの撮影に挑む本作の主演を、岡田准一が務めることが決定。すでに撮影準備は始まっており、3月よりネパールなど実際にエヴェレスト現地にて撮影を開始する予定だという。本作で岡田さんが演じることとなるのは、日本のエヴェレスト遠征チームに参加したカメラマン・深町誠。物語は、滑落事故で仲間を失い、登頂をやむなく中止せざるを得なくなったところから始まる。行き場を失い、ネパールの首都・カトマンズを彷徨っていると、骨董屋である古いカメラを発見する。それは、1924年6月8日、エヴェレスト登頂に挑みながらも行方不明となったイギリスの登山家ジョージ・マロニーのカメラと思われるものだった。マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうかという登攀(とうはん)史上最大の謎に魅せられた深町は、証拠となるカメラを追い、ひとりの男に辿り着くのだが…。その深町が行きあう、消息不明となっていた伝説のクライマー・羽生丈二役には、阿部寛が。さらに、羽生を慕っていた兄を雪山で失いながらも、彼の帰りを待ち続けている女性・岸涼子役には尾野真千子が抜擢された。岡田さんを含め、3人は本作が初共演となる。すでにそれぞれが山岳練習を積んでいるようで、全体で約4か月におよぶ撮影期間の中で、岡田さんたちも通称・エヴェレスト街道を高度順応しながら10日間かけて登り、高度6,000M付近での撮影を行う予定とのこと。岡田さんは今回の挑戦について、「原作の『神々の山嶺』は大好きな作品で、実際のエヴェレストでも撮影できるということを今から楽しみにしています。平山監督をはじめとするスタッフの皆様、初めて共演させていただく阿部さん、尾野さん、キャストの皆様ともに過酷な撮影を楽しみ、しっかり体験していきたいと思います」と意気込みを寄せている。俳優でありながら、アルピニストとしての能力も身に付けなければならないが、その世界最高峰の山に命懸けで挑むキャスト陣の今後に注目が集まりそうだ。『エヴェレスト 神々の山嶺』は2016年、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年02月19日富士重工業は17日、水平対向エンジンの生産累計1,500万台(OEM車等を含む)を達成したと発表した。これは、1966年に水冷水平対向4気筒アルミエンジンを新開発し、同年5月に小型乗用車「スバル1000」に初搭載してから49年目での達成となる。水平対向エンジンは、ピストンが左右に向き合う形で配置され、対向するピストンが互いに慣性力を打ち消し合うため、低振動で回転バランスに優れ、高回転域まで滑らかに吹き上がるフィーリングを得ることができる。また、エンジン全高が低く、車体の低重心化にも貢献し、高い走行安定性やハンドリング性能にも寄与している。スバルでは、この水平対向エンジンの特性にこだわり、長年に渡り独自に提案し続け、現在に至るまで改良を重ねて様々な車種への展開を図ってきた。また、シンメトリカルAWD(All Wheel Drive)の生産累計台数が、1972年9月に発売した「スバル レオーネ4WDエステートバン」に初搭載してから、2015年1月に1,400万台を達成したことも発表。シンメトリカルAWDは、AWDが本来持つ優れた走行安定性や走破性に加え、縦置きに配置した水平対向エンジンを核とした左右対称のパワートレーンがもたらす重量バランスの良さとの相乗効果によって、安定した高速走行と俊敏なコーナリングを実現。スバルの安全思想と走る愉しさを支える中核の技術となっている。
2015年02月17日AZAPAと戸田レーシングは1月15日、エンジン性能計測ECUの共同開発に向けて協業すると発表した。今回の協業により、AZAPAはエンジン高効率化および新制御理論の開発、代替エンジンの最適制御を進めていく。将来的には、自動車メーカーへエンジンを中心としたモデルベース開発、計測、制御の提案が可能になるだけでなく、エンジンの再利用による新たなビジネス構築も視野に、エンジンを制御できる技術を確立できると考えているという。また、開発するECUは、直噴の単気筒エンジンから4気筒エンジンまでを対象とするのに加え、代替エネルギー・バイオ燃料向けディーゼルエンジンにも利用する方針としている。なお、SoCには、ARM Cortex-A9を搭載したXilinxのAll Programmable SoC「Zynq-7000」を採用する。一方、戸田レーシングの開発用単気筒エンジンには、40年以上にわたるレース活動で培ったエンジン開発、および部品開発のノウハウが反映されている。ユーザーの高い要求とさらなる内燃焼関の進化に応えるために開発エンジン用の制御、計測システムの強化を図っていくとしている。
2015年01月15日2014年4月~9月に放送されたボンズ制作のTVアニメ『キャプテン・アース』に登場するロボット「アースエンジン・インパクター」がプラモデル化され、2015年5月にコトブキヤより発売される。価格は7,344円(税込)。「アースエンジン・インパクター」は、地球側のキルトガング迎撃用兵器の有人インパクター。アースエンジン・オーディナリーをコアとして、脚部になる「EEE01」、腹部と腕部になる「EEE02」、頭部と胸部になる「EEE03」が合体し、全高約50mのインパクターとなる。主人公の真夏ダイチが登場し、キルトガングと戦った。今回はデザイナー・コヤマシゲト氏が完全監修し、造形・可動において高い次元で立体化される。実際のキットでは、特徴的な表情平手が両手分、腕部キャノン砲展開パーツ、胸部バルカン砲展開パーツが2個ずつ付属。「アースエンジン・インパクター」の中枢ユニット「アースエンジン・オーディナリー」も付属し、四肢は軸可動する。また、最終話ラストバトルで使用した頭部砲を差し替えで再現できるほか、劇中には登場しなかった特殊ギミック腕部ビームブレード・パーツも同梱。専用ベースもあり、劇中のさまざまなアクションポーズを楽しむことができる。商品サイズはノンスケールで、約180mm。商品価格は7,344円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2015年5月を予定している。また「コトブキヤオンラインショップ」の限定特典として「オープニングイメージ メッキパーツ」が付属する。(C)BONES/キャプテン・アース製作委員会・MBS
2015年01月12日三菱自動車は、コンパクトカー「ミラージュ」に1.2Lエンジン搭載車を新たに設定したほか、従来の1.0Lエンジン搭載車も、内外装の質感向上や機能装備の充実などの一部改良を施して25日に発売した。1.2Lエンジン搭載車「1.2G」は、従来の1.0Lエンジン搭載の上級グレード「G」をベースに、1.2L 3気筒MIVECエンジン(アイドリングストップ機能付)を搭載。燃費は、JC08モード燃料消費率で25.0km/Lとなっており、エコカー減税により購入時の自動車取得税と自動車重量税が免税となる。外観では、フロントフォグランプ、サイドターンランプ付ドアミラー、15インチタイヤ&アルミホイール、可倒式ショートアンテナを採用。内装では、本革巻ステアリングホイールおよびシフトノブを採用したほか、ピアノブラック調のパワーウインドウスイッチパネルとシフトパネルを装備し、質感を高めている。「ミラージュ 1.2G」の価格は。144万5,040円(税込)。1.0Lエンジン搭載車の主な改良内容は、外観では、可倒式ショートアンテナを全車に採用したほか、サイドターンランプ付ドアミラーを「1.0G」に標準装備、「M」「S」に寒冷地仕様とのセットでメーカーオプション設定とした。また、ボディカラーに「チタニウムグレーメタリック」を追加している。内装では、「1.0G」に本革巻ステアリングホイールおよびシフトノブを採用したほか、「1.0G」「M」はエアコンパネル加飾をクロームメッキ化するとともに、ピアノブラック調のパワーウインドウスイッチパネルとシフトパネルを装備するなどして、全車で質感を高めている。ミラージュの1.0Lエンジン搭載車の価格は、118万8,000円~138万240円(いずれも税込)。
2014年12月26日○ソ連製ロケットエンジンNK-33この原稿を執筆している11月18日現在、まだ失敗の原因は断定されていない。しかし、アンタレスの第1段に使われているAJ26というロケットエンジンが原因ではないか、と疑われている。AJ26は、ソヴィエト連邦で開発、製造されたNK-33というエンジンを輸入し、アンタレス用に改修したものだ。アンタレスの第1段には、AJ26が2基装備されている。NK-33が製造されたのは今から約40年ほども前のことだ。設計が、ではない。今回のアンタレスに使われていたNK-33が、40年前に製造されたものなのだ。1960年代、ソ連は米国のアポロ計画に対抗し、人間を月に送り込むためにN1(エヌ・アジーン)と呼ばれる超巨大ロケットを開発したが、NK-33はその過程で生み出された。N1開発の先頭にいたのは、ソ連宇宙開発の父とも呼ばれる人物のセルゲーイ・コロリョーフであった。N1開発がフルシチョーフ首相から許可されたのは1964年のことだったが、コロリョーフは1958年ごろから、すでに構想を暖めていたとされる。N1は全長105m、最大直径17.0mと巨大で、打ち上げ時の質量は274tもあり、打ち上げには強力なロケットエンジンが必要であった。そこでコロリョーフは、ニコラーイ・クズネツォーフという技術者にN1用エンジンの開発を打診する。しかし、クズネツォーフと彼の設計局は航空機用エンジンの開発を専門としており、ロケットエンジンを手がけるのは初めてのことだった。なぜコロリョーフは、ロケットに関しては門外漢だったクズネツォーフを頼らねばならなかったのだろうか。それは当時のソ連の宇宙開発の内情に原因がある。当時、コロリョーフの他に3人のキーパーソンがいた。天才的なロケット技術者のヴラジーミル・チェロメーイ、宇宙ロケットよりミサイルに強い関心を持つミハイール・ヤーンゲリ、そしてロケットエンジンの専門家ヴァレンティーン・グルシュコーだ。彼らの間では多かれ少なかれ派閥争いが起こっており、特にコロリョーフとグルシュコーとの間には個人的な遺恨もあったことから、エンジンに関して協力を得ることができなかったのだ。クズネツォーフらによるエンジンの開発は1959年ごろから始まり、約10年の苦難の末、NK-15というエンジンを完成させる。N1は第1段に実に30基ものNK-15を使い、第2段にも大気の薄い環境に合わせて改造したNK-15Vを8基使う。ちなみに、アポロ計画で使われたサターンVロケットは、N1と大きさや質量もよく似ているが、第1段にはエンジンを5基しか装備していない。この差は純粋のエンジンの能力の差であり、NK-15エンジンの推力が1.5MNであるのに対して、サターンVに使われたF-1エンジンの推力は6.8MNと、4倍以上もの違いがある。NK-15は航空機エンジン屋が試行錯誤の末に完成させたエンジンであったが、F-1エンジンは予算も人材も、そして時間も十分に与えられた状態で造られたエンジンであった。N1計画が進む中で、クズネツォーフはNK-33とNK-43という、NK-15の改良型エンジンを開発した。NK-33とNK-43は、N1Fという改良型のN1で使用することを計画していたが、N1が4回打ち上げのすべてに失敗したことから、N1Fは結局造られることなく、計画はすべて中止されることになる。N1の部品は解体されるか、公園の屋根などに転用されるなどしたが、一方ですでに製造されていたNK-33とNK-43は、価値があると判断されたためか、倉庫に保管されることになった。その後、たびたび新しいロケットに使おうとする動きはあったようだが、実現することなく、約30年もの間眠り続けた。冷戦の終結やソ連崩壊、ロシア連邦の誕生を経て、1990年代中ごろに米国の技術者がこの倉庫にやってきた。NK-33とNK-43の総生産数は200基ほどとされるが、この時点で倉庫に眠っていた数は、正確には不明だ。ただ100基以上は残っていたとされる。米国ではそのうちの1基を米国に持ち帰り、試験を行った。その結果、極めて高い性能を持つエンジンであることが明らかになる。前述のようにエンジンの推力自体はF-1エンジンには遠く及ばないものの、ロケットエンジンにとっての燃費のような数値である比推力と、エンジンの推力と質量との比率が高く、その数値は世界最高で、米国でさえこれに匹敵するエンジンは開発できていない。クズネツォーフは、大推力の大型エンジンを造ることはできなかったが、小型ながら高い効率を持つエンジンを造ることには成功したのだ。そして1990年代中ごろ、米国のロケットエンジン・メーカーであるエアロジェット社は、ロシアから34基のNK-33を購入した。当時、ロシアは資金難に喘いでおり、少しでも外貨が欲しかったのだ。購入価格は1基あたり110万ドルと伝えられており、これはロケットエンジンとしては、何よりこれほどの性能を持つエンジンとしては、破格の値段だった。余談だが、当時は日本にもロシアから購入の打診が来ており、中止されたGXロケットの第1段に使うという構想もあったという。事故後の報道では、AJ26はNK-33を「改良」したエンジンだとするものもあったが、実際のところNK-33には、アンタレスに装着するために電気系統などに手を入れ、またエンジンを振って推力の方向を変えるためのジンバル機構を装着するなどの改修が行われただけで、「改良」という言葉から連想されるような、例えば米国の技術でエンジンの性能を向上させる、といったようなことは行われていない。つまりNK-33をそのまま使っているといってよい。40年来のエンジンをそのまま使うということに対しては、その間に部品が腐食するなど、劣化しているのではないかという懸念がなされてきた。40年の間の保管状態がどの程度のものであったかは明らかにはなっていないが、おそらく万全ではなかったはずである。また、今回の事故との関連は不明だが、2011年6月9日にはAJ26の燃焼試験中に、燃料漏れによる火災事故が起きている。さらに今年5月22日には試験中に爆発し、エンジンが全損する事故も起きている。後者の事故に関する詳細は発表されていないが、やはりエンジンに問題があったとされる。今回の失敗では、おそらくはエンジンのターボポンプが原因ではないかとする説が濃厚となっている。ターボポンプはその名のとおりポンプ、つまりロケットの推進剤をロケットエンジンの燃焼室に送り込む役割を持つ。燃焼室は高い圧力になるため、そこに推進剤を送り込むためには、燃焼室よりもさらに高い圧力で押し込んでやらなければならない。そのためにポンプを駆動させるタービンは猛烈な勢いで回転する。少しでも欠陥があれば、そこから爆発的に破壊が始まる。ただ、仮に部品の腐食や劣化が原因であったとしても、アンタレスに搭載される前に試験や検査を受けており、なぜそこで見抜けなかったのか、という問題もある。(次回は11月22日に掲載します)参考・・・・・
2014年11月21日米Mozillaは19日(現地時間)、米国におけるFirefoxのデフォルト検索エンジンを、GoogleからYahoo!に変更すると発表した。今後5年間、米国ではYahoo!がFirefoxのデフォルト検索エンジンとなる。Mozillaは、2004年よりグローバルのFirefoxのデフォルト検索エンジンをGoogleと契約していた。同契約は2014年で更新する必要があり、同社はこれを機に、Firefoxの検索パートナー戦略を変更。地域ごとに柔軟なアプローチを採択するとして、Firefoxのデフォルト検索エンジンをグローバルで共通化せず、国や地域ごとに新規のパートナーシップを締結した。米国では、12月以降にYahoo!の検索エンジンをデフォルトで提供。ただし、Google、Bing、DuckDuckGo、eBay、Amazon、Twitter、Wikipediaも引き続き標準搭載の検索エンジンとして提供される。ロシアではYandexがデフォルトで提供。ただし、Google、DuckDuckGo、OZON.ru、Price.ru、Mail.ru、Wikipediaも引き続き標準搭載の検索エンジンとして提供される。また、中国では従来通りBaidoがデフォルトで提供される。標準搭載の検索エンジンはGoogle、Bing、Youdao、Taobao。Mozilla Blogの該当記事には、日本に関する言及はない。検索エンジンは変更されるが、グローバル共通で、マルウェア感染の恐れがあるサイトの表示を防ぐセーフブラウジング機能、および位置情報機能は、引き続きGoogleを利用する。
2014年11月20日本田技研工業は、同社の航空エンジン事業子会社であるホンダ エアロ インク(HAI)が米国東部時間11月12日に、米国ノースカロライナ州バーリントンの自社工場において、量産型「HondaJet」にも搭載されている小型ジェットエンジン「HF120」の出荷記念式典を開催したと発表した。HF120は、クラストップの低燃費と耐久性、世界最高レベルの環境性を兼ね備え、新たなスタンダードとなるべく、ホンダとゼネラル・エレクトリック(GE)が共同で開発した定格推力2,095ポンドの小型ジェットエンジン。型式認定は、両社の合弁会社であるGE Honda エアロ エンジンズが、2013年12月に米国連邦航空局(FAA)より取得し、生産については、これまで米国マサチューセッツ州リンにあるGEの工場で行われてきたが、今後2014年末までにHAIにすべて移管される予定。技術的特長は、先進空力設計技術を盛り込んだ一体型ファンローターとカーボンコンポジット製の軽量ガイドベーン、世界最高レベルの効率・圧力比と操作性を両立する耐熱チタン製の遠心圧縮機ローター、コンパクトで低エミッションの燃焼器とシンプルな単段エアブラスト式燃料噴射ノズル、最先端耐熱材料を使用した高圧・低圧タービンと空力性能を向上させるカウンターローテーティング2軸システムとなっている。
2014年11月13日ホンダの航空エンジン事業子会社であるホンダ エアロは11月12日(米国時間)、ホンダとゼネラル・エレクトリック(GE)が共同開発した小型ジェットエンジン「HF120」の出荷開始を発表した。ホンダ エアロは同日、ノースカロライナ州バーリントンの自社工場において、地元関係者らを招待し、「HF120」の出荷記念式典を開催したというHF120は2013年12月、ホンダとGEの合弁会社であるGE Honda エアロ エンジンズが米国連邦航空局より型式認定を取得している。エンジン生産は、これまで米国マサチューセッツ州リンにあるGEの工場で行われてきたが、2014年末までにホンダ エアロにすべて移管される予定。営業やカスタマーサポートは、引き続きGE Hondaで行う。ホンダ エアロのバーリントン工場は、HF120の生産に加え、エンジン修理およびオーバーホール拠点としての機能も担うことになるため、テスト設備や建屋は、今後、生産・修理において有効活用される。
2014年11月13日ハミングヘッズは10月24日、検索エンジン「Justy Finder」の最新ニュース検索機能を強化したと発表した。「Justy Finder」は、300以上のメディアから情報検索ができる検索エンジン。追加された機能は、最新の記事の中から頻出ワードを抜き出して使用された回数が多い順に300位までランキング化するというもの。通常の検索サイトランキングは、検索窓に入力されたキーワードのランキングが多いものの、Justy Finderでは「記事内で使われた言葉」でランキング化しているため、「今の日本をカンタンに知ることができる」としている。
2014年10月30日リドリー・スコット監督が旧約聖書に綴られたモーゼの物語を基に描いたアドベンチャー映画『エクソダス:神と王』の新映像がこのほど公開になった。本作は“神になろうとした男”ラムセスと、“神に選ばれた男”モーゼを主人公にした壮大なスペクタクルを描いた作品だ。最新映像本作は紀元前1300年を舞台に、最強の王国エジプトの王家の養子として育てられるも、兄弟同然に育ったエジプトの王ラムセスに反旗を翻した男モーゼの数奇な運命を描いた超大作。ヘブライの民を救うために繰り広げられるエジプト軍との壮絶な戦いや、有名な紅海の海が真っ二つに割れる場面も登場する。『ダークナイト』トリロジー、『アメリカン・ハッスル』のクリスチャン・ベイルがモーゼ役を、“狂気の王”として彼の前に立ちはだかるラムセス役を『ゼロ・ダーク・サーティ』『華麗なるギャッビー』のジョエル・エドガートンが演じ、ベン・キングズレー、シガーニー・ウィーバー、ジョン・タトゥーロらが出演する。このほど公開された新映像では、栄華を極めた巨大王国エジプトの光景と、彼らに虐げられているヘブライの民の姿が描かれる。何不自由のない生活を送り、人々から信頼と賞賛を集めていたモーゼは数奇な運命に導かれるように、ラムセスと刃を交える。映像の後半は神が起こしたかのような災難が次々に登場し、40万の民を率いるモーゼと彼らを根絶やしにしようとするラムセスの対決と、モーゼが起こす“奇跡”が描かれる。主演のベイルは「モーゼのストーリーをどこまで描くか選ばなければならなかった。脚本を執筆したスティーヴ・ザイリアンは、本作を革命の話として捉え、彼の解釈による(革命家としての)エクソダスのストーリーとなった。だからこそ、このタイトルは“モーゼ”ではなく“エクソダス”なんだ。モーゼはとてつもない重荷を背負い、運命に抗いながら懸命に頑張る。本作は、あまりに大きなプレッシャーをかけられた男が、前へ進もうとする話にすべきだと思った」とコメント。モーゼの話は長年に渡って繰り返し語られてきたが、本作では最新の映像技術と壮大なスケールで、“新たなモーゼの物語”を描き出すようだ。『エクソダス:神と王』2015年1月30日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2014年10月29日ゼロスタートは10月27日、ブックオフオンラインが運営する公式通販・買取サイト「ブックオフオンライン」のサービスにおいて、EC向け商品検索エンジン「ZERO ZONE SEARCH」を納入したと発表した。同検索エンジンは、ECサイト内の検索で重要となる「絞り込み」と「並び替え」の設定の自由度・柔軟性を追求したもので、大規模・高負荷に対応があり、パッケージとして導入が可能となる。ブックオフオンラインでは、中古品だけでなく、新刊本や新品ソフトも取扱っており、新刊・中古を組み合わせたコミックや書籍の全巻セットを一度に購入できる「オトナ買い」機能など利便性を意識したサービスを展開。今回、同検索エンジンを導入することで、ユーザの購買体験の向上を目指す考えだ。
2014年10月28日サイバネットシステム(サイバネット)は10月15日、toorが開発したビッグデータ見える化する解析エンジン「toorPIA(トピア)」の販売開始を発表した。toorPIAは、データサイエンティストなどの専門家でなくても、データをさまざまな属性で分析し、類似性をマップ化するミドルウェアツール。解析可能なデータは、Twitter、Wikipedia、社内文章、特許などの英文・和文情報、POSデータ、各種ログ情報のほか、センサーが出力する数値データなどの非テキスト情報も含む。分析に使用する属性数に制限がないため、分析軸や仮定が定まらない段階であっても、ビッグデータの全体を俯瞰することが可能となる。これにより、膨大なデータの中から分析対象とするデータ層を発見して切り出し、他のBIツールなどでそれらのデータをより詳細に分析することもできる。また、同ツールで得ることができるマップや時刻、位置、ユーザーなどの情報の属性データを組み合わせることで、時間的な傾向や将来予測、局所性・地域性、顧客ごとの傾向などをさまざまな角度で分析することを可能にする。同ツールでは、MapReduce&KVS エンジン「maguna」を採用し、少ないサーバ台数でも高速なビッグデータ処理を可能としたほか、独自のアーキテクチャにより、従来の限界を超えたクラスタリング処理ができるという。なお、ミドルウェアであるため、データを読み込むためのプログラムや、可視化した結果を表示するためのプログラムの作成が別途必要。同社は、2~3日のトレーニングと実習でマップ化を習得し、さまざまなAPIを含む開発キットも提供する。同ツールの価格は、1サーバあたり、サポートを含む年間利用ライセンスが初年度310万円、次年度からは180万円(いずれも税別)。オプションとして提供する開発キットは、初年度が510万円で、次年度は300万円(いずれも税別)となる。
2014年10月17日日立製作所は10月14日、強い外光下においても、高い視認性を実現する小型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)用光学エンジンを開発したと発表した。これまでは、光学エンジン内にある光源のLEDから発した赤・青・緑の光を拡散板で拡散させ、混ぜ合わせることで、画面の色合いや明るさを均一にしていたが、目以外の方向にも光が逃げてしまうため、画面が暗くなるという課題があった。そこで今回、LEDが発した光を閉じ込めながら混ぜ合わせる、視認性の高い光学エンジン技術を開発した。これにより、従来の拡散板を使用した技術に対して、約8倍の光利用効率となる輝度8000cd/m2を低消費電力で実現し、外光下でも高い視認性を確保したとしている。具体的には、光の通り道となる導光路自体をトンネル形状にすることで、全反射による光の閉じ込めを行うとともに、多数の粒子状のレンズを入れ、光を屈折・拡散させて混ぜ合わせた。これにより、光の損失を抑えつつ、色合いや明るさを均一にした。また、画面を明るくするためには、より多くの光を目に届ける必要があるため、導光路から出射した光を平行なビーム状にする、特殊な形状をした非球面型の専用レンズを開発し、光の損失を抑えたという。今後は、同技術による光学エンジンを搭載したヘッドマウントディスプレイの開発を行っている日立エルジーデータストレージ(HLDS)と協力し、ユーザーと実証実験を重ね、製品化に向けた技術開発を行っていくとしている。
2014年10月15日川崎重工は10月14日、米プラット・アンド・ホイットニーと、次期リージョナルジェット機用エンジンPurePower「PW1500G」および「PW1900G」の開発・生産に「リスク&レベニューシェアリングパートナー(RRSP)」方式で参画することを決定し、契約を締結したと発表した。「PW1500G」および「PW1900G」はギアード・ターボファンエンジンで、先進ギアシステムの採用により、高バイパス比を実現し、従来機に対し16%の燃費改善、50%の騒音低減、加えて大幅なCO2・NOx削減を実現する。「PW1500G」は、プラット・アンド・ホイットニーのギアード・ターボファンエンジンシリーズ最初のエンジンとして2013年に型式証明を取得しており、加・ボンバルディアの次期リージョナルジェット機「C Series」へ独占的に搭載されることが決定している。また、「PW1900G」は「PW1500G」の派生型エンジンで、伯・エンブラエルの次期リージョナルジェット機「E190E2」「E195E2」へ独占的に搭載されることとなるという。「C Series」および「E190E2」「E195E2」は、合計500機以上の確定受注が公表されており、機体に搭載されるエンジンも既に1000台以上の受注が確定している。川崎重工は、両エンジンの開発・生産プログラムにおいて、ギアード・ターボファンエンジンの主要部位であるファンドライブギアシステム(メインギア)および燃焼器の製造をプラット・アンド・ホイットニーとともに担当する予定。同社は「エンジン開発技術力の高度化、生産基盤の強化を進めるとともに、共同開発・生産プログラムへ積極的に参加することによって、民間航空機用エンジン事業の発展に注力していく」とコメントしている。
2014年10月14日※画像は、株式会社三城プレスリリースよりメガネ同様キレイに輝く人を応援メガネのパリミキを運営する株式会社三城から、トータルエンジンケアの新ブランド『麗美人(レイビジン)』が発売された。2013年11月3日から、全国のパリミキ・メガネの三城、パリミキオンラインショップで販売を開始している。株式会社三城は、メガネ販売のイメージが強いが、今までにもスキンケアブランドの「夢美草」やスペシャルケアブランドの「麗人花」などを手掛けている。メガネだけではなく、美と健康の商品を手掛けるようになり、既に13年が経つ。ハリや乾燥など悩みの多い大人肌に新ブランド『麗美人(レイビジン)』は、「みずから輝く肌へと導く」ケアを目指す。年齢を重ねるごとに失われがちな美容成分を、「補う」「守る」「取り戻す」の3つのアプローチをすることで、うるおいとハリ・ツヤを実感できるようになる。『麗美人(レイビジン)』のラインナップは、スキンローション、美容液、クリームの3種類。効率よくビタミンCを角質層まで届けるビタミンC誘導体の「FUNCOS(ファンコス)C-IS」を配合。トラブルの多い大人肌でも、自ら輝くことが出来る肌になる事で、イキイキと輝く人生を送りたい。【参考リンク】▼パリミキコスメ▼株式会社三城プレスリリース
2013年11月11日藤田観光は、11月1日~30日、運営する椿山荘、フォーシーズンズホテル椿山荘 東京、箱根ホテル小涌園、大阪太閤園、京都国際ホテルの5施設にて、「神々の国しまね 地産品めぐり」を開催する。また、これに先駆け10月31日、椿山荘にて島根の伝統芸能「石見神楽と食を愉しむ夕べ」を開催する。同社は、2008年より全国に広がる事業拠点のネットワークを活かし、地元の名産品を紹介するイベント「ふるさと発展のお手伝い」を実施。今回は、11月1日、文京区に記念館が開館する森鷗外の生誕150周年を記念し、彼の出身地である島根県の魅力を紹介する。開催地のひとつ椿山荘は、もともとは明治の元勲山縣有朊公の別邸であり、島根県出身の森鷗外も山縣公の意向を受けて歌会常盤会の幹事となり、たびたび訪れたという言い伝えがあるゆかりの地。その椿山荘をはじめ5施設にて、「大和しじみ」や旬の鮮魚、美味しまね認証を受けた「まつなが和牛」など、 穴道湖や清流高津川、中国山地の恵みを受けた島根の、豊かな自然環境が育んだ食材を使った料理を提供する。10月31日には「石見神楽と食を愉しむ夕べ」を椿山荘にて開催。世界遺産の石見銀山は同社の前身「藤田組」が開発を行ったゆかりの地であり、その銀山がある島根県石見地方にて近世以前より続く、勇壮かつ華麗な伝統芸能「石見神楽」を間近で楽しむことができる。また、11月28日には、森鷗外記念会館から東京大学本郷キャンパスまでを散策する「秋の特別講座」も開催。森鷗外記念会事務局長・常任理事を務める倉本幸弘氏による講演や、文豪の街文京区を椿山荘ならではの視点で案内する。「神々の国しまね 地産品めぐり」ほか、各イベントの詳細は同社ホームページまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月29日ビー・エム・ダブリューはこのほど、「BMW 550iグランツーリスモ」に新開発の4.4リットルV型8気筒エンジンを搭載したと発表した。アイドリングストップ機能なども採用し、環境性能を大幅に向上させている。「550iグランツーリスモ」は、快適性の高いラグジュアリーセダン、機能性に優れたツアラー、多様性に富んだSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)の長所をあわせ持った新しいジャンルのモデルだ。新開発のエンジンはツインターボ、高精度ダイレクトインジェクション、バルブトロニックなどの最新技術を採用する。とくにターボは、2基のターボチャージャーをバンクの間に配置する画期的なレイアウトを採用し、コンパクト化を図っている。性能については従来のV型8気筒エンジンより約10%向上しており、最高出力は450PSとなっている。環境性能に関しては、アイドリングストップを新たに採用。効率的なドライブをサポートするECO PROモード付きのドライビング・パフォーマンス・コントロール、電動パワーステアリングなども採用した。これにより、JC08モードでの燃費は12.2km/リットルと、従来モデルより27%も向上している。なお、これら環境技術については、直列6気筒エンジンを搭載する「535iグランツーリスモ」も同様の改良を受けている。価格は「550iグランツーリスモ」が1,140万円、「535iグランツーリスモ」が884万円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月13日ビー・エム・ダブリューはこのほど、「BMW 650iクーペ」および「BMW 650iカブリオレ」に新開発のV型8気筒エンジンを搭載して発売した。最高出力は従来のV型8気筒エンジンより10%向上しながら、同時に燃費も25%向上している。この新型エンジンは排気量が4.4リットルで、ツインターボチャージャー、高精度ダイレクトイグニッション、バルブトロニックを新たに採用する。2基のターボチャージャーをシリンダーバンク間に配置する独創的なレイアウトで、非常にコンパクトなのも特徴だ。最高出力は450PSで従来のV型8気筒よりも10%向上。「650iクーペ」は0-100km/h加速が4.6秒で、これは従来モデルより0.3秒も速い(ヨーロッパ仕様車値)。同時に、数々の省燃費技術も採用。アイドリングストップをはじめ、効率的なドライブをサポートするECO PROモード付きのドライビング・パフォーマンス・コントロールを搭載。燃費は従来モデルより最大25%向上すると共に、「平成17年排出ガス基準50%低減レベル(★★★低排出ガス車)」を達成。「650iカブリオレ」においては、「平成27年度燃費基準」も達成している。このエンジンを搭載した「650iクーペ」の価格は1,235万円。「650iカブリオレ」は1,330万円。ハイパワーと低燃費を達成しながら、一部の装備を見直すことにより価格は従来モデルの据え置きとなっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月25日