■前回のあらすじ弟を見つけたあと間もなく、母が迎えに来ました。弟の涙の跡を見るなり事情を問いただし、怒りをしろみに向ける母。さらにユリアちゃんママに二度としろみたちに関わらないようにと言ったため、卒園までしろみが友だちに誘われることはありませんでした。同じクラスの友だちができて…その日あったこと感じたことを事細かに説明しなければならないという決まりがこの頃から追加されました。(幼稚園の頃は遊んだりお遊戯したり、やったことは大抵連絡帳に書いてあったのでそこまで聞かれなかったです)母の復讐!?そう言いながらめちゃくちゃ笑う母。体の小さな子どもの足を大の大人が踏むってどんな神経…!?次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年05月14日友達以上恋人未満な関係が続いて、決して悪い雰囲気じゃないんだけど、なかなか進展がない……。こういった場合、男性が「付き合いたい」と思うきっかけや、決め手に欠けているのかもしれません。そこで今回は、男性が女性との交際を決めるときのポイントを3つ紹介します。楽しく会話できる会話が全く弾まなかったり、話していてもあまり楽しくなかったりしては、距離感が縮まるどころか、どんどん離れていくのではないでしょうか。会話をするのが苦じゃない関係になれるかは、恋愛関係に発展させるうえで重要なポイントです。どちらか一方だけが話し続ける、テンポやタイミングが噛み合わない、最後まで話を聞かない、などが会話を行き詰まらせる原因になるもの。「何か話さなきゃ」よりも、場の雰囲気を読んだり、相手がどう感じているかを考えると「楽しく話せる子だな」と思ってもらえるでしょう。同じポイントで盛り上がれる自分が楽しい気分になっているのに、相手があまり乗り気な様子じゃなかったら、なんとなくガッカリしてしまいますよね。それは、恋愛においても同じことではないでしょうか。だからこそ、一緒に楽しく盛り上がってくれる女性に対して、男性は居心地の良さを感じ「この子とは気が合うな」と思うもの。無理に合わせる必要はないですが、楽しいときやうれしいときは素直にその感情を表現した方が、男性の心に響くはずですよ。素の自分を出せる好きな女性の前では「かっこよく思われたい」という気持ちが働く男性は多いでしょう。ただ、いつまで経ってもそういった緊張感が解けない女性とは、なかなか深い関係性にはなりにくいかもしれません。逆に、素直に「自分」をさらけ出せる女性が相手だと「ずっと一緒にいたい」という気持ちが芽生えるはず。自然と信頼関係も築いていけるし、一緒にいて楽で落ち着く相手でもあると言えるのではないでしょうか。あなたの方から心を開いて「自分」を出していくようにすると、男性も壁を感じなくなり、素を見せてくれるようになるはずですよ。一緒にいたい存在にすぐに別れるつもりで付き合う人はいないはず。気になる男性と付き合うには、一緒にいたいと思われる存在になることが重要ではないでしょうか。お互いが居心地よく過ごせる時間を作り、彼にあなたのことを強く意識させてくださいね。(山田周平/ライター)(愛カツ編集部)
2023年05月12日■前回のあらすじ親子3人で暮らし始めると、母は何をするにも必ず許可を求めてくるようになりました。また弟をひいきするところもあり、しろみはますます自分の意見を言えなくなっていきます。母の束縛方法友だちにもらった物をあんな風に捨てられて悲しいやら悔しいやらでしたが、この頃の私はぐっと言葉を飲み込むしかできませんでた。この時言われた『貴方はママの言うことを聞いていればいい』という言葉にこの先も苦しめられることになろうとは…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年05月09日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、駆けつけた教頭先生に「ソウにいじめられていた」と嘘をつきました。担任の鈴木先生が、奥さんの出産のため不在だったときに起きたトラブル。先生は、クラスの生徒たちと話し合いの場を設け、そのことについてソウのお母さんに電話で報告をしました。生徒たちにソウとレクトのトラブルについて質問した先生。生徒たちは次々に、「レクトが一方的にソウに攻撃していた」と証言しました。すると突然、叫びながら暴れだしたレクト。先生はレクトを教室から連れ出し、落ち着きを取り戻してからふたりで話をすることに。その結果として、「レクトは嘘を認めたが、ソウに対して嫉妬心や独占欲、執着があるように感じた」と、ソウのお母さんに自身の見解を伝えました。レクトについて事前に情報を集めていたソウのお母さん。その際、「娘がレクトの姉にカツアゲされそうになった」という保護者の高木さんから話を聞いていました。高木さんの話では、「レクトの姉は娘に執着していて、先生の協力のもと、ふたりを引き離した」という事件があったそう。 鈴木先生の“執着”という言葉を聞き、レクトの姉のトラブルを思い出したソウのお母さん。「レクトが謝り、ソウも許してくれたので、子どもたちの間では解決した」という先生の話に、釈然としない気持ちでいると……。 先生から驚きの提案が…! 「あのっ……」 「解決した」という鈴木先生の話に不安があったソウのお母さんが、話をしようとすると……。 「ただ、レクトの“執着”は、僕としてはとても気になっています。そこでひとつ提案なのですが、もしよかったら、レクトからソウを引き離そうと思います」 「ふたりを引き離す……!?」 鈴木先生の話に驚くソウのお母さん。しかし、頭の中でレクトの姉のトラブルが頭をよぎります。 「高木さんの話を聞かなかったら、『そこまでしなくても大丈夫です』と断っていたかもしれない。でも今は、トラブルになってはいけない家庭だとわかっているから、レクトくんには申し訳ないけど……」 ソウのお母さんは、「ソウのことを一番に考えたい」と心を決めます。 「先生、それでよろしくお願いします」 ソウのお母さんは、鈴木先生の提案を承諾するのでした。 トラブルになった友だちとはいえ、“大人が子どもたちを引き離す”という判断は、悩ましいですよね。レクトの家庭に複雑な事情がありそうなことや、レクトの姉が起こした事件を踏まえ、ソウのお母さんは、「ふたりを引き離す」と決めました。根底にある、「息子のことを一番に考えたい」という気持ちは、共感できる場合もあるかもしれません。皆さんがもし、ソウのお母さんの立場になったら、どのような選択をしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月04日「友達以上恋人未満」の関係にある方々に朗報です!この記事では、恋人になるための3つの方法をランキング形式でご紹介します。■第3位:距離を縮める友達以上恋人未満の関係にある方々は、お互いの距離感が近づくことが大切です。まずは、普段のコミュニケーションを増やすことがポイントです。LINEやSNSでのやりとりを積極的に行い、お互いの趣味や興味を共有することで距離を縮めましょう。また、会話の中で相手に興味を持ち、共感することも大切です。距離を縮めることで、お互いの気持ちも近づくはずです。■第2位:デートに誘う勇気を出す友達以上恋人未満の関係にある方々は、デートに誘う勇気を出すことが大切です。まずは、相手のスケジュールを確認し、都合の良い日程を提案しましょう。また、デートのプランを考え、相手に楽しんでもらえるような場所やアクティビティを提案することもポイントです。そして、デートの際には、相手に対して優しく接することが大切です。デートを通じて、お互いの気持ちを確かめることができます。■第1位は...第1位は、告白する勇気を出す友達以上恋人未満の関係にある方々は、最終的には告白する勇気を出すことが必要です。告白は、相手に自分の気持ちを伝えることで、恋人になるための一歩です。まずは、相手の気持ちを確かめることが大切です。相手が自分に好意を持っているかどうかを探り、その上で告白することがポイントです。そして、告白の際には、相手に対して真剣な気持ちを伝え、相手の反応をしっかりと受け止めることが大切です。勇気を出して告白することで、友達以上恋人未満の関係から脱出することができます。■まとめ以上、友達以上恋人未満の関係にある方々に向けて、恋人になるための3つの方法をご紹介しました。距離を縮めること、デートに誘う勇気を出すこと、そして告白する勇気を出すことがポイントです。ぜひ、この記事を参考にして、素敵な恋人との関係を築いてください。(Ianoiton/ライター)(ハウコレ編集部)
2023年05月04日愛カツ編集部がお届けする「愛カツ漫画」今回は、付き合う前から束縛をしてきた女性のエピソードを紹介します。気になる子と週末デートただただ予定が合うから…恋愛関係に発展しそう…彼女の態度が急変!?付き合う前から束縛のような対応をされると冷めてしまうことも…。気になる子の態度が急変し冷めてしまったエピソードでした。作画:いのくち原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています
2023年04月21日友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、駆けつけた教頭先生に「ソウにいじめられていた」と嘘をついていました。学校に出向いたソウのお母さんは、奥さんの出産のため不在にしていた担任の鈴木先生に会い、レクトとのトラブルについて相談。その話を耳にした、小学6年生のミミちゃんのお母さんに声をかけられ、ミミちゃんと同級生であるレクトの姉・メコちゃんとの間に起きたトラブルについて、話を聞くことができました。ミミちゃんはメコちゃんからカツアゲされそうになり、親に謝罪を求めたところ、高校生くらいのメコちゃんのお姉さんが訪れたそう。「この家庭に常識は通用しない」と判断したミミちゃんのお母さんは、娘の安全を守ることを優先し、先生の協力のもと、娘とメコちゃんとの関わりを一切なくすことで、トラブルを決着させました。 ミミちゃんと引き離され、荒れた生活を送っていたメコちゃん。「それが原因で、末っ子のレクトくんにも、何らかの被害が及んでいたのでは」と、ミミちゃんのお母さんは推測していました。トラブルを経験したミミちゃんのお母さんの話には説得力があり、この話を参考にしつつ、レクトとのトラブルを解決したいと考えていたお母さんは……。 トラブルが解決しないまま、学校に通う息子は… ミミちゃんのお母さんから、トラブルの経験談を聞けたお母さん。 「どうしたらいいかわからなかった自分にとって、いろいろな視点から冷静になって考えるキッカケになった」 レクトの姉を謝罪に行かせた母親のことや、「レクトは育児放棄を受けている可能性がある」と、情報通のママ友から聞いたこと……。 「とても受け止められない家庭はある。私もまた、ソウのことを一番に考えよう」 ミミちゃんのお母さんから聞いた、「ミミの安全を優先して、トラブルを決着させた」という話に、考えさせられるお母さん。 その後、帰宅したソウに、お母さんは学校での様子を聞きます。 「レクトに睨まれたりはしたけど、オレは避けていたからあまり関わらなかった」 ソウの話に安心するお母さん。 「実は今日、たまたま鈴木先生に会えたから、レクトくんとのことをちゃんと話しておいたよ。鈴木先生ね、明日すべてを明確にするって」 ソウは、「明日か……。うん、わかった!」と、覚悟を決めたような表情をするのでした。 息子が見舞われたトラブルに、親としてどう対応すればいいかわからなかったお母さんにとって、経験者の話はとても参考になりました。「いろいろな視点から冷静になって考えるキッカケになった」と話すように、何事も多角的に、視野を広げて考えることは大切ですよね。そのためにも、事実確認をすることはもちろんこと、周りの人の話を聞き、さまざまな意見を取り入れながら、情報を自分で精査することが、トラブルを解決する道しるべになるのではないでしょうか。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年04月08日幼稚園のクラス替えで、仲良しのお友だちと離れてしまった娘。しばらくして新しいお友だちができたことに、私は安心していました。しかし、いつもと違う娘の様子が気になっていたところ、幼稚園のお友だち関係で嫌な思いをしていたことを知り……。その後、どのように解決し、円満に遊べるようになったのかをお伝えします。 仲良しのお友だちとはなればなれわが家の8歳の娘は、マイペースでのんびりやさん。慎重なところもあるので、見ていてもどかしいときもあります。そんな娘が年少から年中に上がるときのクラス替えで、それまでいつも一緒に遊んでいた仲良しのお友だちグループと、ひとりだけクラスが離れてしまいました。 娘以上に不安でいっぱいになった私でしたが、その不安は的中。もともと人見知りな娘はポツンとひとりで過ごす時間が増えてしまい、担任の先生に遊んでもらうことが多くなりました。 新しいお友だちができたけれど…しばらくすると、娘から新しいお友だち、Aちゃんの名前をよく聞くようになりました。毎朝幼稚園に行くと、早く着いているAちゃんが娘のことを待っていて、娘を見つけると必ず、「なんでそんなに遅かったのー?」と、駆け寄ってきてくれるのです。 仲良しの子ができたんだな、よかったなとホッとしていたのですが……。やがて娘は、「早く幼稚園に行かないと怒られちゃう」と、朝ソワソワとするようになりました。どうやらAちゃんは強めの性格で、娘はAちゃんに怒られないように遊んでいるようなのです。 そんなこともできないの?それでもAちゃんと遊ぶこと自体は楽しいようで、娘はそれからもよく一緒に遊んでいました。心配しながらも様子を見ていたのですが、そんな矢先に幼稚園のママ友から、「娘ちゃん大丈夫?」と言われました。 それは、娘がAちゃんから、「そんなこともできないの?」と言われて泣きそうになっているのを見た、というのです。しかも、このような話を別の2人のママ友からも聞いたので、どうやら真実のようです。悩んだ末ひとまず娘には、「嫌なことは嫌と言っていいんだよ」ということを伝えました。 体操の時間に起こったこと幼稚園の課外レッスンの体操の時間でのこと。その日は縄跳びのレッスンでした。娘は縄跳びは苦手なので、それまでもAちゃんからは心ない言葉を繰り返し言われていたようなのですが、その日の娘は練習の甲斐あって、Aちゃんよりもたくさん跳べたのです。 そのときの娘が小さな声で私に言った「Aちゃんより跳べたよ!」という言葉と、満面の笑みは忘れられません。娘はやはり、ずっと我慢をしていたのです。 娘はその後、少しずつではありますが、Aちゃんに言いたいことを言えるようになり、トラブルなく遊べるようになりました。また、そのような思いを経験したことで、自分より上手にできないお友だちがいたとしてもバカにしたり、下に見るようなことはありません。自分がされて嫌なことを人にはしないようにする、という、大切なことを学べたのだと思います。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/市田スナオ ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。夫は別居中のため、完全ワンオペ育児奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年03月30日好きな相手と仲良くしているにもかかわらず、なぜか交際に至らなかった経験のある方もいると思います。なかには、現在進行形でもどかしい思いを抱えている方もいるでしょう。今回は“恋人未満を卒業する方法”について、男女の意見をもとにご紹介します。いつもとは違う自分を見せる「彼とは、付き合う前にいつも夜に会っていて、食事をしたり飲みに行ったりが多かったんです。でも、なかなかそれ以上進展しなかったので、“旅行しない?”と誘って日帰り旅行に出かけました。旅行中、私はとても楽しくて幸せな気分でいっぱい。すると彼が、“いつもと違う表情が見られてよかった。ちゃんと付き合おう”と告白してくれました」ユミ(仮名)/28歳旅行という非日常のなかで、いつもとは違う一面を見せることができたんですね。それが相手にとって、高評価につながるケースは多いのかもしれません。優先順位を一番にしない「ずっと好きだと言ってくれていた女性がいました。僕としては嬉しかったんですが、付き合うことはなく、なんとなくキープしているような状態が続いていたんです。僕が連絡すると、すぐに来てくれるような関係だったんですが、あるときからそれが変わりました。彼女が韓流アイドルに夢中になり、僕はないがしろにされるようになったんです。彼女の中で自分が一番ではなくなった気がして、引き戻したくなりましたね」カイ(仮名)/27歳好きな男性であれば、優先順位は高いもの。しかしその順位が下がってしまったことで、男性が“彼女の心を取り戻したい”と、本腰を入れる場合もあるようです。怖くても距離を置いてみる「今の彼とは、ずっと友だち関係が続いていました。ただ、私は彼のことが好きで、付き合いたいと思っていたんです。連絡も頻繁にとっていたし、交際まであと一歩…といった状態でした。あるときに友だちから、“怖いかもしれないけど距離を置いてみたら?”とアドバイスされました。助言のとおり距離を置いてみると、実際はかなり怖かったですね。連絡をとらない期間が1か月くらい続きました。このまま終わるんじゃないか…と思ったころに、向こうから連絡が来て、そこから少しずつ進展しました」セリ(仮)/27歳相手と連絡を頻繁にとっている状態に、お互いが満足してしまうこともあるはず。関係が進展しないときはいったん距離を置き、傍にいるのが当たり前じゃないと認識させることも一つの手でしょう。過去のつらい恋愛を聞いて「以前、今の彼女とほかの女性と、同時進行で遊んでいた時期があったのですが、当時はどちらとも正式には付き合っていませんでした。そんなある日、彼女と共通の女友だちと話す機会があったんです。そこで、彼女の過去の恋愛の話になりました。彼女は少し前に不倫をしていたそう。でも、彼女が悪いわけではなく、相手が既婚者だと知らずに付き合ってしまい、のちに不倫が発覚したとのことでした。“かなり辛そうだった”という話を聞いて、可哀想に思いました。同じような目に遭わせちゃいけないと思い、彼女と正式に付き合うことにしました」ジロウ(仮名)/30歳男性の“助けてあげたい”という本能が働いたパターンですね。本人が直接言うよりも、ほかの人から伝えられたことでリアルに感じられたのでしょうか。“恋人未満を卒業する方法”をご紹介しました。好きな男性と、微妙な関係を続けている方も多いと思います。今回ご紹介したような行動をとることで、関係を進展させるきっかけになるかもしれません。©nd3000/LightFieldStudios/gettyimages文・塚田牧夫
2023年03月23日好きな男性と友達以上恋人未満の関係になり、そこから抜け出せなくて悩んでいる女性もいると思います。その場合、女性側から行動を起こすことで、幸せへの道が開けることは多いようです。今回は、男性が女友達を異性として意識したきっかけを4つ紹介します。恋バナをした「恋バナとかすると、なんとなく相手のことを意識しやすい気がしますね。逆に当たり障りのない話ばっかりだと、どうやっても友達のままだと思います」(27歳男性/美容師)仲はいいのに恋愛モードに入りにくい……なんて場合は、気になる彼と恋バナをしてみるのがおすすめ。お互いの恋愛観について、ちょっと突っ込んだ話をしてみることで、彼があなたを見る目が変わり、関係進展のきっかけになるかも。2人きりの時間ができた「グループでだけじゃなく、2人きりでも会うようになると距離は縮まりますね。そのまま付き合うような流れにもなりやすい気がするかな」(31歳男性/出版)友達以上恋人未満から抜け出すうえで重要なのは、彼と2人きりになる機会を増やすこと。共通の友達とみんなで遊んでいるうちは、仲良くはなれても恋愛関係に発展させるのは難しいはず。2人だけで話したり、LINEで会話したりすることから始めて、親密な雰囲気を作ってみてください。ギャップのある姿を知った「急に色っぽい一面とかを見せられると、めちゃくちゃドキッとしちゃいます。そこから気になって仕方がなくなるっていうことも全然ありますね」(33歳男性/商社)普段とは違う姿にギャップを感じ、恋愛対象として意識し始める男性は少なくありません。いつも明るく楽しい雰囲気で接しているなら、ちょっと色気のある一面やミステリアスな部分を見せることが、心を掴むきっかけになるでしょう。新たな魅力に気付くと、同時に恋心が芽生えるケースも多いので、自分の見せ方を意識することが大切ですよ。意見をきちんと言ってくれた「意見をちゃんと言ってくれる女性だと、一緒にいてもすごく楽しいですね。お互いのことがよく分かるようにもなるので、どんどん仲も深まる気がします」(28歳男性/音楽制作)自分に合わせてばかりの女性と一緒にいても「張り合いがなくて面白くない」と感じる男性は多いもの。きちんと意見を主張し、お互いの考えを共有できる人の方が、より濃い関係を築きやすくて当然と言えます。また、恋人未満の状態で男性の言うことを一方的に聞いていると、都合のいい存在として扱われる可能性もあるので要注意です。関係性に変化をつけてみて気になる彼の女友達から恋人へと、関係性を発展させたいなら、なにかしらのアクションを起こしましょう。急に大胆なアプローチをしなくても、少しだけ今までと違う接し方をすればOK。少しずつ彼が抱く異性としての意識を強め、恋愛につながる距離感を築いてくださいね。(山田周平/ライター)(愛カツ編集部)
2023年03月18日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ある日、担任不在の教室でトラブルになった2人。突然、ソウに殴りかかったレクトですが、駆けつけた教頭先生に、「ソウにいじめられていた。殴られて頬が腫れた」と嘘を話しました。まるで自分が悪者かのような状況に困惑するソウ。その話を耳にしたお父さんは、以前、夜の公園にひとりでいたレクトに声をかけ、自宅まで送ろうとしたことを思い出します。その際レクトは、家に近づけまいと、脅すような口調でお父さんを帰らせようとしました。「闇を抱えていそうで、家庭環境が心配」と、お父さんと話していたお母さんは……。翌朝、不安そうな顔で学校へ向かうソウを送り出し、「レクトくんの情報収集をしてみよう」と動き出すお母さん。息子がトラブルになった相手の子について、何も知らないお母さんは、情報通のママ友がいつも井戸端会議をしている場所へ向かうことにしました。 ママ友に声をかけると、「あらソウくんのお母さん! 昨日はソウくん何かあったの?」とすでに噂が回っていたようで……。 情報通のママ友から驚きの話が… レクトについて情報収集しようと、情報通のママ友に声をかけると、「昨日はソウくん何かあったの?」と、すでに学校で起きたトラブルについて噂されているようでした。 「実は、ソウがレクトくんと揉めちゃって……」 「え! レクトくん、あの子かー。ちょっと変わってる子だよね」 レクトについて何か知っているようなママ友に、「どんな子なの?」と質問すると……。 「去年かな、レクトくんがうちに遊びに来たことがあったんだけど。出してないお菓子やジュースまで、探して勝手に飲み食いしちゃう感じで……」 困惑したママ友は、翌日も訪ねてきたレクトを家に入れなかったそう。 ママ友の話を聞いて、お母さんは嫌な予感がしたのでした。 友だちの家で、お菓子やジュースを勝手に飲み食いしてしまったレクト。翌日から「家で遊ぶのは禁止」と、ママ友はレクトを家に入れませんでした。相手の親を介さずに、わが子のお友だちと関わる際は、対応が難しい部分も多いのではないでしょうか。ママ友のように、遊びに来たお友だちが困惑するような行動をしたら、皆さんはどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年03月11日ある日、幼稚園からしょんぼりしながら帰ってきた5歳の娘。幼稚園で仲の良いお友だちと喧嘩をしてしまったようです。今までも何回か友だちと喧嘩して帰ってきたことはあったのですが、そのときはひたすらプンプン怒るだけで、ここまで悲しそうにしていたことはありませんでした。娘がしょんぼりしていた理由と、娘自身が考えたごめんねの方法についてお話しします。 幼稚園からしょんぼりして帰ってきた理由…ある日、幼稚園からしょんぼりしながら帰ってきた娘。聞けば幼稚園で一番仲のいいお友だちが作った木工作品を壊してしまったとのことでした。その作品は教室の棚に飾ってあったらしいのですが、遊んでいるときによろけて手がぶつかり落ちて壊れてしまったとのこと。 そして、その作品を作ったお友だちが泣きながら怒ってきたと、娘は泣きながら話してくれました。さらに話を深く聞いてみると、娘がとてもしょんぼりしているのはおお友だちが怒ってしまったからだけではなく、もっと深い理由があることに気づきました。 しょんぼりの理由は怒られたからだけではなかった!娘がしょんぼりしていた理由の1つは、お友だちに怒られたからです。ですが、それ以上にしょんぼりしていた理由がありました。それは、お友だちを悲しませてしまったということ。娘はお友だちがその作品を一生懸命作っていたのを知っており、そんなお友だちを「悲しませてしまった」のに気づいて、そのことがより一層娘をしょんぼりさせていたのです。 お友だちの心の痛みに気づき、娘がそのことに心を痛めていること。娘の行為が誰かを傷つけたことに娘自身の心も傷ついたこと。 ほんの少し前までは、もっと単純な「〇〇ちゃんが怒ったー」程度の感情しか持ち合わせていなかった娘が人の心の痛みがわかるようになり、そのことで自分の心も傷つくようなやさしい感情を持つようになったことに、娘の人としての成長を感じました。 娘が考えた「ごめんね」お友だちの作品を壊してしまった夜、娘はお友だちのために一生懸命絵を描いていました。お友だちと娘が一緒にお砂遊びをしている絵です。「明日ごめんねを言うときに一緒に渡すんだ!」と30分近く集中して描いていました。 その姿を見て、私は泣きそうに。誰に言われたわけではなく、自分で最善の方法を考えて実行している姿に、親バカかもしれませんがまた娘の成長を感じたからです。 お友だちに絵を渡して謝った結果…!?次の日、娘は前日に一生懸命描いた絵をもって幼稚園へ行きました。どうなることかと私は少し心配でしたが、幼稚園から帰ってきた娘の姿を見てすぐに仲直りできたんだなとわかりました。 なぜなら、娘がはじけるような笑顔で抱きついてきたからです。お友だちに「ごめんね」をちゃんと言えたこと、お友だちが絵をすごく喜んでくれて許してくれたことを心底うれしそうに話す娘の様子に、ホッとしました。 子どもの成長は早いです。ちょっと前まで怒る、泣く、笑う、駄々をこねるなど自分中心だった娘が、いつの間にか人の心の動きを察し共感できるようになったのです。そして、娘が問題を解決するために自分で行動を起こす成長ぶりを見て、子育ての醍醐味とはこういうところにあるんだろうなと感じました。これからも娘の成長を楽しみに子育てを頑張っていきたいです。 イラストレーター/まっふ監修/助産師 松田玲子著者:レイトン 愛加5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!
2023年02月26日「一緒に食事をしないか?」同僚が仕事終わりに、奇妙な提案をしてきた。この辺境の職場には変わり者が多いが、この同僚は格別だ。「それはどういう意味か?私の栄養摂取のタイミング、構成、摂取量も、あなたとは大きく違うはずだが」「地球人の食事、特に“レストラン”での食事という文化を再現、体験してみようと考えた。二人一緒だと、より多くの発見に富んだ体験ができると推測する」私たち調査団は、恒星標準時間で数万年前のいっとき、この辺境惑星を支配した生物を“地球人”と呼んでいる。“地球”は彼らの言語でこの惑星の名前で、絶滅生命体の社会・文化研究を専門とするこの同僚が最初に使い始めた。地球人が彼らの文明について多くの情報を残そうとした痕跡はあるが、ほとんどは失われ、彼ら自身の遺伝情報すら、すべては解明されていない。しかし先ごろ食事にまつわる多くの情報の断片が見つかり、復元された。地球人は家族のほかに“友人”、“恋人”といった独特の関係性を築く上で、栄養摂取の時間を利用したらしい。時には自宅ではなく“レストラン”――栄養を様々な形にして供し、その対価として通貨を得る、商業の一形態と推測――を利用したようで、同僚はこの発見に多大な関心を寄せている。「“レストラン”での食事は同空間での摂取と認識する。健康への影響は大丈夫なのか」「食事の前後に精密検査を行う。栄養の内容も一部復元情報から生成した素材を使用するが、私たちの体への影響を事前に検査してある。二人ずつで問題が生じなければ、ゆくゆくは複数人での実験も視野に入れている」私たちの星系では未知の病原菌が頻繁に蔓延するため、栄養摂取、激しい運動、排泄といった体液が多く飛散する行為を同空間で行うことは忌避されている。免疫遺伝子を近しくする者とも、一定の介助が必要な幼少期以降は滅多にそのような行為を共にしない。躊躇いはあったが、私は同僚の提案に応じることにした。実験への警戒心より、科学者としての好奇心が優った。復元された“レストラン”には予め同僚から教示された通り、地球の食事道具が並んでいた。空間いっぱいに不思議な“音楽”なるものが響き、同じ装飾をつけて “給仕”となった整備マシンによって、私たちの前に最初の“グラス”と“皿”が運ばれてきた。「ワインでございます」「海の幸のカルパッチョでございます」“ワイン”は一口舐めると私たちが使用する薬品と似たような味がした。しかし口の奥で嗅いだことのない、だが決して不快ではない香りが膨らみ、舌を包む感覚がある。「地球人は数種の果物や花の香りが混ざったものと形容していたようだ」「原料自体は単種の果物と認識しているが」「そうだ。たった一種類の果物を、他の生物の手を借りながら、驚くべき手間と時間をかけてこの液体に変容させていた」もう一つの皿の中身は非加熱の肉をとりどりの植物と一緒に無秩序に並べた上に、液体状の何かをかけたもののようだった。半信半疑で口に入れると冷たく奇妙な食感と香り、続いて形容し難い味の層が口中に広がった。「植物由来の調味料を、複数使っているのか」「切る以上の調理をしていない水生動物と、手間をかけて抽出した濃度の高い陸生植物由来の調味料を組み合わせている。面白いと思わないか」「なぜこんな余計な手間をかける?食材の無駄も多すぎるのでは?」私は感心するより呆れた。地球とはそんな無駄が許されるほど食べ物が溢れかえる星だったのだろうか。私たちの星では同盟星の全生命体の健康を保つべく、栄養分の生産から摂取までの工程すべてに無駄がないよう管理している。同僚はまるで本物の地球人のように、“レストラン”を楽しんでいるように見えた。地球の奇妙な道具の扱いも堂に入っている。次に“給仕”が運んできたのは「かぼちゃのポタージュ」と「牛フィレステーキの赤ワインソース」だった。同僚によれば、“牛”なる陸生動物の復元は叶わなかったので、私たちが普段摂取するXXXという動物の遺伝操作をして作り上げた肉を使ったらしい。立ち上る香りもXXXに似ているが、焼き方のせいか、ソースのせいか、いつもより強く食欲が刺激される。「地球の味がどこまで再現できているのかは不明だが、私たちの好みに近くないか?」「XXXより柔らかいのは調理法にもよるのか……このソースは最初に飲んだ“ワイン”とはまったく味が違うようだが」「肉の柔らかさは特定の部位だけを切り出しているから。ソースのワインは、素材は同じ果物でも形種と製法が違う。こちらは果物を丸ごと使うが、最初に飲んだものは皮や種を取り除く。さらにこのソースは香りの強い植物と、“牛”の骨のエキスや乳から生成した調味料を使っている」ほんのりと甘みのあるスープにも“牛”の乳は活用されているのだという。素材の無駄が多いと思ったが、必ずしもそうではないらしい。最後には「チョコレートムースとシトラスソルベ」という色鮮やかで小さな一皿と、熱い「コーヒー」が供された。遺伝操作をして復元した数種の植物の種、豆、実が、甘み、酸味、苦味となって私の中で混ざり合う。栄養の温度や味の違いは素材と製法の違いによりたまたま生じたものと考えていたが、この最後の皿で、すべて計算されたものなのだと気付いた。「一つ一つの皿の見た目、味、香り、温度や食感、咀嚼音の違いまでも楽しむ……彼らは“レストラン”の手間隙かけた食事で体の内外の感覚器官を動員させ、それを同席した者同士で共有することを目指した、というのが私の仮説だ」「感覚を共有することで関係性を築くのは、私たちの祖先と同じだな」「地球人は私たちのような同調能力を持っていなかったが故に、意思疎通の手段が原始的な言語や所作に限られていた。性別や生育環境から生じる個体差もあった。そこに相手を知りたい、近付きたいという強烈な欲求が生じ、同空間での食事によって各種感覚を共有できたとき、喜びを感じた――とは想像できないだろうか」「あなたは本当に想像力が豊かだ」「この“レストラン”実験で、あなたにも地球人の面白さが伝わるといいのだが」かつてこの星の“レストラン”で、手間隙かけて加工された栄養を通じて、より互いへ近付こうとした生物がいた。彼らにとってその行為は、多少の健康上のリスクを冒してでも行う価値があった。本当に関係性を築けたのかは不明だが、そのようにして、彼らは確かに食べ、共に生きていた。はるか遠い過去に滅んでしまった生命のひたむきさを、私はこの奇妙な同僚を前にして突如、痛切に感じた。「私はあなたに少し同調しかけているようだ。これも“レストラン”のせいか」著者プロフィール白尾悠しらお・はるか2017年「アクロス・ザ・ユニバース」で第16回「女による女のためのR-18文学賞」大賞・読者賞をダブル受賞。同作を収録した『いまは、空しか見えない』でデビュー。他の著書にNHK-Eテレ『理想的本箱』で紹介され話題を呼んだ『サード・キッチン』、実在の高齢者劇団をモチーフにした『ゴールドサンセット』がある。白尾さんオススメのお店CAFE&MORE MIYANO-YU【エリア】日暮里【ジャンル】カフェ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】根津駅
2023年02月21日同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウがレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ある日、話しかけただけで殴りかかってきた興奮状態のレクトをソウが制止していると、騒ぎを聞きつけた教頭先生が駆けつけました。事情を説明したあと、ソウが帰宅すると、先生から電話があり再び話すことに。レクトは先生に、「ソウからの嫌がらせがつらくて、机に突っ伏していた」と話していたのです。ソウは、「オレはやっていない」と先生に説明しますが、「とりあえず明日は普通に学校に来ればいいから」と電話を切られてしまいます。仕事から帰宅したお父さんに、事の経緯を説明していると、レクトの名前に覚えがあったお父さん。偶然、遅い時間にひとりで公園にいるレクトに声をかけていたことがわかりました。 お父さんが声をかけた際、相手がソウの父親だと知ると、レクトは興奮した様子で「今からソウと遊びたい!」と訴えてきました。しかしお父さんは、「今はダメ。君を家まで送っていく」と言い聞かせます。レクトは反抗的な態度で「消えろ!」などと暴言を吐いていましたが……。 家の近くまで送ると、急に少年の様子が… 暴言を吐くレクトに毅然とした態度で、「帰るんだ」と言い聞かせたお父さん。 「うぜぇ〜」と文句を言われながらも、レクトを送るため公園を出ました。 「それで? 家まで送ったの?」 お母さんが尋ねます。 「それが、普通に話してたのに、家の近くまで来たら急に……」 家が近くなると、レクトの様子が急変したようです。お父さんの話によると……。 「レクトっていうのか。珍しい名前だね」 「別に。それよりソウと遊びたかったな。ソウはかわいそうだね。自由じゃない。夜も遊べればいいのに」 「かわいそうなのは、ソウの方だと思っているのか」と、驚くお父さん。 「あ、ソウのお父さん、ここで帰って」と、ソウは突然足を止めます。 「いや、家まで送るって」。外は暗く危ないため、家まで送り届けようとするお父さん。すると、レクトは……。 「あんまり調子に乗るんじゃねぇ」 穏やかに話していた表情を変え、お父さんを睨みつけるのでした。 「夜に遊べないソウは、自由じゃなくてかわいそう」と話したレクト。一見、自由にさせてもらえるのは、子どもにとってうれしいことなのかもしれません。しかし、幼いわが子を守るのは親の役目。遅い時間にひとりで外出させないというのは、子どもを守るためには当たり前のことのように思います。今回は、ソウのお父さんに声をかけてもらいましたが、レクトの身に何か起こらないよう、“夜は家にいる”ということが当たり前になるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月14日同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウがレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ある日、話しかけただけで殴りかかってきた興奮状態のレクトを、ソウが制止。この騒ぎに教頭先生が駆けつけると、レクトは突然うずくまり、「痛い」と泣き喚きました。困惑するソウが帰宅すると、教頭先生からの電話で、「ソウからの嫌がらせがつらくて、机に突っ伏していた」と、レクトが話していたことがわかりました。ソウは、「オレはやっていない」と教頭先生に説明しますが……。教頭先生はソウの話に納得することなく、「とりあえず明日は普通に学校に来ればいいから」と電話を切りました。教頭先生の対応にモヤモヤしていたお母さん。仕事から帰宅したお父さんに、事の経緯を説明します。 すると、お父さんは以前、遅い時間にひとりで公園にいるレクトに声をかけていたことがわかりました。その際にレクトは、「ソウのお父さんなの? ソウを呼んで! 今から遊びたい!」と訴えてきたそう。そんなレクトに、「今からはダメ。こんな遅くに外にいて、君の親は心配していないの?」と尋ねると……。 暴言を吐く、息子の友達に… 「うるせぇんだよ!!ソウを連れて来ないなら、お前に用はない!」 「今からソウと遊ぶことは、オレが許さない」と毅然とした態度で拒否するお父さんに、キレるレクト。 「帰れ!オレの前から消え去れ!!」 お父さんは冷静に「うん。帰るよ」と答え……。 「だけど、君のことも家に帰すよ」 遅い時間の公園。お父さんは、「子どもひとりで帰すことはできないから」と、家まで送ろうとします。 「いやだ! オレはまだ帰らない! 消えろ!」 激昂しながら「帰らない」と訴えるレクト。 「ダメだ! 帰るんだ」 お父さんの厳しい言葉に、レクトは表情を曇らせるのでした。 レクトから暴言を吐かれても、冷静に「家まで送っていく」と告げたお父さん。遅い時間にひとりで公園にいたレクトの安全を優先しました。ソウに執着するあまり、「今は遊べない」と言って、レクトを家に帰そうとしたお父さんに対し、言動が荒くなってしまったレクト。彼にもさまざまな思いがありそうですが、小学生が遅い時間にひとりで外出しているのはとても危険です。お父さんのように、どのような状況でも子どもの安全を第一に考えたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月13日同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウがレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ある日、話しかけただけで殴りかかってきた興奮状態のレクトを、ソウが制止。この騒ぎに教頭先生が駆けつけると、レクトは突然うずくまり、「痛い」と泣き喚きました。ソソウは困惑しながらも、教頭先生に事情を説明し、帰宅。お母さんにも経緯を話していたところ、教頭先生から電話があり、レクトは「ソウからの嫌がらせがつらくて、机に突っ伏していた」と言っていたことがわかりました。「オレはやっていない」と説明したソウに対し、電話口の教頭先生は「とりあえず明日は普通に学校に来ればいいから」とひと言。お母さんが教頭先生の対応にモヤモヤしていると、お父さんが帰宅しました。 ソウとレクトとのトラブルについて説明を聞き、“レクト”という名前に引っかかるお父さん。「あ! レクト、知ってるかも!」。お父さんは、ソウと遊んでいた子どもが、遅い時間に公園にひとりでいるのを見かけ、「◯小の3年生だよね?」と声をかけていたのです。 心配で声をかけた少年の様子が… 偶然、レクトに声をかけたことがあったお父さん。 「公園にひとり? こんな時間に大丈夫?」 「あんたは……誰?」 「オレ? ソウのお父さんでーす」 その言葉を聞いたレクトは態度を一変。 「え? ソウのお父さんなの!?」「ソウはいる? ソウはどこ? ソウに会いたい!!」 「今頃ソウは家でお風呂に入っている」と答えるお父さんに、「ソウを呼んで! 今から遊びたい!」と表情を輝かせるレクト。 遅い時間に突然、「今からソウと遊びたい」と訴えるレクトに違和感を覚えながら、「今日はもう遅いから遊べないよ」と伝えるお父さん。 「なんで!? 遅くない時間は習い事があるって言われた。それなら今しか遊べないじゃないか! ソウを呼んでよ!!」 レクトは興奮した様子で、お父さんに訴えます。 「今からはダメ。君の親はこんな遅くに外にいて、心配していないの?」 お父さんの言葉に、レクトはムッとした表情を見せるのでした。 お父さんが「親は心配していないの?」とレクトを気にかけたように、小学3年生が遅い時間に出歩いていたら、心配になりますよね。そして、そんな時間にもかかわらず、「今からソウと遊びたい!」と訴えるレクトに、違和感を覚えるお父さんの気持ちもよくわかります。レクトにとってソウは“唯一の友だち”ではありますが、ソウに執着してしまう気持ち以前に、何か別の問題を抱えているのでは?と心配になってしまいますね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月12日小学3年生で、同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウがレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ある日、レクトに声をかけると、突然殴りかかられたソウ。興奮するレクトを制止していると、騒ぎを聞きつけた教頭先生が駆けつけます。すると、レクトは突然うずくまって「痛い」と泣き喚き、教頭先生はレクトを心配して保健室へと促したのでした。ソウはまるで自分が悪者かのような状況に困惑し、帰宅後に涙しながら、お母さんに事情を説明。そこへ、教頭先生から電話がかかってきました。レクトは教頭先生に、「ソウに殴られて、頬が腫れた。ソウからずっといじめにあっていた」と話していたようです。ソウから事情を聞いていたお母さんは、教頭先生に説明しようとしましたが、教頭先生はお母さんの言葉を遮り、ソウに代わるよう言ってきました。 教頭先生の対応にいら立つも、ソウに電話を代わるお母さん。電話を終えたソウの話によると、レクトは「机に打ち伏していた理由もソウのせい」と話していたようで……。 「なんで嘘をつくの!?」困惑する母 教頭先生との通話をお母さんに説明するソウ。 「レクトは、オレのせいで机に打ち伏してたって……」 「なんで? なんでソウのせいなの!?」 レクトの主張に困惑するお母さん。 「わからない……。給食前の中休みに、オレがレクトにボールを投げつけてたって」 レクトはソウに嫌がらせを受けていたことがつらくて、机に打ち伏していたと、教頭先生に話したようです。 「でも今日はボールで遊んでないし、レクトとも遊んでない」「全部レクトの嘘だと思う」 ソウの話に青ざめるお母さん。 「私が思っている以上に、レクトくんはソウに対して悪意を持っている……」 お母さんはそんなことを思い、レクトに対し恐怖心を抱いたのでした。 友だちに殴りかかろうとした自分の身を守るためか、先生に嘘をついたレクト。親が思っていた以上に、複雑なトラブルに発展しそうな予感がします。現場に教頭先生が駆けつけたときにレクトが「痛い」泣き喚いたり、「赤くなった頬はソウのせいだ」と主張したこともあり、ソウが疑われてしまうような状況です。もし子どもが、やってもいないことを先生に疑われてしまったら、皆さんならどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月09日恋愛したい時、どこに行けばいいんだろう?どこで出会いがあるんだろう?って思いますよね。あなたの星座には、あなたがキュンとするきっかけが隠されています。恋が見つかる予感はどんなところにあるのでしょうか?そこで今回は、星座別の「2月、あなたの恋が始まるきっかけ」をお送りします!■やぎ座友人から恋人へ、もしくは友だち以上恋人未満の解消へと、変化のきっかけがつかめそうです。ただの友人だったなら、きっかけは2人で出かけるだけでOK。友だち以上恋人未満なら、あなたからの告白がかなり有効です。■みずがめ座なんとなく放っておけない年下男性に目がいくようになりそうです。クールに見られることもあるけれど、基本的に面倒見の良いあなた。最初は恋だなんて思いはなく、手がかかる弟や後輩のような存在かもしれません。けれど2人の気持ちが近づくのに時間はかからないでしょう。■うお座この時期のあなたは、相手の発したほんの一言に心を動かされてしまいそうです。一目ぼれで、相手の人物像をよく見る前に、深い関係に陥ってしまうかもしれません。運命の恋かもしれないし、そうでないかも。結果は決まっていませんが、恋愛リアリティショーを夢見るのは、ほどほどにしましょう。(堀田美幸/占い師)(ハウコレ編集部)
2023年02月06日小学3年生で、同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウがレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。嫌がらせを無視していたソウですが、ある日、机に打ち伏したまま反応のないレクトが心配になり声をかけると、レクトは興奮した様子で、突然殴りかかってきました。ソウがレクトを制止していると、騒ぎを聞きつけた教頭先生が駆けつけます。すると、突然うずくまり、「痛い」と泣き喚くレクト……。その様子に教頭先生は、レクトをかばうようにレクトを保健室へ促します。まるで自分が悪者かのような雰囲気に、ソウは困惑していました。その後、教頭先生から話を聞かれ、帰宅したソウ。学校での出来事に動揺し、出迎えてくれたお母さんを前に、涙が出てしまいます。お母さんに、「レクトが突然殴りかかってきた」と事情を説明していると、教頭先生から電話がかかってきました。 教頭先生の話によるとレクトは、「ソウに殴られて、頬が腫れてしまった。ソウからずっといじめにあっていた」と、教頭先生に説明していたようで……。 先生から、息子が友だちをいじめていたように言われ… 「レクトくんが言うには、『3年生になってからずっとソウくんにいじめられている』と」 教頭先生の話に、耳を疑うソウのお母さん。 「もちろん、確定ではないですが、実際レクトくんの頬は赤く腫れていまして……」 そして、教頭先生が2人のもみ合いを見たとき、ソウがレクトを羽交い締めにしていた、と言うのです。 ソウは殴ろうとしてくるレクトを制止していただけだと知っているお母さん。 「ちょっと待ってください!!」 教頭先生に事情を説明しようとすると……。 「すみません、私は今、お母さんと話したいわけではなく、ソウくんに確認を取りたいので。電話を代わってもらっていいですか?」 お母さんの言葉を遮り、ソウに代わるように言う教頭先生。その対応に、お母さんは表情を曇らせ、憤るのでした。 レクトとのトラブルの経緯を、ソウから聞いていたお母さん。相手との主張の食い違いを先生に説明しようとするも、聞く耳を持ってもらえませんでした。学校でも、教頭先生を前にレクトが突然「痛い」と泣き喚いたことで、自分が悪いかのような状況になってしまったことに困惑していたソウ。加えて、教頭先生からはソウがレクトに嫌がらせをしていると疑っているような発言。親としては子どもから聞いた話を、しっかり先生に説明したいところです。話を遮り、子どもに代わるよう促した先生に、不信感を持ってしまっても仕方がないような気がします。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月06日誰とでも気さくに話せるソウと、友だちの輪になかなか馴染めないレクト。ソウにとってレクトは友だちの1人にすぎませんが、レクトにとってソウは唯一の友だちでした。2人の関係には温度差があり、ソウが習い事を理由にレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。嫌がらせを無視していたソウですが、ある日、机に打ち伏したまま反応のないレクトが心配になり声をかけると、レクトはいきなり暴言を言いながら殴りかかってきました。ソウがレクトを制止していると、騒ぎを聞きつけた教頭先生が駆けつけます。すると、突然うずくまり、「痛い」と泣き喚くレクト……。その様子に教頭先生は、レクトの肩を抱き、保健室へと促したのです。その後、教頭先生はソウとレクトから1人ずつ事情を聞くことに。ソウは先に教頭先生と話し、帰宅しました。 学校での出来事に動揺し、出迎えてくれたお母さんを前に、涙が出るソウ。お母さんからの問いかけに、事情を説明します。ソウはレクトから突然殴りかかられても、冷静に対応しました。しかし、教頭先生が教室に駆けつけると、まるで被害者のような態度を取ったレクト。「まるでオレがいじめていたような状況になってて……。お母さん、オレ、どうしたらよかったの?」と、ソウが困惑していると……。 学校からの電話でまさかの事態に… 自分がトラブルの加害者のような状況になってしまったことで、困惑する息子を前に、表情が曇るお母さん。すると、学校から電話がかかってきました。 「◯◯小学校の教頭です。ソウくんのお母さんですか?」 レクトがソウに殴りかかろうとして騒ぎになったとき、駆けつけた教頭先生からの電話です。 「今日、レクトくんとソウくんの2人がもめていまして。ソウくんからの聴取では、ソウくんは悪くないという話だったのですが……」 ソウは母親に説明したように、教頭先生にも、「突然殴りかかってきたレクトを制止していた」と話したようです。 「ただ……、レクトくんの頬が赤く腫れていまして。『ソウくんに殴られた』と……。『ソウくんからずっといじめにあっていた』と話してまして……」 「えええええ!?」 ソウから聞いていた話とまったく異なる内容に、お母さんは驚き、困惑するのでした。 息子ともめた友だちが、息子とはまるで違うことを先生に話していた今回の出来事。子ども同士のトラブルに大人が介入したとき、双方の主張が食い違うというのは起こりうることなのかもしれません。皆さんは、もしわが子が友だちとケンカをし、友だちの主張と食い違っていた場合、親の立場からどのように対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月05日誰とでも気さくに話せるソウと、友だちの輪になかなか馴染めないレクト。ソウにとってレクトは友だちの1人にすぎませんが、レクトにとってソウは唯一の友だちでした。2人の関係には温度差があり、ソウが習い事を理由にレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ソウはレクトからの嫌がらせに取り合わず、やり過ごしていましたが、ある日、机に打ち伏したまま反応のないレクトが心配になり、声をかけました。すると、レクトはと勢いよく起き上がり、暴言を言いながら殴りかかってきたのです。ソウがレクトの腕をつかみ制止していると、騒ぎを聞きつけた教頭先生が教室に入ってきました。2人の様子に驚く教頭先生に対し、レクトは目を潤ませ、「助けて……」と訴えます。ソウは、「俺は何もしてない。こいつが何もしないなら離すよ」と両手をあげますが、レクトは突然うずくまり、「痛い」と泣き喚きました。 その様子を見た教頭先生は、「念のため君は保健室に行きなさい」と、レクトの肩を抱き保健室へ促します。まるで自分が悪いかのような雰囲気に、悔しさで涙ぐむソウ。その後、ソウは教頭先生から事情を聞かれ、帰宅。レクトも教頭先生と話をしますが……。 殴りかかった生徒が被害者のように… ソウから騒ぎについて聞き取りをした後、レクトからも話を聞く教頭先生。レクトと対面した教頭先生は、思わず声を上げます。 「君その顔は……!? さっきのソウくんが!?」 レクトは頬を押さえ、「オレ、実は……」と意味深に話しだします。 そのころ、ソウは学校から帰宅。 「ソウ、おかえり!遅かったね!」 笑顔で出迎えるソウの母親。「習い事があるから急がないと!」とソウに駆け寄ると、ソウは唇を噛み締めながら涙していました。 「どうしたの? ソウ!? 何かあった?」 お母さんは慌てて、ソウに尋ねるのでした。 レクトに殴られそうになったにもかかわず、教頭先生に誤解されているかもしれないと、悔しさや不安な思いで帰宅したソウ。母親の顔を見て、涙がこぼれてしまいました。学校で我慢していたことも、親の顔を見ると安心感から感情が溢れ出てしまうのは、わかるような気がします。小学生といえど、親の目の届かない家の外では、さまざまなトラブルが起こることも。子どもには、家族が待っている自分の家を、「安心して何でも話せる“自分を受け入れてくれる場所”」と感じてもらいたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月02日大好きな彼氏につきまとう女友だちがいると、とても憂鬱な気分になってしまいそうですよね。今回は「彼氏を狙う女性の悪質な行為に悩まされた彼女の体験談」を2選ご紹介します…!親友と言いつつ彼を狙っていた女友だち彼の女友達が「私は彼の親友だからなんでも相談乗るからね!」と言い、彼氏に頻繁に連絡。そして「私は彼に恋愛感情ないから」と、2人きりの飲み会や遊びにも誘ってきて本当に迷惑でした。(女性/会社員)好意がバレバレなのにあつかましい!きっとその女性は彼に恋愛感情を持っていたのでしょう。彼女が嫌な思いをするのが分かっているのに、迷惑行為をやめないのはあつかましいかも…。彼としっかり話して、けじめをつけた付き合い方をしてもらうと不安な気持ちも解消できそうですね。彼にその気がないなら毅然とした態度で脈なしだと伝えてもらうのがいいかもしれませんね。彼の部屋にわざと…当時、社会人の彼の寮によく遊びに行っていました。ある日、彼の部屋のトイレに行ったときに女性物のサニタリーグッズを発見。彼に聞くと身に覚えがないと言われました。一瞬だけ彼の浮気を疑ったのですが、実は彼のことが気になっていた女友達が他の人と一緒に部屋に遊びに来たときに、私に嫌がらせをしようとサニタリーグッズをわざと置いて帰ったようです。彼は気持ち悪いと言い、やましいことは何もしていないと必死に説明してくれました。真実を確認する方法がなくて、本当に迷惑でした。(女性/専業主婦)存在をアピールしてくる迷惑な女友だち匂わせ行動をしてくる女性は多いようですが、生理用品を置いていくのは気持ち悪いかも…。それ以上疑わしい行動がなにもない場合は彼を信じてあげるのがいいのかもしれません!※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年02月01日誰とでも気さくに話せるソウと、友だちの輪になかなか馴染めないレクト。ソウにとってレクトは友だちの1人にすぎませんが、レクトにとってソウは唯一の友だちでした。2人の関係には温度差があり、ソウが習い事を理由にレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そのことを偶然、母親に知られたソウは、「奥さんの出産のため3日間不在にしている担任が戻るまで、レクトとはなるべく関わらない」と母親と約束していました。ソウは母親との約束を守り、レクトからの嫌がらせを無視していましたが、ある日、机に打ち伏したまま反応のないレクトが心配になり、声をかけました。「具合、悪いのか?」ソウがレクトに声をかけると、「うるせぇ! お前なんか消えろぉぉぉぉ!」と勢いよく起き上がり、殴りかかってきたレクト。ソウはレクトの拳をかわしますが、激昂しているレクトは収まらず、再び向かってきます。 ソウは冷静に、「なんで殴ろうとするんだよ!?」と問いながら、殴りかかってくるレクトの腕をつかみ制止するも、レクトの興奮は収まらず「絶対に許さないぞ」と叫んでいます。そんな2人のもとへ……。 止めに入った先生に、殴りかかってきた友だちは… 「騒がしいぞ!どうしたんだ!?」 殴りかかってくるレクトを制止しようと、後ろからレクトを抱えていたソウ。教室に駆けつけた教頭先生は、2人の様子を見て、「何をやっているんだ!?」と怒鳴ります。 するとレクトは目を潤ませ、「助けて……」と、教頭先生に訴えるのです。 「離しなさい!!」とっさにソウを止めようとする教頭先生。 「俺は何もしてない。こいつが何もしないなら離すよ」 ソウが制止していたレクトを離し、両手を上げると……。 「痛いぃぃぃぃぃ」 レクトは突然うずくまり、「痛い」と泣き喚くのでした。 ソウに突然殴りかかったにもかかわらず、教頭先生が現れると、あたかも自分が何かされたかのように泣き出したレクト。状況を何も知らない教頭先生からすると、泣き出したレクトが、ソウに何かをされたように感じてしまいますよね。しかし実際は、いきなり手を出したのはレクト。レクトにもさまざまな思いがありそうですが、暴力はいけません。教頭先生にはしっかり双方の話を聞いてもらい、先入観にとらわれずに判断してほしいですね。 愛すべき宇宙人さんのマンガや、日常のほっこりエピソードなどもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年01月31日誰とでも気さくに話せるソウと、友だちの輪になかなか馴染めないレクト。ソウにとってレクトは友だちの1人にすぎませんが、レクトにとってソウは唯一の友だちでした。2人の関係には温度差があり、ソウが習い事を理由にレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そのことを偶然、母親に知られたソウは、「奥さんの出産のために3日間不在にしている担任が戻り次第、相談しよう。その間はレクトとなるべく関わらない」と母親と約束しました。ソウはその通りに、レクトからの嫌がらせをやり過ごしていましたが……。ある日、レクトは友だちからの呼びかけに一切反応せず、給食も食べないで机に打ち伏していました。そんなレクトの様子に、「気にしない、気にしない」と無視しようとしますが、心配する気持ちが勝ったソウ。思い切ってレクトに声をかけます。 「具合、悪いのか?」ソウがレクトに声をかけると、「うるせぇ!お前なんか消えろぉぉぉぉ!」と勢いよく起き上がり、殴りかかってきたレクト。ソウは間一髪レクトの拳をかわしますが、レクトは「ソウ! ○ねぇぇ!」と叫びながら、再び殴りかかってきて……!? 突然、殴りかかってくる友だちを… ヒートアップしたレクトが「◯ねぇぇ!」と叫びながら振り上げた拳を、瞬時に掴むソウ。 「ふざけんじゃねぇ!」 激昂するレクトにソウは、「ふざけてるのはお前だろ!? なんで殴ろうとするんだよ!?」と冷静に問います。 しかし、興奮しているレクトは聞く耳を持たず、再び殴りかかろうとするも……。 ソウはレクトの拳を払い、腕をつかみ、制止します。 「離せ!! 絶対に許さないぞ!」 ソウが冷静に対応するも、レクトの興奮は収まることはありませんでした。 レクトに突然殴りかかられるも、やり返すことなく冷静に対応したソウ。「なんで殴ろうとするんだよ」と、相手の話を聞こうとしたのは、とてもえらいですよね。レクトは理由があって突っかかってきたのかもしれませんが、ソウは友だちが心配で声をかけただけ。突然、理不尽な出来事が起きたとき、冷静に反応することは大人にとっても難しいことですよね。皆さんは「なんで!?」と思うような、理不尽なことが起きたとき、どう対処しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年01月29日友だち以上、恋人未満だった意中の彼との何度目かのデート。お互いに両想いであることを感じており、そろそろ告白されてもおかしくないというタイミングでのデートに生理が重なってしまいました。 そして、彼から告白をされて、そのままいい雰囲気になり……。 待ち望んだデートに重なる生理 彼を好きになったのは私が先で、猛アプローチをかけていました。次第に、彼も私のことを気にかけてくれるようになり、何度かのデートを重ねあとは告白するか・されるかというタイミング。決戦だと張り切っていたデートの日に、生理が重なってしまいました。 彼といい雰囲気になることを考えていたわけではなかったのですが「決戦の日に生理なんて、タイミングが悪いな」と感じつつ、私はデートへ。 デートでは、定番の観光スポットをまわり、カップルのような雰囲気を楽しみました。そしてデート終盤「あとは、告白のみ!」とお互い意識しているのがわかる雰囲気の中で、私は彼に自宅へ誘われたのです。 彼の自宅に誘われるのは初めて。緊張の中、彼の誘いを受けると、同時に彼から待ちに待った告白が。私たちは晴れて付き合うこととなったのです。 ベッドに誘われて… そして恋人同士になった私たちはそのまま彼の家へ。するとやはりいい雰囲気になり、彼に流されるがままベッドへ……。彼に生理だと言うタイミングを逃したままで、私は脳内パニック状態でした。 「生理だ」なんて言ったら嫌われてしまうかも? せっかくのいい雰囲気を壊したくない……という気持ちもありましたが、勇気をふり絞って生理であることを告白。 すると彼は少しだけ驚いたような表情を見せたあと、私の体を温めるようにやさしく抱きしめてくれました。それだけでもうれしかったのですが、「外でのデートは寒くなかった? 体は冷えてない?」と生理の話題には触れず、自然な流れで気づかいの言葉をかけてくれたのです。 雰囲気に流されてしまうところでしたが、生理中であることを告げたあとの彼の言葉と気づかいがうれしくて、きちんと告白してよかったと思いました。この一件以降は、彼とのデートの日などに生理が重なった際は、事前に「今、生理中なの」と伝えておくように。しっかり伝えることで、彼にも残念な気持ちにはさせずに済んでいるのかなと思います。 ※生理中の性行為は、感染症などのリスクが高まります。お互いに相手を思いやり、できるだけ生理中のセックスは避けたほうが安心です。 著者/まさの作画/Michika監修/助産師 松田玲子 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター Michika横浜に暮らす中2、小4、小3の三姉妹の母。ブログやInstagramで、漫画やイラストを描いてます。
2022年12月31日交友関係が豊富な彼氏とお付き合いをしたとき、女友だちの多さに不安になることがあるかもしれません。今回は「彼氏の周りにいた厄介な女性のエピソード」についてご紹介します。彼氏と会いたがる女私と彼氏が付き合っているのを知りながら、いつも彼氏に連絡してくる女性がいました。その女性は連絡だけでなく、食事や遊びにも誘っていたのです。私の前では何事もないかのような態度をとってきたので非常識だなと思いました。(女性/主婦)どういう心境?付き合っている彼女がいると分かっていながら、男性を遊びに誘う非常識な女性もいるようです。誘われて迷惑だということを彼氏からその女性にはっきりと伝えてもらうなどの対策が必要かもしれませんね。恋愛感情なし…?昔お付き合いをしていた彼に、A子という知り合いがいました。彼はA子にまったく恋愛感情はないと言い張っていて、A子には結婚を視野にお付き合いしている彼氏がいるとのことでした。しかし、A子はたびたび私の彼に相談の電話やメールをしていたのです。電話やメールだけなら良かったのですが、夜遅い夜中の時間帯に彼の家に押しかけたこともありました。話が長引いて朝方やっとA子が帰ることもあったようです。おそらく本当に何もなかったとは思うのですが、なんだか面倒な女でした。(女性/主婦)女性の非常識な行動にイラっと結婚を視野に入れている彼氏がいるにも関わらず、人の彼氏と頻繁に連絡をとる女性もいるようです。彼氏が電話やメールで頻繁にやり取りをしているのも気になりますが、夜遅くに家に押し掛けるのは流石に非常識かも…。朝方まで彼氏の家に滞在したとのことなので、何もないとはいえ不安になってしまいますよね。彼氏の方から女性の誘いを断ってもらうなどの対策をした方が良いかもしれませんね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2022年12月27日辛かった恋の記憶は、思い出すと切ない気持ちになりますよね。今回は、辛すぎた過去の恋愛エピソードを2つご紹介します。今だから話せる恋の話、興味のある人はぜひ読んでみてくださいね。諦められなかった恋私が高校生の頃の話です。電車通学だった私は、同じ電車に乗る他校の男の子を容姿で好きになり、友達に連絡先を聞いてSNSで声をかけました。話しているうちに好きな気持ちが強くなり、彼と付き合いたいと思って告白したんです。ですが、彼には「友達以上恋人未満」と言われてしまい、友達関係のままでいることに。彼が他の女の子と遊んでいるのを見るのが辛かった私は、恋人になって欲しい気持ちが強く再び告白しましたが、付き合う段階まではいきませんでした。それからは彼の気持ちが変わるのを待ち続け、半年後無事付き合えることになったのです。当時は辛かったけど、今は私の夫でもあり、幸せに暮らしています。(女性/自営業)一途な彼女の気持ちが伝わった結果2度告白して振られても、付き合えるまでずっと待ち続けた彼女。その期間は長く辛い恋だったとしても、現在その恋が報われて幸せそうな姿を想像すると嬉しくなります。大好きだったけど長続きしなかった恋ずっと片想いしてた憧れの人と、念願叶って付き合えることに。夢のようで幸せでしたが、それまでずっと友達関係だったこともあり、恋人としては長く続きませんでした。別れたときは本当に辛くて毎日泣き続ける日々…。結局1年間引きずりましたが、今では元の友人関係に戻れて仲良くしています。(女性/パート)彼との関係を大切にしよう付き合える喜びが大きかっただけに、別れるときの辛さも人一倍大きかったはず。友達に戻って今も仲良くできるのは、彼と縁がある証拠だと思います。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2022年12月19日友だちの輪になかなか馴染めない、小学2年生のレクト。放課後の公園で友だちから「ついてくるな」と言われ、その場に座り込んでしまいました。「なんでいつもこうなんだ」ひとり悶々としていると、「具合でも悪いのか?」と男の子に声をかけられます。その少年は、同じ学校に通う同級生のソウでした。うずくまっているレクトを心配し、声をかけたソウ。レクトが「座ってるだけ」と答えると、ソウは安心した様子を見せ、「学校で見たことある!オレ、2年3組のソウ」と教えてくれました。そして、「今から鬼ごっこやるけどお前も入る?」と、レクトを遊びに誘ってくれたのです。 ひとりぼっちだったレクトを仲間に入れてくれた少年 違うクラスのレクトとソウは、学校ではまるで交流がありませんでした。しかし、放課後の公園では、ソウがレクトに声をかけてくれます。 「お前、またひとりでいるの?」 レクトを気にかけ、遊びに誘ってくれるソウ。レクトはソウのグループ入って、一緒に遊ぶようになりました。 ソウは同じ学校の同級生をたまたま見かけて、声をかけただけかもしれません。しかし、レクトにとってソウは、唯一自分をグループに入れてくれた、大きな存在になっていました。 ある日の夕方、夕焼けチャイムが鳴り、公園で解散する小学生たち。 「レクトも帰るぞ」ソウがレクトに声をかけると、まだソウと遊んでいたいレクトは、「まだ遊ぼう」とソウを引き止めます。 しかし、ソウは「オレは夕焼けチャイムが鳴ったら帰るように、親に言われてるから」と帰ってしまいました。 レクトは、帰宅するソウの後ろ姿を悲しい気持ちで見つめるのでした。 「ソウともっと遊びたい!」という、純粋な気持ちから、前のめりになってしまったレクト。親との約束を守ったソウはえらいですが、やっと仲間に入れたうれしさが溢れてしまう、ソウの真っ直ぐな気持ちを思うと、なんだか切ないですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年12月19日塾で一緒だった、おんちゃんが、とうとう三代目「ふくや」を継いだ。本人からそうLINEで届いたので、紗江子は金曜日、勤め先の文具メーカーから久しぶりにそのまま実家に帰った。玄関に土日分の着替えやコンタクト類の入った紙袋を置くなり、母との会話もそこそこに、最寄り駅の反対側から始まる商店街を目指した。十数年前、個人学習塾が終わった帰り、この時間帯は夕食の買い出しをする女性で溢れ、醤油やみりん、揚げ油のにおいが立ち込めていた。その中でも和菓子屋「ふくや」から漂う、今川焼きの香ばしさは、腹ぺこの十代の胃袋を直撃した。店の前におんちゃんと並んで立ったまま、両手に収まらないほど大きなおいなりさんにかぶりつくこともあった。今はもう、通りに音も香りもなく、駅から吐き出されたらしき人はまっしぐらに家を目指しているし、商店街の向こうからやってくる地元民は皆無だった。コロナ禍を経て、多くの店のシャッターは降りた状態で、それ以外はチェーン店かコンビニに切り替わっていた。「ふくや」だけはあの頃のままだった。緊急事態宣言の直後「ふくや」二代目のお父さんが糖尿病で倒れ、一時期はお店を閉めていた。おんちゃんは新卒からずっと続けていたアパレルをやめて調理師免許を取得、おばあさんとおかあさんといとこの大学生・マキちゃんと四人で店を開けた、と母から聞いた時は、正直、かなり厳しいのではないかと思った。紗江子自身、開発部の前は営業部が長かったせいで、商店街の個人店がなにか画期的アイデアを出しても軌道に乗るのは稀だと身をもって経験している。コラボ企画を一緒に立ち上げた地方の老舗文具店をいくつも思い出した。がらんとした店の奥から、うぐいす色の甚平姿のおんちゃんは紗江子を見とめるなり、声を張り上げた。「ごめん、シャーコ!ちょうどよかった。カウンター出すの、手伝って」 もう四年ぶりなのに、おんちゃんはこちらの顔をろくろく見もせず、売れ残ったお団子やおいなりさんや羊羹が並ぶショーケースの反対側から、細長い木のテーブルや丸椅子をいくつもひっぱりだしてきた。なにがなんだかよくわからないまま、紗江子はおんちゃんと協力してテーブルを連ね、椅子を並べた。ショーケースの向こう側には、重たく光る今川焼き用の大判焼機がひっそりと調理スペースの片隅に寄せられていた。二人が通っていた塾も今はもうなくなったせいもあって、この辺りを中高生がうろつかなくなった、と母から聞いている。「ごめん、外の暖簾、ひっくり返してきて!」おんちゃんに命じられ、紗江子は店の入り口に下がっている、「ふくや」の古びた暖簾が揺れるつっぱり棒に、爪先立ちになって手をかけた。布の後ろ側を見ると「居酒屋ふくちゃん」と真新しい発色で染め抜かれていた。おんちゃんはショーケース内のみたらし団子をすごい勢いで銀のバッドに回収しながら、早口になった。「おばあちゃんは夕方には帰ってもらって、6時からはうち、居酒屋に切り替えてるの。もうすぐお母さんとマキちゃんがインする。あ、いらっしゃいませ」振り向くと、その夜最初の客らしい、スーツ姿の中年男性がのれんをくぐっている。店は突然、形態を変えた。常連らしき会社帰り風の女性や老夫婦が次々に入ってきて、あっという間に、即席カウンターは満員となった。おんちゃんにせっつかれ、紗江子は片隅の椅子の一つに腰を降ろさせられた。じゅうじゅうと何か焼ける音と食欲をそそるにおいが立ち昇る。「はい!名物抹茶ハイと豚みたらし!」そう言って、おんちゃんは、水滴の浮かぶ翡翠色のグラスをカウンターに置き、続いて、こんがり焼けた串刺しの肉巻きのようなものが載った皿を並べた。「抹茶ハイはお菓子に使う上等な抹茶をたっぷり使っているよ。豚バラだんごは、昼間売れ残ったみたらし団子を豚バラで巻いて油で焼いたもの。チーズ挟んだやつもおすすめ」串を取り上げ、焦げ目のついた豚バラをかじると、弾力のある白玉もちと甘辛いたれがとろりと流れ出す。熱くなった口の中をなだめるために流し込んだ抹茶ハイは、澄んだ苦味で、体中に冷えた青い風が行き渡るようだった。「よくこんなこと思いついたね」思わずそう言うと、おんちゃんが「おいなりさんと抹茶ハイも合うんだよ」と得意そうだ。そのやりとりを耳にした、常連たちが誰からともなく語り出した。「私、昔からここにおいなりさんや和菓子を買いに来てるの。お酒はこれまで得意ではなかったんだけど、ここの抹茶ハイは、甘いものにもよく合って、飲みやすいのよね」「俺は逆に、酒飲みで辛党だったんだけど、ここの抹茶ハイで『ふくや』のファンになってね。昼間、きんつばを買うようになったんだよな」紗江子は目を見開いた。年々需要が減っていくボールペンの企画開発をしていると、既存の人気商品をアップデートするかもう道がないと思いがちだが、 こんな方法で新規開拓できるのか。それだけではなく、肉と餅にからみつく濃厚なたれは、初代のおじいさんと同じ味がした。「この豚みたらし、常連さんにみたらし団子が翌日硬くなったら、そうやって食べるって教えてもらったんだよね」おんちゃんは大ジョッキに自分用にビールを注ぎ、かんぱいといってこちらのグラスにぶつけてきた。紗江子の隣に座っていた同世代の女性がつぶやいた。「この辺、人通りがないから、帰り道、毎日灯りがともっているのはありがたい」暖簾越しに通りを振り返ると、確かに寂しげだったが、「ふくちゃん」の照明がアスファルトを浮かび上がらせている。何故か、塾帰りのおんちゃんと紗江子がすぐそこに立ったまま、今川焼きとお稲荷さんを頬ばっているのが見えるような気がした。「大判焼機で作るアヒージョ絶品なんだけど、どう?」と、おんちゃんが声をかけてきた。著者プロフィール@イナガキジュンヤ柚木麻子ゆずき・あさこ▼1981年・東京都のお生まれ。▼2008年、女子校での人間関係を描いた『フォゲットミー、ノットブルー』でオール讀物新人賞を受賞し、この作品を含めた単行本『終点のあの子』でデビュー。▼2015年『ナイルパーチの女子会』で、第28回・山本周五郎賞を受賞。その他、『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』『らんたん』『ついでにジェントルメン』など▼先月・10月19日には、初のエッセイ集『とりあえずお湯わかせ』が、「NHK出版」より発売されました。柚木さんオススメのお店ザ・カフェ(The CAFE)【エリア】横浜元町/山下公園【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】3,000円 ~ 3,999円【ディナー平均予算】3,000円 ~ 3,999円【アクセス】元町・中華街駅
2022年12月16日私は4人の子どもを育てており、一番上の子が小学2年生です。学校の規模が小さく、遊ぶお友だちは年齢の上の子ともよく遊びます。周りのお友だちの影響を受けて、多少の言葉づかいの変化はよくあることかなと思っていたのですが、日に日に下の子たちも影響を受けてしまい、「ザコ」「死ね」などといった聞いていて嫌な言葉や耳障りな言葉を覚えてしまいました。そこで私が気を付け始めたことについてお話しします。 言葉づかいが悪くなったきっかけは?上の子が小学校に入学して新たな人間関係の元、言葉づかいが少し変わってきました。私には言いませんが、お友だちに向かっては「はいー残念でしたー」「〇〇じゃねーし!」など。 進級してゲームを買ってからは、敵を倒すときにお友だちが「死ね、消えろ、うざい、ザコ」など言っているのを聞く機会が増えてしまっていました。カッコつけたい気持ちもあるのかなと様子を見つつ、あまりに傷つくような言い方をしたら注意していましたが、お友だちの言葉づかいには注意できないでいました。 しゃべり始めた娘までもが…多少の言葉づかいはしょうがないと思っていたのですが、5歳の次男もゲームをする際に年上のお友だちの影響を受けて「はい、ザコー!」などと叫ぶように……。 しゃべり始めた3歳の娘もお友だちが敵を倒しているのを見ながら「ちねちねー!」と言っているのを見たときに、このままではマズイ!と思いました。おそらく「死ねー」という意味はわかっていないのだと思います。けれど、だからこそ気軽にそんな言葉を使ってほしくないと思ったのです。 私からお友だちにお願いしたことお友だちがきてくれると子どもの遊び相手になってくれてとても助かっていたので、相手の子も傷つけたくないなとは思っていました。 そこで、うちにきたときに、「最近下の子たちの言葉づかいが悪くなってきてしまったの。お兄さんたちの言葉づかいを覚えてしまうから協力してもらえるかな?」と言って、特にゲーム中の言葉に気を付けてもらうようにしました。お友だちもすんなりと「わかりました! 気を付けます!」と言ってくれました。 お友だちにお願いしてからは、下の子から「死ね」というような言葉は聞かれなくなりました。また、私に注意を受けたお友だちも、他の子が乱暴な言葉づかいをすると、「言葉づかい気を付けて!」と注意してくれています。今後もお友だちとは長い付き合いになると思うので、穏便に解決できてよかったです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 REIKOイラストレーター/みいの著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2022年12月03日