赤井ヒガサの人気コミックを舞台化する『王室教師ハイネ -THE MUSICAL-』のメインビジュアルが公開された。舞台『王室教師ハイネ -THE MUSICAL-』チケット情報見目麗しいがひと癖もふた癖もある4人の王子と、その教育係に任命された王室教師ハイネの物語。舞台版は6月20日に最終回を迎えたTVアニメ版に続き9月に上演される。ハイネと4王子役はアニメ版で声を担当した俳優がそのまま続投。ハイネ役に植田圭輔、4人の王子に安里勇哉、安達勇人、廣瀬大介、蒼井翔太が出演する。公開されたメインビジュアルは原作コミックス第1巻(スクエア・エニックス刊)のカラーイラストを完全再現。美麗な世界観を垣間見ることができる。公演は9月7日(木)から10日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、9月16日(土)から18日(月・祝)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて。チケットの一般発売は7月29日(土)午前10時より。
2017年07月05日少し前の話ですが、教師の業務時間に関するツイートが話題になりました。発端となった教師の方のツイートでは、学級経営や教科指導は楽しいとしながらも「1日16時間も学校にいる今の生活は異常で、特に部活の時間は強制的なボランティアであり、体力面・メンタル面両方で辛い」と訴えています。同時に、午後10時に学校に電話かけてきて、教師がいないと怒る保護者。教師の訴えをきかない管理職等についても言及されていました。しかも、ツイート主の方はストレスで体調を崩しているようです。このツイートは拡散され、まとめも作られました。「嫌ならやめろ」「何故教師を職業に選んだの?」といった厳しいコメントも寄せられていますが、「教師の労働環境は改善しなければいけない」といった声も上がっています。■実は教師という職業は驚くほどブラック!今回のツイートだけではなく、多くの教師が過酷な労働環境におかれているようです。厚生労働省の調査によると、学校の教師の残業時間は昔と比べ異常に増えています。昭和41年度は月平均およそ8時間だったのに対し、平成18年度は、およそ42時間と、5倍以上になっているのです。残業時間の増大の背景にあるのは、特別支援が必要な生徒の増加や不登校・いじめ・虐待などの対応など、教師が対応しなければいけない課題が多様化したため。授業以外の仕事が多く、の翌日の授業の準備もままならない教師もいるようです。『福井新聞』によると、ある教師は「部活動の負担が一番大きい」とし、授業が終わっても部活動があるため長時間労働になってしまう現状を嘆いているとのこと。話題になったツイートでも部活動は問題として挙げられていました。もちろん、部活動が趣味や域外のようになっていて、負担に思わない教師がいるのも事実ですが、全ての教師が部活が好きなわけではありません。にもかかわらず、人員不足が原因で教師が強制的に部活動にかかわらないといけないことは問題でしょう。■モンスターペアレントが追い打ちをかける冒頭のツイートには多くのコメントが寄せられ、なかには「私たち親は365日24時間親という仕事をやっている。16時間学校にいるなら、残り8時間も休んでいる」「過労死してこそ聖職者だ」といったような攻撃的な内容のものもありました。一部は子どもを持った親の立場からの発言で、モンスターペアレントといっても差し支えのないものでした。過酷な労働環境で働く教師に、モンスターペアレントが追い打ちをかけています。モンスターペアレントの事例をいくつか紹介します。児童がけがをした際に「家まできて謝罪しろ!」と家庭訪問を強制。子どもが自分で壊した筆箱を持ってきて「監督不行き届きだ!弁償しろ」と怒鳴り込む。「うちの子はモデルをしているから」と言って、学校では絶対にけがをさせないという誓約書を学校に要求する。ほかには、「検尿とるの忘れたので学校でとって!うちの子一人でできないので先生が採ってあげて!」「うちの子は食が細いから給食費を少なくしてほしい」などなど……。こうした無理難題の全てに教師は対応しなければなりません。教師は「聖職者」だからと過酷な労働を強いるような方がいますが、教師は聖職者である前に人間です。普通に考えれば教師にも人権があることがすぐにわかるはずなのに、自分の子どもを中心に考えすぎて、おかしな思考に陥っているとしか考えられません。*もちろん、教師の労働環境を改善すべきという声も上がっています。インターネット上でも、「そろそろ部活動と学校切り離していく必要がある」「教師だって人間。仕事としてやっている以上疲れるし不満だって溜まる。まず自分の身があってこそだ」「くたびれた先生を見ても子どもは将来に絶望を抱くだけ」などの声がありました。文部科学省は今年度、教師の多忙な現状を解消するための施策を検討するタスクフォース(任務組織)を設置。この組織では、部活動について学校外の人材を起用する「部活動指導員(仮称)」の導入や休養日の設定を推進することなどを検討しています。教師の労働環境について、部活動の時間を削ることは確かに必要ですが、モンスターペアレントの対応もしていかなければならないでしょう。多忙なため、授業がしっかりとできない教師がいることは大問題。多くの難題を抱える教育の現場ですが、問題を持ち込んでくる保護者は一番迷惑な存在といえます。そして、公務員であってもブラックな現場は許してはいけません。そのため、まずはこういったことを理解する人を増やしていくことが大事なのではないでしょうか。(文/堀江くらは) 【参考】※教師にも休む権利をください。16時間も学校にいる今の生活は異常です。-Togetterまとめ※校務膨大で教師休み返上、悲鳴中学教師平均11時間34分勤務-福井新聞
2016年09月18日これまで、教師を目指す学生は「友達は就活始めたけど、私は最後の1年間が勝負だし……」と、この時期は周囲を見守っている人が多かったですよね。しかし、そんな教師を目指す学生たちに来年度から本格的に『学校インターンシップ』なるものが登場!一般企業に就職する学生同様、早くからの就職活動が始まろうとしています。そこで今回は、教師を目指す大学生のために『学校インターンシップ』をまとめてみました。■学校インターンシップって?学校インターンシップとは、教職を目指す学生に『教師』としての就業体験の機会を与える制度のこと。具体的には、公立の小中学校・私立幼稚園に1~2年間、「月曜日の2時間」など特定の曜日・時間に訪問し、現教員の学習指導補助や放課後の補充学習等を行います。部活動や学校行事に参加することも可能で、大学によっては30時間で1単位と単位認定もされるとのこと。一般企業が行うインターンシップの学校版で、仕事の実態を把握し、適性判断ができるようにすることが目的です。■教育実習と何が違うの?教職を目指す学生にとっては、もともと『教育実習』があります。しかし、大学3、4年のときに2~4週間の教育実習だけでは期間が短く不十分だとの指摘もあったのだとか。そこで、学校インターンシップの導入により、授業以外の部活動や行事、また事務作業などの活動の場に早くから触れることで、教員の質向上につなげる考えなのだといいます。また、教育実習は教職に就く者の義務ですが、学校インターンシップは一般企業と同じで任意です。必ず行わなければいけない、というわけではありません。既に『学校インターンシップ』などの名称で導入している大学もありますが、受け入れ態勢などを整える必要もあり、今後どのような形で定まるか注目が集まっています。■もしかしたら企業でも?近年、精神疾患で休職・退職する教師の割合が増加傾向にあります。他の職業と比べても、教師は「離職率が非常に高い職業」と言われている背景には、過酷な労働環境や生徒たちとのすれ違いなどがあるのかもしれません。高い志を持って教師という職に就くも、「こんなはずじゃなかったのに……」と理想と現実の違いに苦しみ、職を辞さざるを得ない、なんてことになってしまっては悲しいですよね。学校インターンシップの導入により、自らの適性を上手に見直す機会が与えられるのは、教師だけでなく、生徒・学校それぞれにもメリットが生まれそうです。となると気になるのが、一般企業のインターンシップについて。教職に限らず、一般企業での就職も適性はとても大事なもの。「この仕事に就きたい!」という意思は大切ですが、果たしてその職種が自分に合っているのか、それを判断するにはインターンが一番適切ですよね。同じように、一般企業のインターンシップの内容が見直されたり、期間の中長期化がはかられる……そんな日も遠くないのかもしれません。
2016年08月17日これまで、教師を目指す学生は「友達は就活を始めたけど、私は最後の1年間が勝負だし……」と、この時期は周囲を見守っている人が多かったですよね。しかし、そんな教師を目指す学生たちに、来年度から本格的に『学校インターンシップ』なるものが登場!一般企業に就職する学生同様、早くからの就職活動が始まろうとしています。そこで今回は、教師を目指す大学生のために『学校インターンシップ』についての基礎知識をまとめてみました。■学校インターンシップって?学校インターンシップとは、教職を目指す学生に教師としての就業体験の機会を与える制度のこと。具体的には、公立の小中学校・私立幼稚園に1~2年間、「月曜日の2時間目」など特定の曜日・時間に訪問し、現教員の学習指導補助や放課後の補充学習等を行います。部活動や学校行事に参加することも可能で、大学によっては「30時間で1単位」といったように単位認定もされるとのこと。一般企業が行うインターンシップの学校版で、仕事の実態を把握し、適性判断ができるようになることが目的です。■教育実習と何が違うの?教職を目指す学生にとっては、もともと教育実習があります。しかし、大学3・4年のときに2~4週間の教育実習だけでは、期間が短く不十分だとの指摘が前々からあったのです。そこで、学校インターンシップの導入により、授業以外の部活動や行事、また事務作業などの活動の場に早くから触れることで、教員の質を向上させることを目指すのだそう。また、教育実習は教職に就く者の義務ですが、学校インターンシップは一般企業と同じで任意。受け入れる学校側で態勢を整える必要もあるため、既に導入している大学では必修ではなく選択科目としているようです。今後どのような形で定まるか、注目が集まっています。■教育の質が向上するかも!元々、他の職種に比べて離職率が高いと言われている「教師」ですが、近年は精神疾患で休職・退職する教師の割合が増加傾向にありました。高い志を持って教師という職に就くも、「こんなはずじゃなかったのに……」と理想と現実の違いに苦しみ、職を辞さざるを得ない事例が数多くあったのです。学校インターンシップの導入により、自らの適性を上手に見直す機会が与えられることになれば、教師・生徒・学校それぞれにメリットが生まれそうですね。となると気になるのが、一般企業のインターンシップ。教職に限らず、一般企業での就職についても、適性があるかどうかはとても大事なものです。これを機に一般企業のインターンシップの内容が見直されたり、期間の中長期化がはかられたりすると、学生にとって選択の幅が広がりそうですね。
2016年08月17日教師の生徒への接し方や授業の内容など、保護者として学校の教師に対して不満を感じることはないだろうか。そこで今回は、マイナビニュース会員のママ限定で、「学校の教師への不満」をテーマにアンケートをとった。○子が通う学校の教師への不満を感じたことはありますか。はい 25.0%いいえ 75.0%○こういうところが不満!!・「指導方針が気に食わない。いじめ対応が甘い」(30歳 / 運輸・倉庫 / 技術職)・「子供をほめない、ヒステリー気味」(39歳 / 医療・福祉 / 専門職)・「担任には不満はないが、教員のボス(主任? )の、部下教員に指示する際の言葉が悪い。命令口調で妙に偉そう。見ていて不快だし、子供がマネしそう」(33歳 / 小売店 / 販売職・サービス系)・「元気のいい子や先生のお気に入りに注意が集中して、おとなしい子や我慢できる子がおざなりにされる」(50歳以上 / 電力・ガス・石油 / 事務系専門職)・「とにかく怒らないし、声が小さいので子供たちになめられっぱなしの先生がいた。その先生は怒らない代わりに、子供たちと遊んだり楽しいこともしたりしないのでメリハリのないクラスで半分学級崩壊していた。」(38歳 / 生保・損保 / 事務系専門職)・「自分の都合が悪くなると嘘を言って、自分が標的にしているこどもが、クラスでいじめられるようにほかの子供を誘導しているから」(40歳 / 運輸・倉庫 / 事務系専門職)様々な不満があがったが、不満を持つママに「そのことに対して具体的に行動されたことはありますか」と質問したところ、「はい」は12.0%にとどまった。少数派だがその行動内容を聞くと、「校長は教育委員会に文句を言った」というものや、「本人に言っても意味が無いので学年主任と教頭に訴えたが、無かった事にされた」といった衝撃的な告白もあった。※画像は本文と関係ありません調査時期: 2015年6月4日~2015年6月8日調査対象: マイナビニュース会員(ママ限定)調査数: 100名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2015年08月13日結婚や出産を機に家庭に入った女性が、再び社会復帰しやすい職業として近年注目を集めているのが“日本語教師”。日本語を学ぶ外国人に日本語を教える仕事だが、母国語とはいいながらも、専門知識や素養が求められる職業だ。現在のところ、日本語教師になるための明確な資格はないので、ボランティアで教える場合はいつでも始められる。しかし、日本語学校などで職業として教鞭を執る場合には、日本語教育能力検定試験の合格者であることや、日本語教師養成講座で420時間コース修了者、大学や大学院の日本語教育を専攻していることなどが求められる。一定の専門知識が必要で決して誰にでもなれるものではないが、母国語ということもあり、他の外国語よりも敷居が低く、働き方も選択できるため、いったん労働現場からリタイアした主婦が挑戦しやすく人気がある。そこで今回は、実際に出産・育児期を経て日本語教師として社会復帰した女性に、日本語教師の魅力を訊ねた。○日本語教師になる気はなかった!?お話を伺った女性は、現在、東京中央日本語学院(TCJ)で日本語教師を務める増渕直子さん。2013年4月に長男が高校生になり寮生活を始めたことから、自由な時間が増え、TCJで1年間の日本語教師養成講座に通い始めた。そして、コース修了後の2014年4月から日本語教師として非常勤講師として勤務している。養成講座修了後からすぐに日本語教師としての就職口が決まるなど、とんとん拍子に見える増渕さんだが、実は外国人にボランティアで日本語を教えていた期間が長い。「今から10年以上前なのですが、2003年に長男が小学生になったのを機に、NPO法人JCAで日本語を勉強する外国人のお手伝いをボランティアで始めました。たまたま地元で日本語を教えるボランティアのための無料講座の募集があるのを見掛けて。多数の応募があったようですが、ラッキーなことに受講者の枠が得られたんです。そして、そこで出会った先生に近所の図書館での週1回のボランティアに誘われて。長男が中学を卒業するまで、そこでずっと日本語を教えるボランティアを続けていました」とはいえ、当時の増渕さんは日本語教師として本格的に社会復帰をするということはあまり頭にはなかったという。「長男が高校に入学して寮生活になったのを機に、TCJの日本語教師養成講座に通い始めましたが、再就職というよりも日本語を教えるための勉強をもう一度体系的にしたかったというのが動機です。だから、またボランティアに戻るくらいのつもりだったんです」と増渕さん。実際には、養成講座の修了時に、TCJで偶然求人があったことや、同期の友人に誘われたこともあり、軽い気持ちで応募したところ、採用が決まったとのことだ。そんなまるで流れに身を任せるように現在のポジションに辿り着いた増渕さんだが、そもそも日本語教師に関心を持ったのは意外なキッカケだという。○英語が好きだった「一番最初はどちらかと言うと英語が好きだったので、英語のほうを一生懸命勉強していたんです。大学時代にニュージーランドへ旅行した際にとても日本語が上手な現地の人に出会いました。そして『どうしてそんなに日本語が上手なの?』と訊ねると、ニュージーランドにある日本語の専門学校で勉強をしていると。その時に日本語教師に興味を持って、帰国後に早速日本語を教えるための養成コースを2カ月間受講しました。ただ、当時の日本語教師は待遇面などで安定した職業とはいえず、卒業後は外資系メーカーに就職して秘書をしていました」そんな増渕さんだが、大卒で就職した企業はわずか1年間で退職する。「卒業後に就職した会社では、秘書の見習いで、私にとってはとにかくつまらなかったんです。外資系企業なので、もっと英語を使って仕事ができるのかなと思っていたんですが、事務的な作業が多く、私には向いていなかったんですね。それでもう少し英語力をつけたいと思い、1年で辞めて、半年間、イギリスで語学学校に通いました」そして、その後は、以前実家にホームステイしていたスイス人の友人を訪ねて1カ月ほど一人旅をした後に帰国。帰国後は英会話学校に就職し、受付秘書業務に従事し、約2年後に結婚退職。後にご主人の転勤でアメリカに転居することになり、ここでまた日本語教師という現在の経歴に結びつく転機が訪れる。「主人の仕事の関係で、アメリカのメリーランド州で過ごしたのは1年間だけだったのですが、せっかくなので、大学の夜間コースでアメリカの歴史を学んだり、ボランティアによる困っている学生対象の英語コースを受講したりしていました。先生たちが自宅に招待してくれたりもするので、アメリカ人の一般生活を知る機会にもなりました」と増渕さんは振り返る。さらにその後は日本で長女を出産した後、3年後に転勤で今度は香港へ。約2年後に長男を出産した後、翌年に日本に帰国し、しばらくは育児中心の生活を過ごしていたそうだ。○日本語を教えることは"恩返し"このように学生時代から英語や外国に興味があり、さらに留学やご主人の転勤で海外と日本を行き来する生活が続いた増渕さんだが、最初、ボランティアというかたちで日本語を教える手伝いを始めたのには、次のような想いがある。「自分が海外にいたときに、ボランティアの方々に英語を教えていただきました。他にも、海外でいろいろ親切にしていただいていたので、その恩返しをしたい気持ちが強いんですよ。日本語教師養成講座に通っていた仲間の中にも、やはり海外で外国人にすごく助けてもらったから恩返しをしたいっていう人が多くいましたね。なので、日本で困っている外国人の方々をサポートできたらなぁという思いが自然とありました」と、日本語教師への道のりを振り返る増渕さんだが、専業主婦として育児に専念した経験が日本語教師として活かされることも多いと語る。「日本語教師に限らず、やはり子育て経験は"人に何かを教えること"に活かされると思うんですよね。お料理教室でも何でもいいのですが、何かを教えるっていうのは特に女性は向いているのかもしれない。子育てによって忍耐もつきますし、励ましたりとかもね。反対に、学生とのつきあいから子どもとの関係もちょっと勉強になることもあります。娘と同じぐらいの年齢の学生もいますし、今の若い人たちがどんなふうに考えているのかというのも理解できたり。若い生徒と接触することで、若さを保つこともできます(笑)」○主婦に向いている職業また、日本語教師は主婦にとっては家庭と両立しやすい職業とのこと。「企業に勤めて、毎日働いて、朝から晩までの仕事というのは私にはちょっと無理でした。もちろん、出産前に仕事をバリバリやっていた方だったら、子育て期間中2年ぐらい休んでもまた復帰が可能だと思うんですけど、私みたいに緩やかなことをして、子育てをして、また社会復帰という場合には企業勤めでというのは難しいんです。その点、日本語教師は、主婦業をしっかりやりながらできる責任ある仕事です。それでいて自己実現にもなります。やはり、誰かのお母さん、奥さんという役割りだけではなんとなくさびしいし、もったいないですよ。一度家庭に入った方でも実践を重視している日本語教師養成コースを修了すれば先生になれます。私でもできたんだから大丈夫です。あとは本当に好きかどうかですね」と増渕さん。まさに“好きこそものの上手なれ”を地で行っているような増渕さんだが、日本語教師1年生としての実際の生活について次のように話してくれた。「日本語教師って学校だけでなく家での作業が結構あるんですよ。主に授業の準備です。慣れてくれば楽になるんだと思いますが、まだ1年目の私には、勉強しないといけない事もたくさんあるので大変です。とはいえ、ちょこちょこと空いた日常の隙間時間にもできるのでそんなに負担にはなりません。私なんかは犬の散歩をしながら『明日の授業では、どんな文章を使おうかな~……』とか考えたり」○日本語教師の魅力そんな日本語教師1年生として奮闘中の増渕さんだが、日本語教師の魅力について「やはり学生が理解してくれキラキラと目を輝かせるときが一番うれしいです」と明かす。さらに、「あとはちょっと大きなことを言っちゃうと、例えば日本と外国との関係が悪くなったときでも、その国の生徒たちに、微力ながらも日本の良さを伝えることで、日本に対して良い印象を持ってくれれば、そういうのが積み重なって国同士の関係もよくなるんじゃないかなと思うんですよ。年とともにだんだんと自分が生きているからには何か世の中の役に立たなければという気持ちが強くなるものなので、それを実現できるというのも魅力に感じます。それに日本語というのは学んでみるとすごく奥が深くて母国語とはいえ難しい。日本人でも知らないことがたくさんあって興味深いです」と話した。増渕さんは日本語教師という現在のお仕事をまずはご主人が定年退職を迎えるまでのあと10年ぐらいは続けたいとのこと。「10年間、何かを継続的にやると達成感があると思います。とりあえず、節目として10年と考えていますが、日本語教師に定年はないようですから……。途中くじけそうになるときもありますが、好きなことだから頑張れるので、細く長く続けていけたらと思います。これは、日本語教師に限らないことですが、これから何かをスタートしようと検討している方は、それが本当に好きかどうかをもう一度考えてみてください。好きなことならあとはどうにかなると思います」と、専業主婦から再度社会復帰を考える人にアドバイスを送ってくれた。
2015年03月16日中高生向けのプログラミングキャンプやスクール事業を手がけるライフイズテックは2月23日、全国の中学校と高校の教師を対象に、授業支援プログラム「TECH for TEACHERS」を3月14日より開始すると発表した。「プログラミングを学べる最先端のIT教材」を簡単に授業に取り入れられるようになる。参加者は、同プログラムに登録すると、iPhoneアプリ開発コース30本とWEBデザインコース30本のすべての動画教材を無料で利用できる。また、同プログラムの映像教材は、リクルートマーケティングパートナーズと協業し、同社が運営するオンライン予備校「受験サプリのコンテンツとして、情報科を受け持つ教師だけでなくIT教材に興味のあるユーザーに無料で提供される。プログラムは、5分ほどの映像を中心に構成され、映像教材とオリジナル教科書による実習を交互に組み合わせ、映像で指示されたことを実際に手元で体験することで、個人のスピードに合わせて授業を進行できる仕組み。オンラインで無料の映像教材を提供するので、簡単に「最先端のIT」授業をサポートする。プログラミング経験のない先生が、内容を理解して生徒を導くための補助資料や、IT教育の経験豊富なスタッフによる相談も無料で提供する予定だ。事前登録の受け付けは、2月23日より、特設サイトを通じて行う。
2015年02月24日(画像はプレスリリースより)完全成果保証!株式会社FiNCは、完全成果保証のオンラインダイエット家庭教師サービス「REPUL」を開始します。専用アプリやskypeを使用して、ダイエットのサポートを「家庭教師」から受けることができます。最新テクノロジーの使用本サービスでは、ダイエットを一時的なものに終わらせずに、効果を維持することを重視したサービスを目指しています。60日間での目標達成とともに、体重の維持のためのサポートをおこないます。その方法は、従来の管理栄養士による食事習慣・生活習慣の見直しに加え、最新テクノロジーの力を使用するというものです。遺伝子や血液などの検査サービスなどもあり、より個人の体質にあった、サポートプログラムをつくりあげていきます。利用するユーザは、日々の食事・運動などの報告を専用アプリでおこない、それをもとに家庭教師がサポートしてくれます。さまざまな特徴本サービスでは、これらの他にも「食べてはいけない食品、一部の栄養を抜くなどの制限がない」「全国200カ所のスポーツクラブやクッキング協会との連携」など、独自の特徴があるようです。サービスのスタートは2014年3月1日。価格は198,000円。【参考サイト】▼ドリームニュース▼株式会社FiNC
2014年03月07日自宅に訪れてマンツーマンで勉強を教えてもらう家庭教師の先生。少子化などが問題となっている昨今では、需要というのは以前と比べてどう変わっているのでしょうか?大手家庭教師派遣会社である『家庭教師のトライ』の森山真有さんに、家庭教師のニーズの変化や、最近の家庭教師の指導方法はどうなっているのか、など伺ってきました。■家庭教師のマーケットの増減は?――家庭教師の需要というのは以前と比べると増減はどうなっていますか?例えば10年前と比べた場合はどうでしょうか?森山さん 学校外教育全般のマーケット全体で考えると「家庭教師のマーケット」というのは、10年前よりやや小さくなっているかもしれませんね。――その理由は何でしょうか?森山さん 家庭教師や個別指導などの学校外教育全般のマーケット規模そのものが、少子化などに準じて減少していることがまず挙げられます。また、2002年の『学習指導要領の改訂』により「勉強しなくても進学できる」状況が数年続いたことにより、個別指導までしなくても良いと考える方が増えた可能性もあります。ただ、再び指導要領が変わり、今は逆の現象が起き始めています。――少子化だけでなく、学習指導要領の改訂も影響しているのですね。森山さん また、10年前はごく少数だった「個別指導」が大きく伸びていることも、要因と言えます。現在の学校外教育全般のマーケットは約9,000億円と言われていますが、その半分近くを個別指導が占めるようになっています。――なるほど。ということは、家庭教師の需要が下がっていると言うよりも、「個別指導」が大きく伸びたことでシェアの割合が変化したとも言えるんですね。森山さん そうですね。集団塾のシェアが最も低下していますが、家庭教師ニーズの一部が個別指導塾に転化していると思います。――少子化や学習指導要領の改訂などで一度は下がってしまった家庭教師のマーケットですが、今後はどうなりそうですか?森山さん 先ほど少し触れましたが、2011年の学習指導要領の再改定の影響で微増していると思います。なお当社ではここ3年は生徒さんの数が16%前後増えています。――なるほど。ここ数年は回復傾向にあるのですね。■生徒それぞれに合った指導を――家庭教師の先生の教え方というのは、以前と比べるとどう変わってきているのでしょうか?森山さん 一昔前ですと、家庭教師というのは生徒の横についてわからない問題があれば教えて解かせての繰り返し、というのが多かったと思います。これでは成績のいい生徒の場合は先生はほとんどやることがなく、苦手科目を持つ生徒も分からなかった問題の解き方だけを聞いたところで、根本解決しませんから「家庭教師の先生に教わった範囲の類題をテストで解けなかった」ということも起こります。――なるほど。森山さん また、学生さんたちに何も指導せずに家庭教師をやらせると、生徒に対して自慢気に教える人が多いですね。――「俺、この問題解けるぜ?」みたいな感じですか?森山さん そういうことです。これは昔も今も変わりません。自慢気な教え方をされると、子供は理解していなくても「わかった」と言わざるを得なくなりします。家庭教師の本来の役割は、「苦手の起点を見つけること」「勉強のやり方やコツを教えること」「できなかったことができた時に褒めてあげて成功体験を積み上げてあげること」です。トライでは、その辺りを指導に当たる前に家庭教師にたたき込んでいます。――トライさんでは、生徒に対してどんな指導をしているのですか?森山さん まずは「どこがわかっていないのかを見つけ出してあげる」ことです。家庭教師の授業というのはレントゲン写真のようなものだと思います。集団授業で身につかなかった部分を見つけ出し、そこを直してあげる、と。――生徒数の多い学校の先生だと、そこまで気が回らないですよね。森山さん のような細かいことは1対1の家庭教師にしかできません。分からないの起点に戻って丁寧にやり直し学習をすることで苦手が解消し、学力の向上につながります。――これまで苦手だった箇所がわかるようになれば生徒本人も楽しくなりますよね。森山さん 「学んだ内容を説明させる」という学習も行っています。物ことを理解するには人に説明させることが一番だと思うんですね。例えばカラオケの場合、よく聴いている曲だけどいざ歌ってみるとサビしか歌えなかったり細かい部分がよくわからなかったりしますが。何回か歌えばいろいろわかってきます。同じように、学んだことを説明させることで、学習内容が頭の中が整理され、まとまっていくんです。――アウトプットさせることで理解を深まらせているのですか。森山さん また、「学習でつまずいた時にどうするか」アドバイスしてあげるのも大ことです。最近の子は、どこかでつまずくとそこでやめてしまう傾向があります。例えば、問題集をやっていて2番目の問題がわからないと、それ以降の問題もやらなくなってしまう。そういった生徒には「10分考えてわからなかったらポストイットを貼(は)って次の問題に行くように」と一言指示するだけで次に進むんです。そういうちょっとした勉強のコツを教えるだけでも成果が目に見えて出てくることが多いのです。――細かなケアをしてあげることで生徒のモチベーションも変わりますね。森山さん 学習法もそうですが、そうしたアドバイスやケアの方法も生徒それぞれで異なります。トライでは生徒の性格を9つのタイプに分け、それぞれのタイプに合わせた接し方や指導を実施しています。これは「性格別学習法」と呼ばれるものです。生徒の長所や短所、また価値観などを考慮し、より適切で効果的な指導を行っております。――性格も生徒さんそれぞれで違いますし、本当に細かい部分まで徹底した指導をしているんですか……。一昔前の家庭教師の世界ではなかったことですよね?森山さん 生徒の個性やタイプなどを心がけている先生はいたかもしれませんが、大半はただ教えるだけだったでしょう。――そう考えると、いまの生徒さんたちは本当に恵まれていますよね。家庭教師の需要は2002年を境に減少したが、近年は増加の傾向にあるようです。また指導方法も、生徒それぞれに合った教え方をしてくれたり、細かいケアをしてくれたりと、一昔前とは大きく変わっています。家庭教師の世界も大きく変化しているようですね。(貫井康徳@dcp)【家庭教師のトライHP】
2013年02月01日