「あれ? この傷は?」。何のけがだったのかを覚えていないくらい古い傷痕。傷痕って1年くらいで消えるものではなかったかしら。こんなに治らないものだったかしら……。そういえば、最近ボディケアもサボり気味。改めて全身をチェックすると、じっくり見ることの少なかった膝下にたくさんの古傷! どうしたらこの手強そうな傷痕が消えるのか!? 調べて実践してみました。これも老化?思い出せない古い傷痕がいっぱい!ある日、ふと手を見て気付きました。「これ、いつできた傷だろう……」。手の甲の真ん中あたりに2cmくらいの赤茶色の傷痕があるのです。割と大きなものなのにいつできたのか、理由がさっぱり思い出せません。それならと膝下のふくらはぎ辺りをチェックしてみて、自分の体ながら改めてびっくり。大小、濃淡さまざまなの治り切っていない傷と傷痕とがあるではありませんか。治り切っていない傷で多いのは虫刺されと、飼い猫がじゃれついた爪痕とらしきもの。傷痕で大きいのは、年がいもなく転んだときのもの。あれは3年前の運動会のはず……。え、3年前の傷がまだこんなに色濃く残っているなんて……。丁寧なボディケアなんてここ数年怠っていたとはいえ、それにしても長く残り過ぎではないかしら。治った傷も茶色いシミのようになっていて、消えていきそうな様子ではないのも気になります。私は不思議に思いました。若いときは転んだ傷も虫刺されもすぐに消えていたのに……。これも老化なのかしらと。老化で傷痕が残りやすくなる理由を調べてみたネットで調べてみたところ、予感は的中。傷が治らないのは肌老化のサインであるとのことでした。肌に傷を負った状態とは、皮膚の組織が壊れた状態。人間の体はけがをしても再生機能があるそうなのですが、その能力が加齢とともに低下し、傷が治るまでに時間がかかるというのです。さらに、年齢を問わず傷が治るときに色素細胞が刺激され、メラニン色素によって色素沈着が起こることがあるそうなのですが、加齢により肌の新陳代謝が落ちると沈着した色素の吸収が遅くなり、いつまでも傷痕が残るのだそう。また傷痕になってしまったところは保湿、血行促進、抗炎症の作用があるヘパリン類似物質が含まれた外用薬を使用すると良いとありました。助けて「ヘパリン類似物質」!ヘパリン類似物質が入った治療薬は皮膚科でも処方はしてもらえるそうですが、私は町中の薬局で買いました。ネット通販でも売っていました。私が選んだのは「メンソレータム アトキュア」。ビタミンA配合でゴワついた肌のターンオーバーを助けると書いてあったので、自分にぴったりだと思いました。膝下の傷痕のところを触ってみると、ゴワゴワ感があったからです。さて、使い始めて数週間。結果はというと、まだ傷痕の色が薄くなったようには思えません。でも、かさついて少し盛り上がって硬くなっていた皮膚が滑らかになって、柔らかく周囲の皮膚になじんだように感じました。健康な皮膚らしさを少し取り戻したように見えます。それだけでも遠目に見たときに、傷痕の痛々しさは目立たなくなったように思いました。健康な皮膚になったら、ターンオーバーも正常になり、色素沈着も薄くなるかもしれないと感じました。まとめ子どものころは傷がすぐに治っていたのに、ふと気付いたら膝下は治り切らない傷や傷痕だらけ。慌てて調べてみると、傷がなかなか治らなかったり、痕が残ったりするのは、肌の再生機能やターンオーバーの老化が理由のようでした。ヘパリン類似物質の効果は、まだ数週間なのではっきりわかりません。ただ、すぐに色素沈着は薄くなってはいないものの、肌が滑らかに健康になるような印象はあります。これは少しずつ治るかもしれないと、期待が持てるものでした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著者/にかねこ(42歳)童顔&早生まれで、若く見られがちだったが、40代に突入して一気に加齢が加速。今まで感じなかった不調が現れるたび、これが更年期?とおびえている。娘は9歳。ストレス解消は猫を吸うこと。
2024年03月08日私はジブリ作品の「魔女の宅急便」が大好きです。その中で幼少のころから疑問に思っていたセリフがあります。青い屋根のおうちのおばさまが「お天気が良いのに足が痛むの」という言葉。なぜだろうと、当時の私は母に聞いたものの「大人になったらわかる」と言われたきり、結論は出ずに大人へ。そして40代になって自分がその状況に出くわし理解できるように。その症状とは。「天気痛」という言葉を知った日30代後半から、謎の頭痛や倦怠感が起こる日がありました。最初は寝不足や、体調不良なのかなとあまり深くは考えずにいました。しかし年齢が上がるにつれて、30年前に大けがをした際の古傷が痛むようになってきたときにはびっくり。単なる体調不良ではないのではと思うようになり、整形外科を受診しました。X線を撮っても異常なしで、早めの更年期という診断。関節や古傷の痛みはよくあることだと、処方薬も特になく帰宅しました。私も更年期なのかと思い事実を受け入れました。しかし、それから数年たった40歳の春、子どもと書店へ行くと、新書の棚に「天気痛」と表紙に書かれた本があり、手に取って読んでみると当てはまることばかり。私の痛みも気圧の変化で起こる痛みだと思い至り、以来、セルフケアをおこなうようになりました。とにかく耳のマッサージ天気痛の本と出合い、読み進めていくと、天気予報で「気圧」と「耳の血行をよくすること」がキーワードだということを知りました。テレビの天気予報で、気圧という言葉を聞いたときには、天気痛に備えてとにかく耳を触ってマッサージをすることを取り入れました。耳が温かくなるまで触る、押す、引っ張る。完全に我流ですが、耳を触ることを心がけています。私は過去にメニエール病で1カ月間歩行困難だったこともあり、耳に関しては自分でも弱い部位だと自覚しています。そのため、かつてないくらい継続して耳のマッサージをしています。まだ始めて2カ月なので、頭痛があるときにマッサージをしても、完全に痛みがなくなるくらいまでには達していません。しかし、ある程度マッサージで痛みが抑えられているのを感じると、やはり謎の痛みは、更年期ではなく天気痛だったのだなと思いました。ありがたい天気痛予報私が出合った本の監修をしている方が、Xで「天気痛予報」をしてくれています。以前は謎の痛みに耐えきれず、家事を放棄せざるを得ないこともありましたが、現在は天気痛予報により痛みに備えることができます。翌日の天気痛予報で、気圧の変化がありそうなときは、あらかじめ頭痛がひどくなる前に耳のマッサージをしています。また、前日に食事の作り置きをして当日、さっと食事を済ますことができるように用意。古傷は痛くなるときとそうでないときがあるのですが、天気痛予報で気圧の変化がありそうな日は、痛くなる前に古傷を温めたり、露出する服を避けて生活したりすると、痛みがあるときでも軽く済んでいます。また、極端に痛み止めの薬に頼ることが減りました。あの魔女の宅急便の青い屋根のおばさまも、きっと天気痛で痛めた足が痛んでいたのかなぁと想像。それを知った上で映画を再度視聴すると、子どものころに見た感覚とはまったく違う40代の目線で映画を楽しむことができて不思議な感覚でした。まとめ「天気痛」という言葉は、近年テレビなどでも取り上げられているようですが、私は本に出合うまでまったく知りませんでした。特に更年期に差し掛かる年代は、症状が似ているので天気痛なのか更年期なのかわからないこともあると思いました。いろいろと体に変化が出てくる時期なので、毎日の天気ともじょうずに付き合っていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/徳 衿唯(40歳)最近夫が「サウナー」になり、誘われるのでついていったある場所で「ロウリュウ」を体験。サウナの醍醐味を体感し、「サウナー」一歩手前な専業主婦。
2024年02月23日足首の痛み。40代になるまでに経験した痛みとは違い、今回の痛みはまったく治る気配がありません。半年以上続く痛みに真剣に向き合っていたところ、この痛みの原因が思いも寄らないことから起こっていると判明しました。これからも続くであろう、足首の痛みと向き合った体験談です。いつもとは違う足首の痛み足首が痛い……それは私にとって特別大きなことではなく、たまにあることでした。足首を伸ばすのも曲げるのも、たまに痛くはなるものの、特別気にしなくてもいつの間にか治ってしまう程度の痛みでした。しかし、今回の足首の痛みは違いました。くるぶしのあたりが大きく腫れ、本当に痛くて伸ばすことも曲げることもできず、とうとう正座することもできないほどに痛みが増していきたのです。いつの間にか治ってしまうということもなく、寝るときにかかとが布団に当たるだけで、足首から先が脚からズレてしまいそうな違和感がありました。半年以上たっても一向に痛みが治まる気配はなく、それどころか徐々に増し、生活に支障を来すようになってきたため、今回こそは今までのように放置せず真剣に治さなければ……と考え直しました。整骨院で施術しても完治せず…まずは、寝る前に自分でマッサージをしてみました。ただマッサージしているだけでは痛みはまったく変わらないので、足首の関節の間を指で強く押さえながら回してみました。すると痛みが取れたのです! 「やっぱり簡単に治るわ!」と思ったのですが、一晩寝て次の日になるとやはり痛みは戻っていました。徐々にマッサージの時間を増やしてみたものの、決してマッサージ直後の痛みのない状態が続くことはありませんでした。そこで、「素人の私がマッサージしただけでとりあえずの痛みは引くのだから、整骨院でも行けばあっという間に治るだろう」と考え、近所の整骨院へ。整骨院のおかげで一時よりは随分痛みは引いたものの、つま先立ちになると相変わらず痛くて、ここで初めて「完治への道のりは長い」と感じたのです。足首の痛みの原因は…ある日、母を整体へ送迎した際に、その整体で私も施術をしていただく機会がありました。ただ、足首の痛みは近所の整骨院で施術してもらっているので特に伝えることなく、施術しながら体全体のバランスを確認していただいたところ「足首、大丈夫?」と突然聞かれ、「過去に足首痛めたね」とのコメントをいただきました。驚きながらも足首の痛みの経緯を話すと、「残念ながら、何ともなかった古傷も加齢とともに筋力の低下などから痛みが出てきてしまうことがあるのです」とのこと。ここ何カ月も向き合ってきた足首への痛みの原因が一瞬にしてわかりました。私は25年ほど前に大きな捻挫をしていたのです。そのときにはしっかりと治療し完治させたと思っていたのですが、整体師さんいわく、東洋医学では、けがは残ると考えられるとおっしゃいました。今後も過去のけがの痛みと一生付き合っていかなければならないこと、体を動かす機会を減らさず筋力を落とさないようにすることなど、アドバイスをいただきました。まさか、この足首の痛みは加齢によって出てきた過去のけがによるものだとは思ってもいませんでした。まとめなかなか治らない足首の痛みは、新たに患ったものではなく、整体師さんによると加齢によって出てきた過去の捻挫によるものでした。捻挫をしてから約25年間は大きな痛みとなることなく保ってこられたのですが、まさかこの年齢になってから出てきた足首の痛みに、加齢が関係しているとは驚きました。痛みをかばうことでさらに体のバランスが崩れてしまうこともあります。これからも元気に過ごすために、体を動かし筋力アップを心掛けるとともに、しっかりと自分の体と向き合おうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/パル(44歳)シングル。高校生の息子と亡き夫に支えられて、前向きに暮らしている。
2023年09月26日みなさんは、子供の頃に、転んだり擦りむいたりした時の『古傷』はありますか。皮膚が完全に完治せず痕になると、ケガをした当時の記憶をふと思い出すものでしょう。いとう(itouchan0402)さんも、子供の頃にケガをした時の傷跡がヒザに残っているそうで…。担任教師の心ないひと言に、深く傷付いた、いとうさん。「いかなる時も泣いてはいけない」「泣くと誰かの迷惑になる」と自分にルールを課してしまい、しばらく感情にフタをし続けたそうです。その後、大人になるにつれさまざまな人と接し、その考え方が改善されてきたのでしょう。「今なら傷付いた自分に『大丈夫だから泣いてもいい』といえる」と、いとうさんはいいます。いとうさんは、一連の出来事を漫画化し、Instagramに投稿。さまざまなコメントが寄せられています。・小さい頃に受けた心の傷は、大人になってもなかなか癒えませんよね。・私は子供に「泣きたい時は思う存分泣いて、笑いたい時は思う存分笑いなさい」っていい聞かせてます。・泣けた…。大人になって子供を育てる親になった今、とても考えさせられます。『言葉』は、落ち込んだ人の気持ちを救うことができる反面、心を踏みにじったり傷付けたりもできてしまうもの。特に、感情的になって発した言葉は後で弁解しても、投げた人へダイレクトに伝わるでしょう。家族や友人、恋人や同僚など、どんな人に対しても気遣いのある言葉選びをしていきたいものですね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月12日