スタイリスト・亘つぐみが手掛けるボディウェア・ブランド「トゥ(TW)」のアイテムが2021年9月18日(土)から20日(祝・月)までネペンテス ウーマン 東京で販売される。ボディウェア・ブランド「トゥ」とは?トゥは、ファッション誌やCM、人気ドラマなどのスタイリングを手掛ける亘つぐみが、2021年春にローンチしたボディウェア・ブランド。大胆なカッティングを施したタンクトップやボディスーツ、シンプルなカラーリングのランジェリーなどで人気を集めている。定番ボディスーツや新作ランジェリーを限定ストアでそんなトゥのアイテムが一同に揃う期間限定ストアが、ネペンテス ウーマン 東京で開催されることに。店頭では、ロングスリーブボディスーツやカップ付きのバックレスブラトップ、ルームウェアとしても着用できるコットンレギンスなど2021年秋冬の新作アイテムを用意するほか、定番のボディスーツなども豊富なラインナップで取り揃える。オンライン販売がメインとなっているトゥのアイテムを実際に手に取れる貴重な機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろう。【詳細】「トゥ」期間限定ストア開催期間:2021年9月18日(土)~20日(月・祝)時間:11:00~20:00場所:ネペンテス ウーマン 東京住所:東京都渋谷区神宮前5-42-5 村田ビル1FTEL:03-5962-7721アイテム例:・コットンタンク 7,500円・T タンクスーツ 8,000円・スムーズ ブラ 7,500円・スムーズ レギンス 8,000円
2021年09月19日江口のりこ主演の新木曜劇場「SUPER RICH」に、古田新太が電子書籍企業の独特なキャラの編集長役で出演することが分かった。本作は、幸せのカタチ=“スーパーリッチ”を追い求めるキャリアウーマン・氷河衛(江口さん)の波瀾万丈な半生を描く完全オリジナルドラマ。木曜劇場11年ぶりの登場となる古田さんが演じるのは、衛の会社「スリースターブックス」の電子書籍編集長・碇健二。最大のミッションは、「スリースターブックス」のオリジナル作品でヒットを出すこと。仕事に没頭するあまり周りが見えなくなることもあるが、ひょうひょうとした性格で、淡々と仕事をこなす碇。感情的な衛の無理難題をのらりくらりと交わしながらも、最高の職場環境を与えてくれた衛への恩義は忘れておらず、2人は特別な絆で繋がっている。また、若者の面倒を見ることも多い碇。春野優(赤楚衛二)や宮村空(町田啓太)、田中リリカ(志田未来)らインターンたちとのかけ合いにも注目だ。撮影に入ったという古田さんは「周りが若くてキラキラした役者さんばかりで戸惑っております。この間のりちゃん(江口のりこ)と一緒のシーンがあり、ホッとしました。今後はのりちゃんとのシーンも増えそうなので、楽しみにしております」とコメントしている。「SUPER RICH」は10月、毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年09月10日古田新太と松坂桃李が共演するヒューマンサスペンス映画『空白』より本予告映像が公開された。今回の映像は、古田さん演じる添田と娘・花音(伊東蒼)が共に夕食をとるシーンからスタート。続けて、松坂さん演じる青柳に追いかけられ、花音が事故に遭ってしまい、添田が詰め寄る場面が映し出される。さらに、轢いた運転手、加害者の母(片岡礼子)、前に進む前妻(田畑智子)、弟子の漁師(藤原季節)、娘の元教師(趣里)、正義感の店員(寺島しのぶ)など、父の狂気が周りの人たちを追い詰めていく。また、青柳が謝罪する一方で、ワイドショーの取材に「逃げ出した相手を追いかけて何が悪いんだ」と答える場面も。そしてそんな青柳に、「昔、痴漢で捕まったらしいな」と添田は迫る。映像ラストでは、涙する添田の姿も確認することができ、胸が締め付けられる予告編となっている。『空白』は9月23日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:空白 2021年9月23日より全国にて公開(C)2021『空白』製作委員会
2021年07月13日古田新太と尾上右近をW主演に迎えた「ミュージカル『衛生』〜リズム&バキューム〜」(脚本・演出:福原充則)の開幕を控える7月8日、東京会場となるTBS赤坂ACTシアターで取材会が行われた。昭和30年代を舞台に、「利益を出すためなら、殺人もいとわない」という方針で汲み取り業者“諸星衛生”を経営する親子(古田、尾上)が、欲望の赴くまま泥臭くのし上がっていく姿を描く異色ミュージカル。福原と古田による発案から生まれ、共演者には咲妃みゆ、石田明(NON STYLE)、ともさかりえ、六角精児ら個性あふれるキャストが顔をそろえる。古田は「連日のリハーサルで疲れています、明日(初日)はきっとヘトヘト」と笑いを誘い、「こういうご時世ですけど、お客さんの前でやれるのが楽しみですね。反応によって、僕らの芝居も変わってきますし、待っていてくださる方がいるので、やる気満々です」と意気込み。「感染対策をしたなかで、思いきり“汚い”ことをやって、それをミュージカルだと名乗ってしまえと(笑)。批判も喜んで受けますし」と自信をのぞかせた。東京では4度目となる緊急事態宣言の発出が決定的となったが「こちらも、(感染対策を)クリアする努力、楽しんでもらう努力をしているので、ぜひお気楽に楽しみながら『ばかだなあ』と、マスクの下で笑ってほしい。はつらつな気持ちで帰っていただけるはず」と前向きな姿勢を示した。ミュージカル初出演を果たす尾上は「歌舞伎以外の経験はまだまだですし、違いに戸惑うことも」と本音も。それでも「人間の生きる力をどういう角度で描くか。歌舞伎にも共通している部分があるので、皆さんに助けていただきながら、強く生きる姿を演じたい」と意気込んだ。ヒロイン役の咲妃は、「舞台人生で経験したことない出来事が、日々巻き起こっています。稽古の段階からアワアワですが(笑)、ようやく初日にたどり着いた」と安どの表情。石田とともさかは、ミュージカル初挑戦で「1度はがっつりお断りしたんですが、『最悪、歌わなくていい』と言われて。でも、実際はめちゃくちゃ歌わされています。詐欺にあった気分」(石田)、「ミュージカルの大ファンなので、今まではこの聖域をおかしてはいけないと…。それを破ってしまい、反省気味ですが、不思議な感動と爽快感があるミュージカル」(ともさか)と話していた。また、「レ・ミゼラブル」に続き、矢継ぎ早にミュージカルに挑む六角は「今年はミュージカルに包まれている」とにんまり。稽古中はマスク着用だったため、「舞台稽古で初めて、マスクを外し『あっ、この人、こんな顔なんだ』って思った瞬間、間(ま)を外してしまう」と振り返った。尚、会場となるTBS赤坂ACTシアターでは、紫外線殺菌装置(空気に高出力の紫外線を照射し、常に殺菌・ウィルス不活性化する装置)を日本の劇場では初めて取り入れ、キャスト・スタッフ・劇場、それぞれで万全の感染対策をとって公演に臨んでいる。取材・文・写真=内田涼(舞台写真)撮影:引地信彦ミュージカル『衛生』〜リズム&バキューム〜脚本・演出:福原充則音楽:水野良樹 (いきものがかり)/益田トッシュ振付:振付稼業air:man出演:古田新太、尾上右近、咲妃みゆ、石田 明(NON STYLE) 、村上航、佐藤真弓、ともさかりえ、六角精児他【東京公演】2021年7月9日(金)〜7月25日(日)会場:TBS赤坂ACTシアター【大阪公演】2021年7月30日(金)〜2021年8月1日(日)会場:オリックス劇場【福岡公演】2021年8月9日(月・祝)〜2021年8月11日(水)会場:久留米シティプラザチケット情報
2021年07月08日主演に古田新太、共演に松坂桃李を迎えた吉田恵輔監督の映画『空白』から、撮影現場から緊張と緩和が入り交じるメイキング映像が解禁された。漁師としての腕はいいが、人生に対して不器用な男・添田充(古田新太)は、ある日突然、ひとり娘の花音(伊東蒼)を失う。唯一の目撃者であるスーパーの店長・青柳直人(松坂桃李)を、彼の神経がすり減るほどに追い詰め、被害者の家族である自分が加害者になるまで、周囲の人間を巻き込んでいってしまうシーンが緊張感漂う現場で日夜撮影されていた。メインのロケ地でもある愛知県蒲郡市の多大な協力もあり、無事に撮影が完了。この度解禁されたメイキング映像では、古田さんが自身の演じた充という男の人物像を淡々と的確に言葉を紡いで語っている。さらに、充の元妻・松本翔子(田畑智子)、充の弟子として一番近くで充に寄り添う野木龍馬(藤原季節)、花音の担任教師・今井若菜(趣里)、事故加害者の母親・緑(片岡礼子)、そして青柳を最後まで擁護するスーパーの店員・草加部麻子(寺島しのぶ)といった錚々たる顔触れが、現場でぶつかり合い、異様な熱量の高さが感じられる現場を垣間見ることができる。また、古田さんのインタビューでは、この映画の見どころは「真相を暴くサスペンスではない」と語っており、本作の真意にも触れられた映像となっている。『空白』は9月23日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空白 2021年9月23日より全国にて公開(C)2021『空白』製作委員会
2021年06月25日俳優の古田新太が主演、松坂桃李が共演する映画『空白』(9月23日公開)のメイキング映像が25日、公開された。同作は吉田恵輔監督によるオリジナル作。スーパーの化粧品売り場で万引き現場を店主に見られ逃走した女子中学生が、乗用車とトラックに轢かれ死亡してしまい、父親・充(古田新太)は「娘が万引きをするわけがない」と信じて疑念をエスカレートさせ、事故に関わった人々を追い詰める。一方、事故のきっかけを作ったスーパーの店主(松坂桃李)、車ではねた女性ドライバーは、父親の圧力にも増して、加熱するワイドショー報道によって、混乱と自己否定に追い込まれていく。漁師としての腕はいいが人生に対して不器用な男・添田充(古田新太)が、或る日突然1人娘の花音(伊東蒼)を失い、唯一の目撃者であるスーパーの店長・青柳直人(松坂桃李)の神経がすり減るほどに追い詰め、被害者の家族である自分が加害者になるまで、周囲の人間を巻き込んでいってしまうシーンが、緊張感漂う現場で日夜撮影された。メイキング映像では、充の元妻・松本翔子(田畑智子)、充の弟子として一番近くで充に寄り添う野木龍馬(藤原季節)、花音の担任教師・今井若菜(趣里)、事故加害者の母親・緑(片岡礼子)、そして青柳を最後まで擁護するスーパーの店員・草加部麻子(寺島しのぶ)といった錚々たる顔触れが、現場でぶつかり合い、異様な熱量の高さが感じられる現場が垣間見れる。一方で、葬式のシーンで「それでは一曲聴いて下さい」とエキストラを笑わせる神対応も。本人の撮影当時のインタビューでは、この映画の見どころは「真相を暴くサスペンスではない」といった本作の見どころなどにも触れている。(C)2021『空白』製作委員会
2021年06月25日古田新太主演、松坂桃李共演の映画『空白』が、9月23日(木・祝)に公開される。この度、撮影現場よりメイキング映像が公開された。本作は、第43回日本アカデミー賞三冠を獲得した『新聞記者』『ヤクザと家族』など、意の作品を生み出しているスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画し、『ヒメアノ〜ル』『BLUE / ブルー』などの吉田恵輔が監督した、オリジナル脚本による映画作品。本作に登場するのは、漁師としての腕はいいが、人生に対して不器用な男・添田充(古田)。ある日突然ひとり娘の花音(伊東蒼)を失ったことで、唯一の目撃者であるスーパーの店長・青柳直人(松坂)の神経がすり減るほどに追い詰めてしまう。被害者の家族である自分が加害者になるまでに、周囲の人間を巻き込んでいってしまう姿が描かれていく。さらに充の元妻・松本翔子(田畑智子)、充の弟子として一番近くで充に寄り添う野木龍馬(藤原季節)、花音の担任教師・今井若菜(趣里)、事故加害者の母親・緑(片岡礼子)、そして青柳を最後まで擁護するスーパーの店員・草加部麻子(寺島しのぶ)と、出演陣には豪華な顔触れが揃った。メイキング映像では、出演者たちが現場でぶつかり合うなど、異様な熱量の高さが垣間見れる。また、動画の中で見られる古田の撮影当時のインタビューでは、「真相を暴くサスペンスではない」といった、本作の見どころにも触れられている。『空白』9月23日(木・祝)公開
2021年06月25日古田新太がまたもオモシロ舞台を企てた! 7月に東京、大阪で、8月に福岡で幕を開ける、「ミュージカル『衛生』~リズム&バキューム~」だ。脚本・演出を担うのは、古田とは『いやおうなしに』(2015)以来、二度目のタッグとなる福原充則。その内容は、“悪者”だらけの“汚い”ミュージカルになるという。そこでこの問題作の首謀者・古田に、企ての詳細をじっくりと訊かせてもらった。発展途上国の日本が先進国を目指すバイタリティ――福原さんと一緒に本作の構想を立ち上げたそうですね。別の作品で一緒になったときに、ふたりでまた、別のパターンの作品でやりたいねって、あと福ちゃん(=福原)が「そのときは演出もやりたいです」って言うから、じゃあそれで企てようって話になって。せっかくなら福ちゃんに新しい戯曲と詞を書いてもらって、曲も書き下ろして、ミュージカルにしようぜってことになりました。――“汚い”ミュージカルにしたい、というのも古田さんのアイデアだと聞いています。「ミュージカル『衛生』〜リズム&バキューム〜」チラシ下ネタがやりたいというのはありました。リーダー(=河原雅彦)とか宮藤(官九郎)とはセックスの話はやっているけど、糞尿ものはやってないなと(笑)。そうしたら「バキュームカーの世界って面白いらしいですよ」という話になって、それにオイラも福ちゃんも食いつきました。昭和30年代、高度成長期前の日本って面白いんです。終戦直後はまだまだ自分たちの糞尿を畑に撒いていたんだけど、それをGHQに怒られて、汲み取り屋さんが出来て、下水道が発達していって。敗戦のショックはあるけど、そこから這い上がろうっていうバイタリティ、マンパワーも強い。機能的にはまだまだ発展途上国だけど、先進国になる!って勢いは感じるというか。海賊王よりも説得力がある。「先進国に俺はなる!」みたいな(笑)。この親子は自分たちのことしか信用していない――そもそも古田さんが汚いもの、悪いものに惹かれる理由とは?幼稚なんです。ウンコ、チ〇コ、マ〇コって言ってたら楽しい、みたいな(笑)。そういうのを嫌がる人たちもいるけど、オイラはそれを笑いたい。よく「下品」とか言うよな、人間みんなすることじゃねえかよ、と(笑)。あとこの作品には夜這いなんかも出てきますけど、かつては日本でも普通にあったこと。でもそういうのを隠蔽しようとする風潮はよくないんじゃないかな。歴史は、事実を知った上で勉強していくことが大事だと思うから。で、福ちゃんはそういったことも含めて、ポップに描くのがうまいんです。――古田さんは、息子の大とし尿汲み取り業を営みつつ、徐々にのし上がっていく良夫を演じられます。非常に打算的というか、誰とつき合えば得で、誰とつき合えば損で、みたいな考え方が出来る男だと思います。それでも良夫はちゃんと順番を踏もうとするタイプですけど、大はぶん殴った方が早いと思っているタイプ。でも大はそんな良夫に対してリスペクトがあるし、良夫も大を頼もしいと思っている。だからあの親子は、自分たちのことしか信用してないんでしょうね。――息子の大を演じるのは、歌舞伎界のプリンス・尾上右近さんです。育ちが良いし、真面目だから、なにをしても綺麗におさまるんです。セリフの語尾にしても、「お前ら」であって、「お前ぇらぁ~」にはならない。別におさめる必要はないし、真面目なことが書いてあっても、真面目に言う必要はないんだからなってことを、福ちゃんもオイラもよく言ってます。逆に見得の切り方とかは教えてもらったりしてますけどね。それは(歌舞伎の見得を切りながら)こうじゃなくて、これ(すしざんまいのポーズ)でいいんだよ、なんて教え合ったりして(笑)。かなりふたりのバディ感は出てきたと思います。COWCOWくらいのバディ感は(笑)。観客がスカッとした気分になれる作品に――ほかにも共演者には、咲妃みゆさん、NON STYLEの石田明さん、ともさかりえさん、六角精児さんなど、実力派がそろいました。ケンケン(=右近)が梨園で、ゆうみちゃん(=咲妃)がタカラジェンヌでしょ?このふたりはやっぱり背筋が伸びてますね。オイラとか六角さんは猫背だから。出自の違いがすぐバレる(笑)。インディーズとメジャーの。ゆうみちゃんと石田くんのシーンはすごくかわいくていいんです。他が下品なシーンばかりだから、このふたりのシーンが清涼剤になっていると思います(笑)。りえぼう(=ともさか)は信頼出来ます。ドッカンドッカンじゃない笑いの取り方がうまい。しかも笑いを取りにいってないように見えるのがまたうまいんです。――音楽にいきものがかりの水野良樹さんが入られているのは意外でした。福ちゃんのひどい歌詞が、いきものがかりみたいになればいいのにと思って水野に頼んだんですが、水野がこっちに寄ってきちゃった(笑)。オイラは(吉岡)聖恵が歌いそうな曲を歌いたかったのに(笑)。作品のテーマ曲がわりとブラックミュージックに寄せた感じで、六角さんとのデュエット曲はわりと壮大な感じ。なんでこのふたりでデュエットやねん!とは思うけど。今のところ福ちゃんしか喜んでないですから(笑)。――密かに楽しみにしているファンの方は多いと思いますよ。そうですか?(笑)まぁ観に来てくれたお客さんには、スカッとして帰って欲しいです。絶対にくたばらない奴らの話だから、よーし明日もまた頑張るぞ!って。そんなふうに思ってもらえたらいいですね。取材・文:野上瑠美子撮影:源賀津己ミュージカル『衛生』〜リズム&バキューム〜脚本・演出:福原充則音楽:水野良樹 (いきものがかり)/益田トッシュ振付:振付稼業air:man出演:古田新太、尾上右近、咲妃みゆ、石田 明(NON STYLE) 、村上 航、佐藤真弓、ともさかりえ、六角精児他【東京公演】2021年7月9日(金)〜7月25日(日)会場:TBS赤坂ACTシアター【大阪公演】2021年7月30日(金)〜2021年8月1日(日)会場:オリックス劇場【福岡公演】2021年8月9日(月・祝)〜2021年8月11日(水)会場:久留米シティプラザチケット情報
2021年06月22日俳優の古田新太が主演、松坂桃李が共演する映画『空白』(9月23日公開)の場面写真が18日、公開された。同作は吉田恵輔監督によるオリジナル作。スーパーの化粧品売り場で万引き現場を店主に見られ逃走した女子中学生が、乗用車とトラックに轢かれ死亡してしまい、父親・充(古田新太)は「娘が万引きをするわけがない」と信じて疑念をエスカレートさせ、事故に関わった人々を追い詰める。一方、事故のきっかけを作ったスーパーの店主(松坂桃李)、車ではねた女性ドライバーは、父親の圧力にも増して、加熱するワイドショー報道によって、混乱と自己否定に追い込まれていく。今回解禁となった場面写真は、1人娘の花音(伊東蒼)を失った父親・添田充(古田新太)が、スーパーの店長・青柳直人(松坂桃李)の胸ぐらを掴んで追い詰めるシーン。さらに謝っても土下座しても許してもらえない青柳、充の元妻・松本翔子(田畑智子)の無念の叫び、充の弟子として一番近くで充に寄り添う野木龍馬(藤原季節)、花音の担任教師・今井若菜(趣里)の苦悩、事故加害者の母親・緑(片岡礼子)の懺悔、そして青柳を最後まで擁護するスーパーの店員・草加部麻子(寺島しのぶ)といった錚々たる顔触れの場面写真が公開された。
2021年06月18日古田新太主演、現代の罪と偽り、そして赦しを映し出すヒューマンサスペンス『空白』の特報映像と追加キャストが公開された。映像では、中学生の花音をスーパーの店長・青柳直人(松坂桃李)が全速力で追いかけるシーンから始まる。そして、追いつかれそうになった瞬間に車道に飛び出し、青柳は驚き唖然とする。一方、父・充(古田さん)は霊安室で娘の死に慟哭し、暴走がスタートする。また新たに、田畑智子、藤原季節、趣里、伊東蒼、片岡礼子、寺島しのぶの出演が明らかに。田畑さんが充の元妻松本翔子。藤原さんが漁師である充の弟子・野木龍馬。趣里さんが充の娘・花音の中学校の担任教師・今井若菜。充の娘・花音役は、『湯を沸かすほど熱い愛』で第31回高崎映画祭で最優秀新人女優賞を受賞した伊東さん。花音をはねた女性ドライバーの母・中山緑を片岡さん。青柳が店長を務めるスーパーアオヤギのパート店員・草加部麻子を寺島さんが演じる。加えて、本作のキービジュアルも到着。「父、暴走。」のコピーと充の顔が全面に映し出されたビジュアル、青柳の横顔と、追う者&追われる者のインパクトある一枚に。さらにチラシは、2人の顔が両面見開きとなり、中面は花音の後ろ姿と「はじまりは、娘の万引き未遂だった――。」の文字で構成されている。『空白』は9月23日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:空白 2021年9月23日より全国にて公開(C)2021『空白』製作委員会
2021年04月27日俳優の古田新太が主演、松坂桃李が共演する映画『空白』(9月23日公開)の追加キャストが26日、明らかになり、キービジュアル・特報も公開された。同作は吉田恵輔監督によるオリジナル作。スーパーの化粧品売り場で万引き現場を店主に見られ逃走した女子中学生が、乗用車とトラックに轢かれ死亡してしまい、父親・充(古田新太)は「娘が万引きをするわけがない」と信じて疑念をエスカレートさせ、事故に関わった人々を追い詰める。一方、事故のきっかけを作ったスーパーの店主(松坂桃李)、車ではねた女性ドライバーは、父親の圧力にも増して、加熱するワイドショー報道によって、混乱と自己否定に追い込まれていく。充の元妻の松本翔子役に田畑智子、漁師である充の弟子・野木龍馬役に藤原季節、が演じるのは、充の娘・花音の中学校の担任教師・今井若菜役に趣里、充の娘・花音役に伊東蒼、花音をはねた女性ドライバーの母・中山緑役に片岡礼子、青柳直人が店長を務めるスーパーアオヤギのパート店員・草加部麻子役に寺島しのぶが決定。実力派俳優から、新しい才能が眩しい若手まで、多面的な輝きで魅了する共演者が揃った。キービジュアルは、「父、暴走。」のコピーと、古田の顔が全面に映し出されたビジュアルと、視線が何かを物語っている松坂桃李の横顔。追う者と、追われる者のインパクトあるビジュアルとなっている。さらに、チラシは、古田新太と松坂桃李の顔が両面見開きとなり、中面は、添田充の娘・花音の後ろ姿と、「はじまりは、娘の万引き未遂だったー。」の文字で構成された。特報は、中学生の花音を、スーパーアオヤギの店長・青柳直人が自動ドアをすり抜け全速力で追いかけるシーンから始まる。追いつかれそうになった瞬間に車道に飛び出す花音、驚き唖然とする青柳。霊安室で娘の死に慟哭する父・添田充。「娘を失った父はモンスターになる」というナレーションと共に、充の暴走が始まる。青柳の胸ぐらを掴み、怒鳴り、罵倒し、後を追いかけ空き缶を投げつけ追い詰め、泣いても土下座しても逃げられない。ラストは、汽笛音、白波、かもめが物語の広がりを予感させ、「のみこまれるか、のみこむか」のコピーと花音の制服の後姿が映る。
2021年04月27日主演・古田新太、共演・松坂桃李の映画『空白』の公開日が、9月23日(木・祝)に決定。合わせて追加キャスト、キービジュアル、特報映像が発表となった。本作は、第43 回日本アカデミー賞三冠を獲得した『新聞記者』や、現実の祖父母殺人事件にインスパイアされた『MOTHER マザー』、『ヤクザと家族』など、意欲的で挑戦的なテーマの作品を次々と生み出しているスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画し、『ヒメアノ〜ル』、『愛しのアイリーン』『BLUE/ブルー』など衝撃とともにその才能を見せつけた田恵輔がタッグを組み、現代の“罪”、“偽り”、そして“赦し”を映し出す田監督・オリジナル脚本で挑むヒューマンサスペンスだ。物語は、中学生の万引き未遂から始まる。中学生の少女がスーパーで万引きしようとしたところを店長に見つかり、追いかけられた末に車に轢かれて死亡してしまった。娘のことなど無関心だった少女の父親は、せめて彼女の無実を証明しようと、店長を激しく追及するうちに、その姿も言動も恐るべきモンスターと化していく。劇団☆新感線の看板役者である古田が、観る者の心臓をあわだてる悪夢のような父親・添田充役を担当。本作は古田にとって、7年ぶりの主演作となる。さらに、土下座しても泣いても決して許されず、人生を握りつぶされていくスーパーの店長・青柳直人に、『新聞記者』でアカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた松坂。本作が初共演となる古田と松坂の息もつかせない圧巻の競演に期待してほしい。さらにこの度、田畑智子、藤原季節、趣里、伊東蒼、片岡礼子、そして寺島しのぶの出演が決定。『さんかく』以来の田組参加となる田畑は古田演じる充の元妻・松本翔子、注目の若手株・藤原は漁師である充の弟子・野木龍馬、趣里は充の娘・花音の中学校の担任教師・今井若菜、伊東は充の娘・花音、片岡は花音をはねた女性ドライバーの母・中山緑、寺島は松坂演じる青柳が店長を務めるスーパーアオヤギのパート店員・草加部麻子を演じる。実力派から、新しい才能が眩しい若手まで、多面的な輝きで魅了する共演者が揃った。また、キービジュアルと特報も合わせて公開に。キービジュアルには、「父、暴走。」のコピーと古田の顔が全面に映し出されたビジュアル、視線が何かを物語っている松坂の横顔が映し出され、追う者と追われる者のインパクトあるビジュアルとなっている。さらに、チラシは、古田と松坂の顔が両面見開きとなり、中面は伊東演じる充の娘・花音の後ろ姿と、「はじまりは、娘の万引き未遂だったー。」の文字で構成された印象的なチラシとなった。さらに特報は、中学生の花音を、スーパーアオヤギの店長・青柳が自動ドアをすり抜け全速力で追いかけるシーンから始まる。追いつかれそうになった瞬間に車道に飛び出す花音、驚き唖然とする青柳。そして霊安室で娘の死に慟哭する父・充。「娘を失った父はモンスターになる」というナレーションとともに、充の暴走が始まる。青柳の胸ぐらを掴み、怒鳴り、罵倒し、後を追いかけ空き缶を投げつけ追い詰める充。泣いても土下座しても逃げられない。ラストは、汽笛音、白波、かもめが物語の広がりを予感させ、「のみこまれるか、のみこむか」のコピーに花音の制服の後姿が印象的だ。娘を思う父親の暴走の先には何が待ち受けているのか。映画『空白』が9月23日(木・祝)に公開となる。映画『空白』特報映像映画『空白』9月23日(木・祝)より公開
2021年04月27日先日、上演決定が発表されたミュ ージカル『衛生』のチラシビジュアル、W主演を務める古田新太・尾上右近による映像コメント、30秒のCM映像が公開された。本作は、古田と脚本・演出を手がける福原充則による「汚いミュージカルをやろう」という構想から始まったミュージカル。 W主演を務める古田と尾上演じる親子が汲み取り業者・諸星衛生を「利益を出すためなら殺人もいとわない」という方針で経営し、のし上がっていく様を描く。登場人物が全員悪者=「善人不在」という欲望にまみれているが、彼らが行う悪行の限りを見るうちにかえって清々しい気持ちを味わえる異色の物語だ。今回公開されたチラシビジュアルは悪者たちが一堂に会し「善人不在。」という言葉通りの表情を見せている。主演の古田と尾上のほか、共演には元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の咲妃みゆ、近年つかこうへい作品などで俳優としても注目を集めるNONSTYLEの石田明、映画・ドラマ・舞台と、活躍の場を広げ続けるともさかりえ、福原作品『その夜明け、嘘。』『俺節』に出演した六角精児らが「“汚い”ミュージカル」の住人として参加。音楽を「いきものがかり」の水野良樹と益田トッシュが手がけ、透明感のある旋律が悪行を積み重ねる家族の横暴ぶりを彩る。本日4月19日(月) 12:00〜25(日) 23:59までオフィシャルホームページにて先行予約を受付中。ぜひ善人不在の世界一“汚い”ミュージカル『衛生』に期待してほしい。ミュージカル『衛生』 古田新太・尾上右近(W主演)映像コメント&CM映像【公演概要】ミュージカル『衛生』リズム&バキューム東京公演:2021年7月9日(金)〜25日(日)TBS赤坂 ACTシアター大阪公演:2021年7月30日(金)〜8月1日(日)オリックス劇場福岡公演:2021年8月9日(月)〜11日(水)久留米シティプラザ脚本・演出:福原充則 / 音楽:水野良樹(いきものがかり)、益田トッシュ出演:古田新太、尾上右近、咲妃みゆ、石田明(NON STYLE) 、村上航、佐藤真弓、ともさかりえ、六角精児オフィシャルホームページ先行:4月19(月) 12:00〜4月25日(日) 23:59詳細:
2021年04月19日2019年にホリプロ「メンズスターオーディション」でグランプリを獲得し、翌年撮影の映画・ドラマ連動企画『太陽は動かない』で俳優デビューを果たした日向亘。新型コロナウィルスの影響で延期されていた同作の公開だが、2021年3月5日から待望の全国ロードショーとなった。極秘情報の争奪戦をテーマにしたアクションたっぷりのこの作品。撮影当時はわずか15歳だった日向だが、憧れの人気俳優、尊敬するベテラン俳優に囲まれても物おじせず、堂々たる演技を見せている。演技への思い、制作秘話、今後の夢などを率直に語ってもらった。自分の努力を見つけてくれたファンがいた!――映画『太陽は動かない』を拝見しました。日向さんは、藤原竜也さんが演じる鷹野一彦の、少年時代を演じています。とても出番が多いうえ、アクションシーンまであって。アクションはスタントの方ではなく、ほぼご自分でされたと聞きました。ごく一部だけ、プロのスタントの方にお願いして、それ以外はすべて自分で演じました。ビルから飛び降りるシーンも、僕自身です。――日向さんにとって、この作品は俳優デビュー作です。もちろんアクションも初めてなわけですから、怖くはなかったですか?実は僕、高所恐怖症だったんで、絶対ダメだと思っていたんです。でも現場の方たちがとてもプロフェッショナルなお仕事をされているのを見て、すごい安心感が生まれて……。「この人たちなら絶対大丈夫」という確信をもって、ワイヤーで吊るしてもらったら、ぜんぜん怖くありませんでした。そこからは撮影が終わってもしばらく、高いところが平気になりました。免疫がついたというか。高い所への恐怖心が昔ほどではなくなって、恐怖症を克服したのかなって。――アクション以外のお芝居も大変だったのではないでしょうか。実年齢よりも少し高い役でしたし、少年時代の藤原竜也さんになり切らないといけないという課題もあったでしょうし。役作りには、どんな工夫をしたのでしょうか。早い段階で台本をいただけたんです。クラインクインの2ヵ月ほど前には手元にありました。何もわからないので、とりあえず台本だけをずっと読み、同時に竜也さんの作品を改めて見るようにしました。――藤原竜也さんご自身を知ろうと。竜也さん独特の、セリフの抑揚を確認しました。独特だからこそ、ハードルが高いとも思って……やっぱり竜也さんのファンの方や竜也さんの作品を楽しみにしている方からすれば、僕が100%竜也さんに見えるかと言えば、そうじゃないですから。――コアなファンほど、厳しい目を持っていそうです。少なくとも同一人物に少しでも見えないと満足していただけないので、何かしらの特徴だったりを、できるだけ予習して現場で活かそうと決意しました。2か月間は台本を何回も読んで「ここは竜也さんだったらどう読むんだろう」「これ、竜也さんが18歳の時だったらどんな風に演じるんだろう」っていうのを、ずっと考えていました。――実際に演じた後はどうでしたか?手ごたえはありましたか?演じている最中は、手ごたえはわかりませんでした。でも後日、ドラマ版を見た人の口コミをネットで見つけたんですが、「鷹野の少年役の子が、藤原竜也さんのセリフ回しを、すごく再現できていた。本当にあの鷹野一彦の幼少期に見えて、すごいよかった」って書いてあって。「ああ、僕が頑張ったところを、気付いてくれたんだ」って思いました。――それは嬉しいですね!1人でもそういう方がいてくれたと知れて、何だか救われた気持ちになりました。――藤原竜也さんご自身とは、よくお話をしていたんですか?一緒に映ることがないので、同じ現場の日があまりなかったんです。藤原さんの入りのときに僕が出て行ったり、その逆だったり。ただその交差するタイミングで毎回挨拶はさせてもらい、そのたびに「今日はどうだった?」とか「最近どう?」とか(笑)そういう話を振ってくださいました。――映画の中で、ラブシーンまではいかないけれど、淡い恋を感じさせるシーンがありました。そちらは演じていていかがでした?滝のそばで、南沙良ちゃんと青春したシーンです!でも撮影時、僕らに滝のしぶきがメチャメチャ飛んできて、びっちょびちょになって、真夏なのにすごく寒かったんです。スタッフさんたちは厚着をしてカッパを着て温かくしていましたけど、僕らは夏の制服を着たままだから、震えながら「頑張ろうね」って言い合いました。だから、ドキドキよりも寒さが勝ってしまっていたというのが本音です。余裕がないぶん、変に緊張せず、カッコつけずにできたんじゃないかな。大物俳優にも物おじせず積極的に質問――『太陽は動かない』は、吉田修一さんの同名の小説シリーズが原作です。『太陽は動かない』『森は知っている』『ウォーターゲーム』と3冊が出版されていますが、日向さんは読んだことがありましたか?事前に読んでいました。そしてやっぱり台本と重ね合わせると、同じようなシーンがあるんです。台本だとト書きで汲み取れないところが、小説だと風景が浮かぶように書かれていてわかりやすいので、「ここは理解が難しいな」というところは小説で答え合わせをしていました。――確かに、原作を読み込めば演技のヒントがたくさんありそうです。小説ではキャラクターたちの心情もしっかり書いてくれているので、「こういう男の子だから、こうだよね」というプランが立てられました。――初めての現場ですが、とてもいい経験をされたのではないでしょうか。でも島であった撮影は、過酷だったと聞きました。コインランドリーがないのが、本当にキツかったです。僕、誰よりも汗っかきなので、Tシャツなんかすぐびちゃびちゃになっちゃって。着替えはたくさん持って行ったんですけど、袋に詰めて置いておくと、やっぱり臭うから。――それは精神的にダウンしそう。助監督さんが本当に頑張って撮影日数を縮めてくれたのが、ありがたかったです。全て外の撮影だったから暑かったし、本当に必死でやりました。でも、今となってはいい思い出になりました。――クランクアップはどんな気持ちでしたか?クランクアップはドラマ版の方だったんですが、現場自体も最後の日でした。藤原竜也さん、安藤政信さんと3人で迎えて、サプライズで竹内涼真さんも駆けつけてくださって「終わった~!」って、すごく盛り上がりました。――それは一生の記念になりそうな日でしたね!僕は御三方に比べたら出番もアクションも全然なんですけど、達成感を一緒にちょこっと味わわせていただきました。――映画やドラマを作る楽しさが、わかったのではないでしょうか。1つの作品には、こんなにもたくさんの人が関わるんだと、すごくビックリしました。――デビュー作ですものね。しかも当時は中学生。本当にミーハーだったもので、竜也さんや涼真さんをはじめ、皆さんにいろんなことを訊きました。それぞれの方の作品を見ていたので、「この時のあのシーンが僕は好きなんですが、あれってどんな感じだったんですか?」とか質問して。皆さんちゃんと丁寧に説明してくださって、それがとても楽しかったです。――通常ならお金を払っても、もらえないアドバイスをいただけたのではないでしょうか。でもそういう質問が出るということは、撮影中に何か悩んだことがあったとか?悩んだというか、佐藤浩市さんとの火のシーンは緊張しました。役柄である鷹野少年の気持ちが、一番上がるシーンだったのですが、前日は何を食べても喉が通らないし、台本も読めば読むほど緊張して、大変でした。大事なシーンだから楽しみでもあったのですが、「浩市さんに迷惑をかけたらどうしよう」って思いました。――佐藤浩市さんとの演技、確かに震えちゃいそう!ビックリですよね。でも実際は浩市さん、本当に優しくて。気さくに話しかけてくれましたし、僕も、今思えば失礼なくらいこの作品見ましたなど話していて。佐藤浩市さん相手に、何言ってんだコイツって感じです(笑)――若さの特権ですよ。今日、舞台挨拶でお会いして、ちょっと緊張気味に「お疲れ様です」って声をかけさせてもらったんですが……「大きくなったなあ!」ってすぐお返事してくださいました。撮影でご一緒したのなんてだいぶ前だし、浩市さんはたくさんの作品に出ていらっしゃるから、僕のことなんて忘れていると思っていたので、すごく感動しました。嬉しかったです。――それにしても日向さんは、物おじをまったくしないし、社交的です。人見知りはあんまりしないです(笑)――『太陽は動かない』、このシーンは見てほしいっていうポイントを教えてください。お気に入りのシーンという意味では、島でのシーンです。加藤清史郎くんと髙月雪之介くんと演じた、ザ・田舎の高校生みたいな感じが僕はすごく好きです。いつもバカしている2人と、真面目に腹を割って話しているところは、緊張感があると言いますか。見ている側も「大人になるってこういうことだよねという気持ちで見てほしいです。芸能人の実感と芝居への探求心が成長――日向さんのデビューは、ホリプロ「メンズスターオーディション」で2019年にグランプリを獲得した事がきっかけです。あれから2年が経ちましたが、生活は変わりましたか?すべてが変わったと言っても過言ではないくらい、変わったと思います。以前は大人と言えば先生か両親くらいしか関わりがなかったけれど、今は外に出ればいろんな大人の方とお話して、ご挨拶をして、社会人みたいな生活といいますか、そういう日常になったので……。――お姉さんとお母さんが、「メンズスターオーディション」に応募したんですよね。2人は竹内涼真さんが大好きで。新聞で「メンズスターオーディション」の記述を見て、「ホリプロって竹内涼真さんの事務所だよね、じゃあこの子を応募させてみよう」って感じで僕の写真を送ったようです。今日、竹内涼真さんと並んで『太陽は動かない』の舞台挨拶をさせてもらいましたが、2人とも感慨深いんじゃないでしょうか。僕も家族孝行できたかなって、ちょっと思っています。――日向さんは去年、有村架純さん主演のドラマ「姉ちゃんの恋人」(フジテレビ系)で弟役を演じ、たくさんいい出番がありましたけど、そちらはいかがでしたか?『太陽は動かない』では、右も左もわからないままやらせていただいて、「わからないのが当たり前」な状態でした。でも『姉ちゃんの恋人』になると、もう1回経験しているから、変なミスは出来ないし甘えられない。そういう気持ちがあったので、気を引き締めて臨んでいました。――今は自分が俳優である、という意識がしっかり芽生えているんでしょうね。『姉ちゃんの恋人』でInstagramを始めたんですが、フォロワーさんが増えていったり、ネットニュースに名前が載ったりするようになって、「あ、いよいよだな」って思いました。今まで自分が芸能人っていう実感がなくて、単に撮影現場に行って、お芝居をやらせてもらうっていう感覚だったんですが、「やっぱりこういう業界に入ったんだな」という気持ちになりました。――今後の夢、成長していきたい点などを教えてください。やっぱりお芝居を研究しなければと思います。ちょくちょく、台本を声に出して読んでいるんですが、いろんな人のお芝居を見ていると、皆さんのやり方はどれもしっくりくるなって思っちゃう。だからしっかり自分なりの台本を読む力が欲しいんです。台本をいかに自分なりに理解して形にするかっていうのがすごく大事なこと、きっと一番大事な工程だから、そこを伸ばしたいです。――演技にメソッドやレッスンは必要ですが、そのうえで個性というものが重要視されますものね。市原隼人さんが『太陽は動かない』の舞台挨拶でおっしゃっていましたが、やっぱりその人にしかできない役だからオファーが来るんだろうなと思いました。だから自分なりの、自分が正しいと思ったものが演技の正解で、それをいかに皆さんに共感してもらえるかっていうのが、重要なんじゃないかな。――まだ16歳なのに、そこまで考えていらっしゃるのが素晴らしいです。実はミシンが得意⁉リメイクに大ハマり中――では最後に、プライベートについて教えてください。最近、ハマっていることはありますか?僕、もともと母親が縫物上手で、英才教育じゃないですけど、ミシンの使い方なんかを昔から教わっていたんです。そうしたら最近、友達から「古着なんかを切ってリメイクをしているから、一緒にやろうよ」って誘われて、面白そうだと思って始めたら本当に楽しくて。――クリエイティブな趣味!やっぱり今は、いろんな服を着させてもらう機会も多いし、服に対する興味が高まっているんです。昔から持っているミシンで、自分にあった形だったり、自分の発想で好きに変えられるデザインだったりを目指すリメイクが、すごく楽しいです。――手先が器用ですね。実は、手先はメチャメチャ器用なんです(笑)。――自己分析すると、日向さんはどんな人なんでしょう。自分で好きなところ、そうでもないところをお話いただけますか?好奇心が旺盛なところは、好きです。いろんなことに意欲を持てるし、挑戦できる。何もしたくないって思うより、「あれやりたい、これやりたい」って思っていたほうが、人生楽しいだろうし。でもそのくせ飽き性な所は、直したほうがいいかもしれません。いろんなことに興味を持つけど、ダメだと思ったらすぐ判断しちゃう。逆にこれはイケそうと思うと、長く続けられるんですけど。だから、好奇心旺盛なところはそのまま継続で、もう少し我慢強い男になれるようにしたいです。――最後に、この記事を読んでくれている読者に、一言お願いします。僕はやっぱり、まだ17歳で芸能活動を始めたばかりということもありまして、手の届かない俳優というより、皆さんにとって身近な俳優だと思います。どんなにキャリアを積んでも今の気持ちを忘れずに頑張っていくので、応援していただけると嬉しいです。映画『太陽は動かない』全国公開中撮影/杉映貴子、取材/藤坂美樹、構成/中尾巴
2021年03月23日Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』の取材会が21日に都内で行われ、いのうえひでのり(演出)、古田新太が登場した。同作は劇団☆新感線の41周年春公演。2003年に上演された『花の紅天狗』(初演・1996年)のスピンオフ作品として、爆発的なテンションの月影花之丞(木野花)が再び登場し笑たっぷりの作品を届ける。コロナ禍で座組みもタイトに、古田新太、阿部サダヲ、浜中文一、西野七瀬、河野まさと、村木よし子、山本カナコ、中谷さとみ、保坂エマ、村木仁、木野花といった役者陣が揃った。もともと予定していた本公演は100人規模のキャスト・スタッフが動くことになるため、企画を練り直すことに。「できるだけタイトに、少人数のカンパニーで、なおかつ笑える面白いものができないかと、急遽立ち上げた」という。木野が演じる月影花之丞が活躍することになるが、古田は「マヤ的な人と亜弓さん的な人は出てきません。月影先生は『ガラかめ』でいうところの最大のスパイス、カレーにおけるクミン。ただ、今回クミンしか出てこない!」と訴える。木野については、2人とも「段取り芝居がとりあえず苦手」(いのうえ)、「袖にはけるとホッとするタイプの人なんですよ」(古田)と苦笑し、古田は「『は〜』って言ってるけど、袖から出なきゃいけない。それで俺が肩持って連れて行くと『どこへ連れて行くの~!』『今から出番だ馬鹿野郎!』って」と振り返る。一方で、いのうえは「異常なテンションはもう演劇界随一だと思うんで、木野さんの輝きを最大限に出せるように」と信頼も寄せた。久しぶりに阿部と共演することになる古田は「サダヲがもう全然売れてない頃からの付き合いで、その頃から下北界隈じゃ『ショーストッパー』と言われてた。全然売れてない時から、何にもしないでも客の目を引く。一緒にやっててすごく楽しいです。もっとも信頼する後輩の一人なので」と評価する。また、パロディネタについては、いのうえが「劇団がお芝居の稽古をしていきながら物語が進行して行くので、パロディを入れやすい。どういうパロディが入るかはお楽しみ」と期待を煽るが、古田は「中島(かずき)さん、いのうえさんを筆頭として、うちの劇団みんな60代50代なんですよ。パロディが古い! 20代にはわからないパロディの目白押しです」とツッコミ。いのうえは「公演が始まる前には、うっすらと『こういうのをやりますよ』と匂わせる」と笑わせた。古田は「劇団員は、歌のあるおポンチしかやりたくないんですよ。"いのうえ歌舞伎"に出たいと思ってる劇団員は1人もいないので、面白に対しては全力でぶつかって行くと思う」と予想。「演劇界で"面白"が得意な大気団、ナイロン100℃だったり大人計画だったり新感線だったりが、公演中止になった。そこから少しでも明るい気持ちになっていただきたいなという気持ちで演劇界全体がやっている」と真摯に語りつつ、「ただナイロンとか大人みたいなちょっといい話で面白い、じゃなくて、全然よくない話なので、『ああ、楽しかった。で、なんだっけ?』と言えるようなお話を作れたらいいなと思っています」と希望した。
2020年12月21日Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』の取材会が21日に都内で行われ、いのうえひでのり(演出)、古田新太が登場した。同作は劇団☆新感線の41周年春公演。2003年に上演された『花の紅天狗』(初演・1996年)のスピンオフ作品として、爆発的なテンションの月影花之丞(木野花)が再び登場し笑たっぷりの作品を届ける。コロナ禍で座組みもタイトに、古田新太、阿部サダヲ、浜中文一、西野七瀬、河野まさと、村木よし子、山本カナコ、中谷さとみ、保坂エマ、村木仁、木野花といった役者陣が揃った。同公演について「楽しみはいっぱいありますよ。阿部と久しぶりだなとか、木野さんを守ってあげなきゃとか、文ちゃんとはやっとできるなとか」と心境を表す古田。しかし「最初に言っておきたい。マヤ的な人と亜弓さん的な人は出てきません。絶対『ガラスの仮面』のパロディシリーズだと思うじゃない!? 中島(かずき)さんもいのうえさんも、月影先生第一に考えてるから」と苦笑する。「メインはマヤであり、それに対抗する亜弓さんがいるから『ガラスの仮面』なのであって、月影先生は『ガラかめ』でいうところの最大のスパイス、カレーにおけるクミン。ただ、今回クミンしか出てこない! ということを大前提に考えていただけて見に来ていただければ」とアピールした。また、古田は浜中について「前にやってた舞台で、あんなに綺麗な顔をしているのに平気で下品なことをやっていた」と期待を寄せる。「僕は関ジャニ∞と一緒に番組をやっていて、文ちゃんは彼らの直の後輩になる。横山(裕)とか大倉(忠義)とかにリサーチしてみたら『あいつはいいやつで、何でもやりますよ』と。そいつは楽しみだと思って」と明かし、さらに「こないだまで河原(雅彦)と一緒だったんで聞いたら『達者、達者』と言ってた。観に行った時に1回挨拶してて、『なんかできたらいいね』と上の空のことを言ってたんだけど、今回こういう機会があって、非常に楽しみにしています」と語った。今回初出演となる若手2人について、いのうえは「七瀬さんの役割は、話のキーワードになっているところもあり、『圧倒的にかわいい』という、彼女が本来持っている輝きみたいなものが、お客さんにも説得力をもって伝わるようにしたいと思うし、その魅力が出るように頑張りたいと思います」とプランを示す。一方、「文ちゃんにはとりあえず切れ味の良い、変態っぷりを」とまた別の方向で、「やっぱおかしいんですよ、彼。綺麗な顔しているけど。その微妙なズレがきちんとお客さんに伝わるようになれば面白い」と意図を表した。古田は「西野ちゃんがかわいけりゃ、後半は持つ。文ちゃんが頑張れば、ストーリー的に持つ。あとは俺と阿部に任せろ、咲かすから。そして俺と阿部で木野さんを支える。松葉杖になるから。若手の2人には、なるべく稽古場で『てめーらが輝くことを考えて』と言うことくらいしかアドバイスできないだろうな」としみじみ。コロナ禍で稽古後の飲食も禁止となっているため「本当は、終わってから『あそこはああして』とかできた方が楽しい、いい稽古場になる。でも、このご時世なので、なるべく稽古場でガタガタ言おうかなと。阿部は後輩の面倒見ないので」と意気込んだ。
2020年12月21日KERA×古田新太企画のレギュラーメンバーが結集し、本多劇場でCUBE produce『PRE AFTER CORONA SHOW』の公開ゲネプロを実施する。新型コロナウイルスの影響により、日本の演劇は上演が軒並みストップになり、劇作家で演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が手掛ける予定であった作品も中止を余儀なくされた。そんなコロナ禍の中でも、KERA は新しい試みとしてCUBE produce『PRE AFTER CORONA SHOW』を実施する。2007年から2016年の間に、 ケラリーノ・サンドロヴィッチと俳優・古田新太のタッグで上演してきた舞台のレギュラーメンバーが集結。劇場でのリーディングアクト『プラン変更~名探偵アラータ探偵、最後から7、8番目の冒険~』の無観客上演生配信と、 コント映像作品『PRE AFTER CORONA SHOW The Movie』配信という2つのコンテンツで構成された『PRE AFTER CORONA SHOW』に挑む。リーディングアクト『プラン変更~名探偵アラータ探偵、最後から7、8 番目の冒険~』は、7月12日に無観客生配信の形で本公演上演するとともに、 前日の7月11日に、 下北沢本多劇場にて一般観客を入れた形での公開ゲネプロを実施。上演前には『PRE AFTER CORONA SHOW The Movie』を、 配信開始に先駆け先行上映される。ゲネプロ中は舞台上のソーシャルディスタンスにも配慮し、「多彩な動きがありつつも俳優同士が常に距離を保ちながら進行するリーディング」というこの時代ならではの演出的工夫を取り入れた上演形式で行うとのことだ。CUBE produce『PRE AFTER CORONA SHOW』【配信舞台上演作品】●CUBE produce PRE AFTER CORONA SHOW presents リーディングアクト『プラン変更~名探偵アラータ探偵、最後から7、8 番目の冒険~』作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演:古田新太・大倉孝二・入江雅人・八十田勇一・犬山イヌコ・山西惇 / 奥菜恵配信映像作品●『PRE AFTER CORONA SHOW The Movie』脚本・構成・総合演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ共同脚本:ブルー&スカイ・他出演:古田新太・大倉孝二・入江雅人・八十田勇一・犬山イヌコ・山西惇 / 他【公演&配信日程詳細】<公開ゲネプロ> (配信無し)日時:2020 年 7月11日(土)15:30開場16:00〜17:40/『PRE AFTER CORONA SHOW The Movie』上映17:40〜18:00/休憩18:00〜/CUBE producePRE AFTER CORONA SHOW presentsリーディングアクト『プラン変更~名探偵アラータ探偵、最後から7、8 番目の冒険~』上演劇場:下北沢本多劇場料金:12,000円(上映・上演込み、 特製 T シャツ・缶バッヂ付)チケットスケジュール:7月1日(水)正午より cubit club 会員(キューブ無料メルマガ会員)先行受付スタート7月7日(火)チケットぴあ先行予約7月8日(水)より一般発売開始(チケットぴあのみ)チケット購入&詳細→ < 無観客生配信 本公演 >CUBE producePRE AFTER CORONA SHOW presentsリーディングアクト『プラン変更~名探偵アラータ探偵、最後から7、8 番目の冒険~』上演日時:2020 年 7 月 12 日(日)15:00 開演PIA LIVE STREAMより配信料金:3,500円7月19日(日)までアーカイブ販売有7月2日(木)10 時よりチケットぴあにて視聴券販売開始視聴券購入&詳細→ <コント映像作品 配信>『 PRE AFTER CORONA SHOW The Movie 』日時:2020年7月12日(日)17:00配信スタートPIA LIVE STREAMより配信料金:2,500円7月19日(日)までアーカイブ販売有7月2日(木)10時よりチケットぴあにて視聴券販売開始視聴券購入&詳細→ 公演についての詳細→キューブオフィシャルサイト: <ケラリーノ・サンドロヴィッチコメント>(1)少々長いコメントになりますので興味ある方にだけお読み頂ければ。新型コロナウィルスがあれして中止になった『欲望のみ』。 古田新太を座長としたチームに新たなメンバーを加え、 2007 年~2016 年に同チームで上演した「ナンセンス三部作」とは異なるタイプのコメディを創ろうとした公演でした。4 月下旬に中止が申し渡され、 自粛で悶々としていた私は、 このチームで「公演の代わりの何か」ができないものかと画策しましたが、 コロナ渦の制約の中、 頭に浮かぶ案はどれもこれも、 時間と労力を費やしてまで実行しようと思えるものではありませんでしたし、 それ以前に、 自分の仕事ではないように感じました。 周囲の演劇人達が早々に発信を連打した様々な試み、 すなわちリモートを使った演劇。 しかしそれを私が試みたところで、 面白いと思えるモノが創れるとは思えなかったのです。 それらは演劇のようでいて、 決して演劇ではない。 「演劇のようなもの」です。 「演劇のようなもの」は「演劇のよう」でありながら、 私が感じている「演劇の魅力」を何ひとつ擁しない。この度「PRE AFTER CORONA SHOW」の旗印の下にお届けする 2 つの作品も「演劇のようなもの」でしかなく、「演劇」と較べられちゃあたまらないのですが、「演劇」ができない時期、「何もしない」という選択肢もある中で、 これならやってもよいのではないだろうかと思えた企画であります。 やってみました。 我々が 2020 年の春~夏にどんな風に足掻いていたかの記録でもあります。(2)映像作品『PRE AFTER CORONA SHOW The Movie』は、 ザックリ言うと「コント集」です。 どう反応して良いのか戸惑わせるようなスケッチも混じってますが、 これもコントなのです。 私が書いたコントと盟友ブルー&スカイが書いたコント、 それから太田毅くんと飯田ゆかりさんの書いたコント一本ずつ(別役実氏編纂のコント本に収録)を私が脚色したもの、 そして、 大倉孝二とブルー&スカイのユニット、 ジョンソン&ジャクソンが、 やはり中止になってしまった彼ら の公演に於いて上演するはずだったコント(大倉が脚本提供クレジットに名を連ねているのはこの為です)。 注目の若手ナンセンス劇団「地蔵中毒」主宰の大谷皿屋敷くんにも参加してもらうはずだったのですが、 ある大人の事情で叶わず、 彼の既製台本から二言だけ台詞を使わせてもらってます、 記念に。コント達は、 劇場で収録したり、 ロケで映画やドラマのように撮影したり。 全 6 日間の強行撮影でしたが、 まさに制約だらけの中、 ゲスト出演者含め 20 名近いキャストとスタッフの皆様の尽力のお陰でヘンテコなモノが出来あがりました。 アニメは上田大樹くん、 音楽は鈴木光介くんと、 いつものメンバーが集結してくれました。 上映時間は約 100 分であります。(3)『プラン変更~名探偵アラータ探偵最後から 7、 8 番目の冒険~』は所謂リーディング公演。 6 月 29 日現在、 台本を書き始めたばかりでどんな作品になるか、 まだわかりませんが、 リーディングという形態を逆手にとってくだらなくできまいかなぁ、 と。 サブタイトル通り、 変質者であり多重人格者でもある探偵アラータが、 助手のアルジャーノンと共に、 事件かどうかすらも曖昧な事件を解決するナンセンス・コメディ。 つまりお馴染みのやつです。 ナンセンス三部作の第四弾。 新しいコメディに挑もうとした『欲望のみ』に代わる公演が、 結局いつものやつになっちゃうというのも皮肉ですが、 おかげでまたあのキャラクター達に会えるのは、 書き手にとっても大きな悦びであります。台本書き始めて数回の稽古を経て初日まで、 二週間しかないので、 40 分~60 分ぐらいの小さな作品になると予想します。 『The Movie』の方もそうですが、 はるか昔に書いた自作にネタを探ったり、 中学時代に私をナンセンスの世界に誘い導いてくれて、 健康~ナイロン初期に散々マネしたモンティパイソンの模倣も久々にしていることも白状しておきましょう。 今我々がやるとこんな風になります。ともかく、 安全第一、 くだらなさ第二に、 楽しんで作ろうと思います。赤字必至の試みなので、 お気に召したら口コミ、 SNS 等でワーワー騒いでくれろ。 以上、 よろしくお願い。2020 年 6 月末ケラリーノ ・サンドロヴィッチ
2020年06月30日作・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)と古田新太による壮大な悪だくみ企画が、今夏またも演劇界を揺るがせそうだ。2007年の『犯さん哉』から始まったナンセンス3部作に続き、新作『欲望のみ』で見せるのは、イヤ~な感じのブラックコメディ。【チケット情報はこちら】もともとナンセンスは大好物なKERAと古田。だがナンセンスをやるには、「たゆまない努力が必要(笑)」とふたりは声をそろえる。そこで“演劇的なコメディ”に立ち返ることになってみたもののも、KERAは「昨今の状況に身を晒されていると、緻密によく出来たコメディをつくっている場合でもないなって気持ちになっちゃうんですよね。世の中が非常にでたらめだから」と明かし、「2006年にやった『噂の男』みたいな作品になるかも」と現段階での構想を語る。それを聞いた古田は、「(池田)成志さんは『噂の男』みたいな露悪な芝居が嫌いなんです」と続け、「逆にオイラは成志さんが嫌がる芝居が大好き」と笑う。硬軟どんな芝居もお手のものの古田だが、「劇団は押し芸なんですけど、やっぱりオイラは引き芸が好き。そういう意味で、KERAさんとやる時はホッとするんですよね」と、KERAへの信頼の強さをうかがわせる。一方のKERAも、「やっぱり古ちん(=古田)にしかないものってありますからね。この身体性というか、それは動けるという意味だけではなく、野蛮な感じっていうのかな(笑)。古ちんと定期的に一緒にやることで、演劇ってのは何でもアリなんだということを再確認できる」と語り、KERAにとって古田が、ものづくりにおける指針のような存在だということがわかる。キャストには大倉孝二や犬山イヌコ、山西惇といった3部作に引き続きのメンツから、小池栄子や秋山菜津子など幅広い顔ぶれがそろう。古田は「この企画は大倉が生き生きしているのが嬉しい」とニヤリ。またKERAは秋山に関して、「彼女は高校の演劇部の後輩でして、もともと僕が小劇場に連れてきたようなものですけど、松尾(スズキ)さんが『キレイ』(2000年)で彼女のベスト・プレイを引き出しちゃって。正直ずっと悔しくて。最近はキツめの高圧的なキャラを求められることも多いようだし、またそれとは別の面も見せられたらいいなと思っているんですよね」と抱負を語る。近年は舞台の創作においても、「意地悪しちゃダメっていう風潮がある」と古田。だがKERAは「つくるものに関してはフィクションなんだから、文句言われたくない」と言い放つ。その刺激的な舞台で、またも観客を大いに驚かせてくれるはずだ。チケットぴあでは3月29日(日)までプレリザーブ受付中。取材・文:野上瑠美子
2020年03月26日映画『空白』が、2021年9月23日(木・祝)に公開。古田新太と松坂桃李が実写映画初共演となる。「全員被害者・全員加害者」のサスペンス・ヒューマンドラマ映画『空白』は、現代の罪と偽り、そして赦しを映し出すサスペンス・ヒューマンドラマ。ある死亡事故から現代社会の“空白”を映し出し、登場人物たちが愛と憎しみの果てに「全員被害者・全員加害者」の様相を呈していく物語を描く。この物語が浮き彫りにするのは、現代における人と人のつながりや家族の絆、そしてメディアの正体。何が本当なのか?誰が正義なのか?など思わぬ方向に感情が増幅してしまう危険性をはらむ現代社会を映し出していく。映画『空白』あらすじ全てのはじまりは、よくあるティーンの万引き未遂事件。スーパーの化粧品売り場で万引き現場を店主に見られ逃走した女子中学生、彼女は国道に出た途端、乗用車とトラックに轢かれ死亡してしまった。女子中学生の父親は「娘が万引きをするわけがない」と信じ、疑念をエスカレートさせ、事故に関わった人々を追い詰める。一方、事故のきっかけを作ったスーパーの店主、車ではねた女性ドライバーは、父親の圧力にも増して、加熱するワイドショー報道によって、混乱と自己否定に追い込まれていく。真相はどこにあるのかー?少女の母親、学校の担任や父親の職場も巻き込んで、この事件に関わる人々の疑念を増幅させ、事態は思いもよらない結末へと展開することにー。登場人物/キャスト様々な想いや誤解に右往左往する登場人物たちをチェック。映画『一度死んでみた』『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』の出演をはじめ、今回7年ぶりに主演を務める古田新太、そして『耳をすませば』『孤狼の血 LEVEL2』の公開を控える松坂桃李による、高い演技力にも注目だ。添田充(古田新太)主人公の添田充は、万引き未遂で逃げてしまった果てに交通事故で亡くなった少女の父親。娘の死の真相を追い求めるあまり、やがてモンスター化していき…。古田は主役を演じることについて「いつもふざけてばかりのおいらですが、ちょっと頑張って哀しいお父さんを演じられたらなと思います。社会の何かおかしいなというようなものの話のタネになるような作品になれば。桃李とは“パディントン”と“お父さん”なので、何の問題もありません」と語った。青柳直人(松坂桃李)青柳直人は、古田新太演じる添田充とその娘の親子が住む近所のスーパーの店長。事故のきっかけを作った人物として、物語の鍵を握る。演じる松坂は映画内容に関して、「タイトル通りの作品です。シンプルではありますが様々な解釈ができる、そんな映画になる気がします。」とコメントを残している。また二人の脇を固めるキャストは以下の通り。フレッシュな顔ぶれから、実力派俳優まで多彩なキャストが集う。・充(古田新太)の元妻の松本翔子役…田畑智子・漁師である充の弟子・野木龍馬…藤原季節・充の娘役の花音役…伊東蒼・花音の中学校の担任教師・今井若菜役…趣里・花音をはねた女性ドライバーの母・中山緑役…片岡礼子・青柳直人(松坂桃李)が店長を務めるスーパーアオヤギのパート店員・草加部麻子役…寺島しのぶ『宮本から君へ』河村光庸が企画、吉田恵輔が監督・脚本企画プロデュースは『あゝ、荒野』『新聞記者』『宮本から君へ』など話題作を世に送り出してきたスターサンズ・河村光庸が担当。監督・脚本は『ヒメアノ〜ル』『犬猿』『愛しのアイリーン』で、その才能を世に知らしめた吉田恵輔が務める。一見沈鬱に見える題材をシニカルでブラックユーモアを交えた視点で描く、吉田の演出にも注目したい。【詳細】映画『空白』公開日:2021年9月23日(木・祝)出演:古田新太、松坂桃李、田畑智子、藤原季節、趣里、伊東蒼、片岡礼子、寺島しのぶ監督・脚本:吉田恵輔企画:河村光庸制作プロダクション:スターサンズ
2020年03月08日『ヒメアノ~ル』や『犬猿』、『愛しのアイリーン』でその才能を見せつけた吉田恵輔が監督・オリジナル脚本で挑む『空白』の製作が決定。併せて、キャストの古田新太、松坂桃李と監督のコメントが解禁となった。■ストーリー全てのはじまりは、よくあるティーンの万引き未遂事件。スーパーの化粧品売り場で万引き現場を店主に見られ逃走した女子中学生、彼女は国道に出た途端、乗用車とトラックに轢かれ死亡してしまった。女子中学生の父親は「娘が万引きをするわけがない」と信じ、疑念をエスカレートさせ、事故に関わった人々を追い詰める。一方、事故のきっかけを作ったスーパーの店主、車ではねた女性ドライバーは、父親の圧力にも増して、加熱するワイドショー報道によって、混乱と自己否定に追い込まれていく。真相はどこにあるのか――?少女の母親、学校の担任や父親の職場も巻き込んで、この事件に関わる人々の疑念を増幅させ、事態は思いもよらない結末へと展開することに…。■吉田恵輔オリジナル脚本、「全員被害者・全員加害者」の物語本作は、ある死亡事故から現代社会の“空白”を映し出す「全員被害者・全員加害者」の物語。現代における人と人のつながりや家族の絆、そしてメディアの正体を浮き彫りにし、「何が本当なのか」「誰が正義なのか」など、思わぬ方向に感情が増幅してしまう危険性をはらむ現代社会を映し出していく。監督・脚本を務めるのは、『ヒメアノ~ル』や『犬猿』、『愛しのアイリーン』でその才能を見せつけた吉田恵輔。本作では、現代の「罪」と「偽り」、そして「赦し」を映し出すサスペンス・ヒューマンドラマを描く。主演を務めるのは、劇団☆新感線で劇団の看板役者として、更には「俺のスカート、どこ行った?」で女装家の教師役を演じて話題となった古田新太。6年ぶりの映画主演となる本作では、交通事故で死亡した女子中学生の父親で、真相を探るため関係者に様々な圧力をかける漁師の添田充を演じる。共演には、『不能犯』や『娼年』、『居眠り磐音』、『新聞記者』と話題作で主演を務めた松坂桃李。古田さんと実写映画初共演となる本作では、女子中学生が死亡したきっかけを作ったスーパーの店長・青柳直人を演じる。本作は、愛知県蒲郡市を中心に全編オールロケを敢行し、3月下旬よりクランクイン、4月中旬クランクアップ予定。一見沈鬱に見える題材をシニカルでブラックユーモアを交えた視点で描く吉田監督の演出と、様々な想いや誤解に右往左往するキャストたちの熟達した演技の競演も見どころだ。■出演キャスト・監督コメント古田新太(添田充役)いつもふざけてばかりのおいらですが、ちょっと頑張って哀しいお父さんを演じられたらなと思います。社会の何かおかしいなというようなものの話のタネになるような作品になれば。桃李とは“パディントン”と“お父さん”なので、何の問題もありません。松坂桃李(青柳直人役)タイトル通りの作品です。シンプルではありますが様々な解釈ができる、そんな映画になる気がします。撮り終えた時に「空白」という作品が自分にとってどんな答えをもたらす映画になるのか、それを問いかけながら撮影に臨みたいと思います。主演の古田新太さんとは実写では初共演になります。どんな作品においても圧倒的な存在感があり直球でも変化球でも受け止めて下さる方という印象です。そんな古田さんと今回、どんなキャッチボールができるのか楽しみでもあり、怖くもあります。自然と湧き起こる繊細な感情を丁寧に演じていきたいと思います。吉田恵輔(監督・脚本)最近のゴシップニュースはまるで魔女狩りかと思わせる。人の不幸で飯を食い、ストレス発散で悪意のコメント。本当腐っている……と言いつつ自分自身も、それを楽しんでいる気もする。所詮、他人事みたいな想像力の無さがそうさせているのだろう。無感情、無関心の空白な世界。偉そうに世直しするつもりはない。皆様と一緒に少しだけ想像するきっかけになる作品を作れたら幸いです。素晴らしいキャスト、スタッフと共に空白な世界に何か色をつけれるよう努力します『空白』は2021年、公開予定。(text:cinemacafe.net)
2020年03月05日俳優の古田新太が、映画『空白』(2021年公開)の主演を務めることが5日、明らかになった。松坂桃李が共演する。同作は吉田恵輔監督によるオリジナル作。スーパーの化粧品売り場で万引き現場を店主に見られ逃走した女子中学生が、乗用車とトラックに轢かれ死亡してしまい、父親は「娘が万引きをするわけがない」と信じて疑念をエスカレートさせ、事故に関わった人々を追い詰める。一方、事故のきっかけを作ったスーパーの店主、車ではねた女性ドライバーは、父親の圧力にも増して、加熱するワイドショー報道によって、混乱と自己否定に追い込まれていく。『あゝ、荒野』『新聞記者』『宮本から君へ』など、話題作を世に送り出すスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画し、『ヒメアノ〜ル』『犬猿』『愛しのアイリーン』で才能を見せつけた吉田が監督・オリジナル脚本で挑む同作。愛知県蒲郡市を中心に全編オールロケを敢行、3月に撮影がスタート、4月中旬のクランクアップを予定している。現代における人と人のつながりや家族の絆、そしてメディアの正体を浮き彫りにし、何が本当なのか? 誰が正義なのか? など、思わぬ方向に感情が増幅してしまう危険性をはらむ現代社会を映し出していく。登場人物たちが愛と憎しみの果てに「全員被害者・全員加害者」の様相を呈す、サスペンス・ヒューマンドラマとなっている。主演の古田が演じるのは、交通事故で死亡した女子中学生の父親で、真相を探るため関係者に様々な圧力をかける漁師の添田充。一方松坂は、女子中学生が死亡したきっかけを作ったスーパーの店長・青柳直人を演じる。2人は、実写映画初共演となる。○古田新太 コメントいつもふざけてばかりのおいらですが、ちょっと頑張って哀しいお父さんを演じられたらなと思います。社会の何かおかしいなというようなものの話のタネになるような作品になれば。桃李とは“パディントン”と“お父さん”なので、何の問題もありません。○松坂桃李 コメントタイトル通りの作品です。シンプルではありますが様々な解釈ができる、そんな映画になる気がします。撮り終えた時に「空白」という作品が自分にとってどんな答えをもたらす映画になるのか、それを問いかけながら撮影に臨みたいと思います。主演の古田新太さんとは実写では初共演になります。どんな作品においても圧倒的な存在感があり直球でも変化球でも受け止めて下さる方という印象です。そんな古田さんと今回、どんなキャッチボールができるのか楽しみでもあり、怖くもあります。自然と湧き起こる繊細な感情を丁寧に演じていきたいと思います。○監督・脚本:吉田恵輔 コメント最近のゴシップニュースはまるで魔女狩りかと思わせる。人の不幸で飯を食い、ストレス発散で悪意のコメント。本当腐っている……と言いつつ自分自身も、それを楽しんでいる気もする。所詮、他人事みたいな想像力の無さがそうさせているのだろう。無感情、無関心の空白な世界。偉そうに世直しするつもりはない。皆様と一緒に少しだけ想像するきっかけになる作品を作れたら幸いです。素晴らしいキャスト、スタッフと共に空白な世界に何か色をつけれるよう努力します
2020年03月05日ダンサー、振付家として幅広く活躍する北尾亘。ソロワークはもちろん、近年では小劇場の注目カンパニーの振付を手掛けることも多い彼が主宰するダンスカンパニー、Baobabの最新公演『ジャングル・コンクリート・ジャングル』が12月5日(木)よりKAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオでスタートする。北尾に話を聞いた。実は今作の構想は、KAAT公演が決まった頃……2年近く前から温めていたものだという。「劇場によって、その時に作るもののイメージが変わっていくスタイルなんです。ダンスというもの自体が抽象的ですし、僕らの公演はステージ上に建て込みをするタイプでもない。劇場の中に流れる空気や、特性を想像しながら作品コンセプトを考えていくんですよ。KAATでの公演は初めてですが、僕自身が神奈川県出身ということもあり、馴染みを感じている場所で。海も近いし、少し自然に近づいていくような感覚がある場所なんですよね。ここだったらBaobabの真骨頂的なものと言いますか、大地のイメージ、あるいは土着的な身体……そういったものを遺憾なくやらせてもらえる空気があるのでは、と」近年のBaobabの作品は、社会的なテーマをはっきりと表したものが多かった。今作は旗揚げ当初の作品への“原点回帰”的なところも意識しつつ、タイトルが象徴するように自然と文明や環境問題、生命と自然の関わりなど、彼が今感じている社会問題は表現として盛り込まれていくという。劇場という空間でどうやってそれらを表現するか?彼が今考えているアプローチは、なんともユニーク。「今回は対面の客席に加え“方角”を大切にしてます。例えば、風水に則って動線を決めてみたり、東西南北で振りを分けてみたり。ずっとバレエで言う“8つの方向”(注・バレエにおける基本的な身体の向きのこと)ではない、別のものがないかと探してたんですよね。これ、ちょっと発見なのでは!?と思ってます(笑)」公演チラシには「いのちが、おどりたがっている。」という言葉が大きく打ち出されているが、今作の内容に関しては、近年彼が関わってきた演劇界の才能たちが大きく影響しているという。「“生命讃歌”と大きく言ってみたんですけれども、自分の作品性がそういう方向に向かっていくとはあまりイメージしていなかったんですよ。おそらくこれは、木ノ下歌舞伎の木ノ下裕一さんや杉原邦生さん、ロロの三浦直之さんや範宙遊泳の山本卓卓さん……彼らからの影響がかなりあると思います。特に昨年、まつもと市民芸術館で上演した木ノ下歌舞伎の『三番叟』、あれは大きかったですね。舞踊は祝祭であり、そして祈りでもある。もしかしたら、生贄的なものもあるのかもしれない。そういうことにもっとピュアに向かって行ってもいいのでは、そう思える勇気をもらえたんです」それぞれの現場で得た刺激を自分の中に蓄積し、変換して、ホームグラウンドであるBaobabで表現する。北尾が今考えていることを具現化するため、出演するダンサーはカンパニー史上最多の21人。北尾いわく「それぞれの身体の特性やシルエットにもこだわった」というダンサーは、体格はもちろん、プロフィールもバラバラ。特に年齢は上は40代、下はなんと小学校5年生(!)と、バラエティーに富んだメンバーが揃った。ここにもまた、北尾が抱える“ダンス”というものへの思いが込められている。「舞台作品としてのダンスというものが、お客さんとどう関わりを持てるのか。これが僕の中ではずっとテーマだったんです。これは多分演劇を経験しているのも強いんですけれども、どうしても非日常である“踊る”という行為は、舞台上と客席に境界線が生まれる感覚……美術作品をガラス越しに眺めるような、そういう関係性に近くなってしまう。でも僕はそれを、もう少しつなげて行きたいんですよ。旗揚げ当初からセリフを使ったりしていたのは、それもあると思います。コンテンポラリーダンスにも色々なスタイルがありますけど、僕たちの踊ってる肉体はもしかしたら観客の人に“自分と少し近いのでは?”と感じてもらえる可能性があるんじゃないか、と。そう感じてほしいからこその今回のキャストですし、ダンスをもっとポピュラーにしていく、そのための大事な一歩かなと思うんですよね」出演者たちとは、今年の6月頃からワークショップを重ねてきたという。「劇場から遠く離れた地で起きているかもしれない、人間でもない生き物の営み。そういうことまで僕たちは手を伸ばしたい」と語る北尾。舞台上に立ち上るのはきっと、そういったものまで濃密に感じられるような“いのち”の躍動だ。さまざまな刺激を得て、進化し続ける北尾亘の、Baobabの現在を目撃しようではないか。Baobab『ジャングル・コンクリート・ジャングル』は12月8日(日)まで。取材・文:川口有紀
2019年12月03日ドラマ『Iターン』にて、古田新太さんとW主演を務めるムロツヨシさんにお話を聞きました。「古田さん演じる岩切組長とここから新しい関係性が築かれます」ムロツヨシさんと古田新太さんという多芸多才な俳優ふたりのW主演が話題のドラマ『Iターン』。ムロさん演じる広告代理店勤務の狛江が、閉鎖目前の弱小地方支店に転勤となる。しかし赴任早々、多額の借金を背負ってしまった上、古田さん演じるヤクザの組長の舎弟を務める羽目になり…。サラリーマンとヤクザの二重生活を強いられることになった男の、ハードな日々を笑いを交えて描いた作品だ。「僕がまだバイト漬けの日々だった頃に観た舞台に野田秀樹さんの『キル』という作品があって、その芝居に爆笑して、いつかあんなふうになりたい、共演したいと思っていたのが古田さんだったんです。その人といまW主演させていただけている状況が、本当にありがたいです」その古田さんから、以前に舞台で自分が殴られるところを見て、「普通は痛々しいのにムロの場合は笑える、これはひとつの才能だって褒められたことがある」という。それで今回は自ら監督に、1話に1回は古田さんに殴られるシーンを作ってください、とお願いしたのだそう。「古田さんほど人の芝居に合わせようとしてくれる方って、なかなかいないと思うんです。僕が何かを思いついてやると、すぐ理解して合わせてくれるし、いくつかのパターンのうち、どの芝居が面白いかを迷って相談すると、即答で返してくれる。どうしたら面白くなるかをしっかり考えていらっしゃる方だから、自分も迷ってばかりいられないと」もうひとつ、今作で楽しみにしていたことがある。それは、多くの国際映画祭で高い評価を受ける内田英治さんが監督を務めるということ。「内田さんの撮る映像には、かつての伊丹十三監督の映画を思わせるような雰囲気があります。いい年をした男が周りに振り回されていく姿は、滑稽で笑えるんですけれど、そこから彼が自分を変えていかなきゃいけないと気づいて変化していく様子は、ヒューマンドラマとしての面白さもあって。リアリティのない話なのに、どこかリアリティを感じさせるのは、監督の手腕なんだと思います」笑いを交えながらも、その淡々とした語り口からは、作品も自分自身も俯瞰で眺める冷静な素顔がのぞく。「25~26歳の時、この世界で生き残るために考え方を変えたんですよね。“ムロツヨシ”という役者を分析して、得意なところをより強固にする方法や弱点を強みに変える方法を考えて、自分を構築し直したんです。その作業はいまも続けていて、3年後に喜んでいられるよう、客観的な視点は忘れないようにしています」ドラマはここから新たな展開へ。「さらに狛江が追い込まれますが、その先に、古田さん演じる岩切組長との新しい関係性が生まれますので、楽しみにしていただきたいです」『Iターン』最果ての街に左遷された狛江(ムロツヨシ)は、岩切組の組長(古田新太)の舎弟になることに。さらに、岩切組と対立する竜崎組の組長(田中圭)にも弱みを握られ…。毎週金曜深夜0時12分~、テレビ東京系にて放送。©「Iターン」製作委員会ムロツヨシ1976年1月23日生まれ、神奈川県出身。主演舞台『恋のヴェネチア狂騒曲』が、7月28日まで新国立劇場 中劇場にて上演中。出演映画『ダンスウィズミー』が8月16日に公開。コート¥38,000パンツ¥20,000雪駄¥6,500(以上BLUE BLUE JAPAN/OKURA TEL:03・3461・8511)中に着たTシャツ¥6,000(HELLY HANSEN/へリーハンセン原宿店 TEL:03・6418・9669)※『anan』2019年7月24日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・森川雅代(FACTORY1994)ヘア&メイク・灯(ROOSTER)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年07月20日現在放送中のドラマ「俺のスカート、どこ行った?」から、5月25日(土)放送の第6話で見せる、古田新太と白石麻衣の“Wウエディングドレス姿”をとらえた写真が公開された。本作は、主演の古田さん演じるゲイで女装家の高校教師・原田のぶおが繰り広げる学園エンターテインメントドラマ。古田さんのほかにも、白石さんが教師役に初挑戦しているほか、松下奈緒、永瀬廉(「King & Prince」)、道枝駿佑(「なにわ男子」)、長尾謙杜(「なにわ男子」)らが出演している。先週は長尾さんのキュートぶりが際立ったが、今週放送の第6話では、古田さんと白石さんがなんとウエディングドレス姿を披露するという。第6話では、里見先生(白石さん)が親のすすめで医師の財前(戸塚純貴)と見合い結婚が決まってしまい、そのまま結婚式当日を迎えてしまう。結婚もしたくないし学校もやめたくない、そんな里見先生の気持ちを知った原田のぶおは…というあらすじだ。先日、この第6話の収録が行われ、撮影したばかりの写真も到着。「ウエディングドレスを着るのは5回目」という白石さんは、「今回は隣に原田のぶお先生がいてくれたので、安心してホッとできました。原田先生のウエディングドレス姿がすごくかわいいんですよ。ドレスも身に着けているものも全部かわいいです」と原田のぶおのドレス姿を絶賛。また、第6話については“深い話”だと語り、「自分が親に結婚を決められるとしたら、私だったらあきらめたくないし、里見先生も親のためとか考えて葛藤したと思うけれど、原田先生の言葉で救われて変わるんですよね。私と里見先生は似ているところもあるけれど、でも里見先生の方が良い意味で“ぶっ飛んでて”いいなと思っています」とコメント。さらに、今回は教師として教壇に立つシーンがあるそうだが、「学生の時に日直でみんなの前に出て一人でスピーチするというのがあって、私、苦手だったんですよ笑。でも緊張感のあるシーンだし里見先生の言葉をしっかり伝えたいです」と意気込み、「とにかく6話は、どれか一つに絞れないくらい良いセリフがいっぱいあるので、どこかで共感してもらえると嬉しいです」と視聴者へ呼びかけた。「俺のスカート、どこ行った?」は毎週土曜日22時~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2019年05月22日ムロツヨシと古田新太のW主演で贈るドラマ24「Iターン」に、田中圭の出演が決定。バイオレンスとコメディと哀愁がたっぷり詰まったジェットコースタードラマで、古田さん演じる岩切組組長と対立するインテリヤクザを演じることになった。現在放送中の「きのう何食べた?」が反響を呼んでいるテレビ東京「ドラマ24」枠で、7月クールで放送される本作。原作は、「侠飯」「すじぼり」などの作品が多数映像化されている人気小説家・福澤徹三の同名小説。冴えないサラリーマン・狛江光雄に突如訪れた、ヤクザたちとのジェットコースターのような地獄の日々を描く。田中圭、意外にも初共演「“ムロ節”を生で体感できておもしろかった」そして今回、狛江(ムロツヨシ)を利用し、岩切(古田新太)率いる岩切組をつぶそうと企む竜崎組の組長・竜崎剣司役を田中さんが演じることに!「あなたの番です」「おっさんずラブ」など話題の作品で主演を務めドラマ・映画やCMに引っ張りだこの田中さん。テレビ東京のドラマ出演は、2016年放送のドラマスペシャル湊かなえサスペンス「望郷」以来3年ぶり。演じるのは、“冷徹で計算高い頭脳派ヤクザ”。サラ金「ドラゴンファイナンス」の社長であり、昔気質の岩切とは全く違う新しいやり方でのし上がってきた男で、バチバチと火花を散らす。そんな2つの組が対立する街にやって来た崖っぷちサラリーマン・狛江は、赴任早々まさかのトラブルによって、竜崎には目を付けられ、岩切には“舎弟”にされてしまう…。トラブル続きの狛江をアメとムチを使い分け、言葉巧みに利用する冷徹な竜崎と、昔気質の人情派な岩切に睨まれた狛江。岩切組舎弟とサラリーマンの二重生活に加え、次々と仕掛けられる竜崎の罠。狛江はどうやってピンチを切り抜けていくのか!?ムロさん演じる狛江と古田さん演じる岩切、そして田中さん演じる竜崎との絶妙な掛け合いは必見となりそうだ。田中さんは「僕が演じる竜崎は、わかりやすい言葉で言うとインテリヤクザ。こういう役は久々」と言い、初共演となったムロさんの「“ムロ節”を生で体感できておもしろかったのですが、ムロさん得意のアドリブをもう少し堪能したかったなと思います」とコメント。「作品自体はコメディ要素がすごく強い作品なんですけど、僕とムロさんのシーンは毎回僕が脅しているので(笑)」と明かし、「ムロさんがきっとすごく愛せるようなキャラクターにしているので、みなさんで愛していただければ」とアピール。また、古田さんについては「こういう役を相当数やられているので、そんな新太さんに同じヤクザ役としてなんとか対峙できるように、気持ちの面では負けないよう意気込みを持って現場に臨みました」と語った。ムロツヨシコメント田中圭くんと 初めてお芝居したのですが、やっとだなという感覚があり、嬉しかったです。僕は“嫉妬”を誉め言葉として使うんですけど、彼は、嫉妬するくらいのお芝居の感覚を持っていると思います。間だったり、面構えだったり…。今回は、そんな彼にガンガンすごまれて“やられる”という役なので、この関係性ならではの「会話」というものを成立させたし、それをしてくれる役者さんだということは間違いないです。古田新太コメント圭ちゃんとはピストルの撃ち合いをして2人でぶっ飛ぶというシーンがありました。今まで共演してもそんなに絡むことがなかったので、同じ画角でピストルの撃ち合いをしたのが楽しかったです。さらに今回、古田さん率いる岩切組の個性的な組員の顔ぶれも明らかに。岩切組で狛江の教育係的な存在となる桜井勇一役を務める、朝ドラ「まんぷく」で“塩軍団”のひとりとして話題を呼んだ毎熊克哉をはじめ、塚原大助、菊池均也、森羅万象らが名を連ねている。ドラマ24「Iターン」は7月、毎週金曜日深夜0時12分~テレビ東京系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年05月21日毛利亘宏(少年社中)が脚本・演出する新作朗読劇『ダークアリス』の出演者および、組み合わせが9日、明らかになった。同作は「不思議の国のアリス」をモチーフにしたダークファンタジー。謎が謎を呼ぶ至極のミステリーをオリジナル作品として書き下ろされた。普通の少女が不思議の国に迷い込んだところへ黒ウサギが現れ、その導きで不思議の国を冒険する。そして、そこで知る“真実”とは。出演者は、石川界人、石川由依、神尾佑、久保田悠来、小島梨里杏、小宮有紗、関智一、竹財輝之助、田中俊介(BOYS AND MEN)、中尾暢樹、永塚拓馬、萩谷慧悟、矢島舞美、山崎銀之丞(50音順)。ライブ演奏とダンサーによるダンスパフォーマンスに加え、今注目の俳優・女優・声優によるリーディング シアターとなる。公演は東京・サンシャイン劇場にて、5月29日〜6月2日。○組み合わせ5月29日(水)19時小宮有紗×中尾暢樹×神尾佑5月30日(木)15時30分小宮有紗×竹財輝之助×神尾佑5月30日(木)19時小宮有紗×竹財輝之助×神尾佑5月31日(金)15時30分小島梨里杏×田中俊介(BOYS AND MEN)×永塚拓馬5月31日(金)19時小島梨里杏×田中俊介(BOYS AND MEN)×永塚拓馬6月1日(土)13時30分矢島舞美×久保田悠来×関智一6月1日(土)17時矢島舞美×久保田悠来×関智一6月2日(日)12時30分石川由依×萩谷慧悟×石川界人6月2日(日)15時30分石川由依×萩谷慧悟×石川界人6月2日(日)18時30分石川由依×萩谷慧悟×山崎銀之丞
2019年05月09日俳優の古田新太が、7月クールのテレビ東京系ドラマ24『Iターン』(7月スタート 毎週金曜24:12〜)でムロツヨシとともにW主演を務めることが9日、明らかになった。同作は小説家・福澤徹三の同名小説を実写映画化。広告代理店に勤める営業マン・狛江(ムロ)が、左遷で地方の小さな支社に異動を命じられ、ヤクザが行き交う“修羅の街”に単身赴任することに。対立する二大ヤクザに睨まれ、毎話究極の選択を迫られる。映画監督・内田英治が全話の脚本・監督を務める。古田が演じるのは、狛江を振り回す「岩切組」の組長・岩切猛。人情に厚く仲間を絶対に裏切らない一方で、裏切り者には容赦がない昔気質の、阿修羅市を牛耳るヤクザの親分という役所となる。狛江は、 仕事で起こしたミスがきっかけで、無理やり岩切の舎弟にされてしまう。岩切組がケツ持ちしている店でトラブルが起きたら、狛江も駆けつけなければならず、殴られたり、2階から逆さ吊りにされたりという日々を過ごすが、いつの間にか2人にはバディのような空気感も生まれていく。これまでにもヤクザ役を多く経験してきている古田が、迫力の演技&ムロとの掛け合いを見せる。○古田新太 コメント・ドラマ 24 の主演が決まったときの感想スケジュールが空いていてよかったなと思いました・岩切という役について岩切は、人情に厚い昔ながらのヤクザで、結構武闘派です。今の時代ではちょっとコンプラ的にダメな人かなと思います(笑)。・共演のムロツヨシについてムロ(ツヨシ)は、いくらいじめられる役をやってもお客さんに笑われるというすごくいい才能を持っています。今回も、殴ってほしそうにしているからオイラは普通に殴っています(笑)。それがかわいそうにみえると残念ですけど、ムロの場合はおもしろい。・視聴者へのメッセージムロくん演じる狛江が、オイラが演じる岩切と竜崎にどんどん追いつめられていきます。そんないじめられっ子のムロくんを楽しんでいただければ。いじめられる人によっていじめている側の見え方が変わってきますが、ムロくんはその才能が素晴らしいので、ぜひともいじめられているムロくんをみて、ゲラゲラ笑ってください。○ムロツヨシ コメント今回、古田さんと共演するにあたって僕からお願いしていたのは、殴るシーンで殴るふりはいらないということ。古田さんに殴られる狛江・ムロが、僕が視聴者だったらみたいと思ったので、思いっきりいってくださいとお伝えしました。なんでそれをお願いしたかというと、古田さんって普段ぜんぜん褒めないんですけど、唯一褒められたことがあるのは、数年前の舞台で僕がよくぶたれるシーンがあって、お客さんも笑っていたんですよ。そうしたら古田さんが、「普通あんなに年上の男が年下のお前を殴っていたら痛々しくて笑えないはずなのにお前は笑える。お前は殴られて笑われる、その才能はあるな」と。唯一褒められたのがそこでした。ですから、ちゃんと共演したときにそこだけは活かそうと思って、監督には古田さんが僕を殴るシーンは結構いれてくださいとお願いしました。そこでみんなが面白くなってもらえればいいなと。みなさんにはまず、古田さんが殴るムロを楽しみにしていただきたいです。
2019年05月09日ゲイで女装をした教師・原田のぶお(古田新太)が強いインパクトを放つ、放送中のドラマ『俺のスカート、どこ行った?』。高橋ひかるさんは、原田が担任を受け持つ2年3組の生徒、川崎結衣を演じている。原田先生を見ると、“こんな先生に出会いたかった”と思うはずです。「結衣ちゃんは、今どきのキャピキャピしたおしゃれ番長で、現代っ子って感じがします。自分を強く持っていながらも、長いものには巻かれがち。悪いことをするのがカッコいいと思っているようなところがあります。彼女のようなスクールカーストの上位にいる女の子を演じる機会はこれまでになく、私自身はわりとクラスの片隅にいるようなタイプなので(笑)、ドキドキしたし、自分の発言でクラスの空気が変わるのが気持ちいいんだろうな、という発見もありました。無意識のうちに悪いことをしているタイプだから、罪悪感を持たないように演じています。自分とは違う人を表現することは難しいけど、役にたどりつくまでのプロセスはすごく面白いし、もっと楽しめるようになりたいです」撮影は、古田さんを中心に、楽しく進んでいるそう。「初めて古田さんが現場入りされた時は、その姿に、どよめきが起こりました(笑)。撮影は、古田さんのおしゃべりのおかげで楽しく、和やかです。着ているブラウスが薄くて透けてしまうからカイロが貼れず、『寒い!』とおっしゃっている姿を見た時は、お茶目な方だなと思いました。もし、原田先生が自分の担任になったら?最初は驚くと思うけど、嬉しいです。これまで女装をする方に会う機会がなかったので話を聞いてみたいし、いつかは男装をしてみたいのでコツを教えてほしいです。原田先生が生徒たちと向き合い、ぶつかり、導く姿を見ると、“こういう先生と出会いたかった”と感じるし、“このままじゃダメかも!”“原田先生のようにもっと自分を表現しよう”と、自分を変えるきっかけをもらえると思います。“現代版『金八先生』”じゃないですが、新しい学園ドラマなので、ぜひ、見てほしいです!」『俺のスカート、どこ行った?』真の多様性を教師と生徒に学んでもらうため、豪林館学園高校の校長(いとうせいこう)は、2年3組の担任としてゲイバーで働いていた原田のぶお(古田)を迎え入れることにする。毎週土曜22:00~、日本テレビ系で放送中。たかはし・ひかる2001年9月22日生まれ。滋賀県出身。ドラマ『高嶺の花』『詐欺の子』、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』に出演するなど演技力に定評あり。雑誌『Ray』の専属モデルをつとめる。※『anan』2019年5月15日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2019年05月08日「古田さんら教師陣のキャストみなさん、一癖も二癖もあるかたばかりで。職員室のシーンは面白くて、一日中でもやっていたいくらいです(笑)」そう話すのは、4月20日放送スタートのドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系・土曜22時~)で数学教師・長井あゆみを演じる松下奈緒(34)。ドラマの撮影現場から駆けつけてくれた本誌のインタビュー中、思い出し笑いをこらえきれず涙目に。が、それも納得!古田新太(53)がゲイで女装家の高校教師・原田のぶおを演じる本作は、今期イチ異色の学園ドラマだ。「原田先生の言葉には不思議なパワーがあって、古田さんが言うことでさらに説得力が増す。優等生の長井先生がどんなふうに影響を受けるのか楽しみですし、いつか“のぶりん”って呼びたいですね。現場に立つ古田さんはカッコいいし、圧巻の演技という感じで、ふだんはとても優しいおじちゃんです(笑)」(松下・以下同)9年ぶりとなる朝ドラ出演も話題となったが、今年デビュー15周年。演じてみたい役は?「みなさんが想像つかない役をやってみたいです。“松下奈緒はこういう役ならできそう”と思われないような役に挑戦したい。たとえば“悪い女”は一度もやったことがありません。巡り合ったことのない役と出合いたいです」そして結婚は?「プライベートの充実が仕事にもつながると思っています。海外旅行も自分でプランを立てたりして楽しんでいますが、結婚は……。いつかはしたいと思いますけど、まだいいかな(笑)」
2019年04月20日ゲームが原作で、アニメも大人気な『神々の悪戯(あそび)』が舞台化。2.5次元舞台『The Stage 神々の悪戯(あそび) 光と炎の約束』の主人公を演じる與座亘さん、辻諒さん、関根優那さんにお話を伺いました。写真・角戸菜摘 文・尹 秀姫今回、ご紹介する舞台『The Stage 神々の悪戯(あそび) 光と炎の約束』は、神々が集う世界に召喚された人間のヒロイン・草薙結衣が、神々に「人とは、愛とは何か」を教えるというストーリーのもと、光の神様バルドル・フリングホルニと炎の神様ロキ・レーヴァテインとの心模様を描いた作品。バルドルとの関係性を描いたバルドルルートと、ロキに振り回されながら関係性を深めていくロキルートの2つのルートがあるという、乙女ゲームが原作の作品ならではの演出の仕掛けが楽しい作品です。この物語の主人公を演じる與座亘さん、辻諒さん、関根優那さんにお話を伺いました。神様と人間との恋愛ストーリー左から、ロキ役の辻諒さん、草薙結衣役の関根優那さん、バルドル役の與座亘さん。--みなさんが今作で演じるキャラクターについて紹介してください。関根優那さん(以下、関根さん) 私が演じる草薙結衣ちゃんは、いきなり神の箱庭の世界に召喚されて、全知全能の神であるゼウスから「人間の心を神様たちに教えないと元の世界には帰さない」と言われる女の子です。最初はしぶしぶ神様たちに人間のことを教えているんですけど、神様たちと過ごすうちにだんだん友情だったり恋愛だったりの感情が芽生えていくんです。結衣ちゃん自身、すごくまっすぐで芯の通った性格ではあるんですけど、ずっと居合をやってきた子なので、たぶんそれまで恋愛を全然してこなかったんじゃないかと思うんですよね。そんな彼女が神様たちに振り回される姿に、きっと胸キュンしていただけるんじゃないかと思います。辻諒さん(以下、辻さん) ロキは、炎の神様なんですよ。性格は好奇心旺盛でいたずら好き、その場を楽しむのが好きな神様ですね。でも実は幼い頃からずっと孤独を抱えていて、それを救ってくれたバルドルに対しては特別な感情を持っているんです。だからバルドルはライバルというよりは、親友ですね。與座亘さん(以下、與座さん) バルドルは、さびしいひとだと思うんですよね。それは能力によるものというか、自分が光の神様だからみんな寄ってくるんだろっていう思いをずっと抱えてて。それが唯一、効かないのが結衣ちゃんなんですね。その気持ちは、僕はすごくよくわかるんですよ。自分の本質的なところを見てくれる人が言ってくれる言葉ってすごくうれしいですし、そういうところはバルドルに共感できますね。それにバルドルは愛ゆえの行動がすごいんです。女の子からすると一見、それはちょっと……っていう行動も、実は彼のさびしさゆえだったりっていうところもあるんですよね。--バルドルがひとに本質を見つけてもらえなくてさびしいと感じているところが、與座さん本人との共通点ですか?與座さん そうかもしれないですね。僕は楽しい会があっても、家に帰って天井を見つめながら「本当の友だちとは…はあ」とため息つくこともたまにあるので(笑)。そういう気持ちに近いのかなっていうのは想像しますね。たまにありませんか?辻さん あります、あります。あと、バルドルって天然なんですけど、そういうところも似てますね。関根さん バルドルって変わった世界観を持ってるんですけど、與座さんも変わってる世界観の持ち主なので、そういう部分ではハマり役。でもバルドルみたいに王子様っぽくはなくて、もうちょっとおもしろいキャラなので、そこはギャップがあるかも(笑)。--関根さんは、演じている結衣ちゃんと似ているなと思うのはどんなところですか?関根さん 結衣ちゃんは女の子らしいけど、言いたいことは言うタイプの子なんですよ。そういう、思ったことを恐れずに言えるところはちょっと似てるかなと思います。いろいろ荒波に揉まれて、そういう性格になりました(笑)。辻さん ここは言っとかなきゃいけないとこだな、みたいな(笑)。関根さん グループのリーダーをやっていたので、それでどんどん変わりましたね。でも結衣ちゃんが持ってる純粋さとか、まっすぐさっていうのは大事だなと思います。辻さん 結衣ちゃんの裏がない感じは、関根さんもそのままだなって思いますね。でも何か今の話を聞いてたら、昔は何かいろいろあったのかな? みたいな(笑)。--それが経験というものですよね(笑)。辻さんはロキと似てると感じるところはありますか?辻さん いたずら好きで楽しいことが大好きっていうのは僕とまったく同じですね。その場を楽しもうっていう気持ちがあるんですよね。好奇心旺盛っていうところも似てるかな。関根さん 本読みと稽古がはじまって、こんなにロキにハマる人っているんだろうかっていうくらいピッタリでした!辻さん 自分自身、違和感がなかったですね。ロキの性格ってどんななのかなって想像した時に、自分の中で難しいって感じることがなかったです。與座さん ハマり役!辻諒さん(ロキ役)2つのENDがあるのが魅力--舞台『神々の悪戯』の魅力、観どころを教えてください。與座さん バルドルに関して言うと、最初と最後の感情の変化がすごいので、これはぜひ生で観ていただきたいですね。バルドルの気持ちのうねり、そしてなぜ彼がうねっているかということも、何度も観ていただいて理解を深めていただきたいです。関根さん 私は前作に続いて2回めの出演なんですけど、今回は物語的に感情の高低差がものすごくあって、そこが前回よりさらにパワーアップしているところだと思います。笑える部分は思いっきり振り切って作っているので、序盤は神様の世界ってすごく楽しいんだなって感じていただけると思うんですけど、その後はまさかの展開が続くので、けっこうジェットコースターみたいに感情が揺さぶられるんじゃないかと。辻さん 演じているほうはめちゃくちゃ疲れますよね(笑)。関根さん 今回は大変だなと思うことが多いですね。それに、この作品はENDが2つあるので、そこがまた楽しんでいただける部分でもあり、やっていて大変な部分でもあり……。辻さん 僕もやる前から楽しみだなとは思ってたんですけど、本読みとか稽古を進めていくにつれて、楽しみが増しました。ストーリーがほとんど違うんですよ。関根さん 2時間中、1時間半くらいはまったく違う台本なんです。辻さん この舞台ではロキルートとバルドルルートの2つのシナリオがあるんですが、ロキルートの時の結衣ちゃんに対する感情と、バルドルルートの時の感情がまったく違うので、そこから変えていかなきゃいけないっていう。與座さん 両方観ていただくとわかると思うんですが、同じキャラクターなのにたぶん全然違う人に見えると思うんですよね。ロキもバルドルも、ルートによって気持ちの持っていき方が全然違うので、表情も動きも見え方が変わると思うんですよ。関根さん だから、ぜひどちらも観ていただきたいです! どのルートの話かによって、3人の向き合い方もそれぞれ違うんですよ。--ということは、ほぼ2作品を同時にやっているような感じですよね。関根さん 本当にそうなんです! 気持ちの入り方も全然違うし。でも、そこが観てくださる方にとっては楽しんでいただけるポイントだし、観てくださる人がわかりやすいようにという気持ちで演じています。土日は昼公演と夜とでENDが違うので、1日で両方観ていただくこともできますよ。辻さん 僕はこういうシステムの公演が初めてなんですけど、1日でほとんど全然違うことをやるってことでしょう? 大変じゃないですか?プロデューサー 関根さんは去年体験されてるんですけど、1日に2人と別の恋愛をするって、見方によってはあんまりよく思われないこともありえるんですよね。でも関根さんがすごいのは、前回のアポロンENDとハデスENDでそれぞれ別の人間として結衣ちゃんを演じてくれたので、観てくださる方にもスムーズに物語に没頭していただけたんじゃないかと思いますね。関根さん 女性の方から「キャー!」って言われたのが新鮮でしたね(笑)。女性の「キャー」って男性に向けてのものだと思っていたので、ちょっと男性アイドルになった気持ちを味わえました。與座亘さん(バルドル役)実際にこれをされたら胸キュンなシーンとは?--練習中にあったおもしろエピソードを教えてください。辻さん 與座くんは稽古着がTシャツなんですけど、あのTシャツが変わったのをまだ一度も見たことがないんですよ(笑)。関根さん もしかしたらおんなじTシャツをたくさん持ってるのかも?(笑)辻さん それも含めてどうなのか、気になりますね。與座さん 白い『MILK BOY』のやつですか? 実は今までで一度だけ、稽古が終わって朝まで出かけてて、そのまま稽古場に来た日があります。でも実際に連続で着用したのはその日だけです! それ以外の日は家に帰って洗濯するなり、ちゃんとケアしてますから! それに今日は違いますから、安心してください。辻さん 今日は違うんだ!--前回の公演では観客に協力を要請するシーンや、ちょっと笑えるシーンなどもあり、シリアスなだけではない楽しさが魅力でした。今作ではどんなところに注目してほしいですか?関根さん 前回よりも客席のみなさんと触れ合う時間が増えました。神様たちを近くに感じられる時間がボリューミーになっているぶん、得したな!って思っていただけるんじゃないかと! それに、神様を演じているみんなも、そういうシーンのほうが生き生きとしてるというか、楽しそうなんですよね。辻さん 楽しいですね。でも、みんなで作っていく場面だからできるのかも。ひとりで一発芸しろって言われたらしんどいですけどね(笑)。その場、その場の対応ができるのは楽しみです。僕、けっこう欲しがっちゃうタイプなので、どこまでできるか楽しみ!--今回、與座さんと辻さんが演じるのは北欧神話に登場する神様ですが、北欧といって思いつくことはありますか?與座さん 僕、顔の系統から外国の血が入ってる?と聞かれることが多いんですよ。実際は沖縄出身なんですけどね。それで上京したての頃、冗談で「おじいちゃんがスウェーデンの人なんだよね」って言ったまま訂正してない人が何人かいますね(笑)。あと北欧と言えば、スウェーデンのイブラヒモビッチくらいしか思いつかないですね。辻さん サッカー選手だね。関根さん 私はオーロラを観に行きたいです。辻さん オーロラは観てみたい!関根さん 今回の台本にもオーロラっていうセリフがたびたび出てくるんですけど、そのセリフが出るたびに、本物のオーロラを観てみたいなって思ってましたね。関根優那さん(草薙結衣役)--今回共演してみて、相手方を見習いたいなと思うことはありましたか?與座さん 僕は稽古着で来て、稽古着で帰るんですけど、関根さんは毎回オシャレな私服で来てるんで、そういうところはやっぱり見習いたいなーと思いますね。関根さん 今回、男性ばかりの現場なので、一応まだすっぴんで稽古着で行くのはちょっと抵抗があるなって……。でも集中稽古に入ったら、絶対にそういう日が出てくると思います(笑)。與座さん 素晴らしい心がけですよね。もしそういう日が続いたら、僕はそっと「SNIDEL」の服とかプレゼントしたらいいですか?関根さん ああ、そう……そうですね(困惑)。與座さん あ、違いました? 辻さん、助けて!辻さん なんで僕を呼んだ!? そっちで完結してよ!--バルドルとロキは一途で一生懸命な草薙結衣に惹かれていきますが、これをされたら自分も恋に落ちる、という場面はありますか?與座さん 結衣ちゃんが海で「カモメだ!」って言うシーンがあるんですけど、素直に感動できる子には僕、弱いかもしれないですね。子どもみたいな無邪気さを持っているんだなって思うと、素敵な人だなって。関根さん 模範解答ですね!辻さん 素晴らしい(拍手)。與座さん ちょっと、その空気やめてくださいよ!辻さん 結衣ちゃんの好きなところで言うなら、ロキが結衣ちゃんにちょっとしたいじわるをして、結衣ちゃんも口では「やめてください」って言うんだけど、実はそんなに嫌ではない……、みたいなのがいいなと思いますね。ロキもちょっと照れ隠しみたいな感じでちょっかいかけてるんですけど、結衣ちゃんもどこかでロキのことを気にかけている、みたいな。ロキにとっては結衣ちゃんが自分を受け入れてくれた初めての人だから惹かれたっていうのもあるんですけど。與座さん たしかに辻さん、純朴そうな子にすぐ落ちそうですもんね。辻さん うん、すぐ落ちる(笑)。ピュアな子が好き!與座さん 辻さんがフランスパンを落としたら拾ってくれるような子とか。関根さん その例えはどうなの?(笑)與座さん じゃあフランスパンはやめて、例えばリンゴを落としたとして、今の時代、誰が拾ってくれますか? でも結衣ちゃんだったら「落としましたよ(ニコ)」って拾ってくれると思うし、そういう子に辻さんは弱いと思う。辻さん 何となく言いたいことはわかる(笑)。関根さん 結衣ちゃんはこの舞台の中で突然、抱きしめられたりとか、ちょっと服を引っ張られたりとかっていう場面がけっこうあるんですけど、女の子がこれされたらキュンとするだろうな!っていうのはあると思います。私もされたらドキドキしちゃいますね。與座さん でもさ、それがもともと好きな人だったら、いきなり抱きしめられてもまあいいじゃないですか。でも「いい人だな、でも恋愛感情はないかな」っていう人にそうされたらどう思うんですか?関根さん 何とも思ってなかったのに、いきなり「危ないよ」とかってグイッと引っ張られたりとかしたら……。辻さん 不意のやさしさ?與座さん そう、そういうので「何とも思ってない」から「好き」に変わったりすることが、女性はあるのかなって、ずっと疑問なんですよね。関根さん あ、変わると思います!與座さん&辻さん へえー。関根さん 意外と「おっ」ってなる人多いんじゃないですかね。與座さん なるほどー。辻さん 今の「なるほど」は何!?(笑)Information『The Stage 神々の悪戯(あそび) 光と炎の約束』公演日時:2019年4月13日(土)~21日(日)公演劇場:新宿村LIVE
2019年04月08日