15年前、明石家さんまが本格的な舞台に進出するきっかけとなった『七人ぐらいの兵士』が、ついに再演される。当時のきっかけは、テレビドラマで共演した生瀬勝久がさんまの生返事を真に受けて(?)、本作の脚本を書き下ろしたこと。だがその舞台は芸人としての魅力はもちろん、“役者・明石家さんま”の新たな表情をも引き出して絶賛を浴びることとなった。以降、数年に一度のスパンで、これまで5度タッグを組んできたふたり。伝説の舞台の再演を前に、意気込みと初演の思い出を語ってもらった。舞台『七人ぐらいの兵士』チケット情報戦時下の中国に駐屯している、日本軍のある分隊。ここには一度戦地に派遣されたものの、その役立たずぶりに再訓練となったダメ兵士ばかりが集められていた。リーダー格で元漫才師の木下兵長(生瀬)も演習に励んでいたが、訓練中の事故で野戦病院に運ばれてしまう。そこで出会ったのが、死んだ妹のさくらに生き写しの看護師・花子(内田有紀)。そして、大事な高座から逃げた元相方の水嶋(さんま)だった。ウソと詭弁の天才、水嶋は仮病を使って日本に帰ろうとしていたが、木下はそれを見抜いて自分の隊に引き入れる。それでも脱走を図ろうとする水嶋は、口八丁で兵士たちを巻き込むが……。生瀬は「再演に向けて台本に手を入れますが、基本のストーリーは変えないつもりです。この作品はさんまさんへの当て書きから始まってますし、劇中の『死にたくないんやない、生きたいんや』という水嶋のセリフは、さんまさんが言うから意味のあるもの。初演から15年経った今だからこそ、聞きたいセリフでもありますね」と語る。さんまも「初めてのストレートプレイだったし、人生で初めてソファでウトッとした(ほど大変だった)からね」と初演を振り返るが、すかさず生瀬が「2ステを終えた翌日のソワレ前にゴルフに行ってたじゃないですか!」と横からツッコミを。「山西(惇)とか共演の役者たちが呆然としてましたよ」という生瀬と、「そうだった?」とトボけるさんま。丁々発止のやりとりは役の関係性にも似て、取材陣からも思わず笑いがもれた。役どころを戦時下の元漫才師にしたことについて、生瀬は「もともと演芸の世界に憧れがあったし、さんまさんの“どんな時代でも生き残ってしまう”バイタリティを表したかったから」と話す。一方のさんまにとっては馴染んだ世界だが、「ピン芸人だったのでコンビの心情はリアルには分からないけども」と断りつつ、木下が水嶋の才能を認めながらも、同時に憎悪を持ち続ける二律背反の感情については「これまで色んな漫才コンビを見てきたけれど、“大好きなのに大嫌い”というのは相方に対する気持ちとして多いかもしれない」とサラリ。「その芸人らしい複雑な心情を、シーンごとに表していけたら」と、“笑い”の世界を牽引し続けるさんまならではの目線で語ってくれた。公演は7月5日(日)から26日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーン、8月19日(水)から25日(火)まで大阪・シアターBRAVA!にて。チケットの一般発売は4月25日(土)より。取材・文佐藤さくら
2015年04月24日明石家さんま主演舞台『七人ぐらいの兵士』がこの夏、15年ぶりに再演される。舞台『七人ぐらいの兵士』チケット情報2000年に初演された舞台『七人ぐらいの兵士』は、当時、明石家さんまの演劇初出演として注目を集めた作品。生瀬勝久が脚本を手がけ、さんま、生瀬をはじめ、恵俊彰、山西惇、温水洋一、八十田勇一、中村育二他、実力派俳優たちが共演し、現在は映画監督としてもその名を馳せる水田伸生が演出を務めた。今回は初演組に加え、内田有紀、中尾明慶、須賀健太、森田甘路など新キャストが参加する。舞台は、戦時中、中国大陸のとある駐屯地。「戦争という笑いを抑制された環境に、明石家さんまが放り込まれたらどうなるのか」という着想から生まれた物語だ。さんまと生瀬はかつてコンビを組んでいた漫才師という役どころで、ふたりは偶然戦地で再会する。さんまは「久しぶりに集まりましたが、15年の年月が恐ろしいです(笑)。でも15年前でも45歳ですからね。45歳で演じて不思議は無かった役なんで、多分大丈夫じゃないかと。この作品には「死にたないちゃうねんや俺は…。生きたいだけじゃ」というセリフがある。『ワルシャワの鼻』(2009年、世田谷パブリックシアター他で上演)という公演では「わくわくしながら死にたい」というセリフを言いましたが、何年か歳を取って、“人は死ぬのが分かって生きている”ということが身にしみて分かって来たので、その辺をうまく表現できればと思ってます」と意気込みを述べている。一方、生瀬は「15年ぶりの再演で、とにかく同じものをやるつもりは全くないです。新たなキャストが来て、僕らも歳を取りましたから、次のステージに進んだ『七人ぐらいの兵士』をやりたいと思っています。さんまさんがさんまさんでいてくれたら、僕はきっとこの台本は成立すると思うし、そのエネルギーをお客さんがどう受けて楽しんで頂けるか。見終わった時に、明日も楽しく過ごせるんじゃじゃいかな、と思って頂けるのでは」とコメントしている。公演は7月5日(日)から26日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーン、8月19日(水)から25日(火)まで大阪・シアターBRAVA!にて。チケットの一般発売は4月25日(土)より。
2015年03月18日2013年5月27日に急逝した吉村秀樹率いるロックバンド「bloodthirsty butchers」とのコラボレーションに端を発した企画を、『生きてるものはいないのか』『シャニダールの花』を手がける奇才・石井岳龍監督が映画化した『ソレダケ/that’s it』が、吉村さんの命日となる5月27日(水)に公開することが決定。この度、石井監督とは3度目のタッグになる染谷将太が主演を務め、敵役にドラマや映画に引っ張りだこの綾野剛が演じることが明らかになった。戸籍を奪われ、アンダーグランド暮らしから抜け出せずにもがいている大黒砂真(染谷将太)。この底辺から抜け出す最後の手段として、裏社会の調達屋、恵比寿大吉のコインロッカーを破壊し金の入った財布を奪うが、予期せずハードディスクを発見する。その中には家出人、ホームレス、破産者、風俗嬢たち、地下な人々のビジネス売買用個人情報がぎっしり詰まっていた。大黒はハードディスクを隠すが、恵比寿に追われあえなく監禁される。しかし、そこには風俗嬢、南無阿弥が拘束され横たわっていた。大黒と阿弥は何とか脱出し都会の片隅に身を寄せ、ダークサイドに生きる知人、猪神楽彦に助けを請うが、闇の追っ手が2人を再び監禁、謎の極悪ギャングのボスによる拷問の中で、大黒の過去にまつわる宿命の謎が明かされる。もがき苦しんでも決して抜け出すことができなかった負のループが導いた先で、大黒は、彼を束縛する宿命との対決を決意する…。吉村亡き後監督が仕上げた作品で、その後、吉村さんの存在と「bloodthirsty butchers」(以下、ブッチャーズ)の音楽から着想を得た石井監督は、その遺志を受け継ぎ、まったく新たな物語に取り組んだ本作。「ブッチャーズ」の持つ激しさ=他者を攻撃するような表層的な激しさとは異なる「攻撃的な諦念/無常」から導き出される、人間の意地が爆発する「底辺の叛逆」の物語だ。主演に若き日本映画界の扇動者・染谷さん、『シャニダールの花』以来2度目の石井組となる綾野さんを始め、本格女優としての確実な一歩を踏み出した元「E-girls」の水野絵梨奈、映画とロックのアウトサイダー渋川清彦、インディペンデント映画の番人・村上淳ら個性派俳優陣が集結。濃くて、危なくて、激しい、情熱とアクションが交差する青春ドラマに仕上がった。以下、キャスト&スタッフのコメント●染谷将太ひたすら叫び、嘆き、走り、殴られ、撃ち合い、血塗れになり、また走りました。俺の知ってる石井さん、そして俺の知らない石井さんの現場を体感、体現してきました。様々な想いを含み、この映画の中にそれは確かに鼓動を打っています。この映画でロックして、久々に爆裂してください。●水野絵梨奈それぞれがそれぞれのやり方で生きているその生き様を見て頂けると嬉しいです。とても切なく苦しい中で、強さがとても悲しいほど美しく見えてくると思います。染谷さん演じる大黒の心の叫びが痛いほど突き刺さってきます。石井監督の世界感そして思いの詰まった音楽とともに楽しんでいただけたら嬉しいです。●渋川清彦炎天下、全力疾走、長台詞。なかなかハードでしたが、これぞ石井監督の世界と思い、自分を預けワクワクドキドキしてました。この作品に参加出来て幸せです。石井岳龍全開をくらえ!!●村上淳映画を問い続ける、監督。それは真摯に。PUNKS NOT DEAD。カタチを変え不死鳥のごとく。石井監督の作品に関われることは、最高に光栄です。●綾野剛石井岳龍監督にしか表現できないファンタジックかつエキセントリックな世界へようこそ。さあ、皆様、どうぞ遠慮なく狂い咲いてください。●石井岳龍監督吉村秀樹と素晴らし過ぎる俳優たちの熱さが、くすぶり続けていたアッシのロック魂に火をつけた。映画館にふさわしく、ノスタルジーではない「今、この瞬間」のロック映画を創りたかった。負け犬が反撃し、愛は暴走する。まだ何も終わってはいないし、何も始まっていない。死ぬにはまだ早い、勝手にしやがれ!!『ソレダケ/that’s it』は5月27日(水)よりシネマート新宿にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月05日これからが旬のさんま。魚焼きグリルで焼いたさんまは香ばしく美味しいけれど、網を毎回洗うのは大変…。でもオーブンシートをフライパンに敷いて、焼きつけてから蒸し焼きにすればお掃除も簡単!にんにくの香りが食欲をそそります。一緒に野菜やきのこを焼けば、副菜も一緒にできてしまう作り方です。旬のさんま、きのこ、れんこんをたっぷり入れて作りました。グリルで焼くよりもどうしても臭みが出やすいので、料理酒をかけて蒸し焼きにします。お好みでお醤油や、ラー油をかけて。フライパンにオーブンシートを敷きますが、ガスだと周りに火が付く可能性があるので、小さめに切って使用して下さい。くっつかないフライパン用ホイルというものも市販されていますので、それを使っても便利です。料理酒を入れたら一度煮立たせ、蓋をして5分ほど火を通せば完成。もちろん、さんまでなくてもお好みのお魚と、旬の野菜で作ってみて下さいね。さんまの他には、ぶりやいわし、あじなどでも。お魚は下処理済みのものを買うと後処理が楽。スーパーのお魚コーナーでお願いすれば処理をしてもらえるので、遠慮せずにやってもらいましょう!次の日仕事だからにんにくは…という方は生姜もおすすめ。長ねぎを入れてエスニック風に、ナンプラーをかけて食べても美味しいですよ。それでは、レシピです!●さんまときのこのガーリック蒸し(2人分)さんま…2匹にんにく…1かけきのこ(舞茸、しめじなど)…ひとつかみ蓮根…適量料理酒…大さじ2オリーブオイル…小さじ2 1)さんまは内臓と頭を取り、軽く塩をふる。蓮根とにんにくは薄くスライスし、きのこはほぐす。2)フライパンにオーブンシートを敷き、オリーブオイルを中火で熱する。さんまを両面焼き、きのこ、にんにく、蓮根を周りに置き料理酒を全体に振る。一度煮立たせ、蓋をして弱火で5分ほど火を通す。さんまと蓮根に火が通れば完成。
2013年10月13日毎日充実しています。日本だけでなく海外でも活躍しているPUFFYの吉村由美が2012年4月1日、PUFFYオフィシャルサイトで自身の妊娠を報告した。吉村は2009年に5歳年下の一般男性と結婚している。今回の妊娠は吉村の第一子になる。オフィシャルサイトでは、突然ですが、今年の夏頃に母になります。初めてづくしで不安もありますが、楽しみがいっぱいで毎日充実しております。そして、その期間のお仕事は大貫先輩やスタッフと相談してやっていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします。と短い言葉で報告されている。image by AMAZON5月には新曲も発売!吉村は1999年に歌手の西川貴教と結婚したが、2002年に離婚している。現在の夫とは7年友人として時を過ごしての結婚となった。PUFFYは今年5月23日には新しい曲「トモダチのわお!」がリリースされる予定。吉村と同じPUFFYの大貫亜美は2003年3月に長女を出産している。元の記事を読む
2012年04月02日2月17日、東京・Bunkamuraシアターコクーンで、明石家さんまの主演舞台『PRESS~プレス~』が初日の幕を開けた。本作は俳優でもある生瀬勝久が脚本を手掛け、自らも出演、また映画『舞妓Haaaan!!!』や『なくもんか』で監督としても活躍している水田伸生が演出を担う話題作。『PRESS~プレス~』チケット情報物語は、日本が高度経済成長真っ盛りだった1960年代、大阪に本社を置くスポーツ新聞社「堂島スポーツ」の編集部が舞台。文化部部長の才谷にさんまが扮するのをはじめ、中尾明慶、山西惇、温水洋一、八十田勇一、新谷真弓、小松利昌、大河内浩がユニークな新聞社の面々を演じる。ある日、ネタを集めにちょくちょく編集部へやって来る刑事(丸山智己)がいるところへ、清純派で人気の女優木村なでしこ(相武紗季)と恋人の俳優(音尾琢真)が恋愛スクープを揉み消したい一心で駆け込んできた。そこへなでしこのマネージャー(生瀬)もやってきて、すったもんだを繰り広げる……。さんま、生瀬、水田のタッグによるこのカンパニーは、過去にも『七人ぐらいの兵士』(2000年)、『JOKER』(2004年)、『小鹿物語』(2006年)、『ワルシャワの鼻』(2009年)とヒット作を連発。今作はその第5弾となる。今までは笑いの中にもシリアスさを忍ばせる骨太な作風だったが、今回はガラッと変わり、豪華キャストによる軽快絶妙、丁々発止のチームプレイを堪能できるカラリとした爆笑コメディとなっている。脚本を担当した生瀬は、本番を前に次のように意気込みを語った。「また、このカンパニーが帰ってきました。初日から千秋楽まで、生き物のように、私たちのライブ感は止まりません。ご来場お待ちしています」。公演は、同所にて3月4日(日)まで開催。なお、当日券は各公演とも開演の1時間前から劇場受付で販売する。
2012年02月20日