今注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回登場してくれたのは、大演出家&監督の作品に続々出演中の佐藤 玲さんです。蜷川幸雄監督の舞台で華々しくデビューを果たした佐藤さん。シンデレラストーリーを歩んできたのかと思いきや……?「実は、国民的美少女コンテストで落ちた経験があるんです。それが悔しくて何か武器を見つけたいと思い、15歳のときに劇団に入ってお芝居を始めたのが、女優になったキッカケです」。落ち着いた見た目とは裏腹に意外と積極的な一面も!「SNSで写真をアップし続けた“よこはまりょーさんぽ”は、横浜を一日中歩き回って撮影しました。次は東京駅での撮影を計画中です♪」◇週3~4日ペースで会いに行くほど溺愛!チワワとマルチーズのミックス、ぶぶちゃん!鎌倉の祖母の家にいます。◇祖母と一緒につくったサラダで優雅にランチ。お肉も、野菜も盛りだくさんの彩りサラダ。料理を作るのが大好き!◇音や照明に魅せられる不思議で美しい舞台。来年1月の神戸公演『ザワンダフルパレード』を、楽しみにしてます。◇さとう・りょう1992年生まれ。蜷川幸雄演出舞台『日の浦姫物語』の娘役でデビュー。高い演技力が評価され、多数のドラマやCMで活躍。来年公開の映画『沈黙-サイレンス-』に出演。※『anan』2016年11月2日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花
2016年10月28日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)のデザイナー川久保玲にフィーチャーした展覧会が、アメリカ・ニューヨークにあるメトロポリタン美術館で開催される。会期は、2017年5月4日(木)から9月4日(月)まで。日本を代表するビッグメゾン、コム デ ギャルソン。その挑戦的でアヴァンギャルドなデザインが注目を集めるブランドだ。展覧会には、彼女の1981年のパリデビューコレクションから、最新の2017年春夏コレクションまで、約120体のルックが登場。東洋と西洋、男性性と女性性、過去と現在といった二項対立を乗り越えるような先進的な挑戦の姿勢を展示する。展示されるマネキンは、観覧者の目の高さに設置。従来の美術館のような、展示と見る人の距離が取り払われ、物理的障壁がない状態で洋服を楽しむことができる。【概要】Rei Kawakubo / Comme des Garçons会期:2017年5月4日(木)〜9月4日(月)場所:メトロポリタン美術館住所:1000 5th Ave, New York, NY 10028 アメリカ合衆国Rei Kawakubo (Japanese, born 1942) for Comme des Garçons (Japanese, founded 1969). "Body Meets Dress - Dress Meets Body," spring/summer 1997. © Paolo Roversi
2016年10月25日湊かなえのベストセラー小説を、本田翼と山本美月の出演で映画化する『少女』に、注目の若手女優の佐藤玲(さとうりょう)が出演することが発表になった。佐藤が演じるのは、主人公の由紀と敦子の学校に転校してくる謎に満ちた少女・紫織で、三島有紀子監督は佐藤の演技力の高さに驚き、紫織のシーンを増やしたという。『少女』/その他の画像本作は、高校2年生の桜井由紀と草野敦子が、“人が死ぬ瞬間を見たい”という想いにとらわれ、自らの願望をかなえるために行動する姿を描いたミステリー。紫織はふたりが通う学校の転校生で、自殺した親友の死体を見たと語ったり、されてもいない痴漢行為で相手を脅してお金を巻き上げる謎の少女だ。三島有紀子監督は、紫織役は「自己顕示欲が強く、非常にクレバーで、肌感覚で感じ取る事の出来る感度の良さを持ち合わせていなければ」ならないと考えていたが、思うような俳優が見つからず、何度もオーディションを重ねたという。そこにやってきたのが、佐藤だった。監督は「ひとたび声を発するとその声はお腹に響き、言葉が確実に心に届きました。そして、指の先まで繊細なお芝居をされ、目はギラギラと渇望に満ちていました。この時、『見つけた』と思ったのです」と振り返る。佐藤は、さいたまネクスト・シアターに所属していた時代に、先ごろこの世を去った演出家・蜷川幸雄の舞台『日の浦姫物語』の娘役に抜擢されデビューを果たし、映画『色あせてカラフル』やドラマ『表参道高校合唱部!』、サランラップや大江戸温泉物語のCMに出演。マーティン・スコセッシ監督の最新作『沈黙 Silence』への出演も決定している実力派女優だ。三島監督は「現場での集中力と根性も素晴らしく、紫織のシーンを増やしました。佐藤さんに紫織を演じてもらい本当によかったと心から思います。主演のふたりにも、演技の刺激を受けてもらいたく、彼女と接するように仕向けました」とコメント。愛らしいルックスと、多くの演出家が注目する演技力を兼ね備えた佐藤に今後、さらに注目が集まることになりそうだ。『少女』10月8日(土) 全国ロードショー
2016年05月18日蝶の羽ばたきのような些細なことが大きな出来事を引き起こすことをバタフライ効果という。平山瑞穂さんの新作『バタフライ』のタイトルの意味は、そこにある。「自分のなんでもない行動が誰かの人生に影響を与えているのに、本人はまったく自覚していない。自分たちの日常にもそういうことが起こっているのではないか、という発想がはじまりでした」本作はたった1日の間に、いろんな人の行動が重なって思わぬ出来事が起きる過程を描いた群像劇。登場するのは継父を憎む女子中学生、不登校の少年、正義感の強い元教師の老人、上司に不満を持つOL、小さな工務店の2代目社長、ネットカフェで暮らす青年…。「事実上の主人公は中学生の2人。この年頃は自意識が芽生えているのに自分の力では何もできず、虐げられやすい立場にいる。そこで苦しんでいる子たちは結構いるのではないかと思い、彼らが救われるように描きたかったんです」他の登場人物は、最終的に起きる事件から逆算して生み出したという。彼らの一本の電話が、路上での会話が、公園でのやりとりが、ある出来事を引き起こす。といってもみな駒のように配置されているのではなく、一人一人の事情が奥行きとリアリティを持って描かれているのが魅力。「結局いちばん書きたいのは個々の人間とその人生模様。そこは手抜きをしなかったつもりです。頑張っているのに納得のいく人生を送れていない人ばかりになったのは、意図したことではありません。自分が潜在的に、そういう人たちを書きたかったんだと思います」また、バタフライ効果という仕掛けについては、あるルールを設けた。「一人の人物が何度も少年たちの人生に関わるのは話ができすぎていますよね。ですから一人が2回以上、事件に結びつく役割を果たすことはしない、と決めました」すべてを知るのは作者と読者のみ。全員が幸せになるわけではないが、「いつもその人物の人生の一部を切り取っているにすぎない、と意識して書いています。そのなかで、いい方に向かっていくことが描けたら」あなたも日常のなかで、誰かの人生を変えているかもしれない。そう実感できる一冊だ。◇中学生の七海は、母親の再婚相手から性的虐待を受け苦しんでいた。彼女が心許せるのは、オンラインゲームのチャット相手で…。幻冬舎1500円◇ひらやま・みずほ作家。1968年生まれ。’04年『ラス・マンチャス通信』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。著作に『あの日の僕らにさよなら』『忘れないと誓ったぼくがいた』など。※『anan』2016年3月2日号より。写真・岡本あゆみ(平山さん)森山祐子(本)インタビュー、文・瀧井朝世
2016年02月29日アイドル応援アプリCHEERZで大活躍!お祭り系アイドルFES☆TIVEの最年少リーダーとして活動する汐咲玲亜ちゃん♪赤みピンクのアイテムでぽっと色づく可愛らしい印象に仕上げるよ。ライブでたくさん踊って汗をかいても可愛さキープの玲亜ちゃんに、今後も注目ですっ!FES☆TIVEオフィシャルブログをcheck!メイクのコツ・ポイントベースはムラがないようにファンデーションを塗って、マット肌に。上から下に向かって濃くなるようにグラデーションを作って、目じりのキワは三角形に埋めて目を大きく見せるよ!赤みが強いチークを薄めにのせて、ぽっと色づくような可愛らしい頬に♪リップもチークと色を揃えて血色の良いメイクに完成!このメイク動画のノーカット版と使用コスメ詳細を見る
2015年12月06日元祖替玉10円 とんこつラーメン専門店「博多三氣」を運営する博多三氣は23日、東京都西多摩郡瑞穂町に関東初出店となる「博多三氣 瑞穂店」をオープンする。 ○関東でも、替玉は何玉でも10円というシステムを採用「博多三氣」は、福岡市近郊で店舗展開をしている博多とんこつラーメンの専門店。今回出店となる新店は、場所は新青梅街道沿いで、「ジョイフル本田 瑞穂店」近く。すでに外観は完成しており、現在は内装工事を進めている。客席数は最大級の58席で、ゆったりと着席が可能。「博多三氣」の特色である福岡県産ラーメン専用小麦「ラー麦」100%の自家製麺と、老若男女を問わず楽しめるあっさりスープ、さらに替玉は何玉でも10円というシステムは関東でも採用する。一般的に麺は、コスト面と麺づくりの難しさから外国産小麦を利用するラーメン店が多いという。その中で同店がコストの高い国産小麦のみにこだわるのは、国内の農業の活性化に貢献したいという思いと食の安全性にこだわったからだという。麺、スープ、チャーシュー、ねぎ、餃子などほとんどの食材を九州から直送することにより、福岡の店舗とまったく同じ味を再現しているという。店内の作りは博多の祭り「博多祇園山笠」「博多どんたくみなと祭り」をモチーフに、屋台を彷彿とさせるカウンターで博多の街の魅力を楽しみながらラーメンを楽しめる。なお、店内はカウンター席のほかボックス席や座敷もあり、小さな子供連れでも安心して利用できる。開店日時は、6月23日 11時。営業時間は、11時~24時(オーダーストップ23時45分)。なお、情報は掲載時のもの。
2015年06月14日東京都・丸の内の東京ステーションギャラリーは、自己の内面を掘り下げ精神性の高い作品を描き出した、金沢出身の画家・鴨居玲の展覧会「没後30年鴨居玲展踊り候え」を開催する。会期は5月30日~7月20日。開館時間は10:00~18:00(金曜は20:00まで)。入館料は一般900円、高校・大学生700円、中学生以下無料。同展は、鴨居玲の没後30年に際し、10代の自画像から遺作まで、57年の生涯で残された油彩の代表作をはじめ、素描、遺品など約100点を一堂に展示するもの。自己の内面を掘り下げた精神性の高い作品を描き続けながら、1985年、57歳で急逝した同氏の、東京では25年ぶりの回顧展となる。金沢で生まれた同氏は、新聞記者の父の転勤に伴い子供のころから転校を重ね、南米、パリ、ローマ、スペインを渡り歩いた。各地で出会った社会の底辺に生きる人々をモティーフ制作された作品は、そのいずれもが自身を投影した自画像ともいわれている。人間の内面を見つめ、自己の存在を問い続けた作品は、今もなお、見る人の心に強く訴えかけてくる。多くの人を惹きつけてやまない崇高な芸術世界を堪能できる展覧会だ。また、関連企画として学芸員による展覧会解説「ギャラリートーク」が行われる。開催日時は6月5日および6月26日の15:00~15:30。そのほか、同ギャラリーのレンガが特徴的な建物を解説する「レンガ・タッチ&トーク」を開催。日時は6月12日・7月3日・7月10日の18:00~18:20。いずれも入館料のみで参加することができる。
2015年05月18日「コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)」の15SSコレクションは真っ赤だった。デザイナー・川久保玲が掲げたテーマは「Roses and Blood(血とバラ)」だ。ボーンとテープのみで構築したルック、ギャザーや縫い重ねたフェイクレザーにより布を積層したドレス(バラの花弁だろうか?)、詰め物で抽象的な紋様を描き出したドレス、血しぶきのようなプリント、臓物を抉り出したかのようなディテール、テープから滴り落ちるコサージュ、フリルを幾重にも巻き付け上下半身に作り出されたバラ、全体的に不規則なボリュームとバランス……美しい花の裏に潜む狂気を描いたかのようだ。2シーズン前から続く非ウエアラブルなコレクションで川久保は何を訴えたいのだろう。ただただ怒りのみを感じる。
2014年10月15日4月3日に新国立劇場で幕を開けた『マニラ瑞穂記』。明治中期、スペインからの独立に揺れるフィリピンを舞台に、希望や挫折に直面する日本人たちのドラマが展開する。演出の栗山民也が本作の魅力について語った。千葉哲也、山西惇、稲川実代子といった実力派のベテラン、新国立劇場研修所出身の若手を迎えた本作。“からゆきさん”と言われる日本人娼婦たちに彼女たちを仲介する女衒・秋岡伝次郎、理想に燃え、海を渡り独立運動に加わった志士たち、領事館のエリートら、それぞれの立場を背負い異国の地に生きる人々の姿が描かれる。百十数年前の決してメジャーとは言えない歴史をテーマにした秋元松代の戯曲をいま、舞台化する意義は?そんな問いに栗山は、歴史認識をめぐる日韓関係や日米間の基地問題、さらには海を越えた世界情勢など、まさにいま、我々が抱える問題に触れつつ「この作品は、“いま”という時代を映した鏡のような物語」と力強く語る。新国立劇場演劇「マニラ瑞穂記」チケット情報「独立を勝ちとったと思ったら、実はフィリピンはスペインからアメリカに2千万ドルで売買されていた……という流れなんて、ウクライナにロシアが介入してそれを世界が非難するという構図そのまま。決して過去の歴史を描いた物語ではなく、“いま”を描いた危険な歴史劇なんです」。その中で主人公・秋岡伝次郎は人情家でカリスマ性にあふれ、時代を駆け抜けるある種の風雲児として描かれる。栗山は、彼が持つ不思議な“引力”を「遅れてきた男」という言葉で表現する。「時代の申し子というよりは、時代から遅れるか、少し先を走り抜けた男なのかな?そうやってずれている奴って魅力的なんです。『何者か?』と言われたら『秋岡だ』としか言えない。そんなハッキリしたアイデンティティを持った男はいまの時代、なかなかいないでしょ?現代から見て、明らかに間違った男でもあるんですが、そこはしっかりと時代がこの男を裁いています」。いまの社会で求められる「わかりやすさ」や「明快な解答」とは対極とも言える作品ではあるが、だからこそとも言える「切れ味」や「問いかけ」をはらんでいる。「いまは文化もメディアも1週間ごとの『週刊誌文化』でニュースもTVも分かりやすい解説や解答しか喜ばれない。でも時間をかけて自分の中で熟すまで考えないと、言葉も文化も育たないし、人間の魅力というのは分からない。その意味でこの作品は、知的好奇心を刺激し、考えさせてくれる作品。歴史の岐路に立った瞬間のゾクッとするような感覚が味わってもらえると思います」。公演は4月20日(日)まで新国立劇場小劇場にて上演。チケット発売中。取材・文:黒豆直樹
2014年04月07日アパレル・ブランド「コム・デ・ギャルソン」のクリエイティブ・ディレクターを務める川久保玲が、「エルメス」と提携して同ブランドの定番シルクスカーフ「カレ」の限定バージョンとなる新作スカーフ・コレクション「コム・デ・カレ」を手がけることになった。同コレクションのデザインにあたって、川久保さんは「私は常にエルメスの伝統と職人技を尊敬してきました。今回のコラボレーションでは、身に着けるものとしてのスカーフという概念ではなく、むしろエルメスのカレが持つ美しいアートワークに導かれていったと言えます。そして、その美しさに抽象的なイメージと共に新たなエレメントを加えることで、私たちはユニークで全く新しいスカーフに仕上げることができたと思っています」と自信を覗かせる。抽象的なパターンが描かれたモノクロのファースト・コレクション「ノワール・エ・ブラン」は5種類での展開で、東京、ニューヨーク、パリのコム・デ・ギャルソンの店舗にて発売される予定だ。続いて、鮮やかな色に染められた6種類展開のセカンド・コレクション「クルール」は、川久保がロンドンにオープンさせたセレクトショップ「ドーバー・ストリート・マーケット」にて販売されるという。エルメスが「カレの伝統を覆した」と評する同コレクションは両方とも、来年2月より販売が開始される予定だ。
2012年11月27日