和月伸宏氏の人気コミックを実写化した映画『るろうに剣心』シリーズが、ついに最終章を迎える。2012年の『るろうに剣心』に続き、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作で、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心(佐藤健)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描いている。コロナ禍での延期を経て公開を迎えた『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』は、原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶編」をベースに、剣心の元妻・巴(有村架純)が登場し、“十字傷の謎”に迫る「The Beginning」の2部作に。6月4日に「The Beginning」が公開されると、週末興行収入ランキングで1、2位を独占するなど、すでに大ヒットを記録している。「The Final」「The Beginning」両方に差し挟まれているのが、剣心が巴の婚約者・清里明良を斬殺するシーンだ。実はこのシーンは10年前の『るろうに剣心』第1作の際に撮影されており、清里を演じているのは今やスター俳優となった窪田正孝。すでに話題の俳優ではあったものの、まだ20代前半だった窪田が演じた清里は、剣心の”十字傷”最初の1本をつけ、「最終章」にも同じ映像が登場することとなった。今回は、大友監督に窪田の演じた清里について話を聞いた。○■剣心に最初の傷をつけた男を演じた——「The Final」の副音声上映でも、清里の出てくるシーンについて「ちゃんと撮っておいて良かった」というお話をされていましたが、2021年の今になって、改めて窪田さん演じる清里が剣心に傷をつけていたんだということにハッとさせられました。大友監督は清里のことをどのように見ていますか?あの時からすごく良い役者でしたからね。振り返ってみると、改めて窪田くんで良かったなあという思いがあります。10年前にあのシーンを撮っている時、冗談半分、本気半分で「ゾンビ清里にする」と宣言したんですけど、それは、斬られても斬られても立ち上がってくる、生への執着を現すような存在にしたかったということなんですね。その執念を可視化することが剣心の物語にとっては、とても大切なことであると。致命傷を与えたはずの清里が何度も何度も立ち上がって来る、それは剣心にとって、少なからず脅威というか、“人斬り抜刀斎”としての初めての驚きでもある。清里と巴、その運命の絆を剣心が断ち切ってしまったことによって因縁が生まれ、剣心の頬にも一筋の傷が残った。「俺には待っててくれる人がいる」「ここで死ぬわけにはいかないんだ」という巴への思いの深さが、何度も立ち上がる姿の中に現れてくる。そこをきちんと撮りたかったし、窪田くんがその僕の思いに応えてくれたことが「The Beginning」にも十分に活かされている。清里の生きる執念と巴への思い、窪田くんがそこをしっかり捉えて演じてくれたことが、シリーズ全体の強靭な通奏低音に繋がっています。剣心の心に残した爪痕が、あのシーンから十分に感じ取れると思います。難しいシーンでしたが、窪田くんには心から感謝していますし、また何かの機会にがっつり仕事出来たらと思っています。■大友啓史監督1966年生まれ。岩手県出身。慶應義塾大学法学部卒業。1990年にNHKに入局し、連続テレビ小説『ちゅらさん』シリーズ(01~04年)、『ハゲタカ』(07年)、『白洲次郎』(09年)、大河ドラマ『龍馬伝』(10年)などを演出。イタリア賞始め国内外の賞を多数受賞する。2009年『ハゲタカ』で映画監督デビュー。2011年5月に独立し、『るろうに剣心』(12年)、『プラチナデータ』(13年)、『るろうに剣心京都大火編/伝説の最期編』(14年)の2部作を手がける。『るろうに剣心』シリーズは世界50か国以上で公開され、3部作の累計興行収入が125億円を突破、大ヒットとなる。その後も、『秘密THE TOP SECRET』『ミュージアム』(16年)、『3月のライオン前編/後編』(17年)、『億男』(18年)、『影裏』(20年)と話題作を次々と世に送り出す。2017年より「OFFICE Oplus」を新たに立ち上げ、海外での映像制作も視野に活動を広げている。(C)和月伸宏/集英社 (C)2020映画「るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
2021年06月26日和月伸宏氏の人気コミックを実写化した映画『るろうに剣心』シリーズが、ついに最終章を迎える。2012年の『るろうに剣心』に続き、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作で、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心(佐藤健)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描いている。コロナ禍での延期を経て公開を迎えた『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』は、原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶編」をベースに、剣心の元妻・巴(有村架純)が登場し、“十字傷の謎”に迫る「The Beginning」の2部作に。6月4日に「The Beginning」が公開されると、週末興行収入ランキングで1、2位を独占するなど、すでに大ヒットを記録している。今回はシリーズを最初から牽引する大友啓史監督にインタビュー。原作でも人気であり、さらにアニメ版の『追憶編』OVAはすでに時代劇としても評価が高いこのエピソードを実写版の「The Beginning」としてどう描いたのか、また公開順を「The Final」「The Beginning」とした理由、主演の佐藤健についても話を聞いた。○■名作と名高いアニメ『追憶編』から触発されたシーンも——「The Beginning」では、原作だけでなくアニメの『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編』のエピソードを取り入れた部分もあるのかなと思いました。あまり引っ張られ過ぎてはいけないと思ったので、通しで『追憶編』を見たのは撮影準備に入る1年ほど前、プロジェクトをやると決めた直後の1回だけでした。その後脚本の執筆作業を進める中で思うことがあり、気になる部分だけを見返しました。その時点で改めてアニメオリジナルのエッセンスの素晴らしさを感じ、脚本家のそごまさし(十川誠志)さんに許可をいただき、引用させてもらった部分があります。北村さん演じる辰巳のセリフなどがそうですね。剣心はその時代の幕府から見たらテロリスト的な存在でもあるので、体制側から見た目線もしっかりぶつけていくべきである。『追憶編』が名作であるのは、そういった視点も逃さず描いている点にあると思ったんです。最後に剣心と巴の家を燃やしたのも、アニメのシーンが記憶に残っていて、思いっきり触発されましたね(笑)。——豪快に燃えてましたね!そうなんです(笑)。撮影の1年以上前にロケハンをして、剣心と巴が暮らすのに丁度よい小屋を見つけたんですが、結局燃やす許可が出なかった(笑)。なので別の場所を探して、眺めの良い休耕田などに家を建てようということになり、神戸市のあいな里山公園にたどり着きました。敷地内の一画に実際に家を建てて、数日間剣心と巴の濃密なシーンを撮影、最後の日に一発撮りです。火の回り具合も良かったし、風向きも最高で、剣心の背景にうまく炎が入ってくれた。素晴らしいカットが撮れたと思います。——剣心の十字傷は、原作では偶然ついたものでしたが、アニメでは巴が傷をつけ、さらに「The Beginning」でも異なる形になっています。原作、アニメ版の展開は意識されましたか?正直あまり意識はしていなかったんですが、脚本を書きながら実際に芝居を想定していくと、原作やアニメのやり方は実写では難しいかなと思いました。偶然性に拠ったのでは、こんな綺麗な形の十字傷にはならない、「誰かの意思」が必要なのではないかと思ったんですね。そしてその場合、「誰か」とは、剣心と巴に他ならない。2人の共通の思いが十字傷に反映されることが一番美しい。剣心の頬の傷に巴の手が触れる。そこに剣心が手を重ね合わせる。頬に触れる剣心の芝居の「形」は、剣心が1人でいるとき自分の頬に手を触れる形と同じです。頬に傷をつける最後の瞬間に交わした巴との時間を、明治以降の剣心も、その振る舞いを通じて時として自分の胸の内に思い起こす。そんな見え方になるといいかなと思ったんですね。○■22歳の佐藤健に感動——佐藤さんもイベント「るろうに剣心 GLOBAL FAN SESSION」で、「1作目から、僕の体の中には巴という女性は内蔵されていて、映像にも映っている」とおっしゃってましたが、傷の触り方にまでつながっていたんですね。「The Beginning」では、実は1作目の『るろうに剣心』の鳥羽伏見の戦いのシーンを使っていますが、初号試写で剣心の「来たか、新しい時代が」というセリフを聞きながら、2011年の撮影の時の記憶が鮮やかに蘇って来ましたね。あのシーンは、まさに1作目の撮影の、最初の3日間に撮ったのですが、新たに大友組として集まったキャスト・スタッフ全員にとってまさに大勝負の始まりであって、とにかくみんな高揚していた。僕も局を辞めて最初の作品だったし、このシーンを通して、映画の肝である剣心のキャラクターを探り当てようと必死だった。ばっさばっさと人を斬りまくる剣心のアクションシークエンスを撮り終え、いよいよ錦の御旗が掲げられ、維新政府側が勝利を収めたことがわかる。これまで新しい時代のために戦って来た剣心が「来たか、新しい時代が……やっと」と呟く。そのセリフをどのようなニュアンスで言うか、実はそれがこのシーンの勝負だと僕は思っていた。なので、僕自身、剣心のセリフのニュアンスを何パターンかのグラデーションに分けて想定していたんです。だけどそこで佐藤健が提示してきた芝居は、僕が考えていた以上に暗く沈んだ芝居だった。22歳の若い俳優が、一点の曇りもなく「本質」を捕まえてきたかと、率直に言って驚きましたね。お決まりのヒーローものの文脈でいうと、「勝った」というシチュエーションにつられて、「やっと来た!!」というような、歓喜を含んだ安易な表現を選択してもおかしくない。佐藤健はまるでその逆の、ガクッとうなだれ、長年肩に背負っていた重い荷物を下ろしたような、そんな芝居を選択してきたんですね。今回「The Beginning」の初号を見ながら、当時の撮影時に僕が思った感情を、まざまざと思い出しました。映画初主演の初日のあの高揚感の中で、佐藤健はまだ見ぬ巴を心の内側に抱えながら芝居をしていた。そのことが改めて脳裏をよぎった。これだけの大作で、初めて主役を担う22歳の若者が「こうしたら受けるんじゃないか」とか、余計な打算や計算を考えず、役にとって1番大事なものを必死で手繰り寄せようとしていた。あの時のことを思い出すと、シンプルに今でも感動します。試写後の挨拶でも、皆にその話をしました。一人の俳優が、10年間、ある人物のことを思いながら芝居をしてきた。映画「るろうに剣心」シリーズは、その地点から始まって今回の「最終章 TheBeginning」にたどり着いた。「こんな幸福なプロジェクト、なかなかないよね」と。——個人的にも「The Beginning」を観た後、やはりもう1回最初の『るろうに剣心』を観ましたし、そういう作りになっていることもすごいと思いました。「The Beginning」の公開を後にしたのは、十字傷が付けられた背景にどんな感情があったのか知ってもらうと、1作目からの剣心の見え方が全部変わってくる、シリーズとしてのその構造が、お客さんにも新鮮な体験を提供できるのではないかと思ったからです。「るろうに剣心」という物語は、すべてが十字傷に託された思いから「始まって」いる。剣心が何を抱えて生きてきたのか、何のために彼が「るろうに」という生き方をしてきたのかも、すべてがわかる作品になっている。この公開順にすることで、僕らがこの5作にどういう思いで取り組んできたのか、「The Beginning」というタイトルをつけた理由はどういう理由なのか、それがより伝わりやすいのではないかと考えました。一方で「The Final」を先に公開したのは、これまでの作品とタッチが近いから、という理由もありました。5年のブランクはあるし、「剣心と神谷道場の仲間たちが帰ってきた」というところから始まった方が、お客さんも作品の世界観に入りやすいし、馴染むんじゃないか、と。でも、「The Beginning」から「The Final」という順番で観ていただいても全く問題ないし、逆に言うと、それは先に「The Final」を観ていただいてるお客さんにはできない見方だから、例えば映画館が休館していて「The Final」を観られなかった東京や大阪の方が、「The Beginning」から観るというのもありだと思います。「The Beginning」を観た後に「The Final」を観ると、当然「The Final」の見え方が変わってきます。それでまたシリーズを1から見返してもらえたら嬉しいし、そういう在り方でシリーズを5作出せたということにはすごく満足しています。■大友啓史監督1966年生まれ。岩手県出身。慶應義塾大学法学部卒業。1990年にNHKに入局し、連続テレビ小説『ちゅらさん』シリーズ(01~04年)、『ハゲタカ』(07年)、『白洲次郎』(09年)、大河ドラマ『龍馬伝』(10年)などを演出。イタリア賞始め国内外の賞を多数受賞する。2009年『ハゲタカ』で映画監督デビュー。2011年5月に独立し、『るろうに剣心』(12年)、『プラチナデータ』(13年)、『るろうに剣心京都大火編/伝説の最期編』(14年)の2部作を手がける。『るろうに剣心』シリーズは世界50か国以上で公開され、3部作の累計興行収入が125億円を突破、大ヒットとなる。その後も、『秘密THE TOP SECRET』『ミュージアム』(16年)、『3月のライオン前編/後編』(17年)、『億男』(18年)、『影裏』(20年)と話題作を次々と世に送り出す。2017年より「OFFICE Oplus」を新たに立ち上げ、海外での映像制作も視野に活動を広げている。(C)和月伸宏/集英社 (C)2020映画「るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
2021年06月24日「今年の春に秋野さんがかわいがっていた愛犬・レイチェルが亡くなって以来、彼女はペットロスの状態に陥ったんです――」こう話すのは、秋野暢子(64)の知人だ。秋野の4月8日付のブログの投稿には、今年3月に死んだレイチェルのこと、新しいペットを探すべきか否か悩んでいることなどがつづられている。《今夜も居ないはずの、枕元のレイチェルを手探りで確認しようと真夜中に目覚めてしまってしまった。こんな感じをペットロスと言うのでしょうか?》(原文ママ、以下同)《友人、知人、家族、ドクター 私の周りの人達が私の精神衛生上、生活リズム、身体的状態。色々総合判断すると、早く新しいワンちゃんを迎えるべきだと助言してくれます》翌4月9日付のブログの投稿には、コメントに応じる形で、新しい犬を探すことを報告していた。《保護犬ちゃんやショップ周りやネットサーフ等。色々アプローチしてみますね》9日後の4月18日、秋野はマルチーズとポメラニアンのミックス犬1頭を迎えた。その約1カ月後の5月23日には、マルチーズとプードルのミックス犬も迎えたのだった。しかし――。「いま秋野さんは一人暮らし。新しい犬を飼う前には、“60歳を過ぎて、ペットを飼わないほうがいい”という意見にも、とても悩んでいたんです」(前出・知人)たしかに新しい家族を迎えるにあたって、秋野は葛藤したようだ。《まだまだ早いかとも思ったんだけど。(中略)保護犬ちゃんを探したんだけど………私の年齢、生活環境等もう、保護犬ちゃんは難しいらしいです。何軒か相談しましたがダメでした》(4月18日付)飼いたいのに飼えないというジレンマに直面するのは、いまや秋野だけではない。「60歳超えたら犬や猫を飼わないほうがいい」という意見も広がってきているのだ。NPO法人「みなしご救援隊 犬猫譲渡センター」の佐々木博文理事長は、こう話す。「法律上は犬や猫を飼う年齢の制限はありませんが、譲渡事業を行う東京都の動物愛護相談センターでは、60歳超の方に対しては譲渡していません。私たちは、さまざまな理由で飼い主さんが飼えなくなった犬や猫を保護し、次の飼い主さんを探す活動をしています。ここ5年、私たちが保護した犬の8~9割は、高齢者の方が飼っていました。飼えなくなった理由の多くは、認知症などの病気、飼い主さんが亡くなったこと、金銭や体力的な問題で“適正飼育”ができなくなってしまったこと。飼い主によるウンチの始末や、日々の餌やり、爪切りやシャンプーができている状態が適正飼育とされています。引取り保護を依頼されるのは、ほとんどが子犬。猫は犬よりもしつけが必要ないことから、犬の飼い主のほうが手に負えなくなって放棄するケースが多いのです」2013年に第34回動物臨床医学会で公開されたデータによると、犬の飼育放棄の半数以上が、60歳以上の高齢者によるものだった。「調査したところ、適正飼育ができなくなるのは75歳前後だと私たちは考えています。犬の平均寿命は13~20年です。55歳を超えてから飼い始めると、将来的に飼えなくなるリスクを抱えてしまう。そのため私たちも、該当する年齢層の方には譲渡しません。ただ、法律で規制されているわけではないので、ペットショップで購入すれば、誰でもペットを迎えることができます。それでも、60歳を過ぎてペットを買わないほうがいいと思います。飼い主が元気ならばいいのですが、いなくなって寂しい思いをするのはペットたちですから……」(佐々木さん)■「60歳以上でもペットを飼ってもイイ!」派の意見は一方、高齢者のペット飼育を擁護する意見もある。獣医師で動物医療グリーフケアアドバイザーの阿部美奈子さんはこう語る。「秋野さんは、愛犬のレイチェルを亡くされた後に2匹迎え入れたそうですが、それだけ前の子の存在が大きかったと言えます。秋野さんにとってレイチェルは、“ソウルメート”というか、生きていくうえで彼女がいるだけで笑顔が生まれ、生活の質が豊かになっていたのでしょう。現実にペットの死に直面した方は、わかっていても心が認めないという衝撃期や悲痛期の心理反応、いわゆるペットロスとなります。しかし、これは自然な心情です。ただし、それらを一人で抱えてしまうと、悲痛期が長くなって、“もう一度会いたい”と心が求め、そのぽっかり空いた穴を癒すために新しい子を飼い始めることも少なくありません」まさに秋野のケースだ。阿部さんはこう続ける。「いま秋野さんは64歳。これまで頑張って生きてこられた方の65歳からの人生って、ものすごく大事だと思うんです。これからも自分らしく生きていこうというときに、ペットの力が必要という方は、たくさんいらっしゃるんです」また、高齢者とペットの暮らしに詳しい医科学博士で、的場動物病院の的場美芳子さんも、「ペットが精神面の支えになります」と、その効用について評価している。「ペットを飼うことで、高齢者の健康面、生活習慣が改善されます。犬の場合は、日々の散歩や遊びなど、お世話に手間がかかりますよね。そうすると、自分の健康状態も気をつけるようになるんです。飼う人の健康面へのメリットはたくさんあるのです」だが、年齢とともに“万が一”のことが起きるリスクも高くなる。どう備えるべきなのか。「疲れているときや体調が悪くなったときは無理をせず、面倒を見てくれるペットシッターさんや、預かり施設を利用するのがベター。飼っているペットが、保護団体からの譲渡でも、ペットショップから購入した場合でも、譲ってくれた先との関係を持つことが大切です。いざというときに、相談に乗ってもらえることもあります。もし自分が亡くなったときのために、“保険”をかけることも必要です。たとえば、お子さんやお孫さんが近くに住んでいるようなら頼んでおくとか、飼育資金を確保したうえで新しい飼育者を決めておく“ペット信託”の手続きをしておくことも選択肢です。もしものときに備え、早くから話しておくことが大切です」(的場さん)あなたなら、どうしますか?
2021年06月24日現在、2部作連続で公開中の映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』より、主演の佐藤健、大友啓史監督、主題歌を担当した「ONE OK ROCK」Takaの豪華鼎談が実現した「ボクらの時代」が5月30日(日)に放送される。毎回様々なジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくトーク番組「ボクらの時代」。あえて司会者を置かないことにより、ゲストたちの普段の顔や会話が垣間見られるのが見どころ。そして、『るろうに剣心』シリーズの10年間で初となるこの鼎談。本作を語る上では欠かせない3人が、それぞれの子ども時代やエンターテインメントの道に進んだきっかけ、プライベートについてなど、幅広いテーマで語り合う。なお、Takaさんの地上波のトーク番組の出演は、シリーズ史上を含め初めて実現。これを含めても貴重な鼎談となっている。佐藤健&「ONE OK ROCK」Taka&大友啓史監督出演「ボクらの時代」は5月30日(日)7時~フジテレビ系にて放送。『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国にて公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月29日映画『るろうに剣心』シリーズ過去作一挙上映記念! パート1&最新作『るろうに剣心 最終章 The Final』大友監督トークショーが2日に都内で行われ、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。同イベントは、『るろうに剣心』シリーズ10周年記念プロジェクトの一環として行われる、シリーズ過去作3作品の一挙上映を記念したもの。『るろうに剣心 最終章 The Final』(4月23日公開)の公開前に最新作を観れる唯一の機会ということもあり、チケットは発売開始2分で即完売となった。1作目『るろうに剣心』と、クライマックスを描く『るろうに剣心 最終章 The Final』の上映の間に大友監督のトークショーが行われた。1作品目が公開された当時、ここまでのビックプロジェクトになることを予感していたか? という質問に、大友監督は「スタートしたときはフリーになって1作品目だったんですよ。とにかく1本目を良い形で着地させることしか考えてなかったので、先の事は全く考えてなかったです。今でこそ佐藤健くんは佐藤健くんだけど、あの頃は大抜擢でしたし、22歳の若者とある意味僕は心中するつもりで会社を辞めて、一人でも多くの方に観て頂けるように走り回っていましたね。成功させる=多くの方々に作品が届くということなので、その結果が2、3に繋がって、こうやって最後の作品を撮ることにも至って。しかもお陰様でビッグなプロジェクトになって。平凡な言葉になってしまいますけども、今日集まって下さったような皆さんが応援してくれたからここに辿り着けたんだろうなと改めて思っています」と感謝の気持ちを伝えた。シリーズを通して主題歌を務めるONE OK ROCKの曲について、毎回初めて聞くときはどんな印象を持つかという質問には「僕は音楽の話をする時に彼らと一緒に試写室で作品を観るんですね。彼らが観ている背中を僕は後ろから見てるんです。スタッフ以外で初めてのお客さんでもあるので、何て言ってくれるか聞きたいし、どういう曲をイメージしているのか聞きたいんだけど、観終わった彼らの顔を見ると特に話すことはなくなるんですよね。彼らはアーティストだから、彼らが映画を観て芽生えたものを作品として作り上げてくれるので、全く心配していないんです。そして毎回“すげぇ曲来ちゃったな!”と思うんです。毎回絶妙な針の穴を通してくる感じ。彼らとは揺るぎない信頼関係が築けているのかなと思います。『るろうに剣心』という作品の大切な一部だし、大切なパートナーで、それも変えることなく続けられたのは素晴らしく幸せなことでしたね」と嬉しそうに語った。さらに、各キャラクターを演出していく上で役者とのコミュニケーションについて聞かれると、「他人の人生になりきって生きようとする彼ら彼女らのパフォーマンスを助けるために衣装、メイク、スタイリングをしっかり用意する。覚悟を持って臨んでくれる俳優が立つに相応しいセット、舞台を選ぶ。切り取るに相応しいカメラ、照明といった機材を選ぶ。中心にいる役者の魅力をいかにたかめることがにできるか、というところを常に考えたうえでコミュニケーションをとっています」と秘訣を教える。最後に大友監督は「多くの方に観て頂けることが本当に嬉しいです。撮影で7カ月間、シリーズでいえば10年間、その最後をちゃんと着地させたいなと思いここまでやってきました。、エンターテインメント作品として皆さんの心に残る作品になっているといいなと思いますし、応援していただけると嬉しいです。楽しんでください!」と挨拶し、イベントを締めくくった。
2021年04月05日日本科学未来館は、大友克洋原作のアニメ映画『AKIRA』の“音楽”に着目した新常設展示「『AKIRA』の音 不朽のアニメ映画を彩る未知のサウンド」を2021年3月29日(月)より、常設展示ゾーン「未来をつくる」にて公開する。大友克洋の人気作品「AKIRA」の“音を体感する”常設展示がスタート1988年公開の『AKIRA』は、大友克洋による漫画が原作のアニメーション作品。2019年の混沌とした“ネオ東京”を描く緻密な筆致による画風は、その後の漫画やアニメ作品に多大な影響を与えた。また、山城祥二(芸能山城組主宰)作曲のサウンドトラックは海外で近年再発売されるほど人気を博している。独自の音楽制作を確立した山城による「AKIRA」の音楽『AKIRA』の音楽を制作した山城は、自然科学者としてホモサピエンスのとるべきライフスタイルとは何かを探る研究を行いながら、音楽の専門教育を受けないまま芸能山城組を創立して音楽活動をしていた。その活動の中で大友からの依頼を断り切れず、映画音楽を勉強しながら制作することとなり、映画音楽の制作のためサウンドモジュールという方式を考案。既存の映画音楽とは異なる作品を成立させた。制作背景を映像で紹介&スピーカー6台によるサラウンド体験新展示「『AKIRA』の音 不朽のアニメ映画を彩る未知のサウンド」では、映画『AKIRA』の音楽にフィーチャーし、作曲家という立ち位置だけでなく研究者の視点ももつ山城独自の観点による制作手法と、フィールドワークで収集した世界の民族音楽手法をもとに生まれた『AKIRA』ならではの音楽の制作背景を展示映像で読み解く。展示内では、映像制作・堀田英仁、アートディレクション/デザイン・安田昂弘の指揮のもと、3面にプロジェクターで投影する映像によって制作背景を紹介する。山城自身が設計した可聴域以上を再生可能な6台のスピーカーによるサラウンドで『AKIRA』の世界を音で体感できる。【詳細】零壱庵 「『AKIRA』の音 不朽のアニメ映画を彩る未知のサウンド」公開日:2021年3月29日(月)展示エリア:日本科学未来館 3階 常設展示ゾーン「未来をつくる」住所:東京都江東区青海2-3-6開館時間:10:00~17:00(入館券の購入は閉館時間の30分前まで)入館料:大人 630円、18歳以下 210円 ※オンラインによる事前予約が必要
2021年04月01日初の大規模作品展「25周年記念 るろうに剣心展」を、『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』を含む映画シリーズを手掛けた大友啓史監督と、神谷薫役の武井咲が観覧した。大ヒット漫画「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」の誕生から25周年の節目を記念して企画された作品展「25周年記念 るろうに剣心展」。一旦の延期を経て、1月22日より東京ドームシティ Gallery AaMoにて開催中の同展は、映画では佐藤健が演じている主人公・緋村剣心をはじめとした様々なキャラクターたちが、それぞれの生き方を模索しながら信念を貫く姿を、200点を超える直筆原稿やカラー原画などで紹介している。そんな様々な原画を見ながら、映画撮影をふり返った大友監督と武井さん。展覧会のために描きおろされたキービジュアルを見ながら大友監督は「僕の勝手な考えですが、最近の剣心の画のタッチは、”健(たける)剣心”が入ってるような気がするんですよね」と言及。『The Final』で描かれる【人誅編】のエリアで足を止めると、「まさに撮影もこんな感じでしたね」と、剣心と縁の闘いを描いた原画を見つめながら語る大友監督。武井さんも「声が出せないというか、邪魔してはいけないという異様な雰囲気でした」と回顧した。観覧を終え、大友監督は「間近で見ると迫力が違いますね。和月先生がどんな思いを込めて描かれたのか、剣の一振りにどれだけの時間を込めたのか直接伝わってきました」と感想を明かし、「原作から何を感じるか、原作からのインスピレーションを得ようと思って読んでいた時の熱を思い起こさせられた感じがしました」と興奮した様子。武井さんは「これだけ細かいところまで見られるのはすごく貴重だと思いますし、1作目からの撮影をすごく思い出しました。あれから10年経ったとは思えないんですけど、こうやって剣心たちと一緒に過ごしてきたんだなと強く感じました」としみじみ。本展では、「京都編」の決着から23年を経て、原作者が描きおろした“剣心と志々雄真実”の闘いを描いた二枚一対の剣闘図も飾られており、大友監督は「このシーンを実写化した時は相当悩みました。剣と剣の闘いだけではなく、ある時代を背負った男と男の意地のぶつかり合いというのが、この画には出ていますよね。あのシーンは健くんも野獣のような顔つきに変わって。そういった迫力や剣撃の深さとスピードも一枚で表現するのは本当にすごいですね。僕らは何時間もかけて描いたシーンでしたので」と『京都大火編/伝説の最期編』の撮影ふり返った。また、映画の撮影を思い出す原画があったか質問された大友監督は「神谷道場での剣心と薫の出会い」と答え、「ヒロイン(薫)とこの原画を一緒に見れたというのは非常に感慨深いですね。原画を見てても、最後のシーンまで辿り着くのに薫がどんどん漫画の中のコマで成長しているんですね。それを私は生身の人間でも体験できているんです。佐藤さんと武井さんの成長もこの10年見てきたので、2人が一緒にいるシーンは本当に染みましたしね」と感激。いよいよシリーズが完結を迎えるが、武井さんは「海外へ行った時に“薫”として見られる時もあり、こういったグローバルな作品に携わることができて光栄でしたね」と言い、「信念を貫き、自分の思いを曲げずに立ち向かっていく姿はずっと変わらない姿だと思いますし、私はそういった薫の姿が本当に好きですね。芝居中、薫の気持ちに寄り添いながら共存していましたし、感慨深い気持ちになりますね」と大切なキャラクターへの思いを語っている。さらに、剣心役の佐藤さんについて聞かれた武井さんは「健さんにとっても大きなミッションだったと思うんですが、周りのスタッフさんと同じ方向を向いて進んでいく姿が好きでしたね。健さんがいるだけで、みんなのスイッチが入るし、健さんが剣心を纏うと、『るろうに剣心』の世界に入り込めましたね」とコメントした。「25周年記念 るろうに剣心展」は3月7日(日)まで東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)にて開催中。『るろうに剣心 最終章 The Final』は4月23日(金)より、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開©和月伸宏/集英社 ©2020「るろうに剣心」最終章 製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開©和月伸宏/集英社 ©2020映画「るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
2021年01月25日映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(2021年4月23日・6月4日公開)の大友啓史監督と女優の武井咲が、22日より東京ドームシティ Gallery AaMoにて開催中の「25周年記念 るろうに剣心展」を観覧した。同展は、1994~99年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載され、シリーズ累計発行部数7,200万部(電子版含む)を超えた大ヒット漫画『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』(原作:和月伸宏)初の大規模作品展。昨年4月に開催が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に鑑みて、いったん延期となっていた。主人公・緋村剣心をはじめとした様々なキャラクターたちがそれぞれの生き方を模索しながら信念を貫く姿を、200点を超える直筆原稿やカラー原画などで紹介する。様々な原画を見ながら、撮影を振り返る武井と大友監督。今回の「るろうに剣心展」のために描き下おろされたメッセージ入りの原画キービジュアルイラストを見ながら、大友監督は「僕の勝手な考えですが、最近の剣心の画のタッチは、”健(たける)剣心”が入ってるような気がするんですよね」と映画版で主演した佐藤健に言及して周囲を笑わせ、武井は「当時のセリフを思い出しちゃいますね。ザワザワしてきました(笑)」と笑顔を見せる。『るろうに剣心 最終章 The Final』で描かれる「人誅編」の原画の前エリアで足を止めると、剣心と雪代縁の闘いを描いた原画を見つめながら大友監督が「まさに撮影もこんな感じでしたね」と語り、武井も「今まで描かれてきた剣心の闘いとは違いましたね。声が出せないというか、邪魔してはいけないという異様な雰囲気でした」と述懐した。観覧を終え、感想を聞かれた大友監督は「間近で見ると迫力が違いますね。和月先生がどんな思いを込めて描かれたのか、剣の一振りにどれだけの時間を込めたのか直接伝わってきました。原作から何を感じるか、原作からのインスピレーションを得ようと思って読んでいた時の熱を思い起こさせられた感じがしました」と興奮した様子。武井は「大友監督と回らせていただいたので、映画化当時の監督の思いと大変さが伝わりました。これだけ細かいところまで見られるのはすごく貴重だと思いますし、1作目からの撮影をすごく思い出しました。あれから10年経ったとは思えないんですけど、こうやって剣心たちと一緒に過ごしてきたんだなと強く感じました」と感無量の様子でコメントする。この展覧会のために原作者・和月伸宏氏が描き下おろした“剣心と志々雄真実”の闘いを描いた二枚一対の「剣闘図」も飾られており、大友監督は「このシーンを実写化した時は相当悩みました。剣と剣の闘いだけではなく、ある時代を背負った男と男の意地のぶつかり合いというのが、この画には出ていますよね。あのシーンは健くんも野獣のような顔つきに変わって。そういった迫力や剣撃の深さとスピードも1枚で表現するのは本当にすごいですね。僕らは何時間もかけて描いたシーンでしたので」と、映画シリーズ「京都大火編/伝説の最期編」の思い出を振り返る。一方、武井は「私はどうしても、健さんと藤原竜也さんに見えてしまいますね(笑)」と笑いながら「当時の撮影を鮮明に思い出します」と懐かしんだ。映画の撮影を思い出す原画があったか問われた大友監督は「神谷道場での剣心と薫の出会い」と答え、「ヒロイン(薫)とこの原画を一緒に見れたというのは非常に感慨深いですね。原画を見てても、最後のシーンまで辿り着くのに薫がどんどん漫画の中のコマで成長しているんですね。それを私は生身の人間でも体験できているんです。佐藤さんと武井の成長もこの10年見てきたので、2人が一緒にいるシーンは本当に染みましたしね」と感動。武井も「神谷道場のシーン」と回答し撮影を振り返りながら「本当にこれまで緊張しながら撮影に臨んでいたのですが、本作での神谷道場の撮影の時に、この10年間見えていないところでも、(私の中には)薫が近くにいたんだなと思いましたし、戻って来ることができて本当に良かったです」と語る。原作から得た薫役のヒントとして、武井は「最初はやはりビジュアルですね。監督から当時言われていたのは、薫はピュアであり真っ直ぐで、常に父の言葉を信念に持っている女性で、そういったイメージとビジュアルや薫の良いところを体現できればいいなと思っていましたね」と明かし、監督からは竹刀をもらったエピソードも披露した。武井は映画シリーズ完結について「またこのシリーズに参加できるのは凄く嬉しいですし、海外へ行った時に“薫”として見られる時もあり、こういったグローバルな作品に携わることができて光栄でしたね」と感謝の気持ちを口にする。そんな武井の思いを聞いた大友監督は「薫は17歳の道場主という、父の思いを背負って、道場を守る健気な少女という設定で、そんな人いるかなと思って探していたところ、武井を見つけてオファーをしました。当時の武井と薫が重なって、良いスタートを切ることができましたし、シリーズが進むにつれて、色々な現場で経験された芝居の上手さがすごく出ていました。今回は剣心と巴の過去をどう受け止めていくか、恐らく、5年前(前作)の武井の受け止め方と、今作での受け止め方は違うと思うんですね。薫が2人の過去を受け止める姿は、多くの女性が共感出来る部分だと思います。その想いを武井が芝居を通して表現してくれていましたね」と労い、武井も「剣心の過去を知って2人を思いやるのは、昔の私では無理だったと思いますね」と大友監督の言葉に頷いた。薫というキャラクターについて武井は「信念を貫き、自分の思いを曲げずに立ち向かっていく姿はずっと変わらない姿だと思いますし、私はそういった薫の姿が本当に好きですね。芝居中、薫の気持ちに寄り添いながら共存していましたし、感慨深い気持ちになりますね」と自身にとっても大切だと語った。剣心を演じた佐藤健について聞かれた武井は「健さんにとっても大きなミッションだったと思うんですが、周りのスタッフさんと同じ方向を向いて進んでいく姿が好きでしたね。健さんがいるだけで、みんなのスイッチが入るし、健さんが剣心を纏うと、『るろうに剣心』の世界に入り込めましたね」と回答。さらに、神谷道場メンバーとの撮影について「『ただいま』という気持ちが強かったですね。うっかり素に戻ってしまうくらいの空気感でした。久しぶりの現場だったんですが自然とスイッチが入りましたし、最高に楽しかったですね」と振り返り、「剣心が横にいてくれたからこそだと思っています。目の前に剣心がいて、横に弥彦がいるということが神谷道場の日常を思い出させてくれるというか、撮影が始まっているというよりは、ご飯を食べている途中で撮られているという感覚でした」と心境を表した。(C)和月伸宏/集英社
2021年01月25日4月23日(金)、6月4日(金)に公開される『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』で神谷薫役を務めた武井咲と監督・大友啓史が、1月22日から東京ドームシティ Gallery AaMoで開催中の展覧会「25周年記念 るろうに剣心展」を観覧。その後に行われたスペシャルインタビューでは最終賞の見どころと魅力、シリーズを振り返った思い出や自身の想いを語った。1994~1999年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載され、シリーズ累計発行部数7,200万部(電子版含む)を超えた大ヒット漫画『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』(原作:和月伸宏)。「25周年記念 るろうに剣心展」は、その誕生から25周年の節目を記念して企画された初の大規模作品展だ。主人公・緋村剣心をはじめとした様々なキャラクターたちがそれぞれの生き方を模索しながら信念を貫く姿を、200点を超える直筆原稿やカラー原画を見ることができると話題になっている。当初は昨年4月に開催が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に鑑みて、いったん延期となってからの開催となった。様々な原画を見ながら、撮影を振り返った大友監督は「僕の勝手な考えですが、最近の剣心の画のタッチは“健(たける)剣心”が入ってるような気がするんですよね」と映画版で主演した佐藤健に言及して周囲を笑わせる。武井は「当時のセリフを思い出しちゃいますね。ザワザワしてきました(笑)」と笑顔を見せた。そして『るろうに剣心 最終章 The Final』で描かれる「人誅編」のエリアで足を止めた大友監督は「まさに撮影もこんな感じでしたね」と剣心と雪代縁(ゆきしろ・えにし)の闘いを描いた原画を見つめながら語る。武井は「今まで描かれてきた剣心の闘いとは違いましたね。声が出せないというか、邪魔してはいけないという異様な雰囲気でした」とコメント。観覧を終え、感想を聞かれた大友監督は「間近で見ると迫力が違いますね。和月先生がどんな思いを込めて描かれたのか、剣の一振りにどれだけの時間を込めたのか直接伝わってきました。原作から何を感じるか、原作からのインスピレーションを得ようと思って読んでいた時の熱を思い起こさせられた感じがしました」と興奮した様子。武井は「大友監督と回らせていただいたので、映画化当時の監督の思いと大変さが伝わりました。これだけ細かいところまで見られるのはすごく貴重だと思いますし、1作目からの撮影をすごく思い出しました。あれから 10年経ったとは思えないんですけど、こうやって剣心たちと一緒に過ごしてきたんだなと強く感じました」と感無量の様子だった。この展覧会のために原作者・和月伸宏氏が描きおろした“剣心と志々雄真実”の闘いを描いた2枚1対の『剣闘図』を見た大友監督は「このシーンを実写化した時は相当悩みました。剣と剣の闘いだけではなく、ある時代を背負った男と男の意地のぶつかり合いというのが、この画には出ていますよね。あのシーンは健くんも野獣のような顔つきに変わって。そういった迫力や剣撃の深さとスピードも一枚で表現するのは本当にすごいですね。僕らは何時間もかけて描いたシーンでしたので」と「京都大火編/伝説の最期編」の思い出を振り返りながら圧倒されたという。一方、武井は「私はどうしても、健さんと藤原竜也さんに見えてしまいますね(笑)」と笑いながら「当時の撮影を鮮明に思い出します」と懐かしんだ様子を見せた。200点以上の原画が展示されている本展覧会。映画の撮影を思い出す原画があったか、と問われた大友監督は「神谷道場での剣心と薫の出会い」と答え「ヒロイン(薫)とこの原画を一緒に見れたというのは非常に感慨深いですね。原画を見てても、最後のシーンまで辿り着くのに薫がどんどん漫画の中のコマで成長しているんですね。それを私は生身の人間でも体験できているんです。佐藤さんと武井さんの成長もこの10年見てきたので、2人が一緒にいるシーンは本当に染みましたしね」と感動を伝える。武井も「神谷道場のシーン」と回答し撮影を振り返りながら「本当にこれまで緊張しながら撮影に臨んでいたのですが、本作での神谷道場の撮影の時に、この10年間見えていないところでも、(私の中には)薫が近くにいたんだなと思いましたし、戻って来ることができて本当に良かったです」と懐かしみながらコメント。そして、原作から薫というキャラクターを演じるにあたってのヒントはあったかと聞かれた武井は「最初はやはりビジュアルですね。監督から当時言われていたのは、薫はピュアであり真っ直ぐで、常に父の言葉を信念に持っている女性で、そういったイメージとビジュアルや薫の良いところを体現できればいいなと思っていましたね」と語り、監督からは竹刀をもらったエピソードも披露し笑顔を見せた。「またこのシリーズに参加できるは凄く嬉しいですし、海外へ行った時に“薫”として見られる時もあり、こういったグローバルな作品に携わることができて光栄でしたね」と感謝の気持ちをもらす。そんな武井の想いを聞いた大友監督は「薫は17歳の道場主という、父の思いを背負って、道場を守る健気な少女という設定。そんな人いるかなと思って探していたところ、武井さんを見つけてオファーをしました」と明かし「当時の武井さんと薫が重なって、良いスタートを切ることができましたし、シリーズが進むにつれて、色々な現場で経験された芝居の上手さがすごく出ていました」と回想。また最新作について「今回は剣心と巴の過去をどう受け止めていくか、恐らく、5年前(前作)の武井さんの受け止め方と、今作での受け止め方は違うと思うんですね。薫が2人の過去を受け止める姿は、多くの女性が共感出来る部分だと思います。その想いを武井さんが芝居を通して表現してくれていましたね」と労うと、武井も「剣心の過去を知って2人を思いやるのは、昔の私では無理だったと思いますね」と大友監督の言葉に頷いた。薫というキャラクターについて武井は「信念を貫き、自分の思いを曲げずに立ち向かっていく姿はずっと変わらない姿だと思いますし、私はそういった薫の姿が本当に好きですね。芝居中、薫の気持ちに寄り添いながら共存していましたし、感慨深い気持ちになりますね」と自身にとっても大切なキャラクターだとする。さらに剣心を演じた佐藤健について聞かれると「健さんにとっても大きなミッションだったと思うんですが、周りのスタッフさんと同じ方向を向いて進んでいく姿が好きでしたね。健さんがいるだけで、みんなのスイッチが入るし、健さんが剣心を纏うと『るろうに剣心』の世界に入り込めました」と回答。神谷道場メンバーとの撮影については「『ただいま』という気持ちが強かったですね。うっかり素に戻ってしまうくらいの空気感でした。久しぶりの現場だったんですが自然とスイッチが入りましたし、最高に楽しかったですね」と語る。さらに「剣心が横にいてくれたからこそだと思っています。目の前に剣心がいて、横に弥彦がいるということが神谷道場の日常を思い出させてくれるというか、撮影が始まっているとうよりは、ご飯を食べている途中で撮られているという感覚でした」とエピソードを披露した。『るろうに剣心 最終章 The Final』4月23日(金)全国ロードショー『るろうに剣心 最終章 The Beginning』6月4日(金)全国ロードショー■展示情報「25周年記念 るろうに剣心展」開催中会場:東京ドームシティ Gallery AaMo
2021年01月25日佐藤健と大友啓史監督が『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』の来年公開を控えてスペシャル対談。史上初となるオンライン形式の「ジャンプフェスタ2021 ONLINE」にてその模様が配信された。毎年恒例となっているジャンプのビッグイベント「ジャンプフェスタ」が、今年はオンライン開催。対談は12月20日(日)10時30分より「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」ステージにて行われた。第1作『るろうに剣心』(2012)から約10年間に渡って緋村剣心を演じてきた佐藤さんだが、ジャンプフェスタに参加するのは今回が初めて。また、本作のプロモーションとしては初めて佐藤さんと大友監督が揃って登壇するイベントとなった。「役者辞めます」とまで言うぐらいの覚悟を決めて「8年前に初めて聞いたときは、原作をもちろん読んでいて、アニメも全部観ていたので、まず『本当にできるのか?』と思いました」と、佐藤さんは振り返って告白。「ただ、オファーを頂いたタイミングで初めて皆様とお会いしたときに、『るろうに剣心』映画版のアクションはこういう感じでやりたいんだ、というイメージムービーを作ってきてくれたんです。その映像を観た時に、これなら後は自分が努力すれば、自分が頑張れば実写化が可能なのかもしれないと思えたんです。そのイメージムービーを観た瞬間にスイッチが入ってやろうと思えた覚えがあります」と当時を懐かしんだ。佐藤さんと共に駆け抜けてきた大友監督も「やっぱり漫画の実写化のハードルの高さというのは、映像を作っている人間として分かりますし、しかも『るろうに剣心』ですからね」と言う。「ただ、アクションについては、僕らのイメージムービーを観て彼の目の色が変わって、『アクションかっこよくなかったら役者辞めます』とまで言うぐらいに覚悟を決めてくれました。後はどうやって国民的な人気原作を、地に足の付けた映画として純粋に魅力のある作品にするかということを色々な視点から考え始めました。プレッシャーを感じる暇もなかったという感じでしたね」と映画化を決めたときを振り返った。剣心の過去を描く…「撮り切るまでは死ねない」!?前作から5年の月日を経て撮影されたという本作。久しぶりの撮影にプレッシャーはあったかという質問に対し、大友監督は「過去のハードな撮影の記憶が、記憶って遠くなれば遠くなるほど増幅していくんですよ。『きつかったなぁ、るろ剣』という記憶だけが、いざやるとなったら思い出してしまう。もう1回足を踏み込んでいって、しかももっとすごいものを作るってことを考え始める訳ですよ」と『るろうに剣心』を撮ることへのプレッシャーを語る。そして、佐藤さんは「『京都大火編』、『伝説の最期編』に踏み込んだ時から、剣心の過去のエピソードを『やらないわけにはいかないんだろうな』という想いがありました。だから、撮り切るまでは死ねないじゃないですけど、使命感としてありました」と今回の最終章への並々ならぬ想いを口にする。完成された本作を観たという佐藤さんは、「当然たくさんの方に観て頂きたいし、この映画をヒットさせねばならぬという使命感も当然ありますが、正直それがなかったとしても、やっぱりこのクオリティで、第1作の時からほとんど同じスタッフとチームでこの映画を完成させられたので、僕は満足しています」と、作品のクオリティに自信を覗かせた。「足が上がらなくなる」壮絶なアクションシーンの裏側また、『るろうに剣心』の醍醐味でもあるアクションシーンについて大友監督は、「アクションは谷垣健治さんがウズウズしていましたね(笑)。第1作から谷垣さんと一緒にやりましょうと連れてきているから、あの人達をどう暴れさせるかなんですよ、『るろうに剣心』のアクションは」と明かし、「あのチームにふさわしい土俵をどう与えるかということを頑張らなくてはいけない」と盟友であるアクション監督の谷垣健治についてコメント。さらに「今回は(縁役)新田真剣佑という肉体的にセンスのある人に剣心が横綱相撲でぶつかっていく構造の中で、2人の感情のモーションとエモーションが最大限に合致した戦いが最後にある」と本作のアクションについて言及。「志々雄真実(演:藤原竜也)との戦いは時代を背負った戦いだったけど、今回は2人のプライベートの感情を背負った感情のぶつかり合いをアクションにどう反映させることができるか。後は彼らが考えてくれたものを信じて、現場もそれを支えてくれるように突き進んでいくだけです」と、本作ならではアクションの極意について語った。もちろん佐藤も『るろうに剣心』のアクションシーンについて「物理的に足が上がらなくなるんですよ。特に一対多数のシーンですね。新田真剣佑との一騎打ちも大変でしたけど、僕の場合はそこに辿り着くまでに300人くらい相手にしないといけないので(笑)。物理的に足が上がらなくなるという中々ない経験をさせて頂き、大変光栄でございました(笑)」と壮絶なアクションシーンについて笑顔で振り返った。原作者・和月伸宏からの手紙を佐藤健が代読佐藤さんは「『The Final』は原作と違う、オリジナルストーリーになっているんですよ。そういう意味で、原作者の和月先生の感想というのは結構気にしていて心配でしたが、映画を観て喜んで下さったのなら、凄く嬉しいし報われた気持ちになります」と安堵を見せ、「作品に入る時もそうでしたが、入る前の準備から時間を掛けて監督とやり取りさせていただいたので、その時間がやっと報われたというか、あそこで粘って良かったなという気持ちですね」と感無量の様子。大友監督も「嬉しいですね。全体の世界観含めて、オリジンを作ってくれた方からこう言ってもらえて。僕は和月先生と一緒に作品を観て、そのあと実際に会話させていただきましたが、本当に嬉しそうでした」と明かした。最後に大友監督は「コロナ禍で当初の公開予定日から変わってしまって、作業も苦戦の連続だったんですが、より作品をレベルアップさせるべく、その3、4か月で仕上げに取り組んできましたし、手応えとしても当初より映像面や音楽面、色々な部分でかなりレベルが上がったと思っています。元々『るろうに剣心』原作・アニメのファンの皆様含めて、とにかく喜んでいただきたいという想いで作ってきましたが、今回は剣心のルーツである十字傷の話という、非常に普遍的な内容で、原作ファン、アニメファンだけではなく、多くの方々に届くような作品になっているかと思います。また前作以上の『るろうに剣心』フィーバーを起こしたいと思っています」とファンへメッセージ。そして佐藤さんは「こんなにも、時間と制作費をかけて1つの役に集中させていただける、本気でぶつからせてもらえる機会を与えてくださったことを非常にありがたく思っています。監督をはじめ、多くのスタッフやチームの皆様にも感謝していますし、そのメンバーと第1作から最後まで走り抜けたことを誇りに思いますし、こんなに長い期間、映画を制作できたのは応援して下さる皆様の支えがあったからだと思います」と、感謝の言葉で締めくくっていた。和月伸宏コメント全文大友啓史監督、佐藤健さま、そして視聴者の皆様、こんにちは。漫画家の和月です。つい先日スケジュールの都合で延び延びになっていた映画『るろうに剣心最終章The Final/The Beginning』の試写をやっと観ることができました。二作連続の強行軍、しかもどちらもハイカロリーな作品なのでがっつり疲れるかと思いきや、あっという間の四時間半。映画の世界にどっぷり心地よく浸ることが出来ました。『The Final』は「これぞ活劇」といった1、2、3をさらに押し進めた仕上がりで、そのさまはもはや〈観るアトラクション〉。見どころは原作の漫画的な表現や作風をギリギリまで活かしつつ、時代劇映画に昇華させる大友監督の辣腕ぶり。少年漫画の実写映画化を成功の道へと導いた第一人者の映像美学を存分に楽しめます。対して『The Beginning』は『The Final』と打って変わって静寂。佐藤健さんの「この人、超能力使って本当に飛んでいるんじゃないの?」と疑いたくなるような超絶アクションもしっかりあるのですが、なぜか全体の印象は白くて静か。4作品にわたって剣心を演じてくれた佐藤健さんがついに演じる緋村抜刀斎と有村架純さんが演じる雪代巴の始まりと終わりをぜひ堪能して欲しく思います。他にも制作陣の気合いの入った美術や音楽、レギュラー陣の熱演とハマりっぷり。雪代縁演じる新田真剣佑の縁っぷり等、見どころ満載です。十年前、映画第1作の制作が決まった時、正直言うと「十年以上前に終わった作品なのにありがたいなぁ。でもこれはあくまでもおまけのようなモノであまり期待し過ぎたらダメだよなぁ」と少しのん気に構えていました。それがあれよあれよと原作のラストまで映像化のまさかの全5作。おまけどころか本当に漫画家冥利に尽きます。時代劇且つ少年漫画という面倒な原作を見事映画化して下さった大友監督と制作陣の皆様、各々の役に真剣に取り組んで演じてくれた役者陣の皆様、そして実写映像化において後にも先にもこれ以上の“剣心”はいない剣心を演じてくださった佐藤健さま。ついでに集英社、何より映画『るろうに剣心』を応援し楽しんでくださる視聴者の皆様に心の底より感謝します。コロナ禍で大変ですが健康に十分気をつけて、みんな元気で来春の映画公開を迎えましょう。佐藤健×大友啓史監督のスペシャル対談完全版は12月29日(火)22時よりワーナー・ブラザース映画公式YouTubeチャンネルにて配信予定。『るろうに剣心 最終章 The Final』は2021年4月23日(金)より全国にて公開。『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は2021年6月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開©和月伸宏/集英社 ©2020「るろうに剣心」最終章 製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開©和月伸宏/集英社 ©2020映画「るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
2020年12月20日『ジャンプフェスタ2021 ONLINE』にて、『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』から主演の佐藤健、大友啓史監督のスペシャル対談が配信された。2012年8月25日公開の『るろうに剣心』、2014年8月1日公開の『るろうに剣心 京都大火編』、同年9月13日公開の『るろうに剣心 伝説の最期編』と、これまでの累計観客動員数は980万人を突破、そして完結編となる『るろうに剣心 最終章 The Final』が2021年4月23日に、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が6月4日に2作連続で全国ロードショーされる。第1作『るろうに剣心』(2012)から約10年間に渡って緋村剣心を演じてきた佐藤だが、ジャンプフェスタに参加するのは今回が初めて。また、本作のプロモーションとしては初めて佐藤と大友監督が揃って登壇するイベントともなった。佐藤は8年前に『るろうに剣心』へのオファーを聞いた時の感想を「8年前に初めて聞いたときは、原作をもちろん読んでいて、アニメも全部観ていたので、まず『本当にできるのか?』と思いました」と最初は疑いの目から入ったと告白。そして「ただ、オファーを頂いたタイミングで初めて皆様とお会いしたときに、『るろうに剣心』映画版のアクションはこういう感じでやりたいんだ、というイメージムービーを作ってきてくれたんです。その映像を観た時に、これなら後は自分が努力すれば、自分が頑張れば実写化が可能なのかもしれないと思えたんです。そのイメージムービーを観た瞬間にスイッチが入ってやろうと思えた覚えがあります」と当時を懐かしんだ。佐藤と共に駆け抜けてきた大友監督は「とにかくこの企画を成功させるための幾つかの条件を考えて、やっぱり漫画の実写化のハードルの高さというのは、映像を作っている人間として分かりますし、しかも『るろうに剣心』ですからね。ただ、アクションについては、僕らのイメージムービーを観て彼の目の色が変わって、「アクションかっこよくなかったら役者辞めます」とまで言うぐらいに覚悟を決めてくれました。後はどうやって国民的な人気原作を、地に足の付けた映画として純粋に魅力のある作品にするかということを色々な視点から考え始めました。プレッシャーを感じる暇もなかったという感じでしたね」と映画化を決めた当時を振り返った。前作から5年の月日を経て撮影されたという本作。久しぶりの撮影にプレッシャーはあったかという質問に対し、大友監督は「過去のハードな撮影の記憶が、記憶って遠くなれば遠くなるほど増幅していくんですよ。『きつかったなぁ、るろ剣』という記憶だけが、いざやるとなったら思い出してしまう。もう1回足を踏み込んでいって、しかももっとすごいものを作るってことを考え始める訳ですよ」と『るろうに剣心』を撮ることへのプレッシャーを語った。佐藤は「『京都大火編』、『伝説の最期編』に踏み込んだ時から、剣心の過去のエピソードを『やらないわけにはいかないんだろうな』という想いがありました。だから、撮り切るまでは死ねないじゃないですけど、使命感としてありました」と今回の最終章を撮ることへの並々ならぬ想いを語った。また、佐藤は完成された本作を観て「当然たくさんの方に観て頂きたいし、この映画をヒットさせねばならぬという使命感も当然ありますが、正直それがなかったとしても、やっぱりこのクオリティで、第1作の時からほとんど同じスタッフとチームでこの映画を完成させられたので、僕は満足しています」と作品のクオリティに自信を覗かせる。そして、『るろうに剣心』の醍醐味でもあるアクションシーンについて大友監督は、「アクションは谷垣健治さんがウズウズしていましたね(笑)。第1作から谷垣さんと一緒にやりましょうと連れてきているから、あの人達をどう暴れさせるかなんですよ、『るろうに剣心』のアクションは。あのチームにふさわしい土俵をどう与えるかということを頑張らなくてはいけない」と盟友であるアクション監督の谷垣健治についてコメント。さらに「今回は新田真剣佑という肉体的にセンスのある人に剣心が横綱相撲でぶつかっていく構造の中で、ふたりの感情のモーションとエモーションが最大限に合致した戦いが最後にある」と本作のアクションについて言及し、「志々雄真実との戦いは時代を背負った戦いだったけど、今回はふたりのプライベートの感情を背負った感情のぶつかり合いをアクションにどう反映させることができるか。後は彼らが考えてくれたものを信じて、現場もそれを支えてくれるように突き進んでいくだけです」と他の映画には絶対に真似できないアクションの極意について語った。佐藤も『るろうに剣心』のアクションシーンについて「物理的に足が上がらなくなるんですよ。特に一対多数のシーンですね。新田真剣佑との一騎打ちも大変でしたけど、僕の場合はそこに辿り着くまでに300人くらい相手にしないといけないので(笑)。物理的に足が上がらなくなるという中々ない経験をさせて頂き、大変光栄でございました(笑)」と壮絶なアクションシーンについて笑いながら語った。さらに、原作者の和月伸宏からふたりへの手紙が届けられる。佐藤は和月からの手紙を読み終え、「『The Final』は原作と違う、オリジナルストーリーになっているんですよ。そういう意味で、原作者の和月先生の感想というのは結構気にしていて心配でしたが、映画を観て喜んで下さったのなら、凄く嬉しいし報われた気持ちになります。作品に入る時もそうでしたが、入る前の準備から時間を掛けて監督とやり取りさせていただいたので、その時間がやっと報われたというか、あそこで粘って良かったなという気持ちですね」と感無量の様子。そして大友監督は「嬉しいですね。全体の世界観含めて、オリジンを作ってくれた方からこう言ってもらえて。僕は和月先生と一緒に作品を観て、そのあと実際に会話させていただきましたが、本当に嬉しそうでした」と語った。配信も終盤に差し掛かり、最後に大友監督は「コロナ禍で当初の公開予定日から変わってしまって、作業も苦戦の連続だったんですが、より作品をレベルアップさせるべく、その3、4カ月で仕上げに取り組んできましたし、手応えとしても当初より映像面や音楽面、色々な部分でかなりレベルが上がったと思っています。元々『るろうに剣心』原作・アニメのファンの皆様含めて、とにかく喜んでいただきたいという想いで作ってきましたが、今回は剣心のルーツである十字傷の話という、非常に普遍的な内容で、原作ファン、アニメファンだけではなく、多くの方々に届くような作品になっているかと思います。また前作以上の『るろうに剣心』フィーバーを起こしたいと思っていますので、それには何よりも皆様のお力添えが必要だと思っています。ぜひ応援していただけると光栄です」と作品の完成度への自信と公開を楽しみにているファンへメッセージを送った。佐藤は「こんなにも、時間と制作費をかけて1つの役に集中させていただける、本気でぶつからせてもらえる機会を与えてくださったことを非常にありがたく思っています。監督をはじめ、多くのスタッフやチームの皆様にも感謝していますし、そのメンバーと第1作から最後まで走り抜けたことを誇りに思いまし、こんなに長い期間、映画を制作できたのは応援して下さる皆様の支えがあったからだと思います。『るろうに剣心 最終章 The Final』は2021年4月23日公開となりますので、ぜひ劇場で楽しんでいただけたら幸いです」と締めくくりイベントは幕を閉じた。和月伸宏 コメント全文大友啓史監督、佐藤健さま、そして視聴者の皆様、こんにちは。漫画家の和月です。つい先日スケジュールの都合で延び延びになっていた映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』の試写をやっと観ることができました。二作連続の強行軍、しかもどちらもハイカロリーな作品なのでがっつり疲れるかと思いきや、あっという間の四時間半。映画の世界にどっぷり心地よく浸ることが出来ました。『The Final』は「これぞ活劇」といった1、2、3をさらに押し進めた仕上がりで、そのさまはもはや〈観るアトラクション〉。見どころは原作の漫画的な表現や作風をギリギリまで活かしつつ、時代劇映画に昇華させる大友監督の辣腕ぶり。少年漫画の実写映画化を成功の道へと導いた第一人者の映像美学を存分に楽しめます。対して『The Beginning』は『The Final』と打って変わって静寂。佐藤健さんの「この人、超能力使って本当に飛んでいるんじゃないの?」と疑いたくなるような超絶アクションもしっかりあるのですが、なぜか全体の印象は白くて静か。4作品にわたって剣心を演じてくれた佐藤健さんがついに演じる緋村抜刀斎と有村架純さんが演じる雪代巴の始まりと終わりをぜひ堪能して欲しく思います。他にも制作陣の気合いの入った美術や音楽、レギュラー陣の熱演とハマりっぷり。雪代縁演じる新田真剣佑の縁っぷり等、見どころ満載です。十年前、映画第1作の制作が決まった時、正直言うと「十年以上前に終わった作品なのにありがたいなぁ。でもこれはあくまでもおまけのようなモノであまり期待し過ぎたらダメだよなぁ」と少しのん気に構えていました。それがあれよあれよと原作のラストまで映像化のまさかの全5作。おまけどころか本当に漫画家冥利に尽きます。時代劇且つ少年漫画という面倒な原作を見事映画化して下さった大友監督と制作陣の皆様、各々の役に真剣に取り組んで演じてくれた役者陣の皆様、そして実写映像化において後にも先にもこれ以上の“剣心”はいない剣心を演じてくださった佐藤健さま。ついでに集英社、何より映画『るろうに剣心』を応援し楽しんでくださる視聴者の皆様に心の底より感謝します。コロナ禍で大変ですが健康に十分気をつけて、みんな元気で来春の映画公開を迎えましょう。『るろうに剣心 最終章 The Final』2021年4月23日(金)公開『るろうに剣心 最終章 The Beginning』2021年6月4日(金)公開
2020年12月20日映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(2021年4月23日・6月4日公開)主演の佐藤健と大友啓史監督によるスペシャル対談の配信決定が、14日に明らかになった。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。毎年恒例となっているジャンプのビッグイベント「ジャンプフェスタ」が、今年は史上初となるオンライン形式の「ジャンプフェスタ2021 ONLINE」として開催されることから、20日10時30分よりジャンプスタジオで行われる『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』ステージにて対談を配信することが決定した。第1作『るろうに剣心』(12年)から約10年間に渡って緋村剣心を演じてきた佐藤だが、ジャンプフェスタに参加するのは今回が初めてとなる。本ステージではお笑い芸人のガーリィレコード高井が『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』最大の敵である志々雄真実に扮して、『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』やジャンプSQで連載中の「北海道編」について見どころをアピール。佐藤&大友監督の対談パートでは、映画『るろうに剣心』シリーズの完結を控え、実写化が決定した当時を振り返り、コロナ禍での公開延期を乗り越え遂に世に送り出すことができる想い、原作の「人誅篇」と「追憶篇」を描く最新作についてのエピソードなど語りつくす予定だという。さらに映画の公開を記念して、原作者の和月伸宏から佐藤宛への熱いメッセージも。同ステージは、アプリをダウンロードした全員が参加できるイベントとなっている。○佐藤健 コメント今回初めてジャンプフェスタに参加させて頂き、大変光栄に思います。こうして映画のことをお話する機会がくることで、いよいよ本当に始まるんだなと実感しています。支えてくださった皆様の存在があったから、ここまで辿り着くことができました。最後まで見届けて頂けたら幸いです。○大友啓史監督 コメント『るろうに剣心』シリーズは、ファンの方のリアルな声がストレートに伝わってくる作品で、クランクアップしたときも、公開延期を発表したときも、作品を待ってくれている方々の声がパワーとなり、これまで頑張ってくることが出来ました。今回の収録、そして映画を観て、『るろうに剣心』ファンの皆様、ジャンプファンの皆様が楽しんでくれると嬉しいです。
2020年12月14日現役高校生の大友美有(おおとも・みゆう)が今年7月、芸能事務所大手・スターダストプロモーションに加入した。人気女優やモデルを多数かかえるスターダスト内でも、大友は異色の存在。モデルとして活動する傍ら、プロゲーミングチーム「Rascal Jester」リーグ・オブ・レジェンド部門に所属し、ゲーマーとしての顔も持つ。高校対抗のeスポーツ大会「STAGE:0」では、2連覇にも貢献した。彼女はなぜ、モデルとゲーマーという“二足のわらじ”の道を歩むことになったのか。自身のルーツと軌跡を振り返ってもらった。○■ゲームとの出会いプロフィールに書いてある通り、趣味や特技はゲームのみ(笑)。最初にパソコンに触ったのが、幼稚園の年中の時でした。父、母どちらもゲーマーでパソコンを持っていて、『ラグナロクオンライン』をやっているのを見て、自分でもやってみたくなったことがきっかけです。「タイピングできるようになりなさい」と言われて練習して、一緒に楽しんでいました。両親からは止められることもなかったです(笑)。最初はパソコンゲームから入って、小学生になった頃にはDSとかたまごっちも。親がパソコンを持っていなかったら、ここまでゲーム好きにはなっていないかもしれません。ゲームを制限されることはそこまでなくて、「宿題を全部済ませてからやりなさい」と言われるぐらい。習い事は「体育の時に泳げるように」という理由で、小学1年生から5年生までスイミングに通っていました。周りの友達はいろんな習い事をしていましたが、水泳以外は特にやりたいと思わなかったです。その頃の1日は、まず学校が終わって友達と遊んで、そこから一人でゲーム。時々、友達とはポケモンの交換をしたりすることはありましたが、基本的にゲームは一人でやるものでした。24時間ずっとやってしまうこともありましたが、それが私にとっては幸せな時間でした。○■LoLグランドマスターになるまでオンラインで人とつながる楽しさを最初に感じたのは、小学3年生ぐらいの時にやっていた『アメーバピグ』というPC版オンラインゲーム。それから中学2年生の時、気になる人から「パソコン持ってるなら、『LoL(League of Legends)』一緒にやらない?」と誘われて、それがきっかけで『LoL』にハマりました。気づけば、その男の子よりも『LoL』の方を好きになっていました(笑)。でも、最初はその人と一緒の時間を過ごしたい、そのためにうまくなりたいという気持ちだけでひたすらやっていました。そこからランクが上がることの達成感や、やり込めばやり込むほどフレンドが増えて、人との繋がりが広がっていく楽しさを感じて。グランドマスター(※プレイヤー全体の0.05%の最高ランク)になったのは、高校1年の2月か3月頃だったと思います。周りの友達をたくさん誘ったりもしたんですけど、結局は誰もやってくれなくて(笑)。確かに覚えることはたくさんあって、自分でもまだ知らないことがあるような奥が深いゲームです。私は「好き」という気持ちが強すぎたから、そこを乗り越えられたんだと思います。彼がいなければ、今こうしてプロゲーマーを目指すことはなかったかもしれません。ただ、もともとプロゲーマーになることが目標ではなくて。高校生大会に出るためにはチームを組む必要があって、高校1年生の時、過去の大会でも実績があったN高等学校に転校しました。なぜ、自分がそこまで大会に出ることにこだわったのか……あまり覚えていませんが、「1番をとりたい」という思いが強くて。当時のN高は優勝してなかったので、自分が入れば1番になれると確信して転校を決意しました。○■「女子高生ミスコン」応募の理由それまで通っていた学校は、なぜ自分がそこの学校に通っているのか分からなくて。そうやって3年間過ごしていくぐらいだったら大会に出てみて、将来の可能性を広げてみたいという思いが強かったので、がんばって親を説得しました。両親は公務員になってほしかったみたいで、「何を考えてるの?」と驚いていましたが(笑)。小学校の頃には中学受験のために塾に通っていたこともあったんですが、メンタルが弱くて体調崩してしまって受験できない挫折もあって。当時は、周りも塾に通っている子が多くて、「それが普通なんだ」と受け止めていました。N高に転校して大会に出る。それだけで親は納得しないだろうと思って、「女子高生ミスコン2019」に応募しました。受かる自信はありませんでしたが、もう私の中では「やるしかない」。高1の3学期に休める日数が余っていたのでほとんど学校に行かない生活を続けていたのですが、その頃に「女子高生ミスコン」の合宿がありました。筋トレをしたり、暑い中でインスタ映えスポットを探すのがつらすぎて(笑)。「もうこんな体験はしたくない」と思っていたら、ファイナリストまで残ってしまって、「また地獄の合宿が続くのか……」と落ち込みながらも頑張っていました(笑)。合宿は毎週土日で、そのたびに地方の子は飛行機で来ていました。そこでの集団生活も、私にとっては結構大変で、お風呂の時間もみんなで決めたり。レッスンは歌やダンス、ウォーキング、あとはメイクレッスンもありました。最初はすごく合宿に行くのが嫌でしたが、参加しているみんなと仲良くなって、一緒にいる時間が楽しくなって。つらかった時間も、最後の方では楽しく感じられるようになったので、今では参加できてよかったなと思います。最初は「ファイナリストまで残ればいいや」という気持ちで参加していたんですけど、合宿でも自分なりに努力はしていたので、「もしかしたらグランプリになれるんじゃないか」と思い始めて。他の子がグランプリに選ばれた時、やっぱり悔しくて、みんなと一緒にいる時間もそれが最後と思うと寂しくて……2つの意味での涙が出てしまいました。その涙は、人生で初めての経験でした。○■抽象的な夢と具体的な目標ゲームやモデルで活躍したい。その頃に抱いていた抽象的な夢は今も変わっていません。変わったことといえば、その夢に対して、モデルでは「雑誌に載りたい」「ランウェイで歩けるようになりたい」とか、ゲームでは「もっと強くなりたい」「自分で大会を開けるようになりたい」とか、細かい具体的な目標を立てられるようになりました。ゲームとモデルどちらも大切にして、モデルの活動を通して、ゲームが「悪」ではないことや、ゲームとeスポーツの魅力を伝えられればいいなと思います。プレイヤーネームは、偉人の名前だと強そうかなと思って「ShakeSpeare」。それで大会に出たら、たくさんのメディアに取り上げられて定着してしまって、もっとかわいくて短い名前にすればよかったと後悔しています(笑)。実際に大会に出ると、「eスポーツはスポーツ」というのをすごく感じます。自分の中で、トラウマになったのが、初めて参加した高校生大会「第2回全国高校eスポーツ大会」でした。そこで、N高校のもう1つのチームとの対戦があったのですが、「そこに勝つと自信がつく。でも、もしかしたら負けるかもしれない」みたいな不安もありました。最初はすごく順調で、勝てると確信していたら逆転されてしまって、VC(ボイスチャット)でもネガティブなことしか言えなくなってしまいました。「これで負けたら大会が終わってしまう。どうしよう……」精神的に追い詰められていた私をみんな励ましてくれて、最終的には相手のミスから逆転して勝つことができましたが、それだけメンタルの強さを求められる競技だと実感できました。これを乗り越えていくためには、ひたすら練習を積み重ねるしかないと思っています。私にとって、大好きな趣味でリフレッシュやストレス発散でもあったゲーム。特に「LoL」は仕事寄りで見てしまうので、今は他のゲームが息抜きになっています(笑)。親の反応も変わりました。母はいつも「がんばってね」と応援してくれて、父はLoLをプレイしたり、大会動画を私よりもチェックしたり、大会に出ているプレイヤーについて聞いてきたり、LoLに興味津々です(笑)。○■両親に伝えたいメッセージお母さん、お父さん。仕事でいつも忙しいのに送り迎えしてくれたり、ご飯を私の時間に合わせたりしてくれてありがとうございます。私からお母さんに伝えたい要望は……肉じゃががもっと食べたいです(笑)!■プロフィール大友美有(おおとも・みゆう)2002年8月13日生まれ。埼玉県出身。N高等学校に転校後、プロゲーミングチーム「Rascal Jester」リーグ・オブ・レジェンド部門に練習生として加入。プレイヤーネームは「ShakeSpeare」。「女子高生ミスコン2019」ファイナリスト。
2020年12月12日アニメーション映画『AKIRA』が、2020年12月4日(金)より全国7箇所の「ドルビーシネマ」対応映画館で劇場公開される。大友克洋の名作漫画/アニメーション『AKIRA』1982年から1990年にかけて『週刊ヤングマガジン』に連載された『AKIRA』は、大友克洋によるSF漫画の金字塔。新型爆弾によって消滅した東京に変わる日本の新首都として繁栄を極めた「ネオ東京」を舞台に、暴走族のリーダーで自称“健康優良不良少年”の主人公・金田と、事故をきっかけに目覚めた超能力で破壊の限りを尽くすもう一人の主人公・鉄雄、そして物語の核となる超能力者の少年・アキラを中心に巻き起こる壮大な物語を描いた、SF漫画の金字塔だ。これを原作に大友が自ら監督ししたのが、原作における3巻前後までの展開の後に独自の結末へと続く(※当時未だ原作が完結していなかったため)アニメーション映画『AKIRA』(1988)。当時の日本映画としては異例の総制作費10億円という巨額が投じられた同作は、大友自らが描いた絵コンテをベースに、原作の世界観を表現するための様々なこだわりが詰め込まれており、公開から30年が経った今でも多くのファンを持つ名作アニメーションとして知られている。全国7箇所の「ドルビーシネマ」で劇場公開作品の舞台となった2020年が間も無く終わりつつある年の瀬、この伝説的なアニメーション映画が最新のシアターシステム「ドルビーシネマ」(※1)で劇場に復活。上映に当たっては、マスターポジフィルムから4Kスキャンされた映像を「ドルビービジョン」HDR映像にリマスターすることで、これまでは表現が不可能だったコントラスト・輝度・色域でその映像を再構築。従来のフォーマットでは、潰れてしまっていた明るい光や暗部の深いディテールが表現されているという。予測不可能なストーリー展開、大友の原作を再現すべく綿密に描きこまれた各カット、後世に語り継がれるダイナミックな演出とアクションシーンを、最先端の映画上映システムで堪能出来る。※1「ドルビーシネマ」とは映画館やPC、ゲーム向けにオーディオテクノロジーを開発するドルビーラボラトリーズ社が開発した「ドルビーシネマ」は、最先端の映像技術「ドルビービジョン(Dolby Vision)」と、立体音響技術「ドルビーアトモス(Dolby Atmos)」を駆使することで、これまでにない高品質の没入感映画鑑賞が体験出来るシアターシステム。この2つの技術を最大限に活かすために、劇場内からはスクリーン以外の要素を可能な限り排除しており、映画への高い没入感が楽しめるという。上映情報アニメーション映画『AKIRA』ドルビーシネマ公開日:2020年12月4日(金)原作・監督:大友克洋上映劇場:・[東京都]丸ノ内ピカデリー・[神奈川県]T・ジョイ横浜・[埼玉県]MOVIX さいたま・[愛知県]ミッドランドスクエアシネマ・[京都府]MOVIX 京都・[大阪府]梅田ブルク 7・[福岡県]T・ジョイ博多©1988 マッシュルーム/アキラ製作委員会Dolby、ドルビー、Dolby Atmos、Dolby Cinema、Dolby Vision、およびダブル D 記号は、アメリカ合衆国と/またはその 他の国におけるドルビーラボラトリーズの商標または登録商標です。
2020年11月21日女優の大友花恋(おおとも・かれん)さんが、2020年9月23日にインスタグラムを更新。パジャマ姿の写真がかわいすぎると話題になっています! この投稿をInstagramで見る 10月10日にスタートする、日本テレビ「35歳の少女」林田藤子役で出演します! お楽しみに☺️ (物語が、現代版眠り姫ということで、秋のパジャマでの写真を。 このパジャマが大好きで、おんなじ素材のおんなじ色の、半袖バージョンと長袖バージョンを持っています @goodnightsuit ) #35歳の少女 大友花恋 (@karen_otomo)がシェアした投稿 - 2020年 9月月22日午後9時47分PDT同年10月に女優の柴咲コウ(しばさき・こう)さんが主演するドラマ『35歳の少女』(日本テレビ系)に林田藤子役で出演する大友花恋さん。物語は10歳で不慮の事故に遭い、25年という長い眠りについた少女を主人公に描いていることから、『現代版眠り姫』としてパジャマショットを投稿したそうです。この写真を見たファンは「かわいすぎる」「おうち感がたまらん」と絶賛。「一緒にパジャマパーティをしたい」といったコメントも寄せています。・なんでそんなにかわいいの!?・癒されるー!ドラマ、絶対に見ます!・パジャマ、似合ってるね。全身も見たいです!大友花恋のインスタにはかわいすぎるショットがたくさん!大友花恋さんのインスタグラムにはキュートな魅力溢れる写真が満載!投稿されるたびにたくさんの『いいね!』が寄せられています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 遅くなってしまいました、、、 いつかのブランチロケのお写真です♀️ 大友花恋 (@karen_otomo)がシェアした投稿 - 2020年 9月月18日午前4時48分PDT この投稿をInstagramで見る 今夜の「坂上&指原のつぶれない店」に出演します! おいしさ満天で幸せでした onepiece #seanewyork accessory #stellarhollywood 大友花恋 (@karen_otomo)がシェアした投稿 - 2020年 9月月12日午後10時22分PDT この投稿をInstagramで見る 今日のブランチもありがとうございましたっ! 大友花恋 (@karen_otomo)がシェアした投稿 - 2020年 9月月11日午後11時43分PDT この投稿をInstagramで見る 太陽☀️ 大友花恋 (@karen_otomo)がシェアした投稿 - 2020年 8月月28日午前1時58分PDT この投稿をInstagramで見る まだ載せてなかったやつ。 #移動 #うさぴょんシリーズおわり! 大友花恋 (@karen_otomo)がシェアした投稿 - 2020年 8月月27日午前12時23分PDT大友花恋ってどんな人?大友花恋さんは、雑誌モデルに応募し、合格したことをきっかけに芸能界入り。そして、現在も所属している芸能事務所『研音』のオーディションを受け、本格的に芸能人として活動をスタートしました。2012年にドラマ『結婚同窓会~SEASIDE LOVE~』(CSフジテレビ)に出演し女優デビュー。それからいくつかのドラマや映画に出演して経験を積み、2015年には映画『案山子とラケット~亜季と珠子の夏休み~』で、女優の平祐奈(たいら・ゆうな)さんとW主演を務めました。最近ではバラエティ番組『王様のブランチ』(TBS系)や『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)などでも活躍。女優やモデル、タレントとして幅広く活躍しています。大友花恋ってどんな人?鈴木福に身長を抜かれ「嬉しいような、さびしいような」[文・構成/grape編集部]
2020年09月30日漫画家・大友克洋とコラージュアーティスト・河村康輔のコラボレーションによるコラージュ作品を収録した書籍『AKIRA ART OF WALL』が、2019年12月20日(金)に一般発売される。大友克洋×河村康輔のスペシャルアートブック渋谷パルコで開催された展覧会「AKIRA ART OF WALL Katsuhiro Otomo × Kosuke Kawamura AKIRA ART EXHIBITION」で先行発売された本書は、河村康輔が大友克洋と共に同氏の代表作である『AKIRA(アキラ)』を再構築し、建て替え工事中の渋谷パルコの仮囲いに展示した作品「ART WALL」シリーズの全てを収録したもの。単独インタビュー&対談も収録全長22.7メートルのパノラマアートが両面印刷・蛇腹製本という特別仕様で3冊に分けて収められているほか、上製ドキュメントブックの4冊目には大友克洋と河村康輔の単独インタビューと対談を収録。大友と河村自らがボックス、各ブックのデザインも手掛けた特別なアートブックだ。100年に一度といわれる大規模な再開発を迎える渋谷の街をキャンバスに掲示された全作品を、圧倒的な迫力、クオリティで追体験できる“AKIRA絵巻”。価格は10,000円+税で、封入特典としてA2サイズのポスターも付属する。商品情報『AKIRA ART OF WALL』一般発売日:2019年12月20日(金)価格:10,000円+税著者:大友克洋、河村康輔仕様:スペシャルシルバーボックス入り/A4判変型(タテ303×ヨコ177×高さ52mm)内容品:4冊組+A2サイズポスター(蛇腹製本作品集3冊+上製ドキュメントブック1冊)
2019年12月22日モデルで女優の大友花恋が25日、都内で行われた「ネイルクイーン2019」の授賞式に登場した。1996年にスタートし、今年で24回目となる同賞は、ネイルをこよなく愛する各界著名人の中から輝いている人に贈られる称号。今年は泉里香、大友花恋、野口啓代、Mattの4人が選出され、授賞式に出席した。大友は、「小さい頃から趣味の一つとして楽しんできたネイルで、このような素敵な賞をいただける日が来るなんて、すごく光栄ですしうれしく思います」と喜び、「よりネイルが私にとって大切な存在になりました」とにっこり。この日は、レース素材で美脚や両腕が透けて見える白のドレスで登場したが、「今年20歳を迎えたので少し大人なところを目指してネイルとファッションを作っていただきました」と説明。ネイルは、今年の秋冬のネイルトレンド「蜜柑(みかん)」を意識し、ゴールドのようなオレンジを取り入れたという。そして、20歳を迎えたことについて、「今までと大きく変わったことはあまりないんですけど、こうやって素敵な賞をいただいたり、素敵なスタイリングをしていただく機会も増えて、そのたびに背筋が伸びる思いというか、お洋服やネイルに似合うような素敵な女性になりたいという思いは強くなりました」と変化を語った。
2019年11月25日モデルで女優の大友花恋が28日、千葉・幕張メッセで開催された「Rakuten GirlsAward 2019 AUTUMN/WINTER」に出演した。大友は「one spo」のステージに、全身ブラックコーデで登場。ミニワンピにジャケット、そしてインパクトのあるベルテッドニーハイブーツをあわせて美脚を披露し、色気も感じさせるランウェイで観客を魅了した。「GirlsAward」は、2010年から年2回、「渋谷からアジアへ。そして世界へ。」をスローガンに開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。20回目となる今回は幕張メッセにて、“女の子のわがままが全部詰まったKIRA KIRAの魔法に包まれる夢のような空間”という意味を込めた「KIRA KIRA CELEBRATION」をテーマに、人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを開催した。撮影:蔦野裕
2019年09月29日日本唯一のふぐビル「大友」が2019年9月3日(火)より、最新技術と老舗の味を組み合わせた天ぷら専門フロアをオープンしました。今までになかった技術でより良い天ぷらを作るのはもちろん、業界初の「何でもクーポン割り」という衝撃のサービスも開始!そんな老舗の次世代での姿をたっぷりとご紹介。1964年創業のふぐ料理の老舗「大友」の天ぷらとは?「大友」といえば高級なふぐ料亭のイメージが強く、なかなか手が出しにくい印象が強いですよね。しかし、今回オープンしたふぐビル1階の天ぷらフロアは、星付きの名店の天ぷらを気軽な値段で楽しめるお店なのです。「大友」の進化した次世代の天ぷら最新技術によりポテンシャルを最大限引き上げた天ぷら「大友」が提供する次世代の天ぷらは、ミシュラン三ツ星店や高級料亭も採用する最新技術を使い、揚げ時間を短縮。それだけではなく、過熱による具材の収縮を抑え、油の吸収率も抑えられます。そのため衣はカラッと揚がり中身はべたつかず、カロリーもしっかりカット。こだわりの油で健康にいい天ぷらを「大友」が使う油はノンシリコーンの玄米油のためコレステロールはゼロ、グルテンフリーで胸焼けも起こりにくいものなのです。油は健康にも美容にも欠かせない大事な存在。摂取するなら健康的で安心安全な油がいいですよね。「大友」自慢の天ぷらメニューふぐ450円ふぐ料亭だからこそ出せるふぐの天ぷら。サクサクの衣の中に広がるふぐの旨味は絶品。大根200円おでんぷらの中の一つ。おでんなのに天ぷらという不思議なメニュー。和風のうまみを是非感じてみては。明太子350円明太子を丸々一つ揚げた変わり天。サクッと揚がったつぶつぶの明太子はお酒に合うこと間違いなし!和牛雲丹乗せ「大友」の中でも「極み天ぷら」と呼ばれるメニューの一つ。白子天や蒸しあわび天と肩を並べる和牛雲丹乗せは贅沢の極み。「大友」に訪れたら必ずいただきたい一品です。衝撃の「何でもクーポン割り」⁉「大友」は業界初の取り組みとして、業種問わずどんなクーポンも持参すれば天ぷらを一品サービスする「何でもクーポン割り」を実施。これは期限が切れているクーポンでも利用可能とのこと。期限切れになってしまって、使われずに捨てられてしまうことが多いクーポン。資源を大切にしようという心がけから始まった取り組みです。ぜひ、家にあるいらなくなったクーポンを言い訳に天ぷらを食べに行きましょう!「大友」店舗概要所在地:東京都港区六本木4丁目10-4HPビル1階アクセス:各線「六本木駅」6番出入り口より徒歩1分営業時間:ランチタイム11:30~15:00、ディナータイム16:00~23:00休日:日、祝日想定平均予算:ランチ1,000円/ディナー3,000円URL:スポット情報スポット名:ふぐ処 大友住所:〒106-0032東京都港区六本木4-10-4HPビル電話番号:03-6432-9486
2019年09月24日モデルで女優の大友花恋が18日、自身のブログを更新し、“黒染め”姿を公開した。大友は「最近は、新米姉妹のふたりごはんの撮影をしています。日々、漫画で見た美味しそうなごはんが目の前に並ぶ、という幸せな撮影です笑」と、女優の山田杏奈とW主演を務めるテレビ東京系ドラマ『新米姉妹のふたりごはん』の撮影の様子を報告。「ご飯を作るのには、たくさんの手間と愛情が大切だなあと感動します」とつづった。続けて、「普段、役をいただくと感情であったりとか、抱えている過去であったりとか、沢山沢山悩みます。これでいいのか、どうしたら出来るだけ、この子に寄り添えるのか、とても難しいところです」と役作りの難しさについて触れながら、「『ごはん』をより引き立たせるために私はどうしたらいいのか、というところにも大きなポイントを置いています」と述べ、「美味しそうに作る、美味しそうに食べる、ほんっとうに美味しいので、無理に意識する必要はないのですが、それでもわずかな表情の違いが、映像からお届けできる、味の違いになるんだと思います」と説明。「届けたいな、届くといいな。試行錯誤しながら頑張ります」と意気込みを記した。最後に大友は、「今日はそんなあやりの写真を」と台本を持った自撮り写真を公開し、「まさか人生初のカラーが、(あな番はエクステだったので)黒染めだなんて、、、!」とコメント。「でも、暗くしたことで、あやりのクールさやピュアさがより強調された気がして、大満足です」と述べ、「初回は10/10なので、皆さま気長にお待ちくださいな」と呼びかけた。この投稿にファンからは「撮影、おつかれさまです」「花恋さんが好きそうなあったかい作品ですね」「黒髪が超絶似合う」「可愛さ増し増しだね」「美味しいご飯食べる花恋ちゃんも楽しみにしてるよ!」などのコメントが寄せられている。
2019年09月19日女優の大友花恋が、20歳の誕生日を迎える10月9日に、3rd写真集『Karen3』(東京ニュース通信社・税別2727円)を発売することが24日、明らかになった。撮影は今夏、マレーシアでロケを実施。天真爛漫なキャラクターが浸透している大友が、20歳を目前に控え、“オトナモード”全開の撮影に挑戦。美しい海に囲まれた小さな島などを舞台に、水着姿もたっぷり撮影した。大友は、「20歳を迎える大きな節目であるこのタイミングで、3度目の写真集を出させていただくこと、本当に嬉しいです!」と喜び、「今回の撮影では、“20歳”ということを特に意識しました。これまでの写真集では、私自身も知らないくらいの素の姿を収めていただいて、笑って食べてふざけて一緒に旅をしているような写真が多かったのですが、今回は、20歳ということで、笑顔だけではない、かっこ良さや美しさを感じられる写真もたくさん撮っていただきました」と見どころを説明。「待ってくださる皆さんがいて、写真集と向き合ってくださったスタッフの皆さんがいて、家族や友人に支えられ、写真集をだせること、本当に幸せだと思います」と周囲に感謝し、「今回の写真集を通して、その幸せをくださった皆さんに少しでも感謝を伝えられますように。この写真集とともに、少し背伸びをして、私は、20歳になります」と心境を語っている。
2019年07月24日大友克洋による新作長編アニメーション映画『ORBITAL ERA(オービタルエラ)』の制作が決定。2019年7月5日(金)、アメリカ・ロサンゼルスで開催されているアニメカルチャーの祭典「Anime Expo 2019」にて、大友克洋とアニメーション制作を担当するサンライズが発表した。『AKIRA』の大友克洋、待望の新作長編アニメーション大友克洋にとっては、『AKIRA』(1998)、『スチームボーイ』(2004)に続く、3作目の長編アニメーション映画となる『ORBITAL ERA』。近未来における建設途上のスペースコロニーを舞台に、特異な環境や社会に翻弄されながらも生きていく、少年達の冒険活劇が描かれるという。発表同日に公開されたティザー映像には、宇宙空間をスペースデブリの様に漂うスケートボードと、巨大なスペースコロニーの様子が映し出されている。「A KATSUHIRO OTOMO FILM」の文字と共にくるくると回転するスケートボードが金属的な構造物にぶつかるのを契機に、映像が1段階、2段階と広い画角に切り替わっていき、それがスペースコロニーであることがわかる。わずか40秒程度ながら、使い込まれた小さなスケートボードと巨大で無機質なスペースコロニーを対比させた“大友節”を感じさせる映像に、ファンは期待感を持たずにいられないだろう。また、合わせて公開されたビジュアルにも、コロニーに立つ宇宙服を着た人物の小脇に抱えられて、スケートボードが描かれている。少年達の冒険活劇が描かれるという本作だが、彼ら、あるいは作品にとってスケートボードが重要なモチーフとなるのかもしれない。大友克洋「これは今の時代に世に出したい映画」監督の大友は「新たな長編作品をお届けできること大変うれしく思います。これは今の時代に世に出したい映画です。現在制作途上ではありますが、幅広く皆さまに楽しんでいただける作品をお届けしたいと思っています。ご期待ください。」とコメントを残している。なお、「Anime Expo 2019」では『AKIRA』の新アニメーションプロジェクトも合わせて発表されている。作品情報長編アニメーション映画『ORBITAL ERA(オービタルエラ)』公開日:未定原案・脚本・デザインワークス・監督:大友克洋アニメーション制作:サンライズ©KATSUHIRO OTOMO・MASH・ROOM/O.E PROJECT
2019年07月08日大友克洋の漫画作品『AKIRA』の新アニメーションの製作が決定。2019年7月5日(金)、アメリカ・ロサンゼルスで開催されているアニメカルチャーの祭典「Anime Expo 2019」にて、原作者の大友克洋と、講談社による新プロジェクトとして発表された。SF漫画の金字塔『AKIRA』1982年から1990年にかけて『週刊ヤングマガジン』に連載された『AKIRA』は、大友克洋による漫画作品。新型爆弾によって消滅した東京に変わる日本の新首都として繁栄を極めた「ネオ東京」を舞台に、暴走族のリーダーで自称“健康優良不良少年”の主人公・金田と、事故をきっかけに目覚めた超能力で破壊の限りを尽くすもう一人の主人公・鉄雄、そして物語の核となる超能力者の少年・アキラを中心に巻き起こる、壮大な物語が描かれている。新型爆弾の使用をきっかけに引き起こされた第三次世界大戦によって荒廃した世界。新たに建国され超高層ビルが乱立する「ネオ東京」で起きる少年たちのリアルな衝突と、世界を危機に陥れる超常的な現象。リアルと空想を高次元でミックスしたその壮大な物語を余すことなく表現する、大友の驚異的に緻密なタッチにも目が離せない、SF漫画の金字塔だ。大友自らが監督したアニメ版『AKIRA』これを原作に大友が自ら監督したのが、1988年に日本公開された同名のアニメーション映画『AKIRA』。当時未だ原作が完結していなかったため、原作における3巻前後までの展開の後、映画独自の結末が待っている。当時の日本映画としては異例の巨額が投じられた同作は、大友自らが描いた絵コンテをベースに、原作の世界観を表現するための様々なこだわりが詰め込まれており、公開から30年が経った今でも多くのファンを持つ名作アニメーションとして知られている。新アニメーションは原作1〜6巻の展開に準拠そんな『AKIRA』の新アニメーションプロジェクトだが、2019年7月5日(金)現在、気になる詳細は未だ明らかになっていない。ただし「Anime Expo 2019」での製作発表によると、原作漫画の1〜6巻に準拠したストーリー展開になるという。前述の通りアニメ版『AKIRA』の公開当時は原作が連載中だったため、その結末は多くの共通項がありながらも異なるものとなっていた。新アニメーションは、旧アニメーションで描かれなかった部分も補完する“完全版”的な立ち位置となりそうだ。奇しくも原作の舞台は2019年で、物語の中でも翌2020年に東京オリンピックが予定されていた。現実世界の2019年でも東京オリンピックの開催に湧く日本に届けられた、新たな『AKIRA』製作の報せ。今後の続報にも注目していきたい。
2019年07月08日大友克洋監督の最新映画『ORBITAL ERA』(オービタルエラ)の製作が決定。「Anime Expo 2019」で開催したサンライズパネル内にて発表が行われた。1988年公開の『AKIRA』、2004年の『スチームボーイ』に続く3作目の長編アニメーション映画となる新作『ORBITAL ERA』は、近未来、建設途上のスペースコロニーを舞台に特異な環境や社会の中、翻弄されながらも生きていく少年たちの冒険活劇。大友監督自身が原案・脚本・デザインワーク・監督を手掛け、少年の目を通して“人類未来のリアル”を描く。加えて今回、1982年から1990年にかけて「週刊ヤングマガジン」で連載、1988年にアニメ化・ゲーム化され、一大ブームを巻き起こした「AKIRA」の新アニメ化プロジェクトも発表。さらに、同じく大友克洋プロジェクトとして、大友監督が表現者として世に出た1971年の漫画デビューから、全ての作品や発言を年代順に収録した大全集を出版するプロジェクト「OTOMO THE COMPLETE WORKS」の始動も発表。どちらもより詳しい内容は未発表。決まり次第、随時発表していくという。(cinemacafe.net)
2019年07月05日今年で4年連続となるHOUND DOGの東阪単独公演が、4月6日(土)より開催される。大友康平に意気込みを聞いた。【チケット情報はこちら】「おかげさまで、2015年にデビュー35周年を迎えまして、その大きな節目となるタイミングで、いわゆるストロング・スタイル……HOUND DOG本来のロックンロール・ショウというのを突き詰めたライヴをやりたいと思ったんです。そして実際にやってみて、自分の立ち位置というか、幹になる部分というのは、俺にはこれしかないなって改めて確認できたんですよね。これがあるからこそ、俳優業であったりバラエティであったり、不器用で大した爪跡も残せないのに、いろんな仕事に首を突っ込ませてもらって、楽しませてもらってもいいのかなって。その確認と確信ができたことが、すごく大きかったんです」今年の公演名は「Let the good times roll」。タイトルこそ変わるものの、ライヴのテーマは2016年以来、終始一貫している。「“パワフルでソウルフルでハートフル”を肝に銘じて、ロックンロールを突き詰めたいなと。ロックンロールは体力ですからね。考えることではなくて、感じることであり、やっているほうも、それに合わせて体を動かす観ているほうも、体力。変な話、毎回これが最後っていう気持ちでやっていますから。そりゃあそうですよ。いつどうなるかわからないですから」還暦超えの63歳。何が彼を、そこまで駆り立てるのか。「最初にジョニー・ウィンターを観た時、あるいはCAROLを観た時、もっと遡ると、グループ・サウンズのザ・ハプニングス・フォーを、おじさんに連れていかれて観た時(笑)。初期衝動ですよね。背中に電気が走った感覚を、ずっと体の中に持って生きてきたんだけれども、いつの間にかちょっと忘れかけていたなって。それが、2016年のロックンロール・ショウで、一気にフラッシュバックのように甦って、それこそ全身に電気が走ったんです。もうこれしかねえなって。だから今は、とにかく愛おしいです。ステージが愛おしいし、やっている自分も愛おしいし、来てくれるファンも愛おしいっていう」来年は、デビュー40周年。ファンとしては、死ぬまで続けてほしいと願わずにはいられないはずだ。「(笑)。いやいや、先は見えないですけど、老体に鞭打って、このストロング・スタイルを続けたいという願望はあります。自分に嘘をつかないっていうことで言えば、ストロング・スタイルがやれる限り続けたいですね」公演は4月6日(土)・7日(日)東京・チームスマイル・豊洲PIT(ピット)、13日(土)・14日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールで開催。チケットは発売中。
2019年02月20日大相撲初場所の千秋楽が行われた1月27日。升席には、同年代と思しき男性と仲良く観戦する秋野暢子(62)の姿があった――。秋野といえば、01年に17年連れ添った夫と離婚して以来、シングルマザーとして長女(25)を育ててきた。離婚後、5歳年下の実業家男性と事実婚同然の交際を続けていたが、14年には本誌に破局を告白している。あれから5年。本誌が目撃した“相撲観戦デート”で一緒にいた男性は、老後のパートナーということだろうか。1月29日の早朝、ごみを出しに都内の自宅から出てきた秋野を直撃した。――大相撲で一緒だった男性は新しい恋人ですか?「あはは、残念でした。家族ぐるみで仲良くさせてもらっているお医者さんなんですよ。あちらはご結婚されているし、男女の関係ではありませんよ!(笑)」そう笑い飛ばして、否定する。「私、男の人はもういいんです。明るく元気に残りの人生を楽しめれば十分です。再婚は、もうないかな……。私はこれまでの人生、人様にたくさんお世話になったので、少しでも社会に還元したい。そう思って始めた被災地の復興支援やボランティア活動が、いまの私の生きがいになっています」こうして再婚をあきらめたという秋野は、目下“終活”に励んでいるという。「60歳を迎えた2年前、『日本尊厳死協会』に入会したんです。うちは母1人娘1人の家庭なので、娘に迷惑をかけるわけにはいきませんから」秋野が入会を決めたのは、24年前に亡くなった母もまた60歳で尊厳死協会に入ったからだった。「母が還暦を迎えたとき、突然、会員証を見せられたんです。『私が死ぬときは、静かに死なせてね。延命治療は嫌。お兄ちゃんにも言ってあるから、だからあんたもお願いね』って頼まれて。そのころは私も青春真っ盛りで、母もまだ60歳。母の死なんて想像すらできなかったんです」18年後、実際に母の死を目の前にして、彼女の価値観は大きく変わることに――。「母が危篤だと聞いて、海外にいた私は慌てて帰国。病院にかけつけたんです。しかし、すでに母の意識はありませんでした。そんなとき、医師から『一刻も早く延命措置を取らなければ、後1時間で亡くなってしまう』と宣告を受けました。私はもう頭が真っ白になって……。でも最後には“やっぱり母が望んだとおり安らかに眠らせてあげたい”という気持ちが勝り、先生にもそう伝えました」その後も自分の選択が正しかったのか悩み続けた秋野だが、60歳の誕生日を迎えたときに自らの入会を決意した。「娘から“還暦おめでとう”とメールをもらったときに、やっと母の気持ちが分かりました。私や兄には絶対に迷惑をかけたくない。そんな母心だったのでしょう」秋野はほかにもさまざまな終活に取り組んでいるという。「定期的に健康診断に行くようになりました。あと、エンディングノートもつけています。娘に残す動産・不動産の書類や印鑑のしまい場所。葬儀の仕方や遺品の分配先もひとつずつ丁寧に書いています」また、最近は“断捨離”がマイブームだそう。「昔に買ったブランド品や洋服はかなり処分しました。娘はフランスに住んでいて、家には私1人なので、家具も知人に引き取ってもらったりしています。でも、ワンちゃん&ねこちゃんグッズは捨てられないで増える一方なんですよね!(笑)」安らかな尊厳死にむけた孤独な準備は悲壮感漂うものではなく、明るく前向きなものだった――。
2019年02月07日映画『億男』が、2018年10月19日(金)に全国で公開される。佐藤健と高橋一生の初共演作品。“お金”を巡る川村元気のヒット作『億男』を実写化『億男』は、億万長者たちと主人公が向き合いながら、“お金”を巡る、幸せのあり方、家族のあり方、友情のあり方などの問いの答えを探し出していく姿を描いた、新感覚マネーエンターテインメント作品。原作は、川村元気の『億男』。2015年に「本屋大賞」にノミネートされ、日本だけでなく、中国、韓国、台湾などでも出版された、累計発行部数56万部超のヒット作品だ。佐藤健×高橋一生、初共演主演は佐藤健。映画『るろうに剣心』シリーズ、『何者』、『亜人』、『8年越しの花嫁』、『いぬやしき』といった数々の話題作で様々な役を演じている。『億男』では、借金を抱え家族もバラバラだったが、3億円の宝くじが当選したのを機に人生をやり直そうとする矢先、その金を億万長者であったはずの親友に持ち逃げされてしまう不運な男「一男」を演じる。「一男」の億万長者の親友であり、謎多き男「九十九」を演じるのは、『シン・ゴジラ』や『嘘を愛する女』、『blank13』、『3月のライオン』などの映画にも出演している高橋一生。その他、一男の妻・万佐子を黒木華、謎の女性・あきらを池田エライザ、九十九の過去を誰よりも知る女性・十和子を沢尻エリカ、ミリオネアニューワールドの教祖・千住を藤原竜也、九十九の元同僚でスーパーエンジニア・百瀬を北村一輝が演じる。『るろ剣』シリーズの大友啓史監督監督は、映画『ハゲタカ』や『プラチナデータ』、『ミュージアム』などの作品を手掛けてきた大友啓史。佐藤健とは『るろうに剣心』シリーズで、高橋一生とは『3月のライオン』でもタッグを組んでいる。脚本は、「ドラゴンクエスト」シリーズ開発などを手掛けた、渡部辰城。本作が初映画脚本となる。主題歌はBUMP OF CHICKEN「話がしたいよ」主題歌はBUMP OF CHICKENの「話がしたいよ」。ボーカリスト&ギタリストの藤原基央が、映画のために書き下ろした新曲だ。ピアノに重ねた独唱から始まる、清涼感とぬくもり溢れる楽曲に仕上がっており、物語のエンディングに彩りを添える。ストーリー兄が3,000万円の借金を残して失踪して以来、図書館司書の一男(佐藤健)は、夜もパン工場で働きながら借金を返済している。妻・万左子は度重なる借金の返済に苦心し窮屈に生きることしか選んでいない一男に愛想を尽かし、離婚届を残して娘・まどかと一緒に家を出てしまうのだった。そんな踏んだり蹴ったりの一男だったが、突然宝くじが当たる。当選金額3億円!これで借金を返せるだけでなく、家族の絆を修復することができるはず。だがネットを見ると、宝くじの高額当選者たちはみな悲惨な人生を送っているという記事ばかり・・・。怖くなった一男は、大学時代の親友であり、起業して億万長者となった九十九(高橋一生)にアドバイスを求めることにする。久しぶりの再会と九十九プロデュースの豪遊に浮かれて酔いつぶれた一男が翌朝目を覚ますと、3億円と共に九十九は姿を消していた――。3億円と親友のゆくえを求めて、一男のお金と幸せをめぐる冒険が始まった。九十九の家のパーティで出会った“あきら”(池田エライザ)と名乗る女性を頼りに、かつて九十九と起業した仲間=“億男”と呼ばれる億万長者たちに九十九の手掛かりを探る。ギャンブル好きの実業家:百瀬(北村一輝)、マネーセミナーの教祖:千住(藤原竜也)、10億円を隠し持つ主婦:十和子(沢尻エリカ)・・・。クセ者ぞろいの億男たちを渡り歩く“地獄めぐりに”翻弄される一男。お金、友情、そして家族。すべてを失った男が最後にたどり着くのは?お金とは何か?幸せはどこかー詳細映画『億男』公開日:2018年10月19日(金)監督:大友啓史脚本:渡部辰城、大友啓史出演:佐藤健高橋一生、黒木華、池田エライザ/ 沢尻エリカ、北村一輝、藤原竜也原作:川村元気著『億男』主題歌:BUMP OF CHICKEN「話がしたいよ」
2018年03月08日佐藤健と高橋一生が映画『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督を組み、川村元気による原作小説の映画化『億男』で初共演。藤原竜也、北村一輝、沢尻エリカ、池田エライザら豪華キャストも出演する。本作の題材は“お金”。2015年に「本屋大賞」にノミネートされ、日本のみならず、中国、韓国、台湾ほかで出版され、累計発行部数56万部を突破している「億男」が原作。お金を巡って、幸せのあり方、家族のあり方、友情のあり方などを問われる億万長者たちと主人公が向き合いながら、その答えを探しだす姿を描く新感覚マネーエンターテイメント。借金を抱え、家族もバラバラだったが、起死回生とばかりに3億円の宝くじが当選!人生をやり直そう…とする矢先に、そのお金を億万長者であったはずの親友に持ち逃げされる――。そんな不運な男、主人公・一男役を託されたのは、映画『るろうに剣心』シリーズで主演を務め、大友監督とは3作に渡って強力なタッグを組んでいる佐藤健。アクションから感涙ラブストーリーまで様々な役どころに挑み続ける彼は、大友監督とは4年ぶりのタッグとなる。一方、一男の大学時代の親友であり、億万長者。しかしながら、一男の3億円とともに忽然と姿を消す謎多き男・九十九を演じるのは、『シン・ゴジラ』から『嘘を愛する女』『blank13』などの映画に出演し、多彩な演技で必ず観客の心にインパクトを残す演技が話題となる高橋一生。大友監督作品は『3月のライオン』以来となる。佐藤さんと高橋さんは、すでに今年年始にモロッコでのロケを完了したという。また、お金を巡る旅の個性的な案内人たちを務める出演陣に藤原竜也、北村一輝、沢尻エリカ、池田エライザら豪華キャストが集結。脚本は「ドラゴンクエスト」シリーズ開発などで知られる渡部辰城。本作が初映画脚本ながら、お金と友情、家族に翻弄される登場人物たちを生き生きと描き出した。■佐藤健&高橋一生&大友監督からコメント到着佐藤健「一生さんの芝居の巧妙さに震えおののいています」主人公の一男は、どん底の借金生活から一転、宝くじで3億円が当たったことをきっかけに、様々な“お金のスペシャリストたち”と出会い、話を聞き、葛藤しながら、正しいお金の使い方を模索していきます。お金に関しての目から鱗が落ちるような台詞の数々に、僕自身も一男と共に、お金というものに対して人生で初めてこんなにも考えを巡らせました。すでに年始にモロッコでのロケを終えまして、相変わらずの大友組のスケールの大きさと一生さんの芝居の巧妙さに震えおののいておりますが、なんとか食らいついていきたいと思います。曲者揃いの“お金のスペシャリストたち”のキャスティングにもご期待ください。高橋一生演じる九十九は「迷える子羊のよう」お金があれば幸せなのか、お金がなくとも幸せなのか世界には多くの人がいて、人の数だけ正解があるように感じます。この度参加させていただきます『億男』の劇中にも、それぞれに答えを求める人間が出てきます。全てを手に入れられるのに全てを諦めているような導きの神のようで、迷える子羊のような九十九という魅力的な人間をこの大友組で作れること、幸せです。共演者の方々、携わるスタッフの方々と共に、お金と幸せを巡る旅を充実させたいと思います。大友啓史監督「お金をめぐる“地獄めぐり”のストーリー」「龍馬伝」から『るろうに剣心』三部作と、濃密な時間を一緒に走ってきた佐藤健君と4年ぶりの現場。しかも、初めての現代劇。既に終えたモロッコ撮影では、お金に振り回される等身大の青年・一男を、ニュートラルに魅力的に演じてくれています。『3月のライオン』に続いての高橋一生さん、今回の九十九役は、彼の豊潤な引出しの中から、贅沢に、そして多面的にその魅力を引っ張り出す絶好の役だと思います。お金をめぐる“地獄めぐり”のストーリーに相応しく、一筋縄ではいかない役者たちが揃いました。主人公一男の冒険、僕自身が誰よりも楽しみにしています。ご期待ください。■あらすじ兄が3,000万円の借金を残して失踪して以来、図書館司書の一男(佐藤健)は、夜もパン工場で働きながら借金を返済している。妻・万佐子は度重なる借金の返済に苦心し窮屈に生きることしか選んでいない一男に愛想を尽かし、離婚届を残して娘・まどかと一緒に家を出てしまうのだった。そんな踏んだり蹴ったりの一男だったが、突然宝くじ3億円に当選!これで借金を返せるだけでなく、家族の絆を修復することができるはず。だがネットを見ると、宝くじの高額当選者たちはみな悲惨な人生を送っているという記事ばかり…。怖くなった一男は、大学時代の親友であり、起業して億万長者となった九十九(高橋一生)にアドバイスを求めることにする。久しぶりの再会と九十九プロデュースの豪遊に浮かれて酔いつぶれた一男が翌朝目を覚ますと、3億円と共に九十九は姿を消していた――。『億男』は10月19日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年03月05日女優の大友花恋(18)が、自身初のカレンダー「大友花恋カレンダー2018.04-2019.03」(東京ニュース通信社・2,500円税別)を発売することが28日、明らかになった。今のところ発売日は未定だが、2018年2月頃には都内で発売イベントを開催する予定となっている。ファッション誌『Seventeen』(集英社)の専属モデルとして活躍する一方、今年はドラマ『こえ恋』(テレビ東京系)や映画『君の膵臓をたべたい』に出演したほか、情報バラエティ番組『王様のブランチ』(TBS系)のレギュラーにも抜擢された大友。2018年1月スタートのドラマ『電影少女~VIDEO GIRL AI 2018~』(テレビ東京系)に出演することも決まっている。そんな大友にとって初となるカレンダーは、B2版8枚のポスタータイプで構成。タイのバンコクとサメット島でロケを行い、南国のビーチで撮影された水着姿やお腹をチラ見せしたショット、サンセットの夕日に照らされた大人っぽいカットなど、大友のさまざまな魅力が凝縮されている。今回の発表を受け、大友は「この度、はじめてのカレンダーを出させていただくことになりました!」と報告し、「カレンダーということで、毎日目に触れるものだと思うと少しドキドキしますが、タイでの楽しい撮影の雰囲気が皆さんにも届くといいなと思います。カレンダーを見て、朝からハッピーになっていただけると嬉しいです! 学生最後の年に撮ったカレンダー、ぜひ楽しみにしていてください!」とアピールしている。
2017年12月28日モデルの永野芽郁、大友花恋、横田真悠が24日、パシフィコ横浜で行われたファッション誌『Seventeen』(集英社)の読者招待イベント「Seventeen 夏の学園祭2017」に出演。プライベートでも仲の良い3人でランウェイを歩いた。"かれまゆめい"として人気の3人は、1999年生まれの仲良し高校3年生トリオ。SNSでもたびたび3ショットが公開しており、7月19日の大友のブログでは東京ディズニーランドに一緒に遊びに出かけたことが報告していた。そんな仲良しトリオは、ファッションショー「ST Collection 2017」の2ndショーに制服姿で登場。ランウェイで元気いっぱいに笑顔をはじけさせ、先端でキュートにポーズ! ランウェイから戻るときも踊るようにノリノリで歩き、観客の視線を集めた。「Seventeen 夏の学園祭」は今年で21回目となる読者招待イベント。Seventeenモデルとイケメンタレントによるファッションショーや、「ミスセブンティーン2017」のお披露目、読者に人気の欅坂46のスペシャルライブを開催。最後に、三吉彩花の同誌からの卒業式が行われた。
2017年08月25日