西川美和監督映画を観るたびに覚える、「痺れる」という感覚。直木賞候補となった自身の書き下ろし小説を映画化した最新作『永い言い訳』は、不慮の事故で妻を亡くしても、悲しさを演じることしかできない“最低男”・衣笠幸夫(きぬがささちお)の物語だ。西川監督の鋭い視点は、首根っこを掴むかのように観る者の闇に突き刺さる。自身の弱さ、卑しさ、自意識を鏡のように映し出し、滑稽さを笑い、最後には受け入れさせてくれる。まさに、荒療治のごとく。恐ろしくも繊細な眼差しを持つ彼女の今について聞いた。――人気作家・津村啓こと衣笠幸夫は、自分本位代表のような人間ですが、今までの作品でご自身に一番近いキャラだそうですね。西川:予期せぬ別れがよくないタイミングで訪れた人が、その後どうなっていくのかを想像したときに、酷い目にあうべき主人公は自分と似たようなタイプの都市型の暮らしをしている身勝手な人だろうなと思ったんです。ある意味、自分の人生や生活を参考に物語を考えたときに、結婚もしたことがない、出産や子育て経験もないということは作り手としてコンプレックスでもあるんです。今回はそこを逆手に取って、余すところなく生かしました。いい年こいて独身で、子どものいない人間が世界をどう見ているのか、子どもという存在とどう距離をとるのかというのは、今の自分にしか描けないことなので。40代にもなると肩身の狭い思いもするわけじゃないですか。将来を担ってくれる子どもたちとも何の関わりも持っていない自分が生きている理由がよくわからなくなるときもあるし、そういう自身が抱えてきた葛藤もちゃんと出してみようと。――主人公と同じく、ご自身も物事を斜めに見る、自意識過剰なところがあると思います?西川:ややね(笑)。人並み程度だとは思います。ただ、こないだ友人の山下敦弘監督と対談をしたときに、確かにそうだなと思ったことがあって。「ピカピカのマイホームに優しい旦那さんと素敵な奥さん、という誰が見てもいかにも幸せそうなことにいいなぁって思えないでしょ?」と言われたんです。年齢を重ねた今はそれも素敵と思える部分もあるけれど、少なくとも20代の私はそういうものへの憧れはゼロでした。本当にどうでもいいと思ってた。その結果がコレですよ(笑)。――自分がやりたいこと、映画作りにしか興味が持てなかったと。西川:トータルで考えると、やりたいことと当時は要らないと感じていた素敵な暮らし、どちらに価値があるのかと問われればどっちだって一緒じゃないですか、きっと。でも、そのときはそう考えられなかったんでしょうね。「結婚すれば幸せになれる」みたいな世間一般のスタンダードに対しても懐疑的で、そこで自分が満足できるとも全く思ってなかった。――それは作品にも出ていますね。西川:そうですよ。私の後悔を綴ったような(笑)。生活らしい生活を二の次にしながら20代を過ごすと、あんなふうになっちゃうぞと。――映画を作ることが西川監督にとっての免罪符だったんですね。西川:そこに救われてきた部分はありますね。映画があるから自分を肯定して何とか生きてくることができた。結果、良かったのか、悪かったのかはわからないですけど。――衣笠さんのように、検索エンジンで名前をエゴサーチしたこともありますか?西川:あります。出てしまったものは、見ちゃいますよね。だって、「西川美和」と入れたら、関連検索ワードで「結婚」と出るんですよ!誰と!?って。それをクリックせずにいられるほうがおかしいですよ(笑)。でも、そういうことをしていると、気持ちが痩せていくというか、どんどん自信がなくなっていく。その行為全体が自分の卑しさを見るようで。でもそれをやめられないのも人間の性ですよね。「そんなことを私は一切いたしません!」という高潔な人間になれたらいいけど、そうなれないのが普通じゃない? SNSも怖いし、いいも悪いも肥やしにできるタフさは私にはないので、自身の健康のためにあまりやらないようにしています。――西川監督の持つ洞察力や分析力は、どうやって育まれてきたんでしょうか?環境ですか?西川:うーん、持って生まれた性格じゃないですかね。兄は全然違う性格だし。小さい頃から、「見なくていいものが見えてしまう。そんなふうに人の裏側を読むものじゃない」と母親からはたしなめられていたんです。それもあって、自分の中で本当はこう思っているんじゃないかというような余計な詮索をすることは、醜いことだと思っていました。自分はやっちゃいけないことをやってしまう、嫌な人間なんだと。たぶん、だから文章を書くようになったのだと思うんです。本人に言えば傷つけるし、第三者に言えば陰口になる、ぶつけようがないけれど、でも見えちゃうものについてを。――創作しているという意識は、当時はまだなかったんですか?西川:便所の落書きですよ。そうこうするうちに、卑しいと言われてきた、そういう自分の陰湿な性質を、どうやって人を傷つけない方法で有効利用していくのかは考えましたね。ゴミのリサイクルですよ。「環境に優しく」じゃないですけど(笑)。その答えが今やっていることなんじゃないかな。ただ書き殴っているときは汚いものでも、人様にお渡しできる状態にして読んで楽しんでもらえるようにしつらえていく、その整え方の技術を磨いていくのが仕事をするってことですよね。そういうふうに、自分の生まれ持った特性を転換させられる仕事に就けたことは、ありがたいし、ラッキーだったと思います。――美しくて知性もあって、その頃から男性からも引く手あまただったのではないですか?西川:ないない、全然ない。私は全くモテないですよ。「なんで私に好きって言わないんですか?」って聞いてまわったことないから、理由はわかんないけど(笑)。昔から、仕事でも使えないし、ちょっとしたことで傷つくし、自分って弱いなぁと思ってた。身体的なことも、性質的なことにおいても、劣等意識や無能感は人一倍強いです。ただ唯一、いいところは、縁に運があること。いい人に、いいタイミングで会える。みんなよく「出会う人に恵まれてきた」と言うけど、本当にそうだと思います。あー、もう駄目かもと思うと、スッと蜘蛛の糸が降りてくるようなことが多かったから。◇にしかわ・みわ1974年生まれ、広島県出身。早稲田大学第一文学部卒業。在学中より、映画『ワンダフルライフ』(‘99/是枝裕和監督)にスタッフとして参加。以後、フリーランスの助監督を経て、2002年『蛇イチゴ』でオリジナル脚本・監督デビュー。小説・エッセイも執筆する。◇長年連れ添った妻を不慮の事故で亡くした人気作家・衣笠幸夫は、悲劇の代弁者としてマスコミに取り上げられるが、一滴も本当の涙を流せない。同じ事故で亡くなった妻の親友の遺族、トラック運転手の陽一と2人の子どもたちと出会い、新しい人生が始まる…。第153回直木賞候補作の同名小説の映画化。10月14日(金)全国公開。※『anan』2016年10月5日号より。写真・KENTA AMINAKAインタビュー、文・小川知子
2016年10月03日女優の大島優子が出演する第一三共ヘルスケアの低刺激洗浄料「ミノン」洗浄シリーズの第6弾テレビCM「彼と買い物」篇が、29日より全国で放映される。映画監督タナダユキが描く「ミノン」洗浄シリーズのテレビCM。6作目となる今回は、大島演じる主人公の恋人役として俳優の坂口健太郎が登場し、恋人同士の何気ない日常のワンシーンを描いた物語を通じて、商品の魅力を伝える内容となっている。大島が演じるのは、前回に引き続き、徳島から上京して5年目を迎える一人暮らしのOL・中島麻子。麻子と坂口演じる恋人の遼介は、付き合って2年半。第4弾の「彼とケンカ」篇では、些細なケンカをしてしまった2人だが、今回CMでは楽しげなデートシーンから始まる。そして、ドラッグストアで麻子がミノンを手に取り、「遼ちゃんも買っとく?」と尋ねると、遼介はふいに「1個でいいんだよね? 一緒に暮らすと」と口にする。プロポーズとも取れる遼介の言葉に、麻子は「え…?」と動揺。帰宅後のお風呂上がりに「あれって本気かなぁ?」とつぶやきながら遼介の言葉を思い出す麻子の姿が描かれる。ミノンの前回のCM撮影以来、約1年ぶりに顔を合わせた大島と坂口は、恋人同士という設定も違和感なく、自然なやりとりが撮影できたという。大島は、プロポーズとも取れる遼介のセリフについて「あれ、いいですよね。ドキッとします」と振り返り、坂口が「思わずポロッと出ちゃった言葉ですよね」というと、「そこがずるい。乙女心をくすぐるというか」と話した。また、実際に男性から同じようなセリフを言われたら「もちろんドキッとすると思いますけど、『じゃあ、楽しみに待ってるね』って言おうと思います」と大島。さらに、プロポーズはされたいか、自分からしたいか聞かれると、「されたいですね」と答え、「間柄にもよりますが、遼ちゃんのように自然な流れの中で、さらっと、ふわっと言ってもらえたらいいなと思います」と理想を明かした。なお、12月放映開始予定の続編では、2人の進展について描かれる。
2016年09月29日米アカデミー賞の前哨戦ともいわれる北米最大規模の映画祭、第41回トロント国際映画祭に出品される本木雅弘主演、西川美和監督の『永い言い訳』。このほど、さらに10月6日より開幕する第21回釜山国際映画祭「A Window of Asian Cinema」部門に招待されることが決定。西川監督は、アジア最大級の本映画祭に初めて参加することになった。妻・夏子(深津絵里)が旅先で不慮の事故に遭い、亡くなった人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)。だが、まさにそのとき不倫相手の編集者(黒木華)と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、同じく亡くなった妻の親友の遺族、トラック運転手の夫・陽一(竹原ピストル)とその子どもたちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る――。西川監督が『おくりびと』以来7年ぶりに映画主演を務める本木さんを中心に、ミュージシャンの竹原ピストル、池松壮亮、黒木華、山田真歩、堀内敬子、深津絵里ら、屈指の実力派俳優とともに贈る、観る者すべての感情をかき乱すラブストーリーとなる本作。今回、1996年の創設から近年に至るまで、急速に規模を拡大、成長している釜山国際映画祭への招待が決定。2015年は、75か国302作品が上映されており、日本映画では是枝裕和監督『海街diary』がガラプレゼンテーションで、そのほか黒沢清監督『岸辺の旅』、行定勲監督『ピンクとグレー』、橋口亮輔監督『恋人たち』など、話題作ばかり20作品が上映。また、年間を通してアジア映画業界に与える多大な貢献を称える「アジアン・フィルムメーカー・オブ・ザ・イヤー賞」をスタジオジブリが受賞した。その一方、2014年には釜山市の映画祭への政治介入が問題となり、一時は存続が危ぶまれたことも。しかし、それに対して全世界の映画人が反発、昨年「I Support BIFF」と題した支援キャンペーンが展開され、今年5月に晴れて本映画祭の実施が決定した。その支援者の中には、西川監督やその師匠にあたる是枝監督も名を連ねている。西川監督は、10月8日に釜山へ向け出発、現地9日での上映に登壇し、Q&Aを行う予定だ。『永い言い訳』は10月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月07日『おくりびと』以来7年ぶりの映画主演となる本木雅弘をはじめ、深津絵里、竹原ピストル、池松壮亮、黒木華らで贈る西川美和監督の最新作『永い言い訳』。このほど、西川監督が文芸誌「月刊ジェイ・ノベル」にて連載する「映画にまつわるXについて」から、自身の小説が原作となった本作の製作エピソードを集めた「映画『永い言い訳』にまつわるXについて」が電子書籍限定で発売されることになった。人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)は、妻・夏子(深津絵里)が旅先で不慮の事故に遭い、親友(堀内敬子)とともに亡くなったと知らせを受ける。まさにそのとき、不倫相手の編集者・福永(黒木華)と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族であるトラック運転手の夫・陽一(竹原ピストル)とその子どもたちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。子どもを持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、むなしかった毎日が輝き始めるのだが…。本書は、若手実力派から注目の個性派まで、日本を代表する俳優陣が集った本作について、西川監督の苦悩と人間味があふれ出す出色のエッセイ。文芸誌「月刊ジェイ・ノベル」の連載「映画にまつわるXについて」より全10編を抜粋し、メイキング写真の数々とともに、スタッフや俳優たちとの人間関係、“師匠”是枝裕和監督との新事務所設立などにまつわるエピソードを公開する。また、本作撮影期間中に「獣のような七十五歳のカメラマン」や、「開始二時間でネジがぶっ飛ぶ五歳児」、「自意識のマトリョーシカ人形のような俳優」たちに囲まれながら苦闘した様子にも触れられている。西川監督が「こんなにも自分が信じられなくなった経験は、監督になって以来初めてだった」とふり返る、本作の製作過程。彼女がひとつひとつの出来事をどう感じ、どう向き合い作品を完成させたのか。ここでしか知ることのできない“人間・西川美和”のリアルに迫る全10編をチェックしてみては?「映画『永い言い訳』にまつわるXについて」は「ジェイノベル・プラス」(実業之日本社)にて配信中(試しよみも配信中)。『永い言い訳』は10月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月07日本木雅弘が『おくりびと』以来7年ぶりの映画主演として、妻を亡くした作家役に挑む『永い言い訳』。『ゆれる』『夢売るふたり』の西川美和監督自らによる小説の映画化で話題を呼ぶ本作から、手嶌葵の歌声に彩られた、切なく歯がゆい予告映像が初解禁された。人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)は、旅行に出かけていた妻・夏子(深津絵里)が、事故で、親友とともに亡くなったという知らせを受ける。まさにそのとき、不倫相手と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族である一家、トラック運転手の夫・陽一(竹原ピストル)とその子どもたちに出会う。ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出たことで、子どもを持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝きだすのだが…。『日本のいちばん長い日』『天空の蜂』での演技が高い評価を得て、昨年度「日本アカデミー賞」最優秀助演男優賞など各賞を受賞した本木さんは、国内外の映画賞を総なめにした『おくりびと』以来7年ぶりとなる映画主演。共演者として、ミュージシャンの竹原ピストル、池松壮亮、黒木華、山田真歩、堀内敬子、深津絵里など、日本映画界屈指の実力派俳優が脇を固めている作品としても注目を集めている。このほど解禁された予告編は、神妙な表情で遺骨を抱く幸夫に「妻が死んだ。これっぽっちも泣けなかった」という言葉と、軽快な音楽が重なる驚きの展開からはじまる。幸夫とは対照的に、遺族として“悲劇”のさなかにいる陽一とその子どもたちとの交流、不倫相手と諍いなどを重ねて描き、小説家として、夫としての幸夫の葛藤や苦悩を垣間見ることのできる、濃密な映像となっている。苦しみ、もがき、鬱屈した感情を爆発させる幸夫を包み込むかのように流れる挿入歌は、先の月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の主題歌「明日への手紙」で大きな話題を読んだ手嶌葵が歌う、ヘンデルのオペラ楽曲「オンブラ・マイ・フ」。穏やかで、包容力にあふれる手嶌さんの歌声は、本作の世界観を余すことなく表現していると、西川監督も太鼓判を押している。<以下、コメント>■手嶌葵(挿入歌)西川監督の素敵な映画の挿入歌を歌わせていただき、とても光栄に思っております。ご依頼をいただいたときは、まさかオペラの曲だなんて! と正直驚きましたが、私なりに大切に歌わせていただきました。たくさんの方にご覧になっていただきたいなと思います。■西川美和(原作・脚本・監督)原作を書いていたころから、この作品はヘンデルの「調子の良い鍛冶屋」に始まり、「調子の良い鍛冶屋」で終わる、と決めていました。それを軸にして、全ての音楽を考えて行こうと思ったとき、音楽の伊藤秀紀さんから「クライマックスを飾る曲に」と同じヘンデル作曲の歌曲「オンブラ・マイ・フ」を提案されました。初めに聴いたのはダイナミックで圧倒的なキャスリーン・バトル版でしたが、本作のために欲しかったのは、声楽家による王道的なアプローチではなく、「こんな風に『オンブラ・マイ・フ』を歌う人は世界中に一人もみつからないだろう」と思えるタイプの声でした。東洋人の声質にしかないきめの細かさ、純粋さ、やさしさを持つ、唯一無二の歌い手を、とお願いすると、吉田拓郎さんの名曲「流星」の手嶌葵さんによるカバーを聴かされました。初めの数秒を聴いて、この映画はこの声に救ってもらえる、と確信しました。冬の夜の澄み切った空気のような手嶌版「オンブラ・マイ・フ」は、すべてを洗い流し、主人公を再出発に導いてくれる見事な“最終兵器”となってくれたと感じています。自分の作った映画なのに、手嶌さんの声が聴こえ始めるとあやうく涙腺が緩みそうになるので、たいへん危険です。人を愛することの“素晴らしさと歯がゆさ”を描ききった。観る者すべての感情をかきみだす、かつてないラブストーリーとなる本作。まずはその世界観を、こちらの映像からじっくりと堪能してみて。『永い言い訳』は10月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月31日『ディア・ドクター』『夢売るふたり』の西川美和監督が『おくりびと』以来7年ぶりの映画主演となる本木雅弘を迎え、自らの小説を映画化する『永い言い訳』。このほど、日本を代表する写真家・上田義彦が撮り下ろした幻想的な本作のメインビジュアルが解禁された。人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)は、長年連れ添った妻・夏子(深津絵里)が、親友のゆき(堀内敬子)とともに旅先で、突然のバス事故で亡くなったという知らせを受ける。世間に対し、「妻を失った悲劇の主人公」を装うことしかできない幸夫は、ある日、ゆきの遺族と出会う。妻の死に憔悴したトラック運転手の父親・大宮陽一(竹原ピストル)と、母を亡くした幼い兄妹。ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。子どもを持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝きだすのだが…。主人公・幸夫を演じるのは、昨年の『日本のいちばん長い日』での昭和天皇役、『天空の蜂』での原発設計士役で「日本アカデミー賞」最優秀助演男優賞を受賞した本木さん。国内外を問わず高い評価を得た『おくりびと』以来、7年ぶりとなる映画主演となる本作だが、先日解禁された予告編では、感情を爆発させる衝撃的な姿が話題を呼んだばかり。このほど解禁されたメインビジュアルは、日本を代表する写真家・上田義彦が撮り下ろしたもの。サントリーのウーロン茶/伊右衛門、無印良品、資生堂、日本郵政グループ、NTTdocomo、UNIQLO、 TOYOTA、Canonなど多岐に渡る広告に携わり、東京ADC賞最高賞、ニューヨークADC賞、カンヌグラフィック銀賞、朝日広告賞など数多くの様々な賞を受賞する上田氏は、きっと誰もが一度はその作品を目にしたことがあるはず。今回のチラシとポスターに使用された写真は、物語の中では実際に揃うことがなかった幸夫・夏子夫婦(本木さん&深津絵里)と陽一・ゆき夫婦(竹原ピストル&堀内敬子)とその子どもたちという2つの家族が、海辺に佇む姿が写し出された、幻想的な光景となっている。幸夫の心情を表現する「妻が死んだ。これっぽっちも泣けなかった。そこから愛し始めた。」という、驚きのメインコピーが添えられた、深いドラマ性を予期させるビジュアルは、観る者の想像力を激しくかき立てる美しくも、意味深なものとなっている。『永い言い訳』は10月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月20日女優の大島優子が出演するチョーヤ梅酒の新CMが、28日に公開された。今回大島は、「さらりとした梅酒」の新発売となるボトルのCMに出演。ドレスコードの白の衣装に身を包んだ大島が、緑の映える屋外パーティーでこのボトルを振る舞い、同世代の女性たちと笑顔が絶えない、楽しい時間を過ごしている姿が描かれている。ウェブでは、メイキング動画も公開。大島がまるで本当にパーティーを主宰しているかのように、アドリブを交えて出演者を盛り上げる様子が映し出されている。また、このボトルに大島が直筆のサインを書き入れている様子も公開。サイン入りボトルは、さらりとした梅酒の20周年キャンペーンで、20人にプレゼントされる。
2016年04月28日東野圭吾のベストセラー小説を阿部寛主演で映画化する『疾風ロンド』のキャスト陣が発表になった。大倉忠義(関ジャニ∞)がスキー場のパトロール隊員、大島優子がオリンピックを目指すスノボードクロス選手を演じ、重要な任務を背負ったスキーが下手な主人公を手助けする重要な役どころで出演する。その他の写真映画は、大学の研究所施設から何者かによって盗まれた生物兵器“K-55”を捜す重大なミッションを担った主任研究員・栗林和幸が、日本最大級のスキー場というヒントを手がかりに奮闘するサスペンスとコミカルなエッセンスを吹き込んだエンターテイメント作品。大倉と大島が演じるパトロール隊員・根津昇平と、スノーボードクロス選手の瀬利千晶は、主人公・栗林から、「あるワクチンが盗まれ、このスキー場に隠された。それを捜している」という秘密を打ち明けられ、人命救助になるならと、どこか怪しげで頼りない中年の研究員に協力するという。大倉は劇中で野沢温泉スキー場のパトロール隊が実際に着ているウェアを、自身のサイズに合わせて作り直したものを着用し、スノーモービルに初挑戦しており、「スノーモービルの運転は初めてだったのですが、坂道とかは限界までスピードを出して挑戦しました」とコメント。大島の役は、オリンピック候補になる実力がありながら、競技を続けるか否かで葛藤している女性で、スノーボードについて「実は、9歳からやっていたんです。もはや、この作品のために、私は9歳からスノーボードをやっていたのだと思って、満を持してこの作品に登場させて頂きました(笑)」と語っている。阿部についてふたりは「撮影現場での立ち振る舞いだったり、ストイックさだったり、自分も見習わなければいけない部分がたくさんありました」(大倉)、「身長差があるのにキチンと目線を合わせてくださいますし、真剣にその一つの内容にむきあって話して下さいました。もっとお話させていただきたいと思いました」(大島)とコメント。一方の阿部は「大倉君は飄々としているというか、本当にかっこいい。それでいてなんか掴みどころのないお芝居をするし、不思議な面白さがあります。大島さんはもうとにかく本当に元気で、野沢温泉の町中に点在する公共温泉全部に入ったんじゃないだろうか?!アクティブですね。これがAKB48でセンターを張ってきた人のパワーなんだなと思いました」と語っている。本作には阿部、大倉、大島のほか、ムロツヨシ、堀内敬子、戸次重幸、濱田龍臣、志尊淳、野間口徹、麻生祐未、生瀬勝久、柄本明らが出演する。『疾風ロンド』11月26日(土)全国ロードショー
2016年04月26日元AKB48の大島優子が5日(金)、都内で行われたフジテレビ系特番「大島優子のアイスランド オーロラ舞う火山島」の記者発表会見に出席。久々の水着ショットをアピールした。毎年テレビ静岡が放送する「地球感動スペシャル」の第26弾。大島さんが旅人となり、北太平洋に浮かぶ島・アイスランドを訪れる。ヨーロッパ最大の氷河ヴァトナヨークルトや北アメリカプレートとユーラシアプレートの境界ギャウ、オーロラなどを目にする。地熱を利用した温泉を体験した大島さんは「水着も旅に出る前に“これがいいかな?”と選んだもの。色は発色の良いオレンジピンクですが、期待されない方がよろしいかと思います」と控えめにお色気ショットをアピールするも「温泉は最高です!」と声を弾ませた。完成した番組について大島さんは「素っ裸にされた自分を見ているようで、アイスランドの力で素っ裸にされて、無垢な自分を見て恥ずかしくなった」という一方で「自然体でいることがいいなと思えた。自然のままにありのままに自分が思うままに自分と向き合って生きたらいい。肩の荷が下りて楽になりました」と旅を通して心境も変化。人生初のオーロラも目撃し「今でもすぐに思い出せるくらい感動した」と目を細めた。マダラ漁にも挑戦したが「“釣りで魚を取って来ないと、夜のゴハンはない”とサバイバルゲームのような宣言をされた。釣れて良かったと思ったら、今度は“自分で料理して”と言われた」と過酷ぶりを回想。魚を上手くさばくことが出来なかったようで「料理はするんですよ、でも魚はさばいた事がなくて。得意料理?鍋です。料理じゃないか…」と肩を落としていた。フジテレビ系特番「大島優子のアイスランド オーロラ舞う火山島」(テレビ静岡制作)は、3月6日(日)16:05~放送。(text:cinemacafe.net)
2016年02月05日東海汽船は1月19日、伊豆大島で開催される「第61回大島椿まつり」(1月31日~3月21日)にあわせ、静岡県東伊豆町稲取港と大島の間にまつりの期間、高速ジェット船を運航することを発表。 同路線は2003年7月に休航して以来の復活となり、稲取=大島=館山(千葉県)を「海のフラワーライン」として結ぶ。同社は2015年9月より、高速ジェット船4隻のうちの1隻「セブンアイランド愛」に対して内外装ともにリニューアルを行っている。このセブンアイランド愛は新たな試みとして、船内階段や1階フロアの壁に「消しゴムはんこ」の第一人者である津久井智子氏による大掛かりな壁画作品を制作する。その他、照明のLED化、手洗いも真空吸引式となり、壁・じゅうたん等も一新する。また、外装は柳原良平氏によるハートを模したデザインはそのままにクリア塗装を施し、より明るいデザインとなる。なお、館山=大島航路に関しては、2月6日~4月3日のみの運航となる。
2016年01月19日『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』の西川美和監督が、第153回直木三十五賞の候補作となった自身の書き下ろし原作を映画化する『永い言い訳』。このほど、本作の主演に、現在公開中の『日本のいちばん長い日』で昭和天皇を演じている本木雅弘が決定。ミュージシャンの竹原ピストルと深津絵里らと共演を果たし、2016年秋に公開されることが決まった。長年連れ添った妻・夏子(深津絵里)を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)。夏子との間にはもはや愛情と呼べるものはなく、悲しみを“演じる”ことしかできない幸夫は、ある日、同じ事故で亡くなった夏子の親友の遺族と出会う。妻の死に憔悴したトラック運転手の父親・大宮陽一(竹原ピストル)と、母を亡くした幼い兄妹。幸夫は自分でも理由がわからぬまま、大宮家へ通い、兄妹の面倒を見ることを申し出る…。家族を突然失った者たちは、どのように人生を取り戻すのか。人と人の“別れと出会い”を、「ゆれる」や『ディア・ドクター』のアナザー・ストーリー「きのうの神様」など、自身の映画作品から派生した小説で高い評価を得てきた西川監督らしい、鋭く、厳しくも優しい眼差しで描き出す本作。“津村啓”というペンネームでテレビのバラエティなどでも活躍する、主人公の人気小説家の衣笠幸夫を演じるのは、自らが企画し、第81回アカデミー賞「外国語映画賞」を受賞した『おくりびと』(’08)以来、実に7年ぶりの映画主演となる本木さん。『日本のいちばん長い日』での昭和天皇役が絶賛され、9月12日(土)公開の『天空の蜂』ではテロリストと戦う原発設計士を演じることでも話題となっている。まさに名実ともに日本の映画界を代表する俳優の本木さんが、西川監督の原作小説と脚本、そして主人公・幸夫のキャラクターに「自分のようだ」とほれ込んで、出演を快諾。「女性監督にお世話になるのは初めてですが、すでに春編、夏編の撮影を終え、監督の的確な指示に答えるべく鞭打たれた興奮から抜けられず、少しの毒と、温かみのある西川演出にハマっています」と、監督との相性のよさを実感している様子だ。また、本木さん演じる幸夫と同じように、事故で妻を亡くしたトラック運転手の陽一役には、ミュージシャンの竹原さん。俳優としても、熊切和嘉監督作『海炭市叙景』や松本人志監督作『さや侍』などで鮮烈な印象を残し、今回の大役を射止めた。突然のバス事故で亡くなる幸夫の妻・夏子役には、本木との共演は、「最高の片思い」(’95/CX)以来、実に21年ぶりとなる深津さん。さらに、陽一の子ども・真平と灯役に、オーディションで抜擢された藤田健心と白鳥玉季。陽一の妻・ゆき役に堀内敬子が決定している。<本木雅弘コメント全文>おそらく誰もが、小説「永い言い訳」を読むと、内視鏡で心の奥を覗かれたような恥ずかしさと共に、これは自分のことが書いてある! と、思うでしょう。そして、“愛するべき日々に愛することを怠ったことの代償は小さくない”…という言葉を噛みしめることになるのです。西川さんは、小説と映画は別物、切りはなして考えていると仰っていますが、自分は、この小説の味わいに翻弄され悦びを得たひとりとして、読者の期待も裏切らない作品に仕上げたいという思いで努力しています。女性監督にお世話になるのは初めてですが、すでに春編、夏編の撮影を終え、監督の的確な指示に答えるべく鞭打たれた興奮から抜けられず、少しの毒と、温かみのある西川演出にハマっています。妻役の深津絵里さんとは21年ぶりの共演になり、年を重ねても変わらぬ透明感に神秘を感じています。陽一役の竹原ピストルさんは、役以前に原石としての人間力が上等過ぎて嫉妬するばかりです。加えて、子役の2人の眩しい存在感にモ~タジタジです。いずれにしても、映画として何処に辿り着けるかは未知ですが、この物語は、僕が演じる幸夫だけのものではなく、いびつで、愛おしい、自分達に向けられた人間讃歌なのです。皆様、ぜひ期待して完成をお待ちください。<西川監督キャストへのコメント>本木雅弘さんは、映画を志したころから「いつかは」という思いを寄せていた人でしたが、会ってびっくり、恐ろしいほどこの物語の主人公に酷似しているのです。この人しかいない、と思いました。しかし本木さんがこの作品にかけてくれているまっすぐでひたむきな愛と真摯さは、日々私たちのこころを支えてくれています。深津絵里さんにお願いしたのは、姿を消しつつも、物語の中心に在り続けなければならない、難しい役です。物言わぬ遺影の中に、観る人が彼女について様々に想像し、そしていくら想像しても、手の届かない「x」が残り続ける。それを少ないシーンで体現できる俳優は、深津さん以外にないと思ったからです。撮影のたびに、大変な解釈力に絶句させられ、舌を巻いています。竹原ピストルさんはご本人の歌の強さそのものの、他に侵されることのない「たましい」のようなものをお持ちだと感じます。そして、本木さんとの並びのいびつさと言ったら!これは他のどんな俳優とも成立しない組み合わせだと思いました。絶対に交わるはずのなかったの人同士が交わってしまう話を、ゼロから作れる気がしたのです。『永い言い訳』は2016年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月18日8月29日公開の映画『ロマンス』のジャパンプレミア舞台あいさつが13日、東京・新橋のスペースFS汐留で行われ、大島優子、大倉孝二、タナダユキ監督が出席した。国内外から注目を集めているタナダユキ監督が手掛けた本作は、第18回上海国際映画祭パノラマ部門など海外の映画祭に正式出品され、各映画祭で大絶賛された話題作。そんな本作で初めて主演を果たした大島優子が、日本で初めてお披露目された試写会の舞台あいさつに、共演した大倉孝二、タナダ監督とともに登場した。大島は「色んな海外の映画祭に出品させていただいて、実際に行ったタナダさんにどんな反応かと聞く度に皆さんにお届けするのが楽しみでしょうがなくて、早く日本のお客さんに見て欲しいと思いました」とAKB48時代から変わらない観客に対しての配慮を見せながら、「初めての主演映画ですが、記憶ことなく自分の思い出アルバムを見せるかのような思いで8月29日が来ればいいなと思っています」と自然体を強調。第一三共ヘルスケア「ミノン」のCMに続いて再びタッグを組んだタナダ監督との仕事は「タナダさんは『どうぞご自由に動いて下さい。それを私が自由に撮ります』というスタイルで役者の気持ちを考えてくれました。信頼してくれていると思ったら、どう撮られてもお任せできたし、信頼返しができましたね。裸になってお芝居することを味わうことができました」と満足げだった。本作では大島が演じたロマンスカーのアテンダントと中年男性客(大倉)の珍道中を描いている。初共演となった大倉について大島は「最初はお互いに窺ってましたね。全然目を合わせようとしてくれないので、シャイな方だと思いました。初日になって窺いながら距離を詰めていき、お話してからスピードを上げていって。すぐに舵を取れましたね(笑)」と主導権を握れたとか。一方の大倉は「割とバカにした感じで話しかけられ、『なるほど! こういう人なんだ』と思いました」と不満顔も「でも僕はその方がやりやすかったですよ(笑)」と満更でもない様子だった。映画『ロマンス』は、8月29日より全国公開。
2015年08月14日女優の大島優子が8月13日(木)、都内で行われた主演作『ロマンス』の完成披露試写会に、共演する大倉孝二、タナダユキ監督とともに出席した。大島さんにとっては、「AKB48」卒業後初めての主演作となる。タナダ監督が、『百万円と苦虫女』以来7年ぶりにオリジナル脚本を手がけた本作。ロマンスカーで車内販売のアテンダントを務める鉢子(大島さん)は、ひょんなことから大倉孝二扮する怪しい映画プロデューサー・桜庭(大倉さん)と出会い、生き別れた母親を探す箱根珍道中へと巻き込まれていく。たった1日の出会いと別れを描いたほんわかロードムービーに仕上がった。大島さんと大倉さんは初共演。公式プロフィールによると、身長はそれぞれ152センチ、187センチでその差はなんと35センチ!互いの第一印象を聞かれると「デカ!」(大島さん)、「ちっちゃ!」(大倉さん)と即答するほど。大島さんが「最初は探り探りでした。目も合わせてくれないし…」とふり返ると、大倉さんは「いい歳してナイーブぶるクセがあるんで」と苦笑いしていた。タナダ監督は「主導権を握っていたのは大島さん」と明かし、「先日、私と大島さんが大阪でキャンペーンをしていたんですけど、そこに大倉さんが自腹で来てくれて。そうしたら、大島さんは『えらーい!』ってちょっと“上から”言っていて」と暴露すると、大島さんは「いや、感動の『えらーい!』ですよ」と釈明していた。以前からタナダ監督の作品に出演したいと思っていた大島さん。一方、タナダ監督も「もともと、大島さんは“推しメン”でしたから」と言い、本作で相思相愛のタッグが実現した。「ずっとアイドルをしていた人なのに、可愛く映ろうという下心がなくて、女優としてどこからどう撮られても構わないという姿勢で臨んでくれた。すべてをさらけ出してくれて、やりやすかった」(タナダ監督)、「それは監督が、私のお芝居を信頼してくれたから。自分と同じ26歳という役柄で、未来への不安や複雑な気持ちにも共感できた」(大島さん)と信頼関係をアピールしていた。『ロマンス』は8月29日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロマンス 2015年8月29日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開(C) 2015 東映ビデオ
2015年08月13日女優の大島優子が8月13日に、都内で行われた主演作『ロマンス』の完成披露試写会に、共演する大倉孝二、脚本も手掛けるタナダユキ監督とともに出席した。AKB48卒業後初の主演作で、「まるで楽しい旅を撮影したような作品で、皆さんに思い出アルバムをお見せするような感覚」とアピールした。その他の写真『紙の月』での熱演も記憶に新しい大島が、成績優秀なロマンスカーのアテンダントを演じた本作。ひょんなことから、怪しげな映画プロデューサー(大倉)と出会い、生き別れた母親を探すため、箱根で珍道中を繰り広げるキュートなロードムービー。自身と同じ26歳の女性を演じ、「未来への不安や混沌とした複雑な気持ちに共感できた。台詞もすっと入ってきたので、覚える苦労はなかった」と話した。大倉とは初共演で、「最初は探り探りでしたね。目も合わせてくれないし…」(大島)、「いい歳して人見知りで、ナイーブぶるくせがあるので(笑)」(大倉)。タナダ監督によると「撮影が進むうち、大島さんが主導権を握っていた」そうで、「自腹で大阪のキャンペーンに参加してくれた大倉さんに、大島さんは『えらい!』って、ちょっと上から言っていた」と明かした。「以前から大島さんは“推しメン”だった」というタナダ監督は、「アイドルでありながら、女優としてどこからどう撮られても構わないという気持ちで、すべてをさらけ出してくれた。可愛く映ろうなんて下心がなくて、やりやすかった」と大島の女優魂を称賛。大島は「タナダ監督が信頼してくれたおかげ。私も演技で、信頼をお返しできた」と自信を示した。『ロマンス』8月29日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開取材・文・写真:内田 涼
2015年08月13日『蛇イチゴ』『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』に続く、西川美和長編監督5作目は自身の小説「永い言い訳」の映画化であることが明らかになった。映画界での活躍以外に小説・エッセイの執筆も手掛ける西川監督は、「ゆれる」のノベライズで第20回三島由紀夫賞候補、『ディア・ドクター』のアナザー・ストーリーである「きのうの神様」で第141回直木賞候補になるなど、自身の映画作品から派生した小説を書きおろし、高い評価を得てきた。今回映画化が決定した、第153回直木賞候補作「永い言い訳」は、初めて映画に先行して小説が出版された作品。もちろん映画化される本作も、これまで同様、自ら原案・脚本を手掛けた完全オリジナル作品である。長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓こと衣笠幸夫。夏子との間に既に愛情と呼べるものはなく、悲しみを演じることしかできない幸夫は、ある日、同じ事故で亡くなった夏子の親友の遺族と出会う。妻の死に憔悴したトラック運転手の父親と、母を亡くした幼い兄妹。幸夫は自分でも理由が分からぬまま、大宮家へ通い兄妹の面倒を見ることを申し出るのだが…。西川監督は「失うということがもたらす『はじまりの物語』を描きたいと思いました。これまで私は、安定していたはずの関係性が壊れてゆく物語を描いて来たように思いますが、崩壊のその後、ふたたび作り上げて行くということについてきちんと描いたことがなかったからです。『はじまりの物語』を綴ることは、人生を漕ぎ進むことの難しさに似ていますが、同時にあかるさや、楽しさにも満ちています」「これまでオリジナルで映画を作るときは、いつもはじめに脚本というかたちで物語を組み立ててきましたが、予算や時間の制約、という映画的な課題をいったん据え置いて、先に小説というかたちで自由に物語を作ってみることにしました。そうすることで『豊かな無駄』をゆっくりと熟成し、登場人物や物語を練り込む時間が取れたと思っています。小説は私の持ちうる言葉の限りで多くを語っていますが、こんどは言葉では語り得ないものをいかにスクリーンに映し出すかが第二の挑戦となりそうです。小説とは展開も設定も違えた部分が幾つもあります。私が原作者なので、それはもうやりたい放題です(笑)。長期にわたる撮影ですが、キャスト、スタッフとともにあたらしい映画を探し求めて行きたいと思います」と、映画化にあたってコメントを寄せた。『永い言い訳』は2016年、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年07月30日東京・秋葉原UDXにて2015年7月19日に開催されたイベント『MF文庫J「夏の学園祭2015」』のステージにて、10月より放送開始予定のTVアニメ『緋弾のアリアAA』について、キャストやスタッフの最新情報が公開された。今回発表されたキャスト&スタッフは下記の通り。【キャスト】間宮あかり …… 佐倉綾音神崎・H・アリア …… 釘宮理恵佐々木志乃 …… 茅野愛衣火野ライカ …… M・A・O島麒麟 …… 悠木碧高千穂麗 …… ブリドカットセーラ恵美【スタッフ】原作/シリーズ構成協力 …… 赤松中学キャラクター原案 …… こぶいち・橘書画子監督 …… 川畑喬シリーズ構成 …… 志茂文彦キャラクターデザイン …… 大島美和総作画監督 …… 久保茉莉子、菊永千里音楽 …… 伊賀拓郎音楽制作 …… フライングドッグアニメーション制作 …… 動画工房そのほか詳細は今後、公式サイトやTwitterにて随時公開されるのであわせてチェックしておきたい。○TVアニメ『緋弾のアリアAA』PV(C)2015 赤松中学・KADOKAWA刊 / ProjectAA
2015年07月19日女優の大島優子が7月4日に、都内で行われた『それいけ!アンパンマンミージャと魔法のランプ』の初日舞台あいさつに浴衣姿で登場。レギュラー声優の戸田恵子、中尾隆聖、ドリーミングとともに同時上映『リズムでうたおう!アンパンマン夏祭り』のテーマ曲『アンパンマン音頭』を踊り、夏気分を先取りした。舞台挨拶その他の写真人気アニメ『それいけ!アンパンマン』の劇場版第27弾。クリームパンダちゃんとコキンちゃんは、不思議なランプから現れた精霊・ミージャとともに“魔法のランプの世界”を冒険するが、ミージャがもつ魔法の腕輪が壊れてしまい、元の世界に戻れなくなってしまう。3人は腕輪を直すため、魔法の泉を目指すが…。大島は「元気いっぱいで魅力的。前向きな姿勢で、見た目もそっくり」という理由で、ミージャ役に抜てきされ「ぜひアンパンマンと同じくらい、ミージャのことを好きになってもらえれば」と朝早くから劇場に駆けつけた子どもたちにアピール。“推しメン”であるクリームパンダちゃんとの初対面も実現し、「ちょっと泣き虫だけど、優しく正義感が強いから素敵。でも、意外と大きいですね(笑)」と話した。アンパンマン役の戸田は、「今でも私にとって、やなせ先生との出会いは大きな宝物。94歳で天国にお引越しされましたが、今日も空の上から見てくださっているはず。先生の遺志を胸に、今回も精一杯演じた」と一昨年に他界した原作者・やなせたかし氏に思いをはせた。一方、バイキンマンを演じる中尾は、「20数年前、オーディションで『もし声優が見つからなければ、バイキンマンは僕がやる』とおっしゃっていた」と振り返った。『それいけ!アンパンマンミージャと魔法のランプ』同時上映:『リズムでうたおう!アンパンマン夏まつり』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年07月04日大島優子が「AKB48」卒業後初の主演を務める『ロマンス』。世界12大国際映画祭の一つ、第18回上海国際映画祭の「パノラマ」部門のオフィシャルセレクション正式招待作品として出品された本作。6月20日(現地時間)よりワールド・プレミア上映され、本作を手掛けたタナダユキ監督が参加した。特急ロマンスカーのアテンダントの北條鉢子は、ひょんなことから映画プロデューサーを名乗る怪しい中年男客・桜庭に“母親からの手紙”を読まれてしまう。桜庭に背中を押され、もう何年も会っていない母親を捜すことになった鉢子。かつて家族で訪れた箱根の景勝地をめぐる“私とおっさん”の小さな旅が始まった──。今回、1928年にオープンした歴史ある映画館「大光明電影院」で上映が行われた本作。「AKB48」で活躍していたということもあり、大島さんのファンを含め、劇場はほぼ満席状態。上映前にタナダ監督が登壇し、「今日は『ロマンス』を観に来てくださってありがとうございます。監督のタナダユキです。楽しんでいってください」と観客に中国語で挨拶。その後、「大島さんの卒業後初の主演映画」と話すと、日本語にもかかわらず、「大島さん!」という声と拍手、歓声があがり、上映前から盛り上がりをみせていた。上映中も序盤の鉢子と彼氏のやりとりで笑いが起こり、終盤まで常に笑いが絶えず本編終了後は盛大な拍手に包まれた。そんな中、行われた上映後の舞台挨拶では「本作を作るにあたって、大島さんが何をやったら魅力的に映るかを考えた」とタナダ監督が話し、「大島さんを『AKB』時代から好きだった」と話すと、客席から「大島最高!」の声と再び拍手が起こった。最後にタナダ監督は、「機会があったら、上海でも撮影したい」としめくくり、大喝采の中、幕を閉じた。『ロマンス』は8月29日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロマンス 2015年8月29日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開(C) 2015 東映ビデオ
2015年06月21日大島優子がゲスト声優を務める『それいけ!アンパンマンミージャと魔法のランプ』の完成披露試写会が6月14日(日)に出席。戸田恵子、中尾隆聖、ゲスト声優の「ナイツ」(塙宣之&土屋伸之)らと共にトークを繰り広げ、子供たちを前に“魔法”を披露し喝采を浴びた。原作者のやなせたかしが亡くなって2作目となる本作はランプの世界で展開。クリームパンダちゃんとコキンちゃんが拾った不思議なランプから、精霊のミージャが現れるが、大島さんはこの精霊のミージャの声を担当している。大島さんは「アンパンマン」の仲間入りを果たし満面の笑み。「アンパンマンの世界に入れたことがすごく嬉しいです。アンパンマンの顔を交換することができたんですよ。『新しい顔だよ!』というセリフを言えたことがとてつもなく嬉しかったです」と充実した表情を浮かべた。ナイツの2人も自らの出番を必死でアピール。「キーマンになってます!」(塙さん)、「重要な役ですよ!」(土屋さん)の言葉に、大島さんは「そうでしたか?」と首を傾げ、戸田さんは大笑い。それでも、ちょうど「アンパンマン」に夢中の子供を持つ土屋さんは大張り切りで「うちの子、来てます。『アンパンマンにオムツで会うわけにはいかない』って、トイレトレーニング頑張って、先週、オムツを卒業してここに来ました」と誇らしげに語っていた。戸田さんは「今年も素晴らしい作品ができました!」と胸を張り「ミージャとコキンちゃんとクリームパンダが力を合わせるところを見てほしい。最後は手を取り合って、頑張るところが泣けます!」と呼びかけた。また戸田さんは、大島さんの声優挑戦に関しても「凄くキュートにミージャを演じていただきました!」と絶賛。「やなせ先生もやなせうさぎとして登場しています。出てくるとキュンとしてしまいます!先生の遺志を受け継いで素晴らしい作品になっています」と力強く語った。『それいけ!アンパンマンミージャと魔法のランプ』は7月4日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月14日今年8月29日(土)に全国公開となるタナダユキ脚本・監督、大島優子主演の映画『ロマンス』の予告編映像が解禁となった。大島さんが演じるのは、車内販売のアテンダント・鉢子。ロマンスカーでの仕事の最中、ひょんなことから大倉孝二扮する怪しい映画プロデューサー“桜庭”と出会い、箱根珍道中へと巻き込まれていく…たった1日の出会いと別れを描いたほんわかトリップムービーとなっている。予告編映像では、「電車はいい。目的地があって、そして、帰ってくる場所があるから。」という大島さん演じる鉢子のナレーションから始まる。落ち着いた制服に身を包み車内販売をする鉢子。車内販売のワゴンカーから勝手にお菓子を取る大倉さん演じる桜庭との出会い、疎遠になった母からの手紙、そして桜庭に手を掴まれて「探すんだ君の母親を!」と言われ戸惑いながらも箱根を旅する二人の映像。そして、ホテルのベッドの上で桜庭が鉢子にキス!?大島さんは「オファーをいただいた時は主演ということで不安な気持ちになったのですが、監督がタナダさんと聞き、一気に喜びに変わり、楽しみな気持ちが日増しに大きくなりました。クランクイン前には車内販売の際の動き方や発声方法などを調べて、ずっと自宅でアテンダントの練習をしていました。」と演じる前の意気込みを語る。「鉢子は今の私と同じ26歳という設定です。20代前半とは違い、この年齢になるとなぜか前に踏み出す勇気が持てず、怖くなることがあります。そういう気持ちを抱いている鉢子にとても共感しました。完成した作品を観て、タナダワールドにいる自分が何よりも嬉しかったです。劇中では、「これ大丈夫かな!?(笑)」と思うくらいのぐちゃぐちゃな顔や無防備な姿、とびっきり楽しい表情や切ない感情などたくさん引き出していただきました!是非、たくさんの方々に観ていただきたいです!」野嵜好美、窪田正孝もキャストに加え、音楽は周防義和、Jirafaが担当。三浦透子が歌う「Romance~サヨナラだけがロマンス」の透き通った声に乗せ、心が温かくなる映画を予感させる予告編となっている。「迷って生きることを、ちょっとだけ肯定してくれる」小さな旅の物語、素敵な夏の映画となりそうだ。『ロマンス』は8月29日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月29日TBSの木曜ドラマ劇場「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」の特別試写会が4月11日(土)に開催され、連ドラ初主演の大島優子をはじめ、北村一輝、勝地涼、本田翼、田中哲司、山口紗弥加、遠藤憲一、堤幸彦監督、脚本家の櫻井武晴が出席した。「ケイゾク」「SPEC」などの人気作品を世に送り出してきた堤監督と「相棒」「ARTARU」など刑事ドラマに定評のある櫻井さんがタッグを組んで製作された異色の刑事ドラマ。任侠の世界から“足抜け”しようとするヤクザを支援する部署、通称・足抜けコールで奔走する刑事たちの姿を描く。登壇陣は、役柄の衣裳、ヘアスタイルで登壇。“喪服”の衣裳と顔半分に前髪が掛かった状態で登場した、主人公・麦秋役の大島さんは、第1話を見終えたばかりの観客を前に「ものすごく緊張してます…」とおそるおそる挨拶。強力な共演陣と堤監督を見やり「みなさんにおんぶにだっこでやってます。自分らしさを持ちつつ、もっともっと好いていただき、病みつきになっていただけるように麦を演じていきたいと思います!」と意気込みを口にした。リーゼントで登場した、麦秋の相棒の刑事・少を演じる北村さんは「見ていただけましたでしょうか…僕を(笑)!」といきなり自分アピール。さらに「第2話、3話とどんどん、この“恋愛ドラマ”が…」となぜか本作をラブストーリーと定義して、大島さんとの恋の物語を期待…?すかさず大島さんや他の登壇陣から「違います(笑)」とツッコまれていた。本田さんは、麦秋の妹役を演じており、看護師ということでキュートな白衣で登場!「みなさん、キャラが濃いですが私は意外と普通ですので」と強調。トーク中たびたび、当初の質問の意図から脱線する周囲に惑わされて「質問なんですっけ…?」と困惑する様子を見せ、さらに“姉”大島さんから「寝てたでしょ?」とツッコまれて、期せずして笑いを誘っていた。勝地さんは、「兄と家で『ケイゾク』ごっこをしてました」と明かすなど以前から堤作品の大ファンだったと語り、堤作品への参加に万感の思い。一方、ヤクザ役の遠藤さんは、以前にも堤監督の「池袋ウエストゲートパーク」でヤクザを演じている。TVドラマでヤクザを演じるのは久々とのことだが「周りから『役作りしなくていいでしょ?』と言われるんですが(苦笑)、実はヤクザの役作りが一番大変なんです!顔が恐いだけで心は真逆なので」と訴える。そんな遠藤さんは大島さんとは3度目の共演となるが「前から本当に良い子です。これが代表作になると思う。よかったね」と優しく語りかけるも、大島さんからは「怖いっていうか“ホンモノ”!登場シーンを見て、みなさん鳥肌が立ったと思う」と遠藤さんをほとんどヤクザ扱いしていた。現場で、堤監督が思いついたアイディアをすぐに取り入れていくため、脚本にない設定やキャラクターが加えられることもたびたびあるよう。田中さんが演じる“足抜けコール”の室長役について、司会者からは「子煩悩」という説明があったが、当の田中さんが「そうなんですか?」とここで初めて知ったようで、困惑の表情!それ以外でも、勝地さんの役が脚本上にはない“オネエ”になっていたりなど、大小様々なネタに関して変更が加えられている。脚本家の櫻井さんの口からはたびたび「初耳です」という言葉が発せられ「結構、現場で変えられてる。ある程度、脚本家に知らせてほしい(笑)」と舞台挨拶の場で堤監督に苦情を申し立て、会場は再び笑いに包まれた。「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」は4月16日(木)より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年04月12日大島優子の連続ドラマ初主演作品で、「ケイゾク」、「SPEC」の堤幸彦監督が演出を務めるTBSドラマ「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」の特別試写会が開催され、大島さんは左目に髪が掛かったヘアスタイルと喪服という役柄のままの姿で舞台挨拶に登壇した。堤監督と「相棒」「ATARU」などの人気刑事ドラマを手掛けてきた脚本家・櫻井武晴のタッグによる本作。警視庁組織犯罪対策部(通称“マル暴”)の中でも、“足抜けコール”と呼ばれるヤクザをやめようとする者たちの相談に乗り、足抜けの支援を行う部署に勤める女性刑事の活躍を描き出す。大島さん演じる麦秋(ばくしゅう)は、前髪が左目に掛かった状態で“ゲゲゲの鬼太郎”のような状態だが、これは以前、大島さんが自身のブログでアップした、風呂上がりの写真をプロデューサーが見て、生まれたものだそう。さらに上下、さらには中のシャツまで黒の衣裳は、堤監督が「思いついて」、喪服をイメージ!さらにスカートの中にも“仕掛け”があり、第1話のアクションから「これが堤監督だな(笑)!」(大島さん)という演出が見られる。堤監督は、ずばり「あれはズロースです!」と秘密を解禁!もはや若い世代にとっては死語とも言える“ズロース”だが、大島さんは「年配の女性が履かれているやつですよね?履き心地はすごく良いです」と語り、堤監督の「流行らせてください」という言葉に「旋風を巻き起こしましょう!」とを誓っていた。この日は、共演の北村一輝、勝地涼、本田翼、田中哲司、山口紗弥加、遠藤憲一も出席したが、大島さんの鬼太郎ヘア以上に目を引くのが、麦秋の“相棒”であり、不本意ながら足抜けコールの部署に異動となった、元マル暴担当刑事で強面の三ヶ島翔を演じる北村さんの巨大リーゼントヘア!山口さんから「中に何が入っているのか気になる(笑)」とイジられていたが、北村さんは「地毛です…嘘です(笑)。いろいろ入ってて、第6話くらいで開きます。リーゼントって生き物ですから」とノリノリで会場をわかせていた。「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」は4月16日(木)より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年04月11日元AKB48で女優の大島優子が、7月4日に公開されるアニメーション映画『それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ』でゲスト声優を務めることが明らかになった。大島が演じるのは、新キャラクターとして登場するヒロインのミージャ。魔法のランプの世界の精霊で、クリームパンダとコキンちゃんとランプの世界に入りこむが、ミージャの腕輪が壊れてしまい、もとの世界に戻れなくなってまう。3人は腕輪を直すため力を合わせて遠い魔法の泉を目指していく。制作スタッフによれば、大島の起用は、ミージャのキャラクターと見かけもそっくりで、最後は"みんなで力をあわせることの大切さ"に気づいていく"ミージャ"の前向きな姿勢と重なることからオファーに繋がったという。大島は「アンパンマンの魅力は、勇気、仲間たちのチームワーク、そして何よりも長年愛されているキャラクターたちだと思います。彼らの愛嬌のある姿に心をくすぐられます」とシリーズの魅力を語り、「ミージャを、みんなに元気をあげられるキャラクターにしたいです」と意気込みを語っている。劇中では、大島がやなせたかし氏作詞による「アンパンマンたいそう」を歌うシーンもあり、ゲスト声優が同曲を歌うのはこれが初。大島は同曲について「小さい頃によく聞いていました。今でも曲を聴くと自然に体が動いてしまいます」とコメント。今回の抜擢については、「私がいつの日か母親になった時に子供に自慢します」と喜びを語っている。(C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV(C)やなせたかし/アンパンマン製作委員会2015
2015年03月31日鈴木おさむが作・演出を手がける舞台『美幸 -アンコンディショナルラブ-』に、大島優子、鈴木浩介の出演が決定。2016年5月、東京・本多劇場、大阪・サンケイホールブリーゼで上演する。本作は鈴木が、妻の森三中・大島の学生時代にあったいじめ経験に着想を得て書下ろしたふたり芝居で、2012年と2013年に山崎樹範、鳥居みゆきの出演で上演されている。書道コンテスト優勝をきっかけに学校で執拗ないじめにあい悲惨な学生生活を送った過去を持つ女・美幸が主人公。彼女は会社で出会った元役者の雄星に、自分の過去と同じ境遇を感じ“無償の愛”を捧げることを誓うが、その愛は次第にエスカレートして、雄星を悩ませるすべての人々に復讐を企てていく。今回タイトルロールの美幸を演じるのは、先ごろ映画『紙の月』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した大島優子。美幸の憧れの存在である雄星をはじめ、男性登場人物5役をひとりで演じ分けるのは舞台、ドラマで活躍する人気の個性派俳優・鈴木浩介。ふたりは出演決定にあたり以下のコメントを寄せている。■鈴木浩介おさむさんの奥様は大島さんですよね。今回ご一緒させていただくのも大島さん。ダブル鈴木、ダブル大島、不思議なご縁を感じております。まさか、僕の名字が鈴木だからキャスティングされたわけではないですよね?おさむさん、優子さん、ご一緒させていただくのを楽しみにしております。全力で頑張ります。■大島優子以前から、作品によって様々な表情を持つ鈴木浩介さんの演技に憧れていました。今回ご一緒できて大変光栄です。舞台上の二人芝居でどういう世界を作れるか今から楽しみで、興奮しています。いかに衝撃的に、そしてリアルに美幸を演じられるか、おさむさんに身を委ねて最後まで喰らいついていきたいです。
2015年03月17日元AKB48で女優の大島優子が28日、自身のツイッターを更新し、前日に行われた第38回アカデミー賞授賞式を終えての心境をつづった。大島は、宮沢りえが主演を務めた映画『紙の月』での演技が評価され、優秀助演女優賞を受賞した。一夜明け、ツイッターでは「昨日の日本アカデミー賞授賞式」の書き出しから、「助演女優賞であのステージに立てるなんて光栄でした」と回顧。「でもまたいつか、、、。」と決意を新たにした。2年前の同賞では『闇金ウシジマくん』で話題賞・俳優部門に選ばれ、昨年はその話題賞のプレゼンターを務めた大島。壇上で受賞者を読み上げる前に、「昨年受賞させていただきまして、とてもうれしく思っております」と前年の受賞を振り返り、「そして、今後またこのステージに登壇できるように私自身、精進していきます」とここでも再びステージに立つことを誓っていた。大島が『紙の月』で演じた銀行員・相川恵子は、したたかな女性。前日の授賞式では司会の西田敏行から「どうですか、ご自身と比べてというのも変ですけど」とコメントを求められると、「そっくりですかね」の返答で驚かせつつ、恥ずかしそうに「ウソです(笑)」と訂正していた。
2015年02月28日BSスカパー!では、DREAMS COME TRUEのヴォーカル・吉田美和の50歳の誕生日となる5月6日に開催されるプレミアムライブ「スカパー!Super LiveDREAMS COME TRUE Special Live in Hawaiiよしだみちゃん、生まれて飛び出てジャジャジャジャ~ン♪え、50?!(仮)」を今夏に独占放送する。2015年は、ドリカムにとって4年に1度のグレイテストヒッツライブ「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND」を行うだけでなく、吉田美和が50歳という節目の年を迎えるアニバーサリーイヤー。スカパー!では吉田の誕生日である5月6日(※現地時間)に、ハワイ・オアフ島にあるアウラニ・ディズニー・リゾート&スパ コオリナ・ハワイ ビーチエリアで一夜限りのプレミアムライブを開催。まさに夢のような一夜を実現する。現在、スカパー!では加入者の中から3組6名のLIVEレポーターを募集中。当選者には現地からライブの臨場感そのままに、ファン代表として生の声をレポートしてもらう企画となっている。ほかにも加入者50組100名にライブのチケットおよび渡航、宿泊費がセットとなったJTBツアー「スカパー!Super LiveDREAMS COME TRUE Special Live in Hawaiiオフィシャルツアー」への申込権をプレゼント企画も実施している。詳しくはスカパー!特設サイトへ。
2015年02月13日大島優子が『百万円と苦虫女』のタナダユキ監督の新作『ロマンス』で主演を務めることが発表され、場面写真が解禁された。映画は、箱根の景勝地を舞台に繰り広げられるロードムービーで、大島はロマンスカーで車内販売を行うアテンダント北條鉢子を演じる。その他の写真本作は、タナダユキ監督が7年ぶりにオリジナル脚本に挑戦した意欲作で、『紙の月』など女優としての活動にも注目が集まる大島にとって6年ぶりの実写主演映画となる。大島の役どころは、仕事の成績は常にトップのロマンスカーのアテンダント北條(26歳)。小田急電鉄新宿駅を起点に箱根へと向かい、今日もつつがなく業務をこなし戻ってくるハズだったが、ひょんなことから大倉孝二扮する“怪しい映画プロデューサー”との箱根珍道中へと巻き込まれてしまう。映画には大倉のほか、野嵜好美、窪田正孝が出演する。撮影は、ロマンスカーの回送電車を借り切って行われ、小田急電鉄株式会社による全面的な協力体制のもと昨年11月13日に無事クランクアップを迎えた。現在は最終的な仕上げ段階に入っており、秋に公開される。『ロマンス』秋 全国ロードショー
2015年01月15日洗浄シリーズ【ミノン】の第2弾新CMに大島優子さん!第一三共ヘルスヘア株式会社は『大島優子』さんを、洗浄シリーズ【ミノン】のテレビCM第2弾で起用した。大島優子さんは福岡出身で、いままで多くの賞を獲得している実力のある人気タレントだ。この新CMオンエアは全国で12月初旬からである。第2弾新しいTVCMの内容は?第2弾になる新しいCM“帰省”篇について、徳島から東京に来て3年目になるOL役の大島優子さんが、実家に帰省をして、食卓に用意されてあった手料理をつまんで食べる。その後、家族で使用していた“ミノン”がお風呂にあり、OL役の大島さんがボディを洗ったあと、あたたかい湯船につかりながら、ミノンを手にとり“かわらんなぁ”と微笑(ほほえ)むストーリーだ。普段どの家族にも見かけるような、心温まる日常を描いており、素肌と大切な人を思う気持ちの間を大事にし続けるブランドでいたいという願いも込められているという。大島優子さんはインタビューで、一人暮らしをして、実家に帰ることは、家族のありがたさを実感できる大事な時間かな、と思います。帰省の時、家族にぜひミノンをプレゼントしてみてはいかがでしょうか (引用はCMジャパンより)とメッセージを語っている。ミノンや大島さんが気になる人は、心温まるCMを見てみては。(画像はCMジャパンより)【参考】・シーエムジャパン株式会社・第一三共ヘルスヘア株式会社・大島優子さんのオフィシャルブログ
2014年12月12日「女って怖いなって」と口を開いた大島優子。直木賞作家・角田光代のベストセラー小説を、『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督が映画化した『紙の月』の台本を読んでの第一声だ。物語のキーパーソンとなる相川を演じた大島が、監督と作品を振り返った。その他の写真年の離れた大学生と恋に落ち、銀行の渉外係としての立場を利用して巨額の横領事件を引き起こすことになる主婦・梨花。自分が自分でなくなるような、もしくは体の奥底に眠っていた本当の自分を引きずり出す運命の恋。そんな恋愛について「まだ経験はありませんね。恋愛でそれほど左右されるタイプではないので。でもそんな恋に出会えるのなら、落ちてみたいかな」と笑う大島。本作では原作小説には登場しない、ドキリとするような言葉を屈託のない笑顔でぶつけ、梨花を無意識に誘導していく役に扮した。「原作だと銀行の中の描写はそれほど多くないんです。梨花の同級生や昔の恋人が彼女を語ることで梨花という存在を浮き彫りにしていく。一方、映画では梨花が実際に横領に手を染めていくプロセスを画にしたかったので、銀行の場面を増やしました。そのうえで、梨花の葛藤、“揺れ”みたいなものを外側から映し出す存在として、相川と、小林聡美さん演じる隅を登場させたわけです」と監督。「最初は梨花とリンクしているとは思っていなかった」という大島。「現場に入ってから、監督から相川はひょっとしたら梨花自身かもしれない、梨花の中の悪魔としてささやいて欲しいと言われまして。役作りの段階ではそのように考えていなかったので、少し焦りました(笑)。あくどくなく、無邪気、こういう子って現実にいるよなと思ってもらえるように、カラッとしたイメージで演じました」。そして作品は完成。大島が感じ取ったのは当初抱いた“怖さ”だけではなかった。「怖さと同時に美しいんですよね。毒を持てば持つほど。それが毒かどうかも分からなくなってくるし。自由を求める梨花の姿は見ていて気持ちがいいんです。でも男性の場合はどう思うのかな。興味がありますね(笑)」。『紙の月』11月15日(土)全国ロードショー※取材・文・写真:望月ふみ
2014年11月14日森三中の大島美幸が丸刈りのおっさんになった!コントの中の話ではない。『全然大丈夫』の藤田容介監督による『福福荘の福ちゃん』で、彼女いない歴=実年齢のおっさん福ちゃんを演じているのだ。しかも本作でカナダのモントリオール・ファンタジア国際映画祭最優秀主演“女優賞”を受賞!笑いの中に人生の切なさを滲ませる本作で、おっさんを演じきった大島と、福ちゃんの想い人・千穂を演じた水川あさみが再会に話を弾ませた。その他の写真「初めて監督とお会いしたとき、監督の手が緊張で震えてたんです。断られたら終わりだと思っていたようですが、おっさんを主演にした映画で、そのおっさん役にオファーしてもらえる機会なんてないですからね。ノリノリで出演をOKしました」と振り返る大島。真面目で働き者、面倒見もいい福ちゃんは、周囲から慕われる好人物。でも女性にはオクテで32年間彼女ナシ。そんな福ちゃんの住むアパート福福荘に、トラウマの元凶というべき初恋の人・千穂が訪ねてくる。「企画書に丸刈り“おっさん”姿の大島さんの絵が描いてあったんです。単純にすごい企画だなって。でも正直、大島さんの福ちゃんはイメージできなくなかったんです。あ、ごめんなさい(笑)」。思わず出た水川の本音に「ううん、嬉しい」と大島はニコニコと答える。おっさんになりきった大島が、なかでも福ちゃんと一体になれた特別な“泣き”の瞬間があった。「私の過去を知っていて、監督が敢えてストーリーに組み込んだんだと思うんですけど、福ちゃんがいじめを受けていた当時を思い出して感情を吐き出すシーンがあったんです。心から泣けました。本当に悔しいという気持ちになれて」。そんな大島を水川は「今、手をつないでとか言われるとすごく恥ずかしいですけど、撮影中は見つめ合ったりしても全く平気でした。大島さんが完璧に福ちゃんだったから」と称賛した。大島と水川からのメッセージは「近くに福福荘があったらいいなと思ってもらえたら」。実際、そう感じられる愛おしい作品だ。『福福荘の福ちゃん』11月8日(土)新宿ピカデリーほか全国公開取材・文・写真:望月ふみ
2014年11月06日