「最近、大谷さんが奥さんと別れたと聞きました。それなのに奥さんの名前で自分のライブの席を取って、そこに他の女のコを座らせていたそうです」(大谷の知人) 02年の『M-1グランプリ』で決勝に進出した経歴を持つ、お笑いコンビ・ダイノジの大谷ノブ彦(45)。 お笑いだけでなく、DJとして音楽方面でも才能を発揮。ラジオの冠番組『大谷ノブ彦のキスころ』(CBCラジオ)を持つなど、活躍の幅を広げている。彼は06年に一般女性(30)と結婚し、翌年には長男(11)が誕生。順風満帆な日々を送っているはずなのだが、実は私生活で転機を迎えているというのだーー。 4月3日、大谷と芸人・佐久間一行(40)とのトークライブが都内で行われた。夜9時過ぎにライブが終わると、会場の外には若い女性ファンが10人ほど出待ちをしている。やがて出てきた大谷は、女性たちからプレゼントを渡されたり、記念撮影をせがまれたり……。かなりの人気ぶりだった。やっとファンから解放された大谷に記者が声をかけた。 ーー『女性自身』です。実は最近、奥さんと離婚されたと聞きました。 「離婚はしてません。昨年12月から別居しています」 離婚は否定したものの、意外にもあっさり別居を認めた。 ーー別居の原因は? 「価値観の違いです。ただ、別居してからのほうが良い関係を築けています」 テレビやラジオと変わらず、滑らかな口調で記者の質問に答えてくれる大谷。そして最後に妻への気持ちをこう語った。 「カミさんは19歳で子供を産んでくれました。それ以来専業主婦で、外の世界を知りません。だから、僕が稼がないと。仕事をめっちゃ、頑張るつもりです!」 家族3人、また同じ屋根の下で過ごせる生活が戻ってくるといいのだがーー。
2018年04月12日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデル、女優の大谷凜香さんです。話題のバイオレンス作で女優デビュー!体当たり演技に注目。4月7日公開の映画『ミスミソウ』で女優デビューを果たす大谷さん。壮絶ないじめを受けた女子高生が復讐していくバイオレンス作で、いじめグループのボス的存在を演じる。「雪の中で血を流すシーンでは、このまま本当に死んじゃうんじゃないかと思いました(笑)。夢に出てきたほど刺激的な映画です」。憧れの女優は、事務所の先輩の栗山千明さん。「あんなかっこいい女優さんになりたい!今後は、自分と全然違うサイコパスな役や、逆にコメディで台詞をまくしたてるような演技にも挑戦したいな」韓国旅行で必ず行く大好きな食堂で。お母さんとよく一緒に行きます。すっごく辛いけどおいしさが勝つ!(笑)野球大好きなスポーツ少女です!お兄ちゃんとバッティングセンターへ。中学のときに野球やってました♪コーヒーが飲めるようになりました!ひとりで飲み歩きもします。ブラックを飲んで、大人になった気分♪おおたに・りんか1999年生まれ。2012年、ファッション雑誌『ニコラ』の専属モデルオーディションでグランプリを獲得し、デビュー。今後は女優としての活動にも注目が集まる。※『anan』2018年4月4日号より。写真・土佐麻理子ヘア&メイク・千葉智子(Rossetto)文・松下侑衣花(by anan編集部)
2018年04月03日歌手の岡本真夜と松室政哉がきょう16日に放送される文化放送の音楽番組『楽器楽園~ガキパラ~for all music-lovers』(毎週金曜 22:00~)にゲスト出演する。この番組は、タレントでサックスプレイヤーの武田真治と“美人すぎるバイオリニスト”岡部磨知がレギュラー出演する音楽番組。きょうの放送では、スタジオを飛び出して文化放送のイベントホールから生放送で、ライブハウスさながらのパフォーマンスが行われる。岡本は代表曲の1つである「そのままの君でいて」を武田、岡部と生セッションする。さらにピアニストとしてリリースした2ndアルバム『Good Time』の制作秘話を語るほか、その収録曲をグランドピアノで弾き語りをする。そして山崎まさよし・秦基博ら豪華アーティストによるスペシャルユニット「福耳」に昨年仲間入りを果たした松室は、メジャーデビュー曲「毎秒、君に恋してる」を武田、岡部と生セッションし、歌だけではない松室のパーソナルな魅力に迫っていく予定だ。
2018年03月16日「悠仁さまも5年生の3学期をお迎えになりました。中学校入学まで、あと1年ほどということで、そのご進学先に大きな注目が集まっています」(皇室ジャーナリスト) 秋篠宮家の長男である悠仁さまは現在、東京都内の小学校に通われているが、男子児童は過半数が中学受験をする。悠仁さまと同じ学校に子供を通わせる保護者は言う。 「保護者同士の話題も、どうしても志望校や勉強のことになってしまいますね。私たちの間では悠仁さまのご進学先は『提携校進学制度』を利用しての、筑波大学附属中学校(以下、筑附)が“本命校”になっています」 実は悠仁さま以外にも、保護者の間で話題になっている5年生の児童がいるという。 「バイオリニスト・葉加瀬太郎さん(50)とタレント・高田万由子さん(47)のご長男・Aくん(11)です。ずっとロンドンで生活していたそうですが、昨年9月に編入してきたのです。頭も良くて、音楽や料理も得意だそうで、すでに学内で人気者になっています」(前出・保護者) 葉加瀬・高田夫妻の長男が、悠仁さまの“ご学友”になっていたというのだ。実は高田は、この状況を11年前に“予言”していた。 ‘06年9月6日に誕生された悠仁さま。日本中が喜びに沸くなか、多くの著名人がお祝いのコメントを出したが、高田もその1人だった。彼女自身もその1カ月ほど前にAくんを出産したばかり。悠仁さまのご誕生当日、東京都内で報道陣の取材に応じた彼女は、こう語っていた。 「紀子さま、ご長男誕生、おめでとうございます。私は、お腹のなかにいるときから、肋骨が折れるかと思うくらい蹴られました。でも上に女の子がいる男の子は穏やかになると言われました。(お姉さまがお2人いる悠仁さまも)優しい男の子にお育ちになるのではないでしょうか。(長男には)ご学友を目指してもらって、(紀子さまと)ママ友達になりたいです!」 長男の編入について取材を申しこむと、高田の所属事務所の担当者は次のように答えた。 「(編入は)長男の『自分は日本人なのだから、日本の学校にも通ってみたい』という希望もあり、決めたことだそうです。学校は、帰国子女を受けいれてくれること、日本の自宅から通えること、などの条件で探しました。“悠仁さまと同じ学校に”という意識は特になかったそうです。高田も日本に帰国したというわけではなく、これまでどおり、イギリスと日本を行き来する生活を続けています。今後の長男の中学進学に関しては、日本の中学に通うのか、それともイギリスで進学するのかなども、まだ決めていないそうです」 悠仁さまの小学校生活もあと1年。新しいお友達も増え、より充実したものになるように願うばかりだ。
2018年01月24日11月8日、北海道日本ハムファイターズにドラフト一位指名された清宮幸太郎(18)が、千葉県の鎌ヶ谷スタジアムで憧れの大谷翔平選手(23)と対面を果たした。実はこのイベント、清宮たっての希望で実現したものだという。 「大谷選手はメジャーリーグへの挑戦を明言しており、来年の実現が正式決定しました。清宮くんも同じくメジャー志向で、大谷選手に憧れを抱いています。そのため彼は日ハムとの交渉に際して“条件”を出していたそうです。その1つが『大谷選手との対面』でした」(スポーツ紙記者) そしてもう1つ、清宮が球団に出した意外な “交渉条件”があった。 「それは『大谷先輩の使っているバットが欲しい』というものでした(笑)。さすがにこの日は他の選手もいたのでバット贈呈とはならなかったみたいですが、近日中にプレゼントされることになりそうです」(前出・スポーツ紙記者) いっぽう、清宮にとっての“憧れの先輩”がもう1人いるという。それは、早稲田実業高校の先輩にあたる“ハンカチ王子”こと斎藤佑樹選手(29)だ。 この日は斉藤選手が沖縄キャンプ中だったため、対面ならず。だが斉藤選手としても球団内の早稲田大学出身者らによる『早稲田会』に勧誘しようとするなど、早くもラブコールを送っている。 「ただ斉藤選手は、これまで派手な私生活ぶりが週刊誌などで取り上げられてきました。それもあって、清宮くんの父・克幸さん(50)が『先輩たちと遊ぶのもほどほどに』と釘をさしたといいます。でも清宮くんが早稲田実業に入った理由の1つは、斉藤選手の甲子園での力投を目の当たりにしたこと。そのためドラフト会議の後に斉藤選手について聞かれ、『頼れるところは頼りたい』と答えていましたね」(別のスポーツ紙記者) 親しみある斉藤先輩と偉大な大谷先輩――。2人の存在が、清宮のプロ生活を支えていくことになりそうだ。
2017年11月18日完成されたルックスと佇まいで、ドラマ界に彗星の如く現れたこの人。スポーツでの挫折。韓国でのキャリア。“大谷亮平ができるまで”を伺います。23歳の時に韓国で出演した『ダンキンドーナツ』のCMが反響を呼び、以降11年間、韓国でモデルや俳優として活躍。’16年からは日本でも活動を始め、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』や『奪い愛、冬』など、話題作に立て続けに出演。30代後半を迎えた今、生まれ育った日本の芸能界でも“逆輸入型俳優”として脚光を浴びている。偶然にも取材当日は、大谷さんの37回目の誕生日だった。――お誕生日おめでとうございます!今日で37歳ですね。大谷:ありがとうございます。でも、小さい頃に思い描いてた37歳と今の自分があまりにも違いすぎて。いざなってみたら、37歳ってこんなに子供なんだなってびっくりしています。――昔思い描いてた“大人の男”はどんなイメージでした?大谷:完璧な男。何事にも動じず、何を聞いても的確な答えをくれるイメージ。どんなアトラクションにも乗れ、おばけ屋敷も怖くない、みたいな(笑)。でも、全然そんなことないっていうのが、今ならよくわかります。――大谷さんは自分を大人の男だと思いますか?大谷:いや、まったく。――でも、すごく落ち着いた雰囲気で、“大人の男”という表現がぴったりですけど。大谷:そのギャップがすごく歯がゆいんです。顔も濃いし、大学生の頃から老け顔なので、周りからは落ち着いて見られるんですけど、本当は全然そんなことなくて。まだまだ子供です。――なぜそう思うんですか?大谷:周りの同年代の友達は、父親になってるやつも多いんですよ。家族がいるから好き勝手できるような状況ではなくて、自分本位な生き方をちゃんと改めている。そういうやつを見ると、本当に立派だなと思います。覚悟を決めて生きている感じがするし。でも僕はまだ、やりたいことや夢を諦めきれない。それが許されない年齢になってることはわかってるんですけど。――放送中の『WOWOW 連続ドラマW東野圭吾「片想い」』では、感情に左右されない冷静な大人の男、早田幸弘を演じられていますが、大谷さんとのシンクロ率はどれくらいですか?大谷:僕自身もあまり感情を表には出さないタイプです。心の中では結構ふつふつとしてることもあるんですけど。周囲には、僕のそんな態度を寂しいと感じる人も多いみたいで。興味ある女性にも、全然その気がないフリをしてしまう(笑)。シャイなんでしょうね。――それは昔から?大谷:いや、むしろ昔は表に出すほうでした。喜怒哀楽も激しくて。人から見たら短気って思われるようなやつだったと思います。気に食わないことがあったら、すぐにふてくされたり。よく親にも言われてました。「お前は感情を表に出しすぎだ!」って。とにかく調子にのっていたので、僕が寝ている時に姉が腕をへし折ろうとしたことがあるらしくて(笑)。「この子は口で言っても言うこと聞かんから」って。――そんな(笑)!?その後、何か変わるきっかけがあったんですか?大谷:小学生の頃からやっていたバレーボールを通して変わったと思います。バレーに関しては、何でも思い通りにいく時期があったんですよ。それで天狗になってたんですよね。でもそれがだんだん、上に行けば行くほど通用しなくなってきて。その挫折を経て、性格が変わったような気がします。自分よりも実力が上の人がいっぱいいる環境になって初めて、弱い立場の人の気持ちを知った。いま振り返ってみると、なんでそんなことがわかんなかったのかなって思うんですけど。最近聴いた小田和正さんの「風の坂道」という曲の中にも、“弱いから立ち向かえる哀しいからやさしくなれる”といった歌詞が出てきて。本当にその通りだなって。――スポーツの世界はもちろん、異国の地での芸能活動も厳しい環境だったと思うのですが…。大谷:海外に11年いると、みなさんそういう印象を持たれるみたいですけど、そんなに苦労した感覚がないんですよね。たしかに、日本と韓国は似ているようで些細な違いがたくさんあります。どうしてもわかり合えない部分もある。それで何度もきついなと思ったり、日本が恋しくなることもあったんですけど、その度に韓国の人たちの打算のない情け深さだったり、優しさに救われて。プラスの部分のほうが多かったから、あまり苦労したと思わないのかもしれません。――今の大谷さんが思う大人の男は、どんなイメージですか?大谷:無条件に明るくて、周りの人を楽しませるのが上手な人。自分にはそういうところがまったくないので、憧れますね。あとは、それこそこれまでアンアンの大人の男特集に出ているような、振る舞いひとつをとってもかっこいい人っているじゃないですか。僕もそんな“ダンデー”な男になりたいです。――ダンデー(笑)。具体的に大人の男と聞いて、思いつく方はいらっしゃいますか?大谷:福山雅治さんはダンデーでしたね。ドラマ『ラヴソング』で共演させていただいたんですけど、第5話から合流した僕に気を使っていろいろ話しかけてくださって。プライベートでも一度呑ませていただいたことがあるんですけど、振る舞いがとてもダンデーでした。「大谷くんは立たなくていいから」と言って、福山さん自らお酒を持ってきてくださったり、こちらが硬くならないように気を使って、くだけた話もしてくださったり。さすがですよね。――次の節目は40歳かと思いますが、それまでにはこうなっていたい!というような夢や目標は何かありますか?大谷:今よりはもっと、落ち着いていたいですよね。あとは、英語を習得したい。いま出演しているドラマ『片想い』の監督や台湾の芸能界で活躍している日本人の親友は、韓国語と中国語の2か国語が堪能。僕はもう中国語は挫折したので(笑)、せめて英語を。今後も韓国はもちろん、機会さえあれば他の国でも活動したいですし。とはいえ、40歳なんてまだまだ先のことのように思えて、あまり具体的にイメージができないんですけど(笑)。おおたに・りょうへい1980年10月1日生まれ、大阪府出身。俳優。’16年の『ラヴソング』で日本のドラマに初出演。現在は『WOWOW 連続ドラマW東野圭吾「片想い」』(毎週土曜22:00~)に出演中。ニット¥20,000(トゥモローランド)パンツ¥22,000(ノット メン)シューズ¥140,000(ヴァーシュ)以上トゥモローランド TEL:0120・983・522その他はスタイリスト私物※『anan』2017年11月15日号より。写真・森滝 進(まきうらオフィス)スタイリスト・伊藤省吾ヘア&メイク・MIZUHO(vitamins)インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2017年11月14日大人気コミック「宇宙兄弟」の作者・小山宙哉が脚本を手がけたプラネタリウム作品、「Space Dreamers ~宇宙兄弟 南波六太がやってきた!~」が、コニカミノルタプラネタリウム“満天”に登場します。宇宙に関するさまざまな疑問に、ムッタが宇宙飛行士の視点で答えてくれるオリジナルストーリーに、期待が高まります。さあ、宇宙の話をしよう。このプラネタリウム作品は、シリーズ累計1,900万部を突破した大人気コミック「宇宙兄弟」の作者・小山宙哉が脚本を手がけたオリジナル。小山さんが手がけているとあって、原作には描かれていない“裏設定”も登場するとのこと。ファンには嬉しい企画ですね。宇宙への興味をかきたてる内容と軽快なストーリー展開は、夏休みに家族で楽しむのにもぴったりです。星空と未来に思いを馳せる、贅沢な時間をすごせます。●寝転んで楽しめる人気のシート“満天”には一般シートのほかに、寝転んで鑑賞できる「芝シート」や「雲シート」があります。まるでムッタとヒビトのように、仲良く寝転んで星空を見あげるのも楽しいですよ。●ストーリームッタが宇宙飛行士として月に向かう少し前――。月を眺めて物思いにふけるムッタのは、いつも聞いているラジオ番組「モーニングレイディオ」から公開収録の出演依頼を受け取りました。その依頼を快く引き受けたムッタ。公開収録に集まった人々の「どこからが宇宙なの?」「宇宙人はいるの?」といった素朴な疑問に、宇宙飛行士ならではの視点で答えます。※本編の前に夏の星空案内が上映されます。施設・作品詳細名称:コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City所在地:東京都豊島区東池袋3-1-3営業日:不定休電話:03-3989-3546公式サイト:作品名:Space Dreamers ~宇宙兄弟 南波六太がやってきた!~上映期間:2017年7月22日(土)~8月31日(木)上映時間:約40分 10時の回(本編上映前に夏の星座案内を上映)
2017年07月04日ダニエル・キイスの同名小説が原作のミュージカル『アルジャーノンに花束を』が3月2日に開幕。それに先がけ公開ゲネプロと囲み取材が行われ、主演の矢田悠祐、水夏希が登壇した。ミュージカル『アルジャーノンに花束を』チケット情報原作は1959年に発表された名作小説。世界3か国で映画化され、日本でも2度テレビドラマ化されている。ミュージカル版は、2006年に浦井健治主演で日本初演され、2014年にも同じく浦井主演で再演。今作でキャストが一新され、矢田が自身初となる主演に抜擢された。脚本・作詞・演出は、矢田が出演したミュージカル『王家の紋章』(2016年)の荻田浩一が初演から手掛けている。物語は、32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリィ・ゴードン(矢田)に、ある話が舞い込むことから始まる。それは、大学の先生が「頭を良くしてくれる」というものだった。この申し出に飛びついた彼は、白ネズミのアルジャーノン(長澤風海)を競争相手に連日検査を受ける事に。やがて手術によりチャーリィは天才に変貌したが――。ゲネプロ前に行われた囲み取材で、初主演の心境を聞かれた矢田は「正直どうなるかわからなくて。終わったときにどういう気持ちになるんだろうなっていうのが今の心境です」と緊張の滲む発言。本作の魅力について「SFなんですけどリアリティがあって、どの瞬間もどの関係も誰もが体験したことがあるようなエピソードが詰まっています。身につまされたり、嬉しかったり、悲しかったり、励まされたり…その瞬間瞬間が一人ひとりのお客さまの心を揺さぶる」と水。自身の役柄について矢田は「シーンによって全然違う人になった気分。すごいスピードでどんどん階段を上っていくので、その成長の段階や心の動きに自分が追いつかないときがあって。そこに食らいついていくのが今も大変です」。前作との違いを問われ「演じる人間が違うし、荻田さんは演じる人の個性に合わせて演出をしてくださるので、自然と違う形になってるかなと思います」(矢田)と話した。幕が開き、幼児並みの知能のチャーリィとして登場した矢田は、ピュアな魅力を纏い美しい歌声で物語の世界に誘い込む。全てひらがなで話していたような言葉は、知能が高まるにつれ少しずつ漢字が混じって聞こえ、あっという間に容易に理解できない言葉になる。しかし、言葉の成長スピードに追い付けない情緒面の成長。そんな特殊な状況にあるチャーリィの戸惑いや苦しさを、矢田の芝居と歌が一つひとつ真っ直ぐに届けた。アルジャーノンが踊る美しい世界に登場人物の生々しい感情が浮かび上がる本作は、3月12日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、3月16日(木)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演。取材・文:中川實穗
2017年03月07日俳優の大谷亮平が16日、東京・代官山の結婚式場で行われたテレビ朝日系ドラマ『奪い愛、冬』(20日スタート、毎週金曜23:15~24:15)の制作発表会見に出席し、共演者たちに天然ぶりを暴露されてしまった。このドラマは、主演の倉科カナ演じるデザイン会社社員・池内光が、三浦翔平演じる婚約者・康太がいるにもかかわらず、かつて死ぬほど愛した元カレ・信と出会い、心が奪われていくストーリー。大谷は、この元カレ役を演じ、水野美紀演じる妻がいるという、ドロドロ・キュンキュンが売りの作品だ。韓国で俳優活動をしていた大谷は「韓国もドロドロした作品が多いんですけど、それを超えてきているな」と印象をコメント。ところが、「1人の女性を奪い合う状況は、小さい頃たまにあったと思うんですけど、大人になって1人の女性を奪い合うことが、これほどすさまじいことなのかと感じました」と発言し、会場をざわつかせた。大谷の次にあいさつした水野は「大谷さんが実生活で奪い合った話は、詳しく(撮影)現場で聞きたいと思います」と興味津々。脚本の鈴木おさむは「大谷君の話を聞いて、急きょ後半の物語を変えなきゃと思いました(笑)」と発言をイジった。それでも大谷はキョトンとしており、三浦は「普段の大谷さんはものすごく天然なんです」と暴露。大谷は「天然ではないんですけどねぇ…。『それを分かってないのが天然なんですよ』って倉科さんから言われたんですけど…」と悩ましい表情を見せたが、倉科は「その大谷さんに(自分が)天然って言われて、『天然に天然って言われた!』って思いました」とショックを振り返っていた。会見では、恋愛に関するゲーテの名言の穴埋めクイズを出題し、これに大谷は「二十代の恋は『わがまま』である。三十代の恋は『思いやり』である。人は四十代に達して初めて真の『オシャレ』な恋愛を知る」と回答。「40代は経験を生かして、気楽にオシャレに行こうぜっていう…」と理由を明かすと、またもや会場をざわつかせ、バラエティ番組の放送作家でもある鈴木は「僕は『オシャレ』が好きですけどね(笑)」と、すっかりお気に入りの様子だった。他にも大谷は、鈴木のラジオに生出演した際、当時出ていたドラマの最終回の大事な部分をしゃべってしまい、本番中に慌てて「しまった!」と言ってしまったそう。また、最近でキュンとしたエピソードを聞かれて、「僕のオヤジはすごい無愛想で、ムッとしている感じなんですけど、(最近大谷の出演している)ドラマを見たり、情報をネットで探してたりしているというのを家族から聞いて、キュンとしてました」と、ほっこりエピソードをしていた。
2017年01月16日俳優の大谷亮平が、15日(13:55~15:20)に放送されるテレビ朝日系『あなたは今幸せですか?』で、ドキュメンタリー番組のナビゲーターに初挑戦する。この番組は、街で出会った「幸せです」と回答した人に、その幸せの中身を円グラフで書いてもらい、その理由を可視化するほか、密着も行い、その人の暮らしぶりや仕事・趣味・人生観などを探っていくというもの。昨年4月から半年間深夜番組としてレギュラー放送されていたが、スペシャルとして復活することになった。そこで今回、番組ナビゲーターを大谷が担当。「番組のトーンにマッチするようにコメントを言わなければいけないので、その点で難しさとかプレッシャーを感じました」と言うが、「すごく身近にあるテーマだったところは楽しかったです」とも話す。大谷は、自身も幸せの円グラフを描いてみたが、「仕事」「家族・親族」「友人」に加え、小学生から続けている「バレーボール」の4等分に。「自分で頑張ってきたという思いと、家族に支えられて続けてこられたという思いもあるので。バレーボールはこの先も出来るところまで続けたい、という思いがあります」と、思い入れを語った。番組では、東日本大震災の被災地・宮城で牡蠣の養殖を行う男性や、神奈川・小田原で400年続く祭りを執り行う山伏の男性、けん玉世界大会の優勝経験者、渋谷を歩く大正生まれの老婦人などに出会う。
2017年01月13日北海道日本ハムファイターズ・大谷翔平選手が、30日放送のテレビ東京系スペシャル番組『たけしの誰も知らない伝説~ニッポンの天才たち2016~』(20:54~23:34)に出演する。同番組では、「ニッポンが世界に誇る天才たち」をテーマに、裏側の素顔や天才と呼ばれる理由を掘り下げていく。ビートたけし、ウエンツ瑛士がMCを務める。「100年にひとりの逸材」と称される大谷だが、番組で同級生から話を聞くと「実は地味キャラ」「女子と接してた?」と言われたい放題。しかし、かつての仲間によれば「モテ伝説」があったという。また、番組では大谷のラブレターも公開される。さらに、中学1年生の時にはリトルリーグの全国大会出場をかけた試合で全18アウトの内17奪三振という記録を打ち立て、天才ぶりを発揮していた大谷。リトルリーグ時代の恩師が大谷の最強伝説を語り、リトルリーグのママたちはかわいい一面を暴露していく。
2016年12月29日俳優の大谷亮平が、17日に放送されたTBS系情報番組『王様のブランチ』(毎週土曜9:30~14:00)の「ごはんクラブ」コーナーに登場。出演中の同局系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(毎週火曜22:00~)について語った。韓国で活躍しており今年4月から日本でも活動を開始した大谷は、同ドラマが初の日本での連続ドラマレギュラー出演。星野源演じる津崎平匡の会社の後輩・風見涼太を演じている。3~4カ月の撮影を振り返り、「日本で連ドラをガッツリするのは初めてだったので、『逃げ恥』はこの先すごい思い出の作品になるんじゃないですかね」としみじみ。「ひとつひとつが重いです」と語った。また、撮影中に主演の新垣結衣から「お肌ツルツルですね」と褒められたことを告白。「もっと頑張ろうと思いました」とうれしそうに話し、「ちょっと演技が変わったくらい」と振り返った。また、「ポテトチップスの食べ過ぎには注意です」という星野からのメッセージが紹介されると、「源さんらしいですね」と笑い、「お酒飲み始めたときから、ポテトチップス、チョコレート、カップラーメンは常に常備されていた。それが楽しくて」と説明。お菓子が「すっごい好きです」と明かした。
2016年12月17日北海道日本ハムファイターズ・大谷翔平選手が、30日放送のテレビ東京系スペシャル番組『たけしの誰も知らない伝説~ニッポンの天才たち2016~』(20:54~23:34)に出演することが9日、わかった。同番組では、「ニッポンが世界に誇る天才たち」をテーマに、裏側の素顔や天才と呼ばれる理由を掘り下げていく。ビートたけし、ウエンツ瑛士がMCを務める。大谷は「100年にひとりの逸材」と称され、2016年日本一に輝いた日本ハムファイターズに貢献した。番組では、今後のメジャー進出や"二刀流"の行方、さらに素顔にまつわる秘蔵映像を公開し、自ら"天才ストレッチ"を指導する。また、卓球女子日本代表主将 福原愛がウエンツとスペシャル対談。2020年にむけての思いなどを語るだけでなく、親友のレスリング日本代表 吉田沙保里選手が福原の新婚生活を明かす。番組ではほか、田中角栄、吉田沙保里、市川海老蔵、千代の富士などの天才に迫る。同局制作局高砂佳典プロデューサーは「スタジオで大谷翔平選手にたけしさんがズバリ聞いちゃいました! また大谷選手からたけしさんにサプライズも!!」と期待をあおりつつ「テレビ初出しの秘蔵映像や蔵出しの証言で送る"ニッポンの天才たち"の真の姿に迫る番組です」とアピールした。
2016年12月09日auのCMで一寸法師を演じ、話題になった前野朋哉さん。前代未聞の時代劇『石川五右衛門』で演じているのは、五右衛門の盗賊仲間の“足柄の金蔵”。太い眉毛がトレードマークの、お調子者キャラ。「いつもおちゃらけてるんですけど、町に出て情報収集をしていたり、忍具を作っていたり…、実は陰の立役者なんです。男勝りな女泥棒“堅田の小雀”、手裏剣や撒き菱(まきびし)きの名手“三上の百助”と4人でチームを組んでいるんですが、金蔵は戦隊ものでいうなら黄色っぽいキャラ。ちょっと太ってて力持ち、そして主役である赤を尊敬しているキャラ、ですね」主役の五右衛門を演じるのは、歌舞伎界の大スター、市川海老蔵さん。「海老蔵さんって本当に色っぽいんです!!撮影中ふとモニターを見たとき、海老蔵さんの目元がアップで映っていたりすると、もう、ドキドキしちゃうんですよ(笑)。目だけであんなに色気のある芝居ができる人はいないと思う。女性的には、そこはかなり見どころだと思います」時代劇に出演するのは2度目という前野さん。でも京都の撮影所での仕事は初。相当緊張したとか…?「最初はかなり構えていたんですが、行ってみたらすごくアットホームな現場でした。五右衛門チームで百助を演じる山田純大さんに殺陣を教えていただいたり、海老蔵さんと純大さんとともに、小雀役の高月彩良さんの人生相談に乗ったり…(笑)。和気あいあいの撮影でしたね」善と悪を分かりやすく描くのが、時代劇の良いところ。このドラマはさらに、現代劇的なエンタメ感も満載。世代を超えて楽しめる一作です。「最初に台本を読んだ感想は、友情、努力、勝利、的な要素が溢れていて、“少年ジャンプ”みたいな物語だな、と。映像になったら、音楽がバンバンかかってテンポがすごく良くて。どこか“ヒーローもの”っぽいんです。実際に、五右衛門は悪と戦うヒーローですしね。時代劇というと時代考証や史実に忠実に…というイメージがありますが、このドラマの世界観はファンタジーの部分も多い。冷静に見ると、海老蔵さんの印象的な目元や僕の太い眉毛など、“それ、正体バレバレだろ!”って感じですが、そこはあえて乗っかって、ツッコミながら楽しんでもらいたいです」◇まえの・ともや俳優、映画監督。’86年生まれ、岡山県出身。大学在学中に俳優デビューし、監督を務めた作品では、数々の映画賞も受賞。主演映画『エミアビのはじまりとはじまり』が公開中。◇時は戦国。“白波夜左衛門一座”として庶民に人気の劇団は、実は天下の大泥棒・石川五右衛門の世を忍ぶ仮の姿&仲間であった。権力者・豊臣秀吉と五右衛門の戦いが始まる!毎週金曜20:00~、テレビ東京にて放送中。※『anan』2016年10月26日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・河野友紀
2016年10月22日新鋭・坂下雄一郎が監督を務める映画『エキストランド』が来年公開されることが決定。今月中旬にはクランクインされる予定だという。本作は、過去の大失敗から映画を撮れなくなったプロデューサーが、映画で地元を盛り上げたいと思っている市民たちを騙して、自分のためだけに映画を作ろうと画策するストーリー。最初は指示されるがままだった市民たちも、その横暴な立ち振る舞いに疑問を感じ始める。撮影最終日、自分たちが利用されてるだけだったと気付いた市民たちは一矢報いようと、前代未聞の計画を企てる――。本作の監督坂下氏は、東京芸術大学大学院映像研究科の修了作品である「神奈川芸術大学映像学科研究室」が高い評価を得て、その後松竹ブロードキャスティングによる『滝を見にいく』(沖田修一監督)、『恋人たち』(橋口亮輔監督)に続くオリジナル映画プロジェクト第3弾『東京ウィンドオーケストラ』の公開を控えている。そして出演するキャストには、吉沢悠、戸次重幸、前野朋哉といった個性派実力俳優陣が結集!自らの成功のために地方を悪用し映画を作ろうとするプロデューサーには、「動物のお医者さん」や大河ドラマ「平清盛」の吉沢さん。それに追従する映画監督に、舞台はもちろん、映画やドラマにも出演し、『永い言い訳』『疾風ロンド』『一週間フレンズ。』などが公開を控える戸次さん。そして、対峙する地元の観光課職員を、auの三太郎シリーズCMにて、”一寸法師役”として話題を集める前野さんが好演する。本作は、地方創生、ご当地映画などがうたわれる時代を逆手に取った風刺を鋭いユーモアで描き、映画制作、モノづくりに大事なコトをメッセージとして、コメディタッチで表現した作品となる予定だという。なお、撮影は関東近郊と長野県の上田市で、信州上田フィルムコミッション全面協力のもと行われる。『エキストランド』は2017年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年09月01日'13年からミュージカル『美少女戦士セーラームーン』でタキシード仮面を演じている大和悠河さん。「宝塚を退団してから男役も卒業したつもりでいました。でも、お話をいただいて、武内直子先生の漫画を見たとき、自分が宝塚で培ってきたものを使えて、女の私だからこそ作り上げられるものがあるんじゃないかと思ったんです」それまでは、若い男性俳優が演じてきた役。しかし、宝塚でトップスターとして男役を極めた大和さんの、こなれたタキシードの着こなしや美しいマント捌きは、まさにそのまま少女漫画の世界が舞台に現れたようだった。「宝塚では、メイクや衣装、髪型や立ち方ひとつにしても、自分のいいところと欠点の全部を把握して、どうしたら美しく見えるかを、誰もが自分で考えて、自分でプロデュースしていかなくちゃいけない。だから男役時代には、自分の体型に合ったカッコいいスーツのラインを必死に研究していました。タキシード仮面を演じるならば、武内先生の描く、あのカッコいいシルエットに近づけたいじゃないですか。そのためには、それこそ1ミリ2ミリの調整が重要で、そこにはこだわらせていただいています。幕が開いてから、お客様がどんどん作品にのめり込んできてくださるのがわかって、それがとても気持ちよかったですね」高い美意識を持ちながら、素顔は気さく。タキシード仮面も、カッコいいのに妙にチャーミングなのだ。「昔から、よく下級生から『悠河さんって、カッコかわいいです』って言われていたんです。自分ではわからないんですけど、それが味であるならば、大切にしていけたらなと思います」◇やまと・ゆうが1995年に宝塚歌劇団入団。早くから注目され、'07年に宙組トップスターに就任。'09年の退団後は舞台を中心に活躍。7月にはブロードウェイミュージカル『CHICAGO』に主演のロキシー役で出演、NYでの公演も決まっている。◇ミュージカル『美少女戦士セーラームーン‐Amour Eternal‐』高校生になった月野うさぎ。ある日、皆既日食が起き、デッド・ムーン・サーカス団を名乗る船が現れる。そんななか、地球を守護する聖地エリュシオンの祭司から、地球存亡の危機を知らされ、立ち上がる。10月15日(土)~23日(日)渋谷・AiiA 2.5 Theater Tokyo福岡、大阪公演あり原作/武内直子脚本・演出/平光琢也音楽/佐橋俊彦出演/野本ほたる、大和悠河ほかネルケプランニングTEL:03・3715・5624(祝日を除く月~金曜11:00~18:00)(C)武内直子・PNP/ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」製作委員会2016※『anan』2016年7月20日号より。写真・小笠原真紀取材、文・望月リサ
2016年07月17日佐々木蔵之介と北村有起哉が、ナチスの強制収容所という極限状態で貫いた愛を描く舞台『BENT』。7月の上演に先がけ稽古場でトークセッションが行われ、ミッツ・マングローブの進行のもと、主演の佐々木、北村、演出の森新太郎が本作について語り合った。舞台『BENT ベント』チケット情報本作は、第二次世界大戦下のドイツを舞台に、セクシャルマイノリティの人々が受けた弾圧と、その中で育まれる究極の愛を描いた物語。ゲイをストレートに表現した世界で初めての演劇作品と言われており、佐々木演じる主人公・マックスを、海外ではリチャード・ギア、日本では役所広司や椎名桔平といった名だたる名優たちが演じてきた。演出の森は「戯曲を読んだのは10年位前になると思うのですが、そのときとにかく泣けちゃったんですね。涙腺が崩壊して、こんな泣けてしまったものは自分で演出できないんじゃないかと思うような作品でした。今回、パルコに提案する前にもう一回読んだらやっぱり泣けてしまって。演出プランを作るときに読んだらまた泣けてしまって。こんなに泣ける戯曲は僕の演劇人生ではない」。佐々木は「戯曲を読んでいくと、僕と北村さんの間で互いの顔を見合わせることもなく、触れることもなく、ふたりで愛を確かめ合うシーンがあって。これはまさに演劇の醍醐味だなと。できるかどうかわからんけど、森さんとやってみようと決めました」北村は「僕もほんとに読む度に泣いちゃって。演じてるときも本当にクッとこらえてがんばんないとってくらい、作品としてすごく力がある。ちょっとでも客観的になると泣きそうになるので、しっかり手綱を握っとかないと」と、それぞれ本作について熱く語る。ミッツからの「同性愛者を演じるというのはいかがですか?」という質問には、佐々木が「北村さんが稽古場で、裸足に雪駄をはいて、足を触りながら本を読んでるんですけど、それすら愛おしく見えてきた」と告白。北村は「エアセックスのシーンがあるんですけど、お客さんもドキドキすると思います」と見どころを紹介した。森は「ナチスの抑圧というのが前面に出ていますが、差別や偏見の壁というのはいつの時代、どの社会でもなくなったことはない。数日前には銃乱射事件も起きて。日本ではあそこまでのことはないですけれども、ああいう社会の不寛容さがある以上、この作品はやられ続ける価値があるんじゃないかと思います」と語った。「国境も人種も性別も超えたストレートな愛の話です。ぜひ劇場で観て頂ければ」(佐々木)PARCO Produce『BENT』は、7月9日(土)から24日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて。撮影・取材・文:中川實穗
2016年06月15日モデルの朝比奈彩(22)が、7日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『さんま御殿2時間SP』(19:00~21:00)で、日本ハムの大谷翔平投手との熱愛疑惑を否定した。番組では、「ビックリした私に関するウワサ」をテーマにトーク。2015年に三愛水着イメージガールを務めた朝比奈は、千葉県の鎌ヶ谷スタジアムで大谷選手と一緒に取材を受け、握手を交わした写真などが多くのメディアで取り上げられると、その後、大谷選手との熱愛の噂が広がったという。「(ネットで)名前を調べると『熱愛』みたいな感じで出てた」と振り返り、「その一度だけなんですよ! 会ったの!」と訴えた。そして、「うちの家系自体が野球が好きな家系だったので、お母さんから『あんた大谷翔平と付き合ってんの!?』って電話かかってきた」ということも告白。「1回しか会ってないわけじゃないですか。それで噂だけがどんどん広まっていくのが…本当にそれが嫌ですね」と話した。
2016年06月07日『桐島、部活やめるってよ』や放送中のドラマ「重版出来!」(TBS)にも出演している個性派俳優の前野朋哉が、「au」のCMにて新キャラの一寸法師を演じることが5月31日(火)の「au発表会 2016 Summer」にて発表された。発表会には桃ちゃん(桃太郎)こと松田翔太、金ちゃん(金太郎)役の濱田岳、乙ちゃん(乙姫)の菜々緒も出席した。一寸法師の存在に関しては、これ以前のCMの中にも小さな人間の影が所々で映りこんでおり、ネットなどを中心に「一寸法師がいる!」「誰だ?」と話題を呼んできたが、ついにその正体が判明した。前野さんが登場する新CMは、庭先で桃ちゃんらが“大きくなる灰”で遊んでいたところ、一寸法師がその灰をかぶって大きくなる。当惑する桃ちゃんらをよそに「ずっとそばにいたよ」と親しげに話しかける一寸法師だが、みんなから「誰?」と返される。この日の発表会でも、前野さんはノリノリで刀を抜いたり、クールにポーズを決めて登場するも、松田さん、濱田さん、菜々緒さんは微妙な反応。CMと同じように「誰?」とすげないリアクションで、菜々緒さんに至っては親しげに話しかけられるも「知らないっつってんだろうがっ!」となぜかブチ切れる。そんな反応にも負けず、前野さんは「(CM撮影を)すごく楽しみにしてました!探りながら一寸を演じることができました」と充実感いっぱい。濱田さんは「勝手ながら、一寸法師は美男子だと思ってて、ジャスティン・ビーバーあたりが来るかと」と失望感をあらわにする。それでも、前野さんが俳優としての活躍に加え、監督としても活動していることが紹介されると、菜々緒さんはこれまでの態度から一転「監督もされるんですか?ぜひご贔屓に!竜宮城にも遊びに来てください」と売り込み、前野さんはデレデレ。2人は今回の新CMでは共演してないが、菜々緒さんが「次が楽しみです。どれだけドSでいくか期待してください!」と語ると、前野さんも「怒られるのが楽しみです」と笑っていた。(text:cinemacafe.net)
2016年05月31日昨夜から明日まで、日本ハムが東京ドームでロッテとの3連戦を戦っている。そして、本日9月2日(水)、大谷翔平が東京ドームのマウンドに立つ。日本ハム×千葉ロッテ チケット情報3年目に突入した大谷は、さらなる進化を見せている。13勝3敗・防御率1.98と勝利数&防御率ランキングでトップに立つ。二刀流としては、5本塁打を放っているものの、打率.196とバットが湿っているが、バッティングの低調を補って余りある数字を投手として残しているのだ。勝利数は涌井秀章(ロッテ)が11勝、吉川光男(日本ハム)と武田翔太(ソフトバンク)が10勝とふたケタ勝利は大谷のほかにはパ・リーグで3人だけ、防御率も西勇輝(オリックス)が2.35、メンドーサ(日本ハム)が2.85と2点台がふたりだけと言えば、いかに21歳の背番号11の数字が突出しているか、わかるだろう。今季、文句なしの投球を見せる大谷はロッテ戦になると、さらにギアが上がる。2試合に登板し、2完封勝利を挙げているのだ。18イニングを投げ、ヒットはわずか9本に封じ込めている。奪三振は23、防御率0.00。まさに驚異のピッチングだ。日本球界タイ記録となるMAX162kmの速球を軸に、鋭いスライダー、140km台のフォークを操る。ストレートとフォークを同じ腕の振りで投げる技術を身につけた。速いボールだけではない。打者の打ち気をそらす、100km台のカーブも放る。下半身のタメが利いた投球フォームによって、コントロールも安定している。ランナーを背負えば、193cmの長身ながらクイックモーションを披露する。こんなピッチングをされたら、ロッテ打線と言えどもお手上げだ。日本ハムは現在2位。首位・ソフトバンクはマジック18と独走している。8.5ゲーム差離されているが、ソフトバンク戦を7試合残す日本ハムはあきらめない。日本ハム・大谷、ロッテ・石川歩が予告先発に名を連ねる日本ハム×ロッテの19回戦は、本日18時30分プレーボール。東京ドームで19試合目のマウンドに立つ大谷の勇姿を見逃すな。チケット発売中。
2015年09月02日声優の悠木碧が、モンブランやコーヒーゼリーなどの"お菓子擬人化"に挑戦したフォトブック『悠木碧フォトブック Sugary Fairy~季節のスイーツを添えて~』(主婦の友社)が、24日に発売される。『魔法少女まどか☆マギカ』の主人公・鹿目まどかや、『妖怪ウォッチ』の未空イナホ、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』の比企谷小町など、数々の人気アニメで声優を務めてきた悠木は、2011年度の第6回声優アワードでは歴代最年少の19歳で主演女優賞を受賞。アニメ公開を控える『ワンパンマン』で主要キャラクター・戦慄のタツマキ役も決定するなど、声優としてさらなる活躍が期待されている。今回発売されるフォトブックは、雑誌『声優グランプリ』(主婦の友社)で2013年5月号から開始された連載「悠木碧のSugary Fairy」を書籍化したもの。「甘~いお菓子を擬人化したら…」というテーマのもと、さまざまなテイストの衣装に身を包み、わたあめ、ローズジャム、コーヒーゼリーなどの"お菓子の妖精"になりきった悠木を、29パターンも見ることができるという。『悠木碧フォトブック Sugary Fairy~季節のスイーツを添えて~』は、6月24日発売。B5判96ページの仕様で、定価は3,000円(税別)となる。
2015年06月23日野球をそんなに知らないという人でも、大谷翔平選手のことは耳にしたことがあるはず。投手と打者、その両方をこなす、北海道日本ハムファイターズの選手です。投手としても打者としても活躍する野球選手は、そうそういません。そのうえ、大谷選手は身長192cmという恵まれた体格を持ち、そのうえ童顔とも言える、あどけなさが残るかわいいフェイス。女性としては気になる存在です。そんな存在に目をつけたのが、1975年設立のアメリカのカリフォルニア州に本社を構えるスポーツ&ライフスタイルブランド「オークリー」。現在展開されている -One Obsession“ゆずれないもの”-キャンペーン のアイコンとして大谷選手が起用されています。大谷選手は、投打にわたって美しいフォームを追求しているのだとか。フォームにこだわることで無駄な動作を省き、パワー・スタミナ・スピードを合理的に発揮し、誰もが驚嘆するような結果を生み出しています。その姿は、「One obsession“ゆずれないもの”」を体現しているといっても過言ではないのかもしれません。アスリートだけでなく、業界をリードするクリエイターやトレンドを創りあげていくイノベーターなどは、夢やアイデアを実現するために、自分自身が譲れない、もの・こと・場所にこだわりがあるもの。このキャンペーンは、誰もが持っている自分のこだわりの場所、もの、移管を、世界中の人と共有し表現する場になっています。「オークリー」が商品開発にかける“ゆずれないもの”と、大谷選手が持つ“ゆずれないもの”を、キャンペーンページで公開中の動画で見ることができます。大谷選手のメッセージにも注目です。そしてそれは、リリースされたばかりのスポーツアイウェア「Radar EV」にも込められています。「Radar EV」は、オークリーの代名詞とも言えるスポーツパフォーマンスアイウェア「Radar」の進化版。縦方向に拡張されたシールドレンズにより広い視界と保護性能を確保、そしてフレーム構造とレンズシェイプを改良。動画では、「Radar EV」をかけて打席に立つ大谷選手の姿をフィーチャー。マウンドでの真剣な表情、そして洗練されたフォームは思わず息をのむ美しさ。大谷選手のようなこだわりのある、“ゆずれないもの”を持った男性にグっと惹かれそうです。・オークリージャパン 公式サイト キャンペーンページは こちら から
2015年05月21日明治はこのほど、同社が展開するスポーツ向けプロテインブランド「ザバス」と、プロ野球の北海道日本ハムファイターズ・大谷翔平選手が「アドバイザリー契約」を締結したことを明らかにした。「ザバス」は、1980年から発売しているプロテインブランド。同社では、2014年春季キャンプより、同社管理栄養士によるプロテインを中心とする「ザバス」の有効な使用方法のアドバイスを開始した。大谷選手も「ザバス」を使用しており、その品質について高く評価している。今回、これまで以上に強力に大谷選手をサポートするために、アドバイザリー契約を締結することとなった。大谷選手は「長いシーズンを通してベストパフォーマンスを発揮するためにアドバイザリー契約を決めました」とコメント。「重視している体作りやコンディショニングに対するこれまでの取り組みに、今後はザバスのの活用を加え、さらなる飛躍に向けて頑張ります」と意気込みを語った。同社は今後、大谷選手にプロテインを中心にスポーツサプリメントブランド「ザバス」の商品提供を行う。さらに、体作りやパフォーマンス向上を目的とするプロテインの摂取を中心に、スポーツサプリメントの摂取指導を実施していく。
2015年04月23日ワコムは2月10日、「CGアーティスト森田悠揮ZBrushテクニックセミナー」をデジタルハリウッド駿河台ホールにて開催した。セミナーにはCGアーティスト森田悠揮氏とPixologic社COOのハイミ氏、マーケティング担当のトマ氏が登壇。オークの山田有祐氏が司会を務めた。森田氏の実演に会場が沸いたセミナーの様子をレポートする。○デジタルライブスカルプティングを披露同セミナーは、3Dモデリング制作を行っている人から3Dモデリング制作に興味がある人までの幅広い層を対象に行われた。「ZBrush」はゲームや映像作品の3Dモデリング制作に使われているデジタルスカルプティングソフトウェア。今回のセミナーに登壇した森田氏は、「CG Student Awards 2013」にて、世界第3位を受賞。セミナーでは、ZBrushとペンタブレットを使ったデジタルライブスカルプティングを披露した。また、実演と平行してZBrushの開発元であるPixologic社のハイミ氏とトマ氏がソフトウェアを解説し、質疑応答も実施。会場には液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズのフラッグシップモデル「Cintiq 27HD」を中心とした液晶ペンタブレットを展示し、その場で体験できるようになっており、セミナー終演後には、実際に試してみる参加者の姿も見られた。○「爬虫類っぽい」クリーチャーを作成セミナー冒頭で進行の山田氏が尋ねたところ、来場者の中でZBrushを使っているのは4~5割程度。森田氏はセミナーが行われる1時間半~2時間の間にクリーチャーの頭部を作ると話し、実演が開始された。森田氏が作るのは「爬虫類っぽい」クリーチャーということで、トカゲを意識しながら作ると説明。普段はクリーチャーであれば何の動物をベースに作るかを考え、大量の資料を見て、動物の構図を頭にたたき込んでからさっと作るようにしているとのこと。最初の段階では印象だけを重視しているので、ディテールにはあまり凝らずに進めるのだという。目の周りが決まるとそれ以外の部分も決まるということで、目の周りから重点的に作っていた。会場からの「自分で絵を描くのか」という質問に対しては、デッサンを本格的に習ったことはないが、デッサンは観察力をつけるためにあるため、観察力さえあればできなくても大丈夫だとの回答をしていた。○ZBrush 4R7をPixologic社が紹介森田氏による作業の中盤には、Pixologic社によるZBrushの説明が行われた。ZBrushの特徴は、紙とペンがあれば何かが描けるのと同じように、ZBrushがあれば経験がなくても制作を始められるということだ。「粘土をこねるように作業を進められる」と例えていた。産業分野ではゲーム、映画、マーケットデザインのイラストレーション、製品製作前のコンセプト段階でのアート、テレビコマーシャルなどさまざまな場面で使われており、利用者に合わせて幅広く活用できるという。ハイミ氏とトマ氏は、今回の来日で2月8日に行われたワンダーフェスティバルに参加し、「日本では漫画文化が強い」と実感したとのこと。このほどリリースされた「ZBrush 4R7」についても、いち早く詳細を紹介。ZBrushの特徴のひとつに「ZBrushだけですべての作業が完結できること」があるが、4R7ではそれがさらに強化されたという。○最終的な質感をイメージして作業を進行Pixologic社が「ZBrush 4R7」の説明をしている間に、森田氏の実演も進行。大まかな形が完成。続くディテールでは、質感を考えて作業を進めるという。今回のクリーチャーについては、ぬるっとした首の皮にし、ヒダや顔のシワをつけていた。最終的な質感をイメージしていると作業が早く進むのだという。その様子を見ていたハイミ氏は、球からアウトラインを作っていったことに注目し、「作業をやっていく中で調整を重ねてドラゴン(クリーチャー)ができあがっていった」と話した。トマ氏は作業の早さがZBrushならではであると強調。山田氏は、「デジタルでは、良くも悪くもとことんディテールを突き詰められる」とデジタルならではの特徴を読み取って説明していた。○液晶ペンタブレットは「アナログで制作しているみたい」セミナーの後半では、山田氏が事前アンケートの結果を紹介。会場にいるZBrushユーザーではペンタブレットを使っている人が多いという内容だった。それについて、最近液晶ペンタブレットを買ったという森田氏は、「アナログで制作しているみたいで慣れるとすごく使いやすい。5時間で慣れてしまった」と話した。購入したのは「Cintiq 13HD」だという。メインのディスプレイとミラーリングして使っているという山田氏は、「Cintiq 13HDなら原型を作る感覚のまま、フィギュアを作る感じに近いので良い選択だった」と振り返っていた。そしていよいよ森田氏のクリーチャーが完成。ハイミ氏は「2時間以内で作った作品ではハイクオリティ」と評価していた。森田氏はもともとはモデラー志望ではなく、いろいろなものを作っていたのだという。しかし、クリーチャーを作るのが楽しく、生き物が好きだったことから、現在ではクリーチャーの仕事が9割を占めるようになったそうだ。また森田氏は、日頃から使えそうな質感や造形を頭にストックしておくことの大切さを強調。現存の動物から使える要素を探して、イマジネーションに取り入れておく。実際の作業においては、シルエットが決まれば完成形も見えるため、ディテールにとらわれずに形を突き詰めて、最終的に良い物をつくることを心がけるように意識していると話し、セミナーは幕を閉じた。
2015年02月17日「子供の頃から、建築家になりたいと思っていた」高橋は、中学校の3年生頃に、ファッションに出合う。反抗期と共に、自分のお小遣いで自ら服を買い始めるが、ちょうどその時期は裏原ブーム、“おしゃれな友達”と人気のあったショップを回っていた。さらに、メンズファッション雑誌の裏原マップを見て、奥の奥まで行こうと友達を誘う。ところが、周りはそこまでする気がなかった。「他の人よりファッションが好き、という気持ちが強いことがわかりました」と、高橋。ぼろぼろのデニムにも自分でヤスリをかけたり、染料を買って染めたりして、手を加えていた。その“好き”は、衣服だけではなく、ジョン・ロブなどの革靴ブームにも影響され、靴職人にも興味を抱くことに。“手でものを作ることが好きな”少年が、将来ファッションデザイナーになることを、無意識に思い描いていたとしても不思議はない。しかし、“ファッションにはまった”少年が、それを仕事とするまでには、まだいくつかの出会いと経験、そして時間が必要だった。高校2年の時、進路を考えるようになった高橋は、建築家という選択肢もありつつ、受験を避けて、中学・高校からそのまま推薦で大学へ。そこで、1年生の時は、油絵や彫刻などの美術から、プロダクト、インテリア、テキスタイルなどのデザインに至るまで、幅広いフィールドから10種類のクラスをとることができた。高橋の旺盛な好奇心を満たすだけではなく、視野を広げることに大いに役だったことは想像に難くない。2年生になると、専攻を決めなくてはならなくなり、テキスタイルデザインを選ぶことに。そのきっかけの一つが、「ミシン屋さんに行って、シャツの縫い方を教えてもらった時に、『これからはテキスタイルの時代』と言われたわけですよ」という。その人が、どういう根拠からアドバイスをしたかは知るよしもないが、的を射ていたことは確かだ。だが、ファッションだけでなく、「同時にインテリアも捨てきれない。両方できるのではという思いもあった」という。若いということは、さまざまな可能性に満ち溢れていることでもある。ファッションデザインに絞られていくには、まだ時間が掛かる。「芸術論の授業をとって、現代アートにも出合い、特にミニマルアートやコンセプチュアルアートにはまりました」。その頃はパリコレにも興味を持ち、好きになったフセイン・チャラヤンの作品について、「蘊蓄(うんちく)を並べていた」という。そういう高橋に、先生からうってつけの大学があると勧められ、2年生の時、大学の国際教育プログラムでテキスタイルコースがあるロンドンのカレッジに留学することになる。3/4に続く。
2013年09月03日昭和33年に開館した、演劇・映画専門の図書館、松竹大谷図書館(東京都中央区)が、運営資金調達を目的としたプロジェクト“歌舞伎や『寅さん』、大切な日本の文化の宝箱を守る。”を、オーマが運営するクラウドファンディング“READYFOR?”にて10月23日(火)まで実施することが発表された。その他の写真松竹大谷図書館は、松竹の創立者のひとりである大谷竹次郎が、昭和30年に文化勲章を受賞したのを記念して設立された図書館。演劇や映画に関する貴重な資料を後世に残し、一般に公開したいという思いのもと、歌舞伎やその他の演劇、映画の台本・ポスターなどを収集・整理・保存して一般公開している。なかでも映画『男はつらいよ』シリーズの第1作から最終48作までの台本など、他では見ることのできない貴重な資料もあり、約43万点所蔵されている。しかし、毎年9000点もの資料が増えていく中で、一点一点資料を整理して公開する作業は困難を極めていることから、現在は運営が厳しい状況にあるという。本プロジェクトは、そんな古きよき本図書館を運営の危機から守るために立ちあげられた企画。平成24年度の運営資金200万円を集めることを目的としており、支援希望者は一口3000円、5000円、1万円、3万円、5万円で参加できる。また、“READYFOR?”は既存の寄付とは異なり、支援額に応じて支援者は、3000円を寄付すると歌舞伎や映画の特製ポストカードがもらえ、1万円を寄付すると、本図書館に所蔵されている演劇や映画台本のうちの100タイトルから作品を選んで、その台本カバー(台本を保護するための手作りカバー)に名前を載せられる権利が与えられるというものだ。“日本の映画・演劇の歴史が刻まれた図書館を守りたい”という思いからはじまる本プロジェクトを、チェックしてみてはどうだろうか。“歌舞伎や『寅さん』、大切な日本の文化の宝箱を守る。”プロジェクト9月3日(月)~10月23日(火)
2012年09月03日「医療モノということで、“カッコよく”見えてしまうイメージを抱いていたんですが、ここで描かれているのは、ひとりひとりが背負っている人生なんです」――。吉沢悠は、出演作『孤高のメス』をこう表現する。この言葉にこの映画の魅力、そして演技者としての彼の揺るぎないスタンスが表われている。ベストセラー医療小説を実写化した本作。吉沢さんは「自らの素の感情を役柄に重ね合わせながら演じた」と言葉に力を込めた。この“人間ドラマ”に彼はどのような思いで向き合ったのか――?映画の公開を前に話を聞いた。物語の始まりは1989年、とある地方の市民病院に当麻鉄彦(堤真一)という名の外科医が赴任するところから始まる。大学病院に依存し、満足な手術ひとつ行えない腐敗した環境を当麻はその腕で、変えていく。当麻が変えたのは何より、そこで働く人々の意識。吉沢さん演じる青木はまさに、彼との出会いによって自らの生き方を省み、そして変わっていく若き医師である。「大学病院の古い体質があって、その下で働く青木はいろんな思いを抱えつつ、“権威”という壁にぶつかる。当麻との出会いで大きく変わっていくこの人物をしっかりと演じ切れないことにはこの作品のテイストが観る人に伝わらない。そのプレッシャーはありました。と、同時に青木が感じる葛藤は、ひとりの俳優として僕にとっては感じたことのある思いでした。それを生かして演じ切ることができれば楽しいだろうな、という相反する複雑な気持ちでした」。90年代末から2000年代の前半に掛けて、次々と話題のドラマ、映画に出演し、主演も数多くこなしてきた吉沢さんが芸能活動を休止したのは2005年。奇しくも本作で演じた青木と同様にアメリカに渡り、帰国後、俳優としての活動を再開した。役柄に自らを重ねた、という部分についてさらに深く尋ねた。「自分なりの信念を持って俳優という仕事をやっていましたが、やればやるほどに『いまのままでいいのか?』というクエスチョンがついて回るようになった。それはまさに、約束された道を見失った青木そのもの。前半部分の彼に、その当時、自分が抱いていた感情を乗せました。それからアメリカに渡って何より感じたのは、俳優として現場に立てるということは、決して当たり前のことではないのだということ。そう感じたときに無性に俳優をやりたい、演じたいって思えてきたんです。帰国して初めての仕事が映画だったんですが、あのときは本当に嬉しかった。それはまさに、青木が当麻先生を手伝いたくて帰国するときと同じ気持ちでした」。復帰後、彼が出演した映画は『夕凪の街 桜の国』、『逃亡くそたわけ−21才の夏』、『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』に本作と物語性と共に、社会への強いメッセージを感じさせるところがあるが…。「決して、それを意識して作品を選んでいるわけではないです。ただ、例えばニューヨークにいる頃、『自分は日本のことを何も知らない』と強く感じて、帰ったら広島に行きたいと思うようになった。そうしたら(広島を舞台に被爆を扱った)映画『夕凪の街 桜の国』のお話をいただいた。不思議なめぐり合わせは感じますね(笑)。常に、観る人に何か良い影響を少しでも与えられたら、という思いはあります。そうした思いがこういう良い循環を生んでいるのかも」。そうした流れに身を投じる中で、映画というメディアへの熱い思いが自身の内側からも沸々とわいて来ていると明かす。「映画人の熱…独特の温度の高さへの憧れは以前以上に強く感じます。周りが見えなくなるような強い思いで、わが子を育てるようにみんなが映画に夢中になっているあの環境は、本当に気持ち良いんです。30歳を過ぎて、ここにいられることが幸せだな、と感じるようになりましたね」。最後に「今後演じてみたい役は?」という質問に「もちろん、当麻先生のような役もやってみたいですね」と語り、「それから…」と、生瀬勝久が演じた、自らの保身しか考えない大学病院の医師・野本の名を挙げ、少し興奮気味にこう続ける。「生瀬さんが仰ってたんです。『俺は、野本という役を“悪”として演じたわけじゃない。一人の人間として演じた結果がこうだったんだ』って。それを聞いて、ああいう役をいつか演じられるようになりたいな、と思いました。僕自身今回、野本という存在に生かしてもらってるんです。そんな深みを演じられるようになりたいです」。(photo:Ryusuke Suzuki)■関連作品:孤高のメス 2010年6月5日より全国にて公開© 2010「孤高のメス」製作委員会■関連記事:堤真一天才外科医役に都はるみのこぶしを聴いて特訓目の前の命を救うため、禁断のオペに挑む『孤高のメス』試写会に15組30名様をご招待小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!堤真一、大組織の悪しき体制と闘う熱血医師に「ヒーローではない、医師を演じたい」
2010年06月23日