2024年の始まりに、山口祐一郎の歌とトークを堪能する。これまで山口ともたびたび共演してきた人気・実力共に折り紙つきの俳優たちによるトーク&コンサートは、まさに新年を祝うにふさわしいひと時となるに違いない。今回山口のもとに集まったのは、石川禅、浦井健治、大塚千弘、今拓哉、涼風真世、中川晃教、平方元基、平野綾、保坂知寿、吉野圭吾(以上、50音順)という顔ぶれ。山口と日替わりキャスト4名、計5名でどのようなステージを繰り広げるのか。そして、どのようなナンバーを歌う予定なのか。取材に応じてくれた山口と平方・平野に尋ねてみたのだが……「それは言えない」と口をそろえる。どうやら想像を超えた驚きが待っているらしい!?3人の公演についての思いや、お互いをどうとらえているのかなど、和気あいあいとしたトークを聞きながら探ってみた。日本演劇界、とりわけミュージカルにおいて、山口祐一郎がずっと最前線に立ち続けていることは言うまでもない。その長いキャリアの中で、『エリザベート』や『レディ・ベス』、『レベッカ』などで共にステージに立ってきた平方・平野を、彼は「息子」「娘」と呼ぶ。ふたりとハグして「息子と娘がこんなに立派になって。お父さんは嬉しい」と話す山口……そう、彼の目線は“父”なのだ。泰然と構え、おおらかに人を受け入れる懐の深さと、多分に漂わせている茶目っ気と。自然と周りの人に敬愛されている父親像を感じさせる。それを裏づけるかのように、平方も「祐さん(山口)がいると安心感が全然違うんですよね。もちろん舞台上の祐さんも好きですけど、舞台裏での優しさやチャーミングさが大好きなんです。すごく憧れるし、自分もそういうふうになりたいと思うけど、自分じゃ絶対無理だなとも思う。本当に素敵なんですよね」と語った。ふたりの初共演は、2012年の『エリザベート』。当時の稽古場での山口の姿を、平方は「ほかの人が(トートを)演じている間も、祐さんは柱の向こう側でずっと演じていた。当たり前のことかもしれませんけど、当時の僕はその姿を見て『こういう芸事に携わって稽古をする時には、こんな気持ちでいないといけないんだ』と思いました。今でも、どこの稽古場に行っても祐さんのあの姿を思い出す」のだという。そして、その後舞台袖などで交わすようになった何げない会話が嬉しい、とも。「『どうやって緊張をといてますか?』とか、自分が思っていることを素直に話すことができる。誰も見ていない、秘密の時間です」。さて、今回ふたりは舞台裏でどんな会話を交わすのだろう。そして、平野と山口の初共演は2014年の『レディ・ベス』。初対面だった製作発表の際、声優でもある平野の声は山口にとって非常にインパクトのあるものだったようだ。当時の映像を見ると「二度見されている」のだと、平野は笑った。帝国劇場初主演だった平野は公演中も緊張しっぱなしだったそうだが、そんななかでも頼りになったのがロジャー・アスカムを演じた山口の存在だったという。「私が舞台に登場する前、アスカム先生が最初に出ていくんですよね。だから舞台袖で祐一郎さんの背中を見て『よし!』と思ってから出て行くことを習慣づけていました。そうすると、すごく安心感があるので」その後ふたりが共演した作品の中では、特に印象的だったものとして2016年『エドウィン・ドルードの謎』、2019年『レベッカ』の話題に。『エドウィン・ドルードの謎』でヒロインのローザ・バッドを演じた平野には、終盤に観客の度肝を抜くようなシーンがあった。「ローザ・バッド」ならぬ「パッド」だと、貴婦人の衣裳の中からパッドを外して投げつけるのだ。その際の思い切りの良さが、山口には印象的だったのだろう。「こんな女優さん見たことありません!自分はまだまだ世の中を知らないな、世の中にはいろいろな人、いろいろな考え方があるんだと深く学んだコメディーでした」と笑みを浮かべた。そこからの『レベッカ』での夫婦役。平野は「真面目な作品(『レディ・ベス』)や愉快で楽しいコメディー(『エドウィン・ドルードの謎』)をやらせていただいてからの夫婦役」だったので、なおさら思い入れが強いようだ。中でも、カーテンコールで「宇宙人」と山口に紹介されたことが印象に残っているという。『レディ・ベス』の際にも二度見された声質のユニークさに加え、保坂知寿が演じたダンヴァース夫人との激しい対決シーンを「宇宙人VSゴジラ」と、東宝作品ならでは(?)の表現で称えたようだ。こうしたエピソードを挙げるふたりを見つめ「優しくて思いやりのある娘や息子に囲まれて、お父さん、本当に幸せです」と話す山口は、既に一人称が「お父さん」。お父さんとその弟妹、そして子どもたちによるファミリー・コンサートという側面もある……のかもしれない。劇場という空間に、その時・その場だけの“何か”を求めて今回の『Yuichiro & Friends』については、既に「傑作ミュージカルの数々のナンバーは勿論、これまでに聴いたことのないジャンルも登場予定」と明かされている。セットリストは初日までシークレットのお楽しみとしても、ヒントくらいはもらえないものかと聞いてみたのだが、「教えてあげないよ!」と山口はにっこり。ただ、構成・演出を担う山田和也は数々の作品で山口とタッグを組んでいるだけに、彼の魅力を知り尽くしている。それだけに、選曲にも大いなる仕掛けが施されていそうだ。実際、平方・平野もラインナップを見て「『えっ!? 』ってなった」と口をそろえた。「そういう発想も、考え方もあるんだ。それを聴いてみる、または歌わせてみる、そしてそういう歌っている現場に自分も参加してみる。それが楽しい、または特別な時間になるかもしれない。そんな山田さんのアイディアにびっくりですよ。ひとつの曲も、アレンジや楽器の編成、テンポなどによってまるで変わるじゃないですか。だから(用意されている曲も)ジャンル分けはできません」と山口が語るナンバーとは、いったい何なのだろうか。平方が明かす。「聴きたいけど、でもないだろうなと思っていた曲がリストの1曲目に来ていたので『えぇっ!?』と驚きました。きっとお客様はびっくりするだろうし、僕も傍で聴けるのが本当に嬉しい。祐さんが自分では選ばない曲をどういうふうに歌ってくれるのか、本当に想像つかないです」。平野も「その曲名を見た時の衝撃がすごすぎて、自分が歌いたい候補曲を出す時に迷ってしまって。これまでの共演作品で祐一郎さんとデュエットさせていただいた曲はたくさんあるし、すごく歌いたいんだけど、今回のコンサートの方向性を考えるとそういうことじゃないな、『これをやったら面白いだろうな』というふうに考えないといけないんだな、と思って。だからどんな曲が来ても『どんとこい!』と思ってなきゃ」という。3人にそこまで言われてしまうと、これは楽しみにせざるを得ないだろう。一方で、コンサートとなると従来の舞台公演のようにひとつの世界観・ストーリーがあり、それに即したキャラクターを演じるわけではない。1曲ごとにそれぞれの作品の世界を背負うことになる。その難しさ・面白さも、経験豊富なメンバーだけに重々承知のことのようだ。実際、平野は「歌い出した瞬間に、その作品・その場面を想像していただくことを常に心がけて歌っています。ただ、今回はゲストの組み合わせによっていろいろ変わってくるだろうし、『このふたりでこれを歌うんだ』という意外な組み合わせもあると思います。その時、その瞬間に歌える曲を歌えたらいいですね」、平方も「作品の中ではその曲・その場面の感情を吐露しますけど、コンサートではその1曲だけを切り取るのでやっぱり難しい。だから役柄だけでなく、その場面に通じるようなことでの自分の経験やそこからくる気持ちものせて、お客様に届けたいし、共鳴できたらいいですね。そういう意味では、普段の舞台とは別の楽しみ方を心がけている部分はあります。でもあまり素の平方元基感が出てきてしまうとそれもどうかと思うので、きちんとやりたい」と話す。そうしたふたりの声を受けつつ山口が語ったのは、コロナ禍に著名なチェロ奏者が自宅での演奏をインターネットで配信した時のこと。偶然だったのか、それとも演出だったのか、演奏中にキッチンでやかんのお湯が沸いた音が鳴ったのだそう。「彼は最初から最後までずっと弾き続けた。そして終わった時にゆっくりと湯気を出しているやかんを見て、にっこりした。それが何を表しているのかは、観た方によって全部(解釈が)違う。コロナ禍や戦争の影響で現実の方がリアリティーがなくなって、演劇やミュージカルの表現は『こういうものだ』と思われていたものがあっさり取り払われてしまいました。でもそこで言えるのは、例え舞台装置などを何も使わなかったとしても、劇場という空間は本当に魅力的で、その時間と空間に参加した人たちしか理解できない、経験できない“何か”がある」その“何か”を見出す、必見の公演は1月6日(土)~26日(金)、シアタークリエにて。2月に大阪公演あり。取材・文:金井まゆみ撮影:藤田亜弓<公演情報>『Yuichiro & Friends-Singing! Talking! Not Dancing!-』演出:山田和也出演:山口祐一郎石川禅 浦井健治 大塚千弘 今拓哉 涼風真世 中川晃教 平方元基 平野綾 保坂知寿 吉野圭吾(50音順/日替出演)※公演期間中の1月18日(木)から、一部セットリストが変更になります。【東京公演】2024年1月6日(土)~26日(金)会場:シアタークリエ【大阪公演】2024年2月3日(土)・4日(日)会場:大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティチケット情報:()公式サイト:
2023年12月22日舞台『家族モドキ』の公開ゲネプロが25日に東京・日比谷シアタークリエにて行われ、山口祐一郎、浦井健治、大塚千弘、保坂知寿が取材に応じた。同作は田渕久美子(脚本)×山田和也(演出)のコンビによるオリジナル作。大学で教鞭を執る高梨次郎(山口祐一郎)は、窓から家を覗いてきた若者・木下渉(浦井健治)に気づく。次郎の一人娘・民子(大塚千弘)の大学時代の同窓生だと名乗る渉を家に引き入れ、数年ぶりに家に帰ってくる娘の民子と再会を果たすことになったが、予期せぬ事実が発覚。混乱する次郎の前に、渉の妻・木下園江(保坂知寿)が現れ……。2020年12月にシアタークリエ他にて上演した『オトコ・フタリ』以来、脚本・演出・キャストと同じメンバーが約3年ぶりにそろったという同作。山口は「コロナのこともあって大変だったんですけど、その期間もみんなで力を合わせて、今年また会えて素敵な劇場で楽しい作品をお客様にも楽しんでいただけるということで、初日を今から楽しみにしています」と喜ぶ。同作に込められたメッセージについて聞かれると、「家族じゃないですかね。思いやる気持ち」(保坂)、「生きてたらいろんなことがある」(大塚)、「笑った後に泣くような人生だよなと。一寸先は闇じゃないですけど、みんなに起こりうる。今の日本で生活していたら必ず起きることかもしれない、だから学べるところが魅力」(浦井)とそれぞれに表す。最後に山口は「みんな違っていいんですよ~、あなたはあなたでいいんですよ~」と優しい言葉でまとめていた。また家族観について話が及ぶと、山口は「がんもどきも、雁のお肉に似てるということで、『家族モドキ』も“家族のような”というんですかね。いろんな形で『家族はこういうものです』と教育され、気がついた時にはしがらみの中で生きていくようなことがあるかもしれないんですけど、そんな中でカチッとした家族じゃなくて『今までと違ってこんなことがあるんじゃないでしょうか』という提案につながっていく」と同作について語る。「楽にみなさん頑張って生きていきましょう、というメッセージを自分ももらっているつもりです」と明かした。浦井は「ミュージカル界といいますか、演劇界って家族だなと痛感すると言いますか。『目線の先に未来がある』じゃないですけど、プロディーサーさんの眼差しとか、祐さんとか知寿さんのやってきたものの大きさも含めて、一緒に同じ時代を家族として生きていられることは醍醐味だなという気がします」と演劇界の“家族感”について話す。大塚は「“家族”と聞くと、あったかくなれる。それは血の繋がりがあろうとなかろうと関係ないんだなというのを、この作品を通じて痛感しましたし、この3年間、コロナでマスクで顔が見えなかったりという中での、人とのつながりを経験したからこそ感じるあったかさだったり、そういうものって家族なんじゃないかなって思います」、保坂は「血のつながりもあるけれど、そうでないつながりで、お互いを受け入れて寄り添って生きていく集合体というか、それはいろんな形があるよねというのが、『家族モドキ』という作品なのかなと思っています」と語った。公演は東京・日比谷シアタークリエにて7月26日〜8月13日。
2023年07月25日“現代における家族の形”を描いた新作舞台『家族モドキ』。山口祐一郎、浦井健治、大塚千弘、保坂知寿という実力派俳優4人が『オトコ・フタリ』(2020)以来、約3年ぶりに集結した。脚本・田渕久美子、演出・山田和也のタッグのもと、お互いを思いやる優しい心であふれた温かい物語を紡ぐ。共演の山口、浦井に話を聞いた。家族とは? 大事な人たちともう一度巡り合う作品ーーまずは今回『家族モドキ』という作品での共演になります。おふたりが演じられる役について、それぞれどのようなところに魅力を感じていらっしゃいますか?山口2020年から始まったコロナ禍。特に田舎から上京してきた学生さんにとっては辛い時期でしたよね。学校に行こうにもアルバイトに行こうにも、はたまた劇場に行こうにもどこも開いていない。家に帰ろうものなら「あなたが東京へ行ったことはみんな知っているから、絶対に帰ってこないように」と突っぱねられるというね。この間、『キングダム』の公演で札幌に行ったんです。そうしたら、この3年間で初めてじゃないかな。飛行機の座席も満席だったし、空港から駅に行く電車の中も混んでいて、マスクはしていましたけど、みなさん楽しくお話しされていたんですよ。ああ、コロナ禍以前の世界に、完全ではないにしても戻ってきているのかなと思いました。そんな今の時期に、この『家族モドキ』です。みんなが忘れかけていた、〈家族〉や〈仲間〉や〈恋人〉や〈同窓生〉といった大事な人たちともう一度巡り合える作品。今だからこそ上演する意味があるのかなと思います。僕が演じるのは父・高梨次郎。この多様性が尊重される時代でも『家族とはこういうものだ! 父親とはこういうものだ!』とひとりで言い張っているような親父です。本当は、父としての思いやりや温かい心ももっているのかもしれませんが……そんな父親を演じます。浦井僕は、その祐さん(山口祐一郎)が演じる父・高梨次郎と、大塚(千弘)さんが演じる娘・民子との間に入っていく役柄。渉は民子の大学時代の先輩になります。作品の中ではいろいろなことが起きて、いろいろな関わり方をしていくので、『家族とはなんだろう?』とお客様と一緒に考えていけるような役割を担うんじゃないかなと、現時点では思っています。ーー浦井さんは保坂さんと夫婦役ですね!浦井はい。最初は驚きましたし、『え、浦井でいいんでしょうか……』とも思いましたが、夫婦役ができることを光栄に思っています。人生の縮図が詰まっている脚本ですが、その中でこの夫婦が担うものも大きいと思うので、誠実に向き合っていけたらと思います。ーー一方の山口さんは、大塚さんが娘役です。何度か共演もされています。山口はい。最初に大塚さんにお会いしたのは、彼女が高校生のときかな。ご両親がいらっしゃって「娘をよろしくお願いします」とご挨拶いただきました。なので、僕も冗談で「え、僕でいいんですか?」と返したら、お母様が「はっ?」と(笑)。お父様が笑ってくださって冗談が成立したからよかったですけどね(笑)。そんな思い出が蘇りましたが、あれから二十数年経ちました。それから保坂さんは、彼女が劇団に来たときから知っていますので、そういう意味だと40年ほど。浦井さんとも、彼がデビューしたときからご一緒させていただいています。この『家族モドキ』の「モドキ」というのは、「家族のような」というね。ただただこのお仕事のために集まって、お互いのこともあまり知らずに、仕事が終わったらさようなら……というのではなくて。お互いが同じ場所でいろいろなことを経験して、またそれぞれ離れたところで経験を重ねて、また集まってきて……まさに「家族モドキ」。ご縁ですよね。浦井お話を聞いて改めて感じましたが、ミュージカル界のキングである山口祐一郎さんは、ずーっと見守ってくださっているんですよ。第一線を走っていらっしゃる先輩なのに、こんなにフレンドリーと言いますか、みんなのことをいつも見守りながら、引っ張ってくださる。またこうしてご一緒できること、嬉しいし、幸せだなぁと思います。より魅力的な一瞬一瞬をーー浦井さんは『キングアーサー』、山口さんは『キングダム』という“歴史もの”に出演されて、今回は現代劇です。何か違いを感じる部分はございますか? 意外と違いはないものですか?浦井うーん……何かありますかね?山口ついつい芝居中に、そのようなタッチになってしまったりしてね(笑)。浦井あはは、突然、刀を振り回さないでくださいね(笑)。山口『キングダム』を振り返ると、殺陣がとにかく大変で、みんなギリギリのところでやっていたんですよ。。でも、回を重ねるごとに、その殺陣がリアルになっていって、呼吸のタイミングまで合わせられるようになっていって……。毎年人口が減っている、この小さい島国ですが、ただただ衰退するわけではなくてね、そこにいる一人ひとりは自分の仕事に矜持を持って、真摯に真面目に向き合っている。素敵な若者がいっぱいいるんだと証明してくれた気がするんですよ。『キングダム』でたくさんのエネルギーをいただいたので、この『家族モドキ』では、古典とか現代劇とか映像とか舞台とか、そういう区別に拘束されずに、より魅力的な一瞬一瞬を作っていきたいと思います。今回出演する俳優は、その創作ができるメンバーだと思っていますから。ーータイトルにちなみ、おふたりにとっての「家族」とは? もしくは「家族モドキ」で連想されるものがあればぜひ教えていただきたいです。浦井ミュージカル界ってちょっと家族的なところがあるような気がするんですよね。山口さんを始めとした諸先輩方、我々の世代、そしてその下の若い世代がいて、互いを意識したり、見守ってくれたりしている。プロデューサーさんも含めて、これからの日本のミュージカルのあり方を考えている意味でも『家族モドキ』だなと感じます。山口『家族モドキ』って、とてもチャーミングなネーミングですよね。作家の田渕先生は本当に予言能力があるかのようだなと思うんです。戦後、核家族というものが理想とされてきたけれど、その〈あるべき姿〉がだんだん崩れていき、現代はまさに不確実で、多様性を尊重する時代になっている……。この作品を通して、改めて「家族とは何か」を考えてみようよと言われている気がします。4人が織りなす楽しいお話です。劇場でお待ちしています!取材・文:五月女菜穂撮影:源賀津己<公演情報>『家族モドキ』2023年7月26日(水)~2023年8月13日(日)会場:東京・シアタークリエ東京公演終了後、大阪(8/18~20・サンケイホールブリーゼ)、愛知(8/24・刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール)にて上演《あらすじ》その日、高梨次郎(山口祐一郎)はリビングで立ったり座ったり、落ち着きがなかった。おまけに、ひとりの若者が、何度も窓から室内を覗いてくる。次郎はその若者を呼び止め、人の家を覗く無礼をたしなめる。彼は木下渉(浦井健治)と名乗り、次郎の一人娘・民子(大塚千弘)の大学時代の先輩だという。渉を家の中に引き入れる次郎。実はその日、民子が久しぶりに家に帰ってくることになっていたのだ。数年ぶりに父と娘は再会を果たすも、予期せぬ事実が発覚し、次郎は混乱。そして渉の妻・木下園江(保坂知寿)が現れて――。チケット情報
2023年06月29日幅広いジャンルで活躍するピアニストの大貫祐一郎と扇谷研人による2台ピアノコンサート「Mysig Music」が4月8日に開催される。ゲストとして中川晃教も参加するこちらのコンサート。どんな楽曲で楽しませてくれるのか? 2人に話を聞いた。この日、2人は1台のピアノを連弾する形で、初セッションを実施。さらに帰り道には、ストリートピアノで「情熱大陸」(葉加瀬太郎)を披露し、道行く人の喝采を浴びた!(こちらの模様はグランアーツYouTubeチャンネルにて配信中)大貫は「気持ちよかったです!2人でやるのが楽しくて、このままずっと弾いていたいなって思いました」と満面の笑み。扇谷も「2台ピアノって、“VS”感がありがちだけど、僕らに関してはバチバチした感じが全くない。何も言わなくても合うんですよね。対話感が心地よかったです」とうなずく。大貫は扇谷について「白いキャンバスに絵を描くようなピアノ」と語り、その多彩で自由な音色を称賛する。一方、扇谷は「とにかく大貫さんのピアノはタッチがきれい。きちんとしたクラシックの技術をお持ちで音の粒立ちが素晴らしい」と羨望を口にする。タイプが異なる2人からどんな化学変化が生まれるのか、楽しみだ。気になる楽曲だが、先日亡くなったバート・バカラックの手による楽曲で、カーペンターズでおなじみの「Close to you/遥かなる影」や2人の共作によるオリジナル楽曲も披露されるとのこと! 1日限りとするにはもったいないほど盛りだくさんな内容になりそうだ。ゲストの中川晃教については、大貫が「2台ピアノという特殊なことをやるなら、何にでも対応できる方を呼ぼうと(笑)。2台ピアノ×アッキーさんって何が起こるか誰にもわからないワクワクがある」と語れば、扇谷も「我々も想像もしえない方向に行くかもしれない(笑)。すごく楽しみです」と期待を口にする。ファンも熱望する中川のこれまでの出演ミュージカルからの選曲、加えて「クラシカルな楽曲を生歌と生ピアノで届けたい」(大貫)との思いから、ラフマニノフの「ヴォカリーズ」、さらにマイケル・ジャクソンの楽曲からもある名曲を披露する予定だという。「今日、初めて合わせて、成功を確信しました!」(大貫)。「僕ら3人だけでなく会場のお客さん、配信で見てくださる方も含め、音の会話を楽しみたい!」(扇谷)と開演が待ちきれないといった表情で意気込みを語ってくれた。「Mysig Music」は4月8日、浜離宮朝日ホールにて開催。取材・文:黒豆直樹
2023年03月13日まさかこの歳になって、こういう役柄を演じることになるとは帝国劇場で、山口祐一郎は数々のミュージカルに出演してきた。『レ・ミゼラブル』『エリザベート』『モーツァルト!』『ダンス オブ ヴァンパイア』『王家の紋章』『笑う男』といった作品で、唯一無二の存在感によって観客を魅了。名実ともに、日本ミュージカル界を代表する俳優のひとりと言って間違いないだろう。帝劇初出演の頃のエピソードを尋ねると、「ゆうに3泊4日は要りますよ」と冗談めかして答える山口。それほどに、彼の俳優としての歩みにおいて帝劇は大きなものなのだと察せられる。そして、劇場を問わずこれまで出演してきた作品を振り返ってみると、『ローマの休日』『風と共に去りぬ』『ダンス オブ ヴァンパイア』『レベッカ』『ヘアスプレー』など、たびたび演出家・山田和也と組んでいることがわかる。演出家として俳優として、深い信頼で結ばれているのだろう。そんなふたりが、帝劇において『キングダム』で動乱の古代中国を描き出す。大将軍となる大望を抱く信(三浦宏規・高野 洸のダブルキャスト)と、天下統一を目指す嬴政(小関裕太・牧島 輝)、ふたりの少年をめぐる物語のなか、山口は六大将軍のひとり・王騎を演じるのだ。“秦の怪鳥”の異名をもち、女性的な口調で慇懃無礼に話しながらも、武勇と知略を兼ね備えた最強の武将。これまでにはなかったタイプの役柄に、新たに挑むことになる。「『ヘアスプレー』では、母親役を演じていますからね。まさかこの歳になって、こういう役柄を演じることになるとは思わなかった」と異色の役どころが続くことに対して、彼は飄々としているように感じられる。そして、『ヘアスプレー』で共演した三浦を「長年舞台に立っていて、踊り・歌・芝居がこれほどのびのびとしている役者さんを目の当たりにしたことはない」と絶賛。特に彼の踊りは「重力がない」と、まるで我が子を愛おしむかのように目を細めた。きっと、三浦と高野、小関と牧島、そして嬴政の弟・成蟜を演じる鈴木大河(IMPACTors/ジャニーズ Jr.)と神里優希、若い俳優たちの奮闘を大先輩として側で見守りつつ、同時に刺激を受けながら、自分も「がんばらなきゃいけないな」と王騎に向き合っていくことだろう。彼が帝劇に出演してきた四半世紀の間、何人もの若手俳優と共演し、彼らが舞台俳優としてその才能を花開かせていく姿を見守ってきた。それを『キングダム』になぞらえ、「出会った時はみんな少年でした。その時僕はおじさんでした。その少年が今は大将軍になって、それぞれの現場を引っ張っています」と語る山口。その姿は、“日本演劇界の慈父”とでも言えそうだ。「そして時々スタッフに言われるんです。『ということは祐一郎さん、どういうことかわかりますね』」と、自分の年齢を引き合いに出して皆の笑いを誘う。共演者から「祐様」と慕われる所以は、こうした包容力の大きさにあるのだろう。リニューアルした帝国劇場で、若手キャストと再び共演できたら山口は既に原作コミックをすべて読み、アニメも実写映画2作にも目を通したという。実写版で大沢たかおが演じる王騎も「好きだなあ」と感じたそうだ。と同時に、「若い頃はキャラクターの役割というものにとても忠実になるというか、言葉は悪いですけど縛られてこだわっていた部分があります」ともいう。しかしその思いは年月を経るなかで、観劇後に寄せられる感想の手紙を読むうち次第に変化していったと打ち明ける。「テーマや狙い、キャラクターの役割といったものも、もちろんカンパニー全体を通じて必要なこと。しかしそれを受けとめる皆様方は一人ひとりこんなに違う人生を送っていて、役柄や演じる人それぞれの印象についても、まったく違う感想を寄せてくださる。同じように自分の場合も、この先に王騎を演じたことを振り返った時『王騎はこういう人だったんだな』『あの時の自分はこうだったんだな』と初めて気づく」だろう、という。王騎役に山口がキャスティングされたことについて、山田は彼のミステリアスなオーラや存在感に言及。スケールの大きな王騎に「ぴったりだ」とした。山口にとっても「与えられた役柄を生きることが、僕の人生になっている。自分のことは自分が一番知っているようで、一番知らない人なんですよ。山田さんとは四半世紀一緒にやってきているので、そういう意味では、僕自身が自分は王騎に合っているか分析するよりも、山田さんが『山口さん、大丈夫ですよ』とおっしゃってくださったことに対して『なるほど僕ってそういう人なんですね。では、私はどうしましょうか』と考える。そして原作者の原泰久さんが描いている王騎はどういう人か、それを表現するためにあらゆる努力をして、あらゆるものを見て、読んで、話を聞いて、あらゆる方法をトライする。そして最後は何もせずに舞台にぽんと立ってみる。そのくらいまっしぐらに、役と求められるものに対して全力でやっていきたい」と、全身全霊での挑戦を誓う。新型コロナウイルス感染症の流行によって、演劇界はいつ、どの公演が公演中止になってもおかしくない状況が続いている。山口は粛々と感染症予防を徹底しつつ、役柄と、作品と向き合い続けている。そして『キングダム』という大きな戦いを終えた果てには何が見えるのだろうか。『ヘアスプレー』公演中、山口は三浦と言葉を交わすと「宏規さんは未来の話をする。僕はいつも、過去の話をする。その中で唯一、ふたりが一致したことは『リニューアルした帝国劇場で共演できたらいいね』」という話題だったそうだ。2025年に建て替えのため休館すると発表された帝国劇場。その数年後、新しくなった帝劇のこけら落としには「一体どの作品がリストされるのか。そこに登場している人たちは誰なんだろう。それは本当にたまたまそこに生まれたというか、運のなせる業。でも新しい劇場ができるのなら、ちょっと覗いてみたい」と語る山口。その時、三浦をはじめ『キングダム』で共演した若手キャストと再びともに舞台に立っている。そんな日がやって来るならば、なんて素敵なことだろう。この作品は山口にとっても彼らにとっても、未来へとつながる道標となってほしい。『キングダム』はそれだけの可能性をもった作品であり、その中で、山口は王騎として観る者を圧倒してくれるに違いない。取材・文:金井まゆみ撮影:源賀津己<公演情報>舞台『キングダム』2023年2月5日(日)~2023年2月27日(月)会場:東京・帝国劇場2023年3月~5月に大阪(梅田芸術劇場メインホール)・福岡(博多座)・北海道(札幌文化芸術劇場 hikaru)にて上演★11月25日(金) 19:00より、一般発売直前先行販売あり
2022年11月25日スイーツブランド「喫茶店に恋して。」から、安西水丸がイラストを手掛けた「クレームブリュレタルト」の限定缶が再登場。2022年7月15日(金)から8月中旬頃まで、グランスタ東京の「喫茶店に恋して。」にて再販売される。安西水丸による「クレームブリュレタルト」の限定イラスト缶が再登場「喫茶店に恋して。」は、フォトジェニックなスイーツからマスターの物語まで、喫茶店の魅力を多角的に紹介する雑誌『Hanako』の人気特集「喫茶店に恋して。」から誕生したスイーツブランド。今回は、小説家・村上春樹の表紙イラストなどで知られるイラストレーター・安西水丸による限定イラスト缶が、期間・数量限定で再び店頭に並ぶ。クレームブリュレの味わいを再現した人気タルト「みんなが贈りたい。JR東日本おみやげグランプリ2020」で菓子部門賞にも輝いた「クレームブリュレタルト」は、ホワイトショコラでとろりとした食感に仕上げたプディング風クリームを、炎でパリッとキャラメリゼしたタルト。一口頬張れば、中からほろ苦いカラメルソースが溶け出す「喫茶店に恋して。」の代表作だ。灯台と貝殻を描いた限定パッケージ限定缶にプリントされているのは、安西が個展のために描き下ろした、ファンにもあまり知られていない珍しい作品。安西らしい都会的かつ温かみのあるタッチで灯台と貝殻を描いた、どこかノスタルジックな作品となっている。スペシャル特典のふせんを同梱また、スペシャル特典として、パッケージと同様のイラストを使ったふせんを同梱。日常使いするのはもちろん、「クレームブリュレタルト」を配る際にメッセージを添えて手渡せば、その美味しさもより一層印象的なものになりそうだ。商品情報「クレームブリュレタルト 10個入[安西水丸イラスト缶]」販売期間:2022年7月15日(金)~8月中旬頃 ※なくなり次第終了。価格:2,916円販売店舗:「喫茶店に恋して。」(JR東京駅1F改札内 グランスタ東京 B1 ※八重洲地下中央口付近)
2022年07月16日「ミュージカルの帝王」山口祐一郎が縁のあるゲストを招いてトークと歌を披露する『My Story, My Song ~and YOU~』千穐楽公演が、ライブ配信されることが決定した。『My Story, My Song ~and YOU~』は、5月19日から22日にわたって日比谷シアタークリエにて開催され、それぞれ石川禅、上口耕平、大塚千弘、平方元基、保坂知寿、吉野圭吾がゲストとして出演。4月17日に一般発売されたチケットは即日完売となっている。併せて、山口が帝国劇場の屋上から下界を見下ろす壮大なビジュアルも公開。撮影は篠山紀信が担当した。山口と篠山は今回が初のコラボとなるが、実は芝中学・高等学校の先輩後輩ということが判明し意気投合。山口が「先輩!」と声をかけたり、撮影の合間には学生時代の思い出話に花を咲かせるなど楽しい撮影となった。さらに、帝国劇場の内観・外観や、一般人の目には触れることのない舞台の奈落の底や屋上での大空の下のショットなど、篠山独自の視点で撮影された写真群を「ビジュアルブックプログラム」として発売することが決定した。本プログラムは、帝劇の壁面に飾られる「喜怒哀楽」カットや舞台上での神々しいカットに加え、構成を務める山田和也との対談やゲストからのメッセージが掲載されるなど盛りだくさんの内容となっている。山口祐一郎 コメント■5月22日 千穐楽ライブ配信について『My Story, My Song ~and YOU~』がお陰様で即日完売となりました。どうも有難うございました。でも「私も行きたかったのに!」という皆さまのために5月22日千穐楽がライブ配信となりました。それからもう一つ、1幕はみなさんと楽しいトークを2幕は私が4曲歌うことになっていましたが、5曲となったようです。どんな曲になるのかそれは秘密!■ビジュアルブックプログラムについて篠山紀信さんに『My Story, My Song ~and YOU~』ビジュアルブックプログラムをここ帝劇で撮影していただきました。篠山さんは実は私の中学高校時代の先輩です。殆ど撮影というよりは、男子校の同窓会であったようなそんなひと時を皆さんと楽しく過ごさせて頂きました。これは普段ありえないビジュアルブックになると思います。<配信情報>『My Story, My Song ~and YOU~』千穐楽公演販売中価格:4,400円配信チケットリンク:■uP!!!■TELASA<ビジュアルブック情報>『My Story, My Song ~and YOU~』ビジュアルブックプログラム撮影:篠山紀信価格:3,500円(全52ページ)A:フォトブック+ビジュアルブック内カットのポストカード【先行予約受注生産分】※確実にお求めいただけますB:フォトブック+未公開カットポストカード【公演期間販売分】※各公演部数限定販売■販売期間A:4月29日(金) 10:00~5月6日(金) 12:00(5月19日以降自宅にお届け)B:5月19日(木) 劇場開場時間(東宝モールは17:00~)~23日(日)■販売場所A:東宝モールB:劇場売店及び東宝モール■公演日程 ※敬称略5月19日(木) 夜の部 18:00ゲスト:石川 禅 / 保坂知寿5月20日(金) 昼の部 13:00ゲスト:石川 禅 / 保坂知寿5月20日(金) 夜の部 18:00ゲスト:上口耕平 / 吉野圭吾5月21日(土) 昼の部 13:00ゲスト:大塚千弘 / 保坂知寿5月21日(土) 夜の部 18:00ゲスト:上口耕平 / 吉野圭吾5月22日(日) 昼の部 13:00(ライブ配信決定)ゲスト: 大塚千弘 / 吉野圭吾
2022年05月13日株式会社アフロスクイーン(本社:東京都渋谷区)は、ドン小西、今村大祐、内田裕士、安西ひろこ、玄甫和美らを講師・メンターに迎え、『アフロスアカデミー』という女性向け教育事業をスタートします。本アカデミーには、毎年20代~30代の女性を対象にエントリーを全国から募り、厳しい選考を勝ち抜いた20名が参加。業界のトップ講師による120日間のトレーニングの中で、健康管理・ファッション・メイクアップ・ウォーキング・時間管理・プレゼンテーションなど、社会で輝くための様々な技術を学びます。3月27日(日)には六本木ヒルズクラブにて、メディア関係者様、スポンサー企業様限定のプロジェクト発表会を開催、講師によるトレーニングを体験いただけます。APHROS ACADEMY■世界一低い「日本女性の自信」を、世界一に。トレーニング期間の最後には、120日間の成長を披露するコンテストも開催します。2018年、内閣府が行った調査では自尊感情に関連すると思われる「自分への満足感」が日本女性が際立って低い値を示し、その現状が浮き彫りになりました。女性の揺るぎない自信こそが、日本社会を変える。そんな考えに賛同した業界トップ講師の皆様が集い、発足しました。20名のアカデミー生は2022年7月までに選抜され、2022年8月~11月の120日間がトレーニング期間になります。2022年12月にはアカデミー生が成長を披露するコンテストも開催予定です。男女別自分への満足感(出典:内閣府『我が国と諸外国の若者の意識に関する調査(平成30年度)』)■3月27日(日)開催のプロジェクト発表会では、メイク・ウォーキング講義やドン小西によるファッション講義などの体験セッションをご用意。安西ひろこらメンター陣によるトークセッションもあり。3月27日(日)に開催する発足記念パーティでは、アフロスアカデミーのコンセプトや内容を玄甫和美からご紹介するだけではなく実際のトレーニングのクオリティを体感いただけるように、講師陣によるミニ講義を用意しています。●日本最大級の一般女性向けのメイク教室「美塾」創始者 内田裕士による『魅力マトリックスを用いた自身の魅力発見法と、その魅力を引き出すメイク術』●一般社団法人プロフェッショナルウォーキング協会 代表理事 今村大祐による『魅力タイプ別・なりたい自分を演出するウォーキング講座』●ファッションデザイナーのドン小西による『ドン小西のファッション哲学ミニ講義』●安西ひろこらメンター陣によるトークセッション魅力を引き出すメイク術トークセッション≪『APHROS ACADEMY』プロジェクト発表会 概要≫日程:2022年3月27日(日) 18:30~21:00場所:六本木ヒルズクラブ ザ クラブルーム1東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー51階出演:ドン小西、今村大祐、内田裕士、安西ひろこ、森暖奈、廣瀬能華、玄甫和美 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月24日俳優の小林且弥が初めて舞台演出を手がけ、主演に安西慎太郎を迎えて4月に上演される『象』。新たな挑戦を前にした小林に加え、彼と長い付き合いで共演経験が豊富な安西に話を聞いた。コロナ禍で廃業を余儀なくされたサーカス団における“最後の一日”を描いた本作は、映画監督でもある齋藤孝が脚本を担当した。養護施設で育ったクラウン見習いの主人公・松山悠太役を安西が務め、アクロバットの才能にあふれるも生意気な後輩・苫坂光役を菅原健が演じる。キャストは他に鎌滝恵利、伊藤裕一、伊藤修子、木ノ本嶺浩、大堀こういちの名も並ぶ。実はこの小林演出・安西主演タッグによるプロジェクト、2020年8月に向けて別の作品で走り出していた企画だった。しかし新型コロナウイルス感染症の流行で公演延期に。満を持しての“リベンジ”に安西は「今度こそ必ず、という想いがあります」と意気込み、小林も「舞台芸術は社会情勢と密接に繋がっていると痛感したからこそ、コロナ前より“意味”がもうひとつ乗っています」と続く。演出はプロデューサーからの提案で「自分からやらせてください、と言ったわけではないんです」と控え目な小林。しかし歳を重ねるうち、内面に変化が生まれたという。「これまで役をいただく・頂戴するばかりだった分、自分の人生そのものと言える芝居の世界に何か“還元”というかお返ししたい気持ちが芽生えて」──。安西はその萌芽に「且弥さんは作品に対して思考する量がすごいので、初演出に立ち会えるのが楽しみでなりません」と期待を寄せる。小林も、2014年からの付き合いである安西を「役として自然にたたずむ“生き物”になれる俳優」と称える。「芝居は“人間とは何か”を見せるアナログな行為だと思う」「デジタル化してそういう感覚が希薄になる世の中でも、慎太郎にはどこまでも生き物として歩んで欲しい」と背中を押す。そのエールに応えるように、安西も「生き物になれる最大のチャンスが『象』だと思って取り組みたい」とコメント。「たぶん今までの僕で演じても意味がない」「ひとつ殻を破って新しい自分を手に入れたいですね」と愛想笑いが癖になっている繊細な人物像になり切る決意を語った。公演は4月6日(水)〜17日(日)に、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて。チケットの一般発売は、3月27日(日)10時にスタート。取材・文:岡山朋代
2022年03月23日ワールドグループの株式会社フィールズインターナショナルが展開する、ファッションブランド「UNTITLED(アンタイトル)」は、人気スタイリスト安西こずえさんが指南する、“色”にフォーカスした今冬イチ推しのスタイリングを公開します。― 第一弾は「モノトーン編」― 着回しやすく万能な、ベーシックアイテムを厳選! 垢抜けた印象を作るアイテムの選び方や、スタイリングのポイントをご提案します。― 第二弾は「カラー編」― 秋冬のダークトーンに華やかさをプラス! 大人の日常にも取り入れやすい着こなし術を、是非チェックしてください。【安西こずえ氏プロフィール】大学卒業後、アシスタント時代を経て2000年に独立。メンズ誌のスタイリングからスタートし、その後女性誌へ。幅広い年齢層の女性誌を中心に、モデルやタレントからの指名も多く、一方ではリゾートウエアブランド「mikomori」、ニットブランド「wrapinknot」のディレクションをはじめアパレルブランドとのコラボ制作、SNSを通した影響力にも人気が集まる等マルチに活躍中。UNTITLED公式サイト UNTITLED公式Instagram UNTITLED公式Facebook 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月03日「イラストレーター 安西水丸展」が東京・世田谷文学館で2021年9月20日(月・祝)まで開催される。イラストレーター・安西水丸とは?安西水丸は、1970年代より小説、漫画、絵本、エッセイ、広告など、多方面で活躍したイラストレーターだ。広告代理店や出版社でデザイン等の仕事を手掛ける傍ら、嵐山光三郎の勧めで月刊漫画「ガロ」に作品を掲載。南房総で過ごした日々などを題材とした『青の時代』で高い評価を獲得する。独立後は、村上春樹をはじめとする本の装丁や、『がたんごとんがたんごとん』などの絵本、イラストレーター・和田誠との展覧会、広告、執筆活動などジャンルレスに活躍した。原画&関連資料を500点以上展示2016年から全国巡回している集大成として位置づけられる「イラストレーター 安西水丸展」では、原画と関連資料あわせて500点以上を展示。装丁・装画、絵本、漫画、雑誌、エッセイ、広告、立体物など安西の多様な仕事や、安西と特に関係の深かった嵐山光三郎、村上春樹、和田誠との交流のなかで生まれた作品を紹介し、安西の幼少期から晩年に至るまでの軌跡をたどる。小説『アマリリス』や村上春樹共著『ランゲルハンス島の午後』原画も中でも注目したいのは、小説『アマリリス』のカバー原画と、村上春樹共著『ランゲルハンス島の午後』の原画だ。いずれも2020年末に新たに発見された貴重な作品で、今回初めて展示される。旅にまつわる作品&オブジェまた、東京会場オリジナルの展示コーナーとして「たびたびの旅」が登場。エッセイ集『地球の細道』『a day in the life』などの旅にまつわる作品やオブジェを紹介する。さらに会場には、覗き穴や顔はめスポット、絵から飛び出した特大モチーフなども用意。全コーナー写真撮影可能なので、安西水丸のイラストレーションの世界に入り込んだような遊び心あふれる空間で記念写真を撮影できる。展覧会概要「イラストレーター 安西水丸展」会期:2021年4月24日(土)~9月20日(月・祝)※当初8月31日(火)までの会期だったが延長した。会場:世田谷文学館 2階展示室住所:東京都世田谷区南烏山1‐10‐10TEL:03-5374-9111開館時間:10:00~18:00※展覧会入場、ミュージアムショップの営業は17:30まで。料金:一般 900(720)円/65歳以上・大学・高校生 600(480)円/小・中学生 300(240)円/障害者手帳所有者 400(320)円(ただし大学生以下は無料)※( )は団体割引と「せたがやアーツカード」割引料金。休館日:毎週月曜日(ただし8月9日は開館、8月10日は休館)及び臨時休館期間※混雑時は入場を制限する※クロークサービスはない。(ベビーカー置き場はあり)※駐車場は利用台数が限られている。公共交通機関の利用を推奨。※その他、注意事項の追加・更新があるので、来館前に必ず文学館ホームページを確認する。illustrated by Mizumaru Anzai © Masumi Kishida
2021年06月12日山口祐一郎、浦井健治、保坂知寿が出演する舞台『オトコ・フタリ』が12月12日、シアタークリエで開幕した。初日に先駆け11日には最終舞台稽古が報道陣に公開されるとともに、会見も行われた。「オトコ・フタリ」公演情報はこちら山口祐一郎と、浦井健治。ミュージカル界を牽引する帝王と大スターが共演する本作は、NHK大河ドラマ『篤姫』『江~姫たちの戦国~』の脚本家である田渕久美子が書き下ろした三人芝居だ。抽象画家の大家でありながらなぜか“愛”をテーマにした作品だけは描けない禅定寺恭一郎(山口)の屋敷に、須藤冬馬(浦井)と名乗る青年が「母を出せ」と踏み込んでくる……という物語。なぜ恭一郎は“愛”が描けないのか? 冬馬の真意は? ……と、次の展開が気になる物語がテンポよく進む。一方で、飄々とした大物画家感を出しながらも冬馬をおちょくる一面やムキになる顔がチャーミングな山口、思い込んだら一直線という冬馬の熱血漢っぷりと情にほだされやすそうな素直さが可愛らしい浦井と、田渕が俳優たち自身の魅力をキャラクターに落とし込んだような脚本がなんとも愉快で、その世界の中を泳ぐ俳優たち自身も心なしかテンションが高く楽しそう。さらにここに有能家政婦・中村好子役として保坂が加わる。保坂の小気味よい芝居とコメディエンヌっぷりも存分に発揮され、クスリとした笑いから爆笑まで、さまざまなグラデーションの可笑しさが次々と押し寄せる作品に。そして2幕では少しシリアスな展開もあり、それぞれのキャラクターの人生に思いを馳せるような妙味もブレンドされ、奥行きのあるものになっていた。会見では山口が「それぞれの役者のキャラクター、チャーミングなポイントをこれほど温かく書いていただいた本はない。それを、僕たちの色々な芝居を一緒に作ってきた演出の山田和也さんが、それぞれの個性をさらに伸ばしてくださるディレクションをしてくださった。めったにない素敵な作品」とアピール。浦井は「山口さんと保坂さんはミュージカル界をずっと牽引してきたレジェンドであり憧れ。稽古場で話してくださる過去のエピソードなどもすごく勉強になる」と共演を喜び、保坂は「軽いタッチのお話なのですが、実はけっこう深い。それぞれが人生で背負ってきたものが出ないと薄くなる作品ですが、そこを山田さんも丁寧に作っておられました」と話した。なおこの会見の場で、声の出演として大塚千弘が参加することも発表に。会見に出席した大塚は「親戚の集まりかな、と思うくらい居心地の良い稽古場だった」と話し、浦井も「演出家に『3人が仲が良すぎて、それが舞台上に出ちゃうのは作品的にちょっと…』と注意された」と明かしていた。なお、このミュージカル界の大スター3人を揃えて歌はナシ!? と残念に思うファンの方はご安心を。中島みゆきの『糸』、米津玄師の『Lemon』といった歌が劇中、意味をもって登場しているのでお楽しみに。東京公演は12月30日(水)まで同劇場にて。1月上演の大阪・愛知公演のチケットも発売中。(取材・文:平野祥恵)
2020年12月14日12月12~30日に東京・シアタークリエで上演される『オトコ・フタリ』は山口祐一郎、浦井健治、保坂知寿による3人芝居。脚本は、NHK大河ドラマ『篤姫』『江~姫たちの戦国~』の脚本家としても知られる田渕久美子の書き下ろしで、3人へのあて書きとなる。抽象画家役の山口に役づくりについて聞くと、脚本との関係をこう説明する。「田渕さんの脚本にはしっかりしたルールがあるので、何度観ても面白いと思います。というのも、たとえば人気のあるスポーツはルールがしっかりできていて、毎回なにが起こるのかわからない。そこではルールに基づきながらもプレイヤーが懸命に汗を流している。もしルールが弱いと、プレイヤーは自分でルールをつくらないといけないから動きはぎこちなくなってしまいます。でも田渕さんの脚本は隙がなく、どんなに僕たちがのびのび暴れまわっても大丈夫。崩れない脚本だからこそ、僕たちは自由に羽ばたけます」。それを受け、「オトコ・フタリ」のうちもうひとりのオトコである浦井は、演出の山田和也のすさまじさに触れた。「僕たちは羽ばたいているんだけど、山田さんの手腕のなかに埋め込まれていて、鉄骨みたいに絶対に崩れないんですよ。すごい方だなぁと、山田さんのすさまじさや、微笑んでいるけれども目の奥にある深さを感じます」。その言葉にまた山口も「山田さんは僕たちの動きに合わせて、あらかじめ作ったプランを調整してくれる。スーパースターです」と頷く。また保坂は脚本について「私たちがただ棒読みしても面白いと思う」と信頼を寄せる。「自由にやらせていただくなかで、そもそも面白い脚本をもっと面白く、より鮮明に見えるように山田さんがうまく私たちを調教してくださっていると思います(笑)」。今作には、“傍目には微笑ましいほどに仲良く喧嘩する”2人のオトコとそれを見守る一人のオンナが登場する。では山口と浦井のオトコフタリの関係は?と尋ねると、浦井の「(山口について)僕の目標とする方であり、どこか兄のような感じ。父とは言わないです」という答えに、山口がすぐに「息子とは言いませんが、弟のような気持ちです」と返す。保坂は隣で「持っている空気が似ている。2人とも柔らかい。だからご兄弟のような雰囲気です」と微笑んだ。東京公演後は1月15~17日に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、23・24日に愛知・刈谷市総合文化センター アイリスにて。文・河野桃子
2020年11月16日ミュージカルファンに激震が走った企画『My Story ~素敵な仲間たち~』。9月17日(木)・18日(金)の2日間、ミュージカルの帝王・山口祐一郎がコロナ後初めて帝国劇場に立つ。しかも自身初のトークショーだ。【チケット情報はこちら】毎回新たなゲストを迎えるが、初日は山口と共演経験も多い保坂知寿が、浦井健治とともに登壇する。企画を聞いた時の保坂は「びっくり。「おお!」と声が出ました(笑)」。しかも打ち合わせもないようで、いったいなにがでてくるのか……!保坂は山口と劇団四季時代から何度も共演しており、お互いのエピソードを引き出すのでは?と期待が高まる。先んじてなにか思い出深い話を伺うと、2009年のミュージカル『パイレート・クィーン』を振り返った。「2人ともすごく若い役でした。海賊だし、激しく動いて、走ったり、飛び降りたり、殺陣もある。だから、何度か稽古場で横になられて……休憩していました。限界が訪れたのかな、大丈夫かな、と思っていました(笑)そんな姿、なかなか見られないですよね」また、この機会だからこそミュージカルの“帝王”と呼ばれる山口に聞いてみたいことがあるという。「今は声優さんや歌手さんなどいろんな入り口があるけど、山口さんはミュージカルだけをやってこられた方。パイオニア世代。たくさんの人が憧れていると思う。それをご自身はどう思っているのかを聞きたいです。ミュージカルが広まったことや、コロナで上演できなくなったことなど、今のポジションにい続ける大変さがあるからこその思いを伺いたいです」今回、共に登壇する山口と浦井とは、12月の3人芝居『オトコ・フタリ』で共演する。浦井については「明るくて自由人。大変なことをされているのに大変そうに見えない。それが魅力かな」という印象だそう。3人でのトークにあたり、話題にしてみたいことは……?「世代が離れているので、浦井さんから見えている景色が違うのかなぁ、と気になります。今はミュージカルを目指す人も多いし、競争も激しいし、大変だと思うんです。映像やSNSでなにか発信したり、多才じゃないといけない。きっと苦しんでいる人もいるだろうから」。コロナ禍だからこそ、様々なことに思いを馳せる。観客へも「演劇を続けていく方法を一緒に探りましょう」と声をかける。「人が集まるところには、文化は必ずうまれる。期待通りではないことも起こるかもしれないけど、お客様も一緒にトライしていただきたいです」。取材・河野桃子
2020年09月11日タレントの安西ひろこ(あんざい・ひろこ)さんが、2020年4月7日に自身のインスタグラムを更新。ヨガをしている様子や健康的な手料理の写真を披露し、話題になっています。安西ひろこの自宅での過ごし方は…?2020年4月8日現在、新型コロナウイルス感染症の影響で外出自粛が求められています。安西ひろこさんはそんな状況について「とってもよい機会だと思う」とつづり、自宅でヨガをする様子などのプライベート写真を公開しました。 View this post on Instagram A post shared by 安西 ひろこHiroko Anzai (@hiroko_anzai_) on Apr 6, 2020 at 11:26pm PDT※画像上の矢印をクリックすると、ほかの写真や動画も見ることができます。ヨガの経験は浅いという安西ひろこさんですが、初心者とは思えない完璧なポーズを決め、抜群なスタイルを見せています。2枚目から、いつもより力を入れて作ったという手料理の工程を写した写真が。ハンバーグや鮭の炊き込みご飯といった健康的なメニューが並び、どれもおいしそうです!その後も愛用している様子の入浴剤やサプリメントの写真を載せるなど、プライベートな一面を垣間見せました。最後に安西ひろこさんは「みなさんは、どのように過ごしてますか?今を乗り越えましょう」とファンに呼びかけています。この投稿を見た人たちからは、安西ひろこさんの見事なスタイルに刺激を受け「私もトレーニングをがんばろう」と決意する声が多く上がりました。・スタイルよすぎ!私もひろこちゃんのようなボディを目指してがんばろう。・お料理おいしそうです。素敵な時間の使い方ですね。・投稿ありがとう。みんなでこの困難を笑顔で乗り越えましょう!私たちも自分なりに工夫しながら、充実した日々を過ごしていきたいですね。安西ひろこの現在に「ヤバイ」元カレとの破局について、ブログで告白[文・構成/grape編集部]
2020年04月08日今週末に楽しめるニューなトピックスをまとめてチェック!ヒグチユウコの初となる大規模個展が世田谷文学館で開催、イラストレーター・安西水丸のアトリエで新たに見つかったシルクスクリーン作品を展示、横浜赤レンガ倉庫であつあつ鍋と日本酒が楽しめる「酒処 鍋小屋 2019」が開催etc...週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け!ーー今週のお出かけ情報の詳しい内容はこちらからーー
2019年01月18日2014年に急逝したイラストレーター・安西水丸の、アトリエに残された作品を展示する個展「安西水丸 ON THE TABLE」が、東京・神楽坂のかもめブックス内のギャラリー、ondo kagurazakaにて1月12日から2月3日まで開催されている。フリーのイラストレーターとして、広告、装幀、漫画、小説、エッセイなど多方面で活躍し、2014年3月に脳溢血のため急逝したイラストレーターの安西水丸。アトリエに残された作品を整理するなかで、個展のためだけに制作されたシルクスクリーンの作品が新たに見つかった。描かれた時期は1987年から1991年、安西が45歳から49歳の頃のものだ。緊張感のある構図、引っ掻くような細い線、透明感のある色。同展では、その貴重なシルクスクリーン作品のうち10点を展示する。作品を収録した作品集『ON THE TABLE』も販売。2016年にスタートした出版レーベルBaciから刊行される同著は、第51回造本装幀コンクール日本書籍出版協会理事長賞芸術書部門を受賞している。また、一部の作品では、新たに刷り直したミクストメディアの版画も販売する。紙面の上にすっとひかれた一本の線が、地と天をわけ、空間をつくる“水平線”。「ON THE TABLE」と題された同展や、作品集の中では、そんな水平線をたくさん見ることができる。水平線をへだてて散りばめられた物たちが、時には喜びを、時には哀しみを、少しだけ琴線が揺らぐような温度で私たちに感じさせてくれる。展示された作品と、たくさんの思いによって作られた作品集を通して、その小さな揺らぎを受け取ってみては。【展覧会情報】安西水丸 ON THE TABLE会期:1月12日〜2月3日会場:ondo kagurazaka住所:東京都新宿区矢来町123 第一矢来ビル1F かもめブックス内時間:11:00〜21:00(最終日は18:00まで)定休日:水曜日(祝日は営業)【書籍情報】『ON THE TABLE』安西水丸出版社:Baci価格:4,200円
2019年01月16日福島県立美術館では、イラストレーター・安西水丸の足跡を辿る展覧会「イラストレーター 安西水丸」展を7月7日から9月2日まで開催する。レストランの読書©Kishida Masumi安西水丸は、1970年代より小説、漫画、絵本、エッセイや広告など多方面で活躍したイラストレーター。はじめ広告代理店や出版社に勤め、デザイン等の仕事をしながら、嵐山光三郎の勧めで『ガロ』に漫画を発表、南房総での幼少期を題材とした「青の時代」は高い評価を得た。独立後は、村上春樹を始めとする本の装幀や、『がたん ごとん がたん ごとん』などの絵本、和田誠との展覧会、広告や執筆活動など幅広く活躍。上手いだけではない「その人にしか描けない絵」を目指して、自らの身近なものを、水平線を軸とした構図に、パントーンによる明快な色彩で表現した。本展では、「小さい頃よりずっと絵を描くことが好きだった」という安西の幼少期から晩年に至るまでの足跡を、原画と資料あわせて700点以上で紹介する。【展覧会情報】イラストレーター 安西水丸会期:7月7日~9月2日会場:福島県立美術館 企画展示室住所:福島市森合字西養山1番地時間:9:30~17:00料金:一般・大学生1,000円(800円) 高校生600円(500円) 小中学生400円(300円)※( )内は20名以上の団体料金、各種障がい者手帳をお持ちの方は無料休館日:毎週月曜日(7月16日は開館)、7月17日
2018年06月28日安西こずえがディレクターを務めるリゾートウエアブランド、ミコモリ(mikomori)より、スタイリング(styling/)とコラボレーションした水着が登場。4月14日から数量限定で、ミコモリ表参道ヒルズ店とスタイリング各店にて販売される。胸元のレースアップがポイントとなっているミコモリで人気の水着「LACE UP swim wear」。今回、白幡啓がディレクターをつとめるブランド、スタイリングとのコラボ水着「styling/×mikomori LACE UP swim wear」(2万6,000円)が販売となり、カーキの別注カラーで登場。フロントのコードも2色からカスタマイズ出来る。「styling/×mikomori LACE UP swim wear」(2万6,000円)さらに、4月14日の13時からはスタイリング表参道ヒルズ店にて、16時からはミコモリ表参道ヒルズ店にて、白幡啓と安西こずえによるコラボトークショー「styling/×mikomori SPECIAL TALK EVENT」を開催。トークショー後には安西こずえによるコーディネート特典も。この機会にぜひ足を運んでみては。
2018年04月10日原作小説は全世界で5千万部以上売り上げ、1995年にはクリント・イーストウッドにより映画化もされた『マディソン郡の橋』のミュージカル版が、山口祐一郎と涼風真世の主演で日本初演される。作品について、ふたりが語った。舞台『マディソン郡の橋』チケット情報アメリカ・アイオワで農家の妻として家族に尽くしてきた主婦フランチェスカが、その地特有の屋根つきの橋を撮影しに来たカメラマン・ロバートと出会ったことから始まる、4日間の恋を描いたラブ・ストーリー。大人の道ならぬ恋……という印象が強い物語だが、フランチェスカを演じる涼風は「これは大人の初恋、純愛。フランチェスカは、この4日間の純愛を大切に、その後の人生を生きていけたのかなと感じています」と、そのピュアさを強調する。ロバートを演じる山口は「ロバートはカメラマンで世界中を歩き回っている。一応、職業があるゆえにギリギリ“社会の範疇”にいますが、家庭もなければ、地域のコミュニティにも属していない。舞台設定は1960年代で、当時は彼のような人は少数派でしたが、共同体や家族関係が薄まっている今、彼の持つ疎外感や孤独は、皆さんにも共感してもらえるんじゃないかな」と、現代の視点からこの物語を語る。さらに山口は「当時の共同体には、女性はこうあるべき、父親は、母親はこうあるべきという無言の圧力があった。映画ではふたりの関係性を肯定するために、その中で孤立しているフランチェスカという面も強調されていた。ただ現代の僕らは、どちらかというとそういうこと(性役割)を批判的な目で見ている。2018年にやる今回の舞台では登場人物ひとりひとりが本当に誠実に生きていて、例えば“女性はこうあるべき”と思っている父親も、その人なりに一生懸命生きている。そこが魅力的です。誠実に生きているんだけれど、ちょっと噛み合わない人間関係。そんな中で(ふたりが出会い)ふと湧き上がってしまった人の思いは止められない……、そんな風になっています」と、今回の舞台版ならではの魅力も語った。ちなみにこれまでも『エリザベート』『貴婦人の訪問』など共演が多いふたり。今回は改めてどっぷりと恋愛関係に陥る関係性になるが……。「(今作の共演が)今で良かった(笑)。もうちょっと前だったら人生をダメにしていたかも(笑)」(山口)、「何作か共演させていただいていますが、こんなに間近に感じることは初めてでドキドキ。今、山口さんの顔を見られません(笑)。これが純愛なのかも」(涼風)と、お互いに照れ笑い。息もピッタリのふたりが、名作にどう息を吹き込むのか。乞うご期待。2月24日(土)開幕の東京・THEATRE1010公演から始まり、3月2日(金)から21日(水・祝)まで東京・シアタークリエ、3月28日(水)から4月1日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演される。チケットは発売中。
2018年02月02日安西慎太郎主演の舞台『幸福な職場~ここにはしあわせがつまっている~』 が、1月26日(木)に開幕する。その稽古場で、安西と作・演出のきたむらけんじに話を聞いた。舞台『幸福な職場』チケット情報本作は、劇団「東京フェスティバル」が2009年に初演し再演を重ねてきた、きたむらの代表作。全国初の心身障がい者雇用モデル工場となった日本理化学工業が初めて知的障がい者を雇用したときのエピソードをベースにしており、今作では知的障がいのある女の子・聡美のほのかな恋心という新たなエピソードが加わる。物語の舞台は昭和34年。大森(安西)は父親が病に倒れたため、急遽、チョークを製造する「蒲田理化学工業」の専務として働いていた。若造が上司になることを快く思わない久我(谷口賢志)や、大森に引き抜かれたものの作業に飽き飽きしている原田(松田凌)が働く工場には、先代に頼まれ住職(中嶋しゅう)も毎日顔を出す。そんなある日、近所の養護学校の教師(馬淵英里何)に頼み込まれ、知的障害者の聡美(前島亜美/SUPER☆GiRLS)が実習で働くことになり――。ストーリーから重い空気も想像していたが、稽古が始まってみると登場人物それぞれに奥深い魅力を感じ、心掴まれ、あっという間に物語に引き込まれた。安西は「(23歳の)僕自身より年上(28歳)で専務という役なんですけど、頑張って自分のランクを上げて年上を演じて、果たして魅力的になるんだろうかと思って。だったら若く見えたとしても会社を守る想いが強いところが見えればいいのかなって」。するときたむらは「すごく頼れる専務になってます。この感じが伝わるとお客さんもいい会社だねって物語の世界に入っていけるんじゃないかな」。稽古場では、キャストがきたむらに芝居のアイデアを出したり、台詞の背景を確認したりする姿も多く見られ、活気が溢れる。きたむらの演出について安西は「きたむらさんは役者の言葉を受け止めてくれるし、ダメ出しもどうやったらちゃんと役者の身体に入っていくかをすごく考えて話してくださる方。そこを諦めないでずっとやってくれるのでありがたいです。きたむらさんについていけば大丈夫だなって信頼させくれます」。きたむらも稽古は「順調すぎるくらい順調」と話し、「キャストの皆さんが本を深く読みこんでくれて、細かいところを丁寧に作っていくような作業をしています。コミュニケーションを取りながらいい形に向かっています」と笑顔。「安西さんの座組っていうやさしい雰囲気が出てます」(きたむら)という本作。公演は1月26日(木)から29日(日)まで、東京・世田谷パブリックシアターにて。取材・文・写真:中川實穗
2017年01月25日安西慎太郎主演の舞台『幸福な職場~ここにはしあわせがつまっている~』 が、2017年1月に上演される。本作は、2009年の初演以来、劇団「東京フェスティバル」が再演を重ねてきた、きたむらけんじ代表作。全国初の心身障害者雇用モデル工場となった日本理化学工業が初めて知的障害者を雇用した時の物語を描く。舞台『幸福な職場』チケット情報主演の安西、松田凌、谷口賢志に話を聞いた。本作への出演について「すごく嬉しい」(安西)、「早く稽古したい」(松田)、「楽しみしかない」(谷口)と口々に語る3人。谷口は「お話をいただいたときに安西慎太郎の名前を見て、とにかく嬉しくて。それに松田凌くんや中嶋しゅうさん、世田谷パブリックシアターで6人芝居でって…最初からおいしいケーキが届いてるのに、どんどんいいものがトッピングされてくみたいな情報しか来ない(笑)」、松田も「主演が他の役者だったら悔しかったと思います。しんた(安西)は、演技力と人間力が好きで、彼とだったらやりたいって思わせてくれる役者さん。今回、ガッツリ芝居で絡めるのがすごく嬉しいです」と共演を喜ぶ。本作の印象を、安西は「前段階の情報に障害を持たれてる方を初めて雇用した会社っていうのがあって、重かったりしっとりした感じかと思っていました。でも逆で、障がいを持たれている方が入ってきたから人間関係が渦巻いていくし、ところどころコミカルで楽しくて、ほっこりするような作品です」と話す。谷口「“泣く”という意味での感動的な作品なのかなと思ったのですが、そこが軸ではない。働くことは普遍的なテーマで、その普遍的なことがある種の小さい奇跡でつながっていくお話です。個人的な話ですが、僕は、障害者の方に対して無駄にやさしくしてないかとか、余計に明るくしてないかとか、もしくは避けてはいないかとか、自問自答することがあります。そんな中でこの作品に携わって、僕自身も何か広がるものがあると思うので、そこも楽しみです」松田「押し付けで奇跡を与えるわけではなく、だけど人生が少し変わる要素を確実に皆さんに届けられる作品だと思っています。必ずなにか持ち帰って頂けるんじゃないかなと思いますので、ぜひ観に来てください!」安西「実際に起きたことなので、強い責任をもって、キャスト6人、そしてきたむらさんをはじめとするスタッフの皆さんで素敵な作品を届けたいなという一心でやります。皆さんぜひ楽しみにしていてください!」公演は2017年1月26日(木)から29日(日)まで、東京・世田谷パブリックシアターにて。取材・文:中川實穗
2016年10月28日企画展「村上春樹とイラストレーター ―佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸―」が、5月25日から8月7日まで、ちひろ美術館・東京で開催される。同展は、村上春樹とイラストレーターをテーマにした初の展覧会。小説、エッセイ、翻訳、絵本など多岐のジャンルにわたって書かれた村上の文章と、画材や技法を変えながら独自の画風で対峙する4人のイラストレーター、佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸の作品との相互関係が紹介される。会場では、村上のデビュー作『風の歌を聴け』と、続く『1973年のピンホール』、『羊をめぐる冒険』の初期3部作の表紙や、『羊男のクリスマス』の絵を手掛けた佐々木マキの作品が初公開されるほか、2000年から2012年まで断続的に雑誌『anan』に連載されたエッセイ「村上ラヂオ」の銅版画を担当した大橋歩の作品が展示される。また、村上が翻訳した文学作品の表紙絵や装丁を手掛け、音楽をテーマにした共作に取り組んでいる和田誠の作品や、「村上朝日堂」シリーズを始めとするエッセイや短編小説、紀行文など、村上と数多くの共作に取り組んできた安西水丸の作品も公開される。【イベント情報】企画展「村上春樹とイラストレーター ―佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸―」会場:ちひろ美術館・東京住所:東京都練馬区下石神井4-7-2会期:5月25日~8月7日時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)料金:大人800円、高校生以下無料(要年齢等確認証)休館日:月曜日(但し7月18日、8月1日は開館、7月19日は臨時休館)
2016年05月24日山口祐一郎主演のミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』の製作発表が8月11日に都内にて行われた。2006年の日本初演の千秋楽には、当日券を求めファンが1200人以上並んだという人気作。会見には山口のほか、ヒロイン役をWキャストで務める神田沙也加、元宝塚雪組娘役トップの舞羽美海ら出演者が扮装姿で登壇し、華やかなものになった。【チケット情報はこちら】ヴァンパイアのクロロック伯爵と、ヴァンパイア研究者のアブロンシウス教授の対決を軸に、ユニークな登場人物が入り乱れる物語。荘厳さと笑いが絶妙にミックスされ、熱狂的な人気を呼んできたヴァンパイア・ミュージカルの傑作の、4年ぶり、4回目の上演だ。主役のクロロック伯爵を日本初演から演じているのは、ミュージカル界の帝王・山口祐一郎。ここまでの人気を得たことについて「初演の時もびっくりしていました。たぶんプレイヤーもスタッフも、結果がこういうことになると知らずに一生懸命やっていた、その結果では。今回もそういう(人気作だという)ことを考えずに、楽しい素敵な作品になるよう、みんなで作れれば」と話す。また、今回衣裳とウィッグがリニューアルされたということで「気分も変わります。今回またどういう風になるのか、自分でも楽しみにしています」とにっこり。クロロック伯爵が目をつける、宿屋の娘サラは今回新たに神田沙也加と舞羽美海がキャスティング。ふたりともこの役に憧れていたと言い、「(役が決まった報せは)車内で聞いたのですが、後部座席で足をバタバタさせながら「やったー!やったー!」とハイテンションに喜びました」(神田)、「私も飛び上がる思いでした」(舞羽)とその嬉しさを語った。また山口扮する伯爵の誘惑に惹かれていく役どころでもあることから、山口の魅力を聞かれたふたりは「お会いしただけで圧倒されるようなオーラがある。でもすごく面白い一面もある、お優しい先輩。でも山口さんの演じる伯爵の誘惑には、私自身だったら勝てない(笑)。頑張って、気を確かに持って挑みたい」(神田)、「包み込むような優しさをすごく感じるので、思い切り飛び込んでいきたい」(舞羽)とのこと。それを聞いて山口も「今日まで生きてきて良かった」と嬉しそうに話していた。会見にはほかにアブロンシウス教授役の石川禅、教授の助手アルフレートをWキャストで演じる平方元基、良知真次、演出の山田和也が登壇した。公演は11月3日(火・祝)から30日(月)まで東京・帝国劇場にて。その後、大阪、愛知でも上演される。東京公演のチケットは8月29日(土)に一般発売開始。チケットぴあでは8月19日(水)11:00から23日(日)11:00までWEB先行抽選「プレリザーブ」を受付。前から10列目以内保証の<ぴあスペシャルシートS席>の受付もあり。
2015年08月12日安西ひろこ、恋人と破局報告6月2日、安西ひろこが自身のブログで「ひとつの恋を卒業する形となりました」と発表し、恋人と破局したことを明かした。同記事では、気持ちの整理がつかず報告まで時間がかかったことを謝罪し、応援してくれた人々に感謝の気持ちを綴った。ダイエット停滞期に奮闘中現在は気持ちを切り替え、仕事はもちろん、美容やファッション、友達との時間を楽しんでいるという彼女。同ブログ6月2日付け記事では、ダイエット停滞期を乗り切ろうと奮闘している姿がアップされた。彼女のダイエット食は、豆乳おからクッキーや酵素シェイクゼリーの他、外出時にはグリーンスムージーを持ち歩いているとのこと。話題の酵素ドリンクも利用しており、「やっぱり継続は力なり」と語っている。プチプラコーデはしまむら安心価格!また、プチプラコーデに夢中だそうで、同ブログ6月4日付け記事ではしまむらファッションを披露。1900円のデッキシューズが気に入った様子で、「激安なのにめちゃくちゃかわいい」と大絶賛している。同記事では、美容体験をするテレビのロケに出演すること報告し、「女性の気持ちの代表としてロケしてくるからね」と、元気で前向きな安西ひろこらしいコメントを残した。【参考】・安西ひろこ オフィシャルブログ
2015年06月07日安西慎太郎、横浜流星らいま最も旬な若手俳優陣が一堂に会し、幕末の揺れ動く時代を駆け抜けた「白虎隊」の少年たちの激動の一生を描く舞台「武士白虎もののふ白き虎-幕末、「誠」に憧れ、白虎と呼ばれた若者達-」が、今秋9月17日(木)より東京・天王洲 銀河劇場を皮切りに上演される。時は幕末、会津藩。当時、会津藩の男子は10歳になると藩校・日新館に入学する決まりがあった。慶応元年(1864年)、後の白虎隊となる少年たちは日新館に入学し、盟友たちとともに武士の心得を学び、勉学に励む。ある日 “壬生狼(みぶろ)“ と呼ばれる新撰組と運命的に出逢い、彼らは幕末という時代を疾走することになる。いつか白き虎となり、狼より遥か高い所を夢見た若き虎たちは、命を懸けて会津を守ろうと固く心に誓う。各々の心情を抱きながら、友情を深めていく少年たちに待ち受ける運命とは――。本作は、史実を基に白虎隊の中でも飯盛山で壮絶な最期を遂げた「白虎士中二番隊」を主軸に、幕末の揺れ動く時代を疾走した少年たちの激動の生涯を描写した、書き下ろしストーリー。今回解禁されたビジュアルでも、激動の時代に立ち向かった少年たちが、大きな白虎となって表現されている。撮影では、和服衣裳をまとったキャストにプロジェクターで白虎を投影。気迫が伝わるビジュアルに仕上がっている。白虎隊を演じるのは、ミュージカル「テニスの王子様2ndシーズン」で四天宝寺白石蔵ノ介役を演じたほか、舞台「戦国無双」関ヶ原の章では真田雪村を熱演した安西さん。「リアル鬼ごっこ THE ORIGIN」「烈車戦隊トッキュウジャー」などドラマにも主演し、大人気を博した舞台の続編「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE ~さよなら絶望学園~」への出演が12月に控える横浜さん。そして、ミュージカル「テニスの王子様2ndシーズン」で手塚国光訳を務めた和田琢磨。「海賊戦隊ゴーカイジャー」でテレビドラマ初出演にして初主演を務めてから数多くのTVドラマや映画に出演する小澤亮太。また、ミュージカル「『薄桜鬼』黎明録」で主演・井吹龍之介役を務めた白又敦や、ミュージカル「黒執事」、ミュージカル「薄桜鬼」、舞台「弱虫ペダル」と多くの2.5次元舞台で活躍する河原田巧也、さらに舞台「BLOOD-C」や映画『ブーケなんていらない!』に出演が決定している松村龍之介と、夏にテレビドラマ「ウルトラマンX」への出演が決定した松本享恭という、ネクストブレイク必至の注目若手俳優ぞろい。白虎隊の少年たちの運命を変える新撰組・斎藤一役には青木玄徳、新選組・副長土方歳三役に荒木宏文。ほかにも娘役に八坂沙織、会津藩の西郷頼母役として赤井英和らが脇を固め、物語を盛り上げる。舞台「武士白虎もののふ白き虎-幕末、「誠」に憧れ、白虎と呼ばれた若者達-」は、2015年9月17日(木)より東京・天王洲 銀河劇場を皮切りに名古屋(アートピアホール)、大阪(梅田芸術劇場)にて上演予定。(text:cinemacafe.net)
2015年05月25日"全国制覇"を目指して2014年夏より全国各地のアニメイトを巡回してきた「安西先生タプタプカウンター」が、1月10日~12日、アニメイト渋谷に"凱旋"する。「安西先生タプタプカウンター」は、「SLAM DUNK」アニメ化20周年・Blu-ray Collectionリリースを記念して製作されたもので、主人公の桜木花道が先生である安西光義のアゴをタプタプするシーンからインスピレーションを得ている。北は北海道から南は福岡県まで全国9都市を巡回し、現在の総タプタプ数は31万2,222タプタプに達しているという。今回の"凱旋"は「ラストタプタプ」になるという。なお、「安西先生タプタプカウンター」は1体しかないらしく、さらなる破損・故障の場合は、その時点で巡回は中止になるという。詳細はホームページを参照。
2015年01月09日タレントの安西ひろこ(35)が10日、東京・サンリオピューロランドで行われた『ピューロのうわさ100』お披露目PRイベントに出席。10年以上にわたり患ってきたパニック障害から本格的に仕事復帰を宣言してから初めて公の場に登場した。【写真】美脚!超ミニスカでキティとハグする安西ひろこ久しぶりのイベント出演に、「今までお会いしなかった方々とお話したりすると、戻ってきたなって感じがする」と笑顔。本格復帰は13年ぶりだといい、今後は「35歳から上の方とか等身大の世代の方に共感していただけるような商品を開発するのが夢。何件かオファーもきているので、仕事としてやっていきたい」と目を輝かせていた。イベントにはそのほか、お笑いコンビの千鳥も出演。キャンペーン“ピューロのうわさ100”が紹介されたほか、ハローキティも登場した。
2014年07月10日※画像は、安西ひろこオフィシャルブログ「Anne Coquine」より高い!、でもその効果は?タレントでモデルの安西ひろこさんが、オフィシャルブログ「Anne Coquine」で、岩塩ランプの効果について投稿をしている。6年前に購入をした際には、なんでこんなに高いの?と思っていたが、使ってみたことでその効果に驚いていると言う。安西ひろこさんは、グラビアタレントとしてデビューをし、ティーンファッション雑誌のモデルとして活躍。一時期芸能活動は休業していたが、2008年に再開し、東京ガールズコレクションなどにも出演している。自然のリラックス効果は絶大?岩塩ランプは、その名の通り岩塩をランプシェードにしたもの。岩塩の多くは、太古の地球の地殻変動によって海底が隆起した際に、陸上に残された海水の水分が蒸発し、塩の結晶だけがなったものが地底に埋まり長い年月をかけて岩塩層となって出来上がった。岩塩に含まれるミネラル成分の色であるピンク、赤、青、黒、黄色、クリスタル(無色透明)などが、内側のライトに照らされて柔らかな自然な明かりを作り出す。その独特の光にもリラックス効果があると言う。また塩の清浄効果で、室内の空気が浄化され、マイナスイオンを出す、ということも言われている。安西さんも部屋の空気や睡眠の質が変わった、と感じているようだ。【参考リンク】▼安西ひろこオフィシャルブログ「Anne Coquine」
2013年10月19日