阿部寛と天海祐希がW主演を務める映画『恋妻家宮本』が、カナダのモントリオールで開催される「第40回モントリオール世界映画祭」のファースト・フィルムズ・ワールド・コンペティション部門に正式出品されることが決定した。宮本陽平(阿部寛)と美代子(天海祐希)は、学生時代に合コンで知り合い卒業と同時にできちゃった婚。そしてごく平穏な結婚生活25年を経て子どもの独立のときを迎えていた。ところが、息子夫婦が福島へ旅立った日、久々の二人きりの生活に戸惑い、ふたりともついつい飲みすぎてしまい妻は飲みつぶれてしまった。そんな夜、陽平は妻の記入欄がすべて書き込まれて捺印された離婚届を本棚で発見。順風に思えた夫婦生活、美代子はいったい何を考えているのか?かといって妻に問いただす勇気はなく、耐えられずに陽平は趣味の料理教室仲間に相談するも妻の浮気を示唆されて余計に不安を募らせてしまう。これまでの人生を常に何が正しいかを考えながら生きてきた陽平。教師として学校でふれあう生徒とその家族、趣味で通う料理学校で垣間見るよその夫婦の姿、そこには、さまざまな夫婦そして家族の形がある。正しいことって、何だろうか。陽平の惑いは深まるばかり。そんな時美代子が家を飛び出してしまう――。ドラマ「家政婦のミタ」「女王の教室」「〇〇妻」「偽装の夫婦」といった数々の話題作を世に放ち、今クールでも話題のドラマ「はじめまして、愛しています。」を手掛けている気鋭の脚本家・遊川和彦が、満を持して映画初監督を務めた本作。今回は家族小説の名手である重松清の「ファミレス」を原作に、独自の視点で現代の家族を描き続けてきた遊川監督が大胆に脚色をしていく。今回正式出品が決定した「モントリオール世界映画祭」は、1977年に設立されたカナダ最古の国際映画祭の1つで、世界三大映画祭に次ぐ北米最大の映画祭。毎年8月にケベック州のモントリオールで開催され、40回を迎える今年は、現地時間の8月25日~9月5日の期間で行われる。本映画祭にはこれまでにも、『おくりびと』(最優秀作品賞)、『悪人』(最優秀女優賞/深津絵里)、『ふしぎな岬の物語』(審査員特別賞)、『そこのみにて光り輝く』(最優秀監督賞)などが賞を受賞しており、日本作品が高い評価を受けている。そして今回本作がノミネートされた「ファースト・フィルムズ・ワールド・コンペティション部門」は、新人監督を発掘することを目的とする部門で、初監督作品が対象。本映画祭で行われる公式上映にて、本作は初めて海外にお披露目となり、当日は主演の天海さんが遊川監督と共に映画祭に参加する予定とのこと。天海さんは海外映画祭への参加は2001年の『狗神』以来となり、実に15年ぶりの海外進出!「遊川さん初監督作品『恋妻家宮本』が!モントリオール国際映画祭ファースト・フィルムズ・ワールド・コンペティション部門に出品されるなんて!とても嬉しいー!」と喜びを述べた天海さん。「遊川監督の元、全てのスタッフ、キャストが一丸となり作り上げた作品です。遊川さんのこの作品での“大切な事は、正しい事よりも優しい事”と言うメッセージが、沢山の方々に伝わると嬉しいです」と話し、「たくさんの方々に観て頂ける様に遊川さんとモントリオールに行って参ります。阿部さんがご一緒できないのは残念でなりませんが、阿部さんの分まで頑張って来ます!」と映画祭に向けて意気込んでいた。また、仕事の都合で今回の映画祭は不参加となってしまった阿部さんは、「遊川監督、そして天海さん。モントリオールで巻き起こるであろう『恋妻家旋風』を体感してきて下さい!」とメッセージを贈っていた。そして本作が初映画監督となる遊川監督は、もちろん初海外映画祭。「重松清さんの原作『ファミレス』の中の“正しい選択よりもやさしい選択を選ぼう”というメッセージを世界中の人に伝えたかった」と語る遊川監督は、「自分が“正しい”と信じ、他者の意見に耳を貸さない人間が増え続け、テロや差別などが溢れ返っているいまだからこそ、世界中のひとりでも多くの人に“正しさ”よりも“やさしさ”が大切なんだと知ってもらいたい。だから、こんなぼくの願いを思いがけない早さで叶えてくれたモントリオールの“やさしい”人たちに心から感謝です」と喜んだ。もし、本部門で受賞すれば日本人としては初の受賞。60歳還暦にして新人監督となる遊川監督は、見事受賞を勝ち取ることができるのだろうか。海外の反応も気になるところだ。『恋妻家宮本』は2017年1月28日(土)より全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年08月05日演出家・宮本亜門が、12日に亡くなった演出家の蜷川幸雄さんに対して、所属事務所を通じて追悼のコメントを発表した。宮本は「日本の創作力をこれほど世界に知らしめた演出家はいません」と蜷川さんの功績に触れた。更に、蜷川さんから「俺はこんな苦労してモノクロで革命を起こしているのに、なんで亜門はカラフルにそれをできるんだ」と言われたエピソードを明かしながら、蜷川さんこそが「日本の魅力を力強く、大胆に、美しい革命を世界に魅せつけたクリエーター」だったと語る。そして、同じ演出家として「蜷川さんが全身全霊で伝えてくれた、生きるパッションとクリエーションの力を、自分なりに精一杯受け継ぎたいと思います」と決意を表明した。■宮本亜門コメント日本の創作力をこれほど世界に知らしめた演出家はいません。「俺はこんな苦労してモノクロで革命を起こしているのに、なんで亜門はカラフルにそれができるんだ」とおっしゃっていましたが、これほど見事に日本の魅力を力強く、大胆に、美しい革命を世界に見せつけたクリエーターはいません。心からご冥福を祈ると共に、蜷川さんが全身全霊で伝えてくれた、生きるパッションとクリエーションの力を、自分なりに精一杯受け継ぎたいと思います。
2016年05月13日現代ミュージカルの巨星、スティーヴン・ソンドハイムの傑作を宮本亜門が演出。市村正親、大竹しのぶという名優の主演で、2007年、2011年、2013年に上演されたブロードウェイ・ミュージカル『スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師~』が、4度めの幕を開ける!ブロードウェイミュージカル「スウィーニー・トッド」チケット情報18世紀末のロンドン、高名な判事に妻子を奪われ、無実の罪を着せられた理髪師が、脱獄をし、名をスウィーニー・トッドと変え、復讐の機会を狙う。その協力者となるのが、ロンドン一まずいと悪評のパイ屋のおかみ、ミセス・ラヴェットだ。トッドの企みを隠しながら、パイ屋も繁盛をする。そのためにふたりが考えだした、とんでもない作戦とは…!?ロンドンに実在したと言われる理髪師に扮するのは、市村正親。「またこの複雑でおもしろい作品で、ソンドハイムの音楽に身を委ねることができる。役者冥利に尽きますね」と、うれしそうに語る。大ベテランの市村も、初演時には、独特の変化の多い曲に苦労したのだとか。「非常に難しいのに、やっているうちに心地よくなる。多彩な変化が、ドラマチックな物語を表していて、まさにソンドハイムのミラクルが体感できる作品なんです」。トッドの残酷な運命を予感させるように、不安げなメロディで幕が開き、物語はスリリングに展開する。血なまぐさいトッドの企みを、ブラックジョークへと変え、コミカルな笑いで盛り上げるのがラヴェット役の大竹しのぶだ。「しのぶちゃんあっての『スウィーニー・トッド』」と市村が言うように、大竹のおかみぶりは、豪快でお茶目。憎しみの炎をたぎらせる市村のトッドと絶品のコンビで、観客をぐいぐいと引っ張っていく。ふたりがカミソリと鉈を手に歌い上げるシーンは、恐ろしくもおかしく、盛り上がりどころのひとつだ。恐怖と笑いが交錯する物語は、ハラハラドキドキの連続で目が離せないと市村。「特に2幕の後半はスピーディで見事です。あり得ない話だけどリアリティもあって、このハラハラドキドキ感は観る甲斐ありですよ」。宮本演出のもと、市村、大竹の巧みなタッグに見事なアンサンブルを添えるのが武田真治、芳本美代子、田代万里生、斉藤暁、安崎求ら個性派の共演者たち。いずれも本作品の出演経験者で、「芝居も歌も確実に深まっています。みんな音符に追われるのではなく、物語の中で生きている感じ」。2007年から10年が経ち、市村はふたりの子どもを持つ父親に。「僕自身も父になって、トッドの妻子を思う気持ちがリアルに体感できるようになりました。トッドは頭では妻と娘を思いながら、手ではすごく残忍なことをやっている。その二面性でお客様がジレンマに陥って、よりハラハラドキドキするような舞台にしたい。今回がファイナルだと思って、悔いのないよう、そしてお客様が喜んで下さるよう、精一杯つとめます」。東京公演は4月14日(木)から5月8日(日)まで東京・東京芸術劇場にて上演。その後、大阪、名古屋を巡演。取材・文:大西美貴
2016年04月07日エレファントカシマシを率いて26年。宮本浩次さんは一貫して真っすぐで純粋で熱い男の心情を、全身全霊で歌い続けてきたロックンローラーです。2012年、突然の耳の不調によりバンド活動を停止するという悲劇に見舞われましたが、見事に復活。そして、ついに今年、3年半ぶりのオリジナルアルバムアルバム『RAINBOW』が完成しました。さぞ、体のことを気にしていると思いきや、そうでもないようで……?宮本さんのプライベートに迫ります。* **宮本:うーん…。そうなんですけど、活動が元通りになったら、全然大事にしてないですね(笑)。ごはんも食べたほうがいいと思うんだけど、俺が食べないからメンバーも食べなくなる。それでみんなでどんどん痩せていくんですね。――最近のお楽しみは何ですか?宮本:ビールをね、けっこう飲むんですよ。元々あまり飲めないんです。ただ、ギターの石森君とよくファミレスに行くんですが、ファミレスだとなぜか3杯くらい飲めちゃうんですよ。石君は一滴も飲めないので、「なんとかサラダ」とか注文すると、店の人が「シェアサラダにしますか」と勧めるので「じゃあそれで」みたいな。2人でサラダをシェアしてね(笑)。ファミレスでビールを飲むって信じられないほど楽しいんですよ。そして旬のメニューがまたおいしい。どこそこ産の茄子とかね。それを頼むのが狙い目です。ああ、蕎麦屋で飲むビールもいいですね。――おお、蕎麦屋と宮本さん、似合いますね。宮本:贅沢な気持ちになりますね。すごく気に入っている手打ち蕎麦屋さんがあるんですが、店の人のこだわりがすごいんですよ。北海道産とか埼玉産の蕎麦だとか、うちの主人が作っている蕎麦ですよ、とかね。もう全然分かんないんだけど、高い意識で一生懸命やっているところにロマンがありますよね。そういう場所に行くと気持ちがいいんです。リラックスできますし、大人の気分になります。あと、いちばんリラックスするのは、やっぱりクルマですね。家に帰ってきて、散歩代わりに首都高を一周走るんです。音楽もかけずに、ひたすら走るだけですが。◇みやもと・ひろじ1966年6月12日生まれ。中3の時、同級生とバンド「エレファントカシマシ」を結成、1988年デビュー。テレビ出演などで見せる独特のポーズや会話のキュートさも人気。◇3年半ぶりのオリジナルアルバム『RAINBOW』(UNIVERSAL SIGMA)が11月18日に発売。11月19日より年末まで、4年半ぶりの全国ツアーがスタート。恒例の新春ライブは1月4・5日東京国際フォーラム ホールA、1月10・11日大阪フェスティバルホールで開催される。※『anan』2015年11月18日号より。写真・森滝 進(まきうらオフィス)インタビュー、文・北條尚子
2015年11月11日デザイナーのコシノジュンコが衣装を手掛け、宮本亜門が構成・演出を務める、全世界で650万人の動員を誇る和太鼓エンターテイメント集団「DRUM TAO」の新作舞台「百花繚乱 日本ドラム絵巻」の東京ロングラン公演(全16回)が、7月16日より天王洲 銀河劇場にて上演されることを記念して、同日、マスコミに向けた公開前舞台稽古が行われた。本作は「DRUM TAO」結成22年目の今年、宮本亜門という初めての演出家を招いての舞台。物語は、ある美しい国の小さな村に住むひとりの少年の成長譚だ。ある日、突如として起きた火山の噴火で少年は両親を失い、さらに天変地異をきっかけに隣部族との抗争が勃発、そんな少年を慈愛の心で見守る天女…時代を越え、語り継がれてきた神話が舞台上で紡がれる。しかし、語られるセリフというものは存在しない。会場に響くのは体の芯まで痺れるような和太鼓を始めとした和楽器の音と、役者たちの「セイヤッ!」「ハッ!」という掛け声のみ。感情は全て楽器の音色と演舞でのみ表現されるという圧巻の演出が本作の見所だ。小粋な祭り囃子から、全てを飲み込まんとする大自然の猛り、闘いの舞と共に響く激情、そして琴や三味線で表現される悲しみと葛藤。役者たちは時に和太鼓を抱えたまま舞い、巨大な太鼓を前にすれば一心不乱に打ち鳴らす。太鼓を打つというその所作と舞との間に切れ目はなく、体を目一杯駆使してそれぞれのキャラクターの想いは伝えられる。取材の最後には、「DRUM TAO」のメンバーである西亜里沙、江良拓哉、岸野央明に加え、コシノジュンコと宮本亜門もQ&Aに応じた。初参加となる宮本亜門は「今日、改めて見て感じたことはやっぱり素晴らしかったです。今の日本にすごく必要な人たちだし、このエネルギーと潔さと、氣を入れるというこの感じ。『DRUM TAO』見なきゃ、日本はダメなんじゃないかと思ってるくらいです(笑)」と自信のほどを窺わせる。衣装を手掛けるコシノジュンコは12年からタッグを組んでおり、今回で4年目。新作「百花繚乱」の衣装について、「最初に『DRUM TAO』を見た時、どんどん衣装を強烈にしていきたいと思いました。(劇中の)衣装といいながらも、やっぱり“魅せる”ということがすごく大切だと思っていて、『百花繚乱』というゴージャスで、江戸がすごく面白かった時代。あの時代の雰囲気を再現できないだろうかって夢をいつも持っているんです。だから今回、思い切りキッチュで、破裂しそうで、叫びだしそうな凄さ、なのに品があってカッコよくて…上手く言葉にできないですけど(笑)、そんなものを目指しました。とにかく見てもらいです」と独特の言葉で語っていた。また、本作は16年2月にニューヨークのオフブロードウェイで上演することが決定している。そして、宮本亜門とコシノジュンコは共に舞台の本場といわれる、ブロードウェイの経験者。そんな2人だからこそ、こんな本音が飛び出した。「ニューヨークは大変なところです。でも、僕が世界でも見たことないような、このドラムとドラマとアートでそこに挑戦できることがとても楽しみです。ニューヨークの人々は良い意味でちゃんと見ててくれます。実力のある人しかニューヨークは認めないんです。でも日本の場合は正直に言うと、実力がなくてもやっていける人がたくさんいます。僕はそういう人ともたくさん仕事してるから(苦笑)。オーラだったり、可愛げがあるだけだとニューヨークではバッサリ切られるんです。それでも、僕の感覚では(DRUM TAOは)絶対にウケるという確信があります。稽古場でも身を削って、血を流して作り上げてきた作品だから、世界に応えられるものになってると思います。そして、新たな旋風を巻き起こしてくれるだろうと信じてます」(宮本亜門)。「ブロードウェイは、はっきりと『良いものは良い、悪いものは悪い』という世界なのでとても怖いところです。少しでも欠けてるともうダメ。だから、来年までにもっと鍛えて、日本の楽しくて、優雅で、カッコいい所を届けて、日本が持つ感性をメッセージとして伝えられるようなものをやりたいと思っています。最高に楽しい仕事です。ブロードウェイというビジョンがしっかりした中でモノ作りができるという環境は素敵ですね」(コシノジュンコ)。その後も2人からは、「日本が世界に誇れるもの」「絶対に成功する」と自信のほどを感じさせるコメントがこぼれる。ブロードウェイでの挑戦も然りだが、新国立競技場の建設騒動で賛否を呼んでいる5年後の東京オリンピックも、世界へ日本のカルチャーを発信する場となるはず。これについて、東京オリンピックの文化委員を務めるコシノジュンコは「全てのことがオリンピックに繋がると思っているんですね。東京だけのものでは当然ないですし、オールジャパンで取り組んでいくことだと思っているんです。そういう意味では、日本という感性を持った『DRUM TAO』はまさにぴったりと思うんですね。伝統芸術とスポーツを掛け合わせたようなもので、これから日本が目指すコンセプトに当てはまると思っています。まだ、具体的に何ができるかは分からないですが、これから『DRUM TAO』は日本のあちこちを回っていくんですが、その時にオリンピックへと繋がるメッセージが届けられれば、もっと大きな意味を持ち始めるんじゃないかと思っています」。【公演詳細】「百花繚乱 日本ドラム絵巻」■東京公演日時:7月16日~7月26日(日) 計16回会場:天王洲 銀河劇場場所:品川区東品川2-3-16 シーフォートスクエア内2階料金:S席 7,500円(1階・2階)、A席 6,000円 (3階)■NY公演日時:2016年2月11日~2月14日(日) 計6回会場:Skirball Center for the Performing Arts
2015年07月17日注目のイットガールが登場する新連載。第7回のゲストは、人気沸騰中のモデル、野崎智子さん。9万人超えというインスタグラムのフォロワー数からも、注目度の高さがうかがえる。「ここ1年で急激に増えて、自分でもびっくりしています。モデルになるのは子供の頃からの夢だったので、いろんな雑誌で自分を表現できる今が、本当に幸せ。かわいくもかっこよくもなれる、振り幅の広いモデルになるのが次なる目標です」。個性的なスタイルも人気の秘密。「ひと昔前の映画を参考にすることが多いです。この髪型のイメージは、’90年代のウィノナ・ライダー!」◇のざき・ともこ1993年生まれ。スペインやフィリピンの血を引くハーフ。一昨年デビュー。現在『NYLON JAPAN』や『mini』などで活躍中。インスタグラムのアカウントは@tomoconozaki◇外食も好きだけど、最近は自炊も楽しい。「アイスが好きで毎日食べちゃうので、栄養を摂れる料理を作ります」◇コーヒーが大好き。毎日飲んでいます!「行きつけのコーヒースタンド、『Bubbles Chill』のラテがすっごくgood」◇直線的なラインがお気に入り。「最近髪をボブにしたの。気に入ったので、しばらくはこれでいくよ♪」※『anan』2015年6月24日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子
2015年06月23日バイオリニストで1児の母でもある宮本笑里が、6月22日からキッズステーションでスタートする新番組『えいごのおはなしCBeebies!』の関連番組『日本初放送の BBC 知育番組を体験!「宮本笑里 meets CBeebies」』に出演する。CBeebies(シービービーズ)は、BBC(英国公共放送協会)が運営する6歳以下の幼児向け専門チャンネルから生まれたブランド。新しく始まる『えいごのおはなし CBeebies!』では「楽しく学ぶ」をコンセプトに、CBeebies が厳選した良質なアニメーションを吹き替え無しで原語のまま放送。生きた英語で「えいご耳」を育てるのが狙いだ。宮本は「色の鮮やかさ、音やリズムなど、CBeebies のアニメーションは子どもを引き付けるパワーがすごいなと思いました。それまで泣いていた私の娘も番組が始まった瞬間、集中して観ていました。バイオリンなどクラシック音楽の楽器は幼少期に始めると良いとよく聞くのですが、英語もネイティブの発音でなるべく小さいうちに聞くことで自然に身に付いていきそうなので、これから親子で一緒に楽しみたいと思います」とコメント。番組では英語や音楽をテーマに、これからの知育について母親の目線で語る。『日本初放送の BBC 知育番組を体験!「宮本笑里 meets CBeebies」』はBSスカパー!にて6月20日(土曜 12:00~)放送。
2015年06月14日フリーアナウンサーの宮本隆治、歌手の八代亜紀、吉幾三、川中美幸が13日、都内スタジオで行われた、BSスカパー!の特別番組『宮本隆治の歌謡ポップス☆一番星コンサート』の公開収録に参加した。同番組は、音楽情報バラエティー番組『宮本隆治の歌謡ポップス☆一番星~演歌・歌謡曲情報バラエティ~』の特別番組。ゲストの八代、吉、川中によるトークコーナーのほか、生バンドの歌唱ステージを披露する内容で、番組は、3月29日18時からBSスカパー!で先行放送、5月上旬に歌謡ポップスチャンネルで90分の完全版を放送する。番組収録前、報道陣の取材に応じた八代は、「人生の贈りもの」、「心をつなぐ10円玉」を披露するにあたり、「今、どうしても歌いたい曲。言葉が素敵なので、じっくり見て聞いてくれればうれしい」とアピール。一方、コラボレーションを含む7曲を歌唱する吉は、「3曲がギリギリ……」とこぼしながらも、「カラオケじゃなく生バンドという音楽番組はなかなか無い。こういう番組は続けて欲しいし、この3人で毎週出てもいい」と番組初のコンサート形式が楽しみな様子だった。また、番組司会を約2年半務めている宮本アナは、「司会生命をかけて、誰も知らない素顔を引き出したい」と意欲満々。フリー転身前のNHK時代には、『紅白歌合戦』や『のど自慢』など歌番組の司会を担当してきた宮本アナだが、八代は以前からの印象を、「表も裏も面白い人」と称してにっこり。「生放送が終わると面白いって言われてましたけど(笑)。私は額縁ですから、中の絵を引き立たせることに徹します」と照れ笑いする宮本アナに、川中は、「額縁の方が高い時もある」と突っ込んで笑いを誘っていた。
2015年02月14日バイオリニストの宮本笑里が1月25日(日)、映画『マエストロ!』公開を記念して行われたトークイベントに出席し、11億円の価値があると言われるバイオリンの王様“ストラディヴァリウス”を生で演奏した。さそうあきらの漫画を原作にした本作。謎めいた指揮者の元に集った“負け組”のオーケストラの団員たちが名門オーケストラの復活のために奮闘するさまを描き出す。この日、宮本さんが演奏したストラディリヴァリウスは“HAMMA(ハンマ)”という名器で1700年代前半に製造されたもの。本作の完成披露試写会で、主演の松坂桃李も緊張しながら手にしていたが、本作にも協力している「株式会社日本ヴァイオリン」の社長で、この日のイベントにも出席した中澤創太氏によると「9億円~11億円」の価値があるとされる。宮本さんは「愛のあいさつ」(エルガー)、「主よ人の望みの喜びよ」(バッハ)、「チャールダーシュ」(モンティ)の3曲をピアノ伴奏に合わせて演奏し、集まった聴衆の割れんばかりの拍手喝さいを浴びたが、この名器を手に「格が違う。輝きやオーラを表情や本体から感じます」と語った。中澤氏はストラディヴァリウスについて、この楽器の前の持ち主だったというベルリンフィルのコンサートマスターのバイオリニストの「わがままなお嬢様のよう」という言葉を紹介。「手にとっていきなり弾くことが許されない」「前の人(演奏者)の音色が残っているんです」とその不思議な特徴を説明。具体的に、他のバイオリンとどのように音色が異なるのか?という質問に「音が大きいし、音量だけでなく音の届き方が違う」と答えつつも、一方で科学的な視点でのそうした違いの理由については「100%は分かってないんです。(製造者のアントニオ・ストラディヴァリウスが)天才だったと言えるし、(使われている)木が違うこと、黄金比などとも言われますが…」と300年を経てなお多くの演奏者、聴衆を魅了する名器の“謎”にも言及した。宮本さんは「ずっしりと重いのかと思ったら意外と軽いんです、大丈夫かな?と思うくらい。弾いてみると、音に重みがあり、深みが出てくる」と語り、“ダイヤモンドトーン”と呼ばれる高音域についても「高い音がキラキラと輝きがある」とウットリとした表情を見せていた。2人とも、すでに映画も鑑賞しているというが、宮本さんは「いまのクラシック業界をそのまま表した映画です!指揮者とオーケストラの関係性や音楽性の部分も分かりやすい。俳優のみなさんの楽器を持っての演技も集中力が高いのを感じました」と絶賛。中澤氏も「日本のクラシックの大変さがリアルに描かれている」とうなずく。また、約1年という長期にわたってバイオリンの練習に励んだという松坂さんの演技についても「上手いんですよ!ボウイングや構えが上手い。相当、練習したのが分かります」と語り、宮本さんも「ビックリしました。バイオリンは小さい頃からの積み重ねで馴染んでいくものですが、1年でこんなに楽器と一体になってるというのはものすごいこと」と惜しみない称賛を送る。映画を通じて「もっともっとクラシックを知ってもらえたら」と会場に足を運んだ観客に呼びかけていた。『マエストロ!』は1月31日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マエストロ! 2015年1月31日より全国にて公開(C) 2015『マエストロ!』製作委員会(C) さそうあきら/双葉社
2015年01月26日横浜DeNAベイスターズは1月16日、現取締役オーナーの春田 真氏に代わり、ディー・エヌ・エー 取締役で創業者の南場 智子氏が新オーナーとなることを発表した。横浜DeNAベイスターズは、2012年よりDeNA傘下。2011年まで4年連続最下位になるなど低迷していたが、親会社変更後は2013年と2014年に5位となるなどチーム状態の改善が見られ、観客動員数も増加している。南場 智子氏は1999年にディー・エヌ・エーを設立。2011年6月、家族の看病を理由に代表取締役兼CEOを退任し、取締役となっていた。今回の就任で、プロ野球界初となる女性オーナーとなった。南場 智子氏はオーナー就任について以下のコメントを発表している。「DeNAがプロ野球界に参入してから3年間が経ち、いろいろな感動のあるシーズンを経験できました。この3年間でチームは少しずつ強くなり、来場者数も4割以上増え、どんどんいい球団になっていると感じています。より強く、より楽しく。ファンのみなさまにもっともっと楽しんでいただける球団にしていきたいと思っています。これからも引き続きどうぞよろしくお願いいたします」なお、現オーナーの春田 真氏は6月に開催するディー・エヌ・エー定時株主総会をもって任期満了となり、取締役を退任するとしている。
2015年01月17日伊勢丹新宿店本館5階アートギャラリーでは、2015年1月2日から6日まで「中原亜梨沙・宝居智子 華やぎの色 日本画二人展」を開催する。また、同会場では「浅香弘能の彫刻展 -華BUKIMON- 」も行われる他、同館6階催物場では若手アーティストによる作品展(5日まで)も開催。同店では正月、新春にふさわしいアート作品を随所でフォーカスする。中原亜梨沙と宝居智子による日本画展は、同年齢の2人が新春をイメージした華やかで麗しい作品を制作、両名とも約10点ずつ新作を発表する。中原が描く作品『はじまりの朝』(23×27.3cm/17万円)は、雲肌麻紙(くもはだまし)という福井県越前市で生産される和紙に、岩絵具や水干絵具などで描き、華やかな和装ながらも、凛とした眼差しの女性の顔が描かれる。この他、正面を見つめた女性の目元が美しい印象の『とばり』(3号サイズ/12万円)も販売。中原は1984年生まれで、東京藝術大学大学院修了後、三菱アートゲートプログラムに入選。現在は生活の友社の『アートコレクターズ(ART collectors’)』(2014年4月号)や『美術の窓』(2013年6月号)の表紙などを手掛けた。宝居が描く作品『扇面紅白梅図』(38×45.5cm/18万円)は、雲肌麻紙に金箔や金泥、白金泥なども画材に取り入れ、琳派(りんぱ)の要素も感じられる華やかな紅白梅図だ。『牡丹の乙女』(3号サイズ/10万円)は、絹本(けんぽん)着色という絹に色彩をつけて描く技法で女性の横顔を描いた。宝居も1984年生まれで、女子美術大学卒業後、2011年には第22回 臥龍桜日本画大賞展に桜入選。現在は日本の美しさをテーマに美人画や動植物を中心に作品を制作している。両氏は、1月2日から4日まで、各日11時から17時まで来場する。また、同会場で開催される浅香弘能の彫刻展では、刀や手裏剣などの古武器が大理石や御影石で制作され、素材特有の質感に加え、細部にまで施される彫りなどを表現。同氏のモダンで斬新な和の世界を見ることができる。会場では、黒御影石や白大理石を始め、プラチナ箔まで施される薙刀(なぎなた)の「華BUKIMON -昇炎龍- 」(230×45×125cm/220万円)、太刀(105×15×27cm/88万円)や小刀(70×15×25cm/68万円)まで販売される。同館6階催物場では「アートのチカラ -若手アーティストのWA- 」と題し、現役美大生から現在活躍中の作家まで、次世代アーティスト90名の絵画や立体作品、約400点を一堂に紹介するイベントが行われる。同イベントでは、新年の干支“未(ひつじ)”と“縁起”をテーマに、参加アーティスト全員が1人1点ずつ制作した作品と絵馬も紹介。各アーティストの作品を購入した客には、そのアーティストが制作したオリジナル年賀状がプレゼントされる特典もあるという。
2014年12月26日日本文学の金字塔・三島由紀夫の不朽の名作を、宮本亜門の演出で贈る舞台「金閣寺-The Temple of the Golden Pavilion-」。2月25日(火)、新キャストとなる主演の柳楽優弥、水橋研二、水田航生らキャストらが稽古場にて顔合わせ、稽古始めの台本の読み合わせの模様が公開された。生来の吃音から疎外感に悩みながら育った男・溝口、下肢に障害を抱えながらも不敵に溝口を挑発する柏木、そして溝口とは寺の同朋で、明るさの裏で自死を選ぶ鶴川。「生とは何か?」「美とは何か?」と自問する溝口と2人の友人を軸に、現代にも通じる若者の苦悩や閉塞感を描き出す本作。舞台は俳優の身体だけでなく、映像や声の演出で三島文学を表現し、正式招待された「リンカーンセンター・フェスティバル2011」でのニューヨーク公演では“Fusion Theater(融合劇)”と評され大きな注目を集めた傑作だ。今回の公演で新キャストに抜擢されたのは、主人公・溝口役には独特のオーラを放つ柳楽優弥、柏木役には実力派の水橋研二、鶴川役には昨年の映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』での大抜擢でも注目を浴びた水田航生、さらに溝口の初恋の相手・有為子役とその有為子に存在を重ねるお花の師匠に市川由衣。今回の主演抜擢を受けて、柳楽さんは「今日は稽古初日ということで、めちゃめちゃ緊張していますので、頑張って乗り切ろうという思いです(笑)。初舞台は『海辺のカフカ』で蜷川幸雄さんの演出だったので、演出家の方はみんな、“恐い”という印象だったのですが、取材時にライターさんたちから『亜門さんは優しい』と聞いて、優しい演出家の方もいるんだと思いました(笑)。亜門さんを信じて稽古に励んでゆきます」と挨拶。三島文学のキャラクターとあって、かなりの難役になることが予想されるが「僕は、『僕の内界と外界との間の扉に鍵があり、うまく開いたためしがない。それどころか、その鍵は、錆び付いてしまっているのだ』という(小説の)一節に現れる、溝口の心の変化を精一杯演じていきたいと思います」と力強く語る。さらに役作りについて聞いてみると、「寺の坊主の役なので、役づくりのために、京都の宝泉寺に修行に行きました。座禅をしたり、太極拳をしたり、すごく緊張しました。今は一番“声”のことを意識しています。映画で声が小さいと言われるので(苦笑)。髪型は、今以上にスッキリします!坊主にします!」と明かした。本作は2011年に宮本さんが芸術監督を務めるKAAT神奈川芸術劇場の柿落し公演として創作されたもので、今回再演となるが宮本さんは「今回は、単なる再演ではなく、新しい役者さんもたくさん加わっていますし、自分にしかできない『金閣寺』を一緒に創り上げていきたいと思います」と話す。柳楽さんの起用理由については「非常に面白い役者さんです。溝口を演じるには、溝口に共鳴できるかどうかが重要なんですが、柳楽さんは溝口が好きなんだと聞きました。『海辺のカフカ』も観て思いましたが、柳楽さんにはそこに“存在”できる力がある。舞台では、その“存在”できる力が大切なんだと思います」とも。最後に、「初演時に比べると、それぞれ役の実年齢に近い方が揃っています。『金閣寺」は、テーマがとても深く、時期や自分の置かれている立場によって、見方が変わりますので、自分自身を見つめ直す機会となりうる作品だと思います。3年前とは情勢が変わっています。自分という人間は何ぞや、日本とは何ぞやということを、いま一度、感じ取って頂ければ」と語りキャスト・スタッフともに気合い十分といった様子だった。舞台「金閣寺-The Temple of the Golden Pavilion-」は、赤坂ACTシアターにて4月5日(土)~4月19日(土)公演。(text:cinemacafe.net)
2014年02月26日東京ヤクルトスワローズは、9月28日の広島東洋カープ戦から10月4日の阪神タイガース戦までの神宮主催5試合において、イベント「宮本慎也ファイナルシリーズ」を開催する。同イベントは、今季限りで現役を引退する同球団・宮本慎也選手の実績に敬意を込めて実施するもの。企画チケット、記念グッズの販売などを展開する。企画チケットは4種。「ミズノ製限定仕様宮本モデルグローブ付チケット」は、宮本モデル軟式グローブに引退記念デザインが刻印されたグローブ付。「ベースボールマガジン社製フレーム入りカードセット付チケット」は、限定300セットでシリアルナンバーが刻印されている。その他も、デザイナーPanson Worksがデザインしたつば九郎と宮本選手がプリントされたTシャツが付いたチケットや「燕パワーメントユニフォーム」に、宮本慎也ファイナルシリーズ限定ワッペンと、背番号「6」がついた限定仕様のユニフォームが付いたチケットも販売する。販売対象試合は、9月28日(広島東洋カープ戦)、9月29日(横浜DeNAベイスターズ戦)、9月30日(横浜DeNAベイスターズ戦)、10月1日(読売ジャイアンツ戦)、10月4日(阪神タイガース戦)。販売は、すでにSwallows CREW プレミアム会員、Swallows CREW レギュラー、ライト、キッズ会員には先行販売している。9月4日の11時より、Swallows CREW 無料会員に先行販売開始。9月6日の11時から、スワチケ一般販売、9月8日11時から、神宮球場窓口でも販売する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年09月03日今週末にKAAT 神奈川芸術劇場 ホールで開幕する、宮本亜門の舞台『マダムバタフライX』の公開舞台稽古が11月8日に行われた。『マダムバタフライX』公演情報「オペラ!~ネクスト・ジェネレーションへの試み」と題した『第19回神奈川国際芸術フェスティバル』のフィナーレを飾る作品。イタリアオペラの最高傑作であるプッチーニ作曲『蝶々夫人』と、宮本亜門独自の台本による現代劇を融合させたもので、「ネオ・オペラ」というべき新しい表現を追求する。「蝶々さん」の物語と、その舞台を作る「現代人」の物語が交錯する二重構造の舞台。二期会の実力派歌手陣と若手俳優陣が、ふたつの物語を歌い演じていく。スタイリッシュな舞台美術も見どころのひとつ。新国立劇場『サロメ』での宮本とのタッグも記憶に新しい伊藤雅子の舞台装置、さらに映画の合成画像技術を用いて実写とドローイングを融合させて作り上げる栗山聡之の映像。これらが一体となって、宮本亜門がオペラの名作を現代に蘇させる。公演は11月10日(土)から18日(日)まで、KAAT 神奈川芸術劇場 ホールにて。一部公演を除きチケット発売中。
2012年11月09日“超ど級・パワフルミュージカル”と銘打ち、宮本亜門が演出を手がける舞台『ウィズ ~オズの魔法使い~』。9月28日(金)からの横浜公演を皮切りに、大阪、東京、名古屋で上演される。8月22日には都内にて制作発表が行われ、宮本をはじめ主演の増田有華(AKB48)のほか、ISSA(DA PUMP)、森公美子、小柳ゆき、陣内孝則らが会見に応じた。「ウィズ-オズの魔法使い-」 チケット情報「震災後の日本を元気にしたい!」という宮本の思いで企画されたのが本公演。宮本は「もともとはブロードウェイ作品ですが、メイド・イン・ジャパンの香り満載で、日本から発信する舞台だと思ってください。心をオープンにできる本当に素晴らしい作品。歌も踊りもパワフルで、テンションが高くないとできないミュージカル」と本作を紹介した。ISSAが「現場が本当に楽しくて、今は一秒でも長く稽古場にいたい」と話すように、出演者・スタッフは実に個性豊か。主役のドロシー役をつとめる増田有華は、AKB48などに所属するメンバー186名の中から、約3か月におよぶオーディションによって宮本に認められ、その役を勝ち取ったシンデレラガール。「はじめは皆さんのテンションの高さに圧倒されましたが、すぐに打ち解けられ、もう3年くらい一緒にいるような感じで家族みたい。この役が決まってから、大げさではなく私の生き方が変わり、もっとたくさんのことを伝えなきゃと思うようになりました。物語の中のドロシーとともに、私自身も成長していきたい」と抱負を語った。キャストだけでなくスタッフも個性派揃いだ。振付を担当するのは、ダンサーとしてブリトニー・スピアーズとも共演し、振付家として少女時代をはじめ数々のトップアーティストを手がける仲宗根梨乃。「みんなすごいんですよ!毎日、作るのがとにかく楽しい!」と、そのテンションの高さで役者陣を圧倒し、会場を沸かせた。きゃりーぱみゅぱみゅのアートディレクションをはじめ、その独特な世界観で注目を集めている増田セバスチャンも美術監修として宮本の演出を助ける。まさに個性豊かな面々に宮本は「正直、まとまりはありません。猛獣だらけ。だから僕もまとめる気はない。こんなにもカラフルな人たちが、みんなで作り上げていく作品です」とコメント。色とりどりのキャラクターたちが登場し、苦難にあいながらも、力を合わせてハッピーエンドに向かっていく『ウィズ』。宮本が言うように、きっと元気をもらえる、そんなミュージカルになりそうだ。公演は10月18日(木)から28日(日)まで東京国際フォーラムホールCで上演のほか、11月5日(月)まで各地を巡演する。なお、東京公演はチケットぴあにて8月25日(土)11:00より8月31日(金)18:00までインターネット先着先行(プリセール)を受付。取材・文:大林計隆
2012年08月23日“ロンバケ”から16年10月スタートのフジテレビ系ドラマ(タイトル未定)の阿部寛主演で放送される作品に、女優の山口智子が出演することが分かった。火曜夜10:00~放送のドラマ枠で、2人が夫婦役を演じる。一大社会現象ともいえる人気作品となった「ロングバケーション」(1996年)以来16年ぶりの連ドラ出演となる彼女。ふたたびフジテレビのドラマでその魅力を輝かせる。巨匠監督とタッグも豪華監督・脚本は、これが連続ドラマ初挑戦となる、是枝裕和監督。映画監督としては、「誰も知らない」を手がけ、2004年のカンヌ国際映画祭最優秀男優賞(柳楽優弥)を獲得するなど、各所で高い評価を受け、世界で活躍を続けている。阿部、山口、是枝監督という豪華なタッグでおくられるドラマ。笑って泣ける「ホームドラマ」として、現代をあたたかく、ときにほろ苦く描き出す作品となるそうだ。ナチュラルで輝きを失わない、理想的な年の重ね方をしている彼女だからこそ、久々の連ドラもおおいにハマり役となりそう。オンエアをぜひ期待して待ちたい。元の記事を読む
2012年06月03日ミュージカル『アイ・ガット・マーマン』が現在、東京・シアタークリエにて上演中だ。この作品は今やブロードウェイにウェストエンドにと、世界を舞台に活躍する宮本亜門の演出家デビュー作。1987年の初演から25年という節目の年を迎えたこの新春に、諏訪マリー、田中利花、中島啓江というオリジナルキャストの3人がエネルギッシュに舞台上で弾けている。『アイ・ガット・マーマン』チケット情報はこちらマーマンとはブロードウェイ黄金時代の大スター、エセル・マーマンのこと。本作は『エニシング・ゴーズ』『アニーよ銃を取れ』などの数々のヒット作に主演する一方で、5度の結婚を繰り返すなどドラマチックな私生活を送った彼女の生涯を、彼女自身がヒットさせた名曲群で綴っていく作品だ。3人の女優たちが2台のピアノをバックに時にマーマンになり、時にマーマンを語るクラブ・ショーのようなスタイルは、舞台転換もなくシンプルだけれども何故かゴージャス。それは3人の女優たちの存在感が醸し出すものだろう。諏訪の華やかさ、田中のファンキーさ、中島のド迫力。そして3人に共通して、マーマンの代名詞でもあった“大声量”。ソロから三重唱までどこを切り取ってもパワフルだ。ナンバーも幕開けから「アイ・ガット・リズム」「ショウほど素敵な商売はない」と名曲のオンパレードで、一気に心が沸き立つ。コメディかはたまたおしゃべりか、3人の息の合った掛け合いも楽しい。今回の公演は3チームのキャストが出演するが、作品の歴史とともにあるオリジナルキャスト版は「Tribute to Merman」と銘打ち、初演時の映像とともに3人が当時を振り返るシーンも加えられた。「あの頃はスリムだったわねぇ」「私は変わってないわ!」など目を細めて懐かしさを語りつつも、今の自分にも自信を見せる3人が可愛らしくも頼もしい。25年という歴史の重みと、『アイ・ガット・マーマン』という作品への愛が入り混じり、なんともハッピーな劇場空間になっていた。そして最新ヒット曲も織り込んだりとさらに進化する『マーマン』を見せつけてもいた。初演は4日間だけの公演だった。25年後も同じ作品に出ているとは「針の先ほども想像しませんでした」と諏訪。田中も「ずっと『マーマン』をできたらいいなぁ、と思ってはいましたが、それが実現するとは」と今の喜びを噛みしめる。そして「まるでタイプの違う3人の出演者それぞれの個性が絡まりあって、ひとりの女性“マーマン”を演じてゆく。これは、たまらないですよね」(諏訪)、「人生、十人十色でも、それぞれのどこかに重ね合わされるドラマがある。マーマンを知らない人でもきっと大笑いし、泣き、ため息をつく!」(中島)とこの作品が愛され続ける理由をそれぞれ語った。3人が賑やかに歌い、底抜けの笑顔を振りまく姿を観るだけでも、身体の底からムクムクとパワーが湧き出てくるこの舞台、公演は1月19日(木)までシアタークリエにて。なお1月10日(火)からは浦嶋りんこ、シルビア・グラブ、エリアンナの“ファビュラスキャスト”、樹里咲穂、西国原礼子(SDN48)、Mizの“ニューキャスト”が出演する。その他地方公演あり。
2012年01月06日有川浩による、60万部に迫る同名ベストセラーを映画化した『阪急電車』に、宮本信子と“天才子役”と名高い芦田愛菜が祖母と孫娘として出演することが明らかになった。兵庫県宝塚市の宝塚駅から西宮市の西宮北口駅を経て今津駅を結ぶ阪急今津線。この片道わずか14分の路線を利用する人々のドラマ、人間模様を温かいタッチで描き出す本作。すでに中谷美紀と戸田恵梨香の出演が発表されていたが、このたび、年齢差60の新コンビ結成が発表された。2007年公開の『眉山 -びざん-』で松嶋菜々子演じる主人公の母親を演じて以来の映画出演となる宮本さんは、曲がったことが大嫌いな時江を演じる。愛菜ちゃんは、そんな時江を慕う孫娘の亜美に扮する。宮本さんは「阪急電車と共に人生を歩んできた時江役。地元の方々に共感していただけるよう、全力投球で演じさせていただきます。かわいい愛菜ちゃんとの共演も待ちきれません」と語る。地元・兵庫出身の愛菜ちゃんは、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞にも輝いたことのある宮本さんに演技を教えてもらおうと、撮影を楽しみにしているとか。「大好きな阪急電車にたくさん乗れるのがすごく楽しみです。有名な役者さんたちと一緒に映画に出るのは緊張するけど、憧れの宮本さんと一緒に頑張ります!」とこちらも気合十分のコメントを寄せてくれた。撮影は11月26日(金)より宝塚市でスタート!ご当地の阪急電車沿線では、運がよければ撮影が垣間見えるということで、早くも話題になっているとか。今津線を中心に12月下旬までの予定でオール兵庫ロケが敢行される。『阪急電車』は2011年4月、全国東宝系にて公開。■関連作品:阪急電車 2011年4月、全国東宝系にて公開■関連記事:丸刈りで登場の加瀬亮戸田恵梨香の暴走に「ハメられています」
2010年11月29日