ソニーは12月7日、4K解像度の映像記録・伝送・再生に対応した医療用映像機器として、4K液晶モニター、4Kレコーダー、コンテンツマネジメントシステムを発売すると発表した。まず、4K液晶モニターは55型の「LMD-X550MD」と31型の「LMD-X310MD」をラインアップ。4K映像により細部までクリアに表示できるほか、ITU-R BT.2020信号に対応し、従来のハイビジョン映像と比べ広い色域を表現できるようになった。また、同社独自の「オプティコントラストパネル」構造の採用によって光の反射と拡散を低減することで、画像のゆがみやコントラスト感の低下を防ぎ、鮮明で視認性の高い映像を実現している。さらに、画像強調機能「A.I.M.E.」を搭載したことで、内視鏡や手術顕微鏡などからの映像の輪郭や色を調整することも可能となっている。価格はオープンで、発売日は12月14日の予定。メディカル用途専用の4Kレコーダー「HVO-4000MT」は、4TBのHDDを内蔵しているほか、内蔵Blu-rayドライブでのBlu-rayディスクへの映像書き出しや、USBメモリー、USB HDDへの映像書き出しも可能となっている。価格はオープンで、発売日は2016年2月1日を予定している。コンテンツマネジメントシステム「CMDS-MS20MD」は、メディカル4Kレコーダーなどで記録されたHD映像や4K映像を一元管理できるサーバーシステムで、4K映像を含むさまざまな映像の収集・保存・検索・編集・配信が可能。コンテンツマネジメントシステムのサーバーに収集・管理されたデータを、ネットワーク接続したPCまたはiPadからアクセスして視聴することができるため、病院内で映像を共有することができる。価格はインストールする対応サーバにより異なる。発売日は2016年1月21日の予定。同社は4Kの映像伝送システムをIPケーブルのシンプルな配線で構築し、またリアルタイムでの院内での共有を可能にするIPコンバーターも開発している。同製品は医療用4K映像機器と接続して、煩雑なケーブル配線をシンプルにでき、入力から出力まで映像伝送システムのIP化を可能にするほか、アナログ映像からHD、4K映像まで様々な映像信号のIPへの変換・出力に対応するとしている。
2015年12月09日小町はこのほど、電子レンジで温めるだけで鼻毛脱毛ができるブラジリアンワックス「KING’s NOSE WAX(キングスノーズワックス)」(2,980円・税込)を発売した。同商品は、ブラジリアンワックス「Brabianca(ブラビアンカ)」を開発・販売する同社が3年の期間をかけて開発した鼻毛専用の脱毛商品。電子レンジで温めるだけで手軽に脱毛できるセルフケア商品で、これまでにない絶妙な「抜け」を感じられるように工夫した。実際に使用した86%以上(同社調べ)が、1回の使用で20~30本の鼻毛が抜けた実績があるという。商品は、シリコンカップとビーズワックス、スティックなどがセットになっている。付属のシリコンカップにビーズワックスを入れ、電子レンジ(500W)で約4分加熱。ワックスをスティックにマッチ棒状になるよう付けて、鼻に軽く差し込んで使用する。約1分ほど待ってワックスが固まったら一気に引き抜くが、痛みは感じにくいとのこと。キットは10回分のセット。ハードワックス40g、使い捨てスパチュラ10本、使い捨てスティック20本、耐熱性シリコン容器1個(色指定不可)、取扱説明書1枚が入っている。同社通販サイトのほか、Amazon、Yahoo!ショッピング、Qoo10でも販売している。
2015年12月08日エレコムは1日、USB電源と家庭用コンセントが一体となった電源タップ「T-U01-2224」シリーズと「T-U02-2424」シリーズの2モデルを発表した。11月下旬に発売する。価格は税込6,696円から。○T-U01-2224シリーズ「T-U01-2224」シリーズは、AC100Vの家庭用コンセント×2基と、USB A電源ポート×2基を備えた2WAY電源タップ。ケーブル長が1mと2mのモデルを用意。価格は1mが6,696円、2mが6,890円。家庭用コンセントだけでなくUSB電源ポートを備えており、AC-USB充電器などを使うことなくUSB機器の充電や給電が可能。USBポートは1ポートあたり2.1A(2ポート合計4.2A)まで、USB機器の充電 / 給電が行える。電源プラグ部分は180度スイングし出っ張りを最小限にできる。本体サイズは約W180×D52×H32mm、重量は1mが270g、2mが335g。○T-U01-2424シリーズ「T-U01-2424」シリーズは、AC100Vの家庭用コンセント×4基と、充電 / 給電用USB Aポート×2基を備えた2WAY電源タップ。ケーブル長が1mと2mのモデルを用意。価格は1mが8,229円、2mが7,800円。雷サージから電子機器を守る「高性能雷サージ吸収素子」を内蔵しており、落雷による瞬間的な高電圧(雷サージ)から接続機器を保護する。各コンセントには、個別に電源をオン / オフできる「個別スイッチ」を装備。搭載コンセントのうち1つは、隣のコンセントと干渉しないようすき間が広く取られている。本体サイズは約W280×D52×H32mm、重量は1mが385g、2mが450g。
2015年12月01日CYBERDYNE(サイバーダイン)は11月25日、同社のロボットスーツ「HAL医療用下肢タイプ(HAL医療用)」が、同日付で厚生労働省(厚労省)より医療機器の製造販売承認を取得したと発表した。HAL医療用は患者に装着して生体電位信号に基づき下肢の動作補助を行い歩行運動を繰り返すことで、歩行機能を改善することを目的としたロボット治療機器で、今回、治験によって筋萎縮性側索硬化症(ALS)や筋ジストロフィーといった緩徐進行性の神経・筋疾患患者への安全性と進行抑制効果とが認められたことから、承認を得たという。また、HAL医療用は、同社代表取締役で筑波大学大学院 教授でもある山海嘉之氏が開発した動作原理を搭載することで、患者の症状や身体機能、使用環境などに応じた細やかな対応が可能であることが技術的な特徴となっている。今後、同社はHAL医療用を用いた治療に対して保険適用を受けるための申請手続きを行う予定としていくほか、HAL医療用については、今回承認された神経・筋難病疾患から脊髄疾患への適応拡大を目指した取り組みとして、すでに2014年9月よりHTLV-1関連脊髄症(HAM)などの主に痙性のある対麻痺症に対する治験も進めているという。
2015年11月26日ルネサス エレクトロニクス(ルネサス)は11月24日、タッチキー操作機器向けに32ビットマイコン「RX130グループ」を開発し、同日より順次サンプル出荷を開始すると発表した。同社のタッチキーは、タッチキー検出回路の感度やノイズ耐性に優れ、厚いアクリルやガラス、石などのさまざまなカバー素材を使用したタッチキー搭載システムを開発することができる。今回発表した「RX130グループ」は、この特長を受け継ぎつつ、特に普及機帯のシステムに向けて採用が広がるように機能が最適化されている。具体的には、タッチキー用32ビットマイコンでは世界トップクラスとなる最大64キーまでキーの数が拡張可能となっているほか、世界最小クラスの待ち受け電流約8μAを実現している。サンプル価格は一例として、メモリを64KB搭載のQFP 64ピンパッケージ製品で250円/個(税別)となる。量産は2016年3月から開始し、2017年3月には月産50万個を生産する予定。今後、普及機帯のモデルに手軽にタッチキーを搭載できるよう、開発環境を拡充し、タッチキーの自動調整ツール「Workbench6」をバージョンアップするほか、アプリケーションノート、ユーザーズマニュアル、リファレンスソフトなど、開発に必要なソフトウェアや情報も提供するとしている。「Workbench6」と、マイコンのサンプル、評価ボードを併せて使用することにより、即時、動作確認と評価が可能となる。なお、同ツールを同梱したRX130タッチキー評価キットは2016年2月の発売予定となっている。
2015年11月24日セガトイズは、家庭用プラネタリウム「HOMESTAR(ホームスター)」シリーズにおいて、限定カラーバリエーション「ホームスタークラシック サンライズオレンジ」を2016年3月に発売する。同製品は、シリーズ発売10周年と累計販売台数100万台突破を記念したものとなる。価格は税込み11,880円。「ホームスター」シリーズは、2005年にセガトイズとプラネタリウム・クリエーターである大平貴之氏の共同開発によって製品化された家庭用プラネタリウム。家庭用としては世界初となる(セガトイズ調べ)、恒星原板とレンズを用いて星を映す光学式投影を採用している。限定カラーのサンライズオレンジは、今後の新たなスタートに向けた日の出をイメージしているという。「ホームスタークラシック サンライズオレンジ」の主な仕様は次の通り。サイズは、約W167mm×D151mm×H165mm。投影星数は約6万個。投影範囲は最大1.8mの円状。最適投影距離は2mから2.3m。天頂方向に0度から90度の角度調整が可能。対象年齢は15歳以上。日周運動機能、流星機能、15/30/60分のタイマー機能を搭載する。
2015年11月24日キーサイト・テクノロジーは11月19日、同社のオーディオアナライザ「U8903B」の機能を拡張し、新たにBluetooth機器のオーディオ試験に対するオプションの提供を開始したと発表した。これによりU8903Bは、Bluetoothバージョン4.0に対応し、AGHSP/HSP 1.2、AGHFP/HFP 1.6、A2DP、AVRCPプロファイルをサポート。5dBmの最大出力パワーを備えているため、ヘッドセット、スマートデバイス、車載用ヘッドユニットなど、さまざまなBluetooth機器に接続して、正確なテストを実行することができるようになる。また、Bluetoothリンクの品質を簡単にモニターし、接続時のトラブルシューティングを行うために、受信パワーインジケータとビット・エラー・レート測定が内蔵されており、被試験デバイス(DUT)のパワーの強さを視覚的に表示できるほか、接続におけるビット・エラー・レート値の変化をモニターすることで、リンクの品質低下の原因を判断することができる。さらにローカルループバック機能があるため、Bluetoothチップセット、モジュール、デバイスの高速かつ正確なループバックテストも実行可能。これを用いることで、Bluetoothトランシーバをシミュレートし、DUTからBluetoothオーディオ信号を受信して、同じ信号をDUTにループバックすることができるようになる。なお、U8903BにはこのBluetooth機器のオーディオ測定オプションのほかに、音声品質測定(POLQA/PESQ測定ソフトウェアオプション)や周波数帯域幅の拡張(1.5MHz広帯域オプション)、デジタル・オーディオ・インタフェース(AES3/SPDIF/DSIデジタルオーディオオプション)なども用意されており、これらを組み合わせて活用することで、無線通信、コンポーネント、集積回路オーディオアプリケーションの正確なテストを行うことが可能になるという。
2015年11月20日センチュリーは16日、同社の開発部門「CENTECH」ブランドより、PCに接続されたUSB機器が認識されなくなってしまった場合に、自動でUSB機器を再接続してくれる「CT-USB1HUB」を発表した。11月下旬より発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は3,218円より。USBデバイスの接続 / 切断を常時監視し、USBデバイスがOSから認識されなくなった際に自動で再接続を行うアダプタ。PCに接続した上でUSBデバイスを接続し、専用アプリを起動して使用する。接続されたUSBデバイスの任意なオン / オフが可能で、防犯カメラシステムなど遠隔地にあるUSBデバイスを再認識させるのに役立つ。また、システムの保守用デバイスをメンテナンスの時だけオンにするなどといった使い方も可能。電源不足で接続したUSBデバイスが動作しない場合のために、本体に給電用microUSBコネクタを装備している。インタフェースはUSB 2.0。本体サイズはW10×D65.8×H22mm、重量は約13g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8.1。ソフト開発者向けSDKを用意する。
2015年11月16日シーティーシー・テクノロジー(CTCテクノロジー)は11月5日、ルータやスイッチなどのネットワーク機器について、設定のバックアップや運用管理を行うクラウドサービス「NetConfGear」を提供開始すると発表した。価格は、50台のネットワーク機器を管理する場合で月額3万3000円(税別)から。「NetConfGear」は、企業が保有しているネットワーク機器について、ネットワーク管理者に必要な定型作業を自動化するクラウドサービス。利用時は、顧客の稼働環境にNetConfGearエージェント(WindowsサーバまたはLinux用)を設置する。NetConfGearエージェントから管理されているネットワーク機器に対して接続を行い、コンフィグ情報の取得や設定変更などの業務を管理する。そのほか、38社以上のネットワークベンダーの機器に対応した一括での設定変更や、ネットワーク機器の型番や設置場所を含めた資産情報の自動管理など、人為的な作業を減らすことで設定ミスを防ぎ、効率的なネットワーク管理が可能となる。これにより、ネットワーク機器の設定変更、バックアップ、ネットワークOSアップデートなどの作業にかかる時間を最大で80%削減できるという。また、設定ファイルを定期的にバックアップすることで常に最新版を保存し、設定ファイルの簡単な比較や設定ファイルの復元が可能なほか、ネットワークOSの取得・配布や、全機能のジョブ・スケジューリングにも対応している。そのほか、コンプライアンス機能として、運用ポリシーに違反している設定ファイルを複数台一括でチェックし、証跡を自動保存する。要望に応じて、Q&Aサービス、設定ファイル管理、デバイス管理、レポーティングを行う運用代行サービス「スタンダードPLUS」も提供可能。
2015年11月06日東芝とGEデジタルは11月4日、産業用機器向けIoT分野で協業を推進していくことに合意し、東芝製の産業用機器においてGEのインダストリアル・インターネットのソフトウェアプラットフォーム「Predix」を活用したパイロットプロジェクトを共同で開始する契約を締結したと発表した。東芝はIoTサービスやソリューションの構築・提供を支えるIoTサービス共通基盤「Toshiba IoT Architecture」において、Predixの導入およびその活用に関する手法を検討。Toshiba IoT Architectureの機能・信頼性強化とサービスを迅速に提供する環境の構築を実現し、産業用機器、社会インフラ機器など東芝が持つ幅広い製品への適用を進めていくとしている。具体的な活動として、両社は東芝製ビル設備を対象としたパイロットプロジェクトを通じて、データ収集・見える化・分析・予測・最適化などによる保守業務の効率化や予防保守の高度化などの実現性についての検証を進めていく。また、東芝のChip to Cloud(C2C)ソリューション、メディアインテリジェンス技術などのIoT関連技術をPredixに導入することを検討するという。
2015年11月04日データライブは、10月27日、ネットワーク機器ベンダーのルーター、イーサーネットスイッチについて、第三者保守サービスを開始すると発表した。同社は2009年から、保守期限切れサーバー(EOSL/EOLサーバー)保守・リペアサービス事業を開始しており、独自の保守技術開発体制とサービス体制を構築し、現在まで累計約5,000社と契約しているという。今回のネットワーク機器の第三者保守サービスは、これまでに培ったサーバー第三者保守のノウハウを活用し行うもので、コンフィグ設定サービス、サイトスペアサービス(仮)もあわせてスタートする。同社では、エンジニアが顧客のシステム構成をヒアリングした上で、同等システムを社内に別途構築することにより保守の検証や手順の構築を行う。また、保守に使用する部材についても、独自の調達網により、マルチベンダーかつ幅広い世代の部材を調達することが可能だという。また、予め拠点(ユーザー指定場所)にスペアパーツを配置する、データライブ独自の「サイトスペアサービス」を提供する。
2015年10月28日プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)は10月26日、顔専用の脱毛器兼洗顔ブラシ「ブラウン フェイス」の新モデルとして新色「SE832-s」を発表した。発売は11月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別9,580円前後だ。ブラウン フェイスは、顔のムダ毛専用の脱毛器で、アタッチメントを交換することで洗顔ブラシとしても使える。脱毛ヘッドに設けられた10個のミクロ・トゥイーザーによって、0.02mmの顔のうぶ毛も捕らえて脱毛する。1度の使用で、ムダ毛のない状態が最大4週間続くという。このたび発売されるSE832-sは、新色のピンクを採用したモデル。通常のクレンジングブラシに加えて、敏感肌用ブラシが付属する。サイズはW197×D57×H155mmで、重量は110g。電源には単3形乾電池×1本を使用し、電池寿命は約9週間。連続で最大90分の使用が可能だ。
2015年10月27日矢野経済研究所は10月21日、国内のセルフケア健康機器市場の調査を実施し、その結果を発表した。調査は、2015年6月~9月に、セルフケア健康機器市場に参入している企業や関連団体などに対して、同社専門研究員による直接面談、電話によるヒアリング、ならびに文献調査などを併用して行ったもの。本調査におけるセルフケア健康機器市場とは、家庭用の健康管理機器、フィットネス機器、健康回復機器、健康治療機器などを対象とし、主な機器として健康管理機器では「電子血圧計」「電子体温計」「体重体組成計」「尿糖計」「心電計・心拍計」「歩数計・活動量計」。フィットネス機器では各種機器(トレッドミル、ステッパー、エアロバイク、など)、健康回復機器では「マッサージチェア」「フットマッサージャー」「ハンディマッサージャー」「フェイスケア」。健康治療機器では「電位治療器」「低周波治療器」「吸入器」である。なお、医療施設やスポーツクラブなどにおける業務用機器は含まない。調査の結果、2014年の国内におけるセルフケア健康機器の市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比3.2%増の2,295億4,000万円と推計されている。価格競争や消費税引き上げによる個人消費の低迷が売上伸長に影響したものの、市場全体としては微増傾向で推移。2015年におけるセルフケア健康機器の市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比2.0%増の2,341億8,000万円を予測している。また、歩数計、活動量計などの健康管理機器を中心に、データ管理をスマートフォンアプリ上で行う製品展開が広がっているという。その他には、ロコモティブシンドローム(運動器症候群「ロコモ」)の予防を主目的とした情報発信や、従業員50人以上の事業所に対して、12月から義務化されるストレスチェック制度と関連づけた製品開発なども一部で見られるとしている。さらに、健康長寿社会の実現を目的に、地域の住民を対象とした自治体によるセルフケアプログラムが全国各地で展開。健康への取り組みを数値化し、達成度に応じて商品券や地域通貨などに交換する形が一般的な内容となっているが、活動量計などの継続的な利用を促す新しい製品普及モデルとして、セルフケア関連機器メーカーが注力しているとしている。
2015年10月23日CEVAは、低消費電力の組込機器における機械学習開発を効率化できるリアルタイム・ニューラルネットワークソフトウェアフレームワーク「CEVA Deep Neural Network(CDNN)」を発表した。CDNNは、同社のイメージ&ビジョンDSP「CEVA-XM4」を活用することで、GPUを用いたシステム比で、1/30の消費電力、1/15のメモリバンド幅で3倍高速に深層学習作業を実行することが可能だという。また、こうした高性能、省電力、低メモリバンド幅を実現は「CEVA Network Generator」という技術で実現しているとする。これはカスタマ側で生成した複雑なネットワーク構造および重みを、リアルタイム・システムで必要とされる少容量かつ最適化されたものに変換することを可能とするもので、その認識精度はオリジナルのネットワーク比で99%以上を達成しているとする。なおCDNNのソフトウェフレームワークは、CEVA-XM4の既存のADK(Application Developer Kit)を拡張する形で、ソースコードで提供される。同ADKはフレキシブルなモジュラーで、完全なCNN実装と特定レイヤの両方に対し柔軟に対応できるほか、イメージ分類、ローカライゼーション、物体認識のためのリアルタイム・サンプル・モデルを装備しているため、物体認識、シーン認識、先進運転支援システム(ADAS)、人工知能(AI)、ビデオ解析、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)などのコンピュータ・ビジョン・アプリケーションで利用することが可能だという。
2015年10月23日ナガセ ビューティケァは11月1日、男女兼用の薬用育毛剤「ナガセ ケアシス タフティープ」を新発売する。同社によると、薄毛・脱毛の原因のひとつに、髪の成長サイクル(毛周期)の中で毛根が太く成長する「成長期」が短くなることが挙げられるという。毛根が完全に退化する「休止期」にとどまってしまうことで、なかなか成長期へ移行しないことも原因であるとされており、男性に比べ女性に多く見られるとのこと。同商品は、この薄毛・脱毛メカニズムに着目して開発した男女兼用の薬用育毛剤。2種類の有効成分「パンテノール」、「ヒノキチオール」のほか、「ローズマリーエキス」、和漢としても知られる「ジユエキス」「ビワ葉エキス」などを配合した。毛髪環境を整え、発毛促進・育毛サポートと脱毛予防に働きかける効果があるとういう。また、ナガセグループが開発した素材「グルコシルヘスペリジン」も配合。かんきつ系の果実の皮などから抽出されるポリフェノールを水に溶けやすくした素材で、イキイキとした頭皮へと導いていく。使用方法は朝、晩1日2回適量(1回につき7~10振り程度)を頭皮につけ、指先で軽くマッサージする。洗髪後の使用は、特に効果的とのこと。価格は6,480円(税込)。
2015年10月06日ネットギアジャパンは10月1日、グリーンハウスとNETGEAR製品におけるネットワーク周辺機器の販売契約を締結したと発表した。グリーンハウスはコンピュータ周辺機器、デジタルAV 機器などの開発・製造・販売するメーカー。同社は、NETGEAR製品を新たにラインナップに加え、市場における経験とネットワークを活用して販売活動を開始する。
2015年10月01日サンコーは24日、USB機器の電流と電圧をチェックするUSBチェッカー「パワーメーター」を発売した。サンコーレアモノショップでの直販価格は税込980円。パワーメーターは、USBの電圧(V)と電流(A)を計測してデジタル表示するチェッカー。本体のUSB A(オス)コネクタをPCのUSBポートやUSB-ACアダプタに接続し、本体のUSB A(メス)コネクタにはスマートフォンなどのUSB機器をつなぐ。接続後はすぐに計測が始まり、USB給電(ホスト)側からの供給電圧と電流を、約2秒ごとに切り替えながら表示。例えば、スマートフォンに対する急速充電の可否や、ホスト側USBポートの故障判定(出力電圧が0)などに利用できる。測定範囲は電圧が3.5Vから6V、電流が最大4A。本体サイズはW65×H22×D14m、重量は14g。
2015年09月25日シャープは9月18日、業務用清掃機器などを手がけるアマノに向け商業施設や工場などの床面を自動清掃する自律走行式業務用ロボット掃除機「RcDC」を製品化したと発表した。同ロボットはアマノより9月28日に発売されることとなる。同ロボットでは、手動運転によって清掃エリアの広さや形状をセンサーで計測することで、設定した清掃エリアを最適な経路で塗りつぶすように自動で走行し、清掃作業を行う。自動運転時は搭載の各種センサーによって障害物などを回避する。また、音声案内装置やドライブレコーダーなど、安心して利用するための装備を搭載している。価格は180万円(税別)で、アマノは年間300台の販売を目指すとしている。
2015年09月18日ミュゼが「人類美肌計画」キャンペーンを実施脱毛サロン「ミュゼプラチナム」は、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」とコラボしたキャンペーンを2015年9月9日(水)から実施している。同キャンペーンは、「エヴァ×ミュゼ 人類美肌計画 世界で一番愛せる肌へ」キャンペーンとして、2015年9月9日(水)から11月30日(月)の期間中にミュゼプラチナムで新規契約をした顧客全員にもれなくオリジナルミラーをプレゼントする。オリジナルミラーは、同アニメの人気キャラクター「渚カヲル」の書き下ろしイラストがデザインされたもの。100円で回数無制限で脱毛ができるコースもまた、同サロンは100円(税込)で両ワキとVラインの脱毛施術を回数無制限で受けることができる「両ワキ+Vライン美容脱毛完了コース」を新規契約かつWeb申し込み限定で受付中。同サロンの脱毛方式は痛みの程度も軽く、施術時間も3分と短い「スムーススキンコントロール式」という方式で、5回から6回施術に通うことで効果が出てくるとのこと。脱毛に興味のあるエヴァンゲリオンファンは必見のキャンペーンだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・エヴァ×ミュゼ 人類美肌計画 世界で一番愛せる肌へ・株式会社ジンコーポレーション プレスリリース/PR TIMES
2015年09月18日IDC Japanは9月2日、国内コピー/プリント関連機器(レーザー機器、インクジェット機器、LFP:Large Format Printer、スキャナー)の市場動向、およびページボリュームの動向を発表した。これによると、2014年の国内コピー/プリント関連機器の総売上額は8,930億円(前年比成長率マイナス0.3%)。また、2014年における国内ページボリュームは、3,460億ページ(前年比成長率2.7%)。IDCでは、国内コピー/プリント関連機器市場の2014年~2019年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)をマイナス0.9%、2019年の市場規模を8,520億円と予測。また、国内ページボリュームの2014年~2019年のCAGRを0.8%、2019年には3,600億ページになると予測している。国内コピー/プリント関連市場における2014年の売上額の中では、レーザーMFP(Multi Function Peripheral/複合機:プリンタ機能に加え、コピー機能、FAX機能、スキャナー機能のいずれかを備えた機器)が6,740億円(前年比成長率0.4%)と、最も大きな比率を占めるという。次いで、インクジェット機器の1,000億円(同マイナス3.2%)、レーザープリンタの810億円(同マイナス0.7%)が続く。LFPは310億円(同マイナス0.9%)、スキャナーは70億円(同マイナス13.1%)の売上規模があるとしている。IDCでは、各機器の2014年~2019年のCAGRを、それぞれ、レーザーMFPがマイナス0.4%、レーザープリンタはマイナス5.6%、インクジェット機器はマイナス1.4%、LFPはマイナス0.8%、スキャナーはマイナス2.9%と、全ての機器においてマイナス成長を予測している。2014年のページボリュームの内訳は、レーザーMFPからの出力が1,980億ページ(構成比57.1%)、レーザープリンタは1,140億ページ(構成比32.8%)、インクジェット機器は350億ページ(構成比10.1%)。ページボリューム全体の90%程度をレーザー機器からの出力が占める結果に。最大の構成比を持つレーザーMFPの中では、A3カラーレーザーMFPからの出力が全体の73.7%を占める。IDCでは、A3カラーレーザーMFPにおいて今後高速化が進み、45~69ppmの高速A3カラーレーザーMFPからの出力が占める割合が増加し、2019年にはA3カラーレーザーMFPからの出力の65.4%を占めるようになると予測している。IDC Japanの石田英次氏は「国内コピー/プリント関連機器市場は、マイナス成長が予測される。ページボリュームは微増が期待されるものの、国内コピー/プリント産業全体が縮小傾向にあることは明らかで、ベンダーは、ページボリュームの維持が予測されているこの5年間に、産業構造の変革に積極的に取り組む必要がある」と分析している。
2015年09月03日電機・家電製品のメーカーの「フィリップス」から、洗顔機能とタッピングエステ機能を1台に備えたハイブリッドな家庭用美顔器「ビザピュア アドバンス」が新登場。9月中旬より発売される。美容家電人気が高まる中で、同社が2013年に電動洗顔ブラシ「ビザピュア」を発売して以来、右肩上がりで成長を続けている。今回新登場の「ビザピュア アドバンス」は、エステティシャンの技術からヒントを得て美容専門家と共同開発された最新機器だ。まず、「洗顔ブラシ」による洗顔で手洗顔では落としにくい古い角質やメイクの汚れ残りもすっきり。軽く顔に当てるだけで手早くパーフェクトな洗顔が可能だから、疲れて帰ってきた深夜でも無理なく使えそう。次に、フィンガータッピングを1分間に750回行う「タッピングヘッド」が、エステティシャンのフィンガータッピングのような心地よい刺激で肌にハリをもたらし、フェイスラインを引き締めてくれる。実際に筆者も使ってみたところ、たった5分でも見違えるほどの引き締め効果を実感できた。さらに、別売りの目元ケア用アタッチメント「フレッシュアイヘッド」を使えば、音波振動とひんやりとした感触のクーリング効果によって、すっきりとした印象の目元に仕上がる。二日酔いの寝起きや徹夜をした日の朝のむくみにもおすすめ。使い方は簡単ワンタッチ方式でヘッド部分を交換するだけでOK。本体のボタンはシンプルにひとつだけ。操作も簡単だ。今回「ビザピュア アドバンス」の発売によせて、パリを拠点にフランスと日本で活躍中のセラピストCHICO SHIGETAさん(オーガニックコスメブランド「SHIGETA」主宰)監修の元、「ビザピュア アドバンス SHIGETA メソッド」が特別に作成され、9月1日(火)よりフィリップスのホームページで公開される予定だ。ちょっとしたコツで家庭でも簡単に行えるスペシャルケアを叶え、より効果の高いハリ感、透明感を引き出してくれる。CHIKO SHIGETAさんの使い方を参考にぜひ自宅でトライしてみて。(text:Miwa Ogata)
2015年09月01日日清製粉グループの日清フーズは20日、2015年秋の家庭用常温製品の新製品23品目、リニューアル品14品目、合計37品目を発売した。○「あえるだけパスタソース」に「逸品」登場60周年を迎えた「マ・マー」ブランドからは、個食シーンの増加と時短・簡便ニーズの高まりを受け拡大してきた「あえるだけパスタソース」市場に、高付加価値製品「逸品」シリーズを投入する。「逸品」シリーズの「マ・マー あえるだけパスタソース 逸品 たらこ 生風味」「マ・マー あえるだけパスタソース 逸品 からし明太子 生風味」は、1食当たりのたらこ量を同社従来品に比べ33%増量。たらこには柚子果汁、からし明太子には柚子胡椒を配合するなどの高付加価値商品とした。価格は各270円。また、逸品以外の「あえるだけパスタソース」シリーズは、「ミートソース」「ナポリタン」「カルボナーラ」「チーズクリーム」の4品を追加。既存品6品もパッケージをリニューアルする。価格は200円~230円。○「青の洞窟」のラインナップを拡大20周年を迎えた「青の洞窟」ブランドからは、レギュラーシリーズに1品を投入。さらに、ワンランク上の「青の洞窟PREMIUM」シリーズは2品を投入し、既存品のパッケージもリニューアルする。また、本年春に発売した「青の洞窟スープ」に2品を追加する。「青の洞窟PREMIUM 熟成ベーコンのカルボナーラマスカルポーネチーズソースを添えて」「青の洞窟PREMIUM 熟成ベーコンのポモドーロマスカルポーネチーズソースを添えて」は、熟成ベーコンを使用するとともに、別添のマスカルポーネチーズソースでコクのある味わいを狙った。「カルボナーラソース」は、生クリーム、パルメザン、卵黄のコクが加わった濃厚な味わい、「ポモドーロソース」は、イタリア産完熟トマトの旨みある味わいで仕上げた。価格は各350円。「青の洞窟 あさりのクリームスープ」は、ハーブが香るクリームスープに、あさりの旨みを強調したスープ。「青の洞窟 魚介のトマトスープ」は、トマトの酸味に、カニ、あさり、ほたての旨みを重ね濃厚な味わいとした。価格は各300円。「マ・マー マカロニグラタン」シリーズには、「マカロニたっぷりグラタンセットチーズソース用」(147円)、「北海道産かぼちゃを使ったチーズクリーム用マカロニグラタンセット」(207円)を追加。「から揚げ粉シリーズ」では、「たつ田揚げ粉まぶしタイプ」(141円)を復活発売する。※価格はすべて税別価格
2015年08月23日パナソニックは19日、熱や電磁ノイズへの対策に適したシート素材「電磁ノイズ抑制・熱拡散一体シート」の開発を発表した。モバイル端末や車載機器、産業機器など幅広い分野での展開を見込み、9月からサンプル出荷を開始する。薄いだけでなく柔軟性も高く、電子機器の内部、狭い空間での使用に適している。500MHzから6GHzまでの電磁ノイズ抑制効果をもち、導入することで各種機器の誤動作防止や電波干渉防止に役立つとしている。高熱を拡散する特性をもっており、-40℃~+125℃までの熱対策も行える。開発にあたっては、均質な金属磁性粒子を樹脂中へ高密度に配向分散できる分散・圧縮プロセス技術を採用。これまでは困難だったシートの薄型化と、電磁ノイズ抑制能力の向上を実現した。また、電磁ノイズ抑制効果のある機能性接合層も開発。これを電磁ノイズ抑制シートに付与する一体貼りあわせ技術により、熱拡散特性も向上している。標準品の厚みは75μm / 100μm。熱伝導率は1,600(W/(m・k));a-b面。
2015年08月19日米Googleは現地18日、家庭用向けの無線LANルーター「OnHub」を発表した。Wi-Fiにまつわる設定の煩雑さや性能などの問題を排除し、高速かつ安全、容易に使えるWi-Fiを提供するという。価格は199.99ドル、米国で発売開始した。「OnHub」は、TP-LINKと提携して作成したGoogleのハードウェアとなる。周波数帯は2.4GHzと5GHz帯をサポート、WiFi規格はIEEE 802.11 a/b/g/n/acに対応した。通信速度は最大1900Mbps。WiFiのほか、Bluetooth Smart Ready、Google Weaveなどもサポートしており、将来登場が見込まれるスマートデバイスにも対応できるとしている。OnHubは高さ7.5インチ(約19㎝)、直径4.6インチ(約12㎝)の筒型の機器で、状態を知らせるライトを上部に配置し、内部には2.4GHz帯向けに6本、5GHz帯向けに6本、混雑を感知するセンシング用に1本と、合計13のアンテナを組み込んだ。Wi-Fiルーターは部屋の中央や高いところ(部屋の隅や床の上ではなく)に置くことで性能を改善できるが、OnHubでは部屋の中に置きやすいようコード類のないすっきりとしたデザインにした。設定も簡素化し、独自のアンテナデザインとバックグラウンドで動くソフトウェアにより、状況に応じて高速な通信を提供するチャネルを自動で選択する。これにより、電波干渉問題を削減でき最高のパフォーマンスでネットワークを利用できるとしている。また、接続するデバイスの優先度も設定可能という。あわせてWi-Fi接続状況を確認するAndroid、iOS対応の「Google On」アプリを提供する。Wi-Fiに問題があるときは、解決策を提案してくれるという。アプリからWi-FiパスワードをSMSや電子メールで通知することも可能。OnHubは同日発売を開始した。価格は199.99ドルで、米国ではGoogle Store、TP-LINKのオンラインストアのほか、Amazon、Walmart(オンラインストア)などで購入できる。今後数週間以内に、米国とカナダの小売でも購入できるようになるという。Googleによると、他のハードウェアメーカーとOnHubデバイスを設計中とのこと。2015年中にASUSから発表があると予告している。
2015年08月19日サンワサプライは、接続された機器を自動で検知し、機器に合わせた出力で給電を行う6ポートのUSB充電器「ACA-IP40シリーズ」を発売した。価格はオープンで、同社直営通販サイトの価格は、税込み5,280円。「ACA-IP40シリーズ」は、最大出力10A(50W)の6ポートUSB充電器。様々なUSB機器を急速充電可能にする「Smart USB System」を搭載しており、iPhone、Androidスマートフォン、タブレット、携帯ゲーム機など、機器の種類を問わず急速充電が行えるという。本体サイズ/重量は、幅約26mm×奥行き約70mm×高さ約100mm/約196g。パッケージには脱着可能な1mのACケーブルが付属する。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色。
2015年08月16日クレンシュア株式会社HNB Inc.は、海外で人気の美容機器「クレンシュア」についてPLAZAでの販売を開始した。クレンシュアは、韓国生まれの美容機器。韓国で人気のドラックストアーで発売後、1ヶ月で全国400以上の店舗で、「ビューティーデバイス部門」売り上げ1位となった人気商品だ。高品質なのに低価価格が評判で、エステや既存の美容機器初心者でも購入しやすい。日本でも人気がでること間違いなしだ。夏の肌のお手入れに夏の肌トラブルといえば、メラニンが過剰に生成されることが原因の「シミ・ソバカス」や、皮脂の分泌過多による「毛穴の開き」、「にきび」、「化粧くずれ」など多数。夏の肌のお手入れは、女性にとって重要だ。このような夏の肌トラブルを避けるために、最適の美容機器が「クレンシュア」。自宅でエステ気分を味わいながら充実した肌の手入れをすることができる。低価格で購入しやすい今回、PLAZAで取り扱う製品は、「フェイシャルクレンザーRC」と、「ミニイオン導入器Neo-P」。「フェイシャルクレンザーRC」は、6,000円(税抜)、「ミニイオン導入器Neo-P」は、5,000円(税抜)となっており、既存の美容機器に比べると購入しやすい価格帯だ。PLAZA GINZA、ルミネ新宿・横浜・大船ルミネウイング店内のPLAZAにて販売予定。(画像はプレスリリースより)【参考】・高品質なのに低価格、自宅エステに最適韓国で大人気のビューティーデバイス「クレンシュア」。PLAZAでの取り扱いを、7月31日より開始。
2015年08月03日ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK Japan)は31日、ハイレゾオーディオ機器の家電量販店における販売動向、および消費者の購入意向に関する調査を実施し、その結果を発表した。調査によると、2015年上半期(1~6月)のハイレゾオーディオ機器販売金額は、前年同期比で1.4倍、前々年同期比で3.8倍を記録。ハイレゾ対応機器の発売数とハイレゾ配信曲がともに増加したことが要因で、右肩上がりに拡大した。しかしオーディオ機器全体に占めるハイレゾ対応機器の構成比は数量ベースで2%、金額ベースで12%にとどまっており、拡大の余地を残している。製品カテゴリ別に見ると、金額構成比が最も高いのは携帯音楽プレーヤー(46%)。2013年下半期に、2万円台と手の出しやすい価格帯の製品が登場したことで火がつき、2015年上半期は数量が同期比1.4倍、金額が1.3倍となった。次に構成比が高いステレオヘッドホンは、2014年にハイレゾ対応機が多く発表されたことでラインナップが1.6倍に増加した。これに伴い2015年上半期は、販売数が前年比2.9倍、販売額が前年比2.3倍に到達。ステレオヘッドホンは、スマートフォンなどオーディオ機器以外のデバイスとも併用されるため、構成比は今後も拡大が見込まれるとしている。
2015年07月31日オムロンは7月30日、米モーション制御機器メーカー・デルタ タウ データ システムズ(DT)を買収すると発表した。なお、株式の取得は9月初旬に完了する見込み。DTは、モーション制御に特化したコントローラーの専業メーカー。高水準のモーション制御を可能とするコントローラー「PMAC」を開発、製造・販売しており、米韓を中心とする半導体・液晶ディスプレイ製造装置や、工作機、包装機メーカーに提供している。オムロンは「製造装置を駆動させるモーション制御分野における技術開発力とエンジニアリング力の強化を図るとともに、両社の製品・技術を組み合わせた最適なモーション制御ソリューションを、両社の販売網を通じてグローバルに提供していきます。」とコメントしている。
2015年07月31日政府は14日、2014年度のエネルギー白書を閣議決定した。それによると、東日本大震災以降、家庭用の電気料金は平均25.2%上昇したことがわかった。○産業用は38.2%上昇白書は、日本では震災以降、原子力発電所が停止し、海外からの化石燃料への依存が増加したことにより、国際的な燃料価格の動向に大きな影響を受けやすい構造となっていると分析。化石燃料の輸入増加による国富の流出や、国内のエネルギーコスト高といった課題に直面していると指摘している。2010年~2014年度の電気料金は、火力発電所の稼働率上昇に伴う火力燃料費の増加などにより、家庭用で平均25.2%、産業用で平均38.2%上昇。また、エネルギー関連の消費者物価指数は、震災以降に大きく上昇し、2014年平均(2010年=100)を見ると、「電気代」は126.0、「灯油」は138.0、「ガソリン」は123.2まで上昇していた。2010年と2014年の家計の支出状況を比較したところ、エネルギー関連の消費者物価指数の上昇により、電気代や自動車維持費の支出額が急増する一方、教養娯楽やこづかいなどの支出が減少していることが判明。白書は、エネルギーコストの上昇に伴い「家計の支出パターンにも影響が出ている」と指摘している。○低年収、高年齢世帯ほど電気代の負担大2014年の家計の消費支出に占める電気代の割合を見ると、年間収入436万円以下の世帯では4.8%だったのに対し、906万円以上では3.1%にとどまっていた。また、世帯主の年齢が29歳以下の場合は3.1%だったのに対し、70歳以上では4.6%に上昇しており、世帯年収が低いほど、あるいは世帯主の年齢が高いほど、電気代の負担が大きいことも明らかになった。このようなエネルギーコストの上昇に対し、家庭でも節電などの取組が行われているものの、電力については上昇幅の方が大きくなっている。2010年から2014年にかけて、家庭の電気代支出額は13.7%も上昇したが、電力使用量は7.7%の減少にとどまっており、節電に努めても電気代支出額の増加が止まらない状況であり、「エネルギーコストは家計にも大きな負担となってきている」と懸念している。さらに産業界においても、エネルギーコスト上昇による負担が増していることが判明。日本商工会議所の調査によると、電気料金上昇の許容額は「1円/1キロワット時未満」が限界という企業が56.1%、電気料金上昇は「事業活動に影響がある」という企業が90.8%を占めた。
2015年07月14日パナソニックは7月6日、ヘッドスパを行える家庭用エステ機器「頭皮エステ」の新製品として、サロンタッチタイプの「EH-HE97」と皮脂洗浄タイプの「EH-HM77」を発表した。発売は8月21日。価格はオープンで、推定市場価格はEH-HE97が税別15,000円前後、EH-HM77が税別12,000円前後となっている。○頭皮エステ EH-HE97「頭皮エステ」シリーズは、シャンプー時に使用するヘッドスパ用機器。サロンタッチタイプのEH-HE97には、硬めの「かっさブラシ」と「ノーマルブラシ」の2種のアタッチメントが付属する。かっさ専用モードのほか、トータルケア、頭頂部、側頭部の計4モードを備える。かっさブラシ取り付け時のサイズはW8.9×D8.9×H11.6cm。約1時間でフル充電され、約1週間の使用が可能だ(1日1回、約4分使った場合)。カラーはビビッドピンク調。○頭皮エステ EH-HE77皮脂洗浄タイプのEH-HE77には、皮脂洗浄ブラシが付属する。頭皮にやさしく絞り出し洗浄をするという。LOW、HIGH、お好みスピードの3モードから選択可能だ。サイズはW8.9×D8.9×H11.5cm。充電についてはEH-HE97と共通。カラーはシルバー。○音波頭皮ブラシ EH-HM27パナソニックは同日、音波頭皮ブラシ「EH-HM27」も発表した。音波振動と極細毛ブラシで頭皮を洗浄する。弾力ブラシで髪をかき分けるため、長い髪もしっかりクレンジングできるとする。サイズはW6.5×D8×H14.7cm。充電については頭皮エステ2製品と同様。カラーはビビッドピンク調。推定市場価格は税別10,000円前後だ。
2015年07月06日