「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回は「察してちゃん」。本心を言わず、相手に気づいてもらいたい人。気づいてもらえないとスネてしまう。相手に無茶なフリをしたり、自分の要求は当たりまえだと思い込む、面倒な存在。さて、坂上さんはどのようにお考えでしょうか?***“察してほしい”という気持ちは、甘えからくるもの。自分の思い描いたシナリオどおりに進まないと気が済まないっていうのは、よくないですね。ある意味、上下関係を作ることと似ていると思うんですよ。全然私の気持ちを分かってない!とばかりに、誰かれかまわず自分の気持ちやルールを優先させてくる。正直、めんどくさいタイプだと思います。「仕事が早く終わったんだけど」と、彼に連絡したとする。その後に「なにしてる?」と付け足せばいいだけの話なのに、それがなくて「さて、私はどうしてほしいでしょう」という態度。それが面倒だと思われるわけですよ。まるでクイズの出題者みたい!言い換えれば“押し付けちゃん”ですよね。恋愛でもそうなら、相手の男も相当な“鈍いちゃん”ですよ。かなり相性悪いと思いますけど!いっそのこと、クイズという名目で出題すればいいんじゃないですか。“察してちゃん”から“お願いちゃん”になってしまえばいいんです。笑いに変えられたら相当可愛いですけどね!◇さかがみ・しのぶ俳優。『バイキング』(フジ月~金曜)メインMC。『ダウンタウンなう』『あのニュースで得する人・損する人』『有吉ゼミ』レギュラーほか、出演番組多数。※『anan』2016年8月31日号より。写真・中島慶子イラスト・3rdeye文・神保亜紀子
2016年08月25日「飲み会で夕飯がいらなくなっても連絡なし」「汚れた食器を重ねる」「裏返しのまま洗濯物を出す」――わざわざ言わなくてもわかりそうなことなのに、旦那や彼が察してくれない!パートナーと共同生活を送っている女性の中には、そんなふうに日々イライラを溜め込んでいる人も少なくないようです。「察してくれない」問題・解決法は2つこれについては、多くの書籍が話題になっているので言うまでもないことですが、男女の根本的な違いが原因なんだとか。そうした事実を知っても、生活する上でやらなきゃいけない数々の家事を前に、全てを背負い込むのは難しい…ですよね?いったい、どう対処していけば、お互い嫌な気持ちにならずに解決できるのか?日常生活における「察してくれない」問題について、女性のみなさんがどう克服しているのか聞いてみたところ、2つの方法が浮かび上がってきました。・相手の行動を変えてもらう・ルールを変える“察してくれないあるある”エピソードと、その解決方法にまつわる体験談をご紹介します!相手の行動を変える方法まずは、自分のやり方に合わせてもらう解決方法です。【感謝の気持ちを伝える】・「漬物に使ったお皿はさっと水洗いすれば済むのに、旦那が汚れた洗い桶に入れるので洗剤をつけて洗わなきゃいけなくなる。でも、ストレートに注意すると絶対不機嫌になるので、まずありがとうとお礼を言って、『それはすぐ水洗いしちゃうからこっちにちょうだい』と。繰り返していくうちに、わかってくれたようです」(40代)相手が“否定された”と感じないように、まずはパートナーの行動を感謝(=肯定)することが大事なんですね。確かに、自分自身に置き換えてみても、いきなり「そうじゃない」と否定されたら「押し付けないで!」と抵抗したくなるかも。また、なぜそうしてほしいのか、理由を言い添えるのも効果的だとか。【理由を説明する】・「バスタオルを濡れたままカゴに放り込むのをなんとかしたくて。でも指摘するタイミングを逃してしまったので、『最近、バスタオルがちょっとカビ臭いみたい』と言って、バスタオル掛けに干すというルールにしました」(30代)理由を添えつつ、“指摘”を「こうしよう」という“提案”にうまくすり替える形ですね。言い方って大事!ルールを決めるor変える方法いろいろな意見を聞いてみたところ、前述の“相手の行動を変える”という方法で解決した人は少数派でした。一方的な言い方になりがちなので伝え方も難しく、ハードルが高いのかもしれません。多くの女性がエピソードとして挙げてくれたのは、ルールを決める・変えるアプローチ方法です。【期限を決める】・「洗濯が終わった後に、汚れものを出してくるのでイラッと。何度も同じことを繰り返すため爆発してしまい、話し合った結果、洗濯に間に合わなかったら翌日に回すことに」(40代)・「飲み会などで夕飯がいらないのに連絡してこないことが頻繁にあったので、夕飯がいるときだけ連絡する、というルールにしました」(30代)相手の行動に合わせるといつまでも家事が片付かないですよね。でも、気を付けていても“うっかり”ってあるもの。そういうときは期限を決めてしまうのが有効です。【環境を変える】・「テーブルを拭いた後の布巾を、絞って丸めたままにするから臭いが…。言っても直らないので、使い捨てのウェットシートを使うようにしました」(30代)・「使った食器はまとめて洗ったほうが効率的だと思うのですが、旦那はその都度洗いたい派。それでよくもめていたけど、食洗器を導入したら必然的にまとめて洗うことになり、解決しました」(30代)原因となっているものを廃止する、あるいは新しい道具を導入するなど、環境を変えてより便利になるなら、お互いストレスなく受け入れられますね。【分担を決める】・「彼の洗濯物の干し方が気に入らないので、洗濯は私がやることにして、その代わりゴミ捨ては全部任せることに」(30代)自分のやり方で通したい場合は全部引き取り、別のことをやってもらうというのも手。それぞれ得意な家事を受け持つように分担できれば、一番平和的な解決策かもしれません。「私、洗濯って割と好きなんだ」などと切り出して、パートナーの得意分野を探ってみては。いろいろやってみたけど、結局は…番外編として、解決せずにやり過ごす、という意見も意外に多く挙がりました。・「その時はイライラするけど、もう慣れてしまった。友達とご飯に行ったりして解消してます」(30代)・「ケンカするのも疲れるので、そういうときは早めに寝てしまう」(40代)イライラが積もり積もってしまう場合は別として…他でストレス解消したり、うまくやり過ごしたりできれば、もめることはなくなりそう。また、疲れていると非難口調になってしまうので、気持ちに余裕があるときに話し合うなど、建設的な意味でやり過ごすという人も。言い方もさることながら、言い出すタイミングも大事なんですね。終わりに「あるある!」と共感できるエピソードはありましたか?育った環境によって生活習慣は当然違うもの。「察してよ!」とイライラを溜め込んでしまっている人は、パートナーと気持ちよく共同生活を送れるように、経験者のコメントを参考にしてみてはいかがでしょうか。ライタープロフィール橘いつき出版社・Web制作会社勤務を経て、現在はWebメディアで執筆・運用業務を行うフ リーランス。好きなモノ・コトは、猫、お酒、読書。
2016年08月13日彼の言動に「どうしてわかってくれないんだろう?」「なんで察してくれないんだろう?」なんてイライラしたことはありませんか。日頃から「共感」や「連帯感」の強い女性は、男性と比べて相手の気持ちの変化に敏感だと言われています。つまり、自分たちと同じ基準で彼に「わかってほしい」と思っていても、ちっとも通じません。20~30代の独身男性200人を対象に行ったリクルートのアンケート調査によると「妥協できる彼女の欠点」の1位は「ワガママ」だそうです。男性は女子が思っている以上にワガママに対して寛容。むしろ「ワガママを言ってほしい」「そこも可愛い」などと好評です。そこでここでは、彼のハートを射止めるワガママ3つをご紹介しましょう。■褒めて作戦▽「掃除をしたり料理をしたりするたびに“頑張ったの!褒めて!”とお願いしてくる彼女。元カノが黙ってから一気に爆発させるタイプだったから、今の彼女と付き合えてよかったなって思う」(25歳・広告)付き合いたての頃は、彼に掃除や洗濯、料理などなんでもしてあげたくなってしまうもの。とはいえ、お付き合いが長引くと疲れてしまうこともあるでしょう。やったことに対して当たり前になり、イライラは募るばかり。果てには「もう疲れた!別れる!」なんて爆発させてしまうことも。「察して女子」では伝わりません。頑張ったことはこまめに自己申告をすること。男性も感謝しやすく、次第に自分から気付いて手伝ってくれるでしょう。■ヤキモチ作戦▽「同じサークル内にいる彼女のヤキモチが可愛い。“今日○○ちゃんと話しているの見て、○○ちゃんが羨ましくなっちゃった”って素直に伝えてこられると、彼女を大事にしようって思う」(21歳・学生)嫉妬すると重い女だと思われがち。ヤキモチを焼いたと伝えたくないがために、メールやデートの回数などで彼を拘束して安心しようとすることもあるかもしれません。が、それは逆効果。ヤキモチも言わなければ伝わりません。伝えるときに可愛らしく「○○ちゃんと仲良さそうで羨ましい」「元カノとそこに行ったんだ…私も行きたい!」と恥じらいながらちょっぴりワガママを言えば、彼はときめいてくれるかもしれません。■直して作戦▽「昔からギャンブルが好きでやめられない。これまでの彼女は何も言わなかったけど、今の彼女に“そういうところ嫌いだから直してほしい!でもあとは全部好きだよ”って言われて控えるようになった」(28歳・マスコミ)女癖の悪さや浪費家など、彼の問題点を我慢して黙っているだけでは彼は変わってくれません。よく「結婚したら変わってくれる」なんて期待してしまう女性がいますが、それは間違い。彼に直してほしいところは彼女として責任をもって伝えるべきです。「こういうところ以外は全部好きだから直してほしいな」とちょっぴり強引にワガママを言えば彼もわかってくれるでしょう。「察して女子」では伝わりません。それどころか「いきなり怒り出すめんどくせー女」なんて思われてしまうこともあります。ちょっぴりワガママを言って、彼ともっと仲良くなりましょう!
2015年06月08日