みなさんは、家族や家庭内の問題について、どのように解決を図っていますか?わが家には今年小学生になった息子がいるのですが、この息子がしょっちゅう忘れ物をするという問題に頭を抱えていました。そこで突発的にやってみたのが“家族会議”。わが家ではこれを機に、家族会議を月1実施するようになりました。今回は初めての家族会議の様子と、効果についてお伝えします。息子の忘れ物問題を家族会議にかけることに家族会議を行う前は、母である筆者が1人で悩んでいました。母親が一緒に準備をしたほうがいいのか、持ち物リストを作って1人で準備させたほうがいいのか、忘れ物をして困るのは自分自身だから、放置して自分で気づかせるのがいいのか…など、どうするのがベストなのか答えを出せずにいました。そのうちに、そもそも息子の問題を母親がなんとかしようという考え自体に違和感が…。そこで思いついたのが家族会議です。家族全員で問題をシェアすることによって、新しい考えがでてくるのではないかと思い、急きょ家族会議を開くことにしました。会議はいつもとは違う雰囲気で「今日は会議で遅くなるんだよ」と普段から父親に聞いていたので、会議というワードには敏感だった息子。家族会議と聞いて、大人の仲間入りを意識したのか、なんとなくうれしそうにしていました。みんなにお茶を配り、ホワイトボードとノートを用意して開始です。「家族会議1回目のテーマは、息子の忘れ物対策についてです!」このようにあえて敬語を使うことで、普段の会話とは違うということを演出しました。発言をするときは挙手、発言中にほかの人は口を挟まない、などその場でルールを決めながら行い、出てきた意見はノートに書きだしました。最終的な決断は、問題を抱えている息子自身に委ねました。息子が選んだのは「家を出る5分前に、母親が最終チェックをする」というもの。これは息子自身が提案した意見です。これで解決しない場合は、また次回の会議で話し合おうということで話を終えました。会議で得たもの今回の会議では、3つの効果を感じました。1つ目は、当初の目的だった問題の解決ができたこと。ひとまず一件落着です。2つ目は、冒頭で触れたように、家族の問題を家族間でシェアできること。問題が小さければ小さいほど、子どもと母親で完結してしまいそうですが、普段学校での話を聞くことの少ない父親も、会議に加わることによって様子を知ることができたようです。3つ目は、子ども自身が考え、決断できたこと。親が先まわりすることなく、子ども自身に問題意識をもたせることができ、また結論を子どもに出させることで、責任感につなげることができた気がします。自分で決めたことと、親に指図してやることでは、大きく意味合いが異なるのではないでしょうか。なお、わが家には息子のほか、4歳の娘と0歳の赤ん坊がいるのですが、4歳の娘は早々と飽きてしまいました。会議を行うには、それなりの年齢でないと難しいようです。今は月に一度家族会議を実施し、その時々でテーマを変えて楽しんでいます。キャンプの場所選びなどは娘も話に加わってきますし、子どもの意見をとり入れると意外と見えていなかったことが見えてきたりもします。「子どもがいつも遊んだものを片づけない」「パパが脱いだものをそのままにする」など、家庭内に悩みがあれば、一度家族会議で話し合ってみてはいかがでしょうか?<文・写真フリーランス記者:沖田かへ>
2018年08月29日毎日のようにTVで塾のCMを見かけます。高校・大学受験や浪人している人向けだけではなく、最近では小学生の通塾率が増加しています。自分の子どもは通わせた方がいいのか、通わせるならいつからがいいのか。また塾の種類はどんなものがあるのかなど、疑問がたくさん浮かびます。最近の小学生の塾事情はどうなっているのでしょうか。1. 小学生の通塾率とは小学生の通塾率は、平均50%となっていて、都心部に近い程高くなる傾向にあります。その中で、公立小学校に通う小学生の割合は41%、私立小学校に通う小学生の割合は71%となっています。これは、授業内容が公立では比較的易しく塾に通わずついていけるのですが、私立では塾で補強を行わないとついていけないほどハイレベルであるということが一因です。さらに公立に通う子は中学受験をする子どもがそこまで多くないため通塾率も下がります。さらに学年別で見てみましょう。・一年生公立:27%私立51.8%・二年生公立:27.4%私立60.5%・三年生公立:32%私立67.2%・四年生公立:36.8%私立72.7%・五年生公立:40%私立72.8%・六年生公立:49.8%私立76.6%※文部科学省「子どもの学習費調査平成26年」私立では一年生でも半分以上が塾に通っているということになります。公立でも、四年生からはほぼ4割が、六年生には半数が通うようになっています。2. 塾のタイプを知ろう一口に“塾”と言っても、小学生が通う塾には3タイプあります。通わせる場合には目的を持ち、タイプを把握して選ぶ必要があります。 (1) 進学塾中学受験を見据えて、入試問題で点数を取れるようにする塾です。三年生の冬からカリキュラムをスタートする塾が多く、大手進学塾の場合は入塾テストに合格する必要もあります。比較的受講料が高い場合が多いです。(2) 補修塾学校の授業内容を理解し、試験で点数を取れるように指導する塾です。学校の授業についていけない部分があるが特に中学受験を考えているわけではないという場合は補修塾に通うことが多いようです。不得意な教科を強化して教えてくれたり、学校の授業をスムーズに受けられるように教えてくれるので、勉強の楽しさを知ってほしいと思う親が選ぶことが多いです。低学年のうちは補習塾、高学年になるタイミングで進学塾へ切り替えるという場合もあります。(3) 専門塾最近人気が高まっている個別指導塾です。マンツーマンか生徒2~3人という少人数の授業となるため、子どものレベルに合った授業を受けることができます。他の習い事とのスケジュール調整がしやすいというのも利点です。進学塾の中で個別指導コースを設けているという場合も最近ではあります。3. 小学生に塾は必要なの?特に低学年は遊び盛りの時期で、塾に通わせるかどうかは意見が分かれると思います。本当に小学生に塾は必要なのでしょうか?答えは「その子と状況によって異なる」ということで、一概には言えません。● 塾が必要な子・中学受験を考えている・高学年で学校のテストが60点以下中学受験をする場合でも必ず塾が必要というわけではありませんが、難関中学や公立の中高一貫などを考えている場合は入試対策に沿った授業を行ってくれる塾を選ぶことが合格への近道でしょう。また、義務教育である小学校では成績の優劣をつける必要がない為80点前後を取れるようなテストが作られています。そこで60点以下しか取れていないのであれば、中学校でついていけなくなる可能性もあるため、塾で補強を行う方が良いでしょう。● 塾が必要ない子・中学受験をしない・学校のテストで80点前後を取れている・勉強する時間を確保できている塾に通わないとしても、高学年になったら自宅で勉強する習慣を身につけておく方がよいでしょう。ちなみに、小学生に必要な勉強時間は「学年×10分」です。一年生だと10分、三年生だと30分という感じで、最低でもその時間は机に向かう習慣をつけておきましょう。塾が必要かな、と親が思った場合でも子どもの意見は欠かせません。無理やり通わせても長続きはしません。しっかりと親子で意思疎通を行い、意思を尊重しましょう。通わせる時期についても意見は様々ですし本人の意見もあるので一概には言えません。しかし一般的には、受験を行う場合は三~四年生から通うというケースが多いようです。4. 塾選びで聞いておくこと塾に通うとなった場合、塾はどのように選べばよいのでしょうか。まずは塾の雰囲気がとても大切です。気になっている所には必ず訪問し雰囲気を見ましょう。パンフレットをもらいに行くだけでも、雰囲気や対応方法などが分かります。数軒見てみると良いでしょう。気になることは事前に聞いておきましょう。聞いておいた方が良い項目は「月謝」「振替可否」「クラスの人数・クラス分けの基準(集団の場合)」「使用する教材」「宿題の量」「担任制かどうか」「実績」などです。塾側からここまで説明してくれることはそうありませんので、これ以外にも気になることがあれば事前にメモをしてしっかり確認しておきましょう。現在6年生の子がいて塾に通っているママが、今の塾は方針が合わずに変えたいが本人が気に入っているので迷っているという話をしていました。通ってみないと分からない部分もあり、塾選びは本当に難しいと感じます。私の息子は叶えたい夢のために中高一貫校に通いたいと言っています。受験や通塾は考えていなかったのですが、高学年になっても同じ考えでいるのなら四年生くらいから塾に通わせることも考えています。小学校は公立ですが、通塾・受験率が高い学校なので周囲とのバランスも多少は考える必要があるのかなと思います。どちらにせよ、本人の意見も尊重しながら、慎重に考える必要がありますね。
2018年08月03日家を出た直後に忘れ物に気づいて慌てて戻ったりすることはありませんか?あるいは、玄関で靴を履いた後に忘れ物に気づくというのもまた「なんで靴を履く前に思い出さないかな〜」と肩を落としてしまいがちな事例です。でも、忘れ物って、そういうものなんですよね……。急いでいるときや、小さいお子さまがいると、わざわざ荷物を取りに戻るのが面倒くさいですよね。忘れ物をしないようにするためには、どんなアイディアがあるのかを筆者の知り合いにリサーチしてみました。■ 実践しているアイディアは?早速、忘れ物をしないように、どのようなアイディアを実践しているかをご紹介します。「下駄箱に、ポケットティッシュやエコバッグなどの収納スペースをもうけておくと良いですよ。小物類は忘れがちなので」(30歳/パート) 「デジカメの充電器はバッグ置き場の脇のコンセントを使用しています。バッグに入れて持ち歩くものは、なるべくバッグのそばに置いておくのがバタバタしている時でも忘れないためのコツです」(35歳/フルタイム)「私はハンカチを忘れやすいのですが、忘れると実際かなり困るんですよね。だから服や鞄と一緒に収納しています」(36歳/フルタイム)■ 毎日通る「動線上に定位置を確保」することがポイント働くママさんのアイディアを見てみると、ある共通点が浮かんできました。それが“動線上に物を置く”ということです。支度をして出かけるまでの間に通る道を思い出してみてください。自室から玄関まで、もしくはリビングから玄関までなど、もちろん例外はあるでしょうが、多くの場合は出かけるまでに使う経路はほとんど同じなのではないでしょうか。その動線上に、外出に必要なものをどんどん設置していってみてください。その時、目に入るところに置き場所を設けるということも重要です。ちなみに筆者は、自室で着替えとメイクをし、洗面所に立ち寄ってから玄関に向かうことが多いのですが、通り道(廊下や玄関)にものを移したら、以前よりも忘れ物が減りました。チンク / PIXTA(ピクスタ)特に顕著だったのは、出かける直前に吹きかけるスプレータイプの日焼け止めを忘れなくなったことでしょうか。khukri / PIXTA(ピクスタ)以前は頻繁に忘れてショックを受けていましたが、玄関に移してからというもの、ほとんど忘れることはなくなりました。いかがでしたか?動線を意識するだけで、忘れ物に気づいて戻るという面倒くささは格段に減るはずです。物の置き場が定まっていなかったり、あちこちにうっかり置き忘れてしまうような人は定位置を決めるところから始めてみると良さそうですね。ぜひ試して、効果を実感して!
2018年06月27日もはや見慣れてしまった「忘れ物」にまつわるやりとり…Upload By ラム*カナわが家では、この春次男の入学式があり、兄弟そろって同じ小学校に通い始めました。年度初めは学校でもいろいろな準備や手続きがありますが、そのなかの一つに集金があります。最初の集金ってわりと金額が大きいですよね。1円単位までと金額が細かく、お釣りがないように提出しなければなりません。数日しかない締め切りまでに急いでピッタリ用意したかったので、兄弟それぞれの集金額を早く知りたくて長男のプリントを急かしたんですが…。Upload By ラム*カナはい、よく見る光景です。そしてこれまたよく言う「入れたはずなんだけどなー」というセリフにも要注意。入れたつもりの記憶にいつの間にかすり替わってしまい、実際は入れていないというこの現象。自信を持って“入れたはず”と思い込んでいるせいで、見直しをしなくなってしまい、忘れ物につながってしまうんですよね。それだけではありません。忘れ物は1日一つ、とは限らないUpload By ラム*カナUpload By ラム*カナプリントの話からわずか10分後のことです…。整理整頓も苦手な長男は、物を紛失してしまうことも多々あります。ランドセルにも学校の机にもお道具箱のなかにもないなんて…!はぁー、どうしたもんだかなぁー、と頭を抱えていた私でしたが、翌日が運よく授業参観だったので机のなかを覗ける機会を得られました。これぞ奥の手!?直接確認できる、授業参観の日!Upload By ラム*カナUpload By ラム*カナ心の声「あるじゃん!!」Upload By ラム*カナUpload By ラム*カナ心の声「あるじゃん!!」長男の忘れ物が多い原因にはいろいろあると思います。・入れたつもりになってしまう・探しかたが下手(視界に入っているのに見つけられない)などなど…。今回はたまたま授業参観があったから私が探せる機会がありましたが、いつもはそうはいきません。先生に特性は伝えてあるので気にして見てくれてはいますが、これからはやはり長男自身が身の回りのことをできるようになることが、どうしても必要です。何か方法はないものか…と考え、ひとつ試してみることにしました。学校に着いてから必ず見るであろう連絡帳に目立つように書いてみたのです。Upload By ラム*カナ「連絡帳に書いた物、しっかり入れてね」と口頭で伝えただけでは、どうしても頭にとどまりにくいタイプなので、視覚的に刺激できるよう書いてみました。毎日ページが変わるので、その都度私もイラストを書き換えて楽しみながら伝えています。これをし始めてからは、忘れ物がぐんと減ったので、少しずつでいいから長男の力になってくれたらいいな、と思っています。
2018年05月16日TOKIOの長瀬智也(39)が、13日より放送されるオープンハウスの新テレビCM「夢見る小学生」編で、小学生役を演じている。長瀬が演じるのは、“都心に戸建てを持ちたい”という大人びた夢を持つ小学4年生(10歳)の"長瀬くん"。「転校生」編と「ナイショ話」編の2種類が放送される。「転校生」編は、転校生の長瀬くんが、登校初日の朝礼であいさつするという内容。小学4年生にしては大柄で、髪もオールバックにきめた長瀬くんが「長瀬です。10歳、さそり座、好きな言葉は“男らしく”。夢は、大人になったら戸建てを持つこと」と自己紹介すると、大人びた言動にクラスメートたちはざわめく。すると、学級委員長の清野ちゃん(清野菜名)が「笑わない!」とかばい、2人はお互いを意識し始める。「ナイショ話」編では、授業中に清野ちゃんが、前の席になった長瀬くんに「あのさ、いいと思うよ。大人になったら戸建て持ちたいっていう夢」と話しかけ、「それって何平米?」「立地は?」と矢継ぎ早に質問。長瀬くんは「へーべー? へーべーって何だよ」「リッチー? リッチーって誰だよ」と答えられず、清野ちゃんに「そんな事も知らないわけ」と呆れ顔をされると、「男には建てなきゃいけねーもんがあるんだよ」としみじみと語る。撮影は昨年12月上旬、東京郊外の、かつて実際に使われていた小学校の校舎で実施。冬の寒さの中、半ズボンに白のハイソックス、白の上履きという"小学生"姿の長瀬は「お願いします! (衣装は)こんな感じです。ふざけているわけではありません(笑)」と元気いっぱい。撮影を共にするクラスメート35人に「同級生だから!」とあいさつした。撮影の合間に自信の演技をモニターでチェックした際、長瀬は「こんなオールバックの小学生、やだなぁ」と笑い、「ただ、これといって小学生っぽい言葉遣いをするわけでもなく、"小学校"というシチュエーションの中に、もうすぐ40(歳)になる僕が入っていくという、そのパラレル感がおもしろいですよね。小学生っぽく取り繕うこともなく、まじめにお芝居に取り組むという、その温度感もおもしろいです」と語った。また、27年ぶりのランドセルは「新鮮でした!」とのこと。ショルダーベルトの穴は一番大きなところにしてもなおパツパツで、しかもランドセルが背中の高い位置にきている状態にも関わらず、違和感なくスッと背負うことができ、オシャレなリュックサックを背負っているようだったとか。ただ撮影中は、ランドセルの厚みを忘れがちで、ランドセルを壁や扉にバコンバコン当ててしまっていたという。
2018年01月12日2年生。本人も気に病むほど、注意欠陥の特性が顕著になって…出典 : 我が家の小2息子、小学校入学以降、注意欠陥障害(ADD)特性が目立ち始め、この年齢の男子のそもそもの特徴もあいまって、順調に「アホ男子化」している今日この頃。授業参観=息子にとってのイレギュラーな環境では、ますます注意力散漫になったことは以前のコラムでお伝えしたが、あんなものははっきり言って序の口だった。「今日の授業で空のペットボトルが必要なんだよ!」と朝に報告したり、「実はあの日、新聞紙が必要だったんだよね」と翌日以降に告白するのは通常運行。最近では宿題など、毎日コツコツと何かをこなすことが困難になってきた。要は、エネルギー出力が安定しないのだ。何日も溜め込み、ある日一気に集中して片付けている。自分も息子同様にADDの傾向があるため、「あれ?私もこんなだったっけか?」と小学生時代を振り返ってみるが、似たもの親子とはいえ別個人。宿題も提出していたし、忘れ物も少なかった。私のチェックが甘かったのかと反省し、一応声かけを繰り返すようにしているが、ままならないことは多々ある。息子自身もそんな自分が歯がゆいと感じているようで、「自分は将来どうなってしまうのか」と不安そうに呟いた夜もあった。親子の心配をよそに先生は太鼓判!?個人面談で耳にした「息子の成長」とは出典 : 担任の先生は、私たち母子に揃って発達障害があることをご理解してくださっている。対策について相談しようと思っていた矢先の6月、個人懇談が行われた。「息子さん、随分と成長しました!」着席するや否や、先生がそんなことを笑顔でおっしゃるものだから、私は面食らってしまった。毎日宿題を提出できないことや忘れ物が増えたことは決して退化ではないが、成長とは呼びにくい。ポカンとする私に、先生はどのように成長したのかを説明してくださった。■成長①以前であれば、苦手な作業(息子の場合は絵など)に関しては遅々として進まず、手すら出そうとしないこともあった。今では「自分ではここまでできるけれど、この先を進めることが難しい。手助けかヒントをもらえないだろうか」というように申告してくる、もしくは自分なりの代替案を提示してくるようになった。■成長②以前は、宿題や忘れ物をしてもこちらから指摘されるまではそのままだった。今では宿題や忘れ物に関しても自分から報告してくる、そして「何か借りられる物があれば貸して欲しい」と自分から願い出てくるようになった。つまり、自分のウイークポイントを把握し、失敗や不得手をリカバーしようという姿勢が見られるようになったということだ。家で息子はそんなことを口にしなかったから、私は更に驚いてしまった。そう言われると…うん、確かに大きく成長している。「できないことや失敗自体は悪いことじゃないんですよね。特性上、受け身になってしまうのも仕方ないと思っていました(息子と私は受身型と呼ばれるタイプの自閉症スペクトラム=ASDも持っている)。そんな息子さんがここまでできるようになったのは、本当に素晴らしいことですよね!」ー昭和50~60年代に、私は学童期を過ごした。そのころといえば、失敗をすれば教師に叱責され、廊下や教室の後方に立たされるなど、見せしめのような懲罰を課せられることが当たり前の時代。出典 : 「私も小学生のとき、あんな先生に出会いたかったな…」我が子の特性を尊重し、温かく見守っていただけているありがたさと、ほんのちょっぴり息子をうらやむ気持ちを抱きながら、私は自転車のペダルを踏み、帰路についた。生きていくために必要なのは、失敗や不得手に対する怯えではないUpload By 鈴木希望ミスしないように注意したり、スキルを磨くことはもちろん大事だが、実際社会に出てみると、失敗や不得手をリカバーしようとする努力を要される場面の方が多いと私は感じている。はっきり言って、うまくできなかった事実そのものに目くじらを立てているのは時間の無駄なのだ。そんな時間があれば、他人に助けを求めることを含め、問題を解決するための具体的な行動を起こした方が良い。成人発達障害当事者の中でも、自分がした失敗を気にするあまりに思考がネガティブスパイラルに陥ってしまったり、また失敗をすることを恐れて行動できなくなってしまうことが少なくないようだ。「あのね、失敗や不得手に怯えて行動しても、何もいいことないからね。かえって失敗が増えるのよ。これ、経験談。注意と怯えは別物。急ぐと焦るも別物でしょ?あ、関係ないか」私も相談を受けることがちょくちょくあって、だいたいこんな風に答えている。と、偉そうに書いているが、かくいう私もつい最近までこれができなかったし、今も少しだけ苦手である。ASDの特性上、抱え込みやすい(誰かに頼るという発想が即座に浮かびにくい)というのもあるが、どこかに「失敗や不得手は悪いこと、叱責されるべきこと」という感覚が残っているのかもしれない。とにかく、「生きていくために必要なのは、失敗や不得手への怯えではなく、それが起こったときに対処しようとする姿勢」ということで担任の先生と意見が一致し、私は嬉しい。もし今もどこかで無意味な懲罰が行われているのだとしたら、一刻も早く滅してほしいと願ってやまない。ーさて、息子の宿題や忘れ物に関する対策だが、「これまでどおりの声掛け、学校と家庭の連携」という話でまとまった。帰宅した息子に早速確認だ。「息子さんや、連絡帳を見せてくれないかい?」「あ、連絡袋ごと学校に忘れてきた」「オイ!!!!!!」出典 :
2017年07月12日さすがにもう、準備段階では忘れ物ナシ!Upload By かなしろにゃんこ。小学校の頃から旅の仕度が苦手な息子でしたが、大学生にもなると持ち物リストを作って確認しながら準備を進めていくようになりました。「着る服は一日ずつまとめて袋に入れておくことにした!」と言う息子。ずっと前からそうしなさいってお母さん言ってたけどね…やっと分かってくれたんすね!と思いながら旅に送り出したのでした。帰宅後、テキパキと片付けていたのですが…Upload By かなしろにゃんこ。家族みんなが使う"クシと寝ぐせ直し"、なぜ持ち出したまま?家族が毎日使っている洗面用具やクシと寝ぐせ直しのスプレーを持って行くと言ってカバンに入れた息子でしたが、旅行から帰ってきて汚れた洗濯物は提出するものの、洗面用具などをなかなか出さないのです。旅行カバンには旅のしおりやらお土産なども入ったままになって、部屋に転がっています。Upload By かなしろにゃんこ。みんなが使う物だから早く出してちょうだいと毎日お願いしていたのですが一週間経ってもカバンの中に入れたままです。「お母さんはクシと寝ぐせスプレーを待っているんですけど!」と怒って部屋にいる息子に話しかけると、「出してほしい?…でもダメなんだ…出せない理由があるんだ…教えてほしい?」と息子はニヤリとしました。もうイヤな予感しかしません。ホテルの洗面所に置いていた物は全て置いてきてしまったというのです。その理由を聞いて思わず吹き出してしまいました、「この子らしい!」と。それも帰り仕度の最中に忘れ物の確認をしに洗面所のドアを開いて洗面台を見たのに、集合時間に慌てていて、仕度の最中に一瞬違うことを考えてしまったため注意が抜けてしまったというのです。そして「忘れ物ないネ!OK」と何故か思い込んでしまったとのこと。あまりにお決まりのパターン過ぎて、親子で大爆笑Upload By かなしろにゃんこ。そういうことならば仕方ないと納得できました。数々の忘れ物もこうしたことが原因だったんだな~と分かってきました。脳が別のことに注意を向けると今やるべきことの優先順位が一瞬で変わってしまって、本来優先して働くことが目に入っていたとしても、そこに意識はフォーカスしていかないのだと。息子も自分でナゼ忘れたのかを分析できるようになって、忘れ物をするメカニズムをご丁寧に解説してくれました(笑)。もう忘れちゃったものはしゃーないです。裏切らないねーと笑いがこみ上げてきて親子で爆笑したのでした。
2017年07月04日新学期を迎える4月、生活スタイルも大きく変わるご家庭も沢山あるのではないかと思います。そこで今回は、忘れ物をしない収納の仕組みから時間管理の方法までご紹介していきます。子ども部屋でお子様は何をしますか?寝る・着替える・遊ぶ・勉強する…改めて考えてみると子ども部屋と一言でいっても色々な動作・行動をすることがわかります。この動作ごとにモノ(家具)を配置して「子どもの動作がスムーズになるようにする」のがポイントです。朝、笑顔で「いってらっしゃい」「いってきます」言っていますか?入園・入学・新学期。新しい節目の時期となりました。朝起きる時間、家を出発する時間、用意するもの、着る洋服…様々なコト・モノが変化します。特に、幼稚園入園を迎える家庭では初めての集団生活ということもあり、親子共々不安もでてきます。その結果、毎朝目に付く持ち物や時間ばかりが気になって「用意は終わったの?」「早くしなさい!」とついガミガミ言ってしまう…というのはよく聞く話です。でも、本当は親だって朝からガミガミ何度も言いたくないし、子どもだってガミガミ言われる前に自分でやりたいと思っているはず。朝玄関のドアを開けるとき、笑顔で「いってらっしゃい」「いってきます」を言っていますか?笑顔で玄関を…1日をスタートするためのモノや時間を片づけて環境を味方に付けましょう!朝の準備をスムーズにするためには〝子ども部屋”の配置からまずは、モノの片づけ。ボックスを並べて1つ1つにモノを収めていく、引き出しの中に仕切りを作って細々したモノをきれいに並べていく…モノの片づけというとこういったことが思い浮かぶかもしれませんが、本当にそれが一番大切なことなのでしょうか?朝の様子を思い浮かべてください。着替えていると思っていたのにおもちゃで遊び出していた…宿題していると思ったのにマンガを読んでいた…こんなことはありませんか?こんなふうに注意が散漫して準備に時間がかかったり忘れ物をしたりすると、朝からまたガミガミいうことにも。ここで大切なのは、1つ1つのモノの収納ではなく子ども部屋のゾーンの配置です。例えば、写真のように「寝るゾーン」「遊ぶゾーン」「読むゾーン」「着替えるゾーン」のように配置します。もちろん共有のものがあるので100%ゾーンを分けるのは不可能かもしれませんが、着替えているときにおもちゃが目につかない配置、勉強机に座ったところからはマンガが目に入らない配置など苦手を配慮したゾーンわけができると今するべき動作に集中できるようになります。ちなみに、わが家では楽器のおもちゃがいつの間にか増えたので「奏でる」というゾーンも作りました。好きなことをいつでもすぐにできるようなゾーンがあると子どももストレス発散になるようです。リビング学習を叶えるランドセル置き場の5つのポイント最近では子ども部屋で勉強するのではなく、リビングやリビングの近くで勉強するリビング学習が「子どもが賢くなる」と人気です。それを狙ったというわけではありませんが、わが家も子ども部屋で宿題することはほとんどありません。宿題は「どこでするか」よりも「きちんとやって提出する」ことをわが家では最優先にしているので、リビング以外にもダイニング、廊下、ベランダと家中どこでも勉強OKの言わば”自宅内ノマドスタイル”を謳っています。そうなると、ランドセル置き場にも変化がでるので、わが家を例に「ランドセル置き場をつくる際の5つポイント」をご紹介!わが家はリビング横の和室に兄弟2人分のランドセル・教科書を収納できる棚を置いています。【ポイント】・同じ棚を共用するときも「ここが自分の収納スペース」とわかるように人別にゾーンがを分ける配置に例)長男が左、次男が右、真ん中や一番上の段は共有ゾーン・学校用品スペースは毎日出し入れする場所なのでモノはできるだけ簡単に出し入れできるように。例)ランドセルは持ち上げるのではなく直置きに近いキャスター付きのランドセルカートをDIY・ハンカチ・ティッシュなど次の日の用意をするときに必要なものも同じスペースに引き出し収納・学習に使うだろう図鑑・地球儀も同じ棚へ・文房具のストックも自分たちで管理できるようひとまとめに収納(多めにストックを収納することで”いつでもここにある”という安心感が生まれるのか必ずチェックするようになりました)・そもそも扉などのないオープンラックにすることで出し入れのしやすさをプラスランドセルを定位置に戻さない、忘れ物が多い、すぐに散らかる…何かと悩みの多いランドセルスペース。でも、あっちの部屋、こっちの部屋と移動しなくても用意が完結するようにモノをまとめ(動線を整える)、更に、出し入れが楽になるようワンアクション収納を心掛けた配置で子どもでもきれいを維持しやすく、用意もすぐにでき、忘れ物をしない環境になります。意外と盲点?!お手紙の仕組み小学生になると出てくる問題がお手紙問題。手紙を出し忘れたことで提出物や持ち物を忘れたり、印鑑を押し忘れていたり、当日の朝に「○○がいる。」と言われガミガミの原因になることも…。そんな時に便利なのはキッチンに1つだけ付けたフック。連絡帳入れを100円ショップの大きめのポーチにして手紙もそこに入れて持ち帰り(わが家は学校がこのスタイルでした)、ポーチには紐を付けておくだけでこのフックが連絡帳の定位置に。洗い物を出すついでなど何かをするときに一緒に連絡帳も出せるので子どもも面倒くささがなくなり、お手紙の出し忘れがなくなります。低学年の間は毎日連絡帳のチェックが必要な学校もありますし、そうでなくても小学生はサインしたり印を押す機会が多いので、ペンと印鑑(シャチハタ)もキッチン内のフックの近くに常備していおくと更に便利ですね。ちなみにわが家は電子レンジの扉を下した状態で机代わりにして作業をすることが多いです。「早くしなさい!」はもう言わないはじめての時間管理〝やることマグネット”さて、次は時間管理の話。幼稚園に入園した途端、「〇時までに家を出る」「〇時のバスに送れずに乗る」と子どもははじめて時間に区切りのある生活になります。大人は当たり前のように時間に合わせて準備を進めますが、子どもはそうもいかずいつまでも朝ご飯を食べていたり、着替えないといけないのにTVを見始めたり…、そうなると朝から何度も「早くしなさい!」という声が飛び交い、結果険悪なムードで玄関を出るはめに。そもそも「早くしなさい!!」と何度言っても子どもには「何を?」「どんなくらい早く?」がわからないのです。それは時間が目に見えないということが大きな問題点なのかもしれません。そんなときにサポート役にしたいアイテムの1つにしたいのが「やることマグネット」。*リンクつけてください時計と朝(夜も)やること(トイレ、食事、歯磨き、着替えなど)を絵で表したアイコンにし、それをマグネットに印刷することでボードに貼ることができます。絵で表しているので時計や字が読めない小さな子どもでも「時計の針がこの形になるまでに、これとこれとこれを終わらせる」と自分で理解できるように。「終わったら(違うゾーンに)マグネットを移動する」というルール1つで子どもは達成感を感じ、親は今子どもがどんな状態なのかが聞かなくてもわかることができるのでガミガミが激減します。販売しているマグネットでなくても紙に絵を描くのでも十分です。絵が好きな子どもなら描くところから一緒にしてみるのも愛着がでていいかもしれませんね。一番の目的は、”時間を見える化”するということ。モノを全部出して必要なものを使いやすい場所に並べるというモノの片づけと同じように、時間もやらないといけないことを一度書き出して見えるようにしてから並べて把握する。「やることっていっぱいあるんだな」「いつも歯みがきを忘れそうになるんだよね」「朝は忙しいから”明日の用意”はやっぱり前の日にした方がいいよね」、時間が見えることで子ども自身もたくさんの発見があります。ここで初めて「早くしなさい!」の「何を」「どれくらい早く」が理解できた上でできるに繋がってきます。ただママがガミガミうるさいし怖いから(笑)、なんとなく言われるがままにせかされるままにやっておこうとは雲泥の差ですね。まとめ新学期、不安もありますがやっぱりワクワクも多い時期。そのワクワクをたくさん受け止められるよう、モノや時間の片づけで環境を自分のサポート役することができます。今日”できた”の気持ちは、明日も”できる””やりたい”の気持ちに繋がります。困ったときは見直すベストタイミング!参考になればうれしいです。今日も笑顔で1日をスタートできますように。【制作協力】キッズオーガナイザー中村佳子さん収納のアイデアをもっと見る
2017年03月29日3月はあっという間に春休みに入り、休みが終われば進級や進学ということになります。特に年長さんは卒園し、小学校という新しい環境になりますね。ランドセルや持ち物などの準備は完了しているでしょうが、他にはどんな準備をしておけばいいのでしょうか?さらに、入学までの1ヶ月でできる準備や習慣について知っておきましょう。もう園児じゃない!自分でできるようにするべきことは?進学するまでに、できておいた方がいいことはいくつかあります。入学してから子ども自身が困らないように、今から練習しておきましょう。・早寝早起き園の時は、バスなどにもよりますが比較的朝の時間は遅めでゆっくりできていたと思います。保育開始時間は10時というところが多いですね。対して学校は8時~8時半までに登校するというところがほとんどです。朝食などはその前に済ませる必要がありますので、生活リズムは入学前から見直しておきましょう。そのためには睡眠も重要です。自分で時間管理ができるようにしましょう。・自分のことは自分で行う体育の授業が入ると体操服の着替えから、再度私服へ着替えることになります。着替えはもちろん、脱いだ洋服をたたむこともできるようにしておきましょう。さらに、学校への通学路を確認し一人でたどり着けるようにしておきましょう。「何度も通ったから覚えているだろう」と思っても、意外と一人では迷ってしまうということが起きるようです。時間割に沿った準備も、自分でできるようにしておきましょう。朝行うのは慌ただしいので、必ず前日までに用意する習慣をつけます。・トイレや食事はここに注意公立の小学校では、まだ和式が主流のところが多くあります。事前に練習しておき、和式でも用の足しやすい服装にしておいた方がいいでしょう。給食では、スプーンやフォークではなくお箸を使えるようにしておきましょう。慣れておかないと時間がかかってしまい、給食の時間が嫌いになってしまうなんていうことも起こります。正しい使い方を、入学前に習得しましょう。お勉強はどこまでできていればよい?勉強の前に、まずは鉛筆が正しく持てるようになっていることが大切です。学校では、文字の勉強はしますが持ち方は教えてくれません。正しい持ち方はキレイに書くためにも大切ですが、疲れにくいということもあります。疲れてやる気がなくなってしまうなんてことがないように、正しい持ち方・姿勢で書けるようにしておきましょう。読み書きや計算、時計の読み方などはどこまでできておいたら良いかということに関してさまざまな意見があります。できないからと言って焦る必要もありませんが、できているに越したことはないですね。入学前は、生活の中で自然に文字や数字と触れる時間を作ってあげましょう。例えば、おやつを食べる時に一緒に数を数えて「〇個食べたから今は何個になった?」などの会話を自然にすることで、徐々に数の概念も身につきます。テレビを見る時間を決めて「長い針が〇まできたらテレビは終わりだね」などといえば時計の読み方も段々分かってきます。入学後は、宿題がありますね。短い時間でも机に向かう習慣は入学前につけておくと宿題にもすんなりと取り組めるようになります。実際宿題をするようになってからは、「自分でやりなさい」と放置するのではなく一緒に取り組んでみましょう。習慣がつけば徐々に一人で取り組むようになります。同じ問題を一緒に解いて、ママとどっちが早く解けるか?などとするとゲーム感覚で集中して取り組むことができますよ。音読など、親が関わる必要があるものもあります。時間がなければ家事をしながら聞いてあげてもよいでしょう。時間がある時は一緒に教科書をチェックしたり、逆に読み聞かせをしてあげるなど本と関わる時間を作りましょう。読書の習慣は後々の勉強にも大いに役立ちます。期待もあり不安もある新生活。園の生活の延長気分でいると、入学してみてから「こんなはずじゃなかった」と子ども自身がとまどうことになってしまいます。自立の第一歩として、自分でできることを入学前に増やしていきましょう。
2017年03月09日気を付けていても、ついついしてしまうのが、忘れ物。特に、絶対に必要なモノを忘れてしまった時の動揺たるや!仕方なく取りに帰るものの、大きな時間ロスになってしまいますね。今回、30代社会人の男女100人に「忘れ物トラブルで、今まで何時間くらいロスしたと思いますか」と質問してみたところ、トータル46時間もロスしていたことが分かりました。これは大変な時間ですよね!それでなくても忙しい社会人は「時間が足りない」と嘆いている人も多いのに……。このアンケートでは、忘れ物トラブルでよくやってしまうモノ、時間をくって最も辛かったモノなどを聞いてみたのでご紹介します。■みんながついやってしまう忘れ物とは?「うっかり忘れやすく、しかも絶対戻らなきゃいけないモノ」、これが一番やっかいです。でも、急いでいる時などはやってしまいますよね。そこで、「一番よくやる忘れ物は何ですか」と聞いてみたところ、たくさんの回答を貰いました。「財布。どうしても必要だったので戻ったが、予定がずれ込んでブルーになった」「会社の傘をよく忘れる。1回の時間は短いけど、ホントしょっちゅう」「車のナビを自宅に忘れて戻ることが多い。1日に1時間はムダにしている」「スマホは命なので、忘れたら絶対戻る。トータル30時間くらいかな」「作った弁当を何度も忘れてしまう。ついつい……」どれも身近なものが多い印象です。傘などは、外に出て雨が降っていることを確認するまで存在を忘れていたり。まさに「忘れ物あるある」ですよね。他にも定期などの日常生活の必需品を上げる人が多かったです。■みんなが最もキツかった忘れ物とは?それでは、「時間ロスして最もキツかった忘れ物」はどのようなものでしょうか。忘れたらとんでもないコトになってしまうとしたら……?冷汗ものです。時間をロスしてでも取りに戻るのは仕方ないのかもしれません。「家の鍵をかけたかどうか忘れて戻るとき。トータル1,000時間は無駄にしてると思う」「代えのきかない資料。顔が真っ青になった。これでトータル10時間のロス」「旅行で使う新幹線他の切符をすべて忘れて、全力で家に戻った。間に合ったが一番キツかった……」「面接なのに、印鑑と身分証を忘れた。片道2時間のロス、連絡しておいたが最悪だった」「社員証!ないと会社に入れないので……。1時間に1本の電車を乗り継いで、家に帰った」どれも忘れたら大変なものばかりです。大切な物だからこそ、気が付いたときは顔面蒼白なんてことも。時間もロスをしますが、気苦労も半端ではありませんね。いかがでしたか。忙しいときや急いでいるときは、持ち物の確認がおろそかになりがちです。バッグを変えたときなども、必要物を入れ忘れてしまったり。対策としては、前日に準備を整えておくことや、出かける前に持ち物をチェックするクセをつけること。必要なものはポーチにひとつにまとめて、カバンを変えるときも1回で入れ替えられるようにするなど、工夫はいくらでもできます。自分に合った忘れ物対策を実践するようにしましょう!(文/齊藤カオリ)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』調査期間:2014年12月17日(水)調査対象:全国30代の男女100名
2015年02月15日今や、仕事にパソコンはなくてはならないもの。ワード、エクセルはもちろん、パワーポイントを駆使して仕事をしているという人も多いはず。プレゼンテーションに最適なパワーポイントですが、最近はなんと小学生までも使用しているそう。ひと昔前は小学生がパワーポイントを使って、プレゼンテーションをするなど、考えられませんでしたが、これからの時代を考えると、それも大切な教育のひとつ。そんなICT教育の重要性を広めるため、またプレゼンテーションという学習目的を通じて子どもたちがパワーポイントを体験できるよう、朝日学生新聞社が全国の小学生を対象とした「第2回学校・地元・家族自慢プレゼンコンテスト」を開催するそう。この企画は、日本のIT分野におけるリーディングカンパニーであるNECパーソナルコンピュータ株式会社、株式会社東芝、富士通株式会社、日本マイクロソフト株式会社の4社に加え、一般社団法人ジュニアプレゼン協会の協力のもと、「パソコンを使ったプレゼンテーションの楽しさ」を通じて、未来を生きる日本の子どもたちに不可欠な表現力、コミュニケーション能力を伸ばすことを目的に開始されたもの。「第2回学校・地元・家族自慢プレゼンコンテスト」では、「1わたしたちの学校自慢」「2わたしたちの住んでいる町自慢」「3わたしたちの家族自慢」をテーマに、マイクロソフトのパワーポイントで作られたプレゼンテーション資料を、9月1日から小学生に向けて募集。どんな資料が集まるのか興味津々ですね。昨年は、全国210校の小学校、のべ3,989人の小学生から応募があったとか。本当にたくさんの小学生が、実際にパワーポイントを使いこなしているとは驚きです。応募受付は、9月1日から11月28日まで。全応募の中から、上位10作品に選ばれた子どもたちが2015年2月7日に開催する決勝大会に出場、提出した作品をもとにプレゼンテーションを披露する予定だとか。そして朝日小学生新聞賞、東芝賞、富士通賞、日本マイクロソフト賞、各1名が選ばれます。入賞作品を選考する審査委員には、協力各社及び協会が参加するとのこと。どんな小学生が受賞するのか気になりますね。コンテストに先立ち、一般社団法人ジュニアプレゼン協会監修のもと、パソコンを活用したプレゼンテーションのコツを教える出張授業を実施。現在募集中で、9月から応募校の中から抽選で決定した全国の小学生を順次訪問するとのことなので、どんどんプレゼンテーションのコツを身につけた小学生が増えていくのかも。小学生のときから、パソコンを使いこなしてプレゼンテーションできる子どもが、将来どんな大人になるのか、時代が移り変わっていくことを感じますね。子育てをする頃には、自分が受けた教育だけをイメージしていてはダメなのかも。このコンテストから、現在の小学生の教育について少しでも知っておくのもよさそうです。・第2回学校・地元・家族自慢プレゼンコンテスト 公式サイト
2014年07月08日「電車の忘れ物」と聞くとやはり傘の忘れ物が多いイメージがあります。しかし実際のところはどんな忘れ物が多いのでしょうか?また、変わった忘れ物はあるのでしょうか?JR東日本・広報部さんに忘れ物について聞いてみました。――電車の忘れ物ですが、どんなものが多いのでしょうか?やはり傘が一番多いのですか?いえ、忘れ物で一番多いのは傘ではないんです。昨年度の忘れ物センターのデータで調べますと一番多いのは実は「衣類」なんですね。――そうなんですね!傘が一番多いものだと思っていました。衣類というのは服とかでしょうか?服の忘れ物もありますけど、多いのはマフラーや帽子、そして手袋などですね。特に手袋は非常に多かったりします。――冬場に忘れてしまいがちなものが多いのですね。手袋は片方だけ忘れてしまうケースも多そうです。では次に多いのは何でしょうか?次に多い忘れ物は「傘」です。――傘は2番目に多い忘れ物だったんですね。電車の忘れ物のイメージとしてはダントツなんですが(笑)。傘はどれくらいの数が忘れ物として届いているのでしょうか?傘は昨年度で約30万本忘れられていますね。――30万本とか、皆さん忘れすぎです(笑)。全部が500円のビニール傘だとしても、1億5千万円分の傘が忘れられている訳ですよね……。恐ろしい。次に多いのはどんな物なのでしょうか?次に忘れ物として多いのは「書類」ですね。――書類というのは、会社で使い資料とかそういった類のものでしょうか?どういった内容物なのかは詳細はわかりませんが、恐らくはそういったものだと思いますね。――もし大事な書類とか、内部機密が書かれていた場合は恐ろしいことになりそうですね(笑)。そのほかに、意外と多く忘れられているものって何がありますか?意外と現金の忘れ物が多いんですよ。忘れ物の中でも全体の4番目くらいに多い忘れ物なんです。――現金ですか!? それは意外ですよね!お金は大事ですから、そうそう忘れるものではないと思うのですが、そうではないのですね。小銭なども多いですからね。総額でいくらになる、などは調査していませんが……。――チリも積もれば……じゃないですけど、もしかするとすごい金額になるかもしれせんね(笑)。あとはどんなものが多いのですか?封筒なんかも非常に多いですね。――封筒もうっかり忘れるような物ではないイメージがあるんですが、世の中わからないものですね。よく「骨つぼ」の忘れ物があった、なんて話がありますけど、そういった変わった忘れ物はあるのでしょうか?それが変わった忘れ物というのは案外ないものなんですよ(笑)。――そうなんですね。やっぱり変わった持ち物だと、持ち主もより注意するんでしょうか(笑)。あと物によっては、個人が特定されてしまう恐れがあるので公表できなかったりするので……。――なるほど。しかし傘の30万本というのは驚きですね。純粋にもったいないです。忘れ物はできるだけしないよう、注意していただけると私たちも幸いです。――はい!気をつけます!意外にも、忘れ物で一番多いのは衣服ということでした。傘よりも多いということは、相当数の忘れ物があるということですよね。また、現金が多いというのも驚きでした。変わった忘れ物がほとんどない、というのは少し残念。やはり骨つぼなんてのは都市伝説なんですかね?ともかく、忘れ物は自分にとっても鉄道会社にとっても良いことなし。できるだけ忘れ物をしないよう気をつけましょうね!(高橋モータース@dcp)
2012年11月18日傘はもちろん、買ったばかりの商品など、電車には毎日いろいろな忘れ物が残されているそうです。誰も届け出なかった忘れ物は、鉄道忘れ物市で販売されています。百貨店の催事場などでも開催しているので、ご存じの方も多いでしょう。今回は、鉄道忘れ物の知られざる魅力に迫ります。鉄道忘れ物専門の販売店、鉄道忘れ物おおにしさんで、詳しくお話をうかがいました。■一番多い商品は傘!「店頭に出している商品で一番多いのは『傘』だと思います。中には新品同様のブランド傘もあります。ただ、同じ種類の傘を何本もストックできるわけではありません。そのため、ほとんどすべての商品が1点もの。売れてしまえば、次はいつ同じ傘が入ってくるのか、私たちにもわかりません」■貴金属やブランド品など、高価な品物もあります「いわゆる高級品も扱っています。宝石を使用したアクセサリーや、18金のもの等、貴金属もありますよ。使用していないブランド品が入荷されることもあり、未使用品の場合は新古品として販売します。新古品は人気ですが、数が少ないですから、見つけられるかどうかは運次第といった感じですね。サイズも1種類しかありませんから」■何で忘れたの?という商品も「ちょっと変わった商品では、松葉づえがありましたね。数本ありましたが、現在は1本になっています。あとは、魚釣りに使用するすくい網とか。また、寒くなるにつれて、着る物も増えてきます。電車の中は暖房が効いていますから、脱いだ上着を忘れてしまう人も多いようです。靴の忘れ物も結構あります。買ったばかりの新品を忘れているケースもあれば、スポーツジムか何かの帰りに忘れるんでしょうか、スポーツシューズも多いですね」■何が入荷されるのか、予測できないことが醍醐味(だいごみ)です「一般的なリサイクルショップなら、『こういった商品を積極的に買い取ろう』とか、ある程度計画できますよね。でも、私たちの店舗では、お客さまからの持ち込み品は一切扱っていません。全て、鉄道の忘れ物なんです。毎月、忘れ物がまとめて届いて、その中身を確認してみるまで、何が入荷されるのかは私たちにもわかりません。良い品物がたくさん入っていたり、意外な物が入っていたり、本当に予測できないのです。そこが、鉄道忘れ物市の面白いところではないでしょうか」■気に入った商品との「出会い」「私たちは『出会い』と呼んでいますが、お客さまが気に入った商品を見つけられるかどうかは、本当に運次第なんです。中には、ほとんど毎日のように顔を出してくださるお客さまもいます。そして、気に入った商品と出会える日もあれば、出会えない日もある。『こんな品が欲しいけど、いつ入るの?』と聞かれても、『さぁ、わかりません』としか言えません」どんな商品が置いてあるのかもわからない。入荷予定がわからない、入荷するかどうかもわからない。取り寄せもできない。そんなお店ってなかなかありませんよね。しかし、これこそが、鉄道忘れ物の大きな魅力です。松葉づえを買った人は、もしかするとついさっき足をひねったのかもしれません。前から欲しかったブランド品が、新古品として安く売られていることもあるでしょう。そんな「出会い」に期待してしまいます。普段の買い物とはちょっと違った楽しさを求めて、鉄道忘れ物市に出掛けてみてはいかがでしょうか。(OFFICE-SANGA 森川ほしの)
2012年11月15日「忘れ物をしたら、廊下にバケツを持って立たされた」など、小学生時代にあったおしおきの数々。実際に体験したおしおきについてアンケート調査を行い、皆さんにうかがいました。調査期間:2012年3月9日~3月14日アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数:960件(ウェブログイン式)■耳を持って持ち上げられる子がいたその昔、学校で悪さをすると、先生たちに当たり前のようにたたかれたものです。「手の形をした板でお尻をぶたれる」(24歳/女性)「バインダーで思いっきり頭をたたかれた」(31歳/女性)「左右のこめかみを、げんこつで挟みグリグリされる」(40歳/男性)「両手で同時にほおをたたかれる通称『サンドイッチ』」(32歳/男性)というものから、ハードになると、「耳を持って、持ち上げられている子がいた。あれって、今考えても恐ろしい」(25歳/女性)「先生の質問に答えられないと、生徒同士の頭と頭をゴツンとぶつけられたり、ほおをつねられたり、あごをつかまれてお説教。先生の前に立たされて順番にお尻をけられる」 (26歳/女性)などのおしおきが日常茶飯事に行われていたようです。■女子の手を握らず、ビンタされた!「授業中にしゃべっていて廊下に正座させられました」(27歳/女性)廊下のひんやりとした冷たさ、なんとなく覚えていませんか。「好き嫌いが多くて給食を全部食べられず、下校時間までそのまま残された」(31歳/女性)掃除の時間まで食べさせられていた人、確かにいました。「体育祭のフォークダンスの練習のとき、恥ずかしくて女子の手を握らずにいたら先生が飛んできてビンタされた」(34歳/男性)思春期のデリケートな気持ちをもう少しくんでくれてもいいような気が……。たたく以外にも、「授業中おしゃべりをしている子に、チョークを投げる先生がいた」(29歳/女性)、「給食の牛乳を担任から投げられたことがありました」(27歳/女性)と、意外な物を投げられるパターンもありました。■反省文を5・7・5で書かされるそのほかにも、「チョークでほっぺたにバツを書かれた」(27歳/女性) 、「鼻に赤いインクをつけられた」(28歳/男性) 、「うるさい人には口にガムテープを貼(は)る」(33歳/男性)、「忘れ物をした人や宿題をやってなかった人が、担任の先生の伸びかけのひげで、『ひげじょりじょり』という攻撃をくらう。ほおずりするだけだが、本当にイヤ」(29歳/女性)など、苦い思い出がポンポンと飛び出します。また、当時はきつかったけれど、「スクワットをさせられる」(29歳/女性)、「校庭を走らされる」(29歳/男性)、「友達とふざけていて、廊下のぞうきんがけを10往復させられた」(30歳/女性)などは、今思えば、ヘルシーなおしおきです。少しユニークなおしおきでは「国語の宿題を忘れたとき、5・7・5で反省文を書きなさい、と言われました。下手に長い反省文を書くよりすごく大変でした」(30歳/女性)「3回忘れ物をしたら、教卓の前で一発ギャグ」(23歳/女性)、「忘れたものをみんなの前で言わされ、最後に『もうしません』と言わなければならない」(28歳/女性)「体育の授業に遅れて行ったとき、グラウンドから校舎に向かって大声で自己紹介させられた」 (30歳/男性)「おしおき」にも、笑ってしまうものからシリアスなものまでさまざまな方法があるようです。皆さん、情報をありがとうございました。(蘭景×ユンブル)
2012年05月25日トラベル・ブーメランJTB法人東京とブーメランイット・ジャパンは、旅行先での忘れ物や落し物を回収するサービスを受けられる『トラベル・ブーメラン』を販売開始しました。ブーメランイット・ジャパンが展開している落し物回収サービス「マイブーメラン」をベースに、旅行中の忘れ物や落し物を回収する目的でカスタマイズしたサービスです。ホームページで旅行前に購入したトラベル・ブーメランのラベルナンバーと切な所持品を登録し、忘れ物をした場合は専用サイトに紛失物を報告します。発見時はラベルデータで照合と確認をしたうえ、回収の手配をして所有者に返還します。商品はキーホルダータイプシールタイプがセットとなり、価格は 1,050 円(税込)、サービスは登録日より開始、有効期間は翌月から起算して1年間有効になります。現段階では、 法人・団体向けに販売し2011 年度で 10,000 個の販売を目指としています。あくまで紛失物の返還を100%保証するものではなく、見つかった場合に戻ってくる保険のようなサービスです。
2011年01月28日