理想の筋肉の持ち主…つまり???株式会社リイド社(所在地:東京都杉並区、代表取締役社長:齊藤哲人)は2022年8月8日(月曜日)に、『小岩井くんは触りたい』(下條水月)を刊行いたします。『小岩井くんは触りたい』書影内容紹介ゼミの教授からなにかと雑用を頼まれる小岩井は、地味で貧弱だが実は筋肉フェチ。同じゼミの藤橋の筋肉は理想そのもので、「触りたい」という欲望を隠し過ごしてしていた。しかしある日、二人で教授の手伝いをすることに。どぎまぎしながらも近くにある理想の筋肉に小岩井は顔を火照らせ、瞳を潤ませて息を上げるほど大興奮!藤橋はその姿を見て、虚弱体質なせいで熱中症になったのだと勘違い。その日からなぜか小岩井の世話を焼きはじめ──過保護×筋肉フェチ大学生の勘違いと秘密から始まるスクランブルラブコメディ!『小岩井くんは触りたい』『小岩井くんは触りたい』試し読み『小岩井くんは触りたい』試し読み : 連載:幸せな恋を詰め込んだBLレーベルmimosa(ミモザ)HOME : 書店特典情報『小岩井くんは触りたい』購入特典・アニメイト…描き下ろし4pリーフレット・コミコミスタジオ…描き下ろし4pリーフレット・ホーリンラブブックス…描き下ろし4pリーフレット・協力書店…描き下ろしイラストペーパー・コミックシーモア…描き下ろし4P漫画※電子版は8/8~シーモア先行配信、8/22~その他書店配信概要作品名:小岩井くんは触りたい著者名:下條水月ISBN:978-4-8458-5926-9ページ数:208p判型:B6発行日:2022年8月8日定価:792円(税込)社名: 株式会社リイド社所在地: 〒166-8560 東京都杉並区高円寺北2-3-2代表: 代表取締役社長齊藤哲人創業: 1960年4月設立: 1974年11月事業内容: 出版事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月08日株式会社ステレオサウンド(所在地:東京都世田谷区/代表取締役 原田 知幸)は、声優の小岩井ことりさんを起用したオーディオのムック「DigiFi(デジファイ)小岩井ことりと楽しむオーディオの世界」を、7月26日に発売します。「DigiFi(デジファイ)小岩井ことりと楽しむオーディオの世界」URL: 表紙■制作背景声優界随一の「オーディオ好き」として知られる、小岩井ことりさん。小岩井さんは数多くのオーディオ機器を所有するだけでなく、音に特化したASMRレーベルのプロデューサーも務めて、幅広い世界に向けて音楽と音の魅力を発信し続けています。本書は、そんな小岩井さんの活動ぶりや小岩井流の音楽の聴き方・楽しみ方を伝えることにより、これまでオーディオにあまり縁のなかった方々にオーディオの魅力を知っていただくこと、を目指して企画されました。同時にベテランファンを唸らせるようなダウンロード特典も用意しています。■商品の特徴『小岩井ことりと楽しむオーディオの世界』は、下記の通り、「知る」「見る」「作る」「聴く」の4部構成となっています。(1) 知る「知る」では、小岩井ことりさんの最新インタビューに加え、13年にわたるこれまでの活動を年表とともに振り返っています。(2) 見る「見る」では、小岩井さんゆかりのオーディオスポット6つの紹介に加え、イヤホンやヘッドホン、そしてデジタルオーディオプレーヤーの愛機164モデルをすべて掲載しています。(3) 作る「作る」では、オーディオ機器の試聴用にオリジナル曲を制作。小岩井さんが本誌のために作詞・作曲した「Sound Letter/小岩井ことりwith Nicogi +」を、11.2MHz/1ビットDSDフォーマットでダイレクト録音する様子を詳細にリポートしています。録音を敢行した場所は世界最高峰の「ソニー・ミュージックスタジオ」です。(4) 聴く「聴く」では、音楽の聴き方を4つのスタイルに分け、それぞれについて小岩井さんに語っていただきました。小岩井流の楽しみ方を明かすとともに、オーディオ機器を通して得られる感動や無限の可能性を訴求しています。あわせて、各スタイルの推薦モデルもご紹介しています。■とじ込み付録(ダウンロードコード)「作る」の章で録音した本誌オリジナル楽曲「Sound Letter」のダウンロード・コードがとじ込み付録としてついています。この曲をきっかけとしてオーディオに興味を抱いている音楽リスナーや小岩井ことりさんを応援するファンの皆さんに、音楽をいい音で楽しむ喜びを感じてもらいたいと考えています。「DigiFi(デジファイ)小岩井ことりと楽しむオーディオの世界」URL: ■プロフィール 小岩井ことり声優、ピアレスガーベラ所属。作詞や作曲も行ない、MIDI検定1級所持、2級・3級講師資格も所持しているマルチタレント。声優としては「のんのんびより」宮内れんげ役、「アイドルマスター ミリオンライブ!シアターデイズ」天空橋朋花役、「七つの大罪」エレイン役などを演じているいっぽうで、自身の出演作にも作詞/作曲等、楽曲提供を行なっている。「完パケ納品できる唯一無二の声優」と言われている。■商品概要商品名 : DigiFi(デジファイ)小岩井ことりと楽しむオーディオの世界(別冊ステレオサウンド)発売日 : 2022年7月26日(火)形態 : 雑誌・ムック定価 : 1,980円(税込)サイズ : A4判 縦297mm×横210mm×厚さ8mm 重量420gISBN : 978-4-88073-482-8雑誌コード: 67970-18販売場所 : 全国の書店にて発売URL : Amazon : ■会社概要商号 : 株式会社ステレオサウンド代表者 : 代表取締役 原田 知幸所在地 : 〒158-0098 東京都世田谷区上用賀5-12-11設立 : 1969年6月2日(創立1966年1月10日)事業内容: オーディオ専門誌の制作・出版・販売高音質音楽ソフトの企画・制作・販売オーディオビジュアルのポータルサイト運営資本金 : 1,800万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月26日「小岩井農場」と聞くと、何を連想しますか?・素材にこだわった製品を作っている・飲み物や食べ物でも、濃厚で美味しい製品が多い・美味しそうなイメージ小岩井農場に関してあまり知識がない人でも、上記のような印象を抱くのではないでしょうか。そんな皆さんに、今回ご紹介するのは『小岩井農場 厳選素材カレー』の小岩井ビーフカレーです。こだわりの製品と小岩井農場の歴史を知り、その魅力についてさらに知っていただけたら幸いです。 ■「小岩井農場」の歴史と、製品へのこだわりとは今や有名な小岩井農場ですが、最初はなんと何もない荒野に、一本の木を植えることから始まったそうです。小岩井農場は1891(明治24)年に開設され、共同創始者である小野義眞(日本鉄道副社長)、岩崎彌之助(三菱社社長)、井上勝(鉄道庁長官)の三名の頭文字をとって「小岩井」と命名されました。ネーミングにそんな経緯があったなんて、知っている人は少ないのではないでしょうか。さらに1899(明治32)年からは、畜産を軸とした経営に移行し、海外から輸入した優良種畜をもとに牛・馬等の種畜の生産供給(ブリーダー)事業を開始しました。その後は酪農事業にも取組み、日本の乳用種牛の改良と乳業事業の発展に貢献。1938(昭和13)年からは小岩井農牧株式会社を設立し、農場はその事業所となったのです。その後、第二次世界大戦・農業政策の転換・経済の国際化など、著しい日本の変遷の中でも、一貫して農林畜産業を基軸とした運営を継続してきた小岩井農場。一本の木から始まった不毛の原野は、百年を越す歴史の中で生産性の高い緑の大地に変わり、今では様々な質の高い製品・サービスを生み出す豊かな大地となりました。長い歴史の中で、先人のひらめきや絶え間ない努力があったからこそ、今でもおいしい製品を味わえるのですね。 ■角切りビーフがゴロゴロ!小岩井農場特製「濃厚ビーフカレー」今回食べた小岩井農場特製ビーフカレーは、小岩井農場自慢のりんご、たまねぎ、トマト、にんじんなどの野菜と、角切りの小岩井農場産牛のバラ肉がたっぷり含まれた濃厚カレーになっています。湯煎で5分、しっかりと温まったことを確認し、封を切ってみると、いきなり大きめの角切りビーフが出てきました!野菜は濃い目のルーに溶けて見えなくなっていますが、スパイスが聞いている中辛のカレールーにほのかに玉ねぎなどの甘さが感じられ、王道のカレーのおいしさにコクが加わったような味わいです。ビーフは存在感もあり、4~5個ほどしっかり入っていました。しかも、脂っぽくなく歯ごたえがあり、濃厚なルーに絡めて食べるとおいしさも倍増。 ■総評辛さ:★★☆☆☆旨さ:★★★★☆歴史の深さ:★★★★★どの食材が欠けてもこの味は出せないのでは?と思えるほど、全ての食材がマッチしていておいしいです。レトルトカレーで、ここまで高品質な具材がたくさん入っているのは、ある意味予想を裏切られて嬉しいですね。小岩井農場の歴史を学んだあとに味わってみると、さらにそのおいしさに“深み”が感じられるのでした……。 小岩井農場のレトルトカレーシリーズは、『小岩井ビーフカレー』の他にも『小岩井カマンベールチーズカレー』、『小岩井クリームチーズカレー』、『小岩井ビーフカレー(辛口)』などのラインナップがあります。どの製品も安心・安全にこだわり抜いて作られたもの。ぜひご家庭で味わってみてくださいね。 【参考】※ 小岩井農場の歴史 – 小岩井農場ホームページ 【筆者略歴】モエコ50%
2018年09月16日「祖母が私の大胆な紬を見たら、びっくりしちゃうかもしれませんね。でも祖母も、昔は使わなかった鮮やかな朱や青の糸を取り入れて革新的な紬を作った人で、きっと応援してくれていると思いますよ」 山々に囲まれ、千曲川の流れる長野県上田市の塩尻地区。蚕室造りの家々の並ぶ旧北国街道沿いに立つ織元「小岩井紬工房」。小岩井カリナさん(45)は、32歳から機織りに向かいはじめ、現在は伝統工芸士として活躍している。 およそ400年の伝統を誇る上田紬は、江戸時代には大島紬や結城紬と並ぶ日本三大紬として、「上田縞」の通り名で人気を博していた。その後、機械織りなどに押されて下火に。そんな上田紬の復興とブランド化に尽力した一人が、カリナさんの亡き祖母、小岩井雅代さんだった。昭和30〜40年代、ふたたび上田紬は全国的なブームとなった。 「当時の私には、着物はただただ疎ましい存在でしたね」(カリナさん) つねに人の目のある紬工房のお嬢さんという狭い現実から、もっと広い世界に飛び出したかったのである。 「家族や工房の皆さんに大切に育ててもらったと感謝しているんです。でも、どんどん窮屈に感じられて、それこそ繭玉に包まれている感覚でした。それも、自分で吐いた糸でできた繭じゃない。とにかく、ここじゃないどこかに、私の本当に生きる場所があるはずだと思っていた。繭を破って出て行きたかった」(カリナさん) 大学進学を機に、カリナさんは上京。大学卒業後、舞台女優を目指した。アルバイト生活のかたわら、24歳の春、前進座の養成所に入所。昭和6年創立の、由緒ある劇団である。1年後、カリナさんは同期15人中3人の合格者の1人となった。見事、座員として迎えられたのだ。 しかし、役者の世界は甘いものではなかったのである。とにかく先輩たちから叱られどおしだった。期待と現実のギャップに悩み、思い悩んだ末、’04年1月、31歳にして前進座を退団。身も心もボロボロだった。そこでカリナさんは思い切った行動に出た。先のことはまったく未定のまま、アイルランドへ。 「とにかく日本から遠い、知らない世界に行きたかったんです。すべてをリセットして、自分を見つめ直したかった」(カリナさん) 語学学校に通いながら、ホームステイを3カ月。この旅がカリナさんを変えた。 「パブにもよく行きました。そこでは地元の人たちがすごく普通に伝統的な衣装を着て、飲んで踊って自由に楽しんでいるんですね。伝統的な民族衣装といっても少しも堅苦しくなくて、楽しくて、なんて豊かな日常だろうって」(カリナさん) そこで初めて気がついた。 「私、なんでもっと着物を楽しんでこなかったんだろうって。前進座では毎日着物を着ていて、しかも私の家は機織り工房だっていうのに」(カリナさん) 帰国したカリナさんは、真っすぐに上田に向かった。かつてあれほど飛び出したかった紬工房に帰ったのである。 「愕然としました。活気がまったく失われていたんです」(カリナさん) 仕事が減っていることは知っていた。それにしても、あれほど大勢いた職人はほとんどやめていて、薄暗い座敷には売れ残りの反物がうずたかく積まれている。さらにカリナさんの帰宅1週間後、工房を支えてきた祖父が倒れた。 「入院した祖父を見舞いながら、家に戻ろう、紬をやろうって。工房で受け継がれてきたものが、誰かが引き継がなければなくなってしまうという危機感と、それを守る責任を強く感じました」(カリナさん) 時を同じくして、ドイツの和食店で働いていた弟・良馬さん(42)も実家に戻ってきていた。2人で工房をもり立てていこうと話し合い、両親にそのことを伝えた。 「とにかく、できることから始めようと思いました。まずは仕事を覚えることから」(カリナさん) 祖母の代から働いている職人の女性たちに教わることから奮闘は始まった。片っ端からメモを取り、写真を撮り、ときには動画も撮って、紬のあらゆる工程を覚えていったのである。最初は花瓶敷きなど小さなものからはじめ、やがて自分でデザインを考案してコツコツと作りはじめたという。 「それがすごく楽しいんです。自分の手のなかで、柄が出来上がっていくのが面白くて」(カリナさん) 工房に戻って10カ月後だった。ふらりと入ってきた男性が、カリナさんの練習代わりに織っていたカラフルな反物を見て、「とってもいいね。あなたの名前で作ったものは全部買い取るから、好きな値段を付けてください」と言った。京都・宇治の元卸問屋「しるべ」の代表、山田標件さんだった。いまも取引のある山田さんは、この日のことをよく覚えている。 「一目で気に入りましてね。見たこともない明るい色味なんだけど上手にまとめて、ちゃんと紬になっている。普通の感性ではこれは作れない、この人はいい反物を作れると直感したんです」(山田さん) 突然の朗報に、小岩井家は喜びに沸いた。 「職人を続ける糸口を見つけたーー、そんな気持ちでした」(カリナさん) 3年ほど後、長野市で開催された紬展を訪れると、初めて「小岩井カリナ」の名前で織り上げた反物も展示されていた。カリナさんが懐かしく眺めていたときである。女性3世代の客が足を止めた。 「おばあちゃんが私の反物をお孫さんの胸元に合わせて、なんとその場で買ってくださったんです。明るい色味の紬が、10代のお孫さんに本当によくお似合いだったんですよ。思わず、『これ、私が最初に作った着物なんです』と声をかけてしまいました。『まあ、あなたが!』と、忘れられない出会いです。すごくうれしかったですね」(カリナさん) 昨年、小岩井紬工房の代表を務める弟・良馬さんとともに、伝統工芸士として認定を受けるまでになったカリナさん。今年6月には、福岡市で開催された「第21回・女性伝統工芸士展」に初参加。工房は低迷期を脱し、売り上げも伸びている。 当初から現在に至るまで、紬と向き合うカリナさんには一貫したこだわりがある。 「たまにしか着物を着ない時代だけになおのこと、着る人が楽しい気持ちになるものを作っていきたいんです。自然と色も明るめで、柄も大胆なものが多くなります」(カリナさん)
2017年08月04日山々に囲まれ、千曲川の流れる長野県上田市の塩尻地区。蚕室造りの家々の並ぶ旧北国街道沿いに立つ織元「小岩井紬工房」。小岩井カリナさん(45)は、32歳から機織りに向かいはじめ、現在は伝統工芸士として活躍している。 およそ400年の伝統を誇る上田紬は、江戸時代には大島紬や結城紬と並ぶ日本三大紬として、「上田縞」の通り名で人気を博していた。その後、機械織りなどに押されて下火に。そんな上田紬の復興とブランド化に尽力した一人が、カリナさんの祖母、小岩井雅代さんだった。昭和30〜40年代、ふたたび上田紬は全国的なブームとなった。 「私の子ども時代は、毎日たくさんのお客さまがみえて、すごくにぎやかでしたね」(カリナさん・以下同) ひいき客には有名人も多かった。女優の杉村春子さん、有馬稲子さん、俳優の中村梅之助さんなど枚挙にいとまがない。昨年亡くなった九重親方(元横綱の千代の富士関)も何度も工房を訪れていたという。 「たしか’80年代後半だったと思いますけど、大みそかの紅白歌合戦に横綱が審査員として出演なさったとき、上田紬のアンサンブルをお召しになっていたんです。テレビの前で家族みんな大騒ぎしていたのをよく覚えています」 子ども心に、さぞや自慢だったのではないだろうか。しかしカリナさんの答えは違った。 「当時の私には、着物はただただ疎ましい存在でしたね」 中学に上がるころ、女優になることを夢見ていたカリナさん。つねに人の目のある紬工房のお嬢さんという狭い現実から、もっと広い世界に飛び出したかったのである。 「家族や工房の皆さんに大切に育ててもらったと感謝しているんです。でも、どんどん窮屈に感じられて、それこそ繭玉に包まれている感覚でした。それも、自分で吐いた糸でできた繭じゃない。とにかく、ここじゃないどこかに、私の本当に生きる場所があるはずだと思っていた。繭を破って出て行きたかった」 大学進学を機に、カリナさんは上京。進学先に大東文化大学の中国語学科を選んだ理由は、広大な中国を舞台にした映画『ラストエンペラー』に感動したからだという。在学中に1年間の北京留学も敢行。大学卒業後、舞台女優を目指した。アルバイト生活のかたわら、24歳の春、前進座の養成所に入所。昭和6年創立の、由緒ある劇団である。1年後、カリナさんは同期15人中3人の合格者の1人となった。見事、座員として迎えられたのである。 「前進座は祖母も大好きだった劇団なんです。やっと自分の道が開けた!そう思いました。憧れの舞台に立てて、地方巡業の旅にも行ける。それに前進座はお給料制でしたから、私の将来はこれで保証されたって(笑)」 しかし、役者の世界は甘いものではなかったのである。とにかく先輩たちから叱られどおしだった。 「たまに端役をいただいても、コテンパンにダメ出しされましたね。前進座は時代ものが基本なんですけど、着物はきちんと着て当たり前、着崩れるなんて許されない。歩き方から所作からメークまで、あらゆることで怒られました」 期待と現実のギャップに悩み、思い悩んだ末、’04年1月、31歳にして前進座を退団。身も心もボロボロだった。そこでカリナさんは思い切った行動に出た。先のことはまったく未定のまま、アイルランドに向かったのだ。 「とにかく日本から遠い、知らない世界に行きたかったんです。すべてをリセットして、自分を見つめ直したかった」 帰国したカリナさんは、真っすぐに上田に向かった。かつてあれほど飛び出したかった紬工房に帰ったのである。 「愕然としました。活気がまったく失われていたんです」 仕事が減っていることは知っていた。それにしても、あれほど大勢いた職人はほとんどやめていて、薄暗い座敷には売れ残りの反物がうずたかく積まれている。さらにカリナさんの帰宅1週間後、工房を支えてきた祖父が倒れた。 「入院した祖父を見舞いながら、家に戻ろう、紬をやろうって。工房で受け継がれてきたものが、誰かが引き継がなければなくなってしまうという危機感と、それを守る責任を強く感じました」 時を同じくして、ドイツの和食店で働いていた弟・良馬さん(42)も実家に戻ってきていた。2人で工房をもり立てていこうと話し合い、両親にそのことを伝えた。 「とにかく、できることから始めようと思いました。まずは仕事を覚えることから」 祖母の代から働いている職人の女性たちに教わることから奮闘は始まった。片っ端からメモを取り、写真を撮り、ときには動画も撮って、紬のあらゆる工程を覚えていったのである。 最初は花瓶敷きなど小さなものからはじめ、やがて自分でデザインを考案してコツコツと作りはじめたという。 「それがすごく楽しいんです。自分の手のなかで、柄が出来上がっていくのが面白くて」 昨年、小岩井紬工房の代表を務める弟・良馬さんとともに、伝統工芸士として認定を受けるまでになったカリナさん。今年6月には、福岡市で開催された「第21回・女性伝統工芸士展」に初参加。工房は低迷期を脱し、売り上げも伸びている。 「ずいぶん回り道をしました。でも、これまでのいろいろな経験があって、いまの私があると思うんです。前進座での経験があるおかげで、着物の着付けや所作に困ることはありませんし、人前でなんとかお話しできるのも、舞台の経験があるからかなって」 懸命に生きてきたことには、ひとつの無駄もないーー。 「いまは、ここが私の居場所、これが私の道と自信を持って言えます」
2017年08月04日キリンビバレッジは9月15日、「小岩井 純水りんご」「小岩井 純水ぶどう」「小岩井 純水みかん」を全国でリニューアル発売する。価格は、470mlペットボトルで各140円、1.5Lペットボトルで各330円、280mlペットボトル(りんごのみ)で115円、185g缶(りんごとみかんのみ)で各80円(全て税別)。「小岩井 純水果汁」シリーズは、指定農園果実を純水で仕立てた果汁飲料。今回のリニューアルで、さらにすっきりとした飲みやすい味わいに仕上げたという。素材を生かすために、着色料、保存料は一切使用していないとのこと。
2015年08月12日キリンビバレッジは11日、「小岩井 純水果汁」シリーズより、「小岩井 純水れもん」を発売する。○さわやかな味わいの指定農園レモン果汁で仕上げた果汁飲料「小岩井 純水果汁」シリーズは、純水仕立ての果汁飲料。同商品は、指定農園の果実をしっかりと濾過した純水とはちみつで仕立てた、すっきりとした味わいの果汁飲料。素材を生かすために、合成着色料、保存料は使用していない。ビタミンC入り。470ml・1.5Lペットボトルで、希望小売価格(税別)はそれぞれ140円、330円。
2015年08月02日キリンビバレッジは12日より期間限定で、プレミアム果汁飲料「小岩井 厳選果汁 佐藤錦」を発売する。○山形県産佐藤錦の果汁とピューレ、青森県産りんご果汁を合わせた同商品は、さくらんぼの甘酸っぱいリッチな味わいが楽しめるという、大人のための果汁飲料。「小岩井」果汁シリーズでは、親子で楽しむ果汁飲料をコンセプトにした「小岩井 純水果汁」シリーズと、品種や産地を厳選した国産果汁に濃厚な味わいの特製ピューレを加えて仕上げたプレミアム果汁飲料「小岩井 厳選果汁」シリーズを展開している。同商品は、「小岩井 厳選果汁」シリーズの2015年第2弾商品となる。山形県産佐藤錦のおいしさを凝縮した果汁とピューレを使用。甘い青森県産りんご果汁を合わせて仕上げた、濃く甘酸っぱいリッチな味わいになっているとのこと。着色料、保存料は不使用。パッケージは、果物のギフトをイメージした品質感、高級感のあるデザインを採用している。320ml・ペットボトルで、希望小売価格は150円(税別)。
2015年05月03日小岩井乳業はこのほど、「小岩井 コーヒー 冬のカフェオレ 贅沢仕立て」を期間限定、コンビニエンスストア限定で発売した。○冬でもゴクゴク飲める味わいの"冬のカフェオレ"同社が、ユーザーが「冬のミルク入りコーヒーに何を期待するか?」について、そのキーワードを調べたところ(n=101、2014年7月調べ)、「ミルクたっぷり」「ミルク分が強い」「おいしい」「濃厚」「甘みのある」「ちょっと甘め」という6つのキーワードの回答が上がっていたという。同商品は、そのようなユーザーの期待に応えるべく発売する、ロングセラー「小岩井 コーヒー」の冬ならではの期間限定商品。「小岩井 コーヒー」比で生豆換算比150%となる、エスプレッソ抽出したコーヒーを使用した。生クリーム・練乳・バターミルクの3種類の乳素材を使用することで、華やかさとコクをプラス。コーヒーと3種類の乳素材の絶妙な調和で、冬でもゴクゴク飲める味わいに仕上げたとのこと。無脂乳固形分3.7%、乳脂肪分0.6%。パッケージデザインは冬をイメージさせる白を基調とし、4つの白系のグラデーションを採用。そこにあたたかなカフェオレのビジュアルを使用した。容量500mlで、希望小売価格は137円(税別)。
2014年11月11日小岩井乳業は12月4日、プラズマ乳酸菌を配合した飲むヨーグルト「カラダへの贈り物プラズマ乳酸菌」を、東北・関東・甲信越・静岡にて発売開始した。価格は120円。プラズマ乳酸菌とは、同社とキリンホールディングスが共同開発して生まれた「まもるチカラの乳酸菌」。摂取することで、様々なウイルス感染防御における免疫賦活効果を示すことが確認されている。同商品は半日以上じっくり発酵させたプラズマ乳酸菌に、同社の「小岩井生乳100%ヨーグルト」を合わせて仕上げた。酸味が少なく、飲みやすい飲むヨーグルトとなっている。低脂肪タイプなのですっきりと飲みやすく、毎日続けられる味わい。忙しい毎日を過ごす人や、受験など大事な行事を控えている人におすすめだ。容器は子どもや女性・年配の人にも持ちやすい形の、小岩井オリジナルの新容器を採用。乳酸菌の力強さ、機能感をダイレクトに感じてもらえるような“赤色”を取り入れたデザインになっている。ストロー付きで気軽にどこでも飲むことができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日岩手県雫石町の小岩井農場「まきば園」は、8月19日(日)まで、「まきばの夏休み」と題して、同園を思い切り楽しめるさまざまなイベントを開催する。120年にわたり農林畜産業を守り続けてきた小岩井農場が、一般に開放している観光牧場が「まきば園」だ。乳製品の生産現場をガイドと一緒にバスでめぐるツアーや、子どもが遊べる遊具やアスレチックが充実し、大人も子どもも一日中楽しめる人気の観光スポットだ。そんな「まきば園」の夏ならではのイベント、アトラクションを体験できるのが「まきばの夏休み」だ。●トラクターバス「100年杉コース」特別運行 散策イベント開催時を除いて通常非公開の「100年杉林道」をトラクターバスが8月19日(日)まで特別に運行する。一世紀も前に植林され、小岩井農場を見守り続けてきた100年杉。途中でトラクターバスを降り、酪農と並び小岩井農場を支えてきた林業について、ガイドが紹介する。出発時間は、(1)10時00分(2)11時00分(3)13時00分(4)14時00分(5)15時00分(所要時間は約40分)。料金は大人800円、子供200円(未就学児は大人の方同伴要)●トラクターパレード 小岩井農場の牧草地などで大活躍しているトラクターが「まきば園」に集合。先導車は1930年代に活躍し、昨年に走行できるまでに復元された「ファモールレギュラー」。重機マニアはもちろん働く車好き必見のパレード。開催日時は8月14日(火)~16日(木)11時00分~。●ひまわり迷路 例年8月上旬に見ごろになるひまわり。小岩井農場資料館西側に1ヘクタール弱のひまわり迷路が登場する。●夏の木工教室 小岩井農場の木材を使った木工教室。小岩井農場資料館内で8月19日(日)まで毎日開催。●IAT岩手朝日テレビ主催「ゴエティーキャラバン」 農場資料館西側イベント会場に、IAT(岩手朝日テレビ)の人気キャラクター「ゴエティー」が登場するイベント。ゴエティーのぬいぐるみやストラップがもらえる「じゃんけん大会」や、ゴエティーと一緒に写真が撮れる撮影会などが催される。開催日時は8月4日(土)10時00分~15時00分。参加無料。●スターウォッチング 天の川や夏の星座、土星などを大型望遠鏡で観察。8月1日(水)~11日(土)まで開催(晴天時のみ)。受付時間は18時30分~20時30分、開催時間は19時00分~21時00分。料金は大人500円、小学生300円。なお、12日(日)は特別版「ペルセウス座流星群観察会」となり、開催時間を22時00分まで1時間延長。この日にピークを迎える流星群などの大型望遠鏡での観察が予定されている。なお、「まきばの夏休み」期間中、収穫体験「まきばで野菜を収穫してみよう!」も開催される。まきば園に隣接した畑で、じゃがいもを収穫できる。参加費は1人、1カゴ500円だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月01日グラフィックデザイナーで一児の母でもある、杉本雅代さん。3月の大震災以降、身体にいい「酵素シロップ」をいろいろな人に知ってもらいたいと、葉山、湘南を中心に酵素シロップ教室を開催しています。そんな杉本さんに 前回の記事では「酵素シロップの魅力と作り方」 を教えて頂きましたが、今回は飲む以外の「酵素シロップを生活に取り入れる方法」を伺いました。 「酵素シロップ」の作り方はこちら ≫ 実は「酵素」は皮膚からも吸収することができます。そのため傷口に塗ったり、美容やマッサージにも使用したり、酵素シロップは生活すべてに使うことができるのだそう。「朝、酵素を混ぜるときに手についた酵素は、顔に塗ってパックしています。子どもの口元にも塗ってあげたり。手荒れも減りましたね。髪の毛にもいいと思います。また傷口に酵素シロップの原液を塗って、絆創膏をすると治りが早くなります。肩こりがひどいときには、酵素をコットンに染ませて貼ったり。本当に何にでも使えます」手作り化粧水や足湯にも使っています ≫ 酵素を使って手作りコスメを楽しむ そんな杉本さんのおすすめは、酵素を使った手づくり化粧水。ワークショップに参加した方に教えていただいたのだとか。精製水50ccに酵素を大さじ1杯入れ、お好みのオイルやエッセンスを少々プラスして作ります。新鮮で経済的なだけでなく、環境にもやさしい。ビタミンCを含んだ柑橘系の酵素シロップを使うとお肌にもよく、春夏にはドクダミもおすすめだそう。酵素シロップ作りで残ったものは足湯に また酵素は40℃で一番活発に働くため、お風呂や足湯に入れるのにも最適。酵素シロップを漉して残ったものを不織布に入れて使います。「お風呂に入れるとお湯がとろんとして入りやすいですね。すごく汗をかくので、冷え性も以前よりマシになったと思います。子どもによく足湯をしてあげるのですが、しょうがを入れるとさらに温まるし、すごく気持ちがいいんです」残ったお湯は浸け置きの洗濯に使ったり、不織布に入れたフルーツの残りは土に返すのだそう。環境にも良さそうです。酵素シロップは杉本家に欠かせない万能薬 ≫ 酵素シロップは杉本家に欠かせない万能薬 さらにこの季節のおすすめは、酵素水を使った鼻うがいと万能薬づくり。お湯に塩と酵素シロップを少量入れ、鼻うがいをします。また、ドクダミとユキノシタとしょうがで作った酵素シロップは、杉本家の万能薬。「ドクダミは浄化作用のあり、ユキノシタは熱冷ましや中耳炎にもいいし、しょうがは身体を温めてくれます。野草は取ってから8時間以内に作ることだけ気をつけてください。冷蔵庫に作り置きして、風邪を引いたときや食べ過ぎたときに飲むようにしています」生活が酵素中心になったという杉本さん。そのほかにごはんを炊くときやパンをこねるときに入れたり(ふっくらするそう)、野菜や魚、肉も1000倍に薄めた酵素水につけてから使用しているのだといいます。そんな杉本さんにとって、酵素は元気の素なのだとか。「酵素は生きているものすべてにあるもの。人それぞれ持っている酵素が違うので、その人そのものなんですね。酵素シロップは自分の常在菌を混ぜることで作ることが特徴で、自分の分身を培養している感じでしょうか。だから体調の悪いときに混ぜると元気のないものになるし、嫌な気分で混ぜると毒になってしまうんです。だから酵素が作れるということは自分の身体が元気だということ。健康のバロメーターかもしれませんね。自分や身近な人の健康を守る、酵素づくりは女性の仕事だと思います。できれば各家庭にマイ酵素があるのが理想。愛情を持って作ってくださいね」 杉本雅代さんインタビュー(1)「酵素シロップ」の魅力と作り方 はこちら ≫ 取材/赤木真弓
2012年01月05日グラフィックデザイナーで一児の母でもある、杉本雅代さん。3月の大震災以降、身体にいい「酵素シロップ」をいろいろな人に知ってもらいたいと、葉山、湘南を中心に酵素シロップ教室を開催しています。そんな杉本さんは酵素シロップをどのように生活に取り入れているのか、その魅力と共にお話を伺いました。簡単で気軽に作れる「酵素シロップ」とは 杉本さんが酵素を生活に取り入れるようになったきっかけは、友達に酵素のワークショップに誘われたことだといいます。 「話を聞いて、こんなに素晴らしいものがあるんだと思いました。ごはんの前に必ず飲むようになってから便秘がなくなったし、風邪も引きにくくなりましたね。食生活を見直すきっかけにもなりました。ワークショップをしたことがない私が教えるのも……と思いましたが、地震以降すぐにできることは身体の免疫力を上げることだと思い、酵素シロップのワークショップを始めることにしたんです」 そもそも酵素とは消化吸収や筋肉を動かしたり、呼吸をするなど、身体の動きに必要なもの。発酵食品に多く含まれ、酵素が不足すると免疫力が低下してしまいます。酵素シロップは季節のフルーツや野菜、野草などに砂糖を入れ、手でかき混ぜることで発酵させて作り、味噌やぬか漬けなどよりも簡単に作れることから注目されています。 「フルーツの皮をむいたり、スライスしていると香りが良くてリラックスできます。子どもがいない午前中の一人の時間に作る、この作業が楽しいんです」と杉本さん。 杉本さんの酵素シロップは、おいしくて見た目もかわいく、飲みやすいことを心がけています。 「冬は柑橘がおいしいのでメインに、あとは味にあまり影響のないにんじんやかぼちゃ、さつまいもを入れたり、どんぐりやハーブ類など面白いものをちょっと入れます。ショウガを加えたり、梅だけで作る酵素もおいしいです。また発酵補助剤として玄米を少し入れます。常に4種類ほど作っていますね」 また、酵素シロップに使うフルーツや野菜には、発酵しやすいものと発酵しにくいものとがあるそう。りんごやなしは発酵しにくく、初心者には柑橘系やキウイ、かりんがおすすめ。だいこんやかぶ、きゅうり、なす、白菜、葉っぱ類は少し漬け物のようなにおいがして飲みにくいのだとか。「酵素シロップ」作りの基本の「き」とは?「酵素シロップ」には「皮」も「種」もすべて使う ここで酵素シロップづくりの基本を。フルーツや野菜の皮は全て入れますが、柑橘は皮をむいたほうが飲みやすくなります。むいた皮は乾かしてお風呂に入れたり、ピッチャーに水と一緒に入れてレモン水などにして使いましょう。材料はできるだけ無農薬に近いものを選び、地元のものや季節のものを使います。 「そのときに飲みたいなと思うものは、身体が欲しているものなので、地元のものが揃わなくてもいいとワークショップでも伝えているんです。酵素は頭で飲むではなく、五感や直感で飲むものなんです」 できあがった酵素シロップは、レモンを少ししぼって水で割ったり、豆乳で割って飲むのがおすすめ。1日に60ccまで(子どもはその半分)にして、空腹時に飲むようにします。 冬は47℃以下のお白湯で割ったり、オリーブオイルと塩を混ぜてドレッシングに、また寒天に入れてゼリーにしてもいいとのこと。杉本さんのお子さんもジュース代わりに飲んでいるおいしい酵素シロップ。最後におすすめのレシピを教えてもらいました。「酵素シロップ」のレシピをご紹介!● ゆずとレモンの酵素シロップ【材 料】・ゆず 2個・レモン 1個・しょうが 一片・にんじん 1/3本・タイム・玄米、大豆、小豆、黒豆、どんぐり 適量・上白糖【レシピ】1.材料を水で洗う。水を汲み置きしておく。2.レモンの皮をむき、スライスする(白い部分はえぐみになるので取る)。ゆずの皮を手でむき、適当な大きさに分ける。にんじんとしょうがは、皮付きのままスライスする。3.すべての材料をボウルに入れ、重さを量る。材料に対して1,1倍の重さの上白糖を用意する。※重量の割合がポイント。また酵素シロップ作りには「上白糖」を使います4.1リットルの広口瓶に砂糖、材料の順番に交互に入れ、砂糖でふたをする。空気が通るようガーゼなどでふたをして、人のいるところに置く(17~20℃が最適)。5.6~7日間、1日に1、2回砂糖を溶かすように手でかき混ぜる。6.1週間後(冬なら2~3週間後)、ざるで漉し、一昼夜置く。ガーゼで二度漉しする。7.瓶などに入れ替え、風通しのよい冷暗所に置く。※ 発酵しにくいときのアドバイスはこちら。 杉本雅代さんインタビュー(2)「酵素シロップ」活用術 はこちら ≫ 取材/赤木真弓
2011年12月29日