少年社中20周年記念ファイナル 少年社中第36回公演「トゥーランドット ~廃墟に眠る少年の夢~」が2019年1月に東京・大阪・福岡で上演される。本作は今年旗揚げ20周年を迎えた劇団「少年社中」の20周年記念シリーズ第四弾にしてファイナルとなる作品で、主宰の毛利亘宏が脚本・演出を手掛ける完全新作。オペラ「トゥーランドット」をモチーフに、厳格に管理され人々が感情すら失う世界に疑問を抱き始める統治者トゥーランドット姫(生駒里奈)と、レジスタンスの少年カラフ(松田凌)が出会い、“演劇で世界を変える”と世界に立ち向かう物語を描く。出演者の生駒里奈と井俣太良に話を聞いた。【チケット情報はこちら】少年社中の創立メンバー・井俣は本作について「20周年記念シリーズでは、第一弾『ピカレスク◆セブン』で劇団の覚悟を描き、第二弾『MAPS』で弱さと共に決意も描き、第三弾『機械城奇譚』は劇団員だけで上演することで自分たちの培ってきたものを再確認しました。そのラストとなる今回は、そのすべてが集約された作品になると思います」と語る。また、サブタイトルにある『廃墟に眠る少年の夢』は少年社中が2005年から上演した三部作と同じもので「原点に返る作品になるのかなと思います。それを(W主演の)生駒里奈さんと松田凌さんに託せるのはすごく楽しみ」と共演経験があり信頼を寄せるふたりへと託す。生駒は2017年8月に上演された舞台「モマの火星探検記」ぶりの少年社中作品。当時を「自分でも『こういうことを思えたんだ、表現できたんだ』という発見が多かった。すごい場所に来れてよかったなと思いました」と振り返る生駒に、井俣も「僕も一緒にやってて本当に楽しかったです。その瞬間、思ったままの自分でいればいい、というような姿を見せてもらって。それは自分にとっても『演技ってそうか、こういうことでいいんだよな』と思えました」。そこからさまざまな経験を経ての今作を生駒は「『モマ-』は私にとって“芝居をやっていいんだ!”と思わせてくれた作品。また同じ場所で勝負したいです」と意気込み、「私的にはこの作品でやれなきゃこの先できないぞっていう挑戦」と強く語った。本作で掲げられているコピーは『演劇で世界を変える。世界は変わる。』。「私は演劇で世界を変えられた人なので。自分の経験を舞台で表現して誰かに伝わればうれしいです」(生駒)、「今作は、お客さんがそれを感じる芝居になるんだと思います」(井俣)という公演は、2019年1月10日(木)から20日(日)まで東京・サンシャイン劇場、1月24日(木)から27日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、1月30日(水)・31日(木)に福岡・ももちパレスにて上演。福岡での上演は少年社中として初となる。
2018年11月22日ジャニー喜多川が企画・構成・総合演出を担う舞台「少年たち」が、来年春に『映画 少年たち』として映画化されることが決定。キャストには、次世代を担う東西ジャニーズJr.勢揃いする。■舞台「少年たち」1969年に初演された舞台「少年たち」。時を経て2010年、「少年たち 格子無き牢獄」として復活し、以降、幾度もの上演を重ね「少年たち」シリーズとして歴史をつないでいる。これまでに、いま活躍中の「Kis-My-Ft2」「A.B.C-Z」「ジャニーズWEST」らがジャニーズJr.時代に出演しており、若手の登竜門のような作品でもある。そして今回映画化にあたり、『超高速!参勤交代』シリーズ、『空飛ぶタイヤ』の本木克英監督がメガホンをとる。■ストーリー2012年、とある少年刑務所。ここは犯罪に手を染めた少年たちがそれぞれの事情を抱えて収監される場所。刑務所内にはいくつかの房がある。赤房と青房の少年たちは互いをライバル視して喧嘩を繰り返し、黒房はそれを面白がって傍観している。常に監視され抑圧された刑務所ではあるが、それでもシャバよりはましだ。ある日、刑務所に一人の新入りがやってくる。身寄りのない彼は誰とも馴染もうとせず、いつも独りぼっちで日記を 書いていた。そんな頃、新しい看守長が赴任。少年たちを暴力で支配し始める看守長。以来、地獄のような日々が少年たちを待っていた。新入りは、いじめを受けた自分を庇い、懲罰を受ける同じ雑居房の少年に心を寄せるようになっていく。いつしか2人は親友になり、仲間も増え、夢を語るようになる。しかし、看守長の圧制はいよいよ厳しさを増し…。■「SixTONES」「Snow Man」らが出演キャストには、ジャニーズJr.のグループ「SixTONES」ジェシー、京本大我、高地優吾、松村北斗、森本慎太郎、田中樹。「Snow Man」岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、阿部亮平、宮舘涼太、佐久間大介。「なにわ男子」西畑大吾。関西ジャニーズJr.から向井康二、正門良規、小島健、室龍太が中心となる少年たち役に。それぞれ赤、青、黒のチームとなり、刑務所で親友とよべる仲間と出会い、明日への一歩を踏み出していく少年たちの成長と再生を、歌とダンスに昇華、連動して生き生きと演じる。■コメント到着「SixTONES」、「Snow Man」、「なにわ男子」、関西ジャニーズJr.のメンバーたちから、本作の見どころなどを語るコメントも到着した。「嬉しい限り」/「SixTONES」「映画化は夢にも思っていませんでした」と語るジェシーさんは、「髪型も人生初の短髪なのでそこも観てください!!笑」とアピールし、京本さんも「僕は新入り役として、『少年たち』の舞台に4年間出演させて頂いていますが、まさか映画でも新入り役を演じることが出来るとは、未だに夢のようです」とコメント。ほかのメンバーも「今までとは違った新しい『少年たち』になると思うので、完成がとても楽しみです」(高地さん)、「歴史ある舞台「少年たち」を映画化し、その一員であること、嬉しい限りです」(松村さん)、「臨場感を楽しんでいただけたら」(森本さん)、「歴史あるこの作品を、映像として残せることをとても嬉しく思います」(田中さん)と作品への思いを明かす。「アツいものになっています」/「Snow Man」「多くの方に何度も観て頂きたい」と話す岩本さんは、「歴史を感じる奈良の少年刑務所での貴重な撮影は、忘れられない経験になりました」と撮影をふり返り、深澤さんも「台本を頂き、セリフを覚えていくうちに楽しさに変わり、撮影を待ち望んでいたのを覚えています」と撮影前の心境を明かした。また、阿部さんと宮舘さんさんは「少年刑務所で暮らす少年たちの情熱や葛藤を表現した オープニングのダンスシーンは、極寒だった撮影日程を全く感じさせないアツいものになっています。楽しみにしていてください!」(阿部さん)、「ジャニーズらしく華やかで臨場感ある映像や、今を生きる少年達の気持ちや熱を映画館で見て感じて頂きたい」(宮舘さん)と見どころを説明し、佐久間さんは「舞台『少年たち』の全シリーズの『原点』になるんじゃないかな」と言い、渡辺さんは「きっと、すばらしい作品になる」と自信を見せている。「演出は舞台と全然違う」/「なにわ男子」「関西ジャニーズJr.」「なにわ男子」西畑さんは、「関西ジャニーズJr.代表としてこの作品に参加させて頂いたので身が引き締まる思いでいっぱいです。サプライズ好きのジャニーさんが何を仕掛けてくるのか、今から僕自身とても楽しみにしています」と完成が待ち遠しいとコメント。そして、向井さんは「若い人たちに勇気を与える作品になると思います。自分から積極的に行動することや、普段忘れている人との繋がりの大切さを改めて考えられる作品です」と本作について語り、事務所に入って初めて出演した舞台だったという正門さんは、「本当に皆さんにお見せできることが楽しみです!」と話す。さらに、小島さんは「『少年たち』の良さを映画に詰め込められたと思います。劇中歌なども、歌は同じでも、演出は舞台と全然違うと思うので、舞台をご覧になったことがある方はまたそういう点からも楽しめると思います」と観方を説明。嬉しさと不安が入り混じっていたと明かす室さんは、「世代に関係なく観て頂きたいですし、当時の事を少しでも知って頂ければ幸いです」と多くの人に見て感じてほしいと語っている。■メインキャストのほかにも、東西ジャニーズJr.勢揃いメインの少年たちのほかにも、「Travis Japan」宮近海斗、「なにわ男子」大西流星、「関西ジャニーズJr.」嶋崎斗亜、「7 MEN 侍」中村嶺亜、「5忍者」川崎皇輝。「HiHi Jets」「東京B少年」を始め、「7 MEN 侍」、「5忍者」、「ジャニーズJr.SP」、「なにわ男子」、「関西ジャニーズJr.」ら、東西のジャニーズJr.のメンバーが勢揃い。さらに、新任の看守役に「関ジャニ∞」横山裕、児童相談施設の後見人に「A.B.C-Z」戸塚祥太も参戦する。メインのロケ地は、舞台「少年たち」のセットの元となった明治時代の建築物「五大監獄」のひとつで重要文化財に指定されている旧奈良監獄。冒頭には1キャメ、1カットでの8分間に渡るジャニーズJr.たちの圧巻のダンスシーンが予定されており、見どころの一つとなりそうだ。『映画 少年たち』は2019年3月29日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年11月16日ジャニーズJr.内ユニット・HiHi Jetsと東京B少年が出演するイベント公演『夏祭り!裸の少年』(20日開幕)の公開ゲネプロ(通し稽古)が20日、東京・EXシアター六本木で行われ、メンバーが取材に応じた。『夏祭り!裸の少年』は20日から8月26日まで、EXシアター六本木で全59公演を開催。動員数は約11万人を予定しており、チケットは即完売となっている。ゲネプロを終えた感想を問われると、HiHi Jetsの高橋優斗は「とうとう今年は僕たちメインで立てるということで、すごくうれしいですね」と感慨深げに話した。ただ、プレッシャーもあるようで、HiHi Jetsの橋本涼は「すごいプレッシャーもありますが、やってみると楽しく、全力でやります」と語る。また先日、東京・六本木ヒルズで行われた『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION』開幕直前アリーナライブイベントに登場し、集まったファン1,000人を前に楽曲を披露したHiHi Jetsと東京B少年。HiHi Jetsの作間龍斗は「最初であんなに盛り上がってくれて、僕たちの緊張もちょっと和らいで、今日のゲネプロも安心した気持ちで取り組めました」とファンに感謝の気持ちを述べていた。お互いのグループについて問われると、東京B少年の岩崎大昇は「僕たちがHiHi Jetsに負けられないのは、やっぱり躍動感。そして飲み込み、吸収力。例えるなら"乾いた砂漠"のように」と発言するも、会場はややウケ。東京B少年の那須雄登に「大昇はギャグウケないと、楽屋で傷ついてる」と暴露され、高橋からも「砂漠とか訳分からないこと言ってるんですけど、本当は人見知りではないんですか」とツッコまれていた。また高橋は、「ぜひ暑い夏を感じに来てください!」と公演を楽しみにしているファンへメッセージを送った。そして会見では、公演に出演するジャニーズJr.のグループ名として、「少年忍者」(ショウネンニンジャ)、「ジャニーズJr.SP」(ジャニーズジュニアスペシャル)も発表された。
2018年07月20日「週刊少年ジャンプ展」の第3弾となる「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.3 -2000年代~、進化する最強雑誌の現在(いま)-」開催にあたり同展とのコラボレーションカフェ「JUMP 50th anniversary cafe」をオープン。展覧会会場に隣接する「Cafe THE SUN」で、2018年7月14日(土)から9月30日(日)まで展示作品をイメージしたオリジナルメニュー提供や店内装飾を行う。2000年代人気作品をイメージしたコラボメニュー「週刊少年ジャンプ」の創刊50周年を記念し、現在までの歴史を振り返る展覧会として第1弾、第2弾と繰り広げてきた「週刊少年ジャンプ展」。コラボレーションカフェも同じく、それぞれのこコンセプトに合うバラエティー豊かなメニューを展開し、来場者を楽しませてきた。第3弾となる今回の展覧会では、サブタイトルの通り2000年代の作品を振り返る。もちろんカフェでもフォーカスするのは、『HUNTER×HUNTER』や『ONE PIECE』、『BLEACH』、『NARUTO-ナルト-』、『家庭教師ヒットマンREBORN!』など2000年代の人気作品だ。銀魂「お妙さんのダークマターシーフードピラフ(パンデモニウム添え)」実写版第2弾の公開が迫る『銀魂』とコラボレーションしたメニューは、「お妙さんのダークマターシーフードピラフ(パンデモニウム添え)」。料理どんな料理を作っても“ダークマター”と呼ばれる物質と化してしまう志村妙の手料理を再現した、見た目が真っ黒なシーフードピラフだ。果たして味はいかなるものか…。ONE PIECE「ルフィのよくばり肉肉プレート」『ONE PIECE』とのコラボレーションでは「ルフィのよくばり肉肉プレート」を用意。その名の通り肉づくしのプレートは、一皿で大満足。アニメの中で、食いしん坊のルフィやチョッパーらが頬張っていたような、ターキーレッグもセットで楽しめる。HUNTER×HUNTER「ゴンのありったけを込めたパフェ」「ゴンのありったけを込めたパフェ」は、『HUNTER×HUNTER』とのコラボレーションによるもの。キメラアント編で、決意と覚悟の末に強制的にその身体を成長させたゴンの髪の毛を、長さ40cmのチョコ味のチュロスで表現した。【詳細】JUMP 50th anniversary cafe期間:2018年7月14日(土)~9月30日(日)場所:Cafe THE SUN住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ 森タワー 52F営業時間:11:00~22:00(フードラストオーダー21:00/ドリンクラストオーダー21:30)※会期中無休
2018年07月12日ジャニーズJr.たちがメインを務めた伝説のバラエティー番組「裸の少年」が、“アイドル成長系バラエティー”として装い新たに復活。ネクストブレイク必至のジャニーズJr.「HiHi Jets」と「東京B少年」が、アイドルに必要なスキルを身に着けるべく、先輩芸能人から本気で学んでいく。■注目のジャニーズJr.が先輩芸能人からアレコレを学ぶ!テレビ朝日では、2001年に放送開始した初代「裸の少年」をはじめ、「8時だJ」「ガムシャラ!」「真夜中のプリンス」など、これまで度々ジャニーズJr.とタッグを組んできた。そして今回、6月からは土曜の朝を舞台に、また新たなジャニーズJr.たちの挑戦が幕を開ける。本番組で主役となるのは、ネクストブレーク必至のジャニーズJr.「HiHi Jets」(橋本涼、井上瑞稀、猪狩蒼弥、高橋優斗、作間龍斗)と、「東京B少年」(那須雄登、佐藤龍我、浮所飛貴、岩崎大昇、藤井直樹、金指一世)。駆け出しの彼らにいま一番必要なことは、アイドルに必要なスキルを身につけ、ひたむきに精進すること。ということで、毎週、様々な分野で活躍する先輩芸能人をゲストに迎え、ゲストゆかりのグルメを巡りながら、芸能界で生きていくための知恵を学んでいく。■グループを代表して高橋優斗&那須雄登からコメント到着目標は中居正広!「HiHi Jets」高橋優斗バラエティーに挑戦したいと前々から思っていたという高橋さんは、「お話をいただいたときはものすごくうれしかったです。僕の目標は、中居正広さんのようにいろいろな人の魅力を引き出すことができるMC。この番組では芸能界の先輩方のお話を聞いて勉強し、どんどん自分の殻を破ってスキルアップしていきたいと思っています」と意気込み。また、最近メンバー個々の役割が見えてきたという彼は、「僕がMCとしてトークを回し、冴えている猪狩(蒼弥)くんがボケ担当。(井上)瑞稀くんは僕のサポートをしてくれる。(橋本)涼くんはコメント力があるし、作ちゃん(作間龍斗)は素が面白い…。そんなHiHi Jetsそれぞれの持ち味をこの番組で強化して、皆さんに愛されるグループになっていきたい!後輩の東京B少年には、負けられないですね!」とコメントしている。「東京B少年」那須雄登、「なんでも受けて立ちます」「不安が1割でやる気が9割」と心境を明かした那須さんは、「9年前の『裸の少年』と番組の色は違いますが、先輩方のときと同じぐらい盛り上げていけたら」と話し、「HiHi Jetsは、僕らとはまたスタイルの違う、カッコいい先輩!でも先輩だからといって譲らず、僕らも番組でしっかりコメントして、きちんと活躍していきたいと思っています」と意気込み。またメンバーについては「メンバーの個性が豊かで、(佐藤)龍我はわんぱくで純粋無垢、僕は冷静に物事をとらえるタイプで、浮所(飛貴)は元気いっぱい。(岩崎)大昇は柔軟にいろいろなことをやってくれる大事なポジションで、藤井(直樹)くんは最年長でまわりのことをよく見ているし、金指(一世)は最年少で愛らしい!」と説明。「視聴者の皆さんに土曜の朝から元気を出してもらえるよう、もし無茶ぶりが来ても、なんでも受けて立ちますよ!」と気合十分に語っている。■初回ゲストは石丸幹二記念すべき本番組第1回目のゲストは、「題名のない音楽会」の司会としても活躍するミュージカル俳優・石丸幹二。石丸さんが学生時代を過ごした東京藝術大学近くの上野の街を散策しながら、“失敗しないターニングポイントの乗り越え方”を学ぶ!さらに、メンバーが食レポやインタビューに初挑戦する。そして第2回目は、石原良純をゲストに自由が丘&目黒エリアを散策する。「裸の少年」は6月9日より毎週土曜日10時30分~テレビ朝日系にて放送。(cinemacafe.net)
2018年05月19日BTS(防弾少年団)の新アルバム『FACE YOURSELF』が、2018年4月4日(水)にリリース。BTS(防弾少年団)とはBTS(防弾少年団)は、韓国発のヒップホップボーイズグループ。メンバーは、ブイ/V、シュガ/SUGA、ジョングク/JungKook、アールエム/RM、ジン/Jin、ジェイホープ/J-hope、ジミン/Jiminの7人。2016年3月には、ForbesがTwitter設立10周年を記念して発表した「ここ30日間で最もリツイートされたアーティスト」で、カニエ・ウェストやジャスティン・ビーバーら名だたる著名人を抑えて1位を獲得。なお、「ギネス世界記録2018」には「モスト・ツイッター・エンゲージメント」としてその名を残している。2017年にはアメリカの3大音楽賞の1つであるBillboard Music Awardsで「トップソーシャルアーティスト」を受賞。また、同年11月に発売したリミックスアルバム「MIC Drop」がK-popグループの最高記録となるBillboard シングルチャート「Hot 100」で28位にランクインした。なお、プーマ(PUMA)とのコラボレーションを発表するなど、世界からも注目を浴びている人気グループだ。新アルバムには『[LOVE YOURSELF 承 ‘Her’』に続くメッセージを新アルバムのタイトルは『FACE YOURSELF』。ビルボード200で7位を記録し、iTunesアルバムチャートでは77の国と地域で1位を記録した『[LOVE YOURSELF 承 ‘Her’』に続くアルバムとして、同じ“YOURSELF”が付けられた。これまでの大ヒットシングル「血、汗、涙」、「Not Today」、「Spring Day」、「DNA」、「MIC Drop」のJapanese ver.、「Crystal Snow」を収録。さらに新録として、ザ・チェインスモーカーズ(The Chainsmokers)との共作「Best Of Me」と、「Go Go」のJapanese ver.、そして日本制作の新曲2曲も加わる。タワレコ&ルミネエスト新宿でパネル展「FACE YOURSELF」の発売を記念して、北は札幌、南は沖縄まで全国66店舗のタワーレコードでパネル写真展を開催。また、ルミネエスト新宿 2F連絡通路においてもパネル展を実施。そのほかオリジナルグッズが当たるプレゼントキャンペーンも行われる。詳細『FACE YOURSELF』発売日:2018年4月4日(水)・初回限定盤A CD+Blu-ray 5,000円(税込)内容:豪華スリーブケース付、32Pブックレット、デジパック仕様、ステッカーシート1枚DISC 1:CD※初回限定盤B・C、通常盤の内容と同一血、汗、涙 -Japanese ver.-Not Today -Japanese ver.-Spring Day -Japanese ver.-MIC Drop -Japanese ver.-DNA -Japanese ver.-Crystal SnowGo Go -Japanese ver.-Best Of Me -Japanese ver.-ほか、収録予定(順不同)DISC 2: Blu-ray(順不同)※初回限定盤BのDVD内容と同一血、汗、涙 -Japanese ver.- (Music Video)MIC Drop -Japanese ver.- (Music Video)MIC Drop -Japanese ver.- (Dance Music Video)2017来日Documentary 5days (2017.12.13-17)ほか、収録予定・初回限定盤B CD+DVD 4,000円(税込)内容:豪華スリーブケース付、32Pブックレット、デジパック仕様、ステッカーシート1枚※初回限定盤A・C、通常盤の内容と同一・初回限定盤C CD+フォトブックレット 4,000円(税込)内容:豪華スリーブケース付、豪華68Pブックレット、デジパック仕様※初回限定盤A・B、通常盤の内容と同一・通常盤 CD 3,000円(税込)内容:24Pブックレット※初回限定盤A・B・Cの内容と同一■タワーレコード パネル写真展展示期間:4月3日(火)~4月9日(月)予定展示場所:タワーレコード 全66店舗■ルミネエスト新宿 コラボレーション・パネル装飾期間:4月3日(火)~5月6日(日)・プレゼント期間:4月1日(日)~5月6日(日)応募要項:期間中、館内で1レシート税込5,000円以上の購入者にショップより応募券を1枚受け渡し。当選者の発表は賞品の発送にて返答。プレゼント商品:A賞 メンバー全員の直筆サイン入りポスター(10名)、B賞 オリジナル セルカ棒(50名)※その他公式オンラインサイト参照
2018年03月26日アシードンクラウド(ASEEDONCLOUD)は、2018年春夏コレクションを発表。道具を拾い集めては、研究を重ねる1人の少年をイメージしたコレクション。少年は、“道具は人の生活を豊かにするモノではなく人の心を豊かにするモノ”と信じ、自身の考察を、文章と図を使用して用紙いっぱいに書き連ねていく。道具を収集する時はワークウェアのように動きやすい服を選択。洗いこんだような質感のジャケットは、袖にボリュームを持たせることでゆったりとしたシルエットを描き、気取らずナチュラルな表情に仕上げている。前をリボンで留めると、身体をすっぽりと覆い、外気や汚れから守ってくれる。さらりと羽織ったストライプのワンピースは、クロップド丈のワイドパンツやシャツと組み合わせることでラフなレイヤードスタイルが完成。その他、透け感のある素材で仕立てたコートや生成りのワンピースからも、自然の光が差し込むような、穏やかな清涼感が漂っている。集めた物を持ち帰った少年は、物に対する敬意を表して装いを整える。ダブルのジャケットとパンツのセットアップ、シャツとニットベストの組み合わせなど、“よそ行き”の洋服を、道具達のために部屋の中で着用する。ノーカラーのジャケットには、ボタンを留める部分に、ステッチで縄のような模様をあしらい、民族調の雰囲気を演出。切り替えごとにストライプの線が異なる表情を見せる、ネイビーのストライプワンピースとシャツは、独特のリズムを生み出していく。ホワイト、ベージュ、アイボリー、ブルーグリーンといった柔らかいカラーの中に差し込まれるヴィヴィッドなピンクが目を惹く。自然の中に存在する果実や花の色のように、鮮やかな発色でシャツやスカートを染めていく。はさみやペンといった道具達を細やかにプリントした総柄のワンピースも登場。少年の好奇心を表すかのように、道具達が躍動感いっぱいに洋服を彩る。
2018年02月15日“天使の歌声”の呼び名で世界中で愛されるウィーン少年合唱団が、日本ツアーのために来日。4月27日に都内で記者会見を行った。「ウィーン少年合唱団 2017年 日本公演」のチケット情報1498年創設の歴史を誇るウィーン少年合唱団。教育と伝統の継承を重んじる方針のもと、10歳から14歳の約100名のメンバー全員が寮生活をし、ハイドン、モーツァルト、シューベルト、ブルックナーという合唱団にゆかりのある作曲家の名がついた4グループに分かれて活動している。“ウィーンの音楽大使”として世界各地へのツアーを行っており、今年3月にはその活動が認められ、ユネスコの「無形文化遺産」に登録されたばかり。今回のツアーは「モーツァルト組」が来日し、2つのプログラム(A・B)を披露。Aプログラム「合唱名曲集」は、グレゴリオ聖歌からルネサンス、ロマン派から現代まで多彩な曲目が並ぶ。ウィーンの作曲家の作品も数多く、まさに合唱団の伝統を披露する内容といえる。もうひとつのBプログラム「世界の旅」では、世界各国の民謡ほか、日本語で歌う「ふるさと」「花は咲く」「ソーラン節」も注目だ。芸術監督のゲラルト・ヴィルトは「日本で初披露する曲や少年たちが楽器やダンスを披露したりと、老若男女誰もが楽しめる構成をご用意しました。ぜひご期待ください」と抱負を語った。記者会見の最後は、合唱団のメンバーたちによるパフォーマンス。ツアープログラムから「美しく青きドナウ」(J・シュトラウスII世作曲)とタケカワユキヒデの「ビューティフル・ネーム」の2曲を、まさに“天使の歌声”といえる美しいハーモニーで披露した。「ウィーン少年合唱団 2017年 日本公演」は、4月30日(日)常陸大宮市文化センター公演から6月18日(日)東京オペラシティ公演まで、全国各地で29公演がおこなわれる。
2017年04月27日サバイバルオーディション番組から誕生したK-POPボーイズグループ「少年24」の日本ファンクラブ発足が決定した。少年24はMnetを運営するCJ E&Mと、日本でも絶大な人気を誇るSHINHWAのシン・ヘソン、イ・ミヌが所属するLIVEWORKS Companyの共同制作で行われた超大型K-POPプロジェクト。大手事務所の元練習生や、デビュー経験のある元アイドルなど5,500人を超える事前応募者の中から選ばれた49人がサバイバルオーディションに参加。選ばれた最終メンバーは、ソウル・明洞にある専用劇場「BOYS24 Hall」で年間を通じて定期ライブを開催する。さらに韓国のみならず、日本を含む海外での活動も予定している。2016年12月3日(土)にはファンクラブ有料会員を対象とした初来日イベントの開催も決定した。詳細は、10月3日(月)の昼12時にオープンするファンクラブサイトで発表があるので、ぜひチェックを。
2016年09月23日世界的な歌手になる夢を叶えた少年の奇跡の実話を描く『歌声にのった少年』。本作の主人公は、日本ではほとんど知名度のないムハンマド・アッサーフ。中東やヨーロッパでは絶大な人気を誇ってるが、一体彼はどのような人物なのだろうか。“スター歌手になって世界を変える”。それがムハンマド少年の夢だった。姉のヌールや友人たちとバンドを組み、「カイロのオペラハウスに出る」というとんでもない目標を立てる。そんな矢先、ヌールは重い病に倒れ亡くなってしまう。姉という希望をなくし、青年になっても失意の中にいたムハンマド。彼は周囲の励ましを受け、姉との約束を守るためガザの壁を超えてオーディション番組に出場することを決意する――。本作は、『パラダイス・ナウ』でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞、ベルリン国際映画祭ヨーロピアンフィルム賞を受賞し、続く『オマールの壁』でも再びアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたハニ・アブ・アサド監督の最新作。全米の人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」のエジプト版、「アラブ・アイドル」に出場し、見事2013年の“アラブ・アイドル”に輝いたムハンマドの実話を基にした本作。日本ではほとんど知名度は無いが、中東やヨーロッパでは絶大な人気を誇ってる。そんな彼はもともとガザ難民キャンプで育ち。自分の人生を切り開くため、「世界最大の野外監獄」と呼ばれることもあるガザ地区から命がけで飛び出し、オーディション番組に出場したことからこの世界へ足を踏み入れることとなる。初めてのガザ出身の出場者となった彼は、番組を勝ち進むごとにパレスチナの人々の期待を一身に背負う存在となっていき、そしてアラブ全域で120万人以上の視聴者が見守る中、見事“アラブ・アイドル”の座をつかんだ彼は、アラブで知らない人はいない真のスーパースターへとなった。その後の彼は、本人が「飛行機の中で暮しています」と言うほど、世界中でコンサートを行い、2014年にはMTVヨーロッパ・ミュージック・アワードで最優秀中東アクト賞を受賞するなど、ヨーロッパでの人気も絶大。今年4月には、ロンドンにあるヨーロッパ最大の文化施設バービカン・センターでコンサートが行われ、チケット発売後すぐに完売。満員の観客を大いに沸かせたという。それだけでなく、さらに彼は国連パレスチナ難民救済事業機関青年大使も務め、平和への活動にも力を注いでいるのだ。現在、ムハンマドのTwitterフォロワー数は約177万人、Instagramフォロワー数は約260万人とその数からも人気が伺える。ガザ難民キャンプから飛び出し、一躍世界的なスーパースターとなったムハンマド。そんな彼の半生をぜひ本作で知っていただきたい。『歌声にのった少年』は9月24日(土)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2016年09月21日『トイ・ストーリー』から『ファインディング・ドリー』まで、世界中に親しまれるピクサー・アニメーション・スタジオの創立30周年に贈る、恐竜と少年の心温まる友情と冒険を描いた『アーロと少年』。今回、MovieNEXに収録されている貴重なボーナス映像から、言葉を持たない少年スポットの描き方と心の成長を明かすアニメーターたちの声がシネマカフェに到着した。本作は、“もしも地球に隕石が衝突しなかったら”という世界が舞台。主人公は、甘えん坊で父親がいないと何もできない臆病な恐竜、アーロ。激しい嵐で大切な父親を亡くし、自身も川に流されてしまったときに救ってくれたのが、人間の少年スポットだった。ふたりは力を合わせて困難を乗り越えていくうち、言葉を超えた心で通じ合う、人生初の友だちになっていく。今回届いた映像で、本作の生き生きとしたキャラクターを手掛けたアニメーターのジェシカ・トレスは、少年スポットについて「人間なのに人間らしくないところが面白い」と語る。トレスは、スポットを“人間らしくない“少年にするために、頭と視線を一緒に動かしたり、わざと無表情にしてみたりと、かなりの工夫を凝らしている。その一方で、アニメーターのクラウディオ・デ・オリヴェイラは、アーロと出会うことによって、スポットが人間らしく成長していく様子が素晴らしいと見どころを明かす。確かに映像を見ると、最初は乱暴で野性味あふれる動きをしていたスポットは、アーロとの友情が芽生えていくことにより、表情が豊かになっていくのがわかる。アーロとスポットの絆が深まっていく分、やがて訪れるラストシーンはさらに感動的だ。冒険を経た後のスポットは、動物のような四足歩行ではなく、いつしか人間らしく二本足で立ち、歩くようになっている。アーロとは別々の道を歩くことになったスポットの、旅立つ際にアーロを見る表情とその姿が、この冒険でのスポットの成長を物語っているといえそうだ。『アーロと少年』MovieNEXは発売中、デジタル配信中。(text:cinemacafe.net)
2016年07月10日地球に隕石が衝突せず、恐竜が絶滅しなかった架空の世界を舞台に、ひとりぼっちの恐竜アーロと人間の少年スポットが人生初めての友だちになっていく『アーロと少年』。このほど、本日7月6日(水)発売のMovieNEXにだけ収録されている、アーロとスポットのキュートな“かくれんぼ”の映像が初公開となった。圧倒的な大自然の中で育まれるアーロとスポットの“初めて”の友情と勇気、そして、アーロを想う父や家族の愛情が心に響くアドベンチャー・ファンタジーとなる本作。“ありえない2人”から生まれる、種族や言葉を超えた友情を描く物語は、まさにピクサーならでは。今回初公開となった映像は、枝を投げて遊ぶことに飽きたアーロとスポットが、次にかくれんぼをするところから始まる。体の大きいアーロはどこに隠れてもすぐにスポットに見つかってしまい、小さなスポットが隠れるとアーロはなかなか見つけられない。不器用なアーロと、おちゃめなスポットとのやりとりがとてもキュート!やっとの思いでアーロがスポットを見つけたかと思えば、現れたあのキャラクターに2人ともびっくり!誰がやってきたのかは、映像を見てのお楽しみ。言葉を話せる恐竜アーロと、言葉を知らない少年スポットという組み合わせの2人には、言葉が通じなくても楽しめるかくれんぼはぴったりだ。言葉ではなく心で繋がる友情を描く本作の特徴は、セリフの少なさ。セリフが少ないにも関わらず、観る人の共感を呼ぶ作品となっている理由は、映像の美しさにある。キャラクターの表情や外見の変化はもちろんのこと、描かれている大自然の風景は限りなくリアルでありながら、実写を凌ぐほどで「CGアニメーション史上もっとも美しい風景」(LAタイムズ紙)、「ピクサーがさらなる視覚的進化を遂げた」(Mashable)と絶賛されている。この美しいアニメーションを作り上げるまでに、アニメーターたちは植物や自然を徹底的にリサーチし、さまざまな角度から観察したという。製作総指揮のジョン・ラセターも、美しい自然とアーロとスポットの独創的な絆が描かれている本作は、これまでのピクサー作品のなかでも屈指の感動作であり、「特別な映画だ」と語っている。『アーロと少年』MovieNEXは7月6日(水)より発売(Blu-ray/DVD同時レンタル開始)、デジタル配信中。(text:cinemacafe.net)
2016年07月06日ディズニー/ピクサーのヒット作『アーロと少年』のブルーレイやDVDが収録されたMovieNEXが本日リリースされたのを記念して、MovieNEXだけに収録されているボーナス映像が公開になった。公開されたボーナス映像本作は、不慮の事故で父を失い、さらには激しい川に流されて自分も迷子になってしまった弱虫の恐竜アーロと、ひとりぼっちの少年スポットが大冒険を繰り広げる物語で、このほど公開になったのは、ふたりがかくれんぼをして遊ぶ場面だ。ふたりは言葉が通じないが、共に遊び、旅を続ける中で、お互いの境遇を知り、絆を深めていく。映像には、少し臆病でドジなアーロと、俊敏で愛らしいスポットの魅力が感じられる場面がたっぷりと収録されている。MovieNEX『アーロと少年』発売中デジタルも配信中発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
2016年07月06日ピクサー・アニメーション・スタジオ創立30周年という記念の年に誕生した、恐竜と少年の心温まる友情と冒険を描いた長編アニメーション映画『アーロと少年』。このたび、MovieNEX発売を目前に控えた本作から、貴重なコンセプト・アートがシネマカフェに先行で到着した。“もしも、地球に隕石が衝突しなかったら…?”そんな架空の世界を舞台にした物語の主人公は、甘えん坊で父親がいないと何もできない臆病な恐竜、アーロ。激しい嵐で大切な父親を亡くし、自身も川に流され遠い地にひとりぼっちになってしまう。そんなときに救ってくれた人間の少年スポットと出会ったアーロは、2人で力を合わせて困難を乗り越えていくうち、言葉を超えた心で通じ合う、人生初の友だちになっていくーー。圧倒的な映像美と、キュートでどこかリアルな恐竜たちのキャラクター造形が大きな注目を集めた本作。今回届いたコンセプト・アート1枚目は、主人公アーロの幼いころのもの。誕生のときからすでに不器用だったアーロ。頭でっかちで、いかにも子どもらしいバランスがとてもかわいらしい。兄弟の中でいちばん小さく生まれたアーロは、怖がりな甘えん坊の末っ子。しかし、冒険の途中で少年スポットやほかの恐竜たちと出会い、たくましく成長していくのだ。そんなアーロは、冒険の最中は10歳の少年の心を持つ恐竜という設定で、実は大人のゾウと同じぐらいの大きさを想定された。実際にアニメーターたちは、まずゾウの調査映像を研究し、何度も協議を重ねながら、動きを理解できたところでようやく少年らしい性格や動作を足していくことができたという。ピクサーのアニメーター、ケヴィン・オハラは、「4本足の動物は動くパーツが多いため、アニメーターとしてはとても手ごわい相手です。まさに困難の連続でした」と、アーロを作り上げるまでの苦労を告白している。続いて2枚目は、たくさんの小動物を連れている不思議なキャラクター、スティラコサウルスのコンセプト・アート。彼は“ペット・コレクター”という名前で、本作で長編監督デビューを果たしたピーター・ソーンがボイス・キャストを務めている。当初、ソーン監督は全く乗り気ではなかったそうだが、製作総指揮のジョン・ラセターが「君が声をやるべきだ」と背中を後押しし、引き受けることになったという。そんな監督の声は、見事にペット・コレクターにぴったりだ。最後は、感動の“あのシーン”を描いたコンセプト・アート。涙ぐむアーロとスポットが触れ合うという名シーンは、ポスターやMovieNEXのジャケット写真などに使われているが、もともとはこのシンプルなアートから始まっている。本作では、出会いや別れのシーンがいくつも散りばめられているが、中でもこの名シーンは、恐竜と少年という“ありえないふたり”が冒険を通して築いた友情を表す感動的で象徴的なシーンとなっている。ちなみに、本作に携わったアニメーターは、なんと総勢78人。スタッフそれぞれが恐竜について入念なリサーチをし、さらにゾウ、鳥、馬などの動物や、ときにはカウボーイなど人間の動きも参考にして、生き生きとしたキャラクターを作り上げていった。“もしも“から始まるユニークな発想で生まれた本作は、まさにピクサー・アニメーション・スタジオらしい1本といえそうだ。『アーロと少年』MovieNEXは7月6日(水)より発売(Blu-ray/DVD同時レンタル開始)、デジタル先行配信中。(text:cinemacafe.net)
2016年07月03日ひとりぼっち同士の小さな恐竜と人間の少年が出会い、壮大な冒険を繰り広げるディズニー/ピクサーの長編アニメーション映画『アーロと少年』がついにMovieNEXで登場する。このほど、本作の監督ピーター・ソーンが、主人公の恐竜アーロの“人物”像について語る、MovieNEX収録のボーナス映像の一部が解禁となった。“もしも地球に隕石が衝突しなかったら…?”そんな“もしも”の世界を舞台にした本作の主人公は、甘えん坊で父親がいないと何もできない臆病な恐竜、アーロ。やがて、激しい嵐で大切な父親を亡くし、自身も川に流されたときに救ってくれた人間の少年スポットと出会い、力を合わせて困難を乗り越えていくうち、2人は言葉を超えた心で通じ合う、人生初の友だちになっていく。『カールじいさんの空飛ぶ家』のラッセル少年のモデルにもなった、本作で長編監督デビューを果たしたソーン監督。届いた映像では、彼は「キャラクターをどう描くかがやはり大切だ」と語る。観客が知りたいのは、恐竜アーロと少年スポットがいったいどういう“人物”なのか、ということだと明かす。そのため、アーロがいつでもビクビクしている様子をアニメーションとして取り入れ、怖がりで臆病者の小さな恐竜だということを表現したという。また、アニメーション監修マイケル・ヴェンチュリーニは、彼の姿勢や体つきからそれを表現したという。物語の最初のうちは、アーロは弱々しくて、首を曲げ、肩も丸め、ひざも曲がっていて、いかにも自信のなさげ。ところが、やんちゃで強気な少年スポットと出会い、大冒険を繰り広げていくなかで、アーロは少しずつ心身共々たくましくなっていく。冒険を終えるころには、真っすぐな姿勢でキリッと立ち、自信いっぱいに歩くたくましい恐竜として描くことで、観客はアーロが臆病者から強い恐竜へ成長したことを実感することになる。まさに、キャラクターの内面までも自然にかつ見事に表現する、卓越した3DCGアニメーションによるものだ。ストーリー・スーパーバイザーのケルシー・マンも、アーロが成長するには、ひとりで冒険の旅に出る必要があったと話している。家族の元を離れてしまったアーロは、さまざまな困難をスポットとともに乗り越えることで、一人前になるために必要な勇気と自信を得ることができた。同じようにスポットも、最初は四本足で歩く獣のようだったが、アーロと共に冒険を繰り広げるなかで、豊かな喜怒哀楽を示すようになり、気がつけば二本足で歩く少年へと成長していることが分かる。恐竜と人間の少年が出会い、共に過ごしていくうちに互いの孤独感や優しさ、強さに気づいていく本作。やがて彼らの間で、種を超えた真の友情が芽生える本作は、新しい世界に足を踏み出そうとするすべての人に、勇気とエールを贈る1本となっている。『アーロと少年』は6月29日(水)より先行デジタル配信開始、7月6日(水)よりMovieNEX発売。(text:cinemacafe.net)
2016年06月14日『オマールの壁』が日本でもスマッシュヒットとなっているハニ・アブ・アサド監督が描く、実話の映画化『歌声にのった少年』。このほど、心揺さぶる予告編映像が解禁となった。紛争の絶えないパレスチナ・ガザ地区で暮らす少年、ムハンマド。彼の夢は、“スター歌手になって世界を変える”こと。仲良しの姉ヌールと2人の友だちとバンドを組み、拾ったガラクタで楽器を作っては、街中で歌っていた。ムハンマドの声が“最高”だと信じるヌール。だが、その計画は予想もしない形で終わりを告げる。ヌールが重い腎臓病に倒れ、両親が治療費を用意できないまま亡くなってしまったのだ。姉との約束を守るため、ムハンマドはガザの壁を越えて、オーディション番組「アラブ・アイドル」に出場することを決意する──。全米で人気のオーディション番組「アメリカン・アイドル」のエジプト版「アラブ・アイドル」に出場することを目指し、優勝を勝ち取った歌手ムハンマド・アッサーフの実話を基に映画化した本作。現在も歌手を続けながら、国連パレスチナ難民救済事業機関青年大使を務めるなど平和への活動を続けるムハンマドの、亡き姉との約束を描き出す。予告編映像では、「スターになって世界を変える」と、姉ヌールの前で高らかに宣言するムハンマド少年の姿から始まる。だが、やがて分かる姉の病いと悲しい別れ。彼が暮らすのは、いまだ紛争絶えないパレスチナ・ガザ地区。がれきだらけのこの地に、ムハンマドの歌声が響いていく。しかし、亡き姉との約束を守るため、ついに決心したムハンマド。エジプトで行われる「アラブ・アイドル」出演のため、危険な“壁”を超えていくが…。現在では、アラブで知らない人はいないスーパースターとなったムハンマド。亡き姉や家族、故郷の人々の希望と夢を乗せた彼の歌声を、まずはこちらから確かめてみて。『歌声にのった少年』は9月24日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月31日少年愛やSFを題材とする名作で少女マンガに革命を起こした、竹宮惠子さん。『少年の名はジルベール』は、竹宮さんがマンガ家を志して上京、『風と木の詩』(以下、『風木』)を発表して社会に衝撃を与えるまでのほんの5~6年間を綴った自伝であり、青春記だ。’70年に、竹宮さんと萩尾望都さんが、盟友の増山法恵さんによって出会い、東京都練馬区大泉の古い木造アパートで同居生活を送る。竹宮さんたちは、のちに<大泉サロン>と呼ばれるようになるその場所で、「24年組」「ポスト24年組」に名を連ねるマンガ家の山岸凉子さん、ささやななえこさん、佐藤史生さんらと、創作論やマンガ談議に花を咲かせた。「私の一生の中でもいちばんドラマティックな部分ですね。’72年の秋には、萩尾さん、増山さん、山岸さんの4人で45日間の欧州取材旅行にも行きました。とにかく本物を見て、たとえばドアノブの遊びの部分はどんなふうになっているのかなど、リアリティを込めたいという一心で」実は、<大泉サロン>があったのは、わずか2年ほど。才能がせめぎ合うからこその、萩尾さんへの複雑な思いは、読んでいるだけで胸がキリキリしてくる。また、『風木』誕生を巡ってバトルを繰り広げたYさん、布石を打ってくれたMさん、ふたりの編集者とのドラマも熱い。「若かったんですね。感情をうまくコントロールしたりできずに、苦しんだ時期もありました。ただ、私としてはもう終わったことなので、学生たちにも率直に話すんです。若いと、目の前の苦難がいつまで続くのか見えないのがつらいけれど、私の体験を知ると、少し楽になるようです。困難が砂漠に突然現れた壁だとしたら、突破するのに、私は壊すでもなく、乗り越えるでもなく、ずっと壁に沿って歩くタイプなんです。きっとどこかに、ひょいと抜けられる穴があるように思うので(笑)。そういう道もあるのだと、教えたい」また「創作(クリエイション)」の本質に触れている名文もたくさんある。マンガファンでなくても感動必至の一冊だ。◇たけみや・けいこマンガ家、京都精華大学学長。1950年、徳島県生まれ。’68年にデビュー。『ファラオの墓』『風と木の詩』『地球(テラ)へ…』で人気を不動のものに。2014年、紫綬褒章を受章。◇カラーの口絵ページや大泉サロン内部を描いたイラストなども収録。『風木』のジルベール誕生の瞬間など少女マンガの歴史的事件が目白押し。小学館1400円※『anan』2016年4月20日号より。写真・岡本あゆみ(竹宮さん)森山祐子(本)インタビュー、文・三浦天紗子
2016年04月19日8歳の少年が交通事故で死んだ。事故加害者の夫と不倫中の派遣社員・千恵子、パン工場で働きながら少年を育てていたシングルマザーの吉乃、加害者の夫で編集者の健二、加害者で人気スタイリストの美里。事故によって、それぞれが抱えることになった喪失とかすかな光を描いた連作短編集『一瞬の雲の切れ間に』。ドキュメンタリー映画の俊英、砂田麻美さんが初めて挑戦した完全なるフィクションだ。「最初に決めたのはタイトルでした。たまたま仕事で長崎の原爆資料館に行ったとき、原爆投下の状況を説明した文章の中に<一瞬の雲の切れ間に>という言葉があって、それがすごく印象に残ったんです。ほんの一瞬の出来事で、一生背負わなければいけない罪を犯してしまったり、運命がまるきり変わってしまうような事柄に遭遇したりするんだ、と。それを軸に据えたら、語り手としてどんな人を据えたらいいのかのイメージが一気に湧いてきました」事故から数えて2年ほどの年月。その間に起きたことや、それ以前の過去を、語り手それぞれが回想する形で物語が進む。そのときに浮かび上がるのは、人間というものの善悪入り交じる複雑な多面性だ。「映像は人物に確たるキャラクターを持たせないと伝わりにくいので、多くを語らせずに観客にゆだねる表現をします。だからよけいに、“書く”ことでしかできない表現を意識しました。できるだけ裏の裏までえぐって、その人のいいところも悪いところも余すところなく書こうと」執筆は主にスタバで。1日10枚とノルマを決めてコツコツ書いた。「5枚しか書けなかったら、翌日巻き返して15枚書く。スイッチが入れば周りが見えないほど集中できる方なので、そこまでいくと、脳裏に浮かんでいるイメージを文章に変換させることができるのですが」ちなみに本作には、5人の語り手がいるのだが、そのラストに登場するのは、意外な人物だ。「事件をめぐる人間関係の枠から、少し距離がある人物を1人出そうというのは最初に決めていて、その人物が、この物語を束ねる存在になるだろうという予感はありました」サスペンスフルに展開するエンディングと、その先に見える一条の光。その完成度を、ぜひご覧あれ。◇少年の死亡事故に直接的、間接的に関わった人々の胸の内が語られる連作短編形式。後悔、懺悔、赦し、希望など千々に心乱れる人々を描く。ポプラ社1400円◇すなだ・まみ映画監督。1978年生まれ。是枝裕和監督らの監督助手を務め、初監督作品『エンディングノート』で日本映画監督協会新人賞等を受賞。それをもとに小説『音のない花火』を発表。※『anan』2016年3月23日号より。写真・岡本あゆみ(砂田さん)森山祐子(本)インタビュー、文・三浦天紗子
2016年03月22日恐竜アーロと少年スポットの友情を描いたディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』(全国公開中)の感動のストーリーはどのように生まれたのか。アメリカ・サンフランシスコのピクサー・アニメーション・スタジオを訪れ、ストーリー制作のために実際に使用していたストーリー・ルームで、ストーリー・スーパーバイザーのケルシー・マンに話を聞いた。ケルシーはまず、「(脚本の)メグ・ラフォーヴがシーンを書き、僕らがそれをイラストに描き起こしてストーリーボードを作るんだ。『このシーンはすばらしい。これで作ろう!』となったら、次にアニメーションに進み、それから照明へと進んでいく」とストーリー担当の役割を説明。"ブルペン"と呼んでいるというストーリー・ルームについて、「ここは特別な場所。この部屋にみんなが集まって数年間作業していたんだ」と話した。そして、「何が素晴らしいかというと、みんなが一緒の部屋にいて、映画を作っていることなんだ」と同じ空間で意見を出し合いながら作り上げていくすばらしさを熱弁し、常に情報交換ができていたことで時間短縮にもなったと告白。ピーター・ソーン監督もいつも「壁を壊そう! ここでマジックが起きるんだ。僕らが一緒に仕事をしている時に」と話していたという。また、ストーリー・アーティストたちが使用している、デジタルのボードに絵を描くことができる"シンティーク"というツールを見せ、簡単に描いたり消したり、拡大やコピーもできることを実演してくれた。そのシンティークを使って、アーロとスポットが"クリッター"と呼ばれる小動物とやりとりするシーンのストーリーを説明した時の様子も再現。キューキューと鳴るおもちゃの音をクリッターの声に見立てて、楽しくユーモアたっぷりに披露してくれた。ストーリーは何度も書き換えながら決まっていくそうで、苦労したシーンを聞くと「空飛ぶ恐竜テロダクティルスのシーン」と返答。「彼らは一体何者なのかを考えないといけなかった。僕らはさまざまなバージョンを試したんだ」と明かした。逆に、エンディングは初期にできていて、ほとんど書き直しはなかったそうだ。さらに、「せっかくストーリー・ルームにいるのだから、絵を描いてもらおう。アーロをどうやって描くか教えてあげるよ!」と言って、アーロの描き方を解説。「まずは丸を2つ」「まっすぐ線を引く」「眉毛を目の上に」「輪郭の曲線を」「最後に鼻」と丁寧に教えてくれた。(C) 2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年03月17日『トイ・ストーリー』のウッディとバズから始まった友情の物語を受け継ぐ、ディズニー/ピクサーの最新作『アーロと少年』。このほど、映画本編では明かされない、少年スポットの秘められた過去を描いたピクサー公認 「アーロと少年“エピソード0”」が日本のためにだけに初公開。映画通としても知られるお笑い芸人「スピードワゴン」の小沢一敬が、“エピソード0”を朗読する特別映像が解禁となった。本作は、臆病で怖がりのひとりぼっちの恐竜アーロと、怖いもの知らずの少年スポットの友情と絆を描いた冒険ストーリー。劇中では、恐竜アーロとは対照的に、小さいけれど勇敢で、過酷な大自然の中で1人逞しく生き抜いてきた少年スポットの姿が描かれている。種族も大きさも違い、性格も正反対の2人の唯一の共通点は“ひとりぼっち”。しかし、冒険の中でアーロを守ろうと強くふるまうスポットにも、本当は知られざる過去があった――。今回解禁された“エピソード0”では、スポットはなぜひとりぼっちになったのか、そして、アートと出会うまで過酷な大自然の中でいかに生きて抜いてきたのか、その理由が明かされている。本編以前のスポットの過去を描いたストーリーの制作理由について、本作の監督ピーター・ソーンは「私は日本の大ファンなので、実際、日本文化からの刺激を受けなかったら映画の製作に携わっていなかったと思います。だから『アーロと少年』の日本公開にあたり、何か特別なことをしたい、日本の観客の皆さんに、何か新しいものをお届けしたいと思い、本編では明かされていない、少年スポットの生い立ちを“エピソード0”としてお届けすることにしました」とコメント、日本のファンのために、サプライズをしたかったことを明かした。さらにその物語については、「映画本編では明かされていない物語で、とても感動的で心を動かされるものになっています。スポットは僕たちのお気に入りのキャラクターです。彼を心から愛しているから、大好きな日本の皆さんに彼のことについてもっと知ってほしいと思ったのです」と、その思いを語っている。そんな“エピソード0”の特別なストーリー開発に関わったのが、本編のストーリー・スーパーバイザ―を務めたケルシー・マン。この物語を知れば、本編でアーロとスポットという“ひとりぼっち”同士の2人が共鳴していく姿に、より深く感動できるはずだ。また今回、小沢さんは、ディズニー/ピクサーが贈るオリジナル・ストーリーの読み手として大抜擢。感動屋で独特な感性を持っている小沢さんは、まさに少年スポットの“ひとりぼっち”の寂しさに共感し「何度も読んでいるうちに泣きそうになりました。声の仕事を避けてきたボクだけど、スポットのように洞窟から出て成長しなければいけないと思った」と明かし、自身もこの朗読の体験を経て苦手だったことを乗り越え、スポットのように成長できたと告白。1人でも多くの人に聞いてほしいと意気込みを寄せている。『アーロと少年』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月11日隕石が地球をスルーして、恐竜たちが絶滅の逃れた世界を舞台に、臆病な恐竜と怖いもの知らずの人間の少年が大冒険を繰り広げるディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』で、長編監督デビューを飾ったピーター・ソーン監督が来日し、インタビューに応じた。体は大きいのに、臆病で甘えん坊な草食恐竜のアーロと、小さな体に勇敢さを宿し、大自然を生き抜く人間の少年スポット。何もかも正反対な二人が助け合いながら、次々と襲いかかるピンチを乗り越え、友情を育んでいく。そんな本作には2つの大きな見どころがある。実写のようなリアルさを追求し、大自然の美しさと厳しさを描く映像。そして、恐竜と人間が言葉の壁を超えて、真の“バディ”として心を通わせていく感動のストーリーだ。「アーロとスポットにとって、大自然は常に死と隣り合わせの危険な世界。だからこそ、彼らのサバイバルに真実味を持たせるために、リアリティには徹底的にこだわったよ。アメリカ北西部を中心に、リサーチにも行った。美しい景色を楽しんだのは、最初だけ。途中で足を痛めたり、川に落ちたスタッフもいたよ(笑)。冒険を通して主人公が成長する映画では、必ず“ラスボス”が登場するけど、この作品の場合、それは母なる自然なんだ」。恐竜たちが独自の進化を遂げて、言語や文明を手にした一方、進化の途中にいる人類はまだ言葉を話せない。つまり、アーロとスポットは直接言葉を交わすことができないのだ。「僕はニューヨーク育ちだけど、両親は韓国人。母は英語が堪能ではなかったけど、映画館でディズニーの『ダンボ』を見て、周りのお客さんと一緒に感動の涙を流していた。言葉を超えて、人を感動させることができるんだと知った経験が、この映画に生きているんだ」。2000年、ピクサー・アニメーション・スタジオに入社したソーン監督は、『Mr.インクレディブル』でアート、ストーリー、アニメーションの各部門を担当し、『ウォーリー』ではストーリー・アーティストを担当。『カールじいさんの空飛ぶ家』と同時上映された短編映画『晴れ ときどき くもり』で初めて監督を任され、本作で長編アニメーション監督デビュー。『カールじいさんの空飛ぶ家』に登場する少年ラッセルのモデルとしても知られる。インタビューに同席した本作のプロデューサー、デニス・リームが「とても感情豊かで、優しいハートの持ち主。常に冒険心を忘れない姿勢は、ジョン・ラセターにも通じるわ。何より、スタッフに対して感謝を忘れず、愛情深い敬意を抱いている。さまざまな分野を経験し、監督になった経歴もピクサーの中では珍しい」とソーン監督をたたえると、本人は「僕が秀でているのは、スタジオで一番太っている監督ってことかな」と思わず照れ笑い。今年でピクサー・アニメーション・スタジオ創設30周年。日本では本作に加えて、人気作の続編『ファインディング・ドリー』も公開される、まさにピクサー・イヤーだ。「初めて製作に関わった作品が『ファインディング・ニモ』だから、新作はとっても楽しみ。それに、いまもスタジオでは新たな物語とキャラクターに命が吹き込まれようとしている。ピクサーならではのブレない姿勢が、素晴らしい作品を生み出し続けるはずだよ」(ソーン監督)。一方、リーム氏は「大切なのは、ピーターのような次世代の才能を育てて、仲間として支えること」とプロデューサーの視点で、スタジオの未来に期待を寄せた。草食恐竜たちが言葉を話し、畑を耕すというユニークな“進化”を遂げている設定も見どころの『アーロと少年』は、次世代監督の活躍を予感させるとともに“次の30年”に向けたピクサー・アニメーション・スタジオの進化を示す作品。アーロの足あと同様、大きな一歩なのだ。(photo / text:Ryo Uchida)
2016年03月10日ディズニー/ピクサーの最新作『アーロと少年』が今週末から公開になる前に、本作の本編映像の一部が公開になった。弱虫の恐竜アーロと、ひとりぼっちの少年スポットが心を通わせる感動的なシーンだ。その他の画像/感動の本編映像本作は巨大な隕石が地球に衝突することなく、恐竜と人間が共存している世界が舞台で、主人公の恐竜アーロは大好きな父親と優しい母親、兄弟たちと暮らしていたが、不慮の事故で父を失い、さらには激しい川に流されて自分も迷子になってしまう。自分の家に帰る方法もわからずに途方に暮れていたアーロが出会うのが、言葉が通じない人間の少年スポットだ。このほど公開になったのは、そんなふたりが夜に川べりで“家族”について語り合うシーン。ふたりは言葉が通じないが、アーロとスポットは木の枝を使って相手に自分の家族について伝え、さらにそれぞれが心に深い悲しみを抱えていることがわかる。ピクサーは単に美しいCGをつくるだけでなく、キャラクターの表情、演技、カメラ位置を考え抜くことで知られているが、このほど公開された映像は、種族も、大きさも違うアーロとスポットが心の距離を縮め、絆が深めていく過程が“言葉”を使わずに見事に表現されている。本作は大昔の地球を舞台にした大冒険も描かれているが、アーロとスポットの友情、そしてふたりが成長を遂げるために下す“決断”が映画の中心に据えられており、大人の観客の心に響く内容になっている。『アーロと少年』3月12日(土)全国ロードショー
2016年03月09日弱虫の恐竜アーロと怖いもの知らずの少年スポットの友情と冒険を描いたディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』(3月12日公開)には、『スター・ウォーズ』をはじめとする実写大作の技術が生かされているという。今作のプロデューサーであるデニス・リームは、『ハリー・ポッターと賢者の石』や『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』など、多くの実写大作を手掛けてきた人物。アメリカ・サンフランシスコのピクサー・アニメーション・スタジオを訪れ、話を聞いたところ、今回の作品において「実写映画で培った技術的経験はとても役立った」と語ってくれた。――まずはじめに、今作におけるプロデューサーとしての仕事を教えてください。基本的に、ピート(ピーター・ソーン監督)と私はパートナーなの。私は、予算やスケジュール、スタッフ、キャスティング、作曲家、全体の財政的なスケジュールや、映画の資金の部分を担当していますが、自分の仕事を特定のものとして見てはいません。私の仕事は、みんなができるだけ最高の映画を作れるように、彼らが必要とするものを入手する助けをすることだと思っています。――これまで『ハリー・ポッターと賢者の石』、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』、『ミッション:インポッシブル3』など、実写の大作をたくさん手掛けられていますが、アニメーション映画にその経験に生かされていますか?『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』では、役者以外のすべてのものをクリエイトしました。(監督の)ジョージ・ルーカスのアプローチは、すべてをコンピュータで作るということ。私の実写映画の経験は、エフェクトの仕事の技術面に関わることが多かったかったわ。そして、それらの経験は、アニメーションにも生かされています。――今回の『アーロと少年』においても生かされましたか?この作品は映像の美しさが重要な映画だったから、私の経験は役立ちました。ピクサーの標準以上に多くのビジュアル・エフェクトがあったんです。たくさんの複雑な水のショットがあり、容積のある雲もあった。だから、実写映画で培った技術的経験はとても役立ちました。また、ピートがストーリー作りをしている時に、彼をリアルな世界に連れ出したのは、価値あることだったわ。彼は、ワイオミング州に行って、自然の中にいるのがどういうことか、感覚的な経験を持つことができました。私たちは最終的にそういうものを作らないといけなかったんです。おそらく、私がよく撮影現場にいた経験が助けになったと思います。特にカナダの荒野でね。――今作は、言葉を持つ恐竜と、言葉を持たない少年という、とてもユニークな映画で、会話もとても少なく珍しい作品だと思います。そこに込めたメッセージを教えてください。ピートと私にとって、映画が感情的に本物だと感じられるようにすることはとても重要でした。親を失うことや恐れといったシリアスなトピックを扱っているので、真実だと感じられないといけなかったんです。人は、何かを見ている時、それが信じられるものかどうかわかるものよ。観客には、本物らしさを感じてほしかったんです。また、ピートはいつも、キャラクターが成長することを信じてほしいと考えていて、今作では、アーロが成長することを信じられるように一生懸命努力したと思います。この映画に関わっているほとんどの人にとっても、セリフが少ない映画をやっているということはとても刺激的でした。なぜなら、最近私たちが見るアニメーションは、あまりに多くのセリフがあるから。私たちにはそれは時にはノイズのように感じるんです。だから、静かで、自然を聞くような作品を作れるのはうれしいことだったんです。アメリカにはそういう映画はないんです。――日本の男の子も恐竜は大好きですが、もしかしたら女の子は好きじゃないという人もいるかもしれません。そういう子には、どのようにこの映画を薦めますか?私が一番好きなキャラクターの一つは、Tレックス家族のおてんばな姉・ラムジーなの。見た目は怖いけど同情心のある、すばらしいキャラクターです。それに、みんながスポット(少年)に恋をしてしまうと思うわ。彼は、この映画の中で、ある意味、人気をさらったと思います。きっとだれもがスポットを大好きになると思うわ。あの演技はすばらしいし、彼はとても魅力的。だから、日本の女の子たちに、スポットを好きになってほしいです。■プロフィールデニス・リームアメリカ・カリフォルニア州出身。ILM(インダストリアル・ライト&マジック)に13年間在籍し、『ハリー・ポッターと賢者の石』(01)や『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(05)、『ミッション:インポッシブル3』(06)など多くのヒット作にたずさわる。06年、『カールじいさんの空飛ぶ家』(09)のアソシエイト・プロデューサーとしてピクサー・アニメーション・スタジオに入社。『カーズ2』(11)で製作を担当し、『アーロと少年』がピクサーで2作目のプロデュース作品となる。(C) 2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年03月07日ディズニー/ピクサーがスタジオ設立30周年の記念すべき年に放つ、恐竜と少年の冒険と友情を描く最新作『アーロと少年』。このほど、3月12日(土)の公開を前に、主人公の恐竜アーロの生まれたての愛らしい姿を映し出した、思わず“守ってあげたくなる”本編映像が解禁となった。“もしも隕石が地球に衝突せず、恐竜が絶滅していなかったら?”という世界観で描かれる本作の主人公は、3姉弟の末っ子で、父親がいないと何もできない弱虫で甘えん坊の恐竜・アーロ。家族と離ればなれになってしまい、見知らぬ土地でひとりぼっちになってしまった彼を助けてくれたのは、体は小さいのに勇敢な人間の少年スポットだった。言葉も通じず、何もかも正反対な2人の共通点は、どちらも“ひとりぼっち”。いつまでも一緒にいられると思った2人だったが、運命は彼らを引き裂こうとしていた…。今回解禁された映像は、アーロがたまごから生まれる瞬間をとらえた、可愛すぎる誕生シーン。最後に1つ残ったたまごはとても大きく、パパは「きっと大きな子だぞ」と期待を寄せる。しかし中にいたのは、とても小さな赤ちゃん恐竜。何かに怯えるように震えるその子に、パパは「はじめましてアーロ。出ておいで」と優しく声をかける。愛情たっぷりの両親と、元気な姉弟のもとに迎えられた“ベビー・アーロ”のけなげで愛らしい様子は、誰しも守ってあげたくなってしまうはず。これまでもピクサー作品といえば、『モンスターズ・ユニバーシティ』のブカブカの帽子を被った“ベビー・マイク”、『Mr.インクレディブル』に登場するスーパーパワーを持つ末っ子“ジャック・ジャック”など、かわいい“ベビー・キャラクター”たちの登場が話題を集めてきたが、本作の“ベビー・アーロ”のキュートさはそれらを上回る愛らしさ!よちよち歩きで転んでしまう姿は胸キュンもので母性本能をくすぐられ、思わず応援してしまうのと同時に、これからアーロの前に立ちはだかる、自然の脅威や冒険を予感させてもいる。本作のピーター・ソーン監督は、アーロの怖がりな性格について「僕は子どものころからいつも何かを恐れていた。子どものころ、友達に絵を見せることすら怖かったし、大人になっても人生のいろんな局面で、怖さゆえに躊躇することばかりだったんだ」と、自らの実体験が元になっていることを明かす。しかし、本作の製作途中で2人の子どもの父となり、親として子どもへの“愛”を知り、怖くても愛があれば乗り越えられることを実感したという。そんな自らの経験を重ね「アーロも様々な不安や恐怖と直面するけれど、スポットからの愛や、家族への愛があるから、それに立ち向かえるんだ」と監督は語っている。恐竜と人間という種族の壁を乗り越え、冒険の中で固い絆で結ばれるアーロとスポット。ありえないコンビの2人は、果たしてずっと一緒にいられるのか?新しい世界に一歩踏み出そうとするすべての人に、勇気とエールを贈る本作の魅力が詰まった、たまらなくキュートな“ベビー・アーロ”の誕生を、まずはこちらの映像からご覧あれ。『アーロと少年』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月27日怖がりで弱虫な恐竜アーロと、小さいけれど勇敢な少年スポット。言葉が通じない2人が出会い、ともに冒険を繰り広げるディズニー/ピクサーの最新作『アーロと少年』から、その日本版エンドソングに決定した「Kiroro」の「Best Friend ~Mother Earth Version~」に彩られたミュージック予告が解禁となった。本作の舞台は、“もしも、隕石が地球にぶつからず、絶滅をまぬがれた恐竜たちが文明と言葉を持つようになったとしたら…?”という世界。主人公の恐竜アーロは家族と離れ離れになってしまい、ひとりぼっち。そんなときに出会ったのが、“まだ言葉を持たない”人間の少年スポットで、アーロはスポットとともにさまざま困難を乗り越えていく。今回解禁となったミュージック予告では、名曲「Best Friend」に乗せて、恐竜アーロと人間の少年スポット、2人の友情の軌跡が描かれている。ある日、アーロは最愛のお父さんを失い、さらに川に流され家族と離れ離れに。そんなアーロを助けてくれたのが、スポットだった。当初は言葉が通じず、なかなか互いのことが理解できない2人だったが、家族の元へ帰る冒険の中で一緒に多くの困難を乗り越えていくうち、互いにとって初めてのかけがえのない友だちになっていることに気づく。その2人の関係性は、「あなたの笑顔に何度助けられただろう。ありがとう。ありがとう。Best Friend」という曲の歌詞にも凝縮されている。この「Kiroro」が歌う新録音の「Best Friend~Mother Earth Version~」は、本作で描かれる雄大な自然風景と感動的なストーリーによりマッチするよう、ピクサー監修の下、オリジナル曲に壮大なオーケストラの演奏でアレンジを加えて完成した。ピーター・ソーン監督も、「この曲は、本作の感動的なテーマである“真の友情を見つけ出し、大切に育むこと”に完璧にマッチしているばかりか、主人公アーロと少年スポットの関係を思い起こさせてくれます」と手放しで絶賛を贈るほど。また、本ミュージック予告には台詞が一切出てこないが、大切な友情について歌い上げる「Best Friend」と本編映像が合わさることで、言葉がなくても2人が次第に友情を育んでいく様子が伝わってくる。これは本作において、「言葉の壁を超えて感動を生み出すアニメーション」を志したソーン監督の思いとも通じている。実は、本作で初めて長編アニメーション作品の監督を務める彼が、アニメーションの世界に飛び込んだきっかけは、母親との大切な思い出だったという。彼の両親は韓国人で、よく母親と一緒に映画を観に行っていたが、彼女は英語が堪能ではないため映画のあまり内容を理解できず、監督は母親と笑いや感動を共有できなかった。だが、ある日『ダンボ』を観に行くと、ダンボが檻に入れられた母に会いに来たシーンで、台詞が一切ない中、「私の赤ちゃん」という曲が流れたとき、監督の母親も周りの人と感動を共有して涙を流していたというのだ。そんな姿を見て、言葉が分からなくても、映像や音楽で心を動かすアニメーションの素晴らしさに気づいたというソーン監督。本作でも、“言葉を超えた感動”を描くべく、シンプルなストーリーと圧倒的な映像美、そしてエモーショナルで印象的な音楽にこだわりを見せている。『アーロと少年』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月29日「ぴあ」調査による2015年9月11日、12日のぴあ映画初日満足度ランキングは、少年合唱団を舞台に歌うことに魅了された少年の成長を描いた人間ドラマ『ボーイ・ソプラノただひとつの歌声』がトップに輝いた。2位にダンスに出会い自己表現に目覚めていく少女たちの姿を描いた『ガールズ・ステップ』、3位に東野圭吾の同名小説を基に、原発を狙ったテロリストとの戦いを江口洋介、本木雅弘をキャストに迎えて描くサスペンス『天空の蜂』が入った。その他の写真1位の『ボーイ・ソプラノただひとつの歌声』は、ひとりぼっちの少年・ステットが少年合唱団に入団し、厳しい指導者との出会いによって自分の運命を切り開いていく姿を描いた感動作。少年期特有の奇跡の歌声“ボーイ・ソプラノ”をテーマにしており、出口調査では「彼らの声がすごく綺麗で感動した」「DVDではなく音響の良い映画館で観てよかった」「主人公の演技も歌声も素晴らしくて、ソプラノは天使の歌声のようだった」などの感想が寄せられた。美しい歌声だけでなく、少年の成長物語も描いている本作。主人公ステットは、複雑な家庭環境ゆえにトラブルばかり起こす問題児だが、たぐいまれな美声の持ち主で、歌への情熱を膨らませながら人間としても成長していく。観客からは「合唱の素晴らしさを少年の成長を通して描いているところがよかった」「辛い過去を背負いながら歌の素晴らしさに気づき、努力していく姿は感動的」「合唱を通して苦悩し、成長していく主人公に共感した」「音楽映画としても人間ドラマとしても満足できた」といった声が聞かれた。歌の魅力に気づき、生きる希望を見出していくステットだが、ボーイ・ソプラノを出せるのは変声期を迎えるまでのわずかな時間だけだ。「ボーイ・ソプラノへの少年の葛藤が切なかった」「少しの期間しかいられない少年合唱団の姿に胸を打たれた」「観終わって、少年がその後どのような人生を歩むのだろうと思いを馳せることができた」など、観客は子供時代ならではの輝きや、時の流れに思いをめぐらせたようだ。(本ランキングは、9/11(金)、12(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『ボーイ・ソプラノただひとつの歌声』公開中
2015年09月14日2度のアカデミー賞に輝くダスティン・ホフマンと注目の新人俳優ギャレット・ウェアリングが、少年合唱団のベテラン団長と自らの才能を開花させていく天才少年を演じる映画『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』。このほど、本作をいち早く鑑賞した中谷美紀、BONNIE PINKら各界の著名人から絶賛の声が到着。また、数々の音楽作品を手がけてきた本作のプロデューサー、ジュディ・カイロが語るコメントも到着した。本作は、複雑な家庭環境に育った孤独な少年が、突然の事故をきっかけに米国一のエリート少年合唱団を有する私立高に入学し、ベテラン合唱団団長と出会い、人生を切り開いていく感動のドラマ。大空に舞い上がるような高音域で人々を魅了する13歳ごろまでの少年の歌声は、その時代だけに与えられた束の間の美しさと、奥深い力を放つ。ベテラン教師でいまなお衰え知らずの頑固な合唱団団長カーヴェルに、ダスティン・ホフマン。そして天才少年シンガー、ステットを演じるのは、新人若手俳優ギャレット・ウェアリング。『レッド・バイオリン』(’98)でアカデミー賞「作曲賞」を受賞したフランソワ・ジラールがメガホンを取った。現在、マスコミ関係者向けに行われている本作の試写会は連日、満席が続いており、予約で数十席が埋まるほどの人気ぶり。そして、音楽に精通した著名人を始め、役者、ジャーナリスト、タレント、キャスターと著名人たちから幅広い支持を得て、応援コメントが続々寄せられている。本作でプロデューサーとして名を連ねるジュディ・カイロは、TVミニシリーズ「ELVISエルヴィス」、『クレイジー・ハート』など音楽作品を多く手掛けてきた敏腕プロデューサー。彼女は、本作が多くの人々から共感を得る理由について、「素晴らしいメッセージがあるからだと思う。どの子どもにも輝くチャンスがある。自分の声を見つけ、人生の目標が何であってもそれに到達し、大きな夢をみるチャンスがある。それがこの映画で語っていることなの」と明かす。たぐいまれなる美声という自らの才能を、団長や仲間とのかかわりの中で開花させていくステット少年を体現してみせた新星ギャレットについては、「発見だったわ。素晴らしい子なの」と絶賛。「彼は美しい声と、素晴らしい人柄の持ち主で、監督のいうことをよく聞く。きっとスターになると思うわ」と太鼓判を押している。<著名人コメント抜粋>鳥越俊太郎(ジャーナリスト)「久し振りに心を揺さぶられ、心を洗われ深い感動を覚えた、そんな映画だ。変声期の前に束の間だけ訪れるボーイソプラノの天使の声。問題児だった主人公が歌うメサイアのソロが哀切に胸に響く」BONNIE PINK(シンガーソングライター)「少年のフラジャイル(壊れやすい)な心が、歌という力を得てみるみると強くなっていく。私も小学校の合唱団出身なので、鞭打たれた思い出と重なってジーンと来ました。ボーイ・ソプラノに心洗われた後なら、ファルセットのhigh Dも出るかも!是非お試しあれ」中谷美紀(女優)「孤独な少年の心が少しずつほどけていく姿と、情感あふれる歌声。ただそれだけをシンプルに描いたこの作品に、思わず涙させられました」鎌谷悠希(「少年ノート Days of Evanescence」「隠の王」漫画家)「いまの声を失った未来の自分と自信を、今の声が育んでいる―――。儚く美しい、圧倒的な魅力がボーイソプラノにはあります。それがゆえに心を揺らがせる少年達の想い、見つめる大人達の想いそれぞれが内包されたメサイアのあの合唱を、聴衆のひとりになって何度でも聴いていたい!」『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』は9月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月20日ナチス・ドイツの手からたった一人で逃げ続けた8歳のユダヤ人少年が実在していたのを知っていますか?現在も存命の本人による証言をもとに書かれたノンフィクション作品を映画化した『ふたつの名前を持つ少年』。戦後70年という節目を迎えた今年見るべき感動と衝撃の実話です。第2次世界大戦時、ユダヤ人少年スルリックは強制居住区から脱走し、森の中へ逃げ込んでいた。家族とも生き別れ、たった一人で道なき道を歩き続けていたが、容赦なく襲う雪により凍死寸前となったスルリックは、ある村でヤンチック夫人に保護される。生きるためにスルリックというユダヤ人の名前を捨てた少年に、夫人は“ポーランド人孤児ユレク”として生き延びる術を覚えさせる。ユダヤ人であるがゆえに、逃げるように転々とする生活を余儀なくされ、常に死と隣り合わせの生活を送り続けた少年の壮絶な運命。父との約束通り生き抜いたユレクが旅の終わりに見つけた未来への希望とは?そして、戦争が終わりを迎えるころ、ユレクには大きな決断を下すときが迫っていた……。大人でも耐えられないような生活を強いられているにも関わらず、生きることを最後まで諦めずに闘い続けたわずか8歳の少年。その強い眼差しが見つめる希望をこれからも守り続けていくべきだと感じさせられ、想像を絶する3年間を耐え抜いた少年の姿に胸を締め付けられます。本作でユレクを演じたのは、ヨーロッパ中で700人以上の子供たちを1年以上かけてオーディションして選ばれた一卵性双生児のアンジェイとカミル。「外交的なアンジェイがアクティブなシーンを演じ、内向的なカミルが繊細なシーンを演じることで、より幅広い感情を表現することができた」と監督が語るように、2人の少年が力をあわせて作り上げたユレクの隣に観客は寄り添わずにはいられません。戦争がもたらす悲惨さや自分の命を顧みずに他人を助ける人間の温かさを目の当たりにしたとき、あなたの中にも多くの想いが込み上げてくるはず。そして、一つの生命が持つ尊さと強さに心を揺さぶられます。一人の少年が背負った過酷すぎる運命は、とても現実に起きていたことだとは信じがたいかもしれません。しかし、それは他人事ではなく、子供から大人まで一人一人が戦争について目を逸らさずに向き合うときが来ているのだと改めて考えさせられるはずです。イベントデータ:『ふたつの名前を持つ少年』公開表記:8月15日(土)、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー配給:東北新社© 2013 Bittersuess Pictures
2015年08月12日東映アニメーション×フロンティアワークスが贈る魔法少年企画で、5人の個性豊かな落ちこぼれ魔法使いたちが織りなすドタバタまじかるライフを描く『まほう×少年×Days!!!!!』。ドラマCDとして展開される本作から、関連グッズ2種がグルーヴガレージよりリリースされる。発売はいずれも2015年9月の予定。まずは、グルーヴガレージが展開するオリジナルブランド【オモテウラバー】のアクリルバージョンとして登場する「うれし恥ずかしミニチャーム付きオモテウラアクリルキーホルダー」全5種。まほう少年のちびキャラの変身姿(表)と制服姿(裏)が、それぞれのイメージカラーの魔法陣を挟んでデザインされた可愛いキーホルダーで、各キャラが裸姿の「うれし恥ずかしチャーム」が付いているという凝った仕様となっている。「うれし恥ずかしチャーム」は着脱可能で、上下に穴があり、これだけをつなげて楽しむこともできる。価格は各1,300円(税別)。続いては、【バスでふぉ】シリーズから登場する「うれし恥ずかし【バスでふぉ】マイクロファイバータオル」。描き下ろしの裸イラストをお風呂に入っている雰囲気にデザインしたマイクロファイバータオルで、非常に発色の良い布が使用されている。1,400mm×210mmという特大サイズなので、ポスター代わりに飾ることも可能だ。価格は2,500円(税別)。(C)「まほう×少年×Days!!!!!」PROJECT
2015年07月17日“天使の歌声”の呼び名で愛されるウィーン少年合唱団が、来日60周年記念公演にあたって、4月24日に都内で記者会見をおこなった。「ウィーン少年合唱団 来日60周年記念公演」のチケット情報1498年に創設され、ウィーンの音楽大使として世界中の人々に親しまれているウィーン少年合唱団。10歳から14歳の約100名のメンバー全員が、ウィーンのアウガルテン宮殿で全寮制の生活をし、ハイドン、モーツァルト、シューベルト、ブルックナーという合唱団に縁ある作曲家の名がついた4つのグループに分かれて活動。20世紀を代表する指揮者トスカニーニが彼らのコーラスを“天使の歌声”と称賛した逸話は有名で、世界の数ある少年合唱団の中でも抜群の人気と実力を誇っている。1955年の初来日以来、頻繁に行われている彼らの日本公演。毎回完売公演が相次ぐほどの人気を博している。記念すべき60周年を迎える今回は、日本人団員を含むブルックナー組が、全国各地で全27回のコンサートを行う。記者会見では、同合唱団の芸術監督ゲラルド・ヴィルトが挨拶。「先日、60年前の初来日ツアーのメンバーの方とお話しする機会がありました。当時、日本への旅行時間は非常に長く、とても遠い存在だったようです。ですが、いざ日本にやって来ると、非常に多大な歓迎を受け、まるで夢のような体験をしたと感じたそうです」と語った。カペルマイスターのマノロ・カニンも「4年前に計画されていたブルックナー組の来日が、東日本大震災の影響で、残念ながら中止になってしまったので、今回の公演は本当に心待ちにしていました。ブルックナー組以外の団員の子供たちも『日本は今まで訪れた国の中で一番素晴らしいんですよ』と言っていてて、とても羨ましがっていました」と語った。その他、団員の少年たちからも「コンサートももちろん、(ツアーの合間に)テーマパークに行けることが楽しみ!」、「寺院に興味があるので、京都に行くのが楽しみです」とツアーへの期待の声が上がった記者会見。最後には、来日公演プログラムから「エーデルワイス」(サウンド・オブ・ミュージックより)、「HAPPY」(ファレル・ウィリアムズ)、「ふるさと」が披露された。ウィーン少年合唱団の日本公演は、6月14日(日)の東京オペラシティ コンサートホール公演まで全国27公演を開催。
2015年04月28日