ミュージカルや演劇を中心に活躍している俳優、井上芳雄、浦井健治、山崎育三郎によるユニット「StarS」が人気クリエイター・福田雄一とタッグを組み、ミュージカルコメディに挑戦することが8日、明らかになった。今回、脚本・演出を手がける福田をして"エンターテインメントの帝王"と言わしめるミュージカル。そのミュージカルでトップスターとして活躍する3人だが、実は今までStarSとしての音楽活動以外で共演がないという。はたして3人そろってのミュージカルコメディーでどのような化学反応が起こるのか? それぞれの魅力を大いに引き出し、歌&ダンスあり、笑いあり、涙あり? の福田節がさく裂する極上のコメディーになることは間違いない。ミュージカルファンだけでなく、誰もが楽しめる懐かしくて新しい番組に期待したい。ミュージカルコメディ『トライベッカ』は4月放送予定。
2016年02月09日アークダイニングは1月25日、「じゃが肉めし」(税込640円)、「じゃが肉皿定食」(税込740円)を「岡むら屋」全店舗で期間限定発売した。期間は、2月下旬までを予定。両商品は、北海道産のじゃがいも(男爵いも)を使った新メニュー。じゃがいもとしらたきを合わせ、大鍋で牛バラ肉、豆腐とともに煮込んでいる。みそベースの味をしっかりと染み込ませ、ご飯がすすむ一品に仕上げたとのこと。
2016年01月27日先週19日より放送開始した遠藤憲一と渡部篤郎がW主演と務めるドラマ「お義父さんと呼ばせて」。この度、今夜26日放送の第2話で本格的に登場する山崎育三郎が、18日に30歳の誕生日を迎え、バースデーサプライズが行われたことが明らかとなった。中堅専門商社の部長・大道寺保(遠藤憲一)が、一流総合商社の取締役・花澤紀一郎(渡部篤郎)の長女・美蘭(蓮佛美沙子)との28歳差婚を決意。共に51歳、同い年だが生き方も性格も正反対の保と紀一郎が、「結婚したい男」と「結婚させたくない男」として、大人げなく激しくぶつかる姿をコミカルに描いている。そして今回、美蘭を一途に想い続けるチャラ男・砂清水誠役の山崎さんが、18日に30歳の誕生日を迎え、バースデーサプライズが行われた。第1話の放送では、回想シーンのみの出演だったが、「君のためなら死ねる」というキザな言葉と共に、短時間で視聴者に鮮烈な印象を残し話題となっていた山崎さん。この日、撮影が終了した現場にケーキが運び込まれると、そのあまりの大きさに山崎さんは「すごい!すごい!」と驚きの様子。また「個人的にはこういう役は初めてなんですが、皆さんに“やり過ぎ”と言われるのを目標に毎日頑張っています。この作品で新たな自分に出会えることを楽しみに、一生懸命、砂清水に挑んでいきたいと思っております。本当に30歳、素敵なスタートになりました!ありがとうございました!」と挨拶を述べ、ロウソクを吹き消した。同じ現場に居た遠藤さんと蓮佛さんと共にケーキ入刀、記念撮影も行い、ドラマではありえない3人での一枚となっていた。30代を迎えたことに対して「いままではミュージカル一筋で走り抜けてきたんですけど、自分の役者としての幅を広げていきたいということと、ミュージカルをたくさんの人に知ってもらいたいという2つの想いが強いので、30代は映像にもどんどんチャレンジしていきますし、色々なことを決めつけずにドンドン吸収していきたいです」と抱負も語り、また第2話より本格的に出演する山崎さんは、自身の役どころについて「真面目で純粋に美蘭ちゃんが好きで、自分のことも好き。必死に一つ一つのことに全力で向き合う本気さがコミカルに見えたらいいなと思います」とコメント。一方、美蘭役の蓮佛さんは「絶対に砂清水誠ファンや、山崎育三郎ファンがもっと増えると思います!私も見ていて笑えますし、最高ですよね。個人としては大好きです」と本音を語った。今夜放送の第2話では、花澤家と保の顔合わせ翌日、 紀一郎と美蘭の間には朝から不穏な空気が。 気まずい美蘭はそそくさと家を出ようとするが、母に呼び止められ、 自分も保との結婚には反対だと言われてしまう。 一方、出社した紀一郎も早速、秘書の希和(中村アン)に 美蘭の件を相談。 その頃、美蘭はもう一度両親と話したいという保に、 真理乃(新川優愛)と葉理男(中村倫也)と4人で食事をしようと提案。しかし当日、食事の途中で美蘭は職場に呼び戻されてしまい、保、真理乃、葉理男の3人が残されてしまった。しばらくして、自社が買収した会社との懇親会に顔を出した紀一郎は、集まった関係者の中に保の姿を見つけ驚く。 そして、チャンスとばかりに保の素性を探っていると、 目の前に衝撃的な格好をした保が現れ、その姿に紀一郎は絶句してしまう。週末、昭栄(品川徹)に呼び出された保は、 紀一郎に醜態をさらしたことを引きずりながらも、再び花澤家に向かっていた。するとそこへ、仕事で家に不在の美蘭から電話が。「分かってるよね…絶対ばれたらアウトだからね。あの秘密だけは」と釘をうたれる…。30歳を迎えた新たな山崎さんが、物語でどう関わっていくのか、彼の今後にも注目を集めそう。「お義父(とう)さんと呼ばせて」は毎週火曜日22時~フジテレビ系にて放送中。(cinemacafe.net)
2016年01月26日日曜劇場「下町ロケット」で阿部寛演じる主人公の元・部下役として、民放連続ドラマ初出演を果たしている“ミュージカル界のプリンス”山崎育三郎が、その美声でナレーションに初挑戦。12月12日(土)15時から放送の「下町ロケット」ダイジェスト番組にて、役柄の“真野賢作”としてこれまでの物語をふり返っていることが分かった。半沢直樹シリーズや「空飛ぶタイヤ」「ルーズヴェルト・ゲーム」などヒット作を連発する池井戸潤の第145回直木賞受賞作を原作に、主演を2010年4月期の「新参者」以来、5年ぶりに日曜劇場に帰ってきた阿部寛が務めている本作。阿部さんや魅力的なキャスト陣の演技合戦もあり、原作「下町ロケット」は、ドラマ開始後も増刷を重ねて155万部を突破。ドラマ後半部分の原作となる「下町ロケット2 ガウディ計画」も45万部に到達し、シリーズ累計で200万部を超える大ベストセラーとなっている。阿部さんが演じる主人公の佃航平は、宇宙科学開発機構の研究員だったが、自分が開発したエンジンを載せたロケットの打ち上げ失敗の責任を取らされ退職。父親が遺した「佃製作所」を継いで社長として第二の人生をスタートさせ、仲間たちとともに新たな夢に向かって突き進んでいく。そんな本作で、民放の連ドラ初出演の山崎さんが演じている真野賢作は、いま大反響を呼んでいることもあり、今回は“ミュージカル界のプリンス”といわれるその美声でナレーションに挑戦。クライマックスに向けて激動の展開が待ち受ける13日(日)放送の第9話の放送を前に、「下町ロケット」のスペシャルダイジェストと9話の見どころを、“真野”としてお届けする。山崎さんは、「医療やロケットの専門用語が出てくるので、やってみて難しかったですし、また緊張もしました。やはり役の真野として読んだほうが気持ちが入るので、その点を意識して収録させていただきました。ただ気持ちが入りすぎ、懐かしいシーンを見て、自分でぐっときてしまいました(笑)」と明かしており、その気持ちの入り方が伺える。いよいよ最終回まで残すところあと2回となった「下町ロケット」に、引き続き注目だ。「下町ロケット」スペシャルダイジェストは12月12日(土)15時より放送。第9話は12月13日(日)21時よりTBS系列にて放送(15分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2015年12月12日アークダイニングはこのほど、「チーズin煮込みハンバーグ肉めし」(税込640円)を「岡むら屋」2店舗にて発売した。「岡むら屋」は2013年3月に東京都・新橋で開業。看板商品の「肉めし」は、大鍋で角切りにカットした牛バラ肉とその他の具材を八丁味噌を使用して5時間以上かけて煮込んだメニュー。とろとろになるまで煮込んだ牛肉を、たまねぎや豆腐などの具材とともにご飯に盛りつけて提供している。「チーズin煮込みハンバーグ肉めし」は、同店定番のバラ肉の煮込みと、幅広い年代に人気のチーズ入りハンバーグを組み合わせたもの。バラ肉と同様、大鍋で煮込んで仕上げるハンバーグは、味がしっかり染みていて、ご飯がすすむ味わいだという。
2015年09月09日伊坂幸太郎の小説を大須賀めぐみが大胆にコミカライズした異色作、『魔王 JUVENILE REMIX』の舞台版に挑戦する池岡亮介、味方良介、影山達也、Ry☆、細見大輔、ラサール石井に話を聞いた。*pnish* vol.14 舞台版『魔王 JUVENILE REMIX』チケット情報「僕が演じる潤也はいちばん他者と関わり、関わることで兄の死の謎に辿り着きます。僕の動きひとつで相手の姿が浮き上がる役だと思うので、みんなとの関係性を大切に演じたいです」(池岡)。「兄、安藤は潤也を見守り影響を与える存在です。だからこそ真っ直ぐでいたい。お芝居の経験はまだ少ないんですが、とても刺激的でおもしろい舞台に立たせてもらっていると感じています」(影山)。「僕が演じるアンダーソンは情報屋で日系のアメリカ国籍という複雑な存在ですが、安藤さんを慕う気持を持つことで自分が見えるし、いろいろなことに気付きます。なので、その気持を大切に演じたい。これまではミュージカル作品といった『歌』で表現することが多かったので、台詞で感情を出すことはとても難しくて苦しいです。でも、そこに挑むことがとても楽しいです!」(味方)「舞台に立つのは今回が2回目で、前回は得意の踊りがありましたが、今回は踊りはなく、ストレートな演劇に挑戦します。スズメバチという殺し屋として、少しでもこの舞台の力になりたいし、なれるように努力します。今はテンパりながら稽古場で皆さんの姿を見ている日々で、毎日が発見です」(Ry☆)。「僕は殺し屋を斡旋する岩西を演じていて、ともすれば明るくひょうきんな役ですが、そのなかにも香り立つなにか怖さみたいなものを表現したいと思っています。演出の鈴木勝秀さんが『演劇は事件です』とおっしゃっていて、その言葉が自分の中にすごくストンと落ちました。確かに、今、僕らは僕らにしかできないことをやっている、そのことが毎日感じられてすごく新鮮です。舞台は日々変わるものなので、皆さんにはこの事件の目撃者になってほしいと思います」(細見)。「辰美という原作の新市長や政治家といった、いろいろな役をうまい具合にまぜあわせた、いわゆる『大人』の存在を演じています。いい意味で『権力バカ』な側面を見せたいと思います。今、この時代に上演するにはなかなかに刺激的な内容ですが、現政権の批判といったことではなく大きな流れの中で自分はどう抗っていくか?というお話だと感じています」(ラサール石井)。「舞台のキャッチフレーズにも『抗え。』とありますが、ただやみくもに反発すればいいわけではなく、個人が意思を持って抗う、ということが大切だと思うんです。今の時代がどうとか、僕自身がどうこう言える立場ではないけれど、この舞台を観ていただくことで、諦めちゃうのはちがうよ、というメッセージを受け止めてもらえたらと思います」(池岡)公演は4月18日(土)から東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo、5月1日(金)から兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて。取材・文:おーちようこ
2015年04月17日アークダイニングが運営する「秋葉原 岡むら屋」は3月13日、「肉そば」を発売する。岡むら屋は、明治時代の牛鍋をヒントに完成させたメニュー「肉めし」を看板商品に持つ店舗。肉めしは、大鍋で角切りにカットした牛バラ肉などの具材を、八丁味噌を使用して5時間以上煮込んで作る。とろとろになった牛肉にたまねぎ、豆腐などの具材とともにご飯に盛って提供する。今回発売する「肉そば」は、同店の特製の煮込み肉とオリジナル麺を使用した汁なしラーメンを組み合わせたメニュー。玉ねぎや青ねぎ、白髪ねぎ、ニラ、水菜など野菜もたっぷり使用しているため、シャキシャキした食感が味わえる。タレは、肉めしで使用する割り下と牛脂に数種類の調味料を合わせた特製のまぜタレを採用。卵黄や魚粉を混ぜることで味の変化も楽しめる。価格は790円(税込)。そのほかにも、豆腐を乗せた「豆腐肉そば」や「肉そば(卵黄なし)」も提供するほか、麺の食べ終わりに楽しめる「追い飯」や「野菜大盛」なども用意する。
2015年03月12日アークダイニングはこのほど、東京都内2店舗(新橋、秋葉原)の「岡むら屋」にて、期間限定で販売していた「牛タレしゃぶ肉めし」を、「牛しゃぶめし」として定番商品に追加した。「牛しゃぶめし」は、牛バラ肉を通常のしゃぶしゃぶより厚めに切り、注文を受けるたびに牛肉の旨味の溶け込んだ鍋でほどよく火を通して提供する。煮込みすぎないため、肉が硬くならず肉本来の旨味を味わえる。また、大手チェーンでは、平均して牛肉の量が80g前後のところが多いが、同店ではそのおよそ2倍の150gとたっぷりと使用した。さらに豆腐をのせてボリュームをアップさせている。添えてあるわさびを使うと、さっぱりと食べることもできる。価格は690円。同時に「合盛(あいもり)肉めし」の販売も開始する。「合盛肉めし」は、同店の看板商品「肉めし」と、新メニュー「牛しゃぶ肉めし」を同時に味わえる丼。価格は790円。期間限定メニューとして「キムチ肉めし」(690円)、「キムチ牛しゃぶめし」(790円)も販売する。いずれも、同店特製タレで煮込んだ旨辛キムチをたっぷりと丼の上にのせた。各メニューとも定食も用意している。価格は税込。
2014年11月11日九州旅客鉄道とJR博多シティ、ドーンデザイン研究所は12月2日より、「水戸岡鋭治の幸福(しあわせ)な鉄道展」を開催する。同展は、JR九州の車両を始めとする公共交通デザインなどを25年間続けてきた水戸岡鋭治氏の活動を、アイディアスケッチ、ポスター、椅子やテーブル、車両模型などから360度俯瞰(ふかん)するパノラミック展示会。つばめ電車の運行や子ども向け遊戯施設の「木のプール」、JR九州のマスコット「くろちゃん」のコーナーなどを通じて、子どもたちにこれからの公共デザインに興味を持たせる企画が用意されている。会場はJR博多シティ9FのJR九州ホール(福岡県福岡市博多区博多駅中央街1番1号・博多駅直結)。開催日時は12月2日~2013年1月14日。平日11時~19時、 土日祝・年末年始(12月29日~1月3日)10時~19時(入場は18時30分まで)。初日となる12月2日は正午開館で、正午から開会式典を予定している。入場料金は、一般:前売り800円(当日1,000円)、中高生:前売り600円(当日800円)、小学生:前売り100円(当日200円)。未就学児は保護者同伴で無料となる。発売場所は、JR九州の主な駅、JR九州旅行支店、駅旅行センター、チケットぴあ他。その他、詳細は同展公式Webページまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月27日1967年に有吉佐和子が小説として発表、すぐに大反響となって舞台化されて以来、数々の名優が演じてきたことでも知られる『華岡青洲の妻』。世界初の全身麻酔手術を成し遂げた華岡青洲の苦難や、その実母と嫁の青洲を巡る闘いを、高い文学性と共に描きだした名作だ。6月から行われる新派公演に出演するのは、水谷八重子と波乃久里子、そして新派初参加となる三田村邦彦。これまで山田五十鈴、杉村春子、淡島千景の演じる姑・於継のもと嫁の加恵を演じてきた水谷が、今回初めて於継に挑戦するのも見どころだ。都内で開かれた記者会見では、三者三様の意気込みが語られた。『華岡青洲の妻』公演情報江戸時代中期の紀州。名門の家から隣町の貧乏医者・華岡青洲(三田村)に嫁いできた加恵(波乃)は、華岡家を取り仕切る美しい姑・於継(水谷)や、口は悪いが優しい義妹・於勝(甲斐京子)、おとなしい義妹・小陸(瀬戸摩純)に囲まれて幸せな毎日を送っていた。京都にいる青洲の遊学費用のため今日も4人で機を織っていると、研究にひと区切りがついたという青洲が急に帰宅する。大喜びの於継はあれこれと青洲の世話を焼くが、新郎不在のまま式を挙げ、そのまま暮らしてきた加恵は出る幕がない。その後も研究に没頭する青洲は加恵に優しく接するものの、姑と嫁との争いは次第に激しさを増してゆく。数年後に青洲の麻酔実験が人体に及ぶと、我れ先にと自らの身を差し出すふたりだったが……。記者会見では、「これまで素敵な於継ばかりを見てきましたので、大きなお役すぎて自分が演じるなんて考えたこともありませんでした」と、率直な心境を吐露した水谷。「でもこれから稽古を通して、加恵に青洲を渡したくないという気持ちをどう感じていけるか。その実感を経て、初日までにまた違った於継を表すことが出来れば」と決意を語った。その横で「(水谷は)於継と性格的に似ているから大丈夫」と笑わせたのは波乃。小陸と加恵で4度の出演経験があり、「杉村先生に厳しく教えていただいたり、父(先代勘三郎)が惚れこんで青洲を演じたりと思い出の詰まった作品。今回はお姉ちゃま(水谷)が於継ということで、加恵として嫁姑の火花を散らさなければと思っています」と語った。「憧れの新派の舞台に出られるとは」と緊張気味の三田村も、「脚本の完成度が素晴らしくて、さすがは有吉先生と感動しました。テレビドラマによくあるような嫁姑の戦いに終始しないのも面白いですね」と感慨深げ。その言葉通り、美しい女同士の闘いを通して、人間の本質が丹念に描かれており、観劇後には深い余韻を残す。そして、於継や加恵、於勝、小陸とそれぞれに女の業を見せる姿に、観る者はつい共鳴してしまう。そこに、本作が愛され続ける理由はあるのだろう。6月4日(月)から23日(土)まら東京・三越劇場にて上演。チケットは4月30日(月)に一般発売開始。その後、栃木、岐阜、京都、岩手、静岡、滋賀、愛知、石川で公演を行う。取材・文:佐藤さくら
2012年04月20日昨年、芸歴50周年を迎えた北島三郎。今年も座長をつとめる恒例の北島三郎特別公演が、7月1日(日)からの東京・明治座を皮切りに、福岡・博多座、名古屋・御園座の3都市にて上演される。明治座での特別公演は今回が初。4月12日には都内にて、北島とともに共演の星由里子、松村雄基、大江裕らが制作発表記者会見と囲み取材を行った。「北島三郎特別公演」チケットじょうほう芝居と歌の2部構成で、第1部では芝居『火消し一代め組の辰五郎』が上演される。「火事と喧嘩は江戸の華」と謳われた江戸時代に、庶民から尊敬され信頼をよせられた江戸町火消し・め組の組頭である辰五郎の生き様を描いた物語だ。女房役を演じる星は「北島さんとの共演は今回で4回目。北島さんの舞台では終演後にお客様からよく『良かったよ』と気さくに声をかけてもらえて、元気をいただけるんです。今回も皆さんにお声がけいただけるようにがんばります」と意気込みを語った。北島とテレビでの共演はあるものの、舞台では初めてとなる松村は「緊張していましたが、先ほども北島さんがお声をかけてくださって解きほぐしてくださいました。優しさと大らかさと男気がある方なので、ご一緒させていただくのが楽しみ。稽古を含めると6か月に及ぶ公演。体調を整えながらがんばりたい」とコメント。数ある演目の中でなぜ『め組の辰五郎』を選んだのかという質問に対して北島は「冷めた日本を熱くする、燃えるような元気のでる芝居を、と考えました。人との大事な絆もあり、威勢がいいところをみせて、『がんばろうぜ!』という姿を、舞台を通じて皆さんに観てもらいです」と答えた。第2部は歌謡ショー『北島三郎、魂の唄を…』と題して数々のヒット曲を披露する。フィナーレでの恒例の大仕掛けがみどころで、今回も健在とのこと。北島は「聞く歌、一緒に歌う歌、最後にはびっくりするような仕掛け。演歌は歌詞が暗いイメージもあるが、明るいショーにしたい」と抱負を語った。また今回は、愛弟子の大江裕が特別公演に初参加し、歌はもちろん芝居にも出演する。大江は「北島先生と同じ舞台に立てる自分は幸せもの。精進して一歩ずつ進んでまいりたい」と独特の語り口でコメント。それに対し北島は「大江は出るだけで舞台が明るくなるし、きっと一味つけてくれるでしょうね」とエールを送った。昨年は、震災の影響で東京公演が途中で休演となり、今回は例年以上にファンからの期待が寄せられている。北島は「私たちがやるのは大衆劇であり大衆の歌。難しくではなく易しく、ご年配の方まで皆さんに喜んでもらいたい。元気になってもらえるように、歳を忘れてがんばります」と意気込みを語った。明治座公演は7月1日(日)から7月29日(日)まで開催。チケットは5月28日(月)より一般発売開始。その他の公演詳細は公式サイトで随時発表される。取材・文:大林計隆
2012年04月13日犯人制圧や災害救助などの任務を行う“警備犬”と訓練士である警察官のきずなを描いた『DOG × POLICE 純白の絆』。俳優の時任三郎が、警備犬の訓練所である警視庁警備部警備二課装備第四係の係長・向井寛役で、主演の市原隼人らを静かに見つめるリーダー的ポジションを存在感たっぷりに演じている。その他の写真俳優デビューから早30年。それでも「役者ってキャリアは関係ないと思うんですよ。ときには子役から大切なことを学ぶことも」と語り、共演した市原を「すごくナイスガイで、作品や演技に対する姿勢がまっすぐ。今どき珍しいピュアな青年で『純白の絆』ってタイトルは市原君に捧げたいほど」と振り返る。刑事志望の主人公・早川勇作(市原)が、不本意な人事異動で警備部に配属。そこで人命救助や犯罪者の制圧に活躍する“警備犬”と出会い、絆を深めながら、成長を遂げる。これまで一般的にはほとんど知られることのなかった警備犬にスポットを当てた物語に、時任は「この作品をきっかけに、警備犬はもちろん、彼らに関わる人々の環境がより良いものになり『もっと頑張ろう』と思ってもらえれば、役者冥利に尽きる」と思いも格別だ。撮影中の2011年3月11日に東日本大震災が発生し、ロケが一時中断。警視庁警備犬チームが東北の被災地に出動する中、「災害時に救助するのが警備犬。その事実を広く認知してほしいという気持ちがより強いものになった」(時任)。多くの被災者が困難と向き合う現実を前に、俳優として複雑な胸中にもなったというが「それだけに、社会的な意義も大きいこの映画に参加することで、気持ちの整理がついた部分もある」と今は胸を張る。自身が演じた役柄は「あくまで現場の自主性に任せる人物。もちろん責任者として最終的な判断は下しますが『ああしろ、こうしろ』って口出しするタイプじゃない。リーダー像も時代とともに変わりますからね」。出演作『海猿』シリーズの再始動も決定し「これからも日常性や生活者としての感覚は失いたくない。役者って特殊な職業だから、ついつい“普通”が薄れてしまいがち。でも、そういう部分を演じられなければ、役者とは言えないですからね」と眼差しは未来に向けられる。俳優にキャリアは関係ない。その言葉通り、今後も真摯に演技と向き合う時任の姿がスクリーンで見られるはずだ。最後に「ストレートに楽しめて、疾走感あふれる作品。犬と人間のきずなが、きっと感情に訴えかけてくれる。いろんな意味で大変だったから、その分愛着もありますね」と作品を力強くアピールしてくれた。『DOG×POLICE 純白の絆』10月1日(土)から全国ロードショー取材・文・写真:内田涼
2011年09月29日