岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「日本武道館」です。東京に住み始めて3年たちましたが、実はつい先日初めて日本武道館の中に入りました。というのも、8月に僕の盟友ミュージシャンであるヤバイTシャツ屋さん(以下ヤバT)が初の武道館ライブを開催したんです。僕はそのライブを観に行ったのですが、それで初めて日本武道館の地を踏むことになりました。ライブは当然ですがとても良かったです。全国のさまざまな“ぶどうかん”を回るというコンセプトのツアーファイナルとしての日本武道館。そんなアイデアも面白いですし、SNSでいろんな方策を打ち、ツアーファイナルは見事にチケット完売。メンバーたちの努力が実ったステージを僕も目撃できてよかったなと思いました。彼らはやりきっていました。その一方で、やっぱり日本武道館ってバンドの聖地なんだなと感じました(いや、本来は武道の聖地なのですが……)。ここで初めてロックコンサートを行ったのがビートルズなのだそうです。それ以来、世界にその会場の名が知られるようになり、日本だけでなく世界中のミュージシャンが「日本でロックコンサートをやるなら日本武道館で!」と、ひとつの象徴としての場所になっていったとか。今では、アイドルグループなども日本武道館のステージをひとつの目標とすることがありますが、そのスタートにはビートルズがいた。僕はソロミュージシャンなので、なんだかその波には乗れていないような感じがしています。そもそも、「さいたまスーパーアリーナでライブをする」という目標を立てて活動をしていたので、日本武道館という場所のことをじっくり考えることがこれまでありませんでした。でも、今回、ヤバTのライブで訪れてみて、僕もこの歴史深いステージに立ってみたいなと思いました!ヤバTのメンバーたちは僕とのツーマンをやってもいいと言ってくれているみたいです。それもいいかもしれません。あと、やっぱりこういう音楽の殿堂といえるような歴史ある場所に、もっと若い人たちに行ってほしいとも思いました。今やオンラインライブも当たり前になって、家にいても観ることができるし、それもいいことです。でも、錚々たるミュージシャンたちが踏んできたステージに自分の推しているアーティストも今、立っている。そういう歴史の価値やカルチャーの蓄積を現場で、目で、肌で、感じるのもいいものだなと思います。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」がスタート。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年10月26日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年10月22日阪神梅田本店では、純喫茶に焦点を当てたグルメイベント「純喫茶ハンシンvol.2」を、2022年10月26日(水)から31日(月)までの期間限定で開催する。レジェンド純喫茶が阪神梅田本店に集結「純喫茶ハンシン」は、昔ながらの純喫茶が一堂に会するグルメイベント。第2回目の開催を迎える今回も、これまでに2,000軒以上の純喫茶を巡ったという、架空の研究所「東京喫茶店研究所」の2代目所長・難波里奈が監修。愛すべき純喫茶の数々が出店し、各店自慢のコーヒーやスイーツを販売する。「六曜社珈琲店(京都・河原町三条)」「六曜社珈琲店」は、京都・河原町三条に店を構える人気の純喫茶。会場では、マスターの奥野薫平が本イベントのために焙煎したコクのあるブレンドコーヒーを、昔ながらのネルドリップ製法で提供。また、京都の店舗で35年続く手作りドーナツや人気ケーキとのセットも、日替わりで楽しめる。「さぼうる(東京・神保町)」また、東京・神保町で60年以上に渡って愛され続ける名店「さぼうる」も出店。名物のクリームソーダは、定番のメロン・いちご・ブルーハワイ・レモンのほか、オレンジ・ぶどう・カルピスを加えた全7種類から選択可能だ。「喫茶マドラグ」や「エビアンコーヒー」も出店このほか、昭和38年から50年以上愛された「喫茶セブン」の建物・空間・看板をそのまま受け継ぐ「喫茶マドラグ」(京都・烏丸御池)、清水焼の器に乗った美しいフルーツサンドで人気の「市川屋珈琲」(京都・清水五条)、戦後の神戸で初めて自家焙煎コーヒーを始めたという老舗「エビアンコーヒー」(兵庫・元町)といった人気店が出店する。純喫茶グッズも会場では純喫茶グッズも発売。昭和の家庭で親しまれていた「アデリア」を現代に復刻した「アデリアレトロ」のグラス、実在する純喫茶をモチーフにしたブランド「純喫茶ティーシャツコレクション」のTシャツやトートバッグなどが用意されている。開催概要「純喫茶ハンシンvol.2」開催期間:2022年10月26日(水)〜10月31日(月)会場:阪神梅田本店 1階 食祭テラス
2022年10月21日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「体力作り」です。10月1日の「奈良NEVERLAND」を皮切りに、岡崎体育史上最多公演数となるライブハウスワンマンツアーが始まりました。長い期間をかけて回るツアーです。体調管理をしっかりしないといけないと感じています。ツアーだけでなく、提供楽曲の制作やレギュラーの仕事などももちろんみっちりと入っています。どうしてこんなに入っているのだろうか、と不思議に思うくらいに入っています。これは途中で倒れるわけにはいきません。ならばと、なにか体を動かして体力作りをしたいなと思うのですが、地道に続けるトレーニングが僕はどうも苦手みたいです。筋トレも嫌だし、ただ走るだけとか、プールで泳ぐだけとかが向いてない。誕生日に自転車を買って自転車に乗るというプランも立ててみたのですが、結局買わずに今日に至っています。家にはエアロバイクもあります。このあいだ、『ストレンジャー・シングス』の新しいシリーズをぶっ通しで見たのですが、見ている間、エアロバイクに乗ればよかったなと思いました。ドラマの中の子どもたちと一緒の気分で自転車を漕いだら、それだけで2kgは痩せたやろうな、と思います。でも、ソファにしっかりと座って見てしまいました。基礎体力をつけるには地道なトレーニングがいちばん。それはわかっているのですが、どうしても体を動かすことにゲーム性を求めてしまいます。もっと言えば、球技が好きです。子どもの頃は少年野球をしていましたし、学生時代はテニスをしていて、最近はミュージシャン仲間たちとフットサルをしていました。そういう類のスポーツは楽しくてのめり込むことができます。でも、コロナ禍以降はフットサルも友人たちと集まって試合をすることがなかなか難しくなってしまい、今はほとんど球技もできていません。これでは体力は落ちていく一方です。でも、よく考えたらライブハウスはアリーナやホールのステージと比べて狭いです。ステージの端から端まで走らないといけない、ということもない。「奈良NEVERLAND」なら端から端まで2歩でいけます。ということは、ライブで疲れることはないのではないか?という仮説を今、思いつきました。……いや、そんな言い訳をしないといけない精神状態がよくないですね。とにかく早急に体を動かして邪念を浄化し、長いツアーにしっかりと取り組みたいと思います。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」がスタート。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年10月19日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年10月15日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「マクドナルドのCM」です。10月から放送が始まったマクドナルドの新CMをみなさんご覧になっていただけましたでしょうか?木村拓哉さんがビジネスマンを演じる「ひるまック」シリーズのCMに、僕が木村拓哉さんのかわいい後輩役で出演させていただいております。昨日もマックの商品を食べたくらい、マクドナルドが大好きな僕。出演させていただいて、本当に光栄でした!しかも木村拓哉さんとの共演ですよ。これってもう最高峰ちゃうんか?と思いました。こんなちょっと変わったおもしろミュージシャンに、こんな大きなチャンスをいただけるなんて、と信じられない気持ちで今もいます。木村拓哉さんと一緒にハンバーガー食べたのは、かなり自慢できる思い出なのではないでしょうか。木村拓哉さんとの現場は、最初はかなり緊張しました。もちろん、木村さんとはこれが初対面です。やっぱり大御所の方です。現場の緊張感も、これまで僕が経験した現場とはまったく違う!半端なかったです。さらに、ご本人が現場に登場したときの空気というかオーラもすごかった。ピリッと静電気が走るような痺れる感覚がありました。あれは忘れられません。でも、実際にご挨拶をさせていただいてお話をしてみると、ご本人はめちゃくちゃフランクな方で、あれこれと話しかけてくれて、楽しくボケてくれたり、たわいもない話をいろいろしてくれたり、すごく距離を縮めようと木村さんのほうからしてくださった。撮影の合間とかも、演者のたまりの場所にいらっしゃるんです。それでずっとお話をしてくれる。木村さんクラスなら特別な控室とかあっても不思議じゃない。でも全然そういう感じじゃないんです。演技を一緒にするのもすごく楽しかった。いろんなアドリブを次々考えて入れてくる。はっきり言って僕はそれについていくのに必死。でもそのついていく感じも、かわいい後輩役としてええ感じで映っているんじゃないかな、と思います。なんだかすっかりサラリーマン役が板についてきたなと感じています。おいしそうにマックの商品を食べることだけはマジでうまくできたと思っています。これに続いてもっと岡崎体育にいろいろ食べさせてみたい、と思っていただけたらうれしいです。お茶漬け、冷凍シューマイ、カレーライスなんでもおいしく食べますので、オファーお待ちしています!おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」がスタート。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年10月12日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年10月08日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「好きなモノの話」です。僕は誰かが、こだわりを持っている“好きなモノ”について語っているのを聞くのが好きです。自分が知らないことや興味がなかったことをその世界に詳しい人に教えてもらえるだけでなく、好きなモノの話を目を輝かせて嬉々として語っている、その人の顔を見るのが好きなんです。だからTVの『マツコの知らない世界』を見るのが大好き。僕もああいう番組をやって、いろいろな人のこだわりの世界を教えてもらいたいです。なぜそう思うかというと、僕自身にそういうこだわりがあまりないからなんです。10年以上も何かを追っていたり集めていたりするような、特別好きなモノってないような気がします…。なんでもかんでも満遍なく、広く浅くでいいかなと思ってしまうタイプなので、何かにのめり込んで偏愛することって自分では経験できないと感じています。だから、人の話を聞いて「そうなんや…!」と感動したいんだと思います。先日も、競馬が好きな友だちに大井競馬場に連れていってもらいました。もちろん、競馬について僕は何も知らない。だからあれこれと教えてもらって、すごく楽しかったです。当日は、雨が降っていて馬場状態が悪かった。ぬかるんでいるときは先行逃げ切りタイプの馬が勝ちやすいとか、あとはパドックで白い汗をかいている馬はあまり状態が良くないとか、長い頸(くび)を鶴のように曲げているツル頸の馬は調子がいいかもしれないとか、好きだからこそ知っている情報や専門用語ってあるじゃないですか。そういうのを教えてもらうのが面白かった。もっと教えてほしいから僕もいろいろ質問をして、競馬ってすごく奥が深いんだなと感じました。好きな人と一緒に行くと世界が広がるのが早い。どんなジャンルでも、そういう話が聞けると足を踏み入れやすいですよね。そうやって好きなモノを少しずつ増やして、いろんな英知を広げていきたいなと思っています。そもそも、ずっと何かを好きでいられるってすごいことです。僕もミュージシャンをしているので、僕の音楽を好きでい続けてもらうことが活動の中でとても大事なことだと思っています。年月が経てばファンの方だってライフステージが変わりますから、音楽の聴き方も応援の仕方も変わってくるはず。それでも「好きだ」って、目をキラキラさせて語っていただけるようなアーティスト活動を続けられたらと思います。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年10月5日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年10月01日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「『スッキリ』のマンスリーMC」です。日本テレビ系列の朝の情報番組『スッキリ』のエンタメコーナー「SHOWCASE」マンスリーMCとして8月に4回、生放送に出演させていただきました。レギュラーを務めているテレビ東京系列の『おはスタ』も同じ朝の生放送。さらにNHKの『テンゴちゃん』でも生放送は経験しているし、生の歌番組にも出演させていただいたことがあります。なのでそんなに不安はなかったのですが、実際にその現場に飛び込むと驚くことがたくさんありました。すっかりカルチャーショックを受けて帰ってきました。『おはスタ』は、台本の流れがとてもしっかりしています。子どもたちが見る番組ですし、きちんと一つ一つのコーナーを回していくことを第一に考えています。はっきりと進行が決まっていて、僕たち演者もしっかりリハーサルをして生放送に臨みます。一方、今回参加させていただいた『スッキリ』はとにかく自由!もちろん台本は用意されています。番組の流れ自体は、『おはスタ』と同じようにしっかり決まっています。でも、もし今話していることが盛り上がったり、メインMCの加藤(浩次)さんが全然違う質問をして、それが面白かったりすれば、ライブで起きていることが最優先で進められる。用意していたコーナーが放送時間内に入りきらず飛んでしまうこともありました。『おはスタ』のようなきっちり進行がすっかり身についている僕は、「ここでCMに振る台詞を俺が言わないといけないんだけど、今の流れだと言わなくていいのか、言ったほうがいいのか…どっち!?」と頭の中でぐるぐると考えてしまって、最初のほうはちょっとふわふわとしていたと思います。性格的に僕は台本がきっちり決まっていて、それに沿ってやるほうが向いているタイプなんです。就職活動でもグループディスカッションが得意だった。話が脱線したらとにかく本筋に戻したい。今回も「戻さないと」とつい考えてしまい、加藤さんや天の声さんなど超一流のMCたちによるフリースタイルのアドリブ合戦にまだまだ力及ばず、番組の流れに乗り切れなかったなと感じました。でも、4回出演させていただいて、最後のほうは流れに乗るコツを少しは掴めたかな!?という感触もあったので、ぜひまた番組に呼んでいただきたいです。次こそはフリースタイルで、ビシッとゴールをたくさん決めたいです!おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。※『anan』2022年9月28日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年09月24日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「新曲」です。楽曲ができたら、まず誰かにそれを聴いてもらいます。実家に住んでいたころは最初に母親に聴いてもらっていました。なんで友達でも音楽関係の知り合いでもなく母なのかというと、いちばん衒(てら)いのない率直な意見を言ってくれるからです。お茶の間的な一般のリスナー層に近いというところもいい。「分からん」と言われたら、これでは大衆に伝わらないんだ、もっと工夫をしないと、と納得できます。母も楽曲については手厳しいので「このネタ曲は今、歌詞カード見ながら聴いているから分かるけれど、ライブで音だけで聴いたらゴチャついてしまって伝わらないと思う」などクリアにはっきりとした意見をくれるので、本当に参考になっていました。でも、母に最初に聴いてほしいというのは自分が作った曲を母に褒めてほしいという気持ちが根底にあるからだと思います。僕は一人っ子なので、学校の工作でも一人遊びでも、何かもの作りをしたら母親に見せるというのが小さいころから染みついています。作って見てもらって褒めてもらう。それがうれしいから繰り返す。今もその延長線上にいるんだと思います。上京してからは、楽曲ができ上がったら所属レーベルの岡崎体育チームのグループラインに音源を送ってまず聴いてもらっています。それもできれば常に褒めてもらいたいと僕は思っています。いつも「これはどういう感じで褒めてもらえるんやろ…」と期待を込めて送ることが多いです。そして期待通りにだいたい褒めてもらえるのですが、先日珍しく「これはボツにしましょう」とはっきり言われました。褒められたい性分なのでちょっとショックを受けましたが、それを言ってくれたのが僕の担当になってまだ1年たってない新しいディレクターの人。しかも僕より2歳年下のスタッフです。彼が「この曲は今出すタイミングではない」と言ってくれたのですが、それが僕も納得できる意味合いだった。褒められたいと日々思っているものの、的確に否定してくれるというのもなんだか安心できるものだなと思いました。なんでも褒められて、裸の王様になることがいいことではないですから。僕には、年齢や上下関係で忖度せずに意見をはっきり言ってくれるスタッフが付いてくれている。それが分かったことで、僕も気持ちを切り替えて、次はめちゃくちゃ褒めてもらえる曲を作ろうと思えるようになりました。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。※『anan』2022年9月21日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年09月17日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「機材車」です。突然ですが、僕には機材車がありません。機材車というのは、ライブ会場まで、アーティストが演奏する楽器やステージで使用するアンプなどの機材を運搬するための専用車です。夏フェスのシーズンなどは、アーティストごとそれぞれの機材車が会場まで機材を次々と運び込みます。一方、岡崎体育はといえば、僕の機材は先週ご紹介したお立ち台とパソコンを置くための台だけです。どちらも単なる“台”で、繊細な楽器でも精密機器でもありません。なので、ライブ会場へは宅配便を使って送ってもらっています。台なので、横にしても縦にしても、上に何か積んでいただいても大丈夫です。パソコン本体は僕が手持ちで運んでいます。こんな感じなので、デビューしてもう6~7年経ちますが僕には専用の機材車というものがありません。レーベルメイトのマハラージャンは、デビューしてまだ1年ですが、年末のツアーでは機材車が用意されるとの噂を聞きました。「同じソロアーティスト同士なのに、この差はどういうことやねん」と、ちょっとモヤッとします。まあ、マハラージャンはバンドスタイルでパフォーマンスをしますから、僕とはスタンスが違います。ここはグッと大人になって、「僕は、台を配送していただくので何も問題ないです」と、この場を借りてレコード会社にあらためて申し上げておきたいと思います。モヤッとするというのも冗談で、本音を言えばレコード会社に「じゃ、岡崎くんにも機材車を用意するよ」と言われても困ってしまいます。だって、まったく必要ないですから。僕は倹約家で通っていますから、会社に余計な経費をかけずにやっていけるならそれに越したことはないです。インディーズバンドも機材車を持っていることが多いです。でも専用の運転手などいないので、メンバーが交代で夜通し運転して日本を縦断してツアーを回ります。いわゆるバンドワゴンですよね。僕がカバーをさせていただいたフラワーカンパニーズさんの「深夜高速」も、自分たちの夢を乗せて深夜に高速を疾走するイメージがあります。実をいうとこういうバンドワゴンなシチュエーションも僕は体験したことがありません。飛行機と新幹線移動ばっかりです。機材ないですし、一人きりなので。でも憧れはあります。いつかバンドセットでツアーを回ることがあったら体験できるでしょうか。いや、僕はやっぱり新幹線に乗ってしまいそうです。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。※『anan』2022年9月14日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年09月11日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「お立ち台」です。ライブではいつも、ステージのセンターにお立ち台を置いています。お客さんを煽るときにはやっぱり、一段高いところから煽ることが大事ではないかと思うからです。古代ギリシャの時代から、デマゴーグするのは一段高いところからと相場が決まっています。そもそもステージは見やすいように観客席より高い位置にあります。お立ち台はそこからさらに一段上がる。ただ上がるだけでなく、今からお立ち台に上がるぞというパフォーマンスを見ていただくことも大事です。一段高いところに上がることで、「この人は今から大切なことを言ったり、したりするに違いない」と、観客に視覚情報で認識してもらえます。だから、お立ち台に上り下りする行為は、ステージパフォーマンスにおいてとても意味があると思います。僕の専用お立ち台ができたのはデビュー後です。レコード会社の方が用意してくれました。専用のお立ち台があるとええな、と思ったのはデビュー前のこと。対バン相手のバンドの方がステージにお立ち台を置いていて、それを「岡崎くんも使っていいよ」と言ってくれたんです。お借りして使ってみたらめちゃくちゃ安定していて、上がりやすかったんです。それまでのライブでは、ビールケースとかライブハウスにある箱馬を使ってやっていた。そうするとグラグラするし、ちょっと跳んだり跳ねたりするとライブ中に軋んだりして怖かったんですね。それに比べて専用のお立ち台はとても安定していて、安全に踊ったりジャンプしたりすることができました。それで、デビューするなら僕も専用のものを作っていただこうと思いました。今使っているお立ち台はショッキングピンクのカラーリングがしてあります。僕のステージってバンドもいないし、機材の黒っぽい色かシルバーっぽい色しかない。少しでも映える明るい色がいいなと思ってこれを選びました。でも、色こそ派手ですがとてもシンプルです。他のバンドの方々もいろいろなお立ち台を使っています。ゴールデンボンバーのお立ち台とか、めっちゃ高さがある。3段くらいあって飛び乗る感じです。僕にはそれはちょっとしんどいので、すっと上がれるくらいの今のサイズが気に入っています。あえて苦言を呈すなら、横幅ですかね……。踏み外しそうになることがあるので、安心して踊れるくらいの横幅があると本当はうれしいです。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。※『anan』2022年9月7日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年09月03日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「今年の夏フェス」です。今年は、久しぶりにフェスの夏が帰ってきました。全国各地で開催されていますね。まだマスク着用で声出しはNG、ソーシャルディスタンスをとって客席を区切るなどフェスごとに規定があると思いますが、それでもみんなで集まって、音楽とダンスを楽しめる場所というのが帰ってきたのはよかったなと心から思っています。僕も今年の夏は5~6本ほどの夏フェスに呼んでいただきました。僕にしては多めのフェス参戦です。フェスで全国各地に行くのも楽しいです。今年は、北は福島、南は鹿児島まで行きます。夏フェス用に新曲もいくつか用意しました。僕のフェス用の盛り上げ曲は、お客さんに移動をしていただいたり、声を出していただくものが多かったので、コロナ下でやるのが難しいという問題がありました。でも、だったらこの状況下でもオーディエンスが楽しめる曲を作ったらいい、と考えたのが「フランスパーン」という曲です。歌詞の中に「フランス」というワードが出てきたら、みんながタイミングよく「パン!」とハンドクラップするという曲です。ハンドクラップにより一体感を出せるはずです。“はず”というのは、この曲は実はまだ完成していません。完全にアイデア先行で、今こうして発表をしていますが、たぶん、いや絶対に盛り上がる曲になるはずなので、今後の夏フェスで聴くことができると思います。楽しみにしていてください。もう一曲「サブマリン」という曲はもう完成していて、すでに静岡のフェスとエビ中とのツーマンライブで披露させていただきました。心地いいレゲエ曲です。ルーツロックレゲエ的なサウンドで、僕自身やっていて気持ちよくなれる曲です。力んで盛り上がるというより、力を抜いて、体を揺らすのにぴったりです。こちらもフェスで耳にしたら、ぜひ一緒に踊ってみてください!コロナの状況下で、僕たちミュージシャンもいろいろ楽しんでいただくために工夫をしています。お客さんのみなさんも以前のように声を出したり、大勢で肩を組んで踊ったりできなくて、残念だなと思うかもしれません。でも、そのおかげでできることもあるはずです。ディスタンスがあるならその分、今までとは違う聴き方ができるかもしれない。この夏、久しぶりのフェスで、みなさんが新しい発見をできることを願ってます。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。※『anan』2022年8月31日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年08月27日岡崎ビジネスサポートセンター(以下 オカビズ、愛知県岡崎市、センター長・高嶋 舞)は、愛知県立岡崎商業高等学校(以下 岡崎商業高校)と連携し、総合ビジネス科3年生の授業として、創業111年の麩屋万商店とリアルな「商品開発」に取り組んでいます。起業家教育の一環として商品開発に取り組むことで、チャレンジ精神や既成概念にとらわれない創造力などを育む狙いです。2022年7月7日(木)の初回授業では、オカビズ相談員の松田と麩屋万商店・峯田社長が商品アイディアの考え方などについて講義を実施。さらに2023年1月まで7回にかけてオカビズの相談員が登壇し、商品開発の一連の流れを実践的に学びます。岡崎商業高校 商品開発■経緯と背景/起業家支援を起業家育成へつなげ、地域のチャレンジを誘発する土壌づくりへ2013年に商業高校の学習指導要領が改訂され、「商品開発」科目が新設。これまで地域の事業者様の協力を得ながら実践を交え進めてきましたが、コロナ禍や燃料高騰などもあり、高校も取り組み方法や連携先、授業内容を検討していました。こうした課題をお聞きしたオカビズでは、これまでの企業サポートのノウハウを生かした若年層の起業家教育として連携し、地域の若者のチャレンジを支援したいと、取り組むことになりました。日々経営者や起業家と向き合う私たちが、次の世代の起業家育成を担うのは使命の一つだと感じ、相談員が各専門分野を生かした学びを一連でサポートします。■授業詳細/約半年かけ地域食材「角麩」の新商品を開発、販売まで実践するプログラム<連携授業の概要>科目名 「商品開発」趣旨 地域事業者の実際の新商品開発の過程を、市場調査から企画、マーケティング、販売まで一貫して実践し、起業家教育の一環として学ぶ対象 岡崎商業高校 総合ビジネス科 3年生 37名内容 オカビズ相談員による講義、地域事業者との実践型ワークショップ【テーマ】「地域食材『角麩』をZ世代に販売せよ!」愛知・岐阜で食べられている地域食材の「角麩」は、中高年世代には馴染みがあるものの、若い世代は一部の人が鍋の具材として食べたことのある程度で、あまり浸透していません。そこで今回、Z世代がZ世代に向けて全く新しい角麩を使ったメニューを企画し、新商品として販売します。講師 オカビズ・センター長/高嶋 舞オカビズ・ビジネスコーディネーター/株式会社ARAWAS 代表 松田 広宣オカビズ・デザインアドバイザー/株式会社RW 代表取締役 稲波 伸行麩屋万商店 代表取締役 峯田 和幸氏<授業スケジュール>(1) 2022年7月7日(木)13:25~14:15(50分間)内容 商品コンセプトを発表、ゴールの設定、今後のスケジュールについて講師 オカビズ・ビジネスコーディネーター/株式会社ARAWAS 代表 松田 広宣麩屋万商店 代表取締役 峯田 和幸氏(2) 9月8日(木)13:05~13:50(45分間)内容 コンセプト設計、ターゲットの設定、商品開発のイメージをより具体的に講師 オカビズ・ビジネスコーディネーター/株式会社ARAWAS 代表 松田 広宣(3) 9月22日(木)13:25~14:15(50分間)内容 中間プレゼンテーション、コンセプトとターゲットへのフィードバック講師 オカビズ・センター長/高嶋 舞(4) 9月29日(木)13:25~14:15(50分間)内容 最終プレゼンテーション、商品選定講師 オカビズ・センター長/高嶋 舞(5) 10月13日(木)13:25~14:15(50分間)内容 商品ネーミング、キャッチコピー考案講師 オカビズ・ビジネスコーディネーター/株式会社ARAWAS 代表 松田 広宣10月25~26日(火・水) 岡商祭(文化祭)にてテスト販売(6) 11月18日(金)8:55~10:45(110分間)内容 パッケージデザイン講師 オカビズ・デザインアドバイザー/株式会社RW 代表取締役 稲波 伸行(7) 11月24日(木)13:25~14:15(50分間)内容 SNSを活用したPRの実践講師 オカビズ・ビジネスコーディネーター/株式会社ARAWAS 代表 松田 広宣2023年1月 マックスバリュ岡崎美合店にて販売 ※予定。<協力企業>麩屋万商店(株式会社麩屋万)代表取締役: 峯田 和幸事業内容 : 角麩/生麸/細工麩/麩まんじゅう 製造販売所在地 : 〒444-0916 愛知県岡崎市日名本町11-26URL : ■リアルなビジネスを学生に届け、起業家精神を育むために:オカビズ・センター長/高嶋 舞経済産業省だけでなく文部科学省においても、「起業家教育=アントレプレナーシップ教育」の重要性が解かれています。起業家教育は決して起業家だけに必要な能力ではなく、これからの社会で差別化し生き抜くために必要な基礎能力の一つとして文部科学省は位置付けています。日々、経営者や起業家と向き合うオカビズにとって、まさに次の世代の起業家育成やこれまでの企業サポートのノウハウを生かした若年層の起業家教育は、私たちが取り組む使命の一つではないかと感じてきました。岡崎商業高校はビジネスに特化した高校でありながら、それに留まらず、学生の生きる力を育てる意欲に溢れていると感じています。今回、私たちが日々行っているリアルなビジネスの一部を授業の場で提供することで、高校生の起業家精神=挑戦する行動力や創造する力を育み、地域のチャレンジを喚起していけたらと考えています。<これまでの岡崎商業高校とオカビズの取り組み>2020年5月、コロナ禍の休校期間を活用し「起業家教育」をテーマにしたオンライン講演を連携して実施。「学びを止めて欲しくない」という教師たちの熱い想いを受け、ヤフー株式会社 Yahoo!アカデミア学長の伊藤 羊一氏や、TED『世界の12人の若者』に選ばれた若き社会起業家の牧浦 土雅氏と学生の自宅を繋ぎ、創業者のチャレンジやそのためにできる行動などのエッセンスをお聞きしました。<参考:起業家教育とは>高い志や意欲を持つ自立した人間として、他者と協働しながら新しい価値を創造する力など、これからの時代を生きていくために必要な力の育成のための教育手法です。チャレンジ精神、創造性、探究心等の「起業家精神」や、情報収集・分析力、判断力、実行力、リーダーシップ、コミュニケーション力等の「起業家的資質・能力」の育成を目指すものです。出典: ■事業者概要▼愛知県立岡崎商業高等学校国際ビジネス、情報処理、総合ビジネス、情報会計の4つの学科から編成されています。全校で847名の生徒が在籍をしています。学校の教育活動として、「ぎゅーっと肉味噌」の開発などを手がけ、ビジネス教育に力を入れています。校長:加藤 千景>>ホームページ: ▼中小企業のための無料の経営相談所「岡崎ビジネスサポートセンター・オカビズ」岡崎市経済の底上げを図るため、2013年10月に開設した産業支援施設。岡崎市が設立・運営をし、売上アップに特化した相談所として岡崎の中小企業・起業家のチャレンジをサポートしています。開設から8年間で約2万件、3千社の相談を受けています。2015年内閣府「女性のチャレンジ支援賞」受賞。2016年「第11回ニッポン新事業創出大賞」支援部門特別賞受賞。2018年度総務省「ふるさとづくり大賞」地方自治体表彰受賞。>>ホームページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月24日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「他のアーティストのライブ」です。最近、よく他のアーティストのみなさんのライブに遊びに行くようになりました。以前はライブを観に来てくださいとお呼ばれしても、遠慮させていただくことが多かったんです。ライブを観に行くよりも自分の曲を作る作業を優先させたいと思っていましたが、よくよく考えると、その2~3時間の間で制作をしていたかというと、それよりも寝てたり、ゲームをしたりしてたなと思い至り、だったら自分によい影響を与えてくれるライブを観たほうが自分にとって有益だ、と思うようになりました。先日お伺いしたのはGirls2と阿部真央さんのライブです。Girls2は、パフォーマンスの質やレベルが高い。ダンスがとにかくかっこいいので観ているだけで元気をもらえます。阿部真央さんも歌がとにかくうまい。日本のメジャーシーンで活躍しているアーティストの中でもトップクラスに歌がうまいと思います。J‐POPにR&Bやブラックミュージックの要素を取り入れて新しい見せ方を提示してくれている。この進化の先に何があるのか楽しみだな、といちファンとして思いました。ライブではセットリストの流れにこだわって観るようにしています。あ、ここでバラード系を入れるのか、もうひと盛り上がりさせるタイミングはここなんだな、とか。それと、どのアーティストのお客さんにも必ず、会場が“待ってました!”となる曲がある。それが一体どんな曲で、どこにその曲を持ってくるのか?MCを入れる位置なども気になります。あと、アイドルのライブでは、お客さんのことも見てしまいます。どんな曲で盛り上がるのか、その盛り上がり方はどんな感じなのかなどに注目しています。Girls2は、同世代かつ同性のファンがすごく多いことに感心しました。同性に憧れられるアーティストっていいですよね。客席を眺めて、彼女たちをキラキラとした視線で応援している女の子たちにとても感動しました。メンバーたちにとっても、そういうお客さんがたくさんいることはすごく自信になることだと思います。誇りに思ってほしいですね。今年はサマソニにも出演するので、フェスでもいろんなアーティストのライブを観たいですね。大好きなクーラ・シェイカーも出演するので観に行きたいと思いましたが、タイムテーブル的に微妙に移動できない時間帯でちょっとがっかりしています。仕方ないことですが…。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。※『anan』8月17‐24日合併号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年08月20日純烈のメンバーが、温泉施設を守るヒーロー“純烈ジャー”として、温泉の平和を乱す悪と戦う特撮シリーズの第2弾『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』の完成披露上映会が8月9日、都内で行われ、出演する酒井一圭、白川裕二郎、小田井涼平、後上翔太、前作に続きメガホンをとった佛田洋監督が出席した。リーダーの酒井(純バイオレット)は「今回の主人公は、白川さん。前回は肩を故障していたが、手術もして万全の状態で、アクションシーンもふんだん。見どころは肉体美かな」とアピール。当の白川(純レッド)も「たくさんアクションシーンがあります!」と力強く宣言し、「パワーアップした作品なので、ぜひ一緒に盛り上げいただければ」とファンに呼びかけた。劇中では、宿敵を演じる女優の長澤奈央とのバトルシーンもあり「女優さんの顔を傷つけちゃいけないと思い、10回くらいNGを出しちゃった」と舞台裏も明かした。年内いっぱいでグループを卒業する小田井(純ブルー)にとっては、本作が“ラストバトル”となり「見どころしかない」と絶対の自信。「去年撮影をしていた段階では、(卒業を)事務所もメンバーも知らず、僕の心の中だけで。なので、卒業のことは忘れてもらって、純粋にパート2として楽しんでもらえれば」とアピールした。そんな言葉に、酒井が「ぜひパート3をやりたいんです。小田井さんはいませんが、新メンバーとも一緒に演じたい」と来年以降の展望を明かす場面も。「プロデューサーに聞いたら、映画の成績が良ければ、すぐにでもと(笑)。ぜひ、劇場に足を運んでいただければ」と語ると、後上(純グリーン)も「応援していただけると未来につながる。何回見ても楽しめるので、応援していただければうれしいなと思います」とパート3実現に意欲を燃やした。共演陣には八代亜紀、前川清、本宮泰風らに加えて、『仮面ライダー電王』の中村優一、『仮面ライダーゴースト』の西銘駿、『忍風戦隊ハリケンジャー』の長澤奈央と特撮作品で活躍した俳優も顔を勢ぞろい。謎の女トラッカーを演じる八代との共演について、後上は「現場でお会いすると、あの優しいお顔で『よろしくね』って。贅沢だし、ありがたかった」としみじみ。小田井はある時、八代から水彩画の指導を受けたそうで「おかげで(水彩画の技量を競う)番組で優勝できた」と感謝を伝えていた。取材・文・写真=内田涼『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』9月1日(木)公開
2022年08月09日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「夏の曲」です。暑いですね。夏真っ盛りです。夏になると夏の曲を書きたくなります。でも、それではミュージシャンとしては間違っています。時すでに遅しなんです。夏の曲を今書いたとしても、それを夏にリリースできるのは来年になってしまう。今年の夏にリリースするためにはその前の冬、遅くとも春先までに「夏の曲を書きたい、書くぞ!」と思わないといけない。ざっくりとしたスケジュール感を説明します。夏に曲をリリースするためには、2~3月には着想し、3月中に楽曲完成、4~5月にレコーディング、6月にプレス、7月にリリースが理想です。これを実践できないといけません。しかし、これがなかなかに難しいです。それを今年やってのけているのが、同期デビューのヤバイTシャツ屋さんによる「ちらばれ!サマーピーポー」です。驚きの6月29日リリースです。めっちゃ夏を先取っています。これを聴かせていただいたときに、季節感を読み切ってやり抜けていると、そのプロ魂に感動しました。めっちゃ夏を盛り上げてくれています。同期なのにどうして僕はまだそれができないのでしょうか?僕にも「八月の冒険者」という夏の歌がありますが、これはまさに8月に書きましたので、リリースできたのは10月。アルバム『FIGHT CLUB』に収録されていますので、今こそ、ぜひ聴いていただきたいです。僕は、ネタ曲も多いですし先読みして書くことが得意と思われているかもしれません。しかし、実は意外と苦手です。想像して、「この時期にはこういうことを思ってそうやな」と書くことができない。今自分が考えていることや感じていることしか書けないタイプなんです。だから今の気持ちで夏の曲を書いても、できたときにはもう夏は終わっています。というか、もはや今考えるべきことは、冬にリリースする冬の曲のことなんですよね。「雪が舞い散る」とかの歌詞を今考えないといけない。それはなかなかに大変です。なので、夏シーズンに大活躍する夏曲や、夏が売りのバンド…それこそTUBEさんのような方々は本当に素晴らしいと感動します。だって、冬場に絶対頑張っていらっしゃいますから!夏が来る前から夏に聴きたいだろう曲を用意してくださっている。僕も真似できるようになりたいです。盛り上がる夏の歌作りたいです。そのために今年の夏の思い出をしっかりとストックしておきたいと思います。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて17道府県で18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。※『anan』2022年8月10日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年08月06日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「才能」です。自分に音楽の才能があるかもしれない、と気づいたのは小学校の5年生くらいの時です。音楽の授業でリコーダーをやるようになって、昼休みも好きに吹いていました。で、そういう時に僕はテレビで聴いていたアニメの曲とかをメロディを思い出せば吹くことができた。それを同級生たちがすごい、すごいと褒めてくれたんです。それからは「『ポケモン』や『デジモン』『ONE PIECE』の曲を吹いて」と言われて、友達の前で吹くようになりました。みんなも吹きたいというので、学級だよりの裏に自分なりの吹き方をカタカナのドレミで書いて、「これで吹きなよ」とみんなに配っていました。なので一時期、5年2組の男子には、給食後のお昼休みに校庭でドッジボールをせずに教室の後ろで延々とリコーダーを吹く、というブームがありました。女子には「うるさい!外で遊んでこい」と、かなり不評でしたね。でもそれが僕の活動の礎になったと思います。あと小学校時代にもう一つ、これはインタビューなどいろいろなところで話していますが、6年生のころに作曲をする授業があり、担任の先生に「盗作しただろう」と放課後に呼び出されたことがあります。100%自作の曲だったのですが「こんな曲、6年生に作れるわけがない」と否定されたんです。これが僕にとって2度目のターニングポイントになりました。ちょうど卒業アルバムを制作している時だったので、僕はそこに「作曲家になって世界中の人に曲を聴いてもらう」と、先生へのあてつけも込めて将来の夢を書きました。自分は音楽ができるんだ、というのをわかってもらいたかった。今にして思えばこの挫折がすごく良かった。自分の思いに火をつけてもらったと思います。先生や親にも褒められてばかりだったら、あそこで「やってやるぞ」という気持ちになれなかったかもしれない。僕はたまたま自分の才能が義務教育の中に組み込まれていたのでラッキーでしたが、自分には何が向いているのか、どんなことに才能があるのかを見つけるのはなかなか難しいことですよね。やっぱり、興味や好きなことから手繰り寄せるしかない。僕も音楽に関しては自信を持って才能があったと言えますが、たとえばお芝居のことになると、ちゃんとできているのかな…と不安になります。これは、周囲が「できている」と言ってくれるので、それを信じてやるしかないと思っています。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて全国17か所18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。※『anan』2022年8月3日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年07月30日ダチョウ倶楽部と純烈によるユニット“純烈♨️ダチョウ”が、純烈の代表曲「プロポーズ」を6人で歌唱したバージョンを8月10日に配信リリースすることが決定した。5月にダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが亡くなり、リーダー肥後克広の「ダチョウ倶楽部は解散しません!2人で純烈のオーディションを受けます」という追悼コメントに純烈のリーダー酒井一圭がTwitterで「合格ですよ!推すなって?純烈は推しますよ!」と「押すなよ」のネタに絡めて応えてから話題になっていた、「熱湯風呂」のダチョウ倶楽部と「スーパー銭湯」の純烈という“お風呂繋がり”の2組。同曲は、2019年にフジテレビで放送された『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』で上島さんが酒井に、肥後が小田井涼平に、寺門ジモンがLiLiCoに扮して歌唱していた。肥後は「これは悲しみのどん底にいる2人に純烈が手を差し伸べて合体したという、壮大なハートフルコントです。」と語り、長身の純烈に合わせて厚底ブーツを履いて撮影に挑んだ寺門は「長年一緒に仕事をしていた人間が急にいなくなり、これからどうなるんだろうというときに新しい光が見えたのは嬉しかったです。」とコメント。また酒井は「熱湯風呂と健康センターが合体したら、ご覧の通り丁度良い湯加減になりました!ピンクとイエローのメンバーカラーに身を包み、お二人とも完璧なスーパー銭湯アイドルです!どんなステージになるのか!?楽しみです!」と語っている。<リリース情報>純烈♨️ダチョウ「プロポーズ」2022年8月10日(水) 配信リリース関連リンクダチョウ倶楽部 HP:純烈 オフィシャルファンクラブ:
2022年07月20日純烈とダチョウ倶楽部が20日、6人でのユニット「純烈 ダチョウ倶楽部」の“アーティスト写真”を公開し、純烈が初めて「NHK 紅白歌合戦」出場を果たした時の代表曲「プロポーズ」を6人で歌唱して8月10日に配信リリースすることを発表した。5月にダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが亡くなり、リーダーの肥後克広が「ダチョウ倶楽部は解散しません! 2人で純烈のオーディションを受けます」と追悼コメント。そのコメントを受け、純烈リーダー・酒井一圭がTwitterで「合格ですよ! 推すなって? 純烈は推しますよ!」と「押すなよ」のネタに絡めて応え、話題になっていた。そして今回、「熱湯風呂」のダチョウ倶楽部と「スーパー銭湯」の純烈という“お風呂繋がり”の2組の“合体”がついに実現。6人が配信リリースする「プロポーズ」は、2019年にフジテレビ系『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』で、上島さんが酒井に、肥後が小田井に、寺門がLiLiCoに扮して歌唱披露していた楽曲でもある。■ダチョウ倶楽部・肥後克広コメントこれは悲しみのどん底にいる2人に純烈が手を差し伸べて合体したという、壮大なハートフルコントです。■ダチョウ倶楽部・寺門ジモンコメント長年一緒に仕事をしていた人間が急にいなくなり、これからどうなるんだろうというときに新しい光が見えたのは嬉しかったです。■純烈・酒井一圭コメント熱湯風呂と健康センターが合体したら、ご覧の通り丁度良い湯加減になりました! ピンクとイエローのメンバーカラーに身を包み、お二人とも完璧なスーパー銭湯アイドルです! どんなステージになるのか!? 楽しみです!
2022年07月20日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「33歳」です。7月3日に誕生日を迎えて33歳になりました。デビューしてから7つも歳をとりました。自分が思い描いていた33歳と九分九厘相違のない、思った通りの33歳の感じがしています。自分が29から30になったときは特に何も感じなかったのですが、30から31になったときはけっこうずっしりと、「俺もついに30代を歩み始めたな」というのを感じました。で、32、33歳となってくると、「もう30代慣れてきたな」という感覚がしています。そして30代半ばが近づいていますが、僕は“アラフォー”などと言われる“アラ(=アラウンド)”って言葉があまり好きではありません。35歳~44歳が四捨五入してアラフォーだと思うのですが、基本的に上の年齢にかぶせていく感じに使いがちですよね。35歳になったらアラフォーだからもう40歳を意識しないといけない、その覚悟をする/させる方向に使いがちです。まあ、「先々を読んでいこう!」といういい意味もあるかもしれませんが、気持ちを実年齢より早く老けさせてしまうのはもったいないなと思います。なので今後も“アラ”制度は導入せずに、ジャストのその年齢で感じること、思うことを大事にしていきたいと思います。僕自身はどんな33歳を目指したいかというと、まだまだ感覚的には若くて、いろんなことを吸収できるようにありたいと思っています。とはいえ、闇雲になんでも取り入れることはしない。落ち着きと錆びない感覚を同時進行で持ち続けたい。「おっさん」という僕の曲で“素敵に歳をとりたい”という歌詞がありますが、まさにこの気持ちがまず第一にあります。このフレーズはイチローさんがあるTVCMの企画で一般の方の質問に答えているシーンがあって、そこで「年齢を重ねることに不安がある」というお悩みに対してまさにそんなふうに答えてらっしゃった言葉で、それがすごく素敵だなと感じました。若い人たちに媚びるようにその感覚を真似るのではなく、素敵に歳をとりながら“若さ”を体現できるようになりたいです。「おっさん」を発表したときには「若者に迎合したくない」というような意見もいただきましたが、それでも僕はいろんな人に好かれる“おっさん”になりたい。年下だけじゃなく、20も30も年上の先輩にも「面白いやつやな」と感心してもらえるような、“素敵なおっさん”をこれからも目指したいと思います。おかざきたいいく自身キャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の開催を発表。10月~12月にかけて全国17か所18公演を行う。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中。※『anan』2022年7月20日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年07月16日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「こだわり」です。人間誰しも、何かをするとき「こうでないといけない」というこだわりがあると思います。靴下は右足から履くとか、朝食はパン派だとか。僕にはこだわりが何かあるかなと考えたんですが、本当に暮らしの中でのこだわりがまったくない。打ち上げの居酒屋は、座敷じゃないほうがいい(胡座をかくのが苦手なので)くらいです。でもそれもスタッフが予約してくれた店が座敷だったとしても、別に怒ることもありません。「(もし座敷だったら)ちゃぶ台ひっくり返すぞ」と常日頃、冗談を交えつつもけっこうマジの口調で6年間ずっと言っているにもかかわらず、座敷を予約されることがあります。それでも実際にひっくり返したことはありません。そろそろ一回くらいひっくり返してもいいかも、とは思いますが。音楽制作においてもこうでないといけない、ということはないように思います。唯一こだわっているとしたら、楽曲を作るときは他の仕事は入れてほしくないというのがあります。丸一日何も入ってないときでないと、制作に向き合うことができません。「収録と収録の隙間時間が2時間あるから」と作れるものではないし、もっと時間に余裕があっても「あと5時間後に家を出ないといけない」という縛りを考えてしまうと、もう作業に向き合うことができなくなってしまいます。作業にとりかかるまでのアイドリングの時間も長いので、制作をするときは十分な余裕を持ってそれだけに集中するのが、ひとつ僕のこだわりかなと思っています。でも、それも昔からそうだったわけではありません。デビュー前はどんな状況、時間帯でも楽曲制作をしていました。ライブ後も打ち上げに参加せず家に帰って延々と曲作りをしていた。野心があってストイックだったので、それができたんだと思います。当時は曲を量産するというのが僕のこだわりだった。今はある意味、その強い思い入れを下ろしている状態なのかもしれません。自分が無理しないで作れる環境でないと作らないとしているので。以前はアレンジも、アレンジャーに頼まず全部自分で打ち込みすることにこだわっていました。でも、素晴らしい才能の方々との出会いがあって、人に編曲を頼むということもできるようになった。それで自分の楽曲の可能性を広げられるようになったと思います。こだわりも大事ですが、こだわりすぎないのも大事だなと思います。おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年7月13日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年07月09日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「学園祭」です。先日、佐賀大学医学部の学園祭「医大祭」に招かれて学園祭のライブに出演しました。学園祭でライブをするのは5年ぶりくらい。かなり久しぶりです。学園祭は、やはり普通の公演とは感覚が少し違います。楽屋のスタッフもセキュリティの係もみんな学生さん。よくお笑いのコントなどで不手際ばかりしてしまう学生スタッフネタとかありますが、実際はそんなことはほぼないです。みんなちゃんとしています。よく考えればそれは当然で、みんな大学の名前を背負って学園祭を仕切っているわけですから、丁寧だし、しっかりやってくださる。それにこちらも音楽のプロ相手じゃないわけですから、無茶な要求もしません。正直、誠意さえ見せていただけたらいいなって思っています。わからないことがあったり、できてないことがあってもそんなの問題ないです。がんばって、熱意を持ってやっていてくれれば、こちらも気持ちよくライブをするだけです。佐賀大学医学部のみなさんもまさにそうでした。みんな丁寧で気持ちよく出迎えてくれた。おいしい佐賀牛のお弁当も用意してくれて、リスペクトがあって招いてくれたんだと感じました。普通のライブと違ってええなあと感じたのはライブ中のこと。「撮影禁止」のプラカードを出していただいてたのですが、それを掲げているスタッフさんももちろん学生さん。その方がめっちゃノリノリでライブを楽しみながらプラカードを上げてくれていたんです。普通のライブだったら、セキュリティはステージに背を向けて直立不動で立っています。きちんと監視をしたり、何か緊急事態があったときに対応するのが仕事なので、ライブを楽しむことがないのが当然なんですが、でもここは学園祭。プラカードを持っているスタッフもお客さんと一緒に僕の音楽にノッて会場を盛り上げてくれていた。それがうれしかったですし、アットホームでなんかほのぼのとしました。なので、学園祭に好きなアーティストを呼ぶためには何が必要かと聞かれたら、それはもう熱意だけだと思います。アーティスト側からプロの現場と同等のものや高度な対応を要求することはないと思います。ポジティブな感情を受け取って、こちらもそれに報いることができればベスト。実行委員とかやるとめちゃくちゃ勉強になることがあるので、音楽に興味のある学生さんにはぜひやってみてほしいですね。おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年7月6日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年07月01日ムード歌謡グループ・純烈(酒井一圭、白川裕二郎、小田井涼平、後上翔太)が6月28日、東京・東蒲田の銭湯「大正湯」で行われた主演映画『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』のPRイベントに、タオル1枚の入浴スタイルで登場した。純烈が創立26(ふろ)周年を迎える川崎フロンターレのオフロサポーターに就任したことがきっかけとなり、7月1日から川崎市と大田区の全銭湯68か所で実施するスタンプラリーの目玉として、東蒲田の大正湯と、川崎の千年(ちとせ)温泉に銭湯ペンキ絵の作成が実現した。純レッドを演じる白川は「今にも飛び出してきそうな絵。家から近いので、湯船からゆっくり見たい」とペンキ絵の迫力に圧倒された様子。一方、純ブルー役の小田井は「マスクの造形やスーツのデザインを絵で描くのは本当に大変だと思う」とフィギュア好きならではのマニアックな視点で、ペンキ絵に感激しきり。「湯船にゆっくり使って、のぼせながら眺めてもらえれば」とアピールした。「光栄な気持ちでいっぱい」と喜びを語るのは、純グリーン役の後上。純バイオレットを演じる酒井は「実現したのは、フロンターレさんのおかげ。家族で来て、子どもたちに自慢したい」と意気揚々だった。純烈のメンバーが、憩いの場である温泉施設を守るヒーロー“純烈ジャー”として、温泉の平和を乱す悪と戦う特撮シリーズの第2弾。昨年、前作『スーパー戦闘 純烈ジャー』が公開され、ファンの間では映画を2回以上鑑賞する「追い焚き」というワードが誕生。このワードが今回、タイトルに採用されている。劇中には“銭湯巨神・純烈王”と名付けられた巨大ロボも登場することになり、酒井は「巨大ロボが、ついに登場です」と誇らしげ。「前作で小林幸子さんを倒したんですけど、今回は相手が巨大化するものですから、こっちもいよいよ巨大ロボを出さないと」と不敵な笑みを浮かべ、「バカバカしいなと思いながら、楽しんでいただければ」とファンに呼びかけた。年内いっぱいでグループを卒業する小田井にとっては、本作が“ラストバトル”で「撮影中に卒業は決めていたけど、メンバーには知らせていなかった。この頃は誰も(卒業を)知らなかったんだという見方もできる」と告白。「パート3は『小田井は死んだ』というテロップで始めてもらえれば」と気の早い“妄想”を披露すると、酒井は「LiLiCoさんが墓前で手を合わせながらね」と具体的なシーンを提案していた。取材・文・写真=内田涼『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』9月1日(木)より公開
2022年06月28日純烈が主演を務める映画『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』のオリジナル・サウンド・トラックが、9月7日にリリースされることが発表された。9月1日公開予定の同映画は昨年9月から全国81劇場で公開された純烈初主演『スーパー戦闘 純烈ジャー』の続編で、世を忍ぶ仮の姿を持つ純烈が皆の憩いの場である温泉施設を守るヒーロー・純烈ジャーとして温泉の平和を乱す悪と戦う姿を描く。今作は純レッドの白川裕二郎がメインで、特撮ファン垂涎の巨大ロボ・純烈王が登場するなど前作を超えるスケールで物語が展開される。サントラには、本作の為に書き下ろされた劇中歌が3曲とそのカラオケ、そして純烈のオリジナル作品を含めた全14曲が収録される。<リリース情報>『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免 ~オリジナル・サウンド・トラック~』2022年9月7日(水) リリース価格:3,000円(税込)【収録曲】・君を奪い去りたい(純烈ジャーver.オープニング曲)作詩・作曲:幸 耕平編曲:萩田光雄・来た道行く道(エンディング曲)作詩:及川眠子作曲:幸 耕平編曲:坂本昌之・君がそばにいるから作詩・作曲:幸 耕平編曲:萩田光雄・真っ赤な2人(映画用新曲)作詩:酒井一圭作曲:高取ヒデアキ編曲:籠島裕昌・レッツゴー!ラブユーチェンジ!(映画用新曲)作詩:酒井一圭作曲・編曲:岩崎貴文・銭湯巨神純烈王(映画用新曲)作詩:酒井一圭作曲・編曲:NARASAKI・星降る街角(2022)(純烈ジャーver.)作詩・作曲:日高 仁編曲:矢田部 正・純烈一途(2022)(純烈ジャーver.)作詩:酒井一圭、高取ヒデアキ作曲:高取ヒデアキ編曲:籠島裕昌・真っ赤な2人(オリジナル・カラオケ)・レッツゴー!ラブユーチェンジ!(オリジナル・カラオケ)・銭湯巨神純烈王(オリジナル・カラオケ)ほか、全14曲収録予定(曲順未定)※純烈ジャーver.:本作品用にボーカルを追加録音、新録音を施した既発作品とは別バージョン。純烈「君を奪い去りたい」MV純烈「NEW (入浴) YORK」MV「君を奪い去りたい」配信リンク:「スーパー戦闘 純烈ジャー」サントラ配信リンク:<作品情報>『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』2022年9月1日(木) 新宿バルト9ほか全国公開『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』ティザービジュアル『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』特報<コンサート情報>2022年純烈コンサート 心・技・体※終了分は割愛6月29日 旭川市民文化会館 大ホール6月30日 カナモトホール(札幌市民ホール)7月9日・10日 とうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター)7月10日 いわき芸術文化交流館アリオス8月26日 川口総合文化センター・リリア9月16日 習志野文化ホール10月6日 宇都宮文化会館11月1日 神奈川県民ホール11月7日 高崎芸術劇場 大劇場関連リンク純烈 オフィシャルウェブサイト純烈 オフィシャルファンクラブ
2022年06月27日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「メロディの思いつき方」です。先日、佐賀の学園祭に出演する機会がありマイクや機材を用意しようとキャリーケースを引っ張り出しました。四角形のキャリーケースのジッパーを勢いよく開けたときにひとつのメロディが思い出されました。「らんらーん、じゃらん」です。そう、旅行サイトや雑誌でおなじみの『じゃらん』のTVCMで流れているあのフレーズです。キャリーケースを開けるとき、ジッパーを引っ張る速さと長さで音のキーが変わります。最初の短い横のところは勢いのある高い音「らん」の部分。その次は上辺のジッパーの長い部分で、長い分だけキーが下がり「らーん」に。その辺の終わり、キャリーケースの角で力が入る「じゃ」。最後に、ジッパーを引き落とす「らん」です。みなさんも一回やってみてください。「らんらーん、じゃらん」のリズムとメロディでキャリーケースを開けることができます。で、これに気づいたときにしみじみ、メロディを思いつくってこういうことなんだなと思いました。僕はあまり“メロディが天から降ってくる”という説を信じていないんです。それより、日常生活の中にいろんなヒントがあって、それに気づいてそこから音楽を生み出せるかどうかが、音楽家としての才能や技量なんじゃないかと感じています。もし「普段からそれ私もやってる!」という方がいたら、そういう人って音楽家的な才能があると思います。『じゃらん』の企業フレーズを作った方が、キャリーケースきっかけでこのメロディを作ったかは存じ上げませんが、キャリーケース開けるときにこのメロディを口ずさめるのはなんかええなあと思いました。音楽は、そういう普通の生活の中にあるものの発想を転換することで生まれるんです。お風呂に入っているときに並んだ水滴の高さの違いが音符に見えてくるとか、洗濯物を干していて竿に対する洗濯バサミの配置がいいリズムだなと感じるとか…。僕の「MUSIC VIDEO」という曲の「揺るぎなき制作意欲は作り手の願い」という歌詞がありますが、この「揺るぎなき」の高音で声が裏がえる部分は、そのとき遊んでいたゲームのキャラクターの鳴き声からヒントを得ています。実家の階段を上り終えたときにふっと思いつきました。忘れないように階段で慌てて録音をしたことを覚えています。作曲を「夢の中で全部した」とか憧れますけど、僕はそれよりさまざまな外的刺激を大事にしたいです。おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年6月29日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年06月25日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「川島明さん」です。先日、麒麟の川島明さんがやられているラジオ番組『SUBARU Wonderful Journey ~土曜日のエウレカ~』に出演させていただきました。川島さんといえば京都の宇治出身。そう、僕と同郷なんです。お互いの実家の場所もめちゃくちゃ近くて自転車で7分くらいあれば余裕で行けます。中学校も、同じ宇治市立宇治中学校出身です。川島さんとはちょうど10歳年が離れているので共通して知っている先生とか友達はいないのですが、僕からしたら学生のころから『M‐1グランプリ』などで活躍されているのを見ていましたから、偉大な地元の先輩と誇りに思う存在です。これまでお会いしたことは、実は1回だけあるんです。フジテレビのメイク室で一緒になって「同じ宇治出身だよね」と話しかけていただきました。でも、川島さんはメイク中だったので、ドライヤーの音と川島さんの美しい低音ボイスがちょうどピッタリいい周波数でかぶってしまい、ほっとんど何言っているか聞き取れませんでした。なので、今回じっくりお話をすることができてうれしかったです。やはり地元が一緒だと急に距離感が縮まる気がします。川島さんの話す言葉に、「宇治の人やなあ」としみじみ感じながら会話をしていました。これは僕の私感ですが、宇治の人は関西弁の中でも音符の振れ幅が大きい。会話のときのキーの幅が広いと思うんです。低いだけじゃなくて、アクセントつけるときに高くいってひっくり返る癖があります。その話し方を川島さんもされていて、「ああ、やっぱり宇治の人や」と話していてほっとしてしまいました。ラジオの収録では、地元の話で盛り上がりました。僕が学生のころ通っていたゲームショップ『ドラゴンヒーロー』の話とかを普通にできるのが、すごく不思議な感覚でした。当時の生活圏がほぼほぼ同じなので、思い出の場所とかが全部共有できるんです。花火大会の話やお祭りの話などもっと地元の話をしたかったです。なので、ぜひ次回は同じく宇治出身のヤバTのこやま(たくや)くんも誘って、ごはんでも食べながら、まだまだあるいろいろな地元の話をしたいです。川島さんはとても謙虚で誰に対しても配慮のある方なので、ずっと敬語で話しておられました。でも、宇治の先輩やし、次会ったときはぜひタメ口で話してほしいです。尊敬する先輩なのでもっともっと距離を縮めたいです!おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年6月22日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年06月18日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「Sexy Zone」です。Sexy Zoneの最新アルバム『ザ・ハイライト』に楽曲提供をさせていただきました。「休みの日くらい休ませて」という曲で、働いている人なら誰もが感じる思いを曲にしました。休みの日も、ちょっとメールしたり何かの確認でパソコンを開いたりと、なんやかんや仕事してしまうことってありませんか?休みの日くらいちゃんと休みたい、そんな切実な実体験を元にしたためた一曲です。すべての社会人への応援ソングになっていると思います。アルバム発売前に特設サイトで楽曲の試聴ができたのですが、ファンの方々がそれを聴いて「共感した」とか「いい曲!」だとか感想をSNSなどにあげてくれていたのもうれしかったです。今回のSexy Zoneのアルバムはコンセプチュアルなアルバムで、参加アーティストもとても豪華。めっちゃシュッとしていておしゃれです。そんなアルバムの中で、ファンの方々がいい曲と言ってくれているとはいえ、「岡崎体育楽曲、浮いてない?」とちょっと心配にもなっています。ジャニーズ界隈で言うところの“トンチキソング”すぎないか、と。でもまあ、それがフックになってなんか逆に目立つ感じもします。なので個人的にはとてもありがたいなと思っています。あと、これは後日知ったのですが、メンバーの松島聡さんが「岡崎体育さんに曲を書いてもらいたい」と会議でおっしゃってくださって今回のオファーが叶ったのだそうです。よくこの業界では「本人たっての希望で」と言われることがありますが、まさに今回はそれだったみたいで。なんだかとても特別な感じがしてうれしいです。Sexy Zoneは正統派アイドルグループのイメージ。だからこそ、僕が作るようなコミックソングをメンバーが全力でやりきってくれるのを聴くと感動しますね。楽曲提供の一番の楽しみはそれなんですが、曲ができたら自分がデモを歌ってメンバーのみなさんにお届けします。それを元にみなさんがレコーディングをして、今度はできあがった楽曲が僕のところに届く。この、メンバーの声に入れ替わって届くときが特別にうれしい瞬間です。今回もとても良かったんです。歌詞と歌詞の合間のガヤの部分も僕のデモ通り……いや、それを跳び越えたテンションでやってくれていた。こんなに声張ってくれるんや、叫んでくれるんやとうれしくなりました。ぜひたくさんの方に聴いてほしいです!おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年6月15日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年06月10日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「辞めどき」です。ラジオで悩み相談を受けることがあります。仕事に行くのがツライという話を聞くと僕は「やりたくないことは一切やらなくていい」と、いつもはっきり答えるようにしています。これは、自分がこれまで生きてきた結果論ですが、自分が前向きに意欲を持って取り組めないことはやらないという選択をしてもいいんじゃないか、と思っています。僕自身も、新卒でせっかく採用していただいた会社を半年で辞めてしまった経験があります。いわゆる脱サラです。なんで会社を辞めてしまったかというと、まさに前向きに意欲を持って仕事に取り組めない、と感じてしまったからなんですね。たった半年ですけど、サラリーマンとしての忍耐力がなかったのだと思います。友達にも会社の先輩にも相談することなく辞表を出しました。当然会社には、かなり難色を示されました。それでも、辞めたいという気持ちを貫き通したのは、“人生は時間が決まっている”と思ったからです。どんどん年をとっていきますし、やりたいことがあるのならそれを早めに始めたほうがいい。向いてない、ツライと思いながら続けることほど無駄なことはない、と思ってしまったからです。僕は、会社を辞めてでも音楽を本気でやってみたかった。結果、ミュージシャンになれました。不思議なことにミュージシャンという仕事をする中でも、しんどいことやツライこと、逃げ出したいと思うことはたくさんあります。でもそういうプレッシャーは耐えられるんですよね。自分が選んだこと、良しと思ってやっていることであれば、人はツライことも耐えられる、乗り越えられるのではないかと思います。でも今これを読んでいる新社会人の方や仕事がしんどいと感じている方の中には、自分にはやりたいことなんてないし…と思っている方もたくさんいるのではないかと思います。でも僕はそれって、しっかり自分と向き合えてないだけなんじゃないかな、と思います。己の心の声をよく聞いて、それを素直に受け止めてみるのも大事です。とにかく迷っている方がいるなら岡崎体育がはっきり言います!「今が辞めどき、すぐ辞めましょう」。労働はツラくてしんどいことのほうが多い。だからこそ、やりがいを感じられることをやっているほうが幸せではないでしょうか。まず、辞めることから始めてみてください。おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年6月8日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年06月03日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「脱力期間」です。レギュラーキャストとして参加したドラマの撮影と全国ツアーが終わった4月の初めに、少しだけほっと一息つくことができ、久しぶりに丸一日、24時間なにも仕事をしなくていいお休みの日がありました。ドラマの収録など長時間かかる仕事はなくなったものの、提供曲の制作やリミックスの依頼、レギュラー番組の収録など、日々やらないといけない仕事はたくさんあります。その中で丸一日のお休みはとても貴重でうれしいです。休みとはいえそれはインプットの時間で、遊びなどの予定を詰め込みたいという人もいるでしょう。でも僕は休みの日はとにかく脱力して過ごしたい。なにも考えずにぼんやり過ごすことも大事だと、最近思うようになりました。これはそれぞれのモチベーションやキャリアによって考え方が変わるんじゃないかなと思います。僕もデビュー前は休みが怖くて仕方なかった。スケジュールにオフの日があると、大丈夫なのかなと不安になっていましたが、デビューして5年が経ち日々絶え間なく仕事をしていて、きちんと休むことの重要性にようやく気づけたんですね。それこそ子どもの頃は、ピッチャーが1日投げて6日休むとか意味わからんと思っていました。休みすぎちゃう?と。でも、今ならわかります。体力を回復し、調子を整えたり気持ちを切り替える“表(おもて)に出ない”時間はすごく大事なもの。じゃあ、脱力期間と割り切って上手に休めるのかというとそうでもないんです。なんか歌詞を書いてみたり、覚えないといけない台本を読んで覚えてしまったり、なんかしてしまう。これは日本人の悪いところです。24時間なにもしない脱力期間をフルに満喫するのって、なかなかできない。「脱力しないと」と焦っている時点で脱力ができてない証拠です。だから、僕は“休み”の定義を前倒しすることにしました。明日は休みなんだって思ったときが一番ウキウキと解放されますよね?そのときは心が休まっているはずです。脱力期間は、その瞬間にもう始まっている。丸一日の休みが始まる直前、僕はこのananの連載というお仕事をしていましたが、それが終わったら24時間休みで、「なにしようかな?映画でも観たいな…」と、心がちょっとウキウキとしていた。それはすでに脱力期間なんです。休みの定義を前倒しして受け止めると、ちょっと心に余裕ができるのでおすすめです。おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年6月1日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年05月27日福田靖脚本ドラマ「オールドルーキー」より、綾野剛演じる主人公が働くスポーツマネージメント会社「ビクトリー」の社長秘書役で岡崎紗絵が出演することが分かった。本作は、サッカー以外のスキルや経験が何もないどん底主人公・新町亮太郎が、新たな目標に向かって生きるヒューマンドラマであると同時に、もう一度娘が誇れる父親になるために奮闘する家族再生の物語。新町を綾野さんが演じるほか、上司役に高橋克実、愛娘役に稲垣来泉と泉谷星奈が決定している。今回新たに発表された岡崎さんは、『シノノメ色の週末』「パーフェクトワールド」「ナイト・ドクター」「ドクターホワイト」やバラエティ番組などに出演、モデルとしても活躍し、マルチな才能を見せている。本作で演じるのは、「ビクトリー」の社長が絶大な信頼を置く凄腕社長秘書・真崎かほり。夜な夜な飲み会を開いては優しい言葉を投げかけることから、社員たちにとって女神のような存在で、一目置かれている。一方で、社長秘書として社長の辛辣な社員評価を知り尽くしているが、そのことは決して社員には明かさないという小悪魔系女子でもある。「名だたる俳優の皆様とご一緒できるのはとても光栄です」と出演を喜んだ岡崎さんは、「葛藤するけども、持ち前の明るさと強さで打開し、新たな道を切り拓いていく。今までにない考え方や行動で、周りをも巻き込んで影響させていく。熱を伝導していくパワーを持った主人公に、私も熱く感化されて、希望溢れる作品の一員になりたいです」と意気込んでいる。「オールドルーキー」は7月期、毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月24日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「土佐兄弟の有輝という男」です。お笑いコンビ土佐兄弟の有輝くんとは、ドラマ『DCU』で共演して以来、公私ともに仲良くさせてもらっています。先日の僕のツアーでは幕間(まくあい)に流すライブ映像にも出演してもらいました。僕は、性格上そんなにすぐに人と打ち解けるタイプではないのですが、有輝くんとはドラマ撮影というかなり濃密な時間を共にしたせいか、もう何年もの付き合いがあるような特別な関係が築けたように思います。実際に、彼はとても素晴らしい男なんです。なにが素晴らしいのかというと、人付き合いの仕方、コミュニケーション能力が抜群にある。誰とでも楽しく会話ができるし、誰かの懐に入るポジショニングとかタイミングがいつも完璧。有輝くんと話すと、変な間ができたり、無言で困ったりすることがなく、時間を気にせず会話が続きます。ポンポンといろいろな話題が出てくるし、それが無理に作った感じがしない。何か聞かれてもそれも気持ちよく答えられるようないい質問ばかりなんです。それが僕だけじゃなく、誰に対してもそうできるのが本当にすごい。ドラマの座長である阿部寛さんとも有輝くんはサシでおしゃべりしていましたから。阿部さんも、なんか有輝くんと話しているときめちゃくちゃ楽しそうなんですよね。とにかく誰とでも分け隔てなく接することができる。そんな雰囲気を持っている男なんで、見習いたいなと思いましたね。僕とは、ドラマでの役柄のポジションが似ていたので、お互いバディのように感じていました。メインキャストのお芝居のうしろで、即興で何か動きをつけないといけないときなど、2人でアドリブで演じたこともいい思い出です。たいていアドリブを仕掛けるのは僕なのですが、彼はそれをいつもうまく返してくれます。軽いボケも全部拾ってくれるので、信頼して自由にお芝居できたと感じています。撮影の合間の休憩時間に二人で買い物に行ったこともありました。休憩時間くらい一人になりたいとかもなくて「一緒に買い物行きましょうよ!」と気さくに誘ってくれたのもうれしかったです。ちょうど有輝くんのお母さんの誕生日が近かったので、ロケ場所の近くにあったアウトレットに二人でお母さんの誕生日プレゼントを買いに行ったんです。僕が見立てて、かわいいパジャマを買いました。有輝くんのお母さん、喜んでくれているかな。おかざきたいいくNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(毎週土曜21:00~)に出演中。最新タイアップ・シングル曲「レディキャップ!」「季節の報せ」が配信中!※『anan』2022年5月25日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年05月22日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「マニピュレーター」です。「ポテト探検隊」という岡崎体育のバンドセット。これまでボーカル、ギター、ベース、ドラムの4人編成でしたが、今回のワンマンツアーから新メンバーが加入しました。それがマニピュレーターの“蛇賀(ジャガ)”さんです。マニピュレーターとは、バンドの演奏にはない、ストリングスやピアノなどの音をコンピューターで制御し、バンドの演奏に合わせてスピーカーから出してくれる方です。ジャガさんは、ステージ上にはあがらず、舞台袖でその作業をしてくれています。生バンドだけでは出せない音を加えることができるので演奏にぐっと厚みが増します。今回のツアーの曲だと「おっさん」のストリングスや「八月の冒険者」のコーラスなどはマニピュレーターさんがいたからこそできたサウンドです。しかし、たいていマニピュレーターさんはいわゆる裏方としてツアーに帯同してくださいます。では、なぜ今回は新メンバーとして参加することになったのか。それは完全な伝達不足です。「ポテト探検隊」のグッズを以前から作っていたのですが、なぜかそこには5人のポテトが描かれていました。4人組バンドのはずが、イラストレーターさんへの伝達ミスで5人描かれていた。ファンの皆さんの間でも、5人目のポテトは誰なのか?これは何かの伏線ではないか?と静かに話題を集めていました。しかし、単なる伝達不足でポテトが5人で描かれていただけでした。僕のほうでそれに気付き、ポテトの数に合わせにいった形になります。マニピュレーターさんにツアーに参加してほしかったし、ポテト5人おるし、メンバーになってもらおう、というのが今回の流れです。でも、マニピュレーションをしてくれたジャガさんが、ツアー最終日にわざわざ僕の楽屋で待っていてくれて「マニピュレーターとしてバンドの正式メンバーに参加するのが長年の夢でした。こうして夢を叶えてもらえてうれしかったです」と伝えてくださった。その言葉を聞いて、ジャガさんに正式メンバーになってもらって良かったと思いました。まだまだ、マニピュレーターという仕事は知られていないのではと思います。僕のツアーで初めて知った人や、この連載記事を読んで初めて知った人もいるかもしれない。そういう方に、ライブに欠かせない重要な仕事を一つ知ってもらえて良かったと思っています。おかざきたいいくEテレ『ヒャダ×体育のワンルームミュージック』Season3(土曜21:00~)に出演中。昨年11月に横浜アリーナで行われたライブを収録した映像商品『めっちゃめちゃおもしろライブ』が発売中。※『anan』2022年5月18日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年05月14日