ハイバイ主宰・岩井秀人が脚本・演出を手がけ、音楽・前野健太と再タッグを組んだミュージカル『おとこたち』の新ビジュアル&劇中歌『愛される資格』が公開された。『おとこたち』は、岩井秀人が主宰するハイバイの劇団公演として2014年に初演され、NHKのクローズアップ現代「男はつらいよ2014」でも取り上げられるなど話題となった作品。2016年には再演、地方五都市にて上演された。2019年上演の『世界は一人』(東京芸術劇場プレイハウス)で岩井は、ミュージシャン・前野健太とタッグを組み、初のオリジナル音楽劇に挑戦したが、その成功を得て、音楽を使ってより作品世界の幅を広げる企み、試みをやっていきたいという強い希望が、今回のミュージカル『おとこたち』に繋がったという。本作は、4人の「おとこたち」の22歳から85歳になるまでの人生に起こるさまざまな出来事、誰にでも起こりそうな“愛、不倫、老い、病、死、暴力”といった問題が詰まった物語。ユースケ・サンタマリア、藤井隆、吉原光夫、大原櫻子、川上友里、橋本さとしら豪華キャストを迎え、散々だったけど笑ってしまうような壮絶な人生が描かれる。この度、本作の新ビジュアルが解禁された。それに合わせて劇中曲『愛される資格』が、前野のヴォーカルで、YouTube『PARCO STAGEチャンネル』にて公開。この楽曲は、劇中で出演者が披露する予定となっている。なお、本作の東京公演のチケットは、明日11月19日(土)より一般発売がスタートする。ミュージカル『おとこたち』劇中曲『愛される資格』(Vo:前野健太)<公演情報>PARCO劇場開場50周年記念シリーズミュージカル『おとこたち』脚本・演出:岩井秀人音楽:前野健太出演:ユースケ・サンタマリア / 藤井隆 / 吉原光夫 / 大原櫻子 / 川上友里 / 橋本さとし 他演奏:pf. 佐山こうた / b. 種石幸也公式サイト: 【東京公演】公演日程:2023年3月12日(日)~4月2日(日)会場:PARCO劇場料金:全席指定11,000円、全席指定平日早割10,500円、U-25チケット6,000円一般発売日:11月19日(土)問合せ:パルコステージ 03-3477-5858(時間短縮営業中)PARCO STAGE公式サイト 【大阪公演】公演日程:2023年4月8日(土)~4月9日(日)会場:森ノ宮ピロティホール料金:11,500円一般発売日:2023年2月26日(日)AM10:00より問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(平日11:00~18:00)※日・祝は休み【福岡公演】公演日程:2023年4月15日(土)~4月16日(日)会場:キャナルシティ劇場料金:S席11,000円、A席8,000円、B席5,000円一般発売日:2022年12月3日(土)AM10:00より問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~18:00)※現在平日12:00~15:00までに短縮営業中※料金は全席指定・税込※未就学児入場不可チケット情報はこちら:
2022年11月18日岩井秀人が脚本・演出を手がける、PARCO劇場開場50周年記念シリーズ ミュージカル『おとこたち』。本作に出演する藤井隆が、稽古前の想いを語った。岩井が主宰するハイバイによって2014年に初演、2016年に再演された本作が、今回は前野健太による音楽でミュージカルとして立ち上がる。岩井と前野は『世界は一人』(2019年)でタッグを組み、オリジナル音楽劇を創作した経緯が記憶に新しい。劇中で描かれる“おとこたち”4人のおかしくも壮絶な人生は、初演時にNHK総合『クローズアップ現代』で取り上げられ、求められる理想像と現実のギャップに苦しむ男性の生きづらさや幸せについて議論されるきっかけになった。藤井が岩井と初顔合わせした『いきなり本読み!』は、集まったキャストが初めて渡された台本を“いきなり”読み合わせる企画。発案者の岩井が配役を入れ替えながら演出することで、演劇が生まれる様子や俳優の秘めた底力がステージ上に現れる人気イベントだ。2021年秋に参加した様子を振り返り、藤井は「ハプニングがよしとされる状況で“うまくやろう”と思うこと自体おこがましかった」とコメント。岩井について「闇雲にでも走ってみる、思い切ってジャンプする、そういった挑戦を大切にされる演出家さんだと感じました」と述べる。直近では『大地 Social Distancing Version』(2020年)に出演するなど、PARCO劇場との縁が深い藤井。奇しくもミュージカルデビュー作『ボーイズ・タイム〜つよく正しくたくましく!!』(1999年)も同劇場だった。その後も折々に音楽劇やミュージカルへ携わってきた藤井にストレートプレイとの違いについて尋ねると、「長いセリフより歌詞の方が覚えやすいんですよね」とひと言。「通常なら何度も稽古を重ねることで定まる登場人物の感情が、音楽劇だとメロディに乗るぶん没入しやすい。だから覚えやすいんじゃないかな」と役との向き合い方を明かした。芸人やタレントの顔を持ち合わせる藤井は、舞台の魅力をどこに感じているのだろう。そう問いかけると、自身のルーツである吉本新喜劇を掲げながら「客席をドカンと湧かせる先輩の姿を見て楽しさを知りました」「テレビ収録でも、お客さんが目の前にいてくださるのが好きですね」と笑う。そんな中で「まだまだ油断できない状況が来春には少しでも落ち着いて、お客さんと劇場で会えることを楽しみにしています」と語り、インタビューを結んだ。キャストは藤井のほかにユースケ・サンタマリア、吉原光夫、大原櫻子、川上友里、橋本さとしが名を連ねている。公演は2023年3月12日(日)~4月2日(日)、東京・PARCO劇場にて。その後、4月8日(土)・9日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホール、4月15日(土)・16日(日)に福岡・キャナルシティ劇場へ巡演する。東京公演の一般発売は、11月19日(土)10時にスタート。取材・文:岡山朋代
2022年11月11日岩井秀人(WARE)プロデュース『いきなり本読み! in 福岡』が、12月2日・3日に福岡・ももちパレスで上演されることが決定した。2020年にスタートした「いきなり本読み!」は、「出来上がった作品を見るより、稽古場の方が絶対おもしろい!」という岩井の発想から生まれた、“初見の台本読み合わせライブ”。上演する作品は当日まで明かされず、本番のステージ上で初めて台本を開いた俳優たちが岩井の進行のもと、さまざまな“役”を演じ、約束された役作りも演出もなく、普段は観客に見せることのない“素”の表情をさらす、まさに裸一貫で台本に挑む俳優の姿を垣間見ることができる。全国進出第2弾公演となる今回は安藤玉恵、山内圭哉の出演が決定しており、追加キャストは後日発表される。■岩井秀人 コメント「いきなり本読み!」初の大阪公演も大盛り上がりで終えることができました。こんなギャンブル性の高い企画に、「あぁ、、緊張する、、」と言いながらも、めっちゃ楽しんでくれる出演者の皆様にも大大大感謝でございます。つくづくこの「創作の横顔を見せる」という企画が、お客さんにとってもめちゃスリリングで楽しいんだなあと感じいっております。さて、そんな東京を飛び出した今企画、休む間もなく福岡、「ももちパレス」にて開催いたします!山内圭哉さん、僕は何度か一緒に作品を作らせていただいてますが、毎度毎度笑わされ、驚かされます。言ってみれば、「俳優って、役人物になんてなれないよね」という大人なアプローチだけど、キャラクターをしっかり感じさせてしまう技術なのかセンスなのか悪意なのか判別つかないような、まあもう「山内圭哉」さんです。よろしくたのんます!そして安藤玉恵さんが初登場!圭哉さんと打って変わっての憑依型?つい先日僕は共演させてもらったのですが、まあもう稽古場での存在の仕方からして面白くって、俳優としてもよくわからないレベルで色んなことできちゃうのです。ぜひ、こんな俳優さんたちが初めて台本を読み始めるところから、段々と物語に入り込んでいく様子を目撃しにきてください!正直、現段階ではこの二人のみが決まっています。でも、この二人がいれば、大抵のことはできてしまう気もします。笑毎度毎度、誰よりも僕が楽しみにしておりますが、今回もめちゃくちゃ楽しいものになるに違いありません。『想像と崖っぷち』の現場を、ぜひご覧くださいませ!!<公演情報>岩井秀人(WARE)プロデュース『いきなり本読み! in 福岡』会場:福岡・ももちパレス12月2日(金)開場18:30 / 開演19:0012月3日(土) 開場12:30 / 開演13:00進行・演出:岩井秀人出演:安藤玉恵、山内圭哉 ほか【チケット料金】全席指定:7,800円(税込)※未就学児童入場不可一般発売:11月12日(土) 10:00お問い合わせ:キョードー西日本TEL:0570-09-2424(11:00~17:00 日曜日 / 祝日休)公式サイト:
2022年10月25日来年50周年を迎えるPARCO劇場が、岩井秀人によるミュージカル『おとこたち』を2023年3月12日(日) から4月2日(日) にわたって上演することを発表した。『おとこたち』は、岩井が主宰するハイバイの劇団公演として2014年に初演され、NHK『クローズアップ現代「男はつらいよ 2014」』でも取り上げられるなど話題に。2016年には再演され、地方5都市で上演された。2019年上演のパルコ・プロデュース作品『世界は一人』(東京芸術劇場プレイハウス)では、ミュージシャン前野健太とタッグを組み、初のオリジナル音楽劇に挑戦した岩井。その経験から音楽を使って作品世界の幅を広げる試みをやっていきたいという強い希望が、今回の公演に繋がった。本作では、4人の「おとこたち」の22歳から85歳になるまでの人生に起こるさまざまな出来事、 愛、不倫、老い、病、死、暴力など、現代の男性になら誰にでも起こりうる重たい問題が描かれる。そんな4人の「おとこたち」の散々だが、笑ってしまうような壮絶な人生の物語を、前野健太と再びタッグを組み、豪華キャストでミュージカルとしてお届けする。岩井、前野をはじめ、出演するユースケ・サンタマリア、藤井隆、吉原光夫、大原櫻子、川上友里、橋本さとしからコメントが届いた。『おとこたち』出演者一覧■岩井秀人(脚本・演出)コメントみなさま~!見た~?キャスト!すごくなーい?あ、岩井です!このたび、ハイバイ並びに岩井の代表作『おとこたち 』をミュージカル版としてさらに爆発させる運びとなりました!ここ10年でいちばんくらいのビックリです!自分でも。それにしてもキャストがほんと期待しかできないですよね。ハイバイや岩井が気になってこれを読んでいる人は、もう観に来てくれると思いますが、キャストが気になってこれを読んでいるあなた!期待してください。作品はめちゃ保証します。そして音楽担当は、『世界は一人』でも大大大活躍してくれた前野健太さんです。準備は整いました。あの4人の男たちの悲喜劇全てを、マエケンサウンドでもって、壮大に天に召していこうと思います。あー楽しみだ。もうスタジオに入ってクリエーションは始まっておりまして、歌の力の凄まじさをひしひしと感じております!というわけで、来年もよろしくです!■前野健太(音楽)コメント岩井さんの「歌心」出演者の皆さんの「歌声」これが合わさってとんでもないことになりそうです。豊かで、ばかばかしくて、お茶目で、スウィートで、カッコよくて、ジーンときて、涙をふいてそんな曲たちを作れたらなと思います。あふれる歌声を、お楽しみください。■ユースケ・サンタマリア コメント前に演った岩井くん演出の舞台が、異常に記憶に残っているんですよ。初日から千穐楽まで客席の前の方で僕らの芝居を見ながら、メモとっているんです。ずっと。そして毎回、いろいろな注文を出してくるんです。ちょっと無茶めなやつを 笑 。あぁ、この人には終わりが無いんだなと思いました。 そこが狂っているし、信頼できる。マエケンの歌も楽しみ。 共演者の皆んな、大好きです!舞台『おとこたち』楽しみにしてほしいです。■藤井隆 コメント岩井さんに初めて呼んでいただいた 『 いきなり本読み! 』 が異 常に楽しくて興奮しました。この度また声をかけていただいてとても嬉しいので精一杯頑張ろうと思っています。パルコ劇場へ通えるのもとても嬉しいですし大阪と福岡の旅公演があるのもとても楽しみです。稽古を想像すると緊張しますが、皆さんと楽しく稽古を重ねて本番を迎えられたらいいなぁと思っています。どうぞよろしくお願いします。■吉原光夫 コメントある舞台を観劇してくださった岩井さんからお手紙を頂き、その作品や演技についての感想の的確さに頷き、そして岩井さんがお芝居の中での歌唱を(ミュージカルに対しても含め)疑問視してる事に同調して、すぐにオファーを受けました。その後、ひょんな事から作品作りみたいなのにも参加させて頂き、楽しい時間を過ごさせて頂きました。まだ始まってないのに、もうとっくに始まってる。きっと初日には凄い景色が広がってるのだろうと たぶん 笑確信してまーす。こんなに楽しみなのも久しぶりです。是非劇場にて、お待ちしてます!!■大原櫻子 コメント初演を観させていただきましたが、これがミュージカルになる……というのが、正直想像出来ません! どのような形に変化するのか、とてもとても楽しみです。オリジナルの『おとこたち』の脚本を改めて読ませていただき、人間の複雑な心境が明確に描かれすぎていて、笑えないエピソードもつい笑ってしまう自分がいました。この物語に出てくる「おとこたち」に、ちょっと……いや、とても大きく心に傷を負わせるような役になるのかなと思っています。じわじわと「おとこたち」を責めていきたいと思います(笑)■川上友里 コメント「おとこたち」のミュージカルとは。なんですか? どんな風ですか? 楽しみです。私は19歳から演劇をし続けておりますが、ミュージカルは初めてでございます。この作品に私を呼んで下さる岩井さんはギャンブラーですね、かっこいいと思います。とにかくお客様に楽しんでいただくべく皆さんと精一杯頑張ります。是非観に来てください!■橋本さとし コメントある舞台で二等兵の兵隊役で岩井秀人氏と出会い、「こんなに頼りなげな二等兵が似合う奴いない!」と横で生気の無い目をして立っている彼に役者として嫉妬し、シーンが終わり暗転になった途端に鳥目気味の僕の手を引き楽屋まで誘導してくれる彼に「お、頼りになる奴やん!」と心の中で感謝してました。そんな岩井氏の人間への優しい眼差しと飄々とした独自の演劇観に少し毒のあるスパイシーな世界観にいつか参加させてもらいたいと思っておりました。それが叶ったのが、『いきなり本読み』というムチャ振りな企画で恥部を曝け出されました。今回は稽古で思い切り曝け出し、本番では恥ずかしくないよう演じたいと思います。曲者の男たちが 集う芝居……楽しみです。<公演情報>パルコ・プロデュース 2023 ミュージカル『おとこたち』脚本・演出:岩井秀人音楽:前野健太出演:ユースケ・サンタマリア / 藤井隆 / 吉原光夫 / 大原櫻子 / 川上友里 / 橋本さとし演奏:p f. 佐山こうた / b. 種石幸也【東京公演】2023年3月12日(日)~4月2日(日) PARCO劇場全席指定・税込:11,000円 ※未就学児入場不可一般発売日:11月19日(土)問合せ:パルコステージ03-3477-5858(時間短縮営業中)月大阪、福岡公演あり公式サイト:
2022年09月02日『100かいだてのいえ』で知られる人気絵本作家いわいとしおと、メディアアートの第一人者、岩井俊雄。一見相反するジャンルで活躍するアーティストのように見えるが実が同一人物である。その多様な表現世界の全貌と創作の秘密に迫る展覧会が、7月2日(土)より茨城県近代美術館にて開催される。1962年生まれの岩井俊雄は、筑波大学在学中、1985年には映像玩具を発展させた《時間層Ⅱ》で現代日本美術展大賞を最年少で受賞。CGを使ったインタラクティブなアート作品の制作や電子楽器の開発などにも携わり、文化庁メディア芸術祭大賞、芸術選奨文部科学大臣賞などの各賞を受賞している。その一方で、2006年からは娘との手作りおもちゃをきっかけに、絵本作家いわいとしおとしての活動をスタート。『100かいだてのいえ』(2008年)は、シリーズ累計発行部数400万部となる大ヒット作となっている。同展では、子供が数字の繰り上がりに悩んでいるのを見たことがヒントとなって生まれたという『100かいだてのいえ』の様々な動物たちが暮らす部屋の細かな描写をはじめ、絵本の構造や印刷の手法にまでこだわりぬいた絵本づくりの過程を、貴重なアイディアスケッチや下絵などを通して詳しく紹介。絵本作家として活動を始める前から、子供と一緒になって作っていた木や紙の手作りおもちゃ、子供時代の発明ノートやパラパラマンガ、本人が使っていた顕微鏡、ラジカセなどゆかりの品々も一堂に公開する。また、小学生時代に友人たちを楽しませたパラパラマンガや、筑波大学時代にアニメーション制作に興味をもった岩井が制作した「驚き盤」(アニメーションを見る装置)などを複製し、実際に来場者が自ら触って体験できるコーナーも展開。ほかにも、岩井の初期の作品《時間層II》(1985年)や《立体ゾートロープ》(1988年)も展示し、平面から立体へと進化した映像表現への取り組みも紹介する。さらに、1995年にドイツで発表され世界中の人を魅了した岩井の代表作《映像装置としてのピアノ》も20数年ぶりに公開される。楽器が弾けなくても、楽譜が読めなくても、音楽を自由に奏でたいという夢を作家が自らかなえた作品だが、2000年代以降は発表の機会がなかったという。メディアアートの傑作を直に体験できる貴重な機会となりそうだ。絵本『100かいだてのいえ』と下絵(2008年)工作ブック(1973年頃)いわいさんちの手作りおもちゃ(2003~2004年頃)映像装置としてのピアノ(1995年)【開催概要】『どっちがどっち? いわいとしお×岩井俊雄 ―100かいだてのいえとメディアアートの世界―』会期:2022年7月2日(土)〜9月19日(月・祝)会場:茨城県近代美術館時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜(7月18日、9月19日は開館)、7月19日(火)料金:一般1,000円、大高730円、70歳以上500円、中小370円※夏休み期間を除く土曜は高校生以下無料、9月15日(木)~19日(月・祝)は満70歳以上無料※WEB事前予約推奨美術館公式サイト:
2022年06月24日アニメ関連番組にも多数出演し、言わずと知れたアニオタ男子の岩井勇気さん。彼の心を動かした注目の4作品をピックアップ!学生にサラリーマン…毛色の違うスポーツアニメ。ニコニコチャンネルで放送中の『ハライチ岩井勇気のアニ番』では、アニメのアレコレを本音でトーク。「面白くないものは面白くないと言っちゃいますからね(笑)」と話すとおり、忖度のない語りだからこそ、ホンモノのアニメファンからも信頼は絶大。そんな岩井さんに刺さったアニメの一つ目は、男子バレエを題材に描く少年少女の青春物語『ダンス・ダンス・ダンスール』。「とにかくダンスシーンの描写が素晴らしい。バレエの世界を知らない僕でも、動きのしなやかさを見ると、強いこだわりを感じる。バレエの動きには正解があり、作品に説得力を持たせるためには嘘は描けない。責任を持って取り組んでいる姿勢を感じます」次に挙げた作品はバドミントンの実業団チームの奮闘を描いたスポーツ×お仕事アニメ。「2年前から始まったテレビ朝日の深夜アニメ枠『ヌマニメーション』は比較的新しい枠ですが、面白い作品が多く、注目しています。そこで今年の1月から放送されていたスポーツアニメ『リーマンズクラブ』は主人公が社会人。スポ根アニメに多い学生主人公の場合、選手としては優秀だけど学業の成績に問題あり、みたいな設定が多いですが(笑)、この作品の登場人物は仕事もデキる男たち。汗かいて競技に取り組む姿と、スーツを着て働く姿を同時に見られる萌え2倍のアニメです(笑)」オタクのハートを掴む楽曲にときめきまくり『ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~』は音楽ユニットHoneyWorksが原作のアニメで、「オープニング曲がいい」と熱っぽく語る。「男性アイドルユニットLIP×LIPが歌う『ジュリエッタ』という曲の歌詞が最高で。ファンやオタクのことをこれほど理解してくれているアイドルの楽曲に初めて出合いました(笑)」と、乙女心を爆発させる岩井さんが、最後にオススメする作品はちょっとエッチなTLアニメ。「声優の花澤香菜ちゃんに教えてもらったのですが、近年流行の兆しを見せるTL作品を多数放送する『アニメフェスタ』という枠がアツい。『僧侶と交わる色欲の夜に…』という作品を放送以降、“僧侶枠”と呼ばれるように(笑)。現在は『3秒後、野獣。』という作品が放送中。1話約5分なので、気軽に覗いてみるのもアリかも」Yuki Iwai’s Recommend人気アニメ制作会社MAPPAが描く天才バレエダンサーのきらめき。アニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』バレエ向きの肉体や才能を持つ主人公・潤平の成長から目が離せない。「この天才はどう育っていくのかというワクワク感。将棋のことは知らずとも、藤井聡太くんの活躍を追ってしまう感じと似てるかも」。金曜25時25分~、MBS/TBS系で放送中。©ジョージ朝倉・小学館/ダンス・ダンス・ダンスール製作委員会バドミントンの社会人選手を描く本格お仕事×スポーツアニメ。アニメ『リーマンズクラブ』OPではスーツを脱ぎ捨てユニフォームに変わる激萌えなシーンも。練習や試合だけでなく、お仕事風景も描く。「サラリーマンとして懸命に働く姿にもグッとくる。いわゆる“脳筋タイプ”ではないところがいい(笑)」。TELASA、ABEMAなどで配信中。©Team RMC /サンライトビバレッジ広報部ファンと推しの関係性をメタ的に歌うOPに胸キュン。アニメ『ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~』田舎育ちの女子高生・ひよりが高校生アイドルユニット「LIP×LIP」のマネージャーに。ド根性ヒロイン×人気アイドルの青春アニメ。「まずは楽曲を聴いてほしい。2番の“二度目の恋に落としてあげる”という歌詞にズキュン」。TOKYO MXほかで放送中。©ヒロインたるもの製作委員会“僧侶枠”と呼ばれるアニメ枠「アニメフェスタ」に大注目。アニメ『3秒後、野獣。~合コンで隅にいた彼は肉食でした』クール男子×真っすぐ田舎女子のじれキュンラブ。「ちなみに、この枠のイベントも開催されていて、参加するファンは僧侶枠グッズとして販売されている木魚を持参します。木魚喝采です(笑)」。TOKYO MX、BS11で放送、公式サイトで配信中。©百瀬こあ/Suiseisha Inc.いわい・ゆうき1986年7月31日生まれ、埼玉県出身。お笑いコンビ・ハライチのボケ担当。2冊のエッセイ『僕の人生には事件が起きない』『どうやら僕の日常生活はまちがっている』、原作を担当する漫画『ムムリン』は1巻発売中。自身が原作・プロデュースを手がける乙女ゲーム『君は雪間に希う』発売中。※『anan』2022年6月22日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・嘉山裕子取材、文・関川直子(by anan編集部)
2022年06月16日お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気が声で出演する、サントリー食品インターナショナルの新WEB動画シリーズ「それだって、サステニャブル。」が、“リサイクルの日”である6月9日より順次公開される。“「さあ、サステナブル。 」ボトルは資源!プロジェクト”の第一弾である今回の動画シリーズ。猫のゆるキャラ「サステニャ」が「ペットボトルの飲料を飲みきること」 をはじめとした、日常生活で何気なくやっているサステナブルなことに気づいていく物語だ。芸能界随一の猫好きとしても知られる岩井がサステニャの声を務める。本日公開されたシリーズ第一作「飲みきる」編では、ペットボトルの飲料を飲みきるサステニャに対し、実は飲み残しがあると次のボトルを生む資源にしづらいという意外な事実がゆるい世界観の中で伝えられる。○■岩井勇気インタビュー――猫のキャラクター「サステニャ」の役を務めると聞いたときのお気持ちをお聞かせください。アニメが好きで、声優さんとお仕事する機会も多いので、アフレコをすることのすごさは知っていました。それだけに緊張はしていましたね。ただ、サステニャのゆるい空気感を見たときに、「これは俺のためにつくられたキャラクターだ」、「俺がやるしかない」と、何か運命的なものを感じましたね。――どのような気持ちで収録に臨まれましたか?実は車を運転しながら、想定した役になりきってセリフをしゃべって、練習していました。練習通りに収録に挑んだら、一発目で監督から「その感じです」と言われたので、「やっぱり俺のためのキャラクター だ。分身だ」と感じました(笑)。――実際に演じてみていかがでしたか。「サステニャ」が、気だるい雰囲気ながらも、かわいらしさがあるキャラクターなので、愛着が湧きましたね。だらだらしているだけでなく、とても愛嬌があるキャラクターだなぁ。と思いながら演じさせていただきました。――収録で苦労した点はありましたか?「ニャにが?」というセリフですね。何度か頑張ってはみたものの「もっとかわいらしさを出してください」と指示されて、普段のそっけなさが出てしまったのか、難しかったです。逆に言えば、サステニャの話し方はかわいいので、サステニャの話し方を吸収して、普段の会話にも使っていきたいと思います(笑)。この愛嬌を学ばないといけないなぁと思いました。――岩井さんご自身の「サステナブルだな」と思うエピソードを教えてください。これから夏になって暑くなってきますけど、僕は普段、寝るときはクーラーをつけずに寝るんです。しっかり布団を被って寝て、朝起きたら汗をかいてるのが好きなんです。すっきりして気持ちがいいんです よ。汗をかいたらお水を飲んで、しっかり飲みきりますよ。自分なりのサステナブルです。――動画をご覧になる皆さんにメッセージをお願いします。アフレコしている人がこんなこと言うのはおかしいと思うんですが、今回はキャラクターに完全に僕が乗り移っていると思います(笑)。そんな、サステニャをぜひ見ていただきたいし、長く愛されたいですね。サステニャくらい、良い意味でゆるい意識で、日常的にサステナブルを意識してみるのも良いし、このWEB動画で紹介しているくらいの行動から始めてみてもいいんじゃないかと思います。「サステナブル」はずっと続けていかないといけないことなので。猫好きとしても、サステニャの動画シリーズは、“地球が存続する限り”続いてほしいですね(笑)。
2022年06月09日山本直樹の漫画『ビリーバーズ』が、主演・磯村勇斗、監督・城定秀夫で実写映画化。2022年7月8日(金)より、テアトル新宿ほか全国で順次公開される。山本直樹の漫画『ビリーバーズ』が実写映画化『ビリーバーズ』は、常に先鋭的な作品を世に送り出し、カリスマ的人気を誇る漫画家・山本直樹によるコミック。「カルト」の世界に切り込み、人間の欲望をあぶり出した問題作だ。<映画『ビリーバーズ』あらすじ>とある孤島で生活をする2人の男と1人の女。男の1人は「オペレーター」、女は「副議長」、もう1人の男は「議長」と互いに呼び合い、揃いのTシャツを着ている。「ニコニコ人生センター」という宗教的な団体に所属している3人は、『孤島のプログラム』と呼ばれる無人島での共同生活を送り『安住の地』へと旅立つ日に思いを馳せていた。朝の瞑想、昨晩見た夢の報告、テレパシーの実験、といったメールで送られてくる不可解な指令を実行し、時折届けられる僅かな食料でギリギリの生活を送る。それらすべてが、性欲や過度な食欲に物欲といった俗世の汚れを浄化し「安住の地」へ出発するための修行なのだ。だが、飢えとの戦い、突如現れた外界からの侵入者、ほんの僅かなほころびは、徐々に互いの本能と欲望を暴き出してゆく。磯村勇斗が映画初主演&原作者の山本直樹も出演■主人公:オペレーター役:磯村勇斗主人公は、3人のうち最も序列の低いポジションに置かれ、純粋な信仰心と抑えきれない欲望の間で揺れ動くオペレーター。宗教的な団体の中で、食欲、性欲などいかなる欲も捨て去り、浄化を目指す。演じるのは、映画初主演となる磯村勇斗だ。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」ではヒロインと恋に落ちる心穏やかな好青年役、映画『ヤクザと家族』ではヤクザ相手に一歩も引かないアウトロー役など、幅広い演技をみせてきた磯村勇斗。第45回日本アカデミー賞では、『ヤクザと家族 The Family』・劇場版『きのう何食べた?』の2作品で新人俳優賞を受賞するなど、ますます注目を集めている。■副議長役:北村優衣物語のヒロインである副議長は、映画やテレビドラマ、バラエティと幅広く活躍する北村優衣が演じる。熾烈なオーディションを経て選び抜かれた存在感を発揮し、時に天真爛漫に、時に激しく全身全霊で演じきっている姿に注目だ。■議長役:宇野祥平議長は、3人の中で一番の狂気を見せる存在であり孤島のリーダーでもあるキャラクター。『罪の声』『本気のしるし』などの演技が特に高く評価され賞レースを席巻した宇野祥平が演じる。■第三本部長:毎熊克哉DVをふるう夫から副議長を救い出し、ニコニコ人生センターに勧誘した人物。副議長と恋仲の噂もある幹部。映画『ケンとカズ』『孤狼の血 LEVEL2』『猫は逃げた』などの毎熊克哉が演じる。■先生:山本直樹ニコニコ人生センターの信者たちから「先生」として慕われる人物。世間からは殺人集団と呼ばれる団体へと暴走する。原作者の山本直樹本人が出演。音楽は曽我部恵一音楽は曽我部恵一が担当。不穏かつ繊細なサウンドトラックと、書き下ろしの主題歌「ぼくらの歌」が、映画『ビリーバーズ』をさらに深淵な境地へと導いている。監督は城定秀夫過激な内容ゆえ実現不可能とも言われた漫画『ビリーバーズ』の映像化に挑むのは、城定秀夫。2020年『アルプススタンドのはしの方』で高い評価を獲得し、2021年には瀬戸康史主演『愛なのに』を手がけ、2022年には田中圭主演『女子高生に殺されたい』も公開となる城定秀夫が、自ら実写映画化を熱望した。長年のファンであるという山本直樹へ最大限のリスペクトを込めながら、絡みつくような官能美に、乾いたユーモアとヴァイオレンスを交えた映像世界をつくり上げる。【詳細】映画『ビリーバーズ』公開時期:2022年7月8日(金) テアトル新宿ほか全国順次公開原作:山本直樹「ビリーバーズ」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)監督・脚本:城定秀夫出演:磯村勇斗、北村優衣、宇野祥平、毎熊克哉、山本直樹制作プロダクション:レオーネ配給:クロックワークス、SPOTTED PRODUCTIONS製作委員会:『ビリーバーズ』製作委員会※R-15■ムビチケ発売日:4月22日(金)~価格:1,400円特典:ニコニコセンターマーク入りの オリジナルステッカー ※数量限定
2022年03月17日3月27日に東京オペラシティ コンサートホールで開催される作曲家・湯山昭のトリビュートコンサート『湯山昭の音楽』に向け、坂本龍一、岩井俊二(映画監督)、沼尻竜典(指揮者)からレコメンド・コメントが到着した。湯山昭は「おはなしゆびさん」「あめふりくまのこ」、「お菓子の世界(153重版を誇るピアノ曲集)」といった童謡から器楽曲「マリンバとアルト・サクソフォーンのためのディヴェルティルメント」、「ゆうやけの歌(伝説の男声合唱曲)」「葡萄の歌」などの合唱曲などで知られる、日本のクラシック音楽史上、最も大衆に愛されたと言える作曲家。コンサートには湯山昭ファンを公言してはばからない新垣隆(ピアノ)、林正子(ソプラノ)、上野耕平(サクソフォーン)、池上英樹(マリンバ)、福田廉之介(ヴァイオリン)、ロー磨秀(ピアノ)、THE LEGEND(男声オペラユニット)ら総勢7組の鬼才、俊才プレイヤーたちが結集。湯山昭が書いてきた作品群をトリビュートを込めて演奏する。コンサートの選曲・プロデュースは、“世界中でいちばん湯山昭の音楽を聴いている!”という娘の湯山玲子が担う。チケットは3月17日23時59分まで発売中。■坂本龍一 コメント湯山昭の音楽は、フォーレ、ラヴェル、プーランクの音楽を正統に継承したものだ。しかも常に明確なメロディーとウィットに富んだ変奏があり、器楽曲さえもとても親しみやすい音楽になっている。■岩井俊二(映画監督) コメント昔から僕の中で雨とは好ましい天気で、鬱とは好ましい精神状態だなのだが、その起源を辿るとなぜか頭の中で湯山昭の童謡「あめふりくまのこ」が流れてくる。幼少期に与えられたこのメランコリックな情緒。僕はいまだに雨の中、見えない魚を待ってるかのような気分になる。■沼尻竜典(指揮者) コメント小学校時代に憧れた作曲家はモーツァルトでもベートーヴェンでもなく、湯山昭だった。在籍していた湯山夫人主宰の「こどもの国合唱団」で歌った「四国の子ども歌」「鮎の歌」「駿河の歌」などは、ピアノパートも必死に練習した。「湯山先生のような曲が書きたい!」と作曲の真似事を始めたのもこの頃だ。「マリンバとアルト・サクソフォーンのためのディヴェルティメント」のレコーディングを、父と一緒に特別に見学させていただいた事は忘れ難い。ディレクター、作曲家、奏者の間の火花の散るようなやり取り、休憩時間に交わされる彼らの雑談…何もかもが子供心に大きな刺激となった。これらの経験が、現在の私の音楽活動の礎となったことは間違いない。今もって久我山に足を向けては寝られないでいる。<公演情報>爆クラpresents 湯山昭の音楽 What The World Needs Akira Yuyama3月27日(日) 東京・東京オペラシティ コンサートホール開場 14:15 / 開演 15:00出演:新垣隆(ピアノ) / 林正子(ソプラノ) / 上野耕平(アルトサクソフォーン) / 池上英樹(マリンバ) / 福田廉之介(ヴァイオリン) / ロー磨秀(ピアノ) / THE LEGEND(男声オペラユニット)ナビゲーター:湯山玲子【演奏予定曲 / 演奏者】ピアノ曲集『お菓子の世界』より「序曲・お菓子のベルトコンベアー」他 / 新垣隆歌曲集『子供のために』より「鳴子を弾いても」他歌曲集『カレンダー』より「七月/夏のレセプション」他 / 林正子「愛の主題による三章」「電話」 / THE LEGENDメンバー「マリンバとアルトサクソフォーンのためのディヴェルティメント」 / 上野耕平、池上英樹「ヴァイオリンとピアノのための小奏鳴曲」 / 福田廉之介、ロー磨秀男声合唱曲「ゆうやけの歌」(男声8声編曲版) / THE LEGEND※曲目、演奏者は変更になる可能性があります。【チケット情報】S席:8,800円(税込)A席:7,700円(税込)※全席指定※3歳未満のお子様は入場をお断りさせていただきます。チケット購入リンク:『湯山昭の音楽』ティザー映像『湯山昭の音楽』湯山玲子&新垣隆 コメント映像イベント公式サイト:
2022年02月24日お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気、女優の伊藤沙莉が出演する、サントリー食品インターナショナル「ボス カフェベース」のWebムービー「ねこねこキャップでた!」編が22日(9:00〜)、サントリー公式 YouTubeチャンネルにて公開される。「ねこねこキャップ」がノベルティとして付属する同商品の発売(3月8日)に先駆け、数字の2(にゃん)が6 つ揃う2022年2月22日の「スーパー猫の日」に公開される今回のWebムービー。これまでと同様に、岩井と伊藤が夫婦役を演じている。また、「ねこねこキャップ」に店頭で出会えることを告知するポスターにも、岩井と伊藤が出演。ポスターは、期間限定(2月22日〜2月28日)で、東京・渋谷区の“キャットストリート”で掲出される。「ねこねこキャップ」と対面した岩井は、「かわいい! 耳も柔らかくなった感じで以前より“改良”されてますね〜(笑)」とニッコリ。「ボス カフェベース」のボトルに装着された「ねこねこキャップ」を愛でるように撫でながら見つめる姿は、生粋の愛猫家である岩井ならでは。かつて試作品のネコ型キャップを誕生日にプレゼントされた経緯もあり、監督から「このポスター企画は、岩井さんの存在ありきでスタートしてます」と伝えられると、「ありがとうございます!」と満面の笑みを見せ、その表情でポスター撮影に臨んだ。伊藤も初めて触れる「ねこねこキャップ」に興奮気味。リビングで岩井と伊藤が仲良く、キャップを眺めていると、「本当に猫がいるように見える(笑)」とカメラマンがポツリ。「じゃあ、そのまま“背中”を撫でてあげてくださ〜い」など、ボトルを猫として扱うユニークな雰囲気で撮影が続くなか、「お隣りさんに見られたらマズいぞ……(笑)」という岩井のつぶやきで、大きな笑いが起きていた。○■岩井勇気、伊藤沙莉インタビュー――「ボス カフェベース」のボトルを猫に見立てての撮影でしたが、どんな心境でしたか?岩井:けっこう不思議な撮影でしたよ。猫(に見立てたボトル)を撫でたりスリスリしたり。最後は本当に猫みたいに思ってました。連れて帰ろうかな……なんて思ったり(笑)。伊藤:こういうのって不思議で、すごく愛情が湧いてくるというか……一緒に遊んだじゃないですか、ネコジャラシで。すごくいい、かけがえのない時間になりましたね(笑)。岩井:最後だけウソっぽくなる(笑)。でも、この猫の形がまずかわいいですね。(カメラマンが)「もうちょっと背中の方、撫でてください」って。本当に猫と(共演)してるんだっていう指示でしたね。――岩井さんと伊藤さんは夫婦として何度も共演されていますが、“夫婦愛”は温まっていますか?岩井:沙莉ちゃんがテレビとかCMとか出てると、「ウチの嫁、出てるな」みたいな感じです。伊藤:不思議な感覚ですよね。(岩井さんが)某大会に出られた時、「ホラね! ウチの旦那やりますから!」って、やっぱ思っちゃいますよね(笑)。背中叩いて「行ってらっしゃい!」みたいになりましたね、気持ち的には(笑)。岩井:(沙莉ちゃんが)ツイッターでもつぶやいてくれてましたけど、心強いなあって思ってましたね、ボクは。ほっこりしたCMだから、ご年配の方とかに「CMいいな」って言われたり。あと、沙莉ちゃんのお兄ちゃんのオズワルドの伊藤君が「沙莉は渡しませんよ」って、すごい“お兄ちゃん感”出して「ボクの妹ですからね」って言ってくる。伊藤:うわ〜、ダサい! ダサい感じできました(笑)。岩井:いよいよ現実味を帯びてきてますね、この夫婦感は(笑)。伊藤:ははは、確かに(笑)。――ねこねこキャップを触った感想を教えてください。岩井:ボクは前に……サントリーさんに試作というか、誕生日にこのキャップをいただいたんですよ。その時 「なんてすごいんだ!」と。キャップが猫の形になってるので、めちゃくちゃ大事にしてるの。それがこうやって皆さんの手に渡るようになって……これはもう、めちゃくちゃ流行るんじゃないかなって思ってます。しかもボクがもらった時より改良されて、(以前は)“キャップにかぶせるキャップ”みたいな感じだったけど、ねこねこキャップはこのまま注げるから、すごい使いやすくなってるなと思いました。これ、最初にもらったキャップよりちょっとかわいくなってるというか、フォルムが丸くなってんだよ。耳が尖ってたんだけど、ちょっと丸みを帯びたところがかわいくなった。猫に触れた時と(感情が)まったく一緒なんですよね。だから今後はキャップを飼おうかな……なんて(笑)。――「あの夫婦が猫を飼い始めた」というイメージのポスター撮影でしたが、 もし2人で猫を飼ったら、どんな生活になると思いますか?岩井:いちばん思い浮かぶのは……ボクが沙莉ちゃんに言い過ぎて「うるさい!」ってガツンと怒られた後に猫の方に行って「沙莉ちゃんが怖いんだよ〜」っていう感じだと思う。伊藤:なんかエサの時間をすごいキッチリ言ってきそうとか、毛並みをこうやらないととか言ってきそうで、少し面倒くさそう(笑)。「もうしつこい!」ってなりそう(笑)。――カフェベースは店頭で見つけづらいという意見もありますが、 ねこねこキャップを探してくれる皆さんにアドバイスをお願いします。岩井:猫っていろんなところに隠れてますからね。家の中でも見つからない時ありますから、猫を探すような気持でお店で探してもらえれば。伊藤:ワクワクしますね。岩井:「猫ちゃ〜ん」なんて言うと出てきてくれる時ありますから、お店で呼んでみたらいいんじゃないかと思います。伊藤:うん、思いますね(笑)。――2022年2月22日は2が揃う「スーパー猫の日」ですが、猫と一緒にしたいことはありますか?岩井:猫としたいことというか……猫がボクとしたいことをしてあげたいですね。猫ちゃんが「今日一日楽しかった」って思えるような日にしてあげたいですね。――猫好きで有名な岩井さんですが、猫に絡めた撮影が決まった時の気持ちはいかがでしたか?岩井:よくぞ……と。ボクが(猫を)好きだっていうこと知ってくれてるってことだから。カフェベースも好きですし猫も好きですし。猫とコーヒーの相性、いちばん合いますからね(笑)。カフェベースと猫の相性、いちばんいいってボクは思ってますからね。猫も言ってましたしね、「カフェベースの相性がいちばんいいよ」って(笑)。ねこねこキャップもめちゃくちゃかわいいので、猫好きにはたまらないですね〜。
2022年02月22日「YAWARA!」や「20世紀少年」などで知られる浦沢直樹先生が、令和4年3月5日開催予定の「第8回全国漫画家大会議 in まんが王国・土佐」に出演決定しました。今回、そのコラボ企画として、高知まんがBASEにおいて、「浦沢直樹原画展」を開催します。「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載中の「あさドラ!」の原画約30点を展示します。【原画展の概要】展示内容: 「あさドラ!」原画 約30点開催期間: 令和4年2月18日(金)~3月23日(水)開催場所: 高知まんがBASE 1階まんが読書コーナー高知市丸の内1-1-10 県立公文書館内開館日時: 月・水・金 13:00~19:00土・日・祝日 10:00~17:00休館日 : 火・木※高知まんがBASEの開館時間中にご覧いただけます。HP : 入場 : 無料〈参考〉「第8回全国漫画家大会議inまんが王国・土佐」での浦沢直樹先生の出演内容タイトル: 浦沢直樹のひとり漫勉~歌って語って描きまくる!~in高知開催期間: 令和4年3月5日(土)開場19:00 開演19:30開催場所: 高知県立美術館 美術館ホール定員 : 200名 ※事前チケット購入者のみ入場可能チケット: 2月11日(金)より販売開始詳細は「浦沢直樹のひとり漫勉~歌って語って描きまくる!~in高知」の特設ページをご覧くださいHP: ●主催主催:まんが王国・土佐推進協議会(事務局:まんが王国土佐推進課)チラシ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月14日映像作家の岩井俊二氏が、6日に配信される『7.2新しい別の窓』(ABEMA 毎月第1日曜15:00~7.2時間生配信)にゲスト出演する。稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾によるレギュラー番組『7.2新しい別の窓』。今回、“大の映画好き”であり自身も数々の映画に出演している稲垣が、映画監督や作家をゲストに迎えトークを展開する「インテリゴロウ」に、映像作家の岩井俊二氏が登場。番組での共演経験もある2人が、昨年発刊された岩井氏の最新小説『零の晩夏』を中心にトークを展開する。本作執筆のきっかけに、Twitterで見かけた三重野慶氏の油絵作品があるという岩井氏。自身も高校時代は美術部に所属し、大学は油彩画を専攻していたことを明かし、本作の表紙も手掛けた三重野氏のリアルすぎる油絵の解説とともに本作を紐解いていく。また、本作の一節を取り上げながら、岩井氏のかつての夢や、原作から脚本・監督・編集までを手掛ける岩井氏の作品づくりの極意に迫る。対談を終え、稲垣は「今まで、じっくり2人で話すということがなかったので、久しぶりにお話しさせていただいて、すごくうれしかった」と久々の再会に喜びの声を上げると、印象に残ったトークに“肌”に関する話をピックアップ。「人の肌の描き方って映像の中でもすごく重要で、プロのメーキャップとか編集とかいろんなことも左右すると思うんだけど、そこについて監督の視点から話しがあったのは面白かった」と語り、「小説もすごく素晴らしい作品なので『ななにー』を見ている人にも読んでいただきたい」と呼びかけた。(C)AbemaTV,Inc.
2022年02月05日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が10日、東京・中央区で開催されたハライチ・岩井勇気のエッセイ集『どうやら僕の日常生活はまちがっている』の大ヒット記念トークイベントにゲストとして参加。本作の中に収録されている短編小説などを評価し、岩井に「また書いてもらいたい」とエールを送った。同作は、岩井にとって2年ぶりとなるエッセイ集の第2弾。発売後に増刷を重ね、6万部を超えるヒットを記録。連載エッセイ22本に加え、書き下ろしのエッセイと短編小説を1本ずつ追加収録している。芥川賞作家の顔をもつ又吉は、岩井が手がけた小説について「面白かった。すごく岩井らしい。岩井そのもの。嫌なことも言うかと思うと、優しいところもある。ほんまに岩井っぽい。だんだん岩井を好きになる仕組み」と称賛。しかし岩井は、執筆活動は「しんどかった」と胸中を吐露。「集中力がもたなかった。確認作業がしんどい。自分のですら読むのが……。(漫才などの)ネタ書く時も、頭で考えているときが一番楽しい。文字にして起こすのがちょっとストレスになる」と話した。それでも又吉は「いやいや、いけるやろ」と励まし、「できれば、また書いてもらいたい」とエールを送っていた。岩井はまた、対談にあたって、又吉の小説『劇場』を読んできたと明かして「(作中主人公が)又吉さんだなっていう部分、けっこうありましたね」と分析。又吉が「あんな変なやつとしておれを見てたんだ」と言うと、岩井は「ぜんぜん見てますね(笑)。なんか意地悪で、『こいつ傲慢だな』と思った」と意見。又吉は「傲慢やと思ってたんや!?」と笑っていた。
2021年11月10日お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気が27日、都内で行われたエッセイ集第2弾『どうやら僕の日常生活はまちがっている』(新潮社)刊行記念囲み取材に出席した。累計10万部を突破した前作『僕の人生には事件が起きない』から2年ぶりとなる今作は、「小説新潮」「Book Bang」の人気連載エッセイ22本に書き下ろしエッセイを1本追加。さらに自身初の小説作品も書き下ろしで収録した全24編となっている。岩井は「1冊目で割とエッセイを書けるようになったなと思っていたんですけど、2冊目はすんなり書けた。2冊目が本当のスタート、2冊目が1冊目というか、1冊目は素振りで2冊目が本試合というか……」と前作からの成長を表現。「(前作は)素振りで10万いっちゃったなというのがありますね」と話して笑いを誘った。自身初の小説作品については、「エッセイの延長線上で書いた。エッセイの書き方で小説書けたなという感じです」とのこと。ピースの又吉直樹に、エッセイと小説の違いを聞いた際に「労力的には同じだけど、小説家のほうが手厚く扱われる」と言われ、「確かにな」と納得したというエピソードも披露し、小説として扱われることを期待した。前作は『僕は友達が少ない』、今作は『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』というライトノベルのタイトルを意識したことも告白。「似ているとよく言われるんですけど、まさにパクったんですよね」とぶっちゃけ、「向こうは『俺ガイル』って略されますけど、こちらは『僕ガイル』って略してもらえたら」と呼びかけた。相方の澤部佑には、自身のエッセイ本を渡していないという。「澤部さんは制作する側の人間じゃないですし、澤部さんから高評価をいただいてもうれしくない。逆に、澤部に刺さっちゃったんだってがっかりする部分もあるので、そういった意味で渡してないですね」と、ここでも岩井らしいトークで笑わせた。自分から今作を送ったのは、島崎和歌子と磯野貴理子。前作を、岩井が渡したわけでもなく自ら読んで「面白い」と言ってくれた2人だそうで、「この第2弾のエッセイは島崎和歌子さんと磯野貴理子さんに捧げるエッセイにしたいと思っています」と語った。
2021年09月27日『永遠についての証明』で野性時代フロンティア文学賞を受賞した岩井圭也さん。最新作『水よ踊れ』は激動の香港を題材にした小説だ。水のように自由に生きよ。熱いメッセージを感じる青春in香港。「香港返還のとき、私は10歳でした。街や土地って貸したり借りたり返したりできるんだ…と、小学生なりに違和感があったんですね。そのインパクトだけは残っていて、本格的に小説に挑戦し始めた24歳くらいから、香港はいつか題材にしたいと思っていた大きなテーマでした」激動の香港と、その街にしがみつくように生きているマージナルな人々を、岩井さんはひとりの日本人青年の目を通して描き出した。主人公の瀬戸和志は、香港大学建築学院にやって来た交換留学生。父の仕事の都合で、かつてこの地に4年間住んだことがある。再びやって来たのには理由があった。将来のために建築を学ぶことと、17歳のときに旺角(モンコック)のビルの屋上から墜落した初恋相手・梨欣の死の真相を突き止めること。その過程で和志と関わるベトナムから流れてきた少女トゥイや、梨欣(レイヤン)の兄や弟、名物教授のディラン・フンに傾倒しているクラスメイトのパトリックやフンに反発しているアガサなど、境遇も思惑も生き方も違う人間たちが交錯する。「ルーフトップスラム(天臺屋)、ケージハウス(籠屋)など、作中に登場する香港の建築事情は、私自身も調べ直して大きな衝撃を受けたことですね。香港の階層を端的に可視化している。なので、主人公が事件をめぐってただ観察するお客さんであってほしくなかった。そこで、和志にもマージナルな要素を宿命づけることで、香港の外と内、両方の視点を持てる人物になってくれるのではないかと考えたんです」少しずつ暴かれていく真相も見事だが、それ以上に、保釣(ほちょう)運動が高まりを見せていた返還目前の香港の空気感がリアルだ。その中で叫ばれていたスローガンも、物語を揺さぶる。「私が特に好きなのは、天安門事件の記念碑〈國殤之柱(ピラー・オブ・シェイム)〉に刻まれた〈老人はすべての若者を殺せない〉という言葉なんですね。オレが力尽きても誰かが倒す。そう信じる心でもあるし覚悟だと、見たときに感動したんです。当時の香港って、摩擦しまくっていて衝突しまくっていて、だから街中に熱が生じていたんでしょうね。その変化を追って、回想の物語から現代の香港の状況へ。いちばん書きたかった最終章へとつながった手応えがあります」このカタルシスを味わって。岩井圭也『水よ踊れ』 フン教授のモデルは、ル・コルビュジエ。彼の都市計画や建築への思いが、物語に有機的に作用している。建築論が好きな読者もハマりそう。新潮社2420円いわい・けいや作家。1987年、大阪府生まれ。2018年、『永遠についての証明』で野性時代フロンティア文学賞を受賞し、デビュー。他の著作に、『夏の陰』『プリズン・ドクター』『文身』がある。※『anan』2021年9月8日号より。写真・土佐麻理子(岩井さん)中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2021年09月06日日々面白いもの探しに余念のないカルチャーを偏愛する、お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気さんに、これから人気&注目が高まりそうなサブジャンルと作品を教えていただきました!人間以外の種族が登場する異種族系アニメーション多才に活躍の場を広げるお笑いコンビ・ハライチの岩井勇気さんは、「地上波放送のアニメを全部見ている」と言うほど、アニメ好きとしても知られている。そんな岩井さんが注目するのは人間が主人公ではない、人と獣が組み合わさった種族が登場するアニメ。「近年で言えば『けものフレンズ』が流行りましたが、〝ケモナー〞と呼ばれる、獣要素のある獣人のようなキャラクターが好きな人たちが一定数おり、僕もその一人。毎回異種族や獣人のジャンルのアニメが始まると、登場キャラクターの体に異種族(獣)の割合が何%くらいあるのかを見てしまいます。また、人間の生活を異種族に落とし込んで描くストーリーもあれば、異種族と人間の関わり方を描いた作品、異種族ならではの悩みに焦点を当てたものもあったりして、どれもストーリーに一捻りがあり、物語としても純粋に面白いものが多いのも特徴。生まれながらの種に対するコンプレックスや、種族が異なる関係性ならではの切なさなど、この設定でしか描けない壮大なストーリーに注目してほしい。人の体に対して獣人や異種族が何割くらいのキャラクターが好きなのか、自分なりに見つけるのも一つの面白がり方としておすすめ。ちなみに僕は65%くらい獣の、〝獣多め・人少なめ〞が好き」RECOMMEND ANIMATION LIST『BEASTARS』擬人化された肉食獣と草食獣が共同生活をする、青春群像劇。「狼である主人公のレゴシは兎のハルに恋をするが、“草食獣を食べたい”という衝動で葛藤する。食殺(肉食獣が草食獣を食べること)は法で禁止されているが、水面下で張り詰めている獣たちの共同生活にドキドキする」。BEASTARS 2nd Blu-ray DVD vol.1初回生産限定版好評発売中。Blu-ray:7480円DVD:6380円板垣巴留(秋田書店)/BEASTARS製作委員会『ソマリと森の神様』「人間が迫害され、絶滅寸前まで追い込まれている世界で、森の番人であるゴーレムがソマリという人間の女の子を拾い育てる。ゴーレムにはほとんど感情はないが、ソマリが『おとうさん』と呼んで接しているうちに、親心のようなものが芽生えてくる心温まる話。二人に関わる異種族のものたちのストーリーも毎回泣ける感動作」。各動画サービスで配信中/原作コミックス~発売中暮石ヤコ/コアミックス/ソマリと森の神様プロジェクト,mixer『ビジネスフィッシュ』「バラエティ番組でも活躍するクリエイターが作った作品。サラリーマンやOLの会社内での話なのだが、登場人物は首から上が魚や、海老、イカと様々。話にエッジが利いており、現代の社会問題や、男と女の関わり合いについても切り込んでいる。社会に対して色んなことを考えながらも一生懸命人生を頑張らないとなぁ、と思える作品」。DVD発売中/各動画配信サービスで配信中ビジネスフィッシュ製作委員会いわい・ゆうき7/29発売の恋愛アドベンチャーゲーム『君は雪間に希う』を原作・プロデュース。また8/2発売『ヤングマガジン』の新連載「ムムリン」では漫画原作に初挑戦。※『anan』2021年7月28日号より。(by anan編集部)
2021年07月31日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が23日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』の「あいみょん・ハンバートハンバート・クリープハイプ尾崎世界観・槇原敬之!今あえて語る『世界に一つだけの花』【#44 百の三】」に出演。SMAPの楽曲で、槇原敬之が作詞作曲した「世界に一つだけの花」について語った。「自分を大人にしてくれた名言」のトークテーマで、「散々語られたきた」と前置きした上で同曲を挙げた又吉。「僕らはついつい他人の評価を気にしすぎてしまうところがあって」と切り出し、「子どもの頃から、わりとみんなそういう環境で生きている人は多いと思うんですよ。でも、よく考えてみたらそこにあるだけのもの。例えば太陽とか月とか海とかって、好きや嫌いで語られるものではないじゃないですか。僕は月がすごい好きなんですけど、別に月は僕を喜ばすためにきれいなわけではない、というか。そもそもあの形で存在している」と持論を交えた。さらに、「どこかで誰かが『私、月を見ると寂しくなるから嫌いなんだよね』という人がおったとしたら」と仮定し、「別に君たちのためにあるのではなくて、月はここにあったんだよと。他者の評価なんて気にしてないんですよね。そもそも花も、喜ばすために美しく咲くわけではない」と付け加えた。頭ではそのように理解しつつも、「なかなかそういうふうに思えない」と吐露し、「なかなか他人の評価から脱却できないじゃないですか」と投げかける又吉。「超有名な歌手としてシンガーソングライターとして若い頃からずっとあらゆる国民の目にさらされ続けてきて、消耗して疲弊してきた槇原さんという天才がこれを言ってくれんねやっていう。想像するだけでめちゃくちゃ大変なんやろうなとという人が、その形のまま自分ができる一生懸命をやればそれでいいと言い切ってくれる心強さ」と歌詞の魅力を熱弁し、「なかなかこれだけ多くの人に響く歌は作れないですよね。これも名曲というものなんでしょうね」と絶賛していた。
2021年07月24日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。動画「すべての教育者に見てほしい!又吉少年を成長させてくれた恩師たちの『大人になった今でも心に残る名言』【#39 百の三】」のなかで、「僕のことを大人にしてくれた」というサッカーコーチとのエピソードを語った。高校時代はインターハイに出場するほどの実力者だったが、サッカーを始めた小学校時代は、「そんなに上手くなかった」という又吉。ある時、コーチから「自分のことを上手いと思うか?」と聞かれ、チームメイトが「下手だと思います」と答えるなか、「みんなと違うことを言ったら、褒められるかもしれない」という下心で、「下手だと思いません」と返したそう。しかし、コーチは、「自分のことを下手だと言ったやつは伸びる」と発言。思惑が外れ、「僕だけ伸びないってことなんですよ。めちゃくちゃ恥ずかしくて……」と当時の心境を吐露しつつ、「その言葉だけは受け入れたらアカンって思ったんですよね。受け入れたら、ホンマに伸びないってことやし、成長しないってことやから。コーチにかけられた呪いをどうやって解くかは、練習あるのみだと思って、そこからむちゃくちゃ自主練するようになるんです」と、自身の中で変化が起きたことを明かした。その後、プロが使う5号サイズのボールを購入し、公園で自主練を重ねた結果、「100回もできなかったリフティングを、短期間で600回くらいできるようになった」という又吉。「本当にそのコーチの言葉のおかげです。よし、頑張ろう! って。コーチがめちゃくちゃみんなの前で恥をかかせてくれたおかげで、努力することが恥ずかしくないっていう。そのおかげで、中学では1つ上の学年で試合に出してもらったり、高校にもサッカーで行かせてもらえるようになったので、全部つながってる」と感謝しきりだった。
2021年07月14日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。劣等生だった中学時代に出会った恩師に対し、感謝の気持ちを語った。この日公開された動画「すべての教育者に見てほしい!又吉少年を成長させてくれた恩師たちの『大人になった今でも心に残る名言』【#39 百の三】」で、中学時代の出来事を振り返った又吉。サッカーに夢中だったため、まったく勉強していなかったそうで、「将来は芸人になるって決めてたんで、勉強はとりあえず一旦置いといたんです。だから、すごいアホなんですよ。アホであることを、恥ずかしいとさえ思ってなくて」と、当時は開き直っていたことを明かした。そんな又吉に対し、英語の先生はとても優しくしてくれたようで、「テストは記号問題だけ書いて、あとは裏に絵を描いたりしてたんです。その先生は絵に点数をつけたりしてくれて」と回顧。また、授業参観日には、生徒全員が順番に当てられていたが、勉強ができなかった又吉だけが当てられなかったそう。「行き過ぎた優しさだし、不自然過ぎる」と不満に思っていたところ、授業の最後で、英語に関係ない見せ場を作ってくれたと言い、「変なことやってめちゃウケて。優しい先生だった」としみじみ振り返った。一方で、英語の先生に対する失敗談も告白。友人に志望校を聞かれた又吉は、「何も考えてなかったんですけど、ふざけて地元で一番賢い高校を言ったんですよ。友だちは僕がアホなのを知ってるから、笑うじゃないですか」とウケ狙いで答えたというが、先生に「なんで笑うの? 今から頑張ったら行けるよ」と真剣に諭されたという。その時に、「先生は勉強を教える存在としてここにおんねんから、一番やったらアカンふざけ方をしてしまったと思って、すごい恥ずかしくて……」と、自身の発言を後悔。この経験から、「誰かが大切にしてるものを傷つけるような、損なうようなふざけ方は基本的にアカンねんなって思ったんです。その人はこれを大切にしてるから、これでふざけちゃダメ。それ以外のところでやる」ということを学んだ又吉。その後は受験勉強をして、「行って良かったと思える高校に、結果的には入れた」そうで、「アホはアホでいいと思うけど、ちゃんと勉強してる人こそ偉いなと思うようになった」「学ぶことを軽んじることがなくなった」と話していた。
2021年07月11日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。動画「すべての教育者に見てほしい!又吉少年を成長させてくれた恩師たちの『大人になった今でも心に残る名言』【#39 百の三】」のなかで、人間の成長について持論を展開した。子供の頃からサッカー部に所属し、高校時代はインターハイに出場したこともある又吉。サッカー初体験は保育園だったそうで、「“手で触るのはハンドといって反則です”って先生に教えてもらってやってたら、ボールが手に当たっちゃった」というエピソードを披露。当時の又吉が、正直に自己申告すると、先生に「わざとじゃないなら、ハンドじゃないよ」と言われたそうで、「すごいうれしくて。ハンドじゃなかったんやと思って安心した」と懐かしそうに振り返った。しかし、小学3年生くらいになると、「めちゃくちゃせこくなってきて。“わざとじゃない”ということで、サッカーの試合中にハンドしたりするようになった」と言い、「(保育園の)先生の優しさを踏みにじるような。正直な自己申告に対して、“わざとじゃないならハンドじゃない”っていう一番美しい形ができてたのに。10歳になった僕は、わざとハンドををして、嘘をついて反則して……。すべて逆」と、ほろ苦い思い出を吐露。この出来事から、「人間が年齢を追うごとにどんどん成長していくなんて、ホンマなんか? って思うのがあるんですよね」という疑問を抱いた又吉。「出来てたことが、出来んようになってるやん。めちゃくちゃ悪いことができるようになった!っていう考え方もできるんですけど……」と語りつつ、「“わざとじゃないならハンドじゃない”っていう、先生の優しい言葉はずっと残ってますね。これ大事やなと思って」としみじみ思い返していた。
2021年07月10日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が20日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。動画「明石家さんまが後輩にバトンを繋いだ熱い夜…カリスマたちのリーダー論【#33 百の三】」のなかで、明石家さんまの感動秘話を明かした。今から7~8年前、さんまや相方の綾部祐二、平成ノブシコブシ・吉村崇らとカラオケに行ったという又吉は、「誰かが歌い始めるまで、まず1時間半くらい、さんまさんがずっとしゃべってるんですよ。なんか食べたり飲んだりしながら、ずっと面白いことをやって」と回顧。さんまのトークが一段落し、ようやくカラオケが始まるも、「僕が(吉田)拓郎さんの歌を歌ったら、さんまさんがすぐ消すみたいなノリがあって。こうやって遊ぶんやって思いながら」と、懐かしそうに振り返った。そんななか、さんまが「お前たちに捧げる」と言いながら、吉田拓郎の「イメージの詩」を歌ってくれたそう。同曲について、「古い船に新しい水夫が乗り込んでくるから、これからは新しい水夫の時代が来るんやって。新しい海に水夫たちが出て行くんやっていうニュアンスの、若者に力を与えるような曲」と説明した又吉は、「そのときは、“60歳で引退する”って公言されてて。本当にそういうときが来るんやと思って……」と、さんまからのメッセージに感激したことを明かした。「若い人たちにこんなことまで言ってくださるんやって感動してたんですけど」と語った又吉だったが、「いまだにバリバリ現役でやってる(笑)」とツッコむ場面も。「古い水夫が古い船の先頭に立って、新しい海に漕ぎ出しまくってるっていう。新しい水夫の方が、先に船を降りたりしてますからね」と苦笑いでジョークを飛ばしつつ、「それがやっぱりカッコいいんですけどね」と、60歳を過ぎてもなお、第一線で活躍し続けるさんまに感服していた。
2021年06月22日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が4日、公式YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。動画「百の三新章スタート! 自分を育ててくれた名言&迷言…天才ボクサーや一流デザイナーの金言も【#28 百の三】」内で、ファッションデザイナー・ドン小西の金言を明かした。ドン小西と会った時に「衣類とファッションは違うんだよ」と言われ、「グッときた」という又吉。「衣類というのは日常的に着る物。ファッションっていうのはアートの領域にある物っていう意識がたぶんあって」としながら、「寒くてもちょっと薄着やったり、暑くてもちょっと厚着やったり、『それ合ってるんですか?』っていうオシャレな人いるじゃないですか? でもそれでいいんだっていう。だからそこ噛み合わへんのやと思って。衣類の話してる人とファッションの話してる人が噛み合ってなかったんやと思って、すごい腑に落ちたんですよね」と話した。スタッフが「機能性の話をする人もいますもんね」と相槌を打つと、又吉は「でも、ファッションはそうじゃない。と言いながら、僕が40代に突入して、どんどんファッションから衣類のほうに移行しつつあるんで、ちゃんとカッコつけて、ちゃんとオシャレせなあかんなと思うんですけど、楽になりつつある」と内省。また、「ドンさんに初めてファッションチェックされた時もやっぱり痺れましたね」と言い、自身のファッションを見たドン小西から「褒めるしかないけどいい?」と絶賛されたことも明かした。
2021年06月10日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が4日、公式YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、動画「百の三新章スタート! 自分を育ててくれた名言&迷言…天才ボクサーや一流デザイナーの金言も【#28 百の三】」を公開。女優の樹木希林さんから言われ衝撃を受けた言葉を明かした。動画の中で「めちゃくちゃ大事にしている言葉」として、希林さんとの対談を振り返っていく又吉。希林さんから「私の友達が『火花』読んだって言ってたよ。なんかあんまり面白くなかったって言ってたよ」「良かったね。みんなが面白いと思うようなものを作らなくて」と言われたそうで、その言葉に「痺れましたね」と感じ入る。さらに希林さんは「私は面白かったよ」と続けたと言い、又吉は「みんなに喜ばれたいって気持ちが出てくるじゃないですか? それはそれでいいと思うんですけど、こういう覚悟の決まり方をしてる先輩を見ると、物作りの根幹の部分はこういう感覚を持っていないとやっていかれへんなとは思いますね」と持論を述べた。また、希林さんとの初対面の際には「良かったね。辞めてなくて」「あなたみたいな変な人はこの世界向いてないから、辞めちゃうんじゃないかと思ってたんですよ。続けてて良かった良かった」と声をかけられたと回顧。その初対面の前に、希林さんは又吉と作家・せきしろ氏の著書『カキフライが無いなら来なかった』を読んでいたらしく、又吉は「本を読みながら『この感覚やったら辞めるやろな』と思ったんじゃないですか?」「向いてないってことを武器にしながら戦ってるところありますけどね」と笑った。
2021年06月09日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が5日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、動画「初の視聴者コラボ企画!GW明け…色々悩んでる新社会人への提言【#26 百の三】」を公開。新社会人に向けて、仕事のアドバイスを語った。新社会人に伝えたいことを聞かれ、「僕はずっとできなかったんですけど……。できなかったからこそ思うのは、先輩に相談する」と話した又吉。できないことがバレたくないため、隠れて頑張る人が多いというが、「先輩に言っちゃった方がいいんですよね。これが苦手でとか、よく分からなくてどうしたらいいですか? って。見て学べって言う人もいるかもしれないですけど、半分以上の人はアドバイスをくれると思う」と続けた。また、アドバイスをした先輩側の心理として、「そのアドバイスが有効であることを証明したくなる。だから、無意識のうちに、先輩はその後輩を助け出すんです。アドバイスの強度を高めるために、後輩をフォローし始める」と分析し、「それが個人で問題を抱えるんじゃなくて、チームで問題を抱えるということ。先輩が助けてくれるから、目標が実現しやすくなるっていうのがあるんじゃないかな」と、先輩に相談するメリットを語った。自身も、後輩のパンサー・向井慧から「ライブに彼女が来る」と相談され、「なんとかせなあかんっていう意識になって。全然そんなタイプじゃないのに、普段絶対やらない動きをして」、舞台上で向井を盛り上げたそう。その結果、ライブは大盛り上がりしたと言い、「会社でも新入社員の人が抱えてる問題って、チーム全体に影響を及ぼすときがありますもんね。そこが上手くいくと、全体が良くなるから、相談するのがいいんじゃないですかね」と、話題を締めくくっていた。
2021年05月11日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が先月28日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、新社会人に向けた動画「自分の職場や業界に天才が現れた時…嫉妬して意味ある? 挑戦して傷つく? 又吉の究極持論【#24 百の三】」を公開。敵わないと思った“天才”が現れたときの向き合い方について、持論を語った。“天才”に対する心の持ちようを聞かれた又吉は、「まずはちゃんと嫉妬していい」と話し、「“天才”だからって、別枠みたいになるときないですか? 俺らの負けにもならんし、あの人は“天才”だからみたいな。それって、ちょっとセコいかなって」「“天才”のように見えるけど理由があるはずやし。その人自身の存在やその人が過ごした時間も関係してるから、“天才”で片付けていいんかな? って。そんな人と会えることとか、そんな人に嫉妬できるチャンスはなかなかないから、めちゃくちゃ苦しんでもええんちゃうかな」とキッパリ語った。“天才”を尊敬したうえで、「そこから何ができるか」と続けた又吉。「“天才”にみんな憧れるけど、ボコボコにされてる俺の姿にも何か思うんじゃないかって。ここから、自分が何か生み出せるものはないかなって模索し始めて作る、っていう日々を積み重ねていって。10年負けた私の記録は、瞬間的なあいつの輝きに匹敵し得るんじゃないか。その感情とか温度を持ち続けられてるなら、嫉妬し続けて、それを燃料にしてやればいいし」と言い、「こいつと全然違うアプローチで、全然違うものをやろうって思うことが大事」だと力説した。また、又吉は、「僕に限りですけど、応用してもらえるなら」と前置きしながら、「僕は今までに出会ったことがないくらい、自分が作るものが好き。超好きなんですよ」「寝る前に読むのは自分の本。自分で作ったものを読んで、面白いな~って(笑)」と、胸を張って告白。「僕が観た全作品、全芸人、参加自由の大会なんですけど、“又吉CUP”においては、毎年僕が優勝してる」そうで、「自己否定も強いけど、自己肯定も強い。あの人はすごい“天才”や、あの人には勝てないって思っても、自分が好きなもの、自分が一番興奮する方法は自分しか知り得ないっていうアドバンテージがあるから、結構やっていける」と熱弁していた。
2021年04月02日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が24日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。「千鳥大悟からピカソやビルゲイツまで…天才から何を学ぶ?どう吸収する?【#22 百の三】」と題した動画内で、千鳥・大悟とのエピソードを語った。先輩だが年齢が近く、プライベートで飲みに行くほど仲が良いという又吉と大悟。周囲からは、なぜ仲が良いのか不思議がられるそうだが、「日本で多くの人が、千鳥は面白い、大悟は面白いって言ってて。僕ももちろんそう思うんですけど、僕だけ、生き物としての大悟さんを面白がってるところがあるんですよね。この人、どうなって今こう思ったんやろう? とか、そういう面白さがありますね」と、大悟に魅かれる理由を説明。又吉が、小説『火花』を発表したときは、「小説なんて読んだことないけど、又吉が書いたからこれだけ読むわ」と言われたそうで、「3日後くらいに、何してる? 又吉と汚い店で飲みたなってなぁって。『火花』は先輩と後輩がそういう店で飲み始めてっていう話だからかと思って飲みに行って」というエピソードを披露。しかし、大悟は冒頭の17ページまでしか読んでいなかったそうで、「なんかすごくないですか? 誰よりも、小説から受ける影響が早いんちゃうかな。その感受性ってすごいなって思った」と、驚いたことを明かした。大悟と話していると、「うわ~、それ書けばよかった」と思うことが多々あるという又吉。「例えば、喫茶店のシーンで、雨降ってたやろ? って。喫茶店に入ったら、多分マットが敷いてあって、後輩の方はトントンって2回やるけど、先輩の方はマットを踏まんで飛び越えていくやろ? みたいな。書いてないことを次々と読むんです。普段から、自然にそうやって情報が入ってくる人なんですよね。だから、面白いですね。しゃべってたら」と、大悟の面白さについて熱弁していた。
2021年03月30日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が21日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、芥川賞受賞に対する本音を打ち明けた。「新社会人のために語り出して8時間経過…又吉本人にまさかの変化が!【#21 百の三】」と題した動画内で、「自分の人生に期待してない」と語った又吉。「どうなっても、まあそっかと思ってる。ネガティブなときだけじゃなくて、ポジティブなときにも。『キングオブコント』で準優勝したときも、ああ、あのネタがそうやったんやって。そういう考え方なんですよね」と、何が起こっても冷静に受け止めていることを明かした。そう考えるようになったきっかけは、ピースとしてデビューしたとき。かつて組んでいたコンビ・線香花火が解散し、ピースとしてデビューするまで一カ月も経っていなかったため、相方の綾部祐二は、「前のコンビを応援してくれてたお客さんの感情を逆なでするようなことになる。半年とか時間を置いて始めた方がいい」と大反対。しかし、当時の又吉は、「芸人を続けるんだったら、すぐにやって見てもらわなあかん」と押し切ったそうだが、その結果、「前の相方の気持ちを考えられないのか!」とファンに怒られてしまったそう。この経験から、「俺、勘違いしてたと思って。俺のことを応援してくれてたと思ったら、俺じゃなくて線香花火っていう活動を応援してくれてたんやって」という気づきがあったという又吉。そのため、小説『火花』で芥川賞を受賞した際も、「そういう意味で期待せーへんから。(受賞して)なんでそんな感じなんですか? って言われるけど、ホンマに失礼ですけど、何とも思わないです。何とも思わへんし、ありがたいな、作品をちゃんと読んでくださったんやとしか思わないんですよね。“俺”じゃないし」と、あくまで作品の評価として受け止めていると語っていた。
2021年03月29日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が19日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。「否定されたり、ベタと思われがちなことに実は大切な真理が…【#20 百の三】」と題した動画内で、他人にお金を貸さないワケを語った。お金について、「他人にお金を貸してはいけない。自分が損するだけじゃなくて、相手も99%、借りた金では本気出さない」と語った又吉。その例えとして、「自分で買った本はめっちゃ読む。でも、借りた本はちょっと温度が下がる」と言い、「これがお金のときは、ホンマにそうで。他人の金で店やってる人なんて、店が潰れてもそんなに気にしない。自分で店をやってる人は死ぬ気でやるし、なんとか店を守ろうとする愛情が違ったり。他人に借りた金って、本当の価値は全然分からへんから。みんな厳しめに言った方がいいと思いますね」と力説した。続けて、江戸時代後期に書かれた上田秋成の『雨月物語』について言及した又吉は、「その中にお金の話があって。お金の精が出てきて、みんなはお金より大事なものがあるとか言ったり、平気でお金をどんどんどこかにやってぞんざいに扱う。でも、あなたはケチって言われてるけど、毎晩お金を見て、誰にも貸さない、誰にも渡さないって言って、お金のことを愛してくれた。自分のことを愛してくれる人のところに集まりたいと思うのは当然でしょう? みたいなことを言うんですよ」と、物語の一部を紹介。又吉自身も、「お金じゃなくて、人と人のつながりが大事だ。お金は頑張って仕事をしたら、いつか返ってくるものだから、大切なのはお金じゃない」と考えていたそうだが、「俺、めっちゃお金のことなめてたわと思って。お金もこの世界にある一つの形なのに、そこに対する敬意みたいなものを持ってなかったなと思って。ケチじゃないとか、お金にうるさくないっていうのが、美徳としてあると思ってたんですけど、逆やったなと思って」と、同作に影響を受けたことを明かしていた。
2021年03月27日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が19日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。自身が尊敬している芥川賞作家・中村文則氏の言葉に感動したエピソードを明かした。「否定されたり、ベタと思われがちなことに実は大切な真理が…【#20 百の三】」と題した動画内で、「性格は直せる」と語った又吉。そう考えるきっかけとなったのは、中村の存在だったそうで、「作品がすごい繊細で。自分の内面に向かっていく、暗い感情を持ってる主人公が多くて。こういう小説を書く作家さんは、共通するところがあるんじゃないかと思ってたんですけど、会うと明るくて優しかったんですよ。もっと、怖くて暗くて冷たい人なんかなって思ってたんですけど」と、作品の主人公と中村の性格のギャップに驚いたという。その後、お酒を飲んだ勢いで、ギャップについて本人に尋ねると、中村氏は、「自分が暗いことで、人に迷惑をかけるのをやめようと思ったんだよね」と回答。又吉は、「本当の気遣いって、これなんやって思って。嫌なことがいっぱいあって、色々なことを気にしてしまうから、周りの情報やコミュニケーションを遮断して暗くなったはずなのに、暗い状態で人に迷惑をかけてるんやったら、もう一回心を開こうって。この人、めちゃめちゃ強いなって思って」と、中村氏の生き方に感銘を受けたことを明かした。そして、自分自身を振り返り、「暗いと言われて許されてる状態に依存してるというのは、ちょっとダメなんじゃないかなって」と、猛省したという又吉。「俺が暗いことで、みんなが代わりに頑張ってくれてることがあるよなって思ったら、自分もやってみようと思って、そういう風に考え始めた」そうだが、「意識して明るめに振舞ったつもりのテレビを、後で自分で観て愕然とする。自分が出てきたら、テレビのボリューム上げますからね。声、聞こえへん」と、自虐しながら苦笑いしていた。
2021年03月26日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が17日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。高校の卒業文集に収められた母親の寄稿文について、裏話を語った。2015年に発表した小説『火花』で、お笑いタレント初となる芥川賞を受賞した又吉。メディアからも多数取り上げられていた頃、あるスポーツ新聞に、“又吉母も名文家”という記事が掲載されたと言い、「卒業文集に子供たちが書いてるのと同時に、親も子供について書いてて。それが載っちゃったんですよ。めっちゃ良いこと書いてるみたいな」と、母親が卒業文集に寄せた文章が絶賛されていたエピソードを披露。しかし、又吉は、「オカン優しいから、僕にめっちゃ甘かったんですよ。18歳やから、自分にめっちゃ優しい親が恥ずかしくて……。もうちょっと客観的な視点を持った母親でいてほしいと思って、自分で書いたんですよ」と、真相を苦笑いで暴露。「高3のときに、オカンとして自分を客観的に見て。『自分のこういうところがまだ未熟だけど、今度どういう風になっていくのか?』みたいな良い距離感のやつを自分で書いた」そうで、「『ちょっと大人っぽい字で書いて』って、当時お付き合いしてた彼女に清書してもらって」とぶっちゃけていた。
2021年03月19日