ディズニーの名曲を、小野賢章、羽多野渉、花江夏樹ら男性声優が歌唱する「Disney 声の王子様 Voice Stars Dream Selection」が9月にリリースされる。この度、本作のために撮り下ろしたキャストビジュアルと全収録楽曲が視聴できる映像が公開された。本作は、ディズニーの名曲をトップレベルのボイスキャストが歌唱する夢のカバーアルバム、「Disney 声の王子様」シリーズの5年ぶりとなる最新作。今回参加のキャストは、「アイドリッシュセブン」「ダイヤのA」の羽多野渉、「東京喰種トーキョーグール」(金木研役)の花江夏樹、声優だけでなく俳優としても活躍する「黒子のバスケ」(黒子テツヤ役)の小野賢章をはじめ、石川界人、上村祐翔、江口拓也、佐藤拓也、武内駿輔、畠中祐、日野聡、前野智昭、山下大輝と、人気声優計12名のシリーズ最多で贈る。撮り下ろしされたビジュアルでは、カジュアルな衣装に身を包んだ12名のキャストがズラリ。また、解禁となった衣装のアナザーカットは、アルバム内のブックレットにも掲載される予定だ。公開された試聴映像では、石川さんが歌う「君のようになりたい」(ジャングル・ブック)をはじめ、「美女と野獣」「リトル・マーメイド」「アラジン」といったディズニー王道の楽曲から、「モンスターズ・インク」「トイ・ストーリー2」「リメンバー・ミー」といったピクサーの比較的新しい楽曲まで、全13曲の一部を聴くことができ、RockやJazzyなど、サプライズに富んだ楽しい内容を体感することができる。なお、来年6月には今回参加した12名が出演するイベント「声の王子様 Disney Voice Stars Dream Live 2019」の実施が決定。このシリーズ初のライブイベントにも注目だ。「Disney 声の王子様 Voice Stars Dream Selection」は9月19日(水)リリース予定。「Disney 声の王子様 Voice Stars Dream Live 2019」は2019年6月9日(日)幕張メッセイベントホールにて開催。(cinemacafe.net)
2018年08月08日モデルでタレントの岩本和子が7日、東京・八重洲ブックセンターで写真集『神秘』(発売中 3,240円税込み 光文社刊)の発売記念イベントを行った。写真集『神秘』の発売記念イベントを行った岩本和子モデルや美容家として活躍した後、39歳でグラビアに活動の場を広げると、週刊誌各誌で"大人グラドル"と呼ばれて話題を集めた岩本和子。現在42歳ながらも上からB83・W60・H85(cm)という抜群のスタイルに加え、Cカップの美乳で男性の視線を独占している。そんな彼女が待望の1st写真集をリリース。初めての写真集でいきなり全身ヌードやセクシーなショットを惜しみなく披露するなど、奇跡の肢体と美ぼうが官能の世界へと誘う。取材会場にウエディングドレス風の衣装で登場した岩本。その理由を「私は自分のことを愛しすぎて大好きなんです。この写真集と自分自身が結婚するというか、今日はお嫁に行くつもりでこの衣装にしてきました」と説明し、「すごく嬉しいですね。もう毎朝起きて読み、ランチの後にも見て、寝る前にもジロジロと見ています。本当にありがとうございました」と初めての写真集に感激しきりだった。そんな同写真集は、今年2月に訪れたというドバイでロケを実施。「(読者の)男性に対してドバイという夢の国でエロい私と夢のトリップをしている感じです。不倫とかスポンサーではなく、純粋な恋愛として私を抱いていただけたらうれしいですね」とコンセプトを紹介しながら、「お気に入りはコルセットを着た写真です。拘束というか締め付けられるのがプライベートでも好きで(笑)。衣装として気に入っています」とアピールしていた。42歳とは思えないスタイルと美ぼう。その秘訣を「普通に運動とか水を飲んだりしていますが、私は妄想の中で生きています。5~6年間恋愛をしていませんが、常にときめきながら女性フェロモンが溢れているからでしょうか」と妄想が大事だという。42歳ということで結婚に対する危機感をいだていると思いきや「ないですね(笑)。このまま自分の世界で夢を見ながら生きていければと思っています」とあくまでもマイペースで、恋愛に対しても「ほとんど引きこもっていますし、恋愛や男性に対する幻想が激しいので。将来は言葉の通じない国の王子様と恋愛できればと思っています」と妄想から離れられない様子だった。
2018年06月08日“サスペンスの女王”として知られる女優の夏樹陽子(65)とサンリオピューロランドのコラボレーションイベント「夏樹陽子 presents Christmas Gift in サンリオピューロランド」が12月16日(土)、ひらかれた。 今イベントはピューロランドのクリスマスイベント「ピューロクリスマス」に夏樹が加わり、さらに盛り上げるという特別プログラム。 第一部は夏樹による、子供たちへの絵本の読み聞かせでスタート。ハローキティとおなじ、白と赤のふかふかなファーに身を包んだ夏樹は、こんのひとみ作「いつもいっしょ」を身振り手振り交えて披露。子供たちは静かに耳を傾けていた。 「クリスマスは楽しみ?」と夏樹が訊ねると「うん!」と元気な声が。さいごにハローキティも登場し、夏樹と一緒に「赤鼻のトナカイ」を歌って踊ってみせた。 第二部となるシャンソンショーでは、夏樹は艶やかな赤のドレスで登場。“Bitter&Sweet”と銘打った演出のなか、「ホワイトクリスマス」や「100万本のバラ」などを歌い、会場は大きな拍手に包まれた。途中、“YOKO”とアイロンプリントされたエプロンを着て、荒井由実「チャイニーズ・スープ」を歌うシーンも。「(プリントは)自分でしたんです」と打ち明け、チャーミングな一面を覗かせた。 最終部は、イルミネーションとプロジェクションマッピングのショー「ミラクリュージョン★Happiness」。夏樹は「この日のために作った」という薄ピンク色のドレスを着て登場し、観客からは思わず「すごくキレイ!」「似合ってる」という声が。ハローキティとディアダニエルに見守られながら、再び夏樹は「ホワイトクリスマス」を歌い上げた。 「みなさんのこれからをお祈りします!」「メリークリスマス!」。こうして一足早い“クリスマスの贈り物”は幕を閉じた。
2017年12月17日人気若手声優の花江夏樹と梅原裕一郎がW主演を務め、「月刊コミックジーン」(KADOKAWA)にて連載中の大人気コミックをぷちアニメ化する「恋するシロクマ」。この度、本作が3月4日(土)より全国の映画館約50館の予告編前に順次上映されることが決定。合わせて花江さんと梅原さんのアフレコ風景&コメントが到着した。本作は、弱肉強食の世界で繰り広げられる、アザラシ君(♂)とシロクマさん(♂)の純白のBL(ビースト ラブ)。キャストには、シロクマに求愛され恐怖に震えるアザラシ君役に花江さん、運命の相手(?)白いアザラシを好きになってしまった孤独なシロクマさん役に梅原さんがキャスティングされている。1月31日に初めてのアフレコが実施。普段からも交流がある2人ということもあり、現場は作品同様穏やかな雰囲気。改めてお互いの印象について花江さんは、「梅原くんは寡黙なので、昔は僕から話しかけることが多かったのですが、割と話しかけてくれるようになって嬉しかったです。やはり彼は良い人ですね。シロクマのように僕を包み込んでくれました」と話し、梅原さんも「また新たな面を見た気がしました」と語った。アザラシ君は常に震えている役どころだということで、自身も震えながら演じたと明かす花江さん。「アザラシの可愛さをどう表現しようか色々と悩みましたが、先生や監督に細かく指導して頂いたので、早く完成した映像を観るのが楽しみです!」と早くも完成が待ち遠しいと話し、梅原さんも初めての動物役に「初めはキャラクター作りに苦戦もしましたが、楽しく収録できました」と、2人とも楽しいアフレコになったようだ。さらに作品について2人は、「肩の力を抜いてまったりと見れる作品」(花江さん)、「アザラシ君とシロクマさんの心温まる、少しシュールな空気を楽しんで頂ければ幸いです」(梅原さん)とコメントを寄せた。なお、本作のメインテーマは「シナリオアート」のオリジナル書き下ろし楽曲に決定。栃木県にある本物の洞窟の中で氷点下の寒さに耐えながらボーカル録音したという一曲になっており、本作の世界観にぴったり合った楽曲に仕上がっているという。「恋するシロクマ」は3月4日(土)より全国約50館の予告編上映前にて順次上映予定。(cinemacafe.net)
2017年02月15日遠藤商事はこのほど、国内27店舗目になる「PIZZERIA BAR NAPOLI(ピッツェリア バール ナポリ) 岩本町」をオープンした。○ランチは長めの11~17時、ワンコインピッツァも販売同店舗では、ランチタイムを長めの11時~17時とし、8種類の本格窯焼きピッツァを500円(税別)から提供。ディナータイムでは、18種類の本格窯焼きピッツァを800円(税別)から提供する。窯焼きのナポリピッツァの生地は、こだわりのレシピで作ったオリジナル。もっともおいしい焼きたてを楽しんでもらうため、注文を受けてから500度の窯で1枚ずつ丁寧に焼き上げ、ふんわりモチモチの本格ナポリピッツァを提供する。また、イタリアンには欠かせないワインもソムリエやバーテンダーのもとで知識を深めるスタッフたちが各料理に最適な1杯を提案するという。ワインのほかにもカクテルも豊富に取りそろえる。住所は、東京都千代田区岩本町3-3-14。営業時間は、月~金曜11時~翌5時(L.O.4時)、土曜11時~23時30分(L.O.23時)。ランチは11時~17時。日曜定休。席数は、15席(スタンディング)。
2015年04月26日2016年の年頭にあたり、NTTデータの代表取締役社長を務める岩本敏男氏は、以下の年頭所感を発表した。新年明けましておめでとうございます。2015年、NTTデータグループは、さらなる成長に向けてGlobal 2nd Stageに向けた取り組みを進めました。その中で、米国金融ITコンサルティング企業「Carlisle & Gallagher Consulting Group, Inc.」や、マレーシアにおけるEC決済代行事業の最大シェアを持つ「iPay88 Sdn. Bhd」などをNTTデータグループの仲間として新たに迎え、今後さらなる成長が見込まれる分野や地域でのプレゼンスの拡大に向けて挑戦を続けました。これら取り組みにより、世界42カ国へカバレッジを拡大し、グローバルで80,000人に上る体制となりました。また、中国科学院ソフトウェア研究所とともに行っている交通渋滞緩和に関する共同研究や、衛星画像を活用した世界最高精度の「AW3D全世界デジタル 3D地形データサービス」など、世界を舞台に日本の技術を活用した取り組みが進められた一年でもありました。一方、日本においては、一部の先端的な企業を中心に「攻めのIT投資」が芽吹き始めており、流通、小売業を中心としたオムニチャネル戦略や、あらゆる業種においてビッグデータやIoT(Internet of Things)、ロボットやAI(人工知能)の活用などが注目されました。2016年は、このような戦略的IT投資に向けた動きがさらに加速していくと見込まれます。また、2016年はマイナンバー制度や電力小売り自由化の開始など、社会の仕組みに大きな変化が起こる一年です。これらの変化にIT技術は必要不可欠であり、創業以来長きにわたって日本の社会インフラをITの面から支えてきたNTTデータとして、これを事業成長の機会と捉えて、事業を通じて社会の変革と成長に貢献していきたいと考えています。NTTデータにとって、2016 年は現在の中期経営計画の総仕上げと、新たな中期経営計画の始まりとなる重要な一年でもあります。一年前倒して達成することができた「売上高1.5兆円」とともに、「EPS200円」という利益面での目標も確実なものとしていきながら、さらなるビジネスの拡大に向けた積極的なチャレンジを続けていきたいと考えています。企業や社会の成長にITが必要不可欠となったいま、年々進化を続ける技術の進展をいち早く捉え、ITサービスの形として世の中に提案、提供していくことこそ、『情報技術で新しい「しくみ」や「価値」を創造し、より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献すること』を企業理念とする、私たちNTTデータの使命であると考えています。NTTデータグループは、2016年も、日本の、そして世界のビジネスパートナーとして、社会、お客さまの発展に貢献していきます。
2015年01月04日(画像はプレスリリースより)38年間、体型をキープした秘訣「夏樹メソッド」を公開株式会社主婦の友社では、2014年10月18日(土)に女優・夏樹陽子さんの著書「夏樹メソッド 女優人生38年同じ体型をキープ!5つのポーズとストレッチ解説DVDつき」を発売しました。女優・夏樹陽子さんは、61歳。38年間スマートな体型を維持し、還暦を超えた今でも、なんと33年前のドレスを美しく着こなすとのこと。そんな体型維持を支えてきた「夏樹メソッド」とは、一体どのようなハードなトレーニングなのでしょうか。朝夜、各5つのポーズとストレッチをやるだけ実は、「夏樹メソッド」とは、夏樹さんが続けてきた朝と夜に行う「ながら体操」のこと。朝に行う「おはよう体操」は、脂肪燃焼・脳の活性化を促す体操。深呼吸とともに身体を伸ばし、すっきりとした目覚めを叶え、夜に行う「おやすみ体操」は、柔軟体操でリラックスした眠りに誘い、疲れをリセットする体操です。それぞれの体操は5つのポーズとストレッチから構成されており、音楽を聴きながら、歯を磨きながらなど、「何かをしながら」行うことができます。美しくなる努力はいつから始めても遅くない!夏樹さんが、40代・50代からでも始めれば、楽しく旅行ができ、好きな服も着られて、自分に自信が持てるはず。20代・30代の方は今からやれば鬼に金棒!(引用:プレスリリースより)と語るように、いつから始めても遅くない、「夏樹メソッド」の秘密が満載の1冊です。【参考】・株式会社主婦の友社 プレスリリース/PR TIMES
2014年10月22日金融政策を巡っては、政府や政党の要人が日銀に圧力をかけるような発言をすることも多く、メディア側も日銀がそれに従うべきだとの論調が目立ちます。この連載で岩本沙弓氏は、「不況は日銀の無策の責任」とする「日銀悪玉論」に疑問を呈する論考を一貫して示してきました。前回の連載第20回でも、「日銀が量的緩和をしただけでは問題の解決にはならない」ということをあらてめて強調しています。こうした岩本氏の見解は、当媒体の読者の方々の関心も高いようで、前回は掲載当日だけでなく、その後も継続的にアクセスを集める結果となっており、またこの事は、日銀の緩和策について読者の方々の注目度が高いことも表しています。前回に続く今回の第21回では、日銀の供給した資金を”間接的”に民間に流すための方法としての「公共事業」について触れるとともに、この方法もとられないようであれば、日銀が緩和をしても資金が海外に流れるだけではないかとの懸念を示しています(マイナビニュース編集部)。前回、日銀が量的緩和をしただけでは、問題の解決にはならない、日銀を問題の隠れ蓑にしてはいけない、というお話をいたしました。今回は前回スペースの関係で書けなかった続きの部分になります。日銀が資金を供給できるのは金融機関に対してのみ、民間には直接資金は渡せないのだ、というのは既に触れた通りです。供給された資金が民間に行き渡るためには金融機関が資金の貸し出しを企業などに行わなければならいわけですが、この流れについては、金融機関から企業に資金がダイレクトに渡るという意味で、「直接的な方法」としましょう。それとは別に実はもう1つ民間に資金を流すのには「間接的な方法」があります。それは金融機関が日本政府の発行する国債を購入することで、その効果が期待されるものです。具体的にいうと、金融機関があり余った資金を使って国債を購入すれば、購入した代金は政府に流れていきます。そうして流れていった資金を使って、政府が公共事業などを民間に発注してくれれば、民間へとお金は流れることになります。政府が間に入りますので、間接的としましたが、昨年は東日本大震災がありました。まだ震災の爪痕が残るような被災地の整備をする事業を民間業者に対して政府が発注すれば、政府から民間へと資金が流れることになります。発注された業者は実際の作業のために労働者を確保する、整備のための資材を購入する、資材搬入のための道路の工事をする、細かい話では労働者の宿泊所や食事の提供などまで考えられますから、波及的に政府から事業者を通じて、その先の民間へとお金が流れていくことになります。「間接的な方法」では日銀からの供給→金融機関による国債の購入→政府による公共事業の発注→民間、という流れができます。これでようやく我々の手元に金融緩和の恩恵が生まれることになるのです。前回も触れた通り、これまでの十数年「直接的な方法」については金融機関による積極的な貸出しが期待できなかったために、民間への資金の流れが遮断されてきました。そうすると、残された方法は「間接的な方法」だったわけですが、こちらも「公共事業=無駄使い」のイメージが浸透したために、そして実際に公共事業が手控えられたために、「間接的な方法」も思うように実施されず、有効ではありませんでした。こうなると、いくら日銀が金融緩和をしても国内には資金が行き渡らないのです。年金として配られたとしても先行き不安で預貯金に回され金融機関に再度戻っていく、あるいは日本は財政破綻をするからなどといって海外投資に手を出し、損をするだけということもあったでしょう。これでは国内に資金は回りません。もちろん、誤解をしてほしくないのですが、無駄な公共事業をどんどんやれと言っているわけではありません。ただ、民間に資金を流す方法には2つしかなく、1つ目の手段が有効でない状況では、日銀の金融緩和の効果を狙うためには2つ目の「間接的な方法」に頼らざるを得ないということです。そして、公共事業にしてもかつてのようないわゆる「箱もの」ではなく、被災地支援はもちろんのこと、震災に遭遇した今は日本にとっては再生エネルギーの開発などが最も求められています。また再生エネルギーを溜めるためには蓄電池が必要となりますから、こうした研究開発が早急に進められることも求められます。このような分野へ積極的に政府が資金を投入することが、日銀の緩和の効果を民間に波及させる効果に繋がります。「直接的な方法」、「間接的な方法」ともに採用しないで金融緩和だけを実施するとどうなるか、それは2000年代の経緯からわかります。当時私自身は外資系の金融機関で短期金融市場での取引もしていました。規模の小さな金融機関ではありましたが、日々、何千億円もの資金が銀行の当座預金に積み上がっていました。金利がほとんど0%で、貸出し先もないわけですから、ひたすらブタ積みされたお金を眺めているだけです。そんなある時、その資金を貸しくれとロンドン支店からの注文がきました。ロンドンで使い切れなければ米国にある本店でも使うから、というのです。金融機関が他の金融機関や企業に貸し出す場合には与信枠といって、貸出し相手として相応しいかどうかの査定が必要となりますが、同じ銀行の本支店間であれば与信枠はありません。極端な話、いくらでも東京支店を通じて海外の支店へと貸出しができてしまうのです。その日から数千億円単位の資金は東京支店から海外の支店、本店へと流れていきました。こんな巨額の円資金をいったい何に使うのだろうと不思議に思い、ロンドンの担当者に問い合わせをしたところ、円資金はロンドン支店から海外のヘッジファンドに貸し出されるということでした。ちょうど住宅バブルが盛り上がっていく時期です。実際に各銀行の現場に行って直接みた訳ではないので、断定することはできませんが、多かれ少なかれ、東京に支店を置いている海外の金融機関はこうした取引を実施していたと考えられます。つまり、本来日銀の金融緩和によって潤うはずの日本国内が潤わず、逆に海外の住宅バブルの温床を作り出してしまったということです。私が現状で金融緩和だけを高らかに叫ぶ声に対して危惧しているのは、緩和をすれば今のままでは日本に回らないだけでなく、海外に流れてしまうのではないか、という点です。欧米も金利を引き下げ、ヘッジファンドが活躍できる状況もかつてとは変わってきてはいるものの、今のままでの日銀が緩和をしても”海外バブル→崩壊”という同じ経緯を辿るだけになるのではないか。その間、日本の一般国民は緩和の恩恵をほとんど受けないだけでなく、バブル崩壊後の悪影響だけをもろに受けてしまいます。バブル崩壊後の影響を免れるためにも、中央銀行の緩和政策とその具体的な資金の流れに関しての誤解をなくし、日銀の供給が直接民間にはできないという部分の認識が浸透する必要があるでしょう。更なる緩和を期待するのではなく、緩和された資金が国内にきちんと回るような政策面での充実を国民は訴える必要があると思われます。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月25日